説明

高安定用とした恒温型の水晶発振器

【課題】恒温型発振器にて一定温度を保つために伝熱構造として熱伝導係数の大きな金属板からなる伝熱板を採用し、熱効率の向上を図るとともに低背化に対応した恒温型発振器を提供する。
【解決手段】水晶片を密閉封入した水晶振動子(振動子用容器)1の底面から複数のリード線1(ab)が延出して回路基板7上に立設した水晶振動子1と、回路基板7上に配置されて水晶振動子1とともに発振回路を構成する発振用素子14と、回路基板7上に配置されて水晶振動子1の動作温度を一定にする温度制御回路を構成する加熱用チップ抵抗4、サーミスタ6及び温度制御素子15とを少なくとも有し、加熱用チップ抵抗4と水晶振動子1の底面との間には伝熱板2を設けてなる恒温型発振器であって、伝熱板2は加熱用チップ抵抗4を嵌入する切欠部2Bを有し、伝熱板2と加熱用チップ抵抗4及び回路基板7との間には放熱シート3が密着した構成とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は加熱用チップ抵抗を用いて高安定用とした恒温型の水晶発振器(以下、恒温型発振器とする)を技術分野とし、特に水晶振動子と加熱用チップ抵抗との間における熱伝導の効率を向上した伝熱板を有する恒温型発振器に関する。
【背景技術】
【0002】
(発明の背景)
恒温型発振器は周波数安定度が要求される、例えば移動体通信用の基地局に適用され、一般には、水晶振動子の動作温度を一定にする恒温槽が採用される。近年では、これらが内蔵される通信機器を含む電子機器の小型化に伴い、恒温型発振器自体の大きさも更なる小型化、特に薄型化が要求されている。
【0003】
(従来技術の一例)
第7図は一従来例(特許文献1参照)を説明する恒温型発振器の断面図である。ここでの恒温型発振器は第1基板7Aと第2基板7Bとを上下に配置した二段構造とする。第1基板7Aと第2基板7Bとはベース10及びカバー9からなる発振器筐体内に密閉封入される。第1基板7Aはベース10を貫通したハーメチック端子(気密端子)8Aによって保持される。第2基板7Bは第1基板7A上の金属ピン8Bによって保持される。
【0004】
第1基板7A上には温度制御回路を形成する温度制御素子15が、第2基板7Bには発振回路を形成する発振用素子14が主として、それぞれ両主面に配置される。そして、第1基板7Aとの第2基板7Bの対向面上には、恒温槽12で覆われた水晶振動子1が配置される。恒温槽12は第2基板7B上に開口面側が固着される。恒温槽12の外周には熱線13が巻回され、外表面には槽内温度を検出するサーミスタ6が設けられる。そして、恒温槽12の閉塞端側は第一基板7Aに配置されたパワートランジスタ5に密着する。
【0005】
このようなものでは、パワートランジスタ5及びサーミスタ6を含む温度制御素子15からなる温度制御回路によって、即ちサーミスタ6の検出温度に基づいてパワートランジスタ5から熱線13への電流を制御することによって、特に周波数温度特性を有する水晶振動子1の動作温度を一定に維持する。通常では、水晶振動子1(ATカット)の動作温度は、3次曲線となる周波数温度特性における高温側の極小値(例えば70℃)に設定される。これにより、周波数変動を0.05ppm程度に維持することが可能となる。
【0006】
第8図はさらに他の従来例(特許文献2参照)を説明する恒温型発振器の図であり、特に巻回作業を要して工数及びコストのかかる熱線13を排除した恒温型発振器の分解組立図である。ここでの恒温槽12は水晶振動子1が一端側から挿入される収容部を有し、空間部を形成する一対の脚部が一主面側に延出する。
【0007】
回路基板7の中央部には例えば3個の加熱用チップ抵抗4が並設され、その間には熱高感度素子であるサーミスタ6及び発振用素子14のうちの電圧可変容量素子14Aが配置される。回路基板7上には熱伝導板としての一対の金属パターン16が平行に形成され、加熱用チップ抵抗4の両端側の電極が電気的に接続して固着される。回路基板7の外周領域にはパワートランジスタ5を含む温度制御素子15が配置される。
【0008】
そして、加熱用チップ抵抗4上に放熱シート3を敷設して、恒温槽12の脚部を金属パターン16上に固着する。これにより、加熱用チップ抵抗4等を恒温槽12の脚部の空間部内に収容する。この場合、放熱シート3は加熱用チップ抵抗4と恒温槽12の脚部が延出する一主面に密着する。なお、回路基板7の両主面にはその他の発振用素子14及び温度制御素子15が配設され、発振器筐体内に収容される。
【0009】
このようなものでは、恒温槽12と加熱用チップ抵抗4の間には放熱シート3が介在して密着するので、恒温槽12と水晶振動子1間の熱結合を高める。また、回路基板7には金属パターン16が設けられ、加熱用チップ抵抗4と恒温槽12との熱的結合を高める。これらにより、加熱用チップ抵抗4から発生する熱が効率よく水晶振動子1に伝達されて熱伝導の効率を向上する。したがって、前述した熱線13を有する恒温槽12を使用することなく、動作温度を一定に維持した恒温型発振器が得られる。
【0010】
また、回路基板7を一枚として発振用素子14及び温度制御素子15を搭載するので、前述の第7図で示した第1基板7Aには温度制御素子を、第2基板7Bには発振用素子14を配設して二段構造とした場合に比較し、薄型化を実現できる。但し、二段構造の場合は発振回路と温度制御回路とを別個にして並列的に形成できるメリットがある。
【特許文献1】特開平1−195706
【特許文献2】特開2005-124129
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
(従来技術の問題点)
しかしながら、上記構成の恒温型発振器では、第7図及び第8図のいずれにしても恒温槽12を基本的に使用するので、小型化、特に薄型化を阻害する問題があった。特に、熱線13を有する恒温槽12(第7図)の場合は、熱線13からは内側だけでなく外側にも熱が放射されることから熱の損失が大きい。また、脚部を有する恒温槽12(第8図)の場合は、脚部を形成するのでその加工費が嵩む。
【0012】
(発明の目的)
本発明は熱伝導の向上を図り、小型化特に薄型化を促進した恒温型発振器の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明の特許請求の範囲(請求項1)に示したように、水晶片を密閉封入した振動子用容器の底面から複数のリード線が延出して回路基板上に立設した水晶振動子と、前記回路基板上に配置されて前記水晶振動子とともに発振回路を構成する発振用素子と、前記回路基板上に配置されて前記水晶振動子の動作温度を一定にする温度制御回路を構成する少なくとも加熱用チップ抵抗及びサーミスタを含む温度制御素子とを有し、前記加熱用チップ抵抗と前記振動子用容器の底面との間には伝熱板を設けてなる恒温型発振器であって、前記伝熱板は前記加熱用チップ抵抗を嵌入する切欠部を有し、前記伝熱板と前記加熱用チップ抵抗及び又は前記伝熱板と前記回路基板との間には放熱体が密着した構成とする。
【発明の効果】
【0014】
このような構成であれば、加熱用チップ抵抗と振動子用容器の底面との間には伝熱板を設けて、水晶振動子(振動子用容器)を収容する従来の恒温槽を排除する。したがって、伝熱板の厚さのみが基本的に付加されるのみなので、恒温型発振器の薄型化を促進できる。また、ここでは、伝熱板に設けた切欠部に加熱用チップ抵抗を嵌入するので、加熱用チップ抵抗の上面及び側面と伝熱板の切欠部とが面対向する。そして、加熱用チップ抵抗と伝熱板の切欠部との間には放熱体が密着するので、加熱用チップ抵抗からの熱が直接的に伝熱板に供給される。さらに切欠部の無い伝熱板内周部と回路基板との間にも放熱体が密着し、加熱用チップ抵抗から回路基板に伝わった熱がこの放熱体から伝熱板に供給される。したがって、加熱用チップ抵抗からの熱が無駄なく伝熱板に供給されて振動子用容器を加熱する。
【0015】
(実施態様、請求項2〜5)
同請求項2では、請求項1の前記切欠部は前記伝熱板の外周部に環状に設けられ、前記加熱用チップ抵抗は複数個が前記切欠部に均等に配置された構成とする。これにより、振動子容器の底面には偏りのない均等な熱が供給され、安定した温度分布を維持できる。
【0016】
同請求項3では、請求項1の前記加熱用チップ抵抗は前記パワートランジスタと電源との間に複数個が並列、直列又は直並列に接続された構成とする。これにより、例えばパワートランジスタに一個の加熱用チップ抵抗を接続した場合に比較し、熱を分散させて振動子容器の底面に対して温度分布の均一化を図れる。
【0017】
同請求項4では、請求項3の前記加熱用チップ抵抗の複数個と前記パワートランジスタとの複数組が、前記回路基板上に配置されている構成とする。これにより、加熱用チップ抵抗の複数とパワートランジスタとの一組の場合よりも、振動子用容器の底面における温度分布の均一化をさらに図れる。
【0018】
同請求項5では、請求項1の前記放熱体は弾性を有するシート状とする。これにより、加熱用チップ抵抗と伝熱板の切欠部及び回路基板と伝熱板底面との密着度を高めて熱伝導性を高める。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
第1図乃至第3図は本発明の一実施形態を説明する恒温型発振器の図で、第1図は組立分解図、第2図は一部断面図、第3図はカバーを除く平面図である。なお、前従来例と同一部分には同番号を付与してその説明は簡略又は省略する。
【0020】
恒温型発振器は、前述したと同様に、水晶振動子1、発振用素子14及び温度制御用素子15が回路基板7上に配置される。そして、従来例の恒温槽12に代わる伝熱板2及び放熱体3を有し、ベース10とカバー9からなる発振器用容器内に密閉封入される。ここでの回路基板7は例えば中央領域を囲んで切り込み11が設けられる。
【0021】
水晶振動子1は例えばTO8型の振動子用容器内に図示しない水晶片を密閉封入して、底面からリード線1(ab)が導出する。そして、回路基板7の切り込み11内の中央領域に立設する。なお、回路基板7はベース10の外部端子となる気密端子8によって保持される。図では、便宜上、上下関係が逆向きになっている。
【0022】
発振用素子14は温度に対して特性変化が大きい熱高感度素子である電圧可変容量素子14Aが切り込み11内の中央領域における中心部に、特性変化の小さい抵抗やコンデンサ等は切り込み11より外周領域に配置される。温度制御素子15は熱源である加熱用チップ抵抗4及びパワートランジスタ5と温度を検出するサーミスタが切り込み11内の中央領域に、それ以外は外周領域に配置される。
【0023】
ここでは、加熱用チップ抵抗4の8個が中央領域内の内周側に、正方形とした環状で均等に配置される。そして、4個のパワートランジスタ5が中央領域内の環状とした各辺の加熱用チップ抵抗4の外側に配置される。この場合、第4図に示したように、パワートランジスタ5と電源Vccとの間に2個ずつの加熱用チップ抵抗4が接続して一組とし、その4組が配置される。そして、サーミスタ6を含む温度制御回路からのパワートランジスタ5に対するベースバイアス電圧によって、加熱用チップ抵抗4への発熱電流が制御される。サーミスタ6は、回路基板7の中央領域における中心部に電圧可変容量素子14Aとともに配置される。
【0024】
伝熱板2は例えば正方形としたアルミ材からなり、中央部に貫通孔2Aを有してL字状とした環状の切欠部2Bが外周を周回する。そして、伝熱板2は回路基板7の中央領域に底面が図示しないネジ等によって固定され、貫通孔2A内に電圧可変容量素子14A及びサーミスタ6を収容する。また、貫通孔2A内には水晶振動子1のリード線1(ab)が挿通し、振動子用容器の底面外周が伝熱板2上に密接する。
【0025】
放熱体3は弾性を有するシート状とした熱伝導性樹脂からなる。ここでは、2枚の放熱シート3(AB)からなり、第1の放熱シート3Aは伝熱板2の周回する切欠部2Bと加熱用チップ抵抗4との間に介在して両者と密着する。この場合、放熱シート3Aの弾性によって加熱用チップ抵抗4が上面から側面にかけて埋設し、上面及び側面と密着する。
【0026】
第2の放熱シート3Bは水晶振動子1のリード線1(ab)が貫通し、伝熱板2の底面と回路基板7との間に介在して両者と密着する。但し、放熱シート3Bの中央は貫通孔を有し、電圧可変容量素子14Aとサーミスタ6とを収容し、シリコン17を充填する。シリコンを貫通孔に充填することで加熱用チップ抵抗4より伝わった回路基板中央部の熱を無駄なく伝熱板に供給することで、振動子を加熱し、熱分布の均一化及び安定化を図る。
【0027】
このような構成であれば、発明の効果の欄でも述べたように、加熱用チップ抵抗4と水晶振動子(振動子用容器)1の底面との間には伝熱板2を設けて、振動子用容器を収容する従来の恒温槽12を排除する。したがって、伝熱板2の厚さのみが基本的に付加されるのみなので、恒温型発振器の薄型化を促進できる。そして、回路基板7、放熱シート3、伝熱板2、水晶振動子1の順で密着させて一体化するので、熱伝導を十分にして恒温型として機能できる。
【0028】
また、ここでは、伝熱板2に設けた切欠部2Bに加熱用チップ抵抗4を嵌入するので、加熱用チップ抵抗4の上面及び側面と伝熱板2の切欠部2Bとが面対向する。そして、加熱用チップ抵抗4と伝熱板2の切欠部2Bとの間には放熱シート3Aが密着するので、加熱用チップ抵抗4からの熱が直接的に伝熱板2に供給される。したがって、加熱用チップ抵抗4からの熱が無駄なく伝熱板2に供給されて振動子用容器を加熱する。
【0029】
また、切欠部2Bは伝熱板2の外周部に環状に設けられ、加熱用チップ抵抗4は複数個が切欠部2Bに均等に配置されるので、振動子容器の底面には偏りのない均等な熱が供給され、安定した温度分布を維持できる。ここでは、加熱用チップ抵抗4はパワートランジスタ5と電源Vccとの間に2個が並列に接続されて、これらの4組が配置される。したがって、パワートランジスタ5に一個の加熱用チップ抵抗を接続した場合よりも、熱を分散できて、振動子用容器の底面における温度分布の均一化を図る。
【0030】
また、放熱体3は弾性を有するシート状とするので、放熱シート3Aは加熱用チップ抵抗4と伝熱板2、放熱シート3Bは回路基板7と伝熱板2との密着度を高めて熱伝導性を高める。また、伝熱板2は板状で熱容量が小さいため起動特性に優れた発振器となる。
【0031】
(他の事項)
伝熱板2の構造として、実装する基板上のスペースがある場合には第5図のように加熱用チップ抵抗4及びパワートランジスタ5の上面及び側面をすべて覆うような凹部を設けた伝熱板2にしても良い。このような構造であれば、前項で説明した伝熱板2に比べて加熱用チップ抵抗4から発生する熱を上面及び側面から受け取ることができるとともに熱源からの熱を逃しにくくなるため、より効率の良い熱伝導が可能となる。
【0032】
また、回路基板7の切込み11は、加熱用チップ抵抗4やパワートランジスタ5の熱源、及びサーミスタ6、電圧可変容量素子14Aの熱高感度素子の配置される中央領域を取り囲んで設けたが、必要に応じてその外周にも設けてその他の発振用素子14及び温度制御素子15を取り囲んで設けてもよい。この場合(第6図参照)、切り込みを二重にすることによって熱を閉じ込めて外周からの放熱を防止して効率を高める。
【0033】
また、放熱体3は水晶振動子1(振動子用容器)の底面と伝熱板2との間に設けて密着させてもよい。この場合、放熱体3はシート状ではなく、熱伝導性の樹脂を塗布して硬化させてもよい。
【0034】
また、加熱チップ抵抗4の配置として実施例では第4図に示した並列接続について記したが、加熱チップ抵抗4を直列又は直並列に接続することでも同様に熱源の分散により振動子用容器の底面における温度分布の均一化を図る。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の第一実施例を説明する恒温型発振器の組立分解図である。
【図2】本発明の第一実施例を説明する恒温型発振器における伝熱板の要部断面図である。
【図3】本発明の第一実施例における回路基板平面図である。
【図4】本発明の一実施例を説明する温度制御回路の一例である。
【図5】本発明の第二実施例を説明する恒温型発振器における伝熱板の要部拡大図である。
【図6】本発明の一実施例を説明する回路基板平面図である。
【図7】従来例を説明する図で恒温型発振器の一部断面図である。
【図8】従来例を説明する恒温型発振器の図で要部の組立分解図である。
【符号の説明】
【0036】
1 水晶振動子、2 伝熱板、3 放熱シート、4 加熱用チップ抵抗、5 パワートランジスタ、6 サーミスタ、7 回路基板、8 金属ピン、9 カバー、10 ベース、11 切り込み、12 恒温槽、13 熱線、14 発振用素子、15 温度制御素子、16 金属パターン、17 シリコン。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
水晶片を密閉封入した振動子用容器の底面から複数のリード線が延出して回路基板上に立設した水晶振動子と、前記回路基板上に配置されて前記水晶振動子とともに発振回路を構成する発振用素子と、前記回路基板上に配置されて前記水晶振動子の動作温度を一定にする温度制御回路を構成する少なくとも加熱用チップ抵抗及びサーミスタを含む温度制御素子とを有し、前記加熱用チップ抵抗と前記振動子用容器の底面との間には伝熱板を設けてなる恒温型発振器であって、
前記伝熱板は前記加熱用チップ抵抗を嵌入する切欠部を有し、前記伝熱板と前記加熱用チップ抵抗及び又は前記伝熱板と前記回路基板との間には放熱体が密着したことを特徴とする水晶発振器
【請求項2】
前記切欠部が前記伝熱板の外周部に環状に設けられ、前記加熱用チップ抵抗が複数個、前記切欠部に均等に配置された請求項1の水晶発振器。
【請求項3】
前記温度制御回路において、前記加熱用チップ抵抗はパワートランジスタと電源との間に複数個が並列、直列又は直並列に接続されている請求項1の水晶発振器。
【請求項4】
前記加熱用チップ抵抗の複数個と前記パワートランジスタとの複数組が、前記回路基板上に配置されている請求項3の水晶発振器。
【請求項5】
前記伝熱板と前記加熱用チップ抵抗との間に配置される前記放熱体が、弾性を有するシート状である請求項1の水晶発振器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2007−110698(P2007−110698A)
【公開日】平成19年4月26日(2007.4.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−250229(P2006−250229)
【出願日】平成18年9月15日(2006.9.15)
【出願人】(000232483)日本電波工業株式会社 (1,148)
【Fターム(参考)】