説明

3環式インドール誘導体およびその使用方法

本発明は、3環式インドール誘導体、少なくとも1つの3環式インドール誘導体を含む組成物、および患者のウイルス感染またはウイルス関連障害を治療または予防するために3環式インドール誘導体を使用する方法に関するものである。式(I)の化合物ならびにその製薬的に許容される塩、溶媒和物、エステルおよびプロドラッグは、患者のウイルス感染を治療または予防するのに有用であり得る。本発明によって、患者に少なくとも1つの3環式インドール誘導体の有効量を投与することを含む、患者のウイルス感染またはウイルス関連障害を治療または予防する方法も提供される。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式:
【化204】

を有する化合物ならびにその製薬的に許容される塩、溶媒和物、エステルおよびプロドラッグ(式中、点線は任意かつ追加の結合を表し、式中:
は、H、アルキル、アルケニル、−アルキレン−OC(O)−アルキル、−アルキレン−アリール、アミノアルキルまたは−アルキレン−ヘテロシクロアルキルであり;
は、H、F、Clまたは−CHであり;
は、フェニル、ナフチル、窒素含有ヘテロシクロアルキル、窒素含有ヘテロシクロアルケニルまたは窒素含有ヘテロアリールであり、そのいずれも3個までの基によって場合により置換されることが可能であり、3個までの基は、同じまたは異なることが可能であり、メチル、t−ブチル、アリル、F、Cl、Br、−CN、−O−CHCH、−S(O)CH、−S(O)CH、−NH、−OH、−CHNH、−C(O)NH、−C(O)NHCH、−C(O)NH−シクロプロピル、ヒドロキシアルキル、−C(O)H、−C(O)CH、−C(O)O−イソプロピル、−C(O)O−t−ブチル、−CHC(O)−t−ブチル、−OCH、−NHCH、−SCH、−C(O)NHCH、−NHC(O)OCH、−NHC(O)O−イソプロピル、−CHN(CH、−OC(O)CH(CH)NHC(O)O−t−ブチル、−OC(O)CH(CH)NH、−C(O)O−t−ブチル、−CHC(O)O−t−ブチル、−OCHCHN(CH、モルホリニル、−CHOC(O)−t−ブチル、−CH(=NOH)、−CH(=NOCH)、−NHC(O)CHN(CHおよび−NHC(O)O−t−ブチルから選択され;ならびに
は、Hまたは−C(O)O−アルキルである)。
【請求項2】
がHまたはアミノアルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
が−CHCHNH、−CHCH(NH)CH、−CHCHCHNH、−CHCHNHCH、−CHCHN(CH、−CHCH(N(CH)CH、または−CHCHCHN(CHである、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
が−CHCHN(CHである、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
がHまたはFである、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
がHまたはFである、請求項2に記載の化合物。
【請求項7】
が窒素含有ヘテロアリールまたは窒素含有ヘテロシクロアルケニルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
が窒素含有ヘテロアリールである、請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
が:
【化205】

である、請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
が窒素含有ヘテロアリールまたは窒素含有ヘテロシクロアルケニルである、請求項6に記載の化合物。
【請求項11】
が窒素含有ヘテロアリールである、請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
が:
【化206】

【化207】

である、請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
がFである、請求項4に記載の化合物。
【請求項14】
が:
【化208】

である、請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
構造
【化209】

【化210】

【化211】

【化212】

【化213】

【化214】

【化215】

【化216】

【化217】

【化218】

【化219】

【化220】

【化221】

【化222】

【化223】

【化224】

【化225】

【化226】

【化227】

【化228】

を有する化合物またはその製薬的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ。
【請求項16】
構造:
【化229】

を有する化合物またはその製薬的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ。
【請求項17】
構造:
【化230】

を有する化合物またはその製薬的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ。
【請求項18】
構造:
【化231】

を有する化合物またはその製薬的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ。
【請求項19】
構造:
【化232】

を有する化合物またはその製薬的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ。
【請求項20】
構造:
【化233】

を有する化合物またはその製薬的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ。
【請求項21】
構造:
【化234】

を有する化合物またはその製薬的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ。
【請求項22】
構造:
【化235】

を有する化合物またはその製薬的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ。
【請求項23】
構造:
【化236】

を有する化合物またはその製薬的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ。
【請求項24】
構造:
【化237】

を有する化合物またはその製薬的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ。
【請求項25】
構造:
【化238】

を有する化合物またはその製薬的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ。
【請求項26】
構造:
【化239】

を有する化合物またはその製薬的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ。
【請求項27】
請求項1に記載の少なくとも1つの化合物またはその製薬的に許容される塩もしくは溶媒和物、および少なくとも1つの製薬的に許容される担体を含む製薬組成物。
【請求項28】
少なくとも1つの追加の抗ウイルス剤をさらに含み、該追加の薬剤が請求項1に記載の化合物ではない、請求項27に記載の製薬組成物。
【請求項29】
前記追加の抗ウイルス剤が:HCVポリメラーゼインヒビター;インターフェロン;RNA複製インヒビター;アンチセンス剤;治療用ワクチン;プロテアーゼインヒビター;抗体療法(モノクローナルまたはポリクローナル);リバビリン;およびRNA依存性ポリメラーゼ関連障害を治療するのに有用な任意の薬剤より選択される、請求項28に記載の製薬組成物。
【請求項30】
前記追加の抗ウイルス剤がRNA依存性ポリメラーゼ関連障害を治療するのに有用な薬剤を含む、請求項29に記載の製薬組成物。
【請求項31】
前記追加の抗ウイルス剤がインターフェロンを含む、請求項29に記載の製薬組成物。
【請求項32】
前記インターフェロンがインターフェロンアルファ−2a、インターフェロンアルファ−2b、インターフェロンアルファコン−1またはペグ化インターフェロンである、請求項31に記載の製薬組成物。
【請求項33】
前記追加の抗ウイルス剤がHCVプロテアーゼインヒビターを含む、請求項29に記載の製薬組成物。
【請求項34】
前記HCVプロテアーゼインヒビターがボセプレビルまたはテラプレビルである、請求項33に記載の製薬組成物。
【請求項35】
前記追加の抗ウイルス剤がHCVポリメラーゼインヒビターを含む、請求項29に記載の製薬組成物。
【請求項36】
前記追加の抗ウイルス剤がウイルス複製インヒビターを含む、請求項29に記載の製薬組成物。
【請求項37】
前記追加の抗ウイルス剤がウイルス侵入インヒビターを含む、請求項29に記載の製薬組成物。
【請求項38】
前記追加の抗ウイルス剤がリバビリンを含む、請求項29に記載の製薬組成物。
【請求項39】
前記追加の抗ウイルス剤がインターフェロンをさらに含む、請求項38に記載の製薬組成物。
【請求項40】
前記追加の抗ウイルス剤がHCVプロテアーゼインヒビターをさらに含む、請求項39に記載の製薬組成物。
【請求項41】
前記追加の抗ウイルス剤がボセプレビルまたはテラプレビルをさらに含む、請求項39に記載の製薬組成物。
【請求項42】
請求項1に記載の少なくとも1つの化合物またはその製薬的に許容される塩もしくは溶媒和物の有効量を患者に投与することを含む、患者のウイルス感染を治療する方法。
【請求項43】
少なくとも1つの追加の抗ウイルス剤を前記患者に投与することをさらに含み、前記追加の薬剤が請求項1に記載の化合物ではなく、投与される量がウイルス感染を治療するのに合わせて有効である、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
前記追加の抗ウイルス剤が:インターフェロン、免疫調節薬、ウイルス複製インヒビター、アンチセンス剤、治療用ワクチン、ウイルスポリメラーゼインヒビター、ヌクレオシドインヒビター、ウイルスプロテアーゼインヒビター、ウイルスヘリカーゼインヒビター、ビリオン産生インヒビター、ウイルス侵入インヒビター、ウイルスアセンブリインヒビター、抗体療法(モノクローナルまたはポリクローナル)、およびRNA依存性ポリメラーゼ関連障害を治療するために有用な任意の薬剤より選択される、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
前記追加の抗ウイルス剤がRNA依存性ポリメラーゼ関連障害を治療するのに有用な薬剤を含む、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
前記追加の抗ウイルス剤がインターフェロンを含む、請求項44に記載の方法。
【請求項47】
前記インターフェロンがインターフェロンアルファ−2a、インターフェロンアルファ−2b、インターフェロンアルファコン−1またはペグ化インターフェロンである、請求項46に記載の方法。
【請求項48】
前記追加の抗ウイルス剤がHCVプロテアーゼインヒビターを含む、請求項44に記載の方法。
【請求項49】
前記HCVプロテアーゼインヒビターがボセプレビルまたはテラプレビルである、請求項48に記載の方法。
【請求項50】
前記追加の抗ウイルス剤がHCVポリメラーゼインヒビターを含む、請求項44に記載の方法。
【請求項51】
前記追加の抗ウイルス剤がウイルス複製インヒビターを含む、請求項44に記載の方法。
【請求項52】
前記追加の抗ウイルス剤がウイルス侵入インヒビターを含む、請求項44に記載の方法。
【請求項53】
前記追加の抗ウイルス剤がリバビリンを含む、請求項44に記載の方法。
【請求項54】
前記追加の抗ウイルス剤がインターフェロンをさらに含む、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
前記追加の抗ウイルス剤がHCVプロテアーゼインヒビターをさらに含む、請求項54に記載の方法。
【請求項56】
前記追加の抗ウイルス剤がボセプレビルまたはテラプレビルをさらに含む、請求項54に記載の方法。
【請求項57】
前記ウイルス感染がHCV感染である、請求項42に記載の方法。

【公表番号】特表2011−524359(P2011−524359A)
【公表日】平成23年9月1日(2011.9.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−513649(P2011−513649)
【出願日】平成21年6月10日(2009.6.10)
【国際出願番号】PCT/US2009/046822
【国際公開番号】WO2009/152200
【国際公開日】平成21年12月17日(2009.12.17)
【出願人】(596129215)シェーリング コーポレイション (785)
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【Fターム(参考)】