説明

AKTプロテインキナーゼ阻害剤としてのヒドロキシル化およびメトキシル化されたシクロペンタ[D]ピリミジン

本発明は、式Iを含む、分割された鏡像異性体、分割されたジアステレオマー、溶媒和物および薬学的に許容されるその塩を含む化合物を提供する。AKTプロテインキナーゼ阻害剤として、癌等の過剰増殖性疾患の治療のためにこの発明の化合物を使用する方法も提供される。一つの態様において、本発明は、哺乳動物におけるAKTプロテインキナーゼの産生を阻害する方法であって、式Iの化合物、または鏡像異性体、溶媒和物、代謝産物、または薬学的に許容されるその塩もしくはプロドラッグを、AKTプロテインキナーゼの産生を阻害するために有効な量でこの哺乳動物に投与するステップを含む方法を提供する。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iの化合物:
【化122】

ならびにその互変異性体、分割された鏡像異性体、分割されたジアステレオマー、溶媒和物、代謝産物および塩[式中、
は、H、Me、Et、ビニル、CF、CHFまたはCHFであり、
はHまたはMeであり、
は、H、Me、EtまたはCFであり、
Aは
【化123】

であり、
Gは1〜4個のR基で場合によって置換されているフェニルまたはハロゲンで場合によって置換されている5〜6員のヘテロアリールであり、
およびRは、独立に、H、OCH、(C〜Cシクロアルキル)−(CH)、(C〜Cシクロアルキル)−(CHCH)、V−(CH0〜1[式中、Vは5〜6員のヘテロアリールである]、W−(CH1〜2[式中、Wは、F、Cl、Br、I、OMe、CFまたはMeで場合によって置換されているフェニルである]、C〜CアルキルもしくはO(C〜Cアルキル)で場合によって置換されているC〜C−シクロアルキル、ヒドロキシ−(C〜C−シクロアルキル)、フルオロ−(C〜C−シクロアルキル)、CH(CH)CH(OH)フェニル、F、OH、C〜Cアルキル、シクロプロピルメチルもしくはC(=O)(C〜Cアルキル)で場合によって置換されている4〜6員の複素環、またはOH、オキソ、O(C〜C−アルキル)、CN、F、NH、NH(C〜C−アルキル)、N(C〜C−アルキル)、シクロプロピル、フェニル、イミダゾリル、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニル、テトラヒドロフラニル、オキセタニルもしくはテトラヒドロピラニルから独立に選択される1個または複数の基で場合によって置換されているC〜C−アルキルであるか、
あるいはRおよびRは、それらが結合した窒素と一緒になって、OH、ハロゲン、オキソ、CF、CHCF、CHCHOH、O(C〜Cアルキル)、C(=O)CH、NH、NHMe、N(Me)、S(O)CH、シクロプロピルメチルおよびC〜Cアルキルから独立に選択される1個または複数の基で場合によって置換されている4〜7員のヘテロシクリル環を形成し、
およびRはHであるか、
あるいはRはHであり、RおよびRは、それらが結合した原子と一緒になって、1個または2個の環窒素原子を有する5〜6員のヘテロシクリル環を形成し、
およびRはHまたはMeであるか、
あるいはRおよびRは、それらが結合した原子と一緒になって、シクロプロピル環を形成し、
は、H、Me、FまたはOHであるか、
あるいはRおよびRは、それらが結合した原子と一緒になって、1個または2個の環窒素原子を有する5〜6員のヘテロシクリル環を形成し、
各Rは、独立に、ハロゲン、C〜C−アルキル、C〜C−シクロアルキル、O−(C〜C−アルキル)、CF、OCF、S(C〜C−アルキル)、CN、OCH−フェニル、CHO−フェニル、NH、NH−(C〜C−アルキル)、N−(C〜C−アルキル)、ピペリジン、ピロリジン、CHF、CHF、OCHF、OCHF、OH、SO(C〜C−アルキル)、C(O)NH、C(O)NH(C〜C−アルキル)およびC(O)N(C〜C−アルキル)であり、
10はHまたはMeであり、
m、nおよびpは、独立に、0または1である]。
【請求項2】
10がHである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
10がメチルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
ORが(S)または(R)配置である、請求項1から3のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項5】
がHである、請求項1から4のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項6】
がメチルである、請求項1から4のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項7】
がHである、請求項1から6のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項8】
がメチルである、請求項1から6のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項9】
が(S)配置である、請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
がメチルである、請求項1から9のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項11】
が(R)配置である、請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
がHである、請求項1から11のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項13】
Gが、F、Cl、Br、I、Me、エチル、イソプロピル、CN、CF、OCF、SMe、OMeおよびOCHPhから独立に選択される1個または複数の基で場合によって置換されているフェニルである、請求項1から12のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項14】
Gが、4−クロロフェニル、2,4−ジクロロフェニル、3−クロロ−4−フルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、4−クロロ−3−フルオロフェニル、3−フルオロ−4−ブロモフェニル、3,4−ジクロロフェニル、4−メトキシフェニル、4−フルオロフェニル、4−ブロモフェニル、4−シアノフェニル、4−トリフルオロメチルフェニル、4−チオメチルフェニルまたは4−メチルフェニルである、請求項1から13のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項15】
Gが、4−ヨードフェニル、4−トリフルオロメトキシフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、4−ブロモ−3−フルオロフェニル、3−フルオロ−4−メトキシフェニル、3−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェニル、3−トリフルオロメトキシ−4−クロロフェニル、3−フルオロ−4−トリフルオロメトキシフェニル、3−トリフルオロメチル−4−クロロフェニル、3−トリフルオロメトキシ−4−フルオロフェニル、3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル、3−クロロ−5−フルオロフェニル、3−ブロモ−4−メトキシフェニル、2−フルオロ−4−クロロフェニル、2−フルオロ−4−ブロモフェニル、2−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェニルまたは3−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニルである、請求項1から13のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項16】
Gが、ハロゲンで場合によって置換されている5〜6員のヘテロアリールである、請求項1から12のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項17】
Gが、ハロゲンで場合によって置換されているチオフェンまたはピリジンである、請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
Gが、構造:
【化124】

から選択される、請求項16または17に記載の化合物。
【請求項19】
およびRが、H、OCH、(C〜Cシクロアルキル)−(CH)、(C〜Cシクロアルキル)−(CHCH)、V−(CH0〜1[式中、Vは、N、OおよびSから独立に選択される1〜2個の環ヘテロ原子を有する5〜6員のヘテロアリールである]、W−(CH1〜2[式中、Wは、F、ClまたはMeで場合によって置換されているフェニルである]、OCHで場合によって置換されているC〜C−シクロアルキル、ヒドロキシ−(C〜C−シクロアルキル)、フルオロ−(C〜C−シクロアルキル)、CH(CH)CH(OH)フェニル、CHもしくはC(=O)CHで場合によって置換されている5〜6員の複素環、またはOH、オキソ、O(C〜C−アルキル)、CN、F、NH、NH(C〜C−アルキル)、N(C〜C−アルキル)、フェニル、イミダゾリル、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニルおよびテトラヒドロピラニルから独立に選択される1個または複数の基で場合によって置換されているC〜C−アルキルから独立に選択される、請求項1から18のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項20】
およびRが、H、メチル、エチル、イソプロピル、イソブチル、tert−ブチル、3−ペンチル、OCH、CHCHOH、CHCHOMe、CHCHCF、CHCH(CH)OH、CHCH(CF)OH、CHCF、CHCHF、CHC(=O)NH、CHC(=O)NH(CH)、CHC(=O)N(CH、CHC(=O)NH(iPr)、CHCHC(=O)NH、CH−シクロプロピル、CH−シクロペンチル、CH−tBu(ネオペンチル)、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、4−メトキシシクロヘキシル、4,4−ジメチルシクロヘキシル、3,3−ジメチルシクロヘキシル、CH−(ピリド−3−イル)、4−ヒドロキシシクロヘキサ−1−イル、CH(CH)CH(OH)フェニル、CH(フェニル)CHOH、CH(テトラヒドロピラニル)CHOH、CHCHCH(イミダゾリル)、CHCH(モルホリニル)、CH(テトラヒドロピラニル)、CHCH(テトラヒドロピラニル)、ピロリジニル、ピペリジニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロフラニル、
【化125】

から独立に選択される、請求項19に記載の化合物。
【請求項21】
およびRが、それらが結合した窒素と一緒になって、4〜7員のヘテロシクリル環を形成し、前記ヘテロシクリル環は、OH、ハロゲン、オキソ、CF、CHCF、CHCHOH、OCH、C(=O)CH、NH、NHMe、N(Me)、S(O)CHおよび(C〜C)アルキルから独立に選択される1個または複数の基で場合によって置換されている、請求項1から18のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項22】
NRが構造:
【化126】

から選択される、請求項21に記載の化合物。
【請求項23】
およびRが、それらが結合した原子と一緒になって、1個または2個の環窒素原子を有する5〜6員のヘテロシクリル環を形成する、請求項1から18のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項24】
がHである、請求項23に記載の化合物。
【請求項25】
がHであり、RおよびRが、それらが結合した原子と一緒になって、1個または2個の環窒素原子を有する5〜6員のヘテロシクリル環を形成する、請求項1から18のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項26】
がHである、請求項25に記載の化合物。
【請求項27】
mが1であり、nが0であり、pが0であり、Aが式:
【化127】

で表される、請求項1から18のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項28】
Aが配置:
【化128】

を有する、請求項27に記載の化合物。
【請求項29】
がHまたはOHである、請求項27または28に記載の化合物。
【請求項30】
がHである、請求項29に記載の化合物。
【請求項31】
およびRがHである、請求項27から30のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項32】
およびRが、独立に、H、メチル、エチル、イソプロピル、イソブチル、tert−ブチル、3−ペンチル、CH(イソプロピル)、CHCHOH、CHCHCHOH、CH(CHCHOH)、CHCHOMe、CH(CHCHOMe)、CHCHCHOMe、CHCN、CH−シクロプロピル、CH−シクロブチル、CH−tBu、シクロペンチル、シクロヘキシル、CH−フェニル、CH−(ピリド−2−イル)、CH−(ピリド−3−イル)、CH−(ピリド−4−イル)、4−ヒドロキシシクロヘキサ−1−イルまたはCH(CH)CH(OH)フェニルであるか、
あるいはRおよびRが、それらが結合した窒素と一緒になって、F、OHおよびMeから独立に選択される1個または複数の基で場合によって置換されている、ピロリジニル、ピペリジニル、アゼチジニル、モルホリニル、またはピペリジニル環を形成する、
請求項27から31のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項33】
またはRが、独立に、CHCF、CHCHF、CH−シクロペンチル、4−メトキシシクロヘキシル、4,4−ジメチルシクロヘキシル、3,3−ジメチルシクロヘキシル、ピロリジニル、ピペリジニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロフラニル、
【化129】

であってよい、請求項27から31のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項34】
NRが、NH、NHMe、NHEt、NHPr、NHiPr、NHtBu、NH(CH−tBu)、NH(CH−シクロプロピル)、NH(CH−シクロブチル)、NH(シクロペンチル)、NH(CH−ピリジル)、NH(シクロヘキシル)、NH(3−ペンチル)、NHCH(イソプロピル)、NH(CHCHOH)、NH(CHCHCHOH)、NH(CHCHOMe)、NH(CHCHCHOMe)、NH(CHCN)、NMe、NMeEt、NMePr、NMe(iPr)、NMe(CH−シクロプロピル)、NMe(CH−シクロブチル)、NMe(CHCHOH)、NMe(CHCHCHOH)、NMe(CHCHOMe)、NMe(CHCHCHOMe)、NEt、NEtPr、NEt(iPr)、NEt(CH−シクロプロピル)、NEt(CH−シクロブチル)、NEt(CHCHOH)、NEt(CHCHCHOH)、
【化130】

である、請求項27から32のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項35】
NRが構造:
【化131】

から選択される、請求項27から32のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項36】
およびRが、それらが結合した窒素と一緒になって、4〜6員のヘテロシクリル環を形成し、前記ヘテロシクリル環は、OH、ハロゲン、オキソ、CF、CHCF、CHCHOH、OCH、C(=O)CH、NH、NHMe、N(Me)、S(O)CHおよび(C〜C)アルキルから独立に選択される1個または複数の基で場合によって置換されている、請求項27から31のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項37】
NRが構造:
【化132】

を有する、請求項36に記載の化合物。
【請求項38】
Aが
【化133】

【化134】

から選択される、請求項27に記載の化合物。
【請求項39】
Aが
【化135】

【化136】

【化137】

【化138】

【化139】

【化140】

【化141】

から選択される、請求項27に記載の化合物。
【請求項40】
Aが
【化142】

から選択される、請求項27に記載の化合物。
【請求項41】
mが1であり、nが1であり、pが0であり、Aが式:
【化143】

で表される、請求項1から18のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項42】
Aが配置:
【化144】

を有する、請求項41に記載の化合物。
【請求項43】
がHである、請求項41または42に記載の化合物。
【請求項44】
およびRがメチルである、請求項41から43のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項45】
およびRがHである、請求項41から43のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項46】
およびRが、それらが結合した原子と一緒になって、シクロプロピル環を形成する、請求項41から43のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項47】
およびRが、独立に、H、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、CH−シクロプロピルまたはCH−シクロブチルであるか、
あるいはRおよびRが、それらが結合した窒素と一緒になって、ピペリジニル、ピロリジニルまたはアゼチジニル環を形成するか、
あるいはRおよびRが、それらが結合した原子と一緒になって、ピペリジニルまたはピロリジニル環を形成する、
請求項41から46のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項48】
またはRが、独立に、イソブチル、テトラヒドロピラニル、CH(フェニル)CHOH、CH(テトラヒドロピラニル)CHOH、シクロヘキシル、CHCHOH、CHCHOCH、CHCH(CH)OH、CHCH(CF)OH、CHC(=O)N(CH、CHC(=O)NH、CHCHCH(イミダゾリル)または
【化145】

であってよい、請求項41から46のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項49】
NRが、NH、NHMe、NHEt、NHPr、NH(iPr)、NH(CH−シクロプロピル)、NH(CH−シクロブチル)、NMe、NMeEt、NMePr、NMe(iPr)、NEt、NEtPrまたはNEt(iPr)である、請求項41から47のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項50】
NRが、NH(イソブチル)、NH(CHCHOH)、NH(CHCHOCH)、NH(CHC(=O)N(CH)、NH(CHCH(CH)OH)、NH(シクロヘキシル)、NH(テトラヒドロピラニル)、NH(CH(フェニル)CHOH)、NH(CH(テトラヒドロピラニル)CHOH)、NMe(CHCHOMe)、NH(CHC(=O)NH)、NH(CHCHCH(イミダゾリル))または
【化146】

である、請求項41から46または48のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項51】
NRが構造:
【化147】

から選択される、請求項41から47のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項52】
NRが構造:
【化148】

から選択される、請求項41から46または48のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項53】
およびRがHである、請求項41から47のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項54】
Aが
【化149】

【化150】

から選択される、請求項41に記載の化合物。
【請求項55】
Aが
【化151】

【化152】

から選択される、請求項41に記載の化合物。
【請求項56】
mが1であり、nが0であり、pが1であり、Aが式:
【化153】

で表される、請求項1から18のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項57】
Aが配置:
【化154】

を有する、請求項56に記載の化合物。
【請求項58】
がHである、請求項56または57に記載の化合物。
【請求項59】
およびRがHである、請求項56から58のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項60】
およびRが、それらが結合した原子と一緒になって、シクロプロピル環を形成する、請求項56から58のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項61】
およびRが、独立に、H、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、t−ブチル、CH−シクロプロピルまたはCH−シクロブチルである、請求項56から60のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項62】
NRが、NH、NHMe、NHEt、NHPr、NH(iPr)、NHtBu、NH(CH−シクロプロピル)またはNH(CH−シクロブチル)である、請求項56から61のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項63】
NRがNHである、請求項62に記載の化合物。
【請求項64】
Aが構造:
【化155】

から選択される、請求項56に記載の化合物。
【請求項65】
およびRがHであり、RおよびRが、それらが結合した原子と一緒になって、5員のヘテロシクリル環を形成する、請求項56に記載の化合物。
【請求項66】
およびRが、それらが結合した原子と一緒になって、ピロリジニル環を形成する、請求項65に記載の化合物。
【請求項67】
Aが
【化156】

から選択される、請求項66に記載の化合物。
【請求項68】
mが0であり、nが0であり、pが1であり、RおよびRがHであり、Aが式:
【化157】

で表される、請求項1から18のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項69】
Aが配置:
【化158】

を有する、請求項68に記載の化合物。
【請求項70】
がHである、請求項68または69に記載の化合物。
【請求項71】
およびRが、独立に、HまたはMeである、請求項68から70のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項72】
またはRが、メチル、iPr、ピペリジニル、テトラヒドロフラニル、CHCHCF、CHCH(モルホリニル)、CH(テトラヒドロピラニル)、CHCH(テトラヒドロピラニル)、CHC(=O)NH(iPr)、CHC(=O)N(Me)または
【化159】

であってよい、請求項68から70のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項73】
Aが
【化160】

から選択される、請求項68に記載の化合物。
【請求項74】
Aが
【化161】

【化162】

から選択される、請求項68に記載の化合物。
【請求項75】
式Iの化合物:
【化163】

ならびにその互変異性体、分割された鏡像異性体、分割されたジアステレオマー、溶媒和物、代謝産物および塩[式中、
は、H、Me、Et、CF、CHFまたはCHFであり、
はHまたはMeであり、
は、H、Me、EtまたはCFであり、
Aは
【化164】

であり、
Gは1〜4個のR基で場合によって置換されているフェニルであり、
およびRは、独立に、H、(C〜Cシクロアルキル)−(CH)、(C〜Cシクロアルキル)−(CHCH)、V−(CH0〜1[式中、Vは5〜6員のヘテロアリールである]、W−(CH1〜2[式中、Wは、F、ClまたはMeで場合によって置換されているフェニルである]、C〜C−シクロアルキル、ヒドロキシ−(C〜C−シクロアルキル)、フルオロ−(C〜C−シクロアルキル)、CH(CH)CH(OH)フェニル、またはOH、O(C〜C−アルキル)、CN、F、NH、NH(C〜C−アルキル)、N(C〜C−アルキル)、ピペリジニルおよびピロリジニルから独立に選択される1個もしくは複数の基で場合によって置換されているC〜C−アルキルであるか、
あるいはRおよびRは、それらが結合した窒素と一緒になって、OH、ハロゲン、オキソ、CF、CHCFおよび(C〜C)アルキルから独立に選択される1個または複数の基で場合によって置換されている4〜6員のヘテロシクリル環を形成し、
およびRはHであるか、
あるいはRはHであり、RおよびRは、それらが結合した原子と一緒になって、1個または2個の環窒素原子を有する5〜6員のヘテロシクリル環を形成し、
およびRはHまたはMeであり、
は、H、MeまたはOHであるか、
あるいはRおよびRは、それらが結合した原子と一緒になって、1個または2個の環窒素原子を有する5〜6員のヘテロシクリル環を形成し、
各Rは、独立に、ハロゲン、C〜C−アルキル、C〜C−シクロアルキル、O−(C〜C−アルキル)、CF、OCF、S(C〜C−アルキル)、CN、CHO−フェニル、NH、NH−(C〜C−アルキル)、N−(C〜C−アルキル)、ピペリジン、ピロリジン、CHF、CHF、OCHF、OCHF、OH、SO(C〜C−アルキル)、C(O)NH、C(O)NH(C〜C−アルキル)およびC(O)N(C〜C−アルキル)であり、
10はHまたはMeであり、
m、nおよびpは、独立に、0または1である]。
【請求項76】
請求項1で定義され、実施例1から324で命名された通りの式Iの化合物。
【請求項77】
請求項1から76のいずれか一項に記載の化合物を含む医薬組成物。
【請求項78】
哺乳動物におけるAKT媒介性疾患または障害を治療する方法であって、治療有効量の請求項1から76のいずれか一項に記載の化合物を前記哺乳動物に投与するステップを含む方法。
【請求項79】
前記疾患または障害が、炎症性、過剰増殖性、心臓血管、神経変性、婦人科もしくは皮膚科疾患または障害である、請求項76に記載の方法。
【請求項80】
哺乳動物におけるAKTプロテインキナーゼの産生を阻害する方法であって、有効量の請求項1から76のいずれか一項に記載の化合物を前記哺乳動物に投与するステップを含む方法。
【請求項81】
哺乳動物におけるAKTプロテインキナーゼの活性を阻害する方法であって、前記キナーゼを請求項1から76のいずれか一項に記載の化合物と接触させるステップを含む方法。
【請求項82】
AKTプロテインキナーゼ媒介性状態の治療における薬剤としての使用のための、請求項1から76のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項83】
治療用の薬剤の製造における、請求項1から76のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項84】
AKTプロテインキナーゼ媒介性状態を治療するためのキットであって、
a)請求項1から76のいずれか一項に記載の化合物を含む第1の医薬組成物と、
b)場合によって使用説明書と
を含むキット。
【請求項85】
請求項1または76に記載の化合物を調製する方法であって、
式:
【化165】

を有する化合物を、
式:
【化166】

を有する化合物と反応させるステップを含む方法。

【公表番号】特表2009−542723(P2009−542723A)
【公表日】平成21年12月3日(2009.12.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−518636(P2009−518636)
【出願日】平成19年7月5日(2007.7.5)
【国際出願番号】PCT/US2007/072885
【国際公開番号】WO2008/006040
【国際公開日】平成20年1月10日(2008.1.10)
【出願人】(504344509)アレイ バイオファーマ、インコーポレイテッド (87)
【出願人】(596168317)ジェネンテック・インコーポレーテッド (372)
【氏名又は名称原語表記】GENENTECH,INC.
【Fターム(参考)】