説明

C5修飾ピリミジンを含むオリゴヌクレオチド

本発明の一態様は、少なくとも一つのリガンドを含む二本鎖オリゴヌクレオチドに関する。一部の実施形態では、リガンドは、二本鎖オリゴヌクレオチドを構成する二本のオリゴヌクレオチド鎖のうち一方だけに結合している。一部の実施形態では、二本鎖オリゴヌクレオチドのオリゴヌクレオチドの両方が独立して、結合リガンドを含む。一部の実施形態では、オリゴヌクレオチド鎖は少なくとも一つの修飾糖部分を含む。一部の実施形態では、オリゴヌクレオチドの鎖の一方または両方の中のリン酸結合が、ホスホロチオエートまたはホスホロジチオエート結合で置換されている。好ましい一実施形態では、リガンドは、コレステロールまたは5β−コラン酸である。本発明の別の一態様は、少なくとも一つのリガンドを含む一本鎖オリゴヌクレオチドに関する。一部の実施形態では、オリゴヌクレオチドは少なくとも一つの修飾糖部分を含む。一部の実施形態では、オリゴヌクレオチドのリン酸結合は、ホスホロチオエートまたはホスホロジチオエート結合で置換されている。好ましい一実施形態では、リガンドは、コレステロールまたは5β−コラン酸である。リガンドは、オリゴヌクレオチドの薬物動態学的特性を改善する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記の化学式Iで表される一本鎖オリゴヌクレオチド。
【化1】

(Xは、H、−P(O)(OM)、−P(O)(OM)−O−P(O)(OM)、−P(O)(Oアルキル)、または−P(O)(Oアルキル)−O−P(O)(Oアルキル)であり;
Mはそれぞれ独立して、アルカリ金属または総電荷+1の遷移金属を表し;
nは16、17、18、19、20、21、22、23または24であり;
、R、およびRはそれぞれ独立して、H、OH、F、−Oアルキル、−Oアリル、−O(C(ROR、−O(C(RSR、−O(C(RN(R、−O(C(RC(O)N(R、−N(R、−S(C〜C)アルキル、−O(C(R)vO(C〜C)アルキル、−O(C(RS(C〜C)アルキル、−O(C(RO(C(RN((C〜C)アルキル)、または−O(C(RON((C〜C)アルキル)を表し;
はそれぞれ独立して、
【化2】

を表し;
はそれぞれ独立して、OまたはSを表し;
はそれぞれ独立して、−OH、−OM、−Oアルキル、−Oアリール、−Oアラルキル、−SH、SM、−Sアルキル、−Sアリール、−Sアラルキル、−N(R)R、−(C(RN(R、−N(R)(C(RN(R、またはアルキルを表し;
およびRはHまたはアルキルであり;またはRおよびRは全体として3、4、5、6または7員環を成し;
はそれぞれ独立して、H、アルキルまたはNHCHCH=CHを表し;
はそれぞれ独立して、Hまたはアルキルを表し;
はそれぞれ独立して、
【化3】

を表し;
はそれぞれ独立して、
【化4】

を表し;
はそれぞれ独立して、結合、アルキルジラジカル、ヘテロアルキルジラジカル、アルケニルジラジカル、アミノアルキルジラジカル、アルキニルジラジカル、アルキルアルキニルジラジカル、チオエーテル、−C(O)−、−S(O)−、−S(O)−、BC(R)、BC(R)(B、BC(B、BN(R)(B)、BN(Bを表し、または式:
【化5】

を有し、
はそれぞれ独立して、AとAの間の結合を表し;
はそれぞれ独立して、AとAの間の結合を表し;
Rはそれぞれ独立して、水素またはアルキルを表し;
mはそれぞれ独立して、1、2、3、4、5、6、7または8を表し;
はそれぞれ独立して、0、1、2、3、4、5、6、7または8を表し;
vはそれぞれ独立して、1、2、3または4を表し;
wは原子価則に従ってそれぞれ独立して、1、2または3を表し;
ただしAが少なくとも1回出現することを条件とし;および
はそれぞれ独立して、化合物C、化合物C、化合物D、化合物D'、あるいは、ステロイド、胆汁酸、脂質、葉酸、ピリドキサール、B12、リボフラビン、ビオチン、芳香族化合物、多環式化合物、クラウンエーテル、インターカレーター、切断分子、タンパク質結合剤、糖質、または必要に応じて置換された飽和5員環の、ラジカルを表し;
化合物Cは:
【化6】

で表され、
化合物C’は:
【化7】

で表され、
CおよびC’について、
25はそれぞれ独立して、H、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、アルコキシル、チオアルキル、アジド、−N(R27、−CO 27、−COR27、−OC(O)R27、アルキル、アルケニル、アリールまたはアラルキルを表し;
26はそれぞれ独立して、アルキル、アルケニル、アリールまたはアラルキルを表し;
27はそれぞれ独立して、H、アルキル、アルケニル、アリールまたはアラルキルを表し;
28はそれぞれ独立して、−OC(O)R27、−N(R27)C(O)R27、−N(R27、− CO 27、−COR27、アルキル、アルケニル、アリールまたはアラルキルを表し;および
pはそれぞれ独立して1、2、3、4、5、6または7を表し;
化合物Dは:
【化8】

で表され、
化合物D'は:
【化9】

で表され、
DおよびD'について、
29はそれぞれ独立して、H、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、アルコキシル、チオアルキル、アジド、−N(R30、−CO30、−COR30、−OC(O)R30、アルキル、アルケニル、アリールまたはアラルキルを表し;
30はそれぞれ独立して、H、アルキル、アルケニル、アリールまたはアラルキルを表し;
31はそれぞれ独立して、アルキル、アルケニル、アリールまたはアラルキルを表し;
tはそれぞれ独立して、1、2、3、4、5、6または7を表す。)
【請求項2】
nが18、19、20、21または22であることを特徴とする請求項1記載の一本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項3】
nが20であることを特徴とする請求項1の一本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項4】
が少なくとも2回出現することをを特徴とする請求項1記載の一本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項5】
が少なくとも5回出現することを特徴とする請求項1記載の一本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項6】
が少なくとも10回出現することを特徴とする請求項1記載の一本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項7】
がそれぞれ独立して、化合物C、化合物D、あるいは、コレステロール、5β−コラン酸、プロゲステロン、アルドステロン、デヒドロアルドステロン、イソアンドロステロン、エステロン、エストラジオール、エルゴステロール、デヒドロエルゴステロール、ラノステロール、4−コレステン−3−オン、ググルステロン、テストステロン、ノルテストステロン、フォルメスタン、ヒドロキシエクジソン、ケトエストリオール、コルチコステロン、ジエネストロール、ジヒドロキシプレグナノン、プレグナノン、コポルンモン、エキレニン、エキリン、エストリオール、エチニルエストラジオール、メストラノール、モキセストロール、ミタトリエンジオール、キネストラジオール、キネストロール、ヘルボル酸、プロトスタジエン、フシジン酸、シクロアルテノール、トリカロール、ククルビタニンセドレロン、ユーフォル、ダマレンジオール、パーケオール、デキサメタゾン、メチルプレドニゾロン、プレドニゾロン、ヒドロコルチゾン、パラメタゾン、ベタメタゾン、コルチゾン、フルオシノニド、フルオロメトロン、ハルシノニド、ブデソニド、またはそれら化合物の任意の1つがヒドロキシル、ハロゲン、アミノ、アルキルアミノ、アルキル、カルボン酸、エステル、アミド、カルボニル、アルコキシルもしくはシアノの一つ以上でさらに置換されたもの、のラジカルを表すことを特徴とする請求項1記載の一本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項8】
がそれぞれ独立して、コレステロールまたは5β−コラン酸のラジカルを表すことを特徴とする請求項1記載の一本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項9】
がそれぞれ独立して、
【化10】

を表し;
20はそれぞれ独立して、ヒドロキシル、アミノ、ハロゲン、アルコキシル、アルキル、アミノアルキル、アジド、カルボニル、アシルまたはアシルオキシを表し;Zはそれぞれ独立して、O、SまたはNRを表し;およびyは原子価則に従ってそれぞれ独立して、1、2、3、4、5または6を表すことを特徴とする請求項1記載の一本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項10】
がそれぞれ独立して、コール酸、デオキシコール酸、タウロコール酸、グリココール酸、グリコデオキシコール酸、タウロデオキシコール酸、ウルソデオキシコール酸またはケノデオキシコール酸のラジカルを表すことを特徴とする請求項1記載の一本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項11】
がそれぞれ独立して、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキジン酸、パルミトレイン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸、トリアシルグリセロール、ホスホアシルグリセロール、スフィンゴ脂質、モノテルペン、セスキテルペン、ジテルペン、セスタテルペン、トリテルペンまたはテトラテルペンのラジカルを表すことを特徴とする請求項1記載の一本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項12】
がそれぞれ独立して、必要に応じて置換されたフェニル、ナフチル、アントラセニル、フェナントレニル、ピレニル、ピリジニル、キノリニル、アクリジニル、フェナトリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、キノキサリニル、キナゾリニル、1,7−フェナントロリニル、インドリル、チアナフテニル、ベンズオキサゾリル、ベンゾフラニル、1,2−ベンズイソキサゾリル、ベンズイミダゾリル、ピロリル、チオフェニル、イソキサゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、テトラゾリルまたはフラニルを表すことを特徴とする請求項1記載の一本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項13】
がそれぞれ独立して、エリトロース、トレオース、リボース、アラビノース、キシロース、リキソース、アロース、アルトロース、グルコース、マンノース、グロース、イドース、ガラクトースまたはタロース;あるいは、それらのいずれかの間の1,4グリコシド結合によって形成された二糖または三糖;のラジカルを表すことを特徴とする請求項1記載の一本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項14】
がヘキソースまたはペントースであることを特徴とする請求項1記載の一本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項15】
が、
【化11】

で表され;
40がそれぞれ独立して、H、アルキル、アリール、アラルキル、−C(O)アルキル、−C(O)アリール、−C(O)アラルキルまたはSi(アルキル)を表すことを特徴とする請求項1記載の一本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項16】
が、
【化12】

であることを特徴とする請求項1記載の一本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項17】
が、
【化13】

であり;および
が、
【化14】

であることを特徴とする請求項1記載の一本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項18】
が、必要に応じて置換されたシクロペンタン、ピロリジン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロチオフェンまたは1,1−ジフルオロシクロペンタンであることを特徴とする請求項1記載の一本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項19】
が化合物Cであることを特徴とする請求項1記載の一本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項20】
が、
【化15】

であることを特徴とする請求項1記載の一本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項21】
が化合物Dであることを特徴とする請求項1記載の一本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項22】
が、
【化16】

であることを特徴とする請求項1記載の一本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項23】
が多環式化合物のラジカルであることを特徴とする請求項1記載の一本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項24】
が、
【化17】

であり、
32はそれぞれ独立して、H、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、アルコキシル、チオアルキル、アジド、−N(R34、− CO 34、−COR34、−OC(O)R34、アルキル、アルケニル、アリールまたはアラルキルを表し;R33は、アルキル、アルケニル、アリール、ハロゲンまたはアルコキシルで必要に応じて置換されたアリールであり;およびR34はそれぞれ独立して、H、アルキル、アリールまたはアラルキルを表すことを特徴とする請求項1記載の一本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項25】
が、
【化18】

であることを特徴とする請求項1記載の一本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項26】
が、
【化19】

であり、
が、
【化20】

であることを特徴とする請求項1記載の一本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項27】
がそれぞれ独立して、H、OH、Fまたは−Oアルキルを表すことを特徴とする請求項1記載の一本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項28】
がそれぞれ独立して、H、OH、F、−OCH、−O(CHOR、−O(CHSR、−O(CHN(R、−OCHC(O)N(H)CH、−NH、−N(CH、−N(H)CH、−SCH、−O(CHOCH、−O(CHSCH、−O(CHO(CHN(CHまたは−O(CHON(CHを表すことを特徴とする請求項1記載の一本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項29】
がそれぞれ独立して、−NH、−N(H)CHまたは−N(CHを表すことを特徴とする請求項1記載の一本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項30】
がそれぞれ独立して、H、OH、F、−OCH、−O(CHOR、−O(CHSR、−O(CHN(R、−OCHC(O)N(H)CH、−NH、−N(CHs)、−N(H)CH、−SCH、−O(CHOCH、−O(CHSCH、−O(CHO(CHN(CHまたは−O(CHON(CHを表すことを特徴とする請求項1記載の一本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項31】
がそれぞれ独立して、−NH、−N(H)CHまたは−N(CHを表すことを特徴とする請求項1記載の一本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項32】
およびRがそれぞれ独立して、−NH、−N(H)CHまたは−N(CHを表すことを特徴とする請求項1記載の一本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項33】
がそれぞれ独立して、−OH、−OM、−Oアルキル、−Oアリール、−Oアラルキル、−SH、−SM、−Sアルキル、−Sアリール、−Sアラルキル、−N(R)R、−(C(RN(R、−N(R)(C(RN(Rまたはメチルを表すことを特徴とする請求項1記載の一本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項34】
がそれぞれ独立して、−OH、−OM、−Oアルキル、−Oアリールまたは−Oアラルキルを表すことを特徴とする請求項1記載の一本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項35】
がそれぞれ独立して、
【化21】

を表すことを特徴とする請求項1記載の一本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項36】
がそれぞれ独立して、
【化22】

を表すことを特徴とする請求項1記載の一本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項37】
がそれぞれ独立して、
【化23】

を表し、および
がステロイドであることを特徴とする請求項1記載の一本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項38】
がそれぞれ独立して、
【化24】

を表し、および
がそれぞれ独立して、
【化25】

を表し、
20はそれぞれ独立して、ヒドロキシル、アミノ、ハロゲン、アルコキシル、アルキル、アミノアルキル、アジド、カルボニル、アシルまたはアシルオキシを表し;Zはそれぞれ独立して、O、SまたはNRを表し;およびyは原子価則に従ってそれぞれ独立して、1、2、3、4、5または6を表すことを特徴とする請求項1記載の一本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項39】
第一鎖および第二鎖を含み、該第一鎖および第二鎖が独立して下記の化学式IIで表されることを特徴とする二本鎖オリゴヌクレオチド。
【化26】

(Xは、H、−P(O)(OM)、−P(O)(OM)−O−P(O)(OM)、−P(O)(Oアルキル)、または−P(O)(Oアルキル)−O−P(O)(Oアルキル)であり;
Mはそれぞれ独立して、アルカリ金属または総電荷+1の遷移金属を表し;
nは16、17、18、19、20、21、22、23または24であり;
、R、およびRはそれぞれ独立して、H、OH、F、−Oアルキル、−Oアリル、−O(C(ROR、−O(C(RSR、−O(C(RN(R、−O(C(RC(O)N(R、−N(R、−S(d−C6)アルキル、−O(C(RO(C〜C)アルキル、−O(C(RS(C〜C)アルキル、−O(C(RO(C(RN((C〜C)アルキル)または−O(C(RON((C〜C)アルキル)を表し;
はそれぞれ独立して、
【化27】

を表し;
はそれぞれ独立して、OまたはSを表し;
はそれぞれ独立して、−OH、−OM、−Oアルキル、−Oアリール、−Oアラルキル、−SH、SM、−Sアルキル、−Sアリール、−Sアラルキル、−N(R)R、−(C(RN(R、−N(R)(C(RN(Rまたはアルキルを表し;
およびRはHまたはアルキルであり;またはRおよびRは全体として3、4、5、6または7員環を成し;
はそれぞれ独立して、H、アルキルまたは−NHCHCH=CHを表し;
はそれぞれ独立して、Hまたはアルキルを表し;
はそれぞれ独立して、
【化28】

を表し;
はそれぞれ独立して、
【化29】

を表し;
はそれぞれ独立して、結合、アルキルジラジカル、ヘテロアルキルジラジカル、アルケニルジラジカル、アミノアルキルジラジカル、アルキニルジラジカル、アルキルアルキニルジラジカル、チオエーテル、−C(O)−、−S(O)−、−S(O)−、BC(R)、BC(R)(B、BC(B、BN(R)(B)、BN(Bを表し、または式:
【化30】

を有し、
はそれぞれ独立して、AとAの間の結合を表し;
はそれぞれ独立して、AとAの間の結合を表し;
Rはそれぞれ独立して、水素またはアルキルを表し;
mはそれぞれ独立して、1、2、3、4、5、6、7または8を表し;
はそれぞれ独立して、0、1、2、3、4、5、6、7または8を表し;
vはそれぞれ独立して、1、2、3または4を表し;
wは原子価則に従ってそれぞれ独立して、1、2または3を表し;
ただしAが少なくとも1回出現することを条件とし;および
はそれぞれ独立して、化合物C、化合物D、あるいは、ステロイド、胆汁酸、脂質、葉酸、ピリドキサール、B12、リボフラビン、ビオチン、芳香族化合物、多環式化合物、クラウンエーテル、インターカレーター、切断分子、タンパク質結合剤、糖質、または必要に応じて置換された飽和5員環の、ラジカルを表し;
化合物Cは:
【化31】

で表され、および
化合物C’は:
【化32】

で表され、
CおよびC’について、
25はそれぞれ独立して、H、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、アルコキシル、チオアルキル、アジド、−N(R27、−CO27、−COR27、−OC(O)R27、アルキル、アルケニル、アリールまたはアラルキルを表し;
26はそれぞれ独立して、アルキル、アルケニル、アリールまたはアラルキルを表し;
27はそれぞれ独立して、H、アルキル、アルケニル、アリールまたはアラルキルを表し;
28はそれぞれ独立して、−OC(O)R27、−N(R27)C(O)R27、−N(R27、−CO27、−COR27、アルキル、アルケニル、アリールまたはアラルキルを表し;および
pはそれぞれ独立して、1、2、3、4、5、6または7を表し;および
化合物Dは:
【化33】

で表され、および
化合物D'は:
【化34】

で表され、
DおよびD'について
29はそれぞれ独立して、H、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、アルコキシル、チオアルキル、アジド、−N(R30、−CO30、−COR30、−OC(O)R30、アルキル、アルケニル、アリールまたはアラルキルを表し;
30はそれぞれ独立して、H、アルキル、アルケニル、アリールまたはアラルキルを表し;
31はそれぞれ独立して、アルキル、アルケニル、アリールまたはアラルキルを表し;および
tはそれぞれ独立して、1、2、3、4、5、6または7を表す。)
【請求項40】
nが18、19、20、21または22であることを特徴とする請求項39記載の二本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項41】
nが20であることを特徴とする請求項39記載の二本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項42】
nが20であり、かつ、第一鎖および第二鎖に2つのハイブリダイズしていないヌクレオチドが存在するように第一鎖および第二鎖がハイブリダイズしていることを特徴とする請求項39記載の二本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項43】
第一鎖についてnが20であり、および第二鎖についてnが22であることを特徴とする請求項39記載の二本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項44】
が少なくとも2回出現することを特徴とする請求項39記載の二本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項45】
が少なくとも5回出現することを特徴とする請求項39記載の二本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項46】
が少なくとも10回出現することを特徴とする請求項39記載の二本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項47】
が第一鎖にのみ存在することを特徴とする請求項39記載の二本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項48】
第一鎖および第二鎖が、それぞれ少なくとも1回のAの出現を含むことを特徴とする請求項39記載の二本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項49】
がそれぞれ独立して、化合物C、化合物D、あるいは、コレステロール、5β−コラン酸、プロゲステロン、アルドステロン、デヒドロアルドステロン、イソアンドロステロン、エステロン、エストラジオール、エルゴステロール、デヒドロエルゴステロール、ラノステロール、4−コレステン−3−オン、ググルステロン、テストステロン、ノルテストステロン、フォルメスタン、ヒドロキシエクジソン、ケトエストリオール、コルチコステロン、ジエネストロール、ジヒドロキシプレグナノン、プレグナノン、コポルンモン、エキレニン、エキリン、エストリオール、エチニルエストラジオール、メストラノール、モキセストロール、ミタトリエンジオール、キネストラジオール、キネストロール、ヘルボル酸、プロトスタジエン、フシジン酸、シクロアルテノール、トリカロール、ククルビタニンセドレロン、ユーフォル、ダマレンジオール、パーケオール、デキサメタゾン、メチルプレドニゾロン、プレドニゾロン、ヒドロコルチゾン、パラメタゾン、ベタメタゾン、コルチゾン、フルオシノニド、フルオロメトロン、ハルシノニド、ブデソニド、またはそれら化合物の任意の1つがヒドロキシル、ハロゲン、アミノ、アルキルアミノ、アルキル、カルボン酸、エステル、アミド、カルボニル、アルコキシルもしくはシアノの一つ以上でさらに置換されたもの、のラジカルを表すことを特徴とする請求項39記載の二本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項50】
がそれぞれ独立して、コレステロールまたは5β−コラン酸のラジカルを表すことを特徴とする請求項39記載の二本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項51】
がそれぞれ独立して
【化35】

を表し;
20はそれぞれ独立して、ヒドロキシル、アミノ、ハロゲン、アルコキシル、アルキル、アミノアルキル、アジド、カルボニル、アシルまたはアシルオキシを表し;Zはそれぞれ独立して、O、SまたはNRを表し;およびyは原子価則に従ってそれぞれ独立して、1、2、3、4、5または6を表すことを特徴とする請求項39記載の二本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項52】
がそれぞれ独立して、コール酸、デオキシコール酸、タウロコール酸、グリココール酸、グリコデオキシコール酸、タウロデオキシコール酸、ウルソデオキシコール酸またはケノデオキシコール酸のラジカルを表すことを特徴とする請求項39記載の二本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項53】
がそれぞれ独立して、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキジン酸、パルミトレイン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸、トリアシルグリセロール、ホスホアシルグリセロール、スフィンゴ脂質、モノテルペン、セスキテルペン、ジテルペン、セスタテルペン、トリテルペンまたはテトラテルペンのラジカルを表すことを特徴とする請求項39記載の二本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項54】
がそれぞれ独立して、必要に応じて置換された、フェニル、ナフチル、アントラセニル、フェナントレニル、ピレニル、ピリジニル、キノリニル、アクリジニル、フェナトリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、キノキサリニル、キナゾリニル、1,7−フェナントロリニル、インドリル、チアナフテニル、ベンズオキサゾリル、ベンゾフラニル、1,2−ベンズイソキサゾリル、ベンズイミダゾリル、ピロリル、チオフェニル、イソキサゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、テトラゾリルまたはフラニルを表すことを特徴とする請求項39記載の二本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項55】
がそれぞれ独立して、エリトロース、トレオース、リボース、アラビノース、キシロース、リキソース、アロース、アルトロース、グルコース、マンノース、グロース、イドース、ガラクトースまたはタロース;あるいはそれらのいずれかの間の1,4グリコシド結合によって形成された二糖または三糖;のラジカルを表すことを特徴とする請求項39記載の二本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項56】
がヘキソースまたはペントースであることを特徴とする請求項39記載の二本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項57】
が、
【化36】

であり;
40がそれぞれ独立して、H、アルキル、アリール、アラルキル、−C(O)アルキル、−C(O)アリール、−C(O)アラルキルまたはSi(アルキル)を表すことを特徴とする請求項39記載の二本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項58】
が、
【化37】

であることを特徴とする請求項39記載の二本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項59】
が、
【化38】

であり;および
が、
【化39】

であることを特徴とする請求項39記載の二本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項60】
が、必要に応じて置換された、シクロペンタン、ピロリジン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロチオフェンまたは1,1−ジフルオロシクロペンタンであることを特徴とする請求項39記載の二本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項61】
が化合物Cであることを特徴とする請求項39記載の二本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項62】
が、
【化40】

であることを特徴とする請求項39記載の二本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項63】
が化合物Dであることを特徴とする請求項39記載の二本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項64】
が、
【化41】

であることを特徴とする請求項39記載の二本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項65】
が多環式化合物のラジカルであることを特徴とする請求項39記載の二本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項66】
が、
【化42】

であり、
32はそれぞれ独立して、H、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、アルコキシル、チオアルキル、アジド、−N(R34、−CO34、−COR34、−OC(O)R34、アルキル、アルケニル、アリールまたはアラルキルを表し;R33は、アルキル、アルケニル、アリール、ハロゲンまたはアルコキシルで必要に応じて置換されたアリールであり;およびR34はそれぞれ独立して、H、アルキル、アリールまたはアラルキルを表すことを特徴とする請求項39記載の二本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項67】
が、
【化43】

であることを特徴とする請求項39記載の二本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項68】
が、
【化44】

であり、および
が、
【化45】

であることを特徴とする請求項39記載の二本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項69】
がそれぞれ独立して、H、OH、F、または−Oアルキルを表すことを特徴とする請求項39記載の二本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項70】
がそれぞれ独立して、H、OH、F、−OCH、−O(CHOR、−O(CHSR、−O(CHN(R、−OCHC(O)N(H)CH、−NH、−N(CH、−N(H)CH、−SCH、−O(CHOCH、−O(CHSCH、−O(CHO(CHN(CH、または−O(CHON(CHを表すことを特徴とする請求項39記載の二本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項71】
がそれぞれ独立して、−NH、−N(H)CH、または−N(CHを表すことを特徴とする請求項39記載の二本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項72】
がそれぞれ独立して、H、OH、F、−OCH、−O(CHOR、−O(CHSR、−O(CHN(R、−OCHC(O)N(H)CH、−NH、−N(CH、−N(H)CH、−SCH、−O(CHOCH、−O(CHSCH、−O(CHO(CHN(CH、または−O(CHON(CHを表すことを特徴とする請求項39記載の二本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項73】
がそれぞれ独立して、−NH、−N(H)CH、または−N(CHを表すことを特徴とする請求項39記載の二本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項74】
およびRがそれぞれ独立して、−NH、−N(H)CH、または−N(CHを表すことを特徴とする請求項39記載の二本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項75】
がそれぞれ独立して、−OH−OM、−Oアルキル、−Oアリール、−Oアラルキル、−SH、−SM、−Sアルキル、−Sアリール、−Sアラルキル、−N(R)R、−(C(RN(R、−N(R)(C(RN(R、またはメチルを表すことを特徴とする請求項39記載の二本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項76】
がそれぞれ独立して、−OH、−OM、−Oアルキル、−Oアリール、または−Oアラルキルを表すことを特徴とする請求項39記載の二本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項77】
がそれぞれ独立して、
【化46】

を表すことを特徴とする請求項39記載の二本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項78】
がそれぞれ独立して、
【化47】

を表すことを特徴とする請求項39記載の二本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項79】
がそれぞれ独立して、
【化48】

を表し、および
がステロイドであることを特徴とする請求項39記載の二本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項80】
がそれぞれ独立して、
【化49】

を表し、および
がそれぞれ独立して、
【化50】

を表し、
20はそれぞれ独立して、ヒドロキシル、アミノ、ハロゲン、アルコキシル、アルキル、アミノアルキル、アジド、カルボニル、アシルまたはアシルオキシを表し;Zはそれぞれ独立して、O、SまたはNRを表し;およびyは原子価則に従ってそれぞれ独立して、1、2、3、4、5または6を表すことを特徴とする請求項39記載の二本鎖オリゴヌクレオチド。
【請求項81】
望ましくない細胞増殖、関節炎、網膜血管新生、ウイルス感染、細菌感染、アメーバ感染、寄生虫感染、真菌感染、望ましくない免疫応答、喘息、狼瘡、多発性硬化症、糖尿病、急性疼痛、慢性疼痛、神経疾患、およびヘテロ接合性の消失によって特徴づけられる疾患より成る群から選択される疾患を患う患者を治療する方法であって、治療を必要とする患者に、請求項1または39記載のオリゴヌクレオチドの治療的有効量を投与する工程を含むことを特徴とする治療方法。
【請求項82】
前記疾患が、望ましくない細胞増殖であることを特徴とする請求項81記載の方法。
【請求項83】
前記疾患が、精巣癌、肺癌、乳癌、大腸癌、扁平上皮細胞癌、膵癌、白血病、黒色腫、バーキットリンパ腫、神経芽細胞腫、卵巣癌、前立腺癌、皮膚癌、非ホジキンリンパ腫、食道癌、子宮頚癌、基底細胞癌、腺癌、肝細胞癌、直腸結腸腺癌、肝癌、男性乳癌、食道の腺癌、胃の腺癌、結腸の腺癌、直腸の腺癌、胆嚢癌、過誤腫、神経膠腫、子宮体癌、急性白血病、慢性白血病、小児急性白血病、ユーイング肉腫、粘液性脂肪肉腫、脳癌、または上皮起源の腫瘍であることを特徴とする請求項81記載の方法。
【請求項84】
前記疾患が、関節リウマチまたは網膜血管新生であることを特徴とする請求項81記載の方法。
【請求項85】
前記疾患がウイルス感染であることを特徴とする請求項81記載の方法。
【請求項86】
前記疾患が、ヒトパピローマウイルス、ヒト免疫不全ウイルス、A型肝炎ウイルス、B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス、D型肝炎ウイルス、E型肝炎ウイルス、F型肝炎ウイルス、G型肝炎ウイルス、H型肝炎ウイルス、呼吸器合胞体ウイルス、単純ヘルペスウイルス、ヘルペスサイトメガロウイルス、ヘルペスエプスタインバーウイルス、カポジ肉腫関連ヘルペスウイルス、JCウイルス、ミクソウイルス、ライノウイルス、コロナウイルス、西ナイルウイルス、セントルイス脳炎、ダニ媒介脳炎ウイルス遺伝子、マレー渓谷脳炎ウイルス遺伝子、デングウイルス遺伝子、サルウイルス40、ヒトT細胞白血病ウイルス、モロニーマウス白血病ウイルス、脳心筋炎ウイルス、麻疹ウイルス、水痘帯状疱疹ウイルス、アデノウイルス、黄熱ウイルス、ポリオウイルスまたはポックスウイルスによって媒介される疾患であることを特徴とする請求項81記載の方法。
【請求項87】
前記疾患が、細菌感染、アメーバ感染、寄生虫感染または真菌感染であることを特徴とする請求項81記載の方法。
【請求項88】
前記疾患が、マラリア原虫(plasmodium)、マイコバクテリウム・アルセランス(Mycobacterium ulcerans)、ヒト結核菌(Mycobacterium tuberculosis)、ハンセン菌(Mycobacterium leprae)、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)、肺炎連鎖球菌(Streptococcus pneumoniae)、化膿連鎖球菌(Streptococcus pyogenes)、クラミジア肺炎病原体(Chlamydia pneumoniae)又は肺炎マイコプラズマ(Mycoplasma pneumoniae)によって媒介される疾患であることを特徴とする請求項81記載の方法。
【請求項89】
前記疾患が、望ましくない免疫応答、喘息、狼瘡、多発性硬化症または糖尿病であることを特徴とする請求項81記載の方法。
【請求項90】
前記疾患が、虚血、再灌流傷害、移植臓器または組織に対する反応、再狭窄、あるいは炎症性腸疾患であることを特徴とする請求項81記載の方法。
【請求項91】
前記疾患が、急性疼痛または慢性疼痛であることを特徴とする請求項81記載の方法。
【請求項92】
前記疾患が神経疾患であることを特徴とする請求項81記載の方法。
【請求項93】
前記疾患が、アルツハイマー病、パーキンソン病、または神経変性トリヌクレオチド反復疾患であることを特徴とする請求項81記載の方法。
【請求項94】
前記疾患が、ヘテロ接合性の消失によって特徴づけられる疾患であることを特徴とする請求項81記載の方法。
【請求項95】
前記オリゴヌクレオチドが、請求項39記載の二本鎖オリゴヌクレオチドであることを特徴とする請求項81記載の方法。
【請求項96】
遺伝子サイレンシング法であって、請求項1または39記載のオリゴヌクレオチドの治療的有効量を哺乳類細胞に投与して、望ましくない細胞増殖を促進する遺伝子、増殖因子遺伝子、増殖因子受容体遺伝子、キナーゼ遺伝子、Gタンパク質スーパーファミリー分子をコードする遺伝子、転写因子をコードする遺伝子、血管新生を媒介する遺伝子、ウイルス機能を媒介する細胞遺伝子のウイルス遺伝子、細菌病原体の遺伝子、アメーバ病原体の遺伝子、寄生虫病原体の遺伝子、真菌病原体の遺伝子、望ましくない免疫応答を媒介する遺伝子、疼痛の処理を媒介する遺伝子、神経疾患を媒介する遺伝子、ヘテロ接合性の消失によって特徴づけられる細胞にみられる対立遺伝子、または多型遺伝子の一つの対立遺伝子、の遺伝子発現を抑制することを特徴とする方法。
【請求項97】
前記オリゴヌクレオチドが、請求項39記載の二本鎖オリゴヌクレオチドであることを特徴とする請求項96記載の方法。
【請求項98】
遺伝子サイレンシング法であって、請求項1または39に記載のオリゴヌクレオチドの治療的有効量を哺乳類細胞に投与して、PDGFベータ遺伝子、Erb−B遺伝子、Src遺伝子、CRK遺伝子、GRB2遺伝子、RAS遺伝子、MEKK遺伝子、JTSIK遺伝子、RAF遺伝子、Erk1/2遺伝子、PCNA(p21)遺伝子、MYB遺伝子、JUN遺伝子、FOS遺伝子、BCL−2遺伝子、サイクリンD遺伝子、VEGF遺伝子、EGFR遺伝子、サイクリンA遺伝子、サイクリンE遺伝子、WNT−I遺伝子、ベータ−カテニン遺伝子、c−MET遺伝子、PKC遺伝子、NFKB遺伝子、STAT3遺伝子、サバイビン遺伝子、Her2/Neu遺伝子、トポイソメラーゼI遺伝子、トポイソメラーゼIIアルファ遺伝子、p73遺伝子における変異、p21(WAF1/CIP1)遺伝子における変異、p27(KIP1)遺伝子における変異、PPM1D遺伝子における変異、RAS遺伝子における変異、カベオリンI遺伝子における変異、MIB I遺伝子における変異、MTAI遺伝子における変異、M68遺伝子における変異、腫瘍抑制遺伝子における変異、p53腫瘍抑制遺伝子における変異、p53ファミリーメンバーDN−p63における変異、pRb腫瘍抑制遺伝子における変異、APC1腫瘍抑制遺伝子における変異、BRCA1腫瘍抑制遺伝子における変異、PTEN腫瘍抑制遺伝子における変異、mLL融合遺伝子、BCR/ABL融合遺伝子、TEL/AML1融合遺伝子、EWS/FLI1融合遺伝子、TLS/FUS1融合遺伝子、PAX3/FKHR融合遺伝子、AML1/ETO融合遺伝子、アルファv−インテグリン遺伝子、Flt−I受容体遺伝子、チューブリン遺伝子、ヒトパピローマウイルス遺伝子、ヒトパピローマウイルス複製に必要な遺伝子、ヒト免疫不全ウイルス遺伝子、ヒト免疫不全ウイルス複製に必要な遺伝子、A型肝炎ウイルス遺伝子、A型肝炎ウイルス複製に必要な遺伝子、B型肝炎ウイルス遺伝子、B型肝炎ウイルス複製に必要な遺伝子、C型肝炎ウイルス遺伝子、C型肝炎ウイルス複製に必要な遺伝子、D型肝炎ウイルス遺伝子、D型肝炎ウイルス複製に必要な遺伝子、E型肝炎ウイルス遺伝子、E型肝炎ウイルス複製に必要な遺伝子、F型肝炎ウイルス遺伝子、F型肝炎ウイルス複製に必要な遺伝子、G型肝炎ウイルス遺伝子、G型肝炎ウイルス複製に必要な遺伝子、H型肝炎ウイルス遺伝子、H型肝炎ウイルス複製に必要な遺伝子、呼吸器合胞体ウイルス遺伝子、呼吸器合胞体ウイルス複製に必要な遺伝子、単純ヘルペスウイルス遺伝子、単純ヘルペスウイルス複製に必要な遺伝子、ヘルペスサイトメガロウイルス遺伝子、ヘルペスサイトメガロウイルス複製に必要な遺伝子、ヘルペスエプスタインバーウイルス遺伝子、ヘルペスエプスタインバーウイルス複製に必要な遺伝子、カポジ肉腫関連ヘルペスウイルス遺伝子、カポジ肉腫関連ヘルペスウイルス複製に必要な遺伝子、JCウイルス遺伝子、JCウイルス複製に必要なヒト遺伝子、ミクソウイルス遺伝子、ミクソウイルス遺伝子複製に必要な遺伝子、ライノウイルス遺伝子、ライノウイルス複製に必要な遺伝子、コロナウイルス遺伝子、コロナウイルス複製に必要な遺伝子、西ナイルウイルス遺伝子、西ナイルウイルス複製に必要な遺伝子、セントルイス脳炎遺伝子、セントルイス脳炎複製に必要な遺伝子、ダニ媒介脳炎ウイルス遺伝子、ダニ媒介脳炎ウイルス複製に必要な遺伝子、マレー渓谷脳炎ウイルス遺伝子、マレー渓谷脳炎ウイルス複製に必要な遺伝子、デングウイルス遺伝子、デングウイルス遺伝子複製に必要な遺伝子、サルウイルス40遺伝子、サルウイルス40複製に必要な遺伝子、ヒトT細胞白血病ウイルス遺伝子、ヒトT細胞白血病ウイルス複製に必要な遺伝子、モロニーマウス白血病ウイルス遺伝子、モロニーマウス白血病ウイルス複製に必要な遺伝子、脳心筋炎ウイルス遺伝子、脳心筋炎ウイルス複製に必要な遺伝子、麻疹ウイルス遺伝子、麻疹ウイルス複製に必要な遺伝子、水痘帯状疱疹ウイルス遺伝子、水痘帯状疱疹ウイルス複製に必要な遺伝子、アデノウイルス遺伝子、アデノウイルス複製に必要な遺伝子、黄熱ウイルス遺伝子、黄熱ウイルス複製に必要な遺伝子、ポリオウイルス遺伝子、ポリオウイルス複製に必要な遺伝子、ポックスウイルス遺伝子、ポックスウイルス複製に必要な遺伝子、マラリア原虫遺伝子、マラリア原虫遺伝子複製に必要な遺伝子、Mycobacterium ulcerans遺伝子、Mycobacterium ulcerans複製に必要な遺伝子、Mycobacterium tuberculosis遺伝子、Mycobacterium tuberculosis複製に必要な遺伝子、Mycobacterium leprae遺伝子、Mycobacterium leprae複製に必要な遺伝子、Staphylococcus aureus遺伝子、Staphylococcus aureus複製に必要な遺伝子、Streptococcus pneumoniae遺伝子、Streptococcus pneumoniae複製に必要な遺伝子、Streptococcus pyogenes遺伝子、Streptococcus pyogenes複製に必要な遺伝子、Chlamydia pneumoniae遺伝子、Chlamydia pneumoniae複製に必要な遺伝子、Mycoplasma pneumoniae遺伝子、Mycoplasma pneumoniae、インテグリン遺伝子、セレクチン遺伝子、補体系遺伝子、ケモカイン遺伝子、ケモカイン受容体遺伝子、GCSF遺伝子、Gro1遺伝子、Gro2遺伝子、Gro3遺伝子、PF4遺伝子、MIG遺伝子、胞体突起塩基性タンパク質遺伝子、MIP−1I遺伝子、MIP−1J遺伝子、RANTES遺伝子、MCP−1遺伝子、MCP−2遺伝子、MCP−3遺伝子、CMBKR1遺伝子、CMBKR2遺伝子、CMBKR3遺伝子、CMBKR5v、AIF−1遺伝子、I−309遺伝子、イオンチャンネルの成分に対する遺伝子、神経伝達物質受容体に対する遺伝子、神経伝達物質リガンドに対する遺伝子、アミロイドファミリー遺伝子、プレセニリン遺伝子、HD遺伝子、DRPLA遺伝子、SCAl遺伝子、SCA2遺伝子、MJD1遺伝子、CACNL1A4遺伝子、SCA7遺伝子、SCA8遺伝子、LOH細胞にみられる対立遺伝子、または多型遺伝子の一つの対立遺伝子の、遺伝子発現を抑制することを特徴とする方法。
【請求項99】
前記オリゴヌクレオチドが、請求項39記載の二本鎖オリゴヌクレオチドであることを特徴とする請求項98記載の方法。
【請求項100】
遺伝子サイレンシング法であって、請求項1または39記載のオリゴヌクレオチドの治療的有効量を哺乳類に投与して、望ましくない細胞増殖を促進する遺伝子、増殖因子または増殖因子受容体遺伝子、キナーゼ遺伝子、Gタンパク質スーパーファミリー分子をコードする遺伝子、転写因子をコードする遺伝子、血管新生を媒介する遺伝子、ウイルス機能を媒介する細胞遺伝子のウイルス遺伝子、細菌病原体の遺伝子、アメーバ病原体の遺伝子、寄生虫病原体の遺伝子、真菌病原体の遺伝子、望ましくない免疫応答を媒介する遺伝子、疼痛の処理を媒介する遺伝子、神経疾患を媒介する遺伝子、ヘテロ接合性の消失によって特徴づけられる細胞にみられる対立遺伝子、または多型遺伝子の一つの対立遺伝子の、遺伝子発現を抑制することを特徴とする方法。
【請求項101】
前記オリゴヌクレオチドが、請求項39記載の二本鎖オリゴヌクレオチドであることを特徴とする請求項100記載の方法。
【請求項102】
遺伝子サイレンシング法であって、請求項1または39記載のオリゴヌクレオチドの治療的有効量を哺乳類に投与して、PDGFベータ遺伝子、Erb−B遺伝子、Src遺伝子、CRK遺伝子、GRB2遺伝子、RAS遺伝子、MEKK遺伝子、JKK遺伝子、RAF遺伝子、Erk1/2遺伝子、PCNA(p21)遺伝子、MYB遺伝子、JUN遺伝子、FOS遺伝子、BCL−2遺伝子、サイクリンD遺伝子、VEGF遺伝子、EGFR遺伝子、サイクリンA遺伝子、サイクリンE遺伝子、WNT−I遺伝子、ベータ−カテニン遺伝子、c−MET遺伝子、PKC遺伝子、NFKB遺伝子、STAT3遺伝子、サバイビン遺伝子、Her2/Neu遺伝子、トポイソメラーゼI遺伝子、トポイソメラーゼIIアルファ遺伝子、p73遺伝子における変異、p21(WAF1/CIP1)遺伝子における変異、p27(KIP1)遺伝子における変異、PPM1D遺伝子における変異、RAS遺伝子における変異、カベオリンI遺伝子における変異、MIB I遺伝子における変異、MTAI遺伝子における変異、M68遺伝子における変異、腫瘍抑制遺伝子における変異、p53腫瘍抑制遺伝子における変異、p53ファミリーメンバーDN−p63における変異、pRb腫瘍抑制遺伝子における変異、APC1腫瘍抑制遺伝子における変異、BRCA1腫瘍抑制遺伝子における変異、PTEN腫瘍抑制遺伝子における変異、mLL融合遺伝子、BCR/ABL融合遺伝子、TEL/AML1融合遺伝子、EWS/FLI1融合遺伝子、TLS/FUS1融合遺伝子、PAX3/FKHR融合遺伝子、AML1/ETO融合遺伝子、アルファv−インテグリン遺伝子、Flt−I受容体遺伝子、チューブリン遺伝子、ヒトパピローマウイルス遺伝子、ヒトパピローマウイルス複製に必要な遺伝子、ヒト免疫不全ウイルス遺伝子、ヒト免疫不全ウイルス複製に必要な遺伝子、A型肝炎ウイルス遺伝子、A型肝炎ウイルス複製に必要な遺伝子、B型肝炎ウイルス遺伝子、B型肝炎ウイルス複製に必要な遺伝子、C型肝炎ウイルス遺伝子、C型肝炎ウイルス複製に必要な遺伝子、D型肝炎ウイルス遺伝子、D型肝炎ウイルス複製に必要な遺伝子、E型肝炎ウイルス遺伝子、E型肝炎ウイルス複製に必要な遺伝子、F型肝炎ウイルス遺伝子、F型肝炎ウイルス複製に必要な遺伝子、G型肝炎ウイルス遺伝子、G型肝炎ウイルス複製に必要な遺伝子、H型肝炎ウイルス遺伝子、H型肝炎ウイルス複製に必要な遺伝子、呼吸器合胞体ウイルス遺伝子、呼吸器合胞体ウイルス複製に必要な遺伝子、単純ヘルペスウイルス遺伝子、単純ヘルペスウイルス複製に必要な遺伝子、ヘルペスサイトメガロウイルス遺伝子、ヘルペスサイトメガロウイルス複製に必要な遺伝子、ヘルペスエプスタインバーウイルス遺伝子、ヘルペスエプスタインバーウイルス複製に必要な遺伝子、カポジ肉腫関連ヘルペスウイルス遺伝子、カポジ肉腫関連ヘルペスウイルス複製に必要な遺伝子、JCウイルス遺伝子、JCウイルス複製に必要なヒト遺伝子、ミクソウイルス遺伝子、ミクソウイルス遺伝子複製に必要な遺伝子、ライノウイルス遺伝子、ライノウイルス複製に必要な遺伝子、コロナウイルス遺伝子、コロナウイルス複製に必要な遺伝子、西ナイルウイルス遺伝子、西ナイルウイルス複製に必要な遺伝子、セントルイス脳炎遺伝子、セントルイス脳炎複製に必要な遺伝子、ダニ媒介脳炎ウイルス遺伝子、ダニ媒介脳炎ウイルス複製に必要な遺伝子、マレー渓谷脳炎ウイルス遺伝子、マレー渓谷脳炎ウイルス複製に必要な遺伝子、デングウイルス遺伝子、デングウイルス遺伝子複製に必要な遺伝子、サルウイルス40遺伝子、サルウイルス40複製に必要な遺伝子、ヒトT細胞白血病ウイルス遺伝子、ヒトT細胞白血病ウイルス複製に必要な遺伝子、モロニーマウス白血病ウイルス遺伝子、モロニーマウス白血病ウイルス複製に必要な遺伝子、脳心筋炎ウイルス遺伝子、脳心筋炎ウイルス複製に必要な遺伝子、麻疹ウイルス遺伝子、麻疹ウイルス複製に必要な遺伝子、水痘帯状疱疹ウイルス遺伝子、水痘帯状疱疹ウイルス複製に必要な遺伝子、アデノウイルス遺伝子、アデノウイルス複製に必要な遺伝子、黄熱ウイルス遺伝子、黄熱ウイルス複製に必要な遺伝子、ポリオウイルス遺伝子、ポリオウイルス複製に必要な遺伝子、ポックスウイルス遺伝子、ポックスウイルス複製に必要な遺伝子、マラリア原虫遺伝子、マラリア原虫遺伝子複製に必要な遺伝子、Mycobacterium ulcerans遺伝子、Mycobacterium ulcerans複製に必要な遺伝子、Mycobacterium tuberculosis遺伝子、Mycobacterium tuberculosis複製に必要な遺伝子、Mycobacterium leprae遺伝子、Mycobacterium leprae複製に必要な遺伝子、Staphylococcus aureus遺伝子、Staphylococcus aureus複製に必要な遺伝子、Streptococcus pneumoniae遺伝子、Streptococcus pneumoniae複製に必要な遺伝子、Streptococcus pyogenes遺伝子、Streptococcus pyogenes複製に必要な遺伝子、Chlamydia pneumoniae遺伝子、Chlamydia pneumoniae複製に必要な遺伝子、Mycoplasma pneumoniae遺伝子、Mycoplasma pneumoniae複製に必要な遺伝子、インテグリン遺伝子、セレクチン遺伝子、補体系遺伝子、ケモカイン遺伝子、ケモカイン受容体遺伝子、GCSF遺伝子、Gro1遺伝子、Gro2遺伝子、Gro3遺伝子、PF4遺伝子、MIG遺伝子、胞体突起塩基性タンパク質遺伝子、MIP−1I遺伝子、MIP−1J遺伝子、RANTES遺伝子、MCP−1遺伝子、MCP−2遺伝子、MCP−3遺伝子、CMBKR1遺伝子、CMBKR2遺伝子、CMBKR3遺伝子、CMBKR5v、AIF−1遺伝子、I−309遺伝子、イオンチャンネルの成分に対する遺伝子、神経伝達物質受容体に対する遺伝子、神経伝達物質リガンドに対する遺伝子、アミロイドファミリー遺伝子、プレセニリン遺伝子、HD遺伝子、DRPLA遺伝子、SCAl遺伝子、SCA2遺伝子、MJD1遺伝子、CACNL1A4遺伝子、SCA7遺伝子、SCA8遺伝子、LOH細胞にみられる対立遺伝子、または多型遺伝子の一つの対立遺伝子の、遺伝子発現を抑制することを特徴とする方法。
【請求項103】
前記哺乳類が、霊長類、ウマ、イヌまたはネコであることを特徴とする請求項102記載の方法。
【請求項104】
前記哺乳類がヒトであることを特徴とする請求項102記載の方法。
【請求項105】
前記オリゴヌクレオチドが、請求項39記載の二本鎖オリゴヌクレオチドであることを特徴とする請求項102記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2007−535922(P2007−535922A)
【公表日】平成19年12月13日(2007.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−511092(P2007−511092)
【出願日】平成17年4月29日(2005.4.29)
【国際出願番号】PCT/US2005/015305
【国際公開番号】WO2006/073458
【国際公開日】平成18年7月13日(2006.7.13)
【出願人】(506336728)アルニラム ファーマスーティカルズ インコーポレイテッド (13)
【氏名又は名称原語表記】ALNYLAM PHARMACEUTICALS, INC.
【Fターム(参考)】