説明

CCR5アンタゴニストとして有用なピペラジン誘導体

【課題】 選択的CCR5アンタゴニストとして有用なピペラジン誘導体を提供すること。
【解決手段】 式(I)のCCR5アンタゴニストまたは薬学的に受容可能なその塩の使用であって、ここで、Rは、必要に応じて、フェ二ルなどであり;Rは、水素またはアルキルであり;Rは、フェニルで置換され、ヘテロアリール、ナフチル、フルロレニル、ジフェニルメチルで置換されるか、または必要に応じて、フェニルアルキルなどで置換される;Rは、水素、アルキル、アルコキシアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキルであるか、または必要に応じて、フェニルなどであり;R、RおよびRは、水素またはアルキルであり;Rは、水素、アルキル、またはアルケニルであり、HIVなどの処置のために開示される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の構造式IIによって表わされる化合物:
【化1】

またはその薬学的に受容可能な塩であって、ここで、
(1)Rは、R8a−フェニル、R8b−ピリジル、R8b−チオフェニルまたはR−ナフチルであり;
は、水素またはC−Cアルキルであり;
は、R、R10、R11−フェニル;R、R10、R11−置換6−員ヘテロアリール;R、R10、R11−置換6−員ヘテロアリールN−オキシド;R12、R13−置換5−員ヘテロアリール;ナフチル;フルオレニル;
【化2】

であり;
は、水素、C−Cアルキル、(C−C)アルコキシ(C−C
アルキル、C−C10シクロアルキル、C−C10シクロアルキル(C−C)アルキル、R−フェニル、R−フェニル(C−C)アルキル、R−ナフチル、R−ナフチル(C−C)アルキル、R−ヘテロアリールまたはR−ヘテロアリール(C−C)アルキルであり;
、R、RおよびR13は、水素および(C−C)−アルキルからなる群から独立して選択され;
は、水素、C−CアルキルまたはC−Cアルケニルであり;
は、以下:
【化3】

からなる群から独立して選択される1〜3の置換基であり、ここでXは、−O−、−NH−または−N(CH)−であり;
8aは、以下:
【化4】

からなる群から独立して選択される1〜3の置換基であり、ここでXは、上記のように定義され;
8bは、以下:
【化5】

からなる群から独立して選択される1〜3の置換基であり、ここでXは、上記のように定義され;
およびR10は、(C−C)アルキル、ハロゲン、−NR1718、−OH、−CF、−OCH、−O−アシル、−OCFおよび−Si(CHからなる群から独立して選択され;
11は、以下:
【化6】

であり;
12は、(C−C)アルキル、−NHまたはR14−フェニルであり;
14は、水素、(C−C)アルキル、−CF、−CO17、−CN、(C−C)アルコキシ、およびハロゲンからなる群から独立して選択される1〜3の置換基であり;
15およびR16は、水素およびC−Cアルキルからなる群から独立して選択されるか、またはR15およびR16は一緒になってC−Cアルキレン基となり、そして該R15およびR16が結合する炭素は、3〜6個の炭素原子のスピロ環を形成し;
17、R18およびR19は、HおよびC−Cアルキルからなる群から独立して選択され;そして
20は、C−Cアルキルまたはフェニルであり;あるいは
(2)Rは、R−フェニル、R−ピリジルもしくはR−チオフェニルであり;
は、以下:
【化7】

であり;ならびにR、R、R、R、R、R、R、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19およびR20は、(1)において定義される、化合物。
【請求項2】
以下の構造式:
【化8】

によって表わされる化合物からなる群より選択される化合物であって、ここで、R、R、RおよびRは、以下の表:
【化9】




において定義される、化合物。
【請求項3】
ヒト免疫不全ウイルス、固形の器官移植片拒絶、対宿主性移植片病、関節炎、慢性関節リウマチ、炎症性腸疾患、アトピー性皮膚炎、乾癬、ぜん息、アレルギーまたは多発性硬化症の処置のための薬学的組成物であって、該組成物は、請求項1に記載の有効量のCCR5アンタゴニストを薬学的に受容可能なキャリアと組み合わせて含む、薬学的組成物。
【請求項4】
ヒト免疫不全ウイルス、固形の器官移植片拒絶、対宿主性移植片病、関節炎、慢性関節リウマチ、炎症性腸疾患、アトピー性皮膚炎、乾癬、ぜん息、アレルギーまたは多発性硬化症の処置のための医薬の調製のための請求項1に記載の化合物の使用。
【請求項5】
ヒト免疫不全ウイルスの処置において有用な1つ以上の抗ウイルス剤または他の薬剤と組み合わせた使用についての医薬の調製のための請求項1に記載の化合物の使用。
【請求項6】
固形の器官移植片拒絶、対宿主性移植片病、炎症性腸疾患、慢性関節リウマチ、または多発性硬化症の処置のための1つ以上の薬剤とともに組み合わせて使用するための医薬の調製のための、請求項1に記載の化合物の使用。
【請求項7】
ヒト免疫不全ウイルス、固形の器官移植片拒絶、対宿主性移植片病、関節炎、慢性関節リウマチ、炎症性腸疾患、アトピー性皮膚炎、乾癬、ぜん息、アレルギーまたは多発性硬化症の処置のための医薬の調製のための構造式IのCCR5アンタゴニストの使用であって、ここで、該CCR5アンタゴニストは、以下の構造式I:
【化10】

またはその薬学的に受容可能な塩によって表わされ、ここで、
Rは、R−フェニル、R−ピリジル、R−チオフェニルもしくはR−ナフチルであり;
は、水素もしくはC−Cアルキルであり;
は、R、R10、R11−フェニル;R、R10、R11−置換6−員ヘテロアリール;R、R10、R11−置換6−員ヘテロアリールN−オキシド;R12、R13−置換5−員ヘテロアリール;ナフチル;フルオレニル;
【化11】

であり;
は、水素、C−Cアルキル、(C−C)アルコキシ(C−C)アルキル、C−C10シクロアルキル、C−C10シクロアルキル(C−C)アルキル、R−フェニル、R−フェニル(C−C)アルキル、R−ナフチル、R−ナフチル(C−C)アルキル、R−ヘテロアリールまたはR−ヘテロアリール(C−C)アルキルであり;
、R、RおよびR13は、水素および(C−C)−アルキルからなる群から独立して選択され;
は、水素、C−CアルキルまたはC−Cアルケニルであり;
は、以下;
【化12】

からなる群から独立して選択される1〜3の置換基であり、ここで、Xは−O−、−NH−または−N(CH)−であり;
およびR10は、(C−C)アルキル、ハロゲン、−NR1718、−OH、−CF、−OCH、−O−アシル、−OCFおよび−Si(CHからなる群から独立して選択され;
11は以下;
【化13】

であり;
12は、(C−C)アルキル、−NHまたはR14−フェニルであり;
14は、水素、(C−C)アルキル、−CF、−CO17、−CN、(C−C)アルコキシおよびハロゲンからなる群から独立して選択される1〜3の置換基であり;
15およびR16は、水素およびC−Cアルキルからなる群から独立して選択されるか、またはR15およびR16は一緒になってC−Cアルキレン基となり、そして該R15およびR16が結合する炭素は、3〜6個の炭素原子のスピロ環を形成し;
17、R18およびR19は、HおよびC−Cアルキルからなる群から独立して選択され;そして
20は、C−Cアルキルまたはフェニルである、使用。
【請求項8】
1つのパッケージにおいて別個の容器内にヒト免疫不全ウイルスを処置するために組み合わせた使用のための薬学的組成物を含むキットであって、該キットは、1つの容器において、薬学的に受容可能なキャリア内に請求項7に記載の有効量のCCR5アンタゴニストを含む薬学的組成物を含み、そして別個の容器に、薬学的に受容可能なキャリア内にヒト免疫不全ウイルスの処置の際に有用な有効量の抗ウイルス剤または他の薬剤を含む1つ以上の薬学的組成物を含む、キット。

【公開番号】特開2006−52225(P2006−52225A)
【公開日】平成18年2月23日(2006.2.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−236161(P2005−236161)
【出願日】平成17年8月16日(2005.8.16)
【分割の表示】特願2000−615389(P2000−615389)の分割
【原出願日】平成12年5月1日(2000.5.1)
【出願人】(596129215)シェーリング コーポレイション (785)
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【Fターム(参考)】