HDL−Cの増加、LDL−Cの低下およびコレステロールの低下のために使用されるPPAR−デルタ作用物質としてのベンゾアゼピン−オキシ−酢酸誘導体
本発明はPPAR作用物質として有用な式(I)の化合物に関する。本発明の化合物を使用する、糖尿病、腎障害、神経障害、網膜障害、多のう胞性卵巣症候群、高血圧症、虚血、発作、刺激性腸疾患、炎症、白内障、心臓血管疾病、X代謝症候群、高−LDL−コレステロール血症、異常脂血症(高トリグリセリド血症、高コレステロール血症、混合高脂血症、および低−HDL−コレステロール血症を包含する)、アテローム硬化症、肥満症、並びに脂質代謝およびそのエネルギーホメオスタシス合併症に関係する他の疾患を包含するがそれらに限定されない1種もしくはそれ以上の症状を処置するための製薬学的組成物および方法も記載される。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)
【化1】
[式中、
Xは共有結合、O、またはSであり、
R1およびR2はH、C1−8アルキル、および置換されたC1−8アルキルよりなる群から独立して選択され、或いはR1、R2およびそれらが結合される炭素原子は一緒になってC3−7シクロアルキルを形成することができ、
R3はHであり、
R4およびR5はH、ハロ、C1−8アルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキル−C1−4アルキル、C3−7シクロアルキルオキシ−C1−4アルキル、C1−6アルコキシ−C1−4アルキル、C6−10アリール、ヘテロアリール、ハロ置換されたC1−4アルキル、アミノ置換されたC1−4アルキル、C6−10アリール置換されたC1−4アルキル、シアノ置換されたC1−4アルキル、およびヒドロキシ置換されたC1−4アルキルよりなる群から独立して選択され、
R6およびR7はH、ハロ、C1−3アルキル、ハロ置換されたC1−3アルキル、C1−3アルコキシ、およびハロ置換されたC1−3アルコキシよりなる群から独立して選択され、
nは1であり、そして
Qは
【化2】
よりなる群から選択される]
の化合物、並びにそのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、溶媒和物、または製薬学的に許容可能な塩。
【請求項2】
R1およびR2がHおよびC1−8アルキルよりなる群から独立して選択され、或いはR1、R2およびそれらが結合される炭素原子が一緒になってC3−5シクロアルキルを
形成することができる請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
R1およびR2がHおよびCH3よりなる群から独立して選択され、或いはR1、R2およびそれらが結合される炭素原子が一緒になって
【化3】
を形成することができる請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
R6およびR7がH、ハロ、ハロ置換されたC1−3アルキル、C1−3アルコキシ、およびハロ置換されたC1−3アルコキシよりなる群から独立して選択される請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
R6がHでありそしてR7がハロ、ハロ置換されたC1−3アルキル、およびハロ置換されたC1−3アルコキシよりなる群から選択される請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
R7がF、CF3、および−O−CF3よりなる群から選択される請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
R4およびR5がHおよびC1−8アルキルよりなる群から独立して選択される請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
R5がH、CH3、または−CH2CH3である請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
Qが
【化4】
よりなる群から選択される請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
Qが
【化5】
よりなる群から選択される請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
XがOである請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
XがOであり、
R1、R2、R4、およびR5がHおよびC1−3アルキルよりなる群から独立して選択され、或いはR1、R2およびそれらが結合される炭素原子が一緒になって
【化6】
を形成することができ、そして
R6およびR7がH、ハロ、C1−3アルコキシ、およびハロ置換されたC1−3アルキル、およびハロ置換されたC1−3アルコキシよりなる群から独立して選択される
請求項1に記載の化合物、並びにそのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、溶媒和物、または製薬学的に許容可能な塩。
【請求項13】
式(Ia)
【化7】
[式中、
R1およびR2はHおよびC1−8アルキルよりなる群から独立して選択され、或いはR1、R2およびそれらが結合される炭素原子は一緒になってC3−5シクロアルキルを形成することができ、
R6およびR7はH、C1−3アルキル、ハロ、およびハロ置換されたC1−3アルキルよりなる群から独立して選択され、
R4およびR5はHおよびC1−8アルキルよりなる群から独立して選択され、そして
Qは
【化8】
よりなる群から選択される]
の化合物、並びにそのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、溶媒和物、または製薬学的に許容可能な塩。
【請求項14】
式(Ib)
【化9】
[式中、
R1およびR2はHおよびCH3よりなる群から独立して選択され、或いはR1、R2およびそれらが結合される炭素原子は一緒になって
【化10】
を形成することができ、
R4およびR5はH、CH3、および−CH2CH3よりなる群から独立して選択され、そして
Qは
【化11】
よりなる群から選択される]
の化合物、並びにそのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、溶媒和物、または製薬学的に許容可能な塩。
【請求項15】
式(Ic)
【化12】
[式中、
R1、R2、およびR4はHおよびCH3よりなる群から独立して選択され、或いはR1、R2およびそれらが結合される炭素原子は一緒になって
【化13】
を形成することができ、
R5はH、CH3、および−CH2CH3よりなる群から選択され、
R7はハロまたはハロ置換されたC1−3アルキルであり、そして
Qは
【化14】
よりなる群から選択される]
の化合物、並びにそのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、溶媒和物、または製薬学的に許容可能な塩。
【請求項16】
(a) R1またはR2がHであり、
(b) R1およびR2が両者ともHであり、;
(c) R1またはR2がCH3であり、
(d) R1およびR2が両者ともCH3であり、
(e) R1、R2およびそれらが結合される炭素原子が一緒になって
【化15】
を形成し、
(f) R4がHまたはCH3であり、
(g) R5がH、CH3、または−CH2CH3であり、
(h) R1またはR2がHでありそしてR4がHまたはCH3であり、
(i) R1およびR2が両者ともHでありそしてR4がHまたはCH3であり、
(j) R1またはR2がHでありそしてR5がH、CH3、または−CH2CH3であり、
(k) R1およびR2が両者ともHでありそしてR5がH、CH3、または−CH2CH3であり、
(l) R1またはR2がCH3でありそしてR5がH、CH3、または−CH2CH3であり、
(m) R1およびR2が両者ともCH3でありそしてR5がH、CH3、または−CH2CH3であり、
(n) R1またはR2がHであり、R4がHであり、そしてR5がH、CH3、または−CH2CH3であり、
(o) R1およびR2が両者ともHであり、R4がHであり、そしてR5がH、CH3、または−CH2CH3であり、
(p) R1またはR2がCH3であり、R4がHであり、そしてR5がH、CH3、または−CH2CH3であり、
(q) R1およびR2が両者ともCH3であり、R4がHであり、そしてR5がH、CH3、または−CH2CH3であり、
(r) R1、R2およびそれらが結合される炭素原子が一緒になって
【化16】
を形成し、R4がHであり、そしてR5がH、CH3、または−CH2CH3であり、
(s) R7がCF3であり、
(t) R7がClであり、
(u) R1またはR2がHであり、R7がCF3であり、そしてR4がHまたはCH3であり、
(v) R1およびR2が両者ともHであり、R7がCF3であり、そしてR4がHまたはCH3であり、
(w) R1またはR2がHであり、R7がCF3であり、そしてR5がH、CH3、または−CH2CH3であり、
(x) R1およびR2が両者ともHであり、R7がCF3であり、そしてR5がH、CH3、または−CH2CH3であり、
(y) R1またはR2がCH3であり、R7がCF3であり、そしてR5がH、CH3、または−CH2CH3であり、
(z) R1およびR2が両者ともCH3であり、R7がCF3であり、そしてR5がH、CH3、または−CH2CH3であり、
(aa) R1またはR2がHであり、R4がHであり、R7がCF3であり、そしてR5がH、CH3、または−CH2CH3であり、
(bb) R1およびR2が両者ともHであり、R4がHであり、R7がCF3であり、そしてR5がH、CH3、または−CH2CH3であり、
(cc) R1またはR2がCH3であり、R4がHであり、R7がCF3であり、そしてR5がH、CH3、または−CH2CH3であり、
(dd) R1およびR2が両者ともCH3であり、R4がHであり、R7がCF3であり、そしてR5がH、CH3、または−CH2CH3であり、
(ee) R1、R2およびそれらが結合される炭素原子が一緒になって
【化17】
を形成し、R4がHであり、R7がCF3であり、そしてR5がH、CH3、または−CH2CH3であり、
(ff) Qが
【化18】
よりなる群から選択され、
(gg) R1またはR2がHでありそしてQが
【化19】
よりなる群から選択され、
(hh) R1およびR2が両者ともHであり、そしてQが
【化20】
よりなる群から選択され、
(ii) R1またはR2がCH3でありそしてQが
【化21】
よりなる群から選択され、
(jj) R1およびR2が両者ともCH3でありそしてQが
【化22】
よりなる群から選択され、
(kk) R4がHまたはCH3でありそしてQが
【化23】
よりなる群から選択され、
(ll) R5がH、CH3、または−CH2CH3でありそしてQが
【化24】
よりなる群から選択され、
(mm) R1またはR2がHでありそしてR4がHまたはCH3でありそしてQが
【化25】
よりなる群から選択され、
(nn) R1およびR2が両者ともHでありそしてR4がHまたはCH3でありそしてQが
【化26】
よりなる群から選択され、
(oo) R1またはR2がHでありそしてR5がH、CH3、または−CH2CH3でありそしてQが
【化27】
よりなる群から選択され、
(pp) R1およびR2が両者ともHでありそしてR5がH、CH3、または−CH2CH3でありそしてQが
【化28】
よりなる群から選択され、
(qq) R1またはR2がCH3でありそしてR5がH、CH3、または−CH2CH3でありそしてQが
【化29】
よりなる群から選択され、
(rr) R1およびR2が両者ともCH3であり、R5がH、CH3、または−CH2CH3であり、そしてQが
【化30】
よりなる群から選択され、
(ss) R1またはR2がHであり、R4がHであり、R5がH、CH3、または−CH2CH3であり、そしてQが
【化31】
よりなる群から選択され、
(tt) R1およびR2が両者ともHであり、R4がHであり、R5がH、CH3、または−CH2CH3であり、そしてQが
【化32】
よりなる群から選択され、
(uu) R1またはR2がCH3であり、R4がHであり、R5がH、CH3、または−CH2CH3であり、そしてQが
【化33】
よりなる群から選択され、
(vv) R1およびR2が両者ともCH3であり、R4がHであり、R5がH、CH3、または−CH2CH3であり、そしてQが
【化34】
よりなる群から選択され、
(ww) R1、R2およびそれらが結合される炭素原子が一緒になって
【化35】
を形成し、R4がHであり、R5がH、CH3、または−CH2CH3であり、そしてQが
【化36】
よりなる群から選択され、
(xx) R7がCF3でありそしてQが
【化37】
よりなる群から選択され、
(yy) R7がClでありそしてQが
【化38】
よりなる群から選択され、
(zz) R1またはR2がHであり、R7がCF3であり、R4がHまたはCH3であり、そしてQが
【化39】
よりなる群から選択され、
(aaa) R1およびR2が両者ともHであり、R7がCF3であり、R4がHまたはCH3であり、そしてQが
【化40】
よりなる群から選択され、
(bbb) R1またはR2がHであり、R7がCF3であり、R5がH、CH3、または−CH2CH3であり、そしてQが
【化41】
よりなる群から選択され、
(ccc) R1およびR2が両者ともHであり、R7がCF3であり、R5がH、CH3、または−CH2CH3であり、そしてQが
【化42】
よりなる群から選択され、
(ddd) R1またはR2がCH3であり、R7がCF3であり、R5がH、CH3、または−CH2CH3であり、そしてQが
【化43】
よりなる群から選択され、
(eee) R1およびR2が両者ともCH3であり、R7がCF3であり、R5がH、CH3、または−CH2CH3であり、そしてQが
【化44】
よりなる群から選択され、
R1またはR2がHであり、R4がHであり、R7がCF3であり、R5がH、CH3、または−CH2CH3であり、そしてQが
【化45】
よりなる群から選択され、
(fff) R1およびR2が両者ともHであり、R4がHであり、R7がCF3であり、R5がH、CH3、または−CH2CH3であり、そしてQが
【化46】
よりなる群から選択され、
(ggg) R1またはR2がCH3であり、R4がHであり、R7がCF3であり、R5がH、CH3、または−CH2CH3であり、そしてQが
【化47】
よりなる群から選択され、或いは
(hhh) R1およびR2が両者ともCH3であり、R4がHであり、R7がCF3であり、R5がH、CH3、または−CH2CH3であり、そしてQが
【化48】
よりなる群から選択される
請求項15に記載の化合物、並びにそのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、溶媒和物、または製薬学的に許容可能な塩。
【請求項17】
【化49】
【化50】
【化51】
【化52】
【化53】
よりなる群から選択される化合物、並びにそのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、溶媒和物、または製薬学的に許容可能な塩。
【請求項18】
化合物が対応する他のエナンチオマーを実質的に含まない、
【化54】
よりなる群から選択される化合物。
【請求項19】
式
【化55】
の化合物。
【請求項20】
製薬学的に許容可能な担体、賦形剤または希釈剤と混合された請求項1〜19のいずれかに記載の化合物、塩または溶媒和物を含んでなる製薬学的組成物。
【請求項21】
処置または予防を必要とする哺乳動物に治療的に有効な量の請求項1の化合物、塩または溶媒和物を投与することを含んでなる、哺乳動物におけるPPAR受容体の調整により影響される疾病または症状の処置または予防方法。
【請求項22】
処置または予防を必要とする哺乳動物に治療的に有効な量の請求項1の化合物、塩または溶媒和物を投与することを含んでなる、哺乳動物におけるPPARデルタの調整により影響される疾病または症状の処置または予防方法。
【請求項23】
該治療的に有効な量が約0.1mg〜約15,000mgの服用量範囲を含んでなる請求項21または22の方法。
【請求項24】
該治療的に有効な量が約50mg〜約1000mgの服用量範囲を含んでなる請求項21または22の方法。
【請求項25】
該治療的に有効な量が約100mg〜約1000mgの服用量範囲を含んでなる請求項21または22の方法。
【請求項26】
処置または予防を必要とする哺乳動物に治療的に有効な量の請求項1の化合物、塩または溶媒和物を投与することを含んでなる、糖尿病、腎障害、神経障害、網膜障害、多のう胞性卵巣症候群、高血圧症、虚血、発作、刺激性腸疾患、炎症、白内障、心臓血管疾病、X代謝症候群、高−LDL−コレステロール血症、異常脂血症(高トリグリセリド血症、高コレステロール血症、混合高脂血症、および低−HDL−コレステロール血症を包含する)、アテローム硬化症、並びに肥満症よりなる群から選択される疾病または症状の処置または予防方法。
【請求項27】
該治療的に有効な量が約0.1mg〜約15,000mgの服用量範囲を含んでなる請求項26の方法。
【請求項28】
該治療的に有効な量が約50mg〜約1000mgの服用量範囲を含んでなる請求項26の方法。
【請求項29】
該治療的に有効な量が約100mg〜約1000mgの服用量範囲を含んでなる請求項26の方法。
【請求項30】
糖尿病、腎障害、神経障害、網膜障害、多のう胞性卵巣症候群、高血圧症、虚血、発作、刺激性腸疾患、炎症、白内障、心臓血管疾病、X代謝症候群、高−LDL−コレステロール血症、異常脂血症(高トリグリセリド血症、高コレステロール血症、混合高脂血症、および低−HDL−コレステロール血症を包含する)、アテローム硬化症、並びに肥満症
よりなる群から選択される疾病または症状を処置または予防するのに有効な量の請求項1の組成物を1個もしくはそれ以上の容器内に含んでなるキット。
【請求項31】
式(I)
【化56】
[式中、
Xは共有結合、O、またはSであり、
R1およびR2はH、C1−8アルキル、および置換されたC1−8アルキルよりなる群から独立して選択され、或いはR1、R2およびそれらが結合される炭素原子は一緒になってC3−7シクロアルキルを形成することができ、
R3はHであり、
R4およびR5はH、ハロ、C1−8アルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキル−C1−4アルキル、C3−7シクロアルキルオキシ−C1−4アルキル、C1−6アルコキシ−C1−4アルキル、C6−10アリール、ヘテロアリール、ハロ置換されたC1−4アルキル、アミノ置換されたC1−4アルキル、C6−10アリール置換されたC1−4アルキル、ヘテロアリール置換されたC1−4アルキル、シアノ置換されたC1−4アルキル、およびヒドロキシ置換されたC1−4アルキルよりなる群から独立して選択され、
R6およびR7はH、ハロ、C1−3アルキル、ハロ置換されたC1−3アルキル、C1−3アルコキシ、およびハロ置換されたC1−3アルコキシよりなる群から独立して選択され、
nは1であり、そして
QはC6−10アリールである]
の化合物、並びにそのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、溶媒和物、または製薬学的に許容可能な塩。
【請求項32】
式(I)
【化57】
[式中、
Xは共有結合、O、またはSであり、
R1およびR2はH、C1−8アルキル、および置換されたC1−8アルキルよりなる群から独立して選択され、或いはR1、R2およびそれらが結合される炭素原子は一緒になってC3−7シクロアルキルを形成することができ、
R3はHであり、
R4およびR5はH、ハロ、C1−8アルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキル−C1−4アルキル、C3−7シクロアルキルオキシ−C1−4アルキル、C1−6アルコキシ−C1−4アルキル、C6−10アリール、ヘテロアリール、ハロ置換
されたC1−4アルキル、アミノ置換されたC1−4アルキル、C6−10アリール置換されたC1−4アルキル、ヘテロアリール置換されたC1−4アルキル、シアノ置換されたC1−4アルキル、およびヒドロキシ置換されたC1−4アルキルよりなる群から独立して選択され、
R6およびR7はH、ハロ、C1−3アルキル、ハロ置換されたC1−3アルキル、C1−3アルコキシ、およびハロ置換されたC1−3アルコキシよりなる群から独立して選択され、
nは1または2であり、そして
Qは
【化58】
よりなる群から選択される]
の化合物、並びにそのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、溶媒和物、または製薬学的に許容可能な塩。
【請求項33】
式(I)
【化59】
[式中、
Xは共有結合、O、またはSであり、
R1およびR2はH、C1−8アルキル、および置換されたC1−8アルキルよりなる群から独立して選択され、或いはR1、R2およびそれらが結合される炭素原子は一緒になってC3−7シクロアルキルを形成することができ、
R3はHであり、
R4およびR5はH、ハロ、C1−8アルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキル−C1−4アルキル、C3−7シクロアルキルオキシ−C1−4アルキル、C1−6アルコキシ−C1−4アルキル、C6−10アリール、ヘテロアリール、ハロ置換されたC1−4アルキル、アミノ置換されたC1−4アルキル、C6−10アリール置換されたC1−4アルキル、シアノ置換されたC1−4アルキル、およびヒドロキシ置換されたC1−4アルキルよりなる群から独立して選択され、
R6およびR7はH、ハロ、C1−3アルキル、ハロ置換されたC1−3アルキル、C1−3アルコキシ、およびハロ置換されたC1−3アルコキシよりなる群から独立して選択され、
nは2であり、そして
Qは
【化60】
よりなる群から選択される]
の化合物、並びにそのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、溶媒和物、または製薬学的に許容可能な塩。
【請求項34】
【化61】
よりなる群から選択される請求項31、32または33に記載の化合物。
【請求項1】
式(I)
【化1】
[式中、
Xは共有結合、O、またはSであり、
R1およびR2はH、C1−8アルキル、および置換されたC1−8アルキルよりなる群から独立して選択され、或いはR1、R2およびそれらが結合される炭素原子は一緒になってC3−7シクロアルキルを形成することができ、
R3はHであり、
R4およびR5はH、ハロ、C1−8アルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキル−C1−4アルキル、C3−7シクロアルキルオキシ−C1−4アルキル、C1−6アルコキシ−C1−4アルキル、C6−10アリール、ヘテロアリール、ハロ置換されたC1−4アルキル、アミノ置換されたC1−4アルキル、C6−10アリール置換されたC1−4アルキル、シアノ置換されたC1−4アルキル、およびヒドロキシ置換されたC1−4アルキルよりなる群から独立して選択され、
R6およびR7はH、ハロ、C1−3アルキル、ハロ置換されたC1−3アルキル、C1−3アルコキシ、およびハロ置換されたC1−3アルコキシよりなる群から独立して選択され、
nは1であり、そして
Qは
【化2】
よりなる群から選択される]
の化合物、並びにそのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、溶媒和物、または製薬学的に許容可能な塩。
【請求項2】
R1およびR2がHおよびC1−8アルキルよりなる群から独立して選択され、或いはR1、R2およびそれらが結合される炭素原子が一緒になってC3−5シクロアルキルを
形成することができる請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
R1およびR2がHおよびCH3よりなる群から独立して選択され、或いはR1、R2およびそれらが結合される炭素原子が一緒になって
【化3】
を形成することができる請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
R6およびR7がH、ハロ、ハロ置換されたC1−3アルキル、C1−3アルコキシ、およびハロ置換されたC1−3アルコキシよりなる群から独立して選択される請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
R6がHでありそしてR7がハロ、ハロ置換されたC1−3アルキル、およびハロ置換されたC1−3アルコキシよりなる群から選択される請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
R7がF、CF3、および−O−CF3よりなる群から選択される請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
R4およびR5がHおよびC1−8アルキルよりなる群から独立して選択される請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
R5がH、CH3、または−CH2CH3である請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
Qが
【化4】
よりなる群から選択される請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
Qが
【化5】
よりなる群から選択される請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
XがOである請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
XがOであり、
R1、R2、R4、およびR5がHおよびC1−3アルキルよりなる群から独立して選択され、或いはR1、R2およびそれらが結合される炭素原子が一緒になって
【化6】
を形成することができ、そして
R6およびR7がH、ハロ、C1−3アルコキシ、およびハロ置換されたC1−3アルキル、およびハロ置換されたC1−3アルコキシよりなる群から独立して選択される
請求項1に記載の化合物、並びにそのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、溶媒和物、または製薬学的に許容可能な塩。
【請求項13】
式(Ia)
【化7】
[式中、
R1およびR2はHおよびC1−8アルキルよりなる群から独立して選択され、或いはR1、R2およびそれらが結合される炭素原子は一緒になってC3−5シクロアルキルを形成することができ、
R6およびR7はH、C1−3アルキル、ハロ、およびハロ置換されたC1−3アルキルよりなる群から独立して選択され、
R4およびR5はHおよびC1−8アルキルよりなる群から独立して選択され、そして
Qは
【化8】
よりなる群から選択される]
の化合物、並びにそのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、溶媒和物、または製薬学的に許容可能な塩。
【請求項14】
式(Ib)
【化9】
[式中、
R1およびR2はHおよびCH3よりなる群から独立して選択され、或いはR1、R2およびそれらが結合される炭素原子は一緒になって
【化10】
を形成することができ、
R4およびR5はH、CH3、および−CH2CH3よりなる群から独立して選択され、そして
Qは
【化11】
よりなる群から選択される]
の化合物、並びにそのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、溶媒和物、または製薬学的に許容可能な塩。
【請求項15】
式(Ic)
【化12】
[式中、
R1、R2、およびR4はHおよびCH3よりなる群から独立して選択され、或いはR1、R2およびそれらが結合される炭素原子は一緒になって
【化13】
を形成することができ、
R5はH、CH3、および−CH2CH3よりなる群から選択され、
R7はハロまたはハロ置換されたC1−3アルキルであり、そして
Qは
【化14】
よりなる群から選択される]
の化合物、並びにそのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、溶媒和物、または製薬学的に許容可能な塩。
【請求項16】
(a) R1またはR2がHであり、
(b) R1およびR2が両者ともHであり、;
(c) R1またはR2がCH3であり、
(d) R1およびR2が両者ともCH3であり、
(e) R1、R2およびそれらが結合される炭素原子が一緒になって
【化15】
を形成し、
(f) R4がHまたはCH3であり、
(g) R5がH、CH3、または−CH2CH3であり、
(h) R1またはR2がHでありそしてR4がHまたはCH3であり、
(i) R1およびR2が両者ともHでありそしてR4がHまたはCH3であり、
(j) R1またはR2がHでありそしてR5がH、CH3、または−CH2CH3であり、
(k) R1およびR2が両者ともHでありそしてR5がH、CH3、または−CH2CH3であり、
(l) R1またはR2がCH3でありそしてR5がH、CH3、または−CH2CH3であり、
(m) R1およびR2が両者ともCH3でありそしてR5がH、CH3、または−CH2CH3であり、
(n) R1またはR2がHであり、R4がHであり、そしてR5がH、CH3、または−CH2CH3であり、
(o) R1およびR2が両者ともHであり、R4がHであり、そしてR5がH、CH3、または−CH2CH3であり、
(p) R1またはR2がCH3であり、R4がHであり、そしてR5がH、CH3、または−CH2CH3であり、
(q) R1およびR2が両者ともCH3であり、R4がHであり、そしてR5がH、CH3、または−CH2CH3であり、
(r) R1、R2およびそれらが結合される炭素原子が一緒になって
【化16】
を形成し、R4がHであり、そしてR5がH、CH3、または−CH2CH3であり、
(s) R7がCF3であり、
(t) R7がClであり、
(u) R1またはR2がHであり、R7がCF3であり、そしてR4がHまたはCH3であり、
(v) R1およびR2が両者ともHであり、R7がCF3であり、そしてR4がHまたはCH3であり、
(w) R1またはR2がHであり、R7がCF3であり、そしてR5がH、CH3、または−CH2CH3であり、
(x) R1およびR2が両者ともHであり、R7がCF3であり、そしてR5がH、CH3、または−CH2CH3であり、
(y) R1またはR2がCH3であり、R7がCF3であり、そしてR5がH、CH3、または−CH2CH3であり、
(z) R1およびR2が両者ともCH3であり、R7がCF3であり、そしてR5がH、CH3、または−CH2CH3であり、
(aa) R1またはR2がHであり、R4がHであり、R7がCF3であり、そしてR5がH、CH3、または−CH2CH3であり、
(bb) R1およびR2が両者ともHであり、R4がHであり、R7がCF3であり、そしてR5がH、CH3、または−CH2CH3であり、
(cc) R1またはR2がCH3であり、R4がHであり、R7がCF3であり、そしてR5がH、CH3、または−CH2CH3であり、
(dd) R1およびR2が両者ともCH3であり、R4がHであり、R7がCF3であり、そしてR5がH、CH3、または−CH2CH3であり、
(ee) R1、R2およびそれらが結合される炭素原子が一緒になって
【化17】
を形成し、R4がHであり、R7がCF3であり、そしてR5がH、CH3、または−CH2CH3であり、
(ff) Qが
【化18】
よりなる群から選択され、
(gg) R1またはR2がHでありそしてQが
【化19】
よりなる群から選択され、
(hh) R1およびR2が両者ともHであり、そしてQが
【化20】
よりなる群から選択され、
(ii) R1またはR2がCH3でありそしてQが
【化21】
よりなる群から選択され、
(jj) R1およびR2が両者ともCH3でありそしてQが
【化22】
よりなる群から選択され、
(kk) R4がHまたはCH3でありそしてQが
【化23】
よりなる群から選択され、
(ll) R5がH、CH3、または−CH2CH3でありそしてQが
【化24】
よりなる群から選択され、
(mm) R1またはR2がHでありそしてR4がHまたはCH3でありそしてQが
【化25】
よりなる群から選択され、
(nn) R1およびR2が両者ともHでありそしてR4がHまたはCH3でありそしてQが
【化26】
よりなる群から選択され、
(oo) R1またはR2がHでありそしてR5がH、CH3、または−CH2CH3でありそしてQが
【化27】
よりなる群から選択され、
(pp) R1およびR2が両者ともHでありそしてR5がH、CH3、または−CH2CH3でありそしてQが
【化28】
よりなる群から選択され、
(qq) R1またはR2がCH3でありそしてR5がH、CH3、または−CH2CH3でありそしてQが
【化29】
よりなる群から選択され、
(rr) R1およびR2が両者ともCH3であり、R5がH、CH3、または−CH2CH3であり、そしてQが
【化30】
よりなる群から選択され、
(ss) R1またはR2がHであり、R4がHであり、R5がH、CH3、または−CH2CH3であり、そしてQが
【化31】
よりなる群から選択され、
(tt) R1およびR2が両者ともHであり、R4がHであり、R5がH、CH3、または−CH2CH3であり、そしてQが
【化32】
よりなる群から選択され、
(uu) R1またはR2がCH3であり、R4がHであり、R5がH、CH3、または−CH2CH3であり、そしてQが
【化33】
よりなる群から選択され、
(vv) R1およびR2が両者ともCH3であり、R4がHであり、R5がH、CH3、または−CH2CH3であり、そしてQが
【化34】
よりなる群から選択され、
(ww) R1、R2およびそれらが結合される炭素原子が一緒になって
【化35】
を形成し、R4がHであり、R5がH、CH3、または−CH2CH3であり、そしてQが
【化36】
よりなる群から選択され、
(xx) R7がCF3でありそしてQが
【化37】
よりなる群から選択され、
(yy) R7がClでありそしてQが
【化38】
よりなる群から選択され、
(zz) R1またはR2がHであり、R7がCF3であり、R4がHまたはCH3であり、そしてQが
【化39】
よりなる群から選択され、
(aaa) R1およびR2が両者ともHであり、R7がCF3であり、R4がHまたはCH3であり、そしてQが
【化40】
よりなる群から選択され、
(bbb) R1またはR2がHであり、R7がCF3であり、R5がH、CH3、または−CH2CH3であり、そしてQが
【化41】
よりなる群から選択され、
(ccc) R1およびR2が両者ともHであり、R7がCF3であり、R5がH、CH3、または−CH2CH3であり、そしてQが
【化42】
よりなる群から選択され、
(ddd) R1またはR2がCH3であり、R7がCF3であり、R5がH、CH3、または−CH2CH3であり、そしてQが
【化43】
よりなる群から選択され、
(eee) R1およびR2が両者ともCH3であり、R7がCF3であり、R5がH、CH3、または−CH2CH3であり、そしてQが
【化44】
よりなる群から選択され、
R1またはR2がHであり、R4がHであり、R7がCF3であり、R5がH、CH3、または−CH2CH3であり、そしてQが
【化45】
よりなる群から選択され、
(fff) R1およびR2が両者ともHであり、R4がHであり、R7がCF3であり、R5がH、CH3、または−CH2CH3であり、そしてQが
【化46】
よりなる群から選択され、
(ggg) R1またはR2がCH3であり、R4がHであり、R7がCF3であり、R5がH、CH3、または−CH2CH3であり、そしてQが
【化47】
よりなる群から選択され、或いは
(hhh) R1およびR2が両者ともCH3であり、R4がHであり、R7がCF3であり、R5がH、CH3、または−CH2CH3であり、そしてQが
【化48】
よりなる群から選択される
請求項15に記載の化合物、並びにそのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、溶媒和物、または製薬学的に許容可能な塩。
【請求項17】
【化49】
【化50】
【化51】
【化52】
【化53】
よりなる群から選択される化合物、並びにそのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、溶媒和物、または製薬学的に許容可能な塩。
【請求項18】
化合物が対応する他のエナンチオマーを実質的に含まない、
【化54】
よりなる群から選択される化合物。
【請求項19】
式
【化55】
の化合物。
【請求項20】
製薬学的に許容可能な担体、賦形剤または希釈剤と混合された請求項1〜19のいずれかに記載の化合物、塩または溶媒和物を含んでなる製薬学的組成物。
【請求項21】
処置または予防を必要とする哺乳動物に治療的に有効な量の請求項1の化合物、塩または溶媒和物を投与することを含んでなる、哺乳動物におけるPPAR受容体の調整により影響される疾病または症状の処置または予防方法。
【請求項22】
処置または予防を必要とする哺乳動物に治療的に有効な量の請求項1の化合物、塩または溶媒和物を投与することを含んでなる、哺乳動物におけるPPARデルタの調整により影響される疾病または症状の処置または予防方法。
【請求項23】
該治療的に有効な量が約0.1mg〜約15,000mgの服用量範囲を含んでなる請求項21または22の方法。
【請求項24】
該治療的に有効な量が約50mg〜約1000mgの服用量範囲を含んでなる請求項21または22の方法。
【請求項25】
該治療的に有効な量が約100mg〜約1000mgの服用量範囲を含んでなる請求項21または22の方法。
【請求項26】
処置または予防を必要とする哺乳動物に治療的に有効な量の請求項1の化合物、塩または溶媒和物を投与することを含んでなる、糖尿病、腎障害、神経障害、網膜障害、多のう胞性卵巣症候群、高血圧症、虚血、発作、刺激性腸疾患、炎症、白内障、心臓血管疾病、X代謝症候群、高−LDL−コレステロール血症、異常脂血症(高トリグリセリド血症、高コレステロール血症、混合高脂血症、および低−HDL−コレステロール血症を包含する)、アテローム硬化症、並びに肥満症よりなる群から選択される疾病または症状の処置または予防方法。
【請求項27】
該治療的に有効な量が約0.1mg〜約15,000mgの服用量範囲を含んでなる請求項26の方法。
【請求項28】
該治療的に有効な量が約50mg〜約1000mgの服用量範囲を含んでなる請求項26の方法。
【請求項29】
該治療的に有効な量が約100mg〜約1000mgの服用量範囲を含んでなる請求項26の方法。
【請求項30】
糖尿病、腎障害、神経障害、網膜障害、多のう胞性卵巣症候群、高血圧症、虚血、発作、刺激性腸疾患、炎症、白内障、心臓血管疾病、X代謝症候群、高−LDL−コレステロール血症、異常脂血症(高トリグリセリド血症、高コレステロール血症、混合高脂血症、および低−HDL−コレステロール血症を包含する)、アテローム硬化症、並びに肥満症
よりなる群から選択される疾病または症状を処置または予防するのに有効な量の請求項1の組成物を1個もしくはそれ以上の容器内に含んでなるキット。
【請求項31】
式(I)
【化56】
[式中、
Xは共有結合、O、またはSであり、
R1およびR2はH、C1−8アルキル、および置換されたC1−8アルキルよりなる群から独立して選択され、或いはR1、R2およびそれらが結合される炭素原子は一緒になってC3−7シクロアルキルを形成することができ、
R3はHであり、
R4およびR5はH、ハロ、C1−8アルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキル−C1−4アルキル、C3−7シクロアルキルオキシ−C1−4アルキル、C1−6アルコキシ−C1−4アルキル、C6−10アリール、ヘテロアリール、ハロ置換されたC1−4アルキル、アミノ置換されたC1−4アルキル、C6−10アリール置換されたC1−4アルキル、ヘテロアリール置換されたC1−4アルキル、シアノ置換されたC1−4アルキル、およびヒドロキシ置換されたC1−4アルキルよりなる群から独立して選択され、
R6およびR7はH、ハロ、C1−3アルキル、ハロ置換されたC1−3アルキル、C1−3アルコキシ、およびハロ置換されたC1−3アルコキシよりなる群から独立して選択され、
nは1であり、そして
QはC6−10アリールである]
の化合物、並びにそのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、溶媒和物、または製薬学的に許容可能な塩。
【請求項32】
式(I)
【化57】
[式中、
Xは共有結合、O、またはSであり、
R1およびR2はH、C1−8アルキル、および置換されたC1−8アルキルよりなる群から独立して選択され、或いはR1、R2およびそれらが結合される炭素原子は一緒になってC3−7シクロアルキルを形成することができ、
R3はHであり、
R4およびR5はH、ハロ、C1−8アルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキル−C1−4アルキル、C3−7シクロアルキルオキシ−C1−4アルキル、C1−6アルコキシ−C1−4アルキル、C6−10アリール、ヘテロアリール、ハロ置換
されたC1−4アルキル、アミノ置換されたC1−4アルキル、C6−10アリール置換されたC1−4アルキル、ヘテロアリール置換されたC1−4アルキル、シアノ置換されたC1−4アルキル、およびヒドロキシ置換されたC1−4アルキルよりなる群から独立して選択され、
R6およびR7はH、ハロ、C1−3アルキル、ハロ置換されたC1−3アルキル、C1−3アルコキシ、およびハロ置換されたC1−3アルコキシよりなる群から独立して選択され、
nは1または2であり、そして
Qは
【化58】
よりなる群から選択される]
の化合物、並びにそのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、溶媒和物、または製薬学的に許容可能な塩。
【請求項33】
式(I)
【化59】
[式中、
Xは共有結合、O、またはSであり、
R1およびR2はH、C1−8アルキル、および置換されたC1−8アルキルよりなる群から独立して選択され、或いはR1、R2およびそれらが結合される炭素原子は一緒になってC3−7シクロアルキルを形成することができ、
R3はHであり、
R4およびR5はH、ハロ、C1−8アルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキル−C1−4アルキル、C3−7シクロアルキルオキシ−C1−4アルキル、C1−6アルコキシ−C1−4アルキル、C6−10アリール、ヘテロアリール、ハロ置換されたC1−4アルキル、アミノ置換されたC1−4アルキル、C6−10アリール置換されたC1−4アルキル、シアノ置換されたC1−4アルキル、およびヒドロキシ置換されたC1−4アルキルよりなる群から独立して選択され、
R6およびR7はH、ハロ、C1−3アルキル、ハロ置換されたC1−3アルキル、C1−3アルコキシ、およびハロ置換されたC1−3アルコキシよりなる群から独立して選択され、
nは2であり、そして
Qは
【化60】
よりなる群から選択される]
の化合物、並びにそのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、溶媒和物、または製薬学的に許容可能な塩。
【請求項34】
【化61】
よりなる群から選択される請求項31、32または33に記載の化合物。
【公表番号】特表2009−534402(P2009−534402A)
【公表日】平成21年9月24日(2009.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−506716(P2009−506716)
【出願日】平成19年4月17日(2007.4.17)
【国際出願番号】PCT/US2007/066772
【国際公開番号】WO2007/121432
【国際公開日】平成19年10月25日(2007.10.25)
【出願人】(390033008)ジヤンセン・フアーマシユーチカ・ナームローゼ・フエンノートシヤツプ (616)
【氏名又は名称原語表記】JANSSEN PHARMACEUTICA NAAMLOZE VENNOOTSCHAP
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年9月24日(2009.9.24)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年4月17日(2007.4.17)
【国際出願番号】PCT/US2007/066772
【国際公開番号】WO2007/121432
【国際公開日】平成19年10月25日(2007.10.25)
【出願人】(390033008)ジヤンセン・フアーマシユーチカ・ナームローゼ・フエンノートシヤツプ (616)
【氏名又は名称原語表記】JANSSEN PHARMACEUTICA NAAMLOZE VENNOOTSCHAP
【Fターム(参考)】
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