説明

MCH−1調節剤としてのN−ピペリジン誘導体

本発明は、式I:


の化合物、当該化合物の調製方法、肥満、精神異常、認識力障害、記憶障害、統合失調症、てんかん、および関連する状態、ならびに認知症、多発性硬化症、レイノー症候群、パーキンソン病、ハンチントン舞踏病およびアルツハイマー病などの神経障害、ならびに疼痛関連障害の処置におけるそれらの使用、ならびにそれらを含む医薬組成物に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化1】

[式中、Xは、フェニル、ナフチル、ピロリル、イミダゾリル、フリル、チエニル、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、キノリニル、イソキノリル、キナゾリル、インドリル、ベンゾフラニル、ベンゾ[b]チエニルまたはベンズイミダゾリルを表し、
ここで、各々のXは、1以上の、シアノ、ハロ、1以上のフルオロにより置換されていてもよいC1−4アルキル基、1以上のフルオロにより置換されていてもよいC1−4アルコキシ基、基CONR(ここで、RおよびRは、独立に、C1−3アルキル基を表す)、フェニル、フェノキシ、2−ピリジルまたは3−ピリジルにより置換されていてもよく、ここで、当該芳香族置換基(すなわち、フェニル、フェノキシ、2−ピリジルまたは3−ピリジル)は、フルオロ、クロロまたはシアノにより置換されていてもよく、または
Xは、ジフェニルメチルまたはジピリジニルメチル基(アリール基(複数でもよい)において、独立に、1以上の、シアノ、ハロ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシまたはトリフルオロメチルにより置換されていてもよい)を表し、
Yは、OCH、SCH(ここで、当該ヘテロ原子がXに連結する)、CHCHまたはCH=CHであり、ここで、Yにおける各々の炭素は、1または2のメチル基および/または1または2フルオロにより置換されていてもよく、
は、HまたはC1−4アルキル基を表し、
Aは(CHを表し、ここでnは0または1であり、Bは(CHを表し、ここでmは0または1であり、
はHを表し、または、AおよびBが同一でCHを表す場合、RはHまたはFを表し、
Zは、フェニル、または、チエニル、フリル、ピリジル、ピラジニル、ピリダジニル、ピロリル、イミダゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、ピリミジニル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリルから選択されるヘテロ環基を表し、ここで、各々のZは、1以上の、シアノ、ハロ、1以上のフルオロにより置換されていてもよいC1−4アルキル基、1以上のフルオロにより置換されていてもよいC1−4アルコキシ基により置換されていてもよく、
Wは、フェニル、または、チエニル、フリル、ピリジル、ピラジニル、ピリダジニル、ピロリル、イミダゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、ピリミジニル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリルから選択されるヘテロ環基を表し、ここで、各々のWは、1以上の、シアノ、ハロ、1以上のフルオロにより置換されていてもよいC1−4アルキル基、1以上のフルオロにより置換されていてもよいC1−4アルコキシ基により置換されていてもよく、またはWは、トリフルオロメチルスルホニルまたは2,2−ジフルオロ−1,3−ジオキソラン環(Wの2つの隣接する芳香族炭素原子と縮合する)により置換されていてもよい]
の化合物、またはその互変異性体、その光学異性体もしくはそのラセミ体、または医薬として許容なその塩、
[但し、2−(4−クロロフェノキシ)−N−{1−[4−(1,2,3−チアジアゾール−4−イル)ベンジル]ピペリジン−4−イル}アセトアミドを除く]。
【請求項2】
Xが、フェニルまたはピリジル基(1以上の、シアノ、フルオロ、クロロ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシまたはトリフルオロメチルにより置換されている)を表し、またはXが、ジフェニルメチルまたはジピリジニルメチル基(アリール基(複数でもよい)において、1以上の、シアノ、フルオロ、クロロ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシまたはトリフルオロメチルにより置換されていてもよい)を表し、
Yが、OCHまたはSCH(ここで双方とも、ヘテロ原子がXに連結する)、CHCHまたはCH=CHであり、
が、水素またはメチルであり
Aが(CHを表し、ここでnが0または1であり、Bが(CHを表し、ここで、mが0または1であり、
がHを表し、AおよびBが同一でCHを表す場合、RがHまたはFを表し、
Zが、フェニル、またはチエニル、フリル、ピロリルから選択されるヘテロ環基であり、ここで、各々のZが、シアノ、フルオロ、クロロまたはトリフルオロメチルにより置換されていてもよく、
Wが、フェニル、またはチエニル、フリル、ピリジル、ピラジニル、ピリダジニル、ピロリル、イミダゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、ピリミジニル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリルから選択されるヘテロ環基を表し、ここで、各々のWが、1以上の、シアノ、フルオロ、クロロ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシまたはトリフルオロメチルにより、または1つのトリフルオロメチルスルホニルまたは1つの2,2−ジフルオロ−1,3−ジオキソラン環(Wの2つの隣接する芳香族炭素原子と縮合する)により置換されていてもよい、請求項1に記載の化合物、または医薬として許容なその塩。
【請求項3】
Xが、ナフチル、またはキノリニル、イソキノリル、キナゾリル、インドリル、ベンゾフラニル、ベンゾ[b]チエニル、またはベンズイミダゾリルから選択されるヘテロアリール環を表し、
ここで、各々のXが、1以上の、シアノ、ハロ、1以上のフルオロにより置換されていてもよいC1−4アルキル基、1以上のフルオロにより置換されていてもよいC1−4アルコキシ基、または基CONR(ここで、RおよびRが、独立に、C1−3アルキル基を表す)により置換されていてもよく、
Yが、OCHまたはSCH(ここで、当該ヘテロ原子がXに連結する)、CHCHまたはCH=CHであり、
が、水素またはメチルであり、
Aが(CHを表し、ここでnが0または1であり、Bが(CHを表し、ここでmが0または1であり、
がHを表し、または、AおよびBが同一でCHを表す場合、RがHまたはFを表し、
Zが、フェニル、またはチエニル、フリル、ピロリルから選択されるヘテロ環基であり、ここで、各々のZが、シアノ、フルオロ、クロロまたはトリフルオロメチルにより置換されていてもよく、
Wが、フェニル、またはチエニル、フリル、ピリジル、ピラジニル、ピリダジニル、ピロリル、イミダゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、ピリミジニル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリルから選択されるヘテロ環基を表し、ここで、各々のWが、1以上の、シアノ、フルオロ、クロロ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシまたはトリフルオロメチルにより、または1つのトリフルオロメチルスルホニルにより、または1つの2,2−ジフルオロ−1,3−ジオキソラン環(Wの2つの隣接する芳香族炭素原子と縮合する)により置換されていてもよい、請求項1または2に記載の化合物、または医薬として許容なその塩。
【請求項4】
Xが、フェニルまたはピリジル基(1以上のハロゲンにより置換されていてもよい)を表し、さらにフェニル、フェノキシ、2−ピリジルまたは3−ピリジル基により置換されており、ここで、当該置換基(すなわち、フェニル、フェノキシ、2−ピリジルまたは3−ピリジル)は、さらに1以上のフルオロ、クロロまたはシアノにより置換されていてもよく、
Yが、OCHまたはSCH(ここで、当該ヘテロ原子がXに連結する)、CHCHまたはCH=CHであり、
が、水素またはメチルであり、
Aが(CHを表し、ここで、nが0または1であり、Bが(CHを表し、ここで、mが0または1であり、
がHを表し、AおよびBが同一でCHを表す場合、RがHまたはFを表し、
Zが、フェニル、またはチエニル、フリル、ピロリルから選択されるヘテロ環基であり、ここで、各々のZが、シアノ、フルオロ、クロロまたはトリフルオロメチルにより置換されていてもよく、
Wが、フェニル、またはチエニル、フリル、ピリジル、ピラジニル、ピリダジニル、ピロリル、イミダゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、ピリミジニル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリルから選択されるヘテロ環基を表し、ここで、各々のWが、1以上の、シアノ、フルオロ、クロロ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシまたはトリフルオロメチルにより、または1つのトリフルオロメチルスルホニルにより、または1つの2,2−ジフルオロ−1,3−ジオキソラン環(Wの2つの隣接する芳香族炭素原子と縮合する)により置換されていてもよい、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物、または医薬として許容なその塩。
【請求項5】
Xが、フェニル基(1以上の、シアノ、フルオロ、クロロ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシまたはトリフルオロメチルにより置換されている)を表し、またはXは、ジフェニルメチルまたはジピリジノメチル基(アリール基(複数でもよい)において、1以上の、シアノ、フルオロ、クロロ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシまたはトリフルオロメチルにより置換されていてもよい)を表し、
Yが、OCH(ここで、ヘテロ原子がXに連結する)であり、
が水素であり、
Aが(CHを表し、ここで、nが0または1であり、Bが(CHを表し、ここで、mが0または1であり、
がHを表し、AおよびBが同一でCHを表す場合、RがHまたはFを表し、
Zが、チエニル、フリルまたはピロリルであり、
Wが、フェニル、またはピリジル、ピラジニル、ピリダジニル、ピロリル、イミダゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、ピリミジニル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリルから選択されるヘテロ環基を表し、ここで、各々のWが、1以上の、シアノ、フルオロ、クロロ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシまたはトリフルオロメチルにより、または1つのトリフルオロメチルスルホニルにより、または1つの2,2−ジフルオロ−1,3−ジオキソラン環(Wの2つの隣接する芳香族炭素原子と縮合する)により置換されていてもよい、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物、または医薬として許容なその塩。
【請求項6】
Xが、フェニル基(1以上の、シアノ、フルオロ、クロロ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシまたはトリフルオロメチルにより置換されている)を表し、またはXが、ジフェニルメチル基(当該フェニル基(複数でもよい)において、1以上の、シアノ、フルオロ、クロロ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシまたはトリフルオロメチルにより置換されていてもよい)を表し、
Yが、OCH(ここで、ヘテロ原子がXに連結する)であり、
が水素であり、
Aが(CHを表し、ここで、nが0または1であり、Bが(CHを表し、ここで、mが0または1であり、
がHを表し、または、AおよびBが同一でCHを表す場合、RがHまたはFを表し、
Zが、2,5−チエニル(ここで、2位が基Wに連結する)であり、
Wが、フェニル、またはピリジル、ピラジニル、ピリダジニル、ピロリル、イミダゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、ピリミジニル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリルから選択されるヘテロ環基を表し、ここで、各々のWが、1以上の、シアノ、フルオロ、クロロ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシまたはトリフルオロメチルにより、または1つのトリフルオロメチルスルホニルにより、または1つの2,2−ジフルオロ−1,3−ジオキソラン環(Wの2つの隣接する芳香族炭素原子と縮合する)により置換されていてもよい、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物、または医薬として許容なその塩。
【請求項7】
Xが、フェニル基(1以上の、シアノ、フルオロ、クロロ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシまたはトリフルオロメチルにより置換されている)を表し、またはXが、ジフェニルメチル基(当該フェニル基(複数でもよい)において、1以上の、シアノ、フルオロ、クロロ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシまたはトリフルオロメチルにより置換されていてもよい)を表し、
Yが、OCH(ここで、ヘテロ原子がXに連結する)であり、
が水素であり、
Aが(CHを表し、ここで、nが0または1であり、Bが(CHを表し、ここで、mが0または1であり、
がHを表し、または、AおよびBが同一でCHを表す場合、RがHまたはFを表し、
Zが2,5−フリル(ここで、2位が基Wに連結する)であり、
Wが、フェニル、またはピリジル、ピラジニル、ピリダジニル、ピロリル、イミダゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、ピリミジニル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリルから選択されるヘテロ環基を表し、ここで、各々のWが、1以上の、シアノ、フルオロ、クロロ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシまたはトリフルオロメチルにより、または1つのトリフルオロメチルスルホニルにより、または1つの2,2−ジフルオロ−1,3−ジオキソラン環(Wの2つの隣接する芳香族炭素原子と縮合する)により置換されていてもよい、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物、または医薬として許容なその塩。
【請求項8】
Xが、フェニル基(1以上の、シアノ、フルオロ、クロロ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシまたはトリフルオロメチルにより置換されている)を表し、またはXが、ジフェニルメチル基(当該フェニル基(複数でもよい)において、1以上の、シアノ、フルオロ、クロロ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシまたはトリフルオロメチルにより置換されていてもよい)を表し、
Yが、OCH(ここで、ヘテロ原子がXに連結する)であり、
が水素であり、
Aが(CHを表し、ここで、nが0または1であり、Bが(CHを表し、ここで、mが0または1であり、
がHを表し、または、AおよびBが同一でCHを表す場合、Rが、HまたはFを表し、
Zが、1,3−1H−ピロリル(ここで、ヘテロ原子がWに連結する)であり、
Wが、フェニル、またはピリジル、ピラジニル、ピリダジニル、ピロリル、イミダゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、ピリミジニル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリルから選択されるヘテロ環基を表し、ここで、各々のWが、1以上の、シアノ、フルオロ、クロロ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシまたはトリフルオロメチルにより、または1つのトリフルオロメチルスルホニルにより、または1つの2,2−ジフルオロ−1,3−ジオキソラン環(Wの2つの隣接する芳香族炭素原子と縮合する)により置換されていてもよい、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物、または医薬として許容なその塩。
【請求項9】
Zがピロリルである、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項10】
Zが1,3−1H−ピロリル(ここで、ヘテロ原子がWに連結する)である、請求項1〜9のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項11】
Wがフェニルまたは2−ピリジル(1以上の、シアノ、フルオロ、クロロ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメチルスルホニルにより置換されていてもよい)である、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項12】
YがOCHである、請求項1〜11のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項13】
1以上の以下の化合物:
2−(3−クロロフェノキシ)−N−[1−[(1−フェニル−1H−ピロール−3−イル)メチル]ピペリジン−4−イル]アセトアミド
2−(3−クロロフェノキシ)−N−[1−({1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)ピペリジン−4−イル]アセトアミド、
2−(3−クロロフェノキシ)−N−(1−{[1−(4−メトキシフェニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}ピペリジン−4−イル)アセトアミド、
2−(3−クロロフェノキシ)−N−(1−{[1−(2−クロロフェニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}ピペリジン−4−イル)アセトアミド、
2−(3−クロロフェノキシ)−N−[1−({1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)ピペリジン−4−イル]アセトアミド、
2−(3−クロロフェノキシ)−N−(1−{[1−(3−クロロフェニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}ピペリジン−4−イル)アセトアミド、
2−(3−クロロフェノキシ)−N−[1−(4−ピリジン−2−イルベンジル)ピペリジン−4−イル]アセトアミド、
2−(3−クロロフェノキシ)−N−(1−{[5−(4−クロロフェニル)−2−フリル]メチル}ピペリジン−4−イル)アセトアミド、
2−(3−クロロフェノキシ)−N−[1−({1−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)ピペリジン−4−イル]アセトアミド、
2−(3−クロロフェノキシ)−N−{1−[3−(1H−ピロール−1−イル)ベンジル]ピペリジン−4−イル}アセトアミド、
2−(3−クロロフェノキシ)−N−[1−(3−ピリジン−2−イルベンジル)ピペリジン−4−イル]アセトアミド、
2−(3−クロロフェノキシ)−N−(1−{[5−(2,4−ジクロロフェニル)−2−フリル]メチル}ピペリジン−4−イル)アセトアミド、
2−(3−クロロフェノキシ)−N−[1−({5−[1−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−2−チエニル}メチル)ピペリジン−4−イル]アセトアミド、
N−(1−{[1−(4−ブロモフェニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}ピペリジン−4−イル)−2−(3−クロロフェノキシ)アセトアミド、
2−(3−クロロフェノキシ)−N−メチル−N−[1−({1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)ピペリジン−4−イル]アセトアミド、
2−[(3−クロロフェニル)チオ]−N−[1−({1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)ピペリジン−4−イル]アセトアミド、
2−(ピリジン−3−イルオキシ)−N−[1−({1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)ピペリジン−4−イル]アセトアミド、
2−[3−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]−N−[1−({1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)ピペリジン−4−イル]アセトアミド、
2−[3−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]−N−[1−({1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)ピペリジン−4−イル]アセトアミド、
2−(3−シアノフェノキシ)−N−[1−({1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)ピペリジン−4−イル]アセトアミド、
2−(3−フルオロフェノキシ)−N−[1−({1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)ピペリジン−4−イル]アセトアミド、
2−(3−シアノフェノキシ)−N−[1−({5−[1−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−2−チエニル}メチル)ピペリジン−4−イル]アセトアミド、
2−(2−クロロフェノキシ)−N−[1−({1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)ピペリジン−4−イル]アセトアミド、
2−(3−クロロフェノキシ)−N−[1−({5−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2−フリル}メチル)ピペリジン−4−イル]アセトアミド、
2−(3−クロロフェノキシ)−N−(1−{[1−(4−シアノフェニル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}ピペリジン−4−イル)アセトアミド、
2−(3−シアノフェノキシ)−N−(1−{[5−(2,4−ジクロロフェニル)−2−フリル]メチル}ピペリジン−4−イル)アセトアミド、
2−(3−シアノフェノキシ)−N−[1−({1−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)ピペリジン−4−イル]アセトアミド、
2−(3−クロロフェノキシ)−N−(1−{[1−(5−クロロピリミジン−2−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}ピペリジン−4−イル)アセトアミド、
3−(3−クロロフェニル)−N−[1−({1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)ピペリジン−4−イル]プロパンアミド、
(2E)−3−(3−クロロフェニル)−N−[1−({1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)ピペリジン−4−イル]アクリルアミド、
2−(3,5−ジフルオロフェノキシ)−N−[1−({1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)ピペリジン−4−イル]アセトアミド、
2−(2,6−ジイソプロピルフェノキシ)−N−[1−({1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)ピペリジン−4−イル]アセトアミド、
2−(3−イソプロピルフェノキシ)−N−[1−({1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)ピペリジン−4−イル]アセトアミド、
2−(2−シアノフェノキシ)−N−[1−({1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)ピペリジン−4−イル]アセトアミド、
2−(イソキノリン−5−イルオキシ)−N−[1−({1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)ピペリジン−4−イル]アセトアミド、
2−(3,4−ジフルオロフェノキシ)−N−[1−({1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)ピペリジン−4−イル]アセトアミド、
2−[(5−クロロピリジン−2−イル)オキシ]−N−[1−({1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)ピペリジン−4−イル]アセトアミド、
2−(3−クロロフェノキシ)−N−[1−({1−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)ピペリジン−4−イル]アセトアミド、
2−(ビフェニル−3−イルオキシ)−N−[1−({1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)ピペリジン−4−イル]アセトアミド、
2−(4−クロロフェノキシ)−2−メチル−N−[1−({1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)ピペリジン−4−イル]プロパンアミド、
2−(3−クロロフェノキシ)−N−[1−({1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)アゼチジン−3−イル]アセトアミド
2−(ジフェニルメトキシ)−N−[1−({1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)ピペリジン−4−イル]アセトアミド、
2−(3−クロロフェノキシ)−N−[(3S,4S)−3−フルオロ−1−({1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)ピペリジン−4−イル]アセトアミド、
2−(3−クロロフェノキシ)−N−[(3R,4R)−3−フルオロ−1−({1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)ピペリジン−4−イル]アセトアミド、
2−(3,4−ジフルオロフェノキシ)−N−[1−({1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)ピロリジン−3−イル]アセトアミド、
2−(3−クロロフェノキシ)−N−{1−[(1−{4−[(トリフルオロメチル)スルホニル]フェニル}−1H−ピロール−3−イル)メチル]ピペリジン−4−イル}アセトアミド、
2−(3−クロロフェノキシ)−N−(1−{[1−(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−1H−ピロール−3−イル]メチル}ピペリジン−4−イル)アセトアミド、
から選択される化合物、または医薬として許容なその塩。
【請求項14】
式Ia
【化2】

[式中、Xは、5〜10員のアリール、またはピロリル、イミダゾリル、フリル、チエニル、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、キノリニル、イソキノリル、キナゾリル、インドリル、ベンゾフラニル、ベンゾ[b]チエニルまたはベンズイミダゾリルから選択されるヘテロ環基を表し、
ここで、各々のXは、1以上の、シアノ、ハロ、1以上のフルオロにより置換されていてもよいC1−4アルキル基、1以上のフルオロにより置換されていてもよいC1−4アルコキシ基、基CONR(ここで、RおよびRは、独立に、C1−3アルキル基を表す)、フェニル、フェノキシ、2−ピリジルまたは3−ピリジルにより置換されていてもよく、ここで、当該芳香族置換基(すなわち、フェニル、フェノキシ、2−ピリジルまたは3−ピリジル)は、フルオロ、クロロまたはシアノにより置換されていてもよく、
Yは、OCH、SCH(ここで双方とも、ヘテロ原子がXに連結する)、CHCHまたはCH=CHであり、ここで、Yにおける各々の炭素は、1または2のメチル基および/または1または2のフルオロにより置換されていてもよく、
は、HまたはC1−4アルキル基を表し、
Zは、フェニル、またはチエニル、フリル、ピリジル、ピラジニル、ピリダジニル、ピロリル、イミダゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、ピリミジニル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリルから選択されるヘテロ環基を表し、ここで、各々のZは、1以上の、シアノ、ハロ、1以上のフルオロにより置換されていてもよいC1−4アルキル基、1以上のフルオロにより置換されていてもよいC1−4アルコキシ基により置換されていてもよく、
Wは、フェニル、またはチエニル、フリル、ピリジル、ピラジニル、ピリダジニル、ピロリル、イミダゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、ピリミジニル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリルから選択されるヘテロ環基を表し、ここで、各々のWは、1以上の、シアノ、ハロ、1以上のフルオロにより置換されていてもよいC1−4アルキル基、1以上のフルオロにより置換されていてもよいC1−4アルコキシ基により置換されていてもよい]
の化合物、またはその互変異性体、その光学異性体もしくはそのラセミ体、または医薬として許容なその塩(但し、2−(4−クロロフェノキシ)−N−{1−[4−(1,2,3−チアジアゾール−4−イル)ベンジル]ピペリジン−4−イル}アセトアミドを除く)。
【請求項15】
Xが、フェニルまたはピリジル基(1以上の、シアノ、フルオロ、クロロ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシまたはトリフルオロメチルにより置換されている)を表し、
Yが、OCHまたはSCH(ここで双方とも、ヘテロ原子がXに連結する)、CHCHまたはCH=CHであり、
が水素またはメチルであり、
Zが、フェニル、またはチエニル、フリル、ピリジル、ピロリルから選択されるヘテロ環基であり、ここで、各々のZが、シアノ、フルオロ、クロロまたはトリフルオロメチルにより置換されていてもよい、
Wが、フェニル、またはチエニル、フリル、ピリジル、ピラジニル、ピリダジニル、ピロリル、イミダゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、ピリミジニル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリルから選択されるヘテロ環基を表し、ここで、各々のWが、1以上の、シアノ、フルオロ、クロロ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシまたはトリフルオロメチルにより置換されていてもよい、請求項14に記載の化合物、または医薬として許容なその塩。
【請求項16】
Xが、ナフチル、またはキノリニル、イソキノリル、キナゾリル、インドリル、ベンゾフラニル、ベンゾ[b]チエニル、またはベンズイミダゾリルから選択されるヘテロ環ヘテロアリールを表し、
ここで、各々のXが、1以上の、シアノ、ハロ、1以上のフルオロにより置換されていてもよいC1−4アルキル基、1以上のフルオロにより置換されていてもよいC1−4アルコキシ基、基CONR(ここで、RおよびRは、独立に、C1−3アルキル基を表す)により置換されていてもよく、
Yが、OCHまたはSCH(ここで双方とも、ヘテロ原子がXに連結する)、CHCHまたはCH=CHであり、
は、水素またはメチルであり、
Zが、フェニル、またはチエニル、フリル、ピリジル、ピロリルから選択されるヘテロ環基であり、ここで、各々のZが、シアノ、フルオロ、クロロまたはトリフルオロメチルにより置換されていてもよく、
Wが、フェニル、またはチエニル、フリル、ピリジル、ピラジニル、ピリダジニル、ピロリル、イミダゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、ピリミジニル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリルから選択されるヘテロ環基を表し、ここで、各々のWが、1以上の、シアノ、フルオロ、クロロ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシまたはトリフルオロメチルにより置換されていてもよい、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物、または医薬として許容なその塩。
【請求項17】
Xが、フェニルまたはピリジル基(1以上のハロゲンにより置換されていてもよく、さらにフェニル、フェノキシ、2−ピリジルまたは3−ピリジル基により置換されている)を表し、ここで、当該置換基(すなわち、フェニル、フェノキシ、2−ピリジルまたは3−ピリジル)は、1以上のフルオロ、クロロまたはシアノによりさらに置換されていてもよく、
Yが、OCHまたはSCH(ここで双方とも、ヘテロ原子がXに連結する)、CHCHまたはCH=CHであり、
が、水素またはメチルであり、
Zが、フェニル、またはチエニル、フリル、ピリジル、ピロリルから選択されるヘテロ環基であり、ここで、各々のZは、シアノ、フルオロ、クロロまたはトリフルオロメチルにより置換されていてもよく、
Wが、フェニル、またはチエニル、フリル、ピリジル、ピラジニル、ピリダジニル、ピロリル、イミダゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、ピリミジニル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリルから選択されるヘテロ環基を表し、ここで、各々のWが、1以上の、シアノ、フルオロ、クロロ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシまたはトリフルオロメチルにより置換されていてもよい、請求項1〜16のいずれか1項に記載の化合物、または医薬として許容なその塩。
【請求項18】
Xが、フェニル基(1以上の、シアノ、フルオロ、クロロ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシまたはトリフルオロメチルにより置換されている)を表し、
Yが、OCH(ここで、ヘテロ原子がXに連結する)であり、
が水素であり、
Zが、チエニル、フリルまたはピロリルであり、
Wが、フェニル、またはピリジル、ピラジニル、ピリダジニル、ピロリル、イミダゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、ピリミジニル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリルから選択されるヘテロ環基を表し、ここで、各々のWが、1以上の、シアノ、フルオロ、クロロ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシまたはトリフルオロメチルにより置換されていてもよい、請求項1〜17のいずれか1項に記載の化合物、または医薬として許容なその塩。
【請求項19】
Xが、フェニル基(1以上の、シアノ、フルオロ、クロロ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシまたはトリフルオロメチルにより置換されている)を表し、
Yが、OCH(ここで、ヘテロ原子がXに連結する)であり、
が水素であり、
Zが、2,5−チエニル(ここで、2位が基Wに連結する)であり、
Wが、フェニル、またはピリジル、ピラジニル、ピリダジニル、ピロリル、イミダゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、ピリミジニル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリルから選択されるヘテロ環基を表し、ここで、各々のWは、1以上の、シアノ、フルオロ、クロロ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシまたはトリフルオロメチルにより置換されていてもよい、請求項1〜18のいずれか1項に記載の化合物、または医薬として許容なその塩。
【請求項20】
Xが、フェニル基(1以上の、シアノ、フルオロ、クロロ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシまたはトリフルオロメチルにより置換されている)を表し、
Yが、OCH(ここで、ヘテロ原子がXに連結する)であり、
が水素であり、
Zが、2,5−フリル(ここで、2位が基Wに連結する)であり、
Wが、フェニル、またはピリジル、ピラジニル、ピリダジニル、ピロリル、イミダゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、ピリミジニル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリルから選択されるヘテロ環基を表し、ここで、各々のWが、1以上の、シアノ、フルオロ、クロロ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシまたはトリフルオロメチルにより置換されていてもよい、請求項1〜19のいずれか1項に記載の化合物、または医薬として許容なその塩。
【請求項21】
Xが、フェニル基(1以上の、シアノ、フルオロ、クロロ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシまたはトリフルオロメチルにより置換されている)を表し、
Yが、OCH(ここで、ヘテロ原子がXに連結する)であり、
が水素であり、
Zが、1,3−1H−ピロリル(ここで、ヘテロ原子がWに連結する)であり、
Wが、フェニル、またはピリジル、ピラジニル、ピリダジニル、ピロリル、イミダゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、ピリミジニル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリルから選択されるヘテロ環基を表し、ここで、各々のWが、1以上の、シアノ、フルオロ、クロロ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシまたはトリフルオロメチルにより置換されていてもよい、請求項1〜20のいずれか1項に記載の化合物、または医薬として許容なその塩。
【請求項22】
Zがピロリルである、請求項1〜21のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項23】
Zが、1,3−1H−ピロリル(ここで、ヘテロ原子がWに連結する)である、請求項1〜22のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項24】
Wが、フェニルまたは2−ピリジル(1以上の、シアノ、フルオロ、クロロ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシまたはトリフルオロメチルにより置換されていてもよい)である、請求項1〜23のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項25】
YがOCHである、請求項1〜24のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項26】
医薬として使用される、請求項1〜25のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項27】
請求項1〜25のいずれか1項に記載の式Iまたは式Iaの化合物、および医薬として許容なアジュバント、希釈剤または担体を含む医薬製剤。
【請求項28】
肥満に関連する状態の処置または予防のための医薬の調製における、請求項1〜25のいずれか1項に記載の式Iまたは式Iaの化合物の使用。
【請求項29】
肥満の処置において使用するためを含む、請求項1〜25のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項30】
式Iまたは式Iaの化合物の調製方法であって、式IIの化合物を式IIIの化合物と反応させることを含む前記方法:
【化3】

[式中、X、Y、Z、W、A、B、RおよびR は既に定義したとおりである]。
【請求項31】
式Iまたは式Iaの化合物の調製方法であって、式IVの化合物を式Vの化合物と反応させることを含む前記方法:
【化4】

[式中、X、Q、L、Y、Z、W、A、B、RおよびRは既に定義したとおりである]。
【請求項32】
式Iまたは式Iaの化合物の調製方法であって、式VIの化合物を式VIIの化合物と反応させることを含む前記方法:
【化5】

[式中、X、Y、S、Z、W、A、B、RおよびRは既に定義したとおりである]。
【請求項33】
合成中間体として有用である、式II、III、IVおよびVIの以下の化合物:
2−(3−クロロフェノキシ)−N−ピペリジン−4−イルアセトアミド、
2−(3−シアノフェノキシ)−N−ピペリジン−4−イルアセトアミド、
2−(3−フルオロフェノキシ)−N−ピペリジン−4−イルアセトアミド、
2−(2−クロロフェノキシ)−N−ピペリジン−4−イルアセトアミド、
N−ピペリジン−4−イル−2−(ピリジン−3−イルオキシ)アセトアミド、
N−ピペリジン−4−イル−2−[3−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]アセトアミド、
2−フェノキシ−N−ピペリジン−4−イルアセトアミド、
2−(3−クロロフェノキシ)−N−メチル−N−ピペリジン−4−イルアセトアミド、
2−[(3−クロロフェニル)チオ]−N−ピペリジン−4−イルアセトアミド、
1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]−1H−ピロール−3−カルバルデヒド、
1−(5−クロロピリミジン−2−イル)−1H−ピロール−3−カルバルデヒド、
4−(3−ホルミル−1H−ピロール−1−イル)ベンゾニトリル、
2−クロロ−N−[1−({1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)ピペリジン−4−イル]アセトアミド、
1−({1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)ピペリジン−4−アミン 二塩酸塩、
tert−ブチル[1−({1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピロール−3−イル}メチル)ピペリジン−4−イル]カーバメート、
1−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−1H−ピロール−3−カルバルデヒド、
2−(3,4−ジフルオロフェノキシ)−N−ピロリジン−3−イルアセトアミド、
1−(2,2−ジフルオロ−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル)−1H−ピロール−3−カルバルデヒド、
1−(4−トリフルオロメタンスルホニル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルバルデヒド。
【請求項34】
肥満、精神異常、不安神経症、不安−抑鬱障害、うつ病、躁鬱病、ADHD、認識力障害、記憶障害、統合失調症、てんかん、および関連する状態、ならびに神経障害、ならびに疼痛関連障害の処置方法であって、薬理学的有効量の請求項1〜25のいずれか1項に記載された化合物をそれを必要とする患者に投与することを含む前記処置方法。
【請求項35】
肥満、2型糖尿病、メタボリックシンドロームの治療および2型糖尿病の予防の方法であって、薬理学的有効量の請求項1〜25のいずれか1項に記載された化合物を、それを必要とする患者に投与することを含む前記方法。

【公表番号】特表2007−530533(P2007−530533A)
【公表日】平成19年11月1日(2007.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−504912(P2007−504912)
【出願日】平成17年3月21日(2005.3.21)
【国際出願番号】PCT/SE2005/000411
【国際公開番号】WO2005/090330
【国際公開日】平成17年9月29日(2005.9.29)
【出願人】(300022641)アストラゼネカ アクチボラグ (581)
【Fターム(参考)】