説明

PDE7インヒビターの新規用途

【課題】本発明は神経障害性疼痛の医薬組成物又は治療方法を提供する。
【解決手段】本発明は神経障害性疼痛の治療のための医薬製造におけるホスホジエステラーゼ7(PDE7)インヒビターの使用、及びPDE7インヒビターを使用する神経障害性疼痛の治療方法に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
神経障害性疼痛治療用の医薬を製造するためのPDE7インヒビターの使用。
【請求項2】
前記PDE7インヒビターが選択的PDE7インヒビターである、請求項1に記載の使用。
【請求項3】
前記PDE7インヒビターが、以下の式(I)、(II)又は(III):
【化1】

[式中、
a) X1、X2、X3及びX4は、同じであるか又は異なっていて、そして以下の:
- N(但し、該基X1、X2、X3及びX4の2を超える基が窒素原子を同時に表すことはない。)、又は、
- C-R1{基中、R1は、以下の:
- Q1、
- 低級アルキル、低級アルケニル、又は低級アルキニル、ここでこれらの基は、未置換であるか又は1若しくは数個のQ2基で置換されており、又は
- X5-R5基(基中、X5は:
- 単結合、
- O、S、S(=O)、SO2又はNから選ばれる1又は2個のヘテロ原子で場合によって分断された、低級アルキレン、低級アルケニレン又は低級アルキニレンであって、これら基の炭素原子が、未置換であるか、又はSR6、OR6、NR67、=O、=S若しくは=N-R6(基中、R6及びR7は、同じであるか又は異なっていて、そして水素又は低級アルキルから選ばれる。)から選ばれる同一か異なっている1又は数個の基で置換されている低級アルキレン、低級アルケニレン又は低級アルキニレン
から選択され、そして、R5は:
- アリール;ヘテロアリール;C(=O)で又はO、S、S(=O)、SO2若しくはNから選ばれる1、2又は3個のヘテロ原子で場合によって分断されたシクロアルキル;C(=O)で又はO、S、S(=O)、SO2若しくはNから選ばれる1、2又は3個のヘテロ原子で場合によって分断されたシクロアルケニル;又は二環式基(当該基は、未置換であるか、又はQ3、ヘテロアリール、若しくは場合によってQ3で置換された低級アルキルから選択される1又は数個の基で置換されている)から選択される。)から選択される。}
から選択され、
ここで、Q1、Q2、Q3は、同じであるか又は異なっていて:
- 水素、ハロゲン、CN、NO2、SO3H、P(=O)(OH)2
- OR2、OC(=O)R2、C(=O)OR2、SR2、S(=O)R2、C(=O)-NH-SO2-CH3、NR34、Q-R2、Q-NR34、NR2-Q-NR34、又はNR3-Q-R2
から選択され、ここで、Qは、C(=NR)、C(=O)、C(=S)又はSO2から選択され、Rは、水素、CN、SO2NH2又は低級アルキルから選択され、そして、R2、R3及びR4は、同じであるか又は異なっていて、以下の:
- 水素、
- C(=O)で場合によって分断された低級アルキル;Q4-アリール;Q4-ヘテロアリール;C(=O)で又はO、S、S(=O)、SO2若しくはNから選ばれる1又は2個のヘテロ原子で場合によって分断されたQ4-シクロアルキル;又は、C(=O)で、若しくはO、S、S(=O)、SO2若しくはNから選ばれる1又は2個のヘテロ原子で場合によって分断されたQ4-シクロアルケニル(ここでQ4は、(CH2)n;O、S又はNから選択される1個のヘテロ原子で分断された低級アルキル;低級アルケニル;又は低級アルキニルから選ばれ、当該基が、低級アルキル、OR'又はNR'R”で場合によって置換され、ここで、R'及びR”は、同じであるか又は異なっていて、水素又は低級アルキルから選択され、nは、0、1、2、3又は4から選択される整数である。)から選択される基であり、
ここで当該基は、未置換であるか、又は、低級アルキル、ハロゲン、CN、CH3、SO3H、SO2CH3、C(=O)-NH-SO2-CH3、CF3、OR6、COOR6、C(=O)R6、NR67、NR6C(=O)R7、C(=O)NR67若しくはSO2NR67から選択される1又は数個の基で置換されており、ここで、R6及びR7は、同じであるか又は異なっていて、水素か、又は、OR、COOR若しくはNRR8から選択される1又は2個の基で場合によって置換された低級アルキルから選択され、ここで、R及びR8は、水素又は低級アルキルであり、そして、
6とR7、及び/又は、R3とR4は、それらが結合する窒素原子と一緒になって4〜8員ヘテロ環を形成することができ、当該環は、O、S、S(=O)、SO2又はNから選択される1又は2個のヘテロ原子を含有することもあり、そして、当該環は以下の:
- (CH2)n-Q5(ここで、nは、0、1、2及び3から選択される整数であり、そして、Q5は、O、S又はNから選択される1又は2個のヘテロ原子を含有することがあり、そして低級アルキルで置換されることもある4〜8員ヘテロ環である。)、又は、
- OR'、NR'R”、C(=O)NR'R”又はCOOR'で場合によって置換された低級アルキル{R'及びR”は、同じであるか又は異なっていて:そして以下の:
- H、又は
- OR又はCOOR(Rは水素又は低級アルキルである。)で場合によって置換された低級アルキル
から選択され、そして、R'とR”は、それらがそれに連結される窒素原子と一緒になって、O、S又はNから選択される1又は2個のヘテロ原子を含有することがある4〜8員ヘテロ環を形成することができる。}で置換されることができ;又は、
- X1及びX2の両方がC-R1を表すときは、その2つの置換基R1は、それらが結合する炭素原子と一緒になって、窒素原子を含み、そしてO、S又はNから選択される第2のヘテロ原子を場合によって含む、5員複素環を形成することができ;
b) Xは、O又はNR9であり、ここで、R9は:
- 水素、CN、OH、NH2
- 低級アルキル、低級アルケニル又は低級アルキニルであって、未置換であるか、又は、O、S、S(=O)、SO2若しくはNから選ばれる1又は2個のヘテロ原子で場合によって分断されたシクロアルキル;O、S、S(=O)、SO2若しくはNから選ばれる1又は2個のヘテロ原子で場合によって分断されたシクロアルケニル;アリール;ヘテロアリール;OR10;COOR10若しくはNR1011(R10及びR11は、同じであるか又は異なっていて、水素又は低級アルキルから選択される。)で置換されている低級アルキル、低級アルケニル又は低級アルキニル
から選択され;
c) Yは、O、S又はN-R12から選択され、ここで、R12は以下の:
- 水素、CN、OH、NH2
- 低級アルキル、低級アルケニル又は低級アルキニルであって、未置換であるか、又は、O、S、S(=O)、SO2若しくはNから選ばれる1又は2個のヘテロ原子で場合によって分断されたシクロアルキル;O、S、S(=O)、SO2若しくはNから選ばれる1又は2個のヘテロ原子で場合によって分断されたシクロアルケニル;アリール;ヘテロアリール;OR10;COOR10若しくはNR1011(R10及びR11は、同じであるか又は異なっていて、水素又は低級アルキルから選択される。)で置換されている低級アルキル、低級アルケニル又は低級アルキニル
から選択され;
d) Zは、CH-NO2、O、S又はNR13から選ばれ、ここで、R13は以下の:
- 水素;CN;OH;NH2;アリール;ヘテロアリール;O、S、S(=O)、SO2又はNから選ばれる1又は数個のヘテロ原子で場合によって分断されたシクロアルキル;O、S、S(=O)、SO2又はNから選ばれる1又は数個のヘテロ原子で場合によって分断されたシクロアルケニル;C(=O)R14;C(=O)NR1415;OR14;又は、
- 低級アルキルであって、未置換であるか、又はOR14、COOR10若しくはNR1415から選択される同じであるか又は異なっている1又は数個の基で置換された低級アルキル
から選択され;
14及びR15は、独立して水素又は低級アルキルから選択され、又は、R14とR15は、それらが連結する窒素原子と一緒になって、O、S又はNから選ばれる1又は2個のヘテロ原子を含有することがありかつ低級アルキルで置換されることがある4〜8員複素環を形成することができ、或いは、
- YがN-R12で、かつZがN-R13であるときは、一緒になって-CH=N-基又は-C=C-基を形成することがあり、
- XがN-R9で、かつZがN-R13であるときは、R9とR13は、一緒になって-CH=N-基又は-C=C-基を形成することがあり;
e) Z1は、H、CH3又はNR1617から選ばれ、ここで、R16及びR17は、同じであるか又は異なっていて、そして以下の:
- 水素;CN;アリール;ヘテロアリール;O、S、S(=O)、SO2若しくはNから選ばれる1又は数個のヘテロ原子で場合によって分断されたシクロアルキル;O、S、S(=O)、SO2若しくはNから選ばれる1又は数個のヘテロ原子で場合によって分断されたシクロアルケニル;C(=O)R14;C(=O)NR1415;OR14;又は、
- 低級アルキルであって、未置換であるか、又はOR14、COOR14若しくはNR1415から選択される1又は数個の基で置換された低級アルキル
から選択され、
14及びR15は、水素又は低級アルキルから選ばれ、そして、
14とR15、及び/又は、R16とR17は、それらが結合する窒素原子と一緒になって、O、S又はNから選ばれる1又は2個のヘテロ原子を含有することがありかつ低級アルキルで置換されることがある4〜8員複素環を形成することができ;
f) Aは:
【化2】

から選ばれる環であって、ここで、
- A1、A2、A4、A5及びA6は、同じであるか又は異なっていて、そしてO、S、C、C(=O)、SO、SO2又はN-R18から選択され、ここで、R18は以下の:
- 水素;アリール;ヘテロアリール;O、S、S(=O)、SO2又はNから選ばれる1又は数個のヘテロ原子で場合によって分断されたシクロアルキル;O、S、S(=O)、SO2又はNから選ばれる1又は数個のヘテロ原子で場合によって分断されたシクロアルケニル、
- 低級アルキルであって、未置換であるか、又は、アリール;ヘテロアリール;O、S、S(=O)、SO2若しくはNから選ばれる1又は数個のヘテロ原子で場合によって分断されたシクロアルキル;O、S、S(=O)、SO2若しくはNから選ばれる1又は数個のヘテロ原子で場合によって分断されたシクロアルケニル;CN;NR1920;C(=O)NR1920;OR19;C(=O)R19若しくはC(=O)OR19(R19及びR20は、同一であるか又は異なっていて、そして水素又は低級アルキルから選択される。)で置換された低級アルキル
から選択され;
- A3は、O、S、C、C(=O)、SO若しくはSO2から、又は、A1及び/又はA2がC(=O)であるとき若しくはYがO若しくはSであるときは、N-R18(R18は上で定義された通りである。)から選択され;
- *は、環Aと、X及び/又はYを含有する主環との間で共有される炭素原子を表し;
- 環Aの各々の炭素原子は、未置換であるか、又は、OR21、NR2122、COOR21若しくはCONR2122で場合によって置換された低級アルキル;低級ハロアルキル;CN;F;=O;SO2NR1920;OR19;SR19;C(=O)OR19;C(=O)NR1920若しくはNR1920から選択される同一か異なっている1又は2個の基で置換され、ここで、R19及びR20は同一か又は異なっていて、水素か、又はOR21、NR2122、COOR21若しくはCONR2122で場合によって置換された低級アルキルから選択され、ここで、R21及びR22は、同一か異なっていて、水素又は低級アルキルから選択され、そして、
19とR20、及び/又は、R21とR22は、それらがそれに連結される窒素原子と一緒になって4〜8員ヘテロ環を形成することができ;
- 環Aの隣接しない2原子は、O、S又はNから選ばれる1個のヘテロ原子で分断されることがある2、3又は4炭素原子鎖によって結合されることもあり;
但し:
- A1、A2、A3、A4、A5及びA6基の2を超える基が同時にヘテロ原子を表すことはなく;
- 環Aは、sp2混成状態にある炭素原子を2を超えて含有せず;
- XがOであるときは、X2は、C-R1(基中、R1
- CNで又はCNとCH3で置換されたチエニル、
- CN、Cl又はNO2で又はCNとFで置換されたフェニル、
- Br、
- F
である。)ではない。]
で示される化合物又はその互変異性体、ラセミ体又はその異性体及びその医薬として許容される誘導体である、請求項1又は請求項2に記載の使用。
【請求項4】
前記PDE7インヒビターが、5'-(3-(カルボキシ)プロポキシ-8'-クロロスピロ[シクロへキサン-1,4'-キナゾリン]-2'(1'H)-オン又はその医薬的に許容される塩若しくは溶媒和物である、請求項3に記載の使用。
【請求項5】
前記PDE7インヒビターが、以下の式(IV):
【化3】

[式中、
mは0、1又は2であり;
XはO、S又はN-CNであり;
RはF、Cl又はCNであり;
AはC1-4アルキル基で任意に置換されるC3-6シクロアルキレン基であり;そして、
Bは単結合又はC1-2アルキレン基である]
で示される化合物又はその医薬的に許容される塩、溶媒和物若しくはプロドラッグである、請求項1又は2に記載の使用。
【請求項6】
前記PDE7インヒビターが、以下の:
シス-3-[(8'-クロロ-2'-オキソ-2',3'-ジヒドロ-1'H-スピロ[シクロへキサン-1,4'-キナゾリン]-5'-イル)オキシ]シクロブタンカルボン酸;
トランス-3-[(8'-クロロ-2'-オキソ-2',3'-ジヒドロ-1'H-スピロ[シクロへキサン-1,4'-キナゾリン]-5'-イル)オキシ]シクロブタンカルボン酸;
から選択される化合物又はその医薬的に許容される塩、溶媒和物若しくはプロドラッグである、請求項5に記載の使用。
【請求項7】
前記PDE7インヒビターが、抗体、抗体リガンド結合ドメイン又はポリヌクレオチドである、請求項1又は2に記載の使用。
【請求項8】
前記PDE7インヒビターが、第二の薬理学的に活性な化合物と組合わせて別個に、連続的に、又は同時に使用する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の使用。
【請求項9】
前記組合わせにおける第二の薬理学的に活性な化合物が、以下の:
・オピオイド鎮痛剤、例えば、モルヒネ、ヘロイン、ヒドロモルホン、オキシモルホン、レボルファノール、レバロルファン、メタドン、メペリジン、フェンタニル、コカイン、コデイン、ジヒドロコデイン、オキシコドン、ヒドロコドン、プロポキシフェン、ナルメフェン、ナロルフィン、ナロキソン、ナルトレキソン、ブプレノルフィン、ブトルファノール、ナルブフィン又はペンタゾシン;
・非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)、例えば、アスピリン、ジクロフェナク、ジフルシナール、エトドラック、フェンブフェン、フェノプロフェン、フルフェニサール、フルルビプロフェン、イブプロフェン、インドメタシン、ケトプロフェン、ケトロラック、メクロフェナム酸、メフェナム酸、メロキシカム、ナブメトン、ナプロキセン、ニメスリド、ニトロフルルビプロフェン、オルサラジン、オキサプロジン、フェニルブタゾン、ピロキシカム、スルファサラジン、スリンダック、トルメチン又はゾメピラック;
・バルビツール酸系鎮静剤、例えば、アモバルビタール、アプロバルビタール、ブタバルビタール、ブタビタール、メフォバルビタール、メタルビタール、メトヘキシタール、ペントバルビタール、フェノバルビタール、セコバルビタール、タルブタール、テアミラール又はチオペンタール;
・鎮静作用を有するベンゾジアゼピン、例えば、クロルジアゼポキシド、クロラゼプ酸、ジアゼパム、フルラゼパム、ロラゼパム、オキサゼパム、テマゼパム又はトリアゾラム;
・鎮静作用を有するH1アンタゴニスト、例えば、ジフェンヒドラミン、ピリラミン、プロメタジン、クロルフェニラミン又はクロルシクリジン;
・グルテチミド、メプロバメート、メタカロン又はジクロルアルフェナゾンなどの鎮静剤;
・骨格筋弛緩剤、例えば、バクロフェン、カリソプロドール、クロルゾキサゾン、シクロベンザプリン、メトカルバモール又はオルフレナジン;
・NR2Bアンタゴニスト、例えば、イフェンプロジル、トラキソプロジル又は(-)-(R)-6-{2-[4-(3-フルオロフェニル)-4-ヒドロキシ-1-ピペリジニル]-1-ヒドロキシエチル-3,4-ジヒドロ-2(1H)-キノリノンを含むNMDA受容体アンタゴニスト、例えば、デキストロメトルファン((+)-3-ヒドロキシ-N-メチルモルフィナン)又はその代謝産物デキストロルファン((+)-3-ヒドロキシ-N-メチルモルフィナン)、ケタミン、メマンチン、ピロロキノリン・キニーネ、シス-4-(ホスホノメチル)-2-ピペリジンカルボン酸、ブジピン、EN-3231(モルヒデックス(MorphiDex)(商標);モルヒネとデキストロメトルファンとの併用製剤)、トピラメート、ネラメキサン又はペルジンフォテル;;
・アルファ-アドレナリン作動薬、例えば、ドキサゾシン、タムスロシン、クロニジン、グアンファシン、デクスメタトミジン、モダフィニル、又は4-アミノ-6,7-ジメトキシ-2-(5-メタンスルホンアミド-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノール-2-イル)-5-(2-ピリジル)キナゾリン;
・三環性抗うつ剤、例えば、デシプラミン、イミプラミン、アミトリプチリン又はノルトリプチリン;
・抗痙攣剤、例えば、カルバマゼピン、ラモトリジン、トピラトメート又はバルプロ酸;
・タキキニン(NK)アンタゴニスト、特に、NK-3、NK-2又はNK-1アンタゴニスト、例えば、(αR,9R)-7-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-8,9,10,11-テトラヒドロ-9-メチル-5-(4-メチルフェニル)-7H-[1,4]ジアゾシノ[2,1-g][1,7]ナフチリジン-6,13-ジオン(TAK-637)、5-[[(2R,3S)-2-[(1R)-1-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エトキシ-3-(4-フルオロフェニル)-4-モルホリニル]-メチル]-1,2-ジヒドロ-3H-1,2,4-トリアゾール-3-オン(MK-869)、アプレピタント、ラネピタント、ダピタント又は3-[[2-メトキシ-5-(トリフルオロメトキシ)フェニル]-メチルアミノ]-2-フェニルピペリジン(2S,3S);
・ムスカリンアンタゴニスト、例えば、オキシブチニン、トルテロジン、プロピベリン、塩化トロプシウム、ダリフェナシン、ソリフェナシン、テミベリン及びイプラトロピウム;
・COX-2選択的インヒビター、例えば、セレコキシブ、ロフェコキシブ、パレコキシブ、バルデコキシブ、デラコキシブ、エトリコキシブ、又はルミラコキシブ;
・コールタール鎮痛剤、特にパラセタモール;
・神経遮断薬、例えば、ドロペリドール、クロルプロマジン、ハロペリドール、ペルフェナジン、チオリダジン、メソリダジン、トリフルオペラジン、フルフェナジン、クロザピン、オランザピン、リスペリドン、ジプラシドン、クエチアピン、セルチンドール、アリピプラゾール、ソネピプラゾール、ブロナンセリン、イロペリドン、ペロスピロン、ラクロピリド、ゾテピン、ビフェプルノックス、アセナピン、ルラシドン、アミスルプリド、バラペリドン、パリンドア、エプリバンセリン、オサネタント、リモナバント、メクリネルタント、ミラキシオン(Miraxion)(商標)又はサリゾタン;
・バニロイド受容体アゴニスト(例えば、レジンフェラトキシン)又はアンタゴニスト(例えば、カプサゼピン);
・ベータ-アドレナリン作動薬、例えば、プロプラノロール;
・局所麻酔剤、例えば、メキシレチン;
・コルチコステロイド、例えば、デキサメタゾン;
・5-HT受容体アゴニスト又はアンタゴニスト、特に、5-HT1B/1Dアゴニスト、例えば、エレトリプタン、スマトリプタン、ナラトリプタン、ゾルミトリプタン又はリザトリプタン;
・5-HT2A受容体アンタゴニスト、例えば、R(+)-(2,3-ジメトキシ-フェニル)-1-[2-(4-フルオロフェニルエチル)]-4-ピペリジンメタノール(MDL-100907);
・コリン作動性(ニコチン性)鎮痛剤、例えば、イスプロニクリン(TC-1734)、(E)-N-メチル-4-(3-ピリジニル)-3-ブテン-1-アミン(RJR-2403)、(R)-5-(2-アゼチジニルメトキシ)-2-クロロピリジン(ABT-594)又はニコチン;
・トラマドール(Tramadol)(商標);
・PDEVインヒビター、例えば、5-[2-エトキシ-5-(4-メチル-1-ピペラジニル-スルホニル)フェニル]-1-メチル-3-n-プロピル-1,6-ジヒドロ-7H-ピラゾロ[4,3-d]ピリミジン-7-オン(シルデナフィル)、(6R,12aR)-2,3,6,7,12,12a-ヘキサヒドロ-2-メチル-6-(3,4-メチレンジオキシフェニル)-ピラジノ[2',1':6,1]-ピリド[3,4-b]インドール-1,4-ジオン(IC-351又はタダラフィル)、2-[2-エトキシ-5-(4-エチル-ピペラジン-1-イル-1-スルホニル)-フェニル]-5-メチル-7-プロピル-3H-イミダゾ[5,1-f][1,2,4]トリアジン-4-オン(バルデナフィル)、5-(5-アセチル-2-ブトキシ-3-ピリジニル)-3-エチル-2-(1-エチル-3-アゼチジニル)-2,6-ジヒドロ-7H-ピラゾロ[4,3-d]ピリミジン-7-オン、5-(5-アセチル-2-プロポキシ-3-ピリジニル)-3-エチル-2-(1-イソプロピル-3-アゼチジニル)-2,6-ジヒドロ-7H-ピラゾロ[4,3-d]ピリミジン-7-オン、5-[2-エトキシ-5-(4-エチルピペラジン-1-イルスルホニル)ピリジン-3-イル]-3-エチル-2-[2-メトキシエチル]-2,6-ジヒドロ-7H-ピラゾロ[4,3-d]ピリミジン-7-オン、4-[(3-クロロ-4-メトキシベンジル)アミノ]-2-[(2S)-2-(ヒドロキシメチル)ピロリジン-1-イル]-N-(ピリミジン-2-イルメチル)ピリミジン-5-カルボキサミド、3-(1-メチル-7-オキソ-3-プロピル-6,7-ジヒドロ-1H-ピラゾロ[4,3-d]ピリミジン-5-イル)-N-[2-(1-メチルピロリジン-2-イル)エチル]-4-プロポキシベンゼンスルホンアミド;
・カンナビノイド;
・代謝調節型グルタメート・サブタイプ1受容体(mGluR1)アンタゴニスト;
・セロトニン再吸収インヒビター、例えば、セルトラリン、セルトラリン代謝物デメチルセルトラリン、フルオキセチン、ノルフルオキセチン(フルオキセチン・デスメチル代謝物)、フルボキサミン、パロキセチン、シタロプラム、シタロプラム代謝物デスメチルシタロプラム、エスシタロプラム、d,l-フェンフルラミン、フェモキセチン、イホキセチン、シアノドチエピン、リトキセチン、ダポキセチン、ネファゾドン、セリクラミン及びトラゾドン;
・ノルアドレナリン(ノルエピネフリン)再吸収インヒビター、例えば、マプロチリン、ロフェプラミン、ミルタゼピン、オキサプロチリン、フェゾラミン、トモキセチン、ミアンセリン、ブプロプリオン、ブプロプリオン代謝物ヒドロキシブプロプリオン、ノミフェンシン及びビロキサジン(ヴィヴァラン(Vivalan)(商標))、取分け、選択的ノルアドレナリン再吸収インヒビター、例えば、レボキセチン、特に、(S,S)-レボキセチン;
・二重セロトニン-ノルアドレナリン再吸収インヒビター、例えば、ベンラファキシン、ベンラファキシン代謝物O-デスメチルベンラファキシン、クロミプラミン、クロミプラミン代謝物デスメチルクロミプラミン、デュロキセチン、ミルナシプラン及びイミプラミン;
・誘発性一酸化窒素シンターゼ(iNOS)インヒビター、例えば、S-[2-[(1-イミノエチル)アミノ]エチル]-L-ホモシステイン、S-[2-[(1-イミノエチル)アミノ]エチル]-4,4-ジオキソ-L-システイン、S-[2-[(1-イミノエチル)アミノ]エチル]-2-メチル-L-システイン、(2S,5Z)-2-アミノ-2-メチル-7-[(1-イミノエチル)アミノ]-5-ヘプテン酸、2-[[(1R,3S)-3-アミノ-4-ヒドロキシ-1-(5-チアゾリル)-ブチル]チオ]-5-クロロ-3-ピリジンカルボニトリル;2-[[(1R,3S)-3-アミノ-4-ヒドロキシ-1-(5-チアゾリル)ブチル]チオ]-4-クロロベンゾニトリル、(2S,4R)-2-アミノ-4-[[2-クロロ-5-(トリフルオロメチル)フェニル]チオ]-5-チアゾールブタノール、2-[[(1R,3S)-3-アミノ-4-ヒドロキシ-1-(5-チアゾリル)ブチル]チオ]-6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジンカルボニトリル、2-[[(1R,3S)-3-アミノ-4-ヒドロキシ-1-(5-チアゾリル)ブチル]チオ]-5-クロロベンゾニトリル、N-[4-[2-(3-クロロベンジルアミノ)エチル]フェニル]チオフェン-2-カルボキサミジン、又はグアニジノエチルジスルフィド;
・アセチルコリンエステラーゼ・インヒビター、例えば、ドネペジル;
・プロスタグランジンE2サブタイプ4(EP4)アンタゴニスト、例えば、N-[({2-[4-(2-エチル-4,6-ジメチル-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)フェニル]エチル}アミノ)-カルボニル]-4-メチルベンゼンスルホンアミド又は4-[(1S)-1-({[5-クロロ-2-(3-フルオロフェノキシ)ピリジン-3-イル]カルボニル}アミノ)エチル]安息香酸;
・ロイコトリエンB4アンタゴニスト;例えば、1-(3-ビフェニル-4-イルメチル-4-ヒドロキシ-クロマン-7-イル)-シクロペンタンカルボン酸(CP-105696)、5-[2-(2-カルボキシエチル)-3-[6-(4-メトキシフェニル)-5E-ヘキセニル)オキシフェノキシ]吉草酸(ONO-4057)又はDPC-11870;
・5-リポキシゲナーゼ・インヒビター、例えば、ジロートン、6-[(3-フルオロ-5-[4-メトキシ-3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル])フェノキシ-メチル]-1-メチル-2-キノロン(ZD-2138)、又は2,3,5-トリメチル-6-(3-ピリジルメチル)-1,4-ベンゾキノン(CV-6504);
・ナトリウム・チャネル遮断剤、例えば、リドカイン;
・5-HT3アンタゴニスト、例えば、オンダンセトロン;
及びその医薬として許容される塩及び溶媒和物から選択される、請求項8に記載の使用。
【請求項10】
哺乳動物対象における神経障害性疼痛の治療方法であって、PDE7インヒビターの治療有効量を当該対象に投与することを含む、前記方法。
【請求項11】
前記PDE7インヒビターが請求項3〜7のいずれか1項に定義される化合物であるか、又は請求項8又は9に定義される組合わせで提供される、請求項10に記載の治療方法。

【図1】
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【公開番号】特開2006−241159(P2006−241159A)
【公開日】平成18年9月14日(2006.9.14)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2006−53415(P2006−53415)
【出願日】平成18年2月28日(2006.2.28)
【出願人】(597014501)ファイザー・リミテッド (107)
【氏名又は名称原語表記】Pfizer Limited
【住所又は居所原語表記】Ramsgate Road, Sandwich, Kent, England
【Fターム(参考)】