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Fターム[5C038JJ07]の内容

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【課題】SIM測定において四重極質量フィルタへの印加電圧をステップ状に変化させる際に必要なセトリング時間をできるだけ短くするとともに、質量を切り替える際の過渡状態のときに不所望のイオンが検出器に多量に入射することを防止する。
【解決手段】四重極電極へ印加される直流電圧Uが高周波電圧の振幅Vよりも遅い応答である場合、SIM測定対象の複数の質量が指定されると、制御部は10はそれら質量を高い順に並び替え、最適セトリング時間算出部101は各質量毎に質量差と変化後の質量とからセトリング時間を決める。これにより、質量差が小さくなってセトリング時間を相対的に小さくすることができる。また、質量をステップ状に切り替える際にマチウ方程式による安定領域図上でU/Vが安定領域の外側を通るため、不所望のイオンが四重極質量フィルタを通過しにくくなり検出器のダメージを軽減できる。 (もっと読む)


【課題】スキャン測定やSIM測定において四重極質量フィルタへの印加電圧をステップ状に変化させる際に必要なセトリング時間をできるだけ短くし、時間分解能の向上又はSN比や感度の向上を図る。
【解決手段】SIM測定を実行する際に最適セトリング時間算出部101は、測定対象の質量とその直前の測定対象の質量との差ΔMとその測定対象質量とに応じてセトリング時間の長さを決定する。測定対象の質量が同じでも質量差ΔMが小さいほどセトリング時間を短くし、質量差ΔMが同じでも測定対象の質量が大きいほどセトリング時間を短くする。これにより、測定対象質量のイオンを検出するのに十分な電圧安定化時間を確保しながら、SIM測定の繰り返しサイクルを短縮する又は測定にあてる時間を長くすることができる。 (もっと読む)


二次元半径方向放出イオントラップが、内向きの双曲面を備えた4つの有孔電極で構成され、各電極は、双曲面により定められた双曲半径r0よりも大きい距離rだけ中心線から間隔を置いて位置している。この幾何学的形状により、無視できるほどのオクタポールフィールド成分及び比較的大きなドデカポール又はイコサポールフィールド成分を有する平衡対称型トラッピングフィールドが作られる。特定の一具体化例では、イオントラップは、フィルタリングDC電圧を電極に印加することによって4極質量フィルタとして選択的に動作可能である。 (もっと読む)


【課題】3連四重極型質量分析装置において、第1段四重極又は第3段四重極の一方又は両方でスキャンが実行される際の時間分解能を向上させる。
【解決手段】測定モードやスキャン条件を含む分析条件が設定されると、データ生成部40は各部に印加する電圧値を1組とした1スキャン分の制御データテーブルを作成し、内部RAM41に格納する。このテーブルはDMA転送によりFPGA23のテーブル保持部51に格納される。一方、m/z差算出43がスキャン開始m/zと終了m/zとの差DZを算出し、予め作成されたテーブル44を参照してスキャン間時間決定部45がスキャン間時間Tmを決める。m/z差DZが小さいほど電源の電圧安定化時間が短いため時間Tmも短い。タイミング制御部53は1回のスキャン終了時点から時間Tmだけ待ち、次のスキャンを実行するようにデータ読み出し部52を制御する。これにより、m/z差に応じて単位時間当たりのスキャン回数が変化する。 (もっと読む)


質量分析計のイオントラップまたは質量フィルタを駆動するための無線周波数(RF)駆動システムおよび方法は、RFゲインステージに結合されたプログラム可能なRF周波数源を有する。RFゲインステージを、イオントラップまたは質量フィルタで形成されるタンク回路に変圧器結合する。検出回路および電力回路を使用して、イオントラップまたは質量フィルタを駆動するRFゲインステージの電力を計測する。電力回路によってフィードバック値を生成し、そのフィードバック値を、RF周波数源を調節するために使用する。RF周波数源の周波数を、RFゲインステージの電力が最小レベルになるまで調節する。

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【課題】目的のイオンが十分な確保でき、MS/MS測定が最適化されたイオントラップ質量分析装置を提供する。
【解決手段】試料をイオン化するイオン源部と、イオン源にて生成されたイオンを、三次元四重極電界を形成することで所定の質量電荷比に従いイオンを閉じ込め、不要なイオンを排出し、目的のイオンのみを四重極電界内に閉じ込め、衝突誘起解離を行い、フラグメントイオンを生成し、そのイオンを質量分離し、検出器に輸送するイオントラップ部とイオンの量を電流値に変換する検出部とで構成される質量分析装置において、イオン捕捉操作における捕捉イオン量かつ目的イオン量をMS/MS測定を行うために最適化し、イオン選択操作および衝突誘起解離操作を行い、MS/MSスペクトルを得る。 (もっと読む)


2つのモードの間で質量分析器への電源の切換えを行なう方法が提供されている。第1の所定の持続時間の間動作させられる第1の動作モードにおいて、質量分析器に結合された第1の電源が第1の非ゼロ電位を生成し、その一方で、質量分析器から切断された第2の電源が第2の非ゼロ電位を生成する。第2の所定の持続時間の間動作させられる第2の動作モードでは、第2の電位は質量分析器に結合され、その一方で、質量分析器から切断された第1の電源は第1の電位を生成する。これらの所定の持続時間は、いかなる場合でも、第1の電位および第2の電位のうちの一方のみが質量分析器に結合され、かつ第1および第2の動作モードが既定の長さの時間内で少なくとも一回実施されるように選択される。
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【課題】デジタルイオントラップのリング電極に印加する矩形波電圧を発生する回路において、矩形波電圧の周波数を変更する際の温度変化に伴う質量のずれを電気的に補償する。
【解決手段】周波数変更時の温度変化に伴う電圧変動や位相変動を予め測定し、その測定結果に基づいてその変動の影響を補償するための制御情報を記憶部11に格納しておく。分析時においてイオントラップ2から排出するイオンの質量を変更する際に、制御部7は周波数変更に対応した制御情報を記憶部11から読み出して電圧変動や位相変動を予測し、その影響を補償する制御信号を生成して電圧調整部52を介して可変電圧源45、46の電圧を調整する。これにより、例えば温度変化によりスイッチ43、44での電圧降下が大きくなる場合には、可変電圧源45、46の出力電圧は増加し、リング電極21に印加される電圧の振幅は略一定に維持される。 (もっと読む)


【課題】パルスカウント型検出器におけるパルスカウントの計数効率の変動を抑え、定量分析の精度を向上させる。
【解決手段】制御/処理部30は記憶部31に保持されているデータに基づいて、質量走査のために四重極質量フィルタへ印加する電圧を走査するのに同期して閾値電圧VdLを設定するためのデータをD/A変換部25へ送る。通常、イオン検出器13に到達するイオンの質量が大きくなると、二次電子増倍管15からの出力信号の波高値は高くなるから、これに合わせて閾値電圧VDLを高くする。それにより、分析対象のイオンの質量が変化してもカウンタ24に入力されるパルス信号のパルス幅はほぼ一定に維持され、カウンタ24による計数効率もほぼ一定に保たれる。 (もっと読む)


【課題】多数の多重極やイオン輸送光学素子に印加する電圧の走査制御に関するCPUの負担を軽減する。
【解決手段】第1段四重極、コリジョンセル内に配設された多重極イオンガイド、第3段四重極などのイオン輸送構成要素にそれぞれの印加する電圧に対応した制御データを時系列的に記述したパラメータテーブルをCPUにより構成されるデータ生成部400で生成し、DMA転送で外部メモリであるテーブル保持部411に保持する。FPGAにより構成されるデータ読み出し部412は、走査開始信号を受けて時系列順に制御データの読み出しを開始する。読み出されたデータはそれぞれ対応するD/A変換部414に送られ、全てのD/A変換部414にデータが揃うと共通の同期信号により同時にラッチされ、D/A変換されたアナログ電圧が一斉に出力される。CPUは分析開始前にテーブルを作成した後、走査開始信号等を送るだけでよく、負担が少なくて済む。 (もっと読む)


【課題】微量試料の質量分析を行う場合の分析感度を向上させる。
【解決手段】イオントラップ18に導入するイオンを一時的に集積するためのイオンガイド14を四重極ロッド型とし、このイオンガイド14にそのイオン飽和量よりも少ない量のイオンを導入して、出口側端部に集積する。四重極ロッド型は八重極ロッド型と比較してイオン蓄積性は劣るもののイオン収束性が良好であり、少量のイオンをイオン光軸C近傍に閉じ込めて保持することができる。それによって、出口側ゲート電極16が開放したときに、イオンは電場補正用電極17及び入口側エンドキャップ電極182の2つの開口を経てイオントラップ18内に効率良く導入され、高感度の分析が可能となる。また、イオンガイド14に導入するイオン量は少量でよいので、試料の消費量は少なくて済む。 (もっと読む)


【課題】多数の多重極やイオン輸送光学素子に印加する電圧の走査制御に関するCPUの負担を軽減するとともに、その電圧設定の柔軟性を高める。
【解決手段】第1段四重極、コリジョンセル及び第3段四重極をそれぞれ中心とするイオン光学系への印加電圧に対応した制御データを時系列的に記述したQ1系、CC系、Q3系の3つのテーブルをCPUで生成し、DMA転送により外部メモリに保持する。各テーブルからのデータ読み出しを行うFPGAにより構成される回路は、カウンタによりそれぞれ(時間d1,d2)遅延されたタイミングで読出しを開始する。読み出されたデータはそれぞれ対応するD/A変換部に送られ、全てのD/A変換部にデータが揃うと共通の同期信号により同時にラッチされ、アナログ電圧が一斉に出力される。CPUは分析開始前にテーブルを作成した後、走査開始信号等を送るだけでよく、負担が少なくて済む。 (もっと読む)


イオントラップにおいてイオンをフラグメント化する方法は、a)親イオンを選択することと、b)保持時間間隔の間、イオントラップ内に親イオンを保持することと、c)保持時間間隔内の励起時間間隔中に、RFトラップ電圧をイオントラップに提供することと、d)励起時間間隔中に、共鳴励起電圧をイオントラップに提供することと、e)保持時間間隔のうちの少なくとも一部分の間、イオントラップ内に中性ガスを供給することによって、イオントラップ内の動作圧力の少なくとも約10%の非定常状態圧力増加を提供することと、f)保持時間間隔内で、かつ励起時間間隔の後、共鳴励起電圧を終了し、イオントラップに印加するRFトラップ電圧を変更して、イオントラップ内に親イオンのフラグメントを保持するように励起レベル未満の保持レベルまでマシュー安定性パラメータqを低下させることとを伴う。
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イオンフラグメンテーションのための衝突セルを使用するタンデム質量分析計において、システム構成要素の放電上限に到達することなく、またはそれを超えることなく、衝突誘起解離(CID)のために必要とされる衝突エネルギーの上限が拡大され得る。本教示は、イオンの電位エネルギーをCIDフラグメンテーションのために十分な所定のレベルまで引き上げる一方、無放電条件を満たす方法について説明する。また、本教示は、生成イオンが質量分析のための十分なエネルギーを有するように、CIDフラグメンテーション後、フラグメントイオンの電位エネルギーを引き上げる方法について説明する。
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【課題】 従来のMS/MS分析方法では、スループットと前駆体イオンの質量分解能の両立ができないという課題を有していた。
【解決手段】 特定の質量範囲のイオンを排出するイオントラップと、イオントラップから排出されたイオンを解離させる衝突解離部と、衝突解離部から排出されたイオンの質量分析を行う質量分析部を有した質量分析装置によって、イオントラップに導入、蓄積されたイオンを質量選択的に共鳴排出する。衝突解離部への入射エネルギーが低い条件で測定を行い前駆体イオンのイオントラップ部の質量軸でのプロファイルと質量分析部でのプロファイルの組を取得する。次に衝突解離部への入射エネルギーが高い条件で測定を行い、得られた2次元質量スペクトルのイオントラップ部の質量軸でのプロファイルを質量分析部の質量軸でのプロファイルに置き換える。以上の方法により前駆体イオンとフラグメントイオンの両方のm/zを高い質量分解能で決定することができる。 (もっと読む)


【課題】
【解決手段】リニアイオントラップ(6、7、8)は、中央四重極ロッドセット(6)およびポストフィルター四重極ロッドセット(8)を備える。中央四重極ロッドセット(6)およびポストフィルター四重極ロッドセット(8)の軸方向に隣接するロッド電極間の位相差を180度に保つことにより、中央四重極ロッドセット(6)とポストフィルター四重極ロッドセット(8)との間に軸方向の疑似ポテンシャル障壁が形成される。補助AC電圧を中央四重極(6)のロッドに印加して、イオントラップから放出されることが望ましいイオンを径方向に励起させる。この結果、イオントラップ(6、7、8)から、非断熱状態で、軸方向にイオンが放出される。 (もっと読む)


【課題】
イオントラップ部とイオン解離部を有する質量分析装置において、MS/MS測定のスループットを向上する。
【解決手段】
イオン生成部と、前記イオン生成部で生成されたイオンを蓄積,単離,解離,排出するイオントラップ部と、前記イオントラップ部から排出されたイオンを解離するイオン解離部と、前記イオン解離部から排出されたイオンを検出するイオン検出部と、少なくともイオントラップ部の動作を制御する制御部とを有する質量分析装置の制御方法であって、前記イオントラップ部から特定イオンを排出するために共鳴出射を行い、前記イオン解離部で前記特定イオンを解離する。 (もっと読む)


【課題】極子の組立精度を保ち、極子間の電位差を大きく取っても軸方向に排出されるイオンの量が減少することのない荷電粒子の輸送・貯蔵機構を提供する。
【解決手段】4本以上の偶数本の棒状電極から成る多重極電極を備えた荷電粒子の輸送・貯蔵機構において、前記棒状電極のうち、少なくとも対向する1対2本には、多重極電極の中心軸と正対する側に前記空間の入口側または出口側に向けて前記中心軸から離れる方向に所定の角度ないし段階的変化で傾斜した深さの底を有する溝を持ち、前記溝を持った電極には、三角関数的に増減する高周波電圧、マスフィルター機能用直流電圧、軸方向電場形成用直流電圧、軸電位設定用直流電圧が重畳されて印加され、前記軸方向電場形成用直流電圧によって軸方向に形成される電場勾配で荷電粒子が前記多重極電極の上流から下流に向けて加速されるように構成されている。 (もっと読む)


イオントラップの過剰充填により引き起こされる電荷空間効果に効果的に対処するためのイオントラップ装置および方法であって、質量分析計の線形イオントラップにおいて有用である装置および方法。一実施形態では、まず、LITを充填すると、LIT内に小トラップ電位が産生され、次いで、過剰イオンは、LITを退出することが可能になり、次いで、質量スペクトルの収集のためのLITからのイオンのさらなる操作および/または走査の前に、通常のトラップ条件を再確立する。
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質量分析計用のイオントラップは、第一開放端から第二開放端に延びる開口を有する導電性の中心電極を有する。導電性の第一電極エンドキャップは、第一開放端近傍に配置され、それによって第一エンドキャップと中心電極との間に第一固有キャパシタンスが形成される。導電性の第二電極エンドキャップが、第二開放端近傍に配置され、それによって第二エンドキャップと中心電極との間に第二固有キャパシタンスが形成される。第一回路が第二エンドキャップを基準電位に接続する。ACトラップ信号を発生させる信号源は中心電極に接続される。第一固有キャパシタンスと第一回路とによるトラップ信号の電圧の分割に応じて、励起信号が第二エンドキャップにかけられる。

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