説明

γ−セクレターゼ調節剤

多くの実施形態において、本発明は、γ−セクレターゼの調節剤としての新規な種類の複素環化合物、そのような化合物を製造する方法、1以上のそのような化合物を含む医薬組成物、1以上のそのような化合物を含む医薬製剤の製造方法、ならびにそのような化合物または医薬組成物を用いる中枢神経系関連の1以上の疾患の治療、予防、阻害もしくは改善方法を提供する。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記式に示した一般構造を有する化合物または該化合物の製薬上許容される塩、溶媒和物もしくはエステル。
【化1】

[式中、
Uは、
【化2】

またはNであり;
GはOまたはSであり;
Vは、結合、O、−C(O)−およびN(R14)からなる群から選択され;
は、H、ハロ、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、複素環−および複素環アルキル−からなる群から選択され、前記アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、複素環−および複素環アルキル−のそれぞれは独立にR21基からなる群から選択される1から5個の置換基で置換されていても良く;
は、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、複素環−および複素環アルキル−からなる群から選択され、前記アルキル−、アルケニル−およびアルキニル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、複素環−および複素環アルキル−のそれぞれは独立にR21基からなる群から選択される1から5個の置換基で置換されていても良く;または
およびRが一体となって、C5−C8シクロアルキルまたは5から8員複素環部分を形成しており、前記シクロアルキルまたは複素環部分のそれぞれは独立にR21基からなる群から選択される1から5個の置換基で置換されていても良く;または
およびRが一体となって結合を形成しており;
、RおよびRはそれぞれ独立にH、−C(O)R15、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、−C(=NOR15)R16、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、複素環−および複素環アルキル−からなる群から選択され、前記アルキル−、アルケニル−およびアルキニル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、複素環−および複素環アルキル−のそれぞれは独立にR21基からなる群から選択される1から5個の置換基で置換されていても良く;または
およびRが一体となって、炭素環スピロ環状部分または複素環スピロ環状部分を形成して、前記炭素環スピロ環状部分および複素環スピロ環状部分のそれぞれは、(i)独立にR21基からなる群から選択される1から4個の置換基で置換されていても良く、または(ii)アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキル環と縮合しており、前記炭素環スピロ環状部分、複素環スピロ環状部分、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキル環のそれぞれは独立にR21基からなる群から選択される1から4個の置換基で置換されていても良く;
は、H、ハロ、−CN、−OR15、−C(O)R15、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、−SR15、−S(O)N(R15)(R16)、−CH(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−C(=NOR15)R16、−P(O)(OR15)(OR16)、−N(R15)(R16)、−アルキル−N(R15)(R16)、−N(R15)C(O)R16、−CH−N(R15)C(O)R16、−CH−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−CH−R15;−CHN(R15)(R16)、−N(R15)S(O)R16、−N(R15)S(O)16、−CH−N(R15)S(O)16、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−CH−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)OR16、−CH−N(R15)C(O)OR16、−S(O)R15、−N、−NOおよび−S(O)24、アルキル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、複素環−および複素環アルキル−からなる群から選択され、前記アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、複素環−および複素環アルキル−部分のそれぞれは独立にR21基からなる群から選択される1から3個の置換基で置換されていても良く;
10は、結合、アルキル−、アリール−、アリールアルキル−、アリールアルケニル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、複素環−、複素環アルキル−および下記の部分:
【化3】


からなる群から選択され、XはO、N(R14)またはSからなる群から選択され;前記R10基(結合を除く)のそれぞれは独立にR21基からなる群から選択される1から3個の置換基で置換されていても良く;
あるいは、RおよびR10がそれらが結合している炭素原子とともに、C−C炭素(例えば、シクロアルキル)環または4から7員複素環またはC−Cカルボシクレニル(例えば、シクロアルケニル)環または4から7員ヘテロシクレニル環を形成していることができ;前記炭素環、複素環、カルボシクレニル環またはヘテロシクレニル環は1から5個の独立に選択されるR21置換基で置換されていても良く;
は、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、複素環−および複素環アルキル−からなる群から選択され、前記アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、複素環−および複素環アルキル−のそれぞれは独立にR21基からなる群から選択される1から3個の置換基で置換されていても良く;
14は、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、シクロアルケニル、複素環、複素環アルキル−、アリール、アリールアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、−CN、−C(O)R15、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−C(=NOR15)R16および−P(O)(OR15)(OR16)からなる群から選択され、前記アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、シクロアルケニル、複素環、複素環アルキル−、アリール、アリールアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−基のそれぞれは1から5個の独立に選択されるR21基で置換されていても良く;
15、R16およびR17は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、複素環、複素環アルキル−、アリール、アリールアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、アリールシクロアルキル−、アリール複素環−、(R18−アルキル−、(R18−シクロアルキル−、(R18−シクロアルキルアルキル−、(R18−複素環−、(R18−複素環アルキル−、(R18−アリール−、(R18−アリールアルキル−、(R18−ヘテロアリール−および(R18−ヘテロアリールアルキル−からなる群から独立に選択され;
nは1から5であり;
各R18は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル−、アリールアルケニル−、アリールアルキニル−、−NO、ハロ、ヘテロアリール、−CF、−CN、−C(O)R19、−C(O)OH、−C(O)OR19、−C(O)NHR20、−C(O)NH、−C(O)NH−C(O)N(アルキル)、−C(O)N(アルキル)(アリール)、−C(O)N(アルキル)(ヘテロアリール)、−SR19、−S(O)20、−S(O)NH、−S(O)NH(アルキル)、−S(O)N(アルキル)(アルキル)、−S(O)NH(アリール)、−S(O)NH、−S(O)NHR19、−S(O)NH(複素環)、−S(O)N(アルキル)、−S(O)N(アルキル)(アリール)、−OCF、−OH、−OR20、−O−複素環、−O−シクロアルキルアルキル、−O−複素環アルキル、−NH、−NHR20、−N(アルキル)、−N(アリールアルキル)、−N(アリールアルキル)−(ヘテロアリールアルキル)、−NHC(O)R20、−NHC(O)NH、−NHC(O)NH(アルキル)、−NHC(O)N(アルキル)(アルキル)、−N(アルキル)C(O)NH(アルキル)、−N(アルキル)C(O)N(アルキル)(アルキル)、−NHS(O)20、−NHS(O)NH(アルキル)、−NHS(O)N(アルキル)(アルキル)、−N(アルキル)S(O)NH(アルキル)および−N(アルキル)S(O)N(アルキル)(アルキル)からなる群から独立に選択され;または
隣接する炭素上の2個のR18部分が互いに連結して、
【化4】

を形成していることができ:
19は、アルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキルおよびヘテロアリールアルキルからなる群から選択され;
20は、アルキル、シクロアルキル、アリール、ハロ置換されたアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキルからなる群から選択され;
各R21は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル−、アリール、アリールアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、ハロ、−CN、−OR15、−C(O)R15、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、−SF、−OSF、−Si(R24からなる群から独立に選択され、各R24は、独立に選択される−SR15、−S(O)N(R15)(R16)、−CH(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−C(=NOR15)R16、−P(O)(OR15)(OR16)、−N(R15)(R16)、−アルキル−N(R15)(R16)、−N(R15)C(O)R16、−CH−N(R15)C(O)R16、−CH−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−CH−R15;−CHN(R15)(R16)、−N(R15)S(O)R16、−N(R15)S(O)16、−CH−N(R15)S(O)16、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−CH−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)OR16、−CH−N(R15)C(O)OR16、−S(O)R15、−N、−NOおよび−S(O)24であり;
前記アルキル、シクロアルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル−、アリール、アリールアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、アルケニルおよびアルキニルR21基のそれぞれは1から5個の独立に選択されるR22基で置換されていても良く;
各R22は、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ハロ、−CF、−CN、−OR15、−C(O)R15、−C(O)OR15、−アルキル−C(O)OR15、C(O)N(R15)(R16)、−SF、−OSF、−Si(R24からなる群から独立に選択され、各R24は、独立に選択される−SR15、−S(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−C(=NOR15)R16、−P(O)(OR15)(OR16)、−N(R15)(R16)、−アルキル−N(R15)(R16)、−N(R15)C(O)R16、−CH−N(R15)C(O)R16、−N(R15)S(O)R16、−N(R15)S(O)16、−CH−N(R15)S(O)16、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−CH−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)OR16、−CH−N(R15)C(O)OR16、−N、−NO、−S(O)R15および−S(O)24であり;
各R24は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、複素環、複素環アルキル−、アリール、アリールアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、アリールシクロアルキル−、アリール複素環−、(R18−アルキル−、(R18−シクロアルキル−、(R18−シクロアルキルアルキル−、(R18−複素環−、(R18−複素環アルキル−、(R18−アリール−、(R18−アリールアルキル−、(R18−ヘテロアリール−および(R18−ヘテロアリールアルキル−(R18およびnは上記で定義の通りである。)からなる群から独立に選択され;
ただし、
(a)−SF、−OSFおよび−Si(R24(各R24は独立に選択される。)からなる群から選択される少なくとも1個の基が存在し、複数の基がある場合は各基は独立に選択され、または
(b)
【化5】


からなる群から選択されるR10基が存在し、または
(c)−SF、−OSF、−Si(R24(各R24は独立に選択される。)からなる群から選択される少なくとも1個の基が存在し、複数の基がある場合、各基は独立に選択され、
【化6】


からなる群から選択されるR10基が存在する。]
【請求項2】
(a)−SF、−OSFおよび−Si(R24(各R24は独立に選択される。)からなる群から選択される少なくとも1個の基が存在し、複数の基がある場合、各基は独立に選択され;または
(b)−SFおよび−OSFからなる群から選択される少なくとも1個の基が存在し、複数の基がある場合、各基は独立に選択され;または
(c)RおよびRが一体となって5から8員シクロアルキル環を形成しており、前記環は−SF、−OSFおよび−Si(R24からなる群から選択される基で置換されており;または
(d)RおよびRが一体となって5から8員シクロアルキル環を形成しており、前記環が−SF、−OSFおよび−Si(R24からなる群から選択される基で置換されており、前記環は−SFおよび−OSFからなる群から選択される基で置換されており;または
(e)RおよびRが一体となって5から8員複素環を形成しており、前記環は−SF、−OSFおよび−Si(R24からなる群から選択される基で置換されており;または
(f)RおよびRが一体となって5から8員複素環を形成しており、前記環は−SF、−OSFおよび−Si(R24からなる群から選択される基で置換されており、前記環は−SFおよび−OSFからなる群から選択される基で置換されており;または
(g)RおよびRが一体となって炭素環スピロ環状部分を形成しており、前記スピロ環状部分は−SF、−OSFおよび−Si(R24からなる群から選択される基で置換されており;または
(h)RおよびRが一体となって炭素環スピロ環状部分を形成しており、前記スピロ環状部分は−SF、−OSFおよび−Si(R24からなる群から選択される基で置換されており、前記スピロ環状部分は−SFおよび−OSFからなる群から選択される基で置換されており;または
(i)RおよびRが一体となって複素環スピロ環状部分を形成しており、前記スピロ環状部分は−SF、−OSFおよび−Si(R24からなる群から選択される基で置換されており;または
(j)RおよびRが一体となって複素環スピロ環状部分を形成しており、前記スピロ環状部分は−SF、−OSFおよび−Si(R24からなる群から選択される基で置換されており、前記スピロ環状部分は−SFおよび−OSFからなる群から選択される基で置換されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
(a)化合物IIIからX(当該化合物は置換されており、存在する置換基のうちの1から3個は−SF、−OSFおよび−Si(R24からなる群から選択される。);または
(b)化合物IIIからX(当該化合物は置換されており、存在する置換基のうちの1から3個は−SFおよび−OSFからなる群から選択される。)
からなる群から選択される請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
(a)Rが1から5個の独立に選択されるR21部分で置換されたアルキルであり、1から3個のR21部分が−SF、−OSFおよび−Si(R24からなる群から選択され;または
(b)Rが1から5個の独立に選択されるR21部分で置換されたアルキルであり、1から3個のR21部分が−SFおよび−OSFからなる群から選択され;または
(c)RがH、アルキル、シクロアルキル、−C(O)OR15、1から3個のハロで置換されたアルキル、−C(O)R15および−OR15で置換されたアルキルからなる群から選択され;または
(d)RがH、メチル、−OHで置換されたメチルおよびOCHで置換されたメチルからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
(a)Rが、1から3個の独立に選択されるR21部分で置換されたアリールであり、少なくとも1個のR21部分が−SF、−OSFおよび−Si(R24からなる群から選択され;または
(b)Rが、1から3個の独立に選択されるR21部分で置換されたアリールであり、少なくとも1個のR21部分が−SF、−OSFおよび−Si(R24からなる群から選択され、前記アリールがフェニルであり;または
(c)Rが、1から3個の独立に選択されるR21部分で置換されたアリールであり、少なくとも1個のR21部分が−SFおよび−OSFからなる群から選択され;または
(d)Rが、1から3個の独立に選択されるR21部分で置換されたアリールであり、少なくとも1個のR21部分が−SFおよび−OSFからなる群から選択され、アリールがフェニルであり;または
(e)Rが、独立にハロ、アルキル、−CN、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、ヒドロキシ、アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、−SF、−OSFおよび−Si(R24からなる群から選択される1から3個の置換基で置換されたフェニルであり、少なくとも1個のR21部分が−SF、−OSFおよび−Si(R24からなる群から選択され;または
(f)Rが、独立にハロ、アルキル、−CN、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、ヒドロキシ、アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、−SF、−OSFおよび−Si(R24からなる群から選択される1から3個の置換基で置換されたフェニルであり、少なくとも1個のR21部分が−SFおよび−OSFからなる群から選択され;または
(g)Rが、独立にハロ、アルキル、−CN、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、ヒドロキシ、アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、−SF、−OSFおよび−Si(R24からなる群から選択される1から4個のR21置換基で置換されたナフチルであり、少なくとも1個のR21基が−SF、−OSFおよび−Si(R24からなる群から選択され;または
(h)Rが、独立にハロ、アルキル、−CN、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、ヒドロキシル、アルコキシ、−SF、−OSFおよび−Si(R24からなる群から選択される1から4個のR21置換基で置換されたビフェニルであり、少なくとも1個のR21基が−SF、−OSFおよび−Si(R24からなる群から選択され;または
(i)Rが(1)1から3個のR21部分で置換されたアリール、(2)−OR15で置換されたアリール(R15は(i)1から3個のハロで置換されたアルキルまたは(ii)アルキルである。)、(3)アリール、(4)アルキルで置換されたアリール(前記アルキルは1から3個のハロで置換されている。)、(5)アリールで置換されたアリール、(6)アルキル、(7)ヘテロアリール、(8)アリールアルキル−および(9)シクロアルキル)からなる群から選択され;または
(j)Rが、アリールであり;または
(k)Rが、置換されていないフェニルであり;または
(l)Rが、同一であっても異なっていても良い1から4個の置換基で置換されているフェニルであり、各置換基はハロ、アルキル、−CN、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールおよびヘテロアリール基からなる群から独立に選択され;または
(m)Rが、置換されていないナフチルであり;または
(n)Rが、同一であっても異なっていても良い1から4個の置換基で置換されているナフチルであり、各置換基はハロ、アルキル、−CN、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールおよびヘテロアリール基からなる群から独立に選択され;または
(o)Rが、置換されていないビフェニルであり;または
(p)Rが、同一であっても異なっていても良い1から4個の置換基で置換されているビフェニルであり、各置換基はハロ、アルキル、−CN、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、ヒドロキシおよびアルコキシ基からなる群から独立に選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
(a)Rがアルキルであり、Rが独立にハロ、アルキル、−CN、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、ヒドロキシ、アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、ハロ、アルキル、−CN、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、ヒドロキシル、アルコキシ、SF、−OSFおよび−Si(R24)からなる群から選択される1から3個のR21置換基で置換されたフェニルであり、少なくとも1個のR21基が−SF、−OSFおよび−Si(R24からなる群から選択され;または
(b)Rが1から5個の独立に選択されるR21部分で置換されたアルキルであり、Rが独立にハロ、アルキル、−CN、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、ヒドロキシ、アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、ハロ、アルキル、−CN、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、ヒドロキシル、アルコキシ、SF、−OSFおよび−Si(R24からなる群から選択される1から3個のR21置換基で置換されたフェニルであり、少なくとも1個のR21基が−SF、−OSFおよび−Si(R24からなる群から選択され;または
(c)Rが1から5個の独立に選択されるR21部分で置換されたアルキルであり、Rが独立にハロ、アルキル、−CN、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、ヒドロキシ、アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、ハロ、アルキル、−CN、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、ヒドロキシル、アルコキシ、−SFおよび−OSFからなる群から選択される1から3個のR21置換基で置換されたフェニルであり、前記フェニル上の少なくとも1個のR21基が−SFおよび−OSFからなる群から選択され;または
(d)RがHであり、Rが、置換されていなくても良くまたは同一であっても異なっていても良い1から4個の置換基で独立に置換されていても良いビフェニルであり、各置換基がハロ、アルキル、−CN、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、ヒドロキシおよびアルコキシ基からなる群から独立に選択され;または
(e)Rがメチルであり、Rが置換されていなくても良くまたは同一であっても異なっていても良い1から4個の置換基で独立に置換されていても良いビフェニルであり、各置換基がハロ、アルキル、−CN、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、ヒドロキシおよびアルコキシ基からなる群から独立に選択され;または
(f)RがHであり、Rが置換されていなくても良くまたは同一であっても異なっていても良い1から4個の置換基で独立に置換されていても良いフェニルであり、各置換基がハロ、アルキル、−CN、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、ヒドロキシおよびアルコキシ基からなる群から独立に選択され;または
(g)Rがメチルであり、Rが置換されていなくても良くまたは同一であっても異なっていても良い1から4個の置換基で独立に置換されていても良いビフェニルであり、各置換基がハロ、アルキル、−CN、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、ヒドロキシおよびアルコキシ基からなる群から独立に選択され;または
(h)Rが1から5個の独立に選択されるR21部分で置換されたアルキルであり、Rが同一または異なっていることができる1から3個の置換基で置換されたフェニルであり、各置換基が独立にハロ、アルキル、−CN、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールおよびヘテロアリール基からなる群から選択され;または
(i)Rが1個のR21部分で置換されたアルキルであり、Rが同一または異なっていることができる1から3個の置換基で置換されたフェニルであり、各置換基がハロ、アルキル、−CN、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールおよびヘテロアリール基からなる群から独立に選択され;
(j)RおよびRが一体となって、スピロ環状単位:
【化7】

を形成しており;または
(h)RおよびRが一体となって、スピロ環状単位:
【化8】

を形成している請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
(a)Rが1gから13gからなる群から選択され、R10が1Aから42Aからなる群から選択され;または
(b)前記R−R10−部分が1bか50bからなる群から選択され;または
(c)前記R−R10−部分が50bである請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
(a)RがH、アルキル、アルコキシアルキル−、(4−アルコキシ)フェニルメチル−およびアリールアルキル−からなる群から選択され;または
(b)Rがメチル、3−メトキシプロピル−、フェニルメチル−および(4−メトキシ)フェニルメチル−からなる群から選択され;または
(c)RがH、−(CHOCH、−CH、−CHCH、−(CHOCH、−(CHCH(CH、−CHCH(CH)CHCH、−CHCHCH
【化9】

からなる群から選択される請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
(a)UがNであり;または
(b)UがNであり、Rが3−メトキシプロピルである請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
(a)RがHおよびアルキルからなる群から選択され;または
(b)RがHおよびメチルからなる群から選択され;または
(c)Rがメチルであり;または
(d)RおよびRが一体となって置換されていないシクロペンチル環を形成しており、または(b)RおよびRが一体となって、同一または異なっていることができる1から3個の置換基で置換されているシクロペンチル環を形成しており、各置換基が独立にハロ、アルキル、−CN、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、ヒドロキシおよびアルコキシ基からなる群から選択され、または(c)RおよびRが一体となって、置換されていないシクロヘキシル環を形成しており、または(d)RおよびRが一体となって、同一または異なっていることができる1から3個の置換基で置換されているシクロヘキシル環を形成しており、各置換基が独立にハロ、アルキル、−CN、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、ヒドロキシおよびアルコキシ基からなる群から選択される請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
(a)UがNであり、RおよびRが一体となって、ピペリジニル環の窒素としてUのNを含む置換されていないピペリジニル環を形成しており;または
(b)UがNであり、RおよびRが一体となって、ピペリジニル環の窒素としてUのNを含むピペリジニル環を形成しており、前記ピペリジニル環が同一でも異なっていても良い1から3個の置換基で置換されており、各置換基が独立にハロ、アルキル、−CN、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、ヒドロキシおよびアルコキシ基からなる群から選択され;または
(c)UがNであり、RおよびRが一体となって、ピロリジニル環の窒素としてUのNを含む置換されていないピロリジニル環を形成しており;または
(d)UがNであり、RおよびRが一体となって、ピロリジニル環の窒素としてUのNを含むピロリジニル環を形成しており、前記ピロリジニル環が同一でも異なっていても良い1から3個の置換基で置換されており、各置換基が独立にハロ、アルキル、−CN、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、ヒドロキシおよびアルコキシ基からなる群から選択され;または
(e)UがNであり、RおよびRが一体となって、ピペラジニル環の窒素としてUのNを含む置換されていないピペラジニル環を形成しており;または
(f)UがNであり、RおよびRが一体となって、ピペラジニル環の窒素としてUのNを含むピペラジニル環を形成しており、前記ピペラジニル環が同一でも異なっていても良い1から3個の置換基で置換されており、各置換基が独立にハロ、アルキル、−CN、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、ヒドロキシおよびアルコキシ基からなる群から選択される請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
(a)RがHであり;または(b)Rがアルキルであり;またはRがメチルである請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
(a)R10がアリールであり;または
(b)R10が1から3個の独立に選択されるR21部分で置換されたアリールであり;または
(c)R10が、1から3個のR21部分で置換されたアリールであり、各R21部分が同一または異なる−OR15基であり;または
(d)R10が、1個のR21部分で置換されたアリールであり;または
(e)R10が、1個のR21部分で置換されたアリールであり、前記R21部分が−OR15であり;または
(f)R10が、1個のR21部分で置換されたアリールであり、前記R21部分が−OR15であり、前記R15がアルキルであり;または
(g)R10が、1個のR21部分で置換されたアリールであり、前記R21部分が−OR15であり、前記R15がアルキルであり、前記アルキルがメチルであり;または
(h)R10がフェニルであり;または
(i)R10が1から3個の独立に選択されるR21部分で置換されたフェニルであり;または
(j)R10が、1から3個のR21部分で置換されたフェニルであり、各R21部分が同一または異なる−OR15基であり;または
(k)R10が、1個のR21部分で置換されたフェニルであり;または
(l)R10が、1個のR21部分で置換されたフェニルであり、前記R21部分が−OR15であり;または
(m)R10が、1個のR21部分で置換されたフェニルであり、前記R21部分が−OR15であり、前記R15がアルキルであり;または
(n)R10が、1個のR21部分で置換されたフェニルであり、前記R21部分が−OR15であり、前記R15がアルキルであり、前記アルキルがメチルであり;または
(o)R10がヘテロアリールであり;または
(p)R10
【化10】

からなる群から選択される請求項1に記載の化合物。
【請求項14】
(a)Rが置換されていないヘテロアリールであり、または(b)Rが同一または異なっていることができる1から3個の置換基で置換されているヘテロアリールであり、各置換基がハロ、アルキル、CN、NH、NH(アルキル)、N(アルキル)、ヒドロキシおよびアルコキシ基からなる群から独立に選択され、または(c)Rがイミダゾール−1−イルであり、または(d)Rが4−メチル−イミダゾール−1−イルであり、または(e)Rが5−クロロ−4−メチル−イミダゾール−1−イルである請求項1に記載の化合物。
【請求項15】
(a)前記−R10−R部分が
【化11】

であり;または
(b)前記−R10−R部分が
【化12】

であり;または
(c)前記−R10−R部分が
【化13】

であり;または
(d)前記−R10−R部分が
【化14】

であり;または
(e)前記−R10−R部分が
【化15】

であり;または
(f)前記−R10−R部分が
【化16】

であり;または
(g)前記−R10−R部分が
【化17】

であり;または
(h)前記−R10−R部分が
【化18】

であり;または
(i)前記−R10−R部分が
【化19】

であり;または
(j)前記−R10−R部分が
【化20】

である請求項1に記載の化合物。
【請求項16】
化合物B7、C1およびD1からD12からなる群から選択される化合物。
【請求項17】
(1)治療上有効量の少なくとも一つの請求項1に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩および少なくとも一つの製薬上許容される担体を含む、または
(2)治療上有効量の少なくとも一つの請求項1に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩および少なくとも一つの製薬上許容される担体および有効量の(a)アルツハイマー病の治療に有用な薬剤、(b)神経組織内、上または周囲でのアミロイドタンパク質(例えば、アミロイドβタンパク質)の沈着を阻害するのに有用な薬剤、(c)神経変性疾患を治療するのに有用な薬剤および(d)γ−セレクターゼを阻害するのに有用な薬剤からなる群から選択される1以上の他の医薬活性薬剤を含む、または
(3)治療上有効量の少なくとも一つの請求項1に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩および少なくとも一つの製薬上許容される担体および有効量の1以上のBACE阻害薬を含む、または
(4)治療上有効量の少なくとも一つの請求項1に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩および少なくとも一つの製薬上許容される担体および有効量の1以上のコリンエステラーゼ阻害薬を含む、または
(5)治療上有効量の少なくとも一つの請求項1に記載の化合物および少なくとも一つの製薬上許容される担体および有効量の1以上のコリンエステラーゼ阻害薬を含む、または
(6)治療上有効量の少なくとも一つの請求項1に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩および少なくとも一つの製薬上許容される担体および有効量の1以上のBACE阻害薬、ムスカリン性拮抗薬、コリンエステラーゼ阻害薬;γ−セクレターゼ阻害薬;γ−セクレターゼ調節剤;HMG−CoAレダクターゼ阻害薬;非ステロイド系抗炎症剤;N−メチル−D−アスパラギン酸受容体拮抗薬;抗アミロイド抗体;ビタミンE;ニコチン性アセチルコリン受容体作動薬;CB1受容体逆作動薬またはCB1受容体拮抗薬;抗生物質;成長ホルモン分泌促進物質;ヒスタミンH3拮抗薬;AMPA作動薬;PDE4阻害薬;GABA逆作動薬;アミロイド凝集の阻害薬;グリコーゲンシンターゼキナーゼβ阻害薬;α−セクレターゼ活性促進剤;PDE−10阻害薬およびコレステロール吸収阻害薬を含む、または
(7)治療上有効量の少なくとも一つの請求項1に記載の化合物および少なくとも一つの製薬上許容される担体および有効量の1以上のBACE阻害薬、ムスカリン性拮抗薬、コリンエステラーゼ阻害薬;γ−セクレターゼ阻害薬;γ−セクレターゼ調節剤;HMG−CoAレダクターゼ阻害薬;非ステロイド系抗炎症剤;N−メチル−D−アスパラギン酸受容体拮抗薬;抗アミロイド抗体;ビタミンE;ニコチン性アセチルコリン受容体作動薬;CB1受容体逆作動薬またはCB1受容体拮抗薬;抗生物質;成長ホルモン分泌促進物質;ヒスタミンH3拮抗薬;AMPA作動薬;PDE4阻害薬;GABA逆作動薬;アミロイド凝集阻害薬;グリコーゲンシンターゼキナーゼβ阻害薬;α−セクレターゼ活性促進剤;PDE−10阻害薬およびコレステロール吸収阻害薬を含む、または
(8)治療上有効量の少なくとも一つの請求項1に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩および少なくとも一つの製薬上許容される担体および有効量のドネペジル塩酸塩を含む、または
(9)治療上有効量の少なくとも一つの請求項1に記載の化合物および少なくとも一つの製薬上許容される担体および有効量のドネペジル塩酸塩を含む医薬組成物。
【請求項18】
(a)処置を必要とする患者に対して有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する、γ−セクレターゼを調節する;または
(b)処置を必要とする患者に対して有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する、1以上の神経変性疾患を治療する;または
(c)処置を必要とする患者に対して有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する、神経組織内、上または周囲でのアミロイドタンパク質の沈着を阻害する、方法。
【請求項19】
処置を必要とする患者に対して有効量の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する、アルツハイマー病の治療方法。
【請求項20】
処置を必要とする患者に対して
(1)有効量の請求項1に記載の化合物および
(2)有効量の1以上のBACE阻害薬、ムスカリン性拮抗薬、コリンエステラーゼ阻害薬;γ−セクレターゼ阻害薬;γ−セクレターゼ調節剤;HMG−CoAレダクターゼ阻害薬;非ステロイド系抗炎症剤;N−メチル−D−アスパラギン酸受容体拮抗薬;抗アミロイド抗体;ビタミンE;ニコチン性アセチルコリン受容体作動薬;CB1受容体逆作動薬またはCB1受容体拮抗薬;抗生物質;成長ホルモン分泌促進物質;ヒスタミンH3拮抗薬;AMPA作動薬;PDE4阻害薬;GABA逆作動薬;アミロイド凝集阻害薬;グリコーゲンシンターゼキナーゼβ阻害薬;α−セクレターゼ活性促進剤;PDE−10阻害薬およびコレステロール吸収阻害薬からなる群から選択される他の医薬有効成分を投与する段階を有する、
(a)γ−セクレターゼを調節する、(b)1以上の神経変性疾患を治療する、(c)神経組織内、上または周囲でのアミロイドタンパク質の沈着を阻害する、または(d)アルツハイマー病を治療する方法。
【請求項21】
(1)処置を必要とする患者に対して有効量の1以上のコリンエステラーゼと組み合わせて有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有するアルツハイマー病を治療する、または
(2)処置を必要とする患者に対して有効量のドネペジル塩酸塩と組み合わせて有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有するアルツハイマー病を治療する、または
(3)処置を必要とする患者に対して有効量の1以上のコリンエステラーゼと組み合わせて有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有するアルツハイマー病を治療する、または
(4)処置を必要とする患者に対して有効量のドネペジル塩酸塩と組み合わせて有効量の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有するアルツハイマー病を治療する、または
(5)処置を必要とする患者に対して有効量のリバスティグミンと組み合わせて有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有するアルツハイマー病を治療する、または
(6)処置を必要とする患者に対して有効量のタクリンと組み合わせて有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有するアルツハイマー病を治療する、または
(7)処置を必要とする患者に対して有効量のタウキナーゼ阻害薬と組み合わせて有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有するアルツハイマー病を治療する、または
(8)処置を必要とする患者に対して有効量のGSK3β阻害薬、cdk5阻害薬、ERK阻害薬からなる群から選択される1以上のタウキナーゼ阻害薬と組み合わせて有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有するアルツハイマー病を治療する、
(9)処置を必要とする患者に対して有効量の一つの抗Aβワクチン接種と組み合わせて有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有するアルツハイマー病を治療する、または
(10)処置を必要とする患者に対して有効量の1以上のAPPリガンドと組み合わせて有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有するアルツハイマー病を治療する、または
(11)処置を必要とする患者に対して有効量の1以上のインシュリン分解酵素を上昇させる薬剤および/またはネプリライシンと組み合わせて有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有するアルツハイマー病を治療する、または
(12)処置を必要とする患者に対して有効量の1以上のコレステロール降下剤と組み合わせて有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有するアルツハイマー病を治療する、または
(13)処置を必要とする患者に対して有効量のアトルバスタチン、フルバスタチン、ロバスタチン、メバスタチン、ピタバスタチン、プラバスタチン、ロスバスタチン、シンバスタチンおよびエゼチミブからなる群から選択される1以上のコレステロール降下剤と組み合わせて有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有するアルツハイマー病を治療する、または
(14)処置を必要とする患者に対して有効量の1以上のフィブラート類と組み合わせて有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有するアルツハイマー病を治療する、または
(15)処置を必要とする患者に対して有効量のクロフィブラート、クロフィブリド、エトフィブラート、アルミニウムクロフィブラートからなる群から選択される1以上のフィブラート類と組み合わせて有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有するアルツハイマー病を治療する、または
(16)処置を必要とする患者に対して有効量の1以上のLXR作動薬と組み合わせて有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有するアルツハイマー病を治療する、または
(17)処置を必要とする患者に対して有効量の1以上のLRP模倣薬と組み合わせて有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有するアルツハイマー病を治療する、または
(18)処置を必要とする患者に対して有効量の1以上の5−HT6受容体拮抗薬と組み合わせて有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有するアルツハイマー病を治療する、または
(19)処置を必要とする患者に対して有効量の1以上のニコチン性受容体作動薬と組み合わせて有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有するアルツハイマー病を治療する、または
(20)処置を必要とする患者に対して有効量の1以上のH3受容体拮抗薬と組み合わせて有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有するアルツハイマー病を治療する、または
(21)処置を必要とする患者に対して有効量の1以上のヒストンデアセチラーゼ阻害薬と組み合わせて有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有するアルツハイマー病を治療する、または
(22)処置を必要とする患者に対して有効量の1以上のhsp90阻害薬と組み合わせて有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有するアルツハイマー病を治療する、または
(23)処置を必要とする患者に対して有効量の1以上のm1ムスカリン性受容体作動薬と組み合わせて有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有するアルツハイマー病を治療する、または
(24)処置を必要とする患者に対して有効量の1以上の5−HT6受容体拮抗薬mGluR1またはmGluR5陽性アロステリック調節剤または作動薬と組み合わせて有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有するアルツハイマー病を治療する、または
(25)処置を必要とする患者に対して有効量の1以上のmGluR2/3拮抗薬と組み合わせて有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有するアルツハイマー病を治療する、または
(26)処置を必要とする患者に対して有効量の1以上の神経炎症を軽減することができる抗炎症剤と組み合わせて有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有するアルツハイマー病を治療する、または
(27)処置を必要とする患者に対して有効量の1以上のプロスタグランジンEP2受容体拮抗薬と組み合わせて有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有するアルツハイマー病を治療する、または
(28)処置を必要とする患者に対して有効量の1以上のPAI−1阻害薬と組み合わせて有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有するアルツハイマー病を治療する、または
(29)処置を必要とする患者に対して有効量の1以上のAβ流出を誘発することができる薬剤と組み合わせて有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有するアルツハイマー病を治療する、または
(30)処置を必要とする患者に対して有効量のゲルソリンと組み合わせて有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有するアルツハイマー病を治療する、または
(31)処置を必要とする患者に対して有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有するダウン症候群を治療する、または
(32)処置を必要とする患者に対して有効量の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有するダウン症候群を治療する、、または
(33)処置を必要とする患者に対して有効量の1以上のコリンエステラーゼ阻害薬と組み合わせて有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有するダウン症候群を治療する、
(34)処置を必要とする患者に対して有効量のドネペジル塩酸塩と組み合わせて有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有するダウン症候群を治療する、または
(35)処置を必要とする患者に対して有効量の1以上のコリンエステラーゼ阻害薬と組み合わせて有効量の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有するダウン症候群を治療する、
(36)処置を必要とする患者に対して有効量のドネペジル塩酸塩と組み合わせて有効量の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有するダウン症候群を治療する、または
(37)処置を必要とする患者に対して有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する軽度認識障害を治療する、または
(38)処置を必要とする患者に対して有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する緑内障を治療する、または
(39)処置を必要とする患者に対して有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する脳アミロイド血管症を治療する、または
(40)処置を必要とする患者に対して有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する卒中を治療する、または
(41)本発明は処置を必要とする患者に対して有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する認知症の治療方法も提供する、または
(42)処置を必要とする患者に対して有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する小膠細胞症を治療する、または
(43)処置を必要とする患者に対して有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する脳の炎症を治療する、または
(44)処置を必要とする患者に対して有効量の1以上の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する嗅覚機能喪失を治療する、または
(45)処置を必要とする患者に対して有効量の請求項1に記載の化合物および有効量のAβ抗体阻害薬、γ−セクレターゼ阻害薬およびβ−セクレターゼ阻害薬からなる群から選択される1以上の化合物を投与する段階を有するアルツハイマー病を治療する、または
(46)処置を必要とする患者に対して有効量の請求項1に記載の化合物および有効量の1以上のBACE阻害薬を投与する段階を有するアルツハイマー病を治療する方法。
【請求項22】
組み合わせて使用するための医薬組成物を単一のパッケージ中の別々の容器内に含むキットであって、一つの容器が製薬上許容される担体中に有効量の請求項1に記載の化合物を含み、別の容器が有効量の別の医薬有効成分を含み、前記請求項1に記載の化合物および前記他の医薬有効成分を合わせた量が、(a)アルツハイマー病を治療する、または(b)神経組織の中、上または周囲におけるアミロイドタンパク質の沈着を阻害する、または(c)神経変性疾患を治療する、または(d)γ−セクレターゼの活性を調節するのに有効であるキット。


【公表番号】特表2012−508180(P2012−508180A)
【公表日】平成24年4月5日(2012.4.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−534917(P2011−534917)
【出願日】平成21年11月5日(2009.11.5)
【国際出願番号】PCT/US2009/063380
【国際公開番号】WO2010/054064
【国際公開日】平成22年5月14日(2010.5.14)
【出願人】(596129215)シェーリング コーポレイション (785)
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【Fターム(参考)】