説明

エアゾール缶フロン移充填装置

【課題】エアゾール缶に存在するフロンについて、効率的な移充填を行うことが可能で、様々なサイズ(胴径、高さ)のエアゾール缶に対応することが可能なエアゾール缶フロン移充填装置を提供する。
【解決手段】エアゾール缶Kを押圧する押圧手段10と、押圧手段10によって、エアゾール缶Kのフロン出口ノズルNと接続されてフロンを排出するフロン排出手段20と、フロン排出手段20が複数、連結管50を介して接続されたフロン回収手段30と、フロン回収手段30と管体51を介して連結された大容量収納容器40と、を備え、複数のエアゾール缶Kを押圧することによって、複数のエアゾール缶K内のフロンを複数のフロン出口ノズルNからフロン回収手段30を介して大容量収納容器40に回収貯留する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はエアゾール缶フロン移充填装置に係り、特にエアゾール缶内に存在するフロンを効率的に回収することのできるエアゾール缶フロン移充填装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来からエアコン等から回収されたフロンは、フロン破壊装置などで、フロンを破壊して無害化している。このフロンの破壊方法としては、効率的な処理を行なうために、大容量タンク(例えば100kg以上の容器等)にフロンを蓄積し、化学的に無害化して破壊する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開平10−238909号公報(第7頁、第8頁、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記特許文献1で示すように、フロンは破壊装置により無害化されるが、効率的な処理を行うためには大容量の容器などで装置に供給する必要がある。
一般に、パソコンなど電子機器部品の清掃、洗浄の用途で製造されたエアゾール缶には、フロンが充填されたものが多く、これらのエアゾール缶はオゾン層保護の観点から使用されなくなってきている。そのため、流通過程において存在するエアゾール缶(企業等で保有している在庫品など)を廃棄処分する必要があるが、エアゾール缶には数百グラム程度のフロンしか入っていないため、破壊装置に供給する前に大きな容器に移充填しなければならないという問題がある。
また、効率的な移充填を行うためには多数のエアゾール缶のフロンを同時に移充填する必要がある。
【0005】
一般に、エアゾール缶内のフロンは、液とガスが飽和している状態である。効率的にフロンを抜き出すには、液体をフロン回収機等で抜き出し、液体が無くなったときにガスを回収し、最終的には缶内が真空になるまで回収する、という工程が考えられる。
しかし、ガス化したフロンを回収することは、処理効率が悪く、処理能力向上のためにはフロンをほぼ全量液体で抜き出すことが必要である。
フロン回収機は、一般に容積式移送構造であるので、同体積であれば液体の方が多くの質量を移動させることができる。さらに、液体のある状態でガスを抜き出すと缶内部で液体が気化し、気化熱により缶表面が凍結する不具合を生じるという問題もある。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、エアゾール缶に存在するフロンについて、効率的な移充填を行うことが可能で、様々なサイズ(胴径、高さ)のエアゾール缶に対応することが可能なエアゾール缶フロン移充填装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題は、請求項1に係るエアゾール缶フロン移充填装置によれば、エアゾール缶を押圧する押圧手段と、該押圧手段によって、前記エアゾール缶のフロン出口ノズルと接続されてフロンを排出するフロン排出手段と、該フロン排出手段が複数、連結管を介して接続されたフロン回収手段と、該フロン回収手段と管体を介して連結された大容量収納容器と、を備え、複数の前記エアゾール缶を押圧することによって、複数の前記エアゾール缶内のフロンを複数の前記フロン出口ノズルから前記フロン回収手段を介して前記大容量収納容器に回収貯留すること、により解決される。
このように構成されているので、押圧手段によって、エアゾール缶のフロン出口ノズルをフロン排出手段へ確実に押しつけることが可能となる。
【0008】
前記課題は、請求項2に係るエアゾール缶フロン移充填装置によれば、エアゾール缶を押圧する押圧手段と、該押圧手段によって、前記エアゾール缶の側面に穿孔すると共に前記エアゾール缶と接続されてフロンを排出するフロン排出手段と、該フロン排出手段が複数、連結管を介して接続されたフロン回収手段と、該フロン回収手段と管体を介して連結された大容量収納容器と、を備え、複数の前記エアゾール缶を押圧することによって、複数の前記エアゾール缶内のフロンを複数の前記エアゾール缶から前記フロン回収手段を介して前記大容量収納容器に回収貯留すること、により解決される。
上記構成によれば、エアゾール缶を倒立させる必要がなく、さらに様々なサイズに対応することが可能である。さらにノズル径を比較的大きくすることが可能なため、処理能力を大きくすることができる。
【0009】
より詳しくは、前記エアゾール缶を押圧する押圧手段は、押圧部と、該押圧部と連結されたロッドと、該ロッドとリンク機構を介して連結されたレバーと、を備えて構成すると好適である。また、前記エアゾール缶を押圧する押圧手段は、位置調整手段により、前記ロッドの位置が調整され、前記フロン排出手段と前記押圧部との間の距離を調整可能とすると好適である。このように、フロン排出手段と押圧部との間の距離を調整可能としているため、高さ又は胴径の異なるエアゾール缶においても十分押圧することが可能となる。
【0010】
さらに、前記フロン排出手段は、前記フロン出口ノズルが接続されたときに、該フロン出口ノズルとの間でシールするシール面を備えたテーパ面配管継手で構成されると好適である。
そして、前記エアゾール缶を押圧する押圧手段より前記フロン排出手段が低い位置に配置されていると好適である。このように構成することにより、エアゾール缶内のフロン液がフロン排出手段側に移動し、フロン液を効率的に回収することが可能となる。
【0011】
前記課題は、請求項7に係るエアゾール缶フロン移充填装置によれば、エアゾール缶を押圧する押圧手段と、該押圧手段に連結され、前記エアゾール缶のフロン出口ノズルと接続されてフロンを排出するフロン排出手段と、該フロン排出手段が複数、連結管を介して接続されたフロン回収手段と、該フロン回収手段と管体を介して連結された大容量収納容器と、を備え、複数の前記エアゾール缶を押圧することによって、複数の前記エアゾール缶内のフロンを複数の前記フロン出口ノズルから前記フロン回収手段を介して前記大容量収納容器に回収貯留すること、により解決される。
本例のように構成すると、サイホン管内挿型エアゾール缶からも好適にフロン液及び/又はフロン気体を回収することが可能となる。
【発明の効果】
【0012】
本発明のエアゾール缶フロン移充填装置は、フロン出口ノズル径がメーカによらず、ほぼ同一であることから、フロン出口ノズルの同一性を利用でき、さらにエアゾール缶の胴が円筒形であることを利用して、様々なサイズ(胴径、高さ)のエアゾール缶に対応することが可能で、且つ効率的な移充填を行うことが可能である。
【0013】
また、複数のエアゾール缶を押圧することによって、複数のエアゾール缶内のフロンを複数のフロン出口ノズルからフロン回収手段を介して大容量収納容器に回収貯留することで処理能力を大きくすることができる。
また、エアゾール缶の側面に穿孔すると共にエアゾール缶と接続されるフロン排出手段によれば、エアゾール缶を倒立させる必要がなく様々な形状に対応することが可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の一実施形態について、図を参照して説明する。なお、以下に説明する部材及び配置等は、本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨に沿って各種改変することができることは勿論である。
【0015】
図1乃至図7は本発明の実施形態を示すもので、図1乃至図3は第一の実施形態であり、図1はエアゾール缶を接続した状態の系統図、図2はエアゾール缶の取り付けを示す説明図、図3は図2のフロン排出手段の要部拡大図、図4及び図5は他の実施形態であり、図4はエアゾール缶を接続した状態の系統図、図5は図4に示す実施形態におけるエアゾール缶ピアシング説明図、図6は図4の実施形態における変形例を示すエアゾール缶ピアシング説明図、図7はサイホン管が内装されたサイホン管内挿型エアゾール缶の取り付けを示す説明図である。
【0016】
一般にエアゾール缶Kには、フロン液F及び/又はフロン気体GFが充填されている。本発明のエアゾール缶フロン移充填装置Sは、エアゾール缶K内のフロン液F及び/又はフロン気体GFを回収するものである。エアゾール缶Kには様々なサイズ(胴径、高さ)があり、どのようなものにも対応しなくてはならない。そこで、本発明の第一の実施形態は、特にフロン出口ノズルの同一性を利用するもので、フロン出口ノズル径がメーカによらずほぼ同一(約φ3.5〜4.0)という点に着目して構成したものである。
【0017】
図1乃至図3は第一の実施形態を示すものであり、本例のエアゾール缶フロン移充填装置Sは、図1で示すように、複数の押圧手段10と、複数のフロン排出手段20と、フロン回収手段30と、大容量収納容器40と、連結管50と、管体51を主要構成要素とする。
エアゾール缶Kを押圧する押圧手段10には、図2(A)で示すように、エアゾール缶Kを押圧する部分としての押圧部11が形成され、この押圧部11はロッド12と連結されており、このロッド12はシリンダ13内を摺動可能に構成されている。なおロッド12とシリンダ13とは、ロッド12がシリンダ13内で位置調整手段によって所定位置で係止できるように構成されている。これにより、ロッド12の長さとシリンダ13の長さとで、ストロークの伸縮ができるように構成されている。
【0018】
ロッド12とシリンダ13との位置調整手段としては、ねじ、閂、その他公知の手段で係脱可能に構成されている。図2(B)は、上記のようにロッド12とシリンダ13の長さに関して、位置調整手段によって押圧手段10を調整し、フロン排出手段20と押圧部11との間を調整した例を示すものである。これにより、高さの低いエアゾール缶においても充分押圧することが可能となる。なお、位置調整手段としては、シリンダ13内にロッド12をねじ込みすることで、調整するようにしてもよい。
【0019】
また、このロッド12はリンク機構14を介して連結されたレバー15に連結されている。レバー15は支軸16で矢印方向Xに可動可能になっており、このレバー15を可動することにより、ロッド12が矢印方向Yに動き、押圧部11がフロン排出手段20側へ移動するようになっている。
【0020】
図3で示すように、本例のフロン排出手段20は、逆さにしたエアゾール缶KのノズルNと接続されるものであり、ノズルNが接続されたときにノズルNとの間でシールする傾斜したシール面21を備えたテーパ面配管継手で構成されている。なお、ノズルNのノズル径がメーカによらずほぼ同一(約φ3.5〜4.0)であることから、フロン排出手段20(テーパ面配管継手)は同一のものを使用することができる。
【0021】
また、フロン排出手段20は、連結管50と接続されており、連結管50はフロン回収手段30と連結されている。さらに、フロン回収手段30は、管体51を介して大容量収納容器40と接続されている。
本例のフロン回収手段30としてのフロン回収機は、公知のものを用いることができる。また、大容量収納容器40についても100kg級のタンクを用いており、公知のものを用いることができる。なお、符号60は逆止弁等のバルブである。
【0022】
このように、上記構成からなるエアゾール缶フロン移充填装置Sは、エアゾール缶Kを逆さにして、ノズルNとフロン排出手段20とを接続し、押圧手段10のレバー15を回動させて、押圧部11によってエアゾール缶Kを押す。このように、複数のエアゾール缶Kを順次或いは同時に押す。このようにすると、ノズルNからエアゾール缶K内のフロン液F及び/又はフロン気体GFが、バルブ60、連結管50、フロン回収手段30、管体51を介して大容量収納容器40に収納される。
【0023】
図4及び図5(A)(B)は他の実施形態であり、本例では前記した実施形態と同様部材・配置等には同一符号を付してその説明を省略する。
図4及び図5は他の実施形態を示すものであり、本実施形態はフロン排出手段として、エアゾール缶Kにピアシングする例を示すものである。すなわち、本例のフロン排出手段20は、ピアシングノズルを用いており、このピアシングノズルは、ゴムパッキン24がノズルの途中外周に配設され、ノズル先端25が鋭角なものとなっている。そして、このフロン排出手段20(ピアシングノズル)によれば、エアゾール缶Kの側面を突き破り、エアゾール缶K内にあるフロン液F及び/又はフロン気体GFを回収して連結管50に接続することができる。
【0024】
すなわち、本実施形態は、エアゾール缶Kの胴が円筒形であることを利用するもので、フロン排出手段20として、フロン使用機器からのフロン回収作業時に使用されるピアシングノズルを使用し、エアゾール缶Kの胴下部に穴を開けることによりフロン液F及び/又はフロン気体GFを抜き出すものである。
【0025】
上記構成からなるエアゾール缶フロン移充填装置Sは、エアゾール缶Kを通常の状態にノズルNを上にして設置する。そして、フロン排出手段20をエアゾール缶Kの胴下部に位置させ、押圧手段10のレバー15を回動させ、押圧部11によって、エアゾール缶Kを押す。このように、多数のエアゾール缶Kを順次或いは同時に押す。このようにすると、フロン排出手段20(ピアシングノズル)がエアゾール缶Kの側面を穿孔すると共にエアゾール缶Kと接続される。これにより、エアゾール缶K内のフロン液F及び/又はフロン気体GFが、バルブ60、連結管50、フロン回収手段30、管体51を介して大容量収納容器40に収納される。
【0026】
本実施形態によれば、エアゾール缶Kを倒立させる必要がなく様々な形状に対応することが可能である。さらに、フロン排出手段20としてのピアシングノズル径を比較的大きくすることが可能なため、処理能力を大きくすることができる。
【0027】
なお、図5(B)は、前記実施形態と同様に、ロッド12とシリンダ13の長さに関して、位置調整手段によって押圧手段10を調整し、フロン排出手段20と押圧部11との間を調整した例を示すものである。これにより、ピアシング動作が胴径の違いに対応することができ、胴径の異なるエアゾール缶においても充分押圧することが可能となる。なお、位置調整手段としては、シリンダ13内にロッド12をねじ込みすることで、調整するようにしてもよい。
【0028】
また、本実施形態におけるバルブ60は、止弁ではなく逆止弁を用いると便利である。取り付けたエアゾール缶Kがすべて同時に終了することは少なく、バルブ60は終わったものから取り外すことになるが、逆止弁を取り付けておけば、取り付けレバーを解除するだけでエアゾール缶Kの取り外しができ、さらに自動的に弁が閉になることにより、多くの缶を処理する際に作業効率を向上させることができる。
【0029】
図6は図4の実施形態における変形例を示すエアゾール缶Kピアシング説明図であり、本実施形態では、エアゾール缶Kを押圧する押圧手段10よりフロン排出手段20が低い位置に配置できるように構成した例である。本例では、支持台70が水平位置よりフロン排出手段20側に傾倒できるようになっている。なお、支持台としては傾けることが可能なものであれば、特に限定されるものではない。
本例のようにすると、エアゾール缶K内の残留フロン液Fがフロン排出手段20側に移動し、フロン液Fの効率的な回収が可能となる。
【0030】
図7はサイホン管が内装されたサイホン管内挿型エアゾール缶Kの取り付けを示す説明図である。エアゾール缶Kにはサイホン管80が内装されているものがあり、正立させた状態で液体がフロン出口ノズルNより出るものがある。本実施形態は、そのような場合において、エアゾール缶Kを正立させ、押圧手段10によってノズルNにフロン排出手段20を上側より押しつけてフロンを抜き出すものである。
【0031】
このようにサイホン管80が内装されたサイホン管内挿型エアゾール缶Kにおいても、フロン液F及び/又はフロン気体GFを回収することが可能である。なお、押圧手段10、フロン排出手段20等の構成については前記した実施形態と同様であるため説明を省略する。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】エアゾール缶を接続した状態の系統図である。
【図2】エアゾール缶の取り付けを示す説明図である。
【図3】図2のフロン排出手段の要部拡大図である。
【図4】他の実施形態を示すエアゾール缶を接続した状態の系統図である。
【図5】図4に示す実施形態におけるエアゾール缶ピアシング説明図である。
【図6】図4の実施形態における変形例を示すエアゾール缶ピアシング説明図である。
【図7】サイホン管が内装されたサイホン管内挿型エアゾール缶の取り付けを示す説明図である。
【符号の説明】
【0033】
10‥押圧手段、11‥押圧部、12‥ロッド、13‥シリンダ、14‥リンク機構、
15‥レバー、16‥支軸、20‥フロン排出手段、21‥シール面、
24‥ゴムパッキン、25‥ノズル先端、30‥フロン回収手段、
40‥大容量収納容器、50‥連結管、51‥管体、60‥バルブ、70‥支持台、
80‥サイホン管
F‥フロン液、GF‥フロン気体、K‥エアゾール缶、N‥ノズル
S‥エアゾール缶フロン移充填装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアゾール缶を押圧する押圧手段と、該押圧手段によって、前記エアゾール缶のフロン出口ノズルと接続されてフロンを排出するフロン排出手段と、該フロン排出手段が複数、連結管を介して接続されたフロン回収手段と、該フロン回収手段と管体を介して連結された大容量収納容器と、を備え、
複数の前記エアゾール缶を押圧することによって、複数の前記エアゾール缶内のフロンを複数の前記フロン出口ノズルから前記フロン回収手段を介して前記大容量収納容器に回収貯留することを特徴とするエアゾール缶フロン移充填装置。
【請求項2】
エアゾール缶を押圧する押圧手段と、該押圧手段によって、前記エアゾール缶の側面に穿孔すると共に前記エアゾール缶と接続されてフロンを排出するフロン排出手段と、該フロン排出手段が複数、連結管を介して接続されたフロン回収手段と、該フロン回収手段と管体を介して連結された大容量収納容器と、を備え、
複数の前記エアゾール缶を押圧することによって、複数の前記エアゾール缶内のフロンを複数の前記エアゾール缶から前記フロン回収手段を介して前記大容量収納容器に回収貯留することを特徴とするエアゾール缶フロン移充填装置。
【請求項3】
前記エアゾール缶を押圧する押圧手段は、押圧部と、該押圧部と連結されたロッドと、該ロッドとリンク機構を介して連結されたレバーと、を備えてなることを特徴とする請求項1又は2記載のエアゾール缶フロン移充填装置。
【請求項4】
前記エアゾール缶を押圧する押圧手段は、位置調整手段により、前記ロッドの位置が調整され、前記フロン排出手段と前記押圧部との間の距離を調整可能としたことを特徴とする請求項3記載のエアゾール缶フロン移充填装置。
【請求項5】
前記フロン排出手段は、前記フロン出口ノズルが接続されたときに、該フロン出口ノズルとの間でシールするシール面を備えたテーパ面配管継手で構成されたことを特徴とする請求項1記載のエアゾール缶フロン移充填装置。
【請求項6】
前記エアゾール缶を押圧する押圧手段より前記フロン排出手段が低い位置に配置されていることを特徴とする請求項2記載のエアゾール缶フロン移充填装置。
【請求項7】
エアゾール缶を押圧する押圧手段と、該押圧手段に連結され、前記エアゾール缶のフロン出口ノズルと接続されてフロンを排出するフロン排出手段と、該フロン排出手段が複数、連結管を介して接続されたフロン回収手段と、該フロン回収手段と管体を介して連結された大容量収納容器と、を備え、
複数の前記エアゾール缶を押圧することによって、複数の前記エアゾール缶内のフロンを複数の前記フロン出口ノズルから前記フロン回収手段を介して前記大容量収納容器に回収貯留することを特徴とするエアゾール缶フロン移充填装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−278500(P2007−278500A)
【公開日】平成19年10月25日(2007.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−57723(P2007−57723)
【出願日】平成19年3月7日(2007.3.7)
【出願人】(505011567)株式会社環境総研 (3)
【Fターム(参考)】