エレベータの防犯用塗料噴射装置
【課題】防犯用塗料を用いて、エレベータかご内の犯人を事後であっても容易に特定できるようにしたエレベータの防犯用塗料噴射装置を得る。
【解決手段】エレベータのかご１と、かご内に設置され、かご内の乗客を撮影する防犯カメラ２と、防犯カメラに接続されてかご内の動きを監視し、防犯カメラが撮影した記録画像から乗客の暴れ状況を検出する暴れ検出装置７と、かごに設けられた防犯用塗料噴射装置６と、暴れ検出装置が暴れ状況を検出した時、防犯用塗料噴射装置に塗料噴射指令を送信する塗料噴射制御装置８とを備える。
【解決手段】エレベータのかご１と、かご内に設置され、かご内の乗客を撮影する防犯カメラ２と、防犯カメラに接続されてかご内の動きを監視し、防犯カメラが撮影した記録画像から乗客の暴れ状況を検出する暴れ検出装置７と、かごに設けられた防犯用塗料噴射装置６と、暴れ検出装置が暴れ状況を検出した時、防犯用塗料噴射装置に塗料噴射指令を送信する塗料噴射制御装置８とを備える。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
この発明は、防犯用塗料を用いて、エレベータかご内の犯人を容易に特定できるようにしたエレベータの防犯用塗料噴射装置に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来、かご内に防犯カメラを備えたエレベータの防犯装置において、待機中のかご内に乗客がいるか否かを検出する人感センサと、この人感センサが動作した時、センタ装置に通報するかご監視装置と、センタ装置に設けられ、通報に基づいて防犯カメラによる映像を表示する画像表示装置と、監視センタの係員がかご内の乗客と会話できるインターホンとを備え、人感センサを用いて、エレベータ内の長時間滞在を検知し、かご内の人物に注意・警告メッセージを流すものが知られている（例えば、特許文献１参照）。
【０００３】
また、従来技術として、特定ボタンを押し下げることで、防犯運転へ移行し、かご内にフラッシュ発光装置を発光させたり、威嚇メッセージをアナウンスさせたりすることにより、エレベータが防犯運転であることを犯罪者に認識させ、犯罪継続意欲を低下させるようにしたエレベータの防犯運転装置が知られている（例えば、特許文献２参照）。
【０００４】
また、他の従来技術として、かご内の人物を検出する装置により人物を検出した場合、ブザー鳴動とかご扉強制戸開を行うとともに、エレベータホールに設置した警報ランプによって、不審者と利用者が鉢合わせとなる状況を回避できるようにしたエレベータの防犯運転装置が知られている（例えば、特許文献３参照）。
【０００５】
【特許文献１】特開２００１−３０２１２３号公報
【特許文献２】特開２００６−２１３４５５号公報
【特許文献３】特開２００４−３３８８９７号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
しかしながら、従来のブザー鳴動やフラッシュ発光によるものでは、不審者に対する威嚇の効果はあっても、犯人特定に結び付くものではなく、不審者や犯罪者を取り押さえることは困難であった。
【０００７】
また、最近のエレベータの防犯装置では、防犯カメラとレコーダーが設置されているケースもあるが、かご内カメラで犯人の顔が鮮明に録画されていなかった場合、犯人を特定できない。また、マスクや覆面などで顔を覆っていた場合も、犯人を特定できない。また、たとえ鮮明に顔が録画されていたとしても、レコーダーの映像を再生するのに時間が掛かってしまい、犯人の逃亡を許してしまうことなどが懸念される。
【０００８】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、防犯用塗料を用いて、エレベータかご内の犯人を事後であっても容易に特定できるようにしたエレベータの防犯用塗料噴射装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
この発明に係るエレベータの防犯用塗料噴射装置においては、エレベータのかごと、かご内に設置され、かご内の乗客を撮影する防犯カメラと、防犯カメラに接続されてかご内の動きを監視し、防犯カメラが撮影した記録画像から乗客の暴れ状況を検出する暴れ検出装置と、かごに設けられた防犯用塗料噴射装置と、暴れ検出装置が暴れ状況を検出した時、防犯用塗料噴射装置に塗料噴射指令を送信する塗料噴射制御装置とを備えたものである。
【００１０】
また、エレベータのかごと、かご内に設置され、かご内の乗客を撮影する防犯カメラと、防犯カメラに接続されてかご内の動きを監視し、防犯カメラが撮影した記録画像から乗客の暴れ状況を検出する暴れ検出装置と、かごに設けられ、通常の乗降車とは異なる大きな加速度の変化を検出する秤装置と、かごに設けられた防犯用塗料噴射装置と、暴れ検出装置が暴れ状況を検出するとともに、秤装置が通常の乗降車とは異なる大きな加速度の変化を検出した時、防犯用塗料噴射装置に塗料噴射指令を送信する塗料噴射制御装置とを備えたものである。
【００１１】
また、かごに設けられ、通常の乗降者とは異なる大きな値の音圧又は音量を検出するかご内マイクを更に備え、かご内マイクが通常の乗降者とは異なる大きな値の音圧又は音量を検出したことを条件として、防犯用塗料噴射装置に塗料噴射指令を送信するものである。
【００１２】
また、かご内に設けられた塗料噴射ボタンを更に備え、前記塗料噴射ボタンが押された場合は、無条件に前記防犯用塗料噴射装置に塗料噴射指令を送信するものである。
【００１３】
また、塗料噴射制御装置の塗料噴射モードは、予め設定された時間帯によるＯＮ／ＯＦＦ制御、乗場キースイッチによるＯＮ／ＯＦＦ制御、及び監視盤スイッチによるＯＮ／ＯＦＦ制御が可能に構成されているものである。
【００１４】
また、エレベータのかごと、かご内に設置され、かご内の乗客を撮影する防犯カメラと、防犯カメラに接続されてかご内の動きを監視し、防犯カメラが撮影した記録画像から乗客の暴れ状況を検出する暴れ検出装置と、かごに設けられた防犯用塗料噴射装置と、防犯用塗料噴射装置に塗料噴射指令を送信する塗料噴射制御装置と、暴れ検出装置及び塗料噴射制御装置に接続された通信制御装置と、通信制御装置と公衆電話網又はブロードバンド回線により接続された情報センターとを備え、情報センターは、通信制御装置から送信された暴れ検出装置からの暴れ検出画像から暴れ状況を判断し、通信制御装置を介して防犯用塗料噴射装置に塗料噴射指令を送信するものである。
【００１５】
また、防犯用塗料噴射装置は、かご床面から高さ数十ｃｍ程度の足元に直線的に塗料を噴射するものである。
【００１６】
また、防犯用塗料噴射装置は、かご扉を通過した際に扉隙間から塗料を噴射するものである。
【発明の効果】
【００１７】
この発明によれば、防犯用塗料噴射装置により、エレベータかご内の犯人に防犯用塗料を噴射するようにしたので、事後であっても容易に犯人を特定することができる効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１８】
実施の形態１．
図１はこの発明の実施の形態１におけるエレベータの防犯用塗料噴射装置の全体構成を示すシステム構成図、図２はこの発明の実施の形態１におけるエレベータの防犯用塗料噴射装置の噴射条件１の場合の動作を説明するためのフローチャート、図３は噴射条件２の場合の動作を説明するためのフローチャート、図４は噴射条件３の場合の動作を説明するためのフローチャートである。
【００１９】
図１において、１はエレベータのかご、２はかご１内に設置され、かご内の乗客を撮影する防犯カメラ、３はかご２に設けられた秤装置で、通常の乗降車とは異なる大きな加速度の変化を検出する。４はかご１に設けられたかご内マイクで、通常の乗降者とは異なる大きな値の音圧又は音量を検出する。５はかご１の側壁等に設けられた塗料噴射ボタン、６はかご１に設けられた防犯用塗料噴射装置、７は防犯カメラ２に接続されてかご１内の動きを監視し、防犯カメラ２が撮影した記録画像から乗客の暴れ状況を検出する暴れ検出装置、８は塗料噴射制御装置で、塗料噴射ボタン５、防犯用塗料噴射装置６及び暴れ検出装置７とそれぞれ通信線を介して接続されている、９は通信制御装置で、かご内マイク４、暴れ検出装置７及び塗料噴射制御装置８とそれぞれ通信線を介して接続されている。１０は乗場キースイッチで、乗場ボタン近傍に設置されている。１１は監視盤スイッチ、１２はエレベータ制御部で、秤装置３、塗料噴射制御装置８、乗場キースイッチ１０及び監視盤スイッチ１１とそれぞれ通信線を介して接続されている。１３は情報センターで、通信制御装置９と公衆電話網又はブロードバンド回線により接続されている。また、エレベータのかご１内には、例えば「防犯用塗料噴射装置付きエレベータ」である旨の警告板を設置することにより、犯罪者に対する威嚇効果を上げることができる。
【００２０】
次に、図２〜図４によりエレベータの防犯用塗料噴射装置の噴射条件１〜噴射条件３の場合の動作について説明する。
【００２１】
先ず、図２により、噴射条件１について説明する。防犯用塗料噴射装置は、次の条件により、塗料噴射モードのＯＮ／ＯＦＦ制御を行う。先ず、時間帯によるモード制御を行う。ここでは、予め設定された時間帯により、塗料噴射モードのＯＮ／ＯＦＦ制御を行う（ステップＳ１）。次に、乗場キースイッチ１０によるモード制御を行う。ここでは、乗場ボタン近傍に配置されたキースイッチ１０を特定の鍵を挿入して操作し、塗料噴射モードのＯＮ／ＯＦＦ制御を行う（ステップＳ２）。次に、監視盤スイッチ１１によるモード制御を行う。ここでは、監視盤スイッチ１１に設置されたスイッチを操作し、塗料噴射モードのＯＮ／ＯＦＦ制御を行う（ステップＳ３）。上記ステップＳ１〜Ｓ３で塗料噴射モードがＯＦＦ時には、後述の噴射条件１が成立した場合でも、塗料噴射制御装置８は防犯用塗料噴射装置６へ塗料噴射指令を送信せず、塗料噴射は行わない。なお、塗料噴射モードのＯＮ／ＯＦＦ制御は、エレベータ制御部１２、通信制御装置９、塗料噴射制御装置８のいずれで行っても良い。
【００２２】
ステップＳ１〜Ｓ３で塗料噴射モードがいずれもＯＮである時に、次の噴射条件１を満たすと、塗料噴射制御装置８は防犯用塗料噴射装置６へ塗料噴射指令を送信する。すなわち、噴射条件１では、ステップＳ４において、かご内カメラ画像により暴れ検出装置７がかご内の暴れを検出した場合、暴れ検出装置７は塗料噴射制御装置８へ暴れ検出信号を送信する。また、ステップＳ５において、かごに取り付けられた秤装置３の示す秤値の変動が通常のエレベータの乗降車とは異なる大きな加速度で変化したことを検出した場合、エレベータ制御部１２は塗料噴射制御装置８へ秤値変動異常信号を送信する。また、ステップＳ６において、かご内に取り付けたかご内マイク４の検出する音圧（音量）が通常のエレベータ乗降者とは異なる大きな値を検出した場合、通信制御装置９は塗料噴射制御装置８へ音圧値異常信号を送信する。なお、上記ステップＳ４〜Ｓ６の検出順序は任意であり、エレベータの構成によって変化させれば良い。また、検出条件を減らしても良い。例えば、ステップＳ４とステップＳ５の組合せ、又はステップＳ４とステップＳ６の組合せでも良い。上記ステップＳ４の暴れ検出信号、ステップＳ５の秤値変動異常信号、ステップＳ６の音圧値異常信号の３つの信号を塗料噴射制御装置８が特定時間内（目安として例えば５秒以内）に受信した場合（ステップＳ７）、塗料噴射制御装置８は、防犯用塗料噴射装置６に塗料噴射指令を送信し、防犯用塗料噴射装置６は、かご１内に塗料を噴射する（ステップＳ８）。そして、塗料噴射制御装置８が防犯用塗料噴射装置６へ塗料噴射指令を送信した場合、塗料噴射制御装置８は、通信制御装置９へ塗料噴射実行信号を送信する。この塗料噴射実行信号を受けて、通信制御装置９は暴れ検出装置７へカメラ画像採取を要求する。この画像採取は、要求しなくても良いし、機器構成を任意に変更し画像を他の機器から採取しても良い。カメラ画像を採取した通信制御装置９は、公衆電話回線網又はブロードバンド回線網を用いて、採取画像を付与した防犯用塗料噴射通報を情報センター１３へ通報する（ステップＳ９、ステップＳ１０）。
【００２３】
なお、防犯用塗料噴射装置６は、用途に応じて、次のように噴射方式を任意に変更できるものとする。先ず、衣服への塗料付着を最小限にするために、かご床面から高さ数十ｃｍ程度の足元に直線的に塗料を噴射することにより、衣服への塗料付着を最小限に抑える。また、逃走者の特定を優先するために、かご扉を通過した際に扉隙間から塗料を噴射することにより、逃走者の特定を容易にする。また、かご内で暴れていた人物が最初に逃走する可能性が高いため、暴れ検出後、初めて扉を通過した人物に塗料を噴射する方式としても良い。更に、人物特定を最優先して、扉を開けずに塗料を噴射しても良い。
【００２４】
次に、図３により、噴射条件２について説明する。ステップＳ１〜Ｓ３の動作は、図２と同様であるので、説明を省略する。ステップＳ１〜Ｓ３で塗料噴射モードがいずれもＯＮである時、次の噴射条件２を満たすと、塗料噴射制御装置８は防犯用塗料噴射装置６へ塗料噴射指令を送信する。すなわち、噴射条件２では、かご内カメラ画像により暴れ検出装置７がかご内の暴れを検出した場合（ステップＳ１１）、暴れ検出装置７は通信制御装置９を介して情報センター１３へかご内カメラ画像を送信する（ステップＳ１２）。情報センター１３のオペレーターが暴れ検出時の画像を参照し（ステップＳ１３）、オペレーターの判断により、かご内画像から過度の暴れを確認したら（ステップＳ１４）、情報センター１３のオペレーターは、通信制御装置９へ塗料噴射指令を送信する（ステップＳ１５）。通信制御装置９は、塗料噴射制御装置８へ塗料噴射指令を送信する（ステップＳ１６）。
なお、ステップＳ８〜Ｓ１０の動作は、図２の場合と同様であるので、説明を省略する。
【００２５】
次に、図４により、噴射条件３について説明する。ステップＳ１〜Ｓ３の動作は、図２と同様であるので、説明を省略する。ステップＳ１〜Ｓ３で塗料噴射モードがいずれもＯＮである時、次の噴射条件３を満たすと、塗料噴射制御装置８は防犯用塗料噴射装置６へ塗料噴射指令を送信する。すなわち、噴射条件３では、かご内にいる被害者により塗料噴射ボタン５が押された場合（ステップＳ１７）、塗料噴射制御装置８は、防犯用塗料噴射装置６に塗料噴射指令を送信し、防犯用塗料噴射装置６は、かご１内に塗料を噴射する（ステップＳ８）。
なお、ステップＳ９〜Ｓ１０の動作は、図２の場合と同様であるので、説明を省略する。
【図面の簡単な説明】
【００２６】
【図１】この発明の実施の形態１におけるエレベータの防犯用塗料噴射装置の全体構成を示すシステム構成図である。
【図２】この発明の実施の形態１におけるエレベータの防犯用塗料噴射装置の噴射条件１の場合の動作を説明するためのフローチャートである。
【図３】この発明の実施の形態１におけるエレベータの防犯用塗料噴射装置の噴射条件２の場合の動作を説明するためのフローチャートである。
【図４】この発明の実施の形態１におけるエレベータの防犯用塗料噴射装置の噴射条件３の場合の動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【００２７】
１ エレベータのかご
２ 防犯カメラ
３ 秤装置
４ かご内マイク
５ 塗料噴射ボタン
６ 防犯用塗料噴射装置
７ 暴れ検出装置
８ 塗料噴射制御装置
９ 通信制御装置
１０ 乗場キースイッチ
１１ 監視盤スイッチ
１２ エレベータ制御部
１３ 情報センター
【技術分野】
【０００１】
この発明は、防犯用塗料を用いて、エレベータかご内の犯人を容易に特定できるようにしたエレベータの防犯用塗料噴射装置に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来、かご内に防犯カメラを備えたエレベータの防犯装置において、待機中のかご内に乗客がいるか否かを検出する人感センサと、この人感センサが動作した時、センタ装置に通報するかご監視装置と、センタ装置に設けられ、通報に基づいて防犯カメラによる映像を表示する画像表示装置と、監視センタの係員がかご内の乗客と会話できるインターホンとを備え、人感センサを用いて、エレベータ内の長時間滞在を検知し、かご内の人物に注意・警告メッセージを流すものが知られている（例えば、特許文献１参照）。
【０００３】
また、従来技術として、特定ボタンを押し下げることで、防犯運転へ移行し、かご内にフラッシュ発光装置を発光させたり、威嚇メッセージをアナウンスさせたりすることにより、エレベータが防犯運転であることを犯罪者に認識させ、犯罪継続意欲を低下させるようにしたエレベータの防犯運転装置が知られている（例えば、特許文献２参照）。
【０００４】
また、他の従来技術として、かご内の人物を検出する装置により人物を検出した場合、ブザー鳴動とかご扉強制戸開を行うとともに、エレベータホールに設置した警報ランプによって、不審者と利用者が鉢合わせとなる状況を回避できるようにしたエレベータの防犯運転装置が知られている（例えば、特許文献３参照）。
【０００５】
【特許文献１】特開２００１−３０２１２３号公報
【特許文献２】特開２００６−２１３４５５号公報
【特許文献３】特開２００４−３３８８９７号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
しかしながら、従来のブザー鳴動やフラッシュ発光によるものでは、不審者に対する威嚇の効果はあっても、犯人特定に結び付くものではなく、不審者や犯罪者を取り押さえることは困難であった。
【０００７】
また、最近のエレベータの防犯装置では、防犯カメラとレコーダーが設置されているケースもあるが、かご内カメラで犯人の顔が鮮明に録画されていなかった場合、犯人を特定できない。また、マスクや覆面などで顔を覆っていた場合も、犯人を特定できない。また、たとえ鮮明に顔が録画されていたとしても、レコーダーの映像を再生するのに時間が掛かってしまい、犯人の逃亡を許してしまうことなどが懸念される。
【０００８】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、防犯用塗料を用いて、エレベータかご内の犯人を事後であっても容易に特定できるようにしたエレベータの防犯用塗料噴射装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
この発明に係るエレベータの防犯用塗料噴射装置においては、エレベータのかごと、かご内に設置され、かご内の乗客を撮影する防犯カメラと、防犯カメラに接続されてかご内の動きを監視し、防犯カメラが撮影した記録画像から乗客の暴れ状況を検出する暴れ検出装置と、かごに設けられた防犯用塗料噴射装置と、暴れ検出装置が暴れ状況を検出した時、防犯用塗料噴射装置に塗料噴射指令を送信する塗料噴射制御装置とを備えたものである。
【００１０】
また、エレベータのかごと、かご内に設置され、かご内の乗客を撮影する防犯カメラと、防犯カメラに接続されてかご内の動きを監視し、防犯カメラが撮影した記録画像から乗客の暴れ状況を検出する暴れ検出装置と、かごに設けられ、通常の乗降車とは異なる大きな加速度の変化を検出する秤装置と、かごに設けられた防犯用塗料噴射装置と、暴れ検出装置が暴れ状況を検出するとともに、秤装置が通常の乗降車とは異なる大きな加速度の変化を検出した時、防犯用塗料噴射装置に塗料噴射指令を送信する塗料噴射制御装置とを備えたものである。
【００１１】
また、かごに設けられ、通常の乗降者とは異なる大きな値の音圧又は音量を検出するかご内マイクを更に備え、かご内マイクが通常の乗降者とは異なる大きな値の音圧又は音量を検出したことを条件として、防犯用塗料噴射装置に塗料噴射指令を送信するものである。
【００１２】
また、かご内に設けられた塗料噴射ボタンを更に備え、前記塗料噴射ボタンが押された場合は、無条件に前記防犯用塗料噴射装置に塗料噴射指令を送信するものである。
【００１３】
また、塗料噴射制御装置の塗料噴射モードは、予め設定された時間帯によるＯＮ／ＯＦＦ制御、乗場キースイッチによるＯＮ／ＯＦＦ制御、及び監視盤スイッチによるＯＮ／ＯＦＦ制御が可能に構成されているものである。
【００１４】
また、エレベータのかごと、かご内に設置され、かご内の乗客を撮影する防犯カメラと、防犯カメラに接続されてかご内の動きを監視し、防犯カメラが撮影した記録画像から乗客の暴れ状況を検出する暴れ検出装置と、かごに設けられた防犯用塗料噴射装置と、防犯用塗料噴射装置に塗料噴射指令を送信する塗料噴射制御装置と、暴れ検出装置及び塗料噴射制御装置に接続された通信制御装置と、通信制御装置と公衆電話網又はブロードバンド回線により接続された情報センターとを備え、情報センターは、通信制御装置から送信された暴れ検出装置からの暴れ検出画像から暴れ状況を判断し、通信制御装置を介して防犯用塗料噴射装置に塗料噴射指令を送信するものである。
【００１５】
また、防犯用塗料噴射装置は、かご床面から高さ数十ｃｍ程度の足元に直線的に塗料を噴射するものである。
【００１６】
また、防犯用塗料噴射装置は、かご扉を通過した際に扉隙間から塗料を噴射するものである。
【発明の効果】
【００１７】
この発明によれば、防犯用塗料噴射装置により、エレベータかご内の犯人に防犯用塗料を噴射するようにしたので、事後であっても容易に犯人を特定することができる効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１８】
実施の形態１．
図１はこの発明の実施の形態１におけるエレベータの防犯用塗料噴射装置の全体構成を示すシステム構成図、図２はこの発明の実施の形態１におけるエレベータの防犯用塗料噴射装置の噴射条件１の場合の動作を説明するためのフローチャート、図３は噴射条件２の場合の動作を説明するためのフローチャート、図４は噴射条件３の場合の動作を説明するためのフローチャートである。
【００１９】
図１において、１はエレベータのかご、２はかご１内に設置され、かご内の乗客を撮影する防犯カメラ、３はかご２に設けられた秤装置で、通常の乗降車とは異なる大きな加速度の変化を検出する。４はかご１に設けられたかご内マイクで、通常の乗降者とは異なる大きな値の音圧又は音量を検出する。５はかご１の側壁等に設けられた塗料噴射ボタン、６はかご１に設けられた防犯用塗料噴射装置、７は防犯カメラ２に接続されてかご１内の動きを監視し、防犯カメラ２が撮影した記録画像から乗客の暴れ状況を検出する暴れ検出装置、８は塗料噴射制御装置で、塗料噴射ボタン５、防犯用塗料噴射装置６及び暴れ検出装置７とそれぞれ通信線を介して接続されている、９は通信制御装置で、かご内マイク４、暴れ検出装置７及び塗料噴射制御装置８とそれぞれ通信線を介して接続されている。１０は乗場キースイッチで、乗場ボタン近傍に設置されている。１１は監視盤スイッチ、１２はエレベータ制御部で、秤装置３、塗料噴射制御装置８、乗場キースイッチ１０及び監視盤スイッチ１１とそれぞれ通信線を介して接続されている。１３は情報センターで、通信制御装置９と公衆電話網又はブロードバンド回線により接続されている。また、エレベータのかご１内には、例えば「防犯用塗料噴射装置付きエレベータ」である旨の警告板を設置することにより、犯罪者に対する威嚇効果を上げることができる。
【００２０】
次に、図２〜図４によりエレベータの防犯用塗料噴射装置の噴射条件１〜噴射条件３の場合の動作について説明する。
【００２１】
先ず、図２により、噴射条件１について説明する。防犯用塗料噴射装置は、次の条件により、塗料噴射モードのＯＮ／ＯＦＦ制御を行う。先ず、時間帯によるモード制御を行う。ここでは、予め設定された時間帯により、塗料噴射モードのＯＮ／ＯＦＦ制御を行う（ステップＳ１）。次に、乗場キースイッチ１０によるモード制御を行う。ここでは、乗場ボタン近傍に配置されたキースイッチ１０を特定の鍵を挿入して操作し、塗料噴射モードのＯＮ／ＯＦＦ制御を行う（ステップＳ２）。次に、監視盤スイッチ１１によるモード制御を行う。ここでは、監視盤スイッチ１１に設置されたスイッチを操作し、塗料噴射モードのＯＮ／ＯＦＦ制御を行う（ステップＳ３）。上記ステップＳ１〜Ｓ３で塗料噴射モードがＯＦＦ時には、後述の噴射条件１が成立した場合でも、塗料噴射制御装置８は防犯用塗料噴射装置６へ塗料噴射指令を送信せず、塗料噴射は行わない。なお、塗料噴射モードのＯＮ／ＯＦＦ制御は、エレベータ制御部１２、通信制御装置９、塗料噴射制御装置８のいずれで行っても良い。
【００２２】
ステップＳ１〜Ｓ３で塗料噴射モードがいずれもＯＮである時に、次の噴射条件１を満たすと、塗料噴射制御装置８は防犯用塗料噴射装置６へ塗料噴射指令を送信する。すなわち、噴射条件１では、ステップＳ４において、かご内カメラ画像により暴れ検出装置７がかご内の暴れを検出した場合、暴れ検出装置７は塗料噴射制御装置８へ暴れ検出信号を送信する。また、ステップＳ５において、かごに取り付けられた秤装置３の示す秤値の変動が通常のエレベータの乗降車とは異なる大きな加速度で変化したことを検出した場合、エレベータ制御部１２は塗料噴射制御装置８へ秤値変動異常信号を送信する。また、ステップＳ６において、かご内に取り付けたかご内マイク４の検出する音圧（音量）が通常のエレベータ乗降者とは異なる大きな値を検出した場合、通信制御装置９は塗料噴射制御装置８へ音圧値異常信号を送信する。なお、上記ステップＳ４〜Ｓ６の検出順序は任意であり、エレベータの構成によって変化させれば良い。また、検出条件を減らしても良い。例えば、ステップＳ４とステップＳ５の組合せ、又はステップＳ４とステップＳ６の組合せでも良い。上記ステップＳ４の暴れ検出信号、ステップＳ５の秤値変動異常信号、ステップＳ６の音圧値異常信号の３つの信号を塗料噴射制御装置８が特定時間内（目安として例えば５秒以内）に受信した場合（ステップＳ７）、塗料噴射制御装置８は、防犯用塗料噴射装置６に塗料噴射指令を送信し、防犯用塗料噴射装置６は、かご１内に塗料を噴射する（ステップＳ８）。そして、塗料噴射制御装置８が防犯用塗料噴射装置６へ塗料噴射指令を送信した場合、塗料噴射制御装置８は、通信制御装置９へ塗料噴射実行信号を送信する。この塗料噴射実行信号を受けて、通信制御装置９は暴れ検出装置７へカメラ画像採取を要求する。この画像採取は、要求しなくても良いし、機器構成を任意に変更し画像を他の機器から採取しても良い。カメラ画像を採取した通信制御装置９は、公衆電話回線網又はブロードバンド回線網を用いて、採取画像を付与した防犯用塗料噴射通報を情報センター１３へ通報する（ステップＳ９、ステップＳ１０）。
【００２３】
なお、防犯用塗料噴射装置６は、用途に応じて、次のように噴射方式を任意に変更できるものとする。先ず、衣服への塗料付着を最小限にするために、かご床面から高さ数十ｃｍ程度の足元に直線的に塗料を噴射することにより、衣服への塗料付着を最小限に抑える。また、逃走者の特定を優先するために、かご扉を通過した際に扉隙間から塗料を噴射することにより、逃走者の特定を容易にする。また、かご内で暴れていた人物が最初に逃走する可能性が高いため、暴れ検出後、初めて扉を通過した人物に塗料を噴射する方式としても良い。更に、人物特定を最優先して、扉を開けずに塗料を噴射しても良い。
【００２４】
次に、図３により、噴射条件２について説明する。ステップＳ１〜Ｓ３の動作は、図２と同様であるので、説明を省略する。ステップＳ１〜Ｓ３で塗料噴射モードがいずれもＯＮである時、次の噴射条件２を満たすと、塗料噴射制御装置８は防犯用塗料噴射装置６へ塗料噴射指令を送信する。すなわち、噴射条件２では、かご内カメラ画像により暴れ検出装置７がかご内の暴れを検出した場合（ステップＳ１１）、暴れ検出装置７は通信制御装置９を介して情報センター１３へかご内カメラ画像を送信する（ステップＳ１２）。情報センター１３のオペレーターが暴れ検出時の画像を参照し（ステップＳ１３）、オペレーターの判断により、かご内画像から過度の暴れを確認したら（ステップＳ１４）、情報センター１３のオペレーターは、通信制御装置９へ塗料噴射指令を送信する（ステップＳ１５）。通信制御装置９は、塗料噴射制御装置８へ塗料噴射指令を送信する（ステップＳ１６）。
なお、ステップＳ８〜Ｓ１０の動作は、図２の場合と同様であるので、説明を省略する。
【００２５】
次に、図４により、噴射条件３について説明する。ステップＳ１〜Ｓ３の動作は、図２と同様であるので、説明を省略する。ステップＳ１〜Ｓ３で塗料噴射モードがいずれもＯＮである時、次の噴射条件３を満たすと、塗料噴射制御装置８は防犯用塗料噴射装置６へ塗料噴射指令を送信する。すなわち、噴射条件３では、かご内にいる被害者により塗料噴射ボタン５が押された場合（ステップＳ１７）、塗料噴射制御装置８は、防犯用塗料噴射装置６に塗料噴射指令を送信し、防犯用塗料噴射装置６は、かご１内に塗料を噴射する（ステップＳ８）。
なお、ステップＳ９〜Ｓ１０の動作は、図２の場合と同様であるので、説明を省略する。
【図面の簡単な説明】
【００２６】
【図１】この発明の実施の形態１におけるエレベータの防犯用塗料噴射装置の全体構成を示すシステム構成図である。
【図２】この発明の実施の形態１におけるエレベータの防犯用塗料噴射装置の噴射条件１の場合の動作を説明するためのフローチャートである。
【図３】この発明の実施の形態１におけるエレベータの防犯用塗料噴射装置の噴射条件２の場合の動作を説明するためのフローチャートである。
【図４】この発明の実施の形態１におけるエレベータの防犯用塗料噴射装置の噴射条件３の場合の動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【００２７】
１ エレベータのかご
２ 防犯カメラ
３ 秤装置
４ かご内マイク
５ 塗料噴射ボタン
６ 防犯用塗料噴射装置
７ 暴れ検出装置
８ 塗料噴射制御装置
９ 通信制御装置
１０ 乗場キースイッチ
１１ 監視盤スイッチ
１２ エレベータ制御部
１３ 情報センター
【特許請求の範囲】
【請求項１】
エレベータのかごと、
前記かご内に設置され、かご内の乗客を撮影する防犯カメラと、
前記防犯カメラに接続されてかご内の動きを監視し、前記防犯カメラが撮影した記録画像から乗客の暴れ状況を検出する暴れ検出装置と、
前記かごに設けられた防犯用塗料噴射装置と、
前記暴れ検出装置が暴れ状況を検出した時、前記防犯用塗料噴射装置に塗料噴射指令を送信する塗料噴射制御装置と、
を備えたことを特徴とするエレベータの防犯用塗料噴射装置。
【請求項２】
エレベータのかごと、
前記かご内に設置され、かご内の乗客を撮影する防犯カメラと、
前記防犯カメラに接続されてかご内の動きを監視し、前記防犯カメラが撮影した記録画像から乗客の暴れ状況を検出する暴れ検出装置と、
かごに設けられ、通常の乗降車とは異なる大きな加速度の変化を検出する秤装置と、
前記かごに設けられた防犯用塗料噴射装置と、
前記暴れ検出装置が暴れ状況を検出するとともに、前記秤装置が通常の乗降車とは異なる大きな加速度の変化を検出した時、前記防犯用塗料噴射装置に塗料噴射指令を送信する塗料噴射制御装置と、
を備えたことを特徴とするエレベータの防犯用塗料噴射装置。
【請求項３】
かごに設けられ、通常の乗降者とは異なる大きな値の音圧又は音量を検出するかご内マイクを更に備え、前記かご内マイクが通常の乗降者とは異なる大きな値の音圧又は音量を検出したことを条件として、前記防犯用塗料噴射装置に塗料噴射指令を送信することを特徴とする請求項１又は請求項２記載のエレベータの防犯用塗料噴射装置。
【請求項４】
かご内に設けられた塗料噴射ボタンを更に備え、前記塗料噴射ボタンが押された場合は、無条件に前記防犯用塗料噴射装置に塗料噴射指令を送信することを特徴とする請求項１又は請求項２記載のエレベータの防犯用塗料噴射装置。
【請求項５】
塗料噴射制御装置の塗料噴射モードは、予め設定された時間帯によるＯＮ／ＯＦＦ制御、乗場キースイッチによるＯＮ／ＯＦＦ制御、及び監視盤スイッチによるＯＮ／ＯＦＦ制御が可能に構成されていることを特徴とする請求項１〜請求項４のいずれかに記載のエレベータの防犯用塗料噴射装置。
【請求項６】
エレベータのかごと、
前記かご内に設置され、かご内の乗客を撮影する防犯カメラと、
前記防犯カメラに接続されてかご内の動きを監視し、前記防犯カメラが撮影した記録画像から乗客の暴れ状況を検出する暴れ検出装置と、
前記かごに設けられた防犯用塗料噴射装置と、
前記防犯用塗料噴射装置に塗料噴射指令を送信する塗料噴射制御装置と、
前記暴れ検出装置及び前記塗料噴射制御装置に接続された通信制御装置と、
前記通信制御装置と公衆電話網又はブロードバンド回線により接続された情報センターとを備え、
前記情報センターは、前記通信制御装置から送信された前記暴れ検出装置からの暴れ検出画像から暴れ状況を判断し、前記通信制御装置を介して前記防犯用塗料噴射装置に塗料噴射指令を送信することを特徴とするエレベータの防犯用塗料噴射装置。
【請求項７】
防犯用塗料噴射装置は、かご床面から高さ数十ｃｍ程度の足元に直線的に塗料を噴射することを特徴とする請求項１〜請求項６のいずれかに記載のエレベータの防犯用塗料噴射装置。
【請求項８】
防犯用塗料噴射装置は、かご扉を通過した際に扉隙間から塗料を噴射することを特徴とする請求項１〜請求項６のいずれかに記載のエレベータの防犯用塗料噴射装置。
【請求項１】
エレベータのかごと、
前記かご内に設置され、かご内の乗客を撮影する防犯カメラと、
前記防犯カメラに接続されてかご内の動きを監視し、前記防犯カメラが撮影した記録画像から乗客の暴れ状況を検出する暴れ検出装置と、
前記かごに設けられた防犯用塗料噴射装置と、
前記暴れ検出装置が暴れ状況を検出した時、前記防犯用塗料噴射装置に塗料噴射指令を送信する塗料噴射制御装置と、
を備えたことを特徴とするエレベータの防犯用塗料噴射装置。
【請求項２】
エレベータのかごと、
前記かご内に設置され、かご内の乗客を撮影する防犯カメラと、
前記防犯カメラに接続されてかご内の動きを監視し、前記防犯カメラが撮影した記録画像から乗客の暴れ状況を検出する暴れ検出装置と、
かごに設けられ、通常の乗降車とは異なる大きな加速度の変化を検出する秤装置と、
前記かごに設けられた防犯用塗料噴射装置と、
前記暴れ検出装置が暴れ状況を検出するとともに、前記秤装置が通常の乗降車とは異なる大きな加速度の変化を検出した時、前記防犯用塗料噴射装置に塗料噴射指令を送信する塗料噴射制御装置と、
を備えたことを特徴とするエレベータの防犯用塗料噴射装置。
【請求項３】
かごに設けられ、通常の乗降者とは異なる大きな値の音圧又は音量を検出するかご内マイクを更に備え、前記かご内マイクが通常の乗降者とは異なる大きな値の音圧又は音量を検出したことを条件として、前記防犯用塗料噴射装置に塗料噴射指令を送信することを特徴とする請求項１又は請求項２記載のエレベータの防犯用塗料噴射装置。
【請求項４】
かご内に設けられた塗料噴射ボタンを更に備え、前記塗料噴射ボタンが押された場合は、無条件に前記防犯用塗料噴射装置に塗料噴射指令を送信することを特徴とする請求項１又は請求項２記載のエレベータの防犯用塗料噴射装置。
【請求項５】
塗料噴射制御装置の塗料噴射モードは、予め設定された時間帯によるＯＮ／ＯＦＦ制御、乗場キースイッチによるＯＮ／ＯＦＦ制御、及び監視盤スイッチによるＯＮ／ＯＦＦ制御が可能に構成されていることを特徴とする請求項１〜請求項４のいずれかに記載のエレベータの防犯用塗料噴射装置。
【請求項６】
エレベータのかごと、
前記かご内に設置され、かご内の乗客を撮影する防犯カメラと、
前記防犯カメラに接続されてかご内の動きを監視し、前記防犯カメラが撮影した記録画像から乗客の暴れ状況を検出する暴れ検出装置と、
前記かごに設けられた防犯用塗料噴射装置と、
前記防犯用塗料噴射装置に塗料噴射指令を送信する塗料噴射制御装置と、
前記暴れ検出装置及び前記塗料噴射制御装置に接続された通信制御装置と、
前記通信制御装置と公衆電話網又はブロードバンド回線により接続された情報センターとを備え、
前記情報センターは、前記通信制御装置から送信された前記暴れ検出装置からの暴れ検出画像から暴れ状況を判断し、前記通信制御装置を介して前記防犯用塗料噴射装置に塗料噴射指令を送信することを特徴とするエレベータの防犯用塗料噴射装置。
【請求項７】
防犯用塗料噴射装置は、かご床面から高さ数十ｃｍ程度の足元に直線的に塗料を噴射することを特徴とする請求項１〜請求項６のいずれかに記載のエレベータの防犯用塗料噴射装置。
【請求項８】
防犯用塗料噴射装置は、かご扉を通過した際に扉隙間から塗料を噴射することを特徴とする請求項１〜請求項６のいずれかに記載のエレベータの防犯用塗料噴射装置。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図２】
【図３】
【図４】
【公開番号】特開２００９−５７１８７（Ｐ２００９−５７１８７Ａ）
【公開日】平成２１年３月１９日（２００９．３．１９）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００７−２２７７１３（Ｐ２００７−２２７７１３）
【出願日】平成１９年９月３日（２００７．９．３）
【出願人】（０００２３６０５６）三菱電機ビルテクノサービス株式会社 (1,792)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２１年３月１９日（２００９．３．１９）
【国際特許分類】
【出願日】平成１９年９月３日（２００７．９．３）
【出願人】（０００２３６０５６）三菱電機ビルテクノサービス株式会社 (1,792)
【Ｆターム（参考）】
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