説明

カーナビゲーション装置を用いた保険・保障システム

【課題】短期就労者・パート・アルバイトのための労働災害事故の場合の保険・保障算定は出勤時間・出勤日数で算定し、雇用側の管理体制を確立し、交通事故の保険・保障を、その都度算定するシステムを提供する。
【解決手段】GPS衛星1aからの電波を受信する位置検出装置1bを備えたカーナビゲーション装置1と、短期就労者・パート・アルバイトの個人識別手段1cと、通信手段2で送信された個人識別情報と現在位置情報とを記憶させるデータベース3と、データ表示手段4と、表示されたデータにより入力する就労管理手段5とを備え、就労管理手段5の就労データをデータベース3に蓄積すると共に、労働災害事故が発生した場合にデータベース3に蓄積された個人別データと就労データとを照合する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は短期就労者・パート・アルバイト又は車両の保険・保障システムに関するものであり、更に詳細には、短期就労者・パート・アルバイトも業務が多様化しており、例えば、建築現場や警備員、配達業務、各家庭又は施設に派遣されるホームヘルパーのような遠隔地に直行して就労する場合の就労時間・就労日数の就労データ、又は、日々走行する車両の車両走行データを管理して、労働災害事故時又は車両事故時に予め設定した大きな救済のために保険・保障費用算定をするカーナビゲーション装置を用いた保険・保障システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、短期就労者・パート・アルバイトのための労働災害事故の場合の保険・保障算定は出勤時間・出勤日数で算定するものであるが、勤務体制が流動的であるためと、雇用側の管理体制も曖昧で又大きな問題であるにかかわらず社会的な制度も厳守されていないのが実情であり、又、交通事故の保険・保障算定も一般的には月額で一律に決められており、車両の走行状態は個人により又日により大差があるものであるが、その都度算定するシステムは無かった。
【0003】
つまり、雇用側は短期就労者・パート・アルバイトであっても労働災害保険に加入する義務があるが、在社期間が短く出入りの激しいためと経費節減をするために短期就労者・パート・アルバイトには労働災害保険に加入していないのが実態であり、又、交通事故の保険・保障算定も夫々の個人によりまたその日の行動により大きく相違する走行状態を管理して算定するシステムは無いものである。
【0004】
その為に、先に開示された出退社管理するものとして、例えば、出勤登録手段13はバーコード読み取り装置3によって読み取られた従業員IDを伴う携帯電話装置2からの出勤登録要求に基づいてDB11に従業員IDに該当する従業員の出勤登録を行い、退勤登録手段14はバーコード読み取り装置3によって読み取られた従業員IDを伴う携帯電話装置2からの退勤登録要求に基づいてDB11に従業員IDに該当する従業員の退勤登録を行い、給与明細作成手段15はDB11に蓄積された各従業員の出退勤に関する情報に基づいて各従業員の給与明細に関する情報を作成し、DB11に記録し、給与明細検索手段16はバーコード読み取り装置3によって読み取られた従業員IDを伴う携帯電話装置2からの給与明細要求に対し、DB11から従業員IDに該当する従業員の給与明細に関する情報を取得し返信するもの(特許文献1参照)や、ネットワーク勤怠管理システム1として、ゲート管理システム10およびネットワーク管理システム20から得られた、個人の入退室データを元に勤怠管理を行うシステムにおいて、各個人の1日の最初の入室時刻を出勤時刻とし個人の最後の退室時刻を退勤時刻とし、ゲート管理システム10からの個人情報が欠損している場合に、ネットワーク管理システム20からの情報を補完的に補充して、勤怠情報を把握するもの(特許文献2参照)や、対象情報取得部11やユーザ入力部12により、対象物の認証に必要な情報(対象情報)を取得する。取得された対象情報は、演算制御部30を介して認証対象情報処理部40に入力され、対象情報認証部41によって個人、物品等が認証される。この認証の際、対象情報DB42を利用する。また、GPSデータ受信部51や位置情報受信部52により、現在位置の特定に必要な位置情報を取得する。この位置情報は、GPS衛星、携帯電話やPHSの基地局等から取得する。位置情報認証部71は、取得された位置情報と予め記憶部90に記憶されている情報に基づいて、位置の認証を行う。この認証の際、位置情報DB72を利用するもの(特許文献3参照)や、ナビゲーション装置を用いたものとして、設定されたスケジュールに基づき次の訪問場所へ移動するための行動開始時刻になると、ナビゲーション装置20が、ユーザが持ち歩く携帯電話50を呼び出して行動開始時刻であることを通知し、その通知を受けた携帯電話50が行動開始時刻であることをユーザに報知する。このため、ユーザは携帯電話50による通話が可能なエリアに居さえすれば報知を受けられる。この行動開始時刻は、次の訪問先への出発時刻から所定の準備時間だけ遡った時刻が設定されているので、例えば動物園や各種テーマパークのように敷地自体が広い場所を訪問し、車両を駐車した位置まで移動するのにそれなりの時間を要する場合であっても対応でき、スケジュールが狂ってしまうことを防止できるもの(特許文献4参照)や、また、本件出願人が先に開示した、短期就労者を識別すると共にその個人を識別するIDカード1aを発行する個人識別手段1と、個人識別手段で識別された個人識別データを通信手段5を介して記憶させるデータベース2と、データベースに記憶させた個人識別データを表示させるデータ表示手段3と、短期就労者の就労時間、就労日数を入力する就労管理手段4とを備え、就労管理手段の就労データをデータベースに蓄積すると共に、短期就労者に労働災害事故が発生した場合に予め設定された救済補償条件とデータベースに蓄積された個人識別データと就労データとをデータ表示手段に表示させて照合するもの(特許文献5参照)がある。
【特許文献1】特開2003−281586号公報
【特許文献2】特開2002−208050号公報
【特許文献3】特開2004−80777号公報
【特許文献4】特開2002−83393号公報
【特許文献5】特開2005−293542号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
然し乍ら、特許文献1に記載されているものは、携帯電話装置2を用いて出勤登録手段13や退勤登録手段14に登録するものでは、出退勤の管理は可能なものであるが、短期就労者・パート・アルバイトのための労働災害事故の場合の保険・保障算定は念頭にないものである。
【0006】
更に、特許文献2に記載されているネットワーク勤怠管理システム1は、、勤怠情報を把握できるものであるが、前述と同様に、短期就労者・パート・アルバイトのための労働災害事故の場合の保険・保障算定は念頭にないものである。
【0007】
更には、特許文献3に記載されている特定の個人の位置情報は、GPS衛星、携帯電話やPHSの基地局等から取得して位置の認証を行うものであるが、交通事故の場合の保険・保障算定はできないものである。
【0008】
加えて、特許文献4に記載されているナビゲーション装置を用いたものであるが、ナビゲーション装置20により、ユーザが持ち歩く携帯電話50を呼び出してスケジュールの指示を与え、スケジュールが狂ってしまうことを防止できるものであるが、前述と同様に、労働災害事故及び交通事故の場合の保険・保障算定は念頭にないものである。
【0009】
更には、特許文献5に記載されているものは、IDカードを用いるもので、事務所や店、工場のような一定の場所に通勤して就労する短期就労者・パート・アルバイトの管理はできるものの、現場に直行して就労をする、例えば、建築現場や警備員、配達業務、各家庭又は施設に派遣されるホームヘルパーのような遠隔地でする就労は管理することができず、また、救済補償条件も明確で無かった。
【0010】
つまり、従来、労働災害事故が発生しても雇用者側が短期就労者・パート・アルバイトの出勤・出社データーの作成を無視していたことや充実させていなかったため雇用における保険・保障の基準が曖昧であり就労時間・就労日数による保険・保障算定の計算ができない場合が多く、又、雇用者側は経費節減のため短期就労者・パート・アルバイトの保険・保障に関しての責任感が希薄であり、更には、確立された制度もなく、その為、短期就労者・パート・アルパイトに労働災害事故が発生した場合には、就労時間・労働に見合った保証がなく安心した就労ができず生活の場においても大きな不安をかかえ、正式な社員とは、保証という点において格差があり差別感を感じながら就労している実情であり、又、交通事故も個人により車両を走行させる距離や、時間帯、地域により大差するものであるが、その殆どが一律に月額により決定している実情である。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明のカーナビゲーション装置を用いた保険・保障システムは、前述の課題に鑑み、鋭意研鑽の結果、GPS衛星からの電波を受信して現在位置を検出する位置検出装置を備えたカーナビゲーション装置と、カーナビゲーション装置に備えた短期就労者・パート・アルバイトの個人を識別する個人識別手段と、個人識別手段で識別された個人識別情報と現在位置情報とを送信する通信手段と、通信手段で送信された個人識別情報と現在位置情報とをデータとして記憶させるデータベースと、データベースに記憶させたデータを通信手段を介して表示させるデータ表示手段と、データ表示手段により表示されたデータにより短期就労者・パート・アルバイトの就労時間、就労日数を入力する就労管理手段とを備え、就労管理手段の就労データを一定期間毎にデータベースの個人別データに蓄積すると共に、短期就労者・パート・アルバイトに労働災害事故が発生した場合に予め設定された救済のための保険・保障の条件とデータベースに蓄積された個人別データと就労データとをデータ表示手段に表示させて照合するものである。
【0012】
更に、GPS衛星からの電波を受信して現在位置を検出する位置検出装置を備えたカーナビゲーション装置と、カーナビゲーション装置に備えた個人を識別する車両識別手段と、車両識別手段で識別された車両識別情報と現在位置情報とを送信する通信手段と、通信手段で送信された車両識別情報と現在位置情報とをデータとして記憶させるデータベースと、データベースに記憶させたデータを通信手段を介して表示させるデータ表示手段と、データ表示手段により表示されたデータにより入力する車両運行管理手段とを備え、車両運行管理手段の車両運行データを一定期間毎にデータベースの車両識別された車両別データに蓄積すると共に、車両識別された車両に交通事故が発生した場合に予め設定された救済のための保険・保障の条件とデータベースに蓄積された車両別データと車両走行データとをデータ表示手段に表示させて照合するものである。
【発明の効果】
【0013】
本発明のカーナビゲーション装置を用いた保険・保障システムは、現在我が国には1,200万人にいると言われている短期就労者・パート・アルバイトの就労者の中で、特に、遠隔地に直行して就労する、例えば、建築現場や警備員、配達業務、各家庭又は施設に派遣されるホームヘルパーのような短期就労者・パート・アルバイトに対して、簡単・スピーディーに雇用者と就労者との相互の不安材料であった労働災害事故の保険・保障問題の一部を解消することができ、また、正式社員と短期就労者・パート・アルバイトとの間にあった社会的にも大きな問題であった就労上の格差・差別感をなくするものであり、雇用者側にとっても不安要素であった労働災害保険・保障の問題の一部を解消して安心公平な就労環境にて就業させることができるもので、また、交通事故も個人、日にち、地域により大差する走行状態を的確に把握して交通保険・保障の設定を行うシステムであり、画期的で実用性の高い発明である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明のカーナビゲーション装置を用いた保険・保障システムを実施例の図面を用いて詳細に説明すると、図1は本発明のカーナビゲーション装置を用いた保険・保障システムの実施例の構成図である。
【0015】
本発明は短期就労者・パート・アルバイト又は車両の保険・保障システムに関するものであり、更に詳細には、短期就労者・パート・アルバイトも業務が多様化しており、例えば、建築現場や警備員、配達業務、各家庭又は施設に派遣されるホームヘルパーのような遠隔地に直行して就労する場合の就労時間・就労日数の就労データ、又は、日々走行する車両の車両走行データを管理して、労働災害事故時又は車両事故時に予め設定した大きな救済のために保険・保障費用算定をするカーナビゲーション装置を用いた保険・保障システムに関するものであり、請求項1に記載のカーナビゲーション装置を用いた保険・保障システムは、GPS衛星1aからの電波を受信して現在位置を検出する位置検出装置1bを備えたカーナビゲーション装置1と、該カーナビゲーション装置1に備えた短期就労者・パート・アルバイトの個人を識別する個人識別手段1cと、該個人識別手段1cで識別された個人識別情報と前記現在位置情報とを送信する通信手段2と、該通信手段2で送信された前記個人識別情報と前記現在位置情報とをデータとして記憶させるデータベース3と、該データベース3に記憶させたデータを通信手段2を介して表示させるデータ表示手段4と、該データ表示手段4により表示されたデータにより短期就労者・パート・アルバイトの就労時間、就労日数を入力する就労管理手段5とを備え、前記就労管理手段5の就労データを一定期間毎に前記データベース3の夫々の個人別データに蓄積すると共に、短期就労者・パート・アルバイトに労働災害事故が発生した場合に予め設定された救済のための保険・保障の条件と前記データベース3に蓄積された個人別データと就労データとをデータ表示手段4に表示させて照合することを特徴とするものである。
【0016】
更に、請求項2に記載のカーナビゲーション装置を用いた保険・保障システムは、GPS衛星1aからの電波を受信して現在位置を検出する位置検出装置1bを備えたカーナビゲーション装置1と、該カーナビゲーション装置1に備えた車両を識別する車両識別手段1cと、該車両識別手段1cで識別された車両識別情報と前記現在位置情報とを送信する通信手段2と、該通信手段2で送信された前記車両識別情報と前記現在位置情報とをデータとして記憶させるデータベース3と、該データベース3に記憶させたデータを通信手段2を介して表示させるデータ表示手段4と、該データ表示手段4により表示されたデータにより入力する車両運行管理手段5とを備え、前記車両運行管理手段5の車両運行データを一定期間毎に前記データベース3の夫々の車両識別された車両別データに蓄積すると共に、車両識別された車両に交通事故が発生した場合に予め設定された救済のための保険・保障の条件と前記データベース3に蓄積された車両別データと車両走行データとをデータ表示手段4に表示させて照合することを特徴とするものである。
【実施例】
【0017】
即ち、本発明のカーナビゲーション装置を用いた保険・保障システムに備えたカーナビゲーション装置1は、周知のもので、GPS(Gloval Positioning System)衛星1aにからの電波を受信して現在位置を検出する位置検出装置1bを備えているものであり、近年では、自動車に限らず二輪車用のものも普及が目覚ましいものである。
【0018】
そして、個人識別手段1cは、短期就労者・パート・アルバイトの個人を識別するもので、予め、免許書、身分証明書等の提示を求め姓名、誕生日、現住所等により短期就労者・パート・アルバイトの個人の登録をすると共に、その登録された個人を識別するもので、カーナビゲーション装置1に備えているものである。
【0019】
次いで、通信手段2は、インターネット、通信回線等であり、カーナビゲーション装置1に備えた個人識別手段1cで識別された個人識別情報と、カーナビゲーション装置1の位置検出装置1bにより検出した現在位置情報とを送信し、更には、後述するデータベース3やデータ表示手段4、及び、就労管理手段5も通信手段2を介して接続されるものである。
【0020】
次に、データベース3は、前記個人識別情報と現在位置情報とをインターネット、通信回線等の通信手段2を介し受信して、夫々個人別に記憶させるものであり、後述する就労管理手段5の就労データも併せて蓄積できるものである。
【0021】
更に、データ表示手段4は、汎用されているパーソナルコンピュータ等の端末機器で良く、データベース3に記憶又は蓄積させた個人別データ及び就労データをインターネット、通信回線等の通信手段2を介して表示させるものである。
【0022】
更には、就労管理手段5は、短期就労者・パート・アルバイトの就労時間、就労日数を入力するものであり、短期就労者・パート・アルバイトが就労の前後にカーナビゲーション装置1を立ち上げ個人識別情報と現在位置情報とを通信手段2を介して送信することで、就労時間、就労日数が就労管理手段5に入力されるものである。
【0023】
そして、個人別データを記憶させたデータベース3には、就労管理手段5の夫々の就労データを一日に一回等の一定期間毎に通信手段2により送信して蓄積するものである。
【0024】
次に、短期就労者・パート・アルバイトに労働災害事故が発生した場合にはデータベース3に蓄積された個人別データと就労データとをデータ表示手段4に表示させて、予め設定された救済保険・保障条件と照合することで短期就労者・パート・アルバイトの救済をするものである。
【0025】
また、本発明の次実施例では、実施例と同様なシステムであり、カーナビゲーション装置1は、周知のもので、GPS(Gloval Positioning System)衛星11aにからの電波を受信して現在位置を検出する位置検出装置11bを備えているものであり、近年では、自動車に限らず二輪車用のものも普及が目覚ましいものである。
【0026】
そして、車両識別手段11cは、車両と個人とを識別するもので、予め、車検証、免許証、身分証明書等の提示を求め車種、車両登録番号、及び、個人の姓名、誕生日、現住所等によりの車両と個人との登録をすると共に、その登録された車両を識別するもので、カーナビゲーション装置11に備えているものである。
【0027】
次いで、通信手段12は、インターネット、通信回線等であり、カーナビゲーション装置11に備えた車両識別手段11cで識別された車両識別情報と、カーナビゲーション装置11の位置検出装置11bにより検出した現在位置情報とを送信し、更には、後述するデータベース13やデータ表示手段14、及び、就労管理手段15も通信手段12を介して接続されるものである。
【0028】
次に、データベース13は、前記車両識別情報と現在位置情報とをインターネット、通信回線等の通信手段12を介し受信して、夫々車両、個人別に記憶させるものであり、後述する車両運行管理手段15の就労データも併せて蓄積できるものである。
【0029】
更に、データ表示手段14は、汎用されているパーソナルコンピュータ等の端末機器で良く、データベース13に記憶又は蓄積させた車両別データをインターネット、通信回線等の通信手段12を介して表示させるものである。
【0030】
更には、車両運行管理手段15は、カーナビゲーション装置11を立ち上げ車両識別情報と現在位置情報とを通信手段12を介して送信することで、車両の走行時間、走行距離が車両運行管理手段15に入力されるものである。
【0031】
そして、車両別データを記憶させたデータベース13には、車両運行管理手段15の夫々の車両運行データを一日に一回等の一定期間毎に通信手段12により送信して蓄積するものである。
【0032】
次に、識別された車両に交通事故が発生した場合にはデータベース13に蓄積された車両運行データをデータ表示手段14に表示させて、予め設定された救済保険・保障条件と照合することで車両及びドライバーの救済をするものである。
【産業上の利用可能性】
【0033】
本発明のカーナビゲーション装置を用いた保険・保障システムは、例えば、建築現場や警備員、配達業務、各家庭又は施設に派遣されるホームヘルパーのような遠隔地でする就労に好適に使用できるもので、労働災害事故の救済が可能となり、正式社員と短期就労者・パート・アルバイトとの間にあった社会的にも大きな問題であった就労上の格差・差別感をなくするものであり、雇用者側にとっても不安要素であった労働災害保険・保障の問題の一部を解消して安心公平な就労環境にて就業させることができ、更に、車両も走行距離や、地域、個人差等によって大差する車両運行状態に合致させて、交通事故の救済が可能と成るものである。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】図1は本発明のカーナビゲーション装置を用いた保険・保障システムの実施例の構成図である。
【図2】図2は本発明のカーナビゲーション装置を用いた保険・保障システムの次実施例の構成図である。
【符号の説明】
【0035】
1 カーナビゲーション装置
1a GPS衛星
1b 位置検出装置
1c 個人識別手段
2 通信手段
3 データベース
4 データ表示手段
5 就労管理手段
11 カーナビゲーション装置
11a GPS衛星
11b 位置検出装置
11c 車両識別手段
12 通信手段
13 データベース
14 データ表示手段
15 車両運行管理手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
GPS衛星からの電波を受信して現在位置を検出する位置検出装置を備えたカーナビゲーション装置と、該カーナビゲーション装置に備えた短期就労者・パート・アルバイトの個人を識別する個人識別手段と、該個人識別手段で識別された個人識別情報と前記現在位置情報とを送信する通信手段と、該通信手段で送信された前記個人識別情報と前記現在位置情報とをデータとして記憶させるデータベースと、該データベースに記憶させたデータを通信手段を介して表示させるデータ表示手段と、該データ表示手段により表示されたデータにより短期就労者・パート・アルバイトの就労時間、就労日数を入力する就労管理手段とを備え、前記就労管理手段の就労データを一定期間毎に前記データベースの夫々の個人別データに蓄積すると共に、短期就労者・パート・アルバイトに労働災害事故が発生した場合に予め設定された救済のための保険・保障の条件と前記データベースに蓄積された個人別データと就労データとをデータ表示手段に表示させて照合することを特徴とするカーナビゲーション装置を用いた保険・保障システム。
【請求項2】
GPS衛星からの電波を受信して現在位置を検出する位置検出装置を備えたカーナビゲーション装置と、該カーナビゲーション装置に備えた車両を識別する車両識別手段と、該車両識別手段で識別された車両識別情報と前記現在位置情報とを送信する通信手段と、該通信手段で送信された前記車両識別情報と前記現在位置情報とをデータとして記憶させるデータベースと、該データベースに記憶させたデータを通信手段を介して表示させるデータ表示手段と、該データ表示手段により表示されたデータにより入力する車両運行管理手段とを備え、前記車両運行管理手段の車両運行データを一定期間毎に前記データベースの夫々の車両識別された車両別データに蓄積すると共に、車両識別された車両に交通事故が発生した場合に予め設定された救済のための保険・保障の条件と前記データベースに蓄積された車両別データと車両走行データとをデータ表示手段に表示させて照合することを特徴とするカーナビゲーション装置を用いた保険・保障システム。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2009−129233(P2009−129233A)
【公開日】平成21年6月11日(2009.6.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−304180(P2007−304180)
【出願日】平成19年11月26日(2007.11.26)
【出願人】(305051978)株式会社DAYJOBシステム (4)
【Fターム(参考)】