説明

キオスク端末、キオスク端末の制御方法およびそのプログラム

【課題】コンテンツファイルにオリジナル性を付加して提供可能なキオスク端末等を提供
する。
【解決手段】コンテンツファイルの選択候補、およびテンプレートの選択候補を表示する
選択候補表示手段210と、コンテンツファイルの選択結果に基づいて、該当するコンテ
ンツファイルを取得するコンテンツ取得手段250と、取得したコンテンツファイルを光
ディスク媒体に記録するコンテンツ記録手段290と、コンテンツファイルおよびテンプ
レートの選択結果に基づいて、レーベル印刷データを生成するレーベル印刷データ生成手
段220と、生成したレーベル印刷データを印刷するレーベル印刷手段310と、コンテ
ンツファイルの記録およびレーベル面への印刷を完了したコンテンツ記録ディスクを排出
する光ディスク媒体排出手段330と、を備えたものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツ記録サービスを行い得るキオスク端末、キオスク端末の制御方法
およびそのプログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、コンビニエンス・ストアや公共施設等において、キオスク端末と称される無人情
報端末が広く設置されている。この種のキオスク端末の中には、音楽や写真画像といった
各種デジタルコンテンツファイルをメモリカードに記録したり、携帯電話の赤外線ポート
に送信したりするなどのコンテンツ記録サービスを行い得るものも知られている(例えば
、特許文献1)。
【特許文献1】特開2002−288735号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところが、上記のコンテンツ記録サービスは、専らユーザ自身が楽しむためのサービス
であり、贈答用に用いるためのデジタルコンテンツファイルを提供するものではない。す
なわち、デジタルコンテンツファイルが記録される記録媒体に装飾を施すなど、デジタル
コンテンツファイルにオリジナル性を付加する手段がなかった。
【0004】
本発明は、上記の問題点に鑑み、コンテンツファイルにオリジナル性を付加して提供可
能なキオスク端末、キオスク端末の制御方法およびそのプログラムを提供することを目的
とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のキオスク端末は、ネットワークを介して、光ディスク媒体に記録するためのコ
ンテンツファイルを取得するネットワーク接続部と、光ディスク媒体のレーベル面に印刷
すべきレーベル印刷データのテンプレートを複数記憶するテンプレート記憶部と、光ディ
スク媒体を収容可能な光ディスク媒体収容部と、情報選択および情報入力を行うための操
作部と、各種情報を表示する表示部と、光ディスク媒体に書き込みを行う光ディスク記録
部と、光ディスク媒体のレーベル面に印刷を行う印刷部と、光ディスク媒体を取り出すた
めの光ディスク媒体取り出し部と、コンテンツファイルの選択候補、およびテンプレート
の選択候補を表示部に表示する選択候補表示手段と、操作部によるコンテンツファイルの
選択結果に基づき、ネットワーク接続部を介して、該当するコンテンツファイルを取得す
るコンテンツ取得手段と、取得したコンテンツファイルを、光ディスク媒体収容部から搬
出された光ディスク媒体に対し、光ディスク記録部により記録するコンテンツ記録手段と
、操作部によるテンプレートの選択結果に基づき、テンプレート記憶部から該当するテン
プレートを読み出し、当該テンプレートと、操作部によるコンテンツファイルの選択結果
とに基づいて、レーベル印刷データを生成するレーベル印刷データ生成手段と、コンテン
ツ記録手段による記録前後の光ディスク媒体に対し、生成したレーベル印刷データを印刷
部により印刷するレーベル印刷手段と、コンテンツファイルの記録およびレーベル面への
印刷を完了したコンテンツ記録ディスクを光ディスク媒体取り出し部に排出する光ディス
ク媒体排出手段と、選択候補表示手段、コンテンツ取得手段、コンテンツ記録手段、レー
ベル印刷データ生成手段、レーベル印刷手段および光ディスク媒体排出手段を制御する中
央制御手段と、を備えていることを特徴とする。
【0006】
また、本発明のキオスク端末の制御方法は、操作部の操作に基づいて、光ディスク媒体
に所望のコンテンツファイルを書き込むと共にそのレーベル面にレーベル印刷を行い、コ
ンテンツ記録ディスク作成サービスを実現するキオスク端末の制御方法であって、コンテ
ンツファイルの選択候補、およびレーベル印刷のテンプレートの選択候補を表示するステ
ップと、操作部によるコンテンツファイルの選択結果に基づき、ネットワークを介してコ
ンテンツファイルを取得し、当該コンテンツファイルを光ディスク媒体に記録するステッ
プと、操作部によるコンテンツファイルおよびテンプレートの選択結果に基づき、レーベ
ル印刷を行うためのレーベル印刷データを生成するステップと、光ディスク媒体のレーベ
ル面に対し、生成したレーベル印刷データを印刷するステップと、を備えていることを特
徴とする。
【0007】
これらの構成によれば、コンテンツファイルを記録したコンテンツ記録ディスクを作成
する際に、ユーザが選択したテンプレートおよびコンテンツファイルに基づいて、レーベ
ル面に印刷するためのレーベル印刷データを生成するため、ユーザの好みにあったオリジ
ナル性のあるコンテンツ記録ディスクを作成することができる。したがって、コンテンツ
ファイルにオリジナル性を付加することができ、これを贈答品として用いることができる

【0008】
上記のキオスク端末において、中央制御手段は、レーベル印刷データ生成手段により生
成されたレーベル印刷データを、表示部に表示するレーベル印刷データ表示手段と、操作
部による操作により、表示されたレーベル印刷データを編集するレーベル印刷データ編集
手段と、をさらに制御し、レーベル印刷手段は、編集後のレーベル印刷データを印刷する
ことが好ましい。
【0009】
この構成によれば、レーベル印刷データを編集することができるため、よりユーザの好
みに合ったレーベル印刷を行うことができる。なお、レーベル印刷データ編集手段とは、
絵柄、装飾(枠や下線)、ロゴまたは文字の位置移動、サイズ変更、角度変更、色変更の
他、文字フォントの変更等の編集を行うものである。
【0010】
上記のキオスク端末において、操作部は、メッセージを入力するための文字入力部を有
し、レーベル印刷データ編集手段は、文字入力部により入力されたメッセージを含めて、
レーベル印刷データを編集することが好ましい。
【0011】
この構成によれば、光ディスク媒体のレーベル面に、ユーザの入力したメッセージを印
刷することができるため、よりオリジナル性を高めることができる。
【0012】
上記のキオスク端末において、コンテンツ取得手段は、コンテンツファイルと共に、当
該コンテンツファイルのタイトルを含むコンテンツ関連情報を取得し、レーベル印刷デー
タ生成手段は、選択されたコンテンツファイルのコンテンツ関連情報に基づいて、レーベ
ル印刷データを生成することが好ましい。
【0013】
この構成によれば、コンテンツファイルからタイトル等を抽出しなくとも、コンテンツ
関連情報をそのままレーベル印刷データの生成に用いることができるため、制御が容易で
ある。なお、コンテンツ関連情報には、タイトル以外にも、コンテンツの制作者、出演者
、あらすじ(内容)、容量(再生時間)等を含めても良い。また、コンテンツ関連情報と
して、テレビ放送番組等に用いられるメタデータを利用しても良い。
【0014】
上記のキオスク端末において、コンテンツファイルは、放送番組を記録した記録ファイ
ルであり、選択候補表示手段は、コンテンツファイルの選択候補として、過去の放送番組
表を表示することが好ましい。
【0015】
この構成によれば、見逃してしまったテレビ放送番組などを手軽に入手することができ
る。
【0016】
上記のキオスク端末において、中央制御手段は、光ディスクの作成に要するコンテンツ
記録ディスク作成料金の電子決済を行う電子決済手段をさらに制御し、電子決済手段は、
操作部によるコンテンツファイルおよび/またはテンプレートの選択結果に基づいて、コ
ンテンツ記録ディスク作成料金を算出することが好ましい。
【0017】
この構成によれば、電子決済手段により、利益を得ることができる。また、コンテンツ
ファイルおよび/またはテンプレートの選択結果に基づいて、コンテンツ記録ディスク作
成料金を算出するため、記録時間や印刷費用(インク代やトナー代など)に見合った金額
をコンテンツ記録ディスク作成料金として請求することができる。
【0018】
本発明のプログラムは、コンピュータに、上記のキオスク端末の制御方法における各ス
テップを実行させるためのものであることを特徴とする。
【0019】
このプログラムにより、コンテンツファイルにオリジナル性を付加して提供可能なキオ
スク端末を実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、本発明の一実施形態に係るキオスク端末、キオスク端末の制御方法およびそのプ
ログラムについて、添付図面を参照しながら詳細に説明する。本発明は、ユーザが所望す
るコンテンツファイルを光ディスク媒体に記録して提供するキオスク端末に関するもので
ある。そこで、以下、コンテンツファイルとして、テレビ放送番組を記録する場合を例に
挙げて説明する。
【0021】
図1は、本発明のキオスク端末を適用したコンテンツ記録ディスク作成システムSYの
システム構成図である。同図に示すように、本発明のコンテンツ記録ディスク作成システ
ムSYは、キオスク端末(無人情報端末)10と、当該キオスク端末10に対し、コンテ
ンツ記録ディスクの作成依頼を行う顧客(ユーザ)が保有する携帯電話20と、によって
構成されている。
【0022】
携帯電話20は、表示画面21を備え、キオスク端末10からコンテンツ記録完了通知
を受けるために用いる。顧客は、コンテンツ記録ディスクの作成依頼を行う際、携帯電話
20の電子メールアドレスや電話番号を、コンテンツ記録完了通知を受けるための通知先
情報として入力しておくことにより、コンテンツファイルの記録が完了したとき、キオス
ク端末10からコンテンツ記録完了通知を受けることができるようになっている。このコ
ンテンツ記録完了通知には、表示画面21に2次元コード(シンボル画像)Cを表示する
ための情報が含まれており、顧客が当該2次元コードCをキオスク端末10に読み取らせ
ることで、依頼したコンテンツ記録ディスクを受け取ることができるようになっている。
【0023】
キオスク端末10は、顧客により操作されるタッチパネル11(操作部140,図2参
照)と、各種情報を表示するディスプレイ12(表示部110,図2参照)と、携帯電話
20の表示画面21に表示された2次元コードCを読み取る画像読み取り部13と、電子
決済のためのクレジットカードを挿入するクレジットカード挿入口14と、コンテンツフ
ァイルが記録されたDVD−R(コンテンツ記録ディスク)15を顧客が取り出すための
光ディスク取り出し部16と、コンテンツ記録ディスクの作成受付の際に出力される受付
票R(R1またはR2,図10参照)を顧客が取り出すための紙媒体取り出し部17と、
を備えている。
【0024】
タッチパネル11は、ディスプレイ12と同様の表示が行われると共に、文字入力部(
キーボード機能)を有し、各種情報入力を行い得るようになっている。また、光ディスク
取り出し部16は、コンテンツ記録ディスクの作成依頼を行った顧客以外の人間が、誤っ
てコンテンツ記録ディスクを取り出さないように、ロック機構を有している。
【0025】
次に、図2を参照し、キオスク端末10の機能構成について詳細に説明する。キオスク
端末10は、ハードウェア構成として、図1に示したもの以外に、テンプレート記憶部1
20、ネットワーク接続部130、光ディスク媒体収容部150、光ディスク記録部16
0、印刷部170および通信部180を有している。テンプレート記憶部120は、DV
D−R15のレーベル面に印刷すべきレーベル印刷データのテンプレートを複数記憶する
ものである。また、通信部180は、携帯電話20との通信(電子メール送信、または電
話)を行うためのものである。
【0026】
また、ソフトウェア構成(制御構成)として、選択候補表示手段210、レーベル印刷
データ生成手段220、レーベル印刷データ表示手段230、レーベル印刷データ編集手
段240、コンテンツ取得手段250、通知先情報取得手段260、電子決済手段270
、作成受付処理手段280、コンテンツ記録手段290、レーベル印刷手段310、記録
完了通知手段320、光ディスク媒体排出手段330およびロック解除手段340を有し
ている。また、これら各手段は、中央制御手段200により統括制御されている。
【0027】
選択候補表示手段210は、コンテンツファイルの選択候補、およびテンプレートの選
択候補を表示部110に表示するものである。「コンテンツファイルの選択候補」として
は、過去のテレビ放送番組表を表示する(図4(b)参照)。なお、「コンテンツファイ
ルの選択候補」については、これに限定されること無く、放送ジャンルや出演者などによ
って抽出されたコンテンツファイルを選択できるように構成しても良い。すなわち、所定
の検索キーワードをユーザが指定し、その検索結果を一覧表示したものを「コンテンツフ
ァイルの選択候補」として表示するようにしても良い。また、「テンプレート」とは、D
VD−R15のレーベル面に印刷すべきレーベル印刷データのテンプレート(図5(a)
のテンプレート候補43参照)を指すものであり、テンプレート記憶部120に記憶され
ている複数種類のテンプレートを、選択候補として表示する。
【0028】
レーベル印刷データ生成手段220は、操作部140によるテンプレートの選択結果に
基づき、上記のテンプレート記憶部120から該当するテンプレートを読み出し、当該テ
ンプレートと、操作部140によるコンテンツファイルの選択結果とに基づいて、レーベ
ル印刷データを生成するものである。
【0029】
レーベル印刷データ表示手段230は、レーベル印刷データ生成手段220により生成
されたレーベル印刷データ(レーベル印刷プレビュー)を表示部110に表示するもので
ある。また、表示されたレーベル印刷データは、後述のレーベル印刷データ編集手段24
0により編集可能となっている。
【0030】
レーベル印刷データ編集手段240は、レーベル印刷データ表示手段230により表示
されたレーベル印刷データを編集するものである。具体的には、レーベル印刷データに含
まれる絵柄、装飾(枠や下線)、ロゴまたは文字の位置移動、サイズ変更、角度変更、色
変更の他、文字フォントの変更等の編集を行うことができる。また、レーベル印刷データ
編集手段240は、操作部140による文字入力により(文字入力部)、レーベル印刷デ
ータにメッセージを含めることもできるようになっている(図6(a)参照)。
【0031】
コンテンツ取得手段250は、操作部140によるコンテンツファイルの選択結果に基
づき、ネットワーク接続部130を介して、該当するコンテンツファイルを取得するもの
である。コンテンツファイルは、例えば放送局やコンテンツ仲介事業者のサーバに格納さ
れており、そのサーバからコンテンツファイルを取得する。なお、キオスク端末10を運
営する運営会社と、コンテンツファイルの提供元とは、予め著作権等に関する契約が締結
されているものとする。
【0032】
また、コンテンツ取得手段250は、コンテンツファイルと共に、当該コンテンツファ
イルのタイトル、コンテンツの制作者、出演者、あらすじ(内容)、容量(再生時間)等
を含むコンテンツ関連情報を取得することが可能である。したがって、コンテンツ関連情
報を取得した場合、レーベル印刷データ生成手段220は、選択されたコンテンツファイ
ルのコンテンツ関連情報に基づいて、レーベル印刷データを生成する。なお、コンテンツ
関連情報としては、テレビ放送番組等に用いられるメタデータを利用しても良い。一方、
コンテンツ関連情報を取得しない場合、レーベル印刷データ生成手段220は、コンテン
ツファイルからタイトル等を抽出して、レーベル印刷データを生成する。
【0033】
通知先情報取得手段260は、操作部140による情報入力により、コンテンツファイ
ルの記録完了を通知するための通知先情報を取得するものである。通知先情報としては、
例えば電子メールアドレスや電話番号を指す。
【0034】
電子決済手段270は、コンテンツ記録ディスクの作成に要するコンテンツ記録ディス
ク作成料金の電子決済を行うものである。また、電子決済手段270は、操作部140に
よるコンテンツファイルおよび/またはテンプレートの選択結果に基づいてコンテンツ記
録ディスク作成料金の算出も行う。例えば、コンテンツファイルは1時間あたり800円
、テンプレートはその選択結果に応じて200円〜500円などと定められており、両者
の合計からコンテンツ記録ディスク作成料金を算出することができる。また、電子決済手
段270は、クレジットカードやクレジット機能付き会員カード、あるいは電子決済が可
能なさまざまなカードによってDVD作成料金の支払が可能に構成され、クレジットカー
ドのカード情報読み取り手段や、認証サーバ(図示省略)にカード情報の認証を行うため
認証手段も、電子決済手段270に含まれる。また、電子決済手段270は、携帯電話2
0を用いた電子決済(お財布ケータイ等)も可能となっている。なお、キオスク端末10
が現金投入による決済を行う場合は、硬貨および紙幣判別手段を備えることとなる。
【0035】
作成受付処理手段280は、操作部140による選択操作の完了に伴い、コンテンツ記
録ディスク作成の受付処理をするものである。受付処理としては、作成受付に関わる受付
番号および/または所定事項の印刷データを生成し、印刷部170に当該印刷データ(受
付表R1)の印刷を指示する。なお、所定事項には、上記の電子決済手段270による決
済処理結果(領収証)も含まれる(図10(a)参照)。
【0036】
コンテンツ記録手段290は、コンテンツ取得手段250により取得したコンテンツフ
ァイルを、光ディスク媒体収容部150から搬出されたDVD−R15に対し、光ディス
ク記録部160により記録するものである。
【0037】
レーベル印刷手段310は、コンテンツ記録手段290による記録前後のDVD−R1
5に対し、レーベル印刷データ編集手段240により編集されたレーベル印刷データ(何
ら編集が行われていない場合は、レーベル印刷データ生成手段220により生成されたレ
ーベル印刷データ)を、印刷部170により印刷するものである。すなわち、上記の作成
受付処理手段280による受付表R1の印刷と、レーベル印刷手段310によるレーベル
印刷は、同一の印刷部170を用いる。これにより、キオスク端末10の低廉化、小型化
を図ることができる。
【0038】
記録完了通知手段320は、通信部180(インターネット接続部または電話回線接続
部等)を介し、通知先情報取得手段260により取得した通知先情報に基づいて、コンテ
ンツ記録手段290によるコンテンツファイルの記録完了を通知するものである。また、
記録完了通知手段320は、コンテンツファイルの記録完了と共に、光ディスク取り出し
部16のロック機構を解除するためのパスワードと、それをコード化した2次元コードC
とを携帯電話20の表示画面21上に表示させるための情報を送信する(図1参照)。な
お、通知先情報取得手段260が、通知先情報として電話番号を取得する場合は、携帯電
話20に電話し、音声ガイダンスでパスワードのみを通知する。
【0039】
光ディスク媒体排出手段330は、コンテンツ記録手段290によるコンテンツファイ
ルの記録、およびレーベル印刷手段310によるレーベル印刷を完了したコンテンツ記録
ディスクを光ディスク媒体取り出し部16に排出するものである。なお、排出した時点で
は、光ディスク媒体取り出し部16がロックされているため、顧客がコンテンツ記録ディ
スクを取り出すことはできない。
【0040】
ロック解除手段340は、光ディスク媒体取り出し部16のロック機構を解除するもの
である。当該解除は、操作部140のからのパスワードの取得、または画像読み取り部1
3による携帯電話20の表示画面21に表示された2次元コードCの読み取り(2次元コ
ードCの読み取り結果であるパスワードの取得)をトリガとして行う。なお、所定時間、
これらのトリガが発生しない場合は、キオスク端末10が設置されている店舗内の担当者
の携帯電話に通信部180を介してその旨を通知するか、キオスク端末10の運営会社に
ネットワーク接続部130を介して通知する。
【0041】
次に、図3のフローチャートを参照し、主に上記の中央制御手段200によるキオスク
端末10の制御方法(コンテンツ記録ディスク作成サービス)の概要について説明する。
なお、顧客の操作(平行四辺形の枠で図示)以外は、全てキオスク端末10(中央制御手
段200)の処理(動作)であり、適宜主語を省略する。
【0042】
同図に示すように、まずコンテンツファイルおよびテンプレートの選択候補をディスプ
レイ12およびタッチパネル11上に表示する(S01)。コンテンツファイル選択候補
としては、過去のテレビ放送番組表(EPGデータ等)を表示する。顧客により、所望す
るコンテンツファイルおよびテンプレートが選択されると(S02)、ネットワーク接続
部130を介してコンテンツファイルおよびコンテンツ関連情報を取得する(S03)。
【0043】
続いて、取得したコンテンツ関連情報、および選択されたテンプレートに基づき、レー
ベル印刷データを生成する(S04)。また、生成したレーベル印刷データは、ディスプ
レイ12およびタッチパネル11上に表示し、顧客のタッチパネル11の操作に基づいて
、メッセージ入力等の編集を行う(S05)。
【0044】
レーベル印刷データの内容が確定すると、顧客により、コンテンツ記録完了通知を受け
るための通知先情報が入力される(S06)。また、顧客によるコンテンツファイルおよ
びテンプレートの選択結果に基づいて算出したコンテンツ記録ディスク作成料金の電子決
済処理を行う(S07)。
【0045】
電子決済処理を終えると、作成受付処理を行い(S08)、コンテンツ記録ディスク作
成受付表R1(図10(a)参照)をプリントアウトする。同時に、DVD−R15に対
してコンテンツファイルの記録を行い(S09)、記録を完了すると、顧客の携帯電話2
0に対し、記録完了通知を行う(S10)。
【0046】
また、コンテンツファイルの記録完了後は、印刷部170によるレーベル印刷を行い(
S11)、印刷後、作成済みのコンテンツ記録ディスクを光ディスク媒体取り出し部16
に排出する(S12)。この時点では、光ディスク媒体取り出し部16はロックされてい
る。
【0047】
続いて、顧客の操作に基づいて、携帯電話20の表示画面21に表示された2次元コー
ドCの読み取り等によりパスワードを取得すると(S13)、光ディスク媒体取り出し部
16のロック機構を解除し(S14)、顧客により光ディスク媒体取り出し部16からコ
ンテンツ記録ディスクが取り出される(S15)。
【0048】
次に、図4ないし図9の画面遷移図(ディスプレイ12およびタッチパネル11の表示
例)、および図10の受付表Rの印刷例を参照し、キオスク端末10の動作についてさら
に詳細に説明する。なお、画面を前後に遷移させるためのボタン(アイコン)の図示、お
よびその説明は省略する。また、図3のフローチャートに示した工程と対応する画面につ
いては、括弧書きでフローチャートの工程番号を図示する。
【0049】
まず、図4(a)の画面D01に示すように、コンテンツ記録サービス初期画面では、
顧客に対する操作方法31を表示する。ここでは、顧客が予約を行っているか否かに応じ
て、押下するボタン32,33が異なる。上記のとおり、キオスク端末10は、テレビ放
送番組をコンテンツとして記録するものであるため、コンテンツの記録に少なくとも数分
の時間を要する。したがって、コンテンツの記録中は、他の顧客のコンテンツ記録サービ
ス依頼を受けられないこととなってしまうため、そのような顧客に対しては予約を受け付
けるようになっている(図8(b)参照)。
【0050】
予約を行っている顧客に対しては、予約時に取得した予約用通知先情報に基づいて、前
の顧客のコンテンツ記録が完了した時点でその旨が通知されているため、タッチパネル1
1上の「予約番号入力」ボタン32を押下し、予約番号を入力することによりサービスを
開始することができる。一方、予約を行っていない顧客は、「START」ボタン33を
押下することとなるが、その時点で予約が入っている場合は、予約状況(待ち人数)と、
予約用通知先情報入力ボタンが画面に表示される(図示省略)。また、その時点で予約が
入っていない場合は、そのままサービスを開始することができる。なお、コンテンツ記録
サービスの予約方法については、後述する。
【0051】
図4(b)の画面D02は、コンテンツファイルを選択するための画面である。同図は
、参照番号35に示すように、「2006年3月18日(土曜日)9:00以降」のテレ
ビ番組表の一部を選択候補37として表示した場合を示している。ここでは、コンテンツ
記録サービスが開始された日時の24時間前のテレビ番組表を、選択候補37のデフォル
ト値として表示するようになっており、テレビ番組表の日付および時間を変更したい場合
は、顧客により「日付・時間変更」ボタン36が押下される。また、表示移動バー39に
よっても、表示するテレビ番組表の時間帯を変更することが可能である。さらに、表示移
動バー38により、表示するテレビ番組表のチャンネルを変更することが可能である。
【0052】
図5(a)の画面D03は、テンプレートを選択するための画面である。同図は、参照
番号41に示すように、「ジャンル:音楽」のテンプレート一覧を選択候補43として表
示した場合を示している。ジャンルを変更したい場合は、顧客により「ジャンル変更」ボ
タン42が押下される。他のジャンルとしては、「映画」、「テレビ」等を設けても良い
。また、「花柄」、「キャラクター」、「ストライプ」など、絵柄の種類をジャンルとし
て選択させても良い。さらに、「バースデー用」、「お祝い用」など、贈答の目的をジャ
ンルとして選択させても良い。また、画面D03では、表示移動バー44により、「ジャ
ンル:音楽」に含まれる他のテンプレートを表示させることが可能である。
【0053】
図5(b)の画面D04は、レーベルイメージを確認するための画面である。同図は、
参照番号45および46aに示すように、図4(b)の画面D02において、コンテンツ
ファイルとして「番組01」,「番組02」(いずれも番組タイトル)が選択された場合
を示している。また、参照番号46に示すように、図5(a)の画面D03において、最
初に(一番左側に)表示されているテンプレートが選択された場合を示している。顧客に
より、「OK」ボタン47が押下されると、次の画面(D05)に遷移する。
【0054】
図6(a)の画面D05は、メッセージを入力するための画面である。同画面D05で
は、「入力位置指定」ボタン51の押下により、メッセージ入力位置(メッセージ配置位
置55a,図6(b)参照)を指定することができる。また、不図示のタッチパネル11
に備えられた文字入力部により、メッセージ入力欄52への入力を行うことができる。顧
客により、「OK」ボタン53が押下されると、次の画面(D06)に遷移する。
【0055】
図6(b)の画面D06は、レーベル印刷データを編集するための画面である。同画面
D06では、図5(b)の画面D04に示されたレーベルイメージ46と、図6(a)の
画面D05で入力されたメッセージ55aとを合成したレーベル印刷データを表示し、顧
客の操作によって各種編集(絵柄、装飾、ロゴまたは文字の位置移動、サイズ変更、角度
変更、色変更の他、文字フォントの変更等)を行うことができる。顧客により、「OK」
ボタン56が押下されると、次の画面(D07)に遷移する。
【0056】
図7(a)の画面D07は、通知先情報を入力するための画面である。同画面D07で
は、通知先情報として、入力欄61に携帯電話20の電子メールアドレスを入力させるよ
うになっているが、上記のとおり電話番号等を入力させても良い。顧客により、「OK」
ボタン62が押下されると、次の画面(D08)に遷移する。
【0057】
図7(b)の画面D08は、電子決済処理を行うための画面である。同画面D08では
、料金表示欄65に、顧客が選択したコンテンツファイルおよびテンプレートに基づいて
算出したコンテンツ記録ディスク作成料金を表示する。また、ボタン67により、顧客が
所望する支払い方法を選択できるようになっている。支払い方法が選択されると、その選
択に応じて電子決済処理を行う。
【0058】
図8(a)の画面D09は、参照番号71に示すように、作成受付完了を示す画面であ
る。同画面D09では、説明欄72に、コンテンツ記録ディスク作成受付表R1を紙媒体
取り出し部17から取り出して欲しい旨、およびコンテンツファイルの記録完了後、図7
(a)の画面D07で入力された通知先情報に基づいてコンテンツ記録完了通知を行う旨
を表示する。同画面D09の表示と同時に出力されるコンテンツ記録ディスク作成受付表
R1には、図10(a)に示すように、受付番号91、記録されるコンテンツ(番組タイ
トル)92、パスワード93、決済処理内容(領収証)94が印刷される。パスワード9
3は、携帯電話20が電池切れの場合など、携帯電話20が使用不能状態となった場合で
も、顧客がコンテンツ記録ディスクを取り出すことができるように記載されたものである
。したがって、コンテンツ記録ディスク作成受付表R1には、コンテンツファイルの記録
完了後、携帯電話20に通知されるコンテンツ記録完了通知内のパスワード(図1参照)
と、同一のパスワードが印刷される。
【0059】
図8(b)の画面D10は、参照番号75に示すように、コンテンツ記録中である旨を
示す画面である。同画面D10では、説明欄76に、コンテンツファイルの記録中である
旨、および予約を受け付ける旨を表示する。予約を行いたい顧客は、「予約通知先情報入
力」ボタン77を押下し、図7(a)の画面D07と同様の通知先情報入力画面(図示省
略)において、予約用の通知先情報を入力する。通知先情報が入力されると、図10(b
)に示すように、コンテンツ記録ディスク作成予約受付表R2が紙媒体取り出し部17か
ら排出される。コンテンツ記録ディスク作成予約受付表R2には、予約番号95、および
予約待ち人数96が印刷される。つまり、このように予約を行っていても、予約待ち人数
が存在する場合(先約がある場合)は、図4(a)の初期画面D01において、「予約番
号入力」ボタン32を押下して予約番号95を入力しても、すぐにサービスを開始するこ
とができず、「順番が来たときに、通知先に通知する旨」が画面上に表示されることとな
る。
【0060】
図9(a)の画面D11は、参照番号81に示すように、コンテンツ記録完了を示す画
面である。同画面D11では、説明欄82に、記録完了通知を受けた顧客に対して、画像
読み取り部13に2次元コードCを読み取らせるかパスワードを入力して欲しい旨、およ
び予約を受け付ける旨を表示する。すなわち、同画面D11が表示されている間に、キオ
スク端末10が2次元コードCの読み取り結果またはパスワードを取得すると、光ディス
ク媒体取り出し部16(図1参照)のロック機構を解除する。また、同画面D11に表示
されている「予約通知先情報入力」ボタン83は、画面D10の「予約通知先情報入力」
ボタン77と同様に、予約用の通知先情報を入力するためのものである。
【0061】
図9(b)の画面D12は、参照番号85に示すように、光ディスク媒体取り出し部1
6のロック解除を示す画面である。同画面D12では、説明欄86に、ロック機構を解除
した旨を表示する。顧客により、「OK」ボタン87が押下されると、図4(a)に示し
た初期画面D01に遷移する。
【0062】
以上、説明したとおり、本実施形態のキオスク端末10によれば、コンテンツ記録ディ
スクを作成する際に、ユーザが選択したテンプレートとコンテンツファイルとに基づいて
、レーベル面に印刷するためのレーベル印刷データを生成するため、ユーザの好みにあっ
たオリジナル性のあるコンテンツ記録ディスクを作成することができる。したがって、コ
ンテンツファイルにオリジナル性を付加することができ、これを贈答品として用いること
ができる。
【0063】
また、キオスク端末10は、レーベル印刷データを編集する機能を有するため、よりユ
ーザの好みに合ったレーベル印刷を行うことができる。さらに、編集機能の一つとして、
メッセージを入力することができるため、よりオリジナル性を高めることができる。
【0064】
また、キオスク端末10は、コンテンツファイルの記録を完了すると、入力された通知
先情報に、コンテンツファイルの記録完了を通知するため、ユーザはキオスク端末10の
前で、記録完了を待つ必要がない。したがって、容量の大きいコンテンツファイルを記録
する場合でも、ユーザは記録完了通知があるまで、その記録時間を有効利用することがで
きる。
【0065】
また、受付処理時に印刷される受付表R1には、パスワードが印刷されているため、携
帯電話20を有しない顧客でも、コンテンツ記録サービスを利用することができる。また
、電池切れ等により携帯電話20が使用不能状態となっても、コンテンツ記録ディスクを
確実に取り出すことができる。
【0066】
また、キオスク端末10は、2次元コードCの画像読み取り等により、ユーザに通知し
たパスワードを取得できない間は、光ディスク媒体取り出し部16をロックするため、作
成されたコンテンツ記録ディスクを他人が誤って取り出すことがない。
【0067】
次に、本発明の第2実施形態について説明する。上記の実施形態では、2次元コードC
の画像読み取り等によるパスワードの取得をトリガとして、光ディスク媒体取り出し部1
6のロック機構を解除するものとしたが、本実施形態では、2次元コードCの画像読み取
り等によるパスワードの取得をトリガとして、当該パスワードに対応するコンテンツ記録
ディスクを光ディスク媒体取り出し部16に排出する点で異なる。すなわち、本実施形態
のキオスク端末10は、光ディスク媒体取り出し部16にロック機構を備える代わりに、
作成済みのコンテンツ記録ディスクを一時的にストックしておく機能を有する。以下、第
1実施形態と異なる点のみを説明する。
【0068】
図11は、第2実施形態に係るキオスク端末10の制御方法(コンテンツ記録ディスク
作成サービス)を示すフローチャートである。なお、コンテンツ記録(図3のS09)ま
での工程については、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
【0069】
コンテンツファイルの記録が完了すると、顧客の携帯電話20に対し、記録完了通知を
行う(S21)。また、このとき同時に、コンテンツ記録ディスク毎に異なるパスワード
(以下、「ユニークなパスワード」と称する)、および当該パスワードをコード化した2
次元コードCを携帯電話20の表示画面21に表示するための情報を通知する。さらに、
記録完了通知と共に、予約用通知先への通知も行う(S22)。これは、本実施形態のキ
オスク端末10が光ディスク媒体取り出し部16をロックしないため、コンテンツファイ
ルの記録が完了すれば、すぐに次の顧客に対するサービスを開始することができるためで
ある。
【0070】
続いて、DVD−R15のレーベル面にレーベル印刷を行い(S23)、印刷後のコン
テンツ記録ディスクを、不図示のストック部にストックする(S24)。そして、2次元
コードCの読み取り等により、パスワードを取得すると(S25)、そのパスワードに対
応したコンテンツ記録ディスクを排出する(S26)。すなわち、ストック部の数に応じ
て、ストック可能なコンテンツ記録ディスクの枚数が決まっており、取得したパスワード
に対応するストック部から、コンテンツ記録ディスクを排出する。最後に、排出したコン
テンツ記録ディスクが顧客によって取り出され(S27)、一連の処理を終了する。
【0071】
このように、本実施形態によれば、作成するコンテンツ記録ディスク毎に異なるパスワ
ードを通知し、ユーザから入力されたパスワードの取得により、当該パスワードに対応す
るコンテンツ記録ディスクを排出するため、コンテンツ記録ディスクの排出を行っていな
くとも、それを一旦ストックしておき、他のコンテンツ記録ディスクの作成を行うことが
できる。すなわち、コンテンツファイルの記録が完了しない間でも、複数人の作成依頼を
受け付けることができ、サービスの提供効率を向上させることができる。
【0072】
なお、上記の2つの実施形態では、コンテンツファイルの記録完了後に、記録完了通知
を行うものとしたが、レーベル印刷が完了した時点で、顧客に対する通知を行っても良い
。また、レーベル印刷後にコンテンツファイルの記録を行い、コンテンツファイルの記録
完了後に、記録完了通知を行うようにしても良い。
【0073】
また、コンテンツファイルの選択候補として、テレビ放送番組表を表示するものとした
が(図4(b)参照)、テレビ放送番組に限らず、ラジオ放送番組の番組表を表示しても
良い。この場合、コンテンツファイルは音声データのみを含むものとなる。また、コンテ
ンツファイルとしては、放送番組の記録データに限らず、CDやDVDのデータを記録す
る構成でも良い。
【0074】
また、上記の例に示した、コンテンツ記録ディスク作成システムSYやキオスク端末1
0の各構成要素(各機能)をプログラムとして提供することも可能である。また、そのプ
ログラムを記録媒体(図示省略)に格納して提供することも可能である。記録媒体として
は、CD−ROM、フラッシュROM、メモリカード(コンパクトフラッシュ(登録商標
)、スマートメディア、メモリースティック等)、コンパクトディスク、光磁気ディスク
、デジタルバーサタイルディスクおよびフレキシブルディスク等を利用することができる

【0075】
また、上記の実施形態によらず、コンテンツ記録ディスク作成システムSYのシステム
構成、キオスク端末10の装置構成、受付票Rの記載事項など、本発明を逸脱しない範囲
で適宜変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0076】
【図1】コンテンツ記録ディスク作成システムのシステム構成図である。
【図2】キオスク端末のハードウェア構成および制御構成を示すブロック図である。
【図3】キオスク端末の制御方法を示すフローチャートである。
【図4】キオスク端末の画面表示例を示す図である。
【図5】図4に続く、キオスク端末の画面表示例を示す図である。
【図6】図5に続く、キオスク端末の画面表示例を示す図である。
【図7】図6に続く、キオスク端末の画面表示例を示す図である。
【図8】図7に続く、キオスク端末の画面表示例を示す図である。
【図9】図8に続く、キオスク端末の画面表示例を示す図である。
【図10】キオスク端末から発行される受付票の一例を示す図である。
【図11】第2実施形態に係るキオスク端末の制御方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0077】
10:キオスク端末,11:タッチパネル,12:ディスプレイ,13:画像読み取り
部,14:クレジットカード挿入口,15:DVD−R,16:光ディスク媒体取り出し
部,17:紙媒体取り出し部,20:携帯電話,21:表示画面,C:2次元コード,R
:受付票,SY:コンテンツ記録ディスク作成システム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークを介して、光ディスク媒体に記録するためのコンテンツファイルを取得す
るネットワーク接続部と、
前記光ディスク媒体のレーベル面に印刷すべきレーベル印刷データのテンプレートを複
数記憶するテンプレート記憶部と、
前記光ディスク媒体を収容可能な光ディスク媒体収容部と、
情報選択および情報入力を行うための操作部と、
各種情報を表示する表示部と、
前記光ディスク媒体に書き込みを行う光ディスク記録部と、
前記光ディスク媒体のレーベル面に印刷を行う印刷部と、
前記光ディスク媒体を取り出すための光ディスク媒体取り出し部と、
前記コンテンツファイルの選択候補、および前記テンプレートの選択候補を前記表示部
に表示する選択候補表示手段と、
前記操作部による前記コンテンツファイルの選択結果に基づき、前記ネットワーク接続
部を介して、該当する前記コンテンツファイルを取得するコンテンツ取得手段と、
取得した前記コンテンツファイルを、前記光ディスク媒体収容部から搬出された前記光
ディスク媒体に対し、前記光ディスク記録部により記録するコンテンツ記録手段と、
前記操作部による前記テンプレートの選択結果に基づき、前記テンプレート記憶部から
該当する前記テンプレートを読み出し、当該テンプレートと、前記操作部による前記コン
テンツファイルの選択結果とに基づいて、前記レーベル印刷データを生成するレーベル印
刷データ生成手段と、
前記コンテンツ記録手段による記録前後の前記光ディスク媒体に対し、生成した前記レ
ーベル印刷データを前記印刷部により印刷するレーベル印刷手段と、
前記コンテンツファイルの記録および前記レーベル面への印刷を完了したコンテンツ記
録ディスクを前記光ディスク媒体取り出し部に排出する光ディスク媒体排出手段と、
前記選択候補表示手段、前記コンテンツ取得手段、前記コンテンツ記録手段、前記レー
ベル印刷データ生成手段、前記レーベル印刷手段および前記光ディスク媒体排出手段を制
御する中央制御手段と、
を備えていることを特徴とするキオスク端末。
【請求項2】
前記中央制御手段は、
前記レーベル印刷データ生成手段により生成されたレーベル印刷データを、前記表示部
に表示するレーベル印刷データ表示手段と、
前記操作部による操作により、表示されたレーベル印刷データを編集するレーベル印刷
データ編集手段と、をさらに制御し、
前記レーベル印刷手段は、編集後の前記レーベル印刷データを印刷することを特徴とす
る請求項1に記載のキオスク端末。
【請求項3】
前記操作部は、メッセージを入力するための文字入力部を有し、
前記レーベル印刷データ編集手段は、前記文字入力部により入力されたメッセージを含
めて、前記レーベル印刷データを編集することを特徴とする請求項2に記載のキオスク端
末。
【請求項4】
前記コンテンツ取得手段は、前記コンテンツファイルと共に、当該コンテンツファイル
のタイトルを含むコンテンツ関連情報を取得し、
前記レーベル印刷データ生成手段は、選択されたコンテンツファイルの前記コンテンツ
関連情報に基づいて、前記レーベル印刷データを生成することを特徴とする請求項1ない
し3のいずれか1項に記載のキオスク端末。
【請求項5】
前記コンテンツファイルは、放送番組を記録した記録ファイルであり、
前記選択候補表示手段は、前記コンテンツファイルの選択候補として、過去の放送番組
表を表示することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のキオスク端末。
【請求項6】
前記中央制御手段は、
前記光ディスクの作成に要するコンテンツ記録ディスク作成料金の電子決済を行う電子
決済手段をさらに制御し、
前記電子決済手段は、前記操作部による前記コンテンツファイルおよび/または前記テ
ンプレートの選択結果に基づいて、前記コンテンツ記録ディスク作成料金を算出すること
を特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のキオスク端末。
【請求項7】
操作部の操作に基づいて、光ディスク媒体に所望のコンテンツファイルを書き込むと共
にそのレーベル面にレーベル印刷を行い、コンテンツ記録ディスク作成サービスを実現す
るキオスク端末の制御方法であって、
前記コンテンツファイルの選択候補、および前記レーベル印刷のテンプレートの選択候
補を表示するステップと、
前記操作部による前記コンテンツファイルの選択結果に基づき、ネットワークを介して
コンテンツファイルを取得し、当該コンテンツファイルを前記光ディスク媒体に記録する
ステップと、
前記操作部による前記コンテンツファイルおよび前記テンプレートの選択結果に基づき
、前記レーベル印刷を行うためのレーベル印刷データを生成するステップと、
前記光ディスク媒体のレーベル面に対し、生成した前記レーベル印刷データを印刷する
ステップと、
を備えていることを特徴とするキオスク端末の制御方法。
【請求項8】
コンピュータに、請求項7に記載のキオスク端末の制御方法における各ステップを実行
させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2007−287010(P2007−287010A)
【公開日】平成19年11月1日(2007.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−115431(P2006−115431)
【出願日】平成18年4月19日(2006.4.19)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】