説明

キナーゼ阻害活性を有する二環式化合物

本発明は、タンパク質キナーゼ阻害剤として有用な新規二環式化合物を提供する。また、本発明は、本発明の化合物を含む薬剤組成物、および様々な疾病の処置におけるこの組成物の使用方法を提供する。本発明はまた、Rafキナーゼ活性により生じるか、媒介されるか、または悪化する、ヒトの疾患の処置または予防のための、上記化合物の使用に関する。本発明はさらに、癌の処置を必要とする患者における癌を治療するための方法であって、上記化合物をこの患者に投与するステップを含む。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I−A)の化合物:
【化1】

またはその薬学的に許容される塩であり、
式中、
は、−C(R)(Re’)−、−C(O)−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、または−N(R)−であり、
は、−C(O)−NH−、−C(O)−N(C1−3脂肪族)−、−NH−C(O)−、または−N(C1−3脂肪族)−C(O)−であり、但し、GがA環の環窒素原子に結合する場合、Gは−C(O)−NH−または−C(O)−N(C1−3脂肪族)−であり、
A環は、
【化2】

から成る群から選択された二環系であり、
式中、A環は、0−2個のRで置換され、
B環は、任意に置換された単環式窒素含有のヘテロアリールであるか、またはB環は、式
【化3】

を有し、
Xは、CHまたはNであり、
Qは、−C(R10)(R11)−、−N(R9b)−、−O−、−C(R10)(R11)−C(R10)(R11)−、−C(R11)=C(R11)−、−C(R10)(R11)−N(R9b)−、−N(R9b)−C(R10)(R11)−、または−O−C(R10)(R11)−であり、式中、基−O−C(R10)(R11)−の酸素原子は、カルボニル炭素原子に結合し、
各R8bは独立して、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、ハロ、−OH、−O(C1−4脂肪族)、−NH、−NH(C1−4脂肪族)、および−N(C1−4脂肪族)から成る群から選択され、
9bは、水素、C1−4脂肪族、またはC6−10ar(C1−4)アルキルであり、該アリール部は、任意に置換され、
10は、水素、フルオロ、C1−4脂肪族、またはC1−4フルオロ脂肪族であり、
11は、水素、フルオロ、あるいは−OR、−N(R、−CO、または−C(O)N(Rから成る群から独立して選択された1つまたは2つの置換基で任意に置換されたC1−4脂肪族またはC1−4フルオロ脂肪族基であり、
C環は、0〜3個の環窒素原子、ならびに必要に応じて酸素および硫黄から選択された1つの追加の環ヘテロ原子を有する、5または6員環のアリールあるいはヘテロアリール環であり、
C環は、置換可能な環炭素原子上で、0−2個のRおよび0−2個のR8cによって置換され、
各Rは独立して、ハロ、−NO、−CN、−C(R)=C(R、−C≡C−R、−OR、−SR、−S(O)R、−SO、−SON(R、−N(R、−NRC(O)R、−NRC(O)N(R、−N(R)C(=NR)−N(R、−N(R)C(=NR)−R、−NRCO、−N(R)SO、−N(R)SON(R、−O−C(O)R、−OC(O)N(R、−C(O)R、−CO、−C(O)N(R、−C(O)N(R)−OR、−C(O)N(R)C(=NR)−N(R、−N(R)C(=NR)−N(R)−C(O)R、−C(=NR)−N(R、−C(=NR)−OR、−C(=NR)−N(R)−OR、−C(R)=N−OR、または任意に置換された脂肪族、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルであり;あるいは2つの隣接したRは、介在環原子と一緒になって、O、N、およびSから成る群から独立して選択された0−3個の環ヘテロ原子を有する任意に置換された縮合5員環もしくは6員環の芳香族環または非芳香族環を形成し、
各R8cは独立して、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、−O(C1−4脂肪族)、−O(C1−4フルオロ脂肪族)、およびハロから成る群から選択され、
C環の置換可能な環窒素原子のそれぞれは、置換されていないか、あるいは−C(O)R、−C(O)N(R、−CO、−SO、−SON(R、任意に置換されたC6−10アリール、または−F、−OH、−O(C1−4脂肪族)、−CN、−N(R、−C(O)(C1−4脂肪族)、−COH、−CO(C1−4脂肪族)、−C(O)NH、−C(O)NH(C1−4脂肪族)で任意に置換されたC1−4脂肪族、または任意に置換されたC6−10アリール環で置換され、
C環の1つの環窒素原子は、任意に酸化され、
は、ハロ、−NO、−CN、−OR、−SR、−S(O)R、−SO、−SON(R、−N(R、−N(R)−C(O)R、−CO、−C(O)N(R、−N(R)SO、−N(R)SON(R、または任意に置換されたC1−4脂肪族であり、
e’は、水素、フルオロ、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、−NH、−NH(C1−4脂肪族)、−N(C1−4脂肪族)、−OH、または−O(C1−4脂肪族)であり、
は、水素、フルオロ、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族であるか、あるいはR’およびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、3から6員環のシクロ脂肪族またはヘテロシクリル環を形成し、
は、−H、−C(O)R、−C(O)N(R、−CO、−SO、−SON(R、または任意に置換されたC1−6脂肪族であり、
各Rは独立して、水素または任意に置換された脂肪族、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリル基であるか、または窒素原子と一緒になって、同一の窒素原子にある2つのRは、窒素原子に加えて、N、O、およびSから独立して選択された0−2個の環ヘテロ原子を有する、任意に置換された4から8員環のヘテロシクリル環を形成し、
各Rは独立して、水素または任意に置換された脂肪族、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリル基であり、
各Rは独立して、任意に置換された脂肪族、アリール、またはヘテロアリール基であり、mは0または1である、
化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項2】
A環が、
【化4】

から成る群から選択され、式中A環は、0−2個のRで置換される、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
請求項2に記載の化合物であって、式中:
各Rは独立して、−F、−Cl、−CN、−NO、C1−4アルキル、−CF、−O(C1−4アルキル)、−OCF、−S(C1−4アルキル)、−SO(C1−4アルキル)、−NH、−NH(C1−4アルキル)、−N(C1−4アルキル)、−COH、−C(O)NH、または−C(O)NH(C1−4アルキル)であり、
は、−O−または−NH−であり、
B環は、置換可能な環炭素原子上で、0−2個のRおよび0−2個のR8bによって置換され、
各Rは独立して、C1−6脂肪族、C1−6フルオロ脂肪族、ハロ、−R1b、−R2b、−T−R1b、−T−R2b、−V−T−R1b、および−V−T−R2bから成る群から選択され、
は、R3aまたはR3bで任意に置換されたC1−6アルキレン鎖であり、該アルキレン鎖は、任意に−C(R)=C(R)−、−C≡C−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、−SON(R)−、−N(R)−、−N(R)C(O)−、−NRC(O)N(R)−、−N(R)C(=NR)−N(R)−、−N(R)−C(=NR)−、−N(R)CO−、−N(R)SO−、−N(R)SON(R)−、−OC(O)−、−OC(O)N(R)−、−C(O)−、−CO−、−C(O)N(R)−、−C(=NR)−N(R)−、−C(NR)=N(R)−、−C(=NR)−O−、または−C(R)=N−O−により分断され、Tまたはその一部は、任意に3−7員環の部分を形成し、
は、−C(R)=C(R)−、−C≡C−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、−SON(R)−、−N(R)−、−N(R)C(O)−、−NRC(O)N(R)−、−N(R)C(=NR)−N(R)−、−N(R)C(=NR)−、−N(R)CO−、−N(R)SO−、−N(R)SON(R)−、−OC(O)−、−OC(O)N(R)−、−C(O)−、−CO−、−C(O)N(R)−、−C(O)N(R)−O−、−C(O)N(R)C(=NR)−N(R)−、−N(R)C(=NR)−N(R)−C(O)−、−C(=NR)−N(R)−、−C(NR)=N(R)−、−C(=NR)−O−、または−C(R)=N−O−であり、
各R1bは独立して、任意に置換されたアリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、またはシクロ脂肪族環であり、
各R2bは独立して、−NO、−CN、−C(R)=C(R、−C≡C−R、−OR、−SR、−S(O)R、−SO、−SON(R、−N(R、−NRC(O)R、−NRC(O)N(R、−N(R)C(=NR)−N(R、−N(R)C(=NR)−R、−NRCO、−N(R)SO、−N(R)SON(R、−O−C(O)R、−OC(O)N(R、−C(O)R、−CO、−C(O)N(R、−C(O)N(R)−OR、−C(O)N(R)C(=NR)−N(R、−N(R)C(=NR)−N(R)−C(O)R、−C(=NR)−N(R、−C(=NR)−OR、−C(=NR)−N(R)−OR、または−C(R)=N−ORであり、
各R3aは独立して、−F、−OH、−O(C1−4アルキル)、−CN、−N(R、−C(O)(C1−4アルキル)、−COH、−CO(C1−4アルキル)、−C(O)NH、および−C(O)NH(C1−4アルキル)から成る群から選択され、
各R3bは独立して、R3aまたはRで任意に置換されたC1−3脂肪族、あるいは、同一の炭素原子にある2つの置換基R3bは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、3から6員環のシクロ脂肪族環を形成し、
各Rは独立して、任意に置換されたアリールまたはヘテロアリール環であり、
各R8bは独立して、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、ハロ、−OH、−O(C1−4脂肪族)、−NH、−NH(C1−4脂肪族)、および−N(C1−4脂肪族)から成る群から選択され、
B環の置換可能な環窒素原子のそれぞれは、置換されていないか、あるいは−C(O)R、−C(O)N(R、−CO、−SO、−SON(R、C1−4脂肪族、任意に置換されたC6−10アリール、またはC6−10ar(C1−4)アルキルで置換され、該アリール部分は任意に置換され、
B環の1つの環窒素原子は酸化される、
化合物。
【請求項4】
請求項3に記載の化合物であって、式中:
B環は、ピロリル、オキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、イソキサゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、トリアゾリル、チアジアゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、およびトリアジニルから成る群から選択され、
B環の置換可能な環炭素原子は、0−1個のRおよび0−1個のR8bで置換され、
は、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、ハロ、−R1b、−R2b、−T−R1b、−T−R2b、−V−T−R1b、および−V−T−R2bから成る群から選択され、
は、C1−3脂肪族、C1−3フルオロ脂肪族、−F、−OH、−O(C1−4アルキル)、−COH、−CO(C1−4アルキル)、−C(O)NH、および−C(O)NH(C1−4アルキル)から成る群から独立して選択された、1つまたは2つの置換基で任意に置換されたC1−4アルキレン鎖であり、該アルキレン鎖は任意に−N(R)−、−C(=NR)−N(R)−、−C(NR)=N(R)−、−N(R)−C(=NR)−、−N(R)−C(O)−、または−C(O)N(R)−で分断され、
は、−C(R)=C(R)、−C≡C−、−O−、−N(R)−、−N(R)C(O)−、−C(O)N(R)−、−C(=NR)−N(R)−、−C(NR)=N(R)、または−N(R)C(=NR)−であり、
各R1bは独立して、任意に置換されたアリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、または脂環式環であり、
各R2bは独立して、−NO、−CN、−C(R)=C(R、−C≡C−R、−OR、−SO、−SON(R、−N(R、−NRC(O)R、−NRC(O)N(R、−N(R)C(=NR)−N(R、−N(R)C(=NR)−R、−NRCO、−N(R)SO、−N(R)SON(R、−O−C(O)R、−OC(O)N(R、−C(O)R、−CO、−C(O)N(R、−C(O)N(R)−OR、−C(O)N(R)C(=NR)−N(R、−N(R)C(=NR)−N(R)−C(O)R、−C(=NR)−N(R、−C(=NR)−OR、−C(=NR)−N(R)−OR、または−C(R)=N−ORであり、
8bは、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、ハロ、−OH、−O(C1−4脂肪族)、−NH、−NH(C1−4脂肪族)、および−N(C1−4脂肪族)から成る群から選択され、
C環は、フェニル、フラニル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、イソキサゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、トリアゾリル、チアジアゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、およびトリアジニルから成る群から選択され、
C環は、置換可能な環炭素原子上で、0−2個のRおよび0−1個のR8cによって置換され、
各Rは独立して、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、ハロ、−Rlc、−R2c、−T−Rlc、および−T−R2cから成る群から選択されるか;あるいは2つの隣接したRは、介在環原子と一緒になって、O、N、およびSから成る群から独立して選択された0−3の環ヘテロ原子を有する、任意に置換された縮合5員環または6員環の芳香族環または非芳香族環を形成し、
は、−F、C1−4脂肪族、およびC1−4フルオロ脂肪族から独立して選択された1つまたは2つの基で任意に置換されたC1−4アルキレン鎖であり、
1cは独立して、1から4個の環窒素原子、およびOおよびSから選択された0から1個の追加の環ヘテロ原子を有する、任意に置換された5員環もしくは6員環のヘテロアリールまたは4から6員環のヘテロシクリル環であり、
各R2cは独立して、−CN、−C(R)=C(R、−C≡C−R、−OR、−SR、−N(R、−NRC(O)R、−NRC(O)N(R、−NRCO、−CO、または−C(O)N(Rであり、
各R8cは独立して、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、−O(C1−4脂肪族)、およびハロから成る群から選択される、
化合物。
【請求項5】
式(I)により特徴付けられる請求項1に記載の化合物
【化5】

またはその薬学的に許容される塩であって、
式中、
は、−C(R)(Re’)−、−C(O)−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、または−N(R)−であり、
A環は、
【化6】

から成る群から選択された二環系であり、
式中、A環は、0−2個のRで置換され、
B環は、任意に置換された単環式の窒素含有のヘテロアリールであり、
C環は、0−3個の環窒素原子および酸素および硫黄から選択された任意に1つの追加の環ヘテロ原子を有する、5または6員環のアリールまたはヘテロアリール環であり、
式中C環は、0−2個のRおよび0−1個のR8cで置換され、
各Rは独立して、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、ハロ、−R2cおよび−T−Rから成る群から選択されるか;あるいは2つの隣接したRは、介在環原子と一緒になって、O、N、およびSから成る群から独立して選択された0−3個の環ヘテロ原子を有する、任意に置換された縮合5員環または6員環の芳香族環または非芳香族環を形成し、
は、−F、C1−4脂肪族、およびC1−4フルオロ脂肪族から独立して選択された1つまたは2つの基で任意に置換されたC1−4アルキレン鎖であり、
各R2cは独立して、−CN、−C(R)=C(R、−C≡C−R、−OR、−SR、−N(R、−NRC(O)R、−NRC(O)N(R、−NRCO、−CO、または−C(O)N(Rであり、
各R8cは独立して、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、−O(C1−4脂肪族)、およびハロから成る群から選択され、
は、ハロ、−NO、−CN、−OR、−SR、−S(O)R、−SO、−SON(R、−N(R、−OC(O)R、−CO、−C(O)N(R、−N(R)SO、−N(R)SON(R、または任意に置換されたC1−4脂肪族であり、
e’は、水素、フルオロ、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、−NH、−NH(C1−4アルキル)、−N(C1−4アルキル)、−OH、または−O(C1−4アルキル)であり、
は、水素、フルオロ、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族であるか、または結合する炭素原子と共に、Re’およびRは、3から6員環のシクロ脂肪族またはヘテロシクリル環を形成し、
は、−H、−C(O)R、−C(O)N(R、−CO、−SO、−SON(R、または任意に置換されたC1−6脂肪族であり、
各Rは独立して、水素または任意に置換された脂肪族、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリル基であるか、あるいは同一の窒素原子にある2つのRは、前記窒素原子と一緒になって、窒素原子に加えて、N、O、およびSから独立して選択された0−2個の環ヘテロ原子を有する、任意に置換された4から8員環のヘテロシクリル環を形成し、
各Rは独立して、水素、または任意に置換された脂肪族、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリル基であり、
各Rは独立して、任意に置換された脂肪族、アリール、またはヘテロアリール基である、
化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項6】
請求項5に記載の化合物であって、式中、
各Rは独立して、−F、−Cl、−CN、−NO、C1−4アルキル、−CF、−O(C1−4アルキル)、−OCF、−S(C1−4アルキル)、−SO(C1−4アルキル)、−NH、−NH(C1−4アルキル)、−N(C1−4アルキル)、−COH、−C(O)NH、または−C(O)NH(C1−4アルキル)であり、
は−O−または−NH−であり、
B環は、置換可能な環炭素原子上で、0−2個のRおよび0−2個のR8bによって置換され、
各Rは独立して、ハロ、−NO、−CN、−C(R)=C(R、−C≡C−R、−OR、−SR、−S(O)R、−SO、−SON(R、−N(R、−NRC(O)R、−NRC(O)N(R、−N(R)C(=NR)−N(R、−N(R)C(=NR)−R、−NRCO、−N(R)SO、−N(R)SON(R、−O−C(O)R、−OC(O)N(R、−C(O)R、−CO、−C(O)N(R、−C(O)N(R)−OR、−C(O)N(R)C(=NR)−N(R、−N(R)C(=NR)−N(R)−C(O)R、−C(=NR)−N(R、−C(=NR)−OR、−C(=NR)−N(R)−OR、−C(R)=N−OR、または任意に置換された脂肪族、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルであり、
各R8bは独立して、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、ハロ、−OH、−O(C1−4脂肪族)、−NH、−NH(C1−4脂肪族)、および−N(C1−4脂肪族)から成る群から選択され、
B環の置換可能な環窒素原子のそれぞれは、置換されていないか、あるいは−C(O)R、−C(O)N(R、−CO、−SO、−SON(R、C1−4脂肪族、任意に置換されたC6−10アリール、またはC6−10ar(C1−4)アルキルで置換され、該アリール部分は任意に置換され、
B環の1つの環窒素原子は酸化される、
化合物。
【請求項7】
請求項6に記載の化合物であって、
各Rは独立して、C1−6脂肪族、C1−6フルオロ脂肪族、ハロ、−R1b、−R2b、−T−R1b、−T−R2b、−V−T−R1b、および−V−T−R2bから成る群から選択され、
は、R3aまたはR3bで任意に置換されたC1−6アルキレン鎖であり、該アルキレン鎖は任意に−C(R)=C(R)−、−C≡C−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、−SON(R)−、−N(R)−、−N(R)C(O)−、−NRC(O)N(R)−、−N(R)C(=NR)−N(R)−、−N(R)−C(=NR)−、−N(R)CO−、−N(R)SO−、−N(R)SON(R)−、−OC(O)−、−OC(O)N(R)−、−C(O)−、−CO−、−C(O)N(R)−、−C(=NR)−N(R)−、−C(NR)=N(R)−、−C(=NR)−O−、または−C(R)=N−O−により分断され、式中Tまたはその一部は任意に3−7員環の部分を形成し、
は、−C(R)=C(R)−、−C≡C−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、−SON(R)−、−N(R)−、−N(R)C(O)−、−NRC(O)N(R)−、−N(R)C(=NR)−N(R)−、−N(R)C(=NR)−、−N(R)CO−、−N(R)SO−、−N(R)SON(R)−、−OC(O)−、−OC(O)N(R)−、−C(O)−、−CO−、−C(O)N(R)−、−C(O)N(R)−O−、−C(O)N(R)C(=NR)−N(R)−、−N(R)C(=NR)−N(R)−C(O)−、−C(=NR)−N(R)−、−C(NR)=N(R)−、−C(=NR)−O−、または−C(R)=N−O−であり、
各R1bは独立して、任意に置換されたアリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、またはシクロ脂肪族環であり、
各R2bは独立して、−NO、−CN、−C(R)=C(R、−C≡C−R、−OR、−SR、−S(O)R、−SO、−SON(R、−N(R、−NRC(O)R、−NRC(O)N(R、−N(R)C(=NR)−N(R、−N(R)C(=NR)−R、−NRCO、−N(R)SO、−N(R)SON(R、−O−C(O)R、−OC(O)N(R、−C(O)R、−CO、−C(O)N(R、−C(O)N(R)−OR、−C(O)N(R)C(=NR)−N(R、−N(R)C(=NR)−N(R)−C(O)R、−C(=NR)−N(R、−C(=NR)−OR、−C(=NR)−N(R)−OR、または−C(R)=N−ORであり、
各R3aは独立して、−F、−OH、−O(C1−4アルキル)、−CN、−N(R、−C(O)(C1−4アルキル)、−COH、−CO(C1−4アルキル)、−C(O)NH、および−C(O)NH(C1−4アルキル)から成る群から選択され、
各R3bは独立して、R3aまたはRで任意に置換されたC1−3脂肪族であるか、または同一の炭素原子にある2つの置換基R3bは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、3から6員環のシクロ脂肪族環を形成し、
各Rは独立して、任意に置換されたアリールまたはヘテロアリール環である、
化合物。
【請求項8】
請求項7に記載の化合物であって、
B環は、ピロリル、オキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、イソキサゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、トリアゾリル、チアジアゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、およびトリアジニルから成る群から選択され、
B環は、任意の置換可能な環炭素原子および任意の置換可能な環窒素原子で必要に応じて置換され、
B環の1つの環窒素原子は任意に酸化される、
化合物。
【請求項9】
請求項8に記載の化合物であって、
B環の置換可能な環炭素原子は、0−1個のRおよび0−1個のR8bで置換され、
は、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、ハロ、−R1b、−R2b、−T−R1b、−T−R2b、−V−T−R1b、および−V−T−R2bから成る群から選択され、
は、C1−3脂肪族、C1−3フルオロ脂肪族、−F、−OH、−O(C1−4アルキル)、−COH、−CO(C1−4アルキル)、−C(O)NH、および−C(O)NH(C1−4アルキル)から成る群から独立して選択された1つまたは2つの置換基で任意に置換されたC1−4アルキレン鎖であり、該アルキレン鎖は、任意に−N(R)−、−C(=NR)−N(R)−、−C(NR=N(R)−、−N(R)−C(=NR)−、−N(R)−C(O)−、または−C(O)N(R)−で分断され、
は、−C(R)=C(R)−、−C≡C−、−O−、−N(R)−、−N(R)C(O)−、−C(O)N(R)−、−C(=NR)−N(R)−、−C(NR)=N(R)−、または−N(R)−C(=NR)−であり、
各R1bは独立して、任意に置換されたアリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、またはシクロ脂肪族環であり、
各R2bは独立して、−NO、−CN、−C(R)=C(R、−C≡C−R、−OR、−SO、−SON(R、−N(R、−NRC(O)R、−NRC(O)N(R、−N(R)C(=NR)−N(R、−N(R)C(=NR)−R、−NRCO、−N(R)SO、−N(R)SON(R、−O−C(O)R、−OC(O)N(R、−C(O)R、−CO、−C(O)N(R、−C(O)N(R)−OR、−C(O)N(R)C(=NR)−N(R、−N(R)C(=NR)−N(R)−C(O)R、−C(=NR)−N(R、−C(=NR)−OR、−C(=NR)−N(R)−OR、または−C(R)=N−ORであり、
8bは、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、ハロ、−OH、−O(C1−4脂肪族)、−NH、−NH(C1−4脂肪族)、および−N(C1−4脂肪族)から成る群から選択される、
化合物。
【請求項10】
B環が、任意に置換されたピリミジニル、ピリジル、またはN−オキシドピリジルである、請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
式(II−A)または(II−B)、
【化7】

を有する、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項12】
請求項11に記載の化合物であって、A環は、
【化8】

から成る群から選択され、
式中A環は、0−2個のRで置換される、化合物。
【請求項13】
式(III)
【化9】

を有する、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩であって、
式中、
は−O−または−NH−であり、
Xは、CHまたはNであり、
B環は、0−1のRおよび0−1のR8bで置換され、B環の1つの窒素原子は酸化され、
は、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、ハロ、−R1b、−R2b、−T−R1b、−T−R2b、−V−T−R1b、および−V−T−R2bから成る群から選択され、Tは、C1−3脂肪族、C1−3フルオロ脂肪族、−F、−OH、−O(C1−4アルキル)、−COH、−CO(C1−4アルキル)、−C(O)NH、および−C(O)NH(C1−4アルキル)から成る群から独立して選択された1つまたは2つの置換基で任意に置換されたC1−4アルキレン鎖であり、該アルキレン鎖は任意に−N(R)−、−C(=NR)−N(R)−、−C(NR)=N(R)−、−N(R)−C(=NR)−、−N(R)−C(O)−、または−C(O)N(R)−で分断化され、
は、−C(R)=C(R)−、−C≡C−、−O−、−N(R)−、−N(R)C(O)−、−C(O)N(R)−、−C(=NR)−N(R)−、−C(NR)=N(R)−、または−N(R)C(=NR)−であり、
各R1bは独立して、任意に置換されたアリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、またはシクロ脂肪族環であり、
各R2bは独立して、−NO、−CN、−C(R)=C(R、−C≡C−R、−OR、−SO、−SON(R、−N(R、−NRC(O)R、−NRC(O)N(R、−N(R)C(=NR)−N(R、−N(R)C(=NR)−R、−NRCO、−N(R)SO、−N(R)SON(R、−O−C(O)R、−OC(O)N(R、−C(O)R、−CO、−C(O)N(R、−C(O)N(R)−OR、−C(O)N(R)C(=NR)−N(R、−N(R)C(=NR)−N(R)−C(O)R、−C(=NR)−N(R、−C(=NR)−OR、−C(=NR)−N(R)−OR、または−C(R)=N−ORであり、
8bは、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、ハロ、−OH、−O(C1−4脂肪族)、−NH、−NH(C1−4脂肪族)、および−N(C1−4脂肪族)から成る群から選択される、
化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項14】
請求項13に記載の化合物であって、A環が、
【化10】

から成る群から選択され、
式中A環は、0−2のRで置換される、化合物。
【請求項15】
式(III−A)または(III−B)、
【化11】

を有する、請求項14に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩であって:
式中、
およびXはそれぞれ独立して、CHまたはNであり、但し、XおよびXはともにNであることはなく、
は、ハロ、−CN、−N(R、−CO、−C(O)N(R、−C(O)−N(R)−OR、−N(R)C(O)R、−N(R)C(O)−OR、−N(R)C(O)−N(R、−N(R)SO、−C(=NR)N(R、または−C(=NR)N(R)−ORから成る群から選択され、
8bは、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、ハロ、−OH、−O(C1−4脂肪族)、−NH、−NH(C1−4脂肪族)、および−N(C1−4脂肪族)から成る群から選択され、
mは0または1であり、
nは0または1である、
化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項16】
請求項15に記載の化合物であって、
は、ハロ、−CN、−N(R4x)(R4z)、−CO5x、−C(O)−N(R4x)(R4z)、−C(O)−N(R4x)−OR5x、−N(R4x)C(O)R5x、−N(R4x)C(O)−OR5x、−N(R4x)C(O)−N(R4x)(R4z)、−N(R4x)SO6x、−C(=NR4x)N(R4x)(R4z)、および−C(=NR4x)N(R4x)−OR5xから成る群から選択され、
4xは、水素、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、またはC6−10ar(C1−4)アルキルであり、該アリール部分は任意に置換することができ、
4zは、水素、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、C6−10ar(C1−4)アルキル(該アリール部分は任意に置換することができる)、または任意に置換された5員環もしくは6員環のアリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリル環であり;あるいは
4xおよびR4zは、それらが結合する窒素原子と一緒になって、窒素原子に加えて、N、O、およびSから独立して選択された0−2個の環ヘテロ原子を有する、任意に置換された4から8員環のヘテロシクリル環を形成し、
各R5xは独立して、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、C6−10ar(C1−4)アルキル(該アリール部分は任意に置換することができる)、または任意に置換された5あるいは6員環のアリール、ヘテロアリール、もしくはヘテロシクリル環であり、
各R6xは独立して、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、C6−10ar(C1−4)アルキル(該アリール部分は任意に置換することができる)、または任意に置換された5あるいは6員環のアリール、ヘテロアリール、もしくはヘテロシクリル環である、
化合物。
【請求項17】
が、−CN、−NHC(O)R5x、−NHC(O)OR5x、−C(=NH)N(R4x)(R4z)、または−C(O)N(R4x)(R4z)である、請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
が、−N(R4x)(R4z)であり、R4zは水素、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、C6−10ar(C1−4)アルキル、または任意に置換されたピラゾールあるいはイミダゾール環であり、該アリール部分は任意に置換することができる、請求項17に記載の化合物。
【請求項19】
式(III−A)または(III−B)、
【化12】

を有する請求項14に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩であって、
式中
およびXはそれぞれ独立して、CHまたはNであり、但し、XおよびXはともにNであることはなく、
は、−V−T−R1bまたは−V−T−R2bであり、
は、−N(R)−、−N(R)−C(O)−、−N(R)SO、−N(R)C(O)−OR、−C(O)N(R)−、−C(=NR)N(R)−または−N(R)−C(=NR)−であり、
は、−F、C1−3アルキル、またはC1−3フルオロアルキルで任意に置換されたC1−4アルキレン鎖であり、
1bは、任意に置換されたC3−6シクロ脂肪族または任意に置換されたフェニル、ピロリル、イミダゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、イソキサゾリル、イソチアゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ピロリニル、イミダゾリニル、ピラゾリニル、ピラゾリジニル、ピペリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、またはテトラヒドロピリミジニル環であり、
2bは、−N(R、−NRC(O)R、−N(R)C(O)−OR、−N(R)C(O)N(R、−C(O)N(R、−CO、または−ORであり、
8bは、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、ハロ、−OH、−O(C1−4脂肪族)、−NH、−NH(C1−4脂肪族)、および−N(C1−4脂肪族)から成る群から選択され、
mは0または1であり、
nは0または1である、
化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項20】
請求項19に記載の化合物であって、
は、−N(R4x)−、−N(R4x)−C(O)−、−C(O)N(R4x)−、−C(=NR4x)N(R4x)−または−N(R4x)−C(=NR4x)−であり、
1bは、任意に置換されたC3−6シクロ脂肪族、または任意に置換されたアゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、モルホリニル、またはピペラジニルであり、
2bは、−N(R4x)(R4z)、−N(R4x)C(O)R5x、−C(O)N(R4x)(R4z)、−CO5xまたは−OR5xであり、
4xは、水素、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、またはC6−10ar(C1−4)アルキルであり、該アリール部分は任意に置換することができ、
4zは、水素、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、C6−10ar(C1−4)アルキル(該アリール部分は任意に置換することができる)、または任意に置換された5あるいは6員環のアリール、ヘテロアリール、もしくはヘテロシクリル環であり、
4xおよびR4zは、それらが結合する窒素原子と一緒になって、窒素原子に加えて、N、O、およびSから独立して選択された0−2の環ヘテロ原子を有する、任意に置換された4から8員環のヘテロシクリル環を形成し、
各R5xは独立して、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、C6−10ar(C1−4)アルキル(該アリール部分は任意に置換することができる)、または任意に置換された5あるいは6員環のアリール、ヘテロアリール、もしくはヘテロシクリル環である、
化合物。
【請求項21】
およびXがそれぞれCHであり、Vは−C(O)−NH−、−NH−C(O)−、または−C(=NH)NH−である、請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
式(III−A)または(III−B)、
【化13】

を有する請求項14に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩であって、
式中、
およびXはそれぞれ独立して、CHまたはNであり、但し、XおよびXはともにNであることはなく、
は、
【化14】

から成る群から選択され、
sは2または3であり、
tは1、2、または3であり、
vは0、1、2、または3である、
化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項23】
式(III−A)または(III−B)、
【化15】

を有する請求項14に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩であって、
式中、
およびXはそれぞれ独立して、CHまたはNであり、但し、XおよびXはともにNであることはなく、
は、−T−Rlbまたは−T−R2bであり、
は、−F、C1−3アルキル、またはC1−3フルオロアルキルで任意に置換されたC1−6アルキレン鎖であり、該アルキレン鎖は任意に−N(R)−、−C(O)−N(R)−、−C(=NR)−N(R)−、−N(R)−C(O)−、または−N(R)−C(=NR)−により分断され、
1bは、任意に置換されたC3−6シクロ脂肪族、または任意に置換されたフェニル、ピロリル、イミダゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、イソキサゾリル、イソチアゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ピロリニル、イミダゾリニル、ピラゾリニル、アゼチジニル、ピラゾリジニル、イミダゾリジニル、ピラゾリジニル、ピペリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、またはテトラヒドロピリミジニル環であり、
2bは、−OR、−N(R、−NRC(O)R、−NRC(O)N(R、−C(O)N(R)−OR、−C(O)N(R、−N(R)−CO、−N(R)−C(=NR)−Rまたは−C(=NR)−N(Rであり、
8bは、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、ハロ、−OH、−O(C1−4脂肪族)、−NH、−NH(C1−4脂肪族)、および−N(C1−4脂肪族)から成る群から選択され、
mは0または1であり、
nは0または1である、
化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項24】
請求項23に記載の化合物であって、
は、−(CH−R1x、−(CH−R2x、−(CH−R2y、−(CH−N(R4x)−(CH−R1x、−(CH−N(R4x)−(CH−R2x、−(CH−N(R4x)−(CH−R2y、−(CH−N(R4x)C(=NR4x)−(CH−R1x、−(CH−N(R4x)C(=NR4x)−(CH−R2x、−(CH−N(R4x)C(=NR4x)−(CH−R2yから成る群から選択され、
1xは、任意に置換されたフェニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、またはピロリジニル環であり、
2xは−C(O)N(R4x)(R4z)であり、
2yは、−N(R4x)(R4z)、−NR4xC(O)R5x、−N(R4x)−CO5x、−N(R4x)−C(=NR4x)−R5xまたは−OR5xであり、
4xは、水素、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、またはC6−10ar(C1−4)アルキルであって、該アリール部分は任意に置換することができ、
4zは、水素、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、またはC6−10ar(C1−4)アルキル(該アリール部分は任意に置換することができる)、または任意に置換された5または6員環のアリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリル環であるか;あるいは
4xおよびR4zは、それらが結合する窒素原子と一緒になって、任意に置換されたアゼチジニル、モルホリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、またはピロリジニル環を形成し、
5xは、水素、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、またはC6−10ar(C1−4)アルキルあって、該アリール部分は任意に置換することができ、
qは1、2、または3であり、
sは2または3であり、
8bは、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、ハロ、−OH、−O(C1−4脂肪族)、−NH、−NH(C1−4脂肪族)、および−N(C1−4脂肪族)から成る群から選択される、
化合物。
【請求項25】
式(IV−A)または(IV−B)、
【化16】

を有する請求項14に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩であって、
式中
およびXはそれぞれ独立して、CHまたはNであり、但し、XおよびXはともにNであることはなく、
D環は、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、またはシクロ脂肪族環であり、D環の置換可能な飽和した環炭素原子のそれぞれは、置換されていないか、あるいは=O、=S、=C(R、=N−OR、=N−R、または−Rで置換され、
D環の置換可能な不飽和の環炭素原子のそれぞれは、置換されていないか、あるいは−Rで置換され、
D環の置換可能な環窒素原子のそれぞれは、置換されていないか、あるいは−C(O)R、−C(O)N(R、−CO、−SO、−SO(NR、任意に置換されたC6−10アリール、またはR3aまたはRで任意に置換されたC1−4脂肪族で置換され、
D環の1つの環窒素原子は、任意に酸化され、
各Rは独立して、ハロ、−NO、−CN、−C(R)=C(R、−C≡C−R、−OR、−SR、−S(O)R、−SO、−SON(R、−N(R、−NRC(O)R、−NRC(O)N(R、−N(R)C(=NR)−N(R、−N(R)C(=NR)−R、−NRCO、−N(R)SO、−N(R)SON(R、−O−C(O)R、−OC(O)N(R、−C(O)R、−CO、−C(O)N(R、−C(O)N(R)−OR、−C(O)N(R)C(=NR)−N(R、−N(R)C(=NR)−N(R)−C(O)R、−C(=NR)−N(R、−C(=NR)−OR、−C(=NR)−N(R)−OR、−C(R)=N−OR、または任意に置換された脂肪族、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルであり、
各R3aは独立して、−F、−OH、−O(C1−4脂肪族)、−CN、−N(R、−C(O)(C1−4アルキル)、−COH、−CO(C1−4アルキル)、−C(O)NH、および−C(O)NH(C1−4アルキル)から成る群から選択され、
各Rは独立して、任意に置換されたアリールまたはヘテロアリール環であり、
8bは、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、ハロ、−OH、−O(C1−4脂肪族)、−NH、−NH(C1−4脂肪族)、および−N(C1−4脂肪族)から成る群から選択され、
mは0または1である、
化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項26】
D環が、アゼチジニル、ピロリル、イミダゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、イソキサゾリル、イソチアゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ピロリニル、イミダゾリニル、オキサゾリニル、ピラゾリニル、ピロリジニル、イミダゾリジニル、オキサゾリジニル、ピラゾリジニル、ピペリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、もしくはテトラヒドロピリミジニルからなる群より選択される、任意に置換されたヘテロアリールまたはヘテロシクリルである、請求項25に記載の化合物。
【請求項27】
請求項26に記載の化合物であって、
式中、
D環は、0−1個のRおよび0−1個のR8dで置換され、
は、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、ハロ、−R1d、−R2d、−T−R1d
−T−R2d、−V−T−R1d、および−V−T−R2dから成る群から選択され、
は、C1−3脂肪族、C1−3フルオロ脂肪族、−F、−OH、−O(C1−4アルキル)、−COH、−CO(C1−4アルキル)、−C(O)NH、および−C(O)NH(C1−4アルキル)から成る群から独立して選択された1つまたは2つの置換基で、任意に置換されたC1−4アルキレン鎖であり、
は、−O−、−N(R)−、−N(R)C(O)−、−C(O)N(R)−、−C(=NR)−N(R)−、−C(NR)=N(R)−、または−N(R)C(=NR)−であり、
各R1dは独立して、任意に置換されたアリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、またはシクロ脂肪族環であり、
各R2dは独立して、−NO、−CN、−C(R)=C(R、−C≡C−R、−OR、−SO、−SON(R、−N(R、−NRC(O)R、−NRC(O)N(R、−N(R)C(=NR)−N(R、−N(R)C(=NR)−R、−NRCO、−N(R)SO、−N(R)SON(R、−O−C(O)R、−OC(O)N(R、−C(O)R、−CO、−C(O)N(R、−C(O)N(R)−OR、−C(O)N(R)C(=NR)−N(R、−N(R)C(=NR)−N(R)−C(O)R、−C(=NR)−N(R、−C(=NR)−OR、−C(=NR)−N(R)−OR、または−C(R)=N−ORであり、
8dは、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、ハロ、−OH、−O(C1−4脂肪族)、−NH、−NH(C1−4脂肪族)、および−N(C1−4脂肪族)である、
請求項26に記載の化合物。
【請求項28】
各R2dが独立して、−OR、−N(R、−NRC(O)R、−NRC(O)N(R、−O−C(O)R、−CO、−C(O)R、−C(O)N(R、−C(O)N(R)−OR、および−C(=NR)−N(Rから成る群から選択される、請求項27に記載の化合物。
【請求項29】
請求項25に記載の化合物であって、
【化17】

から成る群から選択され、
は、水素、ハロ、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、−OR、−N(R、−CO、−C(O)N(R、−T−OR、−T−N(R、−T−CO、−T−C(O)N(R、または任意に置換された5あるいは6員環のアリールまたはヘテロアリールであり、
各Rは独立して、水素、ハロ、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、−OR、−N(R、−CO、−C(O)N(R、−T−OR、−T−N(R、−TCO、−T−C(O)N(R、または任意に置換された5あるいは6員環のアリールもしくはヘテロアリールであり、
各Rは独立して、水素、フルオロ、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、−CO、−C(O)N(R、−T−N(R、−T−OR、−T−CO、または−T−C(O)N(Rであり、
は、水素、ハロ、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、−OR、−N(R、−CO、−C(O)N(R、−T−OR、−T−N(R、−T−CO、または−T−C(O)N(Rであり、
各Rは独立して、水素、フルオロ、C1−4脂肪族、またはC1−4フルオロ脂肪族であり、
は、C1−3脂肪族、C1−3フルオロ脂肪族、−F、−OH、−O(C1−4アルキル)、−COH、−CO(C1−4アルキル)、−C(O)NH、および−C(O)NH(C1−4アルキル)から成る群から独立して選択された1つまたは2つの置換基で任意に置換されたC1−4アルキレン鎖であり、
9dは、水素、−C(O)R、−C(O)N(R、−CO、−SO、−SO(NR、任意に置換されたC6−10アリール、またはR3aまたはRで任意に置換されたC1−4脂肪族である、
化合物。
【請求項30】
請求項25に記載の化合物であって、D環は、
【化18】

から成る群から選択され、
は、水素、任意に置換されたフェニル、ピリジル、またはピリミジニル基、ハロ、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、−(CH−OR5x、−(CH−N(R4x)(R4z)、−(CH−CO5x、−(CH−C(O)N(R4x)(R4z)、−(CH−N(R4x)−(CH−R1x、−(CH−N(R4x)−(CH−R2x、−(CH−N(R4x)−(CH−R2y−(CH−N(R4x)C(=NR4x)−(CH−R1x、−(CH−N(R4x)C(=NR4x)−(CH−R2x、または−(CH−N(R4x)C(=NR4x)−(CH−R2yであり、
各Rは独立して、水素、ハロ、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、−(CH−OR5x、−(CH−N(R4x)(R4z)、−(CH−CO5x、−(CH−C(O)N(R4x)(R4z)、または任意に置換されたフェニル、ピリジル、またはピリミジニル基であり、
各Rは独立して、水素、フルオロ、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、−(CH)−CO5x、−(CH−C(O)N(R4x)(R4z)、−(CH−N(R4x)(R4z)、または−(CH−OR5xであり、
は、水素、フルオロ、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、−(CH−N(R4x)(R4z)、−(CH−OR5x、−(CH−CO5x、−(CH−C(O)N(R4x)(R4z)であり、
各Rは独立して、水素、フルオロ、C1−4脂肪族、またはC1−4フルオロ脂肪族であり、
各R1xは独立して、任意に置換されたフェニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、またはピロリジニル環であり、
各R2xは独立して、−C(O)N(R4x)(R4z)であり、
各R2yは独立して、−N(R4x)(R4z)、−NR4xC(O)R5x、−N(R4x)−CO5x、−N(R4x)−C(=NR4x)−R5x、または−OR5xであり、
各R4xは独立して、水素、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、またはC6−10ar(C1−4)アルキルであり、該アリール部分は任意に置換することができ、
各R4zは独立して、水素、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、C6−10ar(C1−4)アルキル(該アリール部分は任意に置換することができる)、または任意に置換された5または6員環のアリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリル環であり、
4xおよびR4zは、それらが結合する窒素原子と一緒になって、窒素原子に加えて、N、O、およびSから独立して選択された0−2個の環ヘテロ原子を有する任意に置換された4から8員環のヘテロシクリル環を形成し、
各R5xは独立して、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、C6−10ar(C1−4)アルキル(該アリール部分は任意に置換することができる)、または任意に置換された5または6員環のアリール、ヘテロアリール、もしくはヘテロシクリル環であり、
pは0、1、または2であり、
qは各出現で独立して、1、2、または3であり、
rは1であり、
sは2または3である、
請求項29に記載の化合物。
【請求項31】
およびXが、それぞれCHであり、
D環は、
【化19】

から成る群から選択される、請求項30に記載の化合物。
【請求項32】
C環が、任意に置換されたフェニル、フラニル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、イソキサゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、トリアゾリル、チアジアゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、およびトリアジニルであり、C環の1つの環窒素原子は任意に酸化される、請求項2に記載の化合物。
【請求項33】
請求項32に記載の化合物であって、
C環は、フェニルまたはイソキサゾリルであり、そのいずれかは0−2個のRおよび0−1個のR8cで置換され、
各Rは独立して、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、ハロ、−Rlc、−R2c、および−T−R2cから成る群から選択されるか;あるいは2つの隣接したRは、介在環原子と一緒になって、O、N、およびSから成る群から独立して選択された0−3個の環ヘテロ原子を有する、任意に置換された縮合5員環または6員環の芳香族環あるいは非芳香族環を形成し、
は、−F、C1−4脂肪族、およびC1−4フルオロ脂肪族から独立して選択された1つまたは2つの基で任意に置換されたC1−4アルキレン鎖であり、
各R1cは独立して、1から4個の環窒素原子、ならびにOおよびSから選択された0から1個の追加の環ヘテロ原子を有する、任意に置換された5または6員環のヘテロアリールあるいは4から6員環のヘテロシクリル環であり、
各R2cは独立して、−CN、−C(R)=C(R、−C≡C−R、−OR、−SR、−N(R、−NRC(O)R、−NRC(O)N(R、−NRCO、−CO、または−C(O)N(Rであり、
各R8cは独立して、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、−O(C1−4脂肪族)、およびハロから成る群から選択される、
化合物。
【請求項34】
請求項33に記載の化合物であって、
各Rは独立して、ハロ、−CN、−C(R5x)=C(R5x)(R5y)、−C≡C−R5y、−OR5y、−SR6x、−N(R4x)(R4y)、−COR55x、または−C(O)N(R4x)(R4z)であるか、またはRは、−OR5x、−N(R4x)(R4y)、−SR6x、−CO5x、または−C(O)N(R4x)(R4y)から成る群から独立して選択された1つまたは2つの置換基で任意に置換されたC1−4脂肪族あるいはC1−4フルオロ脂肪族であるか、またはRは、1から4の環窒素原子、ならびにOおよびSから選択された0から1の追加の環ヘテロ原子を有する任意に置換された5または6員環のヘテロアリールあるいは4から6員環のヘテロシクリル環であるか、または2つの隣接したRは、介在環原子と一緒になって、O、N、およびSから成る群から独立して選択された0−3個の環ヘテロ原子を有する任意に置換され融合した5または6員環の芳香族環あるいは非芳香族環を形成し、
4xは、水素、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、またはC6−10ar(C1−4)アルキルであり、該アリール部分は任意に置換することができ、
4yは、水素、C6−10アリール(C1−4)アルキル(アリール部分は任意に置換することができる)、任意に置換された5または6員環のアリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリル環、あるいは−OR5x、−N(R4x、−CO5x、または−C(O)N(R4xから成る群から独立して選択された1つまたは2つの置換基で任意に置換されたC1−4脂肪族またはC1−4フルオロ脂肪族であるか;あるいは
4xおよびR4zは、それらが結合する窒素原子と一緒になって、窒素原子に加えて、N、O、およびSから独立して選択された0−2個の環ヘテロ原子を有する、任意に置換された4から8員環のヘテロシクリル、または5員環のヘテロアリール環を形成し、
各R5xは独立して、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、C6−10ar(C1−4)アルキル(該アリール部分は任意に置換することができる)、または任意に置換された5または6員環のアリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリル環であり、
各R5yは独立して、水素、任意に置換された単環式の窒素含有のヘテロシクリル、任意に置換されたC6−10アリール、C6−10ar(C1−4)アルキル(該アリール部分は任意に置換することができる)、あるいは−OR5x、−N(R4x、−CO5x、または−C(O)N(R4xから成る群から独立して選択された1つまたは2つの置換基で任意に置換されるC1−4脂肪族もしくはC1−4フルオロ脂肪族であり、
各R6xは独立して、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、C6−10ar(C1−4)アルキルであって、該アリール部は任意に置換することができる、
化合物。
【請求項35】
請求項34に記載の化合物であって、
C環は、
【化20】

から成る群から選択され、式中
各Rは独立して、ハロ、−CN、−C(R5x)=C(R5x)(R5y)、−C≡C−R5y、−OR5y、−SR6x、−N(R4x)(R4y)、−CO5x、または−C(O)N(R4x)(R4y)であり;あるいは、Rは、−OR5x、−N(R4x)(R4y)、−SR6x、−CO5x、または−C(O)N(R4x)(R4y)から成る群から独立して選択された1つもしくは2つの置換基で任意に置換されたC1−4脂肪族またはC1−4フルオロ脂肪族であり;あるいはRは、任意に置換されたピロリジニル、ピペリジニル、モルホリニル、またはピペラジニル環であるか;あるいは2つの隣接したRは、介在環原子と一緒になって、O、N、およびSから成る群から独立して選択された0−3個の環ヘテロ原子を有する、任意に置換された縮合5員環または6員環の芳香族環あるいは非芳香族環を形成し、
c’は、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、ハロ、−CN、−OH、−O(C1−4脂肪族)、−S(C1−4脂肪族)、−NH、−NH(C1−4脂肪族)、または−N(C1−4脂肪族)であり、
8cは、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、−O(C1−4脂肪族)、−O(C1−4フルオロ脂肪族)、またはハロである、
化合物。
【請求項36】
C環が、
【化21】

から成る群から選択される、請求項35に記載の化合物。
【請求項37】
C環が、
【化22】

から成る群から選択される、請求項35に記載の化合物。
【請求項38】
式(V−A)または(V−B)、
【化23】

を有する請求項2に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩であって、
式中
Gは−O−または−NH−であり、
およびXはそれぞれCHであり、
A環は、
【化24】

から成る群から選択され、
A環は、0−2個のRで置換され、式中Rは、−Fであり、Rは、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、ハロ、−R2b、−T−R1b、−T−R2b、−V−T−R1b、および−V−T−R2b、任意に置換されたヘテロアリール、および任意に置換されたヘテロシクリルから成る群から選択され、
は、−F、C1−3アルキル、またはC1−3フルオロアルキルで任意に置換されたC1−6アルキレン鎖であり、
は、−N(R)−、−N(R)C(O)−、−C(O)N(R)−、−C(=NR)−N(R)−、−C(NR)=N(R)−または−N(R)−C(=NR)−であり、
1bは、任意に置換されたC3−6シクロ脂肪族または任意に置換されたフェニル、ピロリル、イミダゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、イソキサゾリル、イソチアゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ピロリニル、イミダゾリニル、ピラゾリニル、ピロリジニル、イミダゾリジニル、ピラゾリジニル、ピペリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、またはテトラヒドロピリミジニル環であり、
2bは、−OR、−N(R、−NRC(O)R、−NRC(O)N(R、−C(O)N(R)−OR、−C(O)N(R、−N(R)−CO、−N(R)−C(=NR)−Rまたは−C(=NR)−N(Rであり、
8bは、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、ハロ、−OH、−O(C1−4脂肪族)、−NH、−NH(C1−4脂肪族)、および−N(C1−4脂肪族)から成る群から選択され、
B環の1つの環窒素原子は、酸化され、
各Rは独立して、ハロ、−CN、−C(R5x)=C(R5x)(R5y)、−C≡C−R5y、−OR5y、−SR6x、−N(R4x)(R4y)、−COR55x、または−C(O)N(R4x)(R4y)であり、またはRは、−OR5x、−N(R4x)(R4y)、−SR6x、−CO5x、または−C(O)N(R4x)(R4y)から成る群から独立して選択された1つまたは2つの置換基で任意に置換されたC1−4脂肪族またはC1−4フルオロ脂肪族であるか;あるいはRは、OおよびSから選択された1から4の環窒素原子および0から1の追加の環ヘテロ原子を有する、任意に置換された5もしくは6員環のヘテロアリール、または4から6員環のヘテロシクリル環であるか;あるいは2つの隣接したRは、介在環原子と一緒になって、O、N、およびSから成る群から独立して選択された0−3個の環ヘテロ原子を有する、任意に置換された縮合5員環または6員環の芳香族環あるいは非芳香族環を形成し、
4xは、水素、C1−4アルキル、C1−4フルオロアルキル、またはC6−10ar(C1−4)アルキルであって、該アリール部は任意に置換することができ、
4yは、水素、C6−10ar(C1−4)アルキル(該アリール部は任意に置換することができる)、任意に置換された5または6員環のアリール、ヘテロアリール、あるいはヘテロシクリル環、または−OR5x、−N(R4x、−CO5x、または−C(O)N(R4xから成る群から独立して選択された1つまたは2つの置換基で、任意に置換されたC1−4脂肪族もしくはC1−4フルオロ脂肪族であるか、あるいは
4xおよびR4yは、それが結合する窒素原子と共に、窒素原子に加えて、N、O、およびSから独立して選択された0−2の環ヘテロ原子を有する、任意に置換された4から8員環のヘテロシクリル環を形成し、
各R5xは独立して、水素、C1−4アルキル、C1−4フルオロアルキル、C6−10ar(C1−4)アルキル、任意に置換することができるアリール部、または任意に置換された5または6員環のアリール、ヘテロアリール、あるいはヘテロシクリル環であり、
各R5yは独立して、水素、任意に置換されたC6−10アリール、C6−10アリール(C1−4)アルキル(該アリール部は任意に置換することができる)、あるいは−OR5x、−N(R4x、−CO5x、または−C(O)N(R4xから成る群から独立して選択された1つまたは2つの置換基で任意に置換されたC1−4アルキルまたはC1−4フルオロアルキルであり、
各R6xは独立して、C1−4アルキル、C1−4フルオロアルキル、C6−10アリール(C1−4)アルキル(該アリール部は任意に置換することができる)、または任意に置換された5または6員環のアリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリル環である、
化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項39】
表1に記載される化合物から選択された、請求項1に記載の化合物。
【請求項40】
請求項1に記載の化合物および薬学的に許容可能な担体を含む、薬学的組成物。
【請求項41】
Rafキナーゼ活性により生じるか、媒介されるか、または悪化する、ヒトの疾患の処置または予防のための、請求項1に記載の化合物の使用。
【請求項42】
癌の処置を必要とする患者における癌を治療するための方法であって、請求項1に記載の化合物を該患者に投与するステップを含む、方法。

【公表番号】特表2009−519908(P2009−519908A)
【公表日】平成21年5月21日(2009.5.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−544398(P2008−544398)
【出願日】平成18年12月7日(2006.12.7)
【国際出願番号】PCT/US2006/046097
【国際公開番号】WO2007/067444
【国際公開日】平成19年6月14日(2007.6.14)
【出願人】(500287639)ミレニアム・ファーマシューティカルズ・インコーポレイテッド (98)
【氏名又は名称原語表記】MILLENNIUM PHARMACEUTICALS, INC.
【Fターム(参考)】