説明

キャブオーバ型自動車

【課題】 車体の側壁に形成されたドア開口を通し、シートの後側の荷室に長尺荷物を収容させようとする積荷作業をする場合に、この積荷作業が容易にできるようにする。
【解決手段】 車体2の側壁15にドア開口23を形成すると共に、このドア開口23を開閉可能に閉じるドア24を設ける。車体2内部の車室4のフロアパネル14に形成された開口37に、その下方からエンジン32の上部を嵌入させてフロアパネル14側から上方に突出させ、エンジン32の上部を覆ってフロアパネル14に支持されるシートライザ38を設ける。このシートライザ38の上面側にシート40を支持させる。車室4の内側面と、シートライザ38およびシート40の各外側面のほぼ全体との間に自動車の長手方向に貫通する空間51を形成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車室のフロアパネル上に支持されるシートライザと、このシートライザ上に支持されるシートとを備えたキャブオーバ型自動車に関するものである。
【背景技術】
【0002】
上記キャブオーバ型自動車には、従来、下記特許文献1に示されるものがある。この公報のものによれば、上記キャブオーバ型自動車では、車体の側壁にドア開口が形成されると共に、このドア開口を開閉可能に閉じるドアが設けられている。上記車体内部の車室のフロアパネルに形成された開口に、その下方からエンジンの上部が嵌入させられて上記フロアパネル側から上方に突出している。上記エンジンの上部を覆って上記フロアパネルに支持されるシートライザが設けられている。このシートライザの上面側には、通常、シートが支持され、このシートに着座した乗員である運転者により、自動車の運転が可能とされる。
【0003】
【特許文献1】特開2002−337629号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記従来の技術では、シートライザは、車室の幅方向の全体にわたり設けられている。このため、第1に、例えば、上記シートの後側の荷室に長尺荷物を収容させようとする積荷作業において、この長尺荷物を上記ドア開口を通して上記荷室に向けて挿入しようとすると、上記シートライザやシートが上記積荷作業の邪魔になって、上記積荷作業が煩雑になるおそれがある。
【0005】
また、第2に、シートの前側と後側とのうち、いずれか一方側から他方側に向かって運転者が移動しようとするとき、この運転者は、一旦、上記一方側からドア開口を通し自動車の外部に出ることにより上記シートを迂回して、上記他方側に向かう必要がある。しかし、このような動作は煩雑である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、本発明の目的は、車体の側壁に形成されたドア開口を通し、シートの後側の荷室に長尺荷物を収容させようとする積荷作業をする場合に、この積荷作業が容易にできるようにすることである。
【0007】
請求項1の発明は、車体2の側壁15にドア開口23を形成すると共に、このドア開口23を開閉可能に閉じるドア24を設け、上記車体2内部の車室4のフロアパネル14に形成された開口37に、その下方からエンジン32の上部を嵌入させて上記フロアパネル14側から上方に突出させ、上記エンジン32の上部を覆って上記フロアパネル14に支持されるシートライザ38を設け、このシートライザ38の上面側にシート40を支持させたキャブオーバ型自動車において、
上記車室4の内側面と、上記シートライザ38およびシート40の各外側面のほぼ全体との間に自動車の長手方向に貫通する空間51を形成したものである。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1の発明に加えて、上記シートライザ38およびシート40の各外側面のほぼ全体を、自動車の幅方向で上記ドア開口23に対向させたものである。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1、もしくは2の発明に加えて、上記フロアパネル14側に対し上記シートライザ38とシート40とを自動車の幅方向に延びる軸心58回りで回動B可能としたものである。
【0010】
なお、この項において、上記各用語に付記した符号は、本発明の技術的範囲を後述の「実施例」の項や図面の内容に限定解釈するものではない。
【発明の効果】
【0011】
本発明による効果は、次の如くである。
【0012】
請求項1の発明は、車体の側壁にドア開口を形成すると共に、このドア開口を開閉可能に閉じるドアを設け、上記車体内部の車室のフロアパネルに形成された開口に、その下方からエンジンの上部を嵌入させて上記フロアパネル側から上方に突出させ、上記エンジンの上部を覆って上記フロアパネルに支持されるシートライザを設け、このシートライザの上面側にシートを支持させたキャブオーバ型自動車において、
上記車室の内側面と、上記シートライザおよびシートの各外側面のほぼ全体との間に自動車の長手方向に貫通する空間を形成している。
【0013】
このため、例えば、上記シートの後側の荷室に長尺荷物を収容させようとする積荷作業において、この長尺荷物を上記ドア開口を通して上記荷室に向けて挿入しようとするときには、上記空間を上記積荷作業の作業用空間として利用できる。
【0014】
よって、上記シートライザやシートが上記積荷作業の邪魔になるということが抑制されて、この積荷作業が容易にできることとなる。
【0015】
請求項2の発明は、上記シートライザおよびシートの各外側面のほぼ全体を、自動車の幅方向で上記ドア開口に対向させている。
【0016】
このため、上記積荷作業時や乗員の上記移動時に、上記ドア開口を開けてやれば、上記シートライザとシートの外側方に位置する自動車の外側方の空間が、上記空間と一体となって大きい空間が確保される。よって、この大きい空間により、上記積荷作業や乗員の上記移動が、より容易にできることとなる。
【0017】
請求項3の発明は、上記フロアパネル側に対し上記シートライザとシートとを自動車の幅方向に延びる軸心回りで回動可能としている。
【0018】
このため、上記シートライザとシートとを回動させて、上記エンジンの上部をその外方に向かって開放させてやれば、上記エンジンの上部への保守、点検作業が上記シートライザやシートに邪魔されることなく、車室側から容易にできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
本発明のキャブオーバ型自動車に関し、車体の側壁に形成されたドア開口を通し、シートの後側の荷室に長尺荷物を収容させようとする積荷作業をする場合に、この積荷作業が容易にできるようにする、という目的を実現するため、本発明を実施するための最良の形態は、次の如くである。
【0020】
即ち、車体の側壁にドア開口が形成されると共に、このドア開口を開閉可能に閉じるドアが設けられる。上記車体内部の車室のフロアパネルに形成された開口に、その下方からエンジンの上部が嵌入させられて上記フロアパネル側から上方に突出している。上記エンジンの上部を覆って上記フロアパネルに支持されるシートライザが設けられ、このシートライザの上面側にシートが支持されている。上記車室の内側面と、上記シートライザおよびシートの各外側面のほぼ全体との間に自動車の長手方向に貫通する空間が形成されている。
【実施例】
【0021】
本発明をより詳細に説明するために、その実施例を添付の図に従って説明する。
【0022】
図において、符号1はワンボックスタイプのキャブオーバ型自動車で、矢印Frは、この自動車1の進行方向の前方を示している。また、下記する左右とは、上記前方に向かっての方向をいうものとする。
【0023】
上記自動車1の車体2は、この車体2の下端部側を構成する車体フレーム3と、上記車体2の上部側を構成して上記車体フレーム3に支持され、内部が車室4とされる車体本体5とを備えている。上記車体フレーム3の前端部には左右一対の前車輪7が操向可能に懸架され、上記車体フレーム3の後部には左右一対の後車輪8が懸架されている。上記前、後車輪7,8により車体2が走行路面9上に支持されている。
【0024】
上記車体フレーム3は、自動車1の幅方向で互いに離れ、かつ、この自動車1の長手方向に向かって延びる左右一対のサイドフレーム11と、これら左右サイドフレーム11を互いに結合させる複数のクロスメンバ12とを備えている。
【0025】
上記車体本体5は、上記車体フレーム3の上面に支持されて上記車室4の下面を形成するフロアパネル14、上記車体本体5の左右各側部を構成する各側壁15、天井板16、フロントウインド17、およびバックドア装置18を備えている。上記フロアパネル14は全体的にほぼ水平な平坦形状とされるフロアパネル本体20と、このフロアパネル本体20の前端部における左右各側部に形成されるホイールハウス21とを備えている。これら各ホイールハウス21は、上記フロアパネル本体20側から上方に膨出して、上記各前車輪7をその上方から覆っている。
【0026】
上記各側壁15の前部には、上記車室4の内外を連通させるドア開口23が形成され、このドア開口23を開閉可能に閉じるサイドドア24が設けられている。上記側壁15における上記ドア開口23の前側の開口縁部がフロントピラー26とされ、後側の開口縁部がセンタピラー27とされ、これら各ピラー26,27は十分の強度と剛性とを有して、車体本体5の骨格部材を構成している。
【0027】
上記側壁15の外面には自動車1の長手方向に延びるレール29が取り付けられている。これらレール29に上記ドア24が前、後方に移動可能となるよう支持されている。上記ドア24を前方移動させれば、このドア24が上記ドア開口23を閉じ(図2中左側のドア24)、上記ドア24を後方移動させれば、上記ドア開口23が開かれるようになっている(図1中二点鎖線、図2中右側のドア24)。つまり、上記ドア24はスライドドア式とされている。
【0028】
上記前、後車輪7,8の間、かつ、フロアパネル14の下側に配置されて上記車体フレーム3に支持され、上記各後車輪8を走行駆動させる駆動装置31が設けられている。この駆動装置31は、上記車体フレーム3の前部に支持される内燃機関であるエンジン32と、このエンジン32の後部に連設される動力伝達装置33と、上記左右後車輪8を互いに連動連結させる差動装置34と、この差動装置34の入力軸を上記動力伝達装置33に連動連結させる推進軸35とを備えている。
【0029】
上記フロアパネル14のフロアパネル本体20に鉛直方向に貫通する矩形状の開口37が形成されている。この開口37は、上記前、後車輪7,8の間、かつ、左右サイドフレーム11の間における上記フロアパネル本体20の前部、かつ、このフロアパネル本体20における自動車1の幅方向のほぼ中央部に配置されている。この開口37にその下方から上記エンジン32の上部が嵌入されて、このエンジン32の上部は、上記フロアパネル14のフロアパネル本体20側から上方に突出している。
【0030】
上記エンジン32の上部を水平方向の各部外方からと、上方とから覆って上記フロアパネル14のフロアパネル本体20側に支持される板金製のシートライザ38が設けられている。このシートライザ38は下方に向かって開口する箱形状をなしている。この場合、シートライザ38の各側部は上記各サイドフレーム11の上方に配置され、これら各サイドフレーム11にフロアパネル本体20を介し強固に支持されている。上記シートライザ38の上面側には乗員39が着座可能なシート40が支持されている。
【0031】
上記シート40は、上記シートライザ38の上面側に支持され乗員39が前方を向いて着座可能なシートクッション41と、このシートクッション41の後端部から後上方に向かって突出するシートバック42とを備えている。上記シート40は2人掛け用のベンチ式のもので、一側部(右側部)が上記乗員39のうちの運転者が着座可能とされる運転席44とされ、他側部(左側部)が乗客を含む助手が着座可能とされる助手席45とされている。
【0032】
上記車室4における上記シート40よりも前側の部分が運転室46とされ、上記シート40よりも後側の部分が荷室47とされている。上記運転席44の前方には、上記各前車輪7に連動連結されて車体2の前部に支持されるハンドル48が設けられている。また、上記運転席44の前方には、上記左右ホイールハウス21の間、かつ、フロアパネル本体20の前端部の一側部(右側部)にアクセルペダル49が配置されている。
【0033】
上記車室4の内側面と、上記シートライザ38およびシート40の各外側面のほぼ全体との間に自動車1の長手方向に貫通する空間51が形成されている。この場合、車室4の内側面は、上記側壁15とドア24のうち、少なくともいずれか一方の上記車室4側の各面に相当する。
【0034】
また、上記シート40の前側の運転室46と後側の荷室47のうち、いずれか一方側から他方側に向かって上記空間51を通し乗員39の通行が可能とされている。この場合、運転室46、荷室47、および空間51に対応する各フロアパネル14のフロアパネル本体20の上面は互いに面一で平坦形状とされている。
【0035】
上記シートライザ38とシート40の各外側面のほぼ全体が、上記自動車1の幅方向で上記ドア開口23に対向させられている。また、自動車1の側面視で、上記シートライザ38およびシート40の前、後端と、上記ドア開口23の前、後側の開口縁部(フロントピラー26、センタピラー27)との間にはそれぞれ空間52,53が形成されている。
【0036】
自動車1の平面視(図2)で、上記シートクッション41のほぼ中央を貫通する垂直軸心55回りに上記シート40が回動A可能となるよう、上記シートクッション41を上記シートライザ38に枢支させる枢支具56が設けられている。この場合、垂直軸心55回りの所望回動A位置で、上記シート40を上記シートライザ38側にロックする不図示のロック具が設けられている。
【0037】
上記フロアパネル14側に対し上記シートライザ38の少なくとも一部分、シート40、および枢支具56が自動車1の幅方向に延びる軸心58回りで回動B可能とされている。より具体的には、上記シートライザ38、シート40、および枢支具56のそれぞれ全体が、上記軸心58回りで一体的に回動B可能とされている。上記軸心58回りで上記シートライザ38、シート40、および枢支具56を後下方に向かって一体的に回動Bさせて、上記フロアパネル14上に横臥させたとき(図1,2中一点)、上記エンジン32の上部と開口37とがそれぞれ水平方向の各外方、かつ、上方に向かって開放される。
【0038】
上記構成によれば、車室4の内側面と、上記シートライザ38およびシート40の各外側面のほぼ全体との間に自動車の長手方向に貫通する空間51を形成している。
【0039】
このため、例えば、上記シート40の後側の荷室47に長尺荷物を収容させようとする積荷作業において、この長尺荷物を上記ドア開口23を通して上記荷室47に向けて挿入しようとするときには、上記空間51を上記積荷作業の作業用空間として利用できる。
【0040】
よって、上記シートライザ38やシート40が上記積荷作業の邪魔になるということが抑制されて、この積荷作業が容易にできることとなる。
【0041】
また、前記したように、シート40の前側と後側とのうち、いずれか一方側から他方側に向かって上記空間51を通し乗員39の通行を可能としている。
【0042】
このため、上記シート40の前側と後側とのうち、いずれか一方側から他方側に向かって乗員39が移動しようとするとき、この移動は、乗員39が上記空間51を通行することにより可能となる。よって、上記移動の際、乗員39が、一旦、上記一方側からドア開口23を通し自動車1の外部に出る、ということは不要であり、その分、乗員39の上記移動は容易にできることとなる。
【0043】
また、前記したように、シートライザ38およびシート40の各外側面のほぼ全体を、自動車の幅方向で上記ドア開口23に対向させている。
【0044】
このため、上記積荷作業時や乗員39の上記移動時に、上記ドア開口23を開けてやれば、上記シートライザ38とシート40の外側方に位置する自動車1の外側方の空間が、上記空間51と一体となって大きい空間が確保される。よって、この大きい空間により、上記積荷作業や乗員39の上記移動が、より容易にできることとなる。
【0045】
また、前記したように、シート40が、上記シートライザ38の上面側に支持されるシートクッション41と、このシートクッション41の後端部から後上方に向かって突出するシートバック42とを備えたキャブオーバ型自動車において、
上記シートクッション41を貫通する垂直軸心55回りに上記シート40が回動A可能となるよう上記シートクッション41を上記シートライザ38に枢支させる枢支具56を設けている。
【0046】
このため、上記空間51側におけるシート40のシートバック42の外側面が、自動車1の幅方向の中央側に向かうよう上記シート40を上記垂直軸心55回りに回動Aさせると(図2中、一点鎖線)、上記空間51の自動車1の幅方向における寸法が拡大される。よって、上記したようにシート40を回動Aさせてやれば、上記積荷作業や乗員39の上記移動が、更に容易にできることとなる。
【0047】
また、前記したように、フロアパネル14側に対し上記シートライザ38の全体とシート40とを自動車の幅方向に延びる軸心58回りで一体的に回動B可能としている。
【0048】
このため、上記シートライザ38とシート40とを一体的に回動Bさせて、上記エンジン32の上部を水平方向の各外方と上方とに向かって開放させてやれば、上記エンジン32の上部への保守、点検作業が上記シートライザ38やシート40に邪魔されることなく、車室4側から容易にできる。
【0049】
また、上記したように、シートライザ38とシート40とを一体的に回動B可能としたため、これらを個々に回動Bさせることに比べて、作業が容易となる。
【0050】
なお、以上は図示の例によるが、上記ドア24は、スイングドアであってもよく、即ち、ドア24の前、後端部のうち、いずれか一端部側が自動車1の幅方向に回動可能となるよう、他端部が上記ドア開口23の開口縁部にヒンジにより枢支されるものであってもよい。また、上記シート40は、その運転席44と助手席45とが互いに独立したものであってもよい。
【0051】
また、上記空間51は、シート40の運転席44と助手席45とのうち、運転席44側にのみ設けてもよい。このようにすれば、特に、運転者にとって有益である。また、上記シートライザ38とシート40とを上記軸心58回りに前下方に向かって回動可能としてもよい。
【0052】
また、上記シートライザ38を、このシートライザ38の下部側を構成して、上記フロアパネル14に支持される基部と、上記シートライザ38の上端部を構成して上記基部上端に載置される上面板とで構成し、上記基部に対し上記シートライザ38の上面板とシート40とを上記軸心58回りで個別、もしくは一体的に回動可能としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】自動車の全体側面図である。
【図2】自動車の平面部分破断図である。
【符号の説明】
【0054】
1 自動車
2 車体
4 車室
14 フロアパネル
15 側壁
23 ドア開口
24 ドア
32 エンジン
37 開口
38 シートライザ
39 乗員
40 シート
41 シートクッション
42 シートバック
44 運転席
45 助手席
46 運転室
47 荷室
51 空間
55 垂直軸心
56 枢支具
58 軸心
A 回動
B 回動

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車体の側壁にドア開口を形成すると共に、このドア開口を開閉可能に閉じるドアを設け、上記車体内部の車室のフロアパネルに形成された開口に、その下方からエンジンの上部を嵌入させて上記フロアパネル側から上方に突出させ、上記エンジンの上部を覆って上記フロアパネルに支持されるシートライザを設け、このシートライザの上面側にシートを支持させたキャブオーバ型自動車において、
上記車室の内側面と、上記シートライザおよびシートの各外側面のほぼ全体との間に自動車の長手方向に貫通する空間を形成したことを特徴とするキャブオーバ型自動車。
【請求項2】
上記シートライザおよびシートの各外側面のほぼ全体を、自動車の幅方向で上記ドア開口に対向させたことを特徴とする請求項1に記載のキャブオーバ型自動車。
【請求項3】
上記フロアパネル側に対し上記シートライザとシートとを自動車の幅方向に延びる軸心回りで回動可能としたことを特徴とする請求項1、もしくは2に記載のキャブオーバ型自動車。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2006−88977(P2006−88977A)
【公開日】平成18年4月6日(2006.4.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−279800(P2004−279800)
【出願日】平成16年9月27日(2004.9.27)
【出願人】(000002967)ダイハツ工業株式会社 (2,560)
【Fターム(参考)】