説明

グアニジン誘導体および治療でのその使用

基RおよびR1〜R10が詳細な説明において定義したものである式Iの化合物、その調製方法、心血管疾患の治療のためのその使用、およびそれを含む薬剤組成物。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、グアニジン誘導体、これらの誘導体を調製するための方法、これらの誘導体を含む薬剤組成物、ならびに心循環器疾患、特にアテローム性動脈硬化症および2型糖尿病の予防および治療のためのこれらの誘導体のCETPリプレッサーとしての使用に関する。
【背景技術】
【0002】
アテローム性動脈硬化症と心循環器疾患は、一般に先進国における死亡原因の主な理由の1つである。喫煙、体をほとんど動かさないライフスタイルおよび偏食などのリスク要因を最小限にしようとする努力や、また薬剤組成物を用いた異常脂質血症のための治療上の処置にもかかわらず、心筋梗塞や他の心循環器疾患に起因する死亡は依然として高いものがある。
【0003】
心循環器疾患のリスクは、血漿中の低密度リポタンパク質(LDL)のレベルに大きく依存することが実証されている。
【0004】
トリグリセリドとLDLコレステロールのレベルが高いと、心循環器疾患を発症するリスクに大きく影響を及ぼすが、高密度リポタンパク質(HDL)コレステロールのレベルが高いと、これらの疾患を進行させるリスクを低減させる。すなわち、異常脂質血症は、心循環器疾患に対してただ1つのリスクプロファイルを有しているわけではなく、1つまたは複数の脂質機能障害を伴う可能性がある。
【0005】
トリグリセリド、LDLおよびHDLのレベルに作用する多くの因子の中で、CETP(コレステリルエステル転送タンパク質)が重要な役割を果たしている。CETPは、血漿のHDLと、低密度リポタンパク質(LDL)およびトリグリセリドを含む超低密度リポタンパク質(VLDL)との間の、トリグリセリドおよびコレステロールエステルの転送および交換の触媒作用をする。リポタンパク質中に含まれるこれらの種々の脂質のレベルに対するCETPの作用が増大している場合、特に脂質プロファイルが心循環器疾患の高いリスを示す個体の場合、プロアテローム生成的であると考えられる。
【0006】
したがって、可能な治療上の処置として、直接的阻害によるかまたは制御されたCETP発現の調整によって、CETPの活性を調節することが考えられる(例えば、Kushwahaら、J.Lipid Research,34,(1993)、1285〜1297頁を参照されたい)。
【0007】
したがって、相当な量の研究がCETP阻害剤を対象としてきており、ペプチドおよび非ペプチド型の阻害剤がもたらされている。後者の中では、ほんの数例だが、テトラヒドロキノリン型のCETP阻害剤(欧州特許出願第A0818448号に記載されている)または2−アリールピリジン型のもの(欧州特許出願第A0796846号)、あるいは、欧州特許出願第A0818197号に記載されているものを挙げることができる。
【0008】
これらのすべての阻害剤の文献があるにもかかわらず、より効果的であり、より長期の作用持続期間を有し、より特異的であり、より良好な吸収とより良好な溶解性を示し、かつ副作用の危険性のより少ない新規なCETP阻害剤の必要性がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
(発明の開示)
本発明は、グアニジン構造の新規な化合物によってこれらの目標を完全にまたは部分的に達成することを目的とする。
【0010】
より具体的には本発明は、式(I)のグアニジン誘導体、
【0011】
【化1】

【0012】
(式中、
・R1は、水素原子および(C1〜C6)アルキル基から選択されるか、
あるいは2つの基R1は、それらを有する炭素原子と一緒に(C3〜C10)シクロアルキル基を形成し、
・R2は、(C1〜C10)アルキル基、(C2〜C10)アルケニル基、(C6〜C18)アリール(C1〜C10)アルキル基、(C1〜C6)アルキル−O−(C1〜C10)アルキル基および(C3〜C10)シクロアルキル(C1〜C10)アルキル基から選択され、
・R3およびR4は、同一であっても異なっていてもよく、水素原子、(C1〜C10)アルキル基、(C2〜C10)アルケニル基、(C6〜C18)アリール(C1〜C10)アルキル基、(C1〜C6)アルキル−O−(C1〜C10)アルキル基および(C3〜C10)シクロアルキル(C1〜C10)アルキル基から独立に選択されるか、
あるいは、R3およびR4は、それらを有する窒素原子と一緒に3員〜9員の複素環を形成し、
・R5、R6、R7およびR8は、同一であっても異なっていてもよく、水素原子、(C1〜C10)アルキル基、(C1〜C10)アルケニル基および(C1〜C6)アルキル−O−基から独立に選択され、
・R9およびR10は、同一であっても異なっていてもよく、水素原子および(C1〜C6)アルキル基から独立に選択されるか、
あるいはR9およびR10は、それらを有する窒素原子と一緒に3員〜7員の複素環を形成する)、
その光学異性体および幾何異性体、酸化物ならびに互変異性体、
さらに薬剤として許容されるその酸または塩基との付加塩にも関する。
【0013】
式(I)の化合物の塩を生成させるのに用いられる酸は鉱酸または有機酸である。得られる塩は、例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、硫酸水素塩、二水素リン酸塩、クエン酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、トリフルオロ酢酸塩、2―ナフタレンスルホン酸塩およびパラトルエンスルホン酸塩である。
【0014】
式(I)の化合物の塩を生成させるのに用いられる塩基は有機塩基または鉱物性塩基である。得られる塩は、例えば、金属、特にアルカリ金属、アルカリ土類金属および遷移金属(ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムまたはアルミニウムなど)、または塩基、例えばアンモニアまたは第二級もしくは第三級アミン(ジエチルアミン、トリエチルアミン、ピペリジン、ピペラジンまたはモルホリンなど)、または塩基性アミノ酸、またはオサミン(メグルミンなど)、またはアミノアルコール(3−アミノブタノールおよび2−アミノエタノールなど)と形成される塩である。
【0015】
本発明は、特に薬剤として許容される塩を包含するが、キラルアミンまたはキラル酸を用いて得られる塩などの、式(I)の化合物が適切に分離または結晶化されるようにする塩も包含する。
【0016】
用いられるキラルアミンの例には、キニーネ、ブルシン、(S)−1−(ベンジルオキシメチル)プロピルアミン(III)、(−)−エフェドリン、(4S,5R)(+)−1,2,2,3,4−テトラメチル−5−フェニル−1,3−オキサゾリジン、(R)−1−フェニル−2−p−トリルエチルアミン、(S)−フェニルグリシノール、(−)−N−メチルエフェドリン、(+)(2S,3R)−4−ジメチルアミノ−3−メチル−1,2−ジフェニル−2−ブタノール、(S)−フェニルグリシノールおよび(S)−α−メチルベンジルアミンまたはその2つ以上の混合物が含まれる。
【0017】
用いられるキラル酸の例には、(+)−D−ジ−O−ベンゾイル酒石酸、(−)−L−ジ−O−ベンゾイル酒石酸、(−)−ジ−O,O’−p−トルイル−L−酒石酸、(+)−ジ−O,O’−p−トルイル−D−酒石酸、(R)(+)−リンゴ酸、(S)(−)−リンゴ酸、(+)−カンファン酸、(−)−カンファン酸、R(−)−1,1’−ビナフタレン−2,2’−リン酸水素−ジイル、(S)(+)−1,1’−ビナフタレン−2,2’−リン酸水素−ジイル、(+)−ショウノウ酸、(−)−ショウノウ酸、(S)(+)−2−フェニルプロピオン酸、(R)(−)−2−フェニルプロピオン酸、D−(−)−マンデル酸、L−(+)−マンデル酸、D−酒石酸およびL−酒石酸またはその2つ以上の混合物が含まれる。
【0018】
キラル酸は、好ましくは(−)−ジ−O,O’−p−トルイル−L−酒石酸、(+)−ジ−O,O’−p−トルイル−D−酒石酸、(R)(−)−1,1’−ビナフタレン−2,2’−リン酸水素−ジイル、(S)(+)−1,1’−ビナフタレン−2,2’−リン酸水素−ジイル、D−酒石酸およびL−酒石酸またはその2つ以上の混合物から選択される。
【0019】
本発明は、必要に応じて、式(I)の化合物の光学異性体、特に立体異性体およびジアステレオマーも包含し、ラセミ混合物を含む任意の割合の光学異性体の混合物も包含する。
【0020】
通常シスおよびトランス、またはEおよびZと称される幾何異性体も、高純度の形態かまたは任意の割合の混合物で本発明の範囲に含まれる。
【0021】
置換基の性質に応じて、式(I)の化合物は、単独かまたはこれらの2つ以上の混合物として任意の割合で本発明に含まれる種々の互変異性体であってもよい。
【0022】
例として、R3が水素の場合、式(I)の化合物は以下の互変異性体(IT)であってよい。
【0023】
【化2】

【0024】
互変異性体(IT)は、式(I)の化合物の不可欠な部分を形成すると理解すべきである。上記の式(I)の化合物はこれらの化合物のプロドラッグも含む。
【0025】
「プロドラッグ」という用語は患者に投与されると、生体によって化学的および/または生物学的に式(I)の化合物へ転換される化合物を意味する。
【0026】
以下の説明では、「(C1〜C10)アルキル基」という用語は、1〜10個の炭素原子を含み、1個もしくは複数の以下で定義する基Gで任意選択で置換された直鎖または分岐炭化水素ベースの鎖を意味する。
【0027】
(C1〜C10)アルキル基の例は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、メチルブチル、エチルプロピル、ヘキシル、イソヘキシル、ネオヘキシル、メチルペンチル、ジメチルブチル、エチルブチル、メチルエチルプロピル、ヘプチル、メチルヘキシル、プロピルブチル、ジメチルペンチル、オクチル、メチルヘプチル、ジメチルヘキシル、ノニル、デシル、メチルノニル、ジメチルオクチルおよびドデシルである。
【0028】
「(C1〜C6)アルキル基」という用語は、1〜6個の炭素原子を含み、1個または複数の以下に定義する基で任意選択で置換された直鎖もしくは分岐炭化水素ベースの鎖を意味する。
【0029】
(C1〜C6)アルキル基の例は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、メチルブチル、エチル−プロピル、ヘキシル、イソヘキシル、ネオヘキシル、メチルペンチル、ジメチルブチル、エチルブチルおよびメチルエチルプロピルである。
【0030】
「(C1〜C6)アルコキシ基」という用語は二価の酸素原子と結合した(C1〜C6)アルキル基と理解すべきである。
【0031】
「(C3〜C10)シクロアルキル基」という用語は3〜10個の炭素原子を含む単環式、二環式または多環式の炭化水素ベースの基を表す。C3〜C10シクロアルキル基の例は、特にシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチルおよびシクロデシル基である。
【0032】
「(C2〜C10)アルケニル基」という用語は、1つまたは複数のビニル型の不飽和を含む脂肪族炭化水素ベースの基を意味する。アルケニル基の例は、ビニル、プロパ−2−エニル、ブタ−2−エニル、ブタ−3−エニル、ペンタ−−2−エニル、ペンタ−−3−エニル、ペンタ−−4−エニル、3−メチルブタ−2−エニル、ヘキサ−5−エニル、4−エチルヘキサ−3−エニル等である。
【0033】
さらに本発明の文脈の範囲内で、「(C6〜C18)アリール基」という用語は、6〜18個の炭素原子を含む単環式、二環式または多環式の炭素環芳香族基を意味する。挙げられるアリール基には、フェニル、ナフチル、アントリルおよびフェナントリル基が含まれる。
【0034】
複素環基は、一般にO、SおよびNから選択される1個または複数のヘテロ原子を含み、任意選択で酸化形態(SおよびNの場合)である単環式、二環式または多環式の基である。
【0035】
複素環を構成する単環の少なくとも1つは、O、NおよびSから選択される1〜4個の環内ヘテロ原子、より良くは1〜3個の環内ヘテロ原子を含むことが好ましい。
【0036】
本発明によれば、複素環多環核はそれぞれ5員〜8員である1個または複数の単環からなる。
【0037】
複素環基は飽和されているか、部分的に不飽和であるか、完全に飽和されているかまたは芳香族である。
【0038】
5員〜8員の単環芳香族複素環基の例は、ピリジン、フラン、チオフェン、ピロール、イミダゾール、チアゾール、イソキサール、イソチアゾール、フラザン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、チアジン、オキサゾール、ピラゾール、オキサジアゾール、トリアゾールおよびチアジアゾールから得られる複素芳香族基である。
【0039】
挙げられる好ましいヘテロアリール基には、ピリジル、ピリミジニル、トリアゾリル、チアジアゾリル、オキサゾリル、チアゾリルおよびチエニル基が含まれる。
【0040】
各単環が5員〜8員である二環式ヘテロアリールの例には、インドリジン、インドール、イソインドール、ベンゾフラン、ベンゾチオフェン、インダゾール、ベンズイミダゾール、ベンゾチアゾール、ベンゾフラザン、ベンゾチオフラザン、プリン、キノリン、イソキノリン、シンノリン、フタラジン、キナゾリン、キノキサリン、ナフチリジン、ピラゾロトリアジン(ピラゾロ−1,3,4−トリアジンなど)、ピラゾロピリミジンおよびプテリジンが含まれる。
【0041】
挙げられる好ましいヘテロアリール基には、キノリル、ピリジル、ベンゾチアゾリルおよびトリアゾリル基が含まれる。
【0042】
各単環が5員〜8員である三環式ヘテロアリールは例えばアクリジン、フェナジンおよびカルバゾールから選択される。
【0043】
部分的に飽和しているかもしくは完全に飽和している複素環基、または不飽和複素環基は、不飽和を有していないかまたは上記定義の芳香族複素環基からそれぞれ得られる1つもしくは複数の不飽和を含む複素環基である。
【0044】
飽和または不飽和の単環5員〜8員の複素環はそれぞれ、芳香族複素環の飽和または不飽和の誘導体である。
【0045】
より具体的には、モルホリン、ピペリジン、チアゾリジン、オキサゾリジン、テトラヒドロチエニル、テトラヒドロフラニル、ピロリジン、イソキサゾリジン、イミダゾリジンまたはピラゾリジンを挙げることができる。
【0046】
本発明の説明で定義する種々のアリール基および複素環基は、以下の基G、すなわち、トリフルオロメチル;スチリル;ハロゲン原子;O、NおよびSから選択される1個もしくは複数のヘテロ原子を含み、以下に定義の1つもしくは複数の基Tによって任意選択で置換されている単環式、二環式または三環式の芳香族複素環基;Hetが、1つもしくは複数の基Tで任意選択で置換された上記定義の芳香族複素環基を表す基Het−CO−;ニトロ;シアノ;(C1〜C10)アルキル;(C1〜C10)アルキルカルボニル;Aが(C1〜C6)アルキレン、(C2〜C6)アルケニレンまたは結合を表す(C1〜C10)アルコキシカルボニル−A−;(C3〜C10)シクロアルキル;トリフルオロメトキシ;ジ(C1〜C10)アルキルアミノ;(C1〜C10)アルコキシ(C1〜C10)アルキル;(C1〜C10)−アルコキシ;1つもしくは複数の基Tで任意選択で置換された(C6〜C18)アリール;nが0または1であり、アリールが1つもしくは複数の基Tで任意選択で置換されている(C6〜C18)−アリール(C1〜C10)アルコキシ−(CO)n−;nが0または1であり、アリールが1つもしくは複数の基Tで任意選択で置換されている(C6〜C18)アリールオキシ(CO)n−;アリールが1つもしくは複数の基Tで任意選択で置換されている(C6〜C18)アリールチオ;nが0または1であり、アリールが1つもしくは複数の基Tで任意選択で置換されている(C6〜C18)アリールオキシ−(C1〜C10)アルキル(CO)n−;O、NおよびSから選択される1個もしくは複数のヘテロ原子を含み、1つもしくは複数の基Tで任意選択で置換されている、飽和または不飽和の単環5員〜8員の複素環;1つもしくは複数の基Tで任意選択で置換されている(C6〜C18)アリールカルボニル;nが0または1であり、Bがアルキレンまたは(C2〜C6)アルケニレンを表し、アリールが1つもしくは複数の基Tで任意選択で置換されている(C6〜C18)アリールカルボニル−B−(CO)n−;nが0または1であり、Cが(C1〜C6)アルキレンまたは(C2〜C6)アルケニレンを表し、アリールが1つもしくは複数の基Tで任意選択で置換されている(C6〜C18)アリール−C−(CO)n−;上記定義の飽和または不飽和の複素環と縮合しており、1つもしくは複数の基Tで任意選択で置換されている(C6〜C18)アリール;(C2〜C10)アルキニル;
但し、Tはハロゲン原子;(C6〜C18)−アリール;(C1〜C6)アルキル;(C1〜C6)アルコキシ;(C1〜C6)アルコキシ(C6〜C18)アリール;ニトロ;カルボキシル;(C1〜C6)アルコキシカルボキシルから選択され;Tは、それが飽和または不飽和複素環を置換している場合、オキソを表すことができるか、あるいは、Tは(C1〜C6)アルコキシカルボニル−(C1〜C6)アルキル;または(C1〜C6)アルキルカルボニル((C1〜C6)アルキル)n−(nは0または1である)を表す。
【0047】
2つの近接する炭素原子が置換されている場合、TはC1〜C6アルキレンジイル鎖またはC1〜C6アルキレンジオキシ鎖を表すことができる。
【0048】
「ハロゲン原子」という用語は塩素、臭素、ヨウ素またはフッ素原子を意味する。
【0049】
「アルキレンジイル鎖」という用語は、水素原子の引き抜きによって上記定義のアルキル基から誘導される、直鎖または分岐の脂肪族炭化水素ベースのタイプの二価の基を意味する。アルキレンジイル鎖の好ましい例は、鎖−(CH2k−(kは2、3、4、5および6から選択される整数を表す)ならびに鎖>C(CH32および−CH2−C(CH32−CH2−である。アルキレンジオキシ鎖は、Alkが直鎖または分岐アルキレンである鎖−O−Alk−O−を表す。但し、アルキレンはアルキレンジイルについて定義したのと同様であることを理解されたい。−O−Alk−O−の好ましい意味は、例えば−O−C(CH32−Oまたは−O−CH2−CH2−O−である。
【0050】
「アルケニレン」という用語は、1個または複数のエチレン不飽和、好ましくは1〜3個のエチレン不飽和を含む不飽和アルキレン鎖と定義される。アルキレン鎖の例は、−CH=CH−または−CH=CH−CH=CH−である。
【0051】
「アルキニル」という用語は、1つまたは複数のアセチレン型の不飽和を含む脂肪族炭化水素ベースの基を意味する。好ましい例はHC≡C−である。
【0052】
好ましい化合物は、任意選択で存在するアルキル基が置換されていないか、またはモノ置換(この場合より好ましくはω−モノ置換である)されている式(I)の化合物である。
【0053】
本発明の化合物の第1の好ましいサブグループは、R8が水素を表し、他の置換基が上記定義と同様である化合物からなる。
【0054】
本発明の化合物の第2の好ましいサブグループは、R7が水素を表し、他の置換基が上記定義と同様である化合物からなる。
【0055】
本発明の化合物の第3の好ましいサブグループは、R6が水素を表し、他の置換基が上記定義と同様である化合物からなる。
【0056】
本発明の化合物の第4の好ましいサブグループは、R5が水素を表し、他の置換基が上記定義と同様である化合物からなる。
【0057】
本発明の化合物の第5の好ましいサブグループは、R1が水素または(C1〜C6)アルキル、好ましくは(C1〜C3)アルキル基、より好ましくはメチルを表し、他の置換基が上記定義と同様である化合物からなる。
【0058】
本発明の化合物の第6のより好ましいサブグループは、R2が不飽和(C1〜C10)アルキル基、ω−モノ置換(C1〜C10)アルキル基、(C2〜C10)アルケニル基、(C6〜C18)アリール(C1〜C10)アルキル基(好ましくはフェニル−(C1〜C10)アルキル、より好ましくはベンジル、より優先的には芳香核上で置換されていないかまたはモノ置換されている基)、(C1〜C6)アルキル−O−(C1〜C10)アルキル基、および(C3〜C10)シクロアルキル(C1〜C10)アルキル基(好ましくは(C3〜C6)−シクロアルキル(C1〜C10)アルキル)から選択され、他の置換基が上記定義と同様である化合物からなる。
【0059】
本発明の化合物の第7の好ましいサブグループは、R9およびR10が同一であり、それぞれが水素原子または(C1〜C6)アルキル基、好ましくはメチル基を表し、他の置換基が上記定義と同様である化合物からなる。
【0060】
本発明の化合物の第8の好ましいサブグループは、R3およびR4がそれぞれ(C1〜C6)アルキル基を表すか、またはR3が水素原子を表し、R4が(C1〜C10)アルキル基を表すか、あるいは、R3とR4が、それらを有する窒素原子と一緒に5員もしくは6員の複素環を形成し、他の置換基が上記定義を有する化合物からなる。
【0061】
好ましい式(I)の化合物はまた、以下の特徴の1つまたは複数を、個別的にまたは組み合わせて有するものである。すなわち、
・R1は、水素原子またはメチル基を表し、
・R2は、不飽和(C1〜C10)アルキル基、ω−モノ置換(C1〜C10)アルキル基、(C2〜C10)アルケニル基、フェニル−(C1〜C10)アルキル基(好ましくはベンジル、より好ましくは芳香核上で置換されていないかまたはモノ置換されている基)、(C1〜C6)アルキル−O−(C1〜C10)アルキル基および(C3〜C6)シクロアルキル(C1〜C10)アルキル基から選択され、
・R3およびR4はそれぞれ(C1〜C6)アルキル基を表すか、あるいはR3は水素原子を表し、R4は(C1〜C10)アルキル基を表すか、あるいはR3とR4は、それらを有する窒素原子と一緒に5員または6員の複素環を形成し、
・R5は水素を表し、
・R6は水素を表し、
・R7は水素を表し、
・R8は水素を表し、
・同一であるR9とR10はそれぞれ水素原子またはメチル基を表す。
【0062】
本発明の最も好ましい実施形態によれば、式(I)の化合物は:
・R1が水素原子またはメチル基を表し、
・R2は不飽和(C1〜C10)アルキル基、ω−モノ置換(C1〜C10)アルキル基、(C2〜C10)アルケニル基、フェニル−(C1〜C10)アルキル基(好ましくはベンジル、より好ましくは芳香核上で置換されていないかまたはモノ置換されている基)、(C1〜C6)アルキル−O−(C1〜C10)アルキル基および(C3〜C6)シクロアルキル(C1〜C10)アルキル基から選択され、
・R3およびR4がそれぞれ(C1〜C6)アルキル基を表すか、あるいは、R3が水素原子を表し、R4が(C1〜C10)アルキル基を表すか、あるいはR3およびR4が、それらを有する窒素原子と一緒に5員または6員の複素環を形成し、
・R5、R6、R7およびR8がそれぞれ水素原子を表し、
・同一であるR9とR10がそれぞれ水素原子またはメチル基を表すものである。
【0063】
式(I)の化合物の様々な基R1〜R10に対して可能性のある置換基(基G)の中で、以下の基、すなわち、
トリフルオロメチル;ハロゲン原子;アミノ;ニトロ;シアノ;(C1〜C10)アルキル基;(C2〜C6)アルキニル基;(C1〜C10)アルキルカルボニル基;(C3〜C10)シクロアルキル基;トリフルオロメトキシ基;ジ(C1〜C10)アルキルアミノ基;(C1〜C10)アルコキシ−(C1〜C10)アルキル基;(C1〜C10)アルコキシ基;1つまたは複数の基Tで任意選択で置換された(C6〜C18)アリール基;nが0または1であり、アリールが1つまたは複数の基Tで任意選択で置換されている(C6〜C18)アリールオキシ−(CO)n−基;アリールが1つまたは複数の基Tで任意選択で置換されている(C6〜C18)アリールチオ基;O、NおよびSから選択される1つまたは複数のヘテロ原子を含み、1つまたは複数の基Tで任意選択で置換されている飽和または不飽和の単環5員〜8員の複素環;および(C2〜C10)アルキニル基が好ましい。
【0064】
より具体的には、式(I)の好ましい化合物は、
・N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N’−(4−ベンジルオキシフェニル)−N”−(3−メチルブチル)グアニジン ビス(トリフルオロアセテート);
・N−(3−アミノプロピル)−2−メチル−N’−[4−(2−メチルベンジルオキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン ビス(トリフルオロアセテート);
・N−(3−アミノプロピル)−N’−(3−メチルブチル)−N”−(4−ペンチルオキシフェニル)グアニジン ビス(トリフルオロアセテート);
・N−(3−アミノプロピル)−N’−[4−(2−メトキシエトキシ)フェニル]−3−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン ビス(トリフルオロアセテート);
・N−(3−アミノプロピル)−N’−[4−(2−メトキシエトキシ)フェニル]−4−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン ビス(トリフルオロアセテート);
・N’−(3−アミノプロピル)−N−エチル−N−イソプロピル−N”−[4−(2−メトキシエトキシ)−フェニル]グアニジン ビス(トリフルオロアセテート);
・N−(3−アミノプロピル)−4−メチル−N’−[4−(3−メチルブトキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン ビス(トリフルオロアセテート);
・N−(3−アミノプロピル)−2−メチル−N’−[4−(3−メチルブトキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン ビス(トリフルオロアセテート);
・N−(3−アミノプロピル)−2−エチル−N’−[4−(3−メチルブトキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン ビス(トリフルオロアセテート);
・N’−(3−アミノプロピル)−N−エチル−N−イソプロピル−N”−[4−(3−メチルブトキシ)フェニル]−グアニジン ビス(トリフルオロアセテート);
・N−(3−アミノプロピル)−3−メチル−N’−(4−プロポキシフェニル)ピペリジン−1−カルボキサミジン ビス(トリフルオロアセテート);
・N−(3−アミノプロピル)−4−メチル−N’−(4−プロポキシフェニル)ピペリジン−1−カルボキサミジン ビス(トリフルオロアセテート);
・N−(3−アミノプロピル)−2−メチル−N’−(4−プロポキシフェニル)ピペリジン−1−カルボキサミジン ビス(トリフルオロアセテート);
・N−(3−アミノプロピル)−2−エチル−N’−(4−プロポキシフェニル)ピペリジン−1−カルボキサミジン ビス(トリフルオロアセテート);
・N’−(3−アミノプロピル)−N−エチル−N−イソプロピル−N”−(4−プロポキシフェニル)グアニジン ビス(トリフルオロアセテート);
・N−(3−アミノプロピル)−N’−[4−(4−tert−ブチルベンジルオキシ)フェニル]−2−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン ビス(トリフルオロアセテート);
・N−(3−アミノプロピル)−N’−[4−(4−tert−ブチルベンジルオキシ)フェニル]−2−エチルピペリジン−1−カルボキサミジン ビス(トリフルオロアセテート);
・N−(3−アミノプロピル)−4−ベンジル−N’−[4−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン ビス(トリフルオロアセテート);
・N−(3−アミノプロピル)−2−エチル−N’−(4−ペンチルオキシフェニル)ピペリジン−1−カルボキサミジン ビス(トリフルオロアセテート);および
・N’−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N−エチル−N−イソプロピル−N”−[4−(2−メチルベンジルオキシ)フェニル]グアニジン ビス(トリフルオロアセテート)。
から選択される。
【0065】
本発明は、1種または複数の薬剤として許容される媒体と一緒に、少なくとも1つの上記定義の式(I)の化合物を薬剤として有効な量で含む薬剤組成物にも関する。
【0066】
これらの組成物は、錠剤、ゲルカプセル剤または顆粒剤の形態で即時放出または制御放出による経口によるか、注射可能な液剤の形態で静脈内によるか、接着性の経皮的デバイスの形態で経皮によるか、あるいは、液剤、クリーム剤またはゲル剤の形態で局所的により投与することができる。
【0067】
経口投与用の固形組成物は、活性成分に、賦形剤、必要に応じて、結合剤、崩壊剤、滑剤、着色剤または香味増進剤を加え、混合物を錠剤、コーティングされた錠剤、顆粒剤、粉剤またはカプセル剤に形成させることによって調製することができる。
【0068】
賦形剤の例には、乳糖、トウモロコシでんぷん、スクロース、グルコース、ソルビトール、結晶性セルロースおよび二酸化ケイ素が含まれ、結合剤の例には、ポリ(ビニルアルコール)、ポリ(ビニルエーテル)、エチルセルロース、メチルセルロース、アカシア、トラガカントゴム、ゼラチン、セラック、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、クエン酸カルシウム、デキストリンおよびペクチンが含まれる。滑剤の例には、ステアリン酸マグネシウム、タルク、ポリエチレングリコール、シリカおよび硬化植物油が含まれる。着色剤は医薬品での使用に許容されているどれでもよい。香味増進剤の例には、カカオ粉末、ハーブ状のミント、芳香性粉末、油状のミント、竜脳およびシナモン粉末が含まれる。もちろん、錠剤または顆粒剤は糖、ゼラチン等で適切にコーティングすることができる。
【0069】
活性成分として本発明の化合物を含む注射可能な形態は、必要に応じて、前記化合物をpH調節剤、緩衝剤、懸濁剤、可溶化剤、安定剤、等張剤および/または保存剤と混合し、混合物を、標準的方法によって静脈内、皮下または筋肉内注入用に転換させることによって調製する。必要に応じて、得られた注射可能な形態を、標準的方法で凍結乾燥することができる。
【0070】
懸濁剤の例には、メチルセルロース、ポリソルベート80、ヒドロキシエチルセルロース、アカシア、粉末トラガカントゴム、ナトリウムカルボキシメチルセルロースおよびポリエトキシ化されたモノラウリン酸ソルビタンが含まれる。
【0071】
可溶化剤の例には、ポリオキシエチレンで凝固させたヒマシ油、ポリソルベート80、ニコチンアミド、ポリエトキシ化されたモノラウリン酸ソルビタンおよびヒマシ油脂肪酸のエチルエステルが含まれる。
【0072】
さらに、可能性のある安定剤には亜硫酸ナトリウム、メタ亜硫酸ナトリウムおよびエーテルが含まれ、可能性のある保存剤にはメチルp−ヒドロキシ安息香酸、エチルp−ヒドロキシ安息香酸、ソルビン酸、フェノール、クレゾールおよびクロロ−クレゾールが含まれる。
【0073】
本発明は、異常脂質血症、アテローム性動脈硬化症、2型糖尿病および関連疾患を予防し、治療する医薬品を調製するための本発明の式(I)の化合物の使用にも関する。
【0074】
CETP活性の調節によって引き起こされるかまたはそれに関連する疾患、障害または病態の予防または治療を目的とする、本発明の化合物の効果的な投与用量および薬量学は、多くの因子、例えば、阻害剤の特性、患者の大きさ、所望の治療の目的、治療する病状の性質、用いる具体的な薬剤組成物ならびに処置する医師の知見および結論に依存して変わる。
【0075】
例えば経口投与の場合、例えば錠剤またはゲルカプセル剤では、式(I)の化合物の可能な適切な投与量は、1日当たり約0.1mg/kg体重〜約100mg/kg体重、好ましくは1日当たり約0.5mg/kg体重〜約50mg/kg体重、より好ましくは1日当たり約1mg/kg体重〜約10mg/kg体重の活性物質であり、より好ましくは1日当たり約2mg/kg体重〜約5mg/kg体重の活性物質である。
【0076】
上記したような経口で用いられる一日量範囲を説明するために、10kg〜100kgの代表的な体重を考えた場合、式(I)の化合物の適切な投与量は、1日当たり約1〜10mgから1000〜10000mg、好ましくは1日当たり約5〜50mgから500〜5000mg、より好ましくは1日当たり約10.0〜100.0mgから100.0〜1000.0mg、さらにより好ましくは1日当たり約20.0〜200.0mgから約50.0〜500.0mgの好ましい化合物を含む活性物質となる。
【0077】
これらの投与量範囲は、所与の患者に対する1日当たりの活性物質の総量を示す。ある用量を投与する1日当たりの投与回数は、異化反応およびクリアランスの速度を反映する活性物質の半減期などの薬物動態学的および薬理学的因子に応じて、また、患者において得られ、かつ治療効力に必要とされる血漿中または他の体液中での前記活性物質の最少レベルおよび最適レベルに応じて広い割合で変えることができる。
【0078】
1日の投与回数と単回投与摂取で投与されるべき活性物質の量を決定する場合、多くの他の因子も考慮しなければならない。これらの他の因子の中では、これだけではないが、治療される患者の個別の応答がある。
【0079】
本発明は、図1に示した合成スキーム1による式(I)の化合物の調製のための一般的方法にも関する。このスキームにおいて、様々な可変の置換基は式(I)の化合物について定義した通りである。
【0080】
本方法によれば、アリールチオシアネート(V)を、アルコール(例えばエタノール)などのプロトン性の極性溶媒中でアミンHNR34に作用させて、例えば溶媒の還流点で加熱した後、対応するチオ尿素を得る。次いで、このチオ尿素を、式(III)のアミンと、還元媒体、例えばMnO4-媒体中に置いて式(I)の化合物を得る。必要に応じて、これを単離し精製する。
【0081】
この方法(合成経路1)は、R5、R6、R7およびR8がそれぞれ水素原子である式(I)の化合物の合成に特に適している。
【0082】
一変更形態によれば、本発明による式(I)の化合物は、支持体、特に樹脂上での合成が関与する方法によって調製することもできる。
【0083】
この方法を図2のスキーム2で示す。このスキームにおいて:
・−
【0084】
【化3】

【0085】
が樹脂上のグラフト、例えばブロモワン(Bromo Wang)型を表し、
−Xが水素原子、ハロゲン原子、(C1〜C6)アルキル基および(C1〜C6)アルコキシ基から選択される、
式(II)の化合物を、非プロトン無極性溶媒、例えばジクロロメタン中、一般に室温で過剰の式(III)のアミンと接触させて、式(IV)の化合物を生成し、
・次いで、上記と同様の条件下で、式(IV)の化合物を、式(V)の化合物と反応させて、式(VI)のチオ尿素を生成し、
・前記チオ尿素(VI)を、一般に室温で、非プロトン無極性媒体、例えばDMF中、第二水銀塩例えばHgCl2の存在下で、式(VII)のアミンの作用により転化させて、式(VIII)のグアニジンを生成し、
・次いで、それ自体既知である任意の技術によって、例えばトリフルオロ酢酸、ジクロロメタンおよびトリイソプロピルシランを用いてグアニジン(VIII)を樹脂から離脱させて、R9およびR10がそれぞれ水素原子を表す式(I)の化合物の具体的なケースである式(IA)の化合物を生成し、
・これらの式(IA)の化合物の末端アミンを当業者によく知られているアミンアルキル化技術によって任意選択でモノまたはジアルキル化することができる。
【0086】
上記方法においては、その操作条件を、調製しようとする式(I)の化合物の種々の置換基に応じて大きく変えることができることを理解されたい。そうした変更形態および適合形態には、例えば科学的総説、特許文献、ケミカルアブストラクトおよびインターネットを含むコンピュータデータベースにより、当業者は容易にアクセスすることができる。同様に、出発材料は、市販されているか、または当業者が例えば上記の様々な出版物やデータベースで容易に見出すことが可能な合成法によって得ることができる。
【0087】
上記方法の変更形態の例としては、R5、R6、R7およびR8がそれぞれ水素原子を表す一般式(I)の化合物を、図3に示す合成スキーム3によって有利に調製することができる。
【0088】
式(I)の化合物の可能性のある光学異性体は、一方では、式(I)の化合物のラセミ混合物から、異性体を分離および/または精製する当業者に周知の標準的技術によって得ることができる。また光学異性体は、光学的に活性な出発化合物の立体選択的合成によっても得ることができる。
【0089】
以下の実施例は、限定することなく本発明を説明するものである。これらの実施例およびプロトン核磁気共鳴データ(300MHz NMR)では、以下の略語を用いた。一重項をs、二重項をd、三重項をt、四重項をq、八重項をo、複合多重項をmとし、広幅をbとする。化学シフトδは、別段の指定のない限りppmで表す。TFAはトリフルオロ酢酸を意味する。
【0090】
実施例
実施例1:N−(4−ベンジルオキシフェニル)−N’−(3−ジメチルアミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N’’−(3−メチルブチル)グアニジン
(合成スキーム1)
ステップa):N−(4−ベンジルオキシフェニル)−N’−(3−メチルブチル)チオ尿素
エタノール(10ml)中の4−ベンジルオキシフェニルイソチオシアネート(2g)の懸濁液を、完全に溶解するまで還流下に保持する。次いで、3−メチルブチル−アミン(0.72g;1当量)を一括で加える。反応媒体を3時間還流させる。冷却後、混合物を水にとり、次いで白色沈殿物を吸引ろ過でろ別し乾燥する。シリカによるクロマトグラフィー(溶離液:ジクロロメタン)で精製して2gのN−(4−ベンジルオキシ−フェニル)−N’−(3−メチルブチル)チオ尿素を得る。
【0091】
1H NMR(300MHz,CDCl3)δ:0.83ppm(6H,d,J=6.6Hz);1.34ppm(2H,m);1.50ppm(1H,m);3.54ppm(2H,m);5.00ppm(2H,s);5.70ppm(1H,bs);6.94ppm(2H,d,J=9.0Hz);7.06ppm(2H,d,J=9.0Hz);7.33ppm(5H,m);7.48ppm(1H,bs)。
【0092】
ステップb):N−(4−ベンジルオキシフェニル)−N’−(3−ジメチルアミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N’’−(3−メチルブチル)グアニジン
ベンジルトリエチルアンモニウム過マンガン酸塩(0.281g;1.5当量)を、テトラヒドロフラン(THF;2.2ml)中のN−(4−ベンジルオキシフェニル)−N’−(3−メチル−ブチル)チオ尿素(0.200g)と3−ジメチルアミノ−2,2−ジメチルプロピルアミン(0.156g;2当量)の溶液に5℃で分割して加える。反応媒体を室温で3日間撹拌する。ろ過し濃縮した後、生成物をシリカによるクロマトグラフィー(溶離液:メタノール+0.1%酢酸)で精製する。ジクロロメタン中に溶解した生成物を1N水酸化ナトリウムで洗浄する。乾燥し濃縮した後、0.067gのN−(4−ベンジルオキシフェニル)−N’−(3−ジメチルアミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N’’−(3−メチルブチル)グアニジンを得る。
【0093】
MS:425.4(M+H+
1H NMR(300MHz,CDCl3)δ:0.84ppm(12H,m);1.33ppm(4H,m);1.52ppm(4H,bm);2.18ppm(6H,m);3.03ppm(3H,bm);4.95ppm(2H,s);6.75ppm(2H,d,J=9.0Hz);6.82ppm(2H,d,J=9.0Hz);7.33ppm(5H,m)。
【0094】
実施例A:N’−(3−アミノ−プロピル)−N’’−(ベンジルオキシフェニル)−N,N−ジアルキルグアニジン化合物の調製の概略手順
(合成スキーム2)
ステップa):1,3−プロパンジアミン樹脂の調製の概略手順
2−クロロトリチルクロリド樹脂(25g、1当量)を、4分割して1時間の間隔で、ジクロロメタン(1l)中の1,3−プロパンジアミン(147g、50当量)の溶液に加える。室温でさらに1時間撹拌後、メタノール(500ml)を加え、撹拌を20分間続行する。樹脂をろ別し、次いでメタノール(3×350ml)、1/4TEA/DMF(トリエタノールアミン/ジメチルホルムアミド)混合物、メタノール(MeOH;3×350ml)およびジクロロメタン(3×350ml)で洗浄する。次いで樹脂を真空下で乾燥する。
【0095】
ステップb):N−(3−アミノ−プロピル)−N’−(ベンジルオキシフェニル)チオ尿素樹脂の調製の概略手順
ジクロロメタン中のベンジルオキシフェニルイソチオシアネートの0.24M溶液(4.5ml;6当量)を、1,3−プロパン−ジアミン樹脂(180μモル;1当量)を含む反応器に加える。懸濁液を室温で4時間撹拌する。次いで樹脂をジクロロメタン(3×5ml)とN−メチルピロリドン(NMP;3×5ml)で洗浄する。樹脂をNMP(1ml)中の懸濁液として保存し、続いて以下の反応で使用する。
【0096】
ステップc):N’−(3−アミノプロピル)−N’’−(ベンジルオキシフェニル)−N,N−ジアルキルグアニジン樹脂の調製の概略手順
ジメチルホルムアミド(DMF;1ml)中のN−(3−アミノプロピル)−N’−(ベンジルオキシフェニル)チオ尿素樹脂の懸濁液を、DMF(1ml;6当量)中のアミンの0.72M溶液とDMF(1ml;6当量)中の塩化第2水銀の0.72M溶液で処理する。反応物を25℃で8時間撹拌する。次いで樹脂を、THF/水溶媒(2×5ml)の混合液中のチオカーバメート溶液、DMF(3×5ml)、メタノール(3×5ml)およびジクロロメタン(3×5ml)で洗浄する。樹脂を、ジクロロメタン(1ml)中の懸濁液として保存し、続いて以下の反応で使用する。
【0097】
ステップd):N’−(3−アミノプロピル)−N’’−(ベンジルオキシフェニル)−N,N−ジアルキルグアニジン化合物の調製の概略手順
ジクロロメタン(1ml)中のN’−(3−アミノプロピル)−N’’−(ベンジルオキシフェニル)−N,N−ジアルキルグアニジン樹脂の懸濁液を、ジクロロメタン(1ml)中の40%トリフルオロ酢酸(TFA)と10%トリイソプロピルシランの溶液で処理する。反応物を室温で1時間撹拌し、次いでろ過し、ろ液を真空下で遠心分離機で濃縮して化合物N’−(3−アミノプロピル)−N’’−(ベンジルオキシフェニル)−N,N−ジアルキルグアニジンをジ−TFA塩の形態で得る。
【0098】
以下の実施例2〜16の化合物を上記手順によって得た。
実施例2:
:N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N’−(3−ベンジルオキシフェニル)−N”−(3−メチルブチル)−グアニジン
塩:TFA×2
質量:ES+397.5
【0099】
実施例3:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N’−(4−ベンジルオキシフェニル)−3−ヒドロキシメチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+425.5
【0100】
実施例4:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N’−(4−ベンジルオキシフェニル)ピロリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+381.5
【0101】
実施例5:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N’−(4−ベンジルオキシフェニル)−N”−(3−メチルブチル)−グアニジン
塩:TFA×2
質量:ES+397.5
【0102】
実施例6:
N−(3−アミノプロピル)−N’−(3−ベンジルオキシフェニル)ピロリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+353.4
【0103】
実施例7:
N−(3−アミノプロピル)−N’−(4−ベンジルオキシフェニル)−N”−フェネチルグアニジン
塩:TFA×2
質量:ES+403.5
【0104】
実施例8:
N−(3−アミノプロピル)−N’−(3−ベンジルオキシフェニル)−N”−(3−メチルブチル)グアニジン
塩:TFA×2
質量:ES+369.3
【0105】
実施例9:
N−(3−アミノプロピル)−N’−(3−ベンジルオキシフェニル)−3−ヒドロキシメチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+397.3
【0106】
実施例10:
N−(3−アミノプロピル)−N’−(4−ベンジルオキシフェニル)ピロリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+353.3
【0107】
実施例11:
N−(3−アミノプロピル)−N’−(4−ベンジルオキシフェニル)−3−ヒドロキシメチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+397.3
【0108】
実施例12:
N−(3−アミノプロピル)−N’−(4−ベンジルオキシフェニル)−N”−(3−メチルブチル)グアニジン
塩:TFA×2
質量:ES+369.3
【0109】
実施例13:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N’−(3−ベンジルオキシフェニル)−3−ヒドロキシメチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+425.4
【0110】
実施例14:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N’−(3−ベンジルオキシフェニル)ピロリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+381.4
【0111】
実施例15:
N−(3−アミノプロピル)−N’−(4−ベンジルオキシフェニル)−2−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+381.4
【0112】
実施例16:
N−(3−アミノプロピル)−N’−(3−ベンジルオキシフェニル)−2−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+381.4
【0113】
実施例B:N’−(3−アミノ−プロピル)−N’’−(ベンジルオキシフェニル)−N,N−ジアルキルグアニジン化合物の調製の概略手順(合成スキーム3)
ステップa):N−(3−アミノ−プロピル)−N’−(4−ヒドロキシフェニル)チオ尿素樹脂の調製の概略手順
ジクロロメタン中のヒドロキシフェニルイソチオシアネートの0.24M溶液(4.5ml;6当量)を、ジアミノアルキル樹脂(180μモル;1当量)を含む反応器に加える。懸濁液を室温で4時間撹拌する。次いで樹脂をジクロロメタン(3×5ml)とNMP(3×5ml)で洗浄する。樹脂をNMP(1ml)中の懸濁液として保存し、続いて以下の反応で使用する。
【0114】
ステップb):N−(3−アミノ−プロピル)−N’−(4−アルコキシフェニル)−S−アルキルイソチオ尿素樹脂の調製の概略手順
NMP(1ml)中のN−(3−アミノプロピル)−N’−(4−ヒドロキシフェニル)チオ尿素樹脂の懸濁液を、NMP中のホスファゼンベースtBuP1の0.48M溶液(1.5ml;4当量)とNMP中のアルキルハライドの0.72M溶液(1.5ml;6当量)で処理する。反応物を50℃で2時間撹拌する。次いで樹脂を、メタノール(3×5ml)、THF(3×5ml)、ジクロロメタン(3×5ml)およびDMF(3×5ml)で洗浄する。樹脂をDMF(1ml)中の懸濁液として保存し、続いて以下の反応で使用する。
【0115】
ステップc):N’−(3−アミノプロピル)−N’’−(4−アルコキシフェニル)−N,N−ジアルキルグアニジン樹脂の調製の概略手順
DMF(1ml)中のN−(3−アミノプロピル)−N’−(4−アルコキシフェニル)−S−アルキル−イソチオ尿素樹脂の懸濁液を、DMF中のアミンの0.39M溶液(1.4ml;3当量)とDMF中の塩化第2水銀の0.36M溶液(1.5ml;3当量)で処理する。反応物を50℃で16時間撹拌する。次いで樹脂を、THF/水溶媒の混合液(2×5ml)中のチオカーバメートの溶液、DMF(3×5ml)、メタノール(3×5ml)およびジクロロメタン(3×5ml)で洗浄する。樹脂をジクロロメタン(1ml)中の懸濁液として保存し、続いて以下の反応で使用する。
【0116】
ステップd):N’−(3−アミノプロピル)−N’’−(4−アルコキシフェニル)−N,N−ジアルキルグアニジン化合物の調製の概略手順
ジクロロメタン(1ml)中のN’−(3−アミノプロピル)−N’’−(4−アルコキシフェニル)−N,N−ジアルキルグアニジン樹脂の懸濁液を、ジクロロメタン(1ml)中のTFAの20%溶液で処理する。反応物を室温で1時間撹拌する。次いで反応物をろ過し、ろ液を真空下で遠心分離機で濃縮してN’−(3−アミノプロピル)−N’’−(4−アルコキシフェニル)−N,N−ジアルキルグアニジン化合物をジ−TFA塩の形態で得る。
【0117】
以下の実施例17〜198の化合物を上記手順によって得た。
【0118】
実施例17:
N−(3−アミノプロピル)−2−メチル−N’−[4−(4−トリフルオロメチルベンジルオキシ)フェニル]−ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+449.4
【0119】
実施例18:
N−(3−アミノプロピル)−2−メチル−N’−[4−(2−メチルベンジルオキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+395.5
【0120】
実施例19:
N−(3−アミノプロピル)−2−メチル−N’−(4−ペンチルオキシフェニル)ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+361.4
【0121】
実施例20:
N−(3−アミノプロピル)−N’−(3−メチルブチル)−N”−(4−ペンチルオキシフェニル)グアニジン
塩:TFA×2
質量:ES+349.4
【0122】
実施例21:
N−(3−アミノプロピル)−N’−[4−(2−メチルベンジルオキシ)フェニル]−N”−(3−メチルブチル)グアニジン
塩:TFA×2
質量:ES+383.3
【0123】
実施例22:
N−(3−アミノプロピル)−N’−(3−メチルブチル)−N”−[4−(4−トリフルオロメチルベンジルオキシ)−フェニル]グアニジン
塩:TFA×2
質量:ES+437.4
【0124】
実施例23:
N−(3−アミノプロピル)−4−ベンジル−N’−[4−(4−メチルベンジルオキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+471.3
【0125】
実施例24:
N−(3−アミノプロピル)−3−メチル−N’−[4−(4−メチルベンジルオキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+395.3
【0126】
実施例25:
N−(3−アミノプロピル)−4−メチル−N’−[4−(4−メチルベンジルオキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+395.4
【0127】
実施例26:
N−(3−アミノプロピル)−2−メチル−N’−[4−(4−メチルベンジルオキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+395.4
【0128】
実施例27:
N−(3−アミノプロピル)−2−エチル−N’−[4−(4−メチルベンジルオキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+409.4
【0129】
実施例28:
N’−(3−アミノプロピル)−N−エチル−N−イソプロピル−N”−[4−(4−メチルベンジルオキシ)フェニル]−グアニジン
塩:TFA×2
質量:ES+383.4
【0130】
実施例29:
N−(3−アミノプロピル)−4−ベンジル−N’−[4−(2−メトキシエトキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+425.4
【0131】
実施例30:
N−(3−アミノプロピル)−N’−[4−(2−メトキシエトキシ)フェニル]−3−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+349.3
【0132】
実施例31:
N−(3−アミノプロピル)−N’−[4−(2−メトキシエトキシ)フェニル]−4−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+349.3
【0133】
実施例32:
N’−(3−アミノプロピル)−N−エチル−N−イソプロピル−N”−[4−(2−メトキシエトキシ)フェニル]グアニジン
塩:TFA×2
質量:ES+337.3
【0134】
実施例33:
N−(3−アミノプロピル)−2−メチル−N’−[4−(3−メチルブト−2−エニルオキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+359.4
【0135】
実施例34:
N’−(3−アミノプロピル)−N−エチル−N−イソプロピル−N”−[4−(3−メチルブト−2−エニルオキシ)フェニル]−グアニジン
塩:TFA×2
質量:ES+347.4
【0136】
実施例35:
N−(3−アミノプロピル)−4−ベンジル−N’−[4−(3−メチルブトキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+437.4
【0137】
実施例36:
N−(3−アミノプロピル)−4−メチル−N’−[4−(3−メチルブトキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+361.4
【0138】
実施例37:
N−(3−アミノプロピル)−2−メチル−N’−[4−(3−メチルブトキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+361.4
【0139】
実施例38:
N−(3−アミノプロピル)−2−エチル−N’−[4−(3−メチルブトキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+375.4
【0140】
実施例39:
N’−(3−アミノプロピル)−N−エチル−N−イソプロピル−N”−[4−(3−メチルブトキシ)フェニル]グアニジン
塩:TFA×2
質量:ES+349.4
【0141】
実施例40:
N−(3−アミノプロピル)−4−ベンジル−N’−(4−デシルオキシフェニル)ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+507.5
【0142】
実施例41:
N−(3−アミノプロピル)−N’−(4−デシルオキシフェニル)−3−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+431.4
【0143】
実施例42:
N−(3−アミノプロピル)−N’−(4−デシルオキシフェニル)−4−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+431.5
【0144】
実施例43:
N−(3− アミノプロピル)−N’−(4−デシルオキシフェニル)−2−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+431.4
【0145】
実施例44:
N−(3−アミノプロピル)−N’−(4−デシルオキシフェニル)−2−エチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+445.5
【0146】
実施例45:
N’−(3−アミノプロピル)−N”−(4−デシルオキシフェニル)−N−エチル−N−イソプロピルグアニジン
塩:TFA×2
質量:ES+419.5
【0147】
実施例46:
N−(3−アミノプロピル)−4−ベンジル−N’−(4−プロポキシフェニル)ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+409.4
【0148】
実施例47:
N−(3−アミノプロピル)−3−メチル−N’−(4−プロポキシフェニル)ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+333.3
【0149】
実施例48:
N−(3−アミノプロピル)−4−メチル−N’−(4−プロポキシフェニル)ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+333.3
【0150】
実施例49:
N−(3−アミノプロピル)−2−メチル−N’−(4−プロポキシフェニル)ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+333.3
【0151】
実施例50:
N−(3−アミノプロピル)−2−エチル−N’−(4−プロポキシフェニル)ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+347.4
【0152】
実施例51:
N’−(3−アミノプロピル)−N−エチル−N−イソプロピル−N”−(4−プロポキシフェニル)グアニジン
塩:TFA×2
質量:ES+321.4
【0153】
実施例52:
N−(3−アミノプロピル)−4−ベンジル−N’−[4−(5−メチルヘキシルオキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+465.4
【0154】
実施例53:
N−(3−アミノプロピル)−3−メチル−N’−[4−(5−メチルヘキシルオキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+389.4
【0155】
実施例54:
N−(3−アミノプロピル)−4−メチル−N’−[4−(5−メチルヘキシルオキシ)フェニル]−ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+389.4
【0156】
実施例55:
N−(3−アミノプロピル)−2−メチル−N’−[4−(5−メチルヘキシルオキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+389.4
【0157】
実施例56:
N−(3−アミノプロピル)−2−エチル−N’−[4−(5−メチルヘキシルオキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+403.4
【0158】
実施例57:
N’−(3−アミノプロピル)−N−エチル−N−イソプロピル−N”−[4−(5−メチルヘキシルオキシ)フェニル]グアニジン
塩:TFA×2
質量:ES+377.4
【0159】
実施例58:
N−(3−アミノプロピル)−N’−[4−(4−tert−ブチルベンジルオキシ)フェニル]−3−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+437.4
【0160】
実施例59:
N−(3−アミノプロピル)−N’−[4−(4−tert−ブチルベンジルオキシ)フェニル]−4−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+437.4
【0161】
実施例60:
N−(3−アミノプロピル)−N’−[4−(4−tert−ブチルベンジルオキシ)フェニル]−2−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+437.4
【0162】
実施例61:
N−(3−アミノプロピル)−N’−[4−(4−tert−ブチルベンジルオキシ)フェニル]−2−エチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+451.4
【0163】
実施例62:
N−(3−アミノプロピル)−4−ベンジル−N’−[4−(4−シアノベンジルオキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+482.3
【0164】
実施例63:
N−(3−アミノプロピル)−N’−[4−(4−シアノベンジルオキシ)フェニル]−3−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+406.3
【0165】
実施例64:
N−(3−アミノプロピル)−N’−[4−(4−シアノベンジルオキシ)フェニル]−4−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+406.3
【0166】
実施例65:
N−(3 −アミノプロピル)−N’−[4−(4−シアノベンジルオキシ)フェニル]−2−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+406.3
【0167】
実施例66:
N−(3−アミノプロピル)−N’−[4−(4−シアノベンジルオキシ)フェニル]−2−エチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+420.4
【0168】
実施例67:
N’−(3−アミノプロピル)−N”−[4−(4−シアノベンジルオキシ)フェニル]−N−エチル−N−イソプロピルグアニジン
塩:TFA×2
質量:ES+394.3
【0169】
実施例68:
N−(3−アミノプロピル)−4−ベンジル−N’−[4−(2−シアノベンジルオキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+482.3
【0170】
実施例69:
N−(3−アミノプロピル)−N’−[4−(2−シアノベンジルオキシ)フェニル]−3−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+406.3
【0171】
実施例70:
N−(3−アミノプロピル)−N’−[4−(2−シアノベンジルオキシ)フェニル]−4−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+406.3
【0172】
実施例71:
N−(3−アミノプロピル)−N’−[4−(2−シアノベンジルオキシ)フェニル]−2−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+406.3
【0173】
実施例72:
N−(3−アミノプロピル)−N’−[4−(2−シアノベンジルオキシ)フェニル]−2−エチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+420.3
【0174】
実施例73:
N−(3−アミノプロピル)−N’−[4−(2−シクロヘキシルエトキシ)フェニル]−3−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+401.4
【0175】
実施例74:
N−(3−アミノプロピル)−N’−[4−(2−シクロヘキシルエトキシ)フェニル]−4−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+401.4
【0176】
実施例75:
N−(3−アミノプロピル)−N’−[4−(2−シクロヘキシルエトキシ)フェニル]−2−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+401.4
【0177】
実施例76:
N−(3−アミノプロピル)−N’−[4−(2−シクロヘキシルエトキシ)フェニル]−2−エチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+415.4
【0178】
実施例77:
N’−(3−アミノプロピル)−N”−[4−(2−シクロヘキシルエトキシ)フェニル]−N−エチル−N−イソプロピル−グアニジン
塩:TFA×2
質量:ES+389.4
【0179】
実施例78:
N−(3−アミノプロピル)−4−ベンジル−N’−[4−(3−シアノプロポキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+434.3
【0180】
実施例79:
N−(3−アミノプロピル)−N’−[4−(3−シアノプロポキシ)フェニル]−3−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+358.3
【0181】
実施例80:
N−(3−アミノプロピル)−N’−[4−(3−シアノプロポキシ)フェニル]−4−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+358.2
【0182】
実施例81:
N−(3−アミノプロピル)−N’−[4−(3−シアノプロポキシ)フェニル]−2−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+358.2
【0183】
実施例82:
N−(3−アミノプロピル)−N’−[4−(3−シアノプロポキシ)フェニル]−2−エチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+372.3
【0184】
実施例83:
N’−(3−アミノプロピル)−N”−[4−(3−シアノプロポキシ)フェニル]−N−エチル−N−イソプロピル−グアニジン
塩:TFA×2
質量:ES−E 346.3
【0185】
実施例84:
N−(3−アミノプロピル)−4−ベンジル−N’−[4−(2−メチルベンジルオキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+471.4
【0186】
実施例85:
N−(3−アミノプロピル)−3−メチル−N’−[4−(2−メチルベンジルオキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+395.4
【0187】
実施例86:
N−(3−アミノプロピル)−4−メチル−N’−[4−(2−メチルベンジルオキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+395.3
【0188】
実施例87:
N−(3−アミノプロピル)−2−エチル−N’−[4−(2−メチルベンジルオキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+409.4
【0189】
実施例88:
N’−(3−アミノプロピル)−N−エチル−N−イソプロピル−N”−[4−(2−メチルベンジルオキシ)フェニル]−グアニジン
塩:TFA×2
質量:ES+383.4
【0190】
実施例89:
N−(3−アミノプロピル)−4−ベンジル−N’−[4−(3−トリフルオロメトキシベンジルオキシ)フェニル]−ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+541.3
【0191】
実施例90:
N−(3−アミノプロピル)−3−メチル−N’−[4−(3 −トリフルオロメトキシベンジルオキシ)フェニル]−ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+465.3
【0192】
実施例91:
N−(3−アミノプロピル)−4−メチル−N’−[4−(3−トリフルオロメトキシベンジルオキシ)フェニル]−ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+465.3
【0193】
実施例92:
N−(3−アミノプロピル)−2−メチル−N’−[4−(3−トリフルオロメトキシベンジルオキシ)フェニル]−ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+465.3
【0194】
実施例93:
N−(3−アミノプロピル)−2−エチル−N’−[4−(3−トリフルオロメトキシベンジルオキシ)フェニル]−ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+479.3
【0195】
実施例94:
N’−(3−アミノプロピル)−N−エチル−N−イソプロピル−N”−[4−(3−トリフルオロメトキシベンジルオキシ)−フェニル]グアニジン
塩:TFA×2
質量:ES+453.3
【0196】
実施例95:
N−(3−アミノプロピル)−4−ベンジル−N’−[4−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+477.3
【0197】
実施例96:
N−(3−アミノプロピル)−3−メチル−N’−[4−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+401.3
【0198】
実施例97:
N−(3−アミノプロピル)−4−メチル−N’−[4−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+401.3
【0199】
実施例98:
N−(3−アミノプロピル)−2−メチル−N’−[4−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+401.3
【0200】
実施例99:
N−(3−アミノプロピル)−2−エチル−N’−[4−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+415.3
【0201】
実施例100:
N’−(3−アミノプロピル)−N−エチル−N−イソプロピル−N’’−[4−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)フェニル]−グアニジン
塩:TFA×2
質量:ES+389.3
【0202】
実施例101:
N−(3−アミノプロピル)−4−ベンジル−N’−(4−ペンチルオキシフェニル)ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+437.4
【0203】
実施例102:
N−(3−アミノプロピル)−3−メチル−N’−(4−ペンチルオキシフェニル)ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+361.4
【0204】
実施例103:
N−(3−アミノプロピル)−4−メチル−N’−(4−ペンチルオキシフェニル)ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+361.4
【0205】
実施例104:
N−(3−アミノプロピル)−2−エチル−N’−(4−ペンチルオキシフェニル)ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+375.4
【0206】
実施例105:
N’−(3−アミノプロピル)−N−エチル−N−イソプロピル−N”−(4−ペンチルオキシフェニル)グアニジン
塩:TFA×2
質量:ES+349.4
【0207】
実施例106:
N−(3−アミノプロピル)−4−ベンジル−N’−[4−(4−メタンスルホニルベンジルオキシ)フェニル]−ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+535.3
【0208】
実施例107:
N−(3−アミノプロピル)−N’−[4−(4−メタンスルホニルベンジルオキシ)フェニル]−3−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+459.3
【0209】
実施例108:
N−(3−アミノプロピル)−N’−[4−(4−メタンスルホニルベンジルオキシ)フェニル]−4−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+459.3
【0210】
実施例109:
N−(3−アミノプロピル)−N’−[4−(4−メタンスルホニルベンジルオキシ)フェニル]−2−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+459.3
【0211】
実施例110:
N−(3−アミノプロピル)−2−エチル−N’−[4−(4−メタンスルホニルベンジルオキシ)フェニル]−ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+473.3
【0212】
実施例111:
N’−(3−アミノプロピル)−N−エチル−N−イソプロピル−N”−[4−(4−メタンスルホニルベンジルオキシ)−フェニル]グアニジン
塩:TFA×2
質量:ES+447.3
【0213】
実施例112:
N−(3−アミノプロピル)−4−ベンジル−N’−[4−(4−トリフルオロメトキシベンジルオキシ)フェニル]−ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+541.3
【0214】
実施例113:
N−(3−アミノプロピル)−3−メチル−N’−[4−(4−トリフルオロメトキシベンジルオキシ)フェニル]−ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+465.3
【0215】
実施例114:
N−(3−アミノプロピル)−4−メチル−N’−[4−(4−トリフルオロメトキシベンジルオキシ)フェニル]−ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+465.3
【0216】
実施例115:
N−(3−アミノプロピル)−2−メチル−N’−[4−(4−トリフルオロメトキシベンジルオキシ)フェニル]−ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+465.3
【0217】
実施例116:
N−(3−アミノプロピル)−2−エチル−N’−[4−(4−トリフルオロメトキシベンジルオキシ)フェニル]−ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+479.3
【0218】
実施例117:
N’−(3−アミノプロピル)−N−エチル−N−イソプロピル−N”−[4−(4−トリフルオロメトキシベンジルオキシ)−フェニル]グアニジン
塩:TFA×2
質量:ES+453.3
【0219】
実施例118:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−4−ベンジル−N’−[4−(4−メチルベンジルオキシ)フェニル]−ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+499.3
【0220】
実施例119:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−3−メチル−N’−[4−(4−メチルベンジルオキシ)フェニル]−ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+423.3
【0221】
実施例120:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−4−メチル−N’−[4−(4−メチルベンジルオキシ)フェニル]−ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+423.3
【0222】
実施例121:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−2−メチル−N’−[4−(4−メチルベンジルオキシ)フェニル]−ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+423.3
【0223】
実施例122:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−2−エチル−N’−[4−(4.−メチルベンジルオキシ)フェニル]−ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+437.3
【0224】
実施例123:
N’−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N−エチル−N−イソプロピル−N”−[4−(4−メチルベンジルオキシ)フェニル]グアニジン
塩:TFA×2
質量:ES+411.3
【0225】
実施例124:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N’−[4−(2−メトキシエトキシ)フェニル]−3−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+377.3
【0226】
実施例125:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N’−[4−(2−メトキシエトキシ)フェニル]−4−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+377.3
【0227】
実施例126:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N’−[4−(2−メトキシエトキシ)フェニル]−2−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+377.3
【0228】
実施例127:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−2−メチル−N’−[4−(3−メチルブト−2−エニルオキシ)−フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+387.3
【0229】
実施例128:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−3−メチル−N’−[4−(3−メチルブトキシ)フェニル]−ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+389.4
【0230】
実施例129:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−4−メチル−N’−[4−(3−メチルブトキシ)フェニル]−ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+389.4
【0231】
実施例130:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−2−メチル−N’−[4−(3−メチルブトキシ)フェニル]−ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+389.4
【0232】
実施例131:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−2−エチル−N’−[4−(3−メチルブトキシ)フェニル]−ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+403.4
【0233】
実施例132:
N’−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N−エチル−N−イソプロピル−N”−[4−(3−メチルブトキシ)−フェニル]グアニジン
塩:TFA×2
質量:ES+377.4
【0234】
実施例133:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N’−(4−デシルオキシフェニル)−3−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+459.4
【0235】
実施例134:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N’−(4−デシルオキシフェニル)−4−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+459.5
【0236】
実施例135:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N’−(4−デシルオキシフェニル)−2−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+459.5
【0237】
実施例136:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N’−(4−デシルオキシフェニル)−2−エチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+473.5
【0238】
実施例137:
N’−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N”−(4−デシルオキシフェニル)−N−エチル−N−イソプロピルグアニジン
塩:TFA×2
質量:ES+447.5
【0239】
実施例138:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−4−ベンジル−N’−(4−プロポキシフェニル)ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+437.4
【0240】
実施例139:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−3−メチル−N’−(4−プロポキシフェニル)ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+361.4
【0241】
実施例140:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−4−メチル−N’−(4−プロポキシフェニル)ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+361.4
【0242】
実施例141:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−2−メチル−N’−(4−プロポキシフェニル)ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+361.4
【0243】
実施例142:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−2−エチル−N’−(4−プロポキシフェニル)ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+375.4
【0244】
実施例143:
N’−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N−エチル−N−イソプロピル−N”−(4−プロポキシフェニル)−グアニジン
塩:TFA×2
質量:ES+349.4
【0245】
実施例144:
N−(3−アミノ−2,2− ジメチルプロピル)−4−ベンジル−N’−[4−(5−メチルヘキシルオキシ)フェニル]−ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+493.5
【0246】
実施例145:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−3−メチル−N’−[4−(5−メチルヘキシルオキシ)フェニル]−ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+417.4
【0247】
実施例146:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−4−メチル−N’−[4−(5−メチルヘキシルオキシ)フェニル]−ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+417.4
【0248】
実施例147:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−2−メチル−N’−[4−(5−メチルヘキシルオキシ)フェニル]−ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+417.4
【0249】
実施例148:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−2−エチル−N’−[4−(5−メチルヘキシルオキシ)フェニル]−ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+431.4
【0250】
実施例149:
N’−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N−エチル−N−イソプロピル−N”−[4−(5−メチルヘキシルオキシ)フェニル]グアニジン
塩:TFA×2
質量:ES+405.4
【0251】
実施例150:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N’−[4−(4−tert−ブチルベンジルオキシ)フェニル]−3−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+465.4
【0252】
実施例151:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N’−[4−(4−tert−ブチルベンジルオキシ)フェニル]−4−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+465.4
【0253】
実施例152:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N’−[4−(4−tert−ブチルベンジルオキシ)フェニル]−2−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+465.4
【0254】
実施例153:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N’−[4−(4−tert−ブチルベンジルオキシ)フェニル]−2−エチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+479.4
【0255】
実施例154:
N’−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N”−[4−(4−tert−ブチルベンジルオキシ)フェニル]−N−エチル−N−イソプロピルグアニジン
塩:TFA×2
質量:ES+453.4
【0256】
実施例155:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−4−ベンジル−N’−[4−(4−シアノベンジルオキシ)フェニル]−ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+510.4
【0257】
実施例156:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N’−[4−(4−シアノベンジルオキシ)フェニル]−3−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+434.4
【0258】
実施例157:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N’−[4−(4−シアノベンジルオキシ)フェニル]−4−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+434.4
【0259】
実施例158:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N’−[4−(4−シアノベンジルオキシ)フェニル]−2−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+434.4
【0260】
実施例159:
N’−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N”−[4−(4−シアノベンジルオキシ)フェニル]−N−エチル−N−イソプロピルグアニジン
塩:TFA×2
質量:ES+422.4
【0261】
実施例160:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N’−[4−(2−シアノベンジルオキシ)フェニル]−3−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+434.4
【0262】
実施例161:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N’−[4−(2−シアノベンジルオキシ)フェニル]−2−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+434.4
【0263】
実施例162:
N’−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N”−[4−(2−シアノベンジルオキシ)フェニル]−N−エチル−N−イソプロピルグアニジン
塩:TFA×2
質量:ES+422.4
【0264】
実施例163:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−4−ベンジル−N’−[4−(2−シクロヘキシルエトキシ)フェニル]−ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+505.4
【0265】
実施例164:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N’−[4−(2−シクロヘキシルエトキシ)フェニル]−3−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+429.4
【0266】
実施例165:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N’−[4−(2−シクロヘキシルエトキシ)フェニル]−4−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+429.4
【0267】
実施例166:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N’−[4−(2−シクロヘキシルエトキシ)フェニル]−2−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+429.4
【0268】
実施例167:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N’−[4−(2−シクロヘキシルエトキシ)フェニル]−2−エチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+443.5
【0269】
実施例168:
N’−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N”−[4−(2−シクロヘキシルエトキシ)フェニル]−N−エチル−N−イソプロピルグアニジン
塩:TFA×2
質量:ES+417.4
【0270】
実施例169:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−4−ベンジル−N’−[4−(3−シアノプロポキシ)フェニル]−ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+462.4
【0271】
実施例170:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N’−[4−(3−シアノプロポキシ)フェニル]−3−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+386.4
【0272】
実施例171:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N’−[4−(3−シアノプロポキシ)フェニル]−4−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+386.4
【0273】
実施例172:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N’−[4−(3−シアノプロポキシ)フェニル]−2−エチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+400.4
【0274】
実施例173:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−4−ベンジル−N’−[4−(2−メチルベンジルオキシ)フェニル]−ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+499.4
【0275】
実施例174:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−3−メチル−N’−[4−(2−メチルベンジルオキシ)フェニル]−ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+423.4
【0276】
実施例175:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−2−メチル−N’−[4−(2−メチルベンジルオキシ)フェニル]−ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+423.4
【0277】
実施例176:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−2−エチル−N’−[4−(2−メチルベンジルオキシ)フェニル]−ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+437.4
【0278】
実施例177:
N’−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N−エチル−N−イソプロピル−N”−[4−(2−メチルベンジルオキシ)フェニル]グアニジン
塩:TFA×2
質量:ES+411.4
【0279】
実施例178:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−4−ベンジル−N’−[4−(3−トリフルオロメトキシベンジルオキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+569.3
【0280】
実施例179:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−3−メチル−N’−[4−(3−トリフルオロメトキシベンジルオキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+493.3
【0281】
実施例180:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−2−メチル−N’−[4−(3−トリフルオロメトキシベンジルオキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+493.3
【0282】
実施例181:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−2−エチル−N’−[4−(3−トリフルオロメトキシベンジルオキシ)−フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+507.3
【0283】
実施例182:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)− 4−ベンジル−N’−[4−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+505.4
【0284】
実施例183:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−4−メチル−N’−[4−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)フェニル]−ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+429.3
【0285】
実施例184:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−2−エチル−N’−[4−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)フェニル]−ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+443.4
【0286】
実施例185:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−4−ベンジル−N’−(4−ペンチルオキシフェニル)ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+465.4
【0287】
実施例186:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−2−メチル−N’−(4−ペンチルオキシフェニル)ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+399.4
【0288】
実施例187:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−2−エチル−N’−(4−ペンチルオキシフェニル)ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+403.4
【0289】
実施例188:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−4−ベンジル−N’−[4−(4−メタンスルホニルベンジルオキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+563.4
【0290】
実施例189:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N’−[4−(4−メタンスルホニルベンジルオキシ)フェニル]−3−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+487.3
【0291】
実施例190:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N’−[4−(4−メタンスルホニルベンジルオキシ)フェニル]−4−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+487.3
【0292】
実施例191:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N’−[4−(4−メタンスルホニルベンジルオキシ)フェニル]−2−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+487.3
【0293】
実施例192:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−2−エチル−N’−[4−(4−メタンスルホニルベンジルオキシ)−フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+501.3
【0294】
実施例193:
N’−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N−エチル−N−イソプロピル−N”−[4−(4−メタンスルホニルベンジルオキシ)フェニル]グアニジン
塩:TFA×2
質量:ES+475.3
【0295】
実施例194:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−4−ベンジル−N’−[4−(4−トリフルオロメトキシベンジルオキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+569.4
【0296】
実施例195:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−4−メチル−N’−[4−(4−トリフルオロメトキシベンジルオキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+493.3
【0297】
実施例196:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−2−メチル−N’−[4−(4−トリフルオロメトキシベンジルオキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+493.3
【0298】
実施例197:
N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−2−エチル−N’−[4−(4−トリフルオロメトキシベンジルオキシ)−フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン
塩:TFA×2
質量:ES+507.4
【0299】
実施例198:
N’−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N−エチル−N−イソプロピル−N”−[4−(4−トリフルオロメトキシベンジルオキシ)フェニル]グアニジン
塩:TFA×2
質量:ES+481.3
【0300】
結果
本発明の化合物の活性を、インビトロでの以下の試験で実証する。
【0301】
安定的に形質移入された細胞系(ヒトCETPプロモーター制御下のルシフェラーゼ)を、増殖培地(DMEM/Hepes、F12、Glutamax、FBSおよびジェネティシン(geneticin))中に保持し、37℃、95%湿度および5%CO2でコンフルエンスに達するまでインキュベートする。次いで細胞をPBSですすぎ、トリプシン/EDTA混合物で離脱させる。培地は2〜3日毎に取り替える。
【0302】
再懸濁した細胞を希釈し、カウントし、次いでマイクロプレート(96)ウェル中に分配する。
【0303】
ウェル当たり約20000個の細胞を分配し、37℃、5%CO2で終夜インキュベートする。
【0304】
本発明の化合物を15μMの最終濃度まで希釈し、細胞を含むプレートに分配させる。
【0305】
プレートを37℃、5%CO2で終夜インキュベートする。
【0306】
細胞を覆っている培地を取り除き、100μlのSteady Gloルシフェラーゼ(フェノールレッド/Steady Gloを含まないDMEM、V/V)を細胞に加える。
【0307】
プレートをフィルムでシールし、暗所に室温で約20分間置く。
【0308】
次いでプレートを、ルミノメーターを用いて読取る(1秒/ウェル)。
【0309】
生成物によるCETP発現の阻害を対照との割合として表す。
【0310】
【数1】

【0311】
例として、実施例5、31、61および95の化合物について、対照との割合として表した活性はそれぞれ、46%、30%、33%および16%である。
【0312】
Steady Gloで処理されていない別のバッチのプレートについて、培養の状態を顕微鏡でチェックする。培地を取り除き、ニュートラルレッドを含む100μlの培地を37℃で3時間、加える。
【0313】
次いで培地を取り除き、100μlのホルムアルデヒド−カルシウム(10mlの37%ホルムアルデヒド+塩化カルシウム二水和物10g1Lまで十分量)で1分間置き換える。
【0314】
プレートを空にし、100μlの酢酸−エタノール混合物(10mlの氷酢酸+500ml無水エタノール1Lまで十分量)を、撹拌しながら15分間で各ウェルに加える。
【0315】
次いでプレートを540nmで読取る。着色が強ければ強いほど細胞毒性は強い。
【0316】
実施例5、31、61および95の化合物について、細胞毒性は検出されていない。
【図面の簡単な説明】
【0317】
【図1】本発明にかかる化合物の合成スキームを示す図である。
【図2】本発明にかかる化合物の合成スキームを示す図である。
【図3】本発明にかかる化合物の合成スキームを示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)化合物
【化1】

(式中、
1は、水素原子および(C1〜C6)アルキル基から選択されるか、
あるいは2つの基R1は、それらを有する炭素原子と一緒に(C3〜C10)シクロアルキル基を形成し、
2は、(C1〜C10)アルキル基、(C2〜C10)アルケニル基、(C6〜C18)アリール(C1〜C10)アルキル基、(C1〜C6)アルキル−O−(C1〜C10)アルキル基および(C3〜C10)シクロアルキル(C1〜C10)アルキル基から選択され、
3およびR4は、同一であっても異なっていてもよく、水素原子、(C1〜C10)アルキル基、(C2〜C10)アルケニル基、(C6〜C18)アリール(C1〜C10)アルキル基、(C1〜C6)アルキル−O−(C1〜C10)アルキル基および(C3〜C10)シクロアルキル(C1〜C10)アルキル基から独立に選択されるか、
あるいは、R3およびR4は、それらを有する窒素原子と一緒に3員〜9員の複素環を形成し、
5、R6、R7およびR8は、同一であっても異なっていてもよく、水素原子、(C1〜C10)アルキル基、(C1〜C10)アルケニル基および(C1〜C6)アルキル−O−基から独立に選択され、
9およびR10は、同一であっても異なっていてもよく、水素原子および(C1〜C6)アルキル基から独立に選択されるか、
あるいはR9およびR10は、それらを有する窒素原子と一緒に3員〜7員の複素環を形成する)、
その化学異性体および幾何異性体、酸化物ならびに互変異性体、さらに薬剤として許容されるその酸または塩基との付加塩。
【請求項2】
場合により存在する前記アルキル基が、置換されていないか、またはモノ置換されている、この場合、より好ましくはω−モノ置換されている請求項1に記載の化合物、
その光学異性体および幾何異性体、酸化物ならびに互変異性体、さらに薬剤として許容されるその酸または塩基との付加塩。
【請求項3】
8が水素を表す請求項1または2に記載の化合物、
その光学異性体および幾何異性体、酸化物ならびに互変異性体、
さらに薬剤として許容されるその酸または塩基との付加塩。
【請求項4】
7が水素を表す前記請求項のいずれか一項に記載の化合物、
その光学異性体および幾何異性体、酸化物ならびに互変異性体、
さらに薬剤として許容されるその酸または塩基との付加塩。
【請求項5】
6が水素を表す前記請求項のいずれか一項に記載の化合物、
その光学異性体および幾何異性体、酸化物ならびに互変異性体、
さらに薬剤として許容されるその酸または塩基との付加塩。
【請求項6】
5が水素を表す前記請求項のいずれか一項に記載の化合物、
その光学異性体および幾何異性体、酸化物ならびに互変異性体、
さらに薬剤として許容されるその酸または塩基との付加塩。
【請求項7】
1が水素原子または(C1〜C6)アルキル基、好ましくは(C1〜C3)アルキル、より好ましくはメチルを表す前記請求項のいずれか一項に記載の化合物、
その光学異性体および幾何異性体、酸化物ならびに互変異性体、
さらに薬剤として許容されるその酸または塩基との付加塩。
【請求項8】
2が、不飽和(C1〜C10)アルキル基、ω−モノ置換(C1〜C10)アルキル基、(C2〜C10)アルケニル基、(C6〜C18)アリール−(C1〜C10)アルキル基(好ましくはフェニル(C1〜C10)アルキル、より好ましくはベンジル、より優先的には芳香核上で置換されていないかまたはモノ置換されている基)、(C1〜C6)アルキル−O−(C1〜C10)アルキル基および(C3〜C10)シクロアルキル(C1〜C10)アルキル基(好ましくは(C3〜C6)シクロアルキル(C1〜C10)アルキル)から選択される前記請求項のいずれか一項に記載の化合物、
その光学異性体および幾何異性体、酸化物ならびに互変異性体、
さらに薬剤として許容されるその酸または塩基との付加塩。
【請求項9】
9およびR10が同一であり、それぞれが水素原子または(C1〜C6)アルキル基、好ましくはメチル基を表す前記請求項のいずれか一項に記載の化合物、
その光学異性体および幾何異性体、酸化物ならびに互変異性体、
さらに薬剤として許容されるその酸または塩基との付加塩。
【請求項10】
3およびR4がそれぞれ(C1〜C6)アルキル基を表すか、あるいはR3が水素原子を表し、R4が(C1〜C10)アルキル基を表すか、あるいはR3とR4が、それらを有する窒素原子と一緒に5員または6員の複素環を形成する前記請求項のいずれか一項に記載の化合物、
その光学異性体および幾何異性体、酸化物ならびに互変異性体、
さらに薬剤として許容されるその酸または塩基との付加塩。
【請求項11】
以下の特徴、すなわち、
1が、水素原子またはメチル基を表し、
2が、不飽和(C1〜C10)アルキル基、ω−モノ置換(C1〜C10)アルキル基、(C2〜C10)アルケニル基、フェニル−(C1〜C10)アルキル基(好ましくはベンジル、より好ましくは芳香核上で置換されていないかまたはモノ置換されている基)、(C1〜C6)アルキル−O−(C1〜C10)アルキル基および(C3〜C6)シクロアルキル(C1〜C10)アルキル基から選択され、
3およびR4がそれぞれ(C1〜C6)アルキル基を表すか、あるいはR3は水素原子を表し、R4は(C1〜C10)アルキル基を表すか、あるいはR3とR4は、それらを有する窒素原子と一緒に5員または6員の複素環を形成し、
5が水素を表し、
6が水素を表し、
7が水素を表し、
8が水素を表し、
9とR10が、同一であり、それぞれ水素原子またはメチル基を表す、
の1つまたは複数を、個別的にまたは組み合わせて有する請求項1に記載の化合物、
その光学異性体および幾何異性体、酸化物ならびに互変異性体、
さらに薬剤として許容されるその酸または塩基との付加塩。
【請求項12】
1が水素原子またはメチル基を表し、
2が不飽和(C1〜C10)アルキル基、ω−モノ置換(C1〜C10)アルキル基、(C2〜C10)アルケニル基、フェニル−(C1〜C10)アルキル基(好ましくはベンジル、より好ましくは芳香核上で置換されていないかまたはモノ置換されている基)、(C1〜C6)アルキル−O−(C1〜C10)アルキル基および(C3〜C6)シクロアルキル(C1〜C10)アルキル基から選択され、
3およびR4がそれぞれ(C1〜C6)アルキル基を表すか、あるいはR3が水素原子を表し、R4が(C1〜C10)アルキル基を表すか、あるいはR3とR4が、それらを有する窒素原子と一緒に5員または6員の複素環を形成し、
5、R6、R7およびR8がそれぞれ水素原子を表し、
同一であるR9とR10がそれぞれ水素原子またはメチル基を表す請求項1に記載の化合物、
その光学異性体および幾何異性体、酸化物ならびに互変異性体、
さらに薬剤として許容されるその酸または塩基との付加塩。
【請求項13】
・N−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N’−(4−ベンジルオキシフェニル)−N”−(3−メチルブチル)グアニジン ビス(トリフルオロアセテート);
・N−(3−アミノプロピル)−2−メチル−N’−[4−(2−メチルベンジルオキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン ビス(トリフルオロアセテート);
・N−(3−アミノプロピル)−N’−(3−メチルブチル)−N”−(4−ペンチルオキシフェニル)グアニジン ビス(トリフルオロアセテート);
・N−(3−アミノプロピル)−N’−[4−(2−メトキシエトキシ)フェニル]−3−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン ビス(トリフルオロアセテート);
・N−(3−アミノプロピル)−N’−[4−(2−メトキシエトキシ)フェニル]−4−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン ビス(トリフルオロアセテート);
・N’−(3−アミノプロピル)−N−エチル−N−イソプロピル−N”−[4−(2−メトキシエトキシ)−フェニル]グアニジン ビス(トリフルオロアセテート);
・N−(3−アミノプロピル)−4−メチル−N’−[4−(3−メチルブトキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン ビス(トリフルオロアセテート);
・N−(3−アミノプロピル)−2−メチル−N’−[4−(3−メチルブトキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン ビス(トリフルオロアセテート);
・N−(3−アミノプロピル)−2−エチル−N’−[4−(3−メチルブトキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン ビス(トリフルオロアセテート);
・N’−(3−アミノプロピル)−N−エチル−N−イソプロピル−N”−[4−(3−メチルブトキシ)フェニル]−グアニジン ビス(トリフルオロアセテート);
・N−(3−アミノプロピル)−3−メチル−N’−(4−プロポキシフェニル)ピペリジン−1−カルボキサミジン ビス(トリフルオロアセテート);
・N−(3−アミノプロピル)−4−メチル−N’−(4−プロポキシフェニル)ピペリジン−1−カルボキサミジン ビス(トリフルオロアセテート);
・N−(3−アミノプロピル)−2−メチル−N’−(4−プロポキシフェニル)ピペリジン−1−カルボキサミジン ビス(トリフルオロアセテート);
・N−(3−アミノプロピル)−2−エチル−N’−(4−プロポキシフェニル)ピペリジン−1−カルボキサミジン ビス(トリフルオロアセテート);
・N’−(3−アミノプロピル)−N−エチル−N−イソプロピル−N”−(4−プロポキシフェニル)グアニジン ビス(トリフルオロアセテート);
・N−(3−アミノプロピル)−N’−[4−(4−tert−ブチルベンジルオキシ)フェニル]−2−メチルピペリジン−1−カルボキサミジン ビス(トリフルオロアセテート);
・N−(3−アミノプロピル)−N’−[4−(4−tert−ブチルベンジルオキシ)フェニル]−2−エチルピペリジン−1−カルボキサミジン ビス(トリフルオロアセテート);
・N−(3−アミノプロピル)−4−ベンジル−N’−[4−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキサミジン ビス(トリフルオロアセテート);
・N−(3−アミノプロピル)−2−エチル−N’−(4−ペンチルオキシフェニル)ピペリジン−1−カルボキサミジン ビス(トリフルオロアセテート);および
・N’−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−N−エチル−N−イソプロピル−N”−[4−(2−メチル−ベンジルオキシ)フェニル]グアニジン ビス(トリフルオロアセテート)、
から選択される請求項1に記載の化合物、
その光学異性体および幾何異性体、酸化物ならびに互変異性体、
さらに薬剤として許容されるその酸または塩基との付加塩。
【請求項14】
合成スキーム3による一般式(I)の化合物の調製方法であって、
アリールチオシアネート(V)をプロトン性極性媒体中でアミンHNR34(R3およびR4は請求項1の記載と同様である)の作用にかけ、加熱した後、対応するチオ尿素を生成し、次いでそのチオ尿素を式(III)のアミンと還元性媒体中に置いて、式(I)の化合物を生成し、必要に応じて、これを単離し精製する方法。
【請求項15】
5、R6、R7およびR8がそれぞれ水素原子を表す一般式(I)の化合物を調製するための請求項14に記載の方法。
【請求項16】
合成スキーム2による、請求項1から13のいずれか一項に記載の化合物の調製方法であって、

【化2】

が樹脂上のグラフト、例えばブロモワン型を表し、
−Xが水素原子、ハロゲン原子、(C1〜C6)アルキル基および(C1〜C6)アルコキシ基から選択される、
式(II)の化合物を、非プロトン無極性溶媒、例えばジクロロメタン中、一般に室温で過剰の式(III)のアミンと接触させて、式(IV)の化合物を生成し、
次いで、上記と同様の条件下で、式(IV)の化合物を、式(V)の化合物と反応させて、式(VI)のチオ尿素を生成し、
前記チオ尿素(VI)を、一般に室温で、非プロトン無極性媒体、例えばDMF中、第二水銀塩例えばHgCl2の存在下で、式(VII)のアミンの作用により転化させて、式(VIII)のグアニジンを生成し、
次いで、それ自体既知である任意の技術によって、例えばトリフルオロ酢酸、ジクロロメタンおよびトリイソプロピルシランを用いてグアニジン(VIII)を樹脂から離脱させて、R9およびR10がそれぞれ水素原子を表す式(I)の化合物の具体的なケースである式(IA)の化合物を生成し、
これらの式(IA)の化合物の末端アミンを任意選択でモノまたはジアルキル化する方法。
【請求項17】
合成スキーム1による、R4、R5、R6、R7およびR8がそれぞれ水素原子を表し、R3がアルキル基を表し、R2がベンジル基を表す一般式(I)の化合物を調製するための請求項16に記載の方法。
【請求項18】
請求項1から13のいずれか一項に記載の、または請求項14から17のいずれか一項に記載の方法によって得られる式(I)の化合物の少なくとも1つを薬剤として有効な量で、1種または複数の薬剤として許容される媒体と組み合わせて含む薬剤組成物。
【請求項19】
異常脂質血症、アテローム性動脈硬化症および2型糖尿病の予防または治療用の医薬品を調製するための、請求項1から13のいずれか一項に記載の、または請求項14から17のいずれか一項に記載の方法によって得られる式(I)の化合物の使用。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2008−507571(P2008−507571A)
【公表日】平成20年3月13日(2008.3.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−522936(P2007−522936)
【出願日】平成17年6月28日(2005.6.28)
【国際出願番号】PCT/EP2005/006929
【国際公開番号】WO2006/010422
【国際公開日】平成18年2月2日(2006.2.2)
【出願人】(591032596)メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフトング (1,043)
【氏名又は名称原語表記】Merck Patent Gesellschaft mit beschraenkter Haftung
【住所又は居所原語表記】Frankfurter Str. 250,D−64293 Darmstadt,Federal Republic of Germany
【Fターム(参考)】