説明

グルコキナーゼモジュレーターとしての2−フェニル置換イミダゾール[4,5B]ピリジン/ピラジンおよびプリン誘導体

式(I)(式中、R〜R10、AおよびX〜Xは、明細書中に記載の通りである)を有する化合物、およびそれらの塩およびプロドラッグは、グルコキナーゼ(GLK)の活性化剤であり、したがって、例えば、2型糖尿病の処置に有用である。式(I)の化合物を製造する方法も記載する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】

{式中、環Aは、フェニルおよびHET−1より選択され;
、XおよびXは、各々独立して、CHまたはNであり、但し、X、XおよびXの内の一つだけは、Nであってよいという条件付きであり;
Lは、−O−および−(1−3C)アルキルO−(ここにおいて、酸素は、−ORで置換されているベンゼン環に直接結合している)より選択されるリンカーであり;
は、(1−6C)アルキル、(2−6C)アルケニル、(2−6C)アルキニル、(3−6C)シクロアルキル、(3−6C)シクロアルキル(1−6C)アルキル、アリール(1−6C)アルキル、HET−1およびHET−1−(1−6C)アルキルより選択され;ここにおいて、
のいずれの定義においても、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、アリール基またはHET−1基はいずれも、利用可能な炭素原子上に、ヒドロキシ、(1−4C)アルコキシ、ハロ、(1−6C)アルキルアミノ、ジ(1−6C)アルキルアミノ、(C2n+2−a)−O−(式中、n=1〜4およびa=1〜3)、(1−6C)アルキルスルホニル、(1−6C)アルキルスルホニルアミノ、(1−6C)アルキルスルホニル−N−[(1−6C)アルキル]アミノ、(1−6C)アルキルアミノスルホニル、ジ(1−6C)アルキルアミノスルホニル、(1−6C)アルキルカルボニルアミノ、(1−6C)アルキルカルボニル−N−[(1−6C)アルキル]アミノ、(1−6C)アルキルアミノカルボニル、ジ(1−6C)アルキルアミノカルボニル、カルボキシおよびシアノより選択される置換基で置換されていてもよいし;および/または利用可能な窒素原子上に、(1−6C)アルキルスルホニル、(1−6C)アルキルアミノスルホニル、ジ(1−6C)アルキルアミノスルホニル、(1−6C)アルキルアミノカルボニルおよびジ(1−6C)アルキルアミノカルボニルより選択される置換基で置換されていてもよく;
HET−1は、O、NおよびSより独立して選択される1個、2個、3個または4個のヘテロ原子を含有する4員、5員または6員のC連結またはN連結した飽和、部分または完全不飽和のヘテロシクリル環であり、ここにおいて、−CH−基は、−C(O)−で置き換えられていてもよく、そしてここにおいて、複素環式環中の硫黄原子は、S(O)基またはS(O)基へと酸化されていてもよく;
は、−C(O)NR、−SONR、−S(O)およびHET−2より選択され;
HET−2は、O、NおよびSより独立して選択される1個、2個、3個または4個のヘテロ原子を含有する4員、5員または6員のC連結またはN連結した飽和、部分または完全不飽和のヘテロシクリル環であり、ここにおいて、−CH−基は、−C(O)−で置き換えられていてもよく、そしてここにおいて、複素環式環中の硫黄原子は、S(O)基またはS(O)基へと酸化されていてもよいが、この環は、利用可能な窒素原子上に、Rより選択される置換基で、および/または利用可能な炭素原子上に、Rより独立して選択される1個または2個の置換基で置換されていてよく;
は、ハロ、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メチル、(1−4C)アルコキシ、カルボキシおよびシアノより選択され;
は、水素、(1−4C)アルキル[HET−2、−OR、−SO、(3−6C)シクロアルキル(Rより選択される1個の基で置換されていてよい)、シアノ、−NR4’5’および−C(O)NRより独立して選択される1個または2個の置換基で置換されていてよい]、(3−6C)シクロアルキル(Rより選択される1個の基で置換されていてよい)、(2−4C)アルケニル(Rより選択される1個の基で置換されていてよい)、(2−4C)アルキニル(Rより選択される1個の基で置換されていてよい)およびHET−2より選択され;
は(各々の場合に独立して)、水素、(1−4C)アルキルおよび(3−6C)シクロアルキルより選択され;または
およびRは、それらが結合している窒素原子と一緒に、HET−3によって定義されるようなヘテロシクリル環系を形成してよく;
’およびR5’は、独立して、水素および(1−4C)アルキルより選択され;または
’およびR5’は、それらが結合している窒素原子と一緒に、4〜6員飽和環を形成してよく;
は、(1−4C)アルキル、−C(O)(1−4C)アルキル、−C(O)NR、(1−4C)アルコキシ(1−4C)アルキル、ヒドロキシ(1−4C)アルキルおよび−S(O)pRより選択され;
は、−OR、(1−4C)アルキル、−C(O)(1−4C)アルキル、−C(O)NR、(1−4C)アルコキシ(1−4C)アルキル、ヒドロキシ(1−4C)アルキルおよび−S(O)pRより選択され;
HET−3は、O、NおよびSより独立して選択される(連結しているN原子に加えて)1個または2個の追加のヘテロ原子を含有してよいN連結した4〜7員の飽和または部分不飽和ヘテロシクリル環であり、ここにおいて、−CH−基は、−C(O)−で置き換えられていてもよく、そしてここにおいて、環中の硫黄原子は、S(O)基またはS(O)基へと酸化されていてもよいが;この環は、利用可能な炭素または窒素原子上に、Rより独立して選択される1個または2個の置換基で置換されていてよく;
は、−OR、(1−4C)アルキル、(2−4C)アルケニル、(2−4C)アルキニル、トリフルオロメチル、−C(O)(1−4C)アルキル、−C(O)NR、(1−4C)アルキルアミノ、ジ(1−4C)アルキルアミノ、HET−3(ここにおいて、該環は、未置換である)、(1−4C)アルコキシ(1−4C)アルキル、ヒドロキシ(1−4C)アルキルおよび−S(O)pRより選択され;
は、(1−4C)アルキル、ハロ、シアノ、ヒドロキシ(1−4C)アルキル、ジヒドロキシ(2−4C)アルキル、(1−4C)アルコキシ(1−4C)アルキル、ジ(1−4C)アルコキシ(2−4C)アルキル、(1−4C)アルキルS(O)p(1−4C)アルキル、アミノ(1−4C)アルキル、(1−4C)アルキルアミノ(1−4C)アルキル、ジ(1−4C)アルキルアミノ(1−4C)アルキル、(1−4C)アルキルカルボニルアミノ、(1−4C)アルキルカルボニル−N−[(1−4C)アルキル]アミノ、(1−4C)アルキルアミノカルボニルおよびジ(1−4C)アルキルアミノカルボニルより選択され;
10は、メトキシ、メチルおよびハロより選択され;
pは(各々の場合に独立して)、0、1または2であり;
mは、0または1であり;
nは、0、1または2であり;
但し、
(i)RもR10も、X上の置換基ではない;
(ii)Rが未置換の(1−6C)アルキルである場合、Lは−O−である
という条件付きである}
を有する化合物;またはその塩若しくはプロドラッグ。
【請求項2】
式(IA)
【化2】

を有する化合物である、請求項1に記載の式(I)の化合物、またはその塩若しくはプロドラッグ。
【請求項3】
式(IB)
【化3】

を有する化合物である、請求項1に記載の式(I)の化合物、またはその塩若しくはプロドラッグ。
【請求項4】
式(IC)
【化4】

を有する化合物である、請求項1に記載の式(I)の化合物、またはその塩若しくはプロドラッグ。
【請求項5】
環Aが、フェニルまたはHET−1であり、そしてHET−1が、完全不飽和(芳香族)複素環式環である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の式(I)の化合物、またはその塩若しくはプロドラッグ。
【請求項6】
HET−1が、ピリジルおよびピラジニルより選択される、請求項5に記載の式(I)の化合物、またはその塩若しくはプロドラッグ。
【請求項7】
が、(1−4C)アルキル(ヒドロキシまたは(1−4C)アルコキシで置換されていてよい)およびHET−1より選択され、ここにおいて、HET−1が、飽和5員または6員複素環式環である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の式(I)の化合物、またはその塩若しくはプロドラッグ。
【請求項8】
環Aが、フェニル、ピリジルおよびピラジニルより選択され;
Lが、−O−または−CHO−であり;
が、ヒドロキシイソプロピル、メトキシイソプロピル、イソプロピル、tert−ブトキシイソプロピルおよびテトラヒドロフラン−2−イルより選択され;
が、メチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、プロプ−1−イン−3−イルアミノカルボニル、メチルアミノカルボニル、ジメチルアミノカルボニル、N−(シアノメチル)−N−メチルアミノカルボニル、シクロブチルアミノカルボニル、1−(ジメチルアミノ)エチルアミノカルボニル、メトキシエチルアミノカルボニル、N−(ヒドロキシエチル)−N−メチルアミノカルボニル、N−(N−メチルピペリジン−4−イル)−N−(メチル)アミノカルボニル、アミノカルボニルエチルアミノカルボニル、1−(ジメチルアミノ)プロプ−2−イルアミノカルボニル、N−(ヒドロキシエチル)−N−(シクロブチル)アミノカルボニル、ピロリジノプロピルアミノ、(2−ヒドロキシテトラヒドロチエン−3−イル)アミノカルボニル、[4−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロピラン−4−イル]アミノカルボニル、アゼチジニルカルボニル、ピロリジニルカルボニル、(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)カルボニル、(トリフルオロメチルピロリジニル)カルボニル、N−メチルピペラジノカルボニル、4−(メチルアミノカルボニル)ピペリジン−1−イルカルボニル、4−(ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イルカルボニル、4−(イソプロピル)ピペラジン−1−イルカルボニル、(4−アリル)ピペラジン−1−イルカルボニル、1,1−ジオキソテトラヒドロチエン−3−イルアミノカルボニル、1−(チエン−2−イル)エチルアミノカルボニル、オキサジアゾリルより選択され、
が、フルオロ、クロロ、シアノ、メトキシおよびカルボキシより選択され;
が、ハロおよびシアノより選択され;
10が、メトキシまたはハロであり;
mが、0または1であり;
nが、0または1である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の式(I)の化合物、またはその塩若しくはプロドラッグ。
【請求項9】
環Aが、フェニル、ピリジルおよびピラジニルより選択され;
Lが、−O−またはCHO−であり;
が、ヒドロキシイソプロピル、メトキシイソプロピル、イソプロピル、tert−ブトキシイソプロピルおよびテトラヒドロフラン−2−イルより選択され;
が、メチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、プロプ−1−イン−3−イルアミノカルボニル、メチルアミノカルボニル、ジメチルアミノカルボニル、N−(シアノメチル)−N−メチルアミノカルボニル、シクロブチルアミノカルボニル、1−(ジメチルアミノ)エチルアミノカルボニル、メトキシエチルアミノカルボニル、N−(ヒドロキシエチル)−N−メチルアミノカルボニル、N−(N−メチルピペリジン−4−イル)−N−(メチル)アミノカルボニル、アミノカルボニルエチルアミノカルボニル、1−(ジメチルアミノ)プロプ−2−イルアミノカルボニル、N−(ヒドロキシエチル)−N−(シクロブチル)アミノカルボニル、ピロリジノプロピルアミノ、(2−ヒドロキシテトラヒドロチエン−3−イル)アミノカルボニル、[4−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロピラン−4−イル]アミノカルボニル、アゼチジニルカルボニル、ピロリジニルカルボニル、(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)カルボニル、(トリフルオロメチルピロリジニル)カルボニル、N−メチルピペラジノカルボニル、4−(メチルアミノカルボニル)ピペリジン−1−イルカルボニル、4−(ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イルカルボニル、4−(イソプロピル)ピペラジン−1−イルカルボニル、(4−アリル)ピペラジン−1−イルカルボニル、1,1−ジオキソテトラヒドロチエン−3−イルアミノカルボニル、1−(チエン−2−イル)エチルアミノカルボニル、オキサジアゾリルより選択され、
が、フルオロ、クロロ、シアノ、メトキシおよびカルボキシより選択され;
が、フルオロであり;
10が不存在であり;
mが、0または1であり;
nが、0または1である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の式(I)の化合物、またはその塩若しくはプロドラッグ。
【請求項10】
次より選択される化合物である、請求項1に記載の式(I)の化合物、またはその塩若しくはプロドラッグであって、一つの側面において、本発明は、
2−{3−(ベンジルオキシ)−5−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]フェニル}−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン;
8−{3−(ベンジルオキシ)−5−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]フェニル}−9H−プリン;
6−クロロ−2−{3−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]−5−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]フェニル}−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン;
8−{3−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]−5−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]フェニル}−9H−プリン;
2−{3−イソプロポキシ−5−[(1S)−1−メチル−2−フェニルエトキシ]フェニル}−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン;
6−ブロモ−2−{3−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]−5−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]フェニル}−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン;
6−ブロモ−2−{3−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]−5−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]フェニル}−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン;
2−{3−(ベンジルオキシ)−5−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]フェニル}−5−ブロモ−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン;
2−{3−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]−5−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]フェニル}−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン;
2−{3−[4−(アゼチジン−1−イルカルボニル)−2−フルオロフェノキシ]−5−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]フェニル}−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン;
3−クロロ−4−{3−(3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル)−5−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]フェノキシ}−N,N−ジメチルベンズアミド;
2−{3−[2−フルオロ−4−(ピロリジン−1−イルカルボニル)フェノキシ]−5−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]フェニル}−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン;
2−{3−[2−クロロ−4−(ピロリジン−1−イルカルボニル)フェノキシ]−5−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]フェニル}−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン;
2−{3−[2−フルオロ−4−(メチルスルホニル)フェノキシ]−5−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]フェニル}−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン;
3−フルオロ−4−{3−(3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル)−5−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]フェノキシ}−N,N−ジメチルベンズアミド;
4−{3−(3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル)−5−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]フェノキシ}ベンゾニトリル;
2−{3−(3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル)−5−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]フェノキシ}ベンゾニトリル;
2−{3−イソプロポキシ−5−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]フェニル}−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン;
3−{3−(3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル)−5−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]フェノキシ}−N,N−ジメチルベンズアミド;
2−{3−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]−5−[3−(メチルスルフィニル)フェノキシ]フェニル}−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン;
4−({3−(3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル)−5−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]フェノキシ}メチル)ベンゾニトリル;
2−({3−(3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル)−5−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]フェノキシ}メチル)ベンゾニトリル;
2−{3−[(3−メトキシベンジル)オキシ]−5−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]フェニル}−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン;
2−{3−[(2−フルオロベンジル)オキシ]−5−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]フェニル}−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン;
2−(3−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]−5−{[4−(メチルスルホニル)ベンジル]オキシ}フェニル)−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン;
4−({3−(3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル)−5−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]フェノキシ}メチル)−N,N−ジメチルベンズアミド;
(2S)−2−{3−(3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル)−5−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]フェノキシ}プロパン−1−オール;および
(2S)−2−{3−(6−ブロモ−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル)−5−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]フェノキシ}プロパン−1−オール;および/または
2−{3−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]−5−[(1S)−1−メチル−2−フェニルエトキシ]フェニル}−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン;
2−{3−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]−5−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]フェニル}−5−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン;
2−{3−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]−5−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]フェニル}−6−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン;
2−{3−[(1S)−2−tert−ブトキシ−1−メチルエトキシ]−5−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]フェニル}−5−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン;
2−{3−[(1S)−2−tert−ブトキシ−1−メチルエトキシ]−5−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]フェニル}−6−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン;
2−{3−(ベンジルオキシ)−5−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]フェニル}−5−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン;
(2S)−2−[3−[4−(アゼチジン−1−イルカルボニル)−2−フルオロフェノキシ]−5−(3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル)フェノキシ]プロパン−1−オール;
(2S)−2−[3−[4−(アゼチジン−1−イルカルボニル)−2−フルオロフェノキシ]−5−(6−クロロ−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル)フェノキシ]プロパン−1−オール;
8−{3−{[2−(アゼチジン−1−イルカルボニル)ピリミジン−5−イル]オキシ}−5−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]フェニル}−9H−プリン;
5−{3−(3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル)−5−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]フェノキシ}−N,N−ジメチルピリミジン−2−カルボキサミド;
5−[3−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]−5−(9H−プリン−8−イル)フェノキシ]−N,N−ジメチルピリミジン−2−カルボキサミド;
6−クロロ−2−{3−[2−フルオロ−4−(メチルスルホニル)フェノキシ]−5−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]フェニル}−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン;
6−フルオロ−2−{3−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]−5−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]フェニル}−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン;
2−{3−{[5−(アゼチジン−1−イルカルボニル)ピラジン−2−イル]オキシ}−5−[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イルオキシ]フェニル}−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン;
8−{3−{[5−(アゼチジン−1−イルカルボニル)ピラジン−2−イル]オキシ}−5−[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イルオキシ]フェニル}−9H−プリン;
8−{3−{[6−(アゼチジン−1−イルカルボニル)ピリジン−3−イル]オキシ}−5−[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イルオキシ]フェニル}−9H−プリン;
(2S)−2−{3−(6−クロロ−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル)−5−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]フェノキシ}プロパン−1−オール;
(2S)−2−{3−(5−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル)−5−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]フェノキシ}プロパン−1−オール;
(2S)−2−(3−(3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル)−5−{4−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェノキシ}フェノキシ)プロパン−1−オール;
(2S)−2−{3−(6−クロロ−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル)−5−[2−フルオロ−4−(メチルスルホニル)フェノキシ]フェノキシ}プロパン−1−オール;
(2S)−2−{3−(6−フルオロ−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル)−5−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]フェノキシ}プロパン−1−オール;
5−[3−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチルエトキシ]−5−(9H−プリン−8−イル)フェノキシ]−N,N−ジメチルピリミジン−2−カルボキサミド;
5−[3−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチルエトキシ]−5−(9H−プリン−8−イル)フェノキシ]−N,N−ジメチルピラジン−2−カルボキサミド;
2−{3−[4−(エチルスルホニル)−2−フルオロフェノキシ]−5−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]フェニル}−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン;
2−{3−[4−(アゼチジン−1−イルカルボニル)−2−フルオロフェノキシ]−5−イソプロポキシフェニル}−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン;
2−{3−[2−フルオロ−4−(ピロリジン−1−イルカルボニル)フェノキシ]−5−イソプロポキシフェニル}−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン;
3−クロロ−4−[3−(3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル)−5−イソプロポキシフェノキシ]−N,N−ジメチルベンズアミド;
5−クロロ−6−{3−(3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル)−5−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]フェノキシ}−N,N−ジメチルニコチンアミド;
5−メトキシ−2−{3−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]−5−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]フェニル}−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン;
2−{3−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]−5−[4−(1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェノキシ]フェニル}−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン;
2−{3−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]−5−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]フェニル}−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−カルボニトリル;
N−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−6−{3−(3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル)−5−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]フェノキシ}ニコチンアミド;
4−{3−(3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル)−5−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]フェノキシ}安息香酸;
2−{3−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]−5−[4−(ピロリジン−1−イルカルボニル)フェノキシ]フェニル}−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン;
2−[3−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]−5−(4−{[2−(トリフルオロメチル)ピロリジン−1−イル]カルボニル}フェノキシ)フェニル]−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン;
4−{3−(3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル)−5−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]フェノキシ}−N−[1−(2−チエニル)エチル]ベンズアミド;
N−(2−ヒドロキシエチル)−4−{3−(3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル)−5−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]フェノキシ}−N−メチルベンズアミド;
4−{3−(3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル)−5−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]フェノキシ}−N−メチル−N−(1−メチルピペリジン−4−イル)ベンズアミド;
N−(3−アミノ−3−オキソプロピル)−4−{3−(3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル)−5−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]フェノキシ}ベンズアミド;
N−[4−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル]−4−{3−(3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル)−5−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]フェノキシ}ベンズアミド;
N−シクロブチル−4−{3−(3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル)−5−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]フェノキシ}ベンズアミド;
4−{3−(3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル)−5−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]フェノキシ}−N−プロプ−2−イン−1−イルベンズアミド;
N−(1,1−ジオキシドテトラヒドロ−3−チエニル)−4−{3−(3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル)−5−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]フェノキシ}ベンズアミド;
1−(4−{3−(3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル)−5−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]フェノキシ}ベンゾイル)−N−メチルピペリジン−4−カルボキサミド;
2−[4−(4−{3−(3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル)−5−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]フェノキシ}ベンゾイル)ピペラジン−1−イル]エタノール;
4−{3−(3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル)−5−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]フェノキシ}−N−(2−メトキシエチル)ベンズアミド;
1−(4−{3−(3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル)−5−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]フェノキシ}ベンゾイル)ピペリジン−4−オール;
4−{3−(3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル)−5−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]フェノキシ}−N−メチルベンズアミド;
2−{3−{4−[(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェノキシ}−5−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]フェニル}−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン;
N−(シアノメチル)−4−{3−(3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル)−5−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]フェノキシ}−N−メチルベンズアミド;
N−(4−ヒドロキシテトラヒドロ−3−チエニル)−4−{3−(3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル)−5−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]フェノキシ}ベンズアミド;
N−シクロブチル−N−(2−ヒドロキシエチル)−4−{3−(3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル)−5−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]フェノキシ}ベンズアミド;
2−{3−{4−[(4−アリルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェノキシ}−5−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]フェニル}−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン;
4−{3−(3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル)−5−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]フェノキシ}−N−(3−ピロリジン−1−イルプロピル)ベンズアミド;
N−[2−(ジメチルアミノ)−1−メチルエチル]−4−{3−(3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル)−5−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]フェノキシ}ベンズアミド;
4−{3−(3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル)−5−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]フェノキシ}−N,N−ジメチルベンズアミド;
2−(3−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]−5−{4−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェノキシ}フェニル)−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン;および
2−{3−[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエトキシ]−5−[4−(メチルスルホニル)フェノキシ]フェニル}−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン;および/または
2−{3−{[6−(アゼチジン−1−イルカルボニル)ピリジン−3−イル]オキシ}−5−[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イルオキシ]フェニル}−6−フルオロ−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン;
:N,N−ジメチル−5−({3−(9H−プリン−8−イル)−5−[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イルオキシ]フェニル}オキシ)ピラジン−2−カルボキサミド
の内のいずれか一つまたはそれを超えるものを含む。
【請求項11】
医薬組成物であって、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩またはプロドラッグを、薬学的に許容しうる希釈剤または担体と一緒に含む医薬組成物。
【請求項12】
薬剤として用いるための、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩またはプロドラッグ。
【請求項13】
GLKによって媒介される疾患の処置用の薬剤として用いるための、請求項1〜10のいずれか1項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩またはプロドラッグ。
【請求項14】
GLKによって媒介される疾患が、糖尿病である、請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
GLKによって媒介される疾患の処置用の薬剤の製造における、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩またはプロドラッグの使用。
【請求項16】
2型糖尿病の処置用の薬剤の製造における、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩またはプロドラッグの使用。
【請求項17】
GLKで媒介される疾患を処置する方法であって、このような処置を必要としている哺乳動物に、有効量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩またはプロドラッグを投与することによる方法。
【請求項18】
GLKで媒介される疾患が、2型糖尿病である、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
式(I)の化合物の製造方法であって、次の方法(a)〜(f)(ここにおいて、可変部分は、特に断らない限り、請求項1に定義の通りである):
(a)式(III)の化合物と式(IV)の化合物との反応
【化5】

(式中、Xは、脱離基または有機金属試薬であり、そしてXはヒドロキシル基であり、またはXはヒドロキシル基であり、そしてXは、脱離基または有機金属試薬であり、そしてここにおいて、Rは、式(I)の化合物について定義の通りであり、またはその保護された変形である);
(b)式(V)の化合物と式(VI)の化合物との反応
【化6】

(式中、Xは、脱離基または有機金属試薬であり、そしてXはヒドロキシル基であり、またはXはヒドロキシル基であり、そしてXは、脱離基または有機金属試薬であり、そしてここにおいて、Rは、式(I)の化合物について定義の通りであり、またはその保護された変形である);または
(c)式(VII)の化合物と式(VIII)の化合物との反応
【化7】

(式中、Xは脱離基であり且つXは有機金属薬であり、またはXは脱離基であり且つXは有機金属薬であり;そしてここにおいて、Rは、式(I)の化合物について定義の通りであり、またはその保護された変形である);または
(d)式(IX)の化合物と式(X)の化合物との反応、および一つまたは二つの工程反応での環化
【化8】

(式中、X10は、水素、ヒドロキシル基、ハロゲン、または他の脱離基、例えば、−OR(ここにおいて、−ORは、エステルまたは活性エステルである)であり、そしてここにおいて、Rは、式(I)の化合物について定義の通りであり、またはその保護された変形である);または
(e)式(XI)の化合物と式(XII)の化合物との反応、および一つの工程反応での環化
【化9】

(式中、X11は各々、好ましくは、O−メチルまたはO−エチル型の脱離基であり、そしてここにおいて、Rは、式(I)の化合物について定義の通りであり、またはその保護された変形である);または
(f)式(XIII)の化合物と式(XIV)の化合物との反応、および一つまたは二つの工程反応での環化
【化10】

(式中、X12およびX13は、独立して、ハロゲンまたは他の脱離基であり、そしてここにおいて、Rは、式(I)の化合物について定義の通りであり、またはその保護された変形である)
を含み;そしてその後、必要ならば、
(i)式(I)の化合物を、式(I)の別の化合物へと変換し;
(ii)任意の保護基を除去し;および/または
(iii)その塩若しくはプロドラッグを形成する、
前記製造方法。

【公表番号】特表2008−542247(P2008−542247A)
【公表日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−512900(P2008−512900)
【出願日】平成18年5月19日(2006.5.19)
【国際出願番号】PCT/GB2006/001842
【国際公開番号】WO2006/125958
【国際公開日】平成18年11月30日(2006.11.30)
【出願人】(300022641)アストラゼネカ アクチボラグ (581)
【Fターム(参考)】