説明

ケモカイン受容体のジアゼパン誘導体モジュレーター

本発明は、式(I)[ここで、A、X、R、R、R、R、R、R、R10、R11、R12、R13、mおよびnは明細書および請求項において定義される通りである]で示される新規なジアゼパン誘導体、およびこれらの生理学的に許容されうる塩に関する。これらの化合物は、CCR−2受容体、CCR−5受容体および/またはCCR−3受容体の拮抗剤であり、医薬として使用できる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】


[式中、
Aは、アリールまたはヘテロアリールであり、
ここで、前記アリールおよび前記ヘテロアリールは、場合によりハロゲン、ベンジルオキシ、ヘテロアリール−C1〜6アルコキシ、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシおよびハロC1〜6アルコキシからなる群より独立に選択される1〜3個の置換基により置換されているか、あるいは前記アリールおよび前記ヘテロアリールは、場合によりC1〜6アルキレンジオキシにより置換されており;
Xは、−N(R)(R)または−N(R)(R)(R)であり;
i)RおよびRは、互いに独立して、水素、C1〜6アルキル、C3〜6アルケニル、C3〜6アルキニル、ヒドロキシC2〜6アルキル、C1〜6アルコキシC2〜6アルキル、C3〜7シクロアルキル、C3〜7シクロアルキルC1〜6アルキル、C7〜10ビシクロアルキル、フェニルC1〜3アルキル、ヘテロアリールC1〜3アルキル、ヘテロシクリルまたはヘテロシクリルC1〜6アルキルであり、
ここで、前記C3〜7シクロアルキルおよび前記C3〜7シクロアルキルC1〜6アルキルのシクロアルキル、前記フェニルC1〜3アルキルのフェニル、前記ヘテロアリールC1〜3アルキルのヘテロアリール、および前記ヘテロシクリルおよび前記ヘテロシクリルC1〜6アルキルのヘテロシクリルは、場合によりRからなる群より独立に選択される1〜3個の置換基により置換されているか;あるいは
およびRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、場合によりRからなる群より独立に選択される1〜3個の置換基により置換されている、ヘテロシクリルを形成し、そして、前記RおよびRにより形成されるヘテロシクリルの環炭素原子の1つは、場合によりカルボニル基により置き換えられており;かつ/あるいは
およびRにより形成されるヘテロシクリルの環炭素原子の1つは、C3〜7シクロアルキルまたはヘテロシクリルである別の環の環炭素原子であってもよく、前記別の環の環炭素原子の1つまたは2つは、場合によりカルボニル基により置き換えられており、そして前記別の環は場合によりC1〜6アルキルにより置換されており;
およびRは、互いに独立して、水素、ヒドロキシ、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、C3〜7シクロアルキル、C3〜7シクロアルキルC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシカルボニル、カルボキシル、ヒドロキシ−C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ−C1〜6アルキル、ハロゲンまたはハロC1〜6アルキルであるか;または
およびRは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、場合によりC1〜4アルキル、ハロC1〜4アルキルおよびハロゲンからなる群より独立に選択される1〜3個の置換基により置換されている、C3〜7シクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成しているか;あるいは
ii)Rは、水素、C1〜6アルキル、C3〜6アルケニル、C3〜6アルキニル、ヒドロキシC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシC1〜6アルキル、C3〜7シクロアルキル、C3〜7シクロアルキルC1〜6アルキル、C7〜10ビシクロアルキル、フェニルC1〜3アルキル、ヘテロアリールC1〜3アルキル、ヘテロシクリルまたはヘテロシクリルC1〜6アルキルであり、
ここで、前記C3〜7シクロアルキルおよび前記C3〜7シクロアルキルC1〜6アルキルのシクロアルキル、前記フェニルC1〜3アルキルのフェニル、前記へテロアリールC1〜3アルキルのヘテロアリール、および前記ヘテロシクリルおよび前記ヘテロシクリルC1〜6アルキルのヘテロシクリルは、場合によりRからなる群より独立に選択される1〜3個の置換基により置換されており;
は、水素、C1〜6アルキル、C3〜7シクロアルキル、C3〜7シクロアルキルC1〜6アルキル、ハロゲンまたはハロC1〜6アルキルであり;
およびRは、Rが結合している窒素原子、Rが結合している炭素原子、および、もしあれば前記窒素原子および前記炭素原子の間にあるC1〜2アルキレンと一緒になって、場合によりC1〜6アルキルおよびフッ素からなる群より独立に選択される1〜3個の置換基により置換されている、ヘテロシクリルを形成し;
およびRは、互いに独立して、水素、フルオロ、C1〜6アルキルまたはC3〜7シクロアルキルであり;
は、C1〜6アルキルであり;
、R、R10、R11、R12およびR13は、互いに独立して、水素、C1〜6アルキルまたはC3〜7シクロアルキルであり;
は、ヒドロキシ、シアノ、NR、ハロゲン、C1〜6アルキル、ハロC1〜6アルキル、ヒドロキシC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルコキシC1〜6アルキル、C3〜7シクロアルキル、C1〜6アルコキシカルボニル、アシル、−C(O)NR、−NR−C(O)−R、−NR−C(O)−OR、−NR−C(O)−NR、−NR−SO−R、−NR−SO−NR、−OC(O)NR、−OC(O)OR、C1〜6アルキルスルホニル、C1〜6アルキルスルフィニル、C1〜6アルキルチオ、フェニル、フェニルC1〜3アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC1〜3アルキルおよびヘテロシクリルであり、
ここで、前記フェニルおよび前記フェニルC1〜3アルキルのフェニル、前記ヘテロアリールおよび前記ヘテロアリールC1〜3アルキルのヘテロアリール、およびヘテロシクリルは、場合によりヒドロキシ、シアノ、NR、ハロゲン、C1〜6アルキル、ハロC1〜6アルキル、ヒドロキシC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシカルボニル、アシル、−C(O)NR、−NR−C(O)−R、−NR−C(O)−OR、−NR−C(O)−NR、−NR−SO−R、−NR−SO−NR、−OC(O)NR、−OC(O)OR、C1〜6アルキルスルホニル、C1〜6アルキルスルフィニルおよびC1〜6アルキルチオからなる群より独立に選択される1〜3個の置換基により置換されており、そして、ヘテロシクリルの環炭素原子の1つまたは2つは、場合によりカルボニル基により置き換えられており;
、RおよびRは、独立に水素またはC1〜6アルキルであり;
nは、0〜3の整数であり;
mは、0〜3の整数であり;
m+nは、1〜5の整数であり;
ここで、特に指示のない限り、
用語「アリール」は、フェニルまたはナフチルを意味し;
用語「ヘテロシクリル」は、非芳香族の、4〜9個の環原子を有する単環式または二環式基であって、環原子の1〜3個が、N、OおよびS(O)(ここで、nは0〜2の整数である)から独立に選択されるヘテロ原子であり、残りの環原子がCであるものを意味し;
用語「ヘテロアリール」は、5〜10個の環原子を有する単環式または二環式基であって、N、OおよびSから独立に選択される1〜3個の環ヘテロ原子を有し、残りの環原子がCであるものを意味し;
用語「アシル」は、R−C(O)−を意味し、ここで、RはC1〜6アルキル、ハロC1〜6アルキル、C3〜7シクロアルキルまたはC3〜7シクロアルキルC1〜6アルキルである]
で示される化合物またはそのプロドラッグまたは薬学的に許容されうる塩。
【請求項2】
およびRが、互いに独立に、水素、C1〜6アルキル、C3〜7シクロアルキル、C3〜7シクロアルキルC1〜6アルキル、ハロゲンまたはハロC1〜6アルキルであり;
、R、R10、R11、R12およびR13が、水素であり;
が、ヒドロキシ、シアノ、NR、ハロゲン、C1〜6アルキル、ハロC1〜6アルキル、ヒドロキシC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルコキシC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシカルボニル、アシル、−C(O)NR、−NR−C(O)−R、−NR−C(O)−OR、−NR−C(O)−NR、−NR−SO−R、−NR−SO−NR、−OC(O)NR、−OC(O)OR、C1〜6アルキルスルホニル、C1〜6アルキルスルフィニル、C1〜6アルキルチオ、フェニル、フェニルC1〜3アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC1〜3アルキルおよびヘテロシクリルであり、
ここで、前記フェニルおよび前記フェニルC1〜3アルキルのフェニル、前記ヘテロアリールおよび前記ヘテロアリールC1〜3アルキルのヘテロアリール、およびヘテロシクリルは、場合によりヒドロキシ、シアノ、NR、ハロゲン、C1〜6アルキル、ハロC1〜6アルキル、ヒドロキシC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシカルボニル、アシル、−C(O)NR、−NR−C(O)−R、−NR−C(O)−OR、−NR−C(O)−NR、−NR−SO−R、−NR−SO−NR、−OC(O)NR、−OC(O)OR、C1〜6アルキルスルホニル、C1〜6アルキルスルフィニルおよびC1〜6アルキルチオからなる群より独立に選択される1〜3個の置換基により置換されており、そして、ヘテロシクリルの環炭素原子の1つまたは2つは、場合によりカルボニル基により置き換えられている、
請求項1記載の化合物。
【請求項3】
Aが、場合によりハロゲン、ベンジルオキシ、ヘテロアリール−C1〜6アルコキシ、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシおよびハロC1〜6アルコキシからなる群より独立に選択される1〜3個の置換基により置換されているフェニルであるか、あるいは、Aが、場合によりC1〜6アルキレンジオキシにより置換されているフェニルである、
請求項1および2のいずれか1項記載の化合物。
【請求項4】
Aが、塩素およびフッ素からなる群より独立に選択される1つまたは2つのハロゲン原子により置換されているフェニルである、請求項1〜3のいずれか1項記載の化合物。
【請求項5】
Aが、塩素およびフッ素からなる群より独立に選択される2つのハロゲン原子により3,4位または3,5位において置換されているフェニルである、請求項1〜4のいずれか1項記載の化合物。
【請求項6】
Xが、−N(R)(R)である、請求項1〜5のいずれか1項記載の化合物。
【請求項7】
およびRの少なくとも1つが水素以外である、請求項6記載の化合物。
【請求項8】
が、水素、C1〜6アルキルまたはヒドロキシC2〜6アルキルであり、Rが、C3〜7シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルC1〜6アルキル、C1〜7ビシクロアルキル、ヒドロキシC2〜6アルキルまたはC1〜6アルコキシC2〜6アルキルであり、
ここで、シクロアルキルおよび前記ヘテロシクリルおよび前記ヘテロシクリルC1〜6アルキルのヘテロシクリルは、場合によりC1〜6アルキル、ヒドロキシ、ヘテロアリールおよびC1〜6アルコキシからなる群より独立に選択される1つまたは2つの置換基により置換されている、
請求項6および7のいずれか1項記載の化合物。
【請求項9】
が、水素であり、Rが、ヘテロシクリルである、請求項6〜8のいずれか1項記載の化合物。
【請求項10】
m+nが、1または2の整数である、請求項6〜9のいずれか1項記載の化合物。
【請求項11】
、R、RおよびRが、水素である、請求項6〜10のいずれか1項記載の化合物。
【請求項12】
およびRが、それらが結合する窒素原子と一緒になって、場合によりRからなる群より独立に選択される1〜3個の置換基により置換されている、ヘテロシクリルを形成し、そして、前記RおよびRにより形成されるヘテロシクリルの環炭素原子の1つは、場合によりカルボニル基により置き換えられており;かつ/あるいは
およびRにより形成されるヘテロシクリルの環炭素原子の1つは、C3〜7シクロアルキルまたはヘテロシクリルである別の環の環炭素原子であってもよく、前記別の環の環炭素原子の1つまたは2つは、場合によりカルボニル基により置き換えられており、そして前記別の環は場合によりC1〜6アルキルにより置換されている、
請求項6記載の化合物。
【請求項13】
およびRが、それらが結合する窒素原子と一緒になって形成するヘテロシクリルが、5つまたは6つの環原子を有する単環式基であって、
ここで、窒素原子に加えてもう1つの環原子が、N、OおよびS(O)(ここで、nは0〜2の整数である)から独立に選択されるヘテロ原子であってもよい、
請求項12記載の化合物。
【請求項14】
およびRが、それらが結合する窒素原子と一緒になって形成するヘテロシクリルが、ピペリジル、ピロリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニルまたは1,1−ジオキソ−チオモルホリニルである、請求項12および13のいずれか1項記載の化合物。
【請求項15】
およびRが、それらが結合する窒素原子と一緒になって形成するヘテロシクリルが、ピペリジルまたはピロリジニルである、請求項12〜14のいずれか1項記載の化合物。
【請求項16】
およびRが、それらが結合する窒素原子と一緒になって形成するヘテロシクリルが、場合によりヒドロキシ、フェニルおよびヒドロキシC1〜6アルキルからなる群より独立に選択される1つまたは2つの置換基により置換されており、かつ/あるいは
およびRにより形成されるヘテロシクリルの環炭素原子の1つが、5または6員の単環式ヘテロシクリルである別の環と共有されていてもよく、ここで、前記別の環の環炭素原子の1つまたは2つが、場合によりカルボニル基により置き換えられている、
請求項12〜15のいずれか1項記載の化合物。
【請求項17】
m+nが、1〜3の整数である、請求項12〜16のいずれか1項記載の化合物。
【請求項18】
、R、RおよびRが、水素である、請求項12〜17のいずれか1項記載の化合物。
【請求項19】
以下の化合物:
1−[(E)−3−(3,4−ジクロロ−フェニル)−アクリロイル]−4−(4−ピペリジン−1−イル−ブチル)−[1,4]ジアゼパン−5−オン、
1−[(E)−3−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−アクリロイル]−4−(3−ピペリジン−1−イル−プロピル)−[1,4]ジアゼパン−5−オン、
1−[(E)−3−(4−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−アクリロイル]−4−(3−ピペリジン−1−イル−プロピル)−[1,4]ジアゼパン−5−オン、
8−(3−{4−[(E)−3−(3,4−ジクロロ−フェニル)−アクリロイル]−7−オキソ−[1,4]ジアゼパン−1−イル}−プロピル)−1,3,8−トリアザ−スピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン、
1−[(E)−3−(3,4−ジクロロ−フェニル)−アクリロイル]−4−[3−(4−ヒドロキシ−4−フェニル−ピペリジン−1−イル)−プロピル]−[1,4]ジアゼパン−5−オン、
(+/−)−1−[(E)−3−(3,4−ジクロロ−フェニル)−アクリロイル]−4−[3−(3−ヒドロキシ−ピペリジン−1−イル)−プロピル]−[1,4]ジアゼパン−5−オン、
8−(3−{4−[(E)−3−(3,4−ジクロロ−フェニル)−アクリロイル]−7−オキソ−[1,4]ジアゼパン−1−イル}−プロピル)−1−オキサ−3,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカン−2−オン、
1−[(E)−3−(3,4−ジクロロ−フェニル)−アクリロイル]−4−[3−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルアミノ)−エチル]−[1,4]ジアゼパン−5−オン、
(S)−1−[(E)−3−(3,4−ジクロロ−フェニル)−アクリロイル]−4−[3−(2−ヒドロキシメチル−ピロリジン−1−イル)−エチル]−[1,4]ジアゼパン−5−オン、または
1−[(E)−3−(3,4−ジクロロ−フェニル)−アクリロイル]−4−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−[1,4]ジアゼパン−5−オン
である、請求項1記載の化合物。
【請求項20】
以下の化合物:
1−[(E)−3−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−アクリロイル]−4−[3−((−,cis)−3−ヒドロキシ−4−メチル−ピペリジン−1−イル)−プロピル]−[1,4]ジアゼパン−5−オン、
1−[(E)−3−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−アクリロイル]−4−[3−(3−ヒドロキシ−4,4−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−プロピル]−[1,4]ジアゼパン−5−オン、
(cis)−1−[(E)−3−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−アクリロイル]−4−[3−(3−ヒドロキシ−5−メチル−ピペリジン−1−イル)−プロピル]−[1,4]ジアゼパン−5−オン、
1−[(E)−3−(3,4−ジクロロ−フェニル)−アクリロイル]−4−[2−ヒドロキシ−3−(3−ヒドロキシ−4−メチル−ピペリジン−1−イル)−プロピル]−[1,4]ジアゼパン−5−オン、
1−[(E)−3−(3,4−ジクロロ−フェニル)−アクリロイル]−4−[(S)−2−ヒドロキシ−3−((−)−4−ヒドロキシ−6−アザ−スピロ[2.5]オクタ−6−イル)−プロピル]−[1,4]ジアゼパン−5−オン、
1−[(E)−3−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−アクリロイル]−4−[(S)−2−ヒドロキシ−3−(3−ヒドロキシ−4,4−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−プロピル]−[1,4]ジアゼパン−5−オン、
1−[(E)−3−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−アクリロイル]−4−[(S)−2−ヒドロキシ−3−(cis−3−ヒドロキシ−5−メチル−ピペリジン−1−イル)−プロピル]−[1,4]ジアゼパン−5−オン、
1−[(E)−3−(4−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−アクリロイル]−4−[4−((−)−4−ヒドロキシ−6−アザ−スピロ[2.5]オクタ−6−イル)−ブチル]−[1,4]ジアゼパン−5−オン、
(cis)−1−[(E)−3−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−アクリロイル]−4−[4−(3−ヒドロキシ−5−メチル−ピペリジン−1−イル)−ブチル]−[1,4]ジアゼパン−5−オン、
1−[(E)−3−(3−クロロ−フェニル)−アクリロイル]−4−[3−((−)−4−ヒドロキシ−6−アザ−スピロ[2.5]オクタ−6−イル)−プロピル]−[1,4]ジアゼパン−5−オン、または
1−[(E)−3−(5,6−ジクロロ−ピリジン−3−イル)−アクリロイル]−4−[3−((−)−4−ヒドロキシ−6−アザ−スピロ[2.5]オクタ−6−イル)−プロピル]−[1,4]ジアゼパン−5−オン
である、請求項1記載の化合物。
【請求項21】
式(I):
【化2】


で示される化合物の製造方法であって、
式(4):
【化3】


で示される化合物を、式(5):
【化4】


で示される化合物と反応させることを含み、
ここで、A、X、R、R、R、R、R、R、R10、R11、R12、R13、mおよびnが、請求項1で定義された通りである、
製造方法。
【請求項22】
請求項1〜20のいずれか1項記載の化合物および薬学的に許容されうる賦形剤を含む医薬組成物。
【請求項23】
治療上活性な物質として使用するための、請求項1〜20のいずれか1項記載の化合物。
【請求項24】
CCR−2受容体拮抗薬、CCR−3受容体拮抗薬またはCCR−5受容体拮抗薬により処置可能な疾患の治療および/または予防のための治療上活性な物質として使用するための、請求項1〜20のいずれか1項記載の化合物。
【請求項25】
CCR−2受容体拮抗薬、CCR−3受容体拮抗薬またはCCR−5受容体拮抗薬により処置可能な疾患の治療および/または予防のための医薬の製造のための、請求項1〜20のいずれか1項記載の化合物の使用。
【請求項26】
疾患が、末梢動脈閉塞性疾患、重症虚血肢、不安定動脈硬化プラーク患者、不安定狭心症、うっ血性心不全、左室肥大、虚血再灌流障害、脳卒中、心筋症、再狭窄、関節リウマチ、糖尿病性腎症、過敏性腸疾患、クローン病、多発性硬化症、神経因性疼痛、アテローム血栓症、および/または、糖尿病/CLIにおけるやけど/潰瘍、または喘息である、請求項25記載の使用。
【請求項27】
本明細書に記載された、特に新規化合物、中間体、医薬、使用および製造方法に関する発明。

【公表番号】特表2009−534346(P2009−534346A)
【公表日】平成21年9月24日(2009.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−505847(P2009−505847)
【出願日】平成19年4月11日(2007.4.11)
【国際出願番号】PCT/EP2007/053490
【国際公開番号】WO2007/122103
【国際公開日】平成19年11月1日(2007.11.1)
【出願人】(591003013)エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲー (1,754)
【氏名又は名称原語表記】F. HOFFMANN−LA ROCHE AKTIENGESELLSCHAFT
【Fターム(参考)】