説明

ケーブル式操作装置及びケーブルガイド用コイルバネ

【課題】、コイルバネの湾曲部でのケーブルの磨耗を抑えつつ、可動部材の可動範囲を十分に確保することができる技術を提供することを目的とする。
【解決手段】 ケーブル54を進退させることによってケーブル54に連結されたブレーキレバー52を動かすケーブル式操作装置50であって、コイルバネ56と支持部材58を備えている。ケーブル54は、支持部材58によってその配索経路上で支持されている。コイルバネ56は、一端がブレーキレバー52に固定され、他端が支持部材58に固定され、その内孔にケーブル54が挿通されている。支持部材58には、コイルバネ56の端部に側方から接触する湾曲したガイド曲面58bが形成されており、コイルバネ56の中間部には、コイル径及びコイルピッチを拡大させた大径部が形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ケーブルが進退することによって可動部材を動かすケーブル式操作装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に、ケーブル式操作装置であるパーキングブレーキ装置が開示されている。このパーキングブレーキ装置は、バッキングプレートに対して移動可能に設けられたパーキングレバーと、パーキングレバーに連結されたパーキングケーブルを備えている。パーキングケーブルは、パーキングレバーに対して進退可能に配索されており、パーキングケーブルに加えた操作力が、パーキングレバーに伝達されるようになっている。
バッキングプレートとパーキングレバーとの間では、パーキングケーブルがコイルバネによって案内されている。コイルバネは、パーキングレバーの動作に応じて伸縮することができるので、パーキングレバーの動作を阻害することなくパーキングケーブルを案内することができる。
【0003】
特許文献1のケーブル式操作装置には、コイルバネを支持するリテーナプレートが設けられている。リテーナプレートには湾曲するガイド曲面が形成されており、コイルバネがガイド曲面に沿って湾曲させられている。コイルバネを湾曲させた位置では、ケーブルがコイルバネに強く接触しながら摺動する。この場合、ケーブルの磨耗が進行しやすく、ケーブルが破断してしまうこともある。
この問題に対し、特許文献1には、コイルバネのガイド曲面に接触する範囲で、そのコイルピッチを小さくする技術が提案されている。コイルバネのコイルピッチを小さくすると、ケーブルがコイルバネのより多く素線と接触するようになる。ケーブルとコイルバネとの接触圧が低下することから、ケーブルの磨耗を抑制することが可能となる。
【0004】
【特許文献1】実公昭62−13891号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の技術のように、コイルバネのコイルピッチを小さくすると、コイルバネの最大圧縮変形量(最大に圧縮変形できる変形量)が小さくなってしまう。コイルバネは可動部材の動作に応じて変形する必要があるので、コイルバネの最大圧縮変形量が小さくなると、可動部材の可動範囲が制限されてしまう場合もある。
本発明は、前記した事情を鑑みてなされたものであり、コイルバネの湾曲部でのケーブルの磨耗を抑えつつ、可動部材の可動範囲を十分に確保することができる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、ケーブルを進退させることによってケーブルに連結された可動部材を動かすケーブル式操作装置に具現化される。このケーブル式操作装置は、可動部材と、一端が可動部材に連結され、可動部材に対して進退可能に配索されたケーブルと、前記ケーブルをその配索経路上で支持する支持部材と、一端が可動部材に固定され、他端が支持部材に固定され、その内孔に前記ケーブルが挿通されているコイルバネを備えている。前記支持部材と前記可動部材の少なくとも一方には、前記コイルバネの端部に側方から接触する湾曲したガイド曲面が形成されている。そして、前記コイルバネの中間部には、コイル径及びコイルピッチを拡大させた大径部が形成されている。
【0007】
このケーブル式操作装置では、コイルバネの中間部に、コイル径及びコイルピッチを拡大させた大径部が形成されている。それにより、ガイド曲面に接触する端部ではコイルピッチを小さくしても、コイルバネ全体ではその最大圧縮変形量を十分に確保することができる。特に、大径部ではコイルピッチのみでなくコイル径も併せて拡大することにより、コイルバネの曲げ剛性を維持しながら、コイルピッチを拡大することが可能となる。
このケーブル式操作装置によると、ケーブルやコイルバネの磨耗を抑えつつ、コイルバネの最大圧縮変形量を維持して可動部材の可動範囲を十分に確保することができる。
【0008】
上記したケーブル式操作装置において、前記ガイド曲面に接触する前記コイルバネの端部は、密着巻きとされていることが好ましい。
この構成によると、ケーブルやコイルバネの磨耗をより抑制することが可能となる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によると、ケーブルとコイルバネの耐久性が高く、可動部材の可動範囲が大きなケーブル式操作装置を実現することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本発明の好適な実施形態を列記する。
(形態1) コイルバネは、ガイド曲面が支持部材と可動部材の一方のみに形成されている場合でも、長手方向に関して対称に形成するとよい。この構成によれば、ケーブル式操作装置を組み立てる際に、コイルバネの向きを確認することなく組付けることができる。
(形態2) コイルバネの大径部では、その一部でコイルピッチを相違させることが好ましい。それにより、ケーブル式操作装置の製造現場において、コイルバネ同士が絡み合うことを防止することができる。
【実施例】
【0011】
本発明を具現化した実施例にかかるケーブル式操作装置を図面に基づいて説明する。実施例では、自動車のパーキングブレーキ装置に用いられるケーブル式操作装置について説明する。図1は、自動車の後輪に配置されているドラム式のブレーキ装置10の一部抜粋図である。ブレーキ装置10は、バックプレート12とブレーキシューアッセンブリ14とケーブル式操作装置50等を備えている。
バックプレート12は平面視で円板形状の基部12aと、基部12aの外周端に沿った円筒形状の外周部12bを有している。ドラム(図示省略)は、外周部12bに沿って配置される。
ブレーキシューアッセンブリ14は、ブレーキシュー16,18とシリンダ20と間隔調整装置21とコイルバネ28,32とアンカー部材30を備えている。ブレーキシュー16,18は、バックプレート12の基部12aにそれぞれ支持されている。ブレーキシュー16,18は、左右対称に配置されている。ブレーキシュー16は、ライニング16aとリブ16bとウェブ16cを備えている。ウェブ16cは平板形状を有している。ウェブ16cはバックプレート12に略平行に配置されている。ウェブ16cは、シュー支持部材16dによって、基部12aに弾性的に支持されている。ウェブ16cの外側端(図1の左側の端)は円弧状に形成されている。リブ16bは、ウェブ16cの外側端に略垂直に固定されている略平板形状である。リブ16bの外側面には、ライニング16aが貼付されている。
ブレーキシュー18は、ブレーキシュー16と同様に、ライニング18aとリブ18bとウェブ18cを備えている。ウェブ18cは、シュー支持部材18dによって、基部12aに弾性的に支持されている。ブレーキシュー18は、ブレーキシュー16と略同一の構成であるため、ブレーキシュー16の説明と重複する部分については説明を省略する。ブレーキシュー18は、ブレーキシュー16と左右対称に配置されている。
【0012】
ウェブ16c,18cの上端は、シリンダ20内のピストン(図示省略)にそれぞれ係合している。シリンダ20は、基部12aに固定されている。シリンダ20の下方には、コイルバネ28が配置されている。コイルバネ28は、その左端がウェブ16cに係合しており、その右端がウェブ18cに係合している。コイルバネ28は、ブレーキシュー16,18の間隔を小さくする方向に付勢している。また、ウェブ16cの下端側には、コイルバネ32が配置されている。コイルバネ32は、その左端がウェブ16cの下端に係合しており、その右端がウェブ18cの下端に係合している。コイルバネ32は、ブレーキシュー16,18の間隔を小さくする方向に付勢している。コイルバネ32の上方にはアンカー部材30が配置されている。アンカー部材30はウェブ16c,18cの下端をそれぞれ支持している。
【0013】
間隔調整装置21は、ストラット22とレバー24とコイルバネ26を備えている。ストラット22は、コイルバネ28の内孔に挿通されている。ストラット22の右端は、ウェブ18cに係合している。ストラット22の左端は、後述するブレーキレバー52に係合している。ストラット22は、ストラット22の長手方向(図1の左右方向)の長さを調整するダイアル22aを備えている。ダイアル22aは、レバー24の一端に当接可能に配置されている。レバー24は、ストラット22の右端に回動可能に支持されている。レバー24は、コイルバネ26によって反時計回りに付勢されている。コイルバネ26の一端は、ウェブ18cに係合している。間隔調整装置21は、必要に応じて、コイルバネ26によってレバー24が回動され、ダイアル22aを回動させてストラット22の長さを調整する。これにより、ブレーキシュー16,18の間隔が調整される。
【0014】
図2に示すように、ケーブル式操作装置50は、ケーブル54とブレーキレバー52とコイルバネ56と支持部材58を備えている。ブレーキレバー52は、ウェブ16cと基部12aとの間に配置されている。ブレーキレバー52は、ブレーキ装置10の上下方向に伸びる平板形状である。ブレーキレバー52の上端部は、ウェブ16cの上部に貫通して固定されているピン60に回動可能に支持されている。ブレーキレバー52のピン60よりも下方には、ストラット22の左端が係合している。ブレーキレバー52の下端には、ケーブル支持部52aが形成されている。ケーブル支持部52aは、断面がU溝形状である。ケーブル支持部52aは、ケーブル54の一端を支持している。ケーブル54は、全長に亘ってその表面に樹脂が被覆されている。ケーブル54は、コイルバネ56の内孔56cに挿通されている。ケーブル54の一端には、コイルバネ56の端部のコイル径よりも径の大きい円柱形状のケーブルエンド54aが固定されている。ケーブルエンド54aは、ケーブル支持部52aの左端と当接している。これにより、ケーブル54がブレーキレバー52に固定されている。ケーブル54の他端には、パーキングブレーキレバー(図示省略)が接続されている。
【0015】
コイルバネ56の右端は、支持部材58に支持されている。ケーブル54は、支持部材58の貫通孔58aを通ってブレーキ装置10内に配索されている。ケーブル54は、貫通孔58aを通過することによって、支持部材58に支持されている。図3に示すように、支持部材58には、ガイド曲面58bが形成されている。コイルバネ56は、ガイド曲面58bに当接して湾曲させられている。図4に示すように、コイルバネ56は、その両端部に第1コイル部分56aが形成されている。第1コイル部分56aに挟まれている中間部には、第2コイル部分56bが形成されている。一方の第1コイル部分56aは、支持部材58側の端から、ガイド曲面58bと接触する位置までの範囲である。他方の第1コイル部分56aの長さは、一方の第1コイル部分56aの長さと同一である。第1コイル部分56aは、隣接する素線が接触する、いわゆる密着巻きにされている。第2コイル部分56bは、例えば、コイルピッチが2.0mmとなっている。また、第1コイル部分56aのコイル径は、第2コイル部分56bのコイル径よりも小さい。例えば、第1コイル部分56aのコイル径は6.0mmであり、第2コイル部分56bのコイル径は8.0mmである。コイルバネ56の線径は1.2mmである。
【0016】
次に、ケーブル式操作装置50の動作について説明する。自動車の運転手がパーキングブレーキレバーを操作し、ケーブル54が図1の右側に引っ張られると、ブレーキレバー52がピン60を支点にして反時計回りに回動する。これにより、ストラット22を介してブレーキシュー18がアンカー部材30を支点にしてブレーキシュー16と離間する方向に移動される。それに伴って、ブレーキシュー16もアンカー部材30を支点にしてブレーキシュー18と離間する方向に移動される。その結果、ブレーキシュー16,18は、ドラムの内周面と接触する。これにより、パーキングブレーキが有効となる。このとき、コイルバネ56は、ブレーキレバー52と支持部材58によって圧縮方向に力が付与される。自動車の運転手がパーキングブレーキレバーを操作し、ケーブル54の引張力が緩められると、ブレーキレバー52は、コイルバネ56の付勢力によって、ブレーキレバー52がピン60を支点にして時計回りに回動される。これにより、ブレーキシュー16,18が接近する方向に移動され、パーキングブレーキが解除される。
【0017】
ケーブル54が進退されると、ケーブル54は、コイルバネ56のガイド曲面58bによって湾曲された部分に対して摺動する。コイルバネ56のコイルピッチが大きい場合、コイルバネ56のケーブル54と接触する部分が小さくなる。そのため、ケーブル54がコイルバネ56から受ける接触面圧が大きくなる。また、コイルバネ56が圧縮された場合、コイルバネ56の変形が不安定となる。その結果、コイルバネ56の磨耗等が進行しやすい。また、コイルバネ56の変形によって、内孔56cに挿通されたケーブル54がコイルバネ56から予期せぬ力を受けることがある。その結果、ケーブル54が破断してしまうことがある。
本実施例のケーブル式操作装置50では、ガイド曲面58bと接触する部分である第1コイル部分56aが密着巻きとなっている。この結果、コイルバネ56の湾曲部の巻き数が多くなり、ケーブル54との接触面積を大きくすることができる。そのため、コイルバネ56とケーブル54の接触面圧を低減させることができる。また、ブレーキレバー52と支持部材58からの圧縮力によって、第1コイル部分56aが変形することを防止することができる。これにより、コイルバネ56の磨耗等を抑制することができる。また、内孔56cに挿通されたケーブル54にかかる摩擦力が低減されるため、ケーブル54の破断等を防止することができる。
【0018】
コイルバネ56の最大圧縮変形量は、第2コイル部分56bの最大圧縮変形量に等しい。コイルバネ56では、第2コイル部分56bのコイル径を大きくすることによって、第2コイル部分56bのコイルピッチを大きくしても、コイルバネ56の曲げ剛性が確保されている。それにより、コイルバネ56の圧縮時の変形を安定させることができる。このことから、コイルバネ56の最大圧縮変形量を維持して可動部材の可動範囲を十分に確保することができる。
【0019】
ケーブル式操作装置50では、支持部材58のみにガイド曲面58bが形成されている。一方、コイルバネ56には、その両端に第1コイル部分56aが形成されている。そのため、コイルバネ56を組付ける際に、コイルバネ56の向きを確認する必要がない。
【0020】
ケーブル式操作装置50では、第1コイル部分56aは、支持部材58側の端からガイド曲面58bと接触する範囲に亘って形成されている。しかしながら、第1コイル部分56aは、ガイド曲面58bと接触する位置を越えてブレーキレバー52側に伸びていてもよい。
また、コイルバネ56では、その両端に第1コイル部分56aが形成されている。しかしながら、ガイド曲面がブレーキレバー52と支持部材58のいずれか一方のみにガイド曲面が形成されている場合には、図5に示すように、ガイド曲面に対応する端部のみに第1コイル部分56aが形成されていてもよい。
また、第1コイル部分56aは、密着巻きでなくてもよい。この場合、第1コイル部分56aのコイルピッチは、第2コイル部分56bのコイルピッチよりも小さくする。また、図6に示すように、第2コイル部分56bの中間部に、第2コイル部分56bよりもコイルピッチの小さい第3コイル部分56dを形成してもよい。これにより、組付けされる前の多数のコイルバネ56が容器に雑然と収容されていても、コイルバネ56同士が絡み合うことを防止することができる。第3コイル部分56dのコイルピッチは、コイルバネ56の線径等によって適宜変更することができる。
【0021】
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
例えば、支持部材58が複数あってもよい。この場合、ガイド曲面58bは、いずれかの支持部材58に形成されていてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は、複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】実施例に係るブレーキ装置の平面図。
【図2】実施例に係るケーブル式操作装置の平面図。
【図3】図1のIII−III断面を示す断面図。
【図4】コイルバネの平面図。
【図5】コイルバネのその他の実施例の平面図。
【図6】コイルバネのその他の実施例の平面図。
【符号の説明】
【0023】
10:ブレーキ装置
12:バックプレート
14:ブレーキシューアッセンブリ
16,18:ブレーキシュー
20:シリンダ
28:コイルバネ
30:アンカー部材
32:コイルバネ
50:ケーブル式操作装置
52:ブレーキレバー
52a:ケーブル支持部
54:ケーブル
56:コイルバネ
56a:第1コイル部分
56b:第2コイル部分
56c:内孔
58:支持部材
58b:ガイド曲面
60:ピン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケーブルを進退させることによってケーブルに連結された可動部材を動かすケーブル式操作装置であって、
可動部材と、
一端が可動部材に連結され、可動部材に対して進退可能に配索されたケーブルと、
前記ケーブルをその配索経路上で支持する支持部材と、
一端が可動部材に固定され、他端が支持部材に固定され、その内孔に前記ケーブルが挿通されているコイルバネを備え、
前記支持部材と前記可動部材の少なくとも一方には、前記コイルバネの端部に側方から接触する湾曲したガイド曲面が形成されており、
前記コイルバネの中間部には、コイル径及びコイルピッチを拡大させた大径部が形成されていることを特徴とするケーブル式操作装置。
【請求項2】
前記ガイド曲面に接触する前記コイルバネの端部は、密着巻きとされていることを特徴とする請求項1に記載のケーブル式操作装置。
【請求項3】
可動部材と、一端が可動部材に連結され、可動部材に対して進退可能に配索されたケーブルと、前記ケーブルをその配索経路上で支持する支持部材を備え、ケーブルを進退させることによってケーブルに連結された可動部材を動かすケーブル式操作装置に用いられるケーブルガイド用コイルバネであって、
一端が可動部材に固定され、他端が支持部材に固定され、その内孔に前記ケーブルが挿通され、
少なくとも一方の端部には、前記支持部材と前記可動部材の少なくとも一方に形成された湾曲したガイド曲面が側方から接触し、
その中間部には、コイル径及びコイルピッチを拡大させた大径部が形成されていることを特徴とするケーブルガイド用コイルバネ。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−150468(P2009−150468A)
【公開日】平成21年7月9日(2009.7.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−328427(P2007−328427)
【出願日】平成19年12月20日(2007.12.20)
【出願人】(000210986)中央発條株式会社 (173)
【Fターム(参考)】