コンテンツ送受信システムおよびコンテンツ送受信システムにおける認証方法
【課題】許可されていない相手の装置および人との間でのコンテンツの送受信を防止する。
【解決手段】コンテンツ送信装置1は、受信側能力通知要求をコンテンツ受信装置2に送信する(S1)。コンテンツ受信装置2は、受信側能力通知応答をコンテンツ送信装置1に送信する(S3)。受信側能力通知要求では、受信装置の能力の通知が必要であること、受信装置の認証が必要であること(受信装置認証要)、受信者の認証が必要であること(受信者認証要)が通知される。受信側能力通知応答では、受信装置の能力、送信装置の認証が必要であること(送信装置認証要)、送信者の認証が必要であること(送信者認証要)が通知される。コンテンツ送信装置1は、受信装置の能力が十分か否かを確認する。次に、送受信装置認証(S5)と送受信者認証(S7)が行われる。
【解決手段】コンテンツ送信装置1は、受信側能力通知要求をコンテンツ受信装置2に送信する(S1)。コンテンツ受信装置2は、受信側能力通知応答をコンテンツ送信装置1に送信する(S3)。受信側能力通知要求では、受信装置の能力の通知が必要であること、受信装置の認証が必要であること(受信装置認証要)、受信者の認証が必要であること(受信者認証要)が通知される。受信側能力通知応答では、受信装置の能力、送信装置の認証が必要であること(送信装置認証要)、送信者の認証が必要であること(送信者認証要)が通知される。コンテンツ送信装置1は、受信装置の能力が十分か否かを確認する。次に、送受信装置認証(S5)と送受信者認証(S7)が行われる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツ送受信システムおよびコンテンツ送受信システムにおける認証方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来にあっては、電話番号を使ってコンテンツ(デジタルのコンテンツを構成するファイル)を送受信するため、SIPの呼制御を利用して、呼接続が完了した後、TCP(HTTP等)により、コンテンツを送受信する。
【0003】
図29は、従来のコンテンツ送受信システムにおける概略の動作シーケンス例を示す図である。
【0004】
コンテンツ送信装置1Aにおいて、コンテンツが選択され、ダイヤルおよび送信の指示がなされると、コンテンツ送信装置1Aは、コンテンツ受信装置2Aに対し、SIPによる発呼を行う。コンテンツ受信装置2Aは、SIPによる応答を行う。TCPセッションが確立すると、コンテンツ送信装置1Aは、受信側能力通知要求をコンテンツ受信装置2に送信する(S1A)。コンテンツ受信装置2Aは、受信側能力通知応答をコンテンツ送信装置1に送信する(S3A)。
【0005】
受信側能力通知要求では、受信装置の能力の通知が必要であることが通知される。受信側能力通知応答では、受信装置の能力が通知される。コンテンツ送信装置1Aは、受信装置の能力が十分か否かを確認する。
【0006】
コンテンツ送信装置1Aにおいて能力が十分であることが確認されたなら(S11A)、コンテンツ送信装置1A、コンテンツ受信装置2Aは、コンテンツを送受信する(S15)。
【0007】
具体的には、コンテンツ送信装置1Aは、コンテンツのファイル名、MIME−Typeを通知し、受信開始を受信したなら、コンテンツを例えば、複数回に分けて送信する。コンテンツ受信装置2Aが、送信完了応答を送信したなら、一連の処理が終わる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2009−253815号公報
【特許文献2】特開2004−326572号公報
【特許文献3】特開2006−025178号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、従来のコンテンツ送受信システムには、以下の問題がある。
【0010】
まず、コンテンツ送信装置1は、コンテンツの受信を許可されていないコンテンツ受信装置にコンテンツを送信してしまう虞がある。
【0011】
また、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ受信装置にコンテンツを送信することで、コンテンツの受信を許可されていないコンテンツ受信者が、コンテンツ受信装置を介して、コンテンツを受け取る(以下、受信という)虞がある。
【0012】
また、コンテンツ受信装置2は、コンテンツの送信を許可されていないコンテンツ送信装置からコンテンツを送信されてしまう虞がある。
【0013】
また、コンテンツ受信装置2は、コンテンツの送信を許可されていないコンテンツ送信者から、コンテンツ送信装置を介して、コンテンツが送信されてしてしまう虞がある。
【0014】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、許可されていない相手の装置および人との間でのコンテンツの送受信を防止できるコンテンツ送受信システムおよびコンテンツ送受信システムにおける認証方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記の課題を解決するために、第1の本発明は、コンテンツを送信するコンテンツ送信装置と、コンテンツを受信するコンテンツ受信装置とを含むコンテンツ送受信システムであって、前記コンテンツ送信装置は、コンテンツの送信にあたり、相手が許可された相手であるか否かを判定するための情報を記憶する送信側記憶手段と、コンテンツの送信にあたり、コンテンツ受信装置から情報を受信し、該情報及び当該送信側記憶手段に記憶された情報に基づいて、当該コンテンツ受信装置が、コンテンツの受信を許可されたコンテンツ受信装置か否かを判定するコンテンツ受信装置認証手段と、コンテンツの送信にあたり、コンテンツ受信装置から情報を受信し、該情報及び当該送信側記憶手段に記憶された情報と基づいて、当該コンテンツ受信装置を介してコンテンツを受信するコンテンツ受信者が、コンテンツの受信を許可されたコンテンツ受信者か否かを判定するコンテンツ受信者認証手段とを有し、前記コンテンツ受信装置は、コンテンツの受信にあたり、相手が許可された相手であるか否かを判定するための情報を記憶する受信側記憶手段と、コンテンツの受信にあたり、コンテンツ送信装置から情報を受信し、該情報及び当該受信側記憶手段に記憶された情報に基づいて、当該コンテンツ送信装置が、コンテンツの送信を許可されたコンテンツ送信装置か否かを判定するコンテンツ送信装置認証手段と、コンテンツの受信にあたり、コンテンツ送信装置から情報を受信し、該情報及び当該受信側記憶手段に記憶された情報に基づいて、当該コンテンツ送信装置を介してコンテンツを送信するコンテンツ送信者が、コンテンツの送信を許可されたコンテンツ送信者か否かを判定するコンテンツ送信者認証手段とを有することを特徴とする。
【0016】
例えば、前記コンテンツ受信装置認証手段、前記コンテンツ送信装置認証手段、前記コンテンツ受信者認証手段、前記コンテンツ送信者認証手段のいずれかは、受信した情報および該情報の比較対象である情報が互いに一致したなら、相手は許可された相手であるとの判定結果を得る。
【0017】
例えば、前記比較対象の情報は、相手を示すIDおよびパスワードである。
【0018】
例えば、前記コンテンツ受信者認証手段、前記コンテンツ送信者認証手段のいずれかは、受信した情報および該情報の比較対象である情報が互いに一致したなら、相手は許可された相手であるとの判定結果を得るものであり、前記比較対象の情報は、相手の生体的特徴を示す生体情報である。
【0019】
例えば、前記コンテンツ受信装置認証手段、前記コンテンツ送信装置認証手段、前記コンテンツ受信者認証手段、前記コンテンツ送信者認証手段のいずれかは、所定の原文メッセージを相手の公開鍵で暗号化して認証用メッセージを生成し相手の装置に送信し、当該認証用メッセージが相手の秘密鍵で復号化されて生成された解読メッセージを相手の装置から受信し、当該解読メッセージと前記原文メッセージが互いに一致したなら、相手は許可された相手であるとの判定結果を得る。
【0020】
第2の本発明は、コンテンツを送信するコンテンツ送信装置と、コンテンツを受信するコンテンツ受信装置とを含むコンテンツ送受信システムにおける認証方法であって、前記コンテンツ送信装置は、コンテンツの送信にあたり、相手が許可された相手であるか否かを判定するための情報を記憶する送信側記憶手段を有し、前記コンテンツ受信装置は、コンテンツの受信にあたり、相手が許可された相手であるか否かを判定するための情報を記憶する受信側記憶手段を有し、前記認証方法は、前記コンテンツ送信装置のコンテンツ受信装置認証手段が、コンテンツの送信にあたり、コンテンツ受信装置から情報を受信し、該情報及び当該送信側記憶手段に記憶された情報に基づいて、当該コンテンツ受信装置が、コンテンツの受信を許可されたコンテンツ受信装置か否かを判定するステップと、前記コンテンツ送信装置のコンテンツ受信者認証手段が、コンテンツの送信にあたり、コンテンツ受信装置から情報を受信し、該情報及び当該送信側記憶手段に記憶された情報と基づいて、当該コンテンツ受信装置を介してコンテンツを受信するコンテンツ受信者が、コンテンツの受信を許可されたコンテンツ受信者か否かを判定するステップと、前記コンテンツ受信装置のコンテンツ送信装置認証手段が、コンテンツの受信にあたり、コンテンツ送信装置から情報を受信し、該情報及び当該受信側記憶手段に記憶された情報に基づいて、当該コンテンツ送信装置が、コンテンツの送信を許可されたコンテンツ送信装置か否かを判定するステップと、前記コンテンツ受信装置のコンテンツ送信者認証手段が、コンテンツの受信にあたり、コンテンツ送信装置から情報を受信し、該情報及び当該受信側記憶手段に記憶された情報に基づいて、当該コンテンツ送信装置を介してコンテンツを送信するコンテンツ送信者が、コンテンツの送信を許可されたコンテンツ送信者か否かを判定するステップとを有することを特徴とする。
【0021】
例えば、前記コンテンツ受信装置認証手段、前記コンテンツ送信装置認証手段、前記コンテンツ受信者認証手段、前記コンテンツ送信者認証手段のいずれかは、受信した情報および該情報の比較対象である情報が互いに一致したなら、相手は許可された相手であるとの判定結果を得る。
【0022】
例えば、前記コンテンツ受信装置認証手段、前記コンテンツ送信装置認証手段、前記コンテンツ受信者認証手段、前記コンテンツ送信者認証手段のいずれかは、所定の原文メッセージを相手の公開鍵で暗号化して認証用メッセージを生成し相手の装置に送信し、当該認証用メッセージが相手の秘密鍵で復号化されて生成された解読メッセージを相手の装置から受信し、当該解読メッセージと前記原文メッセージが互いに一致したなら、相手は許可された相手であるとの判定結果を得る。
【発明の効果】
【0023】
本発明によれば、許可されていない相手の装置および人との間でのコンテンツの送受信を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本実施の形態に係るコンテンツ送受信システムの構成図である。
【図2】コンテンツ送信装置1およびコンテンツ受信装置2の具体例に係るブロック図である。
【図3】本実施の形態に係る認証の態様をまとめた表である。
【図4】送信装置管理部111の構成を例示した図である。
【図5】受信装置管理部112の構成を例示した図である。
【図6】送信者管理部113の構成を例示した図である。
【図7】受信者管理部114の構成を例示した図である。
【図8】受信装置管理部211の構成を例示した図である。
【図9】送信装置管理部212の構成を例示した図である。
【図10】受信者管理部213の構成を例示した図である。
【図11】送信者管理部214の構成を例示した図である。
【図12】本実施の形態に係る概略の動作シーケンス例を示す図である。
【図13】本実施の形態に係る別な概略の動作シーケンス例を示す図である。
【図14】送受信装置認証に係る動作シーケンス例を示す図である。
【図15】送受信者認証に係る動作シーケンス例を示す図である。
【図16】ID/パスワードで行う送受信装置認証に係る動作シーケンス例を示す図である。
【図17】公開鍵で行う送受信装置認証に係る動作シーケンス例を示す図である。
【図18】ID/パスワードで行う送受信者認証に係る動作シーケンス例を示す図である。
【図19】公開鍵で行う送受信者認証に係る動作シーケンス例を示す図である。
【図20】生体情報を用いて行う送受信者認証に係る動作シーケンス例を示す図である。
【図21】コンテンツ送信装置1における受信装置認証に係る動作フローチャート例を示す図である。
【図22】コンテンツ受信装置2における受信装置認証に係る動作フローチャート例を示す図である。
【図23】コンテンツ受信装置2における送信装置認証に係る動作フローチャート例を示す図である。
【図24】コンテンツ送信装置1における送信装置認証に係る動作フローチャート例を示す図である。
【図25】コンテンツ送信装置1における受信者認証に係る動作フローチャート例を示す図である。
【図26】コンテンツ受信装置2における受信者認証に係る動作フローチャート例を示す図である。
【図27】コンテンツ受信装置2における送信者認証に係る動作フローチャート例を示す図である。
【図28】コンテンツ送信装置1における送信者認証に係る動作フローチャート例を示す図である。
【図29】従来のコンテンツ送受信システムにおける概略の動作シーケンス例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0026】
図1は、本実施の形態に係るコンテンツ送受信システムの構成図である。
【0027】
コンテンツ送受信システムは、文書、写真、データ等のコンテンツを送信するコンテンツ送信装置(適宜、「送信装置」のように略す)1と、コンテンツを受信するコンテンツ受信装置(適宜、「受信装置」のように略す)2と、同様のコンテンツ送信装置およびコンテンツ受信装置(共に図示せず)とを含み、これらは通信ネットワークを介して接続される。各コンテンツ送信装置1、コンテンツ受信装置2には電話番号が割り当てられている。コンテンツ送信装置1は、電話番号によりコンテンツ受信装置2を指定して発呼を行い、これによりTCPセッションが確立し、このTCPセッションを用いて、コンテンツ受信装置2にコンテンツを送信する。
【0028】
コンテンツ送信装置1にコンテンツ送信の指示を与える(便宜的に「コンテンツを送信する」という)人をコンテンツ送信者といい、コンテンツ受信装置2を介してコンテンツを受け取る(便宜的に「コンテンツを受信する」という)人をコンテンツ受信者という。また、コンテンツ送信装置1またはコンテンツ送信者にとってのコンテンツ受信装置2またはコンテンツ受信者、若しくは、その逆の対象のことを相手という。
【0029】
コンテンツ送信装置1は、コンテンツの送信にあたり、相手が許可された相手であるか否かを判定するための情報を記憶する送信側記憶手段11と、コンテンツの送信にあたり、コンテンツ受信装置から情報を受信し、該情報及び当該送信側記憶手段に記憶された情報に基づいて、当該コンテンツ受信装置が、コンテンツの受信を許可されたコンテンツ受信装置か否かを判定するコンテンツ受信装置認証手段としての機能とコンテンツ送信装置1自身がコンテンツ受信装置2にとってコンテンツの送信を許可されたコンテンツ送信装置であるか否かを判定するための情報送信などを行う機能とを有するコンテンツ送受信装置認証手段12と、コンテンツの送信にあたり、コンテンツ受信装置から情報を受信し、該情報及び当該送信側記憶手段に記憶された情報と基づいて、当該コンテンツ受信装置を介してコンテンツを受信するコンテンツ受信者が、コンテンツの受信を許可されたコンテンツ受信者か否かを判定するコンテンツ受信者認証手段としての機能とコンテンツ送信者がコンテンツ受信装置2にとってコンテンツの送信を許可されたコンテンツ送信者であるか否かを判定するための情報送信などを行う機能とを有するコンテンツ送受信者認証手段13とを有する。
【0030】
コンテンツ受信装置2は、コンテンツの受信にあたり、相手が許可された相手であるか否かを判定するための情報を記憶する受信側記憶手段21と、コンテンツの受信にあたり、コンテンツ送信装置から情報を受信し、該情報及び当該受信側記憶手段に記憶された情報に基づいて、当該コンテンツ送信装置が、コンテンツの送信を許可されたコンテンツ送信装置か否かを判定するコンテンツ送信装置認証手段としての機能とコンテンツ受信装置2自身がコンテンツ送信装置1にとってコンテンツの受信を許可されたコンテンツ受信装置であるか否かを判定するための情報送信などを行う機能とを有するコンテンツ送受信装置認証手段22と、コンテンツの受信にあたり、コンテンツ送信装置から情報を受信し、該情報及び当該受信側記憶手段に記憶された情報に基づいて、当該コンテンツ送信装置を介してコンテンツを送信するコンテンツ送信者が、コンテンツの送信を許可されたコンテンツ送信者か否かを判定するコンテンツ送信者認証手段としての機能とコンテンツ受信者がコンテンツ送信装置1にとってコンテンツの受信を許可されたコンテンツ受信者であるか否かを判定するための情報送信などを行う機能とを有するコンテンツ送受信者認証手段23とを有する。
【0031】
送信側記憶手段11は、送信装置管理部111、受信装置管理部112、送信者管理部113、受信者管理部114を備える。これらの詳細については後述する。 受信側記憶手段21は、受信装置管理部211、送信装置管理部212、受信者管理部213、送信者管理部214を備える。これらの詳細については後述する。
【0032】
図2は、コンテンツ送信装置1およびコンテンツ受信装置2の具体例に係るブロック図である。
【0033】
具体例に係る装置は、例えば、コンテンツのファイルが記憶されるハードディスク装置(HDD)A1、オペレーティングシステム(OS)A2、メモリA3およびデジタルコンテンツ送受アプリケーションA4を備える。
【0034】
デジタルコンテンツ送受アプリケーションA4は、グラフィックユーザインタフェース(GUI)41、送信サービス機能42、受信サービス機能43、ファイル管理機能44、HTTP(SOAP)プロトコル45、通信機能(コンテンツ転送プロトコル)46を備える。通信機能46は、上記のコンテンツ送受信装置認証手段12、22を含む送受信装置認証機能461、上記のコンテンツ送受信者認証手段13、23を含む送受信者認証機能462を備える。
【0035】
図3は、本実施の形態に係る認証の態様をまとめた表である。
【0036】
本実施の形態では、個人の認証をする場合と、装置の認証をする場合と、認証をしない場合とがある。
【0037】
個人の認証には、受信側から送信側を認証する送信者認証と、送信側から受信側を認証する受信者認証とがある。各送信者認証、受信者認証には、生体を利用したもの、公開鍵を利用したもの、識別情報(ID)とパスワードを利用したものがある。
【0038】
装置の認証には、受信側から送信側を認証する送信装置認証と、送信側から受信側を認証する受信装置認証とがある。各送信装置認証、公開鍵を利用したもの、識別情報(ID)とパスワードを利用したもの、発IDを利用したものがある。受信装置認証には、公開鍵を利用したもの、識別情報(ID)とパスワードを利用したものがある。
【0039】
図4は、送信装置管理部111の構成を例示した図である。
【0040】
送信装置管理部111は、該送信装置管理部111を含むコンテンツ送信装置1を示す識別情報(以下、「送信装置ID」という)およびパスワード(以下、「送信装置パスワード」という)、コンテンツ送信装置1の公開鍵(以下、「送信装置公開鍵」という)および秘密鍵(「送信装置秘密鍵」という)を記憶している。
【0041】
図5は、受信装置管理部112の構成を例示した図である。
【0042】
受信装置管理部112は、複数のコンテンツ受信装置のそれぞれについての受信装置情報を記憶している。
【0043】
各受信装置情報は、該当のコンテンツ受信装置の電話番号、当該コンテンツ受信装置がコンテンツの受信を許可されたコンテンツ受信装置か否かを示す情報(以下、「受信装置属性情報」という)を記憶している。
【0044】
各受信装置情報は、(1)当該コンテンツ受信装置を示す識別情報(以下、「受信装置ID」という)およびパスワード(以下、「受信装置パスワード」という)、(2)当該コンテンツ受信装置の公開鍵(以下、「受信装置公開鍵」という)という2つの情報の少なくとも1つを記憶している。
【0045】
図6は、送信者管理部113の構成を例示した図である。
【0046】
送信者管理部113は、該送信者管理部113を含むコンテンツ送信装置1に指示を与える複数のコンテンツ送信者のそれぞれについての送信者情報を記憶している。
【0047】
各送信者情報は、該当のコンテンツ送信者の送信者名を記憶している。
【0048】
各送信者情報は、(1)当該コンテンツ送信者を示す識別情報(以下、「送信者ID」という)およびパスワード(以下、「送信者パスワード」という)、(2)当該コンテンツ送信者の公開鍵(以下、「送信者公開鍵」という)および秘密鍵(以下、「送信者秘密鍵」という)という2つの情報の少なくとも1つを記憶している。
【0049】
図7は、受信者管理部114の構成を例示した図である。
【0050】
受信者管理部114は、コンテンツ受信装置2を介してコンテンツを受信する複数のコンテンツ受信者のそれぞれについての受信者情報を記憶している。
【0051】
各受信者情報は、該当のコンテンツ受信者の受信者名、当該コンテンツ受信者がコンテンツの受信を許可されたコンテンツ受信者か否かを示す情報(以下、「受信者属性情報」という)を記憶している。
【0052】
各受信者情報は、(1)当該コンテンツ受信者を示す識別情報(以下、「受信者ID」という)およびパスワード(以下、「受信者パスワード」という)、(2)当該コンテンツ受信者の公開鍵(以下、「受信者公開鍵」という)および秘密鍵(以下、「受信者秘密鍵」という)、(3)当該コンテンツ受信者の生体的特徴を示す生体情報(以下、「受信者生体情報」という)という3つの情報の少なくとも1つを記憶している。受信者生体情報は、指紋などである。
【0053】
図8は、受信装置管理部211の構成を例示した図である。
【0054】
受信装置管理部211は、該受信装置管理部211を含むコンテンツ受信装置2を示す識別情報(「受信装置ID」)およびパスワード(「受信装置パスワード」)、当該コンテンツ受信装置2の公開鍵(「受信装置公開鍵」)および秘密鍵(「受信装置秘密鍵」という)を記憶している。
【0055】
図9は、送信装置管理部212の構成を例示した図である。
【0056】
送信装置管理部212は、複数のコンテンツ送信装置のそれぞれについての送信装置情報を記憶している。
【0057】
各送信装置情報は、該当のコンテンツ送信装置の電話番号、当該コンテンツ送信装置がコンテンツの送信を許可されたコンテンツ送信装置か否かを示す情報(以下、「送信装置属性情報」という)を記憶している。
【0058】
各送信装置情報は、(1)当該コンテンツ送信装置を示す識別情報(「送信装置ID」)およびパスワード(「送信装置パスワード」)、(2)当該コンテンツ送信装置の公開鍵(「送信装置公開鍵」)という2つの情報の少なくとも1つを記憶している。
【0059】
図10は、受信者管理部213の構成を例示した図である。
【0060】
受信者管理部213は、該受信者管理部213を含むコンテンツ受信装置2を介してコンテンツを受信する複数のコンテンツ受信者のそれぞれについての受信者情報を記憶している。
【0061】
各受信者情報は、該当のコンテンツ受信者の受信者名を記憶している。
【0062】
各受信者情報は、(1)当該コンテンツ受信者を示す識別情報(「受信者ID」)およびパスワード(「受信者パスワード」)、(2)当該コンテンツ受信者の公開鍵(「受信者公開鍵」)および秘密鍵(「受信者秘密鍵」)という2つの情報の少なくとも1つを記憶している。
【0063】
図11は、送信者管理部214の構成を例示した図である。
【0064】
送信者管理部214は、コンテンツ送信装置1に指示を与える複数のコンテンツ送信者のそれぞれについての送信者情報を記憶している。
【0065】
各送信者情報は、該当のコンテンツ送信者の送信者名、当該コンテンツ送信者がコンテンツの送信を許可されたコンテンツ送信者か否かを示す情報(以下、「送信者属性情報」という)を記憶している。
【0066】
各送信者情報は、(1)当該コンテンツ送信者を示す識別情報(「送信者ID」)およびパスワード(「送信者パスワード」)、(2)当該コンテンツ送信者の公開鍵(「送信者公開鍵」)および秘密鍵(「送信者秘密鍵」)、(3)当該コンテンツ送信者の生体的特徴を示す生体情報(以下、「送信者生体情報」という)という3つの情報の少なくとも1つを記憶している。送信者生体情報は、指紋などである。
【0067】
(本実施の形態の動作)
図12は、本実施の形態に係る概略の動作シーケンス例を示す図である。
【0068】
コンテンツ送信装置1において、コンテンツが選択され、ダイヤルおよび送信の指示がなされると、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ受信装置2に対し、SIPによる発呼を行う。コンテンツ受信装置2は、SIPによる応答を行う。TCPセッションが確立すると、コンテンツ送信装置1は、受信側能力通知要求をコンテンツ受信装置2に送信する(S1)。コンテンツ受信装置2は、受信側能力通知応答をコンテンツ送信装置1に送信する(S3)。
【0069】
受信側能力通知要求では、受信装置の能力の通知が必要であること、受信装置の認証が必要であること(受信装置認証要)、受信者の認証が必要であること(受信者認証要)が通知される。
【0070】
受信側能力通知応答では、受信装置の能力、送信装置の認証が必要であること(送信装置認証要)、送信者の認証が必要であること(送信者認証要)が通知される。
【0071】
コンテンツ送信装置1は、受信装置の能力が十分か否かを確認する。
【0072】
次に、送受信装置認証(S5)と送受信者認証(S7)が行われる。これらの順序は不問であり、詳細は後述する。
【0073】
コンテンツ送信装置1において能力が十分であることと認証が成功したことつまり相手は受信を許可された相手であることとが確認され(S11)、且つ、コンテンツ受信装置2において認証が成功したことつまり相手は送信を許可された相手であることとが確認された(S13)なら、コンテンツ送信装置1、コンテンツ受信装置2は、コンテンツを送受信する(S15)。
【0074】
具体的には、コンテンツ送信装置1は、コンテンツのファイル名、MIME−Typeを通知し、受信開始を受信したなら、コンテンツを例えば、複数回に分けて、コンテンツ受信装置2に送信する。コンテンツ送信装置1は、例えば、コンテンツをHTTP(hypertext transfer protocol)を使用して送信する。コンテンツ受信装置2が、送信完了応答を送信したなら、一連の処理が終わる。
【0075】
図13は、本実施の形態に係る別な概略の動作シーケンス例を示す図である。
【0076】
コンテンツ送信装置1において、コンテンツが選択され、ダイヤルおよび送信の指示がなされると、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ受信装置2に対し、SIPによる発呼を行う。この際、コンテンツ受信装置2には、コンテンツ送信装置1の電話番号(いわゆる発ID)が通知される。
【0077】
コンテンツ送受信装置認証手段22は、この電話番号を含む送信装置情報が送信装置管理部212に記憶され、且つ、この送信装置情報内の送信装置属性情報が「許可(コンテンツの送信が許可されていること)」を示しているか否かを判定する(S21)。
【0078】
コンテンツ受信装置2は、そうであるならつまり認証が成功した(S23)なら、SIPによる応答を行う。TCPセッションが確立すると、コンテンツ送信装置1は、受信側能力通知要求をコンテンツ受信装置2に送信する。コンテンツ受信装置2は、受信側能力通知応答をコンテンツ送信装置1に送信する。
【0079】
コンテンツ送信装置1において能力が十分であることが確認され(S25)なら、コンテンツ送信装置1、コンテンツ受信装置2は、コンテンツを送受信する(S15)。コンテンツ送受信の詳細は、図12を参照して説明したものと同様であり、ここでの説明は省略する。
【0080】
図14は、送受信装置認証に係る動作シーケンス例を示す図である。
【0081】
上記説明と同様に、コンテンツ送信装置1は、受信側能力通知要求をコンテンツ受信装置2に送信する(S1)。コンテンツ受信装置2は、受信側能力通知応答をコンテンツ送信装置1に送信する(S3)。コンテンツ送信装置1は、受信装置の能力が十分か否かを確認する。
【0082】
続く送受信装置認証(S5)では、まず、コンテンツ送信装置1は、受信装置認証方法通知にて、受信装置の認証をID/パスワードで行うか、公開鍵で行うかをコンテンツ受信装置2に通知する(S31)。
【0083】
これに対し、コンテンツ受信装置2は、受信装置認証情報応答にて、方法に応じた情報をコンテンツ送信装置1に送信する(S33)。
【0084】
コンテンツ送信装置1は、その情報を用いて認証を行い(S35)、受信装置認証結果通知にて、その結果をコンテンツ受信装置2に通知する(S37)。
【0085】
また、コンテンツ受信装置2は、送信装置認証方法通知にて、送信装置の認証をID/パスワードで行うか、公開鍵で行うかをコンテンツ送信装置1に通知する(S41)。
【0086】
これに対し、コンテンツ送信装置1は、送信装置認証情報応答にて、方法に応じた情報をコンテンツ受信装置2に送信する(S43)。
【0087】
コンテンツ受信装置2は、その情報を用いて認証を行い(S45)、送信装置認証結果通知にて、その結果をコンテンツ送信装置1に通知する(S47)。
【0088】
かかる送受信装置認証(S5)とともに、送受信者認証(S7)も行われる。
【0089】
図15は、送受信者認証に係る動作シーケンス例を示す図である。
【0090】
上記説明と同様に、コンテンツ送信装置1は、受信側能力通知要求をコンテンツ受信装置2に送信する(S1)。コンテンツ受信装置2は、受信側能力通知応答をコンテンツ送信装置1に送信する(S3)。コンテンツ送信装置1は、受信装置の能力が十分か否かを確認する。
【0091】
そして、例えば、送受信装置認証(S5)の後に、送受信者認証(S7)が行われる。
【0092】
コンテンツ送信装置1は、受信者認証方法通知にて、受信者の認証を生体を用いて行うか、ID/パスワードで行うか、公開鍵で行うかをコンテンツ受信装置2に通知する(S51)。
【0093】
これに対し、コンテンツ受信装置2は、受信者認証情報応答にて、方法に応じた情報をコンテンツ送信装置1に送信する(S53)。
【0094】
コンテンツ送信装置1は、その情報を用いて認証を行い(S55)、受信者認証結果通知にて、その結果をコンテンツ受信装置2に通知する(S57)。
【0095】
また、コンテンツ受信装置2は、送信者認証方法通知にて、送信者の認証を生体を用いて行うか、ID/パスワードで行うか、公開鍵で行うかをコンテンツ送信装置1に通知する(S61)。
【0096】
これに対し、コンテンツ送信装置1は、送信者認証情報応答にて、方法に応じた情報をコンテンツ受信装置2に送信する(S63)。
【0097】
コンテンツ受信装置2は、その情報を用いて認証を行い(S65)、送信者認証結果通知にて、その結果をコンテンツ送信装置1に通知する(S67)。
【0098】
図16は、ID/パスワードで行う送受信装置認証に係る動作シーケンス例を示す図である。
【0099】
コンテンツ送信装置1では、コンテンツ送受信装置認証手段12により、受信装置認証方法通知にて、ID/パスワードの入力をコンテンツ受信装置2に要求する(S81)。
【0100】
これに対し、コンテンツ受信装置2ではは、コンテンツ送受信装置認証手段22により、受信装置管理部211に記憶されている受信装置IDおよび受信装置パスワードを読み出し、受信装置認証情報応答にて、コンテンツ送信装置1に送信する(S83)。
【0101】
コンテンツ送信装置1のコンテンツ送受信装置認証手段12は、受信装置IDおよび受信装置パスワードを含む受信装置情報が受信装置管理部112に記憶され、且つ、この受信装置情報内の受信装置属性情報が「許可(コンテンツの受信が許可されていること)」を示しているか否かを判定する(S85)。かかる条件が満たされれば、認証が成功したこととなる。
【0102】
コンテンツ送信装置1は、受信装置認証結果通知にて、認証の結果をコンテンツ受信装置2に通知する(S87)。
【0103】
また、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送受信装置認証手段22により、送信装置認証方法通知にて、ID/パスワードの入力をコンテンツ送信装置1に要求する(S91)。
【0104】
これに対し、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ送受信装置認証手段12により、送信装置管理部111に記憶されている送信装置IDおよび送信装置パスワードを読み出し、送信装置認証情報応答にて、コンテンツ受信装置2に送信する(S93)。
【0105】
コンテンツ受信装置2のコンテンツ送受信装置認証手段22は、送信装置IDおよび送信装置パスワードを含む送信装置情報が送信装置管理部212に記憶され、且つ、この送信装置情報内の送信装置属性情報が「許可(コンテンツの送信が許可されていること)」を示しているか否かを判定する(S95)。かかる条件が満たされれば、認証が成功したこととなる。
【0106】
コンテンツ受信装置2は、送信装置認証結果通知にて、認証の結果をコンテンツ送信装置1に通知する(S97)。
【0107】
図17は、公開鍵で行う送受信装置認証に係る動作シーケンス例を示す図である。
【0108】
コンテンツ送信装置1は、コンテンツ送受信装置認証手段12により、受信装置認証方法通知にて、受信装置認証を公開鍵で行うことをコンテンツ受信装置2に通知する(S101)。
【0109】
次に、コンテンツ送信装置1のコンテンツ送受信装置認証手段12が、受信装置管理部112から、コンテンツ受信装置2の電話番号を含む受信装置情報を検索し、この受信装置情報内の公開鍵を取り出し、所定の原文メッセージを当該公開鍵で暗号化して認証用メッセージを生成しコンテンツ受信装置2に送信する(S103)。
【0110】
これに対し、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送受信装置認証手段22により、受信装置管理部211から秘密鍵を取り出し、当該秘密鍵で当該認証用メッセージを復号化して解読メッセージを生成し、解読メッセージをコンテンツ送信装置1に送信する(S105)。
【0111】
コンテンツ送受信装置認証手段12は、解読メッセージと原文メッセージが互いに一致し、且つ、検索した受信装置情報内の受信装置属性情報が「許可(コンテンツの受信が許可されていること)」を示しているか否かを判定する(S107)。かかる条件が満たされれば、認証が成功したこととなる。
【0112】
コンテンツ送信装置1は、受信装置認証結果通知にて、認証の結果をコンテンツ受信装置2に通知する(S109)。
【0113】
また、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送受信装置認証手段22により、送信装置認証方法通知にて、送信装置認証を公開鍵で行うことをコンテンツ送信装置1に通知する(S111)。
【0114】
次に、コンテンツ受信装置2のコンテンツ送受信装置認証手段22が、送信装置管理部212から、コンテンツ送信装置1の電話番号を含む送信装置情報を検索し、この送信装置情報内の公開鍵を取り出し、所定の原文メッセージを当該公開鍵で暗号化して認証用メッセージを生成しコンテンツ送信装置1に送信する(S113)。
【0115】
これに対し、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ送受信装置認証手段12により、送信装置管理部111から秘密鍵を取り出し、当該秘密鍵で当該認証用メッセージを復号化して解読メッセージを生成し、解読メッセージをコンテンツ受信装置2に送信する(S115)。
【0116】
コンテンツ送受信装置認証手段22は、解読メッセージと原文メッセージが互いに一致し、且つ、検索した送信装置情報内の送信装置属性情報が「許可(コンテンツの送信が許可されていること)」を示しているか否かを判定する(S117)。かかる条件が満たされれば、認証が成功したこととなる。
【0117】
コンテンツ受信装置2は、送信装置認証結果通知にて、認証の結果をコンテンツ送信装置1に通知する(S119)。
【0118】
図18は、ID/パスワードで行う送受信者認証に係る動作シーケンス例を示す図である。
【0119】
コンテンツ送信装置1は、コンテンツ送受信者認証手段13により、受信者認証方法通知にて、ID/パスワードの入力をコンテンツ受信装置2に要求する(S121)。
【0120】
これに対し、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送受信者認証手段23により、受信者管理部213における該当のコンテンツ受信者(コンテンツを受信しようとする人)についての受信者情報を検索し、この受信者情報内の受信者IDおよび受信者パスワードを、受信者認証情報応答にて、コンテンツ送信装置1に送信する(S123)。または、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送受信者認証手段23により、コンテンツ受信者によりキーボードなどで入力された受信者IDおよび受信者パスワードを、受信者認証情報応答にて、コンテンツ送信装置1に送信する(S123)。
【0121】
コンテンツ送信装置1のコンテンツ送受信者認証手段13は、受信者IDおよび受信者パスワードを含む受信者情報が受信者管理部114に記憶され、且つ、この受信者情報内の受信者属性情報が「許可(コンテンツの受信が許可されていること)」を示しているか否かを判定する(S125)。かかる条件が満たされれば、認証が成功したこととなる。 コンテンツ送信装置1は、受信者認証結果通知にて、認証の結果をコンテンツ受信装置2に通知する(S127)。
【0122】
また、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送受信者認証手段13により、送信者認証方法通知にて、ID/パスワードの入力をコンテンツ送信装置1に要求する(S131)。
【0123】
これに対し、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ送受信者認証手段13により、送信者管理部113における該当のコンテンツ送信者(コンテンツを送信しようとする人)についての送信者情報を検索し、この送信者情報内の送信者IDおよび送信者パスワードを、送信者認証情報応答にて、コンテンツ受信装置2に送信する(S133)。または、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ送受信者認証手段13により、コンテンツ送信者によりキーボードなどで入力された送信者IDおよび送信者パスワードを、送信者認証情報応答にて、送信する(S133)。
【0124】
コンテンツ受信装置2のコンテンツ送受信者認証手段23は、送信者IDおよび送信者パスワードを含む送信装置情報が送信者管理部214に記憶され、且つ、この送信装置情報内の送信者属性情報が「許可(コンテンツの送信が許可されていること)」を示しているか否かを判定する(S135)。かかる条件が満たされれば、認証が成功したこととなる。
【0125】
コンテンツ受信装置2は、送信者認証結果通知にて、認証の結果をコンテンツ送信装置1に通知する(S137)。
【0126】
図19は、公開鍵で行う送受信者認証に係る動作シーケンス例を示す図である。
【0127】
コンテンツ送信装置1は、コンテンツ送受信者認証手段13により、受信者認証方法通知にて、受信者認証を公開鍵で行うことをコンテンツ受信装置2に通知する(S141)。
【0128】
次に、コンテンツ送信装置1のコンテンツ送受信者認証手段13が、受信者管理部114から、コンテンツを受信しようとする人の受信者情報を検索し、この受信者情報内の公開鍵を取り出し、所定の原文メッセージを当該公開鍵で暗号化して認証用メッセージを生成しコンテンツ受信装置2に送信する(S143)。
【0129】
これに対し、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送受信者認証手段23により、受信者管理部213から、コンテンツを受信しようとする人の受信者情報を検索し、この受信者情報内の秘密鍵を取り出し、当該秘密鍵で当該認証用メッセージを復号化して解読メッセージを生成し、解読メッセージをコンテンツ送信装置1に送信する(S145)。
【0130】
コンテンツ送受信者認証手段13は、解読メッセージと原文メッセージが互いに一致し、且つ、検索した受信者情報内の受信者属性情報が「許可(コンテンツの受信が許可されていること)」を示しているか否かを判定する。かかる条件が満たされれば、認証が成功したこととなる。
【0131】
コンテンツ送信装置1は、受信者認証結果通知にて、認証の結果をコンテンツ受信装置2に通知する(S149)。
【0132】
また、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送受信者認証手段23により、送信者認証方法通知にて、送信者認証を公開鍵で行うことをコンテンツ送信装置1に通知する(S151)。
【0133】
次に、コンテンツ受信装置2のコンテンツ送受信者認証手段23が、送信者管理部214から、コンテンツを送信しようとする人の送信者情報を検索し、この送信者情報内の公開鍵を取り出し、所定の原文メッセージを当該公開鍵で暗号化して認証用メッセージを生成しコンテンツ送信装置1に送信する(S153)。
【0134】
これに対し、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ送受信者認証手段13により、送信者管理部113から、コンテンツを送信しようとする人の送信者情報を検索し、この送信者情報内の秘密鍵を取り出し、当該秘密鍵で当該認証用メッセージを復号化して解読メッセージを生成し、解読メッセージをコンテンツ受信装置2に送信する(S155)。
【0135】
コンテンツ送受信者認証手段23は、解読メッセージと原文メッセージが互いに一致し、且つ、検索した送信者情報内の送信者属性情報が「許可(コンテンツの送信が許可されていること)」を示しているか否かを判定する(S157)。かかる条件が満たされれば、認証が成功したこととなる。
【0136】
コンテンツ受信装置2は、送信者認証結果通知にて、認証の結果をコンテンツ送信装置1に通知する(S159)。
【0137】
図20は、生体情報を用いて行う送受信者認証に係る動作シーケンス例を示す図である。
【0138】
コンテンツ送信装置1は、コンテンツ送受信者認証手段13により、受信者認証方法通知にて、生体情報の入力をコンテンツ受信装置2に要求する(S161)。
【0139】
これに対し、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送受信者認証手段23により、コンテンツを受信しようとする人の受信者生体情報(指紋など)を読み取り装置などから入力し、受信者認証情報応答にて、受信者生体情報をコンテンツ送信装置1に送信する(S163)。
【0140】
コンテンツ送信装置1のコンテンツ送受信者認証手段13は、受信者生体情報を含む受信者情報が受信者管理部114に記憶され、且つ、この受信者情報内の受信者属性情報が「許可(コンテンツの受信が許可されていること)」を示しているか否かを判定する(S165)。かかる条件が満たされれば、認証が成功したこととなる。
【0141】
コンテンツ送信装置1は、受信者認証結果通知にて、認証の結果をコンテンツ受信装置2に通知する(S167)。
【0142】
また、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送受信者認証手段23により、送信者認証方法通知にて、生体情報の入力をコンテンツ送信装置1に要求する(S171)。
【0143】
これに対し、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ送受信者認証手段13により、コンテンツを送信しようとする人の送信者生体情報(指紋など)を読み取り装置などから入力し、送信者認証情報応答にて、送信者生体情報をコンテンツ受信装置2に送信する。
【0144】
コンテンツ受信装置2のコンテンツ送受信者認証手段23は、送信者生体情報を含む送信者情報が送信者管理部214に記憶され、且つ、この送信者情報内の送信者属性情報が「許可(コンテンツの送信が許可されていること)」を示しているか否かを判定する(S175)。かかる条件が満たされれば、認証が成功したこととなる。
【0145】
コンテンツ受信装置2は、送信者認証結果通知にて、認証の結果をコンテンツ送信装置1に通知する(S177)。
【0146】
図21は、コンテンツ送信装置1における受信装置認証に係る動作フローチャート例を示す図である。
【0147】
TCPセッションが確立し、受信側能力通知が行われると、受信装置認証方法に応じて処理が分岐する(S181)。
【0148】
コンテンツ送信装置1は、受信装置の認証が不要なら、次の動作(例えば、送信装置認証や送信者認証における情報送信、受信者認証、コンテンツの送信など)を行う(S183)。
【0149】
一方、受信装置認証をID/パスワードで行うのなら、まず、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ送受信装置認証手段12により、ID/パスワードの入力をコンテンツ受信装置2に要求する(S185)。
【0150】
次に、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ受信装置2から受信装置IDおよび受信装置パスワードを受信する(S187)。
【0151】
コンテンツ送受信装置認証手段12は、受信装置IDおよび受信装置パスワードを含む受信装置情報が受信装置管理部112に記憶され、且つ、この受信装置情報内の受信装置属性情報が「許可(コンテンツの受信が許可されていること)」を示しているか否かを判定する(S189)。
【0152】
コンテンツ送信装置1は、かかる条件が満たされたなら、次の動作を行い(S183)、一方、条件が満たされないなら、コンテンツの送信を中止する(S191)。
【0153】
一方、受信装置認証を公開鍵で行うのなら、まず、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ送受信装置認証手段12により、受信装置認証を公開鍵で行うことをコンテンツ受信装置2に通知する(S193)。
【0154】
次に、コンテンツ送信装置1のコンテンツ送受信装置認証手段12が、受信装置管理部112から、コンテンツ受信装置2の電話番号を含む受信装置情報を検索し、この受信装置情報内の公開鍵を取り出し、所定の原文メッセージを当該公開鍵で暗号化して認証用メッセージを生成しコンテンツ受信装置2に送信する(S195)。
【0155】
次に、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ受信装置2から解読メッセージを受信する(S197)。
【0156】
次に、コンテンツ送受信装置認証手段12は、解読メッセージと原文メッセージが互いに一致し、且つ、検索した受信装置情報内の受信装置属性情報が「許可(コンテンツの受信が許可されていること)」を示しているか否かを判定する(S199)。
【0157】
コンテンツ送信装置1は、かかる条件が満たされたなら、次の動作を行い(S183)、一方、条件が満たされないなら、コンテンツの送信を中止する(S191)。
【0158】
図22は、コンテンツ受信装置2における受信装置認証に係る動作フローチャート例を示す図である。
【0159】
TCPセッションが確立し、受信側能力通知が行われると、受信装置認証方法に応じて処理が分岐する(S201)。
【0160】
コンテンツ受信装置2は、受信装置の認証が不要なら、次の動作(例えば、送信装置認証や送信者認証、受信者認証における情報送信、コンテンツの受信など)を行う(S203)。
【0161】
一方、受信装置認証をID/パスワードで行うのなら、まず、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送受信装置認証手段22により、受信装置管理部211に記憶されている受信装置IDおよび受信装置パスワードを読み出し、コンテンツ送信装置1に送信する(S205)。
【0162】
次に、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送信装置1から、受信装置認証結果通知を受信し(S207)、受信装置認証結果通知において認証が成功しているか否かを判定する(S209)。
【0163】
コンテンツ受信装置2は、認証が成功していたなら、次の動作を行い(S203)、一方、認証が失敗していたなら、コンテンツの受信を中止する(S211)。
【0164】
一方、受信装置認証を公開鍵で行うのなら、まず、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送信装置1から認証用メッセージを受信する(S213)。
【0165】
次に、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送受信者認証手段23により、受信装置管理部211から秘密鍵を取り出し、当該秘密鍵で当該認証用メッセージを復号化して解読メッセージを生成し、解読メッセージをコンテンツ送信装置1に送信する(S215)。 次に、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送信装置1から、受信装置認証結果通知を受信し(S207)、受信装置認証結果通知において認証が成功しているか否かを判定する(S209)。
【0166】
コンテンツ受信装置2は、認証が成功していたなら、次の動作を行い(S203)、一方、認証が失敗していたなら、コンテンツの受信を中止する(S211)。
【0167】
図23は、コンテンツ受信装置2における送信装置認証に係る動作フローチャート例を示す図である。
【0168】
TCPセッションが確立し、受信側能力通知が行われると、送信装置認証方法に応じて処理が分岐する(S221)。
【0169】
コンテンツ受信装置2は、送信装置の認証が不要なら、次の動作(例えば、送信者認証、受信装置認証や受信者認証における情報送信、コンテンツの受信など)を行う(S223)。
【0170】
一方、送信装置認証を電話番号(発ID)で行うのなら、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送受信装置認証手段22により、まず、SIPによる発呼の際に通知された発IDを取得する(S225)。
【0171】
次に、コンテンツ送受信装置認証手段22は、この発IDを含む送信装置情報が送信装置管理部212に記憶され、且つ、この送信装置情報内の送信装置属性情報が「許可(コンテンツの送信が許可されていること)」を示しているか否かを判定する(S227)。 コンテンツ受信装置2は、かかる条件が満たされたなら、次の動作を行い(S223)、一方、条件が満たされないなら、コンテンツの受信を中止する(S229)。
【0172】
一方、送信装置認証をID/パスワードで行うのなら、まず、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送受信装置認証手段22により、ID/パスワードの入力をコンテンツ送信装置1に要求する(S231)。
【0173】
次に、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送信装置1から送信装置IDおよび送信装置パスワードを受信する(S233)。
【0174】
次に、コンテンツ受信装置2のコンテンツ送受信装置認証手段22は、送信装置IDおよび送信装置パスワードを含む送信装置情報が送信装置管理部212に記憶され、且つ、この送信装置情報内の送信装置属性情報が「許可(コンテンツの送信が許可されていること)」を示しているかを判定する(S235)。
コンテンツ受信装置2は、かかる条件が満たされたなら、次の動作を行い(S223)、一方、条件が満たされないなら、コンテンツの受信を中止する(S229)。
【0175】
一方、送信装置認証を公開鍵で行うのなら、まず、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送受信装置認証手段22により、送信装置認証を公開鍵で行うことをコンテンツ送信装置1に通知する(S237)。
【0176】
次に、コンテンツ受信装置2のコンテンツ送受信装置認証手段22が、送信装置管理部212から、コンテンツ送信装置1の電話番号を含む送信装置情報を検索し、この送信装置情報内の公開鍵を取り出し、所定の原文メッセージを当該公開鍵で暗号化して認証用メッセージを生成しコンテンツ送信装置1に送信する(S239)。
【0177】
次に、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送信装置1から解読メッセージを受信する(S241)。
【0178】
次に、コンテンツ送受信装置認証手段22は、解読メッセージと原文メッセージが互いに一致し、且つ、検索した送信装置情報内の送信装置属性情報が「許可(コンテンツの送信が許可されていること)」を示しているか否かを判定する(S243)。
【0179】
コンテンツ受信装置2は、かかる条件が満たされたなら、次の動作を行い(S223)、一方、条件が満たされないなら、コンテンツの受信を中止する(S229)。
【0180】
図24は、コンテンツ送信装置1における送信装置認証に係る動作フローチャート例を示す図である。
【0181】
TCPセッションが確立し、受信側能力通知が行われると、送信装置認証方法に応じて処理が分岐する(S251)。
【0182】
コンテンツ送信装置1は、送信装置の認証が不要なら、次の動作(例えば、送信者認証における情報送信、受信装置認証や受信者認証、コンテンツの送信など)を行う(S253)。
【0183】
一方、送信装置認証をID/パスワードで行うのなら、まず、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ送受信者認証手段13により、送信装置管理部111に記憶されている送信装置IDおよび送信装置パスワードを読み出し、コンテンツ受信装置2に送信する(S255)。
【0184】
次に、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ受信装置2から、送信装置認証結果通知を受信し(S257)、送信装置認証結果通知において認証が成功しているか否かを判定する(S259)。
【0185】
コンテンツ送信装置1は、認証が成功していたなら、次の動作を行い(S253)、一方、認証が失敗していたなら、コンテンツの送信を中止する(S261)。
【0186】
一方、送信装置認証を公開鍵で行うのなら、まず、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ受信装置2から認証用メッセージを受信する(S263)。
【0187】
次に、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ送受信者認証手段13により、送信装置管理部111から秘密鍵を取り出し、当該秘密鍵で当該認証用メッセージを復号化して解読メッセージを生成し、解読メッセージをコンテンツ受信装置2に送信する(S265)。 次に、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ受信装置2から、送信装置認証結果通知を受信し(S257)、送信装置認証結果通知において認証が成功しているか否かを判定する(S259)。
【0188】
コンテンツ送信装置1は、認証が成功していたなら、次の動作を行い(S253)、一方、認証が失敗していたなら、コンテンツの送信を中止する(S261)。
【0189】
図25は、コンテンツ送信装置1における受信者認証に係る動作フローチャート例を示す図である。
【0190】
TCPセッションが確立し、受信側能力通知が行われると、受信者認証方法に応じて処理が分岐する(S271)。
【0191】
コンテンツ送信装置1は、受信者の認証が不要なら、次の動作(例えば、受信装置認証、送信装置認証や送信者認証における情報送信、コンテンツの送信など)を行う(S223)。
【0192】
一方、受信者認証をID/パスワードで行うのなら、まず、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ送受信者認証手段13により、ID/パスワードの入力をコンテンツ受信装置2に要求する(S275)。
【0193】
次に、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ受信装置2から受信者IDおよび受信者パスワードを受信する(S277)。
【0194】
コンテンツ送信装置1のコンテンツ送受信者認証手段13は、受信者IDおよび受信者パスワードを含む受信者情報が受信者管理部114に記憶され、且つ、この受信者情報内の受信者属性情報が「許可(コンテンツの受信が許可されていること)」を示しているかを判定する(S279)。
【0195】
コンテンツ送信装置1は、かかる条件が満たされたなら、次の動作を行い(S273)、一方、条件が満たされないなら、コンテンツの送信を中止する(S281)。
【0196】
一方、受信者認証を公開鍵で行うのなら、まず、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ送受信者認証手段13により、受信者認証を公開鍵で行うことをコンテンツ受信装置2に通知する(S283)。
【0197】
次に、コンテンツ送信装置1のコンテンツ送受信者認証手段13が、受信者管理部114から、コンテンツを受信しようとする人の受信者情報を検索し、この受信者情報内の公開鍵を取り出し、所定の原文メッセージを当該公開鍵で暗号化して認証用メッセージを生成しコンテンツ受信装置2に送信する(S285)。
【0198】
次に、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ受信装置2から解読メッセージを受信する(S287)。
【0199】
次に、コンテンツ送受信者認証手段13は、解読メッセージと原文メッセージが互いに一致し、且つ、検索した受信者情報内の受信者属性情報が「許可(コンテンツの受信が許可されていること)」を示しているか否かを判定する(S289)。
【0200】
コンテンツ送信装置1は、かかる条件が満たされたなら、次の動作を行い(S273)、一方、条件が満たされないなら、コンテンツの送信を中止する(S281)。
【0201】
一方、受信者認証を生体情報を用いて行うのなら、まず、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ送受信者認証手段13により、生体情報の入力をコンテンツ受信装置2に要求する(S291)。
【0202】
次に、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ受信装置2から受信者生体情報を受信する(S293)。
【0203】
コンテンツ送信装置1のコンテンツ送受信者認証手段13は、この受信者生体情報を含む受信者情報が受信者管理部114に記憶され、且つ、この受信者情報内の受信者属性情報が「許可(コンテンツの受信が許可されていること)」を示しているか否かを判定する(S295)。
【0204】
コンテンツ送信装置1は、かかる条件が満たされたなら、次の動作を行い(S273)、一方、条件が満たされないなら、コンテンツの送信を中止する(S281)。
【0205】
図26は、コンテンツ受信装置2における受信者認証に係る動作フローチャート例を示す図である。
【0206】
TCPセッションが確立し、受信側能力通知が行われると、受信者認証方法に応じて処理が分岐する(S301)。
【0207】
コンテンツ受信装置2は、受信者の認証が不要なら、次の動作(例えば、受信装置認証における情報送信、送信装置認証や送信者認証、コンテンツの受信など)を行う(S303)。
【0208】
一方、受信者認証をID/パスワードで行うのなら、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送受信者認証手段23により、受信者管理部213における該当のコンテンツ受信者(コンテンツを受信しようとする人)についての受信者情報を検索し、この受信者情報内の受信者IDおよび受信者パスワードをコンテンツ送信装置1に送信する(S305)。または、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送受信者認証手段23により、コンテンツ受信者によりキーボードなどで入力された受信者IDおよび受信者パスワードをコンテンツ送信装置1に送信する(S305)。
【0209】
次に、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送信装置1から、受信者認証結果通知を受信し(S307)、受信者認証結果通知において認証が成功しているか否かを判定する(S309)。
【0210】
コンテンツ受信装置2は、認証が成功していたなら、次の動作を行い(S303)、一方、認証が失敗していたなら、コンテンツの受信を中止する(S311)。
【0211】
一方、受信者認証を公開鍵で行うのなら、まず、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送信装置1から、認証用メッセージを受信する(S313)。
【0212】
次に、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送受信者認証手段13により、受信者管理部213から、コンテンツを受信しようとする人の受信者情報を検索し、この受信者情報内の秘密鍵を取り出し、当該秘密鍵で当該認証用メッセージを復号化して解読メッセージを生成し、解読メッセージをコンテンツ送信装置1に送信する(S315)。
【0213】
次に、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送信装置1から、受信者認証結果通知を受信し(S307)、受信者認証結果通知において認証が成功しているか否かを判定する(S309)。
【0214】
コンテンツ受信装置2は、認証が成功していたなら、次の動作を行い(S303)、一方、認証が失敗していたなら、コンテンツの受信を中止する(S311)。
【0215】
一方、受信者認証を生体情報を用いて行うのなら、まず、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送受信者認証手段23により、コンテンツを受信しようとする人の受信者生体情報(指紋など)を読み取り装置などから入力し、受信者生体情報をコンテンツ送信装置1に送信する(S317)。
【0216】
次に、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送信装置1から、受信者認証結果通知を受信し(S307)、受信者認証結果通知において認証が成功しているか否かを判定する(S309)。
【0217】
コンテンツ受信装置2は、認証が成功していたなら、次の動作を行い(S303)、一方、認証が失敗していたなら、コンテンツの受信を中止する(S311)。
【0218】
図27は、コンテンツ受信装置2における送信者認証に係る動作フローチャート例を示す図である。
TCPセッションが確立し、受信側能力通知が行われると、送信者認証方法に応じて処理が分岐する(S321)。
【0219】
コンテンツ受信装置2は、送信者の認証が不要なら、次の動作(例えば、送信装置認証、受信装置認証や受信者認証における情報送信、コンテンツの受信など)を行う(S323)。
【0220】
一方、送信者認証をID/パスワードで行うのなら、まず、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送受信者認証手段23により、ID/パスワードの入力をコンテンツ送信装置1に要求する(S325)。
【0221】
次に、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送信装置1から送信者IDおよび送信者パスワードを受信する(S327)。
【0222】
コンテンツ受信装置2のコンテンツ送受信者認証手段23は、送信者IDおよび送信者パスワードを含む送信者情報が送信者管理部214に記憶され、且つ、この送信者情報内の送信者属性情報が「許可(コンテンツの送信が許可されていること)」を示しているかを判定する(S329)。
【0223】
コンテンツ受信装置2は、かかる条件が満たされたなら、次の動作を行い(S323)、一方、条件が満たされないなら、コンテンツの受信を中止する(S331)。
【0224】
一方、送信者認証を公開鍵で行うのなら、まず、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送受信者認証手段23により、送信者認証を公開鍵で行うことをコンテンツ送信装置1に通知する(S333)。
【0225】
次に、コンテンツ受信装置2のコンテンツ送受信者認証手段23が、送信者管理部214から、コンテンツを送信しようとする人の送信者情報を検索し、この送信者情報内の公開鍵を取り出し、所定の原文メッセージを当該公開鍵で暗号化して認証用メッセージを生成しコンテンツ送信装置1に送信する(S335)。
【0226】
次に、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送信装置1から解読メッセージを受信する(S337)。
【0227】
次に、コンテンツ送受信者認証手段23は、解読メッセージと原文メッセージが互いに一致し、且つ、検索した送信者情報内の送信者属性情報が「許可(コンテンツの送信が許可されていること)」を示しているか否かを判定する(S339)。
【0228】
コンテンツ受信装置2は、かかる条件が満たされたなら、次の動作を行い(S323)、一方、条件が満たされないなら、コンテンツの受信を中止する(S331)。
【0229】
一方、送信者認証を生体情報を用いて行うのなら、まず、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送受信者認証手段23により、生体情報の入力をコンテンツ送信装置1に要求する(S341)。
【0230】
次に、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送信装置1から送信者生体情報を受信する(S343)。
【0231】
コンテンツ受信装置2のコンテンツ送受信者認証手段23は、この送信者生体情報を含む送信者情報が送信者管理部214に記憶され、且つ、この送信者情報内の送信者属性情報が「許可(コンテンツの送信が許可されていること)」を示しているか否かを判定する(S345)。
【0232】
コンテンツ受信装置2は、かかる条件が満たされたなら、次の動作を行い(S323)、一方、条件が満たされないなら、コンテンツの受信を中止する(S331)。
【0233】
図28は、コンテンツ送信装置1における送信者認証に係る動作フローチャート例を示す図である。
TCPセッションが確立し、受信側能力通知が行われると、送信者認証方法に応じて処理が分岐する(S351)。
【0234】
コンテンツ送信装置1は、送信者の認証が不要なら、次の動作(例えば、送信装置認証における情報送信、受信装置認証や受信者認証、コンテンツの送信など)を行う(S353)。
【0235】
一方、送信者認証をID/パスワードで行うのなら、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ送受信者認証手段13により、送信者管理部113における該当のコンテンツ送信者(コンテンツを送信しようとする人)についての送信者情報を検索し、この送信者情報内の送信者IDおよび送信者パスワードをコンテンツ受信装置2に送信する(S355)。または、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ送受信者認証手段13により、コンテンツ送信者によりキーボードなどで入力された送信者IDおよび送信者パスワードをコンテンツ受信装置2に送信する(S355)。
【0236】
次に、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ受信装置2から、送信者認証結果通知を受信し(S357)、送信者認証結果通知において認証が成功しているか否かを判定する(S359)。
【0237】
コンテンツ送信装置1は、認証が成功していたなら、次の動作を行い(S353)、一方、認証が失敗していたなら、コンテンツの送信を中止する(S361)。
【0238】
一方、送信者認証を公開鍵で行うのなら、まず、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ受信装置2から、認証用メッセージを受信する(S363)。
【0239】
次に、コンテンツ送信装置1のコンテンツ送受信者認証手段13は、送信者管理部113から、コンテンツを送信しようとする人の送信者情報を検索し、この送信者情報内の秘密鍵を取り出し、当該秘密鍵で当該認証用メッセージを復号化して解読メッセージを生成し、解読メッセージをコンテンツ受信装置2に送信する(S365)。
【0240】
次に、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ受信装置2から、送信者認証結果通知を受信し(S357)、送信者認証結果通知において認証が成功しているか否かを判定する(S359)。
【0241】
コンテンツ送信装置1は、認証が成功していたなら、次の動作を行い(S353)、一方、認証が失敗していたなら、コンテンツの送信を中止する(S361)。
【0242】
一方、送信者認証を生体情報を用いて行うのなら、まず、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ送受信者認証手段13により、コンテンツを送信しようとする人の送信者生体情報(指紋など)を読み取り装置などから入力し、送信者生体情報をコンテンツ受信装置2に送信する(S367)。
【0243】
次に、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ受信装置2から、送信者認証結果通知を受信し(S357)、送信者認証結果通知において認証が成功しているか否かを判定する(S359)。
【0244】
コンテンツ送信装置1は、認証が成功していたなら、次の動作を行い(S353)、一方、認証が失敗していたなら、コンテンツの送信を中止する(S361)。
【0245】
以上説明したように、本実施の形態に係るコンテンツ送受信システムよれば、コンテンツ送信装置1は、コンテンツの送信にあたり、相手が許可された相手であるか否かを判定するための情報を記憶する送信側記憶手段11と、コンテンツの送信にあたり、コンテンツ受信装置から情報を受信し、該情報及び当該送信側記憶手段に記憶された情報に基づいて、当該コンテンツ受信装置が、コンテンツの受信を許可されたコンテンツ受信装置か否かを判定するコンテンツ受信装置認証手段としての機能を有するコンテンツ送受信装置認証手段12と、コンテンツの送信にあたり、コンテンツ受信装置から情報を受信し、該情報及び当該送信側記憶手段に記憶された情報と基づいて、当該コンテンツ受信装置を介してコンテンツを受信するコンテンツ受信者が、コンテンツの受信を許可されたコンテンツ受信者か否かを判定するコンテンツ受信者認証手段としての機能を有するコンテンツ送受信者認証手段13とを有し、コンテンツ受信装置2は、コンテンツの受信にあたり、相手が許可された相手であるか否かを判定するための情報を記憶する受信側記憶手段21と、コンテンツの受信にあたり、コンテンツ送信装置から情報を受信し、該情報及び当該受信側記憶手段に記憶された情報に基づいて、当該コンテンツ送信装置が、コンテンツの送信を許可されたコンテンツ送信装置か否かを判定するコンテンツ送信装置認証手段を有するコンテンツ送受信装置認証手段22と、コンテンツの受信にあたり、コンテンツ送信装置から情報を受信し、該情報及び当該受信側記憶手段に記憶された情報に基づいて、当該コンテンツ送信装置を介してコンテンツを送信するコンテンツ送信者が、コンテンツの送信を許可されたコンテンツ送信者か否かを判定するコンテンツ送信者認証手段としての機能を有するコンテンツ送受信者認証手段23とを有するので、許可されていない相手の装置および人との間でのコンテンツの送受信を防止することができる。
【0246】
また、コンテンツ受信装置認証手段、コンテンツ送信装置認証手段、コンテンツ受信者認証手段、コンテンツ送信者認証手段は、受信した情報および該情報の比較対象である情報が互いに一致したなら、相手は許可された相手であるとの判定結果を得ることで、一致してないなら、つまり、許可されていない相手の装置および人との間でのコンテンツの送受信を防止することができる。
【0247】
また、比較対象の情報は、相手を示すIDおよびパスワードであることで、IDおよびパスワードが受信した情報と一致してないなら、つまり、許可されていない相手の装置および人との間でのコンテンツの送受信を防止することができる。
【0248】
また、コンテンツ受信者認証手段、コンテンツ送信者認証手段は、受信した情報および該情報の比較対象である情報が互いに一致したなら、相手は許可された相手であるとの判定結果を得るものであり、比較対象の情報は、相手の生体的特徴を示す生体情報であることで、生体情報が受信した情報と一致してないなら、つまり、許可されていない相手の装置および人との間でのコンテンツの送受信を防止することができる。
【0249】
また、コンテンツ受信装置認証手段、コンテンツ送信装置認証手段、コンテンツ受信者認証手段、コンテンツ送信者認証手段は、所定の原文メッセージを相手の公開鍵で暗号化して認証用メッセージを生成し相手の装置に送信し、当該認証用メッセージが相手の秘密鍵で復号化されて生成された解読メッセージを相手の装置から受信し、当該解読メッセージと原文メッセージが互いに一致したなら、相手は許可された相手であるとの判定結果を得ることで、解読メッセージと原文メッセージが互いに一致していないなら、つまり、許可されていない相手の装置および人との間でのコンテンツの送受信を防止することができる。
【0250】
なお、認証方法は、認証対象ごとに異なっていてもよく、例えば、受信装置認証をIDおよびパスワードで行い、送信装置認証を公開鍵で行い、受信者認証および送信者認証を生体情報で行うというように、任意の組み合わせを採用することができる。
【0251】
また、本実施の形態に係るコンテンツ送受信システムにおけるコンテンツ送信装置またはコンテンツ受信装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムは、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録でき、また、インターネットなどの通信網を介して伝送させて、広く流通させることができる。
【符号の説明】
【0252】
1…コンテンツ送信装置
2…コンテンツ受信装置
11…送信側記憶手段
12、22…コンテンツ送受信装置認証手段
13、23…コンテンツ送受信者認証手段
21…受信側記憶手段
111、212…送信装置管理部
112、211…受信装置管理部
113、214…送信者管理部
114、213…受信者管理部
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツ送受信システムおよびコンテンツ送受信システムにおける認証方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来にあっては、電話番号を使ってコンテンツ(デジタルのコンテンツを構成するファイル)を送受信するため、SIPの呼制御を利用して、呼接続が完了した後、TCP(HTTP等)により、コンテンツを送受信する。
【0003】
図29は、従来のコンテンツ送受信システムにおける概略の動作シーケンス例を示す図である。
【0004】
コンテンツ送信装置1Aにおいて、コンテンツが選択され、ダイヤルおよび送信の指示がなされると、コンテンツ送信装置1Aは、コンテンツ受信装置2Aに対し、SIPによる発呼を行う。コンテンツ受信装置2Aは、SIPによる応答を行う。TCPセッションが確立すると、コンテンツ送信装置1Aは、受信側能力通知要求をコンテンツ受信装置2に送信する(S1A)。コンテンツ受信装置2Aは、受信側能力通知応答をコンテンツ送信装置1に送信する(S3A)。
【0005】
受信側能力通知要求では、受信装置の能力の通知が必要であることが通知される。受信側能力通知応答では、受信装置の能力が通知される。コンテンツ送信装置1Aは、受信装置の能力が十分か否かを確認する。
【0006】
コンテンツ送信装置1Aにおいて能力が十分であることが確認されたなら(S11A)、コンテンツ送信装置1A、コンテンツ受信装置2Aは、コンテンツを送受信する(S15)。
【0007】
具体的には、コンテンツ送信装置1Aは、コンテンツのファイル名、MIME−Typeを通知し、受信開始を受信したなら、コンテンツを例えば、複数回に分けて送信する。コンテンツ受信装置2Aが、送信完了応答を送信したなら、一連の処理が終わる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2009−253815号公報
【特許文献2】特開2004−326572号公報
【特許文献3】特開2006−025178号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、従来のコンテンツ送受信システムには、以下の問題がある。
【0010】
まず、コンテンツ送信装置1は、コンテンツの受信を許可されていないコンテンツ受信装置にコンテンツを送信してしまう虞がある。
【0011】
また、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ受信装置にコンテンツを送信することで、コンテンツの受信を許可されていないコンテンツ受信者が、コンテンツ受信装置を介して、コンテンツを受け取る(以下、受信という)虞がある。
【0012】
また、コンテンツ受信装置2は、コンテンツの送信を許可されていないコンテンツ送信装置からコンテンツを送信されてしまう虞がある。
【0013】
また、コンテンツ受信装置2は、コンテンツの送信を許可されていないコンテンツ送信者から、コンテンツ送信装置を介して、コンテンツが送信されてしてしまう虞がある。
【0014】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、許可されていない相手の装置および人との間でのコンテンツの送受信を防止できるコンテンツ送受信システムおよびコンテンツ送受信システムにおける認証方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記の課題を解決するために、第1の本発明は、コンテンツを送信するコンテンツ送信装置と、コンテンツを受信するコンテンツ受信装置とを含むコンテンツ送受信システムであって、前記コンテンツ送信装置は、コンテンツの送信にあたり、相手が許可された相手であるか否かを判定するための情報を記憶する送信側記憶手段と、コンテンツの送信にあたり、コンテンツ受信装置から情報を受信し、該情報及び当該送信側記憶手段に記憶された情報に基づいて、当該コンテンツ受信装置が、コンテンツの受信を許可されたコンテンツ受信装置か否かを判定するコンテンツ受信装置認証手段と、コンテンツの送信にあたり、コンテンツ受信装置から情報を受信し、該情報及び当該送信側記憶手段に記憶された情報と基づいて、当該コンテンツ受信装置を介してコンテンツを受信するコンテンツ受信者が、コンテンツの受信を許可されたコンテンツ受信者か否かを判定するコンテンツ受信者認証手段とを有し、前記コンテンツ受信装置は、コンテンツの受信にあたり、相手が許可された相手であるか否かを判定するための情報を記憶する受信側記憶手段と、コンテンツの受信にあたり、コンテンツ送信装置から情報を受信し、該情報及び当該受信側記憶手段に記憶された情報に基づいて、当該コンテンツ送信装置が、コンテンツの送信を許可されたコンテンツ送信装置か否かを判定するコンテンツ送信装置認証手段と、コンテンツの受信にあたり、コンテンツ送信装置から情報を受信し、該情報及び当該受信側記憶手段に記憶された情報に基づいて、当該コンテンツ送信装置を介してコンテンツを送信するコンテンツ送信者が、コンテンツの送信を許可されたコンテンツ送信者か否かを判定するコンテンツ送信者認証手段とを有することを特徴とする。
【0016】
例えば、前記コンテンツ受信装置認証手段、前記コンテンツ送信装置認証手段、前記コンテンツ受信者認証手段、前記コンテンツ送信者認証手段のいずれかは、受信した情報および該情報の比較対象である情報が互いに一致したなら、相手は許可された相手であるとの判定結果を得る。
【0017】
例えば、前記比較対象の情報は、相手を示すIDおよびパスワードである。
【0018】
例えば、前記コンテンツ受信者認証手段、前記コンテンツ送信者認証手段のいずれかは、受信した情報および該情報の比較対象である情報が互いに一致したなら、相手は許可された相手であるとの判定結果を得るものであり、前記比較対象の情報は、相手の生体的特徴を示す生体情報である。
【0019】
例えば、前記コンテンツ受信装置認証手段、前記コンテンツ送信装置認証手段、前記コンテンツ受信者認証手段、前記コンテンツ送信者認証手段のいずれかは、所定の原文メッセージを相手の公開鍵で暗号化して認証用メッセージを生成し相手の装置に送信し、当該認証用メッセージが相手の秘密鍵で復号化されて生成された解読メッセージを相手の装置から受信し、当該解読メッセージと前記原文メッセージが互いに一致したなら、相手は許可された相手であるとの判定結果を得る。
【0020】
第2の本発明は、コンテンツを送信するコンテンツ送信装置と、コンテンツを受信するコンテンツ受信装置とを含むコンテンツ送受信システムにおける認証方法であって、前記コンテンツ送信装置は、コンテンツの送信にあたり、相手が許可された相手であるか否かを判定するための情報を記憶する送信側記憶手段を有し、前記コンテンツ受信装置は、コンテンツの受信にあたり、相手が許可された相手であるか否かを判定するための情報を記憶する受信側記憶手段を有し、前記認証方法は、前記コンテンツ送信装置のコンテンツ受信装置認証手段が、コンテンツの送信にあたり、コンテンツ受信装置から情報を受信し、該情報及び当該送信側記憶手段に記憶された情報に基づいて、当該コンテンツ受信装置が、コンテンツの受信を許可されたコンテンツ受信装置か否かを判定するステップと、前記コンテンツ送信装置のコンテンツ受信者認証手段が、コンテンツの送信にあたり、コンテンツ受信装置から情報を受信し、該情報及び当該送信側記憶手段に記憶された情報と基づいて、当該コンテンツ受信装置を介してコンテンツを受信するコンテンツ受信者が、コンテンツの受信を許可されたコンテンツ受信者か否かを判定するステップと、前記コンテンツ受信装置のコンテンツ送信装置認証手段が、コンテンツの受信にあたり、コンテンツ送信装置から情報を受信し、該情報及び当該受信側記憶手段に記憶された情報に基づいて、当該コンテンツ送信装置が、コンテンツの送信を許可されたコンテンツ送信装置か否かを判定するステップと、前記コンテンツ受信装置のコンテンツ送信者認証手段が、コンテンツの受信にあたり、コンテンツ送信装置から情報を受信し、該情報及び当該受信側記憶手段に記憶された情報に基づいて、当該コンテンツ送信装置を介してコンテンツを送信するコンテンツ送信者が、コンテンツの送信を許可されたコンテンツ送信者か否かを判定するステップとを有することを特徴とする。
【0021】
例えば、前記コンテンツ受信装置認証手段、前記コンテンツ送信装置認証手段、前記コンテンツ受信者認証手段、前記コンテンツ送信者認証手段のいずれかは、受信した情報および該情報の比較対象である情報が互いに一致したなら、相手は許可された相手であるとの判定結果を得る。
【0022】
例えば、前記コンテンツ受信装置認証手段、前記コンテンツ送信装置認証手段、前記コンテンツ受信者認証手段、前記コンテンツ送信者認証手段のいずれかは、所定の原文メッセージを相手の公開鍵で暗号化して認証用メッセージを生成し相手の装置に送信し、当該認証用メッセージが相手の秘密鍵で復号化されて生成された解読メッセージを相手の装置から受信し、当該解読メッセージと前記原文メッセージが互いに一致したなら、相手は許可された相手であるとの判定結果を得る。
【発明の効果】
【0023】
本発明によれば、許可されていない相手の装置および人との間でのコンテンツの送受信を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本実施の形態に係るコンテンツ送受信システムの構成図である。
【図2】コンテンツ送信装置1およびコンテンツ受信装置2の具体例に係るブロック図である。
【図3】本実施の形態に係る認証の態様をまとめた表である。
【図4】送信装置管理部111の構成を例示した図である。
【図5】受信装置管理部112の構成を例示した図である。
【図6】送信者管理部113の構成を例示した図である。
【図7】受信者管理部114の構成を例示した図である。
【図8】受信装置管理部211の構成を例示した図である。
【図9】送信装置管理部212の構成を例示した図である。
【図10】受信者管理部213の構成を例示した図である。
【図11】送信者管理部214の構成を例示した図である。
【図12】本実施の形態に係る概略の動作シーケンス例を示す図である。
【図13】本実施の形態に係る別な概略の動作シーケンス例を示す図である。
【図14】送受信装置認証に係る動作シーケンス例を示す図である。
【図15】送受信者認証に係る動作シーケンス例を示す図である。
【図16】ID/パスワードで行う送受信装置認証に係る動作シーケンス例を示す図である。
【図17】公開鍵で行う送受信装置認証に係る動作シーケンス例を示す図である。
【図18】ID/パスワードで行う送受信者認証に係る動作シーケンス例を示す図である。
【図19】公開鍵で行う送受信者認証に係る動作シーケンス例を示す図である。
【図20】生体情報を用いて行う送受信者認証に係る動作シーケンス例を示す図である。
【図21】コンテンツ送信装置1における受信装置認証に係る動作フローチャート例を示す図である。
【図22】コンテンツ受信装置2における受信装置認証に係る動作フローチャート例を示す図である。
【図23】コンテンツ受信装置2における送信装置認証に係る動作フローチャート例を示す図である。
【図24】コンテンツ送信装置1における送信装置認証に係る動作フローチャート例を示す図である。
【図25】コンテンツ送信装置1における受信者認証に係る動作フローチャート例を示す図である。
【図26】コンテンツ受信装置2における受信者認証に係る動作フローチャート例を示す図である。
【図27】コンテンツ受信装置2における送信者認証に係る動作フローチャート例を示す図である。
【図28】コンテンツ送信装置1における送信者認証に係る動作フローチャート例を示す図である。
【図29】従来のコンテンツ送受信システムにおける概略の動作シーケンス例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0026】
図1は、本実施の形態に係るコンテンツ送受信システムの構成図である。
【0027】
コンテンツ送受信システムは、文書、写真、データ等のコンテンツを送信するコンテンツ送信装置(適宜、「送信装置」のように略す)1と、コンテンツを受信するコンテンツ受信装置(適宜、「受信装置」のように略す)2と、同様のコンテンツ送信装置およびコンテンツ受信装置(共に図示せず)とを含み、これらは通信ネットワークを介して接続される。各コンテンツ送信装置1、コンテンツ受信装置2には電話番号が割り当てられている。コンテンツ送信装置1は、電話番号によりコンテンツ受信装置2を指定して発呼を行い、これによりTCPセッションが確立し、このTCPセッションを用いて、コンテンツ受信装置2にコンテンツを送信する。
【0028】
コンテンツ送信装置1にコンテンツ送信の指示を与える(便宜的に「コンテンツを送信する」という)人をコンテンツ送信者といい、コンテンツ受信装置2を介してコンテンツを受け取る(便宜的に「コンテンツを受信する」という)人をコンテンツ受信者という。また、コンテンツ送信装置1またはコンテンツ送信者にとってのコンテンツ受信装置2またはコンテンツ受信者、若しくは、その逆の対象のことを相手という。
【0029】
コンテンツ送信装置1は、コンテンツの送信にあたり、相手が許可された相手であるか否かを判定するための情報を記憶する送信側記憶手段11と、コンテンツの送信にあたり、コンテンツ受信装置から情報を受信し、該情報及び当該送信側記憶手段に記憶された情報に基づいて、当該コンテンツ受信装置が、コンテンツの受信を許可されたコンテンツ受信装置か否かを判定するコンテンツ受信装置認証手段としての機能とコンテンツ送信装置1自身がコンテンツ受信装置2にとってコンテンツの送信を許可されたコンテンツ送信装置であるか否かを判定するための情報送信などを行う機能とを有するコンテンツ送受信装置認証手段12と、コンテンツの送信にあたり、コンテンツ受信装置から情報を受信し、該情報及び当該送信側記憶手段に記憶された情報と基づいて、当該コンテンツ受信装置を介してコンテンツを受信するコンテンツ受信者が、コンテンツの受信を許可されたコンテンツ受信者か否かを判定するコンテンツ受信者認証手段としての機能とコンテンツ送信者がコンテンツ受信装置2にとってコンテンツの送信を許可されたコンテンツ送信者であるか否かを判定するための情報送信などを行う機能とを有するコンテンツ送受信者認証手段13とを有する。
【0030】
コンテンツ受信装置2は、コンテンツの受信にあたり、相手が許可された相手であるか否かを判定するための情報を記憶する受信側記憶手段21と、コンテンツの受信にあたり、コンテンツ送信装置から情報を受信し、該情報及び当該受信側記憶手段に記憶された情報に基づいて、当該コンテンツ送信装置が、コンテンツの送信を許可されたコンテンツ送信装置か否かを判定するコンテンツ送信装置認証手段としての機能とコンテンツ受信装置2自身がコンテンツ送信装置1にとってコンテンツの受信を許可されたコンテンツ受信装置であるか否かを判定するための情報送信などを行う機能とを有するコンテンツ送受信装置認証手段22と、コンテンツの受信にあたり、コンテンツ送信装置から情報を受信し、該情報及び当該受信側記憶手段に記憶された情報に基づいて、当該コンテンツ送信装置を介してコンテンツを送信するコンテンツ送信者が、コンテンツの送信を許可されたコンテンツ送信者か否かを判定するコンテンツ送信者認証手段としての機能とコンテンツ受信者がコンテンツ送信装置1にとってコンテンツの受信を許可されたコンテンツ受信者であるか否かを判定するための情報送信などを行う機能とを有するコンテンツ送受信者認証手段23とを有する。
【0031】
送信側記憶手段11は、送信装置管理部111、受信装置管理部112、送信者管理部113、受信者管理部114を備える。これらの詳細については後述する。 受信側記憶手段21は、受信装置管理部211、送信装置管理部212、受信者管理部213、送信者管理部214を備える。これらの詳細については後述する。
【0032】
図2は、コンテンツ送信装置1およびコンテンツ受信装置2の具体例に係るブロック図である。
【0033】
具体例に係る装置は、例えば、コンテンツのファイルが記憶されるハードディスク装置(HDD)A1、オペレーティングシステム(OS)A2、メモリA3およびデジタルコンテンツ送受アプリケーションA4を備える。
【0034】
デジタルコンテンツ送受アプリケーションA4は、グラフィックユーザインタフェース(GUI)41、送信サービス機能42、受信サービス機能43、ファイル管理機能44、HTTP(SOAP)プロトコル45、通信機能(コンテンツ転送プロトコル)46を備える。通信機能46は、上記のコンテンツ送受信装置認証手段12、22を含む送受信装置認証機能461、上記のコンテンツ送受信者認証手段13、23を含む送受信者認証機能462を備える。
【0035】
図3は、本実施の形態に係る認証の態様をまとめた表である。
【0036】
本実施の形態では、個人の認証をする場合と、装置の認証をする場合と、認証をしない場合とがある。
【0037】
個人の認証には、受信側から送信側を認証する送信者認証と、送信側から受信側を認証する受信者認証とがある。各送信者認証、受信者認証には、生体を利用したもの、公開鍵を利用したもの、識別情報(ID)とパスワードを利用したものがある。
【0038】
装置の認証には、受信側から送信側を認証する送信装置認証と、送信側から受信側を認証する受信装置認証とがある。各送信装置認証、公開鍵を利用したもの、識別情報(ID)とパスワードを利用したもの、発IDを利用したものがある。受信装置認証には、公開鍵を利用したもの、識別情報(ID)とパスワードを利用したものがある。
【0039】
図4は、送信装置管理部111の構成を例示した図である。
【0040】
送信装置管理部111は、該送信装置管理部111を含むコンテンツ送信装置1を示す識別情報(以下、「送信装置ID」という)およびパスワード(以下、「送信装置パスワード」という)、コンテンツ送信装置1の公開鍵(以下、「送信装置公開鍵」という)および秘密鍵(「送信装置秘密鍵」という)を記憶している。
【0041】
図5は、受信装置管理部112の構成を例示した図である。
【0042】
受信装置管理部112は、複数のコンテンツ受信装置のそれぞれについての受信装置情報を記憶している。
【0043】
各受信装置情報は、該当のコンテンツ受信装置の電話番号、当該コンテンツ受信装置がコンテンツの受信を許可されたコンテンツ受信装置か否かを示す情報(以下、「受信装置属性情報」という)を記憶している。
【0044】
各受信装置情報は、(1)当該コンテンツ受信装置を示す識別情報(以下、「受信装置ID」という)およびパスワード(以下、「受信装置パスワード」という)、(2)当該コンテンツ受信装置の公開鍵(以下、「受信装置公開鍵」という)という2つの情報の少なくとも1つを記憶している。
【0045】
図6は、送信者管理部113の構成を例示した図である。
【0046】
送信者管理部113は、該送信者管理部113を含むコンテンツ送信装置1に指示を与える複数のコンテンツ送信者のそれぞれについての送信者情報を記憶している。
【0047】
各送信者情報は、該当のコンテンツ送信者の送信者名を記憶している。
【0048】
各送信者情報は、(1)当該コンテンツ送信者を示す識別情報(以下、「送信者ID」という)およびパスワード(以下、「送信者パスワード」という)、(2)当該コンテンツ送信者の公開鍵(以下、「送信者公開鍵」という)および秘密鍵(以下、「送信者秘密鍵」という)という2つの情報の少なくとも1つを記憶している。
【0049】
図7は、受信者管理部114の構成を例示した図である。
【0050】
受信者管理部114は、コンテンツ受信装置2を介してコンテンツを受信する複数のコンテンツ受信者のそれぞれについての受信者情報を記憶している。
【0051】
各受信者情報は、該当のコンテンツ受信者の受信者名、当該コンテンツ受信者がコンテンツの受信を許可されたコンテンツ受信者か否かを示す情報(以下、「受信者属性情報」という)を記憶している。
【0052】
各受信者情報は、(1)当該コンテンツ受信者を示す識別情報(以下、「受信者ID」という)およびパスワード(以下、「受信者パスワード」という)、(2)当該コンテンツ受信者の公開鍵(以下、「受信者公開鍵」という)および秘密鍵(以下、「受信者秘密鍵」という)、(3)当該コンテンツ受信者の生体的特徴を示す生体情報(以下、「受信者生体情報」という)という3つの情報の少なくとも1つを記憶している。受信者生体情報は、指紋などである。
【0053】
図8は、受信装置管理部211の構成を例示した図である。
【0054】
受信装置管理部211は、該受信装置管理部211を含むコンテンツ受信装置2を示す識別情報(「受信装置ID」)およびパスワード(「受信装置パスワード」)、当該コンテンツ受信装置2の公開鍵(「受信装置公開鍵」)および秘密鍵(「受信装置秘密鍵」という)を記憶している。
【0055】
図9は、送信装置管理部212の構成を例示した図である。
【0056】
送信装置管理部212は、複数のコンテンツ送信装置のそれぞれについての送信装置情報を記憶している。
【0057】
各送信装置情報は、該当のコンテンツ送信装置の電話番号、当該コンテンツ送信装置がコンテンツの送信を許可されたコンテンツ送信装置か否かを示す情報(以下、「送信装置属性情報」という)を記憶している。
【0058】
各送信装置情報は、(1)当該コンテンツ送信装置を示す識別情報(「送信装置ID」)およびパスワード(「送信装置パスワード」)、(2)当該コンテンツ送信装置の公開鍵(「送信装置公開鍵」)という2つの情報の少なくとも1つを記憶している。
【0059】
図10は、受信者管理部213の構成を例示した図である。
【0060】
受信者管理部213は、該受信者管理部213を含むコンテンツ受信装置2を介してコンテンツを受信する複数のコンテンツ受信者のそれぞれについての受信者情報を記憶している。
【0061】
各受信者情報は、該当のコンテンツ受信者の受信者名を記憶している。
【0062】
各受信者情報は、(1)当該コンテンツ受信者を示す識別情報(「受信者ID」)およびパスワード(「受信者パスワード」)、(2)当該コンテンツ受信者の公開鍵(「受信者公開鍵」)および秘密鍵(「受信者秘密鍵」)という2つの情報の少なくとも1つを記憶している。
【0063】
図11は、送信者管理部214の構成を例示した図である。
【0064】
送信者管理部214は、コンテンツ送信装置1に指示を与える複数のコンテンツ送信者のそれぞれについての送信者情報を記憶している。
【0065】
各送信者情報は、該当のコンテンツ送信者の送信者名、当該コンテンツ送信者がコンテンツの送信を許可されたコンテンツ送信者か否かを示す情報(以下、「送信者属性情報」という)を記憶している。
【0066】
各送信者情報は、(1)当該コンテンツ送信者を示す識別情報(「送信者ID」)およびパスワード(「送信者パスワード」)、(2)当該コンテンツ送信者の公開鍵(「送信者公開鍵」)および秘密鍵(「送信者秘密鍵」)、(3)当該コンテンツ送信者の生体的特徴を示す生体情報(以下、「送信者生体情報」という)という3つの情報の少なくとも1つを記憶している。送信者生体情報は、指紋などである。
【0067】
(本実施の形態の動作)
図12は、本実施の形態に係る概略の動作シーケンス例を示す図である。
【0068】
コンテンツ送信装置1において、コンテンツが選択され、ダイヤルおよび送信の指示がなされると、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ受信装置2に対し、SIPによる発呼を行う。コンテンツ受信装置2は、SIPによる応答を行う。TCPセッションが確立すると、コンテンツ送信装置1は、受信側能力通知要求をコンテンツ受信装置2に送信する(S1)。コンテンツ受信装置2は、受信側能力通知応答をコンテンツ送信装置1に送信する(S3)。
【0069】
受信側能力通知要求では、受信装置の能力の通知が必要であること、受信装置の認証が必要であること(受信装置認証要)、受信者の認証が必要であること(受信者認証要)が通知される。
【0070】
受信側能力通知応答では、受信装置の能力、送信装置の認証が必要であること(送信装置認証要)、送信者の認証が必要であること(送信者認証要)が通知される。
【0071】
コンテンツ送信装置1は、受信装置の能力が十分か否かを確認する。
【0072】
次に、送受信装置認証(S5)と送受信者認証(S7)が行われる。これらの順序は不問であり、詳細は後述する。
【0073】
コンテンツ送信装置1において能力が十分であることと認証が成功したことつまり相手は受信を許可された相手であることとが確認され(S11)、且つ、コンテンツ受信装置2において認証が成功したことつまり相手は送信を許可された相手であることとが確認された(S13)なら、コンテンツ送信装置1、コンテンツ受信装置2は、コンテンツを送受信する(S15)。
【0074】
具体的には、コンテンツ送信装置1は、コンテンツのファイル名、MIME−Typeを通知し、受信開始を受信したなら、コンテンツを例えば、複数回に分けて、コンテンツ受信装置2に送信する。コンテンツ送信装置1は、例えば、コンテンツをHTTP(hypertext transfer protocol)を使用して送信する。コンテンツ受信装置2が、送信完了応答を送信したなら、一連の処理が終わる。
【0075】
図13は、本実施の形態に係る別な概略の動作シーケンス例を示す図である。
【0076】
コンテンツ送信装置1において、コンテンツが選択され、ダイヤルおよび送信の指示がなされると、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ受信装置2に対し、SIPによる発呼を行う。この際、コンテンツ受信装置2には、コンテンツ送信装置1の電話番号(いわゆる発ID)が通知される。
【0077】
コンテンツ送受信装置認証手段22は、この電話番号を含む送信装置情報が送信装置管理部212に記憶され、且つ、この送信装置情報内の送信装置属性情報が「許可(コンテンツの送信が許可されていること)」を示しているか否かを判定する(S21)。
【0078】
コンテンツ受信装置2は、そうであるならつまり認証が成功した(S23)なら、SIPによる応答を行う。TCPセッションが確立すると、コンテンツ送信装置1は、受信側能力通知要求をコンテンツ受信装置2に送信する。コンテンツ受信装置2は、受信側能力通知応答をコンテンツ送信装置1に送信する。
【0079】
コンテンツ送信装置1において能力が十分であることが確認され(S25)なら、コンテンツ送信装置1、コンテンツ受信装置2は、コンテンツを送受信する(S15)。コンテンツ送受信の詳細は、図12を参照して説明したものと同様であり、ここでの説明は省略する。
【0080】
図14は、送受信装置認証に係る動作シーケンス例を示す図である。
【0081】
上記説明と同様に、コンテンツ送信装置1は、受信側能力通知要求をコンテンツ受信装置2に送信する(S1)。コンテンツ受信装置2は、受信側能力通知応答をコンテンツ送信装置1に送信する(S3)。コンテンツ送信装置1は、受信装置の能力が十分か否かを確認する。
【0082】
続く送受信装置認証(S5)では、まず、コンテンツ送信装置1は、受信装置認証方法通知にて、受信装置の認証をID/パスワードで行うか、公開鍵で行うかをコンテンツ受信装置2に通知する(S31)。
【0083】
これに対し、コンテンツ受信装置2は、受信装置認証情報応答にて、方法に応じた情報をコンテンツ送信装置1に送信する(S33)。
【0084】
コンテンツ送信装置1は、その情報を用いて認証を行い(S35)、受信装置認証結果通知にて、その結果をコンテンツ受信装置2に通知する(S37)。
【0085】
また、コンテンツ受信装置2は、送信装置認証方法通知にて、送信装置の認証をID/パスワードで行うか、公開鍵で行うかをコンテンツ送信装置1に通知する(S41)。
【0086】
これに対し、コンテンツ送信装置1は、送信装置認証情報応答にて、方法に応じた情報をコンテンツ受信装置2に送信する(S43)。
【0087】
コンテンツ受信装置2は、その情報を用いて認証を行い(S45)、送信装置認証結果通知にて、その結果をコンテンツ送信装置1に通知する(S47)。
【0088】
かかる送受信装置認証(S5)とともに、送受信者認証(S7)も行われる。
【0089】
図15は、送受信者認証に係る動作シーケンス例を示す図である。
【0090】
上記説明と同様に、コンテンツ送信装置1は、受信側能力通知要求をコンテンツ受信装置2に送信する(S1)。コンテンツ受信装置2は、受信側能力通知応答をコンテンツ送信装置1に送信する(S3)。コンテンツ送信装置1は、受信装置の能力が十分か否かを確認する。
【0091】
そして、例えば、送受信装置認証(S5)の後に、送受信者認証(S7)が行われる。
【0092】
コンテンツ送信装置1は、受信者認証方法通知にて、受信者の認証を生体を用いて行うか、ID/パスワードで行うか、公開鍵で行うかをコンテンツ受信装置2に通知する(S51)。
【0093】
これに対し、コンテンツ受信装置2は、受信者認証情報応答にて、方法に応じた情報をコンテンツ送信装置1に送信する(S53)。
【0094】
コンテンツ送信装置1は、その情報を用いて認証を行い(S55)、受信者認証結果通知にて、その結果をコンテンツ受信装置2に通知する(S57)。
【0095】
また、コンテンツ受信装置2は、送信者認証方法通知にて、送信者の認証を生体を用いて行うか、ID/パスワードで行うか、公開鍵で行うかをコンテンツ送信装置1に通知する(S61)。
【0096】
これに対し、コンテンツ送信装置1は、送信者認証情報応答にて、方法に応じた情報をコンテンツ受信装置2に送信する(S63)。
【0097】
コンテンツ受信装置2は、その情報を用いて認証を行い(S65)、送信者認証結果通知にて、その結果をコンテンツ送信装置1に通知する(S67)。
【0098】
図16は、ID/パスワードで行う送受信装置認証に係る動作シーケンス例を示す図である。
【0099】
コンテンツ送信装置1では、コンテンツ送受信装置認証手段12により、受信装置認証方法通知にて、ID/パスワードの入力をコンテンツ受信装置2に要求する(S81)。
【0100】
これに対し、コンテンツ受信装置2ではは、コンテンツ送受信装置認証手段22により、受信装置管理部211に記憶されている受信装置IDおよび受信装置パスワードを読み出し、受信装置認証情報応答にて、コンテンツ送信装置1に送信する(S83)。
【0101】
コンテンツ送信装置1のコンテンツ送受信装置認証手段12は、受信装置IDおよび受信装置パスワードを含む受信装置情報が受信装置管理部112に記憶され、且つ、この受信装置情報内の受信装置属性情報が「許可(コンテンツの受信が許可されていること)」を示しているか否かを判定する(S85)。かかる条件が満たされれば、認証が成功したこととなる。
【0102】
コンテンツ送信装置1は、受信装置認証結果通知にて、認証の結果をコンテンツ受信装置2に通知する(S87)。
【0103】
また、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送受信装置認証手段22により、送信装置認証方法通知にて、ID/パスワードの入力をコンテンツ送信装置1に要求する(S91)。
【0104】
これに対し、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ送受信装置認証手段12により、送信装置管理部111に記憶されている送信装置IDおよび送信装置パスワードを読み出し、送信装置認証情報応答にて、コンテンツ受信装置2に送信する(S93)。
【0105】
コンテンツ受信装置2のコンテンツ送受信装置認証手段22は、送信装置IDおよび送信装置パスワードを含む送信装置情報が送信装置管理部212に記憶され、且つ、この送信装置情報内の送信装置属性情報が「許可(コンテンツの送信が許可されていること)」を示しているか否かを判定する(S95)。かかる条件が満たされれば、認証が成功したこととなる。
【0106】
コンテンツ受信装置2は、送信装置認証結果通知にて、認証の結果をコンテンツ送信装置1に通知する(S97)。
【0107】
図17は、公開鍵で行う送受信装置認証に係る動作シーケンス例を示す図である。
【0108】
コンテンツ送信装置1は、コンテンツ送受信装置認証手段12により、受信装置認証方法通知にて、受信装置認証を公開鍵で行うことをコンテンツ受信装置2に通知する(S101)。
【0109】
次に、コンテンツ送信装置1のコンテンツ送受信装置認証手段12が、受信装置管理部112から、コンテンツ受信装置2の電話番号を含む受信装置情報を検索し、この受信装置情報内の公開鍵を取り出し、所定の原文メッセージを当該公開鍵で暗号化して認証用メッセージを生成しコンテンツ受信装置2に送信する(S103)。
【0110】
これに対し、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送受信装置認証手段22により、受信装置管理部211から秘密鍵を取り出し、当該秘密鍵で当該認証用メッセージを復号化して解読メッセージを生成し、解読メッセージをコンテンツ送信装置1に送信する(S105)。
【0111】
コンテンツ送受信装置認証手段12は、解読メッセージと原文メッセージが互いに一致し、且つ、検索した受信装置情報内の受信装置属性情報が「許可(コンテンツの受信が許可されていること)」を示しているか否かを判定する(S107)。かかる条件が満たされれば、認証が成功したこととなる。
【0112】
コンテンツ送信装置1は、受信装置認証結果通知にて、認証の結果をコンテンツ受信装置2に通知する(S109)。
【0113】
また、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送受信装置認証手段22により、送信装置認証方法通知にて、送信装置認証を公開鍵で行うことをコンテンツ送信装置1に通知する(S111)。
【0114】
次に、コンテンツ受信装置2のコンテンツ送受信装置認証手段22が、送信装置管理部212から、コンテンツ送信装置1の電話番号を含む送信装置情報を検索し、この送信装置情報内の公開鍵を取り出し、所定の原文メッセージを当該公開鍵で暗号化して認証用メッセージを生成しコンテンツ送信装置1に送信する(S113)。
【0115】
これに対し、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ送受信装置認証手段12により、送信装置管理部111から秘密鍵を取り出し、当該秘密鍵で当該認証用メッセージを復号化して解読メッセージを生成し、解読メッセージをコンテンツ受信装置2に送信する(S115)。
【0116】
コンテンツ送受信装置認証手段22は、解読メッセージと原文メッセージが互いに一致し、且つ、検索した送信装置情報内の送信装置属性情報が「許可(コンテンツの送信が許可されていること)」を示しているか否かを判定する(S117)。かかる条件が満たされれば、認証が成功したこととなる。
【0117】
コンテンツ受信装置2は、送信装置認証結果通知にて、認証の結果をコンテンツ送信装置1に通知する(S119)。
【0118】
図18は、ID/パスワードで行う送受信者認証に係る動作シーケンス例を示す図である。
【0119】
コンテンツ送信装置1は、コンテンツ送受信者認証手段13により、受信者認証方法通知にて、ID/パスワードの入力をコンテンツ受信装置2に要求する(S121)。
【0120】
これに対し、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送受信者認証手段23により、受信者管理部213における該当のコンテンツ受信者(コンテンツを受信しようとする人)についての受信者情報を検索し、この受信者情報内の受信者IDおよび受信者パスワードを、受信者認証情報応答にて、コンテンツ送信装置1に送信する(S123)。または、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送受信者認証手段23により、コンテンツ受信者によりキーボードなどで入力された受信者IDおよび受信者パスワードを、受信者認証情報応答にて、コンテンツ送信装置1に送信する(S123)。
【0121】
コンテンツ送信装置1のコンテンツ送受信者認証手段13は、受信者IDおよび受信者パスワードを含む受信者情報が受信者管理部114に記憶され、且つ、この受信者情報内の受信者属性情報が「許可(コンテンツの受信が許可されていること)」を示しているか否かを判定する(S125)。かかる条件が満たされれば、認証が成功したこととなる。 コンテンツ送信装置1は、受信者認証結果通知にて、認証の結果をコンテンツ受信装置2に通知する(S127)。
【0122】
また、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送受信者認証手段13により、送信者認証方法通知にて、ID/パスワードの入力をコンテンツ送信装置1に要求する(S131)。
【0123】
これに対し、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ送受信者認証手段13により、送信者管理部113における該当のコンテンツ送信者(コンテンツを送信しようとする人)についての送信者情報を検索し、この送信者情報内の送信者IDおよび送信者パスワードを、送信者認証情報応答にて、コンテンツ受信装置2に送信する(S133)。または、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ送受信者認証手段13により、コンテンツ送信者によりキーボードなどで入力された送信者IDおよび送信者パスワードを、送信者認証情報応答にて、送信する(S133)。
【0124】
コンテンツ受信装置2のコンテンツ送受信者認証手段23は、送信者IDおよび送信者パスワードを含む送信装置情報が送信者管理部214に記憶され、且つ、この送信装置情報内の送信者属性情報が「許可(コンテンツの送信が許可されていること)」を示しているか否かを判定する(S135)。かかる条件が満たされれば、認証が成功したこととなる。
【0125】
コンテンツ受信装置2は、送信者認証結果通知にて、認証の結果をコンテンツ送信装置1に通知する(S137)。
【0126】
図19は、公開鍵で行う送受信者認証に係る動作シーケンス例を示す図である。
【0127】
コンテンツ送信装置1は、コンテンツ送受信者認証手段13により、受信者認証方法通知にて、受信者認証を公開鍵で行うことをコンテンツ受信装置2に通知する(S141)。
【0128】
次に、コンテンツ送信装置1のコンテンツ送受信者認証手段13が、受信者管理部114から、コンテンツを受信しようとする人の受信者情報を検索し、この受信者情報内の公開鍵を取り出し、所定の原文メッセージを当該公開鍵で暗号化して認証用メッセージを生成しコンテンツ受信装置2に送信する(S143)。
【0129】
これに対し、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送受信者認証手段23により、受信者管理部213から、コンテンツを受信しようとする人の受信者情報を検索し、この受信者情報内の秘密鍵を取り出し、当該秘密鍵で当該認証用メッセージを復号化して解読メッセージを生成し、解読メッセージをコンテンツ送信装置1に送信する(S145)。
【0130】
コンテンツ送受信者認証手段13は、解読メッセージと原文メッセージが互いに一致し、且つ、検索した受信者情報内の受信者属性情報が「許可(コンテンツの受信が許可されていること)」を示しているか否かを判定する。かかる条件が満たされれば、認証が成功したこととなる。
【0131】
コンテンツ送信装置1は、受信者認証結果通知にて、認証の結果をコンテンツ受信装置2に通知する(S149)。
【0132】
また、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送受信者認証手段23により、送信者認証方法通知にて、送信者認証を公開鍵で行うことをコンテンツ送信装置1に通知する(S151)。
【0133】
次に、コンテンツ受信装置2のコンテンツ送受信者認証手段23が、送信者管理部214から、コンテンツを送信しようとする人の送信者情報を検索し、この送信者情報内の公開鍵を取り出し、所定の原文メッセージを当該公開鍵で暗号化して認証用メッセージを生成しコンテンツ送信装置1に送信する(S153)。
【0134】
これに対し、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ送受信者認証手段13により、送信者管理部113から、コンテンツを送信しようとする人の送信者情報を検索し、この送信者情報内の秘密鍵を取り出し、当該秘密鍵で当該認証用メッセージを復号化して解読メッセージを生成し、解読メッセージをコンテンツ受信装置2に送信する(S155)。
【0135】
コンテンツ送受信者認証手段23は、解読メッセージと原文メッセージが互いに一致し、且つ、検索した送信者情報内の送信者属性情報が「許可(コンテンツの送信が許可されていること)」を示しているか否かを判定する(S157)。かかる条件が満たされれば、認証が成功したこととなる。
【0136】
コンテンツ受信装置2は、送信者認証結果通知にて、認証の結果をコンテンツ送信装置1に通知する(S159)。
【0137】
図20は、生体情報を用いて行う送受信者認証に係る動作シーケンス例を示す図である。
【0138】
コンテンツ送信装置1は、コンテンツ送受信者認証手段13により、受信者認証方法通知にて、生体情報の入力をコンテンツ受信装置2に要求する(S161)。
【0139】
これに対し、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送受信者認証手段23により、コンテンツを受信しようとする人の受信者生体情報(指紋など)を読み取り装置などから入力し、受信者認証情報応答にて、受信者生体情報をコンテンツ送信装置1に送信する(S163)。
【0140】
コンテンツ送信装置1のコンテンツ送受信者認証手段13は、受信者生体情報を含む受信者情報が受信者管理部114に記憶され、且つ、この受信者情報内の受信者属性情報が「許可(コンテンツの受信が許可されていること)」を示しているか否かを判定する(S165)。かかる条件が満たされれば、認証が成功したこととなる。
【0141】
コンテンツ送信装置1は、受信者認証結果通知にて、認証の結果をコンテンツ受信装置2に通知する(S167)。
【0142】
また、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送受信者認証手段23により、送信者認証方法通知にて、生体情報の入力をコンテンツ送信装置1に要求する(S171)。
【0143】
これに対し、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ送受信者認証手段13により、コンテンツを送信しようとする人の送信者生体情報(指紋など)を読み取り装置などから入力し、送信者認証情報応答にて、送信者生体情報をコンテンツ受信装置2に送信する。
【0144】
コンテンツ受信装置2のコンテンツ送受信者認証手段23は、送信者生体情報を含む送信者情報が送信者管理部214に記憶され、且つ、この送信者情報内の送信者属性情報が「許可(コンテンツの送信が許可されていること)」を示しているか否かを判定する(S175)。かかる条件が満たされれば、認証が成功したこととなる。
【0145】
コンテンツ受信装置2は、送信者認証結果通知にて、認証の結果をコンテンツ送信装置1に通知する(S177)。
【0146】
図21は、コンテンツ送信装置1における受信装置認証に係る動作フローチャート例を示す図である。
【0147】
TCPセッションが確立し、受信側能力通知が行われると、受信装置認証方法に応じて処理が分岐する(S181)。
【0148】
コンテンツ送信装置1は、受信装置の認証が不要なら、次の動作(例えば、送信装置認証や送信者認証における情報送信、受信者認証、コンテンツの送信など)を行う(S183)。
【0149】
一方、受信装置認証をID/パスワードで行うのなら、まず、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ送受信装置認証手段12により、ID/パスワードの入力をコンテンツ受信装置2に要求する(S185)。
【0150】
次に、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ受信装置2から受信装置IDおよび受信装置パスワードを受信する(S187)。
【0151】
コンテンツ送受信装置認証手段12は、受信装置IDおよび受信装置パスワードを含む受信装置情報が受信装置管理部112に記憶され、且つ、この受信装置情報内の受信装置属性情報が「許可(コンテンツの受信が許可されていること)」を示しているか否かを判定する(S189)。
【0152】
コンテンツ送信装置1は、かかる条件が満たされたなら、次の動作を行い(S183)、一方、条件が満たされないなら、コンテンツの送信を中止する(S191)。
【0153】
一方、受信装置認証を公開鍵で行うのなら、まず、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ送受信装置認証手段12により、受信装置認証を公開鍵で行うことをコンテンツ受信装置2に通知する(S193)。
【0154】
次に、コンテンツ送信装置1のコンテンツ送受信装置認証手段12が、受信装置管理部112から、コンテンツ受信装置2の電話番号を含む受信装置情報を検索し、この受信装置情報内の公開鍵を取り出し、所定の原文メッセージを当該公開鍵で暗号化して認証用メッセージを生成しコンテンツ受信装置2に送信する(S195)。
【0155】
次に、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ受信装置2から解読メッセージを受信する(S197)。
【0156】
次に、コンテンツ送受信装置認証手段12は、解読メッセージと原文メッセージが互いに一致し、且つ、検索した受信装置情報内の受信装置属性情報が「許可(コンテンツの受信が許可されていること)」を示しているか否かを判定する(S199)。
【0157】
コンテンツ送信装置1は、かかる条件が満たされたなら、次の動作を行い(S183)、一方、条件が満たされないなら、コンテンツの送信を中止する(S191)。
【0158】
図22は、コンテンツ受信装置2における受信装置認証に係る動作フローチャート例を示す図である。
【0159】
TCPセッションが確立し、受信側能力通知が行われると、受信装置認証方法に応じて処理が分岐する(S201)。
【0160】
コンテンツ受信装置2は、受信装置の認証が不要なら、次の動作(例えば、送信装置認証や送信者認証、受信者認証における情報送信、コンテンツの受信など)を行う(S203)。
【0161】
一方、受信装置認証をID/パスワードで行うのなら、まず、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送受信装置認証手段22により、受信装置管理部211に記憶されている受信装置IDおよび受信装置パスワードを読み出し、コンテンツ送信装置1に送信する(S205)。
【0162】
次に、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送信装置1から、受信装置認証結果通知を受信し(S207)、受信装置認証結果通知において認証が成功しているか否かを判定する(S209)。
【0163】
コンテンツ受信装置2は、認証が成功していたなら、次の動作を行い(S203)、一方、認証が失敗していたなら、コンテンツの受信を中止する(S211)。
【0164】
一方、受信装置認証を公開鍵で行うのなら、まず、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送信装置1から認証用メッセージを受信する(S213)。
【0165】
次に、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送受信者認証手段23により、受信装置管理部211から秘密鍵を取り出し、当該秘密鍵で当該認証用メッセージを復号化して解読メッセージを生成し、解読メッセージをコンテンツ送信装置1に送信する(S215)。 次に、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送信装置1から、受信装置認証結果通知を受信し(S207)、受信装置認証結果通知において認証が成功しているか否かを判定する(S209)。
【0166】
コンテンツ受信装置2は、認証が成功していたなら、次の動作を行い(S203)、一方、認証が失敗していたなら、コンテンツの受信を中止する(S211)。
【0167】
図23は、コンテンツ受信装置2における送信装置認証に係る動作フローチャート例を示す図である。
【0168】
TCPセッションが確立し、受信側能力通知が行われると、送信装置認証方法に応じて処理が分岐する(S221)。
【0169】
コンテンツ受信装置2は、送信装置の認証が不要なら、次の動作(例えば、送信者認証、受信装置認証や受信者認証における情報送信、コンテンツの受信など)を行う(S223)。
【0170】
一方、送信装置認証を電話番号(発ID)で行うのなら、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送受信装置認証手段22により、まず、SIPによる発呼の際に通知された発IDを取得する(S225)。
【0171】
次に、コンテンツ送受信装置認証手段22は、この発IDを含む送信装置情報が送信装置管理部212に記憶され、且つ、この送信装置情報内の送信装置属性情報が「許可(コンテンツの送信が許可されていること)」を示しているか否かを判定する(S227)。 コンテンツ受信装置2は、かかる条件が満たされたなら、次の動作を行い(S223)、一方、条件が満たされないなら、コンテンツの受信を中止する(S229)。
【0172】
一方、送信装置認証をID/パスワードで行うのなら、まず、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送受信装置認証手段22により、ID/パスワードの入力をコンテンツ送信装置1に要求する(S231)。
【0173】
次に、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送信装置1から送信装置IDおよび送信装置パスワードを受信する(S233)。
【0174】
次に、コンテンツ受信装置2のコンテンツ送受信装置認証手段22は、送信装置IDおよび送信装置パスワードを含む送信装置情報が送信装置管理部212に記憶され、且つ、この送信装置情報内の送信装置属性情報が「許可(コンテンツの送信が許可されていること)」を示しているかを判定する(S235)。
コンテンツ受信装置2は、かかる条件が満たされたなら、次の動作を行い(S223)、一方、条件が満たされないなら、コンテンツの受信を中止する(S229)。
【0175】
一方、送信装置認証を公開鍵で行うのなら、まず、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送受信装置認証手段22により、送信装置認証を公開鍵で行うことをコンテンツ送信装置1に通知する(S237)。
【0176】
次に、コンテンツ受信装置2のコンテンツ送受信装置認証手段22が、送信装置管理部212から、コンテンツ送信装置1の電話番号を含む送信装置情報を検索し、この送信装置情報内の公開鍵を取り出し、所定の原文メッセージを当該公開鍵で暗号化して認証用メッセージを生成しコンテンツ送信装置1に送信する(S239)。
【0177】
次に、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送信装置1から解読メッセージを受信する(S241)。
【0178】
次に、コンテンツ送受信装置認証手段22は、解読メッセージと原文メッセージが互いに一致し、且つ、検索した送信装置情報内の送信装置属性情報が「許可(コンテンツの送信が許可されていること)」を示しているか否かを判定する(S243)。
【0179】
コンテンツ受信装置2は、かかる条件が満たされたなら、次の動作を行い(S223)、一方、条件が満たされないなら、コンテンツの受信を中止する(S229)。
【0180】
図24は、コンテンツ送信装置1における送信装置認証に係る動作フローチャート例を示す図である。
【0181】
TCPセッションが確立し、受信側能力通知が行われると、送信装置認証方法に応じて処理が分岐する(S251)。
【0182】
コンテンツ送信装置1は、送信装置の認証が不要なら、次の動作(例えば、送信者認証における情報送信、受信装置認証や受信者認証、コンテンツの送信など)を行う(S253)。
【0183】
一方、送信装置認証をID/パスワードで行うのなら、まず、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ送受信者認証手段13により、送信装置管理部111に記憶されている送信装置IDおよび送信装置パスワードを読み出し、コンテンツ受信装置2に送信する(S255)。
【0184】
次に、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ受信装置2から、送信装置認証結果通知を受信し(S257)、送信装置認証結果通知において認証が成功しているか否かを判定する(S259)。
【0185】
コンテンツ送信装置1は、認証が成功していたなら、次の動作を行い(S253)、一方、認証が失敗していたなら、コンテンツの送信を中止する(S261)。
【0186】
一方、送信装置認証を公開鍵で行うのなら、まず、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ受信装置2から認証用メッセージを受信する(S263)。
【0187】
次に、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ送受信者認証手段13により、送信装置管理部111から秘密鍵を取り出し、当該秘密鍵で当該認証用メッセージを復号化して解読メッセージを生成し、解読メッセージをコンテンツ受信装置2に送信する(S265)。 次に、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ受信装置2から、送信装置認証結果通知を受信し(S257)、送信装置認証結果通知において認証が成功しているか否かを判定する(S259)。
【0188】
コンテンツ送信装置1は、認証が成功していたなら、次の動作を行い(S253)、一方、認証が失敗していたなら、コンテンツの送信を中止する(S261)。
【0189】
図25は、コンテンツ送信装置1における受信者認証に係る動作フローチャート例を示す図である。
【0190】
TCPセッションが確立し、受信側能力通知が行われると、受信者認証方法に応じて処理が分岐する(S271)。
【0191】
コンテンツ送信装置1は、受信者の認証が不要なら、次の動作(例えば、受信装置認証、送信装置認証や送信者認証における情報送信、コンテンツの送信など)を行う(S223)。
【0192】
一方、受信者認証をID/パスワードで行うのなら、まず、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ送受信者認証手段13により、ID/パスワードの入力をコンテンツ受信装置2に要求する(S275)。
【0193】
次に、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ受信装置2から受信者IDおよび受信者パスワードを受信する(S277)。
【0194】
コンテンツ送信装置1のコンテンツ送受信者認証手段13は、受信者IDおよび受信者パスワードを含む受信者情報が受信者管理部114に記憶され、且つ、この受信者情報内の受信者属性情報が「許可(コンテンツの受信が許可されていること)」を示しているかを判定する(S279)。
【0195】
コンテンツ送信装置1は、かかる条件が満たされたなら、次の動作を行い(S273)、一方、条件が満たされないなら、コンテンツの送信を中止する(S281)。
【0196】
一方、受信者認証を公開鍵で行うのなら、まず、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ送受信者認証手段13により、受信者認証を公開鍵で行うことをコンテンツ受信装置2に通知する(S283)。
【0197】
次に、コンテンツ送信装置1のコンテンツ送受信者認証手段13が、受信者管理部114から、コンテンツを受信しようとする人の受信者情報を検索し、この受信者情報内の公開鍵を取り出し、所定の原文メッセージを当該公開鍵で暗号化して認証用メッセージを生成しコンテンツ受信装置2に送信する(S285)。
【0198】
次に、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ受信装置2から解読メッセージを受信する(S287)。
【0199】
次に、コンテンツ送受信者認証手段13は、解読メッセージと原文メッセージが互いに一致し、且つ、検索した受信者情報内の受信者属性情報が「許可(コンテンツの受信が許可されていること)」を示しているか否かを判定する(S289)。
【0200】
コンテンツ送信装置1は、かかる条件が満たされたなら、次の動作を行い(S273)、一方、条件が満たされないなら、コンテンツの送信を中止する(S281)。
【0201】
一方、受信者認証を生体情報を用いて行うのなら、まず、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ送受信者認証手段13により、生体情報の入力をコンテンツ受信装置2に要求する(S291)。
【0202】
次に、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ受信装置2から受信者生体情報を受信する(S293)。
【0203】
コンテンツ送信装置1のコンテンツ送受信者認証手段13は、この受信者生体情報を含む受信者情報が受信者管理部114に記憶され、且つ、この受信者情報内の受信者属性情報が「許可(コンテンツの受信が許可されていること)」を示しているか否かを判定する(S295)。
【0204】
コンテンツ送信装置1は、かかる条件が満たされたなら、次の動作を行い(S273)、一方、条件が満たされないなら、コンテンツの送信を中止する(S281)。
【0205】
図26は、コンテンツ受信装置2における受信者認証に係る動作フローチャート例を示す図である。
【0206】
TCPセッションが確立し、受信側能力通知が行われると、受信者認証方法に応じて処理が分岐する(S301)。
【0207】
コンテンツ受信装置2は、受信者の認証が不要なら、次の動作(例えば、受信装置認証における情報送信、送信装置認証や送信者認証、コンテンツの受信など)を行う(S303)。
【0208】
一方、受信者認証をID/パスワードで行うのなら、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送受信者認証手段23により、受信者管理部213における該当のコンテンツ受信者(コンテンツを受信しようとする人)についての受信者情報を検索し、この受信者情報内の受信者IDおよび受信者パスワードをコンテンツ送信装置1に送信する(S305)。または、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送受信者認証手段23により、コンテンツ受信者によりキーボードなどで入力された受信者IDおよび受信者パスワードをコンテンツ送信装置1に送信する(S305)。
【0209】
次に、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送信装置1から、受信者認証結果通知を受信し(S307)、受信者認証結果通知において認証が成功しているか否かを判定する(S309)。
【0210】
コンテンツ受信装置2は、認証が成功していたなら、次の動作を行い(S303)、一方、認証が失敗していたなら、コンテンツの受信を中止する(S311)。
【0211】
一方、受信者認証を公開鍵で行うのなら、まず、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送信装置1から、認証用メッセージを受信する(S313)。
【0212】
次に、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送受信者認証手段13により、受信者管理部213から、コンテンツを受信しようとする人の受信者情報を検索し、この受信者情報内の秘密鍵を取り出し、当該秘密鍵で当該認証用メッセージを復号化して解読メッセージを生成し、解読メッセージをコンテンツ送信装置1に送信する(S315)。
【0213】
次に、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送信装置1から、受信者認証結果通知を受信し(S307)、受信者認証結果通知において認証が成功しているか否かを判定する(S309)。
【0214】
コンテンツ受信装置2は、認証が成功していたなら、次の動作を行い(S303)、一方、認証が失敗していたなら、コンテンツの受信を中止する(S311)。
【0215】
一方、受信者認証を生体情報を用いて行うのなら、まず、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送受信者認証手段23により、コンテンツを受信しようとする人の受信者生体情報(指紋など)を読み取り装置などから入力し、受信者生体情報をコンテンツ送信装置1に送信する(S317)。
【0216】
次に、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送信装置1から、受信者認証結果通知を受信し(S307)、受信者認証結果通知において認証が成功しているか否かを判定する(S309)。
【0217】
コンテンツ受信装置2は、認証が成功していたなら、次の動作を行い(S303)、一方、認証が失敗していたなら、コンテンツの受信を中止する(S311)。
【0218】
図27は、コンテンツ受信装置2における送信者認証に係る動作フローチャート例を示す図である。
TCPセッションが確立し、受信側能力通知が行われると、送信者認証方法に応じて処理が分岐する(S321)。
【0219】
コンテンツ受信装置2は、送信者の認証が不要なら、次の動作(例えば、送信装置認証、受信装置認証や受信者認証における情報送信、コンテンツの受信など)を行う(S323)。
【0220】
一方、送信者認証をID/パスワードで行うのなら、まず、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送受信者認証手段23により、ID/パスワードの入力をコンテンツ送信装置1に要求する(S325)。
【0221】
次に、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送信装置1から送信者IDおよび送信者パスワードを受信する(S327)。
【0222】
コンテンツ受信装置2のコンテンツ送受信者認証手段23は、送信者IDおよび送信者パスワードを含む送信者情報が送信者管理部214に記憶され、且つ、この送信者情報内の送信者属性情報が「許可(コンテンツの送信が許可されていること)」を示しているかを判定する(S329)。
【0223】
コンテンツ受信装置2は、かかる条件が満たされたなら、次の動作を行い(S323)、一方、条件が満たされないなら、コンテンツの受信を中止する(S331)。
【0224】
一方、送信者認証を公開鍵で行うのなら、まず、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送受信者認証手段23により、送信者認証を公開鍵で行うことをコンテンツ送信装置1に通知する(S333)。
【0225】
次に、コンテンツ受信装置2のコンテンツ送受信者認証手段23が、送信者管理部214から、コンテンツを送信しようとする人の送信者情報を検索し、この送信者情報内の公開鍵を取り出し、所定の原文メッセージを当該公開鍵で暗号化して認証用メッセージを生成しコンテンツ送信装置1に送信する(S335)。
【0226】
次に、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送信装置1から解読メッセージを受信する(S337)。
【0227】
次に、コンテンツ送受信者認証手段23は、解読メッセージと原文メッセージが互いに一致し、且つ、検索した送信者情報内の送信者属性情報が「許可(コンテンツの送信が許可されていること)」を示しているか否かを判定する(S339)。
【0228】
コンテンツ受信装置2は、かかる条件が満たされたなら、次の動作を行い(S323)、一方、条件が満たされないなら、コンテンツの受信を中止する(S331)。
【0229】
一方、送信者認証を生体情報を用いて行うのなら、まず、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送受信者認証手段23により、生体情報の入力をコンテンツ送信装置1に要求する(S341)。
【0230】
次に、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ送信装置1から送信者生体情報を受信する(S343)。
【0231】
コンテンツ受信装置2のコンテンツ送受信者認証手段23は、この送信者生体情報を含む送信者情報が送信者管理部214に記憶され、且つ、この送信者情報内の送信者属性情報が「許可(コンテンツの送信が許可されていること)」を示しているか否かを判定する(S345)。
【0232】
コンテンツ受信装置2は、かかる条件が満たされたなら、次の動作を行い(S323)、一方、条件が満たされないなら、コンテンツの受信を中止する(S331)。
【0233】
図28は、コンテンツ送信装置1における送信者認証に係る動作フローチャート例を示す図である。
TCPセッションが確立し、受信側能力通知が行われると、送信者認証方法に応じて処理が分岐する(S351)。
【0234】
コンテンツ送信装置1は、送信者の認証が不要なら、次の動作(例えば、送信装置認証における情報送信、受信装置認証や受信者認証、コンテンツの送信など)を行う(S353)。
【0235】
一方、送信者認証をID/パスワードで行うのなら、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ送受信者認証手段13により、送信者管理部113における該当のコンテンツ送信者(コンテンツを送信しようとする人)についての送信者情報を検索し、この送信者情報内の送信者IDおよび送信者パスワードをコンテンツ受信装置2に送信する(S355)。または、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ送受信者認証手段13により、コンテンツ送信者によりキーボードなどで入力された送信者IDおよび送信者パスワードをコンテンツ受信装置2に送信する(S355)。
【0236】
次に、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ受信装置2から、送信者認証結果通知を受信し(S357)、送信者認証結果通知において認証が成功しているか否かを判定する(S359)。
【0237】
コンテンツ送信装置1は、認証が成功していたなら、次の動作を行い(S353)、一方、認証が失敗していたなら、コンテンツの送信を中止する(S361)。
【0238】
一方、送信者認証を公開鍵で行うのなら、まず、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ受信装置2から、認証用メッセージを受信する(S363)。
【0239】
次に、コンテンツ送信装置1のコンテンツ送受信者認証手段13は、送信者管理部113から、コンテンツを送信しようとする人の送信者情報を検索し、この送信者情報内の秘密鍵を取り出し、当該秘密鍵で当該認証用メッセージを復号化して解読メッセージを生成し、解読メッセージをコンテンツ受信装置2に送信する(S365)。
【0240】
次に、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ受信装置2から、送信者認証結果通知を受信し(S357)、送信者認証結果通知において認証が成功しているか否かを判定する(S359)。
【0241】
コンテンツ送信装置1は、認証が成功していたなら、次の動作を行い(S353)、一方、認証が失敗していたなら、コンテンツの送信を中止する(S361)。
【0242】
一方、送信者認証を生体情報を用いて行うのなら、まず、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ送受信者認証手段13により、コンテンツを送信しようとする人の送信者生体情報(指紋など)を読み取り装置などから入力し、送信者生体情報をコンテンツ受信装置2に送信する(S367)。
【0243】
次に、コンテンツ送信装置1は、コンテンツ受信装置2から、送信者認証結果通知を受信し(S357)、送信者認証結果通知において認証が成功しているか否かを判定する(S359)。
【0244】
コンテンツ送信装置1は、認証が成功していたなら、次の動作を行い(S353)、一方、認証が失敗していたなら、コンテンツの送信を中止する(S361)。
【0245】
以上説明したように、本実施の形態に係るコンテンツ送受信システムよれば、コンテンツ送信装置1は、コンテンツの送信にあたり、相手が許可された相手であるか否かを判定するための情報を記憶する送信側記憶手段11と、コンテンツの送信にあたり、コンテンツ受信装置から情報を受信し、該情報及び当該送信側記憶手段に記憶された情報に基づいて、当該コンテンツ受信装置が、コンテンツの受信を許可されたコンテンツ受信装置か否かを判定するコンテンツ受信装置認証手段としての機能を有するコンテンツ送受信装置認証手段12と、コンテンツの送信にあたり、コンテンツ受信装置から情報を受信し、該情報及び当該送信側記憶手段に記憶された情報と基づいて、当該コンテンツ受信装置を介してコンテンツを受信するコンテンツ受信者が、コンテンツの受信を許可されたコンテンツ受信者か否かを判定するコンテンツ受信者認証手段としての機能を有するコンテンツ送受信者認証手段13とを有し、コンテンツ受信装置2は、コンテンツの受信にあたり、相手が許可された相手であるか否かを判定するための情報を記憶する受信側記憶手段21と、コンテンツの受信にあたり、コンテンツ送信装置から情報を受信し、該情報及び当該受信側記憶手段に記憶された情報に基づいて、当該コンテンツ送信装置が、コンテンツの送信を許可されたコンテンツ送信装置か否かを判定するコンテンツ送信装置認証手段を有するコンテンツ送受信装置認証手段22と、コンテンツの受信にあたり、コンテンツ送信装置から情報を受信し、該情報及び当該受信側記憶手段に記憶された情報に基づいて、当該コンテンツ送信装置を介してコンテンツを送信するコンテンツ送信者が、コンテンツの送信を許可されたコンテンツ送信者か否かを判定するコンテンツ送信者認証手段としての機能を有するコンテンツ送受信者認証手段23とを有するので、許可されていない相手の装置および人との間でのコンテンツの送受信を防止することができる。
【0246】
また、コンテンツ受信装置認証手段、コンテンツ送信装置認証手段、コンテンツ受信者認証手段、コンテンツ送信者認証手段は、受信した情報および該情報の比較対象である情報が互いに一致したなら、相手は許可された相手であるとの判定結果を得ることで、一致してないなら、つまり、許可されていない相手の装置および人との間でのコンテンツの送受信を防止することができる。
【0247】
また、比較対象の情報は、相手を示すIDおよびパスワードであることで、IDおよびパスワードが受信した情報と一致してないなら、つまり、許可されていない相手の装置および人との間でのコンテンツの送受信を防止することができる。
【0248】
また、コンテンツ受信者認証手段、コンテンツ送信者認証手段は、受信した情報および該情報の比較対象である情報が互いに一致したなら、相手は許可された相手であるとの判定結果を得るものであり、比較対象の情報は、相手の生体的特徴を示す生体情報であることで、生体情報が受信した情報と一致してないなら、つまり、許可されていない相手の装置および人との間でのコンテンツの送受信を防止することができる。
【0249】
また、コンテンツ受信装置認証手段、コンテンツ送信装置認証手段、コンテンツ受信者認証手段、コンテンツ送信者認証手段は、所定の原文メッセージを相手の公開鍵で暗号化して認証用メッセージを生成し相手の装置に送信し、当該認証用メッセージが相手の秘密鍵で復号化されて生成された解読メッセージを相手の装置から受信し、当該解読メッセージと原文メッセージが互いに一致したなら、相手は許可された相手であるとの判定結果を得ることで、解読メッセージと原文メッセージが互いに一致していないなら、つまり、許可されていない相手の装置および人との間でのコンテンツの送受信を防止することができる。
【0250】
なお、認証方法は、認証対象ごとに異なっていてもよく、例えば、受信装置認証をIDおよびパスワードで行い、送信装置認証を公開鍵で行い、受信者認証および送信者認証を生体情報で行うというように、任意の組み合わせを採用することができる。
【0251】
また、本実施の形態に係るコンテンツ送受信システムにおけるコンテンツ送信装置またはコンテンツ受信装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムは、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録でき、また、インターネットなどの通信網を介して伝送させて、広く流通させることができる。
【符号の説明】
【0252】
1…コンテンツ送信装置
2…コンテンツ受信装置
11…送信側記憶手段
12、22…コンテンツ送受信装置認証手段
13、23…コンテンツ送受信者認証手段
21…受信側記憶手段
111、212…送信装置管理部
112、211…受信装置管理部
113、214…送信者管理部
114、213…受信者管理部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツを送信するコンテンツ送信装置と、コンテンツを受信するコンテンツ受信装置とを含むコンテンツ送受信システムであって、
前記コンテンツ送信装置は、
コンテンツの送信にあたり、相手が許可された相手であるか否かを判定するための情報を記憶する送信側記憶手段と、
コンテンツの送信にあたり、コンテンツ受信装置から情報を受信し、該情報及び当該送信側記憶手段に記憶された情報に基づいて、当該コンテンツ受信装置が、コンテンツの受信を許可されたコンテンツ受信装置か否かを判定するコンテンツ受信装置認証手段と、
コンテンツの送信にあたり、コンテンツ受信装置から情報を受信し、該情報及び当該送信側記憶手段に記憶された情報と基づいて、当該コンテンツ受信装置を介してコンテンツを受信するコンテンツ受信者が、コンテンツの受信を許可されたコンテンツ受信者か否かを判定するコンテンツ受信者認証手段とを有し、
前記コンテンツ受信装置は、
コンテンツの受信にあたり、相手が許可された相手であるか否かを判定するための情報を記憶する受信側記憶手段と、
コンテンツの受信にあたり、コンテンツ送信装置から情報を受信し、該情報及び当該受信側記憶手段に記憶された情報に基づいて、当該コンテンツ送信装置が、コンテンツの送信を許可されたコンテンツ送信装置か否かを判定するコンテンツ送信装置認証手段と、
コンテンツの受信にあたり、コンテンツ送信装置から情報を受信し、該情報及び当該受信側記憶手段に記憶された情報に基づいて、当該コンテンツ送信装置を介してコンテンツを送信するコンテンツ送信者が、コンテンツの送信を許可されたコンテンツ送信者か否かを判定するコンテンツ送信者認証手段とを有する
ことを特徴とするコンテンツ送受信システム。
【請求項2】
前記コンテンツ受信装置認証手段、前記コンテンツ送信装置認証手段、前記コンテンツ受信者認証手段、前記コンテンツ送信者認証手段のいずれかは、受信した情報および該情報の比較対象である情報が互いに一致したなら、相手は許可された相手であるとの判定結果を得る
ことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ送受信システム。
【請求項3】
前記比較対象の情報は、相手を示すIDおよびパスワードである
ことを特徴とする請求項2記載のコンテンツ送受信システム。
【請求項4】
前記コンテンツ受信者認証手段、前記コンテンツ送信者認証手段のいずれかは、受信した情報および該情報の比較対象である情報が互いに一致したなら、相手は許可された相手であるとの判定結果を得るものであり、
前記比較対象の情報は、相手の生体的特徴を示す生体情報である
ことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ送受信システム。
【請求項5】
前記コンテンツ受信装置認証手段、前記コンテンツ送信装置認証手段、前記コンテンツ受信者認証手段、前記コンテンツ送信者認証手段のいずれかは、所定の原文メッセージを相手の公開鍵で暗号化して認証用メッセージを生成し相手の装置に送信し、当該認証用メッセージが相手の秘密鍵で復号化されて生成された解読メッセージを相手の装置から受信し、当該解読メッセージと前記原文メッセージが互いに一致したなら、相手は許可された相手であるとの判定結果を得る
ことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ送受信システム。
【請求項6】
コンテンツを送信するコンテンツ送信装置と、コンテンツを受信するコンテンツ受信装置とを含むコンテンツ送受信システムにおける認証方法であって、
前記コンテンツ送信装置は、
コンテンツの送信にあたり、相手が許可された相手であるか否かを判定するための情報を記憶する送信側記憶手段を有し、
前記コンテンツ受信装置は、
コンテンツの受信にあたり、相手が許可された相手であるか否かを判定するための情報を記憶する受信側記憶手段を有し、
前記認証方法は、
前記コンテンツ送信装置のコンテンツ受信装置認証手段が、コンテンツの送信にあたり、コンテンツ受信装置から情報を受信し、該情報及び当該送信側記憶手段に記憶された情報に基づいて、当該コンテンツ受信装置が、コンテンツの受信を許可されたコンテンツ受信装置か否かを判定するステップと、
前記コンテンツ送信装置のコンテンツ受信者認証手段が、コンテンツの送信にあたり、コンテンツ受信装置から情報を受信し、該情報及び当該送信側記憶手段に記憶された情報と基づいて、当該コンテンツ受信装置を介してコンテンツを受信するコンテンツ受信者が、コンテンツの受信を許可されたコンテンツ受信者か否かを判定するステップと、
前記コンテンツ受信装置のコンテンツ送信装置認証手段が、コンテンツの受信にあたり、コンテンツ送信装置から情報を受信し、該情報及び当該受信側記憶手段に記憶された情報に基づいて、当該コンテンツ送信装置が、コンテンツの送信を許可されたコンテンツ送信装置か否かを判定するステップと、
前記コンテンツ受信装置のコンテンツ送信者認証手段が、コンテンツの受信にあたり、コンテンツ送信装置から情報を受信し、該情報及び当該受信側記憶手段に記憶された情報に基づいて、当該コンテンツ送信装置を介してコンテンツを送信するコンテンツ送信者が、コンテンツの送信を許可されたコンテンツ送信者か否かを判定するステップとを有する ことを特徴とするコンテンツ送受信システムにおける認証方法。
【請求項7】
前記コンテンツ受信装置認証手段、前記コンテンツ送信装置認証手段、前記コンテンツ受信者認証手段、前記コンテンツ送信者認証手段のいずれかは、受信した情報および該情報の比較対象である情報が互いに一致したなら、相手は許可された相手であるとの判定結果を得る
ことを特徴とする請求項6記載のコンテンツ送受信システムにおける認証方法。
【請求項8】
前記コンテンツ受信装置認証手段、前記コンテンツ送信装置認証手段、前記コンテンツ受信者認証手段、前記コンテンツ送信者認証手段のいずれかは、
所定の原文メッセージを相手の公開鍵で暗号化して認証用メッセージを生成し相手の装置に送信し、当該認証用メッセージが相手の秘密鍵で復号化されて生成された解読メッセージを相手の装置から受信し、当該解読メッセージと前記原文メッセージが互いに一致したなら、相手は許可された相手であるとの判定結果を得る
ことを特徴とする請求項6記載のコンテンツ送受信システムにおける認証方法。
【請求項9】
請求項1ないし5のいずれかに記載のコンテンツ送受信システムにおけるコンテンツ送信装置またはコンテンツ受信装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラム。
【請求項1】
コンテンツを送信するコンテンツ送信装置と、コンテンツを受信するコンテンツ受信装置とを含むコンテンツ送受信システムであって、
前記コンテンツ送信装置は、
コンテンツの送信にあたり、相手が許可された相手であるか否かを判定するための情報を記憶する送信側記憶手段と、
コンテンツの送信にあたり、コンテンツ受信装置から情報を受信し、該情報及び当該送信側記憶手段に記憶された情報に基づいて、当該コンテンツ受信装置が、コンテンツの受信を許可されたコンテンツ受信装置か否かを判定するコンテンツ受信装置認証手段と、
コンテンツの送信にあたり、コンテンツ受信装置から情報を受信し、該情報及び当該送信側記憶手段に記憶された情報と基づいて、当該コンテンツ受信装置を介してコンテンツを受信するコンテンツ受信者が、コンテンツの受信を許可されたコンテンツ受信者か否かを判定するコンテンツ受信者認証手段とを有し、
前記コンテンツ受信装置は、
コンテンツの受信にあたり、相手が許可された相手であるか否かを判定するための情報を記憶する受信側記憶手段と、
コンテンツの受信にあたり、コンテンツ送信装置から情報を受信し、該情報及び当該受信側記憶手段に記憶された情報に基づいて、当該コンテンツ送信装置が、コンテンツの送信を許可されたコンテンツ送信装置か否かを判定するコンテンツ送信装置認証手段と、
コンテンツの受信にあたり、コンテンツ送信装置から情報を受信し、該情報及び当該受信側記憶手段に記憶された情報に基づいて、当該コンテンツ送信装置を介してコンテンツを送信するコンテンツ送信者が、コンテンツの送信を許可されたコンテンツ送信者か否かを判定するコンテンツ送信者認証手段とを有する
ことを特徴とするコンテンツ送受信システム。
【請求項2】
前記コンテンツ受信装置認証手段、前記コンテンツ送信装置認証手段、前記コンテンツ受信者認証手段、前記コンテンツ送信者認証手段のいずれかは、受信した情報および該情報の比較対象である情報が互いに一致したなら、相手は許可された相手であるとの判定結果を得る
ことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ送受信システム。
【請求項3】
前記比較対象の情報は、相手を示すIDおよびパスワードである
ことを特徴とする請求項2記載のコンテンツ送受信システム。
【請求項4】
前記コンテンツ受信者認証手段、前記コンテンツ送信者認証手段のいずれかは、受信した情報および該情報の比較対象である情報が互いに一致したなら、相手は許可された相手であるとの判定結果を得るものであり、
前記比較対象の情報は、相手の生体的特徴を示す生体情報である
ことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ送受信システム。
【請求項5】
前記コンテンツ受信装置認証手段、前記コンテンツ送信装置認証手段、前記コンテンツ受信者認証手段、前記コンテンツ送信者認証手段のいずれかは、所定の原文メッセージを相手の公開鍵で暗号化して認証用メッセージを生成し相手の装置に送信し、当該認証用メッセージが相手の秘密鍵で復号化されて生成された解読メッセージを相手の装置から受信し、当該解読メッセージと前記原文メッセージが互いに一致したなら、相手は許可された相手であるとの判定結果を得る
ことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ送受信システム。
【請求項6】
コンテンツを送信するコンテンツ送信装置と、コンテンツを受信するコンテンツ受信装置とを含むコンテンツ送受信システムにおける認証方法であって、
前記コンテンツ送信装置は、
コンテンツの送信にあたり、相手が許可された相手であるか否かを判定するための情報を記憶する送信側記憶手段を有し、
前記コンテンツ受信装置は、
コンテンツの受信にあたり、相手が許可された相手であるか否かを判定するための情報を記憶する受信側記憶手段を有し、
前記認証方法は、
前記コンテンツ送信装置のコンテンツ受信装置認証手段が、コンテンツの送信にあたり、コンテンツ受信装置から情報を受信し、該情報及び当該送信側記憶手段に記憶された情報に基づいて、当該コンテンツ受信装置が、コンテンツの受信を許可されたコンテンツ受信装置か否かを判定するステップと、
前記コンテンツ送信装置のコンテンツ受信者認証手段が、コンテンツの送信にあたり、コンテンツ受信装置から情報を受信し、該情報及び当該送信側記憶手段に記憶された情報と基づいて、当該コンテンツ受信装置を介してコンテンツを受信するコンテンツ受信者が、コンテンツの受信を許可されたコンテンツ受信者か否かを判定するステップと、
前記コンテンツ受信装置のコンテンツ送信装置認証手段が、コンテンツの受信にあたり、コンテンツ送信装置から情報を受信し、該情報及び当該受信側記憶手段に記憶された情報に基づいて、当該コンテンツ送信装置が、コンテンツの送信を許可されたコンテンツ送信装置か否かを判定するステップと、
前記コンテンツ受信装置のコンテンツ送信者認証手段が、コンテンツの受信にあたり、コンテンツ送信装置から情報を受信し、該情報及び当該受信側記憶手段に記憶された情報に基づいて、当該コンテンツ送信装置を介してコンテンツを送信するコンテンツ送信者が、コンテンツの送信を許可されたコンテンツ送信者か否かを判定するステップとを有する ことを特徴とするコンテンツ送受信システムにおける認証方法。
【請求項7】
前記コンテンツ受信装置認証手段、前記コンテンツ送信装置認証手段、前記コンテンツ受信者認証手段、前記コンテンツ送信者認証手段のいずれかは、受信した情報および該情報の比較対象である情報が互いに一致したなら、相手は許可された相手であるとの判定結果を得る
ことを特徴とする請求項6記載のコンテンツ送受信システムにおける認証方法。
【請求項8】
前記コンテンツ受信装置認証手段、前記コンテンツ送信装置認証手段、前記コンテンツ受信者認証手段、前記コンテンツ送信者認証手段のいずれかは、
所定の原文メッセージを相手の公開鍵で暗号化して認証用メッセージを生成し相手の装置に送信し、当該認証用メッセージが相手の秘密鍵で復号化されて生成された解読メッセージを相手の装置から受信し、当該解読メッセージと前記原文メッセージが互いに一致したなら、相手は許可された相手であるとの判定結果を得る
ことを特徴とする請求項6記載のコンテンツ送受信システムにおける認証方法。
【請求項9】
請求項1ないし5のいずれかに記載のコンテンツ送受信システムにおけるコンテンツ送信装置またはコンテンツ受信装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【公開番号】特開2011−164673(P2011−164673A)
【公開日】平成23年8月25日(2011.8.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−23055(P2010−23055)
【出願日】平成22年2月4日(2010.2.4)
【出願人】(000004226)日本電信電話株式会社 (13,992)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年8月25日(2011.8.25)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年2月4日(2010.2.4)
【出願人】(000004226)日本電信電話株式会社 (13,992)
【Fターム(参考)】
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