説明

スルホンアミド誘導体

本発明は、アルツハイマー病又は一般的な癌の治療のための、一般式(I)[式中、R1〜R5及びR2'〜R4'は、請求項の記載と同義である]の化合物及びその薬学的に適切な酸付加塩、光学的に純粋なエナンチオマー、ラセミ体又はジアステレオマー混合物に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式(I):
【化1】


[式中、
1は、アリール又はヘテロアリール(非置換であるか、あるいはハロゲン、低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、ハロゲンにより置換されている−O−低級アルキル、NO2又はCNよりなる群から選択される1個以上の置換基により置換されている)であり;
2〜R4及びR2'〜R4'は、水素、低級アルキル、フェニル、又はハロゲンにより置換されている低級アルキルであり;
5は、アリール又はヘテロアリール(非置換であるか、あるいはハロゲン、低級アルキル、低級アルキルオキシ、CN、ニトロ、アミノ、ヒドロキシ、ヒドロキシにより置換されている低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルキルよりなる群から選択される1個以上の置換基により置換されているか、あるいは下記:
−C(O)−NR”2
−(CR2m−C(O)−R’、
−(CH2m−ヘテロシクロアルキル、
−(CH2m−ヘテロアリール(非置換であるか、あるいは−(CH2m−低級アルコキシ、低級アルキル、−(CH2m−O−ベンジル又はCH2OHにより置換されている)、
−O−C(O)−低級アルキル、
−O−C(O)−NR2
−O−(CH2m−C(O)OH、
−O−低級アルキニル、
ハロゲンにより置換されている−O−低級アルキル、
−O−(CH2m−ヘテロシクリル、
−O−(CH2m−フェニル(非置換であるか、又はヒドロキシにより置換されている)、
−O−(CH2m−ヘテロアリール(非置換であるか、又は低級アルキルにより置換されている)、
−(CH2m−NH−C(O)R’、
−(CH2m−NH−S(O)2−R’、
−S(O)2−低級アルキル、
−S(O)2−ヘテロシクリル、
−S(O)2NH−シクロアルキル
により置換されている)であるか、あるいはシクロアルキルであり;
R’は、水素、低級アルキル、低級アルキニルオキシ、ヒドロキシ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル(非置換であるか、あるいはCOOH、−C(O)O−低級アルキル、−CH2C(O)O−低級アルキル、ハロゲン又は低級アルキルから選択される1個以上の置換基により置換されている)であるか、あるいはフェニル、ベンジル、ヘテロアリール、−(CH2m−低級アルコキシ又は−(CHR)m−C(O)O−低級アルキルであり;
R”は、水素、シクロアルキル(非置換であるか、又はハロゲンから選択される1個以上の置換基により置換されている)であるか、あるいは低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、ヒドロキシにより置換されている低級アルキル、−(CH2m−ヘテロシクロアルキル、−NR2、ヘテロアリール、ベンジル又は−(CHR)m−C(O)O−低級アルキルであり;
Rは、水素又は低級アルキルであり;
6は、水素又は低級アルキルであり;
Xは、−CHR−であり;
mは、0、1、2又は3である]
で示される化合物、及びその薬学的に適合する酸付加塩、光学的に純粋なエナンチオマー、ラセミ体又はジアステレオマー混合物。
【請求項2】
一般式(I-1):
【化2】


[式中、
1は、アリール又はヘテロアリール(非置換であるか、あるいはハロゲン、CF3、OCF3、NO2又はCNよりなる群から選択される1個以上の置換基により置換されている)であり;
2〜R4及びR2'〜R4'は、水素、低級アルキル又はCF3であり;
5は、シクロアルキル、アリール又はヘテロアリール(ここで、シクロアルキル、アリール又はヘテロアリールは、非置換であるか、あるいはハロゲン、低級アルキル、CHO、CN、ヒドロキシ、低級アルキルオキシ、低級アルキニルオキシ、−OCF3、OCHF2、OCH2F、−OC(O)−低級アルキル、−OC(O)−NR’R”、−O−(CH2n−ヘテロシクロアルキル、−O−(CH2n−ヘテロアリール(低級アルキルにより置換されていてもよい)、又は−O−(CH2n−アリール、−(CH2n−C(O)NR’R”、−(CH2n−C(O)O−低級アルキル、−(CH2n−C(O)OH、−(CH2n−C(O)O−低級アルキニル、−C(O)−ヘテロシクロアルキル(場合によりCOOHにより置換されている)、又は−C(O)−シクロアルキル、−C(O)−アリール、−NR’R”、ニトロ、−S(O)2−低級アルキル、−S(O)2−シクロアルキル、−S(O)2−ヘテロシクロアルキル、−S(O)2−アリール、−S(O)2−NR’R”よりなる群から選択される1個以上の置換基により置換されている)であるか、あるいは下記式:
【化3】


で示される基であり;
R’/R”は、相互に独立に、水素、低級アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、ジ−低級アルキルアミノ、−CH2CF3、−CH2CHF2、−CH2CH2F、−C(O)−低級アルキル、−C(O)O−低級アルキル又は−C(O)−シクロアルキルであり;
Xは、結合、低級アルキル又は低級アルケニルであり;
nは、0、1、2又は3である]
で示される、請求項1記載の化合物、及びその薬学的に適合する酸付加塩、光学的に純粋なエナンチオマー、ラセミ体又はジアステレオマー混合物。
【請求項3】
1が、ハロゲンにより置換されているフェニルであり、そしてR5が、−C(O)−NR”2により置換されているフェニルである、請求項1記載の式(I)の化合物。
【請求項4】
化合物が、下記:
4−{[(4−クロロ−ベンゼンスルホニル)−((R)−2−オキソ−アゼパン−3−イル)−アミノ]−メチル}−ベンズアミド、
4−{[(4−クロロ−ベンゼンスルホニル)−(5−イソプロピル−2−オキソ−アゼパン−3−イル)−アミノ]−メチル}−ベンズアミド、
rac−4−{[(4−クロロ−ベンゼンスルホニル)−(5−イソプロピル−2−オキソ−アゼパン−3−イル)−アミノ]−メチル}−N−シクロプロピル−ベンズアミド、
rac−4−{[(4−クロロ−ベンゼンスルホニル)−(2−オキソ−アゼパン−3−イル)−アミノ]−メチル}−N−シクロプロピル−ベンズアミド、
4−{[(4−クロロ−ベンゼンスルホニル)−(2−オキソ−5−フェニル−アゼパン−3−イル)−アミノ]−メチル}−N−シクロプロピル−ベンズアミド、
5−{[(4−クロロ−ベンゼンスルホニル)−(5−イソプロピル−2−オキソ−アゼパン−3−イル)−アミノ]−メチル}−ピリジン−2−カルボン酸シクロプロピルアミド、
N−シクロプロピル−4−{[((R)−2−オキソ−アゼパン−3−イル)−(4−ブロモ−ベンゼンスルホニル)−アミノ]−メチル}−ベンズアミド、
4−{[(5−tert−ブチル−2−オキソ−アゼパン−3−イル)−(4−クロロ−ベンゼンスルホニル)−アミノ]−メチル}−N−シクロプロピル−ベンズアミド、
4−{[(4−クロロ−ベンゼンスルホニル)−(5,5−ジメチル−2−オキソ−アゼパン−3−イル)−アミノ]−メチル}−N−シクロプロピル−ベンズアミド、
4−{[(4−クロロ−ベンゼンスルホニル)−(2−オキソ−5−トリフルオロメチル−アゼパン−3−イル)−アミノ]−メチル}−N−シクロプロピル−ベンズアミド、
rac−4−{[(4−クロロ−ベンゼンスルホニル)−(5,5−ジメチル−2−オキソ−アゼパン−3−イル)−アミノ]−メチル}−N−(2−フルオロ−エチル)−ベンズアミド、
rac−4−{[(4−クロロ−ベンゼンスルホニル)−(5,5−ジメチル−2−オキソ−アゼパン−3−イル)−アミノ]−メチル}−N−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−ベンズアミド、
rac−4−{[(4−クロロ−ベンゼンスルホニル)−(5,5−ジメチル−2−オキソ−アゼパン−3−イル)−アミノ]−メチル}−N−((1R,2S)−2−フルオロ−シクロプロピル)−ベンズアミド、
rac−4−{[(4−クロロ−ベンゼンスルホニル)−(5,5−ジメチル−2−オキソ−アゼパン−3−イル)−アミノ]−メチル}−N−(2−ヒドロキシ−エチル)−ベンズアミド、
rac−4−{[(4−クロロ−ベンゼンスルホニル)−(5,5−ジメチル−2−オキソ−アゼパン−3−イル)−アミノ]−メチル}−N−シクロペンチル−ベンズアミド、
rac−4−{[(4−クロロ−ベンゼンスルホニル)−(5,5−ジメチル−2−オキソ−アゼパン−3−イル)−アミノ]−メチル}−N−メチル−ベンズアミド、
rac−4−{[(4−クロロ−ベンゼンスルホニル)−(5,5−ジメチル−2−オキソ−アゼパン−3−イル)−アミノ]−メチル}−ベンズアミド、
rac−N−ベンジル−4−{[(4−クロロ−ベンゼンスルホニル)−(5,5−ジメチル−2−オキソ−アゼパン−3−イル)−アミノ]−メチル}−ベンズアミド、
rac−(4−{[(4−クロロ−ベンゼンスルホニル)−(5,5−ジメチル−2−オキソ−アゼパン−3−イル)−アミノ]−メチル}−ベンゾイルアミノ)−酢酸メチルエステル、
rac−4−{[(4−クロロ−ベンゼンスルホニル)−(5,5−ジメチル−2−オキソ−アゼパン−3−イル)−アミノ]−メチル}−N−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−ベンズアミド、
4−{[(4−クロロ−ベンゼンスルホニル)−((R)−5,5−ジメチル−2−オキソ−アゼパン−3−イル)−アミノ]−メチル}−N−シクロプロピル−ベンズアミド、
4−クロロ−N−[4−(N′,N′−ジメチル−ヒドラジノカルボニル)−2−フルオロ−ベンジル]−N−((R)−5,5−ジメチル−2−オキソ−アゼパン−3−イル)−ベンゼンスルホンアミド、又は
4−クロロ−N−[4−(N′,N′−ジメチル−ヒドラジノカルボニル)−ベンジル]−N−(2−オキソ−5−トリフルオロメチル−アゼパン−3−イル)−ベンゼンスルホンアミド
である、請求項3記載の式(I)の化合物。
【請求項5】
1が、フェニル(ハロゲン、又はハロゲンにより置換されている低級アルキルにより置換されている)であり、そしてR5が、フェニル(ハロゲン、又はハロゲンにより置換されている低級アルキル、又はハロゲンと低級アルコキシ若しくはCH2OHとにより置換されている)である、請求項1記載の式(I)の化合物。
【請求項6】
化合物が、下記:
rac−4−クロロ−N−(4−クロロ−ベンジル)−N−(2−オキソ−アゼパン−3−イル)−ベンゼンスルホンアミド、
rac−4−クロロ−N−(3−フルオロ−4−メトキシ−ベンジル)−N−(2−オキソ−アゼパン−3−イル)−ベンゼンスルホンアミド、
rac−4−クロロ−N−(4−メトキシ−ベンジル)−N−(2−オキソ−アゼパン−3−イル)−ベンゼンスルホンアミド、
rac−4−クロロ−N−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−N−(2−オキソ−アゼパン−3−イル)−ベンゼンスルホンアミド、
4−クロロ−N−(3−フルオロ−4−メトキシ−ベンジル)−N−((R)−2−オキソ−アゼパン−3−イル)−ベンゼンスルホンアミド、
rac−4−ブロモ−N−(3−フルオロ−4−メトキシ−ベンジル)−N−(2−オキソ−アゼパン−3−イル)−ベンゼンスルホンアミド、
4−クロロ−N−(2−フルオロ−4−メトキシ−ベンジル)−N−((R)−2−オキソ−アゼパン−3−イル)−ベンゼンスルホンアミド、
4−クロロ−N−(3−フルオロ−4−メトキシ−ベンジル)−N−(5−イソプロピル−2−オキソ−アゼパン−3−イル)−ベンゼンスルホンアミド、
N−(2,3−ジフルオロ−4−メトキシ−ベンジル)−N−((R)−2−オキソ−アゼパン−3−イル)−4−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホンアミド、
rac−4−クロロ−N−(4−ジフルオロメチル−ベンジル)−N−(2−オキソ−アゼパン−3−イル)−ベンゼンスルホンアミド
4−クロロ−N−((R)−5,5−ジメチル−2−オキソ−アゼパン−3−イル)−N−(2−フルオロ−4−メトキシ−ベンジル)−ベンゼンスルホンアミド、
4−クロロ−N−((R)−5,5−ジメチル−2−オキソ−アゼパン−3−イル)−N−(2−フルオロ−4−ヒドロキシメチル−ベンジル)−ベンゼンスルホンアミド、
4−クロロ−N−(2−フルオロ−4−メトキシ−ベンジル)−N−(2−オキソ−5−トリフルオロメチル−アゼパン−3−イル)−ベンゼンスルホンアミド、又は
4−クロロ−N−(2,3−ジフルオロ−4−メトキシ−ベンジル)−N−((R)−2−オキソ−アゼパン−3−イル)−ベンゼンスルホンアミド
である、請求項5記載の式(I)の化合物。
【請求項7】
1が、ハロゲンにより置換されているフェニルであり、そしてR5が、フェニル(−(CR2m−C(O)−R’、又は−(CR2m−C(O)−R’とハロゲンとにより置換されている)である、請求項1記載の式(I)の化合物。
【請求項8】
化合物が、下記:
4−{[(4−クロロ−ベンゼンスルホニル)−((R)−2−オキソ−アゼパン−3−イル)−アミノ]−メチル}−3−フルオロ−安息香酸メチルエステル、
4−{[(4−クロロ−ベンゼンスルホニル)−((R)−2−オキソ−アゼパン−3−イル)−アミノ]−メチル}−安息香酸エチルエステル、
4−{1−[(4−クロロ−ベンゼンスルホニル)−((R)−2−オキソ−アゼパン−3−イル)−アミノ]−エチル}−安息香酸メチルエステル、
rac−4−{[(4−クロロ−ベンゼンスルホニル)−(2−オキソ−アゼパン−3−イル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステル、
4−{[(4−クロロ−ベンゼンスルホニル)−(5−イソプロピル−2−オキソ−アゼパン−3−イル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステル、
rac−4−{[(4−クロロ−ベンゼンスルホニル)−(5,5−ジメチル−2−オキソ−アゼパン−3−イル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステル、
4−{[(4−クロロ−ベンゼンスルホニル)−(5,5−ジメチル−2−オキソ−アゼパン−3−イル)−アミノ]−メチル}−安息香酸、
4−{[(4−クロロ−ベンゼンスルホニル)−((R)−5,5−ジメチル−2−オキソ−アゼパン−3−イル)−アミノ]−メチル}−3−フルオロ−安息香酸メチルエステル、
3−(4−{[(4−クロロ−ベンゼンスルホニル)−((R)−5,5−ジメチル−2−オキソ−アゼパン−3−イル)−アミノ]−メチル}−フェニル)−プロピオン酸メチルエステル、
3−(4−{[(4−クロロ−ベンゼンスルホニル)−((R)−5,5−ジメチル−2−オキソ−アゼパン−3−イル)−アミノ]−メチル}−フェニル)−プロピオン酸、
4−{[(4−クロロ−ベンゼンスルホニル)−((R)−5,5−ジメチル−2−オキソ−アゼパン−3−イル)−アミノ]−メチル}−3−フルオロ−安息香酸、
3−(4−{[(4−クロロ−ベンゼンスルホニル)−(2−オキソ−5−トリフルオロメチル−アゼパン−3−イル)−アミノ]−メチル}−フェニル)−プロピオン酸、
4−{[(4−クロロ−ベンゼンスルホニル)−(2−オキソ−5−トリフルオロメチル−アゼパン−3−イル)−アミノ]−メチル}−3−フルオロ−安息香酸メチルエステル、
4−{[(4−クロロ−ベンゼンスルホニル)−(2−オキソ−5−トリフルオロメチル−アゼパン−3−イル)−アミノ]−メチル}−3−フルオロ−安息香酸、
3−(4−{[(4−クロロ−ベンゼンスルホニル)−((R)−2−オキソ−アゼパン−3−イル)−アミノ]−メチル}−フェニル)−プロピオン酸、
rac−4−{[(4−クロロ−ベンゼンスルホニル)−(2−オキソ−アゼパン−3−イル)−アミノ]−メチル}−3−フルオロ−安息香酸メチルエステル、
3−(4−{[(4−クロロ−ベンゼンスルホニル)−((R)−2−オキソ−アゼパン−3−イル)−アミノ]−メチル}−フェニル)−3−メチル−酪酸、又は
3−(4−{[(4−クロロ−ベンゼンスルホニル)−((R)−2−オキソ−アゼパン−3−イル)−アミノ]−メチル}−フェニル)−2,2−ジメチル−プロピオン酸
である、請求項7記載の式(I)の化合物。
【請求項9】
1が、ハロゲンにより置換されているフェニルであり、そしてR5が、ヒドロキシにより置換されているフェニルである、請求項1記載の式(I)の化合物。
【請求項10】
化合物が、rac−4−クロロ−N−(4−ヒドロキシ−ベンジル)−N−(2−オキソ−アゼパン−3−イル)−ベンゼンスルホンアミド又は4−クロロ−N−(4−ヒドロキシ−ベンジル)−N−((R)−2−オキソ−アゼパン−3−イル)−ベンゼンスルホンアミドである、請求項9記載の式(I)の化合物。
【請求項11】
1が、ハロゲンにより置換されているフェニルであり、そしてR5が、NH2により置換されているフェニルである、請求項1記載の式(I)の化合物。
【請求項12】
化合物が、N−(4−アミノ−ベンジル)−4−クロロ−N−((R)−2−オキソ−アゼパン−3−イル)−ベンゼンスルホンアミドである、請求項11記載の式(I)の化合物。
【請求項13】
1が、ヘテロアリール(非置換であるか、又は請求項1の式(I)に記載されている1個以上の置換基により置換されている)である、請求項1記載の式(I)の化合物。
【請求項14】
化合物が、下記:
rac−4−クロロ−N−(5,5−ジメチル−2−オキソ−アゼパン−3−イル)−N−[4−(2H−テトラゾール−5−イル)−ベンジル]−ベンゼンスルホンアミド、
4−クロロ−N−(5−イソプロピル−2−オキソ−アゼパン−3−イル)−N−[4−(5−メチル−[1,3,4]オキサジアゾール−2−イル)−ベンジル]−ベンゼンスルホンアミド、
4−クロロ−N−(5−イソプロピル−2−オキソ−アゼパン−3−イル)−N−[4−(3−メチル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)−ベンジル]−ベンゼンスルホンアミド、
4−クロロ−N−((R)−5,5−ジメチル−2−オキソ−アゼパン−3−イル)−N−(4−イソオキサゾール−5−イル−ベンジル)−ベンゼンスルホンアミド、
4−クロロ−N−(4−イソオキサゾール−5−イル−ベンジル)−N−((R)−2−オキソ−アゼパン−3−イル)−ベンゼンスルホンアミド、又は
4−クロロ−N−[2−フルオロ−4−(2H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル)−ベンジル]−N−((R)−2−オキソ−アゼパン−3−イル)−ベンゼンスルホンアミド
である、請求項13記載の式(I)の化合物。
【請求項15】
Xが、−CH2−である、請求項1記載の式(I)の化合物。
【請求項16】
1が、アリールであり、そしてR5が、アリールである、請求項1記載の式(I)の化合物。
【請求項17】
請求項1記載の式(I)の化合物の製造方法であって、
a) 式(IV):
【化4】


で示される化合物を、式:R5Xhalの化合物と、塩基の存在下で反応させるか、又は
式:R5XOHの化合物と、アゾジカルボン酸ジエチル及びトリフェニルホスフィンの存在下で反応させることにより、式(I):
【化5】


[式中、R1〜R5及びXは、請求項1と同義である]で示される化合物にすること、あるいは
b) 式(III):
【化6】


で示される化合物を、式:R1−S(O)2−Clの化合物と、塩基の存在下で反応させることにより、式(IA):
【化7】


[式中、R1〜R5及びXは、請求項1と同義である]で示される化合物にすること、そして
必要であれば、得られた化合物を薬学的に許容しうる酸付加塩に変換することを含む、方法。
【請求項18】
請求項17記載の方法又は均等な方法により調製される、請求項1記載の化合物。
【請求項19】
請求項1記載の1つ以上の化合物及び薬学的に許容しうる賦形剤を含む、医薬。
【請求項20】
アルツハイマー病又は一般的な癌の処置用の、請求項19記載の医薬。
【請求項21】
アルツハイマー病又は一般的な癌の処置用の医薬の製造のための、請求項1記載の化合物の使用。
【請求項22】
本明細書に前述の発明。

【公表番号】特表2008−505948(P2008−505948A)
【公表日】平成20年2月28日(2008.2.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−520712(P2007−520712)
【出願日】平成17年7月6日(2005.7.6)
【国際出願番号】PCT/EP2005/007268
【国際公開番号】WO2006/005486
【国際公開日】平成18年1月19日(2006.1.19)
【出願人】(591003013)エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲー (1,754)
【氏名又は名称原語表記】F. HOFFMANN−LA ROCHE AKTIENGESELLSCHAFT
【Fターム(参考)】