説明

チップアンテナの装着具及び電子部品実装基板

【課題】外部アンテナを同軸ケーブルを介して電子部品が実装された基板に接続する第1の接続構造を実現する場合と、電子部品が実装された基板にチップアンテナを設ける第2の接続構造を実現する場合とで使用する電子部品実装基板を共通化し、また検査用スイッチ付きコネクタ及びプローブの使用を回避してコスト低減を達成する。
【解決手段】接地用導電部221、222及び給電用導電部230を有するチップアンテナ200を設けるためのハウジング110と、このハウジングに設けられ、チップアンテナの接地用導電部に導通する装着具側外部導体121とチップアンテナの給電用導電部に導通する装着具側中心導体122とを有する装着具側同軸コネクタ120とを備えたチップアンテナの装着具100である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、接地用導電部及び給電用導電部を有して、電子部品に電気的に接続されるチップアンテナの技術分野に属する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、誘電体基体を備え、この誘電体基体の内部または表面に螺旋状の巻回導体を備えるとともに、上記誘電体基体の表面に、上記巻回導体に電圧を印加するための給電用端子を設けてなるチップアンテナを開示している。非特許文献1は、接地用導電部及び給電用導電部を有するチップアンテナを開示している。
【0003】
【特許文献1】特開平8−335822号公報
【非特許文献1】平井正一郎、外5名、超小型チップアンテナ(2.4〜2.5GHz帯)、古河電工時報 第112号(平成15年7月)、第50ページないし第54ページ
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
基板に電子部品を実装し、この電子部品にアンテナを電気的に接続する場合、次の二つの接続構造が考えられる。第1の接続構造は、上記基板に電子部品側同軸コネクタをハンダ付けなどにより実装し、この同軸コネクタを電子部品に電気的に接続しておき、上記基板とは別の基板に実装したチップアンテナ又は上記基板とは別に用意したアンテナなどをレイアウトの自由度の高い外部アンテナとして用意し、一端がこの外部アンテナに接続された同軸ケーブルの他端に設けられた外部アンテナ側同軸コネクタを、上記基板の電子部品側同軸コネクタに嵌合するという構成である。第2の接続構造は、上記基板にチップアンテナを実装し、このチップアンテナを電子部品に電気的に接続するという構成である。
【0005】
基板に電子部品を実装してなる電子部品実装基板で、電子部品が所期の機能を発揮するかどうかの検査を行う場合、上記第1の接続構造では基板の電子部品側同軸コネクタに、検査機器から延びる同軸ケーブルの終端に設けられた同軸コネクタを接続し、これによって検査を行うことが考えられる。一方、上記第2の接続構造では、このような検査機器の接続を可能とするため、電子部品実装基板が本来の機能を発揮する常態では電子部品をチップアンテナに接続しておき、検査時にはこれらの接続関係を断ち切ると共に、検査機器から延びる同軸ケーブルの終端に設けられたコネクタを電子部品に接続するように構成する必要がある。それには例えば、次の構造を採用することが考えられる。すなわち、基板に、双極双投2回路2接点のスイッチと同軸コネクタとを組み合わせてなる検査用スイッチ付きコネクタを実装し、このスイッチの一対の可動片側接点を電子部品の接地用導電部及び給電用導電部にそれぞれ接続し、スイッチの一対の第1接点をチップアンテナの接地用導電部及び給電用導電部にそれぞれ接続しておく。スイッチの一対の第2接点は検査用スイッチ付きコネクタの外部導体及び中心導体にそれぞれ接続されており、常態ではスイッチの一対の可動片は一対の第1接点にそれぞれ接触し且つ一対の第2接点からそれぞれ離れており、検査時に検査機器から延びる同軸ケーブルの終端に設けられた相手側コネクタが接続すると、これに押されてスイッチの一対の可動片は一対の第1接点からそれぞれ離れ且つ一対の第2接点にそれぞれ接触するようになっている。そうすると、常態ではスイッチの一対の可動片がバネ力などにより、いずれも一対の第1接点にそれぞれ接触し且つ一対の第2接点からそれぞれ離れるため、電子部品がチップアンテナに接続する。そして、検査時に相手側コネクタを検査用スイッチ付きコネクタに接続すると、スイッチの一対の可動片が一対の第1接点からそれぞれ離れ且つ一対の第2接点にそれぞれ接触するために電子部品が検査機器に接続し、これによって検査を行うことができる。
【0006】
しかし、このようにすると、第1の接続構造と第2の接続構造では、使用する基板のパターンが異なるため、互換性がなく基板を共通化することができない。しかも、第2の接続構造では、電子部品実装基板に、単なる同軸コネクタではなく構造が複雑な検査用スイッチ付きコネクタを実装する上、検査機器の相手側コネクタには単なる同軸コネクタではなく、接続時に検査用スイッチ付きコネクタの可動片を押す機能も併せ有するプローブを設けなければならない。そのため、さらにコストが高くなる。
【0007】
本発明は、このような点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、電子部品実装基板に、スイッチなどが付いていない単純な構造の同軸コネクタを実装することで上記第1の接続構造を実現するようにしておき、第2の接続構造は、チップアンテナを電子部品実装基板に実装するのではなくチップアンテナに設けた同軸コネクタを電子部品実装基板の同軸コネクタに嵌合することで実現し、これによって第1の接続構造と第2の接続構造で使用する基板を共通化し、また検査用スイッチ付きコネクタ及びプローブの使用を回避してコスト低減を達成することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のチップアンテナの装着具は、接地用導電部及び給電用導電部を有するチップアンテナを設けるためのハウジングと、このハウジングに設けられ、チップアンテナの接地用導電部に導通する装着具側外部導体とチップアンテナの給電用導電部に導通する装着具側中心導体とを有する装着具側同軸コネクタとを備えている。
【0009】
電子部品を実装した基板に、スイッチなどが付いていない単純な構造の同軸コネクタを実装し、この基板側同軸コネクタを電子部品に電気的に接続しておく。そして、本発明の装着具のハウジングにチップアンテナを設け、このチップアンテナ付き装着具の装着具側同軸コネクタを電子部品実装基板の基板側同軸コネクタに嵌合すると、電子部品実装基板にチップアンテナを実装する場合と同様に第2の接続構造が実現する。
【0010】
また、上記基板とは別の基板に実装したチップアンテナ又は上記基板とは別に用意したアンテナなどをレイアウトの自由度の高い外部アンテナとして用意し、一端がこの外部アンテナに接続された同軸ケーブルの他端に設けられた外部アンテナ側同軸コネクタを、上記電子部品実装基板の基板側同軸コネクタに嵌合すると、上記第1の接続構造が実現する。
【0011】
その場合、第1の接続構造を実現する場合でも第2の接続構造を実現する場合でも、使用する電子部品実装基板が共通である。また検査用スイッチ付きコネクタ及びプローブを使用しない。そのため、先に提案した技術に較べるとコスト低減が達成される。
【0012】
本発明のチップアンテナの装着具は、装着具側同軸コネクタとハウジングとが、装着具側同軸コネクタの嵌合方向とほぼ直交する方向に沿って並んで設けられていてもよい。
【0013】
このようにすれば、基板上に基板側同軸コネクタと電子部品とを並べて配置し、基板側同軸コネクタを、その嵌合方向が基板にほぼ直交し且つ基板から離れる方向となるように設けて電子部品実装基板を構成した場合、チップアンテナ付き装着具を基板に向かって押し込むことで同軸コネクタ同士が嵌合する。そして、ハウジングに装着具側同軸コネクタを積み上げた場合などに較べると、低背化、薄型化が促進される。
【0014】
本発明のチップアンテナの装着具は、ハウジングにはチップアンテナが嵌入される収容部が設けられ、ハウジングにおけるチップアンテナの接地用導電部に対応する部位には、装着具側外部導体に導通する接地用接触部が設けられ、ハウジングにおけるチップアンテナの給電用導電部に対応する部位には、装着具側中心導体に導通する給電用接触部が設けられていてもよい。
【0015】
このようにすれば、チップアンテナを収容部に嵌入すると、チップアンテナの接地用導電部が接地用接触部を介して装着具側外部導体に接触し、チップアンテナの給電用導電部が給電用接触部を介して装着具側中心導体に接触する。そのため、ハンダ付けなどの作業が不要となり、作業性がよい。
【0016】
本発明のチップアンテナの装着具は、絶縁部材と、この絶縁部材に組み付けられた導電部材とを備え、上記絶縁部材は、底壁とこの底壁の周縁から装着具側同軸コネクタの嵌合方向と反対側に延びる側壁とを有して収容部を構成するハウジング側絶縁部材と、このハウジング側絶縁部材に設けられると共に装着具側外部導体と装着具側中心導体との間に設けられたコネクタ側絶縁部材とを備え、上記導電部材は、収容部の外面を覆うように設けられると共に接地用接触部が設けられたハウジング側導電部材と、このハウジング側導電部材に設けられた装着具側外部導体とを備えていてもよい。
【0017】
このようにすれば、絶縁部材、導電部材、装着具側中心導体、及び給電用接触部を組み付ければチップアンテナの装着具が完成するので、作業性がよい。
【0018】
また、本発明の電子部品実装基板は、電子部品を実装するための基板と、接地用導電部及び給電用導電部を有してこの基板に実装された電子部品と、この電子部品の接地用導電部に接続された基板側外部導体と電子部品の給電用導電部に接続された基板側中心導体とを有して上記基板に設けられた基板側同軸コネクタとを備え、本発明のチップアンテナの装着具の装着具側同軸コネクタと、一端が外部アンテナの接地用導電部及び給電用導電部に接続された同軸ケーブルの他端に設けられた外部アンテナ側同軸コネクタとを選択的に基板側同軸コネクタに接続できるように構成されている。
【0019】
本発明の装着具のハウジングにチップアンテナを設け、このチップアンテナ付き装着具の装着具側同軸コネクタを本発明の電子部品実装基板の基板側同軸コネクタに嵌合すると、電子部品実装基板にチップアンテナを実装する場合と同様に第2の接続構造が実現する。
【0020】
また、本発明の電子部品実装基板とは別の基板に実装したチップアンテナ又は本発明の電子部品実装基板とは別に用意したアンテナなどをレイアウトの自由度の高い外部アンテナとして用意し、一端がこの外部アンテナに接続された同軸ケーブルの他端に設けられた外部アンテナ側同軸コネクタを、本発明の電子部品実装基板の基板側同軸コネクタに嵌合すると、上記第1の接続構造が実現する。
【0021】
その場合、第1の接続構造を実現する場合でも第2の接続構造を実現する場合でも、使用する電子部品実装基板が共通である。また検査用スイッチ付きコネクタ及びプローブを使用しない。そのため、先に提案した技術に較べるとコスト低減が達成される。
【0022】
本発明の電子部品実装基板は、基板上に、基板側同軸コネクタと電子部品とが並べて配置され、基板側同軸コネクタが、その嵌合方向が基板にほぼ直交し且つ基板から離れる方向となるように設けられていてもよい。
【0023】
このようにすれば、装着具側同軸コネクタとハウジングとを、装着具側同軸コネクタの嵌合方向とほぼ直交する方向に沿って並んで設けて装着具を構成した場合、チップアンテナ付き装着具を基板に向かって押し込むことで同軸コネクタ同士が嵌合する。そして、電子部品に基板側同軸コネクタを積み上げた場合などに較べると、全体的に低背化、薄型化が促進される。
【発明の効果】
【0024】
本発明のチップアンテナの装着具を使用すると、外部アンテナを同軸ケーブルを介して電子部品が実装された基板に接続する第1の接続構造を実現する場合と、電子部品が実装された基板にチップアンテナを設ける第2の接続構造を実現する場合とで使用する電子部品実装基板を共通にでき、また検査用スイッチ付きコネクタ及びプローブを使用しなくてもよくなり、第2の接続構造を実現するために検査用スイッチ付きコネクタを用いる場合に較べるとコスト低減を達成することができる。
【0025】
装着具側同軸コネクタとハウジングとを、装着具側同軸コネクタの嵌合方向とほぼ直交する方向に沿って並べて設けたときには、ハウジングに装着具側同軸コネクタを積み上げた場合などに較べると、低背化、薄型化が促進される。
【0026】
ハウジングにチップアンテナが嵌入される収容部を設け、ハウジングに接地用接触部及び給電用接触部を設けたときには、チップアンテナを収容部に嵌入すればチップアンテナを装着具に取り付けることができるので、ハンダ付けなどの作業が不要となり、作業性がよい。
【0027】
この装着具を、絶縁部材と、これに組み付けられた導電部材とにより構成し、上記絶縁部材を、底壁とこの底壁の周縁から装着具側同軸コネクタの嵌合方向と反対側に延びる側壁とを有して収容部を構成するハウジング側絶縁部材と、このハウジング側絶縁部材に設けられると共に装着具側外部導体と装着具側中心導体との間に設けられたコネクタ側絶縁部材とで構成し、上記導電部材を、収容部の外面を覆うように設けられると共に接地用接触部が設けられたハウジング側導電部材と、このハウジング側導電部材に設けられた装着具側外部導体とで構成したときには、絶縁部材、導電部材、装着具側中心導体、及び給電用接触部を組み付ければチップアンテナの装着具が完成するので、作業性がよい。
【0028】
また、本発明の電子部品実装基板は本発明のチップアンテナの装着具と共に使用する基板として好適である。
【0029】
基板上に、基板側同軸コネクタと電子部品とを並べて配置し、基板側同軸コネクタを、その嵌合方向が基板にほぼ直交し且つ基板から離れる方向となるように設ければ、電子部品に基板側同軸コネクタを積み上げた場合などに較べると、全体的に低背化、薄型化が促進される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0030】
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1ないし図5に、本発明のチップアンテナの装着具100を示す。また、図1、図2、図11ないし図13に、上記装着具100に嵌入されるチップアンテナ200の一つの実施形態を示す。
【0031】
この装着具100は、チップアンテナ200を設けるためのハウジング110と、このハウジング110に設けられた装着具側同軸コネクタ120とを備えている。この実施形態では、ハウジング110は、これに嵌入されたチップアンテナ200を保持するように構成されている。しかし、ハウジングは、これにチップアンテナがハンダ付け又はその他の方法により固定されるように構成してもよい。この実施形態では、装着具側同軸コネクタ120はハウジング110に一体的に設けられている。しかし、装着具側同軸コネクタをハウジングと別部材とし、ハウジングにハンダ付け又はその他の方法により固定するようにしてもよい。
【0032】
図11ないし図13に示すように、チップアンテナ200は、誘電体である本体210と、この本体210の内部に設けられた巻回導体(図示省略)と、上記本体210に設けられた接地用導電部221、222と、上記本体210の表面に設けられ、上記巻回導体に電圧を印加するための給電用導電部230とを備えている。この実施形態のチップアンテナ200は、ほぼ直方体形の本体210の底面付近における一方の短辺から接地用導電部221と給電用導電部230とを突出させて設け、他方の短辺から他の接地用導電部222を突出させて設けている。しかし、これによってチップアンテナ200の構成、形状、端子の配置が限定解釈されるものではなく、本発明の対象とするチップアンテナは、誘電体である本体と、その内部に設けられた巻回導体又はその他の導体と、この巻回導体又はその他の導体に電圧を印加するための給電用導電部と、接地用導電部とを備えておればよい。
【0033】
装着具側同軸コネクタ120は、チップアンテナ200の接地用導電部221、222に導通する装着具側外部導体121とチップアンテナ200の給電用導電部230に導通する装着具側中心導体122とを備えている。図5及び図8に示すように、装着具側外部導体121は、導電性の材料により形成され、ほぼ中空円筒形に形成されている。そして、相手側の同軸コネクタにおけるほぼ中空円筒形の外部導体が嵌るようになっている。図5及び図10に示すように、装着具側中心導体122は、導電性の材料により形成され、装着具側外部導体121のほぼ円筒形の中心軸付近に設けられている。そして、相手側の同軸コネクタの中心導体が嵌るようになっている。装着具側中心導体122は、装着具側外部導体121の中心軸の半径方向にみてほぼU字形に形成されており、相手側の同軸コネクタのピン形の中心導体が嵌るようになっている。装着具側中心導体をピン形とし、相手側の同軸コネクタの中心導体をほぼU字形に形成してもよい。装着具側外部導体121及び装着具側中心導体122の嵌合方向は、上記中心軸に沿って開放側に向かう方向である。
【0034】
装着具側同軸コネクタ120とハウジング110とは、装着具側同軸コネクタ120の嵌合方向とほぼ直交する方向に沿って並んで設けられている。この実施形態の場合、装着具側同軸コネクタ120とハウジング110とは、装着具側外部導体121の中心軸の半径方向に沿って並んでいる。
【0035】
ハウジング110には、チップアンテナ200の形状に応じて凹みが設けられ、この凹みを囲む壁が、チップアンテナ200が嵌入される収容部111を構成している。図1ないし図5に示すように、ハウジング110におけるチップアンテナ200の接地用導電部221、222に対応する部位には、導電性の材料で形成され、装着具側外部導体121に導通する接地用接触部114、115が設けられている。この接地用接触部114、115は、後述するハウジング側導電部材113を介して装着具側外部導体121に一体的に設けられている。しかし、これらを別部材として接触させ又は接続してもよい。また、ハウジング110におけるチップアンテナ200の給電用導電部230に対応する部位には、導電性の材料で形成され、装着具側中心導体122に導通する給電用接触部123が設けられている。この給電用接触部123は、上記装着具側中心導体122に一体的に設けられている。しかし、これらを別部材として接触させ又は接続してもよい。
【0036】
上記装着具100は、図7に示す絶縁部材と、図9に示す導電部材とを備えている。この導電部材は絶縁部材に組み付けられている。この絶縁部材は、収容部111を構成するハウジング側絶縁部材112と、このハウジング側絶縁部材112に設けられたコネクタ側絶縁部材124とを備えている。ハウジング側絶縁部材112は、底壁112aと、この底壁112aの周縁から装着具側同軸コネクタ120の嵌合方向と反対側に延びる側壁112bとを有している。コネクタ側絶縁部材124は、装着具側外部導体121と、装着具側中心導体122との間に設けられている。図6に示すように、コネクタ側絶縁部材124は、ほぼ円柱形に形成されており、この外側に装着具側外部導体121が嵌合する。また、コネクタ側絶縁部材124の中心部分には円柱の軸方向に貫通する貫通孔124aが設けられ、この貫通孔124aに装着具側中心導体122が嵌合する。コネクタ側絶縁部材124に隣接するハウジング側絶縁部材112の側壁の端縁からコネクタ側絶縁部材124の貫通孔124aまで溝124bが形成されており、ここに給電用接触部123が先端を残して収容されると、給電用接触部123の先端が収容部111の内部へ突出するようになっている。コネクタ側絶縁部材124には、貫通孔124a及び上記溝124bを覆うキャップ124cが設けられている。また、図8及び図9に示すように、上記導電部材は、収容部111の外面を覆うように設けられたハウジング側導電部材113と、このハウジング側導電部材113に設けられた装着具側外部導体121とを備えている。ハウジング側導電部材113は収容部111を囲むようにほぼ四角形の枠体状に形成されており、その対向する二つの短辺には内側に向かって接触片が設けられ、これらが接地用接触部114、115を構成している。装着具側外部導体121には、嵌合用の開口と反対側の開口を閉じるキャップ121aが設けられている。
【0037】
図14は、実施形態のチップアンテナ200を実施形態の装着具100に組み付ける手順の一つを示す。まず、図14(a)に示した4部材のうち、絶縁部材に装着具側中心導体122及び給電用接触部123を構成する部材を装着する。すなわち、コネクタ側絶縁部材124の貫通孔124aに装着具側中心導体122を嵌め且つ溝124bに給電用接触部123を嵌め(図14(b))、キャップ124cを閉じる(図14(c))。次いで、絶縁部材に導電部材を嵌めることで絶縁部材に導電部材を組み付け(図14(d))、装着具側外部導体121のキャップ121aを折り曲げて閉じ(図14(e))、装着具側外部導体121を絶縁部材にかしめ(図14(f))、チップアンテナ200を収容部111に嵌入し(図14(g))、これで作業が終了する。図15は、実施形態のチップアンテナ200を実施形態の装着具100に組み付ける他の手順の一つを示す。まず、図15(a)に示した4部材のうち、絶縁部材に導電部材を嵌めることで絶縁部材に導電部材を組み付け(図15(b))、チップアンテナ200を収容部111に嵌入する(図15(c))。次いで、図14の場合と同様にして絶縁部材に装着具側中心導体122及び給電用接触部123を構成する部材を装着し(図15(d))、コネクタ側絶縁部材124のキャップ124cを閉じ(図15(e))、装着具側外部導体121のキャップ121aを折り曲げて閉じ(図15(f))、装着具側外部導体121を絶縁部材にかしめ(図15(g))、これで作業が終了する。
【0038】
次に、本発明の電子部品実装基板300の実施形態を図16ないし図20に示す。この電子部品実装基板300は、公知のプリント配線板又はその他の基板310と、この基板310に実装された電子部品320と、上記基板310に設けられた基板側同軸コネクタ330とを備えている。この基板310は板状の絶縁部材と、これに設けられたパターンとを有している。この実施形態ではパターンは絶縁部材の表面に設けられるが、内部に設けてもよい。基板は立体的な形状であってもよい。この実施形態では電子部品320は半導体メモリであるが、IC又はその他の電子部品であってもよい。電子部品320は、接地用導電部及び給電用導電部を有してこの基板310に実装されている。基板側同軸コネクタ330は、上記電子部品320の接地用導電部に接続された基板側外部導体331と、電子部品320の給電用導電部に接続された基板側中心導体332とを有して上記基板に実装されている。この基板側同軸コネクタ330は、スイッチなどが付いていない単純な構造の公知の同軸コネクタである。この実施形態では、これらの接続をパターンを介して行っているが、結線により行ってもよい。基板側外部導体331は、導電性の材料により形成され、ほぼ中空円筒形に形成されている。そして、装着具側同軸コネクタ120におけるほぼ中空円筒形の装着具側外部導体121と、相手側の同軸コネクタとして後述する外部アンテナ側同軸コネクタ440におけるほぼ中空円筒形の外部導体とのいずれもが嵌合できるようになっている。また、基板側中心導体332は、導電性の材料により形成され、基板側外部導体331のほぼ円筒形の中心軸付近に設けられている。そして、装着具側同軸コネクタ120におけるほぼU字形の装着具側中心導体122と、相手側の同軸コネクタとして後述する外部アンテナ側同軸コネクタ440におけるほぼU字形の中心導体とのいずれもが嵌合できるようになっている。この実施形態の基板側中心導体332はピン形であるが、相手側同軸コネクタの中心導体がピン形であるときは、例えばほぼU字形に形成することになる。
【0039】
そして、図16ないし図20に示すように、電子部品実装基板300は、公知のプリント配線板又はその他の基板よりなる親基板500に実装されている。しかし、これによって電子部品実装基板が設けられる相手部材が限定解釈されるものではない。図19及び図20には、外部アンテナ400が示されている。この外部アンテナ400は、電子部品実装基板300から離れて配置することが可能であり、レイアウトの自由度が高い。この外部アンテナ400は、電子部品実装基板300とも親基板500とも別である公知のプリント配線板又はその他の基板よりなる外部基板410と、この外部基板410に実装されたチップアンテナ420とを備えている。このチップアンテナ420は、先のチップアンテナ200と同様の構成であり、誘電体である本体と、この本体の内部に設けられた巻回導体(図示省略)と、上記本体に設けられた接地用導電部と、上記本体の表面に設けられ、上記巻回導体に電圧を印加するための給電用導電部とを備えている。このチップアンテナは、誘電体である本体と、その内部に設けられた巻回導体又はその他の導体と、この巻回導体又はその他の導体に電圧を印加するための給電用導電部と、接地用導電部とを備えておればよい。そして、この外部アンテナ400に同軸ケーブル430が接続されている。この同軸ケーブル430の一端は外部アンテナ400の接地用導電部及び給電用導電部に接続されている。すなわち、チップアンテナ420の接地用導電部に同軸ケーブル430のシールド線が接続され、チップアンテナ420の給電用導電部に同軸ケーブル430の信号線が接続されている。この実施形態では、外部基板410に公知の同軸コネクタが外部基板側同軸コネクタとして実装され、この外部基板側同軸コネクタが外部基板410のパターンを介してチップアンテナ420の接地用導電部及び給電用導電部に接続されており、この外部基板側同軸コネクタに、同軸ケーブル430の一端に設けた同軸コネクタが接続されている。そして、この同軸ケーブル430の他端には公知の同軸コネクタが、外部アンテナ側同軸コネクタ440として接続されている。この場合、同軸ケーブルの一端を外部基板のパターンに直付けしてもよい。外部アンテナ側同軸コネクタ440の構成は、装着具側同軸コネクタ120と同様の構成であり、基板側同軸コネクタ330に接続できるようになっている。
【0040】
そして、装着具100の装着具側同軸コネクタ120と外部アンテナ側同軸コネクタ440とを選択的に基板側同軸コネクタ330に接続できるように構成されている。図16ないし図20に示すように、この実施形態では、電子部品実装基板300の基板側同軸コネクタ330に対し、装着具側同軸コネクタ120と外部アンテナ側同軸コネクタ440のいずれもが接続可能に構成されている。しかも、電子部品実装基板300の基板310の表面側における基板側同軸コネクタ330に隣接する部位には、チップアンテナ付き装着具100を配置できるだけの大きさの収容空間311が確保されている。また、外部アンテナ側同軸コネクタ440から延びる同軸ケーブル430がこの収容空間311を通過するときには収容空間311は同軸ケーブル430を配置できるだけの大きさであることが求められる。同軸ケーブル430が収容空間311ではなく、他の同軸ケーブル用空間を通るときには、それに見あった大きさの同軸ケーブル用空間を確保する必要がある。なお、外部アンテナには、チップコネクタを用いた外部アンテナだけではなく、他の公知のアンテナを用いた外部アンテナが含まれる。その場合、外部アンテナ側同軸コネクタは、一端が外部アンテナの接地用導電部及び給電用導電部に接続された同軸ケーブルの他端に設けられた同軸ケーブルであって、基板側同軸コネクタ330に接続できる構成のものであればよい。
【0041】
上記電子部品実装基板300では、基板310の上に、基板側同軸コネクタ330と、電子部品320とが並べて配置されている。また、基板側同軸コネクタ330が、その嵌合方向が基板310にほぼ直交し且つ基板310から離れる方向となるように設けられている。
【0042】
従って、上記実施形態の装着具100のハウジング110にチップアンテナ200を嵌入し、このチップアンテナ付き装着具100の装着具側同軸コネクタ120を電子部品実装基板300の基板側同軸コネクタ330に嵌合すると、電子部品実装基板300にチップアンテナをハンダ付けなどにより実装する場合と同様に第2の接続構造が実現する(図16から図18へ)。
【0043】
また、外部アンテナ400の外部アンテナ側同軸コネクタ440を、上記電子部品実装基板300の基板側同軸コネクタ330に嵌合すると、上記第1の接続構造が実現する(図19から図20へ)。これは他の公知のアンテナを用いた外部アンテナからの同軸ケーブルの場合でも同様である。
【0044】
その場合、第1の接続構造を実現する場合でも第2の接続構造を実現する場合でも、使用する電子部品実装基板300が共通である。また検査用スイッチ付きコネクタ及びプローブを使用しない。そのため、先に提案した技術に較べるとコスト低減が達成される。
【0045】
本発明のチップアンテナの装着具は、ハウジングに装着具側同軸コネクタが設けられておればよく、ハウジングと装着具側同軸コネクタとの相対位置を限定するものではない。しかし、実施形態のチップアンテナの装着具100は、装着具側同軸コネクタ120とハウジング110とが、装着具側同軸コネクタ120の嵌合方向とほぼ直交する方向に沿って並んで設けられている。このようにすれば、上記実施形態で例示したように基板310上に基板側同軸コネクタ330と電子部品320とを並べて配置し、基板側同軸コネクタ330を、その嵌合方向が基板310にほぼ直交し且つ基板310から離れる方向となるように設けて電子部品実装基板300を構成した場合、チップアンテナ付き装着具100を基板310に向かって押し込むことで同軸コネクタ同士が嵌合する。そして、ハウジングに装着具側同軸コネクタを積み上げた場合などに較べると、低背化、薄型化が促進される。
【0046】
本発明のチップアンテナの装着具は、ハウジングにチップアンテナを実装し又はその他の公知の方法で固定してもよい。しかし、実施形態のチップアンテナの装着具100は、ハウジング110にチップアンテナ200が嵌入される収容部111を設け、ハウジング110におけるチップアンテナ200の接地用導電部221、222に対応する部位に、装着具側外部導体121に導通する接地用接触部114、115を設け、ハウジング110におけるチップアンテナ200の給電用導電部230に対応する部位に、装着具側中心導体122に導通する給電用接触部123を設けた。このようにすれば、チップアンテナ200を収容部111に嵌入すると、チップアンテナ200の接地用導電部221、222が接地用接触部114、115を介して装着具側外部導体121に接触し、チップアンテナ200の給電用導電部230が給電用接触部123を介して装着具側中心導体122に接触する。そのため、ハンダ付けなどの作業が不要となり、作業性がよい。
【0047】
本発明のチップアンテナの装着具は、例えばハウジングの構成部材、装着具側同軸コネクタの構成部材を別々に設け、これらを組み付けることで製造してもよい。しかし、実施形態のチップアンテナの装着具100は、絶縁部材と、この絶縁部材に組み付けられた導電部材とを備え、上記絶縁部材は、底壁112aとこの底壁112aの周縁から装着具側同軸コネクタ120の嵌合方向と反対側に延びる側壁112bとを有して収容部111を構成するハウジング側絶縁部材112と、このハウジング側絶縁部材112に設けられると共に装着具側外部導体121と装着具側中心導体122との間に設けられたコネクタ側絶縁部材124とを備え、上記導電部材は、収容部111の外面を覆うように設けられると共に接地用接触部114、115が設けられたハウジング側導電部材113と、このハウジング側導電部材113に設けられた装着具側外部導体121とを備えている。このようにすれば、絶縁部材と、導電部材と、装着具側中心導体122及び給電用接触部123を構成する部材とを組み付ければチップアンテナの装着具100が完成するので、作業性がよい。本発明は装着具側中心導体と給電用接触部とを別部品にした実施形態を含み、その場合であっても、絶縁部材と、導電部材と、装着具側中心導体と、給電用接触部とを組み付ければチップアンテナの装着具が完成するので、作業性がよい。
【0048】
本発明の電子部品実装基板は、基板と、電子部品と、基板側同軸コネクタとを備えておればよく、これら各部材の相対位置を限定するものではない。しかし、実施形態の電子部品実装基板300は、基板310の上に、基板側同軸コネクタ330と電子部品320とが並べて配置され、基板側同軸コネクタ330が、その嵌合方向が基板310にほぼ直交し且つ基板310から離れる方向となるように設けられている。このようにすれば、上記実施形態で例示したように装着具側同軸コネクタ120とハウジング110とを、装着具側同軸コネクタ120の嵌合方向とほぼ直交する方向に沿って並んで設けて装着具100を構成した場合、チップアンテナ付き装着具100を基板310に向かって押し込むことで同軸コネクタ同士が嵌合する。そして、電子部品に基板側同軸コネクタを積み上げた場合などに較べると、全体的に低背化、薄型化が促進される。
【0049】
本発明は、以上の実施形態の特徴を組み合わせた実施形態を含んでいる。さらに、以上の実施形態は本発明のチップコネクタの装着具及び電子部品実装基板のいくつかの例を示したに過ぎない。したがって、これらの実施形態の記載によって本発明のチップアンテナの装着具及び電子部品組立体が限定解釈されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】実施形態の装着具と、実施形態のチップアンテナとを分離して示す斜視図である。
【図2】実施形態のチップアンテナを実施形態の装着具に嵌入して示した斜視図である。
【図3】実施形態の装着具の平面図である。
【図4】実施形態の装着具の正面図である。
【図5】実施形態の装着具の底面図である。
【図6】実施形態の装着具を構成する絶縁部材の斜視図である。キャップは開いている。
【図7】実施形態の装着具を構成する絶縁部材の斜視図である。キャップは閉じている。
【図8】実施形態の装着具を構成する導電部材の斜視図である。キャップは開いている。
【図9】実施形態の装着具を構成する導電部材の斜視図である。キャップは閉じている。
【図10】実施形態の装着具の装着具側中心導体及び給電用接触部を構成する部材を示す斜視図である。
【図11】実施形態のチップアンテナの平面図である。
【図12】実施形態のチップアンテナの正面図である。
【図13】実施形態のチップアンテナの底面図である。
【図14】実施形態のチップアンテナを実施形態の装着具に組み付ける手順の一つを示した縮小斜視図である。
【図15】実施形態のチップアンテナを実施形態の装着具に組み付ける他の手順の一つを示した縮小斜視図である。
【図16】親基板に実装された電子部品実装基板に、チップアンテナを嵌入した装着具を装着するところを示す斜視図である。
【図17】図16における基板側同軸コネクタの付近を拡大して示す斜視図である。
【図18】親基板に実装された電子部品実装基板に、チップアンテナを嵌入した装着具を装着したところを示す斜視図である。
【図19】親基板に実装された電子部品実装基板と、外部アンテナと、同軸ケーブルとを分離して示す斜視図である。
【図20】親基板に実装された電子部品実装基板と外部アンテナとを、同軸ケーブルにより接続したときを示す斜視図である。
【符号の説明】
【0051】
100 装着具
110 ハウジング
111 収容部
112 ハウジング側絶縁部材
112a 底壁
112b 側壁
113 ハウジング側導電部材
114 接地用接触部
115 接地用接触部
120 装着具側同軸コネクタ
121 装着具側外部導体
122 装着具側中心導体
123 給電用接触部
124 コネクタ側絶縁部材
200 チップアンテナ
210 本体
221 接地用導電部
222 接地用導電部
230 給電用導電部
300 電子部品実装基板
310 基板
320 電子部品
330 基板側同軸コネクタ
331 基板側外部導体
332 基板側中心導体
400 外部アンテナ
410 外部基板
420 チップアンテナ
430 同軸ケーブル
440 外部アンテナ側同軸コネクタ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
接地用導電部及び給電用導電部を有するチップアンテナを設けるためのハウジングと、
このハウジングに設けられ、チップアンテナの接地用導電部に導通する装着具側外部導体とチップアンテナの給電用導電部に導通する装着具側中心導体とを有する装着具側同軸コネクタとを備えたチップアンテナの装着具。
【請求項2】
装着具側同軸コネクタとハウジングとが、装着具側同軸コネクタの嵌合方向とほぼ直交する方向に沿って並んで設けられている請求項1のチップアンテナの装着具。
【請求項3】
ハウジングにはチップアンテナが嵌入される収容部が設けられ、
ハウジングにおけるチップアンテナの接地用導電部に対応する部位には、装着具側外部導体に導通する接地用接触部が設けられ、
ハウジングにおけるチップアンテナの給電用導電部に対応する部位には、装着具側中心導体に導通する給電用接触部が設けられている請求項1又は請求項2のチップアンテナの装着具。
【請求項4】
絶縁部材と、この絶縁部材に組み付けられた導電部材とを備え、
上記絶縁部材は、底壁とこの底壁の周縁から装着具側同軸コネクタの嵌合方向と反対側に延びる側壁とを有して収容部を構成するハウジング側絶縁部材と、このハウジング側絶縁部材に設けられると共に装着具側外部導体と装着具側中心導体との間に設けられたコネクタ側絶縁部材とを備え、
上記導電部材は、収容部の外面を覆うように設けられると共に接地用接触部が設けられたハウジング側導電部材と、このハウジング側導電部材に設けられた装着具側外部導体とを備えている請求項3のチップアンテナの装着具。
【請求項5】
電子部品を実装するための基板と、
接地用導電部及び給電用導電部を有してこの基板に実装された電子部品と、
この電子部品の接地用導電部に接続された基板側外部導体と電子部品の給電用導電部に接続された基板側中心導体とを有して上記基板に設けられた基板側同軸コネクタとを備え、
請求項1ないし請求項4のうちいずれか一つのチップアンテナの装着具の装着具側同軸コネクタと、一端が外部アンテナの接地用導電部及び給電用導電部に接続された同軸ケーブルの他端に設けられた外部アンテナ側同軸コネクタとを選択的に基板側同軸コネクタに接続できるように構成された電子部品実装基板。
【請求項6】
基板上に、基板側同軸コネクタと電子部品とが並べて配置され、基板側同軸コネクタが、その嵌合方向が基板にほぼ直交し且つ基板から離れる方向となるように設けられている請求項5の電子部品実装基板。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公開番号】特開2008−219437(P2008−219437A)
【公開日】平成20年9月18日(2008.9.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−53561(P2007−53561)
【出願日】平成19年3月3日(2007.3.3)
【出願人】(390033318)日本圧着端子製造株式会社 (457)
【Fターム(参考)】