説明

デジタル無線電話機

【課題】 デジタル無線電話機が本来備えているデジタル処理能力を最大限活かした高機能な着信リダイヤル機能を備えたデジタル無線電話機を提供する。
【解決手段】 制御情報を含む符号化デジタル信号により変調された、第1の通信網の無線信号を受信して復調出力する無線機手段と、無線機手段から出力される復調された符号化デジタル信号から制御情報を復号する制御信号処理手段と、復号された制御情報に含まれる第2の通信網からの他機の電話番号情報の有無を通話回線が確立する以前に検出する電話番号情報検出手段と、電話番号情報検出手段が検出した制御情報に含まれる電話番号情報を記憶する着信情報記憶手段とを備え、第1の通信網にある自機から第2の通信網にある他機への発呼に要する付加情報を、電話番号情報に付加して前記着信情報記憶手段に記憶する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばデジタル通話方式を採用した自動車・携帯電話システムやPHS(Personal Handyphone System)に代表されるデジタル移動無線通信システム等で使用されるデジタル無線電話機に係り、特に着信した相手先の電話番号(以下、「着信電話番号」という。)を記憶でき、またその電話番号をもとに発呼出来る機能(以下、「着信リダイヤル機能」という。)を持つデジタル無線電話機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
図11は、例えば特開平5−14274号公報に示された、従来の着信リダイヤル機能を持つアナログ無線電話機のシステム構成を示す。従来のこの種の電話機は、着信した相手先の電話番号情報を複数の周波数信号を重ね合わせたDTMF(Dual Tone Multi Frequency)信号という形で、アナログ音声信号とともに通信チャネルを用いた無線回線を介して受信し、メモリに記録していた。
【0003】
次に前記アナログ無線電話機の着信リダイヤル機能に関わる動作について説明する。先ず制御チャネルを用いてアンテナ6を介して受信された制御情報を含む無線信号は、無線機部5にてベースバンド帯のアナログ信号である制御信号として復調出力される。この復調された制御信号は、デコーダ15によって制御情報が復号され、マイクロコンピュータ10で処理され、無線回線が確立される。次に通話チャネルを用いて同じくアンテナ6を介して受信された電話番号情報を含む無線信号は、無線機部5にてベースバンド帯のアナログ信号であるDTMF信号として復調出力される。この復調されたDTMF信号は、DTMFレシーバ16によって電話番号情報が判定検出され符号化されて、マイクロコンピュータ10での処理を経て、メモリ12に記録される。一方、リダイヤルによる発呼の際には、マイクロコンピュータ10によって先にメモリ12に記録された電話番号情報が読み出され、エンコーダ17によって符号化され、無線機部5にて変調後、無線信号としてアンテナ6より送信される。
【0004】
【特許文献1】特開平5−14274号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来のアナログ無線電話機における着信リダイヤル機能は以上のように構成されているので、本来の電話機能を動作させるために必要な構成とは別に、電話番号情報を検出するためのDTMFレシーバ等が必要となり、構成が複雑になるという問題があった。また、着信リダイヤル機能の内容としては、ただ単にメモリに記録された電話番号情報を用いてリダイヤルするというものであり、ユーザサービスを考慮した高機能・多機能化が図られていないという問題があった。
【0006】
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、デジタル移動無線通信システム等で使用されるデジタル無線電話機に前記着信リダイヤル機能を持たせるに際し、デジタル無線電話機が本来備えているデジタル処理能力を最大限活かした高機能な着信リダイヤル機能を備えたデジタル無線電話機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明に係るデジタル無線電話機は、
制御情報を含む符号化デジタル信号により変調された、第1の通信網の無線信号を受信して復調出力する無線機手段と、
該無線機手段から出力される前記復調された符号化デジタル信号から前記制御情報を復号する制御信号処理手段と、
前記復号された制御情報に含まれる第2の通信網からの他機の電話番号情報の有無を通話回線が確立する以前に検出する電話番号情報検出手段と、
前記電話番号情報検出手段が検出した前記制御情報に含まれる電話番号情報を記憶する着信情報記憶手段と
を備え、
前記第1の通信網にある自機から前記第2の通信網にある他機への発呼に要する付加情報を、前記電話番号情報に付加して前記着信情報記憶手段に記憶すること
としたものである。
【発明の効果】
【0008】
この発明によれば、デジタル移動無線通信システム等で使用されるデジタル無線電話機に前記電話番号を記憶する機能を持たせるに際し、デジタル無線電話機が本来備えているデジタル処理能力を最大限活かし、特にメモリの効率的な管理を図った、ユーザサービスを考慮した高機能・多機能な着信リダイヤル機能を備えたデジタル無線電話機を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、この発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
ここでは、自営用(内線)および公衆用(外線)の両システムに対応できるデジタル無線電話機を対象に発明の具体的説明を行う。図1はこの発明の一実施形態に係わるデジタル無線電話機のシステム構成を示す。図において、1はデジタル無線電話機の使用者が通話内容等の音声情報をアナログ音声信号として入力するためのマイク、2は入力されたアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換するためのA/D変換器、3はこのA/D変換器2の出力であるデジタル音声信号を例えばVSELP(Vector Sum Excited Linear Predictive Coding)方式等のデータ圧縮符号化方式を用いて符号化処理し符号化デジタル信号に変換し、またこの符号化デジタル信号を前記符号化とは逆の過程で復号化処理しデジタル音声信号に変換するための音声符・復号部、4は前記音声符・復号部3からの符号化デジタル信号又は後述する制御信号処理部9からの符号化デジタル信号のいずれかの信号を切換え選択するためのスイッチ、5はこのスイッチ4からの符号化デジタル信号をアンテナ6で送信される無線信号に変換するための送信変調機能と前記アンテナ6で受信された無線信号を符号化デジタル信号に変換するための受信復調機能とを有する無線機部、7は前記音声符・復号部3で復号化処理がされたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換するためのD/A変換器、8は音声情報をアナログ音声信号で出力するためのスピーカ、9は前記無線機部5からの符号化デジタル信号に含まれる制御情報を復号するとともに、後述するメモリ12に記録された電話番号情報を符号化し符号化デジタル信号として前記スイッチ4へ出力する制御信号処理部、10は前記制御信号処理部9からの制御情報に含まれる電話番号情報をその情報が受信された時刻に基づきメモリ12に記録するとともに、後述する操作部11からの操作でメモリ12に記録された電話番号情報を後述する表示部13に表示する等の処理を行うためのマイクロコンピュータ、11は例えばメモリ12から電話番号情報を読み出し、発呼を行う等の操作情報を操作信号として入力するための操作部、12は前記マイクロコンピュータ10にて処理された電話番号情報を着信記録情報として記憶するためのメモリ、13は操作情報及び各種操作に応答したメッセージを表示するための表示部、14はスイッチ4の切換タイミングを制御する制御タイミング生成回路である。100は前記A/D変換器2、音声符・復号部3、D/A変換器7で構成される音声処理部である。
【0010】
図2は図1に示したデジタル無線電話機のシステム構成の中で、特にマイクロコンピュータ12の内部で実行される着信電話番号の記録処理に関わる機能ブロック図である。図において40は制御信号処理部9からの制御情報の中に電話番号情報の存在の有無を検出する電話番号情報検出手段、50はこの電話番号情報が存在する場合にその制御情報の受信時刻を例えば当該デジタル無線電話機に備わる時計部(図示せず)からの時刻に基づき特定し、時刻情報を出力する時刻情報管理手段、70は前記電話番号情報が存在する場合にその電話が内線によるものか外線によるものかを、例えば制御情報に含まれる内/外線識別情報の検出によって識別・判定する内/外線判定手段、80は電話が内線の場合には前記制御情報中から電話番号情報を抽出後出力し、一方電話が外線の場合には前記制御情報中から電話番号情報を抽出後、外線発信情報を付加し、新たに電話番号情報として出力する外線情報付加手段、60はこの外線情報付加手段からの電話番号情報を、前記時刻情報管理手段50からの時刻情報と対応づけてメモリ12へ着信記録情報として記録するメモリ管理手段である。
【0011】
図3は図2に示したマイクロコンピュータ12の内部で実行される着信電話番号処理に関わる機能ブロック図の中で、特にメモリ管理手段60の内部で実行される細部の処理に関わる機能ブロック図である。図において67は外線情報付加手段80からの電話番号情報とすでにメモリ12に記録されている過去の電話番号情報とを比較し、同じ情報の有無を検出する電話番号情報比較手段であって、この比較を行うか否かは操作部13からの指示で設定される。61は電話番号情報比較手段67からの出力結果(比較せず「全て記録」または比較の結果「同一情報無し」)に基づき、メモリ12内に着信した電話番号情報を新たに記録出来る空き領域が存在するか否かを判定する空きメモリ判定手段、62は空きメモリ判定手段61の判定結果(「空き無し」)または電話番号情報比較手段67からの出力結果(比較の結果「同一情報有り」)に基づき、メモリ12へ記録されている着信記録情報のうち不要な情報(最も古い情報あるいは複数の同じ情報)を削除し、空き領域を確保するとともに、残りの着信記録情報を新たに再書込する再記録手段、63は空きメモリ判定手段61の判定結果(「空き有り」)または再記録手段62からの出力結果(「空き有り」)に基づき、メモリ12内の所定の領域に電話番号情報を時刻情報と対応づけて着信記録情報として記録する記録手段である。
【0012】
図4は着信電話番号の記録処理の動作を示すフローチャートである。以下に図2に示した本実施形態による動作を図3〜図4を参照しながら説明する。
【0013】
先ずステップ401では電話番号情報検出手段40により制御信号処理部9からの制御情報中に電話番号情報が存在するか否かの検出が行われる。電話番号情報が存在しない場合には処理は終了する。電話番号情報が存在する場合には次のステップ402において内/外線判定手段70にてこの電話が内線か外線かの識別・判定が行われる。外線の場合には次のステップ403において外線情報付加手段80にて制御情報中の電話番号情報に外線識別情報(例えば外線発信番号としての数字“0”)を付加し、電話番号情報として出力する。内線の場合には外線情報付加手段80は制御情報から電話番号情報を抽出し出力する。次にステップ404では時刻情報管理手段50にて電話番号情報が着信した時刻を特定する。次にステップ405では操作部11からの操作により現在までに着信した複数の同じ着信電話番号に対する処理を電話番号情報比較手段67に指示する。同じ着信電話番号を全て登録する場合はステップ406に移る。同じ着信電話番号のうち最新の着信電話番号のみを登録する場合は、ステップ410に移る。ステップ410では電話番号情報比較手段67にてメモリ12の中の第1の記憶部である着信記録メモリ121中にすでに登録されている過去の着信電話番号情報と最新の着信電話番号情報とを比較し、同じ電話番号情報が無ければステップ406に移る。同じ電話番号情報が有ればステップ411に移り、再記録手段63にて既に登録されている過去の着信電話番号情報を着信記録メモリ121から削除し、ステップ408に移る。ステップ406では空きメモリ判定手段61により着信記録メモリ121中に着信電話番号情報を新たに登録する場所が有るか無いかを判定する。満杯でない場合には着信電話番号情報を時刻情報とともに着信記録メモリ121に記録する。満杯の場合には次のステップ407に移り、時刻情報が最も古い電話番号情報を着信記録メモリ121から削除する。次のステップ408では、削除した着信記録メモリ121の部分にその次に古い電話番号情報を繰り上げて記録する。この操作を順次繰り返す。次のステップ409では、最終的に空いた着信記録メモリ121の部分に最新の着信電話番号情報を時刻情報とともに記録し、処理は終了する。図5は着信電話番号とその着信時刻の着信記録メモリ121内での記憶構成を示す。図5に示されるように着信電話番号はその着信時刻とセットになって、各アドレス毎に着信記録メモリ121内に記憶されている。
【0014】
図6は、着信記録メモリ121に記録された着信電話番号の表示処理の動作を示すフローチャートである。以下にこの表示処理の動作を図3および図6を用いて説明する。先ずステップ601において操作部11より着信電話番号の表示を指示する。次のステップ602ではメモリ記録判定手段66により着信記録メモリ121に過去の着信電話番号情報が記録されているか否かを判定する。記録されていない場合には、ステップ603においてスピーカ8より記録されていない旨を表す警告音を鳴らすとともに、表示部13に警告表示を行い、表示処理は終了する。記録されている場合には、ステップ604において着信記録読み出し手段64により最も最近に着信した着信電話番号をその着信時刻とともに着信記録メモリ121より読み出し、表示部13に表示する。次のステップ605では操作部11より表示を終了する指示がされると表示処理は終了する。また他の着信電話番号を表示させたい場合には次のステップ606において、操作部11より着信電話番号の表示の切換操作を行うと、ステップ607において1件前あるいは1件後というように着信電話番号の表示が切り替わる。以下ステップ605に戻り、所望の着信電話番号表示が行われるまでステップ605、606、607の処理が繰り返される。図7は、記録された着信電話番号が5件の場合について、上述の着信電話番号の表示の順番を示したものである。操作部11からの指示に応じて繰り上げ方向または繰り下げ方向に逐次循環されて表示される。なお、上記の表示処理(ステップ604、607)では、表示の内容は着信記録メモリ121に記録されている着信電話番号情報および着信時刻のみであったが、後述する登録メモリ122に前記着信電話番号情報に対応するメモリダイヤル情報が登録されている場合には、前記着信電話番号情報の他に関連情報としてメモリダイヤル情報中の付加情報(電話番号に対応する相手先の会社名、名前等)を同時に表示するようにしても良い。この場合にはステップ604、607では、着信記録読み出し手段64に読み出された着信電話番号をキーワードにして登録メモリ122内のメモリダイヤル情報を検索し(検索手段は図示せず)、着信電話番号と同じ電話番号が記録されていれば、それに対応する付加情報をメモリダイヤル読み出し手段68により読み出し、表示部13に表示することとなる。
【0015】
図8は、着信記録メモリ121に記録された着信電話番号による着信リダイヤル処理の動作を示すフローチャートである。以下にこの着信リダイヤル処理の動作を図3および図8を用いて説明する。先ずステップ801において操作部11からの指示により所望の着信電話番号を表示部13に表示させる。この表示までの処理の細部は図6で説明した表示処理と同じである。次にステップ802では操作部11から着信リダイヤルの指示を行うと、次のステップ803では着信記録読み出し手段64にて読み出されている前記電話番号情報を制御情報として制御信号処理部9を経て無線機部5から相手電話へ送信し発呼を行う。
【0016】
図9は、着信記録メモリ121に記録された着信電話番号のメモリダイヤル登録処理の動作を示すフローチャートである。ここで一般的なメモリダイヤル機能とは、よく利用する電話番号やこの電話番号に関連する付加情報(相手の会社名、人名等)をメモリダイヤル情報として前もってメモリに登録しておき、少ない操作でもって目的の電話番号や付加情報を呼び出し、表示、発呼等行うことができる機能である。登録の作業を図3を用いて説明する。先ず、操作部11から通話相手の電話番号を入力する。次に、登録手段65によりメモリ12内の第2の記憶部である登録メモリ122の所定の領域に登録する。このとき前記電話番号には必要に応じて通話相手の略称等を対応づけて登録することが可能である。図10は登録メモリ122内の通話相手の電話番号とこの電話番号に関連づけられた通話相手の略称の記憶構成を示したものである。図10に示されるように電話番号は略称とセットになって、各アドレス毎に登録メモリ122に登録されている。以下に本発明によるメモリダイヤル登録処理の動作を図3および図9を用いて説明する。先ずステップ901において操作部11からの指示により所望の着信電話番号を表示部13に表示させる。この表示までの処理の細部は図6で説明した表示処理と同じである。次にステップ902では操作部11からメモリダイヤル登録の指示を行うと、次のステップ903では着信記録読み出し手段64にて読み出されている前記電話番号情報を登録手段65を経て第2の記憶部である登録メモリ122の所定の領域へ登録が行われる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】この発明の一実施形態によるデジタル無線電話機のシステム構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すこの発明の実施形態による着信電話番号の記録処理に関わる機能ブロック図である。
【図3】図2に示すこの発明の実施形態によるメモリ管理手段内の細部処理に関わるブロック図である。
【図4】この発明の着信電話番号の記録処理に関わるフローチャートである。
【図5】この発明の着信電話番号の記憶構成を説明するための図である。
【図6】この発明の着信電話番号の表示処理に関わるフローチャートである。
【図7】この発明の着信電話番号の表示順序を説明するための図である。
【図8】この発明の着信電話番号の着信リダイヤル処理に関わるフローチャートである。
【図9】この発明の着信電話番号のメモリダイヤル登録処理に関わるフローチャートである。
【図10】この発明のメモリダイヤル登録における電話番号の記憶構成を説明するための図である。
【図11】従来のデジタル無線電話機のシステム構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0018】
1 マイク、 2 A/D変換器、 3 音声符・復号部、 4 スイッチ、
5 無線機部、 6 アンテナ、 7 D/A変換器、 8 スピーカ、
9 制御信号処理部、 10 マイクロコンピュータ、 11 操作部、
12 メモリ、 13 表示部、 14 制御タイミング生成回路、
15 デコーダ、 16 DTMFレシーバ、 17 エンコーダ、
40 電話番号情報検出手段、 50 時刻情報管理手段、
60 メモリ管理手段、 61 空きメモリ判定手段、 62 再記録手段、
63 記録手段、 64 着信記録読み出し手段、 65 登録手段、
66 メモリ記録判定手段、 67 電話番号情報比較手段、
68 メモリダイヤル読み出し手段、 70 内/外線判定手段、
80 外線情報付加手段、 100、100a 音声処理部、
121 第1の記憶部(着信記録メモリ)、 122 第2の記憶部(登録メモリ)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御情報を含む符号化デジタル信号により変調された、第1の通信網の無線信号を受信して復調出力する無線機手段と、
該無線機手段から出力される前記復調された符号化デジタル信号から前記制御情報を復号する制御信号処理手段と、
前記復号された制御情報に含まれる第2の通信網からの他機の電話番号情報の有無を通話回線が確立する以前に検出する電話番号情報検出手段と、
前記電話番号情報検出手段が検出した前記制御情報に含まれる電話番号情報を記憶する着信情報記憶手段と
を備え、
前記第1の通信網にある自機から前記第2の通信網にある他機への発呼に要する付加情報を、前記電話番号情報に付加して前記着信情報記憶手段に記憶すること
を特徴とするデジタル無線電話機。
【請求項2】
電話番号情報検出手段が検出した電話番号情報に対応する着信時刻情報を出力する時刻情報管理手段を備え、
着信情報記憶手段は、前記電話番号情報検出手段が検出した電話番号情報と、当該電話番号情報と対応する前記時刻情報管理手段が出力した着信時刻情報とを一対とする情報組を複数記憶すること
を特徴とする請求項1に記載のデジタル無線電話機。
【請求項3】
最近に着信した電話番号情報からはじめ、所定の個数の電話番号情報に対応する情報組を着信情報記憶手段へ記憶すること
を特徴とする請求項2に記載のデジタル無線電話機。
【請求項4】
着信した複数の同一の電話番号情報の中から、最近に着信した電話番号情報に対応する情報組のみを着信情報記憶手段に記憶すること
を特徴とする請求項2に記載のデジタル無線電話機。
【請求項5】
操作手段から入力される操作信号に応じて、表示手段に表示される表示情報の電話番号情報に対する発呼処理がなされること
を特徴とする請求項1に記載のデジタル無線電話機。
【請求項6】
制御情報に電話番号情報が含まれない場合は、着信情報記憶手段への記憶動作を行わないこと
を特徴とする請求項1に記載のデジタル無線電話機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2006−115537(P2006−115537A)
【公開日】平成18年4月27日(2006.4.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−334390(P2005−334390)
【出願日】平成17年11月18日(2005.11.18)
【分割の表示】特願2003−337091(P2003−337091)の分割
【原出願日】平成8年2月29日(1996.2.29)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】