説明

ビシクロ置換ピラゾロン−アゾ誘導体、その調製プロセス及び製薬学的使用

式(I)で表されるビシクロ置換ピラゾロン−アゾ誘導体又はその薬学的に許容される塩、水和物若しくは溶媒和物、その調製方法、それを含有する医薬組成物、並びに治療薬、特にトロンボポエチン(TPO)模倣薬としてのその使用及びトロンボポエチン受容体アゴニストとしてのその使用が開示される。式(I)の置換基の定義は、明細書において定義されたものと同一である。
【化130】


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化123】

〔式中、
Aは炭素及び酸素からなる群より選ばれ;
Rは水素及びアルキルからなる群より選ばれ;
R1、R2、R3及びR4はそれぞれ独立して、水素、アルキル、アルコキシル、ハロゲン、アリール及びヘテロアリールからなる群より選ばれ、前記アリール又はヘテロアリールは、それぞれ独立して、アルキル、ハロゲン、ヒドロキシ、テトラゾリル、イミダゾリル、ジヒドロイミダゾリル、カルボン酸及びカルボン酸エステルからなる群より独立して選ばれる1種以上の基で非置換又は置換されており;
R5、R6及びR7はそれぞれ独立して、水素、アルキル、アルコキシル、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、シアノ、カルボン酸及びカルボン酸エステルからなる群より選ばれ;
R8、R9、R10及びR11 はそれぞれ独立して、水素及びアルキルからなる群より選ばれ;
nは0、1又は2である。〕
で表される化合物又はその薬学的に許容される塩、水和物若しくは溶媒和物。
【請求項2】
Aは炭素及び酸素からなる群より選ばれ;
Rは水素及びアルキルからなる群より選ばれ;
R1はアリール及びヘテロアリールからなる群より選ばれ、前記アリール又はヘテロアリールは、それぞれ独立して、アルキル、ハロゲン、ヒドロキシ、テトラゾリル、イミダゾリル、ジヒドロイミダゾリル、カルボン酸及びカルボン酸エステルからなる群より独立して選ばれる1種以上の基で非置換又は置換されており;
R2、R3及びR4はそれぞれ独立して、水素、アルキル、アルコキシル及びハロゲンからなる群より選ばれ;
R5、R6及びR7はそれぞれ独立して、水素、アルキル、アルコキシル、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、シアノ、カルボン酸及びカルボン酸エステルからなる群より選ばれ;
R8、R9、R10及びR11はそれぞれ独立して、水素及びアルキルからなる群より選ばれ;
nは0、1又は2である、
請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩、水和物若しくは溶媒和物。
【請求項3】
【化124】


【化125】

からなる群より選ばれる、請求項1又は2に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩、水和物若しくは溶媒和物。
【請求項4】
請求項1に記載の式(I)で表される化合物の合成中間体であって、
式(IA):
【化126】

〔式中、
Aは炭素及び酸素からなる群より選ばれ;
R5、R6及びR7はそれぞれ独立して、水素、アルキル、アルコキシル、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、シアノ、カルボン酸及びカルボン酸エステルからなる群より選ばれ;
R8、R9、R10及びR11 はそれぞれ独立して、水素及びアルキルからなる群より選ばれ;
nは0、1又は2である。〕
で表される化合物。
【請求項5】
【化127】

からなる群より選ばれる、請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
以下のステップを含む、請求項4に記載の式(IA)で表される化合物の調製プロセス:
【化128】

アミノ置換ベンゾ環と亜硝酸ナトリウムとを、酸性溶液中でジアゾ反応を経て反応させるステップ;
得られた中間体を二塩化スズにより還元し、ヒドラジンを得るステップ;及び、
前記ヒドラジンとカルボニル化合物とを適切な溶媒中で加熱し、カップリング反応を経て式(IA)で表される化合物を得るステップ。
【請求項7】
以下のステップを含む、請求項1に記載の式(I)で表される化合物の調製プロセス:
【化129】

置換アニリン化合物と亜硝酸ナトリウムとを、酸性溶液中でジアゾ反応を経て反応させるステップ;
得られた中間体と式(IA)で表される化合物とを塩基中で反応させ、カップリング反応を経て式(I)で表される化合物を得るステップ。
【請求項8】
トロンボポエチン(TPO)受容体アゴニストの調製における、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩、水和物若しくは溶媒和物の使用。
【請求項9】
血小板減少症の治療に用いる薬剤の調製における、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩、水和物若しくは溶媒和物の使用。
【請求項10】
薬剤が、コロニー刺激因子、サイトカイン、ケモカイン、インターロイキン又はサイトカイン受容体アゴニスト若しくはアンタゴニスト、可溶性受容体、受容体アゴニスト又はアンタゴニスト抗体、1種以上のペプチド、及び前記薬物と同じ作用機序を有する低分子化合物からなる群より選ばれる薬物とともに投与される、請求項9に記載の使用。
【請求項11】
請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩、水和物若しくは溶媒和物の治療的な有効量、及び薬学的に許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項12】
コロニー刺激因子、サイトカイン、ケモカイン、インターロイキン及びサイトカイン受容体アゴニストからなる群より選ばれる薬物とともに投与される、請求項11に記載の医薬組成物。
【請求項13】
血小板減少症の治療に用いる薬剤の調製における、請求項11に記載の医薬組成物の使用。



【公表番号】特表2011−509263(P2011−509263A)
【公表日】平成23年3月24日(2011.3.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−541680(P2010−541680)
【出願日】平成21年1月4日(2009.1.4)
【国際出願番号】PCT/CN2009/000001
【国際公開番号】WO2009/092276
【国際公開日】平成21年7月30日(2009.7.30)
【出願人】(510166892)ジエンス ヘンルイ メデイシンカンパニー リミテッド (13)
【氏名又は名称原語表記】JIANGSU HENGRUI MEDICINE CO.,LTD.
【出願人】(508209602)シャンハイ ヘンルイ ファーマスーティカル カンパニー リミテッド (10)
【氏名又は名称原語表記】SHANGHAI HENGRUI PHARMACEUTICAL CO., LTD.
【Fターム(参考)】