説明

ピラゾール誘導体

COX−1及びCOX−2を阻害することのない強力な血小板凝集抑制剤を提供すること。
一般式(I)


又は、下記一般式(II)


で表される化合物、その塩、もしくはそれらの溶媒和物、これらからなる医薬、並びにこれらからなる虚血性疾患の予防および/または治療剤。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式(I)

(式中、Arは、1ないし3個の置換基を有する5または6員の芳香族複素環基を示し、Arは、1ないし3個の置換基を有することもある5もしくは6員の芳香族複素環基または1ないし3個の置換基を有することもあるフェニル基を示し、R1は、下記一般式(1)

(式中、環状構造Aは、上記式中に記載の窒素原子以外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれる1個のヘテロ原子を構成原子とすることもある4ないし7員の環を示し、Xは、カルボニル基、チオカルボニル基、または1もしくは2個の低級アルキル基で置換されることもあるメチレン基を示し、R3は、環状構造Aが、水素原子、ハロゲノ基、水酸基、低級アルコキシ基、低級アルコキシカルボニル基、カルボキシル基、スルホ基、低級アルキルスルホニル基、1もしくは2個の置換基を有することもある低級アルキル基、1もしくは2個の置換基を有することもあるアミノ基、1もしくは2個の置換基を有することもあるカルバモイル基、低級アシル基、1もしくは2個の置換基を有することもあるアミノスルホニル基、オキソ基、ヒドロキシイミノカルボニル基、低級アルコキシイミノカルボニル基、1ないし3個の置換基を有することもあるアラルキル基、1もしくは2個の置換基を有することもある4ないし7員の脂環式複素環基、1ないし3個の置換基を有することもあるフェニル基、1ないし3個の置換基を有することもある5もしくは6員の芳香族複素環基、3ないし6員の置換または非置換スピロ型脂環式アルキル基、及び4ないし6員の置換または非置換スピロ型脂環式複素環基からなる群から選ばれる1ないし4個の基を有することを示す。)で表される基を示し、R2は、水素原子、ハロゲノ基、水酸基、低級アルコキシ基、1もしくは2個の置換基を有することもある低級アルキル基、1もしくは2個の置換基を有することもあるアミノ基、1もしくは2個の置換基を有することもあるカルバモイル基、または1もしくは2個の置換基を有することもあるアシル基を示す。)
で表される化合物、その塩、またはそれらの溶媒和物。
【請求項2】
Arが1ないし3個の置換基を有する6員の芳香族複素環基であり、Arが1ないし3個の置換基を有することもある5もしくは6員の芳香族複素環基または1ないし3個の置換基を有することもあるフェニル基であり、R1が、下記一般式(1)

(式中、Xはカルボニル基または1もしくは2個の低級アルキル基で置換されることもあるメチレン基であり、環状構造AおよびR3は請求項1に記載のものを示す。)である請求項1に記載の化合物、その塩、またはそれらの溶媒和物。
【請求項3】
Xが、カルボニル基である請求項1または2に記載の化合物、その塩、またはそれらの溶媒和物。
【請求項4】
Xが、1もしくは2個の低級アルキル基で置換されることもあるメチレン基である請求項1または2に記載の化合物、その塩、またはそれらの溶媒和物。
【請求項5】
Arが、1ないし3個の置換基を有するピリジル基または1ないし3個の置換基を有するピリダジニル基である請求項1〜4のいずれか1項記載の化合物、その塩、またはそれらの溶媒和物。
【請求項6】
Arが、1ないし3個の置換基を有することもあるピリジル基、1ないし3個の置換基を有することもあるピリダジニル基、1ないし3個の置換基を有することもあるピラジニル基、1ないし3個の置換基を有することもあるピロリル基または1ないし3個の置換基を有することもあるフェニル基である請求項1〜5のいずれか1項記載の化合物、その塩、またはそれらの溶媒和物。
【請求項7】
Arが、1ないし3個の置換基を有することもあるピリジル基、1ないし3個の置換基を有することもあるピロリル基または1ないし3個の置換基を有することもあるフェニル基である請求項1〜5のいずれか1項記載の化合物、その塩、またはそれらの溶媒和物。
【請求項8】
次式

で表される基が、3−ジメチルアミノアゼチジン−1−イル基、2,2−ジメチル−3−ジメチルアミノアゼチジン−1−イル基、2−ヒドロキシメチルアゼチジン−1−イル基、2−カルバモイルアゼチジン−1−イル基、2−オキソピロリジノ基、2−ヒドロキシメチルピロリジノ基、2−カルバモイルピロリジノ基、2−ヒドロキシメチルピペリジノ基、2−カルバモイルピペリジノ基、2−メチルカルバモイルピペリジノ基、2−ジメチルカルバモイルピペリジノ基、3−オキソ−4−メチルピペラジノ基、4−メチルピペラジノ基、4−エチルピペラジノ基、4−イソプロピルピペラジノ基、4−シクロプロピルピペラジノ基、2,4−ジメチルピペラジノ基、3,4−ジメチルピペラジノ基、3−シクロプロピル−4−メチルピペラジノ基、3,4,5−トリメチルピペラジノ基、2,2,4−トリメチルピペラジノ基、3,3,4−トリメチルピペラジノ基、2−シクロプロパンスピロ−4−メチルピペラジノ基、モルホリノ基、3−カルバモイルモルホリノ基、1,1−ジオキソチオモルホリノ基、2−メチルヘキサヒドロピリダジン−1−イル基、3−メチルヘキサヒドロピリダジン−1−イル基、3−オキソ−4−メチルホモピペラジノ基、5−オキソ−4−メチルホモピペラジノ基、4−メチルホモピペラジノ基、4−エチルホモピペラジノ基、4−シクロプロピルホモピペラジノ基、1,4−オキサゼパン−4−イル基、ピペリジノ基、4−メトキシピペリジノ基、チオモルホリノ基、4,4−ジフルオロピペリジノ基、3,3−ジフルオロピペリジノ基、4−フルオロピペリジノ基、2−ジメチルアミノメチルピロリジノ基、3−ジメチルアミノピロリジノ基、3−メチル−4−オキソイミダゾリジン−1−イル基、3−メトキシピロリジノ基、2−アセチルヘキサヒドロピリダジン−1−イル基及び2−カルバモイルヘキサヒドロピリダジン−1−イル基から選ばれる基である請求項1〜7のいずれか1項記載の化合物、その塩、またはそれらの溶媒和物。
【請求項9】
一般式(II)

(式中、環状構造Bは、窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれる同種ないし異種の1ないし2個のヘテロ原子を含有することもある5ないし7員の環を示し、環状構造Arは、1ないし3個の置換基を有することもある5もしくは6員の芳香族複素環または1ないし3個の置換基を有することもあるベンゼン環を示し、Arは、1ないし3個の置換基を有することもある5もしくは6員の芳香族複素環基または1ないし3個の置換基を有することもあるフェニル基を示し、R4は、下記一般式(2)

(式中、環状構造Cは、上記式中に記載の窒素原子以外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれる1個のヘテロ原子を構成原子とすることもある4ないし7員の環を示し、Yは、カルボニル基、チオカルボニル基、または1もしくは2個の低級アルキル基で置換されることもあるメチレン基を示し、R7は、環状構造Cが、水素原子、ハロゲノ基、水酸基、低級アルコキシ基、低級アルコキシカルボニル基、カルボキシル基、スルホ基、低級アルキルスルホニル基、1もしくは2個の置換基を有することもある低級アルキル基、1もしくは2個の置換基を有することもあるアミノ基、1もしくは2個の置換基を有することもあるカルバモイル基、低級アシル基、1もしくは2個の置換基を有することもあるアミノスルホニル基、オキソ基、ヒドロキシイミノカルボニル基、低級アルコキシイミノカルボニル基、1ないし3個の置換基を有することもあるアラルキル基、1もしくは2個の置換基を有することもある4ないし7員の脂環式複素環基、1ないし3個の置換基を有することもあるフェニル基、1ないし3個の置換基を有することもある5もしくは6員の芳香族複素環基、3ないし6員の置換または非置換スピロ型脂環式アルキル基、及び4ないし6員の置換または非置換スピロ型脂環式複素環基からなる群から選ばれる1ないし4個の基を有することを示す。)で表される基を示し、R5及びR6は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲノ基、水酸基、低級アルコキシ基、1もしくは2個の置換基を有することもあるアミノ基、1もしくは2個の置換基を有することもある低級アルキル基、及びオキソ基からなる群から選ばれる基を示す。)で表される化合物、その塩、またはそれらの溶媒和物。
【請求項10】
Arが1ないし3個の置換基を有することもある6員の芳香族複素環または1ないし3個の置換基を有することもあるベンゼン環であり、Arが1ないし3個の置換基を有することもある6員の芳香族複素環基または1ないし3個の置換基を有することもあるフェニル基であり、R4が、下記一般式(2)

(式中、Yはカルボニル基または1もしくは2個の低級アルキル基で置換されることもあるメチレン基であり、環状構造CおよびR7は請求項9に記載のものを示す。)である請求項9に記載の化合物、その塩、またはそれらの溶媒和物。
【請求項11】
Yが、カルボニル基である請求項9または10に記載の化合物、その塩、またはそれらの溶媒和物。
【請求項12】
Yが、1もしくは2個の低級アルキル基で置換されることもあるメチレン基である請求項9または10に記載の化合物、その塩、またはそれらの溶媒和物。
【請求項13】
Arが、1ないし3個の置換基を有することもあるピリジン環または1ないし3個の置換基を有するベンゼン環である請求項9〜12のいずれか1項記載の化合物、その塩、またはそれらの溶媒和物。
【請求項14】
請求項1〜13のいずれか1項に記載の化合物、その塩、またはそれらの溶媒和物を含有する医薬。
【請求項15】
請求項1〜13のいずれか1項に記載の化合物、その塩、またはそれらの溶媒和物を含有する虚血性疾患の予防および/または治療剤。
【請求項16】
請求項1〜13のいずれか1項に記載の化合物、その塩、またはそれらの溶媒和物、及び薬学的に許容される担体を含有する医薬組成物。
【請求項17】
請求項1〜13のいずれか1項に記載の化合物、その塩、またはそれらの溶媒和物の、医薬製造のための使用。
【請求項18】
医薬が、虚血性疾患を処理するための医薬である請求項17記載の使用。
【請求項19】
請求項1〜13のいずれか1項に記載の化合物、その塩、またはそれらの溶媒和物の有効量を投与することを含む虚血性疾患の処置方法。

【国際公開番号】WO2004/069824
【国際公開日】平成16年8月19日(2004.8.19)
【発行日】平成18年5月25日(2006.5.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−504890(P2005−504890)
【国際出願番号】PCT/JP2004/001259
【国際出願日】平成16年2月6日(2004.2.6)
【出願人】(000002831)第一製薬株式会社 (129)
【Fターム(参考)】