説明

プリント配線板及び電子部品実装基板

【課題】ランドの小径化が可能になると共に、ランドと下層の配線層との接続抵抗を大きくすることなく、ランドに電子部品を実装した際の電子部品の位置ずれの発生を防止して、ランドと電子部品との所望の接合強度が得られるプリント配線板及び電子部品実装基板を提供する。
【解決手段】第1の配線層10と、第1の配線層上に設けられた絶縁層2と、絶縁層上に設けられた第2の配線層12と、絶縁層を貫通して第1の配線層と第2の配線層とを電気的に接続する導通部4と、を有し、導通部は、第2の配線層側の穴径R4bが、第1の配線層側の穴径R4aよりも小さい略円錐台形状を有する構成とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリント配線板及び電子部品実装基板に係り、特に小径ランドを有するプリント配線板及び電子部品実装基板に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、電子機器の高性能化及び小型化に対応するために、電子部品が実装されるプリント配線板の高密度化及び薄型化が強く求められている。
プリント配線板の高密度化及び薄型化の一手段として、ビアフィリング(Via filling)法がある。
ビアフィリング法は、絶縁層の表面とこの絶縁層に形成された有底穴の内面とに銅めっき処理を施すことによって、めっき銅で、絶縁層の表面全体を覆うと共に有底穴全体を埋めるものである。
その後、めっき銅を部分的にエッチングすることにより、有底穴全体を埋めるランドを形成する。ランドの表面は略平坦な面なので、このランド上に電子部品を実装することが可能になるため、電子部品の実装密度を向上させることができる。
このようなビアフィリング法を用いて製造されたプリント配線板の一例が特許文献1に記載されている。
【特許文献1】特開平11−251754号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ここで、本発明が解決しようとする課題を、図8を用いて説明する。
図8は本発明が解決しようとする課題を説明するための模式的断面図であり、図8中の(a)は第1の課題を、(b)は第2の課題をそれぞれ説明するための図である。
【0004】
まず、第1の課題について、図8(a)を用いて説明する。
電子部品の実装密度をさらに向上させる手段として、ランドの小径化がある。
ところで、特許文献1に記載されているようなプリント配線板100は、有底穴101の形状が、開口側{図8(a)における上側}の穴径R101aが底面側{図8(a)における下側}の穴径R101bよりも大きい逆円錐台形状となっている。
これは、絶縁層102をレーザ加工して有底穴101を形成する際に、照射されるレーザ光のエネルギー量が、絶縁層102の内部に比べて表面近傍の方が大きいため、上記逆円錐台形状となるものと推察される。
【0005】
また、有底穴101全体を埋めるように形成されたランド103と下層の配線層104との接続部における直径、即ち、有底穴101の底面側の穴径R101bを小さくしすぎると、この接続部における導通抵抗値が大きくなったり、ランド103と下層の配線層104との密着性が悪化するため、有底穴101の底面側の穴径R101bを適切な値に設定しなければならない。
従って、特許文献1に記載されているようなプリント配線板では、有底穴101の開口側の穴径R101aが底面側の穴径R101bよりも大きいので、この開口側に形成されるランド103の直径R103、即ち、電子部品が実装される実装面の直径R103は、開口側の穴径R101aよりもさらに大きくなってしまうため、ランドの小径化が難しく、その改善が望まれている。
【0006】
次に、第2の課題について、図8(b)を用いて説明する。
電子部品が実装されるランドの表面は、その平坦性が重要である。
ランドの表面が平坦でないと、このランドに電子部品を実装した際に電子部品の位置ずれが発生したり、ランドと電子部品との接合強度が設計値よりも低い値となる場合がある。
しかしながら、特許文献1に記載されているようなプリント配線板、即ちビアフィリング法を用いて製造されたプリント配線板は、初期のめっき条件設定が最適でなかったりランニングによるめっき液等の経時的な変化によって、めっき銅の有底穴への埋め込み性が悪化する場合がある。
【0007】
そのため、図8(b)に示すように、プリント配線板100を製造するにあたり、絶縁層102にレーザ加工で有底穴101を形成し、有底穴101を埋めるようにランド103を形成した際に、ランド103の表面は部分的に窪んだ凹み部110を有する面となる。
特に、ランド103を小径化した場合には、ランド103の表面に対する凹み部110の占める領域の比率が大きくなるため、このランドに電子部品を実装した際に、電子部品の位置ずれが発生したり、ランドと電子部品との接合強度が設計値よりも低い値となる可能性がさらに高くなる。
【0008】
そこで、本発明が解決しようとする課題は、ランドの小径化が可能になると共に、ランドと下層の配線層との接続抵抗を大きくすることなく、ランドに電子部品を実装した際の電子部品の位置ずれの発生を防止して、ランドと電子部品との所望の接合強度が得られるプリント配線板及び電子部品実装基板を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するために、本願各発明は次の手段を有する。
1)プリント配線板において、第1の配線層(10)と、前記第1の配線層上に設けられた絶縁層(2)と、前記絶縁層上に設けられた第2の配線層(12)と、前記絶縁層を貫通して前記第1の配線層と前記第2の配線層とを電気的に接続する導通部(4)と、を有し、前記導通部は、前記第2の配線層との接続面積が、前記第1の配線層との接続面積よりも小さい略円錐台形状を有することを特徴とするプリント配線板(50)である。
2)1)項記載のプリント配線板に電子部品が実装された電子部品実装基板であって、前記第2の配線層は、前記導通部上にランド部(11)を有し、前記電子部品は、前記ランド部と電気的に接続されてなることを特徴とする電子部品実装基板である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、プリント配線板及び電子部品実装基板において、ランドの小径化が可能になると共に、ランドの接続抵抗を大きくすることなく、ランドに電子部品を実装した際の電子部品の位置ずれの発生を防止して、ランドと電子部品との所望の接合強度が得られるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明の実施の形態を、好ましい実施例により図1〜図6を用いて説明する。
ここでは、実施例を第1工程〜第5工程として、工程毎に順次説明する。
図1〜図5は、本発明のプリント配線板の実施例における第1工程〜第5工程をそれぞれ説明するための模式的断面図である。
また、図5中の(a),(b)は第5工程における各過程をそれぞれ説明するための図である。
【0012】
<実施例>
[第1工程](図1参照)
まず、絶縁層2と銅箔3とが貼り合わされた基板1を準備する。
絶縁層2及び銅箔3の表面は、それぞれ平坦な面である。
基板1は市販のものを用いることができる。
絶縁層2は、絶縁性樹脂、または、ガラスクロス等に絶縁性樹脂を含浸させて硬化させたものである。
実施例では、絶縁層2の厚さt2を60μmとし、銅箔3の厚さt3を18μmとした。
【0013】
次に、絶縁層2にレーザ加工を行って、有底穴4を形成する。
通常、レーザ加工で有底穴を形成する場合、照射されるレーザ光のエネルギー量が、絶縁層の内部に比べて表面近傍の方が大きいため、図1に示すように、有底穴4の形状は、開口側(図1における上側)の穴径R4aが底面側(図1における下側)の穴径R4bよりも大きい逆円錐台形状となる。換言すれば、有底穴4の形状は、開口側(図1における上側)の断面積が底面側(図1における下側)の断面積よりも大きい逆円錐台形状となる。
また、有底穴4の底面側の穴径R4bは、後述する第2のランド11と下層の第1配線層10との接続部における直径に相当し、有底穴4の底面側の断面積は、後述する第2のランド11と下層の第1配線層10との接続部における接続面積に相当する。この接続部における直径、即ち、接続面積を小さくしすぎると、この接続部における導通抵抗値が大きくなったり、第2のランド11と下層の第1配線層10との密着性が悪化するため、実施例では有底穴4の底面側の穴径R4bを60μmとした。このときの有底穴4の開口側の穴径R4aは100μm、有底穴4の底面側の断面積は900π、開口側の断面積は2500πである。
なお、πは円周率である。
【0014】
[第2工程](図2参照)
絶縁層2の表面及び有底穴4の内面に、周知の方法により、デスミア処理を含む粗面化処理、無電解銅めっき処理、及びビアフィリング(Via filling)法による電気銅めっき処理を行って、絶縁層2の表面全体を覆うと共に有底穴4全体を埋めるように導電層6を形成する。
実施例では、絶縁層2の表面上の導電層6の厚さt6を30μmとした。
【0015】
また、導電層6を形成する際、例えば、初期のめっき条件設定が最適でなかったりランニングによるめっき液等の経時的な変化によって、めっき銅の有底穴への埋め込み性が悪化した場合に、形成された導電層6における有底穴4が設けられた領域に、部分的に窪んだ凹み部7が形成されることがあるが、本実施例では、凹み部7が形成されていても構わない。
その理由については後述する。
【0016】
[第3工程](図3参照)
フォトリソ法を用いて、導電層6を部分的にエッチングすることによって、第1のランド9を有する第1配線層10を形成し、同様に、銅箔3を部分的にエッチングすることによって、第2のランド11を有する第2配線層12を形成する。
また、第1のランド9の直径R9(または断面積)は有底穴4の開口側の穴径R4a(または断面積)に応じて、第2のランド11の直径R11(または断面積)は有底穴4の底面側の穴径R4b(または断面積)に応じて、それぞれ設定される。
従って、第2のランド11側の穴径(または断面積)、即ち、底面側(図3における下側)の穴径R4b(または断面積)は、第1のランド9側の穴径(または断面積)、即ち、開口側(図3における上側)の穴径R4a(または断面積)よりも小さいので、第2のランド11の直径R11(または断面積)を、第1のランド9の直径R9(または断面積)よりも小さくすることができる。
この第2のランド11は電子部品を実装するためのランドとなる。
実施例では、第1のランド9の直径R9を250μmとし、第2のランド11の直径R11を200μmとした。
【0017】
上述した第1工程〜第3工程により、第1配線層10及び第2配線層12の2層の配線層を有する第1の配線板15を得る。
【0018】
[第4工程](図4参照)
上述した第1工程〜第3工程と同様に工程により、一面側に、第3のランド29を有する第3配線層30を備え、他面側に、第4のランド31を有する第4配線層32を備えた、第2の配線板35を得る。
【0019】
実施例では、第1の配線板15と同様に、基板21における絶縁層22の厚さt22を60μm、銅箔23の厚さt23を18μmとし、有底穴24における開口側の穴径R24aを100μm、底面側の穴径R24bを60μmとし、絶縁層22の表面上の導電層26の厚さt26を30μmとした。
絶縁層22及び銅箔23の表面は、それぞれ平坦な面である。
また、導電層6と同様に、導電層26における有底穴24が設けられた領域に、部分的に窪んだ凹み部27が形成されていても構わない。
その理由については後述する。
【0020】
また、第3のランド29の直径R29(または断面積)は有底穴24の開口側の穴径R24a(または断面積)に応じて、第4のランド31の直径R31(または断面積)は有底穴24の底面側の穴径R24b(または断面積)に応じて、それぞれ設定される。
従って、第2の配線板35の有底穴24は、第1の配線板15の有底穴4と同様に、第4のランド31側の穴径(または断面積)、即ち、底面側(図4における下側)の穴径R24b(または断面積)が、第3のランド29側の穴径(または断面積)、即ち、開口側(図4における上側)の穴径R24a(または断面積)よりも小さいので、第4のランド31の直径R31(または断面積)を、第3のランド29の直径R29(または断面積)よりも小さくすることができる。
この第4のランド31は電子部品を実装するためのランドとなる。
実施例では、第3のランド29の直径R29を250μmとし、第4のランド31の直径R31を200μmとした。
【0021】
[第5工程](図5参照)
図5(a)に示すように、プリプレグ40に貫通孔41を形成し、この貫通孔41に導電性材料42を充填する。
プリプレグ40は、ガラスクロス等の不織布に未硬化状態の絶縁性樹脂を含浸させたものであり、市販のものを用いることができる。
貫通孔41は、レーザ加工,ドリル加工,及びパンチング加工等により形成することができる。
導電性材料42として、市販の半田ペーストや銅ペーストを用いることができる。半田ペーストは半田粒子をフラックスに練り込んだものであり、銅ペーストは銅粒子を未硬化状態の樹脂に練り込んだものである。
また、導電性材料42を貫通孔41に充填する方法として、スクリーン印刷法やロールコート法等の周知の方法を用いることができる。
【0022】
実施例では、プリプレグ40の厚さt40を60μm、貫通孔41の孔径R41を200μmとし、導電性材料42として市販の半田ペーストを用いた。
【0023】
次に、プリプレグ40の一面側{図5(a)における上側}に、この一面と第1配線層10とが互いに向き合うように第1の配線板15を配置し、プリプレグ40の他面側{図5(a)における下側}に、この他面と第3配線層30とが互いに向き合うように第2の配線板35を配置する。
さらに、第1の配線板15における第1のランド9、及び、第2の配線板35における第3のランド29を、プリプレグ40の貫通孔41にそれぞれ位置合わせした後、第1の配線板15と第2の配線板35とをプリプレグ40を介して熱圧着することにより、図5(b)に示す、第1配線層10,第2配線層12,第3配線層30,及び第4配線層32の4層の配線層を有するプリント配線板50を得る。
【0024】
熱圧着の際、プリプレグ40は未硬化状態の絶縁性樹脂が硬化して絶縁層44となり、導電性材料42である半田ペーストは溶融して半田45となる。
【0025】
また、第1のランド9及び第3のランド29の少なくともいずれかに凹み部7,27が形成されていても、上記熱圧着によって、これら凹み部7,27に導電性材料42(半田45)が充填されるため、第1のランド9と第3のランド29とは半田45を介して電気的に接続されると共に、第1のランド9及び第3のランド29と半田45とを良好な密着性を有して接合することができる。
【0026】
また、第2のランド11及び第4のランド31は電子部品を実装するランドであり、第2のランド11の表面(実装面ともいう)及び第4のランド31の表面(実装面ともいう)は、それぞれ平坦な面である。
【0027】
次に、上述したプリント配線板50に後述する電子部品70を実装した電子部品実装基板80について、図6を用いて説明する。
図6は、本発明の電子部品実装基板を説明するための模式的断面図である。
【0028】
図6に示すように、電子部品実装基板80は、プリント配線板50に電子部品70が半田72を介して実装されたものである。
電子部品70は、長手形状を有しその長手方向の各端部に電極71をそれぞれ備えている。
また、電子部品70の電極71とプリント配線板50の第2のランド11とは、半田72によってそれぞれ電気的に接続されている。
この電子部品実装基板80は、例えば、半田印刷法を用いてプリント配線板50にクリーム半田を塗布し、その後、電子部品70をプリント配線板50にクリーム半田を介して載置し、さらに、このプリント配線板50をリフロー炉等を用いて半田72の融点よりも高い温度で熱処理することにより得られる。
【0029】
前述したように、電子部品70が実装されるプリント配線板50の第2のランド11表面は平坦な面なので、この第2のランド11に電子部品70を実装した際に、電子部品の位置ずれの発生を防止して、第2のランド11と電子部品70との所望の接合強度を得ることが可能になる。
【0030】
以上、詳述したように、本発明のプリント配線板及び電子部品実装基板によれば、有底穴の穴径の小さい側に電子部品を実装するランドを設けたので、ランドと下層の配線層との接続抵抗を大きくすることなく、ランドの小径化が可能になる。
また、本発明のプリント配線板及び電子部品実装基板によれば、電子部品を実装するランドを、ビアフィリング(Via filling)法によって形成された導電層を用いずに、平坦な面を有する銅箔を用いて形成するため、例えば、初期のめっき条件設定やランニングによるめっき液等の経時的な変化の影響を受けることなく、上記ランド表面(実装面ともいう)を平坦な面とすることができる。
従って、従来発生していた、ランドに電子部品を実装した際の電子部品の位置ずれを防止すると共に、ランドと電子部品との所望の接合強度を得ることができる。
【0031】
本発明の実施例は、上述した構成及び手順に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変形例としてもよいのは言うまでもない。
【0032】
例えば、実施例では、電子部品70を、プリント配線板50の第2のランド11に実装したが、これに限定されるものではなく、プリント配線板50の第4のランド31に実装しても、実施例と同様の効果が得られる。
【0033】
また、実施例の第1工程では、絶縁層2と銅箔3とが貼り合わされた基板1を用い、第4工程では、絶縁層22と銅箔23とが貼り合わされた基板21を用いたがこれに限定されるものではない。
【0034】
ここで、実施例に対する変形例、詳しくは、実施例の第1工程〜第2工程に対する変形例を、図7を用いて説明する。
図7は、本発明のプリント配線板の実施例に対する変形例を説明するための模式的断面図であり、図7中の(a),(b)は変形例のプリント配線板を製造する各過程をそれぞれ説明するための図である。
【0035】
まず、図7(a)に示すように、実施例の基板1,21に替えて、絶縁層62の両側に銅箔63a,63bが貼り合わされた、所謂、両面銅張り基板61を準備する。
次に、一方の銅箔63aに、フォトリソ法により、絶縁層62が露出するように開口部S63aを形成し、銅箔63aをマスクとしてこの露出した絶縁層62にレーザ加工を行うことによって、有底穴64を形成する。
その後、図7(b)に示すように、銅箔63aの表面全体を覆うと共に有底穴64全体を埋めるように導電層66を形成する。
以降の工程は実施例と同様である。
【0036】
また、銅箔63aの厚さが例えば2μm程度と薄い場合には、開口部S63aを形成せずに、銅箔3a及び絶縁層2を一括してレーザ加工を行い、有底穴64を形成してもよいし、また、有底穴64を形成した後に、薄い銅箔3aをエッチングし、露出した絶縁層2の表面を覆うと共に有底穴64全体を埋めるように導電層66を形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明のプリント配線板の実施例における第1工程を説明するための模式的断面図である。
【図2】本発明のプリント配線板の実施例における第2工程を説明するための模式的断面図である。
【図3】本発明のプリント配線板の実施例における第3工程を説明するための模式的断面図である。
【図4】本発明のプリント配線板の実施例における第4工程を説明するための模式的断面図である。
【図5】本発明のプリント配線板の実施例における第5工程を説明するための模式的断面図である。
【図6】本発明の電子部品実装基板を説明するための模式的断面図である。
【図7】本発明のプリント配線板の実施例に対する変形例を説明するための模式的断面図である。
【図8】本発明が解決しようとする課題を説明するための模式的断面図である。
【符号の説明】
【0038】
1,21 基板、2,22,44 絶縁層、 3,23 銅箔、 4,24 有底穴、 6,26 導電層、 7,27 凹み部、 9,11,29,31 ランド、 10,12,30,32 配線層、 15,35 配線板、 40 プリプレグ、 41 貫通孔、 42 導電性材料、 45 半田、 50 プリント配線板、 t2,t3,t6,t22,t23,t26,t40 厚さ、 R4a,R4b,R9,R11,R24a,R24b,R29,R31,R41 直径(穴径,孔径)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
プリント配線板において、
第1の配線層と、
前記第1の配線層上に設けられた絶縁層と、
前記絶縁層上に設けられた第2の配線層と、
前記絶縁層を貫通して前記第1の配線層と前記第2の配線層とを電気的に接続する導通部と、
を有し、
前記導通部は、前記第2の配線層との接続面積が、前記第1の配線層との接続面積よりも小さい略円錐台形状を有することを特徴とするプリント配線板。
【請求項2】
請求項1記載のプリント配線板に電子部品が実装された電子部品実装基板であって、
前記第2の配線層は、前記導通部上にランド部を有し、
前記電子部品は、前記ランド部と電気的に接続されてなることを特徴とする電子部品実装基板。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−211152(P2008−211152A)
【公開日】平成20年9月11日(2008.9.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−49116(P2007−49116)
【出願日】平成19年2月28日(2007.2.28)
【出願人】(000243906)株式会社メイコー (34)
【Fターム(参考)】