説明

マルチトロリー型コンテナークレーン

本発明は、少なくとも2つの重設されるトロリー移動軌道(6,7)を備え、該トロリー移動軌道(6,7)を、移動車輪と駆動装置と昇降装置とを備えたトロリー(8)が移動するように構成したマルチトロリー型コンテナークレーンに関する。トロリー移動軌道(6,7)上のトロリー(8)に、側方へ出入可能な移動車輪(20)と、組み込まれた昇降システム(21,22,24,25,26)とが配置され、昇降システム(21,22,24,25,26)を用いてトロリー(8)をトロリー移動軌道(6,7)の上または横で支持し、よって下部トロリー移動軌道(7)から上部トロリー移動軌道(6)へ、またはその逆方向へ移動させることを特徴としている。
本発明は、複数個のコンテナーを同時に荷積み荷降ろしを行なう必要のあるコンテナー船に迅速に荷積み荷降ろしするために適している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1の上位概念に記載の、少なくとも2つの重設されるトロリー移動軌道を備えたマルチトロリー型コンテナークレーンに関するものである。
本発明は、異なるトロリー移動軌道に複数個のトロリーが配置され、トロリーを一方のトロリー移動軌道から他のトロリー移動軌道へ交換することができるようなクレーンに適している。このようなシステムは、複数個のトロリーが同時にそのトロリー移動軌道を交替でき、互いに独立に移動でき、しかも一方のトロリー移動軌道から他方のトロリー移動軌道へトロリーを交換するために特定の場所を必要としないような場合に特に適している。特に本発明は、複数個のトロリーが同時にコンテナーを把持でき、相前後して移動してコンテナーを所定の場所に持ちきたすことができるような場合に有利に適用できる。これはコンテナー船から待機車両または集積スペースへもその逆の方向でも行なうことができる。
【背景技術】
【0002】
コンテナー船が大型化し、港での停泊時間に制限があるので、できるだけ多くのコンテナーを短時間でしかもハイテンポで荷積み、荷降ろしする必要がある。コンテナー船にはその舷側に複数個のコンテナーブリッジを横付けすることができるが、コンテナーブリッジはほとんどの場合シングルトロリー型コンテナーブリッジであり、すなわち1個のトロリーがコンテナーを船から持ち上げて埠頭へ持ち来たし、或いはその逆の作業を行なうものである。これは大型のコンテナー船の場合停泊時間が長くなることを意味している。
【0003】
特許文献1からは、互いに独立に作業することができる2つのトロリーを備えたコンテナークレーンが知られている。しかしながら、この特許文献1で提案されている実施形態によれば、2つのトロリーに制限されており、その結果迅速に荷降ろしする場合には複数個のコンテナークレーンを使用しなければならない。
【0004】
特許文献2からは、3つのトロリーが1つのコンテナーブリッジに配置された荷物積載クレーンが知られている。この場合、長手方向に移動可能で昇降装置を備えた2つの昇降ユニットと1つの搬送ユニットとが荷物交換用に配置されている。このシステムの場合、搬送経路が分割されていることの利点は、コンテナーを何度も把持したり引き離すことで帳消しになる。
【0005】
特許文献3からは、複数個のコンテナーを同時に船から荷降ろし、荷積みすることができる搬送システムが知られている。しかしながらトロリーは常に同じ移動軌道上を移動するので、複数個のトロリーはコンテナーを同時に荷積み、荷降ろしすることができるものの、次の荷積み荷降ろし過程を実施する前にすべての荷積み荷降ろし過程を終了しなければならないという欠点がこの装置にはある。
【0006】
複数個のトロリーを異なる移動軌道上で同時に支障なく移動させるため、特許文献4からはトロリーが周回する門形クレーンが知られている。この場合複数個のトロリーが縦横に配置され、2つの異なるレベル高さを異なる移動軌道上で移動する。しかしながら、トロリーを周回させるようにしたこの門形クレーンの欠点は、上部トロリーが昇降手段によりコンテナーの昇降運動のみを実施させ、下部移動軌道上のトロリーはコンテナーの搬出入のみを受け持つという点にある。複数個のコンテナーの昇降と搬送を同時に行なうことができるが、搬送のためのトロリーと昇降のためのトロリーとが別個に必要であり、昇降過程と搬送過程とを分業している。このためコンテナーからコンテナークレーンへ何度も受け渡しが必要であり、その結果材料の使用量が多くなり、故障の原因になる。さらに、2個またはそれ以上の昇降トロリーが設けられていると、昇降過程と搬送過程との識別上の大きな問題が生じる。また、それぞれのコンテナーを受け渡し、搬送するために該コンテナーを最上位のトロリー持ち上げ位置へ持ちきたさねばならないのも欠点である。さらに、移動軌道の交替は常に移動軌道の端部でしか行なえないため、トロリーはかなりの移動距離を移動しなければならない。
【0007】
【特許文献1】独国実用新案第29824751.8号明細書
【特許文献2】独国特許出願公開第4307254A1号明細書
【特許文献3】欧州特許出願公開第0167235A1号明細書
【特許文献4】国際公開第00/48937号パンフレット
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の課題は、複数個のトロリーを異なる高さレベルで同時に移動させることができ、簡潔な構造と方法で複数個のコンテナーを搬送することのできるマルチトロリー型コンテナークレーンを開発することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この課題は請求項1の構成によるマルチトロリー型コンテナークレーンにより解決される。
【0010】
従属項は本発明の有利な構成を示している。
【0011】
本発明による解決手段は、少なくとも2つの重設されるトロリー移動軌道を備え、該トロリー移動軌道を、移動車輪と駆動装置と昇降装置とを備えたトロリーが移動するように構成したマルチトロリー型コンテナークレーンにおいて、トロリー移動軌道上のトロリーが側方へ出入可能な移動車輪を有していることを特徴としている。この移動車輪は、トロリーを1つのトロリー軌道から次のより高いトロリー軌道へ交替する間は引き込み状態にあり、前記次のより高い移動軌道上で再び突出する。基本的には、少なくとも2つの重設されるトロリー移動軌道をトロリーの各側に配置する必要がある。しかしながら、2つ以上のトロリー移動軌道を重設してもよい。各トロリーは組み込まれた昇降システムを有し、該昇降システムによりトロリーはトロリー移動軌道の上または横で支持され、よって1つのトロリー移動軌道から他のトロリー移動軌道へ到達することができる。この場合、トロリーは組み込まれた昇降システムにより下部トロリー移動軌道からそれよりも上のトロリー移動軌道へ移動することが可能である。同様に、トロリーは上部トロリー移動軌道からそれよりも下のトロリー移動軌道へ移動することが可能である。昇降システムはトロリー移動軌道に係合することができ、すなわち移動車輪の側方または後方に係合することができるが、トロリー移動軌道の側方の適当な個所に係合してもよい。昇降システムがトロリー移動軌道の上または側方で支持された後、昇降システムは車輪対を引き込ませた状態で移動トロリーを上方または下方へ搬送し、昇降運動後車輪対は再び突出し、トロリーを移動面上へ降下させる。その後昇降システムは再び引き込み状態になることができる。
【0012】
2つのトロリー移動軌道のみを設ける場合、移動車輪の軌間は場は固定ストッパーを介して調整することができる。
【0013】
組み込まれる昇降システムとしては、各移動車輪の側方または下方に配置されるテレスコープシリンダが適している。
【0014】
しかし、それぞれのトロリーの上下方向滑動運動を生じさせるラックを移動させる歯車も適している。
【0015】
各トロリーは駆動装置を備えている。さらに各トロリーには昇降装置が設けられる。昇降装置はたとえば把持要素(たとえばツイストロック)を備えたスプレッダーである。
【0016】
複数個のトロリーが上部トロリー移動軌道および/または下部トロリー移動軌道に直列に配置されているのが有利である。これにより上部トロリー移動軌道上の複数個のトロリーはアイドリング走行で下部トロリー移動軌道上のトロリーをまたぐように移動することができ、下部トロリー移動軌道上の複数個のトロリーは荷物を受容した状態で互いに横方向へ同時に移動することができる。
【0017】
トロリー移動軌道の両側面の間には、上部トロリー移動軌道と下部トロリー移動軌道との間で安定性を得るため、トロリー移動結合部を配置してよい。
【0018】
さらに、トロリーが突出可能なエネルギー供給部を有するように構成するのが有利である。これにより、1つの移動軌道から他の移動軌道へのトロリーの昇降過程を、エネルギー供給部がこの過程を阻害することなしに行なうことができる。その後にエネルギーがアキュムレータ装置(たとえばバッテリー)を介して該当するトロリーに対して供給される。トロリーの昇降過程は無線制御で制御することができる。コンテナー移し替えの際のトロリーの個々の過程を制御するため、1個または複数個の運転室をコンテナークレーンに固設または移動可能に設けてもよい。トロリーの作動を自動的に行い、この場合コンテナーの受容と放出とを自動的に行なって衝突を阻止する監視制御装置を好ましくはコンテナークレーンに或いはトロリーに配置するのが有利である。
【0019】
本発明によるマルチトロリー型コンテナークレーンの利点は構成が簡潔なことであり、複数個のトロリーを同時に使用でき、複数個のトロリーをトロリー移動軌道上で同時に交換することが可能であり、複数個のトロリーを互いに独立に機能させることができ、1つのトロリー移動軌道から他のトロリー移動軌道へトロリーを移し替えるための特定の場所を必要としない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
次に、本発明の実施形態を添付の図面を用いて詳細に説明する。
図1は埠頭2のコンテナー船1を示したもので、コンテナー船1にはコンテナー3が積載されている。この場合、コンテナーブリッジ5は荷降ろし過程を行なう。コンテナーブリッジ5には6個のトロリー8が配置され、3つのトロリー対9,10,11を形成している。トロリー対11は昇降装置を引き込んだ状態で上部トロリー移動軌道6に配置され、下部トロリー移動軌道7へ降下するための待機状態にある。2つのトロリー対9,10は下部トロリー移動軌道7にある。トロリー対9はそのスプレッダー23をコンテナー3の上へ降下させており、コンテナー3をコンテナー船1の積載室から取り出している。トロリーがコンテナー搬送台車4の方向へ移動した後、コンテナー3を降下させる。トロリー対10は上部トロリー移動軌道6へ持ち上げられる待機状態にある。コンテナー船1に荷積みする際には逆の順序で搬送を行なう。
【0021】
図2は3つのトロリー12によってコンテナー3を取り出しているコンテナー船1を示している。トロリー12は下部トロリー移動軌道7を移動し、他のトロリー13は上部トロリー移動軌道6に配置され、上部トロリー移動軌道6は下部トロリー移動軌道7へ移動する前の状態にある。コンテナーブリッジ5は3つのコンテナー搬送装置4の上に設けられ、コンテナー搬送装置4は同時に荷積みできる。
【0022】
図3は8個のトロリー8を備えたコンテナーブリッジ5を示したもので、4つのトロリー対14は上部トロリー移動軌道6にあって待機状態にあり、4つのトロリー対は下部トロリー移動軌道7にあってコンテナー船1のコンテナー3を取り出している。4つのコンテナー搬送台車4はコンテナーブリッジ5の下にあって荷積み待機状態にある。
【0023】
図4は上下に重設された8個のトロリー8を示している。下部トロリー8はその移動車輪20を引き込んだ状態で下部トロリー移動軌道7上を移動し、そのスプレッダー23は1つのコンテナー3を担持している。上部トロリー移動軌道6では他のトロリー8がトロリー移動車輪20を突出させた状態で移動する。移動車輪20の横には昇降システムとしてテレスコープシリンダ22が配置され、両トロリー8ともテレスコープシリンダ22は引き込み状態にある。上部トロリー8のスプレッダー23も引き込み状態にある。トロリー8とコンテナーブリッジ5との間には、コンタクトワイヤー18に対して突出可能な集電器19が配置されているので、トロリー移動軌道6,7の幅が異なっていても電流の取出しが可能である。
【0024】
トロリー移動軌道6,7の間には、安定化のために移動軌道結合部15が配置されている。
【0025】
図5は集電器19と移動車輪20とスプレッダー23とを引き込み状態で示したもので、移動トロリー8は突出したテレスコープシリンダ22により下部トロリー移動軌道7から上部トロリー移動軌道6へ持ち上げられる。その際テレスコープシリンダは下部トロリー移動軌道7の横の支持面29で支持される。移動車輪20は突出位置へ到達した後、上部トロリー移動軌道6の軌道幅まで突出し、テレスコープシリンダ22は移動車輪20がトロリー移動レール17の上に載置されるまで降下する。
【0026】
図6は、図4にも図示したように、トロリー移動軌道6と7に2つのトロリー8が上下に重設されている状態を示したものである。昇降システム24として、移動車輪20の横に位置するようにスライドキャリアー28にラック25が配置されている。ラック25は上部トロリー8の場合、転換時間にとって有利なパーキングポジションにある。トロリー移動軌道7の下部トロリー8の場合には、ラック25とスライドキャリアー28とはともに引き込み状態にある。
【0027】
図7は組み込まれたラック型昇降システム24を3つの昇降位置で示したもので、ラック25と歯車26とガイドローラ27とを備えている、二重に配置した水平方向のスライドキャリアー28を介して、個々の昇降ステップが実施される。第1の昇降ステップでは、ラック25が支持面29で支持される。第1の昇降ステップが終了すると、第2の水平方向のスライドキャリアー28により横スライドが行なわれる。昇降過程は支持プロフィール30を介して進行し、その後支持担持体31を介してトロリー8が移動車輪20の突出高さに達するまで進行する。
【0028】
図8は移動車輪20およびラック型昇降システム24をも併せて示したトロリー8の側面図である。ラック型昇降システム24は2対のスライドキャリアー28から成り、スライドキャリアー28はそのヘッド部分に配置された、引き込み・突出可能なラック25と、歯車26と、ガイドローラ27とを備えている。スライドキャリアー28のヘッド部分は2つの部分から成り、その各部分は1つのラック25を担持し、別個に水平方向に引き込み・突出可能である。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】船から荷降ろしする際の2つのトロリー移動軌道と2つのダブルトロリーとを備えたマルチトロリー型コンテナークレーンを示す図である。
【図2】船から荷降ろしする際の2つのトロリー移動軌道と3つのトリプルトロリーとを備えたマルチトロリー型コンテナークレーンを示す図である。
【図3】船から荷降ろしする際の2つのトロリー移動軌道と2つの4段トロリーとを備えたマルチトロリー型コンテナークレーンを示す図である。
【図4】2つのトロリー移動軌道上の2つのトロリーを、テレスコープシリンダを引き込ませた状態で示した図である。
【図5】1つのトロリー移動軌道の横にあるトロリーを、テレスコープシリンダを突出させ、移動車輪を引き込ませた状態で示した図である。
【図6】2つのトロリー移動軌道上に重設されている2つのトロリーを、ラック昇降システムを引き込み状態または待機状態で示した図である。
【図7】トロリー移動軌道の横にあるトロリーを、3ステップラック昇降システムおよび引き込み状態にある移動車輪とともに示した図である。
【図8】ラック昇降システムを組み込んだトロリーの側面図である。
【符号の説明】
【0030】
1 コンテナー船
2 埠頭
3 コンテナー
4 コンテナー搬送台車
5 コンテナーブリッジ
6 上部トロリー移動軌道
7 下部トロリー移動軌道
8 トロリー
9 2つのトロリー(船からの取り出し)
10 2つのトロリー(トロリーの昇降)
11 2つのトロリー(トロリーの下降)
12 3つのトロリー(船からの取り出し)
13 3つのトロリー(周回)
14 4つのトロリー(システム)
15 移動軌道結合部
16 移動軌道連結部
17 トロリー移動レール
18 コンタクトワイヤー
19 集電器
20 移動車輪
21 一体型テレスコープシリンダ(昇降システム)
22 テレスコープシリンダ
23 スプレッダー
24 一体型昇降システム(ラック)
25 ラック
26 歯車
27 ガイドローラ
28 スライドキャリアー
29 支持面
30 支持プロフィール
31 支持担持体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも2つの重設されるトロリー移動軌道(6,7)を備え、該トロリー移動軌道(6,7)を、移動車輪と駆動装置と昇降装置とを備えたトロリー(8)が移動するように構成したマルチトロリー型コンテナークレーンにおいて、
トロリー移動軌道(6,7)上のトロリー(8)に、
側方へ出入可能な移動車輪(20)と、
組み込まれた昇降システム(21,22,24,25,26)と、
が配置され、昇降システム(21,22,24,25,26)を用いてトロリー(8)をトロリー移動軌道(6,7)の上または横で支持し、よって下部トロリー移動軌道(7)から上部トロリー移動軌道(6)へ、またはその逆方向へトロリー(8)を移動させるようにしたことを特徴とするマルチトロリー型コンテナークレーン。
【請求項2】
組み込まれた昇降システム(21)としてシリンダまたはテレスコープシリンダ(22)がトロリー(8)に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載のマルチトロリー型コンテナークレーン。
【請求項3】
組み込まれた昇降システム(21)としてラック(25)が歯車(26)またはスポークとともにトロリー(8)に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載のマルチトロリー型コンテナークレーン。
【請求項4】
複数個のトロリー(8)が上部トロリー移動軌道(6)および/または下部トロリー移動軌道(7)に直列に配置されていることを特徴とする、請求項1から3までのいずれか一つに記載のマルチトロリー型コンテナークレーン。
【請求項5】
トロリー移動軌道(6,7)の両側面の間に移動軌道結合部(15)が配置されていることを特徴とする、請求項4に記載のマルチトロリー型コンテナークレーン。
【請求項6】
トロリー(8)に、コンタクトワイヤーに接続した突出可能なエネルギー供給部(19)がトロリー移動軌道(6,7)に沿って配置されていることを特徴とする、請求項1から5までのいずれか一つに記載のマルチトロリー型コンテナークレーン。
【請求項7】
トロリー移動軌道(7)の横に、組み込まれた昇降システム(22,25)のための支持面(29)が配置されていることを特徴とする、請求項1から6までのいずれか一つに記載のマルチトロリー型コンテナークレーン。
【請求項8】
トロリー(8)の昇降過程のためにバッテリー、オイル蓄圧器等のアキュムレータがトロリーに設けられていることを特徴とする、請求項1から7までのいずれか一つに記載のマルチトロリー型コンテナークレーン。
【請求項9】
運転室または他の場所から無線制御を介して制御を行なうこと、特に昇降過程のための制御を行なうことを特徴とする、請求項1から8までのいずれか一つに記載のマルチトロリー型コンテナークレーン。
【請求項10】
個別トロリーまたは多数のトロリー(8)がトロリー移動軌道(6,7)上を個別にまたはグループで移動できるようにしたことを特徴とする、請求項1から9までのいずれか一つに記載のマルチトロリー型コンテナークレーン。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2006−521260(P2006−521260A)
【公表日】平成18年9月21日(2006.9.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−504269(P2006−504269)
【出願日】平成16年3月22日(2004.3.22)
【国際出願番号】PCT/DE2004/000583
【国際公開番号】WO2004/083097
【国際公開日】平成16年9月30日(2004.9.30)
【出願人】(305038348)ノエル クレーン システムス ゲーエムベーハー (1)
【Fターム(参考)】