ユーザ機器(UE)デバイスによってネットワークノードの遠隔制御を実行するためのシステムおよび方法
【課題】ユーザ機器(UE)デバイスによってネットワークノードの遠隔制御を実行するためのシステムおよび方法を提供すること。
【解決手段】ユーザ機器(UE)デバイス(102A)と共に動作するネットワークノード(122)を制御する方法であって、ネットワークノード(122)が、第1の接続を用いて、第1のネットワークを介してアクセス可能ではないことを決定する(302、304)ことと、ネットワークノード(122)において実行されるべきサービス特徴に関連するメッセージを構成する(306)ことと、第2のネットワークに属するラッパーの中に、メッセージをラップし(306)、第2のネットワークを介して、ネットワークノード(122)に、ラッパーを配向する(308)ことと、を包含する、方法。
【解決手段】ユーザ機器(UE)デバイス(102A)と共に動作するネットワークノード(122)を制御する方法であって、ネットワークノード(122)が、第1の接続を用いて、第1のネットワークを介してアクセス可能ではないことを決定する(302、304)ことと、ネットワークノード(122)において実行されるべきサービス特徴に関連するメッセージを構成する(306)ことと、第2のネットワークに属するラッパーの中に、メッセージをラップし(306)、第2のネットワークを介して、ネットワークノード(122)に、ラッパーを配向する(308)ことと、を包含する、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の引用)
本出願は、以下の米国特許出願(i)「SYSTEM AND METHOD FOR ESTABLISHING RELIABLE DATA CONNECTIVITY WITH A NETWORK NODE BY A USER EQUIPMENT(UE) DEVICE」(管理番号第31746−US−PAT号)、出願番号第_、出願日_、発明者Richard George、Brian Oliver、Jan John−Luc Bakker、およびAdrian Buckleyの発明内容に関連する発明内容を開示しており、上記米国特許出願は、参照により本明細書に援用される。
【0002】
(開示の分野)
本特許開示は、概して、通信ネットワークを開示している。より具体的には、本特許開示は、なんら限定するわけではないが、ネットワークノードが、非デジタルアドレス可能状態(non−digitally addressable condition)におかれている間に、ユーザ機器(UE;user equipment)デバイスによってネットワークノードの遠隔制御を実行するためのシステムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0003】
(背景)
セルラテレフォニーネットワーク、例えば、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーション(GSM;Global System for Mobile Communications)ネットワークは、様々な能力を有する様々なモバイルユーザ機器(UE)デバイスをサポートするように設計されている。例えば、一部のUEデバイスは、音声コールのみに従事する能力を有している。一方で、同時ではない音声およびデータ能力を有するデバイス、および同時の音声およびデータ接続をサポートし得るデバイスが存在し得る。しかしながら、特定の本質的な設計配慮に起因して、非同時の音声およびデータ能力を有するUEデバイスは、一般に、同時の音声およびデータ能力を有するデバイスよりも、より普及している。この状況は、回線交換接続上の音声コールの間に、デバイスがデータを送信することができないという欠陥を引き起こす。
【0004】
そのような挙動に対処するために、現在の第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP;3rd Generation Partnership Project)規格は、UEデバイスに関して、擬似同時の音声およびデータ能力をエミュレートする解決策を提供している。とはいえ、この解決策は、いまだに広く実施されていない。なぜならば、これは、UEデバイスおよびネットワークインフラストラクチャにおいて、高額な追加的なソフトウェアおよびハードウェアを必要とするからである。結果として、音声コールに従事しているUEデバイスに、(例えば、コール制御を実行するために)エンタープライズ関連のデータ接続性を提供したいと考えるシステムに対し、システムのエンタープライズサーバは、もはやデジタルアクセス可能なネットワークノードではなくなってしまうので、従来の選択は、デュアルトーンマルチ周波数(DTMF;Dual Tone Multi−Frequency)信号伝達の使用であった。これは、帯域内(ユーザに対して可聴である)モードまたは帯域外(ユーザに対して不可聴である)モードにおけるコマンド信号を使用する。しかしながら、このアプローチでさえも、付随する欠点を有していないわけではない。例えば、DTMF信号伝達は、通常、一方向のみに信頼性があり、トーンを受信および処理するために、エンタープライズサーバが、高額な音声処理ハードウェアおよびソフトウェアを有していることを必要とする。さらに、複数のシステムもまた、同じトーンを用いるので、間違ったシステムが、異なるシステムに向けられた、受信したトーンを処理し得ることが起こり得る。例えば、聴覚障害者用通信機器(TDD;Telecommunications Device for the Deaf)技術に用いられる代替的なスピーチ/データの実装を含む、さらに別の従来のオプションもまた、不完全なものであることがわかっている。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0005】
(概要)
本特許開示は、広く、なんらかの理由で非デジタルアドレス可能(non−digitally addressable)にされたネットワークノード(例えば、エンタープライズサーバ)の遠隔制御を実行するためのスキームに関し、遠隔制御は、回線交換接続に従事しているか、そうではない間に、UEデバイスによって実行される。エンタープライズサービス特徴に関連するメッセージは、構成され、ラッパーにラップされ、その後これは、要求されたサービス特徴を呼び出すために、帯域外制御チャネルを介して、エンタープライズサーバに送信される。例示的な実装において、ラッパーは、ショートメッセージサービス(SMS;Short Message Service)ベースのメッセージ、非構造化追加サービスデータ(USSD;Unstructured Supplementary Service Data)ベースのメッセージ、およびユーザトゥユーザ信号(UUS;User−to−User Signaling)ベースのメッセージ等(しかし、これらには限定されない)から構成され得る。
【0006】
一局面において、UEデバイスと共に動作するネットワークノードを制御するための方法の実施形態が、本明細書に開示されている。UEデバイスは、第1の接続および第2の接続のうちの少なくとも1つで、ネットワークノードと通信するように動作可能であり、第1および第2の接続は、2つの異なるネットワークまたは技術で実行可能である。クレームされている実施形態は、以下の1つ以上を含んでいる:ネットワークノードは、第1の接続を用いて、第1のネットワークを介してアクセス可能ではないことを決定すること;ネットワークノードにおいて実行されるべきサービス特徴に関連するメッセージを構成すること;および第2のネットワークに属するラッパーに上記メッセージをラップし、第2のネットワークを介して、このラッパーをネットワークノードに配向すること。
【0007】
別の局面において、ネットワークノードを制御するように動作可能なUEデバイスの実施形態が、本明細書に開示されている。UEデバイスは、第1の接続および第2の接続の少なくとも1つで、ネットワークノードと通信するように動作可能であり、第1および第2の接続は、2つの異なるネットワークまたは技術で実行可能である。クレームされている実施形態は、以下の1つ以上を含んでいる:ネットワークノードが、第1の接続を用いて、第1のネットワークを介してアクセス可能ではないことを決定するための手段;ネットワークノードにおいて実行されるべきサービス特徴に関連するメッセージを構成するための手段;第2のネットワークに属するラッパーに上記メッセージをラップし、このラッパーを第2のネットワークを介してネットワークノードに配向するための手段。
【0008】
なおもさらなる局面において、UEデバイスによって遠隔制御されるように動作可能なネットワークノードの実施形態が、本明細書に開示されている。クレームされている実施形態は、以下の1つ以上を含んでいる:UEデバイスから活性化されたサービス特徴に関連するメッセージを受信するための手段であって、このサービス特徴は、ネットワークノード上で実行され、ネットワークノードは、第1の接続および第2の接続の少なくとも1つを介してアクセス可能であり、第1および第2の接続は、2つの異なるネットワークまたは技術で実行可能である、手段、ネットワークノードが、第1の接続によって第1のネットワークを介してアクセス可能ではないときに、第2のネットワークに属するラッパーに含まれるメッセージを受信するように動作可能な受信するための手段;メッセージをサービスし、UEデバイスに対する送信のための確認応答を生成するための手段。以下にさらに詳細に記載されているように、当業者は、本明細書に記載されている様々な手段が、媒体上の適切なコンピュータ実行可能な命令を含む、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、またはそれらの任意の組み合わせに実装され得るということを理解すべきである。
【0009】
本発明は、さらに以下の手段を提供する。
【0010】
(項目1)
ユーザ機器(UE)デバイス(102A)と共に動作するネットワークノード(122)を制御する方法であって、該UEデバイス(102A)は、第1の接続および第2の接続のうちの少なくとも1つで、該ネットワークノード(122)と通信し、該第1および該第2の接続は、2つの異なるネットワークを介して実行可能であり、
該ネットワークノード(122)が、該第1の接続を用いて、第1のネットワークを介してアクセス可能ではないことを決定する(302、304)ことと、
該ネットワークノード(122)において実行されるべきサービス特徴に関連するメッセージを構成する(306)ことと、
第2のネットワークに属するラッパーの中に、該メッセージをラップし(306)、該第2のネットワークを介して、該ネットワークノード(122)に、該ラッパーを配向する(308)ことと
を包含する、方法。
【0011】
(項目2)
上記ネットワークノード(122)に上記ラッパーを配向する(308)と、タイマー機構(205)が開始される、項目1に記載の方法。
【0012】
(項目3)
上記ラッパーは、ショートメッセージサービス(SMS)ベースのメッセージ、非構造化追加サービスデータ(USSD)ベースのメッセージ、およびユーザトゥユーザ信号(UUS)ベースのメッセージのうちの1つを含んでいる、項目1または項目2に記載の方法。
【0013】
(項目4)
上記サービス特徴は、テレフォニーサービス特徴を含んでいる、項目3に記載の方法。
【0014】
(項目5)
上記テレフォニーサービス特徴は、直接社内通話サービス、コール転送サービス、カスタマイズされた短縮ダイアリングサービス、音声メールサービス、フォローミーサービス、コールフォワーディングサービス、ミュージック保留サービス、自動リングバックサービス、自動コール分散サービス、コール待機サービス、コールピックアップサービス、会議サービス、コールアカウンティングサービス、音声ページングサービス、カスタマイズされたグリーティングサービス、共有メッセージボックスサービス、および自動化されたディレクトリサービスのうちの1つから選択される、項目4に記載の方法。
【0015】
(項目6)
上記メッセージをサービスする(206)と、上記ネットワークノード(122)から確認応答を受信する(310)ことをさらに含んでいる、項目1に記載の方法。
【0016】
(項目7)
上記タイマー機構(205)は、上記確認応答を受信すると終了される、項目6に記載の方法。
【0017】
(項目8)
上記確認応答は、上記第1のネットワークを介して実行された回線交換コールに関連して、帯域外チャネルを介して受信される、項目6に記載の方法。
【0018】
(項目9)
上記確認応答は、上記UEデバイス(102A)と上記ネットワークノード(122)との間のパケット交換データ接続を介して受信される、項目6に記載の方法。
【0019】
(項目10)
上記ラッパーは、行き先アドレスを有している中間のノード(203)を介して配向され、該中間のノードは、ショートメッセージサービスセンター(SMSC)、USSDゲートウェイ、およびUUS機能のうちの1つを含んでいる、項目1に記載の方法。
【0020】
(項目11)
上記行き先アドレスは、上記UEデバイス(102A)内に統合されたメモリ回路、および該UEデバイス(102A)と共に動作可能なリムーバブルモジュールのうちの少なくとも1つに格納されている、項目10に記載の方法。
【0021】
(項目12)
上記リムーバブルモジュールは、汎用加入者識別モジュール(USIM)、リムーバブルユーザ識別モジュール(RUIM)、コンパクトフラッシュ(登録商標)モジュール、およびセキュアデジタル(SD)メモリカードのうちの1つを含んでいる、項目11に記載の方法。
【0022】
(項目13)
上記行き先アドレスは、上記UEデバイス(102A)によって、インターフェース(434)を介して、上記リムーバブルモジュールから読み取られる、項目12に記載の方法。
【0023】
(項目14)
ネットワークノード(122)を制御するように動作可能なユーザ機器(UE)デバイス(102A)であって、該UEデバイス(102A)は、第1の接続および第2の接続のうちの少なくとも1つで、該ネットワークノード(122)と通信し、該第1および該第2の接続は、2つの異なるネットワークを介して実行可能であり、
該ネットワークノード(122)が、該第1の接続を用いて、第1のネットワークを介してアクセス可能ではないことを決定する手段(402、436、448)と、
該ネットワークノード(122)において実行されるべきサービス特徴に関連するメッセージを構成する手段(402、436、448)と、
第2のネットワークに属するラッパーの中に、該メッセージをラップし、該第2のネットワークを介して、該ネットワークノード(122)に、該ラッパーを配向する手段(402、436、448)と
を備えている、UEデバイス(102A)。
【0024】
(項目15)
上記ネットワークノード(122)に上記ラッパーを配向すると、開始するように動作可能な、タイマー機構(205、433)をさらに含んでいる、項目14に記載のUEデバイス(102A)。
【0025】
(項目16)
上記ラッパーは、ショートメッセージサービス(SMS)ベースのメッセージ、非構造化追加サービスデータ(USSD)ベースのメッセージ、およびユーザトゥユーザ信号(UUS)ベースのメッセージのうちの1つを含んでいる、項目14または項目15に記載のUEデバイス(102A)。
【0026】
(項目17)
上記ネットワークノード(122)から確認応答を受信すると停止するタイマー機構(205、433)をさらに含んでいる、項目14に記載のUEデバイス(102A)。
【0027】
(項目18)
上記ラッパーは、行き先アドレスを有している中間のノード(203)を介して配向され、該中間のノードは、ショートメッセージサービスセンター(SMSC)、USSDゲートウェイ、およびUUS機能のうちの1つを含んでいる、項目14に記載のUEデバイス(102A)。
【0028】
(項目19)
上記行き先アドレスは、上記UEデバイス(102A)内に統合されたメモリ回路、および該UEデバイス(102A)と共に動作可能なリムーバブルモジュールのうちの少なくとも1つに格納される、項目18に記載のUEデバイス(102A)。
【0029】
(項目20)
上記リムーバブルモジュールは、汎用加入者識別モジュール(USIM)、リムーバブルユーザ識別モジュール(RUIM)、コンパクトフラッシュ(登録商標)モジュール、およびセキュアデジタル(SD)メモリカードのうちの1つを含んでおり、該リムーバブルモジュールは、インターフェース(434)を介して該UEデバイス(102A)に接続するように動作可能である、項目19に記載のUEデバイス(102A)。
【0030】
(項目21)
ユーザ機器(UE)デバイス(102A)によって遠隔制御されるように動作可能なネットワークノード(122)であって、
該UEデバイス(102A)から活性化されるサービス特徴に関連するメッセージを受信する手段であって、該サービス特徴は、該ネットワークノード(122)上で実行され、該ネットワークノードは、第1の接続および第2の接続のうちの少なくとも1つを介してアクセス可能であり、該第1および該第2の接続は、2つの異なるネットワークを介して実行可能であり、該受信する手段は、該ネットワークノード(122)が該第1の接続によって第1のネットワークを介してアクセス可能ではないときに、第2のネットワークに属するラッパーの中に含まれる該メッセージを受信するように動作する、手段と、
該メッセージをサービスし、該UEデバイス(102A)に送信するための確認応答を生成するための手段(206)と
を備えている、ネットワークノード(122)。
【0031】
(項目22)
上記ラッパーは、ショートメッセージサービス(SMS)ベースのメッセージ、非構造化追加サービスデータ(USSD)ベースのメッセージ、およびユーザトゥユーザ信号(UUS)ベースのメッセージのうちの1つを含んでいる、項目21に記載のネットワークノード(122)。
【0032】
(項目23)
上記確認応答は、上記UEデバイス(102A)と上記ネットワークノード(122)との間のパケット交換データ接続を介して送信されるように動作可能である、項目21に記載のネットワークノード(122)。
【0033】
(摘要)
一実施形態において、ユーザ機器(UE)デバイス(102A)によってネットワークノード(122)の遠隔制御を実行するためのスキームが開示される。サービス特徴に関連するメッセージは、ラッパー(wrapper)に構成およびラップされ、その後これは、要求されたサービス特徴を呼び出すために、帯域外チャネルを介して、ネットワークノード(122)に送信される。例示的な実装において、ラッパーは、ショートメッセージサービス(SMS)ベースのメッセージ、非構造化追加サービスデータ(USSD)ベースのメッセージ、およびユーザトゥユーザ信号(UUS)ベースのメッセージから構成されている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0034】
本特許開示の実施形態のより完全な理解は、添付の図面を参酌したときに、以下の詳細な説明を参照することにより、なされ得る。
【0035】
(図面の詳細な説明)
ここで、本特許開示のシステムおよび方法が、実施形態が最良に構成および使用され得る方法の様々な例に関連して記載される。記載およびいくつかの図面を通して、同じ参照番号は、同じパーツまたは対応するパーツを示すように用いられており、様々な要素は、必ずしも一定の比率で描かれてはいない。ここで図面を参照すると、より具体的には図1を参照すると、例示的なネットワーク環境100が示されており、本特許開示の実施形態は、エンタープライズサーバの遠隔制御を実行するために、このネットワーク環境上で実行され得る。示されているように、ネットワーク環境100は、コアのセルラインフラストラクチャネットワーク108を含んでおり、これは例えば、複数のモバイルユーザ機器(UE)に関する、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーション(GSM)のような既知の公知の技術を用いることにより、回線交換テレコミュニケーションを実行する。例えば、参照番号102Aおよび102Bは、UEデバイス(すなわち、エンドポイント)を示しており、これは、公知の要素、例えば、1つ以上のモバイル交換センター(MSC)115、116;1つ以上のゲートウェイMSC(GMSC)112;1つ以上のホームロケーションレジスタ(HLR)またはホーム加入者システム(HSS)114;1つ以上のビジターロケーションレジスタ(VLR)118;および1つ以上の無線アクセスネットワーク(RAN)インフラストラクチャ要素120を介して、ネットワーク108上の回線交換されたコールに従事し得る。以下からわかるように、本特許開示の特定の実施形態は、例えばMSC/VLR、HLR/HSSのような、公知の要素を用いて示され得、これらは、特定の機能を有するネットワークノードとして一般化され得、例えば、MSC/VLRエンティティは、コール制御、サービス制御、およびメディア交換を実行し得る。したがって、本明細書に開示されている特定の実装に関わらず、例示的な機能はまた、別のより複雑なプラットフォームによって、実行され得るということが理解されるべきである。
【0036】
さらなる一般化のために、UEデバイスは、セルラ電話またはモバイル局、適切な無線モデムが設けられた任意のパーソナルコンピュータ(例えば、デスクトップ、ラップトップ、パームトップ、またはハンドヘルドコンピューティングデバイス)、またはデュアルモードのモバイルUEデバイス(例えば、メッセージの送受信が可能なセルラ電話またはデータが使用可能なハンドヘルドデバイス、ウェブブラウジングのような(しかし、これには限定されない)アプリケーションを含んでいるIPデータグラム)であり得る。したがって、必須要件ではないが、本特許出願の目的のためのUEデバイスは、回線交換(CS)およびパケット交換(PS)通信の両方で動作することが可能であり得、CSドメインとPSドメインとの両方の間の技術間のハンドオフを実行することすら、可能であり得る。
【0037】
1つ以上のエンタープライズサーバ122は、多数のサービスおよび/またはサービス特徴をホストするために、ネットワーク108と動作が関連したものであり得、これは、UEデバイス(例えば、UEデバイス102A)から遠隔的に制御され得るが、このデバイスは、エンドポイントとCS接続されている。以下でさらに詳細に記載されるように、現在進行中のCS接続に関する帯域外制御チャネルにおいて送信されている、UEデバイスからの適切なメッセージを受信するために、(単数または複数の)エンタープライズノード122には、適切なインターフェースが提供され得る。さらに、(単数または複数の)エンタープライズサーバ122は、いくつかの理由で非デジタルアドレス可能にされているネットワークノードに一般化され得る。例示的な実装において、図1の実施形態は、所定の配置を示しており、この配置において、UEデバイス102Aは、任意の方法(例えば、格納転送機構)で、ショートテキストメッセージのデリバリを実行するように実装された、SMSメッセージングを用いることにより、サーバ122におけるサービス/特徴を制御するように動作可能である。さらなる実施形態において、(単数または複数の)エンタープライズサーバ122は、セッション指向の機構の制御チャネル上で実行される非構造化追加サービスデータ(USSD)メッセージングによって、制御され得る。さらなる実施形態においては、ユーザトゥユーザ信号(UUS)もまた用いられ得、中間のノードはこれによって、USSメッセージフローをキャプチャし、それをエンタープライズサーバに配向する。そのようなノードは、例えば、改良型構内変換器(PBX;Private Branch Exchange)(これは、ホストされるPBXであるか、またはホストされないPBXであり得る)のように、エンタープライズサーバが配置されるネットワーク内に存在し得る。
【0038】
図1に示されている例示的なSMSの実装に関連して、ショートメッセージを構成および送受信するために、ショートメッセージエンティティ(SME;Short Message Entity)104が、UEデバイス102Aに提供される。UEデバイス102A上で実行するサービスアプリケーションロジッククライアント105は、ユーザ入力に応答して、サービス特徴に関連するメッセージを生成するように動作可能であり、このメッセージは、SMSメッセージにラップされ、このSMSメッセージは、エンタープライズサーバ122に配向される。ショートメッセージサービスセンター(SMSC)110は、1つ以上の中間のノードに対するインターフェースとして動作可能な外部SME111に、SMSラッパーを(例えば、格納転送機構を介して)提供するように動作可能であり、そしてこれは、必要に応じて、その他のゲートウェイを介することにより、エンタープライズサーバ112と通信し得る。通常のSMSメールボックス(例えば、SMSエンドユーザコンタクトに関連するテキストメッセージを送受信することに使用するためのメールボックス)が満杯でエンタープライズサーバからのメッセージがデリバされないことがあり得るので、遠隔制御の実行に関連して、UEデバイス102Aには、専用のSMSメールボックス(図1には明示的に示されてはいない)が提供され得ることが、当業者によって理解されるべきである。
【0039】
さらに、図1には明示的に示されてはいないが、UEデバイス102Aと(単数または複数の)ノード122との間に配置されるPSネットワークを介して実行されるように動作可能な、別個のデータネットワーク接続が存在し得る。したがって、ネットワーク環境100は、UEデバイス102Aと(単数または複数の)ノード122との間の2つの異なるネットワーク接続性を有しているように視覚化され得、ネットワーク接続性のうちの1つのタイプは、本明細書に記載されているラッパー機構を用いることにより、ネットワーク部分108上で実行されることが、理解されるべきである。
【0040】
本特許開示の目的のために、エンタープライズサーバ112上で制御されるサービスは、事実上無制限である。例示のために、進行中のCSコールに関連する多数のテレフォニーコール、例えば、直接社内通話サービス、コール転送サービス、カスタマイズされた省略ダイアリングサービス、音声メールサービス、フォローミーサービス、コールフォワーディングサービス、ミュージック保留サービス、自動リングバック、自動コール分散サービス、コール待機サービス、コールピックアップサービス、会議サービス、コールアカウンティングサービス、音声ページングサービス、カスタマイズされたグリーティングサービス、共有メッセージボックスサービス、および自動化されたディレクトリサービスが、提供され得る。
【0041】
当業者は、上述の教示は、図1に示されているような、中間のメッセージングベースのネットワークノードが利用され得る、メッセージングベースの遠隔コール制御のコンテクスト内で一般化され得ることを理解し得る。そのような配置においては、中間のネットワークノードアレイは、SMSCまたはUSSD/UUSゲートウェイのいずれかを含み得る。したがって、中間のノードの行き先アドレスは、1つの例示的な実施形態におけるE.164ナンバーの形式を取り得る。さらに、行き先アドレスは、UEデバイスの集積メモリ回路内に格納され得るか、または汎用加入者識別モジュール(USIM;Universal Subscriber Identity Module)、リムーバブルユーザ識別モジュール(RUIM;Removable User Identity Module)、コンパクトフラッシュ(登録商標)、セキュアデジタル(SD;Secure Digital)メモリカード等の、リムーバブルモジュールに格納され得る。1つの実装において、リムーバブルモジュールに格納される行き先アドレスのフォーマットは、以下の形式を取り得、これは、適用可能な3GPP仕様で提供される実施形態を示している。
【0042】
【表1】
さらに、サービングメッセージングネットワークノードの行き先アドレスは、無線経由(OTA;Over−The−Air)デバイス管理(DM)技術に加えて、またはこの技術と関連して、SMS、USSDを用いて、またはIPアドレッシング等を介して、特定のエンドポイントデバイスに提供され得る。アドレスがデバイス上に提供されるべきとき、SMSにおける適切なコードポイントが、例えば、TP−プロトコル識別子(TP−PID;TP−Protocol Identifier)を設定することにより、無線UEデバイスのデータのダウンロードを示す値に設定されることが必要とされ得る。
【0043】
USSDメッセージングが、遠隔制御の実行のために実装される場合、特定の「*#」シーケンスが、正しいUSSDサーバにデータラッパーを配向するために用いられることが必要とされ得る。さらに、このシーケンスは、オペレータ特有のものであり得、さらにはUEデバイスに提供され得る。例えば、シーケンスは、デバイス製造業者において、特定のオペレータ、オペレータのグループ、または全てのオペレータに対して、提供され得る。したがって、「*#」シーケンスは、キャリアに依存し得るということが理解されるべきであり、UEデバイスは、全てのキャリアに対して、全ての「*#」シーケンスを用いて構成され得るということ、またはそれが、ホームサービスを提供する特定のキャリアに対して構成され得るということが、理解されるべきである。UEデバイスは、適切な手段によって、(単数または複数の)キャリア識別子を含み得る。例えば、以下の表は、例示的な実施形態を示している。
【0044】
【表2】
ここで、オペレータIDは、ネットワーク技術に基づいてオペレータを一意的に識別する識別子である。例えば、3GPP/GSMネットワークは、モバイルカントリーコード(MCC;Mobile Country Code)およびモバイルネットワークコード(MNC;Mobile Network Code)の組み合わせを用いることによって識別され得;SIPネットワークは、ネットワークアクセス識別子(NAI;Network Access identifier)を用い;CDMAネットワークは、システム識別(SID;System Identification)パラメータを用い;WLANネットワークは、サービスセットID(SSID;Service Set ID)を用いる。
【0045】
あるいは、または加えて、この提供は、ユーザが、信用証明(プライベートなユーザ識別)の新しいセットを入力するときに、実行され得る。この信用証明は、例えば、USIM上の国際モバイル加入者識別(IMSI;International Mobile Subscruber Identity)、またはモバイル識別番号(MIN;Mobile identification Number)または個人識別番号(PIN;Personal Identification number)、またはパブリックユーザ識別(例えば、E.164ナンバー)、またはその他のなんらかのSIPベースのIDまたはそれらの組み合わせ等である。そして、信用証明の提供は、「*#」シーケンスを含んでいるオペレータ特有の提供情報を使用することを要求するために、UEデバイスをトリガする。当業者によって理解されるように、SMSCノードの行き先アドレスに関連して、同様な機構もまた用いられ得る。
【0046】
加えて、SMSCアドレッシング情報が用いられる場合、そのような情報は、ユーザ、および/またはオペレータ、および/またはエンタープライズによって変更可能である。ユーザ、オペレータ、またはエンタープライズが、変更を実行し得るかどうかを示すために、様々な構成フィールドが提供され得る。同様に、USSDシーケンスの情報もまた、適切な構成フィールドの設定を用いて、変更可能な特徴を示すことにより、オペレータおよび/またはエンタープライズによって、変更され得る。したがって、本開示の目的のために、用語「アドレス情報(address information)」は、中間のノード(例えば、SMSCノード)の行き先アドレス情報、およびUSSDシーケンス情報の両方を含んでおり、これらは、上述のように、格納されているか、そうでなければ提供され得る。
【0047】
図2は、本特許開示の1つ以上の実施形態にしたがう、ネットワークノード(例えば、エンタープライズサーバ)の遠隔制御を実行するための流れ図200を示している。UEデバイス102Aは、ユーザが、エンタープライズ/ネットワークサービス特徴が活性化されることを要求するときに、CSコールに従事している。要求メッセージ202は、エンタープライズサーバ122によって理解されるフォーマットで、UEデバイス102A上で実行しているアプリケーションによって生成され得、これは、ラッパー、例えば、メッセージベースのラッパー、USSDベースのラッパー、またはUUSベースのラッパーに配置される。一実施形態において、要求メッセージの生成に関連して、アプリケーション層タイマー機構(例えば、タイマー205)が開始され得、これは、返答を受信すると停止され得る。タイマーが満了した場合、UEデバイスは、メッセージを再送信することを試み得る。以下は、UEデバイスによって構成され得、エンタープライズノードによって用いられ得る、情報要素の例示的な(しかしこれらには限定されない)リストである:
a)プライベートユーザ識別(IMSI、MIN,PIN)
b)パブリックユーザ識別(パーティ−UEのE.164ナンバー、エンタープライズラインのE.164ナンバー、拡張ID)
i.ネットワークノード(エンタープライズサーバ)は、誰がサービスを要求しているのかを知る必要がある。それは、この場合においてエンタープライズが所有しているパブリックユーザIDを理解するだけのものであり得る。あるものは、それがインスタンスIDとの組み合わせで特定のユーザから来ることのみが保証される必要があるので、UEデバイスのE.164をも含み得る。通信は両側のみが理解し、一意的にユーザを識別するキーを用いて暗号化されるので、これは要求されないことがあり得るということに留意されたい。
【0048】
c)インスタンス識別子(IMEI、ESN、MACアドレス、PIN)
i.ここで、あるものは、このIDを含み得る。なぜならば、我々は、例えば、UEデバイスがサポートしないサービスを活性化することを望まないからである。そのようなIDは、サービスが呼び出され得るか、活性化され得るか、不活性化され得るか、または無視され得るかを決定するために、データベースにおいてクエリされ得る。
【0049】
d)加入者の位置(CGIまたはその一部分、GPS,ウェイポイント(waypoint)等)
i.サービスの制御は、加入者が費用を出している場所のみに制限され得る。
【0050】
e)あるものが通信したいと望んでいるサービスのコード
f)サービスのためのデータ
単一メッセージ(例えば、SMSメッセージ)の長さの制限が存在するが、大きな要求メッセージを小さなラッパーに細分化することが可能である。ラッパーまたはラッパーセグメントは、1つ以上の中間のノード203に転送され、これは、ラッパーメッセージを処理し、処理されたメッセージ204をエンタープライズサーバ122に転送する。一実施形態において、中間のノード203は、キャリアネットワークによって提供されるSMSCを含み得る。あるいはSMSCノードは、第3者サービスによってホストされ得る。別の実施形態において、中間のノード203は、USSDゲートウェイを含み得る。当業者は、GSMにおけるCSコールの間に、双方向アプリケーションに対して、より短い折り返し応答時間を提供するUEデバイスから、セッション指向の機構で、USSDメッセージを送信することが可能であることを理解し得る。さらに、USSDメッセージは、UEデバイスのホーム提供サーバ(例えば、HLRまたはHSS)にルーティングされ得、その後、適切なゲートウェイノードを介して、エンタープライズサーバ122にルーティングされ得る。なおもさらなる実施形態において、中間のノードはまた、エンタープライズ(UUSベースのコール制御信号伝達を受信し、それを送信する)に基づく機能であり得る。この機能の主な目的は、その後それが抽出し、エンタープライズサーバに転送し得る、UUSメッセージを探すことである。それはまた、もとの発信UEに任意の応答を射出し得る。
【0051】
したがって、完全な実装であるかどうかに関わらず、図2のメッセージフローの実施形態200に関連して、SMS/USS/USSDパスを実行する際に呼び出され得る、その他のネットワーク要素が存在し得、これは、簡略化のために省略されているということが、理解されるべきである。また、より少ないネットワーク要素が呼び出され得る実装が存在し得る(例えば、USSDゲートウェイは、ホーム提供サーバを介して通信する必要はない)。
【0052】
中間のノード203からエンタープライズサーバ122までのメッセージルーティングは、電話番号(例えば、E.164ナンバー)、IPアドレス等によって活性化され得る。ラップされたサービス特徴メッセージを受信すると、エンタープライズサーバ122に関連するサービスロジックは、メッセージに作用するように実行され(ブロック206に図示されている)、これは、要求されたサービス特徴を実行する。その後、確認または受領確認が、応答パス208、210を介して、もとのUEデバイス102Aに送信され得る。さらに、既に示唆されたように、UEデバイスにおいてタイマーが開始された場合に、それは、確認メッセージを受信すると、送信され得る。当業者は、タイマーは、製造業者においてハードコードされ得るか、あるいは本明細書に開示されている機構を用いることにより、エンタープライズまたはオペレータによって提供され得るということを理解し得る。さらに、本明細書に記載されているメッセージングフローの1つ以上のセグメントは、安全を目的として暗号化され得る。
【0053】
図3は、一実施形態にしたがう本特許開示の流れ図300を示しており、UEデバイスおよび/または関連するアプリケーションサーバにおいて、それらの遠隔制御を実行するために、様々なプロセスが実行される。ブロック302において、UEデバイス(例えば、図1に示されているUEデバイス102A)は、エンドポイント(例えば、図1におけるUEデバイス102B)とCS接続する。ユーザによって、UEデバイスがCS接続に従事している間に、エンタープライズサービス特徴が、エンタープライズサーバにおいて活性化されるべきであることが決定されると(すなわち、サーバはパケット交換接続を介してアクセス可能でない)(ブロック304)、UEデバイス上で実行しているアプリケーションソフトウェアは、ユーザ入力に応答して、要求されたエンタープライズサービスに関連するコマンドメッセージを構成し、別のタイプのネットワークに属するラッパー(例えば、上述のようなSMSまたはUSSDラッパー)にメッセージをラップする(ブロック306)。1つの実装において、メッセージの内容は、より高いレベルの安全性を提供するために、暗号化され得る。中間のネットワークインフラストラクチャ(例えば、SMSCノードまたは(単数または複数の)USSDゲートウェイ)は、それを受信するとラップされたメッセージを処理し、エンタープライズサーバにそれを転送する(ブロック308)。上述のように、エンタープライズサーバは、要求されたサービス特徴を実行し、もとのUEデバイスへの送信に応答して、受領確認または確認を生成する(ブロック310)。応答は、CSコールに関連して、帯域外制御チャネルを介して、または(例えば、CSコールが終了したので)直接的なデータ接続が利用可能な場合には、UEデバイスとエンタープライズサーバとの間のパケット交換データ接続を介して、送信され得る。したがって、当業者は、UEデバイスからエンタープライズサーバに要求メッセージを送信するために用いられるプロトコルは、応答を返信するために用いられるプロトコルと必ずしも同じである必要はないということを理解し得る。
【0054】
上述に基づくと、例示的な実施形態は、UEデバイスと共に動作するネットワークノードを制御するためのスキームを提供しており、UEデバイスは、第1の接続および第2の接続で、ネットワークノードと通信し得るということを、理解することができる。既に示唆されたように、第1および第2の接続は、2つの異なるネットワークまたは技術(例えば、CS接続および非CS接続)上で実行可能である。例示的な実施形態は、以下の1つ以上を含み得る:ネットワークノードは、第1の接続を用いて、第1のネットワークを介してアクセス可能ではないということを決定すること;ネットワークノードにおいて実行されるべきサービス特徴に関連するメッセージを構成すること;メッセージを第2のネットワークに属するラッパーにラップし、このラッパーを第2のネットワークを介してネットワークノードに配向すること。したがって、上述の動作を実行するために、適切なロジックブロックまたはモジュールが、UEデバイスに提供される。
【0055】
図4は、本特許開示の目的のための、UEデバイス(例えば、UE 102A)として動作可能な通信デバイスの実施形態のブロック図を示している。UE 102Aの実施形態は、図4に示されているものに類似した配置を含み得るが、示されている多数の様々なモジュールに関連して、ハードウェア、ソフトウェア、またはファームウェアにおいて、多数の様々な変更が存在し得るということが、この図を参照したときに、当業者によって理解されるべきである。さらに、本特許開示の目的のためのUEデバイスは、リムーバブル格納モジュールなしのモバイル機器(ME)デバイス、および/またはそのような格納モジュールに接続されたモバイルデバイスを含み得る。したがって、図4の配置は、本特許開示の実施形態を制限するものではなく、本特許開示の実施形態の例示として解釈されるべきである。UE 102Aの実施形態の全体の制御を提供するマイクロプロセッサ402は、好適にはマルチモードの通信(例えば、CSドメインおよびPSドメイン)が可能な通信サブシステム404に、動作可能なように接続されている。通信サブシステム404は、一般に、1つ以上の受信機408および1つ以上の送信機414、ならびに1つ以上の局所発振器(LO)モジュール410のような関連のあるコンポーネント、ならびにデジタル信号プロセッサ(DSP)412のような処理モジュールを含んでいる。通信分野の当業者によって理解されるように、通信モジュール404の特定の設計は、モバイルデバイスが動作することが意図されている通信ネットワーク(例えば、CDMAネットワーク、GSMネットワーク、WLAN等)に依存し得る。しかしながら、特定の設計とは関係なく、適切なアクセスインフラストラクチャ405(例えば、セルラ基地局タワー、WLANホットスポット等)を介してアンテナ406によって受信される信号は、受信機408に提供され、これは、信号増幅、周波数ダウン変換、フィルタリング、チャネル選択、アナログデジタル(A/D)変換等の共通の受信機機能を実行し得る。同様に、送信されるべき信号は、例えばDSP412によって、変調およびエンコーディングを含む処理をなされ、デジタルアナログ(D/A)変換、周波数アップ変換、フィルタリング、増幅およびアンテナ416を介する無線インターフェース上の送信のために、送信器414に提供される。
【0056】
マイクロプロセッサ402はまた、さらなるデバイスサブシステム、例えば、補助入力/出力(I/O)418、シリアルポート420、ディスプレイ422、キーボード/キーパッド424、スピーカ426、マイクロフォン428、ランダムアクセスメモリ(RAM)430、短距離通信サブシステム432、および一般に参照番号433としてラベルが付けられた、およびその他任意のデバイスサブシステム(例えば、タイマー機構)とインターフェースし得る。アクセスを制御するために、マイクロプロセッサ402と通信するUSIM/RUIMインターフェース434もまた、提供され得る。1つの実装において、USIM/RUIMインターフェース434は、多数のキー構成444、およびその他の情報446(例えば、識別および加入者関連のデータ、およびSMSC/中間ノードの行き先アドレス情報、および上述のUSSDシーケンス情報)を有している、USIM/RUIMカードと共に動作可能である。
【0057】
オペレーティングシステムソフトウェアおよび適用可能なサービスロジックソフトウェアは、例えばフラッシュメモリ435のような、永続性の格納モジュール(すなわち、不揮発メモリ)に実体化され得る。1つの実装において、フラッシュメモリ435は、様々なエリア、例えば、コンピュータプログラム436のための格納エリア(例えば、サービス処理ロジック)、およびデータ格納領域(例えば、デバイス状態437)、アドレスブロック439、その他の個人情報管理(PIM;personal information manager)データ441、および一般に443としてラベルが付けられているその他のデータ格納エリアに分離され得る。転送スタック445は、1つ以上の適切な無線パケット転送プロトコルを実行するために、提供され得る。加えて、適切なエンタープライズサービス要求ロジックおよびSMS/UUS/USSDメッセージングロジック448(永続性のアドレス情報を格納するために、メモリ格納装置を含む)が、上述のようなエンタープライズサーバでサービスおよび/または特徴の遠隔制御を実行するために提供される。
【0058】
本特許出願の実施形態の動作および構成は、上述された詳細な説明から理解されるであろう。示され、記載されてきた例示的な実施形態は、好適に特徴付けられるが、以下の請求の範囲に記載されている本開示の範囲から逸れることなしに、様々な変化および変更が本明細書になされ得ることが、容易に理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】図1は、回線交換ネットワークインフラストラクチャを含む、例示的なネットワーク環境を示しており、本特許開示の実施形態は、このネットワーク環境で実施され得る。
【図2】図2は、本特許開示の1つ以上の実施形態にしたがう、エンタープライズサーバの遠隔制御を実行するための、例示的なメッセージの流れ図を示している。
【図3】図3は、1つの実施形態にしたがう、本特許開示の流れ図を示している。
【図4】図4は、本特許開示の目的のために動作する通信デバイスの実施形態のブロック図を示している。
【符号の説明】
【0060】
100 ネットワーク環境
122 エンタープライズサーバ
102A UEデバイス
205 タイマー
203 中間のノード
402 マイクロプロセッサ
436 コンピュータプログラム
448 エンタープライズサービス要求ロジック
433 その他任意のデバイスサブシステム
【技術分野】
【0001】
(関連出願の引用)
本出願は、以下の米国特許出願(i)「SYSTEM AND METHOD FOR ESTABLISHING RELIABLE DATA CONNECTIVITY WITH A NETWORK NODE BY A USER EQUIPMENT(UE) DEVICE」(管理番号第31746−US−PAT号)、出願番号第_、出願日_、発明者Richard George、Brian Oliver、Jan John−Luc Bakker、およびAdrian Buckleyの発明内容に関連する発明内容を開示しており、上記米国特許出願は、参照により本明細書に援用される。
【0002】
(開示の分野)
本特許開示は、概して、通信ネットワークを開示している。より具体的には、本特許開示は、なんら限定するわけではないが、ネットワークノードが、非デジタルアドレス可能状態(non−digitally addressable condition)におかれている間に、ユーザ機器(UE;user equipment)デバイスによってネットワークノードの遠隔制御を実行するためのシステムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0003】
(背景)
セルラテレフォニーネットワーク、例えば、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーション(GSM;Global System for Mobile Communications)ネットワークは、様々な能力を有する様々なモバイルユーザ機器(UE)デバイスをサポートするように設計されている。例えば、一部のUEデバイスは、音声コールのみに従事する能力を有している。一方で、同時ではない音声およびデータ能力を有するデバイス、および同時の音声およびデータ接続をサポートし得るデバイスが存在し得る。しかしながら、特定の本質的な設計配慮に起因して、非同時の音声およびデータ能力を有するUEデバイスは、一般に、同時の音声およびデータ能力を有するデバイスよりも、より普及している。この状況は、回線交換接続上の音声コールの間に、デバイスがデータを送信することができないという欠陥を引き起こす。
【0004】
そのような挙動に対処するために、現在の第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP;3rd Generation Partnership Project)規格は、UEデバイスに関して、擬似同時の音声およびデータ能力をエミュレートする解決策を提供している。とはいえ、この解決策は、いまだに広く実施されていない。なぜならば、これは、UEデバイスおよびネットワークインフラストラクチャにおいて、高額な追加的なソフトウェアおよびハードウェアを必要とするからである。結果として、音声コールに従事しているUEデバイスに、(例えば、コール制御を実行するために)エンタープライズ関連のデータ接続性を提供したいと考えるシステムに対し、システムのエンタープライズサーバは、もはやデジタルアクセス可能なネットワークノードではなくなってしまうので、従来の選択は、デュアルトーンマルチ周波数(DTMF;Dual Tone Multi−Frequency)信号伝達の使用であった。これは、帯域内(ユーザに対して可聴である)モードまたは帯域外(ユーザに対して不可聴である)モードにおけるコマンド信号を使用する。しかしながら、このアプローチでさえも、付随する欠点を有していないわけではない。例えば、DTMF信号伝達は、通常、一方向のみに信頼性があり、トーンを受信および処理するために、エンタープライズサーバが、高額な音声処理ハードウェアおよびソフトウェアを有していることを必要とする。さらに、複数のシステムもまた、同じトーンを用いるので、間違ったシステムが、異なるシステムに向けられた、受信したトーンを処理し得ることが起こり得る。例えば、聴覚障害者用通信機器(TDD;Telecommunications Device for the Deaf)技術に用いられる代替的なスピーチ/データの実装を含む、さらに別の従来のオプションもまた、不完全なものであることがわかっている。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0005】
(概要)
本特許開示は、広く、なんらかの理由で非デジタルアドレス可能(non−digitally addressable)にされたネットワークノード(例えば、エンタープライズサーバ)の遠隔制御を実行するためのスキームに関し、遠隔制御は、回線交換接続に従事しているか、そうではない間に、UEデバイスによって実行される。エンタープライズサービス特徴に関連するメッセージは、構成され、ラッパーにラップされ、その後これは、要求されたサービス特徴を呼び出すために、帯域外制御チャネルを介して、エンタープライズサーバに送信される。例示的な実装において、ラッパーは、ショートメッセージサービス(SMS;Short Message Service)ベースのメッセージ、非構造化追加サービスデータ(USSD;Unstructured Supplementary Service Data)ベースのメッセージ、およびユーザトゥユーザ信号(UUS;User−to−User Signaling)ベースのメッセージ等(しかし、これらには限定されない)から構成され得る。
【0006】
一局面において、UEデバイスと共に動作するネットワークノードを制御するための方法の実施形態が、本明細書に開示されている。UEデバイスは、第1の接続および第2の接続のうちの少なくとも1つで、ネットワークノードと通信するように動作可能であり、第1および第2の接続は、2つの異なるネットワークまたは技術で実行可能である。クレームされている実施形態は、以下の1つ以上を含んでいる:ネットワークノードは、第1の接続を用いて、第1のネットワークを介してアクセス可能ではないことを決定すること;ネットワークノードにおいて実行されるべきサービス特徴に関連するメッセージを構成すること;および第2のネットワークに属するラッパーに上記メッセージをラップし、第2のネットワークを介して、このラッパーをネットワークノードに配向すること。
【0007】
別の局面において、ネットワークノードを制御するように動作可能なUEデバイスの実施形態が、本明細書に開示されている。UEデバイスは、第1の接続および第2の接続の少なくとも1つで、ネットワークノードと通信するように動作可能であり、第1および第2の接続は、2つの異なるネットワークまたは技術で実行可能である。クレームされている実施形態は、以下の1つ以上を含んでいる:ネットワークノードが、第1の接続を用いて、第1のネットワークを介してアクセス可能ではないことを決定するための手段;ネットワークノードにおいて実行されるべきサービス特徴に関連するメッセージを構成するための手段;第2のネットワークに属するラッパーに上記メッセージをラップし、このラッパーを第2のネットワークを介してネットワークノードに配向するための手段。
【0008】
なおもさらなる局面において、UEデバイスによって遠隔制御されるように動作可能なネットワークノードの実施形態が、本明細書に開示されている。クレームされている実施形態は、以下の1つ以上を含んでいる:UEデバイスから活性化されたサービス特徴に関連するメッセージを受信するための手段であって、このサービス特徴は、ネットワークノード上で実行され、ネットワークノードは、第1の接続および第2の接続の少なくとも1つを介してアクセス可能であり、第1および第2の接続は、2つの異なるネットワークまたは技術で実行可能である、手段、ネットワークノードが、第1の接続によって第1のネットワークを介してアクセス可能ではないときに、第2のネットワークに属するラッパーに含まれるメッセージを受信するように動作可能な受信するための手段;メッセージをサービスし、UEデバイスに対する送信のための確認応答を生成するための手段。以下にさらに詳細に記載されているように、当業者は、本明細書に記載されている様々な手段が、媒体上の適切なコンピュータ実行可能な命令を含む、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、またはそれらの任意の組み合わせに実装され得るということを理解すべきである。
【0009】
本発明は、さらに以下の手段を提供する。
【0010】
(項目1)
ユーザ機器(UE)デバイス(102A)と共に動作するネットワークノード(122)を制御する方法であって、該UEデバイス(102A)は、第1の接続および第2の接続のうちの少なくとも1つで、該ネットワークノード(122)と通信し、該第1および該第2の接続は、2つの異なるネットワークを介して実行可能であり、
該ネットワークノード(122)が、該第1の接続を用いて、第1のネットワークを介してアクセス可能ではないことを決定する(302、304)ことと、
該ネットワークノード(122)において実行されるべきサービス特徴に関連するメッセージを構成する(306)ことと、
第2のネットワークに属するラッパーの中に、該メッセージをラップし(306)、該第2のネットワークを介して、該ネットワークノード(122)に、該ラッパーを配向する(308)ことと
を包含する、方法。
【0011】
(項目2)
上記ネットワークノード(122)に上記ラッパーを配向する(308)と、タイマー機構(205)が開始される、項目1に記載の方法。
【0012】
(項目3)
上記ラッパーは、ショートメッセージサービス(SMS)ベースのメッセージ、非構造化追加サービスデータ(USSD)ベースのメッセージ、およびユーザトゥユーザ信号(UUS)ベースのメッセージのうちの1つを含んでいる、項目1または項目2に記載の方法。
【0013】
(項目4)
上記サービス特徴は、テレフォニーサービス特徴を含んでいる、項目3に記載の方法。
【0014】
(項目5)
上記テレフォニーサービス特徴は、直接社内通話サービス、コール転送サービス、カスタマイズされた短縮ダイアリングサービス、音声メールサービス、フォローミーサービス、コールフォワーディングサービス、ミュージック保留サービス、自動リングバックサービス、自動コール分散サービス、コール待機サービス、コールピックアップサービス、会議サービス、コールアカウンティングサービス、音声ページングサービス、カスタマイズされたグリーティングサービス、共有メッセージボックスサービス、および自動化されたディレクトリサービスのうちの1つから選択される、項目4に記載の方法。
【0015】
(項目6)
上記メッセージをサービスする(206)と、上記ネットワークノード(122)から確認応答を受信する(310)ことをさらに含んでいる、項目1に記載の方法。
【0016】
(項目7)
上記タイマー機構(205)は、上記確認応答を受信すると終了される、項目6に記載の方法。
【0017】
(項目8)
上記確認応答は、上記第1のネットワークを介して実行された回線交換コールに関連して、帯域外チャネルを介して受信される、項目6に記載の方法。
【0018】
(項目9)
上記確認応答は、上記UEデバイス(102A)と上記ネットワークノード(122)との間のパケット交換データ接続を介して受信される、項目6に記載の方法。
【0019】
(項目10)
上記ラッパーは、行き先アドレスを有している中間のノード(203)を介して配向され、該中間のノードは、ショートメッセージサービスセンター(SMSC)、USSDゲートウェイ、およびUUS機能のうちの1つを含んでいる、項目1に記載の方法。
【0020】
(項目11)
上記行き先アドレスは、上記UEデバイス(102A)内に統合されたメモリ回路、および該UEデバイス(102A)と共に動作可能なリムーバブルモジュールのうちの少なくとも1つに格納されている、項目10に記載の方法。
【0021】
(項目12)
上記リムーバブルモジュールは、汎用加入者識別モジュール(USIM)、リムーバブルユーザ識別モジュール(RUIM)、コンパクトフラッシュ(登録商標)モジュール、およびセキュアデジタル(SD)メモリカードのうちの1つを含んでいる、項目11に記載の方法。
【0022】
(項目13)
上記行き先アドレスは、上記UEデバイス(102A)によって、インターフェース(434)を介して、上記リムーバブルモジュールから読み取られる、項目12に記載の方法。
【0023】
(項目14)
ネットワークノード(122)を制御するように動作可能なユーザ機器(UE)デバイス(102A)であって、該UEデバイス(102A)は、第1の接続および第2の接続のうちの少なくとも1つで、該ネットワークノード(122)と通信し、該第1および該第2の接続は、2つの異なるネットワークを介して実行可能であり、
該ネットワークノード(122)が、該第1の接続を用いて、第1のネットワークを介してアクセス可能ではないことを決定する手段(402、436、448)と、
該ネットワークノード(122)において実行されるべきサービス特徴に関連するメッセージを構成する手段(402、436、448)と、
第2のネットワークに属するラッパーの中に、該メッセージをラップし、該第2のネットワークを介して、該ネットワークノード(122)に、該ラッパーを配向する手段(402、436、448)と
を備えている、UEデバイス(102A)。
【0024】
(項目15)
上記ネットワークノード(122)に上記ラッパーを配向すると、開始するように動作可能な、タイマー機構(205、433)をさらに含んでいる、項目14に記載のUEデバイス(102A)。
【0025】
(項目16)
上記ラッパーは、ショートメッセージサービス(SMS)ベースのメッセージ、非構造化追加サービスデータ(USSD)ベースのメッセージ、およびユーザトゥユーザ信号(UUS)ベースのメッセージのうちの1つを含んでいる、項目14または項目15に記載のUEデバイス(102A)。
【0026】
(項目17)
上記ネットワークノード(122)から確認応答を受信すると停止するタイマー機構(205、433)をさらに含んでいる、項目14に記載のUEデバイス(102A)。
【0027】
(項目18)
上記ラッパーは、行き先アドレスを有している中間のノード(203)を介して配向され、該中間のノードは、ショートメッセージサービスセンター(SMSC)、USSDゲートウェイ、およびUUS機能のうちの1つを含んでいる、項目14に記載のUEデバイス(102A)。
【0028】
(項目19)
上記行き先アドレスは、上記UEデバイス(102A)内に統合されたメモリ回路、および該UEデバイス(102A)と共に動作可能なリムーバブルモジュールのうちの少なくとも1つに格納される、項目18に記載のUEデバイス(102A)。
【0029】
(項目20)
上記リムーバブルモジュールは、汎用加入者識別モジュール(USIM)、リムーバブルユーザ識別モジュール(RUIM)、コンパクトフラッシュ(登録商標)モジュール、およびセキュアデジタル(SD)メモリカードのうちの1つを含んでおり、該リムーバブルモジュールは、インターフェース(434)を介して該UEデバイス(102A)に接続するように動作可能である、項目19に記載のUEデバイス(102A)。
【0030】
(項目21)
ユーザ機器(UE)デバイス(102A)によって遠隔制御されるように動作可能なネットワークノード(122)であって、
該UEデバイス(102A)から活性化されるサービス特徴に関連するメッセージを受信する手段であって、該サービス特徴は、該ネットワークノード(122)上で実行され、該ネットワークノードは、第1の接続および第2の接続のうちの少なくとも1つを介してアクセス可能であり、該第1および該第2の接続は、2つの異なるネットワークを介して実行可能であり、該受信する手段は、該ネットワークノード(122)が該第1の接続によって第1のネットワークを介してアクセス可能ではないときに、第2のネットワークに属するラッパーの中に含まれる該メッセージを受信するように動作する、手段と、
該メッセージをサービスし、該UEデバイス(102A)に送信するための確認応答を生成するための手段(206)と
を備えている、ネットワークノード(122)。
【0031】
(項目22)
上記ラッパーは、ショートメッセージサービス(SMS)ベースのメッセージ、非構造化追加サービスデータ(USSD)ベースのメッセージ、およびユーザトゥユーザ信号(UUS)ベースのメッセージのうちの1つを含んでいる、項目21に記載のネットワークノード(122)。
【0032】
(項目23)
上記確認応答は、上記UEデバイス(102A)と上記ネットワークノード(122)との間のパケット交換データ接続を介して送信されるように動作可能である、項目21に記載のネットワークノード(122)。
【0033】
(摘要)
一実施形態において、ユーザ機器(UE)デバイス(102A)によってネットワークノード(122)の遠隔制御を実行するためのスキームが開示される。サービス特徴に関連するメッセージは、ラッパー(wrapper)に構成およびラップされ、その後これは、要求されたサービス特徴を呼び出すために、帯域外チャネルを介して、ネットワークノード(122)に送信される。例示的な実装において、ラッパーは、ショートメッセージサービス(SMS)ベースのメッセージ、非構造化追加サービスデータ(USSD)ベースのメッセージ、およびユーザトゥユーザ信号(UUS)ベースのメッセージから構成されている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0034】
本特許開示の実施形態のより完全な理解は、添付の図面を参酌したときに、以下の詳細な説明を参照することにより、なされ得る。
【0035】
(図面の詳細な説明)
ここで、本特許開示のシステムおよび方法が、実施形態が最良に構成および使用され得る方法の様々な例に関連して記載される。記載およびいくつかの図面を通して、同じ参照番号は、同じパーツまたは対応するパーツを示すように用いられており、様々な要素は、必ずしも一定の比率で描かれてはいない。ここで図面を参照すると、より具体的には図1を参照すると、例示的なネットワーク環境100が示されており、本特許開示の実施形態は、エンタープライズサーバの遠隔制御を実行するために、このネットワーク環境上で実行され得る。示されているように、ネットワーク環境100は、コアのセルラインフラストラクチャネットワーク108を含んでおり、これは例えば、複数のモバイルユーザ機器(UE)に関する、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーション(GSM)のような既知の公知の技術を用いることにより、回線交換テレコミュニケーションを実行する。例えば、参照番号102Aおよび102Bは、UEデバイス(すなわち、エンドポイント)を示しており、これは、公知の要素、例えば、1つ以上のモバイル交換センター(MSC)115、116;1つ以上のゲートウェイMSC(GMSC)112;1つ以上のホームロケーションレジスタ(HLR)またはホーム加入者システム(HSS)114;1つ以上のビジターロケーションレジスタ(VLR)118;および1つ以上の無線アクセスネットワーク(RAN)インフラストラクチャ要素120を介して、ネットワーク108上の回線交換されたコールに従事し得る。以下からわかるように、本特許開示の特定の実施形態は、例えばMSC/VLR、HLR/HSSのような、公知の要素を用いて示され得、これらは、特定の機能を有するネットワークノードとして一般化され得、例えば、MSC/VLRエンティティは、コール制御、サービス制御、およびメディア交換を実行し得る。したがって、本明細書に開示されている特定の実装に関わらず、例示的な機能はまた、別のより複雑なプラットフォームによって、実行され得るということが理解されるべきである。
【0036】
さらなる一般化のために、UEデバイスは、セルラ電話またはモバイル局、適切な無線モデムが設けられた任意のパーソナルコンピュータ(例えば、デスクトップ、ラップトップ、パームトップ、またはハンドヘルドコンピューティングデバイス)、またはデュアルモードのモバイルUEデバイス(例えば、メッセージの送受信が可能なセルラ電話またはデータが使用可能なハンドヘルドデバイス、ウェブブラウジングのような(しかし、これには限定されない)アプリケーションを含んでいるIPデータグラム)であり得る。したがって、必須要件ではないが、本特許出願の目的のためのUEデバイスは、回線交換(CS)およびパケット交換(PS)通信の両方で動作することが可能であり得、CSドメインとPSドメインとの両方の間の技術間のハンドオフを実行することすら、可能であり得る。
【0037】
1つ以上のエンタープライズサーバ122は、多数のサービスおよび/またはサービス特徴をホストするために、ネットワーク108と動作が関連したものであり得、これは、UEデバイス(例えば、UEデバイス102A)から遠隔的に制御され得るが、このデバイスは、エンドポイントとCS接続されている。以下でさらに詳細に記載されるように、現在進行中のCS接続に関する帯域外制御チャネルにおいて送信されている、UEデバイスからの適切なメッセージを受信するために、(単数または複数の)エンタープライズノード122には、適切なインターフェースが提供され得る。さらに、(単数または複数の)エンタープライズサーバ122は、いくつかの理由で非デジタルアドレス可能にされているネットワークノードに一般化され得る。例示的な実装において、図1の実施形態は、所定の配置を示しており、この配置において、UEデバイス102Aは、任意の方法(例えば、格納転送機構)で、ショートテキストメッセージのデリバリを実行するように実装された、SMSメッセージングを用いることにより、サーバ122におけるサービス/特徴を制御するように動作可能である。さらなる実施形態において、(単数または複数の)エンタープライズサーバ122は、セッション指向の機構の制御チャネル上で実行される非構造化追加サービスデータ(USSD)メッセージングによって、制御され得る。さらなる実施形態においては、ユーザトゥユーザ信号(UUS)もまた用いられ得、中間のノードはこれによって、USSメッセージフローをキャプチャし、それをエンタープライズサーバに配向する。そのようなノードは、例えば、改良型構内変換器(PBX;Private Branch Exchange)(これは、ホストされるPBXであるか、またはホストされないPBXであり得る)のように、エンタープライズサーバが配置されるネットワーク内に存在し得る。
【0038】
図1に示されている例示的なSMSの実装に関連して、ショートメッセージを構成および送受信するために、ショートメッセージエンティティ(SME;Short Message Entity)104が、UEデバイス102Aに提供される。UEデバイス102A上で実行するサービスアプリケーションロジッククライアント105は、ユーザ入力に応答して、サービス特徴に関連するメッセージを生成するように動作可能であり、このメッセージは、SMSメッセージにラップされ、このSMSメッセージは、エンタープライズサーバ122に配向される。ショートメッセージサービスセンター(SMSC)110は、1つ以上の中間のノードに対するインターフェースとして動作可能な外部SME111に、SMSラッパーを(例えば、格納転送機構を介して)提供するように動作可能であり、そしてこれは、必要に応じて、その他のゲートウェイを介することにより、エンタープライズサーバ112と通信し得る。通常のSMSメールボックス(例えば、SMSエンドユーザコンタクトに関連するテキストメッセージを送受信することに使用するためのメールボックス)が満杯でエンタープライズサーバからのメッセージがデリバされないことがあり得るので、遠隔制御の実行に関連して、UEデバイス102Aには、専用のSMSメールボックス(図1には明示的に示されてはいない)が提供され得ることが、当業者によって理解されるべきである。
【0039】
さらに、図1には明示的に示されてはいないが、UEデバイス102Aと(単数または複数の)ノード122との間に配置されるPSネットワークを介して実行されるように動作可能な、別個のデータネットワーク接続が存在し得る。したがって、ネットワーク環境100は、UEデバイス102Aと(単数または複数の)ノード122との間の2つの異なるネットワーク接続性を有しているように視覚化され得、ネットワーク接続性のうちの1つのタイプは、本明細書に記載されているラッパー機構を用いることにより、ネットワーク部分108上で実行されることが、理解されるべきである。
【0040】
本特許開示の目的のために、エンタープライズサーバ112上で制御されるサービスは、事実上無制限である。例示のために、進行中のCSコールに関連する多数のテレフォニーコール、例えば、直接社内通話サービス、コール転送サービス、カスタマイズされた省略ダイアリングサービス、音声メールサービス、フォローミーサービス、コールフォワーディングサービス、ミュージック保留サービス、自動リングバック、自動コール分散サービス、コール待機サービス、コールピックアップサービス、会議サービス、コールアカウンティングサービス、音声ページングサービス、カスタマイズされたグリーティングサービス、共有メッセージボックスサービス、および自動化されたディレクトリサービスが、提供され得る。
【0041】
当業者は、上述の教示は、図1に示されているような、中間のメッセージングベースのネットワークノードが利用され得る、メッセージングベースの遠隔コール制御のコンテクスト内で一般化され得ることを理解し得る。そのような配置においては、中間のネットワークノードアレイは、SMSCまたはUSSD/UUSゲートウェイのいずれかを含み得る。したがって、中間のノードの行き先アドレスは、1つの例示的な実施形態におけるE.164ナンバーの形式を取り得る。さらに、行き先アドレスは、UEデバイスの集積メモリ回路内に格納され得るか、または汎用加入者識別モジュール(USIM;Universal Subscriber Identity Module)、リムーバブルユーザ識別モジュール(RUIM;Removable User Identity Module)、コンパクトフラッシュ(登録商標)、セキュアデジタル(SD;Secure Digital)メモリカード等の、リムーバブルモジュールに格納され得る。1つの実装において、リムーバブルモジュールに格納される行き先アドレスのフォーマットは、以下の形式を取り得、これは、適用可能な3GPP仕様で提供される実施形態を示している。
【0042】
【表1】
さらに、サービングメッセージングネットワークノードの行き先アドレスは、無線経由(OTA;Over−The−Air)デバイス管理(DM)技術に加えて、またはこの技術と関連して、SMS、USSDを用いて、またはIPアドレッシング等を介して、特定のエンドポイントデバイスに提供され得る。アドレスがデバイス上に提供されるべきとき、SMSにおける適切なコードポイントが、例えば、TP−プロトコル識別子(TP−PID;TP−Protocol Identifier)を設定することにより、無線UEデバイスのデータのダウンロードを示す値に設定されることが必要とされ得る。
【0043】
USSDメッセージングが、遠隔制御の実行のために実装される場合、特定の「*#」シーケンスが、正しいUSSDサーバにデータラッパーを配向するために用いられることが必要とされ得る。さらに、このシーケンスは、オペレータ特有のものであり得、さらにはUEデバイスに提供され得る。例えば、シーケンスは、デバイス製造業者において、特定のオペレータ、オペレータのグループ、または全てのオペレータに対して、提供され得る。したがって、「*#」シーケンスは、キャリアに依存し得るということが理解されるべきであり、UEデバイスは、全てのキャリアに対して、全ての「*#」シーケンスを用いて構成され得るということ、またはそれが、ホームサービスを提供する特定のキャリアに対して構成され得るということが、理解されるべきである。UEデバイスは、適切な手段によって、(単数または複数の)キャリア識別子を含み得る。例えば、以下の表は、例示的な実施形態を示している。
【0044】
【表2】
ここで、オペレータIDは、ネットワーク技術に基づいてオペレータを一意的に識別する識別子である。例えば、3GPP/GSMネットワークは、モバイルカントリーコード(MCC;Mobile Country Code)およびモバイルネットワークコード(MNC;Mobile Network Code)の組み合わせを用いることによって識別され得;SIPネットワークは、ネットワークアクセス識別子(NAI;Network Access identifier)を用い;CDMAネットワークは、システム識別(SID;System Identification)パラメータを用い;WLANネットワークは、サービスセットID(SSID;Service Set ID)を用いる。
【0045】
あるいは、または加えて、この提供は、ユーザが、信用証明(プライベートなユーザ識別)の新しいセットを入力するときに、実行され得る。この信用証明は、例えば、USIM上の国際モバイル加入者識別(IMSI;International Mobile Subscruber Identity)、またはモバイル識別番号(MIN;Mobile identification Number)または個人識別番号(PIN;Personal Identification number)、またはパブリックユーザ識別(例えば、E.164ナンバー)、またはその他のなんらかのSIPベースのIDまたはそれらの組み合わせ等である。そして、信用証明の提供は、「*#」シーケンスを含んでいるオペレータ特有の提供情報を使用することを要求するために、UEデバイスをトリガする。当業者によって理解されるように、SMSCノードの行き先アドレスに関連して、同様な機構もまた用いられ得る。
【0046】
加えて、SMSCアドレッシング情報が用いられる場合、そのような情報は、ユーザ、および/またはオペレータ、および/またはエンタープライズによって変更可能である。ユーザ、オペレータ、またはエンタープライズが、変更を実行し得るかどうかを示すために、様々な構成フィールドが提供され得る。同様に、USSDシーケンスの情報もまた、適切な構成フィールドの設定を用いて、変更可能な特徴を示すことにより、オペレータおよび/またはエンタープライズによって、変更され得る。したがって、本開示の目的のために、用語「アドレス情報(address information)」は、中間のノード(例えば、SMSCノード)の行き先アドレス情報、およびUSSDシーケンス情報の両方を含んでおり、これらは、上述のように、格納されているか、そうでなければ提供され得る。
【0047】
図2は、本特許開示の1つ以上の実施形態にしたがう、ネットワークノード(例えば、エンタープライズサーバ)の遠隔制御を実行するための流れ図200を示している。UEデバイス102Aは、ユーザが、エンタープライズ/ネットワークサービス特徴が活性化されることを要求するときに、CSコールに従事している。要求メッセージ202は、エンタープライズサーバ122によって理解されるフォーマットで、UEデバイス102A上で実行しているアプリケーションによって生成され得、これは、ラッパー、例えば、メッセージベースのラッパー、USSDベースのラッパー、またはUUSベースのラッパーに配置される。一実施形態において、要求メッセージの生成に関連して、アプリケーション層タイマー機構(例えば、タイマー205)が開始され得、これは、返答を受信すると停止され得る。タイマーが満了した場合、UEデバイスは、メッセージを再送信することを試み得る。以下は、UEデバイスによって構成され得、エンタープライズノードによって用いられ得る、情報要素の例示的な(しかしこれらには限定されない)リストである:
a)プライベートユーザ識別(IMSI、MIN,PIN)
b)パブリックユーザ識別(パーティ−UEのE.164ナンバー、エンタープライズラインのE.164ナンバー、拡張ID)
i.ネットワークノード(エンタープライズサーバ)は、誰がサービスを要求しているのかを知る必要がある。それは、この場合においてエンタープライズが所有しているパブリックユーザIDを理解するだけのものであり得る。あるものは、それがインスタンスIDとの組み合わせで特定のユーザから来ることのみが保証される必要があるので、UEデバイスのE.164をも含み得る。通信は両側のみが理解し、一意的にユーザを識別するキーを用いて暗号化されるので、これは要求されないことがあり得るということに留意されたい。
【0048】
c)インスタンス識別子(IMEI、ESN、MACアドレス、PIN)
i.ここで、あるものは、このIDを含み得る。なぜならば、我々は、例えば、UEデバイスがサポートしないサービスを活性化することを望まないからである。そのようなIDは、サービスが呼び出され得るか、活性化され得るか、不活性化され得るか、または無視され得るかを決定するために、データベースにおいてクエリされ得る。
【0049】
d)加入者の位置(CGIまたはその一部分、GPS,ウェイポイント(waypoint)等)
i.サービスの制御は、加入者が費用を出している場所のみに制限され得る。
【0050】
e)あるものが通信したいと望んでいるサービスのコード
f)サービスのためのデータ
単一メッセージ(例えば、SMSメッセージ)の長さの制限が存在するが、大きな要求メッセージを小さなラッパーに細分化することが可能である。ラッパーまたはラッパーセグメントは、1つ以上の中間のノード203に転送され、これは、ラッパーメッセージを処理し、処理されたメッセージ204をエンタープライズサーバ122に転送する。一実施形態において、中間のノード203は、キャリアネットワークによって提供されるSMSCを含み得る。あるいはSMSCノードは、第3者サービスによってホストされ得る。別の実施形態において、中間のノード203は、USSDゲートウェイを含み得る。当業者は、GSMにおけるCSコールの間に、双方向アプリケーションに対して、より短い折り返し応答時間を提供するUEデバイスから、セッション指向の機構で、USSDメッセージを送信することが可能であることを理解し得る。さらに、USSDメッセージは、UEデバイスのホーム提供サーバ(例えば、HLRまたはHSS)にルーティングされ得、その後、適切なゲートウェイノードを介して、エンタープライズサーバ122にルーティングされ得る。なおもさらなる実施形態において、中間のノードはまた、エンタープライズ(UUSベースのコール制御信号伝達を受信し、それを送信する)に基づく機能であり得る。この機能の主な目的は、その後それが抽出し、エンタープライズサーバに転送し得る、UUSメッセージを探すことである。それはまた、もとの発信UEに任意の応答を射出し得る。
【0051】
したがって、完全な実装であるかどうかに関わらず、図2のメッセージフローの実施形態200に関連して、SMS/USS/USSDパスを実行する際に呼び出され得る、その他のネットワーク要素が存在し得、これは、簡略化のために省略されているということが、理解されるべきである。また、より少ないネットワーク要素が呼び出され得る実装が存在し得る(例えば、USSDゲートウェイは、ホーム提供サーバを介して通信する必要はない)。
【0052】
中間のノード203からエンタープライズサーバ122までのメッセージルーティングは、電話番号(例えば、E.164ナンバー)、IPアドレス等によって活性化され得る。ラップされたサービス特徴メッセージを受信すると、エンタープライズサーバ122に関連するサービスロジックは、メッセージに作用するように実行され(ブロック206に図示されている)、これは、要求されたサービス特徴を実行する。その後、確認または受領確認が、応答パス208、210を介して、もとのUEデバイス102Aに送信され得る。さらに、既に示唆されたように、UEデバイスにおいてタイマーが開始された場合に、それは、確認メッセージを受信すると、送信され得る。当業者は、タイマーは、製造業者においてハードコードされ得るか、あるいは本明細書に開示されている機構を用いることにより、エンタープライズまたはオペレータによって提供され得るということを理解し得る。さらに、本明細書に記載されているメッセージングフローの1つ以上のセグメントは、安全を目的として暗号化され得る。
【0053】
図3は、一実施形態にしたがう本特許開示の流れ図300を示しており、UEデバイスおよび/または関連するアプリケーションサーバにおいて、それらの遠隔制御を実行するために、様々なプロセスが実行される。ブロック302において、UEデバイス(例えば、図1に示されているUEデバイス102A)は、エンドポイント(例えば、図1におけるUEデバイス102B)とCS接続する。ユーザによって、UEデバイスがCS接続に従事している間に、エンタープライズサービス特徴が、エンタープライズサーバにおいて活性化されるべきであることが決定されると(すなわち、サーバはパケット交換接続を介してアクセス可能でない)(ブロック304)、UEデバイス上で実行しているアプリケーションソフトウェアは、ユーザ入力に応答して、要求されたエンタープライズサービスに関連するコマンドメッセージを構成し、別のタイプのネットワークに属するラッパー(例えば、上述のようなSMSまたはUSSDラッパー)にメッセージをラップする(ブロック306)。1つの実装において、メッセージの内容は、より高いレベルの安全性を提供するために、暗号化され得る。中間のネットワークインフラストラクチャ(例えば、SMSCノードまたは(単数または複数の)USSDゲートウェイ)は、それを受信するとラップされたメッセージを処理し、エンタープライズサーバにそれを転送する(ブロック308)。上述のように、エンタープライズサーバは、要求されたサービス特徴を実行し、もとのUEデバイスへの送信に応答して、受領確認または確認を生成する(ブロック310)。応答は、CSコールに関連して、帯域外制御チャネルを介して、または(例えば、CSコールが終了したので)直接的なデータ接続が利用可能な場合には、UEデバイスとエンタープライズサーバとの間のパケット交換データ接続を介して、送信され得る。したがって、当業者は、UEデバイスからエンタープライズサーバに要求メッセージを送信するために用いられるプロトコルは、応答を返信するために用いられるプロトコルと必ずしも同じである必要はないということを理解し得る。
【0054】
上述に基づくと、例示的な実施形態は、UEデバイスと共に動作するネットワークノードを制御するためのスキームを提供しており、UEデバイスは、第1の接続および第2の接続で、ネットワークノードと通信し得るということを、理解することができる。既に示唆されたように、第1および第2の接続は、2つの異なるネットワークまたは技術(例えば、CS接続および非CS接続)上で実行可能である。例示的な実施形態は、以下の1つ以上を含み得る:ネットワークノードは、第1の接続を用いて、第1のネットワークを介してアクセス可能ではないということを決定すること;ネットワークノードにおいて実行されるべきサービス特徴に関連するメッセージを構成すること;メッセージを第2のネットワークに属するラッパーにラップし、このラッパーを第2のネットワークを介してネットワークノードに配向すること。したがって、上述の動作を実行するために、適切なロジックブロックまたはモジュールが、UEデバイスに提供される。
【0055】
図4は、本特許開示の目的のための、UEデバイス(例えば、UE 102A)として動作可能な通信デバイスの実施形態のブロック図を示している。UE 102Aの実施形態は、図4に示されているものに類似した配置を含み得るが、示されている多数の様々なモジュールに関連して、ハードウェア、ソフトウェア、またはファームウェアにおいて、多数の様々な変更が存在し得るということが、この図を参照したときに、当業者によって理解されるべきである。さらに、本特許開示の目的のためのUEデバイスは、リムーバブル格納モジュールなしのモバイル機器(ME)デバイス、および/またはそのような格納モジュールに接続されたモバイルデバイスを含み得る。したがって、図4の配置は、本特許開示の実施形態を制限するものではなく、本特許開示の実施形態の例示として解釈されるべきである。UE 102Aの実施形態の全体の制御を提供するマイクロプロセッサ402は、好適にはマルチモードの通信(例えば、CSドメインおよびPSドメイン)が可能な通信サブシステム404に、動作可能なように接続されている。通信サブシステム404は、一般に、1つ以上の受信機408および1つ以上の送信機414、ならびに1つ以上の局所発振器(LO)モジュール410のような関連のあるコンポーネント、ならびにデジタル信号プロセッサ(DSP)412のような処理モジュールを含んでいる。通信分野の当業者によって理解されるように、通信モジュール404の特定の設計は、モバイルデバイスが動作することが意図されている通信ネットワーク(例えば、CDMAネットワーク、GSMネットワーク、WLAN等)に依存し得る。しかしながら、特定の設計とは関係なく、適切なアクセスインフラストラクチャ405(例えば、セルラ基地局タワー、WLANホットスポット等)を介してアンテナ406によって受信される信号は、受信機408に提供され、これは、信号増幅、周波数ダウン変換、フィルタリング、チャネル選択、アナログデジタル(A/D)変換等の共通の受信機機能を実行し得る。同様に、送信されるべき信号は、例えばDSP412によって、変調およびエンコーディングを含む処理をなされ、デジタルアナログ(D/A)変換、周波数アップ変換、フィルタリング、増幅およびアンテナ416を介する無線インターフェース上の送信のために、送信器414に提供される。
【0056】
マイクロプロセッサ402はまた、さらなるデバイスサブシステム、例えば、補助入力/出力(I/O)418、シリアルポート420、ディスプレイ422、キーボード/キーパッド424、スピーカ426、マイクロフォン428、ランダムアクセスメモリ(RAM)430、短距離通信サブシステム432、および一般に参照番号433としてラベルが付けられた、およびその他任意のデバイスサブシステム(例えば、タイマー機構)とインターフェースし得る。アクセスを制御するために、マイクロプロセッサ402と通信するUSIM/RUIMインターフェース434もまた、提供され得る。1つの実装において、USIM/RUIMインターフェース434は、多数のキー構成444、およびその他の情報446(例えば、識別および加入者関連のデータ、およびSMSC/中間ノードの行き先アドレス情報、および上述のUSSDシーケンス情報)を有している、USIM/RUIMカードと共に動作可能である。
【0057】
オペレーティングシステムソフトウェアおよび適用可能なサービスロジックソフトウェアは、例えばフラッシュメモリ435のような、永続性の格納モジュール(すなわち、不揮発メモリ)に実体化され得る。1つの実装において、フラッシュメモリ435は、様々なエリア、例えば、コンピュータプログラム436のための格納エリア(例えば、サービス処理ロジック)、およびデータ格納領域(例えば、デバイス状態437)、アドレスブロック439、その他の個人情報管理(PIM;personal information manager)データ441、および一般に443としてラベルが付けられているその他のデータ格納エリアに分離され得る。転送スタック445は、1つ以上の適切な無線パケット転送プロトコルを実行するために、提供され得る。加えて、適切なエンタープライズサービス要求ロジックおよびSMS/UUS/USSDメッセージングロジック448(永続性のアドレス情報を格納するために、メモリ格納装置を含む)が、上述のようなエンタープライズサーバでサービスおよび/または特徴の遠隔制御を実行するために提供される。
【0058】
本特許出願の実施形態の動作および構成は、上述された詳細な説明から理解されるであろう。示され、記載されてきた例示的な実施形態は、好適に特徴付けられるが、以下の請求の範囲に記載されている本開示の範囲から逸れることなしに、様々な変化および変更が本明細書になされ得ることが、容易に理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】図1は、回線交換ネットワークインフラストラクチャを含む、例示的なネットワーク環境を示しており、本特許開示の実施形態は、このネットワーク環境で実施され得る。
【図2】図2は、本特許開示の1つ以上の実施形態にしたがう、エンタープライズサーバの遠隔制御を実行するための、例示的なメッセージの流れ図を示している。
【図3】図3は、1つの実施形態にしたがう、本特許開示の流れ図を示している。
【図4】図4は、本特許開示の目的のために動作する通信デバイスの実施形態のブロック図を示している。
【符号の説明】
【0060】
100 ネットワーク環境
122 エンタープライズサーバ
102A UEデバイス
205 タイマー
203 中間のノード
402 マイクロプロセッサ
436 コンピュータプログラム
448 エンタープライズサービス要求ロジック
433 その他任意のデバイスサブシステム
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)デバイス(102A)と共に動作するネットワークノード(122)を制御する方法であって、該UEデバイス(102A)は、第1の接続および第2の接続のうちの少なくとも1つで、該ネットワークノード(122)と通信し、該第1および該第2の接続は、2つの異なるネットワークを介して実行可能であり、
該ネットワークノード(122)が、該第1の接続を用いて、第1のネットワークを介してアクセス可能ではないことを決定する(302、304)ことと、
該ネットワークノード(122)において実行されるべきサービス特徴に関連するメッセージを構成する(306)ことと、
第2のネットワークに属するラッパーの中に、該メッセージをラップし(306)、該第2のネットワークを介して、該ネットワークノード(122)に、該ラッパーを配向する(308)ことと
を包含する、方法。
【請求項2】
前記ネットワークノード(122)に前記ラッパーを配向する(308)と、タイマー機構(205)が開始される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ラッパーは、ショートメッセージサービス(SMS)ベースのメッセージ、非構造化追加サービスデータ(USSD)ベースのメッセージ、およびユーザトゥユーザ信号(UUS)ベースのメッセージのうちの1つを含んでいる、請求項1または請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記サービス特徴は、テレフォニーサービス特徴を含んでいる、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記テレフォニーサービス特徴は、直接社内通話サービス、コール転送サービス、カスタマイズされた短縮ダイアリングサービス、音声メールサービス、フォローミーサービス、コールフォワーディングサービス、ミュージック保留サービス、自動リングバックサービス、自動コール分散サービス、コール待機サービス、コールピックアップサービス、会議サービス、コールアカウンティングサービス、音声ページングサービス、カスタマイズされたグリーティングサービス、共有メッセージボックスサービス、および自動化されたディレクトリサービスのうちの1つから選択される、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記メッセージをサービスする(206)と、前記ネットワークノード(122)から確認応答を受信する(310)ことをさらに含んでいる、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記タイマー機構(205)は、前記確認応答を受信すると終了される、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記確認応答は、前記第1のネットワークを介して実行された回線交換コールに関連して、帯域外チャネルを介して受信される、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記確認応答は、前記UEデバイス(102A)と前記ネットワークノード(122)との間のパケット交換データ接続を介して受信される、請求項6に記載の方法。
【請求項10】
前記ラッパーは、行き先アドレスを有している中間のノード(203)を介して配向され、該中間のノードは、ショートメッセージサービスセンター(SMSC)、USSDゲートウェイ、およびUUS機能のうちの1つを含んでいる、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記行き先アドレスは、前記UEデバイス(102A)内に統合されたメモリ回路、および該UEデバイス(102A)と共に動作可能なリムーバブルモジュールのうちの少なくとも1つに格納されている、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記リムーバブルモジュールは、汎用加入者識別モジュール(USIM)、リムーバブルユーザ識別モジュール(RUIM)、コンパクトフラッシュ(登録商標)モジュール、およびセキュアデジタル(SD)メモリカードのうちの1つを含んでいる、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記行き先アドレスは、前記UEデバイス(102A)によって、インターフェース(434)を介して、前記リムーバブルモジュールから読み取られる、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
ネットワークノード(122)を制御するように動作可能なユーザ機器(UE)デバイス(102A)であって、該UEデバイス(102A)は、第1の接続および第2の接続のうちの少なくとも1つで、該ネットワークノード(122)と通信し、該第1および該第2の接続は、2つの異なるネットワークを介して実行可能であり、
該ネットワークノード(122)が、該第1の接続を用いて、第1のネットワークを介してアクセス可能ではないことを決定する手段(402、436、448)と、
該ネットワークノード(122)において実行されるべきサービス特徴に関連するメッセージを構成する手段(402、436、448)と、
第2のネットワークに属するラッパーの中に、該メッセージをラップし、該第2のネットワークを介して、該ネットワークノード(122)に、該ラッパーを配向する手段(402、436、448)と
を備えている、UEデバイス(102A)。
【請求項15】
前記ネットワークノード(122)に前記ラッパーを配向すると、開始するように動作可能な、タイマー機構(205、433)をさらに含んでいる、請求項14に記載のUEデバイス(102A)。
【請求項16】
前記ラッパーは、ショートメッセージサービス(SMS)ベースのメッセージ、非構造化追加サービスデータ(USSD)ベースのメッセージ、およびユーザトゥユーザ信号(UUS)ベースのメッセージのうちの1つを含んでいる、請求項14または請求項15に記載のUEデバイス(102A)。
【請求項17】
前記ネットワークノード(122)から確認応答を受信すると停止するタイマー機構(205、433)をさらに含んでいる、請求項14に記載のUEデバイス(102A)。
【請求項18】
前記ラッパーは、行き先アドレスを有している中間のノード(203)を介して配向され、該中間のノードは、ショートメッセージサービスセンター(SMSC)、USSDゲートウェイ、およびUUS機能のうちの1つを含んでいる、請求項14に記載のUEデバイス(102A)。
【請求項19】
前記行き先アドレスは、前記UEデバイス(102A)内に統合されたメモリ回路、および該UEデバイス(102A)と共に動作可能なリムーバブルモジュールのうちの少なくとも1つに格納される、請求項18に記載のUEデバイス(102A)。
【請求項20】
前記リムーバブルモジュールは、汎用加入者識別モジュール(USIM)、リムーバブルユーザ識別モジュール(RUIM)、コンパクトフラッシュ(登録商標)モジュール、およびセキュアデジタル(SD)メモリカードのうちの1つを含んでおり、該リムーバブルモジュールは、インターフェース(434)を介して該UEデバイス(102A)に接続するように動作可能である、請求項19に記載のUEデバイス(102A)。
【請求項21】
ユーザ機器(UE)デバイス(102A)によって遠隔制御されるように動作可能なネットワークノード(122)であって、
該UEデバイス(102A)から活性化されるサービス特徴に関連するメッセージを受信する手段であって、該サービス特徴は、該ネットワークノード(122)上で実行され、該ネットワークノードは、第1の接続および第2の接続のうちの少なくとも1つを介してアクセス可能であり、該第1および該第2の接続は、2つの異なるネットワークを介して実行可能であり、該受信する手段は、該ネットワークノード(122)が該第1の接続によって第1のネットワークを介してアクセス可能ではないときに、第2のネットワークに属するラッパーの中に含まれる該メッセージを受信するように動作する、手段と、
該メッセージをサービスし、該UEデバイス(102A)に送信するための確認応答を生成するための手段(206)と
を備えている、ネットワークノード(122)。
【請求項22】
前記ラッパーは、ショートメッセージサービス(SMS)ベースのメッセージ、非構造化追加サービスデータ(USSD)ベースのメッセージ、およびユーザトゥユーザ信号(UUS)ベースのメッセージのうちの1つを含んでいる、請求項21に記載のネットワークノード(122)。
【請求項23】
前記確認応答は、前記UEデバイス(102A)と前記ネットワークノード(122)との間のパケット交換データ接続を介して送信されるように動作可能である、請求項21に記載のネットワークノード(122)。
【請求項1】
ユーザ機器(UE)デバイス(102A)と共に動作するネットワークノード(122)を制御する方法であって、該UEデバイス(102A)は、第1の接続および第2の接続のうちの少なくとも1つで、該ネットワークノード(122)と通信し、該第1および該第2の接続は、2つの異なるネットワークを介して実行可能であり、
該ネットワークノード(122)が、該第1の接続を用いて、第1のネットワークを介してアクセス可能ではないことを決定する(302、304)ことと、
該ネットワークノード(122)において実行されるべきサービス特徴に関連するメッセージを構成する(306)ことと、
第2のネットワークに属するラッパーの中に、該メッセージをラップし(306)、該第2のネットワークを介して、該ネットワークノード(122)に、該ラッパーを配向する(308)ことと
を包含する、方法。
【請求項2】
前記ネットワークノード(122)に前記ラッパーを配向する(308)と、タイマー機構(205)が開始される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ラッパーは、ショートメッセージサービス(SMS)ベースのメッセージ、非構造化追加サービスデータ(USSD)ベースのメッセージ、およびユーザトゥユーザ信号(UUS)ベースのメッセージのうちの1つを含んでいる、請求項1または請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記サービス特徴は、テレフォニーサービス特徴を含んでいる、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記テレフォニーサービス特徴は、直接社内通話サービス、コール転送サービス、カスタマイズされた短縮ダイアリングサービス、音声メールサービス、フォローミーサービス、コールフォワーディングサービス、ミュージック保留サービス、自動リングバックサービス、自動コール分散サービス、コール待機サービス、コールピックアップサービス、会議サービス、コールアカウンティングサービス、音声ページングサービス、カスタマイズされたグリーティングサービス、共有メッセージボックスサービス、および自動化されたディレクトリサービスのうちの1つから選択される、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記メッセージをサービスする(206)と、前記ネットワークノード(122)から確認応答を受信する(310)ことをさらに含んでいる、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記タイマー機構(205)は、前記確認応答を受信すると終了される、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記確認応答は、前記第1のネットワークを介して実行された回線交換コールに関連して、帯域外チャネルを介して受信される、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記確認応答は、前記UEデバイス(102A)と前記ネットワークノード(122)との間のパケット交換データ接続を介して受信される、請求項6に記載の方法。
【請求項10】
前記ラッパーは、行き先アドレスを有している中間のノード(203)を介して配向され、該中間のノードは、ショートメッセージサービスセンター(SMSC)、USSDゲートウェイ、およびUUS機能のうちの1つを含んでいる、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記行き先アドレスは、前記UEデバイス(102A)内に統合されたメモリ回路、および該UEデバイス(102A)と共に動作可能なリムーバブルモジュールのうちの少なくとも1つに格納されている、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記リムーバブルモジュールは、汎用加入者識別モジュール(USIM)、リムーバブルユーザ識別モジュール(RUIM)、コンパクトフラッシュ(登録商標)モジュール、およびセキュアデジタル(SD)メモリカードのうちの1つを含んでいる、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記行き先アドレスは、前記UEデバイス(102A)によって、インターフェース(434)を介して、前記リムーバブルモジュールから読み取られる、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
ネットワークノード(122)を制御するように動作可能なユーザ機器(UE)デバイス(102A)であって、該UEデバイス(102A)は、第1の接続および第2の接続のうちの少なくとも1つで、該ネットワークノード(122)と通信し、該第1および該第2の接続は、2つの異なるネットワークを介して実行可能であり、
該ネットワークノード(122)が、該第1の接続を用いて、第1のネットワークを介してアクセス可能ではないことを決定する手段(402、436、448)と、
該ネットワークノード(122)において実行されるべきサービス特徴に関連するメッセージを構成する手段(402、436、448)と、
第2のネットワークに属するラッパーの中に、該メッセージをラップし、該第2のネットワークを介して、該ネットワークノード(122)に、該ラッパーを配向する手段(402、436、448)と
を備えている、UEデバイス(102A)。
【請求項15】
前記ネットワークノード(122)に前記ラッパーを配向すると、開始するように動作可能な、タイマー機構(205、433)をさらに含んでいる、請求項14に記載のUEデバイス(102A)。
【請求項16】
前記ラッパーは、ショートメッセージサービス(SMS)ベースのメッセージ、非構造化追加サービスデータ(USSD)ベースのメッセージ、およびユーザトゥユーザ信号(UUS)ベースのメッセージのうちの1つを含んでいる、請求項14または請求項15に記載のUEデバイス(102A)。
【請求項17】
前記ネットワークノード(122)から確認応答を受信すると停止するタイマー機構(205、433)をさらに含んでいる、請求項14に記載のUEデバイス(102A)。
【請求項18】
前記ラッパーは、行き先アドレスを有している中間のノード(203)を介して配向され、該中間のノードは、ショートメッセージサービスセンター(SMSC)、USSDゲートウェイ、およびUUS機能のうちの1つを含んでいる、請求項14に記載のUEデバイス(102A)。
【請求項19】
前記行き先アドレスは、前記UEデバイス(102A)内に統合されたメモリ回路、および該UEデバイス(102A)と共に動作可能なリムーバブルモジュールのうちの少なくとも1つに格納される、請求項18に記載のUEデバイス(102A)。
【請求項20】
前記リムーバブルモジュールは、汎用加入者識別モジュール(USIM)、リムーバブルユーザ識別モジュール(RUIM)、コンパクトフラッシュ(登録商標)モジュール、およびセキュアデジタル(SD)メモリカードのうちの1つを含んでおり、該リムーバブルモジュールは、インターフェース(434)を介して該UEデバイス(102A)に接続するように動作可能である、請求項19に記載のUEデバイス(102A)。
【請求項21】
ユーザ機器(UE)デバイス(102A)によって遠隔制御されるように動作可能なネットワークノード(122)であって、
該UEデバイス(102A)から活性化されるサービス特徴に関連するメッセージを受信する手段であって、該サービス特徴は、該ネットワークノード(122)上で実行され、該ネットワークノードは、第1の接続および第2の接続のうちの少なくとも1つを介してアクセス可能であり、該第1および該第2の接続は、2つの異なるネットワークを介して実行可能であり、該受信する手段は、該ネットワークノード(122)が該第1の接続によって第1のネットワークを介してアクセス可能ではないときに、第2のネットワークに属するラッパーの中に含まれる該メッセージを受信するように動作する、手段と、
該メッセージをサービスし、該UEデバイス(102A)に送信するための確認応答を生成するための手段(206)と
を備えている、ネットワークノード(122)。
【請求項22】
前記ラッパーは、ショートメッセージサービス(SMS)ベースのメッセージ、非構造化追加サービスデータ(USSD)ベースのメッセージ、およびユーザトゥユーザ信号(UUS)ベースのメッセージのうちの1つを含んでいる、請求項21に記載のネットワークノード(122)。
【請求項23】
前記確認応答は、前記UEデバイス(102A)と前記ネットワークノード(122)との間のパケット交換データ接続を介して送信されるように動作可能である、請求項21に記載のネットワークノード(122)。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図2】
【図3】
【図4】
【公開番号】特開2008−178103(P2008−178103A)
【公開日】平成20年7月31日(2008.7.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−7411(P2008−7411)
【出願日】平成20年1月16日(2008.1.16)
【出願人】(500043574)リサーチ イン モーション リミテッド (531)
【氏名又は名称原語表記】Research In Motion Limited
【住所又は居所原語表記】295 Phillip Street, Waterloo, Ontario N2L 3W8 Canada
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年7月31日(2008.7.31)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年1月16日(2008.1.16)
【出願人】(500043574)リサーチ イン モーション リミテッド (531)
【氏名又は名称原語表記】Research In Motion Limited
【住所又は居所原語表記】295 Phillip Street, Waterloo, Ontario N2L 3W8 Canada
【Fターム(参考)】
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