ラミネート材料から作られる容器、ブランク及び方法
ラミネート材料から成る容器であり、前記ラミネート材料は両側の、下向きに延びている第1及び第2の縁(12及び14)を有する。前記容器は、下記の特徴のひとつ又はそれ以上を有する。すなわち、第1の特徴は、前記ラミネート材料が繊維状のセルロース層(11)を包含し、この層(11)の大部分の繊維(13)の方向が前記第1の縁(12)に対して実質的に平行であること。第2の特徴は、前記容器がラミネート材料により作られて容器の本体を形成する片を包含し、前記容器がまた底部閉鎖挿入体を包含し、この挿入体の下に前記片の底部ストリップが折り曲げられて密封され、前記挿入体が前記片により取り囲まれている、実質的に環状のフランジを包含し、このフランジを取り囲む前記ラミネート材料の部分が、前記フランジを包み込んでいる上方区域と、前記フランジを包み込んでいなくて前記上方区域の高さの少なくとも5分の1の高さである下方区域とから成る。第3の特徴は、前記容器が、平らな頂部を有し、かつこの平らな頂部のコーナ部をおおっている補強材を包含する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器ブランク、容器、パッケージ及び容器を形成するシステム及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ラミネート材料の連続するウェブからカートンブランクを印刷し、それからスコア線を入れ、それから切断することにより形成することは知られている。この段階で、ブランクは平らで、長手方向にシームされた容器スリーブに形成される。この容器スリーブは、それから、典型的には、形成、充填及び密封機械に輸送され、この機械で容器スリーブは完成カートンに形成される。
【0003】
米国特許第5,622,308号明細書は、流体物質のための切頭円錐状の紙容器を開示する。この容器は、カードボードの表面に貼り付けたバリヤ層を包含するシートをローリングし、それからシートの2つの長さ方向の縁区域を互いに結合することにより形成されたテーパ胴部と、カードボートの表面に貼り付けたバリヤ層を包含するディスク状シートから形成された底部材とを包含し、胴部の下端部分と底部材の外周部分とはそれぞれバリヤ層が互いに向かい合うようにして互いに係合されて結合される。胴部の長手方向結合部を形成する2つの縁区域の一方は延長フィルムを有し、この延長フィルムは、カードボードの長手方向縁の表面を囲繞して、カードボードの外面に達する。結合部を形成する他方の、すなわち第2の縁区域は段部分を有し、この段部分は、前記一方の、すなわち第1の縁区域の端表面から外側に曲がり、第1の縁区域の外側に沿って延びる。第2の縁区域の内側フィルムは、第1の縁区域の延長フィルムに直接又は間接的に結合される。
【0004】
特開2000−103421号公報は、側壁部と底部とを有するカップ状又は円筒状の容器を開示する。側壁部を形成する両面段ボールシートは、表層(容器外面)材及び/又は裏層(容器内面)材を中芯材に熱可塑性樹脂層を介して貼合させて、形成されている。本体の全体は、矩形又は扇形に打ち抜かれ、それから合わせ目部分の内側に露出する両面段ボールシートの断面部から表層材及び中芯材が削除される。それから、裏層材が、折り返しされ、容器の内面となる熱可塑性樹脂皮膜を利用して裏層面に熱接着されて、断面が被覆されている。
【0005】
米国特許第2,661,138号明細書は、下側重ね端及び上側重ね端を有するシート様ブランクから形成された環状の本体を包含する容器であって、下側及び上側重ね端が本体の頂部にわたって比較的広い重ね部をまた本体の底部には比較的狭い重ね部を形成するように本体の底部から頂部に向かって増大する幅の、いわゆる中央シーム部を形成し、下側重ね端が横シーム部の比較的広い上部分に下側及び上側重ね端の縁から内方に間隔を置いている注ぎ口開口を有し、上側重ね端が、下側重ね端の表面と実質的に直角の角度を形成する縁面を有し、また、注ぎ口開口の上側及び下側における上側重ね部の内側の縁面から、上側重ね部の対応する縁から挿入した終了個所にまで延びて、注ぎ口開口を覆う関係で上側重ね部に横引裂きフラップを形成する多穴の横線を有している容器を開示する。この容器は、引裂きストリップが設けられている切妻形頂部を有し、また、ディスク様挿入体により閉じられている円形の基部を有し、ディスク様挿入体は環状の垂下フランジを有し、この垂下フランジは接着剤のアーチ形ストリップより上の本体の基部の内面に係合し、接着剤のアーチ形ストリップは、シート様ブランクの下方のアーチ形縁に沿って貼り合わされ、この下方のアーチ形縁が容器の基部縁を形成するために垂下フランジの内面に沿って引込み可能に折り返されたときに下方のアーチ形縁と一緒に密封する。この容器は、また、扇形ブランクに延びているそれぞれのスコア線により境界が定められてその切妻形端を画成する複数の頂部閉鎖密封サブパネルを有する。ブランクは、その上縁から前記スコア線にまで延びている他の複数のスコア線を有し、また、前記頂部閉鎖密閉サブパネルを細区分する更に他の複数の三角形のスコア線を有している。
【発明の開示】
【0006】
本発明の第1の態様によれば、ラミネート材料の重ね接合した環状体から成り、前記環状体が両側の下向きに延びている第1及び第2の縁を有している容器において、下記の特徴のひとつ又はそれ以上を有している容器が提供される。
・前記ラミネート材料が繊維状のセルロース層を包含し、この繊維状のセルロース層の大部分の繊維の方向が前記第1の縁に対して実質的に平行であること。
・前記環状体が前記容器の本体を形成し、前記容器がまた底部閉鎖挿入体を包含し、前記底部閉鎖体の下には前記環状体の底部ストリップが折り曲げられて密封され、前記底部閉鎖挿入体が前記環状体により取り囲まれている実質的に環状のフランジを包含し、このフランジを取り囲む前記ラミネート材料の部分が、前記フランジを包み込んでいる上方区域と、前記フランジを包み込んでいなくて前記上方区域の高さの少なくとも5分の1の高さである下方区域とから成ること。
・前記容器が、平らな頂部を有し、かつこの平らな頂部のコーナ部をおおっている補強材を包含していること。
【0007】
この本発明の第1の態様によれば、他の同一の容器の上に積み重ねるのに良く適している容器を提供することが可能である。容器の積み重ね性は、3つの特徴、すなわち、増大した強さを提供する容器のまっすぐな繊維、剛性を増大せしめる容器の底部分の形成、及び上側に置かれる容器の重量を支持する容器の能力を改善せしめる頂部分の補強材から成る3つの特徴のひとつ又はそれ以上により改善される。
【0008】
本発明の第2の態様によれば、両側の、実質的に直線状の第1及び第2の縁を有し、これらの第1及び第2の縁が互いに向かって収れんしている、ラミネート材料の容器ブランクであって、一列の第1、第2、第3、第4及び第5の閉鎖パネルを包含し、前記第5の閉鎖パネルが前記第1、第2、第3及び第4の閉鎖パネルの各々よりも幅が狭いと共に前記第1の縁により境界が定められ、また、前記第4の閉鎖パネルと前記第5の閉鎖パネルとを区分する軟弱線を有し、前記軟弱線と前記第1の縁とが前記第1及び第2の縁と同一の方向で互いに向かって収れんしている容器ブランクが提供される。
【0009】
本発明の第3の態様によれば、ラミネート材料の容器ブランクを形成する方法において、両側の、実質的に直線状の第1及び第2の縁を有して、これらの第1及び第2の縁が互いに向かって収れんしているブランクを前記ラミネート材料から切断すること、及び、前記ブランクに複数の軟弱線を形成し、これにより、前記ブランクが一列の第1、第2、第3、第4及び第5の閉鎖パネルを包含し、前記第5の閉鎖パネルが前記第1、第2、第3及び第4の閉鎖パネルの各々よりも幅が狭く、前記第1の縁と、前記第4の閉鎖パネルと前記第5の閉鎖パネルとを区分する軟弱線とが前記第1及び第2の縁と同一の方向で互いに向かって収れんし、前記軟弱線が前記容器ブランクを上から下って約半分のところで終わるように形成されるように、前記ラミネート材料に複数のスコア線を入れることを包含する方法が提供される。
【0010】
本発明の第4の態様によれば、ラミネート材料の片であって、両側の、下向きに延びている第1及び第2の縁を有する片から成る容器であって、前記容器の内部及び外部にそれぞれ前記第1及び第2の縁により境界が定められている、下向きに延びるシーム部を包含し、また、第1、第2、第3、第4及び第5の閉鎖パネルから成る環状体を包含し、前記第5の閉鎖パネルが前記第1、第2、第3及び第4の閉鎖パネルの各々よりも幅が狭く、更に、前記第4の閉鎖パネルと前記第5の閉鎖パネルとを区分する折り目を包含し、前記折り目と前記第1の縁とが互いに向かって収れんし、前記折り目が前記容器を上から下って約半分のところで終わっている容器が提供される。
【0011】
これらの本発明の第2、第3及び第4の態様によれば、テーパマンドレルに沿ってブランクを一層適当にシームすることが可能である。更に、いわゆる“横シーム”、すなわち、容器の対応する端閉鎖体のコーナ部におけるシールのために用いられる前記第5の閉鎖パネルでもって、いわゆる“中央シーム”が用いられる場合よりも一層審美的な容器が製作される。なぜなら、コーナ部におけるシールは、恐らく、消費者により注目されることが少なく、また、シールにおける印刷のミスマッチもないからである。
【0012】
本発明の第5の態様によれば、ラミネート材料の容器ブランクを製作する方法において、前記ラミネート材料の直線状区域をスカイビングすること、及び前記ラミネート材料からブランクを切断することを包含し、前記ブランクが第1及び第2の両側の、実質的に直線状の縁を有すると共に、前記スカイビングした区域が前記第1の縁に沿って延びて前記第1の縁の境界を定めている方法が提供される。
【0013】
この本発明の第5の態様によれば、ブランクをラミネート材料から切断した後に、ブランクをスカイビングするに代えて、スカイビングをラミネート材料で行い、これにより、スカイビングを一層容易に行うことができる。なぜなら、特に、ラミネート材料は切断したブランクよりも一層容易に制御することができるからである。
【0014】
ラミネート材料は、典型的には、プラスチックの最内側及び最外側層を備えている紙板である。紙板は、この紙板から得られる容器に強さを与え、またこれらのプラスチック層は水分バリヤ及びシール特性を与える。紙板と最内側層との間には、少なくとも、アルミニウム又はプラスチックの酸素バリヤ層を介在することができる。もし紙板が容器の液体内容物と接触した場合には、紙板は液体を吸収するであろう。これは、ブランクが容器スリーブを形成するように丸く折り曲げられるときに、ラミネート材料の一方の縁が容器の内側に位置するようになることから、生じる。スカイビングは、端区域におけるラミネート材料の厚さ部の幾らかを削除し、それからこの区域にスコア線を入れて折り曲げる処理である。これは、ラミネート材料の最外側層が縁区域においてむき出しにされ、内側層が材料の折り曲げ部により被覆されることを保証する。
【0015】
本発明の第6の態様によれば、ラミネート材料の容器ブランクであって、両側の、実質的に直線状の第1及び第2の縁を有し、これらの第1及び第2の縁が互いに向かって収れんし、前記ラミネート材料が繊維状のセルロース層を包含し、前記繊維状のセルロース層の大部分の繊維の方向が前記第1の縁に対して実質的に平行である容器ブランクが提供される。
【0016】
本発明の第7の態様によれば、ラミネート材料の容器ブランクを製作する方法において、繊維状のセルロース層を包含するラミネート材料からブランクを切断することを包含し、前記ブランクが両側の、実質的に直線状の第1及び第2の縁を有し、これらの第1及び第2の縁が互いに向かって収れんし、前記繊維状のセルロース層の大部分の繊維の方向が前記第1の縁に対して実質的に平行である方法が提供される。
【0017】
これらの本発明の第6及び第7の態様によれば、繊維の全体の方向が容器の長手方向である容器を提供することが可能である。繊維状のセルロース層は、容易に沿って進行する繊維を有することにより、横方向よりも繊維の方向が強いので、得られる容器の垂直強さの値が大きい。これは、繊維の方向が容器のまわりである場合よりも、一方の容器を他方の容器の頂部上に積み重ねようとする容器の高さを大きくすることを可能にする。もし容器の下部分の幾何学的形状が丸くされている場合には、これは完成容器に起こりえる膨らみの大きさを減少せしめる。
【0018】
本発明の第8の態様によれば、上に積み重ねようとする同一のパッケージの底部分のくぼみに挿入しようとする頂部分を包含するパッケージであって、底部挿入体を包含する容器を包含し、前記底部挿入体が下向きの外周フランジを有している、実質的に平らな床部を包含し、前記容器の側壁が前記底部挿入体を取り囲むと共に前記外周フランジの下に上向きに折り曲げられ、前記床部は、前記外周フランジを取り囲む材料の部分が、前記外周フランジを包み込んでいる上方区域と、前記外周フランジを包み込んでいなくて前記上方区域の高さの少なくとも5分の1に等しい高さである下方区域とから成るような高さであり、前記床部と前記容器の最下個所との間の空間が前記頂部分の高さよりも大きくされているパッケージが提供される。
【0019】
本発明の第9の態様によれば、容器を形成する方法であって、容器スリーブの側壁により取り囲みしようとする外周フランジを有している、実質的に平らな床部を包含する、容器の底部分を用意すること、及び前記容器スリーブの側壁を前記外周フランジのまわりに折り曲げることを包含し、前記容器スリーブの側壁の折り曲げにより、前記容器スリーブが前記外周フランジを取り囲み、この外周フランジを取り囲む材料の部分が、前記外周フランジを包み込んでいる上方区域と、前記外周フランジを包み込んでいなくて前記外周フランジの高さの少なくとも5分の1の高さである下方区域とから成っている方法が提供される。
【0020】
これらの本発明の第8及び第9の態様によれば、上に同一の容器を安定して積み重ねることができる空どうの形の十分な空間を下面に備えている容器を形成することを可能にする。もし底部分が紙板を包含するラミネート材料から作られている場合には、空どうは、容器の形成工程中に容器スリーブ内にはめ込んで超音波により容器スリーブに密封した独立する挿入体により、形成することができる。
【0021】
頂部分は、注ぎ口備品を包含することができる。2つの容器が積み重ねられるとき、下側の容器の頂部分は、上側の容器とは接触せず、しかし、上側の容器の底部分の底部の下の空どう内にはまり込む。円形断面の基部を有する容器においては、底部分はフランジを備えている円形であり、このフランジは好適には環状である。
【0022】
本発明の第10の態様によれば、ラミネート材料の片であって、両側の、実質的に直線状の第1及び第2の縁を有する片から成る容器であって、断面が内部及び外部で下向きに徐々に減少し、また、前記容器の内部及び外部にそれぞれ前記第1及び第2の縁により境界が定められている、下向きに延びるシーム部を包含し、更に、下向きの外周フランジを有している底部を包含している底部挿入体を包含し、前記片が前記外周フランジの下に折り曲げられ、前記底部挿入体がプラスチックから成っている容器が提供される。
【0023】
本発明の第11の態様によれば、容器を形成する方法であって、両側の、実質的に直線状の第1及び第2の縁を有し、これらの第1及び第2の縁が互いに向かって収れんしている、ラミネート材料のブランクを受け取って容器スリーブを形成すること、フランジを有している、実質的に平らな床部を包含する底部挿入体を取り付けること、及び前記容器スリーブを前記フランジのまわりに折り曲げることを包含し、前記底部挿入体がプラスチックから成っている方法が提供される。
【0024】
これらの本発明の第10及び第11の態様によれば、ラミネート材料の側壁を有し、ラミネート材料ではない底部挿入体を備えている容器を形成することが可能である。これは、底部分の形成において大きな汎用性を可能にする。なぜなら、底部挿入体はラミネート材料のウェブ又はシートから切断する必要がなく、したがってリサイクルするのが困難であるラミネート材料の廃棄物を減少せしめる。底部挿入体は、独立して作ることができ、又はプラスチックのウェブ又はシートから切断することができる。後者の場合において、廃棄プラスチックはリサイクルされる。
【0025】
本発明の第12の態様によれば、パッケージを製作するシステムであって、第1の装置と第2の装置とを包含し、前記第1の装置がラミネート材料のウェブから複数の平らなブランクを切断し、この各ブランクが両側の、実質的に直線状の第1及び第2の縁を有し、これらの第1及び第2の縁が互いに向かって収れんしており、前記第2の装置が各ブランクを受け取り、それから各ブランクを容器スリーブであって、その周囲長さがスリーブに沿って変化している容器スリーブに形成し、それから前記容器スリーブを長手方向に密封し、それから前記容器スリーブの底部を密封して閉鎖し、それから前記容器スリーブを充填し、それから前記容器の頂部を密封するようにしたシステムが提供される。
【0026】
この本発明の第12の態様によれば、ウェブがブランクにコンバートされるコンバーション段階で要求される工程の数を減少せしめる比較的順応性のある方法で容器を形成することが可能である。このコンバーション段階ではブランクのいかなる部分も密封することは要求されず、これは、平らなブランクを、第2の装置を構成する形成−充填−密封機械に供給することができることを意味する。また、このコンバーション段階ではブランクにスコア線を入れることも要求されず、このスコア線入れは形成−充填−密封機械ですることができる。
【0027】
いずれの方法によっても密封もされず、またスコア線も入れられていない平らなブランクを第2の装置に供給することにより、通常はコンバーション段階で行われている一定の処理工程を第2の装置の形成段階に移すことができ、これにより効率を増大せしめることができる。これらの一定の処理工程には、ブランクを印刷することを含むことができ、また、容器にウィンドウを作ること(これにより、例えば使用者が容器内の内容物の高さレベルを見ることができる)、ブランクをエンボッシングすること、及びブランクをホットスタンピングすること(これは美感上の理由のために金属パッチ及び/又はホログラムを容器に取り付けるために用いられる)を含むことができる。最後の2つの工程は、通常ブランクを単に切断するよりもゆっくり行われ、これらのブランクを容器形成段階(通常はゆっくりな工程である)へ移動させるので、容器の形成をスローダウンすることなしに、ブランクの切断をスピードアップすることを可能にする。
【0028】
各装置は、同じ場所に連続して配置することができる複数の独立する機械から成ることができる。有益には、第2の装置は、各ブランクが平らであって折り曲げられていない間に各ブランクに注ぎ口備品を取り付ける。
【0029】
本発明の第13の態様によれば、底部分を包含するパッケージであって、上に積み重ねようとする同一のパッケージの底部分を支持するための頂部区域を包含している容器を包含し、更に、頂部のコーナ部にわたって延びている補強材を包含しているパッケージが提供される。
【0030】
本発明の第14の態様によれば、パッケージを形成する方法であって、補強材を前記パッケージの一部分を構成する容器の頂部のコーナ部上に取り付けることを包含している方法が提供される。
【0031】
これらの本発明の第13及び第14の態様によれば、容器の頂部上に他のパッケージが積み重ねられたときに、該容器の頂部分が損傷させられるのを少なくすることが可能である。
【0032】
本発明の第15の態様によれば、容器ブランクであって、一列の複数の頂部閉鎖パネルと、これらの頂部閉鎖パネルを互いに区分する複数の第1の軟弱線と、一列の複数の本体パネルと、これらの本体パネルを互いに区分すると共に前記第1の軟弱線とは整列されていない他の複数の第2の軟弱線とを包含し、前記第2の軟弱線が完成容器に複数の内向きの膨らみ部の境界を定める役目を果たす容器ブランクが提供される。
【0033】
本発明の第16の態様によれば、互いに一体である、シート材料の環状本体及び頂部閉鎖体と、これらの環状本体及び頂部閉鎖体とは一体ではない底部閉鎖体とから成る容器であって、一定の内周面を有し、この一定の内周面には複数の内向きの膨らみ部を備えている容器が提供される。
【0034】
前記一定の内周面は、例えば、矩形、特に正方形、角錐形、円筒形又は切頭円錐形とすることができる。
【0035】
これらの本発明の第15及び第16の態様によれば、ラミネート材料のブランクから、容器のコーナ部に内向きの膨らみブランクを備えている容器を形成することが可能である。また、ラミネート材料から区別している底部閉鎖体を有することが可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0036】
本発明を明確かつ完全に開示するために、以下本発明の実施例について添付図面を参照して詳述する。
【0037】
図1は、容器を形成するシステムを概略的に示す。コンバーティングプラント2には、ラミネート材料のウェブ4からブランク10を切断する第1の装置3が設置されている。ウェブ4はロール5から供給される。それから、ウェブ4は、個々のブランク10に切断される前に、印刷及びスカイビングされる。各ブランク10は、一対の両側の、実質的に直線状の収れん縁を有する。これらのブランク10は、輸送のために、本例では牛乳包装工場(デイリ)6へ貨物自動車1により輸送するために一緒に包装される。
【0038】
牛乳包装工場6には、これらの平らなブランク10の積重体を受け取り、それから各ブランク10を実質的に円錐形の容器スリーブ10Aに形成し、それから各スリーブ10Aを長手方向に密封すると共に各スリーブの底部を閉鎖して密封し、それから各スリーブを牛乳で充填し、それから各スリーブの頂部を密封するための第2の装置7(図4を参照して後で一層詳細に説明される)が設置される。第2の装置7は、また、注ぎ口備品8(図1には“キャップ”として示されている)、及び各容器の底部分を形成する形成段階で用いられる材料9のロールを受け取る。注ぎ口備品8は、ブランク10が第2の装置7を通過するときに、ブランク10に取り付けられる。第2の装置7は、更に、容器を形成する前にブランク10をスコアリング、すなわちブランクにスコア線(罫線)を入れる。
【0039】
図2は、コンバーティングプラント2における第1の装置3により受け取られるラミネート材料のウェブ4を示す。ウェブ4は、スカイビングステーション(図示せず)へ進み、このスカイビングステーションでは、ウェブ4の各縁におけるウェブ4の厚さ部の一部分を取り除くようにウェブ4の縁をスカイビングし、それから、ウェブ4のラミネート材料の中間層を縁密封するようにウェブの薄くした厚さ部分にわたって折り目を付けて折り曲げる。ウェブ4は、それから、切断ステーション(図示せず)へ進み、この切断ステーションでは、ウェブを個々のブランクに切断する。図2には、ウェブ4から切断される2つのブランク10が示されている。
【0040】
図4は、平らなブランク10から容器を形成して、充填及び密封するために牛乳包装工場で用いられている装置7を詳細に示す。ブランク10は、ブランクマガジン35から供給される。マガジン35は、ブランク10を割出しコンベヤであるブランクフィーダ36へ進める。ブランク10がフィーダ36上にいる間に、各ブランク10は、例えば図3に示されるようなブランク10を形成するようにスコア線を入れられ、それから注ぎ口備品52を取り付けられ、それから容器を形成する前に予加熱される。各ブランク10は、それから、フィーダ36から形成ステーション37へ進められる。この形成ステーション37において、ブランク10は実質的に円錐形のマンドレル39のまわりに巻きつけられ、これにより各ブランク10を実質的に円錐形のスリーブ10Aに形成せしめ、スリーブ10はそれからすみシームされる。
【0041】
8本のマンドレル39がターンテーブル40に設けられており、ターンテーブル40は時計方向へ回転して、マンドレル39上のスリーブ10Aを一連の形成ステーションへ進める。
【0042】
すなわち、マンドレル39は、スリーブ10Aの下部分の内面のための予加熱ステーションである第2のステーション41へスリーブ10Aを進める。予加熱は、スリーブ10の下方区域のプラスチックの最内側層を軟化せしめる。スリーブ10Aは、それから、ステーション42へ進み、このステーション42には、ラミネート材料43のロールから底部分(図5及び図6に一層詳細に示されている)を打ち抜きにして、円錐形のスリーブ10Aの底部に挿入する機械が設置されている。スリーブ10Aは、底部分を中に入れて、それから、底部押圧ステーション44へ進み、このステーション44では、円錐形スリーブ10Aの小径部分を底部分のフランジのまわりに折り曲げる。
【0043】
スリーブ10Aは、それから、第2の底部加熱ステーション45へ進み、このステーション45では、スリーブ10Aの底部を密封する処理が続けられる。スリーブ10Aは、それから、底部回転及び加熱ステーション46へ進み、このステーション46では、スリーブ10Aはマンドレル39への圧力の下で回転及び加熱させられる。スリーブ10Aは、それから、第2の底部押圧ステーション48へ進み、このステーション48では、スリーブ10Aは完全な密封を確実にするように更に押圧される。直立した容器を積み重ねようとする場合においては、容器の下部分が大部分の積み重ね力を受け、この区域における非常に良好な密封が適当な標準の容器を製作するために絶対必要であることを理解されよう。
【0044】
スリーブ10Aは、それから、排出ステーション48へ動かされ、このステーション48では、空気吹付け力がスリーブ10Aをマンドレル39から抜き出して連続式コンベヤ70へ送るように付勢する。連続式コンベヤ70には、個々のスリーブ10Aを受け入れるためのピットが設けられている。
【0045】
スリーブ10Aは、それから、一度に4個ずつ、第2の割出しコンベヤ72へ送られ、このコンベヤ72にはスリーブ10Aを受け取るための正方形のスロットが設けられている。コンベヤ72は、それから、スリーブ10Aを一連のステーションに沿って割り出す。説明を簡単にするために、これらの一連のステーションについては詳細には説明しない。これらの一連のステーションでは、スリーブ10Aの頂部を形成し、それからスリーブ10Aを殺菌し(これらの一連ステーションにおける3つのステーションで完全な殺菌を行う)、それからスリーブ10Aを充填し(同様に、少なくともひとつ以上のステーションで行うことができる)、それからスリーブ10Aの頂部を再び折り曲げ、それからスリーブ10Aの頂部閉鎖部分を加熱し、それからスリーブ10Aの頂部を密封し、これにより完成した容器を提供する。代替的に、頂部密封ステーションは、予加熱ステーションなしの超音波ステーションとすることができる。最終ステーションにおいて、容器50は、スーパーマーケットへ運送するためのボックス又はロール容器へ移される。
【0046】
容器ブランク10は、図3及び図3Aに一層詳細に示されている。ブランク10は、ラミネート材料であり、ウェブ4から機械により切断されて、一対の両側の、実質的に直線状の収れん縁12及び14を有する。ブランク10は縁12により境界が定められている区域16を包含し、この区域16がスカイビングされた区域である。このスカイビングされた区域16は、ブランクがまだウェブ4の一部分である間に作られ、スカイビングは、ウェブを切断して個々のブランクを作る前に、連続する処理としてウェブ4に行われる。
【0047】
ラミネート材料は紙板11の層を包含し、この紙板11中に含有される繊維13の全体の方向は縁12に対して実質的に平行である。図3及び図3Aにおいて、矢印15はブランク10中における繊維13の方向を示す。紙板11は基板であり、ラミネート材料はLDPE(低密度ポリエチレン)の最内側及び最外側の層17を有する。
【0048】
ブランク10は、実質的に同一の幅の第1、第2、第3及び第4の閉鎖パネル18,20,22及び24と、第5の小さな閉鎖パネル26とを包含する。ブランク10は、第4のパネル24と第5のパネル26とを区分するスコア線28を有する。このスコア線28は、ブランク10の最も近い縁12に収れんする。ブランク10には、また、ブランク10を最終的に容器に形成するときに用いるための複数の他のスコア線が設けられている。ブランク10には、更に、注ぎ口備品を受け入れるための穴30が設けられている。
【0049】
ブランク10は2つの実質的にアーチ形の縁32及び34を有し、これらの縁32及び34は、それぞれ、作られるスリーブ10Aの最終的な底部及び頂部を画定する。頂部縁34(一連のまっすぐな縁により作られている)のアーチ長さは、底部縁32(同様に、多数のまっすぐな縁と半アーチの縁とにより作られている)のアーチ長さよりも大きい。パネル18,20,22及び24により作られる頂部閉鎖体は、最終的には切妻形頂部の仕上げに折り曲げられて密封されるように設計されている。図3に示されているブランク10の設計において、切妻形頂部は非対称であり、パッケージ22は大きな注ぎ口備品に適応するためにパネル18よりも大きくされている。
【0050】
図5は図3に示されているブランク10を用いて作られた完成容器50を示す。この容器50は、頂部閉鎖体上に注ぎ口備品52を有し、また、底部分54を包含する。この底部分54は、独立した挿入体であって、スリーブ10Aが形成された後に設けられるものであり、注ぎ口備品52と同様に、形成工程中にブランク10に固着される。容器50は、典型的には、例えば牛乳、オレンジジュースのような液体食品のために用いられるが、しかし、実際には、消費者に提供することが必要とされている他の液体、例えば洗浄液又は同種の液体を貯蔵するにも適当である。容器50は、使用者が容器を取り扱うときに、使用者に良好な握りを提供し、容器の増大した強さ及び容器の丸い形状のために膨れるようなことはない。このように容器はおそらく膨れることが少ないので、ラミネート材料を30%節約した少量の紙板が必要とされるだけである。容器は、また、従来の容器の伝統的な利点を提供し、例えば良好な密封を提供すると共に、ねじ込み式キャップの特徴を有する注ぎ口備品52を支持することができる。
【0051】
図6は、容器50の下部分を一層詳細に示す。底部分54は実質的に平らな床部56を包含し、この床部56は下向きの外周フランジ58を備えている。容器50の側壁はフランジ58の下に折り曲げられ、底部分54は、この折り曲げられた側壁の材料の部分がフランジ58を包み込むことができない区域60を包含するような高さとされ、この区域60はフランジ58を包み込むことができる区域62の高さの少なくとも5分の1の高さとされ、また、床部56と容器50の底部末端との間の空所は注ぎ口備品52の突出高さよりも大きくされている。
【0052】
一例として、フランジ58は約10mmの高さであると共に、区域60は約5mmの高さであり、これにより、容器50の基部から床部56まで約15mmの総空間を提供する。また、注ぎ口備品52の高さは約14mmであり、これはひとつの完成した容器を他の完成した容器の頂部上に積み重ね、下側の容器の注ぎ口備品を上側の容器の底部の空間内にネスティング(入れ子)することを可能にする。
【0053】
図7は、ラミネート材料の容器ブランク80の第2の実施例の平面図である。前述したブランクの第1の実施例と同じように、ブランク80は、ラミネート材料であり、ウェブ4から機械により切断されて、一対の両側の、実質的に直線状の収れん縁82及び84を有する。ブランク80は縁82により境界が定められた区域86を包含し、この区域86はスカイビングされた区域である。このスカイビングされた区域86は、ブランクがまだウェブの一部分である間に作られ、スカイビングは、ウェブを切断して個々のブランクを作る前に、連続する処理としてウェブに行われる。
【0054】
ブランク80は、第1、第2、第3、第4及び第5の閉鎖パネル88,90,92,94及び96と、第6の幅狭な閉鎖パネル98とを包含する。ブランク80は、第5のパネル96と第6のパネル98とを区分するスコア線100を有する。このスコア線100は、ブランク80の、最も近い縁82に収れんする。ブランク80には、また、ブランク80を最終的に容器に形成するときに用いるための複数の他のスコア線が設けられている。ブランク80には、更に、注ぎ口備品を受け入れるための穴102が設けられている。
【0055】
図8は、図7に示されているブランク80から形成された容器110を示す。この容器110は、典型的には、新鮮な食品のために用いられる容器である。
【0056】
この容器は、切妻形頂部ではなくて平形頂部を有し、注ぎ口備品112が設けられている。容器の基部は、円形の断面ではなくて、丸いコーナ部を備えている正方形の断面である。この容器が作られるブランク80は、それにもかかわらず、図3に示されているブランクとかなり類似している。このブランク80は、一対の両側の、実質的に直線状の縁82及び84が収れんするけれども、これらの縁82及び84が前述した第1の実施例によるブランク10の一対の両側の縁12及び14と同じ割合で収れんしていない点で、図3のブランクとは異なっている。
【0057】
ねじ込み式キャップ112は容器110の頂部から約14mm突出し、これはひとつの容器を他の容器の頂部上に積み重ねたときに下側の容器のねじ込み式キャップ112を上側の容器の底部の空所内に収めて見えなくするであろう。
【0058】
図9は、薄いがしかし硬質の補強プラスチック材料122の2つのストリップが設けられている容器120の頂部分を示す。これらのプラスチック材料122は、ポリプロピレン、HDPE(高密度ポリエチレン)又は同種のプラスチックとすることができる。このようなプラスチック材料122の存在は、ひとつの容器が他の容器の上に積み重ねられたときに下側の容器120の頂部が上側の容器により傷つけられることを防止する。プラスチック材料122は、圧力を上側の容器から大きい表面区域にわたって分配するために設けられる。これらのプラスチック材料122は、容器120の頂部表面の4つのコーナ部のみに設けることができるし、又は、容器120の頂部表面の大部分にわたって、特に、美的観点から人に大いに関心を引かせるように頂部の幅全体にわたって設けることができる。
【0059】
プラスチック材料122は、着色又は透明とすることができ、また、所望するならば、浮き出し模様とすることができる。使用するプラスチック材料122の選択によって、容器120の充填工程の上流又は下流において、プラスチック材料122をヒートシール又は超音波シールを用いて密封することができ、又はスポット接着で接着することができる。補強プラスチック材料122を取り付ける形成工程において、この補強プラスチック材料122を取り付ける機械は、形成工程により作られる容器が積み重ねられるか又は積み重ねられないかどうかによって、作動又は不作動とすることができる。
【0060】
図10は、ラミネート材料のブランクから形成された他の容器130を示す。このブランクは、複数の本体サブパネルと複数の頂部閉鎖サブパネルとのみを有し、底部閉鎖サブパネルを有していない。なぜなら、底部は底部閉鎖体132により形成され、この底部閉鎖体132の上向きに向いた環状の外周フランジ133が、容器130の頂部閉鎖体と本体とを形成している容器スリーブの下方端内に密封して受け入れられているか、又は容器スリーブの下方端を密封して受け入れているからである。複数の本体サブパネルは上向きに延びている縁区域134により互いに区分されており、これらの縁区域134は容器130の本体壁に形成された複数の内向きの膨らみ部から成る。
【0061】
この容器130が作られるブランクは、標準的な矩形状のフォーマットブランクに基づいており、円錐形状ではない。これは、円錐形状の設計よりも廃棄材料を節約する。また、ブランクが矩形状であるために、種々の容器高さ、したがって容器容積を、ブランクの幅を変える必要なしに、プラスチック被覆した紙板の変更のためのプラントの対応する種々のロータリツーリングを用いて得ることができる。内向きの膨らみ部134はブランクの一連の非直線状のスコア線により容易に形成され、一連の非直線状のスコア線は、容器が直立にさせられたときに、内向きの膨らみ部を形成する。これらの内向きの膨らみ部134の外面は、これらの外面に施した垂直のコーナデザインを有することができる。容器130の製造は、標準的な牛乳カートン技術及び標準的な紙カップ底部密封技術に基づくことができる。
【0062】
底部閉鎖体132は、射出形成したプラスチックの単体とすることができる。そして、底部閉鎖体132は、容器スリーブの底部に、スリーブをおおって、又はスリーブの中にして取り付けられる。後者の場合においては、おそらく、スリーブがそれから底部閉鎖体132の下に折り曲げられ、底部閉鎖体132を適所に保持するようにする。底部閉鎖体132は、丸いコーナ部を備えている実質的に矩形の形状、好適には正方形である。同様に、容器も実質的に矩形、好適には正方形の断面を有する。容器130の頂部は、頂部閉鎖体に設けられているねじ込み式キャップの備品を備えている標準的な切妻形の頂部構造とすることができる。
【0063】
マンドレルを使用することなしに、長手方向にシームした容器スリーブを形成することが可能である。この場合には、それから、容器スリーブの少なくとも下方端区域の外部形状(及びしたがって内部形状)を抑制して、底部閉鎖体(プラスチックの単体)132を容器スリーブに当てがい、この底部閉鎖体を容器スリーブに液体密の方法で密封する。その後、このように形成した一部完成の容器を従来の普通の方法で充填し、それから頂部を閉鎖して密封することができる。したがって、充填及び密封パッケージの製造に用いられる形成−充填−密封機械を比較的簡単にすることができ、またマンドレルの使用により容器内に微生物が入る危険性を除去することができる。更に、内向きの膨らみ部は適当に望まれる場合に設けることができる。なぜなら、マンドレルを撤退させることは必要としないからである。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】容器を形成するシステムの概略図である。
【図2】ラミネート材料のウェブの平面図である。
【図3】ラミネート材料の容器ブランクの第1の実施例の平面図であって、スコア線は鎖線により示されている。
【図3A】図3のIIIA−IIIA線に沿う断面の斜視図である。
【図4】各ブランクから容器を形成、充填及び密封する装置の斜視図である。
【図5】図3のブラケットから形成された容器の、頂部から見た斜視図である。
【図6】図5の容器の下部分の断面図である。
【図7】ラミネート材料の容器ブランクの第2の実施例の平面図であって、スコア線は鎖線により示されている。
【図8】図7のブランクから形成された容器の斜視図である。
【図9】容器の第3の実施例の、頂部から見た斜視図である。
【図10】容器の第4の実施例の、頂部から見た斜視図である。
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器ブランク、容器、パッケージ及び容器を形成するシステム及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ラミネート材料の連続するウェブからカートンブランクを印刷し、それからスコア線を入れ、それから切断することにより形成することは知られている。この段階で、ブランクは平らで、長手方向にシームされた容器スリーブに形成される。この容器スリーブは、それから、典型的には、形成、充填及び密封機械に輸送され、この機械で容器スリーブは完成カートンに形成される。
【0003】
米国特許第5,622,308号明細書は、流体物質のための切頭円錐状の紙容器を開示する。この容器は、カードボードの表面に貼り付けたバリヤ層を包含するシートをローリングし、それからシートの2つの長さ方向の縁区域を互いに結合することにより形成されたテーパ胴部と、カードボートの表面に貼り付けたバリヤ層を包含するディスク状シートから形成された底部材とを包含し、胴部の下端部分と底部材の外周部分とはそれぞれバリヤ層が互いに向かい合うようにして互いに係合されて結合される。胴部の長手方向結合部を形成する2つの縁区域の一方は延長フィルムを有し、この延長フィルムは、カードボードの長手方向縁の表面を囲繞して、カードボードの外面に達する。結合部を形成する他方の、すなわち第2の縁区域は段部分を有し、この段部分は、前記一方の、すなわち第1の縁区域の端表面から外側に曲がり、第1の縁区域の外側に沿って延びる。第2の縁区域の内側フィルムは、第1の縁区域の延長フィルムに直接又は間接的に結合される。
【0004】
特開2000−103421号公報は、側壁部と底部とを有するカップ状又は円筒状の容器を開示する。側壁部を形成する両面段ボールシートは、表層(容器外面)材及び/又は裏層(容器内面)材を中芯材に熱可塑性樹脂層を介して貼合させて、形成されている。本体の全体は、矩形又は扇形に打ち抜かれ、それから合わせ目部分の内側に露出する両面段ボールシートの断面部から表層材及び中芯材が削除される。それから、裏層材が、折り返しされ、容器の内面となる熱可塑性樹脂皮膜を利用して裏層面に熱接着されて、断面が被覆されている。
【0005】
米国特許第2,661,138号明細書は、下側重ね端及び上側重ね端を有するシート様ブランクから形成された環状の本体を包含する容器であって、下側及び上側重ね端が本体の頂部にわたって比較的広い重ね部をまた本体の底部には比較的狭い重ね部を形成するように本体の底部から頂部に向かって増大する幅の、いわゆる中央シーム部を形成し、下側重ね端が横シーム部の比較的広い上部分に下側及び上側重ね端の縁から内方に間隔を置いている注ぎ口開口を有し、上側重ね端が、下側重ね端の表面と実質的に直角の角度を形成する縁面を有し、また、注ぎ口開口の上側及び下側における上側重ね部の内側の縁面から、上側重ね部の対応する縁から挿入した終了個所にまで延びて、注ぎ口開口を覆う関係で上側重ね部に横引裂きフラップを形成する多穴の横線を有している容器を開示する。この容器は、引裂きストリップが設けられている切妻形頂部を有し、また、ディスク様挿入体により閉じられている円形の基部を有し、ディスク様挿入体は環状の垂下フランジを有し、この垂下フランジは接着剤のアーチ形ストリップより上の本体の基部の内面に係合し、接着剤のアーチ形ストリップは、シート様ブランクの下方のアーチ形縁に沿って貼り合わされ、この下方のアーチ形縁が容器の基部縁を形成するために垂下フランジの内面に沿って引込み可能に折り返されたときに下方のアーチ形縁と一緒に密封する。この容器は、また、扇形ブランクに延びているそれぞれのスコア線により境界が定められてその切妻形端を画成する複数の頂部閉鎖密封サブパネルを有する。ブランクは、その上縁から前記スコア線にまで延びている他の複数のスコア線を有し、また、前記頂部閉鎖密閉サブパネルを細区分する更に他の複数の三角形のスコア線を有している。
【発明の開示】
【0006】
本発明の第1の態様によれば、ラミネート材料の重ね接合した環状体から成り、前記環状体が両側の下向きに延びている第1及び第2の縁を有している容器において、下記の特徴のひとつ又はそれ以上を有している容器が提供される。
・前記ラミネート材料が繊維状のセルロース層を包含し、この繊維状のセルロース層の大部分の繊維の方向が前記第1の縁に対して実質的に平行であること。
・前記環状体が前記容器の本体を形成し、前記容器がまた底部閉鎖挿入体を包含し、前記底部閉鎖体の下には前記環状体の底部ストリップが折り曲げられて密封され、前記底部閉鎖挿入体が前記環状体により取り囲まれている実質的に環状のフランジを包含し、このフランジを取り囲む前記ラミネート材料の部分が、前記フランジを包み込んでいる上方区域と、前記フランジを包み込んでいなくて前記上方区域の高さの少なくとも5分の1の高さである下方区域とから成ること。
・前記容器が、平らな頂部を有し、かつこの平らな頂部のコーナ部をおおっている補強材を包含していること。
【0007】
この本発明の第1の態様によれば、他の同一の容器の上に積み重ねるのに良く適している容器を提供することが可能である。容器の積み重ね性は、3つの特徴、すなわち、増大した強さを提供する容器のまっすぐな繊維、剛性を増大せしめる容器の底部分の形成、及び上側に置かれる容器の重量を支持する容器の能力を改善せしめる頂部分の補強材から成る3つの特徴のひとつ又はそれ以上により改善される。
【0008】
本発明の第2の態様によれば、両側の、実質的に直線状の第1及び第2の縁を有し、これらの第1及び第2の縁が互いに向かって収れんしている、ラミネート材料の容器ブランクであって、一列の第1、第2、第3、第4及び第5の閉鎖パネルを包含し、前記第5の閉鎖パネルが前記第1、第2、第3及び第4の閉鎖パネルの各々よりも幅が狭いと共に前記第1の縁により境界が定められ、また、前記第4の閉鎖パネルと前記第5の閉鎖パネルとを区分する軟弱線を有し、前記軟弱線と前記第1の縁とが前記第1及び第2の縁と同一の方向で互いに向かって収れんしている容器ブランクが提供される。
【0009】
本発明の第3の態様によれば、ラミネート材料の容器ブランクを形成する方法において、両側の、実質的に直線状の第1及び第2の縁を有して、これらの第1及び第2の縁が互いに向かって収れんしているブランクを前記ラミネート材料から切断すること、及び、前記ブランクに複数の軟弱線を形成し、これにより、前記ブランクが一列の第1、第2、第3、第4及び第5の閉鎖パネルを包含し、前記第5の閉鎖パネルが前記第1、第2、第3及び第4の閉鎖パネルの各々よりも幅が狭く、前記第1の縁と、前記第4の閉鎖パネルと前記第5の閉鎖パネルとを区分する軟弱線とが前記第1及び第2の縁と同一の方向で互いに向かって収れんし、前記軟弱線が前記容器ブランクを上から下って約半分のところで終わるように形成されるように、前記ラミネート材料に複数のスコア線を入れることを包含する方法が提供される。
【0010】
本発明の第4の態様によれば、ラミネート材料の片であって、両側の、下向きに延びている第1及び第2の縁を有する片から成る容器であって、前記容器の内部及び外部にそれぞれ前記第1及び第2の縁により境界が定められている、下向きに延びるシーム部を包含し、また、第1、第2、第3、第4及び第5の閉鎖パネルから成る環状体を包含し、前記第5の閉鎖パネルが前記第1、第2、第3及び第4の閉鎖パネルの各々よりも幅が狭く、更に、前記第4の閉鎖パネルと前記第5の閉鎖パネルとを区分する折り目を包含し、前記折り目と前記第1の縁とが互いに向かって収れんし、前記折り目が前記容器を上から下って約半分のところで終わっている容器が提供される。
【0011】
これらの本発明の第2、第3及び第4の態様によれば、テーパマンドレルに沿ってブランクを一層適当にシームすることが可能である。更に、いわゆる“横シーム”、すなわち、容器の対応する端閉鎖体のコーナ部におけるシールのために用いられる前記第5の閉鎖パネルでもって、いわゆる“中央シーム”が用いられる場合よりも一層審美的な容器が製作される。なぜなら、コーナ部におけるシールは、恐らく、消費者により注目されることが少なく、また、シールにおける印刷のミスマッチもないからである。
【0012】
本発明の第5の態様によれば、ラミネート材料の容器ブランクを製作する方法において、前記ラミネート材料の直線状区域をスカイビングすること、及び前記ラミネート材料からブランクを切断することを包含し、前記ブランクが第1及び第2の両側の、実質的に直線状の縁を有すると共に、前記スカイビングした区域が前記第1の縁に沿って延びて前記第1の縁の境界を定めている方法が提供される。
【0013】
この本発明の第5の態様によれば、ブランクをラミネート材料から切断した後に、ブランクをスカイビングするに代えて、スカイビングをラミネート材料で行い、これにより、スカイビングを一層容易に行うことができる。なぜなら、特に、ラミネート材料は切断したブランクよりも一層容易に制御することができるからである。
【0014】
ラミネート材料は、典型的には、プラスチックの最内側及び最外側層を備えている紙板である。紙板は、この紙板から得られる容器に強さを与え、またこれらのプラスチック層は水分バリヤ及びシール特性を与える。紙板と最内側層との間には、少なくとも、アルミニウム又はプラスチックの酸素バリヤ層を介在することができる。もし紙板が容器の液体内容物と接触した場合には、紙板は液体を吸収するであろう。これは、ブランクが容器スリーブを形成するように丸く折り曲げられるときに、ラミネート材料の一方の縁が容器の内側に位置するようになることから、生じる。スカイビングは、端区域におけるラミネート材料の厚さ部の幾らかを削除し、それからこの区域にスコア線を入れて折り曲げる処理である。これは、ラミネート材料の最外側層が縁区域においてむき出しにされ、内側層が材料の折り曲げ部により被覆されることを保証する。
【0015】
本発明の第6の態様によれば、ラミネート材料の容器ブランクであって、両側の、実質的に直線状の第1及び第2の縁を有し、これらの第1及び第2の縁が互いに向かって収れんし、前記ラミネート材料が繊維状のセルロース層を包含し、前記繊維状のセルロース層の大部分の繊維の方向が前記第1の縁に対して実質的に平行である容器ブランクが提供される。
【0016】
本発明の第7の態様によれば、ラミネート材料の容器ブランクを製作する方法において、繊維状のセルロース層を包含するラミネート材料からブランクを切断することを包含し、前記ブランクが両側の、実質的に直線状の第1及び第2の縁を有し、これらの第1及び第2の縁が互いに向かって収れんし、前記繊維状のセルロース層の大部分の繊維の方向が前記第1の縁に対して実質的に平行である方法が提供される。
【0017】
これらの本発明の第6及び第7の態様によれば、繊維の全体の方向が容器の長手方向である容器を提供することが可能である。繊維状のセルロース層は、容易に沿って進行する繊維を有することにより、横方向よりも繊維の方向が強いので、得られる容器の垂直強さの値が大きい。これは、繊維の方向が容器のまわりである場合よりも、一方の容器を他方の容器の頂部上に積み重ねようとする容器の高さを大きくすることを可能にする。もし容器の下部分の幾何学的形状が丸くされている場合には、これは完成容器に起こりえる膨らみの大きさを減少せしめる。
【0018】
本発明の第8の態様によれば、上に積み重ねようとする同一のパッケージの底部分のくぼみに挿入しようとする頂部分を包含するパッケージであって、底部挿入体を包含する容器を包含し、前記底部挿入体が下向きの外周フランジを有している、実質的に平らな床部を包含し、前記容器の側壁が前記底部挿入体を取り囲むと共に前記外周フランジの下に上向きに折り曲げられ、前記床部は、前記外周フランジを取り囲む材料の部分が、前記外周フランジを包み込んでいる上方区域と、前記外周フランジを包み込んでいなくて前記上方区域の高さの少なくとも5分の1に等しい高さである下方区域とから成るような高さであり、前記床部と前記容器の最下個所との間の空間が前記頂部分の高さよりも大きくされているパッケージが提供される。
【0019】
本発明の第9の態様によれば、容器を形成する方法であって、容器スリーブの側壁により取り囲みしようとする外周フランジを有している、実質的に平らな床部を包含する、容器の底部分を用意すること、及び前記容器スリーブの側壁を前記外周フランジのまわりに折り曲げることを包含し、前記容器スリーブの側壁の折り曲げにより、前記容器スリーブが前記外周フランジを取り囲み、この外周フランジを取り囲む材料の部分が、前記外周フランジを包み込んでいる上方区域と、前記外周フランジを包み込んでいなくて前記外周フランジの高さの少なくとも5分の1の高さである下方区域とから成っている方法が提供される。
【0020】
これらの本発明の第8及び第9の態様によれば、上に同一の容器を安定して積み重ねることができる空どうの形の十分な空間を下面に備えている容器を形成することを可能にする。もし底部分が紙板を包含するラミネート材料から作られている場合には、空どうは、容器の形成工程中に容器スリーブ内にはめ込んで超音波により容器スリーブに密封した独立する挿入体により、形成することができる。
【0021】
頂部分は、注ぎ口備品を包含することができる。2つの容器が積み重ねられるとき、下側の容器の頂部分は、上側の容器とは接触せず、しかし、上側の容器の底部分の底部の下の空どう内にはまり込む。円形断面の基部を有する容器においては、底部分はフランジを備えている円形であり、このフランジは好適には環状である。
【0022】
本発明の第10の態様によれば、ラミネート材料の片であって、両側の、実質的に直線状の第1及び第2の縁を有する片から成る容器であって、断面が内部及び外部で下向きに徐々に減少し、また、前記容器の内部及び外部にそれぞれ前記第1及び第2の縁により境界が定められている、下向きに延びるシーム部を包含し、更に、下向きの外周フランジを有している底部を包含している底部挿入体を包含し、前記片が前記外周フランジの下に折り曲げられ、前記底部挿入体がプラスチックから成っている容器が提供される。
【0023】
本発明の第11の態様によれば、容器を形成する方法であって、両側の、実質的に直線状の第1及び第2の縁を有し、これらの第1及び第2の縁が互いに向かって収れんしている、ラミネート材料のブランクを受け取って容器スリーブを形成すること、フランジを有している、実質的に平らな床部を包含する底部挿入体を取り付けること、及び前記容器スリーブを前記フランジのまわりに折り曲げることを包含し、前記底部挿入体がプラスチックから成っている方法が提供される。
【0024】
これらの本発明の第10及び第11の態様によれば、ラミネート材料の側壁を有し、ラミネート材料ではない底部挿入体を備えている容器を形成することが可能である。これは、底部分の形成において大きな汎用性を可能にする。なぜなら、底部挿入体はラミネート材料のウェブ又はシートから切断する必要がなく、したがってリサイクルするのが困難であるラミネート材料の廃棄物を減少せしめる。底部挿入体は、独立して作ることができ、又はプラスチックのウェブ又はシートから切断することができる。後者の場合において、廃棄プラスチックはリサイクルされる。
【0025】
本発明の第12の態様によれば、パッケージを製作するシステムであって、第1の装置と第2の装置とを包含し、前記第1の装置がラミネート材料のウェブから複数の平らなブランクを切断し、この各ブランクが両側の、実質的に直線状の第1及び第2の縁を有し、これらの第1及び第2の縁が互いに向かって収れんしており、前記第2の装置が各ブランクを受け取り、それから各ブランクを容器スリーブであって、その周囲長さがスリーブに沿って変化している容器スリーブに形成し、それから前記容器スリーブを長手方向に密封し、それから前記容器スリーブの底部を密封して閉鎖し、それから前記容器スリーブを充填し、それから前記容器の頂部を密封するようにしたシステムが提供される。
【0026】
この本発明の第12の態様によれば、ウェブがブランクにコンバートされるコンバーション段階で要求される工程の数を減少せしめる比較的順応性のある方法で容器を形成することが可能である。このコンバーション段階ではブランクのいかなる部分も密封することは要求されず、これは、平らなブランクを、第2の装置を構成する形成−充填−密封機械に供給することができることを意味する。また、このコンバーション段階ではブランクにスコア線を入れることも要求されず、このスコア線入れは形成−充填−密封機械ですることができる。
【0027】
いずれの方法によっても密封もされず、またスコア線も入れられていない平らなブランクを第2の装置に供給することにより、通常はコンバーション段階で行われている一定の処理工程を第2の装置の形成段階に移すことができ、これにより効率を増大せしめることができる。これらの一定の処理工程には、ブランクを印刷することを含むことができ、また、容器にウィンドウを作ること(これにより、例えば使用者が容器内の内容物の高さレベルを見ることができる)、ブランクをエンボッシングすること、及びブランクをホットスタンピングすること(これは美感上の理由のために金属パッチ及び/又はホログラムを容器に取り付けるために用いられる)を含むことができる。最後の2つの工程は、通常ブランクを単に切断するよりもゆっくり行われ、これらのブランクを容器形成段階(通常はゆっくりな工程である)へ移動させるので、容器の形成をスローダウンすることなしに、ブランクの切断をスピードアップすることを可能にする。
【0028】
各装置は、同じ場所に連続して配置することができる複数の独立する機械から成ることができる。有益には、第2の装置は、各ブランクが平らであって折り曲げられていない間に各ブランクに注ぎ口備品を取り付ける。
【0029】
本発明の第13の態様によれば、底部分を包含するパッケージであって、上に積み重ねようとする同一のパッケージの底部分を支持するための頂部区域を包含している容器を包含し、更に、頂部のコーナ部にわたって延びている補強材を包含しているパッケージが提供される。
【0030】
本発明の第14の態様によれば、パッケージを形成する方法であって、補強材を前記パッケージの一部分を構成する容器の頂部のコーナ部上に取り付けることを包含している方法が提供される。
【0031】
これらの本発明の第13及び第14の態様によれば、容器の頂部上に他のパッケージが積み重ねられたときに、該容器の頂部分が損傷させられるのを少なくすることが可能である。
【0032】
本発明の第15の態様によれば、容器ブランクであって、一列の複数の頂部閉鎖パネルと、これらの頂部閉鎖パネルを互いに区分する複数の第1の軟弱線と、一列の複数の本体パネルと、これらの本体パネルを互いに区分すると共に前記第1の軟弱線とは整列されていない他の複数の第2の軟弱線とを包含し、前記第2の軟弱線が完成容器に複数の内向きの膨らみ部の境界を定める役目を果たす容器ブランクが提供される。
【0033】
本発明の第16の態様によれば、互いに一体である、シート材料の環状本体及び頂部閉鎖体と、これらの環状本体及び頂部閉鎖体とは一体ではない底部閉鎖体とから成る容器であって、一定の内周面を有し、この一定の内周面には複数の内向きの膨らみ部を備えている容器が提供される。
【0034】
前記一定の内周面は、例えば、矩形、特に正方形、角錐形、円筒形又は切頭円錐形とすることができる。
【0035】
これらの本発明の第15及び第16の態様によれば、ラミネート材料のブランクから、容器のコーナ部に内向きの膨らみブランクを備えている容器を形成することが可能である。また、ラミネート材料から区別している底部閉鎖体を有することが可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0036】
本発明を明確かつ完全に開示するために、以下本発明の実施例について添付図面を参照して詳述する。
【0037】
図1は、容器を形成するシステムを概略的に示す。コンバーティングプラント2には、ラミネート材料のウェブ4からブランク10を切断する第1の装置3が設置されている。ウェブ4はロール5から供給される。それから、ウェブ4は、個々のブランク10に切断される前に、印刷及びスカイビングされる。各ブランク10は、一対の両側の、実質的に直線状の収れん縁を有する。これらのブランク10は、輸送のために、本例では牛乳包装工場(デイリ)6へ貨物自動車1により輸送するために一緒に包装される。
【0038】
牛乳包装工場6には、これらの平らなブランク10の積重体を受け取り、それから各ブランク10を実質的に円錐形の容器スリーブ10Aに形成し、それから各スリーブ10Aを長手方向に密封すると共に各スリーブの底部を閉鎖して密封し、それから各スリーブを牛乳で充填し、それから各スリーブの頂部を密封するための第2の装置7(図4を参照して後で一層詳細に説明される)が設置される。第2の装置7は、また、注ぎ口備品8(図1には“キャップ”として示されている)、及び各容器の底部分を形成する形成段階で用いられる材料9のロールを受け取る。注ぎ口備品8は、ブランク10が第2の装置7を通過するときに、ブランク10に取り付けられる。第2の装置7は、更に、容器を形成する前にブランク10をスコアリング、すなわちブランクにスコア線(罫線)を入れる。
【0039】
図2は、コンバーティングプラント2における第1の装置3により受け取られるラミネート材料のウェブ4を示す。ウェブ4は、スカイビングステーション(図示せず)へ進み、このスカイビングステーションでは、ウェブ4の各縁におけるウェブ4の厚さ部の一部分を取り除くようにウェブ4の縁をスカイビングし、それから、ウェブ4のラミネート材料の中間層を縁密封するようにウェブの薄くした厚さ部分にわたって折り目を付けて折り曲げる。ウェブ4は、それから、切断ステーション(図示せず)へ進み、この切断ステーションでは、ウェブを個々のブランクに切断する。図2には、ウェブ4から切断される2つのブランク10が示されている。
【0040】
図4は、平らなブランク10から容器を形成して、充填及び密封するために牛乳包装工場で用いられている装置7を詳細に示す。ブランク10は、ブランクマガジン35から供給される。マガジン35は、ブランク10を割出しコンベヤであるブランクフィーダ36へ進める。ブランク10がフィーダ36上にいる間に、各ブランク10は、例えば図3に示されるようなブランク10を形成するようにスコア線を入れられ、それから注ぎ口備品52を取り付けられ、それから容器を形成する前に予加熱される。各ブランク10は、それから、フィーダ36から形成ステーション37へ進められる。この形成ステーション37において、ブランク10は実質的に円錐形のマンドレル39のまわりに巻きつけられ、これにより各ブランク10を実質的に円錐形のスリーブ10Aに形成せしめ、スリーブ10はそれからすみシームされる。
【0041】
8本のマンドレル39がターンテーブル40に設けられており、ターンテーブル40は時計方向へ回転して、マンドレル39上のスリーブ10Aを一連の形成ステーションへ進める。
【0042】
すなわち、マンドレル39は、スリーブ10Aの下部分の内面のための予加熱ステーションである第2のステーション41へスリーブ10Aを進める。予加熱は、スリーブ10の下方区域のプラスチックの最内側層を軟化せしめる。スリーブ10Aは、それから、ステーション42へ進み、このステーション42には、ラミネート材料43のロールから底部分(図5及び図6に一層詳細に示されている)を打ち抜きにして、円錐形のスリーブ10Aの底部に挿入する機械が設置されている。スリーブ10Aは、底部分を中に入れて、それから、底部押圧ステーション44へ進み、このステーション44では、円錐形スリーブ10Aの小径部分を底部分のフランジのまわりに折り曲げる。
【0043】
スリーブ10Aは、それから、第2の底部加熱ステーション45へ進み、このステーション45では、スリーブ10Aの底部を密封する処理が続けられる。スリーブ10Aは、それから、底部回転及び加熱ステーション46へ進み、このステーション46では、スリーブ10Aはマンドレル39への圧力の下で回転及び加熱させられる。スリーブ10Aは、それから、第2の底部押圧ステーション48へ進み、このステーション48では、スリーブ10Aは完全な密封を確実にするように更に押圧される。直立した容器を積み重ねようとする場合においては、容器の下部分が大部分の積み重ね力を受け、この区域における非常に良好な密封が適当な標準の容器を製作するために絶対必要であることを理解されよう。
【0044】
スリーブ10Aは、それから、排出ステーション48へ動かされ、このステーション48では、空気吹付け力がスリーブ10Aをマンドレル39から抜き出して連続式コンベヤ70へ送るように付勢する。連続式コンベヤ70には、個々のスリーブ10Aを受け入れるためのピットが設けられている。
【0045】
スリーブ10Aは、それから、一度に4個ずつ、第2の割出しコンベヤ72へ送られ、このコンベヤ72にはスリーブ10Aを受け取るための正方形のスロットが設けられている。コンベヤ72は、それから、スリーブ10Aを一連のステーションに沿って割り出す。説明を簡単にするために、これらの一連のステーションについては詳細には説明しない。これらの一連のステーションでは、スリーブ10Aの頂部を形成し、それからスリーブ10Aを殺菌し(これらの一連ステーションにおける3つのステーションで完全な殺菌を行う)、それからスリーブ10Aを充填し(同様に、少なくともひとつ以上のステーションで行うことができる)、それからスリーブ10Aの頂部を再び折り曲げ、それからスリーブ10Aの頂部閉鎖部分を加熱し、それからスリーブ10Aの頂部を密封し、これにより完成した容器を提供する。代替的に、頂部密封ステーションは、予加熱ステーションなしの超音波ステーションとすることができる。最終ステーションにおいて、容器50は、スーパーマーケットへ運送するためのボックス又はロール容器へ移される。
【0046】
容器ブランク10は、図3及び図3Aに一層詳細に示されている。ブランク10は、ラミネート材料であり、ウェブ4から機械により切断されて、一対の両側の、実質的に直線状の収れん縁12及び14を有する。ブランク10は縁12により境界が定められている区域16を包含し、この区域16がスカイビングされた区域である。このスカイビングされた区域16は、ブランクがまだウェブ4の一部分である間に作られ、スカイビングは、ウェブを切断して個々のブランクを作る前に、連続する処理としてウェブ4に行われる。
【0047】
ラミネート材料は紙板11の層を包含し、この紙板11中に含有される繊維13の全体の方向は縁12に対して実質的に平行である。図3及び図3Aにおいて、矢印15はブランク10中における繊維13の方向を示す。紙板11は基板であり、ラミネート材料はLDPE(低密度ポリエチレン)の最内側及び最外側の層17を有する。
【0048】
ブランク10は、実質的に同一の幅の第1、第2、第3及び第4の閉鎖パネル18,20,22及び24と、第5の小さな閉鎖パネル26とを包含する。ブランク10は、第4のパネル24と第5のパネル26とを区分するスコア線28を有する。このスコア線28は、ブランク10の最も近い縁12に収れんする。ブランク10には、また、ブランク10を最終的に容器に形成するときに用いるための複数の他のスコア線が設けられている。ブランク10には、更に、注ぎ口備品を受け入れるための穴30が設けられている。
【0049】
ブランク10は2つの実質的にアーチ形の縁32及び34を有し、これらの縁32及び34は、それぞれ、作られるスリーブ10Aの最終的な底部及び頂部を画定する。頂部縁34(一連のまっすぐな縁により作られている)のアーチ長さは、底部縁32(同様に、多数のまっすぐな縁と半アーチの縁とにより作られている)のアーチ長さよりも大きい。パネル18,20,22及び24により作られる頂部閉鎖体は、最終的には切妻形頂部の仕上げに折り曲げられて密封されるように設計されている。図3に示されているブランク10の設計において、切妻形頂部は非対称であり、パッケージ22は大きな注ぎ口備品に適応するためにパネル18よりも大きくされている。
【0050】
図5は図3に示されているブランク10を用いて作られた完成容器50を示す。この容器50は、頂部閉鎖体上に注ぎ口備品52を有し、また、底部分54を包含する。この底部分54は、独立した挿入体であって、スリーブ10Aが形成された後に設けられるものであり、注ぎ口備品52と同様に、形成工程中にブランク10に固着される。容器50は、典型的には、例えば牛乳、オレンジジュースのような液体食品のために用いられるが、しかし、実際には、消費者に提供することが必要とされている他の液体、例えば洗浄液又は同種の液体を貯蔵するにも適当である。容器50は、使用者が容器を取り扱うときに、使用者に良好な握りを提供し、容器の増大した強さ及び容器の丸い形状のために膨れるようなことはない。このように容器はおそらく膨れることが少ないので、ラミネート材料を30%節約した少量の紙板が必要とされるだけである。容器は、また、従来の容器の伝統的な利点を提供し、例えば良好な密封を提供すると共に、ねじ込み式キャップの特徴を有する注ぎ口備品52を支持することができる。
【0051】
図6は、容器50の下部分を一層詳細に示す。底部分54は実質的に平らな床部56を包含し、この床部56は下向きの外周フランジ58を備えている。容器50の側壁はフランジ58の下に折り曲げられ、底部分54は、この折り曲げられた側壁の材料の部分がフランジ58を包み込むことができない区域60を包含するような高さとされ、この区域60はフランジ58を包み込むことができる区域62の高さの少なくとも5分の1の高さとされ、また、床部56と容器50の底部末端との間の空所は注ぎ口備品52の突出高さよりも大きくされている。
【0052】
一例として、フランジ58は約10mmの高さであると共に、区域60は約5mmの高さであり、これにより、容器50の基部から床部56まで約15mmの総空間を提供する。また、注ぎ口備品52の高さは約14mmであり、これはひとつの完成した容器を他の完成した容器の頂部上に積み重ね、下側の容器の注ぎ口備品を上側の容器の底部の空間内にネスティング(入れ子)することを可能にする。
【0053】
図7は、ラミネート材料の容器ブランク80の第2の実施例の平面図である。前述したブランクの第1の実施例と同じように、ブランク80は、ラミネート材料であり、ウェブ4から機械により切断されて、一対の両側の、実質的に直線状の収れん縁82及び84を有する。ブランク80は縁82により境界が定められた区域86を包含し、この区域86はスカイビングされた区域である。このスカイビングされた区域86は、ブランクがまだウェブの一部分である間に作られ、スカイビングは、ウェブを切断して個々のブランクを作る前に、連続する処理としてウェブに行われる。
【0054】
ブランク80は、第1、第2、第3、第4及び第5の閉鎖パネル88,90,92,94及び96と、第6の幅狭な閉鎖パネル98とを包含する。ブランク80は、第5のパネル96と第6のパネル98とを区分するスコア線100を有する。このスコア線100は、ブランク80の、最も近い縁82に収れんする。ブランク80には、また、ブランク80を最終的に容器に形成するときに用いるための複数の他のスコア線が設けられている。ブランク80には、更に、注ぎ口備品を受け入れるための穴102が設けられている。
【0055】
図8は、図7に示されているブランク80から形成された容器110を示す。この容器110は、典型的には、新鮮な食品のために用いられる容器である。
【0056】
この容器は、切妻形頂部ではなくて平形頂部を有し、注ぎ口備品112が設けられている。容器の基部は、円形の断面ではなくて、丸いコーナ部を備えている正方形の断面である。この容器が作られるブランク80は、それにもかかわらず、図3に示されているブランクとかなり類似している。このブランク80は、一対の両側の、実質的に直線状の縁82及び84が収れんするけれども、これらの縁82及び84が前述した第1の実施例によるブランク10の一対の両側の縁12及び14と同じ割合で収れんしていない点で、図3のブランクとは異なっている。
【0057】
ねじ込み式キャップ112は容器110の頂部から約14mm突出し、これはひとつの容器を他の容器の頂部上に積み重ねたときに下側の容器のねじ込み式キャップ112を上側の容器の底部の空所内に収めて見えなくするであろう。
【0058】
図9は、薄いがしかし硬質の補強プラスチック材料122の2つのストリップが設けられている容器120の頂部分を示す。これらのプラスチック材料122は、ポリプロピレン、HDPE(高密度ポリエチレン)又は同種のプラスチックとすることができる。このようなプラスチック材料122の存在は、ひとつの容器が他の容器の上に積み重ねられたときに下側の容器120の頂部が上側の容器により傷つけられることを防止する。プラスチック材料122は、圧力を上側の容器から大きい表面区域にわたって分配するために設けられる。これらのプラスチック材料122は、容器120の頂部表面の4つのコーナ部のみに設けることができるし、又は、容器120の頂部表面の大部分にわたって、特に、美的観点から人に大いに関心を引かせるように頂部の幅全体にわたって設けることができる。
【0059】
プラスチック材料122は、着色又は透明とすることができ、また、所望するならば、浮き出し模様とすることができる。使用するプラスチック材料122の選択によって、容器120の充填工程の上流又は下流において、プラスチック材料122をヒートシール又は超音波シールを用いて密封することができ、又はスポット接着で接着することができる。補強プラスチック材料122を取り付ける形成工程において、この補強プラスチック材料122を取り付ける機械は、形成工程により作られる容器が積み重ねられるか又は積み重ねられないかどうかによって、作動又は不作動とすることができる。
【0060】
図10は、ラミネート材料のブランクから形成された他の容器130を示す。このブランクは、複数の本体サブパネルと複数の頂部閉鎖サブパネルとのみを有し、底部閉鎖サブパネルを有していない。なぜなら、底部は底部閉鎖体132により形成され、この底部閉鎖体132の上向きに向いた環状の外周フランジ133が、容器130の頂部閉鎖体と本体とを形成している容器スリーブの下方端内に密封して受け入れられているか、又は容器スリーブの下方端を密封して受け入れているからである。複数の本体サブパネルは上向きに延びている縁区域134により互いに区分されており、これらの縁区域134は容器130の本体壁に形成された複数の内向きの膨らみ部から成る。
【0061】
この容器130が作られるブランクは、標準的な矩形状のフォーマットブランクに基づいており、円錐形状ではない。これは、円錐形状の設計よりも廃棄材料を節約する。また、ブランクが矩形状であるために、種々の容器高さ、したがって容器容積を、ブランクの幅を変える必要なしに、プラスチック被覆した紙板の変更のためのプラントの対応する種々のロータリツーリングを用いて得ることができる。内向きの膨らみ部134はブランクの一連の非直線状のスコア線により容易に形成され、一連の非直線状のスコア線は、容器が直立にさせられたときに、内向きの膨らみ部を形成する。これらの内向きの膨らみ部134の外面は、これらの外面に施した垂直のコーナデザインを有することができる。容器130の製造は、標準的な牛乳カートン技術及び標準的な紙カップ底部密封技術に基づくことができる。
【0062】
底部閉鎖体132は、射出形成したプラスチックの単体とすることができる。そして、底部閉鎖体132は、容器スリーブの底部に、スリーブをおおって、又はスリーブの中にして取り付けられる。後者の場合においては、おそらく、スリーブがそれから底部閉鎖体132の下に折り曲げられ、底部閉鎖体132を適所に保持するようにする。底部閉鎖体132は、丸いコーナ部を備えている実質的に矩形の形状、好適には正方形である。同様に、容器も実質的に矩形、好適には正方形の断面を有する。容器130の頂部は、頂部閉鎖体に設けられているねじ込み式キャップの備品を備えている標準的な切妻形の頂部構造とすることができる。
【0063】
マンドレルを使用することなしに、長手方向にシームした容器スリーブを形成することが可能である。この場合には、それから、容器スリーブの少なくとも下方端区域の外部形状(及びしたがって内部形状)を抑制して、底部閉鎖体(プラスチックの単体)132を容器スリーブに当てがい、この底部閉鎖体を容器スリーブに液体密の方法で密封する。その後、このように形成した一部完成の容器を従来の普通の方法で充填し、それから頂部を閉鎖して密封することができる。したがって、充填及び密封パッケージの製造に用いられる形成−充填−密封機械を比較的簡単にすることができ、またマンドレルの使用により容器内に微生物が入る危険性を除去することができる。更に、内向きの膨らみ部は適当に望まれる場合に設けることができる。なぜなら、マンドレルを撤退させることは必要としないからである。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】容器を形成するシステムの概略図である。
【図2】ラミネート材料のウェブの平面図である。
【図3】ラミネート材料の容器ブランクの第1の実施例の平面図であって、スコア線は鎖線により示されている。
【図3A】図3のIIIA−IIIA線に沿う断面の斜視図である。
【図4】各ブランクから容器を形成、充填及び密封する装置の斜視図である。
【図5】図3のブラケットから形成された容器の、頂部から見た斜視図である。
【図6】図5の容器の下部分の断面図である。
【図7】ラミネート材料の容器ブランクの第2の実施例の平面図であって、スコア線は鎖線により示されている。
【図8】図7のブランクから形成された容器の斜視図である。
【図9】容器の第3の実施例の、頂部から見た斜視図である。
【図10】容器の第4の実施例の、頂部から見た斜視図である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ラミネート材料の重ね接合した環状体から成り、前記環状体が両側の、下向きに延びている第1及び第2の縁を有している容器において、下記の特徴のひとつ又はそれ以上を有している容器。
・前記ラミネート材料が繊維状のセルロース層を包含し、この繊維状のセルロース層の大部分の繊維の方向が前記第1の縁に対して実質的に平行であること。
・前記環状体が前記容器の本体を形成し、前記容器がまた底部閉鎖挿入体を包含し、前記底部閉鎖体の下には前記環状体の底部ストリップが折り曲げられて密封され、前記底部閉鎖挿入体が前記環状体により取り囲まれている実質的に環状のフランジを包含し、このフランジを取り囲む前記ラミネート材料の部分が、前記フランジを包み込んでいる上方区域と、前記フランジを包み込んでいなくて前記上方区域の高さの少なくとも5分の1の高さである下方区域とから成ること。
・前記容器が、平らな頂部を有し、かつこの平らな頂部のコーナ部をおおっている補強材を包含していること。
【請求項2】
請求項1記載の容器において、前記容器がその内部及び外部断面を下向きに徐々に減少せしめ、前記第1及び第2の縁がそれぞれ前記容器の内部及び外部に位置し、前記環状体の重ね接合部が前記第1の縁で前記重ね接合部に沿って延びている、スカイビング及びヘミングした区域を包含している容器。
【請求項3】
請求項1又は2記載の容器において、前記底部閉鎖挿入体がプラスチックから成っている容器。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか一項に記載の容器において、環状体の形の第1、第2、第3、第4、第5の頂部閉鎖パネルを包含し、前記第5の頂部閉鎖パネルが前記環状体の重ね接合部に位置していると共に前記第1の縁により境界が定められ、前記容器が前記第4の頂部閉鎖パネルと前記第5の頂部閉鎖パネルとを区分する折り目を有している容器。
【請求項5】
請求項4記載の容器において、前記第5の頂部閉鎖パネルが前記第1、第2、第3及び第4の頂部閉鎖パネルの各々よりも幅が狭い容器。
【請求項6】
請求項4又は5記載の容器において、前記折り目及び前記第1の縁が互いに向かって下向きに収れんしている容器。
【請求項7】
請求項4〜6のいずれか一項に記載の容器において、前記折り目が前記容器を上から下って約半分のところで終わっている容器。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれか一項に記載の容器において、更に、複数の本体パネルから成る環状体と、複数の前記頂部閉鎖パネルを互いから区分する複数の第1の折り目と、複数の前記本体パネルを互いに区分すると共に前記第1の折り目とは整列していない複数の第2の折り目とを包含し、前記第2の折り目が前記容器に複数の内向きの膨らみ部の境界を定めている容器。
【請求項9】
請求項1〜8のいずれか一項に記載の容器において、前記補強材が前記平らな頂部の一対の隣接するコーナ部にわたって延びている容器。
【請求項10】
請求項9記載の容器において、更に、前記平らな頂部の他の一対の隣接するコーナ部にわたって延びている他の補強材を包含している容器。
【請求項11】
請求項1〜10のいずれか一項に記載の容器において、前記容器の頂部が実質的に矩形状であると共に、前記容器の底部が丸いコーナ部を有している容器。
【請求項12】
請求項1〜11のいずれか一項に記載の容器において、前記ラミネート材料がプラスチックの最内側及び最外側層を備えている紙板から成る容器。
【請求項13】
ラミネート材料の容器ブランクを製作する方法において、前記ラミネート材料の直線状区域をスカイビングすること、及び前記ラミネート材料からブランクを切断することを包含し、前記ブランクが第1及び第2の両側の、実質的に直線状の縁を有すると共に、前記スカイビングした区域が前記第1の縁に沿って延びて前記第1の縁の境界を定めている方法。
【請求項14】
請求項13記載の方法において、更に、前記スカイビングした区域をヘミングすることを包含する方法。
【請求項15】
請求項13又は14記載の方法において、前記ラミネート材料が繊維状のセルロース層を包含し、前記ブランクを前記ラミネート材料から切断することが、前記繊維状のセルロース層の大部分の繊維の方向が前記第1の縁に対して実質的に平行であるように行われる方法。
【請求項16】
請求項13〜15のいずれか一項に記載の方法において、前記ブランクを前記ラミネート材料から切断することが、前記第1及び第2の縁が互いに向かって収れんするように行われる方法。
【請求項17】
請求項16記載の方法において、前記ブランクを前記ラミネート材料から切断することが、前記ブランクが前記第1及び第2の縁の収れん方向における他の両側の、弓形に曲がった、実質的にアーチ形の第3及び第4の縁を有するように行われる方法。
【請求項18】
請求項17記載の方法において、前記第3及び第4の縁が互いに実質的に同心である方法。
【請求項19】
請求項16〜18のいずれか一項に記載の方法において、更に、複数の軟弱線を前記ブランクに形成し、これにより、前記ブランクが第1、第2、第3、第4及び第5の頂部閉鎖パネルを一列に有し、前記第5の頂部閉鎖パネルが前記第1、第2、第3及び第4の頂部閉鎖パネルの各々よりも幅が狭くて前記スカイビングした区域に位置していると共に前記第1の縁により境界が定められ、かつ、前記第1の縁と、前記第4の頂部閉鎖パネルと前記第5の頂部閉鎖パネルとを区分する軟弱線とが前記第1及び第2の縁と同一の方向で互いに向かって収れんするように、前記ラミネート材料に複数のスコア線を入れることを包含する方法。
【請求項20】
請求項19記載の方法において、前記軟弱線が前記ブランクを上から下がって約半分のところで終わるように形成されている方法。
【請求項21】
請求項13〜20のいずれか一項に記載の方法において、更に、1本の軟弱線を前記ブランクを横切って前記第1及び第2の縁にまで形成し、これにより、前記ブランクが底部ストリップを包含するように、前記ラミネート材料に1本のスコア線を入れることを包含する方法。
【請求項22】
請求項13〜18のいずれか一項に記載の方法において、更に、複数の第1の軟弱線を前記ブランクに形成して前記ブランクが一列の複数の頂部閉鎖パネルを包含し、また、複数の第2の軟弱線を形成して前記ブランクが一列の複数の本体パネルを包含し、かつ前記第2の軟弱線が前記第1の軟弱線と整列しないように、前記ラミネート材料に複数のスコア線を入れることを包含する方法。
【請求項23】
請求項14又は請求項14に従属する請求項15〜22のいずれか一項に記載の方法において、更に、前記ブランクを、前記スカイビング及びヘミングした区域に沿って密封シーム部を有する容器スリーブに形成することを包含する方法。
【請求項24】
請求項20に従属する請求項23記載の方法において、前記容器スリーブの内側及び外側が、その頂部では矩形の断面であると共に、その底部では円形の断面である方法。
【請求項25】
請求項21に従属する請求項23又は24記載の方法において、更に、前記底部ストリップを前記容器スリーブのための底部閉鎖挿入体の下に内向きに折り曲げることを包含する方法。
【請求項26】
請求項25記載の方法において、前記底部ストリップを折り曲げることが、前記底部閉鎖挿入体の実質的に環状フランジの下に内向きに折り曲げるように行われ、これにより前記ラミネート材料が前記フランジを取り囲むようにした方法。
【請求項27】
請求項26記載の方法において、前記底部ストリップを折り曲げることが、前記ラミネート材料の取り囲み部分が、前記フランジを包み込んでいる上方区域と、前記フランジを包み囲んでいなくて前記上方区域の高さの少なくとも5分の1の高さである下方区域とから成るように、行われる方法。
【請求項28】
請求項25〜27のいずれか一項に記載の方法において、前記底部閉鎖挿入体がプラスチックから成る方法。
【請求項29】
請求項22に従属する請求項23〜28のいずれか一項に記載の方法において、前記第2の軟弱線が前記容器スリーブの複数の内向きの膨らみ部の境界を定めている方法。
【請求項30】
請求項23〜28のいずれか一項に記載の方法において、前記ブランクを前記容器スリーブに形成することが、前記ブランクを軸方向先細マンドレルのまわりに巻きつけることを包含する方法。
【請求項31】
請求項23〜30のいずれか一項に記載の方法において、前記ブランクが、コンバーティングプラントで形成され、それから同一のこれらのブランクの積重体の形でパッケージングプラントへ輸送され、それから前記パッケージングプラントで容器スリーブに形成されるようにした方法。
【請求項32】
請求項19又は20に従属する請求項23〜31のいずれか一項に記載の方法において、更に、平らな頂部の閉鎖体を形成するように複数の前記頂部閉鎖パネルを互いに内向きに折り曲げて密封すること、及び補強材を前記平らな頂部の閉鎖体のコーナ部上に取り付けることを包含する方法。
【請求項33】
ラミネート材料の容器ブランクであって、両側の、実質的に直線状の第1及び第2の縁を有し、これらの第1及び第2の縁が互いに向かって収れんし、前記ラミネート材料が繊維状のセルロース層を包含し、前記繊維状のセルロース層の大部分の繊維の方向が前記第1の縁に対して実質的に平行である容器ブランク。
【請求項34】
請求項33記載の容器ブランクにおいて、前記ラミネート材料がプラスチックの最内側及び最外側層を備えている紙板から成る容器ブランク。
【請求項35】
ラミネート材料の容器ブランクを製作する方法において、繊維状のセルロース層を包含するラミネート材料からブランクを切断することを包含し、前記ブランクが両側の、実質的に直線状の第1及び第2の縁を有し、これらの第1及び第2の縁が互いに向かって収れんし、前記繊維状のセルロース層の大部分の繊維の方向が前記第1の縁に対して実質的に平行である方法。
【請求項36】
両側の、実質的に直線状の第1及び第2の縁を有し、これらの第1及び第2の縁が互いに向かって収れんしている、ラミネート材料の容器ブランクであって、一列の第1、第2、第3、第4及び第5の閉鎖パネルを包含し、前記第5の閉鎖パネルが前記第1、第2、第3及び第4の閉鎖パネルの各々よりも幅が狭いと共に前記第1の縁により境界が定められ、また、前記第4の閉鎖パネルと前記第5の閉鎖パネルとを区分する軟弱線を有し、前記軟弱線と前記第1の縁とが前記第1及び第2の縁と同一の方向で互いに向かって収れんしている容器ブランク。
【請求項37】
ラミネート材料の容器ブランクを形成する方法において、両側の、実質的に直線状の第1及び第2の縁を有して、これらの第1及び第2の縁が互いに向かって収れんしているブランクを前記ラミネート材料から切断すること、及び、前記ブランクに複数の軟弱線を形成し、これにより、前記ブランクが一列の第1、第2、第3、第4及び第5の閉鎖パネルを包含し、前記第5の閉鎖パネルが前記第1、第2、第3及び第4の閉鎖パネルの各々よりも幅が狭く、前記第1の縁と、前記第4の閉鎖パネルと前記第5の閉鎖パネルとを区分する軟弱線とが前記第1及び第2の縁と同一の方向で互いに向かって収れんし、前記軟弱線が前記容器ブランクを上から下って約半分のところで終わるように形成されるように、前記ラミネート材料に複数のスコア線を入れることを包含する方法。
【請求項38】
ラミネート材料の片であって、両側の、下向きに延びている第1及び第2の縁を有する片から成る容器であって、前記容器の内部及び外部にそれぞれ前記第1及び第2の縁により境界が定められている、下向きに延びるシーム部を包含し、また、第1、第2、第3、第4及び第5の閉鎖パネルから成る環状体を包含し、前記第5の閉鎖パネルが前記第1、第2、第3及び第4の閉鎖パネルの各々よりも幅が狭く、更に、前記第4の閉鎖パネルと前記第5の閉鎖パネルとを区分する折り目を包含し、前記折り目と前記第1の縁とが互いに向かって収れんし、前記折り目が前記容器を上から下って約半分のところで終わっている容器。
【請求項39】
上に積み重ねようとする同一のパッケージの底部分のくぼみに挿入しようとする頂部分を包含するパッケージであって、底部挿入体を包含する容器を包含し、前記底部挿入体が下向きの外周フランジを有している、実質的に平らな床部を包含し、前記容器の側壁が前記底部挿入体を取り囲むと共に前記外周フランジの下に上向きに折り曲げられ、前記床部は、前記外周フランジを取り囲む材料の部分が、前記外周フランジを包み込んでいる上方区域と、前記外周フランジを包み込んでいなくて前記上方区域の高さの少なくとも5分の1に等しい高さである下方区域とから成るような高さであり、前記床部と前記容器の最下個所との間の空間が前記頂部分の高さよりも大きくされているパッケージ。
【請求項40】
請求項39記載のパッケージにおいて、前記容器がラミネート材料の片と前記底部挿入体とから形成され、前記底部挿入体がプラスチックから成っているパッケージ。
【請求項41】
請求項39又は40記載のパッケージにおいて、前記同一のパッケージの前記底部分を支持するための頂部区域を包含し、前記頂部区域が前記容器の頂部コーナ部にわたって延びている補強プラスチック部分から成り、前記補強プラスチック部分の上に前記同一のパッケージの前記底部分を置くようにしたパッケージ。
【請求項42】
請求項39〜41のいずれか一項に記載のパッケージにおいて、前記頂部分が注ぎ口備品を包含しているパッケージ。
【請求項43】
請求項39〜42のいずれか一項に記載のパッケージにおいて、前記底部分が実質的に円形であるパッケージ。
【請求項44】
請求項39〜42のいずれか一項に記載のパッケージにおいて、前記底部分が実質的に正方形であり、この正方形が丸いコーナ部を有しているパッケージ。
【請求項45】
請求項39〜44のいずれか一項に記載のパッケージにおいて、前記外周フランジが実質的に環状であるパッケージ。
【請求項46】
容器を形成する方法であって、容器スリーブの側壁により取り囲みしようとする外周フランジを有している、実質的に平らな床部を包含する、容器の底部分を用意すること、及び前記容器スリーブの側壁を前記外周フランジのまわりに折り曲げることを包含し、前記容器スリーブの側壁の折り曲げにより、前記容器スリーブが前記外周フランジを取り囲み、この外周フランジを取り囲む材料の部分が、前記外周フランジを包み込んでいる上方区域と、前記外周フランジを包み込んでいなくて前記外周フランジの高さの少なくとも5分の1の高さである下方区域とから成っている方法。
【請求項47】
請求項46記載の方法において、前記底部分がプラスチックから成っている方法。
【請求項48】
請求項46又は47記載の方法において、更に、補強プラスチック部分を前記容器に取り付けることを包含し、これにより前記補強プラスチック部分が前記容器の頂部のコーナ部にわたって延びている方法。
【請求項49】
ラミネート材料の片であって、両側の、実質的に直線状の第1及び第2の縁を有する片から成る容器であって、断面が内部及び外部で下向きに徐々に減少し、また、前記容器の内部及び外部にそれぞれ前記第1及び第2の縁により境界が定められている、下向きに延びるシーム部を包含し、更に、下向きの外周フランジを有している底部を包含している底部挿入体を包含し、前記片が前記外周フランジの下に折り曲げられ、前記底部挿入体がプラスチックから成っている容器。
【請求項50】
容器を形成する方法であって、両側の、実質的に直線状の第1及び第2の縁を有し、これらの第1及び第2の縁が互いに向かって収れんしている、ラミネート材料のブランクを受け取って容器スリーブを形成すること、フランジを有している、実質的に平らな床部を包含する底部挿入体を取り付けること、及び前記容器スリーブを前記フランジのまわりに折り曲げることを包含し、前記底部挿入体がプラスチックから成っている方法。
【請求項51】
パッケージを製作するシステムであって、第1の装置と第2の装置とを包含し、前記第1の装置がラミネート材料のウェブから複数の平らなブランクを切断し、この各ブランクが両側の、実質的に直線状の第1及び第2の縁を有し、これらの第1及び第2の縁が互いに向かって収れんしており、前記第2の装置が各ブランクを受け取り、それから各ブランクを容器スリーブであって、その周囲長さがスリーブに沿って変化している容器スリーブに形成し、それから前記容器スリーブを長手方向に密封し、それから前記容器スリーブの底部を密封して閉鎖し、それから前記容器スリーブを充填し、それから前記容器の頂部を密封するようにしたシステム。
【請求項52】
請求項51記載のシステムにおいて、前記容器スリーブの底部を密封して閉鎖することが、フランジを有している床部を包含している底部挿入体の前記フランジのまわりに前記容器スリーブを折り曲げることを包含しているシステム。
【請求項53】
請求項51又は52記載のシステムにおいて、前記第1の装置が、各ブランクが他の両側の、実質的にアーチ形の第3及び第4の縁を有し、これらの第3及び第4の縁が互いに実質的に同心である複数のブランクを切断するために設置されているシステム。
【請求項54】
請求項51〜53のいずれか一項に記載のシステムにおいて、前記第2の装置が注ぎ備品を取り付けるために設置されているシステム。
【請求項55】
請求項51〜54のいずれか一項に記載のシステムにおいて、前記第2の装置が補強材を前記容器スリーブの頂部のコーナ部上に取り付けるために設置されているシステム。
【請求項56】
底部分を包含するパッケージであって、上に積み重ねようとする同一のパッケージの底部分を支持するための頂部区域を包含している容器を包含し、更に、頂部のコーナ部にわたって延びている補強材を包含しているパッケージ。
【請求項57】
請求項56記載のパッケージにおいて、前記補強材がプラスチックから成っているパッケージ。
【請求項58】
請求項56又は57記載のパッケージにおいて、前記底部分に、上向きに延びている空どうがあるパッケージ。
【請求項59】
請求項58記載のパッケージにおいて、更に、注ぎ口備品を包含し、前記空どうが前記同一のパッケージの注ぎ口備品を受け入れるのに適当であるパッケージ。
【請求項60】
パッケージを形成する方法であって、補強材を前記パッケージの一部分を構成する容器の頂部のコーナ部上に取り付けることを包含している方法。
【請求項61】
請求項60記載の方法において、更に、前記パッケージの底部分に、上向きに延びている空どうを形成することを包含している方法。
【請求項62】
請求項61記載の方法において、更に、注ぎ口備品を前記容器に取り付けることを包含し、前記底部分の前記空どうが他の同一のパッケージの注ぎ口備品を受け入れるのに適当である方法。
【請求項63】
容器ブランクであって、一列の複数の頂部閉鎖パネルと、これらの頂部閉鎖パネルを互いに区分する複数の第1の軟弱線と、一列の複数の本体パネルと、これらの本体パネルを互いに区分すると共に前記第1の軟弱線とは整列されていない他の複数の第2の軟弱線とを包含し、前記第2の軟弱線が完成容器に複数の内向きの膨らみ部の境界を定める役目を果たす容器ブランク。
【請求項64】
請求項63記載の容器ブランクにおいて、底部閉鎖パネルを有していない容器ブランク。
【請求項65】
互いに一体である、シート材料の環状本体及び頂部閉鎖体と、これらの環状本体及び頂部閉鎖体とは一体ではない底部閉鎖体とから成る容器であって、一定の内周面を有し、この一定の内周面には複数の内向きの膨らみ部を備えている容器。
【請求項66】
請求項65記載の容器において、前記底部閉鎖体が実質的に円形である容器。
【請求項1】
ラミネート材料の重ね接合した環状体から成り、前記環状体が両側の、下向きに延びている第1及び第2の縁を有している容器において、下記の特徴のひとつ又はそれ以上を有している容器。
・前記ラミネート材料が繊維状のセルロース層を包含し、この繊維状のセルロース層の大部分の繊維の方向が前記第1の縁に対して実質的に平行であること。
・前記環状体が前記容器の本体を形成し、前記容器がまた底部閉鎖挿入体を包含し、前記底部閉鎖体の下には前記環状体の底部ストリップが折り曲げられて密封され、前記底部閉鎖挿入体が前記環状体により取り囲まれている実質的に環状のフランジを包含し、このフランジを取り囲む前記ラミネート材料の部分が、前記フランジを包み込んでいる上方区域と、前記フランジを包み込んでいなくて前記上方区域の高さの少なくとも5分の1の高さである下方区域とから成ること。
・前記容器が、平らな頂部を有し、かつこの平らな頂部のコーナ部をおおっている補強材を包含していること。
【請求項2】
請求項1記載の容器において、前記容器がその内部及び外部断面を下向きに徐々に減少せしめ、前記第1及び第2の縁がそれぞれ前記容器の内部及び外部に位置し、前記環状体の重ね接合部が前記第1の縁で前記重ね接合部に沿って延びている、スカイビング及びヘミングした区域を包含している容器。
【請求項3】
請求項1又は2記載の容器において、前記底部閉鎖挿入体がプラスチックから成っている容器。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか一項に記載の容器において、環状体の形の第1、第2、第3、第4、第5の頂部閉鎖パネルを包含し、前記第5の頂部閉鎖パネルが前記環状体の重ね接合部に位置していると共に前記第1の縁により境界が定められ、前記容器が前記第4の頂部閉鎖パネルと前記第5の頂部閉鎖パネルとを区分する折り目を有している容器。
【請求項5】
請求項4記載の容器において、前記第5の頂部閉鎖パネルが前記第1、第2、第3及び第4の頂部閉鎖パネルの各々よりも幅が狭い容器。
【請求項6】
請求項4又は5記載の容器において、前記折り目及び前記第1の縁が互いに向かって下向きに収れんしている容器。
【請求項7】
請求項4〜6のいずれか一項に記載の容器において、前記折り目が前記容器を上から下って約半分のところで終わっている容器。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれか一項に記載の容器において、更に、複数の本体パネルから成る環状体と、複数の前記頂部閉鎖パネルを互いから区分する複数の第1の折り目と、複数の前記本体パネルを互いに区分すると共に前記第1の折り目とは整列していない複数の第2の折り目とを包含し、前記第2の折り目が前記容器に複数の内向きの膨らみ部の境界を定めている容器。
【請求項9】
請求項1〜8のいずれか一項に記載の容器において、前記補強材が前記平らな頂部の一対の隣接するコーナ部にわたって延びている容器。
【請求項10】
請求項9記載の容器において、更に、前記平らな頂部の他の一対の隣接するコーナ部にわたって延びている他の補強材を包含している容器。
【請求項11】
請求項1〜10のいずれか一項に記載の容器において、前記容器の頂部が実質的に矩形状であると共に、前記容器の底部が丸いコーナ部を有している容器。
【請求項12】
請求項1〜11のいずれか一項に記載の容器において、前記ラミネート材料がプラスチックの最内側及び最外側層を備えている紙板から成る容器。
【請求項13】
ラミネート材料の容器ブランクを製作する方法において、前記ラミネート材料の直線状区域をスカイビングすること、及び前記ラミネート材料からブランクを切断することを包含し、前記ブランクが第1及び第2の両側の、実質的に直線状の縁を有すると共に、前記スカイビングした区域が前記第1の縁に沿って延びて前記第1の縁の境界を定めている方法。
【請求項14】
請求項13記載の方法において、更に、前記スカイビングした区域をヘミングすることを包含する方法。
【請求項15】
請求項13又は14記載の方法において、前記ラミネート材料が繊維状のセルロース層を包含し、前記ブランクを前記ラミネート材料から切断することが、前記繊維状のセルロース層の大部分の繊維の方向が前記第1の縁に対して実質的に平行であるように行われる方法。
【請求項16】
請求項13〜15のいずれか一項に記載の方法において、前記ブランクを前記ラミネート材料から切断することが、前記第1及び第2の縁が互いに向かって収れんするように行われる方法。
【請求項17】
請求項16記載の方法において、前記ブランクを前記ラミネート材料から切断することが、前記ブランクが前記第1及び第2の縁の収れん方向における他の両側の、弓形に曲がった、実質的にアーチ形の第3及び第4の縁を有するように行われる方法。
【請求項18】
請求項17記載の方法において、前記第3及び第4の縁が互いに実質的に同心である方法。
【請求項19】
請求項16〜18のいずれか一項に記載の方法において、更に、複数の軟弱線を前記ブランクに形成し、これにより、前記ブランクが第1、第2、第3、第4及び第5の頂部閉鎖パネルを一列に有し、前記第5の頂部閉鎖パネルが前記第1、第2、第3及び第4の頂部閉鎖パネルの各々よりも幅が狭くて前記スカイビングした区域に位置していると共に前記第1の縁により境界が定められ、かつ、前記第1の縁と、前記第4の頂部閉鎖パネルと前記第5の頂部閉鎖パネルとを区分する軟弱線とが前記第1及び第2の縁と同一の方向で互いに向かって収れんするように、前記ラミネート材料に複数のスコア線を入れることを包含する方法。
【請求項20】
請求項19記載の方法において、前記軟弱線が前記ブランクを上から下がって約半分のところで終わるように形成されている方法。
【請求項21】
請求項13〜20のいずれか一項に記載の方法において、更に、1本の軟弱線を前記ブランクを横切って前記第1及び第2の縁にまで形成し、これにより、前記ブランクが底部ストリップを包含するように、前記ラミネート材料に1本のスコア線を入れることを包含する方法。
【請求項22】
請求項13〜18のいずれか一項に記載の方法において、更に、複数の第1の軟弱線を前記ブランクに形成して前記ブランクが一列の複数の頂部閉鎖パネルを包含し、また、複数の第2の軟弱線を形成して前記ブランクが一列の複数の本体パネルを包含し、かつ前記第2の軟弱線が前記第1の軟弱線と整列しないように、前記ラミネート材料に複数のスコア線を入れることを包含する方法。
【請求項23】
請求項14又は請求項14に従属する請求項15〜22のいずれか一項に記載の方法において、更に、前記ブランクを、前記スカイビング及びヘミングした区域に沿って密封シーム部を有する容器スリーブに形成することを包含する方法。
【請求項24】
請求項20に従属する請求項23記載の方法において、前記容器スリーブの内側及び外側が、その頂部では矩形の断面であると共に、その底部では円形の断面である方法。
【請求項25】
請求項21に従属する請求項23又は24記載の方法において、更に、前記底部ストリップを前記容器スリーブのための底部閉鎖挿入体の下に内向きに折り曲げることを包含する方法。
【請求項26】
請求項25記載の方法において、前記底部ストリップを折り曲げることが、前記底部閉鎖挿入体の実質的に環状フランジの下に内向きに折り曲げるように行われ、これにより前記ラミネート材料が前記フランジを取り囲むようにした方法。
【請求項27】
請求項26記載の方法において、前記底部ストリップを折り曲げることが、前記ラミネート材料の取り囲み部分が、前記フランジを包み込んでいる上方区域と、前記フランジを包み囲んでいなくて前記上方区域の高さの少なくとも5分の1の高さである下方区域とから成るように、行われる方法。
【請求項28】
請求項25〜27のいずれか一項に記載の方法において、前記底部閉鎖挿入体がプラスチックから成る方法。
【請求項29】
請求項22に従属する請求項23〜28のいずれか一項に記載の方法において、前記第2の軟弱線が前記容器スリーブの複数の内向きの膨らみ部の境界を定めている方法。
【請求項30】
請求項23〜28のいずれか一項に記載の方法において、前記ブランクを前記容器スリーブに形成することが、前記ブランクを軸方向先細マンドレルのまわりに巻きつけることを包含する方法。
【請求項31】
請求項23〜30のいずれか一項に記載の方法において、前記ブランクが、コンバーティングプラントで形成され、それから同一のこれらのブランクの積重体の形でパッケージングプラントへ輸送され、それから前記パッケージングプラントで容器スリーブに形成されるようにした方法。
【請求項32】
請求項19又は20に従属する請求項23〜31のいずれか一項に記載の方法において、更に、平らな頂部の閉鎖体を形成するように複数の前記頂部閉鎖パネルを互いに内向きに折り曲げて密封すること、及び補強材を前記平らな頂部の閉鎖体のコーナ部上に取り付けることを包含する方法。
【請求項33】
ラミネート材料の容器ブランクであって、両側の、実質的に直線状の第1及び第2の縁を有し、これらの第1及び第2の縁が互いに向かって収れんし、前記ラミネート材料が繊維状のセルロース層を包含し、前記繊維状のセルロース層の大部分の繊維の方向が前記第1の縁に対して実質的に平行である容器ブランク。
【請求項34】
請求項33記載の容器ブランクにおいて、前記ラミネート材料がプラスチックの最内側及び最外側層を備えている紙板から成る容器ブランク。
【請求項35】
ラミネート材料の容器ブランクを製作する方法において、繊維状のセルロース層を包含するラミネート材料からブランクを切断することを包含し、前記ブランクが両側の、実質的に直線状の第1及び第2の縁を有し、これらの第1及び第2の縁が互いに向かって収れんし、前記繊維状のセルロース層の大部分の繊維の方向が前記第1の縁に対して実質的に平行である方法。
【請求項36】
両側の、実質的に直線状の第1及び第2の縁を有し、これらの第1及び第2の縁が互いに向かって収れんしている、ラミネート材料の容器ブランクであって、一列の第1、第2、第3、第4及び第5の閉鎖パネルを包含し、前記第5の閉鎖パネルが前記第1、第2、第3及び第4の閉鎖パネルの各々よりも幅が狭いと共に前記第1の縁により境界が定められ、また、前記第4の閉鎖パネルと前記第5の閉鎖パネルとを区分する軟弱線を有し、前記軟弱線と前記第1の縁とが前記第1及び第2の縁と同一の方向で互いに向かって収れんしている容器ブランク。
【請求項37】
ラミネート材料の容器ブランクを形成する方法において、両側の、実質的に直線状の第1及び第2の縁を有して、これらの第1及び第2の縁が互いに向かって収れんしているブランクを前記ラミネート材料から切断すること、及び、前記ブランクに複数の軟弱線を形成し、これにより、前記ブランクが一列の第1、第2、第3、第4及び第5の閉鎖パネルを包含し、前記第5の閉鎖パネルが前記第1、第2、第3及び第4の閉鎖パネルの各々よりも幅が狭く、前記第1の縁と、前記第4の閉鎖パネルと前記第5の閉鎖パネルとを区分する軟弱線とが前記第1及び第2の縁と同一の方向で互いに向かって収れんし、前記軟弱線が前記容器ブランクを上から下って約半分のところで終わるように形成されるように、前記ラミネート材料に複数のスコア線を入れることを包含する方法。
【請求項38】
ラミネート材料の片であって、両側の、下向きに延びている第1及び第2の縁を有する片から成る容器であって、前記容器の内部及び外部にそれぞれ前記第1及び第2の縁により境界が定められている、下向きに延びるシーム部を包含し、また、第1、第2、第3、第4及び第5の閉鎖パネルから成る環状体を包含し、前記第5の閉鎖パネルが前記第1、第2、第3及び第4の閉鎖パネルの各々よりも幅が狭く、更に、前記第4の閉鎖パネルと前記第5の閉鎖パネルとを区分する折り目を包含し、前記折り目と前記第1の縁とが互いに向かって収れんし、前記折り目が前記容器を上から下って約半分のところで終わっている容器。
【請求項39】
上に積み重ねようとする同一のパッケージの底部分のくぼみに挿入しようとする頂部分を包含するパッケージであって、底部挿入体を包含する容器を包含し、前記底部挿入体が下向きの外周フランジを有している、実質的に平らな床部を包含し、前記容器の側壁が前記底部挿入体を取り囲むと共に前記外周フランジの下に上向きに折り曲げられ、前記床部は、前記外周フランジを取り囲む材料の部分が、前記外周フランジを包み込んでいる上方区域と、前記外周フランジを包み込んでいなくて前記上方区域の高さの少なくとも5分の1に等しい高さである下方区域とから成るような高さであり、前記床部と前記容器の最下個所との間の空間が前記頂部分の高さよりも大きくされているパッケージ。
【請求項40】
請求項39記載のパッケージにおいて、前記容器がラミネート材料の片と前記底部挿入体とから形成され、前記底部挿入体がプラスチックから成っているパッケージ。
【請求項41】
請求項39又は40記載のパッケージにおいて、前記同一のパッケージの前記底部分を支持するための頂部区域を包含し、前記頂部区域が前記容器の頂部コーナ部にわたって延びている補強プラスチック部分から成り、前記補強プラスチック部分の上に前記同一のパッケージの前記底部分を置くようにしたパッケージ。
【請求項42】
請求項39〜41のいずれか一項に記載のパッケージにおいて、前記頂部分が注ぎ口備品を包含しているパッケージ。
【請求項43】
請求項39〜42のいずれか一項に記載のパッケージにおいて、前記底部分が実質的に円形であるパッケージ。
【請求項44】
請求項39〜42のいずれか一項に記載のパッケージにおいて、前記底部分が実質的に正方形であり、この正方形が丸いコーナ部を有しているパッケージ。
【請求項45】
請求項39〜44のいずれか一項に記載のパッケージにおいて、前記外周フランジが実質的に環状であるパッケージ。
【請求項46】
容器を形成する方法であって、容器スリーブの側壁により取り囲みしようとする外周フランジを有している、実質的に平らな床部を包含する、容器の底部分を用意すること、及び前記容器スリーブの側壁を前記外周フランジのまわりに折り曲げることを包含し、前記容器スリーブの側壁の折り曲げにより、前記容器スリーブが前記外周フランジを取り囲み、この外周フランジを取り囲む材料の部分が、前記外周フランジを包み込んでいる上方区域と、前記外周フランジを包み込んでいなくて前記外周フランジの高さの少なくとも5分の1の高さである下方区域とから成っている方法。
【請求項47】
請求項46記載の方法において、前記底部分がプラスチックから成っている方法。
【請求項48】
請求項46又は47記載の方法において、更に、補強プラスチック部分を前記容器に取り付けることを包含し、これにより前記補強プラスチック部分が前記容器の頂部のコーナ部にわたって延びている方法。
【請求項49】
ラミネート材料の片であって、両側の、実質的に直線状の第1及び第2の縁を有する片から成る容器であって、断面が内部及び外部で下向きに徐々に減少し、また、前記容器の内部及び外部にそれぞれ前記第1及び第2の縁により境界が定められている、下向きに延びるシーム部を包含し、更に、下向きの外周フランジを有している底部を包含している底部挿入体を包含し、前記片が前記外周フランジの下に折り曲げられ、前記底部挿入体がプラスチックから成っている容器。
【請求項50】
容器を形成する方法であって、両側の、実質的に直線状の第1及び第2の縁を有し、これらの第1及び第2の縁が互いに向かって収れんしている、ラミネート材料のブランクを受け取って容器スリーブを形成すること、フランジを有している、実質的に平らな床部を包含する底部挿入体を取り付けること、及び前記容器スリーブを前記フランジのまわりに折り曲げることを包含し、前記底部挿入体がプラスチックから成っている方法。
【請求項51】
パッケージを製作するシステムであって、第1の装置と第2の装置とを包含し、前記第1の装置がラミネート材料のウェブから複数の平らなブランクを切断し、この各ブランクが両側の、実質的に直線状の第1及び第2の縁を有し、これらの第1及び第2の縁が互いに向かって収れんしており、前記第2の装置が各ブランクを受け取り、それから各ブランクを容器スリーブであって、その周囲長さがスリーブに沿って変化している容器スリーブに形成し、それから前記容器スリーブを長手方向に密封し、それから前記容器スリーブの底部を密封して閉鎖し、それから前記容器スリーブを充填し、それから前記容器の頂部を密封するようにしたシステム。
【請求項52】
請求項51記載のシステムにおいて、前記容器スリーブの底部を密封して閉鎖することが、フランジを有している床部を包含している底部挿入体の前記フランジのまわりに前記容器スリーブを折り曲げることを包含しているシステム。
【請求項53】
請求項51又は52記載のシステムにおいて、前記第1の装置が、各ブランクが他の両側の、実質的にアーチ形の第3及び第4の縁を有し、これらの第3及び第4の縁が互いに実質的に同心である複数のブランクを切断するために設置されているシステム。
【請求項54】
請求項51〜53のいずれか一項に記載のシステムにおいて、前記第2の装置が注ぎ備品を取り付けるために設置されているシステム。
【請求項55】
請求項51〜54のいずれか一項に記載のシステムにおいて、前記第2の装置が補強材を前記容器スリーブの頂部のコーナ部上に取り付けるために設置されているシステム。
【請求項56】
底部分を包含するパッケージであって、上に積み重ねようとする同一のパッケージの底部分を支持するための頂部区域を包含している容器を包含し、更に、頂部のコーナ部にわたって延びている補強材を包含しているパッケージ。
【請求項57】
請求項56記載のパッケージにおいて、前記補強材がプラスチックから成っているパッケージ。
【請求項58】
請求項56又は57記載のパッケージにおいて、前記底部分に、上向きに延びている空どうがあるパッケージ。
【請求項59】
請求項58記載のパッケージにおいて、更に、注ぎ口備品を包含し、前記空どうが前記同一のパッケージの注ぎ口備品を受け入れるのに適当であるパッケージ。
【請求項60】
パッケージを形成する方法であって、補強材を前記パッケージの一部分を構成する容器の頂部のコーナ部上に取り付けることを包含している方法。
【請求項61】
請求項60記載の方法において、更に、前記パッケージの底部分に、上向きに延びている空どうを形成することを包含している方法。
【請求項62】
請求項61記載の方法において、更に、注ぎ口備品を前記容器に取り付けることを包含し、前記底部分の前記空どうが他の同一のパッケージの注ぎ口備品を受け入れるのに適当である方法。
【請求項63】
容器ブランクであって、一列の複数の頂部閉鎖パネルと、これらの頂部閉鎖パネルを互いに区分する複数の第1の軟弱線と、一列の複数の本体パネルと、これらの本体パネルを互いに区分すると共に前記第1の軟弱線とは整列されていない他の複数の第2の軟弱線とを包含し、前記第2の軟弱線が完成容器に複数の内向きの膨らみ部の境界を定める役目を果たす容器ブランク。
【請求項64】
請求項63記載の容器ブランクにおいて、底部閉鎖パネルを有していない容器ブランク。
【請求項65】
互いに一体である、シート材料の環状本体及び頂部閉鎖体と、これらの環状本体及び頂部閉鎖体とは一体ではない底部閉鎖体とから成る容器であって、一定の内周面を有し、この一定の内周面には複数の内向きの膨らみ部を備えている容器。
【請求項66】
請求項65記載の容器において、前記底部閉鎖体が実質的に円形である容器。
【図1】
【図2】
【図3】
【図3A】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図2】
【図3】
【図3A】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【公表番号】特表2008−501588(P2008−501588A)
【公表日】平成20年1月24日(2008.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−526549(P2007−526549)
【出願日】平成17年6月10日(2005.6.10)
【国際出願番号】PCT/GB2005/002292
【国際公開番号】WO2005/120964
【国際公開日】平成17年12月22日(2005.12.22)
【出願人】(591139909)エロパック・ジステムズ・アクチエンゲゼルシャフト (8)
【氏名又は名称原語表記】ELOPAK SYSTEMS AKTIENGESELLSCHAFT
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年1月24日(2008.1.24)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年6月10日(2005.6.10)
【国際出願番号】PCT/GB2005/002292
【国際公開番号】WO2005/120964
【国際公開日】平成17年12月22日(2005.12.22)
【出願人】(591139909)エロパック・ジステムズ・アクチエンゲゼルシャフト (8)
【氏名又は名称原語表記】ELOPAK SYSTEMS AKTIENGESELLSCHAFT
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]