レーザビームを用いて凹版、凸版又はフレキソ版に対する刷版に凹みを作製する方法および装置
【課題】刷版の円筒状の表面に指向されるレーザビームを用いて、凹版、凸版またはフレキソ版に対する刷版に凹みを作製する方法および装置を提供して、低廉な方式で、著しく高いパワー密度と高エネルギーが得られるようにし、レーザ出力が著しく高い場合でもビーム出力を制御して、円筒状の表面を有する刷版に精確に凹みを形成すること。
【解決手段】レーザ源のレーザビームをレーザファイバに導き、光学系により、レーザファイバから出力されるレーザビームを刷版の表面にて100Wのレーザビーム出力で刷版の表面に導き、刷版にてレーザビームを集束し、このレーザビームが刷版の表面にて有する出力を変調し、上記の円筒状の表面を有する刷版を回転駆動し、レーザビームを上記表面に沿って軸方向に案内し、この表面に対してレーザビームを相対運動させることにより、凹みからなる少なくとも1つのトラック224をこの表面に形成する。
【解決手段】レーザ源のレーザビームをレーザファイバに導き、光学系により、レーザファイバから出力されるレーザビームを刷版の表面にて100Wのレーザビーム出力で刷版の表面に導き、刷版にてレーザビームを集束し、このレーザビームが刷版の表面にて有する出力を変調し、上記の円筒状の表面を有する刷版を回転駆動し、レーザビームを上記表面に沿って軸方向に案内し、この表面に対してレーザビームを相対運動させることにより、凹みからなる少なくとも1つのトラック224をこの表面に形成する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
刷版の円筒状の表面に指向される少なくとも1つのレーザビームを用いて、凹版、凸版またはフレキソ版に対する刷版に凹みを作製する方法において、
− 少なくとも1つのレーザ源(18)の少なくとも1つのレーザビームをレーザファイバに導き、
− 少なくとも1つのビーム路を有する光学系(8)により、前記のレーザファイバから続いて出力されるレーザビームを刷版の表面にて少なくとも100Wのレーザビーム出力で刷版の表面に導き、
− 刷版にてレーザビームを集束し、
− 当該レーザビームが刷版の表面にて有する出力を変調し、
− 前記の円筒状の表面を有する刷版を回転駆動し、
− レーザビームを前記表面に沿って軸方向に案内し、
− 前記表面に対してレーザビームを相対運動させることにより、凹みからなる少なくとも1つのトラックを当該表面に形成することを特徴とする、
凹版、凸版またはフレキソ版に対する刷版に凹みを作製する方法。
【請求項2】
前記のレーザビームが表面で有する出力を変調することによって凹みを形成し、該凹みが支持部位によって分離されているようにする、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記のレーザビームの運動により、軸方向に並んだ関連する少なくとも2つの凹みによって刷版の表面に微小セルを形成する、
請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記のレーザビームが刷版の表面で有する出力を調整して所望の凹みプロフィールを形成する、
請求項1または2に記載の方法。
【請求項5】
前記のレーザビームの出力を調整して少なくとも2段階の凹みを形成する、
請求項1または2に記載の方法。
【請求項6】
前記のレーザビームの出力調整によって微小セルの容積を調整するため、刷版における微小セルの面積または深さを変更する、
請求項1から4までのいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記の刷版の金属からなる表面層に凹みを形成する、
請求項1から5までのいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
銅からなる表面層に前記凹みを形成する、
請求項1から5までのいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
クロムからなる表面層に前記凹みを形成する、
請求項1から5までのいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
亜鉛からなる表面層に前記凹みを形成する、
請求項1から5までのいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
複数の金属層からなる、刷版の表面層に前記凹みを形成する、
請求項7から10までのいずれか1項に記載の方法。
【請求項12】
刷版の表面に指向される少なくとも1つのレーザビームを用いて、凹版、凸版またはフレキソ版に対する刷版に凹みを作製する装置において、
少なくとも1つのレーザビーム(13)を形成する少なくとも1つのレーザ源(18)および少なくとも1つのレーザファイバを有しており、
前記のレーザ源(18)の出力側とレーザファイバ(5)の入力側とが接続されており、
少なくとも1つのビーム路を有する少なくとも1つの光学系(8)が、前記のレーザファイバ(5)の出力側と刷版の表面(81)との間のレーザビーム(13)のビーム路に接続されており、これによってレーザファイバ(5)の出力側から出力されたレーザビーム(13)が刷版の表面(81)にて少なくとも100Wの出力を有するようにされており、
− 前記光学系(8)は、少なくとも1つの変調器(4,168)を有しており、該変調器により、刷版の表面(81)に当たるレーザビーム(13)の出力が変調され、
− 前記刷版は円筒形の表面(81)を有しかつ回転駆動され、
− 刷版の表面(81)に当たるレーザビーム(13)と、当該の刷版の表面(81)との少なくとも1つの相対運動を形成する手段を有しており、該相対運動は、軸または半径方向の運動であることを特徴とする、
凹版、凸版またはフレキソ版に対する刷版に凹みを作製する装置。
【請求項13】
前記の刷版の表面層は少なくとも銅からなる、
請求項12に記載の装置。
【請求項14】
前記の刷版の表面層は少なくともクロムからなる、
請求項12に記載の装置。
【請求項15】
前記の刷版の表面層は少なくとも亜鉛からなる、
請求項12に記載の装置。
【請求項16】
前記の刷版は、重なって配置された金属製の複数の層からなる表面層を有する、
請求項12から15までのいずれか1項に記載の装置。
【請求項17】
前記の刷版の表面層は、エラストマ材料からなる、
請求項12に記載の装置。
【請求項18】
前記のエラストマ材料はゴムである、
請求項17に記載の装置。
【請求項19】
前記のエラストマ材料はプラスチックである、
請求項17に記載の装置。
【請求項1】
刷版の円筒状の表面に指向される少なくとも1つのレーザビームを用いて、凹版、凸版またはフレキソ版に対する刷版に凹みを作製する方法において、
− 少なくとも1つのレーザ源(18)の少なくとも1つのレーザビームをレーザファイバに導き、
− 少なくとも1つのビーム路を有する光学系(8)により、前記のレーザファイバから続いて出力されるレーザビームを刷版の表面にて少なくとも100Wのレーザビーム出力で刷版の表面に導き、
− 刷版にてレーザビームを集束し、
− 当該レーザビームが刷版の表面にて有する出力を変調し、
− 前記の円筒状の表面を有する刷版を回転駆動し、
− レーザビームを前記表面に沿って軸方向に案内し、
− 前記表面に対してレーザビームを相対運動させることにより、凹みからなる少なくとも1つのトラックを当該表面に形成することを特徴とする、
凹版、凸版またはフレキソ版に対する刷版に凹みを作製する方法。
【請求項2】
前記のレーザビームが表面で有する出力を変調することによって凹みを形成し、該凹みが支持部位によって分離されているようにする、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記のレーザビームの運動により、軸方向に並んだ関連する少なくとも2つの凹みによって刷版の表面に微小セルを形成する、
請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記のレーザビームが刷版の表面で有する出力を調整して所望の凹みプロフィールを形成する、
請求項1または2に記載の方法。
【請求項5】
前記のレーザビームの出力を調整して少なくとも2段階の凹みを形成する、
請求項1または2に記載の方法。
【請求項6】
前記のレーザビームの出力調整によって微小セルの容積を調整するため、刷版における微小セルの面積または深さを変更する、
請求項1から4までのいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記の刷版の金属からなる表面層に凹みを形成する、
請求項1から5までのいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
銅からなる表面層に前記凹みを形成する、
請求項1から5までのいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
クロムからなる表面層に前記凹みを形成する、
請求項1から5までのいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
亜鉛からなる表面層に前記凹みを形成する、
請求項1から5までのいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
複数の金属層からなる、刷版の表面層に前記凹みを形成する、
請求項7から10までのいずれか1項に記載の方法。
【請求項12】
刷版の表面に指向される少なくとも1つのレーザビームを用いて、凹版、凸版またはフレキソ版に対する刷版に凹みを作製する装置において、
少なくとも1つのレーザビーム(13)を形成する少なくとも1つのレーザ源(18)および少なくとも1つのレーザファイバを有しており、
前記のレーザ源(18)の出力側とレーザファイバ(5)の入力側とが接続されており、
少なくとも1つのビーム路を有する少なくとも1つの光学系(8)が、前記のレーザファイバ(5)の出力側と刷版の表面(81)との間のレーザビーム(13)のビーム路に接続されており、これによってレーザファイバ(5)の出力側から出力されたレーザビーム(13)が刷版の表面(81)にて少なくとも100Wの出力を有するようにされており、
− 前記光学系(8)は、少なくとも1つの変調器(4,168)を有しており、該変調器により、刷版の表面(81)に当たるレーザビーム(13)の出力が変調され、
− 前記刷版は円筒形の表面(81)を有しかつ回転駆動され、
− 刷版の表面(81)に当たるレーザビーム(13)と、当該の刷版の表面(81)との少なくとも1つの相対運動を形成する手段を有しており、該相対運動は、軸または半径方向の運動であることを特徴とする、
凹版、凸版またはフレキソ版に対する刷版に凹みを作製する装置。
【請求項13】
前記の刷版の表面層は少なくとも銅からなる、
請求項12に記載の装置。
【請求項14】
前記の刷版の表面層は少なくともクロムからなる、
請求項12に記載の装置。
【請求項15】
前記の刷版の表面層は少なくとも亜鉛からなる、
請求項12に記載の装置。
【請求項16】
前記の刷版は、重なって配置された金属製の複数の層からなる表面層を有する、
請求項12から15までのいずれか1項に記載の装置。
【請求項17】
前記の刷版の表面層は、エラストマ材料からなる、
請求項12に記載の装置。
【請求項18】
前記のエラストマ材料はゴムである、
請求項17に記載の装置。
【請求項19】
前記のエラストマ材料はプラスチックである、
請求項17に記載の装置。
【図1】
【図2】
【図2a】
【図3】
【図4】
【図4a】
【図4b】
【図4c】
【図5】
【図5a】
【図5b】
【図5c】
【図6】
【図6a】
【図7】
【図8】
【図8a】
【図9】
【図9a】
【図10】
【図10a】
【図10b】
【図11】
【図11a】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図18a】
【図19】
【図19a】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図24a】
【図25】
【図26】
【図26a】
【図27】
【図27a】
【図27b】
【図28】
【図28a】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図36a】
【図36b】
【図36c】
【図37】
【図38】
【図39】
【図39a】
【図40】
【図40a】
【図40b】
【図40c】
【図40d】
【図41】
【図42】
【図42a】
【図42b】
【図42c】
【図43】
【図43a】
【図43b】
【図44】
【図44a】
【図2】
【図2a】
【図3】
【図4】
【図4a】
【図4b】
【図4c】
【図5】
【図5a】
【図5b】
【図5c】
【図6】
【図6a】
【図7】
【図8】
【図8a】
【図9】
【図9a】
【図10】
【図10a】
【図10b】
【図11】
【図11a】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図18a】
【図19】
【図19a】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図24a】
【図25】
【図26】
【図26a】
【図27】
【図27a】
【図27b】
【図28】
【図28a】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図36a】
【図36b】
【図36c】
【図37】
【図38】
【図39】
【図39a】
【図40】
【図40a】
【図40b】
【図40c】
【図40d】
【図41】
【図42】
【図42a】
【図42b】
【図42c】
【図43】
【図43a】
【図43b】
【図44】
【図44a】
【公開番号】特開2007−125616(P2007−125616A)
【公開日】平成19年5月24日(2007.5.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−274199(P2006−274199)
【出願日】平成18年10月5日(2006.10.5)
【分割の表示】特願2000−568629(P2000−568629)の分割
【原出願日】平成11年9月1日(1999.9.1)
【出願人】(502453159)ヘル グラビア システムズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト (7)
【氏名又は名称原語表記】HELL Gravure Systems GmbH&Co.KG
【住所又は居所原語表記】Philipp−Reis−Weg 5, D−24148 Kiel,Germany
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年5月24日(2007.5.24)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年10月5日(2006.10.5)
【分割の表示】特願2000−568629(P2000−568629)の分割
【原出願日】平成11年9月1日(1999.9.1)
【出願人】(502453159)ヘル グラビア システムズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト (7)
【氏名又は名称原語表記】HELL Gravure Systems GmbH&Co.KG
【住所又は居所原語表記】Philipp−Reis−Weg 5, D−24148 Kiel,Germany
【Fターム(参考)】
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