説明

中継装置、中継方法、健康管理システム及びデータ管理システム

【課題】 レシーバの通電停止時に、それを知らないユーザが、無用に、各計測機器の計測情報をこのレシーバへと送信しようと試みることを防止可能なレシーバを提供する。
【解決手段】 レシーバ11は、健康についての身体の状態又は動作を計測することにより計測情報を生成する計測機器12a〜cから、その生成された計測情報を受信し、受信された計測情報を、計測情報を管理するための管理サーバ20へと送信する。レシーバ11のバックアップ電源11eは、通常時に本体11g内へと電力を供給する2次電源11dから本体11g内への通電が停止した通電停止時に、この2次電源11dに代わり、本体11g内への電力の供給を開始する。制御部11a及び第2通信処理部11cは、通電停止時に、通電が停止した旨を管理サーバ20へと報知するよう報知制御を行う。管理サーバ20の運営者はレシーバ11の通電停止を適宜の通信手段によりユーザへと伝える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、計測情報(計測データを含む)を生成する計測機器からこの計測情報を受信するとともに、受信された計測情報を、計測情報を管理するための管理サーバへと送信するための中継装置及び中継方法、並びに、この中継装置を含んだ健康管理システム等に関する。ここにいう計測データは、健康についての身体の状態又は動作を計測することにより生成されるもので、例えば、計測機器は、体組成計(体重計、体脂肪計などの機能を有する)、血圧計、尿糖計、血糖計、活動量計(歩数計などを含む)、体温計である。計測機器、中継装置及び管理サーバ等から、健康管理システムが構成される。
【背景技術】
【0002】
従来から知られたこの種の健康管理システムの一つにおいて、上記中継装置は、各家庭に設置されたパーソナルコンピュータ(PC)等であり、インターネットを介して、この中継装置に、健康管理センタ等の運営する外部の管理サーバが接続されている。健康管理システムを利用する計測機器のユーザは、体重、体脂肪率などを各計測機器に計測させ、続いて、ユーザは、これらの計測情報を計測機器から中継装置へと転送させる。中継装置は、転送されてくる計測情報を管理サーバへと送信するようになっている。そして、この管理サーバには、計測情報を管理するためのデータベースが接続されており、ユーザは、上記中継装置その他のインターネット端末から、データベース上の加工、編集等された計測情報を閲覧可能なようになっている。例えば、ユーザは、インターネット端末によって、データベース上の体重、体脂肪率の経時変化などを確認することができる(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
上述のように中継装置としてPCが用いられる点について、本願出願人は、このような健康管理システムを利用するユーザが、一人暮らしの高齢者であること等を想定し、中継装置として、操作がより簡便な専用のレシーバを用いることを提案している。
【0004】
すなわち、このレシーバは、購入して解梱した後に電源を入れるだけで、計測機器及び管理サーバとの通信が可能となるようになっており、このレシーバにおいて、上記PCのような通信のための初期設定などの煩雑な操作は不要である。ユーザは、レシーバの電源を入れたままにしておけば、計測後に計測機器の所定の操作ボタンを押すことにより、計測情報を計測機器からレシーバへと転送することができる。レシーバに送信されてくる計測情報は、リアルタイムに自動的に、さらにレシーバから管理サーバへと送信される。
【0005】
【特許文献1】特開2002−56099号公報(段落0130、図23)
【特許文献2】特願2006−56998号公報(段落0025等)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記レシーバによると、停電時又は、レシーバの電源プラグがコンセントから外れて電源が切断された際に、その旨が報知されないため、そのことを知らないユーザが、無用に、各計測機器の計測情報をレシーバへと送信しようと試みることがある。
【0007】
本発明は、上記課題を解決できる発明を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に係る中継装置は、健康についての身体の状態又は動作を計測することにより計測情報を生成する計測機器から、生成された計測情報を受信し、この受信された計測情報を、計測情報を管理するための管理サーバへと送信する。
本中継装置は、バックアップ電源と、報知制御手段とを備えたことを特徴としている。バックアップ電源は、通常時に本体内へと電力を供給する電源からの本体内への通電が停止した通電停止時に、電源に代わって、本体内への電力の供給を開始する。報知制御手段は、この通電停止時において、通電が停止した旨を外部に報知するように報知制御を行う。
請求項2に係る中継装置は、請求項1に係る中継装置において、通電停止時にて、通電が停止したことを示す通電停止信号を、上記報知制御手段へと出力する通電監視手段をさらに備えたことを特徴とする。ここでは、報知制御手段は、この通電監視手段から出力された通電停止信号に応じて、報知制御を行う。
請求項3に係る中継装置は、請求項1又は請求項2に係る中継装置おいて、報知制御手段は、報知制御として、通電が停止した旨を通知する通電停止通知を、上記管理サーバへと送信するよう制御するようになっていることを特徴としている。
請求項4に係る中継装置は、請求項3に係る中継装置において、バックアップ電源は、通電停止通知を上記管理サーバへと送信するために必要な容量、より好ましくは、必要な最小限の容量に近い容量を有することを特徴とする。
請求項5に係る中継装置は、請求項3に係る中継装置において、報知制御手段は、計測情報を上記計測機器から受信している間に通電が停止された場合、計測情報の受信を継続するとともに、計測情報の受信後に、受信された計測情報及び通電停止通知を上記管理サーバへと送信するよう制御するようになっていることを特徴とする。
請求項6に係る中継装置は、請求項5に係る中継装置において、バックアップ電源は、上記計測機器における1回の計測に対応する一連の計測情報、及び通電停止通知を上記管理サーバへと送信するために必要な容量を有することを特徴とする。
請求項7に係る中継装置は、請求項3に係る中継装置において、報知制御手段は、バックアップ電源から電力が供給されている期間にて、計測情報の上記計測機器からの受信を許容するとともに、計測情報の上記管理サーバへの送信を禁止することを特徴とする。
請求項8に係る中継装置は、請求項1乃至請求項3、請求項5又は請求項7のいずれかに係る中継装置において、報知制御手段は、報知制御として、通電が停止した旨を通知する通電停止通知を、上記計測機器へと送信するよう制御するようになっていることを特徴とする。
請求項9に係る中継装置は、請求項1乃至請求項3、請求項5又は請求項7のいずれかに係る中継装置において、通電が停止した旨を表示する表示手段を備えたことを特徴としている。ここでは、報知制御手段は、報知制御として、通電が停止した旨が表示手段にて表示されるよう制御するようになっている。
請求項10に係る中継装置は、請求項1乃至請求項3、請求項5又は請求項7のいずれかに係る中継装置において、通電が停止した旨を知らせる音声を再生して出力する音声再生出力手段を備えたことを特徴としている。ここでは、報知制御手段は、報知制御として、通電が停止した旨を知らせる音声が音声再生出力手段から出力されるように制御するようになっている。
請求項11に係る健康管理システムは、計測機器と、中継装置と、管理サーバとを備えている。計測機器は、健康についての身体の状態又は動作を計測することにより計測情報を生成して、生成された計測情報を、計測情報を中継するための中継装置へと送信する。中継装置は、計測機器から送信された計測情報を受信し、受信された計測情報を、計測情報を管理するための管理サーバへと送信する。管理サーバは、中継装置から送信された計測情報を受信して管理する。
本健康管理システムは、上記中継装置が、バックアップ電源と、報知制御手段とを備えたことを特徴としている。バックアップ電源は、通常時に本体内へと電力を供給する電源からの本体内への通電が停止した通電停止時に、電源に代わって、本体内への電力の供給を開始する。報知制御手段は、この通電停止時において、通電が停止した旨を外部に報知するように報知制御を行う。
請求項12に係るデータ管理システムは、ネットワークを介して接続された、中継装置、管理サーバ及び移動通信装置を備えている。中継装置は、計測機器から所定の通信方式により送信された計測情報を受信するとともに、受信された計測情報を管理サーバへと送信する。管理サーバは、中継装置から送信された計測情報を所定の管理方式に基づきデータ記録部に記録し、計測情報と所定の関連を有する移動通信装置へ所定の通知を送信する。これとともに、管理サーバは、移動通信装置からの要求に基づき、上記データ記録部に記録された内容を所定の条件下で移動通信装置へ送信する。移動通信装置は、管理サーバから送信された所定の通知に基づき入力された要求を管理サーバへ送信するとともに、管理サーバから送信されたデータ記録部の内容を所定の形式で提示する。
本データ管理システムは、上記中継装置が、バックアップ電源と、報知制御手段とを備えたことを特徴としている。バックアップ電源は、通常時に本体内へと電力を供給する電源からの本体内への通電が停止した通電停止時に、電源に代わって、本体内への電力の供給を開始する。報知制御手段は、この通電停止時において、通電が停止した旨を外部に報知するように報知制御を行う。
請求項13に係る中継方法は、健康についての身体の状態又は動作を計測することにより計測情報を生成する計測機器から、生成された計測情報を受信し、受信された計測情報を、計測情報を管理するための管理サーバへと送信するための中継方法である。本中継方法では、通常時に本体内へと電力を供給する電源からの本体内への通電が停止した通電停止時に、電源に代わるバックアップ電源により本体内への電力の供給が開始される。そして、この通電停止時において、通電が停止した旨が外部に報知される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、電源からの通電停止時に、通電が停止した旨が外部に報知される。そのため、通電停止を知らないユーザが、通電が停止している間に無用に、各計測機器の計測情報をレシーバへと送信しようと試みるといったことを防ぐことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための最良の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
(第1の実施の形態)
本発明に係る第1の実施の形態であるレシーバ11を含んだ健康管理システムの全体構成と通常時における動作をまず説明する。本健康管理システムは、図1に示すように、ホームシステム10と、管理サーバ20と、他のインターネット端末31,32とを含む。携帯電話の基地局41,42は、図示しない移動パケット通信網、ゲートウェイを介してインターネット50に接続されている。基地局41,42とインターネット50との接続により、ホームシステム10内のレシーバ11と、管理サーバ20との間で、データをやり取りすることが可能である。
【0011】
ホームシステム10は、ユーザ、例えば一人暮らしする高齢者等の健康について、日々の身体の状態又は動作を計測するためのものである。ホームシステム10は、レシーバ11とは別に、計測情報を生成する計測機器として、歩数計12a、体組成計12b及び血圧計12c等を含む。管理サーバ20は、これら計測により得られた計測情報を管理するためのもので、病院その他の医療機関、健康管理サービス事業者等が運営する。ユーザ(高齢者の家族等)は、インターネット端末31、32を用いて、管理サーバ20にアクセスして、計測情報を表示させることが可能なようになっている。ここでは、インターネット端末31は、各家庭内に設置されたPCであり、インターネット端末32は、基地局42を介してインターネット50に接続される携帯電話である。
【0012】
より詳細に、ユーザは、歩数計12aを用いて日常生活における歩数を計測することができる。歩数計12aは、例えば3Dセンサを内蔵するものであり、カウントされた歩数を示す計測データを生成するようになっている。ユーザが、歩数計12aに設けられた所定の操作ボタンを押すこと等により、その計測データ、及び、歩数計12aに一意に付与されたシリアルIDを含んだ計測情報が、歩数計12aからレシーバ11へと送信されるようになっている。レシーバ11と歩数計12aとの間の通信方式には、特定小電力無線、赤外線通信、及び、有線通信等のいずれかが用いられる。計測機器として、歩数計以外の活動量計を用いてもよい。
【0013】
ユーザは、体組成計12bを用いて体重、体脂肪率、推定骨量、筋肉量、基礎代謝量を計測する。体組成計12bは、各計測項目に応じた計測データを生成するようになっている。ユーザが、歩数計12aと同様に、所定の操作をすることにより、その計測データ、及び、体組成計12bのシリアルIDを含んだ計測情報が、体組成計12bからレシーバ11へと送信される。
【0014】
また、ユーザは、血圧計12cを用いて最高血圧、最低血圧及び脈拍を計測する。血圧計12cは、各計測項目に応じた計測データを生成するようになっている。歩数計12a及び体組成計12bと同様にして、計測情報が血圧計12cからレシーバ11へと送信される。計測機器として、歩数計12a、体組成計12b及び血圧計12c以外に、尿糖計、血糖計、体温計などを用いてもよい。
【0015】
レシーバ11は、各計測機器12a〜c(歩数計12a、体組成計12b及び血圧計12c)から各計測情報を受信した日時を示す日時データ、例えば「2007年3月31日13:30」といったデータを各計測情報に付加する。すなわち、レシーバ11(後述の制御部11a)には、計時機能が付いていて、計測情報の受信日時を特定することができるようになっており、また、レシーバ11は、所定時間ごとに自動的に基地局41等から日時データを取得して、自動的に時刻合わせを行うようになっている。この日時データは、ユーザが各計測機器12a〜cを用いて各計測項目を計測した日時を表すものとして扱うことができる。レシーバ11は、各計測機器12a〜cにおける1回の計測に対応する一連の計測情報を受信すると、上記日時データを含んだ計測情報をリアルタイムに管理サーバ20へと送信するようになっている。
【0016】
管理サーバ20はデータベースマネジメントシステムとしての機能を有しており、この管理サーバ20にはデータベース21が接続されている。データベース21において、レシーバ11のシリアルIDと、各計測機器12a〜cのシリアルIDと、そのレシーバ11及び各計測機器12a〜cを購入して設置しているユーザのユーザID、パスワード、氏名、住所、電話番号、メールアドレス、生年月日などとが対応付けられて管理されている(サービス運営管理)。また、データベース21上において、各計測機器12a〜cのシリアルIDと、管理サーバ20へと送信されてくる計測情報(計測データ及び日時データ)とが対応付けられて管理されている(バイタルデータ保管)。
【0017】
加えて、このデータベース21では、レシーバ11のシリアルIDと、レシーバ11の電源がオンされ又はオフされた日時とが関連付けられて管理されている(システム制御管理)。つまり、管理サーバ20側でデータベース21を参照することにより、各家庭等に設置されるレシーバ11が、どこの誰に購入されたものであって、現時点において、電源がオンされているかオフされているかがわかるようになっている。
【0018】
ここでは、データベース21が1のデータベースで構成されることを想定し、また、データベースのレコードがレシーバ11のシリアルIDごとに構成されることを想定する。当然ながら、データベース21は、上述した各項目が関連付けられているならば、2以上のデータベースからなるものとしてもよい。
【0019】
さらに、管理サーバ20は、WEBサーバとしての機能を有しており、インターネット端末31,32はWEBブラウザを実行可能なようになっている。管理サーバ20は、所定のアプリケーションを実行することにより、データベース21上の計測情報を加工、編集して、その加工、編集後の計測情報をインターネット端末31,32のWEBブラウザ上に表示させることができるようになっている。例えば、ユーザは、インターネット端末32上で、体重、体脂肪率、血圧などの日ごとの変化を確認することが可能である。すなわち、管理サーバ20は、インターネット端末32からの要求に応じ、データベース21上の体組成計12bのシリアルID、日時データ、及び、体重の計測データに基づき体重の日ごとの変化をグラフ化し、これをインターネット端末32に表示させることができる。
【0020】
以上の健康管理システムの特徴の一つは、レシーバ11において、停電又は電源の切断等による通電停止時に、通電が停止した旨を伝える通電停止通知が、レシーバ11から管理サーバ20へと送信される点である。このレシーバ11につきより詳細を説明する。
【0021】
レシーバ11は、図2に示すように、制御部11a、第1通信処理部11b、第2通信処理部11c、2次電源11d、バックアップ電源11e及び通電監視部11fを有する。ここでは、主として、制御部11a、第1通信処理部11b、第2通信処理部11cなどによりレシーバ本体11gが構成されるものとする。
【0022】
制御部11aは、CPU、RAM、ROM等からなり、後述する計測情報転送プログラムを実行することにより、第1通信処理部11bにおける計測機器12a〜cとの計測情報の送受信、及び、第2通信処理部11cにおける管理サーバ20との計測情報の送受信等を制御するようになっている。これとともに、制御部11aは、2次電源11dからレシーバ本体11g内への通電が停止した通電停止時において、通電停止通知を管理サーバ20へと送信するよう制御するようになっている。加えて、制御部11aは、リアルタイムクロックを備えていて、計時機能を有する。
【0023】
第1通信処理部11bは、制御部11aによる制御のもとで、計測機器12a〜cとの間の赤外線通信等を処理するようになっており、第2通信処理部11cは、制御部11aによる制御のもとで、管理サーバ20との間の携帯パケット通信等を処理するようになっている。
【0024】
2次電源11dは、通常時において、1次電源(コンセントからのAC100V等)により供給される電圧を変換して、レシーバ本体11g内へと電力を供給するようになっている。当然ながら、レシーバ11に電源スイッチを設けることなく、レシーバ11の電源プラグをコンセントに差し込んだ瞬間にレシーバ11の電源がオンとなるようにしてもよい。また、レシーバ11に電源スイッチを設けて、電源プラグのコンセントへの差し込み後に電源スイッチを入れた時に、レシーバ11の電源がオンとなるようにしてもよい。
【0025】
バックアップ電源11eは、充電池又はキャパシタ等からなる。このバックアップ電源11eは、通常時に、2次電源11dから電力を供給されることによって充電され、通電停止時において、2次電源11dに代わって、レシーバ本体11g内への電力の供給を開始するようになっている。バックアップ電源11eの容量は、後述するように、制御部11aが、管理サーバ20への通電停止通知の送信等といった制御を行うための必要な最小限に留められている。
【0026】
通電監視部11fは、例えばフォトカプラを用いて構成されるものであり、通電停止時において、通電が停止したことを示す通電停止信号を、制御部11aへと出力するようになっている。この通電停止信号の出力に応じて、制御部11aが、通電停止通知を管理サーバ20へと送信するよう制御する。
【0027】
本健康管理システムにおけるこれら計測機器12a〜c、レシーバ11及びサーバ20の動作の流れを説明する。図3におけるステップ1〜4(以下、ステップをSと略す)はレシーバ11での通電の開始に関わり、S5〜9は計測機器12a〜cを用いた通常の計測に関わり、また、S10〜13はレシーバ11での通電の停止に関わる。
【0028】
まず、レシーバ11が、その電源がオンされたことを検出すると(S1)、レシーバ11は、通電が開始した旨を通知する通電開始通知をサーバ20へと送信する(S2)。
【0029】
管理サーバ20が、この送信されてきた通電開始通知を受信すると、データベース21上のレシーバ11のシリアルIDに対応するレコードに、レシーバ11の通電が開始されたこと示すデータを登録する(S3)。データベース21上には、このレシーバ11の通電開始に先立って、そのシリアルIDが、ユーザを特定する上述した氏名、連絡先などのデータとともに予め登録されている。
【0030】
続いて、管理サーバ20は、管理サーバ20の管理者へとその通電開始を報知する(S4)。ここにいう報知は、管理サーバ20に接続されているディスプレイやプリンタへの出力によるものでよい。さらに、通電開始が報知された管理者は、レシーバ11の通電が開始して、計測情報を管理するサービスが開始したことを、レシーバ11のユーザ(又はそのユーザの家族等)へとメール、FAX、電話、郵便等により報告する。管理サーバ20は、通電開始の報知を、メール、FAX、電話、郵便等により、その管理者と同時にユーザ等に行うように構成することも可能である。
【0031】
このようにして本健康管理システムにおけるサービスが開始したことがユーザに通知されると、ユーザは、計測機器12a〜cを用いて体重、血圧等を計測し(S5)、その計測によって生成された計測情報を所定の操作により計測機器12a〜cからレシーバ11へと送信する(S6)。レシーバ11は、この計測情報を受信すると(S7)、この計測情報を管理サーバ20へと送信する(S8)。管理サーバ20は、送信されてくる計測情報を受信すると、データベース21上のレシーバ11のシリアルIDに対応するレコードに、この計測情報を登録する(S9)。これらS5〜9の動作は、ユーザが計測機器12a〜cを用いて計測を行うたびに繰り返される。
【0032】
このような管理サーバ20における計測情報の管理が行われているサービス稼動中に、停電等によるレシーバ11の通電停止が、レシーバ11(通電監視部11f)にて検出されると(S10)、レシーバ11は、通電停止通知を管理サーバ20へと送信する(S11)。
【0033】
管理サーバ20が、この通電停止通知を受信すると、データベース21上のレシーバ11のシリアルIDに対応するレコードに、レシーバ11の通電が停止されたことを示すデータを登録し(S12)、管理サーバ20は、管理サーバ20の管理者へとその通電停止を報知する(S13)。上述した通電開始通知と同様に、これに続く通電停止の報告等を行うものとし、また、同様に、管理者と同時にユーザに通電停止の報知を行ってもよい。
【0034】
以上の健康管理システムによると、レシーバ11は、その通電停止時に、これを伝えるための通電停止通知を管理サーバ20へと送信する。管理サーバ20又は管理サーバ20を運営する管理者は、レシーバ11の通電が停止していることを適宜の通信手段によりユーザ又はその家族等に伝える。これらにより、ユーザは、レシーバ11への通電が停止していることを知らされるため、ユーザが、レシーバ11の通電停止中に、無用に、計測機器12a〜cの計測情報をレシーバ11へと送信しようと試みるといったことが防がれる。
【0035】
さらに、制御部11a(CPU)が実行する処理をより詳細に説明する。制御部11aは、図4に示す、計測情報転送処理のためのプログラムを実行するようになっている。制御部11aは、計測機器12a〜cのいずれかから計測情報の受信要求があると(S21にてYES)、その計測情報を受信する(S22)。制御部11aは、その受信後に受信日時を検出して上述した日時データを生成し(S23)、続いて、日時データを含んだ計測情報を管理サーバ20へと送信する(S24)。計測機器12a〜cから計測情報の受信要求がなければ(S21にてNO)、S22〜S24はスキップされる。
【0036】
次に、S25にて、制御部11aは、計測情報が受信された後、又は、そのような受信が行われていない間に、通電監視部11fから制御部11aへと通電停止信号が出力されたか否かを判定する。通電停止信号が出力されていれば(S25にてYES)、制御部11aは管理サーバ20へと通電停止通知を送信して(S26)、本処理を終了する。通電停止信号が出力されていなければ(S25にてNO)、制御部11aは、S26をスキップして、本処理を終了する。
【0037】
ここで示したように、レシーバ11が、計測機器12a〜cのいずれかから計測情報を受信している間に、2次電源11dからレシーバ本体11gへの通電が停止された場合であっても、レシーバ11は、この計測情報の受信を継続する(S22)。レシーバ11は、この計測情報の受信後に、受信された計測情報を管理サーバ20へと送信し(S24)、通電停止信号を管理サーバ20へと送信する(S26)。
【0038】
このような制御に必要なバックアップ電源11eの容量は、計測機器12a〜cにおける1回の計測に対応する一連の計測情報、及び、通電停止通知を管理サーバ20へと送信するために必要な最小限の容量に近いものとすることができる。当然ながら、計測情報及び通電停止通知をまとめて一時に送信するものとすればバックアップ電源11eの容量をより小さくできる。
【0039】
さらに、計測情報12a〜cのいずれかからの計測情報の受信中に通電が停止された場合に、その計測情報の受信を中断して、通電停止通知のみを管理サーバ20へと送信するようになっていてもよい。この場合、バックアップ電源11eの容量は、その通電停止通知のみを管理サーバ20へと送信するために必要な最小限の容量に近いものとすることができるため、バックアップ電源11eの容量はさらにより小さくすることが可能である。
【0040】
(第2の実施の形態)
次に、本発明に係る第2の実施の形態であるレシーバ51につき説明する。本実施の形態では、通電停止時に、その旨を知らせる音声出力及び表示といった報知制御が行われる点が、第1の実施の形態と異なる。ここで説明するレシーバ51の構成及び作用効果以外については、上記第1の実施の形態に準ずるものとする。
【0041】
レシーバ51は、図5に示すように、音声再生部11k、スピーカ11l及び表示部11mを有する。この図5は第1の実施の形態の図2に対応する。図5において、図2と同様の構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0042】
音声再生部11kは、通電停止時において、通電が停止した旨を知らせる音声を再生するために設けられており、スピーカ11lはその音声を出力するために設けられている。制御部11aは、通電停止時に通電停止信号が通電監視部11fから出力されてきたときに、通電が停止した旨を知らせる音声がスピーカ11lから出力されるように、音声再生部11kを制御するようになっている。これらによって、例えば、「終了しました。電源をオフします。」といった音声が出力される。
【0043】
また、表示部11mは、通電停止時において、通電が停止した旨を表示するために設けられている。制御部11aは、通電停止時に、通電が停止した旨を表示部11mに表示するよう制御するようになっている。例えば、表示部11mは、ランプにより構成され、通電停止時に点灯、点滅等するようにしてよい。上述の音声を文字で表示するようにレシーバ51の各部を構成することもできる。
【0044】
ここでの音声再生部11k及びスピーカ11lによる音声出力、及び、表示部11mによる表示は、上記第1の実施の形態における管理サーバ20への通電停止通知とともに、又は、これに代えて行うものとしてよい。
【0045】
このようなレシーバ51によると、その通電停止時における音声出力又は表示により、ユーザは、通電が停止したことに、(そのような手段が設けられない場合よりも)より気づきやすくなる。このため、ユーザが、通電停止時に無用に、各計測機器の計測情報をレシーバ51へと送信しようと試みるといったことがより少なくなる。
【0046】
(第3の実施の形態)
本発明に係る第3の実施の形態であるレシーバについて説明する。本実施の形態では、通電停止時に、計測情報の送信が禁止される点が、第1の実施の形態と異なる。ここで説明する構成及び作用効果以外については第1の実施の形態に準ずる。ここでは、特に、計測情報の管理サーバへの送信に要する電力が、計測情報の計測機器からの受信に要する電力よりも大きいことを想定している。
【0047】
レシーバの制御部は、図6に示す計測情報転送処理を実行する。この図6は第1の実施の形態の図4に対応する。図6の計測情報転送処理においては、図4の処理からS24が削除されており、また、S25にてNOと判定された場合にS31を実行するようになっている。
【0048】
本レシーバは、計測情報を各計測機器から受信しても(S22)、通電停止信号が通電監視部11fから出力されなかった場合にのみ(S25にてNO)、日時データを含んだ計測情報を管理サーバへと送信する(S31)。つまり、本レシーバにおいては、S22にて計測情報が各計測機器から受信され、S23にて受信日時が検出された後に、そのまま、計測情報が管理サーバへと送信されるのではない。
【0049】
言い換えれば、本レシーバは、通電停止後にバックアップ電源から電力が供給されている期間において、計測情報の計測機器からの受信を許容する(S22)とともに、計測情報の管理サーバへの送信を禁止するようになっている。
【0050】
このようなレシーバによると、上述の第1の実施の形態と同様に、ユーザへと管理サーバ側から通電停止を報知することができる。これに加えて、バックアップ電源作動中において、計測情報の計測機器からの受信を許容してユーザの利便を図りながら、より大きな消費電力を要する、計測情報の管理サーバへの送信を禁止することにより、バックアップ電源が切れるまでの時間を可能な限り長くすることができる。
【0051】
(他の実施の形態等)
以上、具体的な実施の形態によって本発明を説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で変更して実施することができる。
(A)上記実施の形態において、レシーバは、管理サーバへと通電停止通知を送信すること、又は、通電が停止された旨を音声出力したり表示したりすることによって、通電が停止した旨を外部に報知する報知制御を行っている。これらとは異なり、報知制御として、通電停止通知を計測機器へと送信するようにしてもよい。この場合、この通電停止通知に基づき音声出力や表示が行われるように、計測機器が構成される。
【0052】
(B)また、次に示すデータ管理システムに本発明を適用することができる。すなわち、このデータ管理システムは、レシーバ、管理サーバ及び携帯電話機(移動通信装置)を備えている。レシーバは、上記各実施の形態と同様に、計測機器から、特定小電力無線、赤外線通信及び有線通信等の通信方式により送信されてくる計測情報を受信するとともに、受信された計測情報を管理サーバへと送信する。
【0053】
管理サーバは、レシーバから送信されてくる計測情報を「所定の管理方式」に基づきデータベース(データ記録部)に記録する。「所定の管理方式」としては、バイタルデータ保管、システム制御管理、サービス運営管理等の目的でシステム構築を行う場合の種々の管理方式が好ましい。
【0054】
また、管理サーバは、計測情報と「所定の関連」を有する携帯電話機へ「所定の通知」を送信する。計測機器のユーザには特に老人又は要介護者を想定しているため、これらの者の計測情報と「所定の関連」を有する携帯電話機は、これらユーザの家族等が使用する携帯電話機であることが好適である。携帯電話機に代えて、PHSその他の移動情報処理端末装置等を用いてもよい。また、「所定の通知」は計測情報がデータベース上へと記録された旨等の通知であり、この通知はインターネット、携帯電話通信網等を介して電子メール等の形態で送信されることが好ましい。
【0055】
携帯電話機は、管理サーバから送信されてくる、上述の所定の通知に基づき、計測機器のユーザ(又はその家族等)により入力された要求を管理サーバへ送信する。
【0056】
管理サーバは、携帯電話機からのその要求に基づき、データベース上に記録されている内容を、「所定の条件」下で携帯電話機へと送信する。ここにいう「所定の条件」は、この携帯電話機が上記所定の関連を有していることの証明として、その携帯電話機において正当なユーザID及びパスワードが入力されることが好適である。管理サーバでは、これらユーザID及びパスワードについても、レシーバのシリアルID等に関連付けられ管理されている。
【0057】
携帯電話機は、管理サーバから送信されてくるデータベース上の内容を「所定の形式」で提示する。「所定の形式」としては計測情報等の内容を携帯電話機のディスプレイに表示する形式であることが好適である。第1の実施の形態における、インターネット端末32での表示のための管理サーバ20による処理と同様の処理が行われて、この携帯電話機のディスプレイへの表示が行われる。「所定の形式」は、ディスプレイへの表示による形式に代えて、音声出力(音声ガイダンス)による形式であってもよい。ディスプレイへの表示と音声出力とを併用してもよい。
【0058】
(C)上記実施の形態におけるレシーバの機能を、携帯電話その他のインターネットに接続可能な携帯端末又はPC等で、図2等に示した電源周辺の構成、及び、図4等と同様の処理を実行するアプリケーションを用いて実現することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るレシーバ11を含む健康管理システムの全体構成図である。
【図2】レシーバ11のバックアップ電源作動時の動作を説明するためのブロック構成図である。
【図3】レシーバ11の電源のオン/オフに関わるデータのやり取りを示す図である。
【図4】レシーバ11で実行される計測情報転送処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】第2の実施の形態に係るレシーバ51のバックアップ電源作動時の動作を説明するためのブロック構成図である。
【図6】第3の実施の形態に係るレシーバで実行される計測情報転送処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0060】
11…………レシーバ(中継装置)
11a………制御部(実行プログラム及び第2通信処理部等とともに報知制御手段)
11b………第1通信処理部
11c………第2通信処理部
11d………2次電源(電源)
11e………バックアップ電源
11f………通電監視部(通電監視手段)
11g………レシーバ本体
11k………音声再生部(スピーカとともに音声再生出力手段)
11l………スピーカ
11m………表示部(表示手段)
12a………歩数計(計測機器)
12b………体組成計(計測機器)
12c………血圧計(計測機器)
20…………管理サーバ


【特許請求の範囲】
【請求項1】
健康についての身体の状態又は動作を計測することにより計測情報を生成する計測機器から、生成された該計測情報を受信し、
受信された該計測情報を、該計測情報を管理するための管理サーバへと送信する中継装置であって、
通常時に本体内へと電力を供給する電源からの本体内への通電が停止した通電停止時に、該電源に代わって、本体内への電力の供給を開始するバックアップ電源と、
通電停止時において、通電が停止した旨を外部に報知するように報知制御を行う報知制御手段とを備えたことを特徴とする中継装置。
【請求項2】
通電停止時において、通電が停止したことを示す通電停止信号を、前記報知制御手段へと出力する通電監視手段をさらに備え、
前記報知制御手段は、
前記通電監視手段から出力された前記通電停止信号に応じて、前記報知制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の中継装置。
【請求項3】
前記報知制御手段は、
前記報知制御として、通電が停止した旨を通知する通電停止通知を、前記管理サーバへと送信するよう制御するようになっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の中継装置。
【請求項4】
前記バックアップ電源は、
前記通電停止通知を前記管理サーバへと送信するために必要な容量を有することを特徴とする請求項3に記載の中継装置。
【請求項5】
前記報知制御手段は、
前記計測情報を前記計測機器から受信している間に通電が停止された場合、該計測情報の受信を継続するとともに、該計測情報の受信後に、受信された該計測情報及び前記通電停止通知を前記管理サーバへと送信するよう制御するようになっていることを特徴とする請求項3に記載の中継装置。
【請求項6】
前記バックアップ電源は、
前記計測機器における1回の計測に対応する一連の前記計測情報、及び前記通電停止通知を前記管理サーバへと送信するために必要な容量を有することを特徴とする請求項5に記載の中継装置。
【請求項7】
前記報知制御手段は、
前記バックアップ電源から電力が供給されている期間において、前記計測情報の前記計測機器からの受信を許容するとともに、該計測情報の前記管理サーバへの送信を禁止することを特徴とする請求項3に記載の中継装置。
【請求項8】
前記報知制御手段は、
前記報知制御として、通電が停止した旨を通知する通電停止通知を、前記計測機器へと送信するよう制御するようになっていることを特徴とする請求項1乃至請求項3、請求項5又は請求項7のいずれかに記載の中継装置。
【請求項9】
通電が停止した旨を表示する表示手段を備え、
前記報知制御手段は、
前記報知制御として、通電が停止した旨が前記表示手段にて表示されるよう制御するようになっていることを特徴とする請求項1乃至請求項3、請求項5又は請求項7のいずれかに記載の中継装置。
【請求項10】
通電が停止した旨を知らせる音声を再生して出力する音声再生出力手段を備え、
前記報知制御手段は、
前記報知制御として、通電が停止した旨を知らせる音声が前記音声再生出力手段から出力されるように制御するようになっていることを特徴とする請求項1乃至請求項3、請求項5又は請求項7のいずれかに記載の中継装置。
【請求項11】
健康についての身体の状態又は動作を計測することにより計測情報を生成して、生成された該計測情報を、計測情報を中継するための中継装置へと送信する計測機器と、
該計測機器から送信された前記計測情報を受信し、受信された該計測情報を、該計測情報を管理するための管理サーバへと送信する中継装置と、
該中継装置から送信された前記計測情報を受信して管理する管理サーバとを備えた健康管理システムであって、
前記中継装置は、
通常時に本体内へと電力を供給する電源からの本体内への通電が停止した通電停止時に、該電源に代わって、本体内への電力の供給を開始するバックアップ電源と、
通電停止時において、通電が停止した旨を外部に報知するように報知制御を行う報知制御手段とを備えたことを特徴とする健康管理システム。
【請求項12】
ネットワークを介して接続された、中継装置、管理サーバ及び移動通信装置を備えており、
前記中継装置は、計測機器から所定の通信方式により送信された計測情報を受信するとともに、受信された該計測情報を前記管理サーバへと送信し、
前記管理サーバは、前記中継装置から送信された計測情報を所定の管理方式に基づきデータ記録部に記録し、該計測情報と所定の関連を有する移動通信装置へ所定の通知を送信するとともに、該移動通信装置からの要求に基づき、前記データ記録部に記録された内容を所定の条件下で該移動通信装置へ送信し、
前記移動通信装置は、前記管理サーバから送信された前記所定の通知に基づき入力された要求を該管理サーバへ送信するとともに、該管理サーバから送信された前記データ記録部の内容を所定の形式で提示するデータ管理システムであって、
前記中継装置は、
通常時に本体内へと電力を供給する電源からの本体内への通電が停止した通電停止時に、該電源に代わって、本体内への電力の供給を開始するバックアップ電源と、
通電停止時において、通電が停止した旨を外部に報知するように報知制御を行う報知制御手段とを備えたことを特徴とするデータ管理システム。
【請求項13】
健康についての身体の状態又は動作を計測することにより計測情報を生成する計測機器から、生成された該計測情報を受信し、
受信された該計測情報を、該計測情報を管理するための管理サーバへと送信する中継方法であって、
通常時に本体内へと電力を供給する電源からの本体内への通電が停止した通電停止時に、該電源に代わるバックアップ電源により本体内への電力の供給を開始し、
通電停止時において、通電が停止した旨を外部に報知することを特徴とする中継方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−253480(P2008−253480A)
【公開日】平成20年10月23日(2008.10.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−98228(P2007−98228)
【出願日】平成19年4月4日(2007.4.4)
【出願人】(000133179)株式会社タニタ (303)
【Fターム(参考)】