説明

低雑音増幅器及び無線通信機

【課題】ゲインの切替えを行っても入力インピーダンスが変化することがなく安定した受信性能を得ることができる低雑音増幅器及び無線通信機を得る。
【解決手段】受信側のローノイズアンプ20を、ゲイン切替え機能を備えたアンプ部201と、アンプ部201をローゲインに設定したときのローノイズアンプ20の入力インピーダンスがハイゲインに設定したときの入力インピーダンスに合うようなインピーダンス素子202と、インピーダンス素子202のアンプ部201の入力端への接続/切り離しを行うスイッチ203とで構成し、アンプ部201をローゲインに設定したときにインピーダンス素子202をアンプ部201の入力端に接続するようにした。これにより、アンプ部201のゲインの切替えを行ってもローノイズアンプ20の入力インピーダンスを一定に保つことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゲイン(利得)の切替えが可能な低雑音増幅器、及び該低雑音増幅器を備えた無線通信機に関する。
【背景技術】
【0002】
無線通信機の受信部には低雑音増幅器(“ローノイズアンプ”とも呼ばれる)が備えられ、この種の低雑音増幅器の従来技術として、例えば特開2003−224439号公報(特許文献1)で開示されたものがある。この従来技術による低雑音増幅器では、信号入力端と増幅素子(FET)との間にマッチング回路を設け、このマッチング回路で低雑音増幅器の動作周波数帯域内において入出力インピーダンス整合を行い、NF(Noise Figure)の向上を図っている。
【0003】
とりわけ、WCDMA(Wide band CDMA)方式を採用した無線通信機では、広ダイナミックレンジを有する受信性能を必要とするため、ゲインの切替えが可能な低雑音増幅器を採用している。
【0004】
なお、無線通信機の送信部に用いる増幅器として、例えば特開平5−175757号公報(特許文献2)で開示された高周波電力増幅装置がある。同先行文献で開示された高周波電力増幅装置は、消費電力低減のために、FETのバイアス電圧を切替えるとともに、入力側と出力側のそれぞれにオープンスタブを並列的に加えるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2003−224439号公報
【特許文献2】特開平5−175757号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
一般に、ゲインの切替えが可能な低雑音増幅器では、ゲインの切替えに起因して、その入力インピーダンスが変化する。そのため、低雑音増幅器と外部の入力整合回路との間の整合ズレが生じ、従って期待する低雑音増幅器の性能を引き出すことができなくなり、安定した受信性能を得ることができなくなる。このような整合ズレに対処する必要上、外部の入力整合回路が複雑になり、その設計に多大の時間を要することになる。
【0007】
本発明は、上記課題を解決することのできる低雑音増幅器及び無線通信機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明による低雑音増幅器は、ゲイン切替え機能を備えたアンプ部と、前記アンプ部のゲイン切替え前後の該アンプ部の入力インピーダンスを合わせるためのインピーダンス素子と、前記アンプ部のゲイン切替え時に前記インピーダンス素子の前記アンプ部の入力端への接続/切り離しを行うスイッチと、を備えた。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、ゲインの切替えを行っても入力インピーダンスが変化することがなく安定した受信性能を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の一実施の形態に係る無線通信機の送受信部の概略構成を示すブロック図
【図2】図1の無線通信機の受信部の低雑音増幅器の概略構成を示すブロック図
【図3】図1の無線通信機の第1変形例の送受信部の概略構成を示すブロック図
【図4】図1の無線通信機の第2変形例の送受信部の概略構成を示すブロック図
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明を実施するための好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る無線通信機1の概略構成を示すブロック図である。本無線通信機1は、WCDMA方式を採用し、広ダイナミックレンジの受信性能を有するものである。同図において、本無線通信機1は、アンテナ10、デュプレクサ11、RFIC12、ベースバンドIC13、バンドパスフィルタ14、パワーアンプ15、及びアイソレータ16を備える。
【0012】
デュプレクサ11は、1つのアンテナ10を送信と受信で共用するためのものであり、アンテナ10から入力された受信信号を受信側に伝達し、また送信側からの送信信号をアンテナ1へ伝達する。RFIC12は、ローノイズアンプ(低雑音増幅器)20、ミキサ21、ベースバンドアンプ22、ローパスフィルタ23、変調器24及びドライバアンプ25を含む集積回路として構成され、受信信号を周波数変換してディジタル信号処理が可能なベースバンド受信信号に変換して出力し、またベースバンドIC13より出力されるベースバンド送信信号を周波数変換してRF(高周波)信号を出力する。
【0013】
ローノイズアンプ20は、デュプレクサ11からの受信信号を低ノイズレベルで増幅する。ローノイズアンプ20はゲイン切替機能を備えており、ベースバンドIC13から出力されるLNAゲイン切替信号S1に従ってローノイズアンプ20のゲインが切替えられる。この場合、ローノイズアンプ20のゲインは、ベースバンドIC13からハイゲイン(High Gain)を指示するLNAゲイン切替信号S1が出力されたときにハイゲインに切り替わり、ベースバンドIC13からローゲイン(Low Gain)を指示するLNAゲイン切替信号S1が出力されたときにローゲインに切り替わる。本実施の形態の無線通信機1は、2つの周波数帯(バンド)に対応しており、バンドの切替えに応じてローノイズアンプ20のゲインの切替えが行われる。
【0014】
ミキサ21は、ローノイズアンプ20で増幅された受信信号をベースバンド周波数までダウンコンバートしてベースバンド受信信号を生成する。ベースバンドアンプ22は、ミキサ21で生成されたベースバンド受信信号を増幅する。このベースバンドアンプ22はゲイン調整機能を有しており、ベースバンドIC4から出力される受信AGC制御信号S2によってAGC制御される。ローパスフィルタ23は、ベースバンドアンプ22で増幅されたベースバンド受信信号の高域を帯域制限する。変調器24は、ベースバンドIC13から出力されたベースバンド送信信号を周波数変換してRF信号を生成する。ドライバアンプ25は、変調器24で生成されたRF信号を増幅する。ドライバアンプ25は、ゲイン調整機能を有しており、ベースバンドIC13から出力されるAGC制御信号S3によって送信AGC制御される。
【0015】
ベースバンドIC13は、受信AGC制御部30と送信AGC制御部31を含む集積回路として構成されている。ベースバンドIC13は、RFIC12から出力されるベースバンド受信信号を復調する。また、ベースバンドIC13は、ベースバンド送信信号を生成してRFIC12へ出力する。受信AGC制御部30は、ベースバンド受信信号のレベル測定を行って、LNAゲイン値及びAGC設定値を確定し、LNAゲイン切替信号S1及び受信AGC制御信号S2として出力する。受信AGC制御部30は、LNAゲイン切替信号S1をRFIC12のローノイズアンプ20に与えて、そのゲインの切替えを行う。また、受信AGC制御部30は、受信AGC制御信号S2をRFIC12のベースバンドアンプ22に与えてAGC制御する。送信AGC制御部31は、送信AGC制御信号S3を生成し、これをRFIC12のドライバアンプ25に与えてAGC制御する。
【0016】
バンドパスフィルタ14は、RFIC12から出力されるRF信号の低域及び高域を帯域制限する。パワーアンプ15は、バンドパスフィルタ14で帯域制限されたRF信号を増幅する。アイソレータ16は、信号を所定の伝送方向のみ通過させ、逆方向への伝送を阻止するものであり、パワーアンプ15で増幅されたRF信号をデュプレクサ11側へ伝送する。
【0017】
図2は、RFIC12に備えられたローノイズアンプ20の概略構成を示すブロック図である。同図において、ローノイズアンプ20は、ゲイン切替機能を備えたアンプ部201と、アンプ部201の入力インピーダンスを一定に保つために用いられるインピーダンス素子202と、インピーダンス素子202のアンプ部201の入力端への接続/切り離しを行うためのスイッチ203とを備える。スイッチ203は、その一端がアンプ部201の入力端に接続されており、他端がインピーダンス素子202の一端に接続されている。インピーダンス素子202の他端はグランドに接地されている。スイッチ203は、外部より入力される切替信号に従って接点が開閉するものである。スイッチ203には、アンプ部201と共にベースバンドIC13の受信AGC制御部30からLNAゲイン切替信号S1が与えられる。スイッチ203は、受信AGC制御部30からハイゲインのLNAゲイン切替信号S1が出力されることで接点が開状態となり、ローゲインのLNAゲイン切替信号S1が出力されることで接点が閉状態となる。スイッチ203の接点が閉状態となることで、インピーダンス素子202がアンプ部201の入力端に接続され、スイッチ203の接点が開状態となることで、インピーダンス素子202がアンプ部201の入力端から切り離される。
【0018】
図1では示さなかったが、ローノイズアンプ20の入力端には入力整合回路40が接続されており、出力端には出力整合回路41が接続されている。既に述べたように、ローノイズアンプ20は、アンプ部201のゲインがLNAゲイン切替信号S1に基づき切替え可能となっており、このゲインを切替えることでアンプ部201の入力インピーダンスが変化してしまう。アンプ部201のゲインを切替えることで入力インピーダンスが変化すると、入力整合ズレが生じて安定した受信性能を得ることができなくなる。
【0019】
そこで、本発明では、アンプ部201のゲインを切替えたときに、アンプ部201の入力端からみたときのアンプ部201の入力インピーダンスが一定に保たれるように、即ち、アンプ部201のゲイン切替え前後の該アンプ部の入力インピーダンスを合わせるように、インピーダンス素子202の接続/切り離しを制御する。具体的には、本実施形態では、アンプ部201がローゲインのときの入力インピーダンスが、アンプ部201がハイゲインのときの入力インピーダンスに合うように、インピーダンス素子202のインピーダンス値を設定する。そして、アンプ部201がハイゲインに切り替えられたときにスイッチ203の接点を開状態にし、ローゲインに設定されたときにスイッチ203の接点を閉状態にする。このようなインピーダンス素子202とスイッチ203を設けることで、ローノイズアンプ20のアンプ部201のゲインの切替えを行っても、その入力インピーダンスを一定に保つことが可能になる。これにより、アンプ部201のゲインの切り替えに起因するローノイズアンプ20(アンプ部201)と外部の入力整合回路40との間の整合ズレが防止され、従って入力整合回路40の設計が容易になり、安定した受信性能を得ることが可能になる。
【0020】
次に、本実施の形態の無線通信機1の受信側の動作について説明する。
アンテナ10から入力された受信信号がデュプレクサ11で帯域制限を受けて、RFIC12に入力される。RFIC12に入力された受信信号は、ローノイズアンプ20に入力され、LNAゲイン切替信号S1によって設定されたゲインで増幅され出力される。ローノイズアンプ20で増幅された受信信号はミキサ21に入力されて、ベースバンド周波数までダウンコンバートされる。これにより得られたベースバンド受信信号がベースバンドアンプ22に入力され、受信AGC制御信号S2で設定されたゲインで増幅され出力される。ベースバンドアンプ22で増幅されたベースバンド受信信号はローパスフィルタ23にて高域を帯域制限された後、RFIC12自体から出力される。RFIC12から出力されたベースバンド受信信号はベースバンドIC13に入力されて信号処理され復調される。
【0021】
同時にRFIC12から出力されたベースバンド受信信号は、ベースバンドIC13の受信AGC制御部30に入力される。受信AGC制御部30では、ベースバンド受信信号のレベル測定が行われて、LNAゲイン値及びAGC設定値が確定され、LNAゲイン切替信号S1及び受信AGC制御信号S2として出力される。受信AGC制御部30から出力されたLNAゲイン切替信号S1でRFIC12のローノイズアンプ20のゲインが設定され、また受信AGC制御部30から出力された受信AGC制御信号S2でRFIC12のベースバンドアンプ22のゲインが設定される。
【0022】
次に、ローノイズアンプ20の動作について説明する。
前述したように、デュプレクサ11から出力された受信信号は、入力整合回路40を介してローノイズアンプ20のアンプ部201に入力される。アンプ部201に入力された受信信号は、LNAゲイン切替信号S1で設定されたゲインで増幅された後、出力整合回路41を介して出力される。アンプ部201のゲイン切替えと同時に、LNAゲイン切替信号S1で設定されたゲインに応じてスイッチ203が開閉し、インピーダンス素子202のアンプ部201の入力端への接続/切り離しが行われる。
【0023】
インピーダンス素子202は、ローノイズアンプ20のアンプ部201がローゲインに設定されたときにスイッチ203の接点が閉状態となってアンプ部201の入力端と接地との間に介挿される。これにより、ローノイズアンプ20の入力インピーダンスが、ローノイズアンプ20のアンプ部201をハイゲインに設定したときの入力インピーダンスに合わされる。したがって、ローゲイン、ハイゲインに関わらずローノイズアンプ20の入力インピーダンスが一定に保たれて、ローのイズアンプ20と入力整合回路40との間の整合ズレを起こすことがなくなる。
【0024】
このように本実施の形態の無線通信機1によれば、受信側のローノイズアンプ20を、ゲイン切替機能を備えたアンプ部201と、アンプ部201をローゲインに設定したときのローノイズアンプ20の入力インピーダンスがアンプ部201をハイゲインに設定したときの入力インピーダンスに合うようなインピーダンス値を有するインピーダンス素子202と、インピーダンス素子202のアンプ部201の入力端への接続/切り離しを行うスイッチ203とで構成し、アンプ部201をローゲインに設定したときに、スイッチ203を閉状態にしてインピーダンス素子202をアンプ部201に接続するようにしたので、アンプ部201のゲインの切替えを行ってもローノイズアンプ20の入力インピーダンスが一定に保たれて、入力整合ズレを起こすことがなくなる。したがって、無線通信機の安定した受信性能を得ることが可能となると共に、外部の入力整合回路40の設計が容易になり、その設計に要する時間を有効に短縮することが可能になる。
【0025】
なお、本実施の形態の無線通信機1は、2つの周波数帯(バンド)に対応し、2つのバンドの切替えに応じてローノイズアンプ20のゲインの切替えを行うものであったが、3つの周波数帯以上に対応するために、ローノイズアンプ20のゲイン切替段数を3段以上に拡張しても良い。この場合、ローノイズアンプ20のゲイン切替段数に応じてインピーダンス素子202を複数設けるとともに、インピーダンス素子202の数分だけスイッチ203の接点を増やす必要があることは言うもでない。
【0026】
また、本実施の形態では、ローゲイン時のアンプ部201の入力インピーダンスがハイゲイン時の入力インピーダンスに合うようにインピーダンス素子202のインピーダンス値を設定したが、逆に、ハイゲイン時のアンプ部201の入力インピーダンスがローゲイン時の入力インピーダンスに合うようにインピーダンス素子202のインピーダンス値を設定し、入力端からみたアンプ部201の入力インピーダンスが、ローゲイン時の入力インピーダンスに一定に保たれるようにスイッチ203を制御するように構成してもよい。
【0027】
また、本実施の形態の無線通信機1では、インピーダンス素子202をアンプ部201の入力端に対して並列的に接続するようにしたが、これに限定されることはなく、アンプ部201の入力端に対して直列的に接続するようにしても良いし、インピーダンス素子202を複数備えて、並列的と直列的の双方で接続するようにしても良い。この場合、スイッチ203は、複数のインピーダンス素子202をアンプ部201の入力端に接続するための接点数を備えなければならないことは言うまでもない。
【0028】
また、本実施の形態の無線通信機1では、ローノイズアンプ20をRFIC12に内蔵させたが、RFIC12の外部に設けて、RFIC12と外部接続するようにしてもよい。図3は、図1の無線通信機1の第1変形例の無線通信機の送受信部の概略構成を示すブロック図である。同図に示すように、無線通信機2は、RFIC12Bの外部にローノイズアンプ20を有し、RFIC12Bと接続している。このように構成しても図1の無線通信機1と同様に動作する。なお、同図に示す例では、ローノイズアンプ20とRFIC12Bとの間にバンドパスフィルタ26を設けている。
【0029】
また、本実施の形態の無線通信機1では、受信AGC制御部30をベースバンドIC13に内蔵させたが、RFIC12に内蔵させるようにしてもよい。図4は、図1の無線通信機1の第2変形例の無線通信機の送受信部の概略構成を示すブロック図である。同図に示すように、無線通信機3は、受信AGC制御部131を内蔵するRFIC12Cを備えている。なお、ベースバンドIC13Bは、送信AGC制御部31のみ有する。このように構成しても図1の無線通信機1と同様に動作する。また、このように構成することで、受信AGC制御及びLNAゲイン切替えをRFIC12で行えるので、無線通信機自体をより簡素化できる。
【産業上の利用可能性】
【0030】
本発明は、WCDMA方式を採用した無線通信機などの広ダイナミックレンジの受信性能を必要とする無線通信機への適用が可能である。
【符号の説明】
【0031】
1,2,3 無線通信機
10 アンテナ
11 デュプレクサ
12,12B,12C RFIC
13,13B ベースバンドIC
14 バンドパスフィルタ
15 パワーアンプ
16 アイソレータ
20 ローノイズアンプ
21 ミキサ
22 ベースバンドアンプ
23 ローパスフィルタ
24 変調器
25 ドライバアンプ
30 受信AGC制御部
31 送信AGC制御部
40 入力整合回路
41 出力整合回路
201 アンプ部
202 インピーダンス素子
203 スイッチ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゲイン切替機能を備えたアンプ部と、
前記アンプ部のゲイン切替え前後の該アンプ部の入力インピーダンスを合わせるためのインピーダンス素子と、
前記アンプ部のゲイン切替え時に前記インピーダンス素子の前記アンプ部の入力端への接続/切り離しを行うスイッチと、
を備えた低雑音増幅器。
【請求項2】
前記アンプ部は、少なくとも2段のゲイン切替機能を備えた請求項1に記載の低雑音増幅器。
【請求項3】
前記スイッチは、前記アンプ部のゲインを切替えるための信号によって前記インピーダンス素子の前記アンプ部の入力端への接続/切り離しを行う請求項1又は請求項2に記載の低雑音増幅器。
【請求項4】
前記スイッチは、前記インピーダンス素子を前記アンプ部の入力端に対して並列的に接続する請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の低雑音増幅器。
【請求項5】
前記スイッチは、前記インピーダンス素子を前記アンプ部の入力端に対して直列的に接続する請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の低雑音増幅器。
【請求項6】
前記インピーダンス素子を複数備え、
前記スイッチは、前記インピーダンス素子の一部を前記アンプ部の入力端に対して並列的に接続し、他方の一部を前記アンプ部の入力端に対して直列的に接続する請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の低雑音増幅器。
【請求項7】
前記アンプ部は、複数の周波数帯に対応する請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の低雑音増幅器。
【請求項8】
請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の低雑音増幅器が、少なくともミキサ、ベースバンドアンプ及びローパスフィルタと共に集積回路として備えられた無線通信機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−239051(P2012−239051A)
【公開日】平成24年12月6日(2012.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−107043(P2011−107043)
【出願日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【出願人】(310006855)NECカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社 (1,081)
【Fターム(参考)】