説明

光モジュール

【課題】ユニット集合体と光レセプタクルとが、間隙を介して電気的に絶縁されると共に外寸を増加させることなく、スタブに強固に取付け固定された光モジュールを提供する。
【解決手段】金属製の集合筐体20とブッシュ16を有し複数の光素子ユニット21〜23が搭載されたユニット集合体12と、金属製のシェル18とスリーブホルダ15を有し光コネクタのフェルールが挿入される光レセプタクル11と、を備えた光モジュールであって、電気絶縁性のスタブ13に、スリーブホルダ15とブッシュ16とが、電気的に絶縁される間隙14をあけて圧入嵌合され、間隙14に絶縁リング19が嵌合されている。なお、絶縁リング19は、ブッシュ16の外径より小さい径で形成される。また、絶縁リング19は、スタブ13に対して、スリーブホルダ15とブッシュ16の保持強度より小さい保持強度で、圧入嵌合される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光電変換素子が実装された光素子ユニットと光コネクタのフェルールが挿入される光レセプタクルを備えた光モジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
光通信に用いられる光トランシーバ等に搭載される光モジュールは、発光素子あるいは受光素子等の光電変換素子(以下、光素子という)が搭載され、これら光素子が搭載された光素子ユニット(または、パッケージ体)と、光ファイバケーブルに接続された光コネクタのフェルールを位置決めして光素子と光学的な光結合を形成する光レセプタクルを備えている。
【0003】
光素子ユニットは、例えば、光素子等の電子部品が実装され、電気信号を伝送するリード端子を有するステムを、金属製の筐体等で囲って構成される。金属製の筐体は、例えば、ステムに抵抗溶接等で溶接され、ステム上に搭載される電子部品の収納空間を気密状態で封止し、電子部品に対する信頼性を高めている。また、筐体には、伝搬される光を集光する光学レンズ等が取付け固定されている。
【0004】
光レセプタクルは、光素子ユニットに対して、光学レンズにより集光される光が高効率で光結合される位置になるように調芯して固定される。光レセプタクルの位置決めには、ジョイントスリーブを用いて行なう場合もあるが、用いずに行う場合もある。
上記のような構造の光モジュールは、光トランシーバ等に搭載する場合に、所定の収納部に位置決めして取付け固定される。
【0005】
光トランシーバの使用周波数が高くなると、光モジュールから放射される電気的ノイズや光素子ユニットの後段の回路基板から放射される電気的ノイズ、また外部から伝搬されて侵入する電気的ノイズが問題となる。通常、これらの電気的ノイズを抑制するために、光モジュールの光レセプタクルは、電気的ノイズの放射や侵入を抑制するため、金属材料もしくは金属コーティングでシールドされた構造とされている。
【0006】
この金属材によるシールドは、通信機器の筐体等を介して接地(フレームグランドと呼ばれている)され、電気的ノイズの抑制以外に静電気による影響も抑制されるように設計されている。他方、光モジュールの光素子等を制御駆動する信号回路の接地(シグナルグランドと呼ばれている)は、光素子ユニットのステムやグランドピン等を介して回路基板に設けたグランド導体等に接続されるように設計されている。
【0007】
上記のフレームグランドとシグナルグランドが、電気的に導通されていると、機器筐体と回路基板との間での電気的ノイズの伝搬が生じやすくなり、機器の動作に悪影響を与える恐れがある。また、機器筐体からの静電気が回路基板側に伝搬されやすくなって、回路部をサージ破壊する要因にもなる。したがって、光モジュールにおいて、フレームグランドとシグナルグランドが電気的に分離される構造が必要とされている。
【0008】
例えば、特許文献1及び特許文献2には、図3(A)(B)に示すように、外部の光ファイバが接続される光レセプタクル1と光素子が搭載された光素子ユニット2をスタブフェルール3で電気的に絶縁する構造の光モジュールが開示されている。この光モジュールは、電気絶縁性のスタブフェルール3に環状の凹溝4a(図3A)またはV状の凹溝4b(図3B)を設け、この凹溝4a,4bの一方の端部に光レセプタクル1側の金属製ホルダ5を圧入嵌合し、他方の端部に光素子ユニット2側の金属製ホルダ6を圧入嵌合する。凹溝4a,4bにより、ホルダ5と6の圧入金属痕等による導通が生じるのを防止し、ホルダ5と6間の電気絶縁が確保できるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2007−133225号公報
【特許文献2】特開2009−58555号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
図3に示す構成によれば、光素子が実装された光素子ユニットと光コネクタが接続される光レセプタクルとは、電気絶縁性のスタブフェルールで電気的に絶縁される。これにより、電気的ノイズの伝搬や静電気によるサージ破壊を防止することが可能となり、また、光レセプタクルの金属部分がアンテナとして作用するのを抑制することが可能とされている。
しかしながら、特許文献1,2では、光レセプタクルに対して、受光素子または発光素子のいずれかが実装された単一の光素子ユニットとであり、光素子ユニットは比較的に質量が小さい小型形状のものである。
【0011】
一方、光通信技術の進展に伴い、FTTH(Fiber To The Home)に代表される光アクセスシステムでは、光ファイバ1心で双方向通信を行う光モジュールが用いられる。この場合、光モジュールには、例えば、波長の異なる発光素子が実装された2つの送信用の光素子ユニットと受光素子が実装された1つの受信用の光素子ユニットの3つの光素子ユニットを備えたユニット集合体が用いられる。このユニット集合体は質量も大きく大型形状となる。また、ユニット集合体と光レセプタクルとは、光軸にずれのない高精度で光結合されていることが必要とされ、このためには、ユニット集合体と光レセプタクルの取付けの固定強度(衝撃耐性等)が十分確保されている必要がある。
【0012】
ユニット集合体と光レセプタクルとは、スタブ(スタブフェルール)に対して圧入嵌合により組付けて固定されるが、従来の質量の小さい小型形状の光素子ユニットからなる光モジュールでは、その圧入嵌合長は十分であるとしても、複数の光素子ユニットが搭載されたユニット集合体からなる光モジュールでは、十分な固定強度が得られない虞がある。このため、衝撃によるモーメントで光結合状態が変動することある。これに対して、上記の圧入嵌合長を大きくする方法が考えられるが、この方法は、光モジュールの外形寸法を増大させ、小型化や業界標準の要求に対応することができなくなるという問題がある。
【0013】
本発明は、上述した実状に鑑みてなされたもので、ユニット集合体と光レセプタクルとが、間隙を介して電気的に絶縁されると共に外寸を増加させることなく、スタブに強固に取付け固定された光モジュールの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明による光モジュールは、金属製の集合筐体とブッシュを有し複数の光素子ユニットが搭載されたユニット集合体と、金属製のシェルとスリーブホルダを有し光コネクタのフェルールが挿入される光レセプタクルと、を備えた光モジュールであって、電気絶縁性のスタブに、スリーブホルダとブッシュとが、電気的に絶縁される間隙をあけて圧入嵌合され、前記の間隙に絶縁リングが嵌合されていることを特徴とする。
なお、前記の絶縁リングは、ブッシュの外径より小さい径で形成されているのが好ましい。また、絶縁リングは、スタブに対して、スリーブホルダとブッシュの保持強度より小さい保持強度で、圧入嵌合するようにしてもよい。
【発明の効果】
【0015】
本発明の光モジュールによれば、複数の光素子ユニットを備えた光モジュールにおいても、光モジュールの外形寸法を増大させることなく、ユニット集合体と光レセプタクルを電気的に絶縁すると共に、十分な衝撃耐性を有する固定強度で取付け固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明による光モジュールの一例を説明する図である。
【図2】本発明によるユニット集合体と光レセプタクルの電気絶縁部分を説明する図である。
【図3】従来技術を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図により本発明の実施の形態を説明する。図において、10は光モジュール、11は光レセプタクル、12はユニット集合体、13はスタブ、13aは光ファイバ、13bはスタブ内端、14は間隙、15はスリーブホルダ、15aは圧入孔、15bは凸段部、16はブッシュ、16aは圧入孔、16bは凸段部、17はスリーブ、18は金属シェル、19は絶縁リング、20は集合筐体、21,22は送信用の光素子ユニット、23は受信用の光素子ユニットを示す。
【0018】
本発明の光モジュール10は、図1に一例として示すような光レセプタクル11と複数の光素子ユニットを備えたユニット集合体12からなる構成のものを対象とする。また、光レセプタクル11とユニット集合体12とは、光レセプタクル11側に挿入される光ファイバとユニット集合体12側の光素子とを、光学的に光結合させるスタブ13(スタブフェルールともいう)により、連結一体化される構成のものを対象とする。
【0019】
光レセプタクル11は、フェルールが挿入されるスリーブ17、該スリーブの基端部が嵌合されるスタブ13、該スタブに圧入嵌合されるスリーブホルダ15、該スリーブホルダにより保持され、スリーブ17を保護する金属シェル18により構成される。スリーブ17は、例えば、ジルコニア等のセラミック材で形成され、スリ割を入れて径方向に伸縮可能な割スリーブで形成される。このスリーブ17は、フェルールの位置決めを行い、その着脱を容易にする機能を備え、スタブ13の一方の端部に弾性的に嵌合させて保持される。
【0020】
スリーブホルダ15は、金属で形成され、圧入孔15aを有し、スタブ13に対して圧入嵌合により固定される。このスリーブホルダ15は、スリーブ17及び金属シェル18を所定位置に保持すると共に、搭載機器のフレーム等に結合して光モジュールを支持固定して、電磁シールドを行う機能を備えている。金属シェル18は、スリーブ17を外力から保護すると共に、電磁シールドを行い、スリーブホルダ15に圧入して一体化される。
【0021】
ユニット集合体12は、金属製の集合筐体20を用いて、例えば、3つの光素子ユニットが組み付けられる。第1の光素子ユニット21は、発光素子として、例えば、EML素子(Electro-absorption Modulator Integrated Laser Diode:変調器集積型半導体レーザ)を用いた10Gbps(波長1577nm)の送信用の光素子ユニットである。また、第2の光素子ユニット22は、発光素子として、例えば、DML素子(Direct Modulation Laser Diode:直接変調レーザ)を用いた1Gbps(波長1490nm)の送信用の光素子ユニットである。第3の光素子ユニット23は、例えば、10Gbps(波長1270nm)または1Gbps(波長1310nm)の受光素子を用いた受信用の光素子ユニットである。
【0022】
3つの光素子ユニット21,22,23は、光アイソレータ、波長分波フィルタ、集光レンズ等を用いて、スタブ13の光ファイバ13aに光学的に結合される。この光結合は、レーザ等の発光素子を用いた送信用の光素子ユニット21,22においては、ジョイントスリーブ2等を用いて調芯された後、集合筐体20にYAGレーザによる溶接あるいは接着剤で固定される。また、受信用の光素子ユニット23においては、ジョイントスリーブを用いることなく調芯(ジョイントスリーブを用いてもよい)されて、集合筐体20にYAGレーザによる溶接あるいは接着剤で固定される。
【0023】
集合筐体20は、スタブ13に予め圧入嵌合されている金属製のブッシュ16に当接して位置決めされ、ブッシュ16にXで示す部分をYAGレーザ等で溶接することにより取付け固定される。集合筐体20をブッシュ16に固定することで、スタブ13の下端(光ファイバ13aの光結合端)と各光素子ユニット21〜23の光素子とが光学的に光結合される。
【0024】
スタブ13は、電気的絶縁性を有する材料で形成され、光レセプタクル11のスリーブ17と同じような、ジルコニア等のセラミック材で形成することができる。スタブ13の中心には、短尺の光ファイバ13aが配設される。光ファイバ13aは、スリーブ17により位置決めされた光コネクタの光ファイバとユニット集合体12側の光素子とを光学的に結合する。また、スタブ13は、上記したように、光レセプタクル11とユニット集合体12とを光学的に結合する他に、機械的にも連結一体化する部材としての機能も備える。
【0025】
光レセプタクル11のスリーブホルダ15とユニット集合体12のブッシュ16は、電気的に絶縁される間隙14をあけてスタブ13に圧入嵌合され、互いに電気的には導通しないようにスタブ13にして取付け固定される。
本発明においては、特に間隙14の部分に絶縁リング19を嵌合し、スタブ13に対するスリーブホルダ15とブッシュ16の圧入嵌合長を増強させたことを特徴とする。この構成により、光レセプタクル11と複数の光素子ユニットからなるユニット集合体12の固定強度を高めることができ、衝撃等が加わって光結合状態が変動するのを抑制することができる。
【0026】
図2は、光レセプクル11とユニット集合体12との電気絶縁部分を説明する部分拡大図で、図2(A)は断面図、図2(B)と図2(C)は実施形態を説明する図である。
【0027】
図2(A)に示すように、スリーブホルダ15は、その圧入孔15aによりスタブ13上に圧入嵌合で固定され、次いで絶縁リング19が嵌合される。この絶縁リングの嵌合は、スリーブホルダ15とブッシュ16の圧入嵌合による保持強度よりは小さい保持強度で、緩めに圧入嵌合するようにしてもよい。この場合、絶縁リング19は、スリ割をいれて径方向に伸縮可能な割リングとしてもよく、また、精密仕上げした精密リングとしてもよい。
【0028】
そして、ブッシュ16は、絶縁リング19に当接するように圧入され、その圧入孔16aによりスタブ13上に圧入嵌合で固定される。スリーブホルダ15とブッシュ16は、絶縁リング19により所定の間隙14をあけて電気的に絶縁される。なお、ブッシュ16から突き出るスタブ13の内端13bの突き出し量は、各部の部品寸法と治具等により管理規制される。
【0029】
間隙14の部分に配される絶縁リング19は、スリーブ17と同じ電気的絶縁性のあるジルコニア等のセラミック材で形成することができる。また、スリーブ17を所定の幅(厚さ)でスライスし、その両面を研磨したものを用いることも可能である。この絶縁リング19で間隙14を埋めることにより、ブッシュ16に衝撃によるモーメントがかかっても、絶縁リング19を介してスリーブホルダ15にも応力が及び、ブッシュ16とスリーブホルダ15が一体的な状態となる。このため、光モジュールの外形寸法を同じにして、スリーブホルダ15とブッシュ16の圧入嵌合長を実質的に増加させたことと等しくなり、衝撃等により位置ずれが生じるのを効果的に抑制することができる。
【0030】
また、スリーブホルダ15の間隙形成側にスリーブホルダ外径より小径の凸段部15bを設け、ブッシュ16の間隙形成側にもブッシュ外径より小径の凸段部16bを設け、この凸段部15bと16bで絶縁リング19を保持する。また、絶縁リング19は、凸段部15b,16bと同じ外径とすることにより、スリーブホルダ15とブッシュ16で均一に圧接保持され、一体性を高めることができる。
【0031】
また、図2(B)に示すように、ユニット集合体の集合筐体20は、ブッシュ16の外周のXで示す部分でYAGレーザ等により溶接される。絶縁リング19は、ブッシュ16の外径より内側に形成された小径の凸段部15bと16bで規制される外径で形成すると、ブッシュ16の影になって溶接による影響が受けにくい状態となる。この結果、溶接時の飛沫が付着して絶縁耐圧が低下するのを抑制することができる。
【0032】
なお、図2(C)に示すように、凸段部15bと16bは、スリーブホルダ15とブッシュ16の双方に設けなくても、いずれか一方の側に設けるだけでも絶縁リング19の圧接保持を良好にすることができる。この場合、ブッシュ16側の凸段部16aを省略し、スリーブホルダ15側の凸段部15bのみとすることにより、図2(B)の場合と同様に、YAGレーザによる溶接の影響を受けにくくすることができる。
【0033】
なお、図1に示す光モジュールで、ブッシュの圧入嵌合長を0.84mmで、絶縁リングを用いることなく加速度500Gの衝撃を与えた後の伝送損失を測定したところ、0〜3dBの損失増加があった。そして、ブッシュの圧入嵌合長を1.4mmにして、絶縁リングを用いることなく、同じく加速度500Gの衝撃を与えた後の損失を測定したところ、0〜1.5dBの損失増加があった。すなわち、ブッシュの圧入嵌合長を大きくすることで、衝撃耐性を多少改善できるとしても十分ではなかった。
【0034】
一方、ブッシュの圧入嵌合長を0.84mmで、間隙部分に絶縁リングを配設して、同じく加速度500Gの衝撃を与えた後の損失を測定したところ、0.5dB未満の損失増加であった。
この衝撃試験の結果から、ブッシュの圧入嵌合長を増やすより、圧入嵌合長はそのままにし、間隙に絶縁リングを配する方が衝撃耐性に対して有効であることが確認された。
【符号の説明】
【0035】
10…光モジュール、11…光レセプタクル、12…ユニット集合体、13…スタブ、13a…光ファイバ、13b…スタブ内端、14…間隙、15…スリーブホルダ、15a…圧入孔、15b…凸段部、16…ブッシュ、16a…圧入孔、16b…凸段部、17…スリーブ、18…金属シェル、19…絶縁リング、20…集合筐体、21,22…光素子ユニット(送信用)、23…光素子ユニット(受信用)。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
金属製の集合筐体とブッシュを有し複数の光素子ユニットが搭載されたユニット集合体と、金属製のシェルとスリーブホルダを有し光コネクタのフェルールが挿入される光レセプタクルと、を備えた光モジュールであって、
電気絶縁性のスタブに、前記スリーブホルダと前記ブッシュとが、電気的に絶縁される間隙をあけて圧入嵌合され、前記間隙に絶縁リングが嵌合されていることを特徴とする光モジュール。
【請求項2】
前記絶縁リングは、前記ブッシュの外径より小さい径で形成されていることを特徴とする請求項1の記載の光モジュール。
【請求項3】
前記絶縁リングは、前記スタブに対し、前記スリーブホルダと前記ブッシュの保持強度より小さい保持強度で、圧入嵌合されていることを特徴とする請求項1または2に記載の光モジュール。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−237841(P2012−237841A)
【公開日】平成24年12月6日(2012.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−106002(P2011−106002)
【出願日】平成23年5月11日(2011.5.11)
【出願人】(000002130)住友電気工業株式会社 (12,747)
【出願人】(000154325)住友電工デバイス・イノベーション株式会社 (291)
【Fターム(参考)】