説明

光学歪み測定装置

本発明は、ガラスファイバを歪みセンサとして使用する、光学歪み測定装置(1)に関する。この歪み測定装置は、被覆を有するガラスファイバを有する。この被覆は、ポリエーテル・エーテル・ケトンと、最小10重量パーセント〜最大40重量パーセント添加混合される粒径0.08μm〜12μmの粒状無機充填材との混合物を有する。被覆の外径は、0.2mm〜1.2mmである。被覆の外径Dとガラスファイバの直径dとの比率D/dは、2〜6である。ガラスファイバへの被覆の圧力は、ガラスファイバと被覆との間の相対運動が実質的に生じ得ない程度である。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【0001】
本発明は、ガラスファイバを歪みセンサとして使用する光学歪み測定装置に関する。材料の歪みを測定するために材料の光学的特性の変化を利用することは、従来技術から、特に、その理論に関して十分に知られている。そのような構成は、例えば独国特許発明第100 04 384 C2号に示されている。
【0002】
いかなる歪み測定装置も、ガラスファイバを有する少なくとも1つのセンサと、同様にガラスファイバを有する信号線とからなる。
【0003】
ガラスファイバ歪みセンサは、測定されるべき歪みを、可能な限り誤差のないように検出するように形成されている。基本的に、これらのセンサには2つのグループがある。第1グループでは、測定のために使用されるガラスファイバが頑強なハウジング内に配置されている。このハウジングは、独国特許発明第100 31 412 C2号、独国特許発明第39 02 997 C1号、米国特許第4,761,073号、または独国実用新案第297 11 958 U1号に記載されているように、測定箇所に、例えば螺着などで固定される。これらの実施形態の利点は、内設されたこれらのセンサの取り扱いがし易く、これらの被測定物への固定も容易にできることである。固定する前または後に、ハウジング内に配置された歪み測定ファイバがガラスファイバ・信号線と接続されるが、ここで、従来技術から、例えば差込コネクタなどの種々異なる接続構造がよく知られている。この種類のセンサと、これらに付属の信号線およびそれらの端子とはかさばるので、十分なスペースがある測定箇所でしか使用することができない。
【0004】
しかしながら、空間的に作業し難い箇所で歪みを測定しなければならない場合は多数ある。この場合にはかさばるハウジングを有するセンサを使用することはできない。このような用途には、例えば、独国特許出願公開第10 2007 008 464 A1号または米国特許第6,720,553 B2号に示されるように、フレキシブルフィルムに敷設されるセンサが使用される。これらのセンサの体積は比較的小さいので、硬質でかさばるハウジングを有するセンサを配置できない箇所にも設置できる。しかし、そのために必要な作業を、狭小な空間条件下では最適に行うことができないので、これらのセンサを狭小な空間条件下で設置することは難しい。そこで、測定箇所でガラスファイバを立体的に敷設すること、すなわち、種々異なる方向に曲げることが必要になることもある。このことは、フィルムを立体的に曲げることができない以上、平らなプラスチックフィルムに敷設されたガラスファイバを用いても、十分に達成されることはない。それゆえ、実際には、歪みセンサは、非常に優れた測定技術の特性を有しているが、これを十分に応用することができないために、その特性を完全に活かすことができないという事態がたびたび起こる。
【0005】
例えばブリッジのように部材が移動できないものである場合、センサの設置は現場で行わなければならず、それによって、設置の労力が増加し、設置の質も損なわれかねない。
【0006】
測定箇所の空間的制限に加え、自然環境からの攻撃的な影響によるさらに困難な状況にたびたびさらされるので、センサおよび信号線は、これらの状況に対して保護されなければならない。特に、センサと信号線との結合箇所は、特に万全に保護されなければならないが、このことがさらなる労力を必要とする。
【0007】
上記の問題は、空間的に狭小な箇所での設置を妨げるだけでなく、設置箇所ごとのコストも上昇させる。
【0008】
したがって、本発明の課題は、空間的に制限された状態でもわずかな労力で歪みの測定を実行することができる測定技術を提供することである。特に、歪みセンサは、簡単に設置できるようにするべきであり、信号線および歪みセンサは、機械的に頑強であり、かつ水、および攻撃的物質に対して十分に強くあるべきである。本発明のさらなる課題は、このような測定技術を製造するための方法を提供することである。
【0009】
上記課題は、請求項1に記載の光学歪み測定装置、および請求項10に記載の方法により解決される。
【0010】
請求項1によると、光学歪み測定装置は、被覆を有するガラスファイバを有し、ここで、被覆は、ポリエーテル・エーテル・ケトンと、最小10重量パーセント〜最大40重量パーセント添加混合される粒径0.08μm〜12μmの粒状無機充填材との混合物を有する。被覆の外径は、0.2mm〜1.2mmである。被覆の外径Dとガラスファイバの直径dとの比率D/dは、2〜6である。ガラスファイバへの被覆の圧力は、ガラスファイバと被覆との間の相対運動が実質的に生じ得ない程度である。被覆の圧力は、ガラスファイバ内への充填材の粒子の圧着をもたらし、それによって、この効果が達成される。
【0011】
本発明に係る光学歪み測定装置の利点は、センサと信号線の結合体が極めて頑強な歪み測定装置をもたらすことである。本発明に係る光学歪み測定装置を用いれば、種々異なる要求を満たすことができる。信号線の任意の箇所が接着剤を使って測定箇所に固定されることにより、この部分をセンサとして使用することが可能である。被覆または被覆の請求される組成と組み合わせた、請求される幾何学的形状が、測定箇所の表面の歪みの優れた伝達を、被覆を介してガラスファイバへもたらす。同様に、本発明に係る光学歪み測定装置を2つの位置で貼着することが容易にできる。こうして、2つの固定位置間の区間が拡大しているか否かを検出することができる。
【0012】
しかし、本発明に係る歪み測定装置は、非常に良好なセンサ特性と並んで、最適な信号線に期待される特性をも有する。特に、強調しておきたいのは、十分な可塑性および頑強性であり、これらが、手作業で導線部分を予め成形して、それを空間的に狭小な測定箇所に挿通し、接着または他の方式で固定できることを可能にする。本発明に係る光学歪み測定装置が永久的に変形可能でないならば、変形が行われることはないだろう。信号線の固定されるべき部分が、そのばね弾性復元力ゆえに接着がうまくできないだろうから、付加的な固着補助物が必要になろう。しかし、このような固着補助物の使用は、測定箇所の空間条件が狭い場合には可能でないことが多い。しかし、本発明に係る光学歪み測定装置が堅すぎるならば、この装置は、変形することができないかもしれず、またはこれが座屈して、ガラスファイバが破損するかもしれない。
【0013】
被覆のために選定される組成は、多くの化学物質に対して強い耐性を有しているので、本発明に係る光学歪み測定装置は、過酷な工業的環境においても使用することができる。
【0014】
本発明に係る光学歪み測定装置のさらなる利点は、レーザ光源が接続された場合、ガラスファイバの破損が視覚的にも認識可能なことであるが、それは、破損箇所から出る光を肉眼でも認識できるほど、被覆が透明で、かつ光を散乱させるからである。金属包装または不透明なプラスチック包装を有するファイバでは、ファイバの破損を視覚的に特定することはできない。
【0015】
請求項2によると、ガラスファイバへの被覆の圧力は、少なくとも120N/mmである。この程度の圧力では、ガラスファイバと被覆との間の相対運動が実質的に生じ得ず、正確な歪みの測定が可能である。
【0016】
請求項3によると、ガラスファイバは、ORMOCER(登録商標)被膜を有するガラスコアを有する。ORMOCER(登録商標)の被膜またはコーティングは、光学歪み測定装置を製造する際にガラスファイバに被覆を押出しする作業を行うのに十分な化学的安定性を有する。通常、典型的に使用されるアクリル酸およびポリイミドのコーティングではそうはならない。
【0017】
請求項4によると、無機充填材は、ケイ酸塩であり、請求項5によると、無機充填材は、層状ケイ酸塩であり、請求項6によると、無機充填材は、タルク、石灰、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、窒化ホウ素、二酸化ケイ素、またはベントナイトである。上述の充填材は、上記に説明した本発明に係る光学歪み測定装置の特性を可能にする。
【0018】
請求項7によると、無機充填材の添加混合は、少なくとも25重量パーセント、最大で40重量パーセントである。このことにより、塑性特性のさらなる改善を達成することができる。
【0019】
請求項8によると、無機充填材の添加混合は、少なくとも27重量パーセント、最大で33重量パーセントである。このことにより、さらに塑性特性のさらなる改善を達成することができる。
【0020】
請求項9によると、粒径は、少なくとも0.1μm、最大で10μmである。この粒径は、被覆とガラスファイバとの良好な接続を可能にする。
【0021】
請求項10によると、光学歪み測定装置を製造する方法は、ガラスファイバを提供するステップと、ガラスファイバに被覆を押出すステップとを包含する。ここで、被覆は、ポリエーテル・エーテル・ケトンと、最小10重量パーセント〜最大40重量パーセント添加混合される粒径0.08μm〜12μmの粒状無機充填材との混合物を有する。被覆の外径は、0.2mm〜1.2mmである。被覆の外径Dとガラスファイバの直径dとの比率D/dは2〜6である。製造後のガラスファイバへの被覆の圧力は、ガラスファイバと被覆との間の相対運動が実質的に生じ得ない程度である。被覆の圧力は、ガラスファイバ内への充填材の粒子の食い込みをもたらし、それによって、この効果が達成される。
【0022】
本発明に係る方法で製造された光学歪み測定装置は、すでに詳述したように、有利な特性を有する。
【0023】
請求項11によると、押出成形のパラメータは、製造後のガラスファイバへの被覆の圧力が少なくとも120N/mmであるように選定される。この程度の圧力では、ガラスファイバと被覆との間の相対運動が実質的に生じ得ず、正確な歪みの測定が可能である。
【0024】
請求項12によると、ガラスファイバを提供するステップは、ガラスコアを提供するステップと、ガラスコアがORMOCER(登録商標)被膜で被覆されるステップとを包含する。ORMOCER(登録商標)製の被膜またはコーティングは、光学歪み測定装置を製造する際にガラスファイバに被覆を押出しする作業を行うのに十分な化学的安定性を有する。通常、典型的に使用されるアクリル酸およびポリイミド製のコーティングではそうはならない。
【0025】
請求項13によると、無機充填材はケイ酸塩であり、請求項14によると、無機充填材は層状ケイ酸塩であり、請求項15によると、無機充填材は、タルク、石灰、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、窒化ホウ素、二酸化ケイ素、またはベントナイトである。上述の充填材は、上記に説明した本発明に係る光学歪み測定装置の特性を可能にすることができる。
【0026】
以下、本発明を模式図と関連付けた実施形態をもとにして詳細に説明する。
【0027】
図1は、実施形態の光学歪み測定装置1の縦断面の拡大図を示す。参照符号2はガラスファイバを、参照符号3は被膜または被覆を示す。
【0028】
図2は、実施形態の光学歪み測定装置1の横断面の拡大図を示す。ガラスファイバ2は、被膜または被覆3内に同軸上に配置されている。
【0029】
被覆3は、ポリエーテル・エーテル・ケトンと、最小10重量パーセント〜最大40重量パーセント添加混合される粒径0.08μm〜12μmの粒状無機充填材との混合物を有してもよい。以下において、ポリエーテル・エーテル・ケトンをPEEKとし、PEEKと無機充填材との混合物をPEEKFとする。
【0030】
無機充填材は、例えば、タルク(ケイ酸マグネシウム水和物、MgSi10(OH))、石灰、炭酸カルシウム(CaCO)、硫酸バリウム(BaSO)、窒化ホウ素(BN)、二酸化ケイ素(SiO)、ベントナイト(主成分(60〜80%)モンモリロナイト(層状アルミニウムケイ酸塩、Al[(OH)/Si10]nHO))、石英(SiO)、酸化アルミニウム(Al)、炭化ケイ素(SiC)、中空ガラス球、沈降シリカ、硫化亜鉛(ZnS)、または酸化チタン(TiO)であってよい。
【0031】
ガラスファイバ2は、ガラスコア4とコーティングまたは被膜5を有してもよい。被膜5の材料は、例えばORMOCER(登録商標)、すなわち無機・有機ハイブリッドポリマーであってもよい。
【0032】
材料3の外径Dは、例えば0.2mm〜1.2mmであってもよい。被覆3の外径Dとガラスファイバ2の直径dとの比率D/dは、例えば2〜6であってもよい。この実施形態では、ガラスファイバ2の直径dは0.185mmであり、被覆3の外径Dは0.6mmである。被覆3は、0.1μm〜10μmの粒径で、30重量パーセントのタルク滑石を添加混合したPEEKFからなる。
【0033】
ガラスファイバ2への被覆3の圧力は、ガラスファイバ2と被覆3との間の相対運動が実質的に生じ得ず、正確な歪みの測定が可能な程度であり得る。この場合、ガラスファイバ2への被覆3の圧力は、例えば120N/mm〜216N/mmであってもよい。
【0034】
無機充填材が添加混合された被覆3は、光学歪み測定装置1の製造時に、押出し法でガラスファイバ2に被着される。PEEKFの融点が370℃を超えるので、押出し加工は高温で行われる。ゆっくりと冷却すると、PEEKFが凝固し始める温度限界から、1℃ごとの冷却で、ガラスファイバ2の材料と被覆3の材料の膨張の差によって圧力が発生する。例えば、ガラスの膨張係数は0.5ppm/K、PEEKFの膨張係数は25ppm/Kであるならば、差分は24.5ppm/Kになる。PEEKFが凝固し始める温度限界は、例えば略170℃である。そこで、例えば、約170℃から約20℃に冷却する場合、例示的計算は次のとおりである:150K×24.5ppm/K。
【0035】
したがって、ガラスファイバ2の材料と被覆3の材料の膨張の差が、被覆3とガラスファイバ2との収縮結合をもたらす収縮プロセスを引き起こす。その際、被覆3は、ガラスファイバ2に強固に圧着される。このことは、押出成形の固定パラメータと被覆材料PEEKFの特定の組成とによって達成される。
【0036】
図3は、材料表面上での実施形態の光学歪み測定装置1の応用例を示す。参照符号6は固定位置を示しており、これらの固定位置において、光学歪み測定装置1が調査されるべき材料表面7に接着剤により固定されている。複数の固定位置6の間には光学歪み測定装置が直線的に敷設されている。固定位置6が、材料の歪みが生じることにより、矢印で示すように互いに離れた場合、光学歪み測定装置1が歪み、歪みが測定され得る。同様に、光学歪み測定装置1を、材料表面7上のより長い接着部分8にわたって接着することも可能である。この応用方法は、当業者にとって、基本的によく知られており、したがって詳細に説明される必要はない。
【0037】
図4は、実施形態の光学歪み測定装置1を製造する方法の基本的ステップを具体的に説明するフローチャートを示す。ステップS1において、ガラスコア4が提供される。ステップS2において、ガラスコア4が被膜5で被覆される。ステップS1およびS2は、共にガラスファイバ2を提供するステップをなす。ステップS3において、ガラスファイバ2上に被覆3が押し出される。
【0038】
実施形態の光学歪み測定装置1を製造する方法において、押出成形のパラメータは、製造後のガラスファイバ2への被覆3の圧力が、ガラスファイバ2と被覆3との間の相対運動が実質的に生じず、正確な歪みの測定が可能であるように選定されてよい。この場合、ガラスファイバ2への被覆3の圧力は、例えば、120N/mm〜216N/mmであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】実施形態の光学歪み測定装置の縦断面の拡大図である。
【図2】実施形態の光学歪み測定装置の横断面の拡大図である。
【図3】材料表面上での実施形態の光学歪み測定装置の応用例の図である。
【図4】実施形態の光学歪み測定装置を製造する方法の基本的ステップを示すフローチャートである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被覆(3)を有するガラスファイバ(2)を有する光学歪み測定装置(1)であって、ここで、
・ 前記被覆(3)は、ポリエーテル・エーテル・ケトンと、最小10重量パーセント〜最大40重量パーセント添加混合される粒径0.08μm〜12μmの粒状無機充填材との混合物を有し、
・ 前記被覆(3)の外径は、0.2mm〜1.2mmであり、
・ 前記被覆(3)の外径Dと前記ガラスファイバ(2)の直径dとの比率D/dは、2〜6であり、かつ
・ 前記ガラスファイバ(2)への前記被覆(3)の圧力は、前記ガラスファイバ(2)と前記被覆(3)との間の相対運動が実質的に生じ得ない程度である、光学歪み測定装置(1)。
【請求項2】
前記ガラスファイバ(2)への前記被覆(3)の圧力は、少なくとも120N/mmである、請求項1に記載の光学歪み測定装置(1)。
【請求項3】
前記ガラスファイバ(2)は、ORMOCER(登録商標)被膜(5)を有するガラスコア(4)を有する、請求項1に記載の光学歪み測定装置(1)。
【請求項4】
前記無機充填材は、ケイ酸塩である、請求項1に記載の光学歪み測定装置(1)。
【請求項5】
前記無機充填材は、層状ケイ酸塩である、請求項1に記載の光学歪み測定装置(1)。
【請求項6】
前記無機充填材は、タルク、石灰、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、窒化ホウ素、二酸化ケイ素、またはベントナイトである、請求項1に記載の光学歪み測定装置(1)。
【請求項7】
前記無機充填材の添加混合は、25重量パーセントから40重量パーセントの範囲にある、請求項1に記載の光学歪み測定装置(1)。
【請求項8】
前記無機充填材の添加混合は、27重量パーセントから33重量パーセントの範囲にある、請求項1に記載の光学歪み測定装置(1)。
【請求項9】
前記粒径は、0.1μmから10μmの範囲にある、請求項1に記載の光学歪み測定装置(1)。
【請求項10】
光学歪み測定装置(1)を製造する方法であって、
・ ガラスファイバ(2)を提供するステップ(S1、S2)と、
・ 前記ガラスファイバ(2)に被覆(3)を押出すステップ(S3)とを包含し、ここで、
・ 前記被覆(3)が、ポリエーテル・エーテル・ケトンと、最小10重量パーセント〜最大40重量パーセント添加混合される粒径0.08μm〜12μm粒状無機充填材との混合物を有し、
・ 前記被覆(3)の外径は、0.2mm〜1.2mmであり、
・ 前記被覆(3)の外径Dと前記ガラスファイバ(2)の直径dとの比率D/dは、2〜6であり、
・ 前記方法の終了後、前記ガラスファイバ(2)への前記被覆(3)の圧力は、前記ガラスファイバ(2)と前記被覆(3)との間の相対運動が実質的に生じ得ない程度である、方法。
【請求項11】
前記押出しのパラメータは、前記方法の終了後、前記ガラスファイバ(2)への前記被覆(3)の圧力が少なくとも120N/mmであるように選定される、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記ガラスファイバ(2)を提供するステップは、ガラスコア(4)を提供するステップ(S1)と、前記ガラスコア(4)をORMOCER(登録商標)被膜(5)で被覆するステップ(S2)とを包含する、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記無機充填材は、ケイ酸塩である、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
前記無機充填材は、層状ケイ酸塩である、請求項10に記載の方法。
【請求項15】
前記無機充填材は、タルク、石灰、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、窒化ホウ素、二酸化ケイ素、またはベントナイトである、請求項10に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2012−524887(P2012−524887A)
【公表日】平成24年10月18日(2012.10.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−506337(P2012−506337)
【出願日】平成22年4月22日(2010.4.22)
【国際出願番号】PCT/DE2010/000459
【国際公開番号】WO2010/121604
【国際公開日】平成22年10月28日(2010.10.28)
【出願人】(511242236)ホッティンガー バルトヴィン メッセテヒニーク ゲーエムベーハー (3)
【氏名又は名称原語表記】HOTTINGER BALDWIN MESSTECHNIK GMBH
【住所又は居所原語表記】Im Tiefen See 45 64293 Darmstadt (DE)
【Fターム(参考)】