説明

反射防止フィルムおよびそれを用いた偏光板ならびに画像表示装置

【課題】十分な反射防止性能を有しながら耐擦傷性をより向上させた反射防止フィルムを提供すること。そのような反射防止フィルムを具備した偏光板及びディスプレイ装置を提供すること。
【解決手段】透明支持体上に、ハードコート層と、ハードコート層上に低屈折率層とを有する反射防止フィルムであって、500g/cm条件で#0000スチールウールを10往復させる耐擦傷性試験において、該試験前後におけるJISK−7136に基づくヘイズの値が、試験前後で−1.0〜1.0%の範囲であることを特徴とする反射防止フィルム。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
透明支持体上に、ハードコート層と、ハードコート層上に低屈折率層とを有する反射防止フィルムであって、500g/cm条件で#0000スチールウールを10往復させる耐擦傷性試験において、該試験前後におけるJISK−7136に基づくヘイズの値が、試験前後で−1.0〜1.0%の範囲であることを特徴とする反射防止フィルム。
【請求項2】
前記低屈折率層の屈折率が1.20以上1.49以下の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の反射防止フィルム。
【請求項3】
前記低屈折率層が、熱および/または電離放射線硬化性化合物を含む組成物を用いて形成された硬化皮膜であることを特徴とする請求項1または2に記載の反射防止フィルム。
【請求項4】
前記組成物が、熱および/または光分解性の重合開始剤を含むことを特徴とする請求項3に記載の反射防止フィルム。
【請求項5】
前記組成物が、熱および/または光硬化触媒を含むことを特徴とする請求項3または4に記載の反射防止フィルム。
【請求項6】
前記組成物が、前記低屈折率層の硬化皮膜を形成するバインダー成分として、熱硬化性および/または電離放射線硬化性の含フッ素ポリマーおよびエチレン性不飽和基を有する非フッ素系の硬化性化合物を含むことを特徴とする請求項3に記載の反射防止フィルム。
【請求項7】
前記低屈折率層を形成する際に、前記組成物を塗設し、硬化する前の段階で、少なくとも1種の前記熱および/または光分解性の重合開始剤とエチレン性不飽和基を有する非フッ素系の硬化性化合物がハードコート層側に局在化していることを特徴とする請求項6に記載の反射防止フィルム。
【請求項8】
前記熱および/または光分解性の重合開始剤と前記エチレン性不飽和基を有する非フッ素系の硬化性化合物のSP値が、前記含フッ素ポリマーよりも大きいことを特徴とする請求項7に記載の反射防止フィルム。
【請求項9】
前記低屈折率層において、平均粒径5nm〜200nmの無機微粒子を含むことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の反射防止フィルム。
【請求項10】
前記反射防止フィルムの表面ヘイズが5%未満であることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の反射防止フィルム。
【請求項11】
前記反射防止フィルムの表面ヘイズが5%以上であることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の反射防止フィルム。
【請求項12】
前記ハードコート層の膜厚が0.5〜40μmであることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の反射防止フィルム。
【請求項13】
前記ハードコート層が平均粒径3〜15μmの透光性粒子を含有することを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の反射防止フィルム。
【請求項14】
偏光膜とその両側を保護する2枚の保護フィルムとからなる偏光板であって、請求項1〜13のいずれかに記載の反射防止フィルムを、偏光膜の保護フィルムの少なくとも一方に用いたことを特徴とする偏光板。
【請求項15】
偏光膜とその両側を保護する2枚の保護フィルムとからなる偏光板であって、請求項1〜13のいずれかに記載の反射防止フィルムを、偏光膜の保護フィルムの一方に、光学異方性を有する光学補償フィルムを偏光膜の保護フィルムのもう一方に用いたことを特徴とする偏光板。
【請求項16】
請求項1〜13のいずれかに記載の反射防止フィルム、または請求項14〜15のいずれかに記載の偏光板が、画像表示面に配置されていることを特徴とする画像表示装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate


【公開番号】特開2007−219088(P2007−219088A)
【公開日】平成19年8月30日(2007.8.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−38294(P2006−38294)
【出願日】平成18年2月15日(2006.2.15)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】