学習・翻訳方法
【課題】単語、熟語を別々に記憶するのではなく、「最小表現単位」ごとに日本語と外国語を対応させて記憶させるとともに、「最小表現単位」を使用した中間言語を補助的に使用することにより、日本語文、外国語文の相互の変換が容易に行える学習・翻訳方法を提供する。
【解決手段】対比する外国語と日本語を最小表現単位で記憶するステップと、この記憶された最小表現単位に基づいて外国語文を最小表現単位に分離するステップと、分離した外国語文の最小表現単位に適切な助詞を付加した日本語の中間言語を作成するステップと、この中間言語を日本語の語順に変換するステップとにより、外国語文を日本語文にし、理解させる。また、日本語文を最小表現単位に分離し、分離した日本語文の最小表現単位を並び替え、並び替えた最小表現単位を対比する外国語に変換することにより、日本語文を外国語文にし、理解させる。
【解決手段】対比する外国語と日本語を最小表現単位で記憶するステップと、この記憶された最小表現単位に基づいて外国語文を最小表現単位に分離するステップと、分離した外国語文の最小表現単位に適切な助詞を付加した日本語の中間言語を作成するステップと、この中間言語を日本語の語順に変換するステップとにより、外国語文を日本語文にし、理解させる。また、日本語文を最小表現単位に分離し、分離した日本語文の最小表現単位を並び替え、並び替えた最小表現単位を対比する外国語に変換することにより、日本語文を外国語文にし、理解させる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、日本語文と外国語文の相互の変換が容易に行える学習・翻訳方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば、今までの英語教授法は、リーディング、英文法、英作文、会話の4つを主に教えている。リーディングは、主に英文を読ませ、単語、熟語の意味を記憶させ、日本語に翻訳させ、英文の理解を得る方法である。文法は、時制、状況により単語の変化を教え、5文型を基本に単語の語順、修飾語の位置など文の構成要素を主体に教えている。英作文は日本語から英文を作る方法、会話は日常的なやさしい文章を聞き、言う訓練をしている。
学校での授業では、リーディング、英文法が主体となり、会話も行う程度で、英会話教室では、会話が主体となるが、意味が分からなくなると学校と同様に単語、熟語、英文法の3つを説明して理解を深める方法を採用している。いずれにしても基本的に英文を単語、熟語、英文法の3つに分解して理解および記憶する方法が主流である。
そのため、コンピュータによる翻訳についても、今までの英語教授法の問題点
と同様の問題点をもっている。
問題点は大きく二つに分類される。
1.単語、熟語、文法の3つに分類し、別々に記憶処理している。
日本語、外国語を問わず単語、熟語、文法の3つは有機的に連携しているため、分離すべきものではない。そのことは母国語を学習する過程を観察することで証明できる。子供に文法を教える両親はいない。その状況を表す「表現」を教えている。子供は言葉を「表現単位」で学習し、習得している。
また、特殊な例外を除いて単語が単独で使われることはない。一般的には節、句など複数の単語を集合し、全体で意味を表現できる形で使用される。最小単位としても日本語では形容詞、副詞、助詞と一緒に使われるし、外国語、一例として英語の場合なら形容詞、副詞、前置詞と一緒に使われる。「冷蔵庫」を例にすれば「冷蔵庫に」、「冷蔵庫から」が最小表現単位となる。しかし、実際の英語学習では単語「冷蔵庫」=“refrigerator”を教え、前置詞“into”は「〜に入る」「〜に入れる」、“from”は「〜から出る」「〜から来る」と言う意味であると教える。そして「冷蔵庫に」は「〜に入れる」ですから前置詞“into”を使う必要があるので“into the
refrigerator”と教え、「冷蔵庫から」は「〜から出す」であるから前置詞“from”を使う必要があるので“from the refrigerator”と教えている。このように理由を考えてから適切な前置詞を選択し、使用しなければならない。この例で分かるように分離型学習では常に理論を考え、適切な語句を選択する必要があり、複雑且つ時間のかかる作業をしてからでないと理解も表現も出来ないことになる。
当然の事ながら、学問的探求を否定するものではなく、外国語の習得には先ず「表現単位」で学習し、その外国語をある程度自由に使いこなせるようになった後、学問的に探求する場合にそれぞれを分類し精査すべきだ、と言うことである。
2.外国語と日本語を直接変換し、翻訳しようとしている。
日本語と英語は単語、熟語、文法のどれも共通点はない。従って現状では単語は英単語と日本語単語を関連付けて個々に覚えさせている。同様に熟語も英熟語とその意味を個々に覚えさせている。そして英文を、文法を使いながら直接的に日本文に変換するように教えている。図3のように、英語では主語の次に来る述語を日本文では最後に持ってくる。そして英語では語順よって異なる目的語に助詞「に、を」を付けて意味を当てはめ日本語にしている。
このようにまったく異なる文法にもかかわらず直接変換で理解させようとしている。
以上の理由で、英語の学習は簡単な文章ですら文法を知らなければ構成できない非常に複雑化した教授法を用いている。その教え方が日本人に英語が分からない、英語は難しいものというイメージを与えてしまっている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、上記した実状に鑑みてなされたもので、単語、熟語を別々に記憶するのではなく、「最小表現単位」ごとに日本語と外国語を対応させて記憶させるとともに、「最小表現単位」を使用した中間言語を補助的に使用することにより、日本語文、外国語文の相互の変換が容易に行える学習・翻訳方法を提供することをその目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明に係る学習・翻訳方法は、対比する外国語と日本語を最小表現単位で記憶するものである。
また、本発明に係る学習・翻訳方法は、対比する外国語と日本語を最小表現単位で記憶するステップと、この記憶された最小表現単位に基づいて外国語文を最小表現単位に分離するステップと、分離した外国語文の最小表現単位に適切な助詞を付加した日本語の中間言語を作成するステップと、この中間言語を日本語の語順に変換するステップとにより、外国語文を日本語文にし、理解させるものである。
さらにまた、本発明に係る学習・翻訳方法は、対比する外国語と日本語を最小表現単位で記憶するステップと、この記憶された最小表現単位に基づいて日本語文を最小表現単位に分離するステップと、分離した日本語文の最小表現単位を、主語の次に述語を置き、助詞「に」、「を」の順序に並び替えた中間言語を作成するステップと、この中間言語の最小表現単位を対比する外国語に変換するステップとにより、日本語文を外国語文にし、理解させるものである。
【発明の効果】
【0005】
本発明に係る学習・翻訳方法によれば、日本語文、外国語文の相互の変換が容易に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
日本語に翻訳したい外国語文が設定されると、あらかじめ記憶された外国語の最小表現単位に基づいて上記外国語文は最小表現単位に分離され、ついで、分離された外国語文の最小表現単位には、あらかじめ記憶された中間言語作成手順にしたがって適切な助詞が付加されて日本語の中間言語が作成され、しかる後、あらかじめ記憶された中間言語を日本語の語順に変換する手順にしたがってこの中間言語は日本語の語順に変換されることとなる。
また、外国語に翻訳したい日本語文が設定されると、あらかじめ記憶された日本語の最小表現単位に基づいて日本語文は最小表現単位に分離され、ついで、分離された日本語文の最小表現単位は、あらかじめ記憶された中間言語作成手順にしたがって、主語の次に述語が置かれ、助詞「に」、「を」の順序に並び替えられた中間言語が作成され、しかる後、この中間言語の最小表現単位は対比する外国語に変換されることにより外国語文に翻訳されることとなる。
【実施例】
【0007】
以下、本発明の学習・翻訳方法について実施例に基づき説明する。
図1に示すフローチャート1に示すように、本発明に係る学習・翻訳方法は、少なくとも、対比する外国語と日本語を最小表現単位で記憶するステップ101と、この記憶された最小表現単位に基づいて外国語文を最小表現単位に分離するステップ102と、分離した外国語文の最小表現単位に適切な助詞を付加した日本語の中間言語を作成するステップ103と、この中間言語を日本語の語順に変換するステップ104を含んでなるものである。
また、図2に示すフローチャート2に示すように、本発明に係る学習・翻訳方法は、少なくとも、対比する外国語と日本語を最小表現単位で記憶するステップ201と、この記憶された最小表現単位に基づいて日本語文を最小表現単位に分離するステップ202と、分離した日本語文の最小表現単位を、主語の次に述語を置き、助詞「に」、「を」の順序に並び替えた中間言語を作成するステップ203と、この中間言語の最小表現単位を対比する外国語に変換するステップ204を含んでなるものである。
こうしたステップを含むプログラムを用いて翻訳あるいは学習に適用すればよい。
【0008】
以下に、本発明の学習・翻訳方法を、英語に適用した実施例に基づき説明する。
まず、対比する外国語と日本語を最小表現単位(状況を表す表現の最小の単位をいう)で学習するために、英語を例に取れば、「冷蔵庫に」=“into the refrigerator” 、「冷蔵庫から」=“from the refrigerator”と記憶させる。
その結果、学習において、最小表現単位で、対比する外国語と日本語を暗記すれば、前置詞を意識することなくその状況に応じて自然に“into the refrigerator”や“from the refrigerator”を使えるようになる。他にも「学校から」なら“from school”を、「学校へ」なら“to school”と「最小表現単位」で覚えさせる。このように「最小表現単位」で暗記しておけば、そのままを使えるので非常に簡単に表現できる。
同様に、動詞なども「表現単位」の方が分かりやすくなる。“have”、“take”、“ask”など非常に多くの意味を持つ動詞は少なくない。それを“have”=「持つ」、「飼う」、「食べる」、等と覚えさせては、誰もが混乱するほど難しく、困難なものである。しかし、「表現単位」で記憶すれば“I have a
dog.”=「犬を飼っている。」、“He has
brown hair.”=「彼は茶色の髪をしている。」、“Let’s have lunch.”=「お昼を食べよう。」、“I have a cold.”=「風邪を引いている。」となり“have”の使い方を難なく覚えることが出来る。前置詞とのつながりに関しては“ask to 〜”=「〜に尋ねる」、“ask after 〜”=「〜を見舞いに行く」、“ask for 〜”=「〜を求める」のように「最小表現単位」で覚えれば理論的な事を考慮することなく即使える英語になる。
次に、直接変換で理解させるのではなく中間言語を介して理解させることが重要となる。
文法的な特徴として日本語は助詞「てにをは」があり、外国語の例として英語であれば「語順」がある。日本語の助詞「てにをは」は非常に厳格なものでそれを間違えることは許されない。図1の例では「君に本をあげる」とは言えても「君を本にあげる」とは言えない。同様に英語では“I’ll give you this book.”とは言えても“I’ll give this book you.”とは言えない。別の考え方をすれば日本語は助詞「てにをは」が合っていて「最小表現単位」が合っていれば語順に関係なく意味は分かる。一方英語は「最小表現単位」を含めて語順さえ合っていれば使用できる。
英語と日本語では語順がまったく異なる。しかも日本語では助詞を適切に付け加える必要がある。そのため英語を日本語に変換するには図3のように大変複雑な作業をしなければならない。しかし日本語の特徴である助詞が適切であれば「最小表現単位」同士の配置の変化は関係ないことに着目し、「最小表現単位」の英語の語順と同一になるように日本語の「最小表現単位」の語順を変化させる。この日本語は英語の語順のため正確な日本語ではない。もちろん使用単語は日本語ですから英語でもない。この英語語順の日本語は第三の言語、すなわち中間言語となる。図4に示すように中間言語を通すと、イの英語がロの中間言語になる。ロの中間言語は適切に助詞「てにをは」を使っているため容易に意味が推測できる。意味が分かれば母国語である日本語にするのは実に簡単で、直ちにハの日本文が出来る。
一方図5に示すように、ニの日本語を「中間言語作成の法則」が理解できていればホの中間言語は容易に作成できる。ホの中間言語が出来れば日本語の「最小表現単位」をそのまま英語の「最小表現単位」に変換するだけでヘの英文が出来上がる。
「中間言語作成の法則」を理解する必要が有るが、直接英語から日本語への変換、日本語から英語への変換ならびに翻訳するより、中間言語を補助的に使用したほうがはるかに簡単に変換、翻訳できる。
【0009】
さらに、本発明の学習・翻訳方法を、英語習得用の記録媒体に記録し、適切な視聴覚機器にセットして画面に映像化させ、音声を適切な音量にセットして、英語学習する実施例に基づき説明する。
学習順序は
1.精神を安定させ、脳の活動を記憶作業に適した状態にする。
2.「最小表現単位」の英語と日本語を対比させ、意味のわかった英語の「最小表現単位」を記憶する。
3.2で記憶した「最小表現単位」を使用した英語の文とその中間言語を対比させ、中間言語を作成するときの「法則」を理解させ、英語の文を記憶させる。
以上の3つの段階を踏むと効率よく記憶でき、英語の上達が速い。
実際のシステムとしては、日本語と英語のグループ化が理論的な仲介なしに直感的に理解し、記憶できるために視覚情報を利用する。コミュニケーションにも対応できるように、そして言葉の記憶は主に音声記憶である事を踏まえ、その英語を母国語とする人に発音してもらい、正しい発音を記憶する。
上記の構成による外国語習得用の記録媒体の使用要領を説明する。まず、上記の英語習得用の記録媒体を適切な視聴覚機器にセットして画面に映像化させ、音声を適切な音量にセットする。
1.使用者の精神を安定させ、脳の活動を記憶作業に適した状態にするため、画面を通じで呼吸法を行いアルファ波状態にします(図6)。
2.「最小表現単位」の英語の記憶方法。
「最小表現単位」の英語の記憶には6秒間を当てている。アルファ波状態を壊さないように最初の3秒間は息を吸い、残りの3秒間で息を吐く。その区別が付くように画面のバックの色に変化を付けている。この例では息を吸うときはバックが緑色に、息を出すときは青色になっている。この色の変化で使用者は特定の部分を見ることなく容易に呼吸のタイミングが分かる。
最初の1秒間のみ日本語だけを表示している。これによりこれから記憶すべき英語の最小表現単位の意味を理解できる(図7)。図7では息を吸うのでバックは緑色である。
一般的に視覚上次のような二つの特性がある。一つは近くにかたまって存在するものは同一グループであると認識することと、同一色のものは同一グループであると認識することである。その特性を利用し、英語とそれに対応する日本語を近くに表記する。英語と日本語というまったく異なった文字情報であっても、近くに表記してあれば同一グループであると認識し、英語と日本語の意味的な連結が強くなる。「最小表現単位」は複数の単語の集合体ですが、その中の特に重要な部分を英語、日本語とも同一色にすることで、その表示部分の同一性を強調できます。この二つの特性を利用し、より強固に英語と日本語を関連付ける。
上記の特性を利用した表示方法で、2秒間日本語の上部に英語を表示し、同時に英語の音声が聞こえる。参考画面は図8に表示してある。
学習する際には視覚は日本語に、聴覚は英語に集中する。その集中を助長するために、視覚的に日本語の方が注目されやすいように、日本語は大きな3Dの立体文字で書かれ、英語は小さな平板文字で書かれている。それに加えて日本語は明るく目立つ明度及び彩度を使用し、英語は明度も彩度も落とし目立たなくしてある。そのため自然に目は日本語の方を見るように作られている。音声は英語しかないので、英語に集中するようになっている。「最小表現単位」が複数個なければ意味が分かりづらい場合、最も記憶しなければならない「最小表現単位」に日英とも同一色でカラー化してある。図8では「車で」=“by car”が黄色で表示してある。日英グループ化、色の同一性、日本語の強調、この表示方法が非常に有効であり、特徴でもある。
次の3秒間は日本語、英語の表示は前の2秒間と同じであるが、バックの色が青色に変わり、息を出す時と分かる。参考画面を図9に表示している。息を出しながら、日本語を見ながら今聞いた英語を口に出して言う。日本語を見ながら英語を言うことで頭の中は英語と日本語が複雑に絡み合い、より強固に結合する。しかも単純な単語等の記憶と違い「最小表現単位」は状況または動作を含む意味を持っているため、エピソード記憶が主体の脳内の長期記憶エリアに記憶されやすくなる。この部分はゆっくりと正確に発音しても良いし、早口で言い、より集中度を高めても効果がある。
3.2で記憶した「最小表現単位」を使用した英文とその中間言語を対比させ、中間言語を作成するときの「法則」を理解させ、外国語の文を記憶させる。
上記「最小表現単位」の記憶の説明で述べた視覚上の特性を利用した画面を用いる。すなわち、視覚上明らかに分かる集中配置によるグループ化と同一色によるグループ化と日本語の強調である。参考画面を図10に表示してあります。図8、図9と同様に特に注目すべき「最小表現単位」には日英とも同一色でカラー化してある。図10では「車で」=“by car”が黄色で表示してある。
「最小表現単位」とは若干異なるがセンスグループと言う考え方がある。そのセンスグループの区分を図11のようにスラッシュ “/”を使って行う例があるが、スラッシュでは視覚的に独立していないため、グループ化のインパクトが低く、十分な効果が得られない。この図10の画面のように各グループは視覚的に離れていて、日本語、英語の「最小表現単位」は近づけて表示する必要がある。ここにこの表示システムの大きな特徴があり、直感的にグループが分かるように出来ている。
実際の表示時間は文章の長さが異なるのでそれに合わせて表示時間は異なる。従って「最小表現単位」の記憶部分のように6秒間と設定することは出来ない。呼吸法に関係なく、バックの色は文章単位で変化し、視覚的に新しい文章に移ったことがわかるようになっている。参考画面を図12に表示している。
新しい文章に移ったときに表示画面が変わると同時に英語の音声が聞こえる。その後は、「最小表現単位」の記憶部分のように中間言語を見ながら今聞いた英語を口に出して言う。中間言語の「最小表現単位」と英語の「最小表現単位」が合っているため、中間言語を見ながら英語を自然に言うことが出来る。この繰り返しで、中間言語作成の法則が理解でき英語を習得する。
この記憶法の大きな特徴は中間言語を見ながら英語を聞き、言う。視覚情報処理は中間言語、聴覚情報処理は英語(外国語)と脳内情報処理が複雑に絡み合い、より強固に結合し、二国間言語をすばやく習得する学習方法である。
【産業上の利用可能性】
【0010】
単語、熟語を別々に記憶するのではなく、「最小表現単位」ごとに日本語と外国語を対応させて記憶させるとともに、「最小表現単位」を使用した中間言語を補助的に使用することにより、日本語文、外国語文の相互の変換が容易に行えるから、外国語の翻訳、教授、学習に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の学習・翻訳方法についての一実施例を示すフローチャート図である。
【図2】本発明の学習・翻訳方法についての一実施例を示すフローチャート図である。
【図3】従前の英文和訳の順序を示す説明図である。
【図4】本発明の学習・翻訳方法を、英語に適用した実施例の説明図である。
【図5】本発明の翻学習・訳方法を、英語に適用した実施例の説明図である。
【図6】本発明の学習・翻訳方法を、英語習得用の記録媒体に記録し、適切な視聴覚機器にセットして映像化させた画面を示す説明図である。
【図7】本発明の学習・翻訳方法を、英語習得用の記録媒体に記録し、適切な視聴覚機器にセットして映像化させた画面を示す説明図である。
【図8】本発明の学習・翻訳方法を、英語習得用の記録媒体に記録し、適切な視聴覚機器にセットして映像化させた画面を示す説明図である。
【図9】本発明の学習・翻訳方法を、英語習得用の記録媒体に記録し、適切な視聴覚機器にセットして映像化させた画面を示す説明図である。
【図10】本発明の学習・翻訳方法を、英語習得用の記録媒体に記録し、適切な視聴覚機器にセットして映像化させた画面を示す説明図である。
【図11】本発明の学習・翻訳方法を、英語習得用の記録媒体に記録し、適切な視聴覚機器にセットして映像化させた画面を示す説明図である。
【図12】本発明の学習・翻訳方法を、英語習得用の記録媒体に記録し、適切な視聴覚機器にセットして映像化させた画面を示す説明図である。
【符号の説明】
【0012】
1 フローチャート
2 フローチャート
【技術分野】
【0001】
本発明は、日本語文と外国語文の相互の変換が容易に行える学習・翻訳方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば、今までの英語教授法は、リーディング、英文法、英作文、会話の4つを主に教えている。リーディングは、主に英文を読ませ、単語、熟語の意味を記憶させ、日本語に翻訳させ、英文の理解を得る方法である。文法は、時制、状況により単語の変化を教え、5文型を基本に単語の語順、修飾語の位置など文の構成要素を主体に教えている。英作文は日本語から英文を作る方法、会話は日常的なやさしい文章を聞き、言う訓練をしている。
学校での授業では、リーディング、英文法が主体となり、会話も行う程度で、英会話教室では、会話が主体となるが、意味が分からなくなると学校と同様に単語、熟語、英文法の3つを説明して理解を深める方法を採用している。いずれにしても基本的に英文を単語、熟語、英文法の3つに分解して理解および記憶する方法が主流である。
そのため、コンピュータによる翻訳についても、今までの英語教授法の問題点
と同様の問題点をもっている。
問題点は大きく二つに分類される。
1.単語、熟語、文法の3つに分類し、別々に記憶処理している。
日本語、外国語を問わず単語、熟語、文法の3つは有機的に連携しているため、分離すべきものではない。そのことは母国語を学習する過程を観察することで証明できる。子供に文法を教える両親はいない。その状況を表す「表現」を教えている。子供は言葉を「表現単位」で学習し、習得している。
また、特殊な例外を除いて単語が単独で使われることはない。一般的には節、句など複数の単語を集合し、全体で意味を表現できる形で使用される。最小単位としても日本語では形容詞、副詞、助詞と一緒に使われるし、外国語、一例として英語の場合なら形容詞、副詞、前置詞と一緒に使われる。「冷蔵庫」を例にすれば「冷蔵庫に」、「冷蔵庫から」が最小表現単位となる。しかし、実際の英語学習では単語「冷蔵庫」=“refrigerator”を教え、前置詞“into”は「〜に入る」「〜に入れる」、“from”は「〜から出る」「〜から来る」と言う意味であると教える。そして「冷蔵庫に」は「〜に入れる」ですから前置詞“into”を使う必要があるので“into the
refrigerator”と教え、「冷蔵庫から」は「〜から出す」であるから前置詞“from”を使う必要があるので“from the refrigerator”と教えている。このように理由を考えてから適切な前置詞を選択し、使用しなければならない。この例で分かるように分離型学習では常に理論を考え、適切な語句を選択する必要があり、複雑且つ時間のかかる作業をしてからでないと理解も表現も出来ないことになる。
当然の事ながら、学問的探求を否定するものではなく、外国語の習得には先ず「表現単位」で学習し、その外国語をある程度自由に使いこなせるようになった後、学問的に探求する場合にそれぞれを分類し精査すべきだ、と言うことである。
2.外国語と日本語を直接変換し、翻訳しようとしている。
日本語と英語は単語、熟語、文法のどれも共通点はない。従って現状では単語は英単語と日本語単語を関連付けて個々に覚えさせている。同様に熟語も英熟語とその意味を個々に覚えさせている。そして英文を、文法を使いながら直接的に日本文に変換するように教えている。図3のように、英語では主語の次に来る述語を日本文では最後に持ってくる。そして英語では語順よって異なる目的語に助詞「に、を」を付けて意味を当てはめ日本語にしている。
このようにまったく異なる文法にもかかわらず直接変換で理解させようとしている。
以上の理由で、英語の学習は簡単な文章ですら文法を知らなければ構成できない非常に複雑化した教授法を用いている。その教え方が日本人に英語が分からない、英語は難しいものというイメージを与えてしまっている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、上記した実状に鑑みてなされたもので、単語、熟語を別々に記憶するのではなく、「最小表現単位」ごとに日本語と外国語を対応させて記憶させるとともに、「最小表現単位」を使用した中間言語を補助的に使用することにより、日本語文、外国語文の相互の変換が容易に行える学習・翻訳方法を提供することをその目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明に係る学習・翻訳方法は、対比する外国語と日本語を最小表現単位で記憶するものである。
また、本発明に係る学習・翻訳方法は、対比する外国語と日本語を最小表現単位で記憶するステップと、この記憶された最小表現単位に基づいて外国語文を最小表現単位に分離するステップと、分離した外国語文の最小表現単位に適切な助詞を付加した日本語の中間言語を作成するステップと、この中間言語を日本語の語順に変換するステップとにより、外国語文を日本語文にし、理解させるものである。
さらにまた、本発明に係る学習・翻訳方法は、対比する外国語と日本語を最小表現単位で記憶するステップと、この記憶された最小表現単位に基づいて日本語文を最小表現単位に分離するステップと、分離した日本語文の最小表現単位を、主語の次に述語を置き、助詞「に」、「を」の順序に並び替えた中間言語を作成するステップと、この中間言語の最小表現単位を対比する外国語に変換するステップとにより、日本語文を外国語文にし、理解させるものである。
【発明の効果】
【0005】
本発明に係る学習・翻訳方法によれば、日本語文、外国語文の相互の変換が容易に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
日本語に翻訳したい外国語文が設定されると、あらかじめ記憶された外国語の最小表現単位に基づいて上記外国語文は最小表現単位に分離され、ついで、分離された外国語文の最小表現単位には、あらかじめ記憶された中間言語作成手順にしたがって適切な助詞が付加されて日本語の中間言語が作成され、しかる後、あらかじめ記憶された中間言語を日本語の語順に変換する手順にしたがってこの中間言語は日本語の語順に変換されることとなる。
また、外国語に翻訳したい日本語文が設定されると、あらかじめ記憶された日本語の最小表現単位に基づいて日本語文は最小表現単位に分離され、ついで、分離された日本語文の最小表現単位は、あらかじめ記憶された中間言語作成手順にしたがって、主語の次に述語が置かれ、助詞「に」、「を」の順序に並び替えられた中間言語が作成され、しかる後、この中間言語の最小表現単位は対比する外国語に変換されることにより外国語文に翻訳されることとなる。
【実施例】
【0007】
以下、本発明の学習・翻訳方法について実施例に基づき説明する。
図1に示すフローチャート1に示すように、本発明に係る学習・翻訳方法は、少なくとも、対比する外国語と日本語を最小表現単位で記憶するステップ101と、この記憶された最小表現単位に基づいて外国語文を最小表現単位に分離するステップ102と、分離した外国語文の最小表現単位に適切な助詞を付加した日本語の中間言語を作成するステップ103と、この中間言語を日本語の語順に変換するステップ104を含んでなるものである。
また、図2に示すフローチャート2に示すように、本発明に係る学習・翻訳方法は、少なくとも、対比する外国語と日本語を最小表現単位で記憶するステップ201と、この記憶された最小表現単位に基づいて日本語文を最小表現単位に分離するステップ202と、分離した日本語文の最小表現単位を、主語の次に述語を置き、助詞「に」、「を」の順序に並び替えた中間言語を作成するステップ203と、この中間言語の最小表現単位を対比する外国語に変換するステップ204を含んでなるものである。
こうしたステップを含むプログラムを用いて翻訳あるいは学習に適用すればよい。
【0008】
以下に、本発明の学習・翻訳方法を、英語に適用した実施例に基づき説明する。
まず、対比する外国語と日本語を最小表現単位(状況を表す表現の最小の単位をいう)で学習するために、英語を例に取れば、「冷蔵庫に」=“into the refrigerator” 、「冷蔵庫から」=“from the refrigerator”と記憶させる。
その結果、学習において、最小表現単位で、対比する外国語と日本語を暗記すれば、前置詞を意識することなくその状況に応じて自然に“into the refrigerator”や“from the refrigerator”を使えるようになる。他にも「学校から」なら“from school”を、「学校へ」なら“to school”と「最小表現単位」で覚えさせる。このように「最小表現単位」で暗記しておけば、そのままを使えるので非常に簡単に表現できる。
同様に、動詞なども「表現単位」の方が分かりやすくなる。“have”、“take”、“ask”など非常に多くの意味を持つ動詞は少なくない。それを“have”=「持つ」、「飼う」、「食べる」、等と覚えさせては、誰もが混乱するほど難しく、困難なものである。しかし、「表現単位」で記憶すれば“I have a
dog.”=「犬を飼っている。」、“He has
brown hair.”=「彼は茶色の髪をしている。」、“Let’s have lunch.”=「お昼を食べよう。」、“I have a cold.”=「風邪を引いている。」となり“have”の使い方を難なく覚えることが出来る。前置詞とのつながりに関しては“ask to 〜”=「〜に尋ねる」、“ask after 〜”=「〜を見舞いに行く」、“ask for 〜”=「〜を求める」のように「最小表現単位」で覚えれば理論的な事を考慮することなく即使える英語になる。
次に、直接変換で理解させるのではなく中間言語を介して理解させることが重要となる。
文法的な特徴として日本語は助詞「てにをは」があり、外国語の例として英語であれば「語順」がある。日本語の助詞「てにをは」は非常に厳格なものでそれを間違えることは許されない。図1の例では「君に本をあげる」とは言えても「君を本にあげる」とは言えない。同様に英語では“I’ll give you this book.”とは言えても“I’ll give this book you.”とは言えない。別の考え方をすれば日本語は助詞「てにをは」が合っていて「最小表現単位」が合っていれば語順に関係なく意味は分かる。一方英語は「最小表現単位」を含めて語順さえ合っていれば使用できる。
英語と日本語では語順がまったく異なる。しかも日本語では助詞を適切に付け加える必要がある。そのため英語を日本語に変換するには図3のように大変複雑な作業をしなければならない。しかし日本語の特徴である助詞が適切であれば「最小表現単位」同士の配置の変化は関係ないことに着目し、「最小表現単位」の英語の語順と同一になるように日本語の「最小表現単位」の語順を変化させる。この日本語は英語の語順のため正確な日本語ではない。もちろん使用単語は日本語ですから英語でもない。この英語語順の日本語は第三の言語、すなわち中間言語となる。図4に示すように中間言語を通すと、イの英語がロの中間言語になる。ロの中間言語は適切に助詞「てにをは」を使っているため容易に意味が推測できる。意味が分かれば母国語である日本語にするのは実に簡単で、直ちにハの日本文が出来る。
一方図5に示すように、ニの日本語を「中間言語作成の法則」が理解できていればホの中間言語は容易に作成できる。ホの中間言語が出来れば日本語の「最小表現単位」をそのまま英語の「最小表現単位」に変換するだけでヘの英文が出来上がる。
「中間言語作成の法則」を理解する必要が有るが、直接英語から日本語への変換、日本語から英語への変換ならびに翻訳するより、中間言語を補助的に使用したほうがはるかに簡単に変換、翻訳できる。
【0009】
さらに、本発明の学習・翻訳方法を、英語習得用の記録媒体に記録し、適切な視聴覚機器にセットして画面に映像化させ、音声を適切な音量にセットして、英語学習する実施例に基づき説明する。
学習順序は
1.精神を安定させ、脳の活動を記憶作業に適した状態にする。
2.「最小表現単位」の英語と日本語を対比させ、意味のわかった英語の「最小表現単位」を記憶する。
3.2で記憶した「最小表現単位」を使用した英語の文とその中間言語を対比させ、中間言語を作成するときの「法則」を理解させ、英語の文を記憶させる。
以上の3つの段階を踏むと効率よく記憶でき、英語の上達が速い。
実際のシステムとしては、日本語と英語のグループ化が理論的な仲介なしに直感的に理解し、記憶できるために視覚情報を利用する。コミュニケーションにも対応できるように、そして言葉の記憶は主に音声記憶である事を踏まえ、その英語を母国語とする人に発音してもらい、正しい発音を記憶する。
上記の構成による外国語習得用の記録媒体の使用要領を説明する。まず、上記の英語習得用の記録媒体を適切な視聴覚機器にセットして画面に映像化させ、音声を適切な音量にセットする。
1.使用者の精神を安定させ、脳の活動を記憶作業に適した状態にするため、画面を通じで呼吸法を行いアルファ波状態にします(図6)。
2.「最小表現単位」の英語の記憶方法。
「最小表現単位」の英語の記憶には6秒間を当てている。アルファ波状態を壊さないように最初の3秒間は息を吸い、残りの3秒間で息を吐く。その区別が付くように画面のバックの色に変化を付けている。この例では息を吸うときはバックが緑色に、息を出すときは青色になっている。この色の変化で使用者は特定の部分を見ることなく容易に呼吸のタイミングが分かる。
最初の1秒間のみ日本語だけを表示している。これによりこれから記憶すべき英語の最小表現単位の意味を理解できる(図7)。図7では息を吸うのでバックは緑色である。
一般的に視覚上次のような二つの特性がある。一つは近くにかたまって存在するものは同一グループであると認識することと、同一色のものは同一グループであると認識することである。その特性を利用し、英語とそれに対応する日本語を近くに表記する。英語と日本語というまったく異なった文字情報であっても、近くに表記してあれば同一グループであると認識し、英語と日本語の意味的な連結が強くなる。「最小表現単位」は複数の単語の集合体ですが、その中の特に重要な部分を英語、日本語とも同一色にすることで、その表示部分の同一性を強調できます。この二つの特性を利用し、より強固に英語と日本語を関連付ける。
上記の特性を利用した表示方法で、2秒間日本語の上部に英語を表示し、同時に英語の音声が聞こえる。参考画面は図8に表示してある。
学習する際には視覚は日本語に、聴覚は英語に集中する。その集中を助長するために、視覚的に日本語の方が注目されやすいように、日本語は大きな3Dの立体文字で書かれ、英語は小さな平板文字で書かれている。それに加えて日本語は明るく目立つ明度及び彩度を使用し、英語は明度も彩度も落とし目立たなくしてある。そのため自然に目は日本語の方を見るように作られている。音声は英語しかないので、英語に集中するようになっている。「最小表現単位」が複数個なければ意味が分かりづらい場合、最も記憶しなければならない「最小表現単位」に日英とも同一色でカラー化してある。図8では「車で」=“by car”が黄色で表示してある。日英グループ化、色の同一性、日本語の強調、この表示方法が非常に有効であり、特徴でもある。
次の3秒間は日本語、英語の表示は前の2秒間と同じであるが、バックの色が青色に変わり、息を出す時と分かる。参考画面を図9に表示している。息を出しながら、日本語を見ながら今聞いた英語を口に出して言う。日本語を見ながら英語を言うことで頭の中は英語と日本語が複雑に絡み合い、より強固に結合する。しかも単純な単語等の記憶と違い「最小表現単位」は状況または動作を含む意味を持っているため、エピソード記憶が主体の脳内の長期記憶エリアに記憶されやすくなる。この部分はゆっくりと正確に発音しても良いし、早口で言い、より集中度を高めても効果がある。
3.2で記憶した「最小表現単位」を使用した英文とその中間言語を対比させ、中間言語を作成するときの「法則」を理解させ、外国語の文を記憶させる。
上記「最小表現単位」の記憶の説明で述べた視覚上の特性を利用した画面を用いる。すなわち、視覚上明らかに分かる集中配置によるグループ化と同一色によるグループ化と日本語の強調である。参考画面を図10に表示してあります。図8、図9と同様に特に注目すべき「最小表現単位」には日英とも同一色でカラー化してある。図10では「車で」=“by car”が黄色で表示してある。
「最小表現単位」とは若干異なるがセンスグループと言う考え方がある。そのセンスグループの区分を図11のようにスラッシュ “/”を使って行う例があるが、スラッシュでは視覚的に独立していないため、グループ化のインパクトが低く、十分な効果が得られない。この図10の画面のように各グループは視覚的に離れていて、日本語、英語の「最小表現単位」は近づけて表示する必要がある。ここにこの表示システムの大きな特徴があり、直感的にグループが分かるように出来ている。
実際の表示時間は文章の長さが異なるのでそれに合わせて表示時間は異なる。従って「最小表現単位」の記憶部分のように6秒間と設定することは出来ない。呼吸法に関係なく、バックの色は文章単位で変化し、視覚的に新しい文章に移ったことがわかるようになっている。参考画面を図12に表示している。
新しい文章に移ったときに表示画面が変わると同時に英語の音声が聞こえる。その後は、「最小表現単位」の記憶部分のように中間言語を見ながら今聞いた英語を口に出して言う。中間言語の「最小表現単位」と英語の「最小表現単位」が合っているため、中間言語を見ながら英語を自然に言うことが出来る。この繰り返しで、中間言語作成の法則が理解でき英語を習得する。
この記憶法の大きな特徴は中間言語を見ながら英語を聞き、言う。視覚情報処理は中間言語、聴覚情報処理は英語(外国語)と脳内情報処理が複雑に絡み合い、より強固に結合し、二国間言語をすばやく習得する学習方法である。
【産業上の利用可能性】
【0010】
単語、熟語を別々に記憶するのではなく、「最小表現単位」ごとに日本語と外国語を対応させて記憶させるとともに、「最小表現単位」を使用した中間言語を補助的に使用することにより、日本語文、外国語文の相互の変換が容易に行えるから、外国語の翻訳、教授、学習に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の学習・翻訳方法についての一実施例を示すフローチャート図である。
【図2】本発明の学習・翻訳方法についての一実施例を示すフローチャート図である。
【図3】従前の英文和訳の順序を示す説明図である。
【図4】本発明の学習・翻訳方法を、英語に適用した実施例の説明図である。
【図5】本発明の翻学習・訳方法を、英語に適用した実施例の説明図である。
【図6】本発明の学習・翻訳方法を、英語習得用の記録媒体に記録し、適切な視聴覚機器にセットして映像化させた画面を示す説明図である。
【図7】本発明の学習・翻訳方法を、英語習得用の記録媒体に記録し、適切な視聴覚機器にセットして映像化させた画面を示す説明図である。
【図8】本発明の学習・翻訳方法を、英語習得用の記録媒体に記録し、適切な視聴覚機器にセットして映像化させた画面を示す説明図である。
【図9】本発明の学習・翻訳方法を、英語習得用の記録媒体に記録し、適切な視聴覚機器にセットして映像化させた画面を示す説明図である。
【図10】本発明の学習・翻訳方法を、英語習得用の記録媒体に記録し、適切な視聴覚機器にセットして映像化させた画面を示す説明図である。
【図11】本発明の学習・翻訳方法を、英語習得用の記録媒体に記録し、適切な視聴覚機器にセットして映像化させた画面を示す説明図である。
【図12】本発明の学習・翻訳方法を、英語習得用の記録媒体に記録し、適切な視聴覚機器にセットして映像化させた画面を示す説明図である。
【符号の説明】
【0012】
1 フローチャート
2 フローチャート
【特許請求の範囲】
【請求項1】
対比する外国語と日本語を最小表現単位で記憶するようにした学習・翻訳方法。
【請求項2】
対比する外国語と日本語を最小表現単位で記憶するステップと、この記憶された最小表現単位に基づいて外国語文を最小表現単位に分離するステップと、分離した外国語文の最小表現単位に適切な助詞を付加した日本語の中間言語を作成するステップと、この中間言語を日本語の語順に変換するステップとよりなる外国語文を日本語文にする学習・翻訳方法。
【請求項3】
対比する外国語と日本語を最小表現単位で記憶するステップと、この記憶された最小表現単位に基づいて日本語文を最小表現単位に分離するステップと、分離した日本語文の最小表現単位を、主語の次に述語を置き、助詞「に」、「を」の順序に並び替えた中間言語を作成するステップと、この中間言語の最小表現単位を対比する外国語に変換するステップとよりなる日本語文を外国語文にする学習・翻訳方法。
【請求項1】
対比する外国語と日本語を最小表現単位で記憶するようにした学習・翻訳方法。
【請求項2】
対比する外国語と日本語を最小表現単位で記憶するステップと、この記憶された最小表現単位に基づいて外国語文を最小表現単位に分離するステップと、分離した外国語文の最小表現単位に適切な助詞を付加した日本語の中間言語を作成するステップと、この中間言語を日本語の語順に変換するステップとよりなる外国語文を日本語文にする学習・翻訳方法。
【請求項3】
対比する外国語と日本語を最小表現単位で記憶するステップと、この記憶された最小表現単位に基づいて日本語文を最小表現単位に分離するステップと、分離した日本語文の最小表現単位を、主語の次に述語を置き、助詞「に」、「を」の順序に並び替えた中間言語を作成するステップと、この中間言語の最小表現単位を対比する外国語に変換するステップとよりなる日本語文を外国語文にする学習・翻訳方法。
【図7】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2007−87135(P2007−87135A)
【公開日】平成19年4月5日(2007.4.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−275545(P2005−275545)
【出願日】平成17年9月22日(2005.9.22)
【出願人】(592066011)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年4月5日(2007.4.5)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年9月22日(2005.9.22)
【出願人】(592066011)
【Fターム(参考)】
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