説明

平面ディスプレイ用の面取り機

【課題】基板に対する面取り加工時、従来に比べてタクトタイムを減らせて生産性を向上させる。
【解決手段】基板がローディングされる基板ローディングユニット110と、基板に対する面取り加工が進行する面取り加工ユニット120と、基板がアンローディングされる基板アンローディングユニット130と、を含み、面取り加工ユニット120は、基板が載置支持され、基板ローディングユニット110と基板アンローディングユニット130とを連結する仮想の作業ラインとの交差方向に相互離隔配される複数のステージ300a、300bと、複数のステージ300a、300bに載置される基板のアライン作業のための少なくとも一つのアラインカメラと、複数のステージに載置される基板に対する面取り加工作業を進行する少なくとも一つの面取り加工用のホイール126とを備えるグラインダー123と、を含むことを特徴とする平面ディスプレイ用の面取り機。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、平面ディスプレイ用の面取り機に係り、より詳細には、基板に対する面取り加工時、従来に比べてタクトタイム(tact time)を減らせて生産性を向上させ、かつ複数のステージ及び複数の面取り加工用のホイールのうち何れか一つに故障が発生する場合、全体装備が稼動されることができない従来の面取り機の問題点を改善して生産性を向上させうる平面ディスプレイ用の面取り機に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、半導体産業のうち電子ディスプレイ産業が急速度に発展しながら平面ディスプレイ(Flat Panel Display、FPD)が登場し始めた。
【0003】
平面ディスプレイ(FPD)は、従前にTVやコンピュータモニターなどにディスプレイ(Display)として主に使われた陰極線管(CRT、Cathode Ray Tube)より薄くて軽い映像表示装置であって、液晶表示装置(LCD、Liquid Crystal Display)、プラズマディスプレイ基板(PDP、Plasma Display Panel)、有機EL(OLED、Organic Light Emitting Diodes)などがある。
【0004】
以下、LCD、PDP及びOLEDなどを含む平面ディスプレイ(FPD)を基板と言って説明する。
【0005】
基板は普通、長方形であり、ガラス材質からなる。したがって、基板の4角と長辺及び短辺に対してエッジ加工、すなわち、面取りをして始めてガラス自体の鋭さが除去されて、工程間の移送及び操作が容易になり、安全事故を未然に予防することができるが、このような面取り加工のために面取り機が使われる。
【0006】
従来の面取り機のうちには、一つの面取り加工用のホイール(wheel)を通じて基板の4角、長辺及び短辺をいずれも加工した例がある。しかし、このように一つの面取り加工用のホイールを通じて基板の4角、長辺及び短辺をいずれも加工する場合、連続作業が不可能なためにタクトタイムが多くかかる問題点があった。
【0007】
これにより、このような問題点を考慮して、長辺及び短辺に対する面取り加工を個別的に進行する方式の面取り機が開示された。
【0008】
図1は、長辺及び短辺に対する面取り加工を個別的に進行する従来の面取り機に対する概略的な構成図である。
【0009】
図1に図示されたように、従来の面取り機は、基板に対する面取り加工が進行する面取り加工ユニット20を挟んで両側に配される基板ローディングユニット10と、基板アンローディングユニット30とを備える。
【0010】
面取り加工ユニット20は、基板が載置されるが、基板ローディングユニット10と基板アンローディングユニット30とを連結する仮想の作業ラインに沿って直列に配される第1ステージ21及び第2ステージ22と、第1ステージ21及び第2ステージ22に載置された基板に対するアラインのための第1アラインカメラ25a及び第2アラインカメラ25bと、第1面取り加工用のホイール26a及び第2面取り加工用のホイール26bとを備える。
【0011】
第1アラインカメラ25aと第1面取り加工用のホイール26aは、基板が進行する方向に沿って基板の前面両側のエッジ、両側短辺、そして、後面両側のエッジに対する面取り加工を担当し、第2アラインカメラ25bと第2面取り加工用のホイール26bは、基板の両側長辺に対する面取り加工を担当する。
【0012】
このような構成で、面取り加工対象の基板が基板ローディングユニット10から第1ステージ21に載置されれば、まず第1アラインカメラ25aによって撮影された映像情報に基づいて第1ステージ21によって基板が定位置にアラインされる。以後、第1ステージ21が、第1面取り加工用のホイール26aに向けて移動するか、それとも第1ステージ21に対して第1面取り加工用のホイール26aが移動するように構成することで基板進行方向の前面両側のエッジ、両側短辺、そして、後面両側のエッジをそれぞれ順次に面取り加工させる。
【0013】
その後、別途のピックアップロボット(図示せず)が、第1ステージ21上の基板をピックアップして実質的に90°回転させた後、第2ステージ22上に移す。以後、再び第2ステージ22上で基板の定位置アライン作業が進行した後、第2面取り加工用のホイール26bによって基板の両側長辺が面取り加工される。以後に、面取り加工が完了した基板は、基板アンローディングユニット30に取り出される。
【0014】
このような従来の面取り機は、第2ステージ22上で基板の長辺を面取り加工する時に、第1ステージ21では基板の前面両側のエッジ、両側短辺、そして、後面両側のエッジを加工することができるために、一つの面取り加工用のホイール(図示せず)を備えた面取り機(図示せず)に比べてはタクトタイムを減少させうる。言い換えれば、面取り加工ユニット20上で第1ステージ21及び第2ステージ22が直列配されるように具現することによって、面取り加工作業をインライン化することができてタクトタイムを減少させうる。
【0015】
ところが、このように長辺及び短辺に対する面取り加工を個別的に進行する従来の面取り機においては、第1ステージ21から第2ステージ22に基板を移送させる場合、必ずピックアップロボットを使わなければならないために第2ステージ22上で基板に対するアライン作業を再び進行しなければならず、このようなピックアップロボットによる移送時間及び第2ステージ22上で基板に対するアライン作業所要時間によって、タクトタイムの減少に多少非効率的であるという問題点がある。
【0016】
また、このような従来の面取り機においては、第1ステージ21及び第2ステージ22、そして、第1面取り加工用のホイール26a及び第2面取り加工用のホイール26bが相互間の直列配置構造を有しているために、何れか一つに故障が発生すれば、全体装備が稼動されることができない問題点があって生産性を低下させる要因となっている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0017】
本発明の目的は、基板に対する面取り加工時、従来に比べてタクトタイムを減らせて生産性を向上させ、かつ複数のステージ及び複数の面取り加工用のホイールのうち何れか一つに故障が発生する場合、全体装備が稼動されることができない従来の面取り機の問題点を改善して生産性を向上させうる平面ディスプレイ用の面取り機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0018】
前記目的は、本発明によって、基板がローディング(loading)される基板ローディングユニットと、前記基板に対する面取り加工が進行する面取り加工ユニットと、前記基板がアンローディング(unloading)される基板アンローディングユニットと、を含み、前記面取り加工ユニットは、前記基板が載置支持され、前記基板ローディングユニットと前記基板アンローディングユニットとを連結する仮想の作業ラインとの交差方向に相互離隔配される複数のステージと、前記複数のステージに載置される基板のアライン作業のための少なくとも一つのアラインカメラと、前記複数のステージに載置される基板に対する面取り加工作業を進行する少なくとも一つの面取り加工用のホイールとを備えるグラインダーと、を含むことを特徴とする平面ディスプレイ用の面取り機によって達成される。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、基板に対する面取り加工時、従来に比べてタクトタイムを減らせて生産性を向上させ、かつ複数のステージ及び複数の面取り加工用のホイールのうち何れか一つに故障が発生する場合、全体装備が稼動されることができない従来の面取り機の問題点を改善して生産性を向上させうる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
本発明と本発明の動作上の利点及び本発明の実施によって達成される目的を十分に理解するためには、本発明の望ましい実施形態を例示する添付図面及び添付図面に記載の内容を参照しなければならない。
【0021】
以下、添付図面を参照して、本発明の望ましい実施形態を説明することによって、本発明を詳しく説明する。各図面に付された同じ参照符号は、同じ部材を表わす。
【0022】
図2は、本発明の一実施形態による平面ディスプレイ用の面取り機に対する概略的な構成図である。
【0023】
図面の説明に先立って、以下で説明される基板とは、TFT−LCD(Thin Film Transistor−Liquid Crystal Display)基板を意味するが、本発明の権利範囲が、これに限定されるものではないので、プラズマディスプレイ基板(PDP、Plasma Display Panel)、有機EL(OLED、Organic Light Emitting Diodes)などの平面ディスプレイ(Flat Panel Display、FPD)にも適用可能である。但し、以下では、説明の便宜上、TFT−LCD基板をその例として説明する。
【0024】
図2に図示されたように、本発明の一実施形態による平面ディスプレイ用の面取り機は、面取り加工対象の基板がローディングされる基板ローディングユニット110と、基板に対する面取り加工が進行する面取り加工ユニット120と、面取り加工が完了した基板がアンローディングされる基板アンローディングユニット130とを備える。
【0025】
基板ローディングユニット110と基板ローディングユニット110のすべては基板を移送させる役割を果たすので、通常のコンベヤータイプ(conveyor type)に適用可能である。しかし、本発明の権利範囲が、これに限定されるものではないので、基板ローディングユニット110と基板ローディングユニット110は、ローラータイプ(roller type)やステージタイプ(stage type)に代替されることもある。それだけではなく、これらとともに空気(air)浮上によって基板を所定高さほど浮上させて移送させる空気噴射モジュールがともに適用されても良い。
【0026】
参考までに、基板ローディングユニット110上の基板が面取り加工ユニット120側に移送されるか、面取り加工ユニット120から基板アンローディングユニット130に基板が移送される場合、移送を感知するセンサーなどが適用されることが望ましいが、これについては説明を省略する。
【0027】
本実施形態の基板アンローディングユニット130には、面取り量の測定ユニット630がさらに設けられている。面取り量の測定ユニット630は、面取り加工が完了した基板に対する面取り量を測定する役割を果たす。面取り量の測定ユニット630によって測定された基板に対して、もし、誤って面取りされた場合であるか、面取り量が不備な場合であれば、当該基板は破棄されるか、あるいは基板ローディングユニット110側にフィードバックされて面取り加工が再び進行しうる。本実施形態では、面取り量の測定ユニット630が基板アンローディングユニット130に設けられているが、面取り加工ユニット120に設けられても良い。面取り量の測定ユニット630については詳しく後述する。
【0028】
一方、面取り加工ユニット120は、実質的に基板ローディングユニット110から提供された基板の4角、長辺及び短辺に対する面取り加工を進行する部分である。
【0029】
従来技術の場合にも、面取り加工のための面取り加工ユニット120が設けられていることはあるが、前記図1で説明したように、従来の面取り加工ユニット120は、第1ステージ121から第2ステージ122に基板を移送させる場合、必ずピックアップロボットを使わなければならないために第2ステージ122上で基板に対するアライン作業を再び進行しなければならず、このようなピックアップロボットによる移送時間及び第2ステージ122上で基板に対するアライン作業所要時間によって、タクトタイムの減少に多少非効率的であるという問題点があった。
【0030】
それだけではなく、図1で説明した従来の面取り機においては、第1ステージ121及び第2ステージ122、そして、第1面取り加工用のホイール126a及び第2面取り加工用のホイール126bが相互間の直列配置構造を有しているために、何れか一つに故障が発生すれば、全体装備が稼動されることができない問題点があった。
【0031】
しかし、本実施形態の場合には、後述するように、面取り加工ユニット120に備えられた第1及び第2ステージ300a、300bが基板ローディングユニット110と基板アンローディングユニット130とを連結する仮想の作業ラインとの交差方向に相互離隔配される構造、すなわち、従来とは異なる並列配置構造を有し、これに対応するようにグラインダー123が備えられることによって、従来の問題点を解消している。
【0032】
本実施形態の面取り加工ユニット120は、基板ローディングユニット110と基板アンローディングユニット130とを連結する仮想の作業ラインとの交差方向に相互離隔配され、基板が載置支持される第1及び第2ステージ300a、300bと、グラインダー123とを備える。
【0033】
第1及び第2ステージ300a、300bは、従来の技術とは異なって、基板ローディングユニット110と基板アンローディングユニット130とを連結する仮想の作業ラインに横方向に沿って相互離隔して設けられる。本実施形態の場合、面取り加工ユニット120に二つの第1及び第2ステージ300a、300bが備えられているが、ステージの個数は3個以上でも良い。但し、ステージが3個以上備えられても、これらが基板ローディングユニット110と基板アンローディングユニット130とを連結する仮想の作業ラインに横方向に沿って相互離隔して設けられれば、すなわち、並列配置構造を有するならば、それで十分である。
【0034】
詳しくは図示していないが、第1及び第2ステージ300a、300bのそれぞれは、基板に対するアラインのために面取り加工ユニット120上の当該位置でX軸、Y軸及びθ軸に動作可能に設けられる。
【0035】
参考までに、第1及び第2ステージ300a、300bに対するX軸及びY軸への動作は、リニアモータ(linear motor)などによって遂行され、第1及び第2ステージ300a、300bに対するθ軸への動作は、回転モータ(rotating motor)などによって遂行されることができるが、本発明が、これに限定されるものではないので、他の構造が適用されて第1及び第2ステージ300a、300bをX軸、Y軸及びθ軸に動作させても良い。
【0036】
一方、グラインダー123は、第1及び第2ステージ300a、300bを繋ぐ仮想のラインに沿って第1及び第2ステージ300a、300bに亙って設けられる共有ガントリー部124と、共有ガントリー部124の一側に設けられて共有ガントリー部124に沿って移動しながら、第1及び第2ステージ300a、300bに載置されたそれぞれの基板に対するアラインを進行するアラインカメラ125と、共有ガントリー部124の他側に設けられて共有ガントリー部124に沿って移動しながら、第1及び第2ステージ300a、300bに載置されたそれぞれの基板に対する実質的な面取り加工を進行する共有面取り加工用のホイール126とを備える。
【0037】
共有ガントリー部124は、図示されたように、第1及び第2ステージ300a、300bを繋ぐ仮想のラインと平行な方向に設けられる。このような共有ガントリー部124には、それぞれアラインカメラ125と共有面取り加工用のホイール126とが結合される。参考までに、図面には、アラインカメラ125と共有面取り加工用のホイール126とが便宜上概略的に図示されている。
【0038】
アラインカメラ125は、第1及び第2ステージ300a、300bに載置されたそれぞれの基板に対するアラインを進行するため、すなわち、第1及び第2ステージ300a、300bをX軸、Y軸及びθ軸に動作させて基板に対するアラインを進行するため、基板に形成された何れか一辺の2個のアラインマーク(align mark)を撮影する役割を果たす。
【0039】
図面でアラインマークは、十字架(+)状に図示されている。したがって、アラインカメラ125は、何れか一辺の2個のアラインマークを撮影しなければならないために、本実施形態では、ステージの一つ当り2個ずつ設けられる。しかし、本発明の権利範囲が、これに限定されず、アラインカメラ125が、共有ガントリー部124に沿って移動可能に設けられて第1及び第2ステージ300a、300bに共有される共有アラインカメラで適用されることもあるが、この場合、2個の共有アラインカメラが設けられれば良い。このように共有アラインカメラが適用される場合、第1ステージ300a上に載置された基板のアラインマークを撮影する時は、第1ステージ300a上に共有アラインカメラが配され、第2ステージ300b上に載置された基板のアラインマークを撮影する時は、第2ステージ300b上の位置に共有アラインカメラが移動配される。
【0040】
共有面取り加工用のホイール126は、共有ガントリー部124上でアラインカメラ125が位置された反対側に設けられる。これは共有面取り加工用のホイール126が、共有ガントリー部124上で移動しなければならないので、アラインカメラ125との干渉を避けるためである。
【0041】
このような共有面取り加工用のホイール126は、基板の4角、長辺及び短辺に対する面取り加工を進行しなければならないために、原則的にはステージの一つ当り2個ずつ設けられることができる。但し、本実施形態では、面取り加工用のホイールが、共有ガントリー部124に沿って移動可能な共有面取り加工用のホイール126で適用されているために2個の共有面取り加工用のホイール126が設けられる。したがって、第1ステージ1300a上に載置された基板の面取り加工時には、図2に実線で図示された位置に共有面取り加工用のホイール126が配され、第2ステージ1300b上に載置された基板の面取り加工時には、図2に点線で図示された位置に共有面取り加工用のホイール126が移動配される。
【0042】
そして、本実施形態での共有面取り加工用のホイール126は、前述したように、基板の4角、長辺及び短辺に対する面取り加工を進行しているために、単純なホイールではないマルチホイールが適用可能である。
【0043】
一方、以下では、面取り機に対する作用の説明前に、前記で説明することができないか簡略に説明した構成、すなわち、第1及び第2ステージ300a、300b、第1及び第2トランスファー400a、400b、ステージ洗浄ユニット530、面取り量の測定ユニット630について図3ないし図16を参照しながら詳しく説明する。
【0044】
図3は、ステージの拡大斜視図であり、図4は、図3のステージに対する動作を図示した斜視図であり、図5の(a)は、ターンテーブルの表面に形成された第1真空ホールに対する構成図であり、図5の(b)は、可変テーブルの表面に形成された第2真空ホールに対する構成図であり、図6は、ステージの概略的な側面図であり、図7は、トランスファーの拡大斜視図であり、図8は、図7のトランスファーに対する動作を部分的に図示した斜視図であり、図9は、ステージの上部に設けられたステージ洗浄ユニットの装着状態を図示した斜視図であり、図10は、図9に図示された単位洗浄部の斜視図であり、図11は、図10のA−A線による断面図であり、図12は、基板アンローディングユニットの後尾に配される面取り量の測定ユニットの構成を図示した斜視図であり、図13は、図12に図示された“B”部分を拡大した拡大斜視図であり、図14は、図13に図示された異物除去部を説明するための斜視図であり、図15は、図14の分解斜視図であり、図16は、図14のC−C線による断面図である。
【0045】
まず、ステージ300a、300bについて説明すれば、本実施形態において、ステージ300a、300bは、図2に図示されたように、Y軸に沿って2個の第1及び第2ステージ300a、300bに設けられる。第1及び第2ステージ300a、300bは、グラインダー221の残りの構成とともに面取り加工作業をそれぞれ並列的に進行するために、それほどタクトタイムが減少して生産性が向上する。
【0046】
しかし、本発明の権利範囲が、これに限定されるものではないので、一つのステージのみが備えられることもでき、あるいは3個以上のステージが備えられることもある。これは、前述したような理由であり、但し、3個以上のステージが備えられる場合、これらがY軸に沿って並列配置構造を有するならば、それで十分である。
【0047】
第1及び第2ステージ300a、300bもその位置のみが相異なっているだけで構造及び動作はすべて同一である。これにより、図示及び説明の便宜上、第1及び第2ステージ300a、300bの細部構成に対しては同じ参照符号を付与する。
【0048】
第1及び第2ステージ300a、300bについて説明すれば、本実施形態の第1及び第2ステージ300a、300bは、多様なサイズの基板に混用して適用可能である構造を有している。
【0049】
すなわち、従来の面取り機に開示されたステージ(図示せず)は、上面に載置された基板を真空で吸着する単純なブロック状の構造であり、その上面の面積が一定に定められた大きさを有するために、一種の基板のみを吸着して支持するしかなかった。したがって、このような従来のステージが適用された面取り機は、多様なサイズの基板に混用して適用することができなくて、先に面取り加工した基板とそのサイズが異なる基板とを面取り加工するためにはステージ(図示せず)を取り替えなければならず、このような取り替え時間によって、タクトタイムが増加して生産性が低下する短所があった。しかし、本実施形態の第1及び第2ステージ300a、300bは、必要によって、その上面の全体面積が調節されることができるために、多様なサイズの基板に混用して適用可能である構造を有する。
【0050】
このために、本実施形態の面取り機に適用される第1及び第2ステージ300a、300bのそれぞれは、基板を吸着して回転させるターンテーブル310と、ターンテーブル310の外郭に配されてターンテーブル310とともに基板を吸着して支持し、多様なサイズの基板のすべてに対応できるようにターンテーブル310に対して接近及び離隔可能な多数の可変テーブル320とを備える。
【0051】
図3及び図4に図示されたように、ターンテーブル310は、第1及び第2ステージ300a、300bの中央領域に1個設けられ、可変テーブル320は、ターンテーブル310の外郭で相互対称に4個設けられる。4個の可変テーブル320は、2個ずつ対を成してターンテーブル310に対して接近及び離隔される。
【0052】
4個の可変テーブル320が、2個ずつ対を成した状態でターンテーブル310に対して接近及び離隔されるようにテーブル駆動部330がさらに設けられる。
【0053】
図4を参照すれば、テーブル駆動部330は、2個ずつ対を成した可変テーブル320をそれぞれ連結する一対の連結ブロック331a、331bと、一対の連結ブロック331a、331bにそれぞれ回転可能に結合されて正・逆転時、一対の連結ブロック331a、331bを相互接近及び離隔させるボールスクリュー軸332と、ボールスクリュー軸332を正・逆転させる駆動モータ333とを含む。
【0054】
一対の連結ブロック331a、331bは、それぞれ四角のブロック構造を有するが、その上面には、一つずつの可変テーブル320を支持するブロック支持部334がさらに設けられる。ブロック支持部334は、一対の連結ブロック331a、331bの一つ当り2個ずつ設けられて2個の可変テーブル320を支持する。本実施形態では、図示及び説明の便宜上、ブロック支持部334に対してはすべて同じ参照符号を付与している。
【0055】
ボールスクリュー軸332は、外面にネジ山が形成されたものであって、一対の連結ブロック331a、331bを連結しているが、一対の連結ブロック331a、331bが連結されるボールスクリュー軸332の当該領域のネジ山は相互反対方向に加工される。
【0056】
このように、ボールスクリュー軸332の外面に形成されたネジ山が相互反対方向に加工されており、反対方向に加工されたネジ山に一対の連結ブロック331a、331bがそれぞれ螺合されることによって、例えば、ボールスクリュー軸332が正転されれば、一対の連結ブロック331a、331bは、図3のように相互離隔されながら、可変テーブル320を開けて大きい基板を吸着可能にすることもでき、反対にボールスクリュー軸332が逆転されれば、一対の連結ブロック331a、331bは、図4のように相互接近されながら、可変テーブル320を狭めて小さな基板を吸着可能にすることもできる。
【0057】
駆動モータ333は、ボールスクリュー軸332を正・逆転させるための動力を発生させる部分である。本実施形態では、単一、すなわち、1個の駆動モータ333としてボールスクリュー軸332を正・逆転させている。このように、単一の駆動モータ333のみでも可変テーブル320を駆動させることができるために、それほど構成が簡素化されて設置及び維持補修が簡便になり、また、それほどコストを減らしうる利点がある。
【0058】
ターンテーブル310は、その上面がおおよそ円状を有し、4個の可変テーブル320は、一部分が切開されたおおよそ長方状を有する。しかし、本発明の権利範囲が、これに限定されるものではないので、ターンテーブル310及び可変テーブル320の形状は、適切に変更されることもある。
【0059】
例えば、少なくともターンテーブル310の上面は、楕円状を含めて多角状になっても良い。また、可変テーブル320は、必ずしも4個が設けられる必要はないので、可変テーブル320は、ターンテーブル310の外郭で相互対称に2個設けられることもできる。このような場合でも、テーブル駆動部330の構成及びそれによる動作は同様に具現可能である。
【0060】
前述したように、面取り加工対象の基板サイズが大きい場合には、ターンテーブル310と可変テーブル320との全体吸着面積が広くなるように、図3のようにターンテーブル310に対して4個の可変テーブル320が離隔されなければならず、面取り加工対象の基板サイズが小さければ、図4のようにターンテーブル310に対して4個の可変テーブル320が接近されなければならない。この際、図4のように4個の可変テーブル320がターンテーブル310に対して接近される時、4個の可変テーブル320の側面がターンテーブル310に衝突されればならないために、可変テーブル320の側面には切開部321が形成されている。本実施形態において、切開部321は、ターンテーブル310の外面に対応するアーク(arc)状を有することができるが、必ずしもそういうことではない。
【0061】
ターンテーブル310と可変テーブル320との表面には、図5に図示されたように、基板を吸着して支持するために多数の第1及び第2真空ホール315、325がそれぞれ形成されている。第1及び第2真空ホール315、325は、それぞれターンテーブル310と可変テーブル320との厚さを貫通する形態に設けられる。
【0062】
このような第1及び第2真空ホール315、325のみでも、基板を吸着して支持するには事実上十分である。しかし、本実施形態の場合、ターンテーブル310と可変テーブル320との表面には、ターンテーブル310と可変テーブル320との表面から下方に一定深さほど陷沒された状態で一定の形状のラインを成して基板に対する真空吸着面積を倍加させる第1及び第2真空吸着ライン溝315a、325aがさらに形成されている。すなわち、第1及び第2真空ホール315、325に真空吸引力が発生すれば、真空吸引力は第1及び第2真空吸着ライン溝315a、325aを通じてさらに広くなった領域で作用しながら、基板を吸着させることができるために基板に対する真空吸着面積が高くなることができる。本実施形態において、第1及び第2真空吸着ライン溝315a、325aは、第1及び第2真空ホール315、325の一つ当り一つずつ設けられているが、必ずしもそういうことではない。
【0063】
本実施形態において、ターンテーブル310に形成された第1真空吸着ライン溝315aは、図5の(a)に図示されたように、ピザ(pizza)状に、可変テーブル320に形成された第2真空吸着ライン溝325aは、図5の(b)に図示されたように、ハングル‘¬’状に形成されることができるが、本発明の権利範囲が、これに限定されるものではない。図5の(a)及び図5の(b)に図示されたターンテーブル310と可変テーブル320との表面でハッチングされていない部分がハッチングされた部分に比べて陷沒されたことを意味する。
【0064】
前にも記述したように、可変テーブル320は4個が設けられるために、もし、4個の可変テーブル320に形成される真空圧が互いに格段に異なれば、基板が安定的に支持されることができないか、あるいは一側に歪んだ状態になることもできる。したがって、4個の可変テーブル320、少なくとも2個ずつ対を成した可変テーブル320に提供される真空圧は実質的に均一になる必要がある。また、基板が中央に整列されるために、すなわち、中央を基準に対称に配されるために真空を対称にオン/オフ(on/off)することが効率的である。
【0065】
図5の(b)を参照する時、可変テーブル320の表面に形成された第2真空ホール325には、個別的に真空のオン/オフが制御されるように多数の真空配管326a、326b、326cが連結されており、多数の真空配管326a、326b、326cは、多数の中間配管327a、327b、327cと連結されている。
【0066】
この際、真空配管326a、326b、326cは、中間配管327a、327b、327cのそれぞれの一ラインから隣となった一対の可変テーブル320に相互対称に分岐されている。すなわち、例えば、参照符号327aの中間配管は一つのラインを成すが、参照符号327aの中間配管から分岐された2個のラインである真空配管326aは、それぞれ隣となった一対の可変テーブル320の第2真空ホール325に向けている。このような方式で配管を構成することで少なくとも2個ずつ対を成した可変テーブル320に提供される真空圧は中央を基準に対称的に均一になることができ、したがって、基板に対する吸着効率を高めうる。
【0067】
一方、第1及び第2真空ホール315、325、特に、第2真空ホール325を通じて均一な真空圧が形成されるとしても可変テーブル320の平坦度が正しく合わなければ、基板との間に間隙が発生するために基板の吸着効率が落ちるしかなくて真空の損失を誘発させる。
【0068】
これにより、本実施形態では、簡単な方法でも連結ブロック331a、331bに対する可変テーブル320の平坦度を調節できるように、平坦度調節部340をさらに設けている。
【0069】
平坦度調節部340は、図6に図示されたように、両端部のネジ山が相互反対方向に加工された状態で両端部が可変テーブル320と連結ブロック331a、331bとに螺合される多数の調節ボルト341と、連結ブロック331a、331bに結合されて一端部が可変テーブル320に接触支持される多数の接触支持ボルト342とを備える。
【0070】
このような構成によって、もし、可変テーブル320の平坦度を調節しなければならない場合であれば、まず多数の接触支持ボルト342を緩めて接触支持ボルト342の一端部が可変テーブル320から平坦度調節のために要求される位置まで離隔させた後で、当該位置にある調節ボルト341を締めるか緩める。調節ボルト341の両端部は、反対方向のネジ山が形成されており、反対方向のネジ山は、それぞれ可変テーブル320と連結ブロック331a、331bとに連結されているために調節ボルト341を締めるか緩めれば、可変テーブル320が連結ブロック331a、331bに対して下降するか上昇される。したがって、このような操作を通じて可変テーブル320の平坦度を調節すれば良く、可変テーブル320の平坦度が調節されれば、再び接触支持ボルト342を締めて接触支持ボルト342の一端部が可変テーブル320に接触支持されることによって、可変テーブル320が任意に傾く現象を予防すれば良い。
【0071】
一方、図2を参照すれば、基板ローディングユニット110と面取り加工ユニット120との間の領域、そして、面取り加工ユニット120と基板アンローディングユニット130との間の領域には、基板ローディングユニット110上の加工前基板を第1及び第2ステージ300a、300bに、第1及び第2ステージ300a、300b上の加工完了基板を基板アンローディングユニット130に移送させるトランスファー400a、400bが設けられている。
【0072】
本実施形態において、基板ローディングユニット110と面取り加工ユニット120 との間の領域、そして、面取り加工ユニット120と基板アンローディングユニット130との間の領域に設けられているトランスファー400a、400bの構造及び動作はすべて同一である。これにより、図示及び説明の便宜上、トランスファー400a、400bの細部構成に対しては同じ参照符号を付与する。
【0073】
主に図7及び図8を参照する時、トランスファー400a、400bは、基板の両側面で基板を把持する多数の基本把持ユニット410と、多数の基本把持ユニット410とは異なる位置に設けられて基板の移送または停止途中、基板が基本把持ユニット410から離脱して落下することを防止する安全把持ユニット430とを備える。
【0074】
基本把持ユニット410と安全把持ユニット430は、ヘッド部440に結合されている。したがって、後述するX軸駆動部461、Y軸駆動部462及びZ軸駆動部463によってヘッド部440が所望の位置に移動すれば、これとともに基本把持ユニット410と安全把持ユニット430も当該位置に移動させる。
【0075】
本実施形態において、多数の基本把持ユニット410は、ヘッド部440の両側面(短辺)領域に2個ずつ4個設けられ、安全把持ユニット430は、面取り加工ユニット120あるいは基板アンローディングユニット130に向けたヘッド部440の前面(長辺)領域に1個設けられる。
【0076】
しかし、本発明の権利範囲が、これに限定される必要はないので、ヘッド部440の両側面領域に1個ずつの基本把持ユニット410が設けられるか、あるいはヘッド部440の両側面領域に3個ずつ、あるいはそれ以上個数ずつの基本把持ユニット410が設けられても良い。そして、安全把持ユニット430の場合に、ヘッド部440の前面(長辺)領域にも2個以上設けられることができ、ヘッド部440の前面(長辺)領域と後面(長辺)領域とにすべて設けられることもできる。安全把持ユニット430の個数が多くなれば、大きい基板の垂れを防止できる効果があるので、効率的な構造に適切に選択されることができる。
【0077】
4個の基本把持ユニット410について説明すれば、4個の基本把持ユニット410は、本実施形態でヘッド部440の短辺領域に2個ずつ設けられる。この際、2個ずつの基本把持ユニット410は、一対の連結部411a、411bによってそれぞれ連結されている。
【0078】
一対の連結部411a、411bは、ヘッド部440の側面に形成されて一対の連結部411a、411bの移動を案内する一対の案内部412a、412bに移動可能に収容結合されている。本実施形態の場合、案内部412a、412bは一対になっているが、案内部412a、412bは図面のように分離されないで一体型に貫通された構造を有することもある。
【0079】
トランスファー400a、400bには、所定の制御信号によって一対の連結部411a、411bが一対の案内部412a、412bによって案内されながら、相互接近及び離隔されるように一対の連結部412a、412bを駆動させる駆動部413がさらに備えられる。駆動部413に対しては詳しくは図示していないが、駆動部413は、モータと、モータによって正・逆転するが、一対の連結部411a、411bに相異なる方向のネジ山を有して連結されるボールスクリュー軸として具現可能である。
【0080】
これにより、駆動部413のモータに電源が印加されてボールスクリュー軸が正転すれば、例えば、図8の点線のように2個ずつの基本把持ユニット410は、一対の連結部411a、411bによって相互接近されることができ、反対にボールスクリュー軸が逆転すれば、2個ずつの基本把持ユニット410は一対の連結部411a、411bによって相互離隔されることができる。このように、4個の基本把持ユニット410が、相互接近及び離隔されることによって多様なサイズの基板に共に適用できる利点がある。
【0081】
1個の安全把持ユニット430の構造について説明すれば、安全把持ユニット430の装着のために固定ロッド431と、回動支持部433とが備えられる。
【0082】
固定ロッド431は、ヘッド部440に固定されるように設けられる、いわゆるブラケットのような構成であって、固定ロッド431は、垂直ロッド431aと、垂直ロッド431aの端部で垂直ロッド431aに横に形成される水平ロッド431bとを備える。
【0083】
回動支持部433は、水平ロッド431bの端部で安全把持ユニット430を支持するが、回動支持部433は、水平ロッド431bに対して安全把持ユニット430を回動可能に支持する。回動支持部433の回動動作は、前述した制御信号によって基本把持ユニット410が動作する時に連動して動作する。すなわち、図8の点線のように、基本把持ユニット410が動作して実質的に基板の両側面及び下面一部を支持する場合、回動支持部433の回動動作に基づいて安全把持ユニット430をして基板の前面及び下面一部を支持して基板の移送または停止途中、基板が落下する現象を防止する。
【0084】
このように、実質的に基板を単純に把持するか、あるいは安定的に把持するために設けられる基本把持ユニット410と安全把持ユニット430は、すべてが当該位置で基板の側面に接触された状態で基板の下面を部分的に支えて支持できるように‘L’状に製作される。しかし、この形状に本発明の権利範囲が限定されない。
【0085】
そして、基本把持ユニット410と安全把持ユニット430は、すべて基板に接触されながら基板を把持するために、基板に接触される過程で基板にスクラッチ(scratch)を発生させる恐れがある。
【0086】
これにより、本実施形態では、基板にスクラッチの発生が防止されるように基本把持ユニット410と安全把持ユニット430のすべてをMD−PA材質で製作している。しかし、MD−PA材質ではないとしても基板に損傷を与えない材質でありながら、一定の剛性を保有することができれば基本把持ユニット410と安全把持ユニット430とが異なる材質で製作されても良い。
【0087】
一方、前にも記述したように、多様なサイズの基板をいずれも把持できるように、特に、基本把持ユニット410は、相互接近及び離隔可能に設けられるが、それ以外にもトランスファー400a、400bのその自体は、基板ローディングユニット110上の基板を第1及び第2ステージ300a、300bに、第1及び第2ステージ300a、300b上の基板を基板アンローディングユニット130に移送させるためにX軸、Y軸及びZ軸に移動可能に設けられる。
【0088】
このために、本実施形態のトランスファー400a、400bは、基板ローディングユニット110と基板アンローディングユニット130とを繋ぐ仮想のX軸に沿って基本把持ユニット410と安全把持ユニット430とが結合されたヘッド部440を駆動させるX軸駆動部461と、X軸に交差されるY軸に沿ってヘッド部440を駆動させるY軸駆動部462と、ヘッド部440を上下方向であるZ軸に沿って駆動させるZ軸駆動部463とをさらに備える。
【0089】
X軸駆動部461、Y軸駆動部462及びZ軸駆動部463は、線形移動制御が容易なリニアモータによって具現可能であるが、場合によって、シリンダーやモータ、ボールスクリュー組合わせなどの構造によって具現されることもある。
【0090】
一方、面取り加工が完了した基板を基板アンローディングユニット130に移送させた後、ステージ300a、300bは、前述した作業を再び反復するために基板ローディングユニット110の方向に移動する。ところで、加工対象の基板が載置されるステージ300a、300bの上部には、面取り加工時に発生した異物が残存することができるために基板が載置されるステージ300a、300bの上部を洗浄した後、次の基板をローディングしなければならない。これは、洗浄をしないで新たな基板がステージ300a、300bにローディングされる場合、ステージ300a、300bに残存する異物によって基板が汚染されることができるためである。
【0091】
したがって、本実施形態の面取り機は、面取り加工ユニット120と基板アンローディングユニット130との間に設けられてステージ300a、300bの表面を洗浄するステージ洗浄ユニット530(図2参照)と、ステージ300a、300bの表面に洗浄流体を噴射するステージ洗浄ユニット530の作動を制御する制御部(図示せず)とをさらに含み、これにより、今後面取り加工される基板のステージ300a、300bに残存する異物による汚染を防止できる。
【0092】
ここで、制御部は、面取り加工が完了した基板を基板アンローディングユニット130に移送させ、そして、基板を支持していないステージ300a、300bがまた新たな基板をローディングするために基板ローディングユニット110に移動する時、ステージ洗浄ユニット530を作動させてステージ300a、300bの表面に残存可能な異物を除去させ、また、ステージ300a、300bがステージ洗浄ユニット530の噴射領域を通過すれば、ステージ洗浄ユニット530の作動を停止させるようにステージ洗浄ユニット530の作動を制御する。
【0093】
本実施形態のステージ洗浄ユニット530は、図2及び図9に図示されたように、第1及び第2ステージ300a、300bの移動ラインにそれぞれ配される二対の単位洗浄部531a、531bと、ステージ300a、300bの移動方向の横方向に配され、二対の単位洗浄部531a、531bが結合されるユニットフレーム545とを備える。
【0094】
但し、二対の単位洗浄部531a、531bは、実質的に同一の構成を有するために、以下では、第1ステージ300aの上部に配される一対の単位洗浄部531aについてのみ説明する。
【0095】
一対の単位洗浄部531aは、図9ないし図11に詳しく図示されたように、移動ラインに沿って移動可能に配される第1ステージ300aの上部に配されて第1ステージ300aの上面方向に洗浄のための洗浄流体を噴射する。この際、一対の単位洗浄部531aは、偏平に設けられる第1ステージ300aの上面に残存する異物が外側に離脱されることができるように相互対称される角度で傾いて設けられる。
【0096】
言い換えれば、洗浄流体の噴射方向が、第1ステージ300aの上面の面方向と傾くようにすることによって、第1ステージ300aの上面に残存する異物が洗浄流体の押す力によって外側に離脱されることができるようにする。第1ステージ300aの上面とは、前述したターンテーブル310及び多数の可変テーブル320の上面を示す。
【0097】
したがって、単位洗浄部531aが、洗浄流体の噴射方向を調節してステージ570aに残存する異物を最大限効率的に除去できるように単位洗浄部531aは、ユニットフレーム545に対して多方向に回動可能に設けられる。
【0098】
このような単位洗浄部531aの具体的な構成について説明すれば、本実施形態の単位洗浄部531aは、第1ステージ300aに洗浄流体を噴射する噴射口が設けられている噴射胴体部532と、噴射胴体部532が、ユニットフレーム545に対して多方向に回動可能に噴射胴体部532をユニットフレーム545に結合させる回動結合部540とを備える。
【0099】
噴射胴体部532は、回動結合部540に対して回動可能に結合される回動部材533と、回動部材533と実質的に並んで回動部材533に結合され、上端部から内側方向に洗浄流体が移動する移動空間534sが陷沒形成されている噴射部材534と、噴射部材534の上面に結合されて噴射部材534の内部を外部と遮蔽する遮蔽部材535とを備える。
【0100】
ここで、噴射部材534と遮蔽部材535とを結合させれば、その先端部に移動空間534sと連通されるスリット状の噴射口534hが設けられるが、このような噴射口534hを通じて洗浄流体が第1ステージ300aの上面に斜めに噴射されて第1ステージ300aの異物をきれいに除去することができる。
【0101】
まず回動部材533は、図10及び図11に図示されたように、回動結合部540に対して‘θ’方向に回動可能に結合される。したがって、噴射部材534の噴射口534hを通じて噴射される洗浄流体の噴射方向を調節することができる。すなわち、洗浄流体が、第1ステージ300aに残存する異物を外側に押し出すように第1ステージ300aに対する噴射部材534の傾斜角度を容易に調節することができる。
【0102】
遮蔽部材535は、噴射部材534の内側部分を保護するため、すなわち、外部の異物が洗浄流体が移動する噴射部材534の内側に侵透することを防止するため、噴射部材534の上面に結合される。また、遮蔽部材535は、噴射部材534の内側に設けられる構造を保護しながらも、結合及び分離が容易で噴射部材534の内側構造に対する維持補修を容易にできる長所がある。
【0103】
一方、このような噴射胴体部532が結合される回動結合部540は、ユニットフレーム545に締結されるフレーム締結部材541と、回動部材533が軸中心に回動可能に回動部材533に結合される回動結合部材542と、フレーム締結部材541及び回動結合部材542の間に結合され、回動結合部材542をフレーム締結部材541に対して相対回動させる連結部材543とを備える。
【0104】
このような回動結合部540の構造によって、前述したように、噴射胴体部532は、‘θ’方向に回動できるだけではなく、フレーム締結部材541に対して回動結合部材542が‘θ’方向に相対回動することで噴射胴体部532の全体が回動結合部540に対して‘θ’方向に相対回動することができる。したがって、第1ステージ300aに対する単位洗浄部531aの傾斜角度を適切に調節することによって、第1ステージ300a上に残存する異物をより効果的に除去することができる。
【0105】
一方、前述した第1ステージ300aの洗浄作業は、工程を一時的に中断させて進行することではなく、工程中に進行する。すなわち、面取り加工された基板が基板アンローディングユニット540に移送されて基板が積載されていない第1ステージ300aは、今後の作業のために移動ラインに沿って再び基板ローディングユニット110の方向に移動するが、この際、ステージ洗浄ユニット530が動作して第1ステージ300a上に残存する異物を除去する。したがって、基板に対する面取り加工工程のタクトタイムを短縮させることができ、これにより、全体的な生産性を向上させうる長所がある。
【0106】
一方、本実施形態では、ステージ300a、300bの数に対応する対ほどの単位洗浄部531a、531bがユニットフレーム545に結合されると上述したが、ユニットフレームに一対の単位洗浄部が移動可能に結合されることによって、交番的に移動する複数のステージに対する洗浄作業を進行することもできる。
【0107】
一方、前にも記述したように、図2、そして、図12ないし図16を参照すれば、本実施形態の面取り機で基板アンローディングユニット130には、面取り加工された基板の面取り量を測定するための面取り量の測定ユニット630が設けられている。これは、基板を面取り加工する時、既定の面取り量の基準内で面取り加工がなされなければならないが、例えば、既定の基準を超えるか、超えないように基板が面取り加工されることができるので、面取り量の測定ユニット630によって基板の面取り量を正確に測定して、これを面取り加工用のホイール126側にフィードバックされて面取り量を補正することによって、今後面取り加工される基板の面取り加工を正確にするためである。
【0108】
ところが、前述したように、従来技術による面取り機の場合、面取り量の測定ユニット(図示せず)が、面取り加工ユニット20(図1参照)に設けられて面取り加工とともに面取り量を測定して来たために全体的なタクトタイムを増加させる問題点があった。すなわち、従来には、面取り加工ユニット20に設けられた面取り量の測定ユニットによって面取り量が測定されるために、面取り加工作業に対するタクトタイムが増加するだけではなく、面取り量の測定のために基板が停止される別途の時間が割り当てられねばならない問題点があった。
【0109】
したがって、本実施形態の面取り機は、このようなタクトタイムの増加問題を解消するために、面取り加工が完了した基板が外部にアンローディングされる基板アンローディングユニット130のローラーに沿って基板が移送される時、基板の面取り量を測定できるように基板アンローディングユニット130の上下部に面取り量の測定ユニット630が設けられている。以下では、このような面取り量の測定ユニット630の構成について詳しく説明する。
【0110】
図2、そして、図12ないし図16を参照する時、本実施形態の面取り量の測定ユニット630は、基板アンローディングユニット130の上部及び下部にそれぞれ配されて基板の短辺エッジ部分の面取り量を測定する測定部631と、基板アンローディングユニット130の長手方向の横方向に設けられて測定部631が移動可能に結合される測定支持フレーム633と、測定部631が搭載されて測定支持フレーム633の長手方向に沿って移動することによって、基板に対する測定部631の位置を調節させる移動フレーム635と、移動フレーム635上で測定部631を昇降させて測定部631が基板アンローディングユニット130に対して接近及び離隔可能にする昇降駆動部637とを備える。
【0111】
本実施形態において、測定部631は、基板の一側短辺のエッジ部分の面取り量を測定するために基板アンローディングユニット130の上部及び下部に一対設けられ、全体的に基板の両側短辺のエッジ部分の面取り量を測定するために二対が設けられる。
【0112】
測定部631は、昇降駆動部637によって移動フレーム635上で昇降することができて基板アンローディングユニット640のローラー(図示せず)に沿って移送される基板の両側短辺のエッジ部分に接近するか離隔される。また、測定部631が結合された移動フレーム635は、測定支持フレーム633の長手方向に沿って摺動可能で基板のサイズによって左右方向への位置調節が可能であり、これにより、測定部631が相互異なるサイズを有する多数の基板に対する面取り量の測定を柔軟にさせる。
【0113】
ここで、昇降駆動部637は、測定部631が移動フレーム635の高さ方向に沿ってリニアモーション(linear motion)に移動できるようにリニアモータで設けられることができる。また、移動フレーム635も測定支持フレーム633に対してリニアモーションに移動できるように移動フレーム635を駆動させる別途の移動駆動部638が測定支持フレーム633上に装着されることもある。
【0114】
本実施形態の測定部631は、基板の面取り量を正確に測定するために面取り加工された基板の両側短辺のエッジ部分を連続的に撮影するラインスキャンカメラ631(line scan camera)が適用される。したがって、基板の面取り量及び面取り状態などを正確に測定できる長所がある。
【0115】
但し、本実施形態では、測定部631としてラインスキャンカメラ631が適用されるが、それ以外にもエリアカメラ(area camera)などが適用されて基板の面取り量及び面取り状態などを測定することもできる。エリアカメラは、ラインスキャンカメラとは異なって面取り加工された基板の両側短辺のエッジ部分のうち一部分を撮影して基板の面取り量を測定するカメラとしてラインスキャンカメラと同様に基板の面取り量及び面取り状態などを正確に測定できる。
【0116】
一方、本実施形態の平面ディスプレイ用の面取り機は、面取り量の測定ユニットの測定部631によって面取り加工された基板の面取り量を測定した後、該測定された値に基づいて面取り加工用のホイール126の面取り量を補正して、今後加工される基板の面取り量を再調整できるように、面取り加工用のホイール126を制御する制御部(図示せず)をさらに備える。
【0117】
言い換えれば、測定部631が、撮影によって面取り加工された基板の面取り量を測定したが、例えば、基板の面取り加工された部分が既定の基準よりさらに加工されたか不十分に加工された場合、制御部は、測定された面取り量の情報に基づいて面取り量を補正するために面取り加工用のホイール126の位置を再調整する。より詳しく説明すれば、例えば、基板の面取り加工された部分が既定の基準よりさらに加工された場合、制御部は、面取り加工用のホイール126の間隔を狭めて今後面取り加工される基板は不十分に面取り加工させ、例えば、基板の面取り加工された部分が既定の基準より不十分に加工された場合、制御部は、面取り量を補正するために面取り加工用のホイール126の間隔を広げて今後面取り加工される基板は測定部631によって面取り量の測定された基板に比べてさらに面取り加工させる。
【0118】
一方、本実施形態の面取り量の測定ユニット630は、基板の面取り量を測定するのに先立って、基板の面取り加工された部分に残存する異物を除去するための異物除去部640をさらに含む。このような異物除去部640によって基板の両側短辺のエッジ部分に残存する異物を除去することができて測定部631でより正確な面取り量を測定できる。
【0119】
本実施形態の異物除去部640は、図13ないし図16に図示されたように、移動フレーム635に結合され、面取り量が測定される基板の両側短辺のエッジ部分が通過可能に一側が開放されたトンネル部分641sに設けられ、基板ローディングユニット110の方向に向ける一面から内側方向に異物除去のための異物除去用の作業流体が移動する移動空間642s(図16参照)が陷沒形成されている異物除去胴体641と、異物除去胴体641に設けられ、移動空間642sを通過した異物除去用の作業流体を基板の長辺または短辺に向けて噴射させる噴射部材642と、噴射部材642が設けられた異物除去胴体641の一面に着脱可能に結合されて異物除去胴体641の内部を外部と遮蔽する遮蔽部材643とを備える。
【0120】
ここで、移動空間642sを移動した異物除去用の作業流体は、噴射部材642と遮蔽部材643との結合部分に形成される、すなわち、噴射部材642と遮蔽部材643とが離隔して結合されて設けられる噴射出口642hを通じて噴射される。噴射出口642hは、異物除去用の作業流体が、斜めに噴射されて基板の異物を効果的に除去できるように異物除去胴体641の上端と下端とを繋ぐ仮想の線に傾いて設けられる。
【0121】
異物除去胴体641は、移動フレーム635に固定結合されて測定支持フレーム633に対する移動フレーム635の摺動時のように移動することができる。したがって、基板のサイズによって基板の両側に置かれた異物除去胴体641の位置を調節することができ、これにより、基板が異物除去胴体641のトンネル部分641sを過ぎって測定部631の間を通過させうる。
【0122】
一対の噴射部材642は、トンネル部分641sが設けられた異物除去胴体641の一面に相互対向されるように設けられ、遮蔽部材643と隣接した一面は傾いて設けられている。したがって、基板の両側短辺のエッジ部分、すなわち、面取り加工された部分に向けて異物除去用のガスを噴射して基板の両側短辺のエッジ部分から異物を除去することができ、これにより、測定部631が基板から正確な面取り量を測定させうる。
【0123】
遮蔽部材643は、異物除去胴体641の内側に配される流体移動管(図示せず)を保護するために、異物除去胴体641の一面に着脱可能に結合される。このような遮蔽部材643は、異物除去胴体641の内側に設けられる構造を保護しながらも、結合及び分離が容易で異物除去胴体641の内側構造に対する維持補修を容易にできる長所がある。
【0124】
このような構成を有する面取り機の作用について説明すれば、次の通りである。
【0125】
面取り加工対象の基板が、基板ローディングユニット110から第1トランスファー400aを通じて第1ステージ300aに載置されれば、まず第1ステージ300a上のアラインカメラ125が基板のアラインマークを撮影する。該撮影された映像情報は、図示していない制御部に伝送されて制御部によって第1ステージ300aがX軸、Y軸及びθ軸に動作することによって、第1ステージ300a上の基板に対するアライン作業が進行する。
【0126】
第1ステージ300a上の基板に対するアライン作業が完了すれば、実質的な面取り加工に入る。面取り加工のために、共有面取り加工用のホイール126は、共有ガントリー部124に沿って図2の実線位置に移動する。面取り加工時、第1ステージ1300aが共有面取り加工用のホイール126に向けて移動するか、それとも反対に第1ステージ300aに対して共有面取り加工用のホイール126が移動して基板進行方向の前面両側のエッジ、両側短辺、そして、後面両側のエッジに対してそれぞれ順次に面取り加工が進行する。
【0127】
基板進行方向の前面両側のエッジ、両側短辺、そして、後面両側のエッジに対して面取り加工が完了すれば、第1ステージ300aがθ軸に回転される。したがって、第1ステージ300aは、横方向に配された状態になる。この際は、従来のように別途のピックアップロボットが使われないで第1ステージ300aのその自体がθ軸に回転されるために、従来のように基板に対するアライン作業を再び進行する必要がなくてタクトタイムが短縮される。
【0128】
第1ステージ300aがθ軸に回転すれば、引き続き基板の両側長辺に対する面取り加工が進行する。この際も、第1ステージ300aが共有面取り加工用のホイール126に向けて移動するか、それとも反対に第1ステージ300aに対して共有面取り加工用のホイール126が移動して基板の両側長辺に対する面取り加工が進行する。
【0129】
面取り加工が完了した基板は、第2トランスファー400bによって基板アンローディングユニット130に取り出され、基板アンローディングユニット130上で面取り量が測定される。もし、誤って面取りされた場合であるか面取り量が不備な場合であれば、当該基板は破棄されるか、あるいは基板ローディングユニット110側にフィードバックされて面取り加工が再び進行しうる。
【0130】
一方、このように、第1ステージ300a上で基板の4角、長辺及び短辺に対する面取り加工が進行する過程と並行して、新たな面取り加工対象の基板は第2ステージ300b上に移送されて同一の面取り加工が進行する。言い換えれば、本実施形態では、第1及び第2ステージ300a、300bが相互並列構造に配されているために作業が中断されるか、待機する時間なしに連続的に第1及び第2ステージ300a、300b上でグラインダー123と相互有機的に面取り加工が進行する。例えば、第1ステージ300a上で基板進行方向の前面両側のエッジ、両側短辺、そして、後面両側のエッジに対してそれぞれ順次に面取り加工が進行した後、第1ステージ300aがθ軸に回転するうちに新たな面取り加工対象の基板は第2ステージ300bに載置されて第2ステージ300b上のアラインカメラ125を用いてアライン完了した基板に対する面取り作業を行うなど面取り加工作業が第1及び第2ステージ300a、300b上でグラインダー123によって相互並列的に、有機的に進行しうる。また、これと並行して、新たな基板のローディングのために基板ローディングユニット110側に移動するステージ300a、300bは、ステージ洗浄ユニット530によってその表面が洗浄された後に作業対象の基板がローディングされるようにすることによって異物による不良発生を予防させうる。そして、前記の説明で適用された基板よりそのサイズが大きい基板やあるいは小さな基板を前述した面取り機に適用するためには、基板を支持する第1及び第2ステージ300a、300bの上面全体面積を図3及び図4の方法どおりに調節した後に使えば良いために、その適用範囲がさらに広くなる。
【0131】
このように、本実施形態によれば、基板に対する面取り加工時、従来に比べてタクトタイムを減らせて生産性を向上させうる。また、第1及び第2ステージ300a、300bのうち何れか一つに故障が発生しても、装備の中断なしに装備稼動を続いて進行しうる。
【0132】
図3は、本発明の他の実施形態による平面ディスプレイ用の面取り機に対する概略的な構成図である。
【0133】
本実施形態の場合、前述した実施形態とは異なる構造のグラインダー123aを適用している。すなわち、図3に図示されたように、本実施形態のグラインダー123aは、複数のアラインカメラ125aと、複数の面取り加工用のホイール126bと、複数のアラインカメラ125aを支持するカメラ支持バー127と、複数の面取り加工用のホイール126bを支持するホイール支持用のガントリー部128とを備える。
【0134】
前述した実施形態では、特に面取り加工用のホイールが、第1及び第2ステージ300a、300bにすべて共有される共有面取り加工用のホイール126として適用されたが、本実施形態の場合には、アラインカメラ125a及び面取り加工用のホイール126b のすべてが、第1及び第2ステージ300a、300bの一つ当り2個ずつ独立的に設けられる構造を適用している。
【0135】
このような場合、アラインカメラ125a及び面取り加工用のホイール126bのそれぞれは4個設けられるが、前述した実施形態のように共有ガントリー部124が使われる必要がないために、図示されたように、4個のアラインカメラ125aは、カメラ支持バー127に、そして、4個の面取り加工用のホイール126bは、ホイール支持用のガントリー部128に結合されれば、それで十分である。
【0136】
参考までに、図3に見れば、2個ずつの面取り加工用のホイール126bがホイール支持用のガントリー部128の両側にそれぞれ設けられているが、これらはホイール支持用のガントリー部128の一側に一列に配されても良い。
【0137】
本実施形態のように構成しても、基板に対する面取り加工時、従来に比べてタクトタイムを減らせて生産性を向上させうる効果を提供するには十分である。
【0138】
特に、本実施形態の場合には、第1及び第2ステージ300a、300bのうち何れか一つに、あるいは2個ずつのアラインカメラ125a及び面取り加工用のホイール126bのうち何れか一つに故障が発生しても、装備の中断なしに装備稼動を進行させ続けるために、従来の面取り機より生産性を向上させうる。
【0139】
このように、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の思想及び範囲を外れずに多様に修正及び変形できるということは、当業者に自明なものである。したがって、そのような修正例または変形例は、本発明の特許請求の範囲に属すると言わなければならない。
【産業上の利用可能性】
【0140】
本発明は、平面ディスプレイ用の面取り機に関連の技術分野に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0141】
【図1】長辺及び短辺に対する面取り加工を個別的に進行する従来の面取り機に対する概略的な構成図である。
【図2】本発明の一実施形態による平面ディスプレイ用の面取り機に対する概略的な構成図である。
【図3】ステージの拡大斜視図である。
【図4】図3のステージに対する動作を図示した斜視図である。
【図5】(a)は、ターンテーブルの表面に形成された第1真空ホールに対する構成図であり、(b)は、可変テーブルの表面に形成された第2真空ホールに対する構成図である。
【図6】ステージの概略的な側面図である。
【図7】トランスファーの拡大斜視図である。
【図8】図7のトランスファーに対する動作を部分的に図示した斜視図である。
【図9】ステージの上部に設けられたステージ洗浄ユニットの装着状態を図示した斜視図である。
【図10】図9に図示された単位洗浄部の斜視図である。
【図11】図10のA−A線による断面図である。
【図12】基板アンローディングユニットの後尾に配される面取り量の測定ユニットの構成を図示した斜視図である。
【図13】図12に図示された“B”部分を拡大した拡大斜視図である。
【図14】図13に図示された異物除去部を説明するための斜視図である。
【図15】図14の分解斜視図である。
【図16】図14のC−C線による断面図である。
【図17】本発明の他の実施形態による平面ディスプレイ用の面取り機に対する概略的な構成図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板がローディングされる基板ローディングユニットと、
前記基板に対する面取り加工が進行する面取り加工ユニットと、
前記基板がアンローディングされる基板アンローディングユニットと、を含み、
前記面取り加工ユニットは、
前記基板が載置支持され、前記基板ローディングユニットと前記基板アンローディングユニットとを連結する仮想の作業ラインとの交差方向に相互離隔配される複数のステージと、
前記複数のステージに載置される基板のアライン作業のための少なくとも一つのアラインカメラと、前記複数のステージに載置される基板に対する面取り加工作業を進行する少なくとも一つの面取り加工用のホイールとを備えるグラインダーと、を含むことを特徴とする平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項2】
前記複数のステージは、
前記基板ローディングユニットと前記基板アンローディングユニットとを連結する仮想の作業ラインに横方向に沿って設けられる二つの第1ステージ及び第2ステージであることを特徴とする請求項1に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項3】
前記複数のステージのそれぞれは、
前記基板のアライン作業のために前記面取り加工ユニット上の当該位置でX軸、Y軸及びθ軸に動作可能に設けられることを特徴とする請求項2に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項4】
前記グラインダーは、
前記第1及び第2ステージを連結する仮想の作業ラインに沿って前記第1及び第2ステージに亙って設けられて、前記少なくとも一つのアラインカメラを支持するカメラ支持バーをさらに含み、
前記少なくとも一つのアラインカメラは、
一つの基板に対する両側エッジの撮影のために前記第1及び第2ステージの一つ当り2個ずつ独立的に設けられるように前記カメラ支持バーに結合されることを特徴とする請求項2に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項5】
前記少なくとも一つの面取り加工用のホイールは、
前記第1及び第2ステージの一つ当り2個ずつ独立的に設けられ、
前記グラインダーは、
前記第1及び第2ステージを連結する仮想の作業ラインに沿って前記第1及び第2ステージに亙って設けられて、前記面取り加工用のホイールが結合されるホイール支持用のガントリー部をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項6】
前記少なくとも一つの面取り加工用のホイールは、
前記第1及び第2ステージにいずれも共有される共有面取り加工用のホイールであり、
前記少なくとも一つのアラインカメラは、
前記第1及び第2ステージにいずれも共有される共有アラインカメラであることを特徴とする請求項2に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項7】
前記グラインダーは、
前記第1及び第2ステージを連結する仮想の作業ラインに沿って前記第1及び第2ステージに亙って設けられる共有ガントリー部をさらに含み、
前記共有面取り加工用のホイールは、
前記共有ガントリー部の一側に設けられ、
前記共有アラインカメラは、
前記共有ガントリー部の他側に設けられることを特徴とする請求項6に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項8】
前記少なくとも一つの面取り加工用のホイールは、
前記第1及び第2ステージにいずれも共有される共有面取り加工用のホイールであり、
前記少なくとも一つのアラインカメラは、
一つの基板に対する両側エッジの撮影のために前記第1及び第2ステージの一つ当り2個ずつ独立的に設けられることを特徴とする請求項2に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項9】
前記グラインダーは、
前記第1及び第2ステージを連結する仮想の作業ラインに沿って前記第1及び第2ステージに亙って設けられる共有ガントリー部をさらに含み、
前記アラインカメラは、
前記共有ガントリー部の一側に設けられ、
前記共有面取り加工用のホイールは、
前記共有ガントリー部の他側に設けられることを特徴とする請求項8に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項10】
前記面取り加工用のホイールは、
前記基板の4角、長辺及び短辺をいずれも加工可能なマルチホイールであることを特徴とする請求項1に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項11】
前記複数のステージのそれぞれは、
前記基板を吸着して回転させる少なくとも一つのターンテーブルと、
前記ターンテーブルに対して接近及び離隔可能に前記ターンテーブルの外郭に配され、前記基板のサイズによって既定の前記ターンテーブルに対する相対的な位置で前記ターンテーブルとともに前記基板を吸着支持する多数の可変テーブルと、を含むことを特徴とする請求項1に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項12】
前記少なくとも一つのターンテーブルは、
中央領域に1個設けられ、
前記多数の可変テーブルは、
前記ターンテーブルの外郭で相互対称に4個設けられることを特徴とする請求項11に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項13】
前記可変テーブルの側面には、
前記可変テーブルの前記ターンテーブルへの接近時に、前記ターンテーブルへの衝突を防止させる切開部が形成されていることを特徴とする請求項12に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項14】
前記ターンテーブルの表面には、
前記基板を真空吸着する多数の第1真空ホールが形成されており、
前記可変テーブルの表面には、
前記基板を真空吸着するが、多数の真空配管によって個別的に真空のオン/オフが制御される多数の第2真空ホールが形成されていることを特徴とする請求項11に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項15】
前記多数の真空配管と連結される中間配管をさらに含み、
前記多数の真空配管は、
前記中間配管のそれぞれの一ラインから隣となった一対の可変テーブルに相互対称に分岐されることを特徴とする請求項14に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項16】
前記第1及び第2真空ホールの周辺に設けられ、前記ターンテーブル及び前記可変テーブルの表面から下方に一定深さほど陷沒された状態で一定の形状のラインを成して前記基板に対する真空吸着面積を倍加させる第1及び第2真空吸着ライン溝をさらに含むことを特徴とする請求項14に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項17】
前記第1及び第2真空吸着ライン溝は、
前記第1及び第2真空ホールの一つ当り一つずつ設けられることを特徴とする請求項16に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項18】
前記4個の可変テーブルを前記ターンテーブルに対して接近及び離隔させるテーブル駆動部をさらに含むことを特徴とする請求項12に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項19】
前記テーブル駆動部は、
2個ずつ対を成した可変テーブルをそれぞれ連結する一対の連結ブロックと、
前記一対の連結ブロックにそれぞれ回転可能に結合されて正・逆転時、前記一対の連結ブロックを相互接近及び離隔させるボールスクリュー軸と、
前記ボールスクリュー軸を正・逆転させる単一の駆動モータと、を含むことを特徴とする請求項18に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項20】
前記可変テーブルと前記連結ブロックとに設けられて、前記連結ブロックに対する前記可変テーブルの平坦度を調節する平坦度調節部をさらに含むことを特徴とする請求項19に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項21】
前記平坦度調節部は、
両端部のネジ山が相互反対方向に加工された状態で両端部が前記可変テーブルと前記連結ブロックとに螺合される多数の調節ボルトと、
前記可変テーブルと前記連結ブロックとのうち何れか一つに結合されて一端部が他の一つに接触支持される多数の接触支持ボルトと、を含むことを特徴とする請求項20に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項22】
前記複数のステージは、
前記基板ローディングユニットと前記基板アンローディングユニットとを連結する仮想のX軸の横方向に沿って複数個設けられることを特徴とする請求項11に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項23】
前記基板ローディングユニットと前記面取り加工ユニットとの間の領域、そして、前記面取り加工ユニットと前記基板アンローディングユニットとの間の領域にそれぞれ設けられてX軸、Y軸及びZ軸に移動しながら前記基板を移送するトランスファーをさらに含み、
前記トランスファーは、
相互離隔及び接近可能に設けられて、前記基板の両側面で前記基板を把持する多数の基本把持ユニットと、
前記基板の移送または停止途中、前記基板が前記基本把持ユニットから離脱して落下することを防止するように、前記基本把持ユニットの相互離隔及び接近方向に交差される方向で前記基板を把持する少なくとも一つの安全把持ユニットと、を含むことを特徴とする請求項1に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項24】
前記トランスファーは、
前記多数の基本把持ユニットと前記少なくとも一つの安全把持ユニットとが結合されるヘッド部をさらに含み、
前記多数の基本把持ユニットは、
前記ヘッド部の両側面領域に設けられ、
前記少なくとも一つの安全把持ユニットは、
前記面取り加工ユニットに向けた前記ヘッド部の前面領域に設けられることを特徴とする請求項23に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項25】
前記多数の基本把持ユニットは、
前記ヘッド部の両側面領域に2個ずつ4個設けられ、
前記少なくとも一つの安全把持ユニットは、1個設けられることを特徴とする請求項24に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項26】
前記トランスファーは、
前記2個ずつの基本把持ユニットをそれぞれ連結する一対の連結部と、
前記ヘッド部に設けられて、前記一対の連結部の移動を案内する一対の案内部と、
前記一対の連結部が、前記一対の案内部によって案内されながら相互接近及び離隔されるように前記一対の連結部を駆動させる駆動部と、をさらに含むことを特徴とする請求項25に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項27】
前記トランスファーは、
前記ヘッド部に連結される固定ロッドと、
前記固定ロッドに対して前記安全把持ユニットを回動可能に支持する回動支持部と、をさらに含むことを特徴とする請求項25に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項28】
前記多数の基本把持ユニットと前記少なくとも一つの安全把持ユニットは、
前記基板の側面に接触された状態で前記基板の下面を部分的に支えて支持できるように‘L’状を有することを特徴とする請求項23に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項29】
前記多数の基本把持ユニットと前記少なくとも一つの安全把持ユニットは、
前記基板にスクラッチの発生が防止されるようにMD−PA材質で製作可能であることを特徴とする請求項23に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項30】
前記トランスファーは、
前記基板ローディングユニットと前記基板アンローディングユニットとを繋ぐ仮想のX軸に沿って前記多数の基本把持ユニットと前記少なくとも一つの安全把持ユニットとを駆動させるX軸駆動部と、
前記X軸に交差されるY軸に沿って前記多数の基本把持ユニットと前記少なくとも一つの安全把持ユニットとを駆動させるY軸駆動部と、
前記多数の基本把持ユニットと前記少なくとも一つの安全把持ユニットとを上下方向であるZ軸に沿って駆動させるZ軸駆動部と、をさらに含むことを特徴とする請求項23に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項31】
前記面取り加工ユニットの隣接した領域に設けられ、新たな基板をローディングするために、前記基板ローディングユニット方向に移動する前記ステージの表面に前記ステージの洗浄のための洗浄流体を噴射するステージ洗浄ユニットをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項32】
前記ステージ洗浄ユニットは、
前記ステージの移動方向の横方向に沿って設けられるユニットフレームと、
前記ステージの上部領域で前記ユニットフレームに着脱可能に結合されて、前記ステージの表面に前記洗浄流体を噴射する少なくとも一つの単位洗浄部と、を含むことを特徴とする請求項31に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項33】
前記単位洗浄部から前記ステージの表面に噴射される前記洗浄流体が、前記ステージの内側から外側方向に噴射されるように、前記単位洗浄部は、ユニットフレームに傾いて結合されることを特徴とする請求項32に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項34】
前記単位洗浄部は、
前記ステージの一つ当り一対ずつ設けられるように前記ユニットフレームに結合され、
前記ステージにそれぞれ設けられる一対の前記単位洗浄部は、相互対称傾斜度を有するように前記ユニットフレームに傾いて結合されることを特徴とする請求項33に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項35】
前記単位洗浄部は、
前記ステージの表面に前記洗浄流体を噴射する噴射口が設けられている噴射胴体部と、
前記噴射胴体部が、前記ユニットフレームに対して回動可能に前記噴射胴体部を前記ユニットフレームに結合させる回動結合部と、を含むことを特徴とする請求項32に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項36】
前記噴射胴体部は、
前記回動結合部に対して回動可能に結合される回動部材と、
前記回動部材と実質的に平行な方向を有するように前記回動部材に結合され、上端部から内側方向に前記洗浄流体が移動する移動空間が陷沒形成されている噴射部材と、を含むことを特徴とする請求項35に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項37】
前記噴射胴体部は、
前記噴射部材の上端部に結合されて、前記噴射部材の内部を外部と遮蔽する遮蔽部材をさらに含み、
前記噴射口は、
前記噴射部材の先端部と前記遮蔽部材の先端部とが相互離隔して結合されてスリット状に設けられることを特徴とする請求項36に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項38】
前記回動結合部は、
前記ユニットフレームに結合されるフレーム締結部材と、
前記回動部材が、軸中心に回動可能に前記回動部材に結合される回動結合部材と、
前記回動部材の長手方向の横方向に設けられ、前記回動結合部材を前記フレーム締結部材に対して相対回動可能に前記フレーム締結部材及び前記回動結合部材の間を連結させる連結部材と、を含むことを特徴とする請求項36に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項39】
前記ステージ洗浄ユニットは、
前記面取り加工ユニットと前記基板アンローディングユニットとの間に設けられることを特徴とする請求項31に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項40】
面取り加工が完了した前記基板が前記基板アンローディングユニットに移送され、前記ステージが前記基板ローディングユニット方向に移動する時、前記ステージ洗浄ユニットから前記洗浄流体が噴射されるように、前記ステージ洗浄ユニットの動作を制御する制御部をさらに含むことを特徴とする請求項31に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項41】
前記基板アンローディングユニットに設けられて、面取り加工が完了した基板に対する面取り量を測定する面取り量の測定ユニットをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項42】
前記面取り量の測定ユニットは、
前記基板アンローディングユニットの上部及び下部にそれぞれ設けられ、前記基板アンローディングユニットによって移送される前記基板の長辺または短辺の面取り量を測定する少なくとも一対の測定部を含むことを特徴とする請求項41に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項43】
前記少なくとも一対の測定部は、
前記基板アンローディングユニットによって移送される前記基板の相互平行な一対の長辺または一対の短辺を連続的に撮影する二対の撮影カメラであることを特徴とする請求項42に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項44】
前記撮影カメラは、
ラインスキャンカメラ及びエリアカメラのうち何れか一つであることを特徴とする請求項43に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項45】
前記面取り量の測定ユニットは、
前記基板の移送方向の横方向に沿って相互離隔して設けられ、前記基板の移送方向に対して前記測定部より上流に配されて前記基板上に残存可能な異物を除去する一対の異物除去部をさらに含むことを特徴とする請求項42に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項46】
前記異物除去部は、
前記基板アンローディングユニットにローディングされて移送される前記基板の長辺または短辺が通過可能に一側が開放されたトンネル構造に設けられ、一面から内側方向に異物除去のための異物除去用の作業流体が移動する移動空間が陷沒形成されている異物除去胴体と、
前記異物除去胴体に設けられ、前記移動空間を通過した前記異物除去用の作業流体を前記基板の長辺または短辺に向けて噴射させる噴射部材と、を含むことを特徴とする請求項45に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項47】
前記異物除去部は、
前記異物除去胴体の内側に配される流体移動管を保護するために、前記異物除去胴体の一面に着脱可能に結合される遮蔽部材をさらに含み、
前記噴射部材と前記遮蔽部材は、相互離隔して結合されて前記移動空間と外部とを連通させる噴射出口を形成することを特徴とする請求項46に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項48】
前記噴射出口は、
前記異物除去胴体の上端と下端とを繋ぐ仮想の線に対して傾いて設けられることを特徴とする請求項47に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項49】
前記面取り量の測定ユニットは、
前記基板ローディングユニットと前記基板アンローディングユニットとを繋ぐ仮想のX軸に交差するY軸に沿って設けられる測定支持フレームと、
前記Y軸に沿って移動可能に前記測定支持フレームに結合され、前記測定部が搭載される移動フレームと、を含むことを特徴とする請求項45に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項50】
前記面取り量の測定ユニットは、
前記移動フレーム上で前記測定部を前記基板アンローディングユニットに対して接近及び離隔させる昇降駆動部をさらに含むことを特徴とする請求項49に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。
【請求項51】
前記異物除去部は、
前記移動フレームに結合され、
前記作業流体は、
異物除去用のガスであることを特徴とする請求項49に記載の平面ディスプレイ用の面取り機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2009−160725(P2009−160725A)
【公開日】平成21年7月23日(2009.7.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−250821(P2008−250821)
【出願日】平成20年9月29日(2008.9.29)
【出願人】(508292327)エスエフエー エンジニアリング コーポレーション (4)
【氏名又は名称原語表記】SFA ENGINEERING CORP.
【住所又は居所原語表記】166,Sinhang−ri,Dunpo−myeon,Asan−si,Chungcheongnam−do,Republic of Korea
【Fターム(参考)】