説明

座椅子調整方法及びシステム

【課題】着席者に、人体工学に最も符合したサポート効果を提供することができる座椅子調整方法及びシステムの提供。
【解決手段】座椅子調整方法及びシステムは、様々に体重が異なる着席者に対応して、着席の姿勢と、着席の快適性を主動的に調整可能で、複数の圧力探知装置20により座椅子サポート面11の圧力分布状態を探知し、サポート面11内に埋設する複数のエアバッグ30を通して、サポート面11の幅を主動的に改変し、これによりサポート面11と着席者との間の接触面積は拡大し、その間の圧力分布状態は予期の比率に符合する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は座椅子サポート調整技術に関し、特に圧力分布探知手段を通して、着席者の姿勢と着席の快適性に対して主動的に調整を行なう座椅子調整方法及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
座椅子と着席者が接触する座椅子座面クッション頂点面、座椅子バックレスト前面などを含むサポート面は、使用者がもたれかかる部位で、その湾曲度、幅は、使用者の好みに応じて調整を行なうことができる。従来の座椅子は、座椅子サポート面内に、複数のエアバッグを埋設し、着席者が操作し、各エアバッグの張力を調整することができる充排気制御装置を設置する。着席者が充排気制御装置を通して、各エアバッグの充気及び排気状態を調整すると、サポート面は、湾曲度、幅の変化を生じ、サポート面と着席者との間の接触方式は変化する。着席者は、自己の感覚に従い、例えば、座面クッション頂点面と人の太ももとの間の接触方式、背もたれと人の背部、下背部との接触方式などサポート面のサポート程度を調整することができる。
或いは、充排気制御装置を通して、これらエアバッグに対して充排気の動態変化を発生させることができ、これにより、サポート面は、着席者に対してマッサージのような動態サポート効果を提供することができる。
【0003】
しかし、着席者の着席の姿勢には、それぞれ違った習慣があり、また主観的な好みの触感がある。よって、この種の方式を通して調整されたサポート効果は、人体の保健或いは医学的には、必ずしも最適なサポート効果とはいえない。例えば、使用者は、座椅子に座る数分前に、座椅子サポート面を、自分自身が主観的に最も快適だと認知する状態に調整することができる。しかし、この種の自分自身が主観的に最も快適だと認知する状態は、圧力の分散が不均一で、さらには圧力がある一箇所に過度に集中するサポート形態である可能性がある。これにより、血行不良となり、或いは局部の筋肉に過度に力が入る状況となり、着席時間が長くなると、不快感やだるい痛みを感じ、着席者はこれ以上座っていられないような感覚を抱く。
【0004】
この種の不快な感覚が起きた時には、使用者は、その時の触感に応じて、再度サポート面のサポート状態を調整することができる。この際は、不快な感覚が既に発生しているため、使用者はその不快感をすぐに解消しようと、サポート面のサポート状態をしばしば過度に調整してしまう。よって、しばらく着席すると、再び他の部位に不快感が発生する。
【0005】
従来の技術では、各エアバッグと対応する複数の圧力センサー、各エアバッグ内の圧力状態を記録する記憶装置を、座椅子に特別に設置する。こうして、使用者が一生懸命に試し、探した末に、最良だと認知するサポート状態を記録し、同一の使用者が次に着席する時には、座椅子は同様のサポート効果を迅速に形成することができる。
【0006】
しかし、上記した技術のような、主観的な触感と経験法則に頼ったサポート効果は、人体にとって長時間の着席には適していないことも多い。そのため、長期間にわたり不適当な姿勢で着席することで、血行不良、着席姿勢不良が引き起こす健康上の問題など、慢性的な害を身体に及ぼす恐れがある。
本発明は、従来の座椅子調整方法の上記した欠点に鑑み、従来の受動式調整技術とは異なる主動式調整技術を提供し、着席者はより快適な着席効果を得ることができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、着席者の姿勢と着席の快適性に対して主動調整を行なう座椅子調整方法及びシステムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は下記の座椅子調整方法及びシステムを提供する。
座椅子調整方法は、サポート面内側に複数のエアバッグを埋設し、複数の圧力探知装置により、座椅子サポート面の圧力分布状態を探知し、該各エアバッグの張りの状態は、充排気制御装置により制御し、該各圧力探知装置が探知した圧力は、該充排気制御装置の制御ユニットへと出力し、対応する実際圧力パラメーターを発生し、該制御ユニットは内蔵メモリに連接し、ある部位のエアバッグの最適圧力パラメーターを予め設定し、
着席者が座椅子に着席すると、該充排気制御装置は先ず、該各エアバッグに充気後、該圧力探知装置は、着席者の体重及び着席の姿勢に基づき、実際の圧力パラメーターを該制御ユニットへと出力し、該制御ユニットは、得られた実際の圧力パラメーターを、最適圧力パラメーターと比較し、該充排気制御装置は、比較結果に基づき、該各エアバッグの張りの状態を調整するステップを執行し、調整時には、比較ステップと調整ステップは繰り返し執行し、実際の圧力パラメーターが最適圧力パラメーターに符合すると、停止し、
該各エアバッグの張りの状態を調整する過程において、該サポート面内に埋設するエアバッグは、該サポート面の幅を改変することができ、これにより該サポート面と着席者との間の接触面積は拡大し、その間の圧力分布状態を予期の比率に符合させることができ、こうして着席者に人体工学に最も符合したサポート効果を提供し、
実施時には、該充排気制御装置が該エアバッグを調整し、実際の圧力パラメーターと最適圧力パラメーターが符合した後、該各圧力探知装置は、対応する圧力パラメーターを内蔵メモリ中に記録し、同一の着席者が再度着席すると、該制御ユニットは、比較ステップを執行せず、直接該充排気制御装置に命じ、調整ステップを執行させ、該各エアバッグの張りの状態と、記録された圧力パラメーターとが対応すると調整ステップを停止し、
或いは制御ユニットは、ポータブルストレージデバイスに連接し、
実際の圧力パラメーターが、最適圧力パラメーターに符合後は、該各圧力探知装置が対応する圧力パラメーターを、該ポータブルストレージデバイス中に記録し、こうして、使用者は随時携帯することができ、
座椅子調整システムは、座椅子サポート面内側に埋設する複数のエアバッグ、該座椅子サポート面の圧力分布状態を探知し、圧力パラメーターを出力する複数の圧力探知装置、充排気制御装置、電源装置を備え、
該各圧力探知装置と連接し、しかも圧力パラメーターに応じて、主動的に、該各エアバッグに対して、充排気制御を行なう充排気制御装置は、少なくとも、該各圧力探知装置に連接し、圧力パラメーターを獲得する制御ユニット、該制御ユニットに連接するポンプ、該制御ユニットに連接するエアバルブアセンブリ、該制御ユニットに連接する操作インターフェース、該制御ユニットに連接し、最適圧力パラメーターを予め設定する内蔵メモリを備え、
該電源装置は、座椅子調整システムに必要な電力を供給し、
座椅子調整システムの実施時には、該各エアバッグと、該充排気制御装置との間には、通気管道を備え、該圧力探知装置は、該通気管道と該サポート面との上間に設置し、或いは該通気管道の上に設置し、
該充排気制御装置は、該制御ユニットに連接する連接ポート、或いは無線伝送インターフェースを備え、ポータブルストレージデバイスと伝送を行い、
該充排気制御装置は、該各エアバッグの張りの状態を調整、保持するサポート用途の他に、さらに、特定の該エアバッグに対して、持続的、或いは間欠性の動態張り調整を制御することができ、これにより着席者は、マッサージのような触感を感じられ、マッサージの効果をも達成することができ、
座椅子調整システムはさらに、医療補助探知装置を備え、該医療補助探知装置は、座椅子上に敷設するクッション体、該クッション体上にびっしりと分布する複数の精密圧力探知装置を備え、該医療補助探知装置は、表示設備において圧力分布状態を表示し、該圧力分布状態の表示方式は、データ或いは図形により表示し、これにより、医療人員は専門的な判断を行なうことができ、さらに医療人員は手動方式で、該サポート面の圧力分布状態を調整することができ、すなわち、本発明の座椅子調整システムは、医療補助の用途にも運用することができ、
座椅子調整システムは、該サポート面内側に電熱部品を設置し、これにより座椅子調整システムは保温の効果を備え、しかも該サポート面表面には、複数の通気孔を設置し、しかも該座椅子内には、気流を流通させる空気トンネルを設置し、該空気トンネルをファンに連接し、該ファンが気流を発生すると、気流は、該空気トンネルと該通気孔を通り、該サポート面表面において通気と通風の作用を備え、こうして座椅子調整システムは、主動的に通風する効果を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、圧力探知結果に基づき、サポート面の状態を主動的に改変することができるため、着席者は使用時に接触面の面積を拡大し、圧力の過度の集中を回避し、最適なサポート効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明座椅子調整システムの第一実施例の設置位置概略図である。
【図2】本発明座椅子調整システムの第一実施例の構成概略図である。
【図3】本発明座椅子調整システムの第二実施例の構成概略図である。
【図4】本発明座椅子調整システムの第三実施例の立体外観図である。
【図5】本発明座椅子調整システムの第四実施例の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明座椅子調整システムの第一実施例の設置位置概略図である図1、本発明座椅子調整システムの第一実施例の構成概略図である図2に示すように、第一実施例の座椅子調整システムは、座椅子10内に設置し、座椅子サポート面11の圧力分布状態を探知する複数の圧力探知装置20、サポート面11内側に埋設する複数のエアバッグ30、充排気制御装置40を備える。座椅子10のサポート面11内側のエアバッグ30が圧力を受けると、圧力探知装置20は、エアバッグ30がそれぞれ受けた圧力を探知し、圧力パラメーターを充排気制御装置40へと伝送する。これにより、充排気制御装置40は圧力パラメーターに基づき、各エアバッグ30に対して主動的に充排気比率の制御を行なう。
【0012】
充排気制御装置40は少なくとも、各圧力探知装置20に連接し、圧力パラメーターを取得する制御ユニット41、制御ユニット41に連接するポンプ42、制御ユニット41に連接するエアバルブアセンブリ43、制御ユニット41に連接する操作インターフェース44、制御ユニット41に連接する内蔵メモリ45、制御ユニット41に連接するポータブルストレージデバイス46、各エアバッグ30と連接する複数の通気管道47を備える。
【0013】
実施時には、使用者は操作インターフェース44により、手動或いは自動の方式で、サポート面11の状態を調整する。システム全体の作動に必要な電力は、自動車用電源に挿入接続するコネクター、或いは高圧交流電源を低圧直流電源に転換するアダプターなどの電源装置が供給する(図示なし)。
【0014】
本発明は、前記のシステムの他に、座椅子調整方法を提供する。それは、各圧力探知装置20を通して、座椅子サポート面11の圧力分布状態を探知し、各エアバッグ30の張力状態を充排気制御装置40により制御するものである。各圧力探知装置20は、充排気制御装置40の制御ユニット41と連接し、対応する圧力パラメーターを生じ、制御ユニット41は、内蔵メモリ45に連接し、最適圧力パラメーターを予め設定する。
【0015】
使用者が座椅子に着席する時、充排気制御装置40は、先ず各エアバッグ30に対して適当な程度まで空気を充填する。その後、各圧力探知装置20により、座椅子サポート面11その時の実際圧力分布状態を探知し、しかも、得られた実際の圧力パラメーターを、充排気制御装置40の制御ユニット41へと伝送する。制御ユニット41は、実際の圧力パラメーターと、予め設定する最適圧力パラメーターを比較する。充排気制御装置40は、比較結果に基づき、ポンプ42とエアバルブアセンブリ43を駆動し、各エアバッグ30の張力状態に対して調整を行なう。各エアバッグ30の張りを調整する時、前記の比較ステップと調整ステップは、実際の圧力パラメーターが、最適圧力パラメーターに符合するまで繰り返し行い、符合したなら、調整ステップを停止する。こうして、使用者は接触面積が比較的大きく、圧力が過度に集中することがないサポート効果を得ることができる。
【0016】
例えば、着席者が座椅子に座る時、もとのサポート面11と着席者との間の圧力分布状態は、大部分が、着席者でん部の特定区域に集中し、わずかに一部だけが、太もも中段と太もも前段に分散している。座椅子調整方法を通して、サポート面11に立体的な変化を生じさせ、これによりサポート面11と着席者のでん部、太ももとの間の接触面積は増加する。しかも、もともと着席者のでん部の特定区域に集中していた圧力は、もともとの特定区域の周辺へ、つまり太もも中段及び太もも前段へと適当に分散される。この種の圧力探知調整手段を通して、使用者により快適、より客観的なサポート効果を主動的に提供することができる。
【0017】
実施時には、ポータブルストレージデバイス46は、制御ユニット41に対応して、関連する圧力パラメーター、或いは制御コードをアップロード或いはダウンロードするなど、データのアップロード或いはダウンロードを行なう。ポータブルストレージデバイス46は、USBポータブルディスク、或いはCF、Micro Drive、Smart Media(登録商標)、Memory Stick、Mage Gate、Multi Media CARD、Secure Digital、xD Picture Card、外付け式ハードディスク(HDD)、ICメモリなど他の規格のポータブルメモリーカード、及びストレージメディアである。
【0018】
ポータブルストレージデバイス46は、制御ユニット41と連接する各通信連接ポート、メモリカード連接台、ブルートゥース伝送インターフェース、赤外線伝送インターフェース、RF伝送インターフェースなどの連接ポート、或いは無線伝送インターフェースにより、制御ユニット41と連接を行なう。使用者は、操作インターフェース44を通して操作するだけで、ポータブルストレージデバイス46に対してアップロード或いはダウンロード、執行などの制御を行なうことができる。上記した連接ポート、或いは無線伝送インターフェースは、制御ユニット41とインターネットシステム或いは他のエンドデバイスと連接を行なう。
【0019】
次に、エアバッグ30は、左右対称の方式で、座椅子10上に設置し、各エアバッグ30は、それぞれに張りを制御可能である他、隣接する2個のエアバッグ30は、連通状態を呈し、同時に張りを調整するエアバッグ30組を形成する。充排気制御装置40は、各エアバッグ30の張りを調整、保持し、サポートに供するようできる他に、さらに特定のエアバッグ30に対して、持続的或いは間欠性の動態張り調整制御を行なうことができる。これにより、着席者は、まるでマッサージを受けているような感覚を味わえ、マッサージ効果をも達成することができる。
【0020】
本発明座椅子調整システムの第二実施例の構成概略図である図3に示すように、本発明座椅子調整システムの圧力探知装置20は、図1に示すように、各エアバッグ30とサポート面11との間に設置する他に、通気管道47上に設置することもできる。この時、圧力探知装置20は、空気の流体特性を通して、サポート面11の圧力分布状態を反映することができる。
【0021】
本発明座椅子調整システムの第三実施例の立体外観図である図4に示すように、本実施例中では、座椅子調整システムはさらに、医療補助探知装置50を備える。医療補助探知装置50は、座椅子10上に敷設する(サポート面11上を覆う)クッション体51、クッション体51上にびっしりと分布する複数の精密圧力探知装置52を備える。医療補助探知装置50は、表示設備において、データ或いは図形により、圧力分布状態を表示し、しかも医療人員に提供し、専門的な判断を行なうことができる。これにより、医療人員は、手動方式で、各サポート面11の状態を調整することができ、すなわち、本発明の座椅子調整システムは、医療補助の用途にも運用することができる。
【0022】
本発明座椅子調整システムの第四実施例の構造概略図である図5に示すように、図中に掲示する座椅子調整システムは、サポート面11内側に、電熱線、或いは電熱布などの電熱部品12を設置する。これにより、座椅子調整システムは、保温の効果をも備える。或いは、座椅子調整システムは、サポート面11表面に、複数の通気孔13を設置し、しかも座椅子10内に、気流を流通させる空気トンネル14を設置し、空気トンネル14をファン15に連接する。ファン15が気流を発生すると、空気トンネル14と通気孔13を通して、サポート面11表面において、通気、通風効果を生じる。これにより、座椅子調整システムは、通風の効果をも達成することができる。
【符号の説明】
【0023】
10 座椅子
11 サポート面
12 電熱部品
13 通気孔
14 空気トンネル
15 ファン
20 圧力探知装置
30 エアバッグ
40 充排気制御装置
41 制御ユニット
42 ポンプ
43 エアバルブアセンブリ
44 操作インターフェース
45 内蔵メモリ
46 ポータブルストレージデバイス
47 通気管道
50 医療補助探知装置
51 クッション体
52 精密圧力探知装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
サポート面内側に複数のエアバッグを埋設し、複数の圧力探知装置により、前記サポート面の圧力分布状態を探知し、前記各エアバッグの張りの状態は、充排気制御装置により制御し、前記各圧力探知装置は測定した圧力を、制御ユニットへと伝送し、対応する圧力パラメーターを発生し、前記制御ユニットは、内蔵メモリに連接し、最適圧力パラメーターを予め設定し、
着席者が座椅子に着席すると、前記制御ユニットは前記圧力探知装置が測定した実際の圧力パラメーターと、最適圧力パラメーターとを比較し、
前記充排気制御装置は、比較結果に基づき、前記各エアバッグに対して張りの状態を調整するステップを執行し、
実際の圧力パラメーターが、最適圧力パラメーターに符合するまで、比較ステップと調整ステップを繰り返し行い、符合したなら停止することを特徴とする座椅子調整方法。
【請求項2】
請求項1記載の座椅子調整方法において、前記実際の圧力パラメーターが、最適圧力パラメーターに符合後、前記各圧力探知装置が対応する圧力パラメーターを、前記内蔵メモリに記録し、
同一の着席者が再度着席すると、前記制御ユニットは、比較ステップを執行せず、直接前記充排気制御装置に命じ、前記エアバッグの張りを調整するステップを執行させ、
しかも、前記各エアバッグの張りの状態と、記録された圧力パラメーターとが対応すると停止することを特徴とする座椅子調整方法。
【請求項3】
請求項1記載の座椅子調整方法において、前記制御ユニットは、ポータブルストレージデバイスに連接し、
実際の圧力パラメーターが、最適圧力パラメーターに符合後は、前記各圧力探知装置が対応する圧力パラメーターを、前記ポータブルストレージデバイス中に記録し、
こうして、使用者は随時携帯することができることを特徴とする座椅子調整方法。
【請求項4】
請求項1記載の座椅子調整方法において、前記充排気制御装置はさらに、特定の前記エアバッグに対して、持続的、或いは間欠性の動態張り調整を制御することを特徴とする座椅子調整方法。
【請求項5】
座椅子サポート面内側に埋設する複数のエアバッグ、前記座椅子サポート面の圧力分布状態を探知し、圧力パラメーターを出力する複数の圧力探知装置、充排気制御装置、電源装置を備え、
前記各圧力探知装置と連接し、しかも圧力パラメーターに応じて、主動的に、前記各エアバッグに対して、充排気制御を行なう充排気制御装置は、少なくとも、前記各圧力探知装置に連接し、圧力パラメーターを獲得する制御ユニット、前記制御ユニットに連接するポンプ、前記制御ユニットに連接するエアバルブアセンブリ、前記制御ユニットに連接する操作インターフェース、前記制御ユニットに連接し、最適圧力パラメーターを予め設定する内蔵メモリを備え、
前記電源装置は、座椅子調整システムに必要な電力を供給することを特徴とする座椅子調整システム。
【請求項6】
請求項5記載の座椅子調整システムにおいて、前記充排気制御装置はさらに、前記制御ユニットに連接するポータブルストレージデバイスを備えることを特徴とする座椅子調整システム。
【請求項7】
請求項5記載の座椅子調整システムにおいて、前記圧力探知装置は、前記各エアバッグと、前記サポート面との間に設置することを特徴とする座椅子調整システム。
【請求項8】
請求項5記載の座椅子調整システムにおいて、前記各エアバッグと、前記充排気制御装置との間には、通気管道を備え、前記圧力探知装置は、前記通気管道の上に設置することを特徴とする座椅子調整システム。
【請求項9】
請求項5記載の座椅子調整システムにおいて、前記充排気制御装置は、前記制御ユニットと連接する連接ポートを設置し、これによりデータの伝送を行なうことを特徴とする座椅子調整システム。
【請求項10】
請求項5記載の座椅子調整システムにおいて、前記充排気制御装置は、前記制御ユニットと連接する無線伝送インターフェースを設置し、これによりデータの伝送を行なうことを特徴とする座椅子調整システム。
【請求項11】
請求項5記載の座椅子調整システムにおいて、前記サポート面内側には、電熱部品を設置することを特徴とする座椅子調整システム。
【請求項12】
請求項5記載の座椅子調整システムにおいて、前記サポート面表面には、複数の通気孔を設置し、前記座椅子内には、気流を流通させる空気トンネルを設置し、前記空気トンネルをファンに連接し、
前記ファンが気流を発生すると、気流は、前記空気トンネルと前記通気孔を通り、前記サポート面表面において通気と通風の作用を備えることを特徴とする座椅子調整システム。
【請求項13】
請求項5記載の座椅子調整システムにおいて、前記座椅子調整システムはさらに、医療補助探知装置を備え、
前記医療補助探知装置は、座椅子上に敷設するクッション体、前記クッション体上にびっしりと分布する複数の精密圧力探知装置を備えることを特徴とする座椅子調整システム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2010−264092(P2010−264092A)
【公開日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−118391(P2009−118391)
【出願日】平成21年5月15日(2009.5.15)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.MEMORY STICK
【出願人】(507027092)乃群企業股▲ふん▼有限公司 (1)
【Fターム(参考)】