説明

情報コピーシステムおよびサーバ

【課題】セキュリティを維持しつつ事業者間の情報のコピーを可能にする情報コピーシステムおよびサーバを提供する。
【解決手段】情報コピーシステム1は、処理の開始を要求する第1の端末100と、要求を受けて、第1の端末100に対応付けられたトークンを生成し、第1の端末100に送信する第1事業者のサーバ200と、第1の端末100からトークンを受け付け、第2事業者のサーバ400に送信する第2の端末300と、第2の端末300から受信したトークンを第1事業者のサーバ200に送信する第2事業者のサーバ400と、を備え、第1事業者のサーバ200は、トークンの正当性を検証し、第1事業者のサーバ200が、トークンが正当であると判定した場合には、第1の端末または第2の端末に対応するユーザ情報を両サーバ間でコピーする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、サーバ間でユーザ情報をコピーする情報コピーシステムおよびサーバに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、デジタル放送サービスが普及している。デジタル放送では、ユーザがインタラクティブなデータ放送を視聴するためには、各放送事業者やサービス提供会社等と個別の視聴契約や会員契約を行う必要がある。このような手順を容易にするため、複数の事業者間で顧客情報を管理するシステムが開発されている(特許文献1参照)。
【0003】
上記のデジタル放送の受信端末も含め、一人当たりが所有する、ネットワークへ接続可能な端末が増加する傾向がある。すなわち、一人のユーザが複数の事業者の端末を利用してネットワークを介するサービスを受ける機会が増加している。ネットワークへ接続可能な端末には、ウェブブラウザを搭載したデジタルテレビや携帯電話機等がある。デジタルテレビを購入する場合には、携帯電話機の場合と異なり、購入時点で、電話番号や住所などの契約情報が登録されておらず、購入後にデジタルテレビをインターネットに繋いでTVリモコンから登録しなければならない。
【特許文献1】特開2002−342419号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このように、一人のユーザが複数の事業者の端末を利用する場合は、セキュリティの維持のため、ユーザは事業者ごとに契約内容を入力する必要がある。成りすまし等によるシステムの悪用を防止するためには、受信した情報が正しい経路から受信されたものか否かを確認してから、契約情報を登録しなければならない。
【0005】
しかしながら、事業者ごとに同じ契約情報を何度も入力するのは面倒である。特に、リモコンによる文字入力は登録項目数が多く操作が煩雑である。また、このような場合に限らず、情報の移転ができないためにユーザの手間がかかる場合がある。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、セキュリティを維持しつつ事業者間の情報のコピーを可能にし、ユーザの手間を省くことのできる情報コピーシステムおよびサーバを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)上記の目的を達成するため、本発明の情報コピーシステムは、第1事業者のサーバと第2事業者のサーバとの間でユーザ情報をコピーする情報コピーシステムであって、前記第1事業者のサーバに処理の開始を要求する第1の端末と、前記第1の端末を識別可能であり、前記第1の端末からの要求を受けて、第1の端末に対応付けられたトークンを生成し、前記第1の端末に送信する第1事業者のサーバと、前記第1の端末からトークンを受け付け、前記第2事業者のサーバに送信する第2の端末と、前記第2の端末を識別可能であり、前記第2の端末から受信したトークンを前記第1事業者のサーバに送信する第2事業者のサーバと、を備え、前記第1事業者のサーバは、前記第2事業者のサーバから受信したトークンの正当性を検証し、前記第1事業者のサーバが、前記トークンが正当であると判定した場合には、前記第1事業者または第2の端末に対応するユーザ情報を両サーバ間でコピーすることを特徴としている。
【0008】
このように、本発明に係る情報コピーシステムは、第1事業者のサーバにより生成され、第1の端末に対応付けられたトークンを第1事業者のサーバが検証するため、ユーザ情報のコピーが正しい経路で行われていることを確認することができる。そして、ユーザ情報が正しい経路からコピーされているか否かを確認してから、情報の移転を完了させるため、セキュリティを維持して契約情報等の情報を事業者間で移転し、ユーザの手間を省くことができる。たとえば、事業者ごとに同じ契約情報を何度も入力する手間を省くことができる。
【0009】
(2)また、本発明の情報コピーシステムは、前記第2事業者のサーバが、前記第2の端末に対応するユーザ情報を抽出するとともに、前記抽出されたユーザ情報を前記第1事業者のサーバへ送信し、前記第1事業者のサーバは、前記第2事業者のサーバから前記ユーザ情報を受信し、前記トークンが正当であると判定した場合には、前記受信したユーザ情報を蓄積することを特徴としている。「蓄積する」とは、内部のデータベースにユーザ情報を蓄積することのみならず、外部のデータベースに蓄積することも含む。
【0010】
このように本発明の情報コピーシステムは、第1の端末に対応付けられたトークンを判定することによりセキュリティを高く維持しつつ、第2事業者のサーバが抽出したユーザ情報を第1事業者のサーバへコピーすることができる。その結果、たとえばユーザは、複数の事業者間で端末を利用して契約情報をコピーし、登録のための煩雑な操作を省くことができる。特に、登録項目数が多く文字入力の煩雑なリモコンによる操作については、大幅に労力を省くことができる。
【0011】
(3)また、本発明の情報コピーシステムは、前記第1事業者のサーバは、前記トークンが正当であると判定した場合に、第1の端末に対応するユーザ情報を抽出して、前記抽出されたユーザ情報を第2事業者のサーバに送信し、前記第2事業者のサーバは、前記ユーザ情報を受信して、前記受信したユーザ情報を前記第2の端末に送信することを特徴としている。
【0012】
このように本発明の情報コピーシステムは、第1の端末に対応付けられたトークンを判定することによりセキュリティを高く維持しつつ、第1事業者のサーバが抽出したユーザ情報を第2事業者のサーバにコピーすることができる。その結果、たとえば複数の事業者間で端末を利用して決済情報を移転し、第2事業者の端末に表示することができる。
【0013】
(4)また、本発明の情報コピーシステムは、前記第1事業者のサーバは、前記トークンが正当であると判定した場合に、前記第1の端末から購入の指示があった商品の商品情報を前記ユーザ情報として抽出して、前記抽出された商品情報を第2事業者のサーバに送信し、前記第2事業者のサーバは、前記商品情報を受信して、前記受信した商品情報に基づいて課金処理を行うことを特徴としている。
【0014】
このように本発明の情報コピーシステムは、トークンが正当であると判定されたときに、商品情報を受信した第2事業者のサーバが課金処理を行うため、第1事業者のサーバで商品の購入の処理を行い、第2の事業者のサーバで課金処理を行うことができる。その結果、たとえば、デジタルテレビを用いて商品の購入を行う一方で、携帯電話料金とともにまとめてその商品の料金を支払うことが可能になる。
【0015】
(5)また、本発明の情報コピーシステムは、前記第1事業者のサーバが、前記トークンを含む転送用情報を第三者が読み取りできない情報に変換する情報変換部を有し、前記第2の端末は、第三者が読み取りできない情報に変換された転送用情報を復元する情報復元部を有することを特徴としている。
【0016】
このように本発明の情報コピーシステムは、第1事業者のサーバによりトークンを含む転送情報を第三者の読み取れない情報に変換する。これにより、端末間の情報の転送を容易にし、2つ以上のアカウントを同一ユーザに紐付けることを担保することができる。また、アカウントの成りすましを防止することができる。
【0017】
(6)また、本発明の情報コピーシステムは、前記第1の端末が、前記トークンを含む転送用情報を第三者が読み取りできない情報に変換する情報変換部を有し、前記第2の端末は、第三者が読み取りできない情報に変換された転送用情報を復元する情報復元部を有することを特徴としている。
【0018】
このように本発明の情報コピーシステムは、第1の端末によりトークンを含む転送用情報を第三者の読み取れない情報に変換する。これにより、端末間の情報の転送を容易にし、2つ以上のアカウントを同一ユーザに紐付けることを担保することができる。また、アカウントの成りすましを防止することができる。
【0019】
(7)また、本発明の情報コピーシステムは、第2事業者のサーバから第1事業者のサーバへユーザ情報をコピーする情報コピーシステムであって、前記第2事業者のサーバにより識別可能な第2の端末の要求に応じ、前記要求のあった第2の端末のID情報に対応付けられたユーザ情報を抽出するユーザ情報管理部と、第1事業者のサーバにより生成され、第1事業者のサーバにより識別可能な第1の端末に対応付けられたトークンを前記第2の端末を介して受信し、前記第1事業者のサーバに前記トークンおよび前記抽出されたユーザ情報を送信する制御部と、を備えることを特徴としている。
【0020】
このように、本発明に係る情報コピーシステムは、第1事業者のサーバが生成した固有のトークンを両事業者の端末を介して第1事業者のサーバに送信するため、第1事業者のサーバによりユーザ情報のコピーが正しい経路で行われていることを確認することができる。そして、ユーザ情報が正しい経路からコピーされているか否かを確認してから、ユーザ情報のコピーを完了させるため、契約情報等の情報を事業者間で移転する場合にも、セキュリティを十分に保つことができる。
【0021】
(8)また、本発明のサーバは、第1事業者のサーバへユーザ情報をコピーする第2の事業者のサーバであって、第2の端末の要求に応じ、前記要求のあった第2の端末のID情報に対応付けられたユーザ情報をデータベースから抽出するユーザ情報管理部と、前記第1事業者のサーバにより生成され、第1の端末に対応付けられたトークンを前記第2の端末を介して受信し、前記第1事業者のサーバに前記トークンおよび前記抽出されたユーザ情報を送信する制御部と、を備えることを特徴としている。
【0022】
このように、本発明に係るサーバは、第1事業者のサーバが生成した固有のトークンを両事業者の端末を介して第1事業者のサーバに送信するため、第1事業者のサーバによりユーザ情報のコピーが正しい経路で行われていることを確認することができる。そして、契約情報等の情報を事業者間で移転する場合にも、不正行為を防止しセキュリティを十分に保つことができる。
【発明の効果】
【0023】
本発明によれば、ユーザ情報のコピーが正しい経路で行われていることを確認することができる。そして、ユーザ情報が正しい経路からコピーされているか否かを確認してから、情報の移転を完了させるため、セキュリティを維持して契約情報等の情報を事業者間で移転し、ユーザの手間を省くことができる。たとえば、事業者ごとに同じ契約情報を何度も入力する手間を省くことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
【0025】
(実施形態1)
図1は、情報コピーシステム1の構成およびデータの流れを示す概略図である。図1に示すように、情報コピーシステム1は、DTV事業者システム10および携帯端末事業者システム20により構成されている。DTV事業者システム10は、デジタルテレビを用いたインターネットサービスを行う事業者のシステムである。また、携帯端末事業者システム20は、携帯端末300の使用のサービスを提供し、使用料を徴収するシステムである。各事業者システムは、端末ごとにユーザアカウント、すなわちID情報を設定して、これによりユーザを識別している。そして、同じユーザであっても、事業者システムごとに付与されるID情報は異なっている。
【0026】
DTV事業者システム10は、デジタルテレビ100(以下、DTVという)、DTV用サーバ200を備えており、携帯端末事業者システム20は、携帯端末300および携帯端末用サーバ400を備えている。DTV100、DTV用サーバ200、携帯端末300および携帯端末用サーバ400は、それぞれネットワークNに接続されている。情報コピーシステム1は、これらの事業者システム間で、同一のユーザであることを保証しつつユーザ情報のコピーを可能にする。なお、ユーザ情報には、端末ユーザの個人情報、契約情報、ユーザが購入指示をした商品情報が含まれる。
【0027】
DTV100(第1の端末)は、Webブラウザを搭載したデジタルテレビである。図1に示すように、DTV100はDTV用サーバ200にログインし、DTVのID情報を送信する。ID情報とは、その端末を特定するための識別情報であり、いわゆるユーザアカウントである。ID情報は、たとえばDTV100にあらかじめ埋め込まれている。DTV用サーバ200(第1事業者のサーバ)はDTV100の要求を受けて、トークンを発行し、DTV100は、DTV用サーバ200から、トークンを含む第三者の読み取れない情報に変換された情報を受信する。さらに、DTV100は、この情報を画面に表示する。
【0028】
携帯端末300(第2事業者の端末)は、たとえば携帯電話機のような端末である。特に、携帯端末300が携帯電話機である場合には、その業態から契約情報があらかじめ携帯端末事業者システム20に蓄積された状態で携帯電話機は使用可能となる。たとえば、携帯端末300は、DTV100の画面に表示されたコード化された情報を読み取り、その情報から携帯端末用サーバ400(第2事業者のサーバ)にアクセスする。携帯端末用サーバ400は、携帯端末300から受信したID情報に対応するユーザ情報を抽出し、トークンとともにDTV用サーバ200に送信する。携帯端末300のID情報には、たとえば加入者IDがある。DTV用サーバは、トークンを検証し、トークンが正当である場合には、ユーザ情報を蓄積する。
【0029】
図2は、情報コピーシステム1の構成を示すブロック図である。図2に示すように、DTV100は、操作部101、表示部102、記憶部105、送受信部106および制御部108を備えている。操作部101は、いわゆるリモコンであり、ユーザによるログインや情報コピーの要求等の操作を受け付ける。情報コピーの要求とは、たとえば契約者情報を他の事業者のデータベースからコピーする要求を指す。表示部102は、テレビ画面であり、テレビ番組を映す他に操作結果や二次元バーコード等を表示する。記憶部105は、メモリにより構成されDTV100のID情報を記憶している。また、記憶部105は、トークン等の転送用情報を一時的に記憶する。送受信部106は、送受信用のネットワークに対するインターフェースであり、情報の送受信を行う。制御部108は、CPUで構成され各部の制御を行う。
【0030】
DTV用サーバ200は、送受信部201、ID認証部202、トークン生成部203、記憶部204、ユーザ情報管理部205、情報変換部206、トークン検証部207および制御部209を備えている。送受信部201は、送受信用のネットワークに対するインターフェースであり、情報の送受信を行う。ID認証部202は、DTV100のID情報を認証し、ログイン処理を行う。
【0031】
トークン生成部203は、DTV100からの情報コピーの要求を受けてトークンを生成する。トークンとは、DTV事業者がDTV100に付与した識別情報であり、DTV用サーバ200は、それによりDTV100の正当性を判定できる。特定のトークンに対してDTV100のID情報は一つに決まることが好ましい。さらには、トークンは、DTV100のID情報に紐付いた情報、すなわちID情報に対して一対一に対応する情報であることが好ましい。トークンは、DTV100のID情報に紐付いた情報である場合には、DTV100のID情報を転送せず、トークンのみを転送してもよい。
【0032】
記憶部204は、DTV100のID情報に対応付けて生成したトークンを記憶する。また、記憶部204は、携帯端末用サーバ400へのURL情報(接続先情報)を記憶している。ユーザ情報管理部205は、ユーザ情報データベース250に接続され、DTV100のID情報に基づいてユーザ情報の検索、ユーザ情報の読み出しや書き込みを行う。また、ユーザ情報管理部205は、DTV100のID情報に対応つけられたユーザ情報があるか否かを確認する。情報変換部206は、トークン、DTV100のID情報およびURL情報(接続先情報)をまとめて二次元バーコードに変換する。これにより、アカウントの成りすましを防止することができる。なお、二次元バーコードは一例であり、番号等の数字の羅列への変換であってもよいし、携帯端末300が受けることのできるデータフォーマットへの変換であってもよい。携帯端末300が受けることのできるデータフォーマットには、たとえば一次元バーコードやコード化されない送受信用データへの変換が可能である。コード化されない送受信用データとは、コード化されることなく赤外線等により送受信可能な状態に変換されたデータである。番号のコードを用いる場合には、DTV100が番号を表示し、ユーザは携帯端末300に番号を入力する。
【0033】
トークン検証部207は、携帯端末用サーバ400から受信したトークンが正当であるか否かの検証を行う。トークンが正当であると判定された場合には、ユーザ情報管理部205は、携帯端末用サーバ400から受信したユーザ情報をDTV100のID情報に対応付けてユーザ情報データベース250に記憶させる。ユーザ情報管理部205は、携帯端末用サーバ400から受信したユーザ情報の記憶が完了したら、完了情報を携帯端末用サーバ400に送信する。また、ユーザ情報管理部205は、DTV100のID情報に対応するユーザ情報がユーザ情報データベース250にあるか否かを確認したり、ユーザ情報の抽出を行ったりする。ユーザ情報管理部205は、場合によりユーザ情報を携帯端末用サーバ400に送信する。制御部209は、各部の制御を行う。なお、ID認証部202、トークン生成部203、ユーザ情報管理部205、情報変換部206、トークン検証部207および制御部209は、CPUで構成される。
【0034】
携帯端末300は、送受信部301、表示部302、記憶部304、読み取り部305、情報復元部307、制御部308および操作部309を備えている。送受信部301は、ネットワークに対するインターフェースであり、トークンやID情報等の送受信を行う。表示部302は、ユーザに対して表示を行う。たとえば、ユーザに同意を求める場合等に確認の表示を行い、情報のコピーが完了したときには完了を知らせる表示を行う。記憶部304は、メモリにより構成され、2次元バーコード読み取りのためのアプリケーションを記憶している。また、記憶部304は、読み取った二次元バーコードやそれを復元した情報等を一時的に記憶する。
【0035】
読み取り部305は、カメラ等により構成され、所定のアプリケーションを起動した状態でDTV100が表示する二次元バーコードにかざすことで、二次元バーコードを読み取ることができる。これにより、2つ以上のアカウントが同一人物に紐付くことが担保される。情報復元部307は、CPUで構成され、読み取った二次元バーコード等の変換された情報を復元する。制御部308は、CPUで構成され、復元された転送用情報のうちのURL情報に基づいて表示部302にアクセスの同意のための表示を行う。また、制御部308は、課金認証について操作を受けたときには、パスワード等の認証情報を課金サーバ(図示せず)に送付する。操作部309は、たとえばキーの集合により構成され、ユーザからの操作を受け付ける。
【0036】
なお、本実施形態では、トークンを含む情報を転送するためにDTV100が二次元バーコードを表示し、携帯端末300がこれを読み取っているが、端末間の情報の送受信はこのような手段に限定されない。その他の情報コピー手段としては、たとえば赤外線通信、近距離無線通信、手動入力、USB、一次元バーコードを介した転送が挙げられる。
【0037】
携帯端末用サーバ400は、送受信部401、ID認証部402、ユーザ情報管理部404および制御部405を備えている。送受信部401は、ネットワークに対するインターフェースであり、トークン、ID情報、ユーザ情報等を含む情報の送受信を行う。ID認証部402は、携帯端末300のID情報を認証し、ログイン処理を行う。ログイン処理は、携帯端末300が携帯端末用サーバ400にアクセスした時点で行われ、携帯端末用サーバ400は携帯端末300のID情報を認識する。
【0038】
ユーザ情報管理部404は、ユーザ情報データベース450に接続され、携帯端末300のID情報に基づいてユーザ情報の検索、読み出しや書き込みを行う。制御部405は、抽出されたユーザ情報をDTV100のID情報、トークンとともにDTV用サーバ200に送信する。また、制御部405は、情報コピーの完了情報をDTV用サーバ200から受信し、携帯端末300に送信する。また、制御部405は、課金処理に必要な商品情報を課金サーバ(図示せず)に送付する。商品情報には、たとえば商品ID情報、商品の値段、注文数量が含まれる。なお、ID認証部402、ユーザ情報管理部404および制御部405は、CPUにより構成される。次に、このように構成されている情報コピーシステム1の特徴的な動作を説明する。
【0039】
図3は、情報コピーシステム1の動作を示すシーケンスチャートである。まず、DTV100が、操作部101によりユーザの操作を受け付け、DTV用サーバ200にログインする。その際には、DTV100のID情報をDTV用サーバ200に送信する(ステップS1)。なお、図3、図5、図6においては、DTV100のID情報を「ID情報(1)」と、携帯端末300のID情報を「ID情報(2)」と表す。
【0040】
DTV用サーバ200は、ID情報を受信し、認証して、ID情報に対応するユーザ情報がユーザ情報データベースに蓄積されてないことを確認する(ステップS2)。ユーザ情報があればそのまま終了する。ユーザ情報が無い場合には、DTV用サーバ200は、情報コピーの同意を確認する画面情報をDTV100へ送信する(ステップS3)。DTV100は、ユーザからユーザ情報のコピーの指示を受け付け(ステップS4)、DTV用サーバ200に送信する(ステップS5)。
【0041】
DTV用サーバ200は、情報コピーの指示を受けて、DTV100のID情報に対応するトークンを生成する(ステップS6)。DTV用サーバ200は、DTV100のID情報に対応付けて、生成したトークンを記憶部204に記憶する。そして、DTV用サーバ200は、URL情報(接続先情報)を読み出し、トークン、DTV100のID情報およびURL情報をまとめて二次元バーコード化し(ステップS7)、DTV100に送信する(ステップS8)。
【0042】
DTV100は、二次元バーコード化された情報を受信し、二次元バーコードを画面上に表示する(ステップS9)。ユーザの撮影により、携帯端末300は、示された二次元バーコードを読み込む(ステップS10)。携帯端末300は、読み込んだ二次元バーコードをデコード化し、得られた情報からURL情報を抽出し、URL情報が示す接続先へ接続するか否かを画面上でユーザに確認して、ユーザからのログイン操作を受け付ける(ステップS11)。
【0043】
次いで、携帯端末300は、DTV100のID情報、携帯端末300のID情報およびトークンを携帯端末用サーバ400に送信する(ステップS12)。携帯端末用サーバ400は、上記の情報を受信したときには、情報コピーに同意するか否かを尋ねる入力画面情報を携帯端末300に送信する(ステップS13)。携帯端末300は、ユーザによる承認操作を受け付け(ステップS14)、承認の操作があったときには、承認情報を携帯端末300から携帯端末用サーバ400に送信する(ステップS15)。なお、承認しない操作があったときには、動作を終了する。
【0044】
携帯端末用サーバ400は、承認情報を受信したら、携帯端末300のID情報に基づいてユーザ情報データベース450からユーザ情報を抽出する(ステップS16)。ユーザ情報とは、たとえば携帯端末事業者のサーバに蓄積されているユーザの契約情報である。携帯端末用サーバ400は、抽出したユーザ情報、トークン、DTV100のID情報をDTV用サーバ200に送信する(ステップS17)。
【0045】
DTV用サーバ200は、上記の情報を受信し、トークンの検証を行う(ステップS18)。トークンが正当でないと判定したときには、トークンが正当でないことを示す情報を、携帯端末用サーバ400を介して携帯端末300に送信する。一方、トークンが正当であると判定したときには、DTV100のID情報に対応付けてユーザ情報をユーザ情報データベース250に記憶させる(ステップS19)。記憶が完了したら、DTV用サーバ200は、完了情報を携帯端末用サーバ400に送信し(ステップS20)、携帯端末用サーバ400は完了情報を携帯端末300に転送する(ステップS21)。そして、携帯端末300は、完了情報を表示して(ステップS22)、情報コピーシステム1は、一連の情報コピーの動作を終了する。
【0046】
このように情報コピーシステム1を動作させることにより、たとえば、デジタルテレビのWebブラウザ機能を利用するために携帯電話機の契約者情報をそのままデジタルテレビの契約者情報としてコピーすることができる。その結果、ユーザはデジタルテレビの利用のために必要な煩雑な操作を省略することができる。
【0047】
なお、上記の実施形態では、ユーザ情報がDTV用サーバ200に登録されていない場合に、携帯端末用サーバ400からDTV用サーバ200へ情報のコピーを行うが、DTV用サーバ200に登録されているユーザ情報に変更や追加がある場合であっても、同様に本発明を適用できる。この場合には、上記のステップS2およびS3において、DTV用サーバ200は、ユーザ情報の登録の有無にかかわらず、指示受付用の情報をDTV100に送信する。また、この際にユーザがトークンを転送することにより、DTV用サーバ200に登録されているユーザ情報の全部または一部を削除することも可能である。
【0048】
(実施形態2)
上記の実施形態では、携帯端末事業者システム20側の蓄積情報をDTV事業者システム10側へコピーするが、DTV事業者システム10側の蓄積情報を携帯端末事業者システム20側へコピーしてもよい。すなわち、トークンを生成する側の事業者システムから他方のシステムへユーザ情報をコピーすることとしてもよい。その結果、たとえば、DTV100でインターネットショッピングをして、その決済を携帯端末300の使用料の支払いとともに行うことが可能になる。このように決済情報に対してトークンを発行することも可能となる。
【0049】
図4は、実施形態2における情報コピーシステム1のデータの流れを示す概略図である。図4に示すように、携帯端末用サーバ400は、DTV用サーバ200へトークンおよびDTV100のID情報を転送する。そして、DTV用サーバ200がトークンを正当なものと判定した後に、DTV用サーバ200はDTV100のID情報に対応するユーザ情報を抽出し、携帯端末用サーバ400へ送信する。
【0050】
図5は、実施形態2における情報コピーシステム1の動作を示すシーケンスチャートである。まず、ステップT1〜ステップT15では、ユーザ情報の存在を確認(ステップT2)した上で、DTV用サーバ200で作成したトークンおよびDTV100のID情報を携帯端末用サーバ400に転送し、携帯端末300でユーザから情報のコピーについて承認を得る。ステップT1〜ステップT15の動作は、実施形態1で説明したステップS1〜ステップS15の動作と同様であるため、主にステップT16以降について説明する。
【0051】
携帯端末用サーバ400は、携帯端末300から承認情報を受信したら、トークン、DTV100のID情報をDTV用サーバ200に送信する(ステップT16)。DTV用サーバ200は、上記の情報を受信し、トークンの検証を行う(ステップT17)。トークンが正当でないと判定したときには、トークンが正当でないことを、携帯端末用サーバ400を介して携帯端末300に送信する。一方、トークンが正当であると判定したときには、DTV用サーバ200は、DTV100のID情報に対応するユーザ情報を抽出する(ステップT18)。この実施形態に適したユーザ情報としては、たとえば決済情報が挙げられる。
【0052】
そして、DTV用サーバ200は、抽出したユーザ情報を携帯端末用サーバ400に送信する(ステップT19)。携帯端末用サーバ400は、携帯端末300のID情報に対応付けて、受信したユーザ情報をユーザ情報データベース450に記憶させる(ステップT20)。そして、携帯端末用サーバ400は、ユーザ情報を携帯端末300に転送する(ステップT21)。携帯端末300は、ユーザ情報を表示して(ステップT22)、情報コピーシステム1は、一連の情報コピーの動作を終了する。
【0053】
(実施形態3)
上記の実施形態では、情報のコピーのみにトークンを用いたものであるが、トークンを用いて商品情報をコピーし課金処理を行うこととしてもよい。この場合、たとえば、DTV100でインターネットショッピングをするという商品購入の処理の後に、トークンによる確認で課金処理を行うことが可能になる。この場合のシステム構成は、図4と同様であり、この場合にコピーされる情報はDTV100により購入の指示があった商品の商品情報となる。また、トークンの発行対象を商取引のトランザクションとし、トークンをこれに紐付けする。
【0054】
図6は、実施形態3における情報コピーシステム1の動作を示すシーケンスチャートである。まず、DTV100が、操作部101によりユーザの操作を受け付け、DTV用サーバ200にログインする。そして、DTV用サーバ200から商品選択用の画面データを受信し、商品選択画面でユーザによる商品の選択操作を受け付け、購入のために選択された商品の商品情報をDTVサーバ200に送信する。その際に、DTV100は、DTV100のID情報および商品情報をDTV用サーバ200に送信する(ステップR1)。
【0055】
DTV用サーバ200は、ID情報を受信しDTV100を認証する。また、商品情報を受信し、支払い画面の情報をDTV100に送信する(ステップR2)。DTV100は、ユーザから選択された商品の購入の確認操作を受け付け(ステップR3)、DTV用サーバ200に購入の指示として送信する(ステップR4)。
【0056】
DTV用サーバ200は、商品購入の指示を受けて、その商取引のトランザクションに対応するトークンを生成する(ステップR5)。DTV用サーバ200は、その商取引のトランザクションに対応付けて、生成したトークンおよび購入指示された商品情報を記憶部204に記憶する。そして、DTV用サーバ200は、URL情報(接続先情報)を読み出し、トークン、DTV100のID情報およびURL情報をまとめて二次元バーコード化し(ステップR6)、DTV100に送信する(ステップR7)。
【0057】
DTV100は、二次元バーコード化された情報を受信し、二次元バーコードを画面上に表示する(ステップR8)。そして、ユーザの撮影により、携帯端末300は画面に表示された二次元バーコードを読み込む(ステップR9)。携帯端末300は、読み込んだ二次元バーコードから各情報を復元しURL情報を抽出する。携帯端末300は、URL情報が示す接続先へ接続するか否かを画面上でユーザに確認して、ユーザからのログイン操作を受け付ける(ステップR10)。
【0058】
次いで、携帯端末300は、DTV100のID情報、携帯端末300のID情報およびトークンを携帯端末用サーバ400に送信する(ステップR11)。携帯端末用サーバ400は、上記の情報を受信したときには、商品購入に同意するか否かを尋ねる承認応答用の情報として入力画面情報を携帯端末300に送信する(ステップR12)。携帯端末300は、ユーザによる承認操作を受け付け(ステップR13)、承認の操作があったときには、承認情報を携帯端末300から携帯端末用サーバ400に送信する(ステップR14)。なお、承認しない操作があったときには、動作を終了する。
【0059】
携帯端末用サーバ400は、承認情報を受信したら、承認情報、トークン、DTV100のID情報をDTV用サーバ200に送信する(ステップR15)。そして、DTV用サーバ200は、上記の情報を受信し、トークンの検証を行う(ステップR16)。トークンが正当でないと判定したときには、トークンが正当でないことを示す情報を、携帯端末用サーバ400を介して携帯端末300に送信する。一方、トークンが正当であると判定したときには、その商取引のトランザクションに対応付けられた商品情報を記憶部204から抽出する(ステップR17)。そして、DTV用サーバ200は、商品情報を携帯端末用サーバ400に送信し(ステップR18)、携帯端末用サーバ400は商品情報に基づいて課金サーバ(図示せず)へ処理を要求することで課金処理を行う(ステップR19)。一方、携帯端末300は、課金サーバからの課金認証の要求に応じ認証要求画面を表示する(ステップR20)。
【0060】
ユーザにより課金のパスワード入力等の認証操作が行われ認証情報が課金サーバに送信されると、課金サーバは、決済処理を実行し、携帯端末用サーバ400に処理の完了情報を送信する。このように商品購入処理と課金処理とをまとめて1つのトランザクションとして管理し、どちらか一方が失敗したらもう片方も失敗させ、どちらも成功したときに初めて全体を成功と評価する。そして、携帯端末用サーバ400は、課金完了画面を携帯端末300に送信する(ステップR21)。携帯端末300は、商品提供の確認画面を表示し、ユーザに商品提供の確認を行う(ステップR22)。ユーザから確認の操作があった場合には、携帯端末300は、商品提供通知を携帯端末用サーバ400に送信する(ステップR23)。次いで、携帯端末用サーバ400は、商品提供通知をDTV用サーバ200に送信する(ステップR24)。DTV用サーバ200は、商品提供のための処理を行って(ステップR25)、情報コピーシステム1は、一連の情報コピーの動作を終了する。商品提供のための処理とは、商品の郵送の指示等である。
【0061】
なお、上記の実施形態では、DTV用サーバ200が、情報変換部206を有しているが、DTV100が、情報変換部を有していてもよい。その場合には、DTV用サーバは、トークンや接続先情報等の情報をDTVに送信し、DTV100がトークン、接続先情報、DTV100のID情報を二次元バーコード等に変換する。
【0062】
また、上記の実施形態では、一方の事業者の端末がDTV、他方のものが携帯端末であったが、特にこのような組み合わせに限られず、ネットワークに接続され、事業者間で情報をコピーさせる必要のある端末同士であれば本発明を適用することができる。端末には、DTVや携帯端末以外にも、PC、PDA等が挙げられる。たとえば、PCで購入したデジタルコンテンツを携帯電話機に移動したり、PCでのインターネットショッピングの課金を携帯電話機の通話料とともに行うことができる。
【0063】
また、上記の実施形態では、ユーザ情報データベースが事業者のサーバの外部に設けられているが、サーバ内にデータベースが設けられていてもよい。また、上記の実施形態では、情報コピーシステム1内でDTV100のID情報をトークンとともに転送しているが、ID情報なしでトークンのみ転送してもよい。DTV用サーバ200がDTV100のID情報を生成したトークンに対応付けて記憶しているため、情報のコピーを要求したDTV100を特定することができる。
【0064】
なお、上記の実施形態では、携帯端末300が、DTV100のID情報、携帯端末300のID情報およびトークンを同時に携帯端末用サーバ400に送信するが、先に携帯端末300のID情報のみを送信しておき、ユーザに情報コピーをする確認をとった後、DTV100のID情報およびトークンを送信することとしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0065】
【図1】本発明に係る情報コピーシステムの構成およびデータの流れを示す概略図である。(実施形態1)
【図2】本発明に係る情報コピーシステムの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明に係る情報コピーシステムの動作を示すシーケンスチャートである。
【図4】本発明に係る情報コピーシステムの構成およびデータの流れを示す概略図である。(実施形態2)
【図5】本発明に係る情報コピーシステムの動作を示すシーケンスチャートである。
【図6】本発明に係る情報コピーシステムの動作を示すシーケンスチャートである。(実施形態3)
【符号の説明】
【0066】
1 情報コピーシステム
10 DTV事業者システム
20 携帯端末事業者システム
100 デジタルテレビ(第1の端末)
101 操作部
102 表示部
105 記憶部
106 送受信部
108 制御部
200 DTV用サーバ(第1事業者のサーバ)
201 送受信部
202 ID認証部
203 トークン生成部
204 記憶部
205 ユーザ情報管理部
206 情報変換部
207 トークン検証部
209 制御部
250 ユーザ情報データベース
300 携帯端末(第2の端末)
301 送受信部
302 表示部
304 記憶部
305 読み取り部
307 情報復元部
308 制御部
309 操作部
400 携帯端末用サーバ(第2事業者のサーバ)
401 送受信部
402 ID認証部
404 ユーザ情報管理部
405 制御部
450 ユーザ情報データベース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1事業者のサーバと第2事業者のサーバとの間でユーザ情報をコピーする情報コピーシステムであって、
前記第1事業者のサーバに処理の開始を要求する第1の端末と、
前記第1の端末を識別可能であり、前記第1の端末からの要求を受けて、第1の端末に対応付けられたトークンを生成し、前記第1の端末に送信する第1事業者のサーバと、
前記第1の端末からトークンを受け付け、前記第2事業者のサーバに送信する第2の端末と、
前記第2の端末を識別可能であり、前記第2の端末から受信したトークンを前記第1事業者のサーバに送信する第2事業者のサーバと、を備え、
前記第1事業者のサーバは、前記第2事業者のサーバから受信したトークンの正当性を検証し、
前記第1事業者のサーバが、前記トークンが正当であると判定した場合には、前記第1事業者または第2の端末に対応するユーザ情報を両サーバ間でコピーすることを特徴とする情報コピーシステム。
【請求項2】
前記第2事業者のサーバは、前記第2の端末に対応するユーザ情報を抽出するとともに、前記抽出されたユーザ情報を前記第1事業者のサーバへ送信し、
前記第1事業者のサーバは、前記第2事業者のサーバから前記ユーザ情報を受信し、前記トークンが正当であると判定した場合には、前記受信したユーザ情報を蓄積することを特徴とする請求項1記載の情報コピーシステム。
【請求項3】
前記第1事業者のサーバは、前記トークンが正当であると判定した場合に、第1の端末に対応するユーザ情報を抽出して、前記抽出されたユーザ情報を第2事業者のサーバに送信し、
前記第2事業者のサーバは、前記ユーザ情報を受信して、前記受信したユーザ情報を前記第2の端末に送信することを特徴とする請求項1記載の情報コピーシステム。
【請求項4】
前記第1事業者のサーバは、前記トークンが正当であると判定した場合に、前記第1の端末から購入の指示があった商品の商品情報を前記ユーザ情報として抽出して、前記抽出された商品情報を第2事業者のサーバに送信し、
前記第2事業者のサーバは、前記商品情報を受信して、前記受信した商品情報に基づいて課金処理を行うことを特徴とする請求項1記載の情報コピーシステム。
【請求項5】
前記第1事業者のサーバは、前記トークンを含む転送用情報を第三者が読み取りできない情報に変換する情報変換部を有し、
前記第2の端末は、第三者が読み取りできない情報に変換された転送用情報を復元する情報復元部を有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の情報コピーシステム。
【請求項6】
前記第1の端末は、前記トークンを含む転送用情報を第三者が読み取りできない情報に変換する情報変換部を有し、
前記第2の端末は、第三者が読み取りできない情報に変換された転送用情報を復元する情報復元部を有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の情報コピーシステム。
【請求項7】
第2事業者のサーバから第1事業者のサーバへユーザ情報をコピーする情報コピーシステムであって、
前記第2事業者のサーバにより識別可能な第2の端末の要求に応じ、前記要求のあった第2の端末のID情報に対応付けられたユーザ情報を抽出するユーザ情報管理部と、
第1事業者のサーバにより生成され、第1事業者のサーバにより識別可能な第1の端末に対応付けられたトークンを前記第2の端末を介して受信し、前記第1事業者のサーバに前記トークンおよび前記抽出されたユーザ情報を送信する制御部と、を備えることを特徴とする情報コピーシステム。
【請求項8】
第1事業者のサーバへユーザ情報をコピーする第2の事業者のサーバであって、
第2の端末の要求に応じ、前記要求のあった第2の端末のID情報に対応付けられたユーザ情報をデータベースから抽出するユーザ情報管理部と、
前記第1事業者のサーバにより生成され、第1の端末に対応付けられたトークンを前記第2の端末を介して受信し、前記第1事業者のサーバに前記トークンおよび前記抽出されたユーザ情報を送信する制御部と、を備えることを特徴とするサーバ。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−204024(P2008−204024A)
【公開日】平成20年9月4日(2008.9.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−37337(P2007−37337)
【出願日】平成19年2月19日(2007.2.19)
【出願人】(000208891)KDDI株式会社 (2,700)
【Fターム(参考)】