説明

情報入力装置及び画像形成装置

【課題】各種情報を入力するための情報入力画面を表示する手段と、その情報入力画面上に設けられた入力領域から入力指示を行う手段とを備える情報入力装置において、情報入力画面上の入力領域に予め割り当てられた情報と異なる情報を当該入力領域に表示する。
【解決手段】情報入力装置は、各種情報を入力するための操作パネル103及び操作パネル103を制御するオペレーションパネルボード100から構成される。操作パネル103は、各種情報を入力するための情報入力画面を表示する表示手段であるLCD104と、情報入力画面上に設けられた入力領域(仮想キー)から入力指示を行う入力指示手段であるタッチパネルとを備える。LCD104は、前記情報入力画面上の仮想キーに予め割り当てられた情報と異なる情報を当該仮想キーに表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報入力装置及び画像形成装置、より詳細には、各種機能の設定情報などを入力するための情報入力画面を表示させる手段を備えた情報入力装置及び画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、複写機や複合機などの画像形成装置では、操作や設定を容易にするために、液晶パネルの表面にタッチパネルを備え、そのタッチパネル上に適時状態を表示させ、その表示内容に応じてタッチパネルを操作することで、動作設定などが行えるように構成されている。このように構成された画像形成装置には、その装置の詳細な設定などを行うために一般ユーザには操作が知らされていない特殊モード(シミュレーションモードという)を備え、特別な知識を持ったサービス担当者などにより装置の設定や調整を行えるようにしたものがある。このような場合、サービス担当者が予め画像形成装置に設定されたパスワードを用いてシミュレーションモードに移行し、画像形成装置の設定や調整を行い、その設定や調整の難易度に応じてパスワードを変えることで、当該装置の設定を不用意に変更されることを防止していた。
【0003】
図8は、画像形成装置のタッチパネル上に表示されるユーザ設定の画面例を示す図である。ユーザ設定の画面は、例えば、総使用枚数表示,画面コントラスト,データリストプリント,日付・時刻設定,給紙トレイ設定,相手先登録,キーオペレータプログラムなどの項目を含み、本例ではキーオペレータプログラムの項目が選択された状態を示している。
【0004】
図9及び図10は、画像形成装置のタッチパネル上にキーオペレータプログラムの設定画面を表示させるための認証情報入力画面の一例を示す図である。この認証情報入力画面に対して、サービス担当者などの操作者は画像形成装置が備えるテンキーなどを用いて認証情報であるキーオペレータコードを入力する。これにより認証された場合、画像形成装置は、下記の図11に示すキーオペレータプログラムの設定画面を表示する。
【0005】
図11は、画像形成装置のタッチパネル上に表示されるキーオペレータプログラムの画面例を示す図で、キーオペレータプログラムの画面は、例えば、部門管理,省エネルギー設定,操作設定,デバイス設定,システム管理設定,コピー設定,ファックス/イメージ送信設定,リスト/レポートプリント,キーオペレータコード変更,プロダクトキー入力などの設定項目を含み、本例ではデバイス設定の項目が選択された状態を示している。このように、図9及び図10に示した認証情報入力画面で認証された操作者は、図11に示すキーオペレータプログラムに対して各種設定を行うことができる。
【0006】
図12は、画像形成装置のタッチパネル上に表示されるデバイス設定の画面例を示す図である。デバイス設定の画面は、例えば、原稿検知装置の設定(両面機能の使用禁止,メールビンスタッカの使用禁止,原稿送り装置の使用禁止,給紙デスクの使用禁止などの項目を含む)や、セキュリティ設定の項目を含み、本例ではセキュリティ設定の項目が選択された状態を示している。
【0007】
ここで、タッチパネルから文字情報などを入力できる装置に関し、例えば、特許文献1,特許文献2,及び特許文献3には、タッチパネル上に仮想キーボードを表示させて、文字入力などを行えるようにして操作性の向上を図ったものが開示されている。特許文献1及び特許文献2では、仮想キーボードを用いて文字を含む設定情報を入力可能とし、また、特許文献3では、仮想キーボードを用いて文字の入力を可能としている。これらはともに仮想キーボードを用いて入力の操作性を改善できるようにしたものである。
【特許文献1】特開平11−133816号公報
【特許文献2】特開2000−108453号公報
【特許文献3】特開2004−38407号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ここで、上述したシミュレーションモードに入るときにタッチパネルから入力するパスワードは、複数のキーを同時に押下する場合や、テンキーなどにより数字で入力されることが多く、一般ユーザであっても、サービス担当者の作業時に立ち会うことで容易にパスワードを知ることが可能である。このように一般ユーザが特殊設定を行うシミュレーションモードのパスワードを知り、不用意に設定を行うと装置が誤動作する場合や、セキュリティのような重要な設定を変更することでデータの漏洩などの問題が発生する。このことは、上記特許文献1乃至3に記載の発明でも解決されない。
【0009】
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、各種情報を入力するための情報入力画面を表示する表示手段と、その情報入力画面上に設けられた入力領域から入力指示を行う入力指示手段とを備える情報入力装置において、情報入力画面上の入力領域に予め割り当てられた情報と異なる情報を当該入力領域に表示するか、あるいは、入力領域に何も表示しないようにすること、を目的としてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明の情報入力装置は、各種情報を入力するための情報入力画面を表示する液晶ディスプレイなどの表示手段と、その情報入力画面上に設けられた入力領域(仮想キー)から入力指示を行うタッチパネルなどの入力指示手段とを備え、例えば、シミュレーションモードなどの特殊モードに入る場合に、一般的なテンキー等から認証情報(パスワード)を入力せずに、仮想キーを用いてパスワードを入力するようにして、パスワードの機密性を向上させることができる。より具体的には、パスワードを入力する仮想キーに、その仮想キーに予め割り当てられた情報と異なる情報を表示させるか、あるいは、何も表示しないようにする。
【0011】
而して、本発明の第1の技術手段は、各種情報を入力するための情報入力画面を表示する表示手段と、該情報入力画面上に設けられた入力領域から入力指示を行う入力指示手段とを備える情報入力装置において、前記表示手段は、前記情報入力画面上の入力領域に予め割り当てられた情報と異なる情報を前記入力領域に表示することを特徴としたものである。
【0012】
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記表示手段は、前記情報入力画面上の入力領域に前回表示した情報と異なる情報を前記入力領域に表示することを特徴としたものである。
【0013】
第3の技術手段は、第1又は第2の技術手段において、前記表示手段は、所定の機能の設定情報入力画面を表示する前に、前記情報入力装置に設定された認証情報を入力するための認証情報入力画面を表示可能とし、該認証情報入力画面上の入力領域に予め割り当てられた情報と異なる情報を前記入力領域に表示することを特徴としたものである。
【0014】
第4の技術手段は、第3の技術手段において、前記認証情報に対応する入力領域が前記認証情報入力画面上で指定された場合、前記情報入力装置に対する操作入力を許可する手段を備え、該操作入力が許可された後に、前記所定の機能の設定情報入力画面を表示することを特徴としたものである。
【0015】
第5の技術手段は、各種情報を入力するための情報入力画面を表示する表示手段と、該情報入力画面上に設けられた入力領域から入力指示を行う入力指示手段とを備える情報入力装置において、前記表示手段は、前記情報入力画面上の入力領域に何も表示しないことを特徴としたものである。
【0016】
第6の技術手段は、第5の技術手段において、前記表示手段は、前記情報入力装置の設定状態を示すモード情報と、該モード情報のモードをキャンセルするためのキャンセルキーとを前記情報入力画面上に表示することを特徴としたものである。
【0017】
第7の技術手段は、第5又は第6の技術手段において、前記表示手段は、前記情報入力画面上の入力領域を示す枠を表示することを特徴としたものである。
【0018】
第8の技術手段は、第6乃至第7のいずれか1の技術手段において、前記表示手段は、所定の機能の設定情報入力画面を表示する前に、前記情報入力装置に設定された認証情報を入力するための認証情報入力画面を表示可能とし、該認証情報入力画面上の入力領域に何も表示しないことを特徴としたものである。
【0019】
第9の技術手段は、第8の技術手段において、前記認証情報に対応する入力領域が前記認証情報入力画面上で指定された場合、前記情報入力装置に対する操作入力を許可する手段を備え、該操作入力が許可された後に、前記所定の機能の設定情報入力画面を表示することを特徴としたものである。
【0020】
第10の技術手段は、第1又は5の技術手段において、前記入力指示手段は、前記情報入力画面上の入力領域の座標位置を入力可能なタッチパネルで構成されていることを特徴としたものである。
【0021】
第11の技術手段は、第1乃至第10のいずれか1の技術手段における情報入力装置を備えた画像形成装置である。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、各種情報を入力するための情報入力画面を表示する表示手段と、その情報入力画面上に設けられた入力領域から入力指示を行う入力指示手段とを備える情報入力装置において、情報入力画面上の入力領域に予め割り当てられた情報と異なる情報を当該入力領域に表示するか、あるいは、入力領域に何も表示しないため、一般ユーザからは操作内容がわからず、不用意な装置の設定変更を防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
図1は、本発明が適用される画像形成装置の構成例を示す図で、図中、1は画像形成装置を示す。画像形成装置1は、画像読取装置にて読み込まれた画像や、画像形成装置1に外部接続された機器(例えばパーソナルコンピュータなどの画像処理装置)からのデータを画像として記録出力するものである。画像形成装置1には、感光体ドラム3を中心に、画像形成プロセスの各機能を担う各プロセスユニットが配置されこれらにより画像形成部が形成されている。感光体ドラム3の周囲には、帯電手段5、光走査ユニット11、現像ユニット2、転写手段6、クリーニングユニット4、および除電ランプ12等が順次配置されている。
【0024】
帯電手段5は、感光体ドラム3の表面を均一に帯電させるものである。光走査ユニット11は、均一に帯電された感光体ドラム3上に光像を走査して静電潜像を書き込むものである。現像ユニット2は、光走査ユニット11により書き込まれた静電潜像を現像剤補給容器7から供給される現像剤により顕像化するものである。転写手段6は、感光体ドラム3上に顕像化された画像を記録材上に転写するものである。クリーニングユニット4は、感光体ドラム3上に残留した現像剤を除去して感光体ドラム3上に新たな画像を記録することを可能にするものである。除電ランプ12は、感光体ドラム3表面の電荷を除去するものである。
【0025】
画像形成装置1の下部には、画像形成装置1本体内に内装された供給トレイ10が配置されている。供給トレイ10は、記録材(シート)を収容する記録材収容トレイである。供給トレイ10に収容されたシートは、ピックアップローラ16等により1枚ずつ分離され、レジストローラ14まで搬送され、レジストローラ14により感光体ドラム3に形成された画像とのタイミングが計られ、転写手段6と感光体ドラム3との間に順次供給される。そして感光体ドラム3上に記録再現された画像はシート上に転写される。なお、供給トレイ10へのシートの補給は、画像形成装置1の正面側(操作側)に、供給トレイ10を引き出して行なう。
【0026】
さらに、画像形成装置1の下側には、周辺装置として準備されている多段の記録材供給トレイを有する図示しない記録材供給装置からシートを受け入れるシート受口21、大量のシートを収容可能とした図示しない他の記録材供給装置から送られてくるシートを受け入れる拡張記録材受入部20を設けており、シート受口21あるいは拡張記録材受入部20から画像形成部に向かってシートが順次供給される。
【0027】
画像形成装置1内上部には、定着装置8が配置されている。定着装置8は、画像が転写されたシートを順次受け入れて、定着ローラ81と加圧ローラ82等により、熱と圧力によりシート上に転写された現像画像を定着するものである。これにより、シート上に画像が記録される。
【0028】
画像が記録されたシートは、搬送ローラ18によりさらに上方搬送され、切換えゲート9を通過する。そして、シートの排出トレイが画像形成装置1の外装に備えられた積載トレイ15に設定されている場合は、反転ローラ19により積載トレイ15に排出される。一方、両面画像形成や後処理が指定されている場合には、一旦反転ローラ19により積載トレイ15に向けてシートを排出する。なお、この場合には、シートを完全に排出せず、シートを挟持させたまま反転ローラ19を逆転させる。そして、上記シートを逆方向、つまり、両面画像形成や後処理のために選択的に装着されている図示しない記録材再供給搬送装置や後処理装置の装着されている方向に反転搬送する。
【0029】
このとき、切換えゲート9は、図1に示す実線の状態から破線の状態に切換えられる。両面画像形成を行なう場合、反転搬送されたシートは、記録材再供給搬送装置を通り、再び画像形成装置1に供給される。後処理が成される場合は、記録材再供給搬送装置から別の切換えゲートにて、中継搬送装置を介して、後処理装置に搬送され、後処理が成されるようになっている。
【0030】
光走査ユニット11の上下空間部には、画像形成プロセスを制御する回路基板及び外部機器からの画像データを受け入れるインターフェイス基板等を収容する制御部17、そして、これら各種の上記インターフェイス基板、ならびに各上記画像形成プロセスユニットに対して電力を供給する電源装置13等が配置されている。
【0031】
図2は、図1に示した画像形成装置1の内部構成例を示すブロック図で、画像形成装置1(以下、デジタル複写機1で代表する)は、各種ユニット部、画像処理部などから構成され、略中央に位置するメイン中央演算処理装置401(CPU401)により各ユニット部に搭載されたサブの中央演算処理装置(CPU101,CPU201など)との連携を取りながら動作管理している状態を示す。
【0032】
この図2から分かるように、大きくは、操作パネルを管理制御するオペレーションパネルボード100(図面略右上)と、デジタル複写機1を構成する各ユニットを管理制御するマシンコントロールボード200(図面略左上)と、原稿画像を電気的に読み取り電子データとするCCDボード300(図面略左下)と、CCDボード300にて電子データ化された原稿画像に対して所定の画像処理を施すメイン画像処理ボード400(図面略中央)と、このメイン画像処理ボード400にて処理された画像情報に対してさらに所定の画像処理を施すサブ画像処理ボード500と、さらに、サブ画像処理ボード500にインターフェイスを介して接続されたその他の拡張ボード群600(図面略右下、プリンタボード601,FAXボード603,機能拡張ボード602など)から構成されている。
【0033】
以下、ボード毎に管理制御している内容について説明する。
(オペレーションパネルボード)
オペレーションパネルボード100は、基本的にサブのCPU101により制御されており、操作パネル103上に配置されたLCD表示部104の表示画面、各種モードに関する指示を入力する操作キー群105からの操作入力などを管理している。
【0034】
そして操作キー群105から入力されたデータ、LCD画面に表示させる情報など操作パネル103における各種制御情報を記憶しておくメモリ102が設けられている。この構成において、サブのCPU101は、メインのCPU401との制御データ通信を行い、デジタル複写機1の動作指示を行う。
【0035】
また、メインのCPU401からは、デジタル複写機1の動作状態を示す制御信号をサブのCPU101へと転送することで、操作パネル103のLCD画面104を通して装置が現在どのような状態にあるのか操作者に動作状態を表示するようになっている。
【0036】
(マシンコントロールボード)
マシンコントロールボード200は、サブのCPU201により全体が制御されており、ADF/RADFなどの自動原稿送り装置203、原稿画像を読み取る読み取りスキャナ部204、画像情報を画像として再現するプロセス部205、画像が記録される用紙を収納部からプロセス部へ向かって順次搬送する給紙搬送部206、画像が記録された用紙を反転させて用紙の両面に画像が形成されるように用紙を反転搬送する両面ユニット207、画像が記録された用紙に対してステープルなどの後処理を行うフィニッシャ208などを管理している。
【0037】
(CCDボード)
CCDボード300は、原稿画像を電気的に読み取るためのCCD301、CCD301を駆動する回路(CCDゲートアレイ)302、CCD301から出力されるアナログデータのゲイン調整などを行うアナログ回路303、CCD301のアナログ出力をデジタル信号に変換して電子データとして出力するA/D変換部304などから構成され、制御管理はメインのCPU401により行われている。
【0038】
(メイン画像処理ボード)
メイン画像処理ボード400は、メインのCPU401により制御され、CCDボード300から送られてきた原稿画像の電子データをもとに、画像の階調性を所望の状態で表現できるように、シェーディング補正,濃度補正,領域分離,フィルタ処理,MTF補正,解像度変換,電子ズーム(変倍処理),及びガンマ補正など多値の画像データの状態のまま処理を施す多値画像処理部402、処理が施された画像データあるいは処理の手順管理など各種制御情報を記憶させておくメモリ403、処理が施された画像情報でもって画像を再現するためにレーザ書き込みユニット(LSU)406側へとデータを転送制御するレーザコントロール部404などから構成される。
【0039】
(サブ画像処理ボード)
サブ画像処理ボード500は、メイン画像処理ボード400とコネクタ(コネクタ405,コネクタ505)接続され、メイン画像処理ボード400上のメインのCPU401により制御された、2値画像処理部501、画像処理の施された2値画像情報あるいは処理上での制御情報などを記憶管理するメモリおよびメモリを制御するゲートアレイ502、複数枚の原稿画像情報を記憶管理しておき複数枚の原稿画像を繰り返し所望部数の数だけ読み出して複数の複写物を生成するためのハードディスクおよびハードディスクを制御するゲートアレイ503、外部インターフェイスとしてのSCSIおよびSCSIを制御するゲートアレイ504などから構成される。
【0040】
また、前述の2値画像処理部501は、多値画像情報を2値画像に変換する処理部、画像を回転する処理部、2値画像の変倍処理を行う2値変倍(ズーム)処理部などから構成され、さらに、ファックス画像を通信手段を介して送受信することが出来るようにファックス(FAX)インターフェイスも備えている。
【0041】
(拡張ボード)
拡張ボード600としては、パーソナルコンピュータなどから送られてくるデータをデジタル複写機のプリンタ部からプリンタモードとして出力可能とするためのプリンタボード601、デジタル複写機の編集機能を拡張してデジタル複写機の特徴を有効活用するための機能拡張ボード602、デジタル複写機のスキャナ部から読み込んだ原稿画像を相手先に対して送信したり、相手先から送られてきた画像情報をデジタル複写機のプリンタ部から出力することを可能とするファクシミリ(FAX)ボード603などがある。以下、デジタル複写機の画像処理機能として、コピーモード,ファックスモード,プリンタモードとしての画像データの処理、画像データの流れについてさらにくわしく説明する。
【0042】
(コピーモード)
デジタル複写機1のRADF203の所定位置にセットされた原稿は、1枚ずつ読取スキャナ部204の原稿載置台上へと順次供給され、原稿の画像は読取スキャナ部204の構成により順次読み取られ、8ビットの電子データとしてメイン画像処理ボード400へと転送される。メイン画像処理ボード400に転送された8ビットの電子データは、8ビットの電子画像データとして多値画像処理部402上で所定の処理が施される。
【0043】
そして、8ビットの電子画像データにガンマ補正などの処理を行い、レーザコントロール部404を介してレーザ書き込みユニット406へと送られる。これにより、デジタル複写機1の読取スキャナ部204にて読み取られた原稿画像は、レーザ書き込みユニット406から階調性のあるコピー画像として出力される。
【0044】
(コピーモードにおける電子RDH機能)
同じくデジタル複写機1のRADF203の所定位置にセットされた原稿は、1枚ずつ読取スキャナ部204の原稿載置台上へと順次供給され、原稿の画像は読取スキャナ部204の構成により順次読み取られ、8ビットの電子データとしてメイン画像処理ボード400へと転送される。メイン画像処理ボード400に転送された8ビットの電子データは、8ビットの電子画像データとして多値画像処理部402上で所定の処理が施される。
【0045】
そして、この8ビットの電子画像データは、次にメイン画像処理ボード400側のコネクタ405からサブ画像処理ボード500側のコネクタ505を介してサブ画像処理ボード500側に送られ、2値画像処理部501の多値2値変換部において誤差拡散などの処理と共に8ビットの電子画像データから2ビットの電子画像データに変換される。なお、8ビットの電子画像データを誤差拡散などの処理を含めて2ビットの電子画像データに変換しているのは、ただ多値2値変換を行っただけでは画質的に問題があるので、画質の劣化が少なくなるように配慮している。
【0046】
また、8ビットの電子画像データを2ビットの電子画像データに変換するのは、画像の記憶容量などを考慮したためである。このようにして変換された2ビットの電子画像データは、原稿1枚毎にハードディスク503へと転送されて一時的に記憶管理される。デジタル複写機1のRADF203にセットされた原稿群の全てが読み取り処理されると、先程一時的にハードディスク503に記憶された2ビットの電子画像データをゲートアレイの制御により指定された部数の数だけ繰り返し読み出して、読み出された2ビットの電子画像データは、再度コネクタ405、505を介してメイン画像処理ボード400へ送られ、ガンマ補正などの処理を行い、レーザコントロール部404を介してレーザ書き込みユニット406へと送られる。
【0047】
なお、全ての原稿群画像が読み取られてから画像群を所望する部数の数だけ繰り返し読み出すようにして説明したが、1部目の画像出力は所定分の画像が準備出来た段階で順次出力するように構成することも可能である。これにより、デジタル複写機1の読取スキャナ部204にて読み取られた原稿画像は、レーザ書き込みユニット406から階調性のあるコピー画像として出力される。
【0048】
(プリンタモード)
パーソナルコンピュータなどのネットワーク接続された外部機器から送られてきた画像は、プリンタボード601上でページ単位の画像として展開された後、インターフェイスであるSCSI504から一旦サブ画像処理ボード500側へ転送されハードディスク503などのメモリへと記憶される。なお、プリンタボード601上でページ画像として展開された画像は、サブ画像処理ボード500側に送られるが、ページ画像に2値画像処理は行わず、ハードディスク503に一時記憶されるだけである。
【0049】
また、一旦記憶されたページ画像がハードディスク503から読み出される時も、ページ画像に対する2値画像処理は行わない。そして、ハードディスク503へ一時記憶された画像情報は、所定のページ順となるようにハードディスク503から読み出されながらメイン画像処理ボード400へと送られてガンマ補正を行い、レーザコントロール部404からLSU406にて画像を再現するよう画像の書き込みが制御される。
【0050】
(ファックスモード)
ファックスモードには、相手先に対する原稿の送信と、相手先からの原稿の受信に対する処理がある。先に相手先に対する原稿の送信について説明すると、デジタル複写機1のRADF203の所定位置にセットされた送信原稿は、1枚ずつ読取スキャナ部204の原稿載置台上へと順次供給され、送信原稿の画像は読取スキャナ部204の構成により順次読み取られ、8ビットの電子データとしてメイン画像処理ボード400へと転送される。
【0051】
メイン画像処理ボード400に転送された8ビットの電子データは、8ビットの電子画像データとして多値画像処理部402上で所定の処理が施される。そして、この8ビットの電子画像データは、次にメイン画像処理ボード400側のコネクタ405からサブ画像処理ボード500側のコネクタ505を介してサブ画像処理ボード500側に送られ、2値画像処理部501の多値2値変換部において誤差拡散などの処理と共に8ビットの電子画像データから2ビットの電子画像データに変換される。なお、8ビットの電子画像データを誤差拡散などの処理を含めて2ビットの電子画像データに変換しているのは、ただ多値2値変換を行っただけでは画質的に問題があるので、画質の劣化が少なくなるように配慮している。
【0052】
このようにして2値画像化された送信原稿は、所定の形式で圧縮されメモリ502に記憶される。そして、相手先との送信手続きを行い送信可能な状態が確保されると、メモリ502から読み出された所定の形式で圧縮された送信原稿画像はファックスボード603側へと転送され、このファックスボード603上で圧縮形式の変更など必要な処理を施して、相手先に対して通信回線を介して順次送信されることとなる。
【0053】
次に相手先から送信されてきた原稿画像の処理について説明する。
相手先から通信回線を介して原稿が送信されてくると、ファックスボード603での通信手続きを行いながら相手先から送信されてくる原稿画像を受信すると共に、所定の形式に圧縮された状態の受信画像は、サブ画像処理ボード500の2値画像処理部501に設けられたファックスインターフェイスから2値画像処理部501へと送られ、圧縮伸張処理部などによりページ画像として送信されてきた原稿画像を再現する。
【0054】
そして、ページ単位の画像として再現された原稿画像は、メイン画像処理ボード400側へと転送されガンマ補正を行い、レーザコントロール部404からLSU406にて画像を再現するよう画像の書き込みが制御される。
【0055】
図2において、本発明の情報入力装置は、オペレーションパネルボード100と操作パネル103から構成される。操作パネル103は、画面上に設けられた入力領域の座標位置を入力する入力指示手段であるタッチパネルを一体で備えるLCD104を有し、このLCD104に各種情報を入力するための情報入力画面を表示する。このLCD104の表示制御は、オペレーションパネルボード100により実行される。LCD104上のタッチパネルには各種機能の設定情報や認証情報等を入力するための入力領域(仮想キー)が設けられ、操作者が該当する仮想キーを押下することにより情報の入力が可能となる。
【0056】
本発明において、LCD104は、タッチパネル上の仮想キーに予め割り当てられた情報と異なる情報を当該仮想キーに表示する。認証情報を入力するための仮想キーには、例えば、番号情報(テンキー)、文字情報(アルファベットキー,文字キー,記号キーなどを含む)などが予め割り当てられているが、これらの割り当てられた情報とは異なる情報を表示させる。デジタル複写機1の操作者(例えば、サービス担当者など)は、入力したい情報と、タッチパネル上の仮想キーとの関係を予め把握しておき、入力したい情報(例えば、“1”)に対応する仮想キー(例えば、“5”が表示されている)を押下して指定する。これにより、サービス担当者は、所望の情報である“1”を入力することができるが、当該仮想キーには“5”が表示されているため、入力情報“1”が外部に漏れることがない。この仮想キーに表示させる情報は、上記“1”と異なっていればよく、文字や、アルファベット、記号などであってもよい。
【0057】
また、別の実施形態として、タッチパネル上の仮想キーへの表示を行わないようにしてもよい。この場合も、仮想キーには、例えば、番号情報(テンキー)、文字情報(アルファベットキー,文字キー,記号キーなどを含む)などが予め割り当てられている。デジタル複写機1の操作者(サービス担当者)は、入力したい情報と、タッチパネル上の仮想キーとの関係を予め把握しておき、入力したい情報(例えば、“1”)に対応する仮想キー(表示無し)を押下して指定する。これにより、サービス担当者は、所望の情報である“1”を入力することができるが、当該仮想キーには何も表示されていないため、入力情報“1”が外部に漏れることがない。
【0058】
図3は、LCD104上に表示される情報入力画面の一例を示す図である。本例は、キーオペレータプログラム(前述の図11参照)のシステム管理設定画面が表示された状態を示し、システム管理設定画面は、例えば、基本設定,インターフェイス設定,ネットワーク設定,特殊設定などを行うための4つ仮想キーを有している。ここで、サービス担当者は特殊設定が表示されている仮想キー22を選択する。この特殊設定を行うモードは、装置の詳細な設定などを行うために一般ユーザには操作が知らされていない。通常、このモードに移行する際にパスワードなどによる認証処理が実行される。上記のごとく特殊設定の仮想キー22が押下され選択されると、以下の図4乃至図6に示す各実施例における認証情報(パスワード)の入力画面が表示される。
【0059】
図4は、LCD104上に表示されるパスワードの入力画面の一例を示す図である。本例では、LCD104上に、装置の設定状態を示すモード情報(本例では特殊設定)と、そのモード情報のモードをキャンセルするためのキャンセルキーのみが表示され、パスワードを入力するための仮想キー23(実際には複数の仮想キーが存在している)には何も表示されていない。この場合、サービス担当者は、入力したい情報に対応する仮想キーの位置(例えば、右上,中央,左下など)を把握しておき、入力したい情報(例えば、“1”)に対応する仮想キー(ここでは右上)を押下して指定する。尚、パスワードの桁数や、形態(数字,アルファベット,記号,文字,及びこれらの組み合わせなど)は任意に設定可能とする。
【0060】
図5は、LCD104上に表示されるパスワードの入力画面の他の例を示す図である。本例では、タッチパネル上の仮想キー24に予め割り当てられた情報と異なる情報を仮想キー24上に表示する。例えば、仮想キー24には“キーA”〜“キーI”までが表示されているが、仮想キー24に予め割り当てられている情報は、“1”〜“9”の番号情報であるとする。サービス担当者は、入力したい情報(“1”〜“9”)と、仮想キー24との関係を予め把握しておき、入力したい情報(例えば、“1”)に対応する仮想キー(本例では、“キーA”)を押下して指定する。
【0061】
また、前回表示した情報と異なる情報を仮想キー24に表示するようにしてもよい。例えば、前回表示した情報を、“キーA”〜“キーI”とした場合、次回表示する際に、これと異なる情報(例えば、“キーJ”〜“キーR”など)を仮想キー24に表示させる。このように、仮想キーの表示を毎回変化させることにより、パスワードの機密性をより高めることができる。
【0062】
図6は、LCD104上に表示されるパスワードの入力画面の他の例を示す図である。本例では、前述の図4に示した仮想キー23に仮想キー23を示す枠25が表示され、パスワードを入力するための仮想キー23には何も表示されていない。この場合、サービス担当者は、入力したい情報に対応する仮想キーの位置(例えば、1行2列など)を把握しておき、入力したい情報(例えば、“1”)に対応する仮想キー(ここでは1行1列)を押下して指定する。本例では仮想キー23を示す枠25が表示されているため、サービス担当者などの操作者は簡単に仮想キーを指定することができる。尚、図中左から右に向けて1列,2列,…とし、上から下に向けて1行,2行,…とする。
【0063】
また、デジタル複写機1は、パスワードに対応する仮想キーが入力画面上で指定された場合、当該装置に対する操作入力を許可する手段を備え、操作入力が許可された後に、特殊設定などの設定情報入力画面を表示する。すなわち、デジタル複写機1は特殊設定モードに移行し、サービス担当者はデジタル複写機1に対して特殊設定を行うことができる。上記操作入力の許可は、オペレーションパネルボード100により実行される。
【0064】
図7は、本発明が適用されるデジタル複写機1の情報入力方法の一例を説明するためのフロー図である。まず、サービス担当者は、図3に示した特殊設定キーを押下して、図4乃至図6に示した認証情報入力モードに移行し(ステップS1)、仮想キーからの入力を行う(ステップS2)。次に、デジタル複写機1は、所定のキーが押下されたかどうかを判断し(ステップS3)、所定キーが押下された場合(YESの場合)、ユーザ認証を行い(ステップS4)、認証された場合(YESの場合)、設定情報入力画面を表示させる(ステップS5)。
【0065】
一方、デジタル複写機1は、上記ステップS3において、所定キーが押下されていないと判断した場合(NOの場合)、また、上記ステップS4において、ユーザ認証されない場合(NOの場合)、上記ステップS2に戻り処理を繰り返す。
【0066】
以上説明したように、本発明の情報入力装置及び該情報入力装置を備えた画像形成装置は、各種情報を入力するための情報入力画面を表示する液晶ディスプレイなどの表示手段と、その情報入力画面上に設けられた入力領域(仮想キー)から入力指示を行うタッチパネルなどの入力指示手段とを備え、例えば、シミュレーションモードなどの特殊モードに入る場合に、一般的なテンキー等から認証情報(パスワード)を入力せずに、タッチパネル上の仮想キーを用いてパスワードを入力する。この際、パスワードを入力する仮想キーに、その仮想キーに予め割り当てられた情報と異なる情報を表示させるか、あるいは、何も表示しないようにすることにより、パスワードの機密性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0067】
【図1】本発明が適用される画像形成装置の構成例を示す図である。
【図2】図1に示した画像形成装置の内部構成例を示すブロック図である。
【図3】LCD上に表示される情報入力画面の一例を示す図である。
【図4】LCD上に表示されるパスワードの入力画面の一例を示す図である。
【図5】LCD上に表示されるパスワードの入力画面の他の例を示す図である。
【図6】LCD上に表示されるパスワードの入力画面の他の例を示す図である。
【図7】本発明が適用されるデジタル複写機の情報入力方法の一例を説明するためのフロー図である。
【図8】画像形成装置のタッチパネル上に表示されるユーザ設定の画面例を示す図である。
【図9】画像形成装置のタッチパネル上にキーオペレータプログラムの設定画面を表示させるための認証情報入力画面の一例を示す図である。
【図10】画像形成装置のタッチパネル上にキーオペレータプログラムの設定画面を表示させるための認証情報入力画面の他の例を示す図である。
【図11】画像形成装置のタッチパネル上に表示されるキーオペレータプログラムの画面例を示す図である。
【図12】画像形成装置のタッチパネル上に表示されるデバイス設定の画面例を示す図である。
【符号の説明】
【0068】
1…画像形成装置(デジタル複写機)、2…現像ユニット、3…感光体ドラム、4…クリーニングユニット、5…帯電手段、6…転写手段、7…現像剤補給容器、8…定着装置、9…切換えゲート、10…供給トレイ、11…光走査ユニット、12…除電ランプ、13…電源装置、14…レジストローラ、15…積載トレイ、16…ピックアップローラ、17…制御部、18…搬送ローラ、19…反転ローラ、20…拡張記録材受け入れ部、21…シート受口、22〜24…仮想キー、25…枠、100…オペレーションパネルボード、101,201,401…CPU、102,202,403…メモリ、103…操作パネル、104…LCD、105…操作キー、200…マシンコントロールボード、203…自動原稿送り装置(ADF/RADF)、204…読取スキャナ部、205…プロセス部、206…給紙搬送部、207…両面ユニット、208…フィニッシャ、300…CCDボード、301…CCD、302…CCDゲートアレイ(CCD G/A)、303…アナログ回路、304…A/D変換部、400…メイン画像処理ボード、402…多値画像処理部、404…レーザコントロール部、405,505…コネクタ、406…LSU、500…サブ画像処理ボード、501…2値画像処理部、502…ゲートアレイ(メモリ)、503…ゲートアレイ(ハードディスク)、504…ゲートアレイ(SCSI)、600…拡張ボード、601…プリンタボード、602…機能拡張ボード、603…ファクシミリ(FAX)ボード。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
各種情報を入力するための情報入力画面を表示する表示手段と、該情報入力画面上に設けられた入力領域から入力指示を行う入力指示手段とを備える情報入力装置において、前記表示手段は、前記情報入力画面上の入力領域に予め割り当てられた情報と異なる情報を前記入力領域に表示することを特徴とする情報入力装置。
【請求項2】
前記表示手段は、前記情報入力画面上の入力領域に前回表示した情報と異なる情報を前記入力領域に表示することを特徴とする請求項1に記載の情報入力装置。
【請求項3】
前記表示手段は、所定の機能の設定情報入力画面を表示する前に、前記情報入力装置に設定された認証情報を入力するための認証情報入力画面を表示可能とし、該認証情報入力画面上の入力領域に予め割り当てられた情報と異なる情報を前記入力領域に表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報入力装置。
【請求項4】
前記認証情報に対応する入力領域が前記認証情報入力画面上で指定された場合、前記情報入力装置に対する操作入力を許可する手段を備え、該操作入力が許可された後に、前記所定の機能の設定情報入力画面を表示することを特徴とする請求項3に記載の情報入力装置。
【請求項5】
各種情報を入力するための情報入力画面を表示する表示手段と、該情報入力画面上に設けられた入力領域から入力指示を行う入力指示手段とを備える情報入力装置において、前記表示手段は、前記情報入力画面上の入力領域に何も表示しないことを特徴とする情報入力装置。
【請求項6】
前記表示手段は、前記情報入力装置の設定状態を示すモード情報と、該モード情報のモードをキャンセルするためのキャンセルキーとを前記情報入力画面上に表示することを特徴とする請求項5に記載の情報入力装置。
【請求項7】
前記表示手段は、前記情報入力画面上の入力領域を示す枠を表示することを特徴とする請求項5又は6に記載の情報入力装置。
【請求項8】
前記表示手段は、所定の機能の設定情報入力画面を表示する前に、前記情報入力装置に設定された認証情報を入力するための認証情報入力画面を表示可能とし、該認証情報入力画面上の入力領域に何も表示しないことを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1に記載の情報入力装置。
【請求項9】
前記認証情報に対応する入力領域が前記認証情報入力画面上で指定された場合、前記情報入力装置に対する操作入力を許可する手段を備え、該操作入力が許可された後に、前記所定の機能の設定情報入力画面を表示することを特徴とする請求項8に記載の情報入力装置。
【請求項10】
前記入力指示手段は、前記情報入力画面上の入力領域の座標位置を入力可能なタッチパネルで構成されていることを特徴とする請求項1又は5に記載の情報入力装置。
【請求項11】
請求項1乃至10のいずれか1に記載の情報入力装置を備えた画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2006−268623(P2006−268623A)
【公開日】平成18年10月5日(2006.10.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−87881(P2005−87881)
【出願日】平成17年3月25日(2005.3.25)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】