説明

情報処理装置

【課題】携帯可能な情報処理装置に関し、電池パック収納部のリッド開閉用のスライド式切換手段について、そのスライド操作部の配置構造を工夫することにより、情報処理装置を保持するユーザの手がスライド操作部の操作面に不用意に触れて誤操作を招くことを有効に抑制する。
【解決手段】電池パック50を着脱可能に収納する収納部を、第2筐体31の少なくとも底部31bの一部を切り欠くことにより、電池パックの外形形状に対応し少なくとも底側に開口した凹状に形成、前記収納部の開口を開閉可能に覆う蓋部材を一体的に備えた電池パックを装着状態にロックするロック機能とロック状態を解除するロック解除機能とを選択的に切り換えて用いられるスライド式のロック切換機構60とを備え、電池パックの底面に、当該底面から所定量段下げした平坦な段下げ面53を設け、該段下げ面に前記ロック切換機構のスライドノブ62を配設する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばノート型パーソナルコンピュータ(以下、適宜、「ノートパソコン」と略称する)などの携帯可能な情報処理装置に関し、特に、かかる情報処理装置の電池パック収納部のリッド開閉用のスライド式切換手段の配置構造に関する。
【背景技術】
【0002】
周知のように、ノートパソコン等の携帯可能な情報処理装置は、充電式のバッテリ(電池)からの給電によって駆動することができるものが普通である。かかる電池をユニット化した電池パックを情報処理装置に装着・収納する場合、一般に、当該情報処理装置の本体側の筐体の少なくとも底部の一部を凹状に切り欠いて収納部を設けておき、この収納部内に電池パックを収納するようにしている。尚、かかる電池パックは、通常、その全体形状が略直方体状に形成され、電池パック収納部もこれに対応した凹状に形成されている。
【0003】
前記収納部は、通常時はリッド(蓋)を閉じることによって覆われており、電池を装着する場合、或いは装着されている電池を取り出す場合には、リッドを開いて電池の装着または取り出し操作が行われる。かかるリッドは、通常、当該リッドを閉状態にロックするロック機能とロック状態を解除するロック解除(アンロック)機能とを選択的に切り換えて用いられる切換手段を備えている。このような切換手段の操作部としては、リッド面に沿って若干量だけスライドさせることにより切換操作が行えるようにした、所謂スライドノブが多用されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
ところで、例えば外出時などにおいて、携帯しているノートパソコンを片手に持って操作しなければならない場合には、ユーザは、ノートパソコンの本体側の筐体の主として底部を片手で支えるようにして、当該ノートパソコンを保持するのが普通である。このとき、電池パック収納部の配設位置によっては、ノートパソコンを保持するユーザの手が(つまり、手の平や指先が)、誤って前記リッドのスライドノブに触れる場合がある。
【0005】
例えばノートパソコンのような携帯型情報処理装置の携帯時における使い勝手を向上させるための補助的な付帯品として、情報処理装置の筐体底部を保持する手を、手の甲側から拘束して保持性を高めるようにした、ベルト状の所謂ハンドストラップが知られているが、かかるハンドストラップが、電池パック収納部のリッドの一部と底面視で重なるように装着されている場合には、情報処理装置を保持するユーザの手が(手の平や指先が)、不用意に前記スライドノブに触れる蓋然性が特に高くなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平10−275605号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来では、例えば前記特許文献1にも見られるように、スライドノブは、操作性を考慮して、その操作面ができるだけ筐体底面またはリッド面と略面一をなすか、若しくはこれらの面から若干出っ張るように構成されるのが一般的である。しかしながら、このような構成では、前述のように、情報処理装置を保持するユーザの手が(手の平や指先が)、例えば情報処理装置を不使用時等に把持したユーザの手が、スライドノブの操作面に誤って触れ易く、また、操作面に触れた場合には、該スライドノブを不用意にアンロック方向にスライドさせてしまい、リッドのロック状態が意図せずに解除されてしまうおそれがある。
【0008】
そこで、本発明は、電池パック収納部のリッド開閉用のスライド式切換手段について、そのスライド操作部の配置構造を工夫することにより、情報処理装置を保持するユーザの手が(手の平や指先が)スライド操作部の操作面に不用意に触れて誤操作を招くことを有効に抑制できるようにすることを、基本的な目的としてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
このため、本発明に係る情報処理装置は、電池パックを着脱可能に収納する収納部を有する筐体を備えた情報処理装置であって、前記収納部は、前記筐体の少なくとも底部の一部を切り欠くことにより、前記電池パックの外形形状に対応し少なくとも底側に開口した凹状に形成されており、前記収納部の前記開口を開閉可能に覆う蓋部材と、該蓋部材を閉状態にロックするロック機能とロック状態を解除するロック解除機能とを選択的に切り換えて用いられるスライド式の切換手段と、が備えられ、前記筐体および前記蓋部材の少なくとも何れか一方の底面から所定量段下げした平坦な段下げ面が設けられており、該段下げ面に前記切換手段のスライド操作部が配設され、該スライド操作部の操作面は前記底面よりも前記段下げ面に近い側に位置している、ことを特徴としたものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、電池パック収納部の蓋部材を閉状態にロック・アンロックするスライド式の切換手段のスライド操作部は、筐体および前記蓋部材の少なくとも何れか一方の底面から段下げして形成された段下げ面に、操作面が前記底面よりも段下げ面に近い側に位置するように(つまり、底面から凹むように)配設されているので、ユーザの手(手の平や指先)が操作面に強く触れるおそれはそれだけ少なくなり、より有効に誤操作の発生を抑制できる。また、ユーザが筐体の主として底部を片手で支えるようにして当該情報処理装置を保持するに際して、前記底面に手の平が当たるように保持することで持ち易く、情報処理装置の保持性が高められるという効果も有する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】実施形態に係るノートパソコンの使用可能状態を示す全体斜視図
【図2】前記ノートパソコンの不使用状態を示す全体斜視図
【図3】前記ノートパソコンの不使用状態における平面図
【図4】前記ノートパソコンの不使用状態における側面図
【図5】前記ノートパソコンの底面図
【図6】実施形態に係るロック切換機構を拡大して示す斜視図
【図7】図6のY7−Y7線に沿った断面図で、前記ロック切換機構の配設部分を説明するための図
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の情報処理装置は、上述の構成を基本として、以下のような態様をとることができる。すなわち、前記構成の情報処理装置において、ユーザが前記筐体の底部を片手で支えて当該情報処理装置を保持する際にユーザの手を甲側から拘束するハンドストラップが、前記蓋部材の一部と底面視で重なるように、前記筐体の底面に装着されていてもよい。
【0013】
この場合には、ハンドストラップが、電池パック収納部の蓋部材の一部と底面視で重なるように装着されていて、情報処理装置を保持するユーザの手が(手の平や指先が)、不用意に前記スライド操作部に触れる蓋然性が特に高くなる場合について、前述の効果を奏することができ、特に有益である。
【0014】
また、本発明の情報処理装置は、以上の構成を基本として、次のような態様をとることができる。すなわち、以上の構成の情報処理装置において、前記蓋部材は、前記電池パックの少なくとも底面として、当該電池パックと一体に設けられていてもよい。
【0015】
この場合には、蓋部材が電池パックの少なくとも底面として当該電池パックと一体に設けられていて、ユーザの手が(手の平や指先が)スライド操作部を不用意にアンロック方向にスライドさせて蓋部材のロック状態が解除されてしまうと、電池パック自体が意図せずに外れて給電がいきなり途絶えるので、より大きな悪影響を及ぼすことになるが、このような場合について前述の効果を奏することができ、特に有益である。
【0016】
(実施の形態)
以下、本発明の実施形態について、所謂ノートパソコンを例にとって、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
尚、以下の説明では、特定の方向を意味する用語(例えば、「上」、「下」、「左」、「右」、およびそれらを含む他の用語、「時計回り方向」、「反時計回り方向」)を使用する場合があるが、それらの使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明は限定的に解釈されるべきものではない。
【0017】
図1及び図2は、本実施形態に係るノートパソコンの使用可能状態(開状態)および不使用状態(閉状態)をそれぞれ示す斜視図である。また、図3及び図4は、前記ノートパソコンの不使用状態における平面図および側面図である。
【0018】
これらの図に示すように、本実施形態に係る情報処理装置としてのノートパソコンWは、例えば液晶式とされた表示画面12を有する表示部10と、該表示部10に入力される表示信号を生成し得る操作制御部30とを備えている。該操作制御部30は、キーボード等の入力装置32、該入力装置32による入力操作等に基づいて表示部へ出力する表示信号を生成する信号処理回路や中央演算処理装置(所謂CPU)、更にはそれらの周辺部品(何れも不図示)などを含むものである。また、ユーザ(使用者)がノートパソコンWを操作する状態において当該ユーザから見てキーボード32の手前側には、タッチパッド33が設けられており、ユーザはこのタッチパッド33を上下左右になぞるだけで、カーソルの移動や表示画面12のスクロール等を行うことができる。
【0019】
前記表示部10は、表示部側の筐体11(第1筐体)に格納されてその周縁および背面が覆われており、一方、制御操作部30は操作制御部側の筐体31(第2筐体)に格納され、両筐体10,30は、ヒンジ機構20により開閉可能に結合されている。
より詳しく説明すれば、第1筐体11および第2筐体31は共に、平面視(第1筐体11及び第2筐体31それぞれを正面から見た状態)における全体形状が略長方形状に形成されており、その一辺11r,31r側(つまり、ユーザがノートパソコンWを操作する操作状態において当該ユーザから見た後側)どうしをヒンジ機構20を介して結合することにより、ヒンジ軸21(図4参照)を中心にして両筐体が相対的に開閉動作を行えるようになっている。尚、本明細書において、前記「長方形」とは、その一形態として「正方形」である場合を含むものである。
【0020】
前記ノートパソコンWは、充電式のバッテリ(電池)からの給電によって駆動することができるものである。
図5は前記ノートパソコンWの底面図であるが、この図に示すように、本実施形態では、充電式の電池をユニット化した電池パック50が、ノートパソコンWの第2筐体31の底部31bに対し着脱可能に装着されている。電池パック50は、その全体としての基本形状が略直方体状に形成され、この電池パック50の外形形状に対応して、第2筐体31には、少なくとも底部31bの一部(具体的には、底部31b及び側部31sの一部)を切り欠いて、少なくとも底側に開口した(具体的には、底側および後側に開口した)凹状の収納部40が設けられている。電池パック50は、この収納部40に対し第2筐体31の後側方から挿入して装着される。
【0021】
この電池パック50の装着状態においては、電池パック50の底面50bが第2筐体31の底面31bと略面一になり、電池パック50の後側面50sが第2筐体31の後側面31sと略面一になる。つまり、本実施形態では、好ましくは、収納部40を開閉可能に覆う蓋部材(リッド)は、電池パック50の底面50b及び後側面50sとして、当該電池パック50と一体に設けられている。尚、この代わりに、収納部40を開閉可能に覆う蓋部材を電池パック50とは別途に設けるようにしてもよい。
【0022】
また、本実施形態では、図5において仮想線(2点鎖線)で示すように、ノートパソコンWの携帯時における使い勝手を向上させるための補助的な付帯品として、当該ノートパソコンWの筐体底部(具体的には、第2筐体31の底部31b及び後側部31s)を保持するユーザの手Hnを、手の甲側から拘束して保持性を高めるようにした、ベルト状の所謂ハンドストラップShを、第2筐体31の底面31bに取り付けることができるようになっている。
【0023】
第2筐体31の底面31bの左右側縁の近傍には、ハンドストラップShの両端を固定するための一対の固定用パッド31pが設けられており、ハンドストラップShは、その左右両端が、例えばネジ部材35を用いて、固定用パッド31p上にそれぞれ締結固定されることにより、第2筐体31の底面31bに装着されている。
本実施形態では、図5から良く分かるように、電池パック50及びハンドストラップShのレイアウトの都合上、ハンドストラップShの装着状態では、当該ハンドストラップShが電池パック50の底面50bの一部(つまり、収納部40のリッドの一部)と底面視で重なっている。
【0024】
電池パック50の底面50bには、後側部50sの比較的近傍に、当該電池パック50を装着状態にロックするロック機能とロック状態を解除するロック解除機能とを選択的に切り換えて用いられるスライド式のロック切換機構60が左右一対に備えられている。各ロック切換機構60は、ユーザがスライド操作を行うための操作部材として、所謂スライドノブ62を備えている。
【0025】
図6は、前記ロック切換機構60を拡大して示す斜視図であり、また、図7は、図6のY7−Y7線に沿った断面図で、前記ロック切換機構60の配設部分を説明するための断面図である。
これらの図に詳しく示すように、本実施形態では、電池パック50の底面50bにおける後側部50sの比較的近傍に、当該底面50bから所定量隆起し前記ロック切換機構60を収納する隆起部51が形成されており、この構成で電池パック50のロック切換機構60を、手探り状態でもユーザは注意喚起することができ、不用意な電池パック50のアンロックを抑制している。この隆起部51の頂部52に、該頂部52から所定量段下げした平坦な段下げ面53が設けられている。この段下げ面53上に、ロック切換機構60のスライドノブ62が配設されている。
【0026】
スライドノブ62には、該ノブ62のスライド操作に連係してスライド動作を行うスライダ63が係合しており、該スライダ63には、当該スライダ63を第2筐体31に設けられた係止穴36に向かって付勢するスプリング64が付設されている。このスプリング64の付勢力によってスライダ63が図7における右方へ移動し、その先端側が前記係止穴36内に挿入されて係止されることにより、電池パック50が装着状態にロックされる。また、前記スプリング64の付勢力に抗してスライドノブ62を図7における左方へスライド操作することにより、スライダ63が同方向へ移動し、その先端側が前記係止穴36から抜脱され、電池パック50の装着状態がロック解除されるようになっている。尚、かかるロック切換機構60の作動および概略構成は、従来公知のものと同様である。
【0027】
本実施形態では、前記隆起部51の段下げ面53上に配設されたスライドノブ62の操作面62fは、隆起部51の頂部52よりも前記段下げ面53に近い側に位置している、つまり、隆起部51の頂部52よりも或る程度(好ましくは、例えば1mm程度)凹んだ位置にあるように寸法設定されている。
【0028】
以上、説明したように、本実施形態によれば、電池パック50の装着状態をロック・アンロックするスライド式のロック切換機構60のスライドノブ62は、電池パック50の底面50bに形成された隆起部51に配設されているので、第2筐体31の主として底部31bを片手で支えるようにして当該ノートパソコンWを保持するユーザは、その手Hnが隆起部51に触れることで、スライドノブ62があることについて注意が喚起され、誤操作をしてしまう可能性を低減できる。しかも、スライドノブ62は、前記隆起部51の段下げ面53に、操作面62fが隆起部51の頂部52よりも段下げ面53に近い側に位置するように(つまり、隆起部51の頂部52から凹むように)配設されているので、ユーザの手Hn(手の平や指先)がスライドノブ62の操作面62fに強く触れるおそれはそれだけ少なくなり、より有効に誤操作の発生を抑制できるのである。また、ユーザが第2筐体31の主として底部31bを片手で支えるようにして当該ノートパソコンWを保持するに際して、前記隆起部51に手の平が当たるように保持することで、ノートパソコンWの保持性が高められるという効果も有する。
【0029】
また、本実施形態では、ハンドストラップShが、電池パック50の底面50bの一部と底面視で重なるように装着されていて、当該ノートパソコンWを保持するユーザの手Hnが(手の平や指先が)、不用意に前記スライドノブ62に触れる蓋然性が特に高くなるのであるが、かかる場合について、前述の効果を奏することができ、特に有益である。
【0030】
更に、本実施形態では、電池パック収納部40の蓋部材(リッド)が電池パック50の底面50b及び後側面50sとして当該電池パック50と一体に設けられていて、ユーザの手Hnが(手の平や指先が)スライドノブ62を不用意にアンロック方向にスライドさせて電池パック50の装着状態がロック解除されてしまうと、電池パック50自体が意図せずに外れて給電がいきなり途絶えるので、より大きな悪影響を及ぼすことになるが、このような場合について前述の効果を奏することができ、特に有益である。
【0031】
尚、以上の説明では、電池パック50の収納部40を開閉可能に覆う蓋部材(リッド)は、電池パック50の底面50b及び後側面50sとして、当該電池パック50と一体に設けられていたが、この代わりに、収納部40を開閉可能に覆う蓋部材を電池パック50とは別途に設けるようにしてもよい。この場合には、蓋部材の底面に、ロック切換機構を収納する隆起部を形成すればよい。
【0032】
また、以上の説明では、ロック切換機構60を収納する隆起部51は電池パック50の底面50bに設けられていたが、この代わりに、隆起部を第2筐体31の底面31bの適所に設けるようにしてもよい。
【0033】
尚、以上の説明では、ハンドストラップShを使用している時や、ノートパソコンWの不使用状態でユーザが手で把持して持ち運ぶ時等に、電池パック50のロック切換機構60の存在をユーザに注意喚起するために隆起部51を備えた構成であるが、隆起部51は必須ではなく、例えば図5においてハンドストラップSh使用時にユーザの手が係合するノートパソコンWの中央部のみ隆起部51を無くす構成、または、同図右側の脚ゴム、右側及び中央部の隆起部51を全て無くした構成であっても、ノートパソコンWの底部31bからスライドノブの操作面62fを段下げする構成であれば同様の効果を奏することができる。
【0034】
更に、以上の説明は、ノートパソコンを例にとったものであったが、本発明はかかる場合に限定されるものではなく、電池パックを用いる他の種々の情報処理装置においても、有効に適用することができる。
【0035】
このように、本発明は、上述の実施形態や変形例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々の変更や設計上の改良等を行い得るものであることは、言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0036】
本発明は、例えばノートパソコンなどの情報処理装置における電池パック収納部のリッド開閉用のスライド式切換手段の配置構造として、有効に利用することができる。
【符号の説明】
【0037】
31 第2筐体
31b 第2筐体の底部
31s 第2筐体の側部
40 収納部
50 電池パック
50b 電池パックの底面
50s 電池パックの後側面
51 隆起部
52 隆起部の頂部
53 段下げ面
60 ロック切換機構
62 スライドノブ
62f スライドノブの操作面
Hn ユーザの手
Sh ハンドストラップ
W ノートパソコン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電池パックを着脱可能に収納する収納部を有する筐体を備えた情報処理装置であって、
前記収納部は、前記筐体の少なくとも底部の一部を切り欠くことにより、前記電池パックの外形形状に対応し少なくとも底側に開口した凹状に形成されており、
前記収納部の前記開口を開閉可能に覆う蓋部材と、該蓋部材を閉状態にロックするロック機能とロック状態を解除するロック解除機能とを選択的に切り換えて用いられるスライド式の切換手段と、が備えられ、
前記筐体および前記蓋部材の少なくとも何れか一方の底面から所定量段下げした平坦な段下げ面が設けられており、
該段下げ面に前記切換手段のスライド操作部が配設され、該スライド操作部の操作面は前記底面よりも前記段下げ面に近い側に位置している、
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
ユーザが前記筐体の底部を片手で支えて当該情報処理装置を保持する際にユーザの手を甲側から拘束するハンドストラップが、前記蓋部材の一部と底面視で重なるように、前記筐体の底面に装着されている、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記蓋部材は、前記電池パックの少なくとも底面として、当該電池パックと一体に設けられている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−70485(P2011−70485A)
【公開日】平成23年4月7日(2011.4.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−222206(P2009−222206)
【出願日】平成21年9月28日(2009.9.28)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】