抗ウイルス化合物
C型肝炎ウイルス(「HCV」)又は他のウイルスの複製を阻止するのに有効な化合物を開示する。本発明は、かかる化合物を含む組成物、かかる化合物と他の抗ウイルス薬又は治療薬との同時処方又は同時投与、かかる化合物を合成するための方法及び中間体、並びにHCV感染症又は他のウイルス感染症の治療にかかる化合物を使用する方法も対象とする。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iを有する化合物、該化合物の互変異性体又は前記化合物若しくは互変異性体の医薬として許容される塩。
【化1】
(式中、
A及びBは、各々独立に、カルボシクリル又はヘテロシクリルから選択され、並びに各々独立に、1つ又はそれ以上のR18で、場合によって置換されており、R18は、ハロゲン、オキソ、チオキソ、ヒドロキシ、メルカプト、ニトロ、シアノ、アミノ、カルボキシ、ホルミル、ホスファート、アジド、アルキル、アルケニル、アルキニル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−Ls−O−Rs、−Ls−S−Rs、−Ls−C(O)Rs、−Ls−OC(O)Rs、−Ls−C(O)ORs、−Ls−N(RsRs’)、−Ls−C(=NRs)Rs’、−Ls−S(O)Rs、−Ls−SO2Rs、−LS−C(O)N(RsRs’)、−Ls−N(Rs)C(O)Rs’−、−Ls−C(=NRs)N(Rs’Rs’’)、−Ls−N(Rs’)C(=NRs)Rs’’、−Ls−N(Rs)C(O)N(Rs’Rs’’)、−Ls−N(Rs)SO2Rs’、−Ls−SO2N(RsRs’)及び−Ls−N(Rs)SO2N(Rs’Rs’’)からなる群から、出現ごとに、独立に選択され;
W1及びW2は、N又はC(R33)から各々独立に選択され;
Zは、結合、−CR41R41’又は−NR41−であり、R41及びR41’は、水素、アルキル、アルケニル及びアルキニルからなる群から各々独立に選択され;
R10及びR33は、水素、ハロゲン、オキソ、チオキソ、ヒドロキシ、メルカプト、ニトロ、シアノ、アミノ、カルボキシ、ホルミル、ホスファート、アジド、アルキル、アルケニル、アルキニル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−Ls−O−Rs、−Ls−S−Rs、−Ls−C(O)Rs、−Ls−OC(O)Rs、−Ls−C(O)ORs、−Ls−N(RsRs’)、−Ls−C(=NRs)Rs’、−Ls−S(O)Rs、−Ls−SO2Rs、−Ls−C(O)N(RsRs’)、−Ls−N(Rs)C(O)Rs’−、−Ls−C(=NRs)N(Rs’Rs’’)、−Ls−N(Rs’)C(=NRs)Rs’’、−Ls−N(Rs)C(O)N(Rs’Rs’’)、−Ls−N(Rs)SO2Rs’、−Ls−SO2N(RsRs’)、−Ls−N(Rs)SO2N(Rs’Rs’’)、−LE−Q−LE’−(C3−C18カルボキシル)及び−LE−Q−LE’−(M3−M18ヘテロシクリル)からなる群から、出現ごとに、各々独立に選択され;
Xは、結合、−Ls−O−、−Ls−S−、−Ls−C(O)−、−Ls−N(Rs)−、−Ls−N(Rs)C(O)−、−Ls−C(O)N(Rs)−、−Ls−N(Rs)C(O)O−、−Ls−OC(O)N(Rs)−、−Ls−N(Rs)C(O)N(Rs’)−、−Ls−C(=NRs)N(Rs’)−、−Ls−N(Rs’)C(=NRs)−、−Ls−S(O)−、−Ls−SO2−、−Ls−C(O)O−及び−Ls−OC(O)−からなる群から選択され;
R22は、カルボシクリル又はヘテロシクリルであり、及び1つ又はそれ以上のR26で場合によって置換されており、R26は、ハロゲン、オキソ、チオキソ、ヒドロキシ、メルカプト、ニトロ、シアノ、アミノ、カルボキシ、ホルミル、ホスファート、アジド、アルキル、アルケニル、アルキニル、−Ls−O−Rs、−Ls−S−Rs、−Ls−C(O)Rs、−Ls−OC(O)Rs、−Ls−C(O)ORs、−Ls−N(RsRs’)、−Ls−C(=NRs)Rs’、−Ls−S(O)Rs、−Ls−SO2Rs、−Ls−C(O)N(RsRs’)、−Ls−N(Rs)C(O)Rs’、−Ls−C(=NRs)N(Rs’Rs’’)、−Ls−N(Rs’)C(=NRs)Rs’’、−Ls−N(Rs)C(O)N(Rs’Rs’’)、−Ls−N=C(NRsRs’)(NRsRs’)、−Ls−N(Rs)SO2Rs’、−Ls−SO2N(RsRs’)、−Ls−N(Rs)SO2N(Rs’Rs’’)、−LE−Q−LE’−(C3−C18カルボシクリル)及び−LE−Q−LE’−(M3−M18ヘテロシクリル)からなる群から、出現ごとに、独立に選択され;又はR22は、アルキル、アルケニル若しくはアルキニルであり、並びに1つ若しくはそれ以上のR26で場合によって置換されており;又はR22は水素であり;
Yは、結合、−Ls−O−、−Ls−C(O)−、−Ls−S(O)2−、−Ls−S(O)−、−Ls−OS(O)2−、−Ls−OS(O)−、−Ls−C(O)O−、−Ls−OC(O)−、−Ls−OC(O)O−、−Ls−C(O)N(R15)−、−Ls−N(R15)C(O)−、−Ls−C(O)N(R15)O−、−Ls−N(R15)C(O)O−、−Ls−C(O)N(R15)N(R15’)−、−Ls−S−、−Ls−C(S)−、−Ls−C(S)O−、−Ls−OC(S)−、−Ls−N(R15)−、−Ls−C(S)N(R15)−、−Ls−N(R15)C(S)−、−Ls−N(R15)S(O)−、−Ls−N(R15)S(O)2−、−Ls−S(O)2N(R15)−、−Ls−S(O)N(R15)−、−Ls−C(S)N(R15)O−及び−Ls−C(S)N(R15)N(R15’)−からなる群から選択され、R15及びR15’は、出現ごとに、水素、アルキル、アルケニル及びアルキニルからなる群から各々独立に選択され;
R50は、−L1−A1−であり、A1は、カルボシクリル又はヘテロシクリル、アルキル、アルケニル及びアルキニルからなる群から選択され、並びにL1は、結合、アルキレン、アルケニレン及びアルキニレンからなる群から選択され、A1は、1つ又はそれ以上のR30で場合によって置換されており、並びにR30は、ハロゲン、オキソ、チオキソ、ヒドロキシ、メルカプト、ニトロ、シアノ、アミノ、カルボキシ、ホルミル、ホスファート、アジド、アルキル、アルケニル、アルキニル、−Ls−O−Rs、−Ls−S−Rs、−Ls−C(O)Rs、−Ls−OC(O)Rs、−Ls−C(O)ORs、−Ls−N(RsRs’)、−Ls−C(=NRs)Rs’、−Ls−S(O)Rs、−Ls−SO2Rs、−Ls−C(O)N(RsRs’)、−Ls−N(Rs)C(O)Rs’−、−Ls−C(=NRs)N(Rs’Rs’’)、−Ls−N(Rs’)C(=NRs)Rs’’、−Ls−N(Rs)C(O)N(Rs’Rs’’)、−Ls−N(Rs)SO2Rs’、−Ls−SO2N(RsRs’)、−Ls−N(Rs)SO2N(Rs’Rs’’)、−LE−Q−LE’−(C3−C18カルボシクリル)及び−LE−Q−LE’−(M3−M18ヘテロシクリル)からなる群から、出現ごとに、独立に選択され、並びにL1は、1つ又はそれ以上のR38で場合によって置換されており、並びにR38は、ハロゲン、オキソ、チオキソ、ヒドロキシ、メルカプト、ニトロ、シアノ、アミノ、カルボキシ、ホルミル、ホスファート、アジド、アルコキシ、チオアルコキシ、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、アルキルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、−Ls−O−Rs、−Ls−S−Rs、−Ls−C(O)Rs、−Ls−OC(O)Rs、−Ls−C(O)ORs、−Ls−N(RsRs’)、−Ls−C(=NRs)Rs’、−Ls−S(O)Rs、−Ls−SO2Rs、−Ls−C(O)N(RsRs’)、−Ls−N(Rs)C(O)Rs’−、−Ls−C(=NRs)N(Rs’Rs’’)、−Ls−N(Rs’)C(=NRs)Rs’’、−Ls−N(Rs)C(O)N(Rs’Rs’’)、−Ls−N(Rs)SO2Rs’、−Ls−SO2N(RsRs’)、−Ls−N(Rs)SO2N(Rs’Rs’’)、カルボシクリル、ヘテロシクリル、カルボシクリルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、−LE−Q−LE’−(C3−C18カルボシクリル)及び−LE−Q−LE’−(M3−M18ヘテロシクリル)からなる群から、出現ごとに、独立に選択され;
Lsは、各出現において、結合、アルキレン、アルケニレン及びアルキニレンからなる群から独立に選択され;
Rs、Rs’及びRs’’は、出現ごとに、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、チオアルコキシ、アルコキシアルキル、アルコキシアルコキシアルキル、チオアルコキシアルキル、アルキルカルボニル、アルキルカルボニルアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アルキルカルボニルオキシ、アルキルカルボニルオキシアルキル、アルキルアミノ、アルキルアミノアルキル、アルコキシカルボニルアミノ及びアルコキシカルボニルアミノアルキルからなる群から各々独立に選択され;
LE及びLE’は、各出現において、結合、アルキレン、アルケニレン及びアルキニレンからなる群から各々独立に選択され;
Qは、出現ごとに、結合、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、−S−、−O−、−C(O)−、−N(Rs)−、−N(Rs)C(O)−、−C(O)N(Rs)−、−N(Rs)C(O)O−、−OC(O)N(Rs)−、−N(Rs)C(O)N(Rs’)−、−C(=NRs)N(Rs’)−、−N(Rs’)C(=NRs)−、−S(O)、−SO2−、−O−SO2−、−SO2−O−、−O−S(O)−、−S(O)−O−、−C(O)O−及び−OC(O)−からなる群から独立に選択され;
R10、R15、R15’、R18、R26、R30、R33、R38、R41及びR41’は、出現ごとに、ハロゲン、オキソ、チオキソ、ヒドロキシ、メルカプト、ニトロ、シアノ、アミノ、カルボキシ、ホルミル、ホスファート及びアジドからなる群から選択される少なくとも1つの置換基で、各々独立に、場合によって置換されており;並びに
−LE−Q−LE’−(C3−C18カルボシクリル)及び−LE−Q−LE’−(M3−M18ヘテロシクリル)中の各C3−C18カルボシクリル及びM3−M18ヘテロシクリル部分は、出現ごとに、水素、ハロゲン、オキソ、チオキソ、ヒドロキシ、メルカプト、ニトロ、シアノ、アミノ、カルボキシ、ホルミル、ホスファート、アジド、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、チオアルコキシ、アルコキシアルキル、チオアルコキシアルキル、アルキルカルボニル、アルキルカルボニルアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アルキルカルボニルオキシ、アルキルカルボニルオキシアルキル、アルキルアミノ、アルキルアミノアルキル、アルコキシカルボニルアミノ及びアルコキシカルボニルアミノアルキルからなる群から選択される少なくとも1つの置換基で、独立に、場合によって置換されている。)
【請求項2】
A及びBが、各々独立に、C4−C11カルボシクリル又はM4−M11ヘテロシクリルから選択され、並びに1つ又はそれ以上のR18で、各々独立に、場合によって置換されており、R18は、ハロゲン、オキソ、チオキソ、ヒドロキシ、メルカプト、ニトロ、シアノ、アミノ、カルボキシ、ホルミル、ホスファート、アジド、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C3−C6カルボシクリル、M3−M6ヘテロシクリル、−Ls−O−Rs、−Ls−S−Rs、−Ls−C(O)Rs、−Ls−OC(O)Rs、−Ls−C(O)ORs、−Ls−N(RsRs’)、−Ls−C(=NRs)Rs’、−Ls−S(O)Rs、−Ls−SO2Rs、−Ls−C(O)N(RsRs’)、−Ls−N(Rs)C(O)Rs’−、−Ls−C(=NRs)N(Rs’Rs’’)、−Ls−N(Rs’)C(=NRs)Rs’’、−Ls−N(Rs)C(O)N(Rs’Rs’’)、−Ls−N(Rs)SO2Rs’、−Ls−SO2N(RsRs’)及び−Ls−N(Rs)SO2N(Rs’Rs’’)からなる群から、出現ごとに、独立に選択され;
W1及びW2は、N又はC(R33)から各々独立に選択され;
Zは、結合、−CR41R41’又は−NR41−であり、R41及びR41’は、水素、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル及びC2−C6アルキニルからなる群から各々独立に選択され;
R10及びR33は、水素、ハロゲン、オキソ、チオキソ、ヒドロキシ、メルカプト、ニトロ、シアノ、アミノ、カルボキシ、ホルミル、ホスファート、アジド、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C3−C6カルボシクリル、M3−M6ヘテロシクリル、、−Ls−O−Rs、−Ls−S−Rs、−Ls−C(O)Rs、−Ls−OC(O)Rs、−Ls−C(O)ORs、−Ls−N(RsRs’)、−Ls−C(=NRs)Rs’、−Ls−S(O)Rs、−Ls−SO2Rs、−Ls−C(O)N(RsRs’)、−Ls−N(Rs)C(O)Rs’−、−Ls−C(=NRs)N(Rs’Rs’’)、−Ls−N(Rs’)C(=NRs)Rs’’、−Ls−N(Rs)C(O)N(Rs’Rs’’)、−Ls−N(Rs)SO2Rs’、−Ls−SO2N(RsRs’)、−Ls−N(Rs)SO2N(Rs’Rs’’)、−LE−Q−LE’−(C3−C18カルボキシル)及び−LE−Q−LE’−(M3−M18ヘテロシクリル)からなる群から、出現ごとに、各々独立に選択され;
Xは、結合、−Ls−O−、−Ls−S−、−Ls−C(O)−、−Ls−N(Rs)−、−Ls−N(Rs)C(O)−、−Ls−C(O)N(Rs)−、−Ls−N(Rs)C(O)O−、−Ls−OC(O)N(Rs)−、−Ls−N(Rs)C(O)N(Rs’)−、−Ls−C(=NRs)N(Rs’)−、−Ls−N(Rs’)C(=NRs)−、−Ls−S(O)−、−Ls−SO2−、−Ls−C(O)O−及び−Ls−OC(O)−からなる群から選択され;
R22は、C4−C11カルボシクリル又はM4−M11ヘテロシクリルであり、及び1つ又はそれ以上のR26で場合によって置換されており、R26は、ハロゲン、オキソ、チオキソ、ヒドロキシ、メルカプト、ニトロ、シアノ、アミノ、カルボキシ、ホルミル、ホスファート、アジド、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、−Ls−O−Rs、−Ls−S−Rs、−Ls−C(O)Rs、−Ls−OC(O)Rs、−Ls−C(O)ORs、−Ls−N(RsRs’)、−Ls−C(=NRs)Rs’、−Ls−S(O)Rs、−Ls−SO2Rs、−Ls−C(O)N(RsRs’)、−Ls−N(Rs)C(O)Rs’−、−Ls−C(=NRs)N(Rs’Rs’’)、−Ls−N(Rs’)C(=NRs)Rs’’、−Ls−N=C(NRsRs’)(NRsRs’)、−Ls−N(Rs)C(O)N(Rs’Rs’’)、−Ls−N(Rs)SO2Rs’、−Ls−SO2N(RsRs’)、−Ls−N(Rs)SO2N(Rs’Rs’’)、−LE−Q−LE’−(C3−C18カルボシクリル)及び−LE−Q−LE’−(M3−M18ヘテロシクリル)からなる群から、出現ごとに、独立に選択され;又はR22は、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル若しくはC2−C6アルキニルであり、並びに1つ若しくはそれ以上のR26で場合によって置換されており;又はR22は水素であり;
Yは、結合、−Ls−O−、−Ls−C(O)−、−Ls−S(O)2−、−Ls−S(O)−、−Ls−OS(O)2−、−Ls−OS(O)−、−Ls−C(O)O−、−Ls−OC(O)−、−Ls−OC(O)O−、−Ls−C(O)N(R15)−、−Ls−N(R15)C(O)−、−Ls−C(O)N(R15)O−、−Ls−N(R15)C(O)O−、−Ls−C(O)N(R15)N(R15’)−、−Ls−S−、−Ls−C(S)−、−Ls−C(S)O−、−Ls−OC(S)−、−Ls−N(R15)−、−Ls−C(S)N(R15)−、−Ls−N(R15)C(S)−、−Ls−N(R15)S(O)−、−Ls−N(R15)S(O)2−、−Ls−S(O)2N(R15)−、−Ls−S(O)N(R15)−、−Ls−C(S)N(R15)O−及び−Ls−C(S)N(R15)N(R15’)−からなる群から選択され、R15及びR15’は、出現ごとに、水素、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル及びC2−C6アルキニルからなる群から各々独立に選択され;
R50は、−L1−A1−であり、A1は、C4−C11カルボシクリル、M4−M11ヘテロシクリル、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル及びC2−C6アルキニルからなる群から選択され、並びにL1は、結合、C1−C6アルキレン、C2−C6アルケニレン及びC2−C6アルキニレンからなる群から選択され、A1は、1つ又はそれ以上のR30で場合によって置換されており、並びにR30は、ハロゲン、オキソ、チオキソ、ヒドロキシ、メルカプト、ニトロ、シアノ、アミノ、カルボキシ、ホルミル、ホスファート、アジド、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、−Ls−O−Rs、−Ls−S−Rs、−Ls−C(O)Rs、−Ls−OC(O)Rs、−Ls−C(O)ORs、−Ls−N(RsRs’)、−Ls−C(=NRs)Rs’、−Ls−S(O)Rs、−Ls−SO2Rs、−Ls−C(O)N(RsRs’)、−Ls−N(Rs)C(O)Rs’−、−Ls−C(=NRs)N(Rs’Rs’’)、−Ls−N(Rs’)C(=NRs)Rs’’、−Ls−N(Rs)C(O)N(Rs’Rs’’)、−Ls−N(Rs)SO2Rs’、−Ls−SO2N(RsRs’)、−Ls−N(Rs)SO2N(Rs’Rs’’)、−LE−Q−LE’−(C3−C18カルボシクリル)及び−LE−Q−LE’−(M3−M18ヘテロシクリル)からなる群から、出現ごとに、独立に選択され、並びにL1は、1つ又はそれ以上のR38で場合によって置換されており、並びにR38は、ハロゲン、オキソ、チオキソ、ヒドロキシ、メルカプト、ニトロ、シアノ、アミノ、カルボキシ、ホルミル、ホスファート、アジド、C1−C6アルコキシ、C1−C6チオアルコキシ、C1−C6アルキルカルボニル、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルカルボニルオキシ、C1−C6アルキルアミノ、C1−C6アルコキシカルボニルアミノ、−Ls−O−Rs、−Ls−S−Rs、−Ls−C(O)Rs、−Ls−OC(O)Rs、−Ls−C(O)ORs、−Ls−N(RsRs’)、−Ls−C(=NRs)Rs’、−Ls−S(O)Rs、−Ls−SO2Rs、−Ls−C(O)N(RsRs’)、−Ls−N(Rs)C(O)Rs’−、−Ls−C(=NRs)N(Rs’Rs’’)、−Ls−N(Rs’)C(=NRs)Rs’’、−Ls−N(Rs)C(O)N(Rs’Rs’’)、−Ls−N(Rs)SO2Rs’、−Ls−SO2N(RsRs’)、−Ls−N(Rs)SO2N(Rs’Rs’’)、カルボシクリル、ヘテロシクリル、カルボシクリルC1−C6アルキル、ヘテロシクリルC1−C6アルキル、−LE−Q−LE’−(C3−C18カルボシクリル)及び−LE−Q−LE’−(M3−M18ヘテロシクリル)からなる群から、出現ごとに、独立に選択され;
Lsは、結合、C1−C6アルキレン、C2−C6アルケニレン及びC2−C6アルキニレンからなる群から、出現ごとに、独立に選択され;
Rs、Rs’、Rs’’は、出現ごとに、水素、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C1−C6チオアルコキシ、C1−C6アルコキシC1−C6アルキル、C1−C6アルコキシC1−C6アルコキシC1−C6アルキル、C1−C6チオアルコキシC1−C6アルキル、C1−C6アルキルカルボニル、C1−C6アルキルカルボニルC1−C6アルキル、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルコキシカルボニルC1−C6アルキル、C1−C6アルキルカルボニルオキシ、C1−C6アルキルカルボニルオキシC1−C6アルキル、C1−C6アルキルアミノ、C1−C6アルキルアミノC1−C6アルキル、C1−C6アルコキシカルボニルアミノ及びC1−C6アルコキシカルボニルアミノC1−C6アルキルからなる群から各々独立に選択され;
LE及びLE’は、結合、C1−C6アルキレン、C2−C6アルケニレン及びC2−C6アルキニレンからなる群から、出現ごとに、各々独立に選択され;
Qは、出現ごとに、結合、C1−C6アルキレン、C2−C6アルケニレン、C2−C6アルキニレン、−S−、−O−、−C(O)−、−N(Rs)−、−N(Rs)C(O)−、−C(O)N(Rs)−、−N(Rs)C(O)O−、−OC(O)N(Rs)−、−N(Rs)C(O)N(Rs’)−、−C(=NRs)N(Rs’)−、−N(Rs’)C(=NRs)−、−S(O)、−SO2−、−O−SO2−、−SO2−O−、−O−S(O)−、−S(O)−O−、−C(O)O−及び−OC(O)−からなる群から独立に選択され;
R10、R15、R15’、R18、R26、R30、R33、R38、R41及びR41’は、出現ごとに、ハロゲン、オキソ、チオキソ、ヒドロキシ、メルカプト、ニトロ、シアノ、アミノ、カルボキシ、ホルミル、ホスファート及びアジドからなる群から選択される少なくとも1つの置換基で、各々独立に、場合によって置換されており;並びに −LE−Q−LE’−(C3−C18カルボシクリル)及び−LE−Q−LE’−(M3−M18ヘテロシクリル)中の各C3−C18カルボシクリル及びM3−M18ヘテロシクリル部分は、出現ごとに、ハロゲン、オキソ、チオキソ、ヒドロキシ、メルカプト、ニトロ、シアノ、アミノ、カルボキシ、ホルミル、ホスファート、アジド、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C1−C6チオアルコキシ、C1−C6アルコキシC1−C6アルキル、C1−C6チオアルコキシC1−C6アルキル、C1−C6アルキルカルボニル、C1−C6アルキルカルボニルC1−C6アルキル、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルコキシカルボニルC1−C6アルキル、C1−C6アルキルカルボニルオキシ、C1−C6アルキルカルボニルオキシC1−C6アルキル、C1−C6アルキルアミノ、C1−C6アルキルアミノC1−C6アルキル、C1−C6アルコキシカルボニルアミノ及びC1−C6アルコキシカルボニルアミノC1−C6アルキルからなる群から選択される少なくとも1つの置換基で、独立に、場合によって置換されている、
請求項1に記載の化合物、互変異性体又は塩。
【請求項3】
Yが、−Ls−O−、−Ls−S−又は−Ls−N(R15)−であり;及び
A1が、C4−C11カルボシクリル又はM4−M11ヘテロシクリルであり、及び1つ又はそれ以上のR30で場合によって置換されている、
請求項1から2の一項に記載の化合物、互変異性体又は塩。
【請求項4】
A及びBが、C3−C6カルボシクリル又はM5−M6ヘテロシクリルから各々独立に選択され、及び1つ又はそれ以上のR18で、各々独立に、場合によって置換されている、
請求項1から3の一項に記載の化合物、互変異性体又は塩。
【請求項5】
W1及びW2がNであり、並びにZが−NR41−である、
請求項1から4の一項に記載の化合物、互変異性体又は塩。
【請求項6】
Xが−O−又は−S−であり、及びR22がC5−C6カルボシクリル若しくはM5−M6ヘテロシクリルであり、及び1つ又はそれ以上のR26で場合によって置換されている、請求項1から5の一項に記載の化合物、互変異性体又は塩。
【請求項7】
部分
【化2】
が、
【化3】
(Qは、N又はC(R33)であり、並びにR10、R17、R33及びR35は、水素、ハロゲン、オキソ、チオキソ、ヒドロキシ、メルカプト、ニトロ、シアノ、アミノ、カルボキシ、ホルミル、ホスファート、アジド、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C3−C6カルボシクリル、M3−M6ヘテロシクリル、−Ls−O−Rs、−Ls−S−Rs、−Ls−C(O)Rs、−Ls−OC(O)Rs、−Ls−C(O)ORs、−Ls−N(RsRs’)、−Ls−C(=NRs)Rs’、−Ls−S(O)Rs、−Ls−SO2Rs、−Ls−C(O)N(RsRs’)、−Ls−N(Rs)C(O)Rs’−、−Ls−C(=NRs)N(Rs’Rs’’)、−Ls−N(Rs’)C(=NRs)Rs’’、−Ls−N(Rs)C(O)N(Rs’Rs’’)、−Ls−N(Rs)SO2Rs’、−Ls−SO2N(RsRs’)、−Ls−N(Rs)SO2N(Rs’Rs’’)、−LE−Q−LE’−(C3−C18カルボキシル)及び−LE−Q−LE’−(M3−M18ヘテロシクリル)からなる群から、出現ごとに、各々独立に選択される。)
からなる群から選択される、請求項1から6の一項に記載の化合物、互変異性体又は塩。
【請求項8】
R22が、
【化4】
であり、
及び1つ又はそれ以上のR26で場合によって置換されており、並びにR48が、ヒドロキシ、アミノ、C1−C6アルキルアミノ、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルコキシカルボニルアミノ又はC1−C6アルキルカルボニルオキシである、
請求項1から7の一項に記載の化合物、互変異性体又は塩。
【請求項9】
式IIを有する化合物、該化合物の互変異性体又は前記化合物若しくは互変異性体の医薬として許容される塩。
【化5】
(式中、
R6は、水素及びシアノからなる群から選択され;
R8は、水素及びアリールアルキルからなる群から選択され;
R25は、水素及びアルキルからなる群から選択され;
R37は、水素、アルキル、ヒドロキシアルキル及びシクロアルキルからなる群から選択され;
R42は、アリールスルファニル、ヘテロアリールスルファニル及びアリールオキシからなる群から選択され;R42は、R46から独立に選択される1つ又はそれ以上の置換基で場合によって置換されており;
R46は、水素、ヒドロキシ、アミノ、ハロゲン、ジアルキルアミノ及びアルコキシカルボニルアミノからなる群から選択される1つ又はそれ以上の置換基であり;
R70は、アリール及びヘテロシクロからなる群から選択され;R70は、R75で場合によって置換されており;
R75は、水素、ハロゲン、アルコキシ、シアノ、アルキル、ハロアルキル及びアリールからなる群から独立に選択される1つ又はそれ以上の置換基である。)
【請求項10】
式IIIを有する化合物、該化合物の互変異性体又は前記化合物若しくは互変異性体の医薬として許容される塩。
【化6】
(R80は、水素、アルキルカルボニル及びハロアリールからなる群から選択される。)
【請求項11】
式IVを有する化合物、該化合物の互変異性体又は前記化合物若しくは互変異性体の医薬として許容される塩。
【化7】
(Qは、N及びCHからなる群から選択され;
R1は、アルキルスルファニル、シアノアルキルスルファニル及びアルキルからなる群から選択され;
R19は、アルキル及びハロアリールアルコキシからなる群から選択され;
R56は、水素、ヒドロキシ、アルキル及びアルキルカルボニルアミノからなる群から独立に選択される。)
【請求項12】
式Vを有する化合物、該化合物の互変異性体又は前記化合物若しくは互変異性体の医薬として許容される塩。
【化8】
(R5は、水素及びアルキルスルファニルからなる群から選択され;
R29は、アルキル、アリールアルコキシ、ハロゲン及びハロアリールアルコキシからなる群から選択され;
R47は、アルキル、ハロアルキル、アルキルスルファニル、アリールアルキルスルファニル及びヘテロシクロからなる群から選択され;
R64は、水素、アルコキシ及びアルキルからなる群から選択され;
R66は、水素、ヒドロキシ、アリールオキシ、アリールスルホニルオキシ、アルキルカルボニルアミノアリールスルホニルオキシ、ハロアリールスルホニルオキシ、シアノ、アリールアルコキシ、アルキルカルボニルアミノ、ハロゲン及びアルキルからなる群から選択され;
R81は、水素、アルコキシ及びカルボニルからなる群から選択される。)
【請求項13】
式VIを有する化合物、該化合物の互変異性体又は前記化合物若しくは互変異性体の医薬として許容される塩。
【化9】
(式中、
R73は、アルキルであり;
R76は、ヒドロキシ、アルキルアミノカルボニル及びアルキルカルボニルアミノからなる群から選択される。)
【請求項14】
式VIIを有する化合物、該化合物の互変異性体又は前記化合物若しくは互変異性体の医薬として許容される塩。
【化10】
(式中、
Aは、O及びSからなる群から選択され;
R21は、水素及びヒドロキシからなる群から選択され;
又は、R21は、R39と一緒に、O、N及びSからなる群から選択される少なくとも2つのヘテロ原子を含有する5員から12員の複素環を形成し;該複素環は、アリール若しくはハロゲンで場合によって置換されており;又は
R39は、水素、アルキル、アリールアルケニル、ジアルキルアミノ、ヘテロアリール、ハロヘテロアリール、ハロアリールアミノスルホニル、アリールスルホニルオキシ、アルキルカルボニルオキシ、シクロアルキルアミノカルボニル、アリールアルコキシカルボニルアミノ、ハロヘテロアリール、アルコキシカルボニル及びNH−R99からなる群から選択され;
R99は、水素、アリールアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、ヘテロアリール、ハロアリールアルキルアミノ、アリールアルキルアミノ及びアルキルヘテロアリールからなる群から選択され;
R67は、水素、アルキル、シクロアルキル及びアルキルシクロアルキルからなる群から選択され;
R96は、水素、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシ、アリールスルホニルオキシ、アルキルカルボニルアミノ、アルコキシ、ハロゲン、アルコキシカルボニルオキシ、ハロアルコキシカルボニルアミノ及びアリールアルコキシからなる群から選択される。)
【請求項15】
式VIIIを有する化合物、該化合物の互変異性体又は前記化合物若しくは互変異性体の医薬として許容される塩。
【化11】
(式中
R23は、水素、アルコキシアリール、アルコキシアリールスルファニル、ヒドロキシアリールスルファニル、ハロアリールアルコキシ、シアノアリールアルコキシ及びアリールアルコキシからなる群から選択され;
R31は、水素及びハロゲンからなる群から選択され;
R49は、水素、アリールアルコキシ、ハロアリールカルボニルアミノ、アルコキシアリールカルボニルアミノ、アリールアルケニル、アリールアルキル、ハロゲン、シアノ、ハロアリールオキシアルキル、アルキル、アルコキシアリールスルファニル、ハロヘテロアリール及びアルコキシカルボニルからなる群から選択され;
R52は、水素、ハロゲン、アルキル、ヒドロキシアリールオキシ、アリールオキシ、ヒドロキシアルキルアリールオキシ、アルコキシアリールアルキル、アルコキシアリールオキシ、アルキルアリールアルコキシアリールアミノ、アリールアルキル、ヘテロアリール及びアミノアリールオキシからなる群から選択され;
R77は、水素、アルキル及びシクロアルキルからなる群から選択される。)
【請求項16】
請求項1から15の何れか一項に記載の化合物、互変異性体又は塩を含む医薬組成物。
【請求項17】
HCVウイルス複製を阻害する方法であり、請求項1から15の一項に記載の化合物、互変異性体又は塩の有効量とHCVウイルスを接触させ、これにより、前記ウイルスの複製を阻害することを含む、前記方法。
【請求項18】
HCV感染を治療する方法であり、請求項1から15の一項に記載の化合物、互変異性体又は塩の有効量をHCV患者に投与し、これにより、前記患者の血液又は肝臓中のHCVウイルスレベルを低下させることを含む、前記方法。
【請求項19】
HCV感染の治療用又はHIV複製の阻害用医薬の製造のための、請求項1から15の一項に記載の化合物、互変異性体又は塩の使用。
【請求項20】
スキーム1から8の1つに記載されている工程を含む、請求項1から15の一項に記載の化合物を作製する方法。
【請求項1】
式Iを有する化合物、該化合物の互変異性体又は前記化合物若しくは互変異性体の医薬として許容される塩。
【化1】
(式中、
A及びBは、各々独立に、カルボシクリル又はヘテロシクリルから選択され、並びに各々独立に、1つ又はそれ以上のR18で、場合によって置換されており、R18は、ハロゲン、オキソ、チオキソ、ヒドロキシ、メルカプト、ニトロ、シアノ、アミノ、カルボキシ、ホルミル、ホスファート、アジド、アルキル、アルケニル、アルキニル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−Ls−O−Rs、−Ls−S−Rs、−Ls−C(O)Rs、−Ls−OC(O)Rs、−Ls−C(O)ORs、−Ls−N(RsRs’)、−Ls−C(=NRs)Rs’、−Ls−S(O)Rs、−Ls−SO2Rs、−LS−C(O)N(RsRs’)、−Ls−N(Rs)C(O)Rs’−、−Ls−C(=NRs)N(Rs’Rs’’)、−Ls−N(Rs’)C(=NRs)Rs’’、−Ls−N(Rs)C(O)N(Rs’Rs’’)、−Ls−N(Rs)SO2Rs’、−Ls−SO2N(RsRs’)及び−Ls−N(Rs)SO2N(Rs’Rs’’)からなる群から、出現ごとに、独立に選択され;
W1及びW2は、N又はC(R33)から各々独立に選択され;
Zは、結合、−CR41R41’又は−NR41−であり、R41及びR41’は、水素、アルキル、アルケニル及びアルキニルからなる群から各々独立に選択され;
R10及びR33は、水素、ハロゲン、オキソ、チオキソ、ヒドロキシ、メルカプト、ニトロ、シアノ、アミノ、カルボキシ、ホルミル、ホスファート、アジド、アルキル、アルケニル、アルキニル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−Ls−O−Rs、−Ls−S−Rs、−Ls−C(O)Rs、−Ls−OC(O)Rs、−Ls−C(O)ORs、−Ls−N(RsRs’)、−Ls−C(=NRs)Rs’、−Ls−S(O)Rs、−Ls−SO2Rs、−Ls−C(O)N(RsRs’)、−Ls−N(Rs)C(O)Rs’−、−Ls−C(=NRs)N(Rs’Rs’’)、−Ls−N(Rs’)C(=NRs)Rs’’、−Ls−N(Rs)C(O)N(Rs’Rs’’)、−Ls−N(Rs)SO2Rs’、−Ls−SO2N(RsRs’)、−Ls−N(Rs)SO2N(Rs’Rs’’)、−LE−Q−LE’−(C3−C18カルボキシル)及び−LE−Q−LE’−(M3−M18ヘテロシクリル)からなる群から、出現ごとに、各々独立に選択され;
Xは、結合、−Ls−O−、−Ls−S−、−Ls−C(O)−、−Ls−N(Rs)−、−Ls−N(Rs)C(O)−、−Ls−C(O)N(Rs)−、−Ls−N(Rs)C(O)O−、−Ls−OC(O)N(Rs)−、−Ls−N(Rs)C(O)N(Rs’)−、−Ls−C(=NRs)N(Rs’)−、−Ls−N(Rs’)C(=NRs)−、−Ls−S(O)−、−Ls−SO2−、−Ls−C(O)O−及び−Ls−OC(O)−からなる群から選択され;
R22は、カルボシクリル又はヘテロシクリルであり、及び1つ又はそれ以上のR26で場合によって置換されており、R26は、ハロゲン、オキソ、チオキソ、ヒドロキシ、メルカプト、ニトロ、シアノ、アミノ、カルボキシ、ホルミル、ホスファート、アジド、アルキル、アルケニル、アルキニル、−Ls−O−Rs、−Ls−S−Rs、−Ls−C(O)Rs、−Ls−OC(O)Rs、−Ls−C(O)ORs、−Ls−N(RsRs’)、−Ls−C(=NRs)Rs’、−Ls−S(O)Rs、−Ls−SO2Rs、−Ls−C(O)N(RsRs’)、−Ls−N(Rs)C(O)Rs’、−Ls−C(=NRs)N(Rs’Rs’’)、−Ls−N(Rs’)C(=NRs)Rs’’、−Ls−N(Rs)C(O)N(Rs’Rs’’)、−Ls−N=C(NRsRs’)(NRsRs’)、−Ls−N(Rs)SO2Rs’、−Ls−SO2N(RsRs’)、−Ls−N(Rs)SO2N(Rs’Rs’’)、−LE−Q−LE’−(C3−C18カルボシクリル)及び−LE−Q−LE’−(M3−M18ヘテロシクリル)からなる群から、出現ごとに、独立に選択され;又はR22は、アルキル、アルケニル若しくはアルキニルであり、並びに1つ若しくはそれ以上のR26で場合によって置換されており;又はR22は水素であり;
Yは、結合、−Ls−O−、−Ls−C(O)−、−Ls−S(O)2−、−Ls−S(O)−、−Ls−OS(O)2−、−Ls−OS(O)−、−Ls−C(O)O−、−Ls−OC(O)−、−Ls−OC(O)O−、−Ls−C(O)N(R15)−、−Ls−N(R15)C(O)−、−Ls−C(O)N(R15)O−、−Ls−N(R15)C(O)O−、−Ls−C(O)N(R15)N(R15’)−、−Ls−S−、−Ls−C(S)−、−Ls−C(S)O−、−Ls−OC(S)−、−Ls−N(R15)−、−Ls−C(S)N(R15)−、−Ls−N(R15)C(S)−、−Ls−N(R15)S(O)−、−Ls−N(R15)S(O)2−、−Ls−S(O)2N(R15)−、−Ls−S(O)N(R15)−、−Ls−C(S)N(R15)O−及び−Ls−C(S)N(R15)N(R15’)−からなる群から選択され、R15及びR15’は、出現ごとに、水素、アルキル、アルケニル及びアルキニルからなる群から各々独立に選択され;
R50は、−L1−A1−であり、A1は、カルボシクリル又はヘテロシクリル、アルキル、アルケニル及びアルキニルからなる群から選択され、並びにL1は、結合、アルキレン、アルケニレン及びアルキニレンからなる群から選択され、A1は、1つ又はそれ以上のR30で場合によって置換されており、並びにR30は、ハロゲン、オキソ、チオキソ、ヒドロキシ、メルカプト、ニトロ、シアノ、アミノ、カルボキシ、ホルミル、ホスファート、アジド、アルキル、アルケニル、アルキニル、−Ls−O−Rs、−Ls−S−Rs、−Ls−C(O)Rs、−Ls−OC(O)Rs、−Ls−C(O)ORs、−Ls−N(RsRs’)、−Ls−C(=NRs)Rs’、−Ls−S(O)Rs、−Ls−SO2Rs、−Ls−C(O)N(RsRs’)、−Ls−N(Rs)C(O)Rs’−、−Ls−C(=NRs)N(Rs’Rs’’)、−Ls−N(Rs’)C(=NRs)Rs’’、−Ls−N(Rs)C(O)N(Rs’Rs’’)、−Ls−N(Rs)SO2Rs’、−Ls−SO2N(RsRs’)、−Ls−N(Rs)SO2N(Rs’Rs’’)、−LE−Q−LE’−(C3−C18カルボシクリル)及び−LE−Q−LE’−(M3−M18ヘテロシクリル)からなる群から、出現ごとに、独立に選択され、並びにL1は、1つ又はそれ以上のR38で場合によって置換されており、並びにR38は、ハロゲン、オキソ、チオキソ、ヒドロキシ、メルカプト、ニトロ、シアノ、アミノ、カルボキシ、ホルミル、ホスファート、アジド、アルコキシ、チオアルコキシ、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、アルキルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、−Ls−O−Rs、−Ls−S−Rs、−Ls−C(O)Rs、−Ls−OC(O)Rs、−Ls−C(O)ORs、−Ls−N(RsRs’)、−Ls−C(=NRs)Rs’、−Ls−S(O)Rs、−Ls−SO2Rs、−Ls−C(O)N(RsRs’)、−Ls−N(Rs)C(O)Rs’−、−Ls−C(=NRs)N(Rs’Rs’’)、−Ls−N(Rs’)C(=NRs)Rs’’、−Ls−N(Rs)C(O)N(Rs’Rs’’)、−Ls−N(Rs)SO2Rs’、−Ls−SO2N(RsRs’)、−Ls−N(Rs)SO2N(Rs’Rs’’)、カルボシクリル、ヘテロシクリル、カルボシクリルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、−LE−Q−LE’−(C3−C18カルボシクリル)及び−LE−Q−LE’−(M3−M18ヘテロシクリル)からなる群から、出現ごとに、独立に選択され;
Lsは、各出現において、結合、アルキレン、アルケニレン及びアルキニレンからなる群から独立に選択され;
Rs、Rs’及びRs’’は、出現ごとに、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、チオアルコキシ、アルコキシアルキル、アルコキシアルコキシアルキル、チオアルコキシアルキル、アルキルカルボニル、アルキルカルボニルアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アルキルカルボニルオキシ、アルキルカルボニルオキシアルキル、アルキルアミノ、アルキルアミノアルキル、アルコキシカルボニルアミノ及びアルコキシカルボニルアミノアルキルからなる群から各々独立に選択され;
LE及びLE’は、各出現において、結合、アルキレン、アルケニレン及びアルキニレンからなる群から各々独立に選択され;
Qは、出現ごとに、結合、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、−S−、−O−、−C(O)−、−N(Rs)−、−N(Rs)C(O)−、−C(O)N(Rs)−、−N(Rs)C(O)O−、−OC(O)N(Rs)−、−N(Rs)C(O)N(Rs’)−、−C(=NRs)N(Rs’)−、−N(Rs’)C(=NRs)−、−S(O)、−SO2−、−O−SO2−、−SO2−O−、−O−S(O)−、−S(O)−O−、−C(O)O−及び−OC(O)−からなる群から独立に選択され;
R10、R15、R15’、R18、R26、R30、R33、R38、R41及びR41’は、出現ごとに、ハロゲン、オキソ、チオキソ、ヒドロキシ、メルカプト、ニトロ、シアノ、アミノ、カルボキシ、ホルミル、ホスファート及びアジドからなる群から選択される少なくとも1つの置換基で、各々独立に、場合によって置換されており;並びに
−LE−Q−LE’−(C3−C18カルボシクリル)及び−LE−Q−LE’−(M3−M18ヘテロシクリル)中の各C3−C18カルボシクリル及びM3−M18ヘテロシクリル部分は、出現ごとに、水素、ハロゲン、オキソ、チオキソ、ヒドロキシ、メルカプト、ニトロ、シアノ、アミノ、カルボキシ、ホルミル、ホスファート、アジド、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、チオアルコキシ、アルコキシアルキル、チオアルコキシアルキル、アルキルカルボニル、アルキルカルボニルアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アルキルカルボニルオキシ、アルキルカルボニルオキシアルキル、アルキルアミノ、アルキルアミノアルキル、アルコキシカルボニルアミノ及びアルコキシカルボニルアミノアルキルからなる群から選択される少なくとも1つの置換基で、独立に、場合によって置換されている。)
【請求項2】
A及びBが、各々独立に、C4−C11カルボシクリル又はM4−M11ヘテロシクリルから選択され、並びに1つ又はそれ以上のR18で、各々独立に、場合によって置換されており、R18は、ハロゲン、オキソ、チオキソ、ヒドロキシ、メルカプト、ニトロ、シアノ、アミノ、カルボキシ、ホルミル、ホスファート、アジド、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C3−C6カルボシクリル、M3−M6ヘテロシクリル、−Ls−O−Rs、−Ls−S−Rs、−Ls−C(O)Rs、−Ls−OC(O)Rs、−Ls−C(O)ORs、−Ls−N(RsRs’)、−Ls−C(=NRs)Rs’、−Ls−S(O)Rs、−Ls−SO2Rs、−Ls−C(O)N(RsRs’)、−Ls−N(Rs)C(O)Rs’−、−Ls−C(=NRs)N(Rs’Rs’’)、−Ls−N(Rs’)C(=NRs)Rs’’、−Ls−N(Rs)C(O)N(Rs’Rs’’)、−Ls−N(Rs)SO2Rs’、−Ls−SO2N(RsRs’)及び−Ls−N(Rs)SO2N(Rs’Rs’’)からなる群から、出現ごとに、独立に選択され;
W1及びW2は、N又はC(R33)から各々独立に選択され;
Zは、結合、−CR41R41’又は−NR41−であり、R41及びR41’は、水素、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル及びC2−C6アルキニルからなる群から各々独立に選択され;
R10及びR33は、水素、ハロゲン、オキソ、チオキソ、ヒドロキシ、メルカプト、ニトロ、シアノ、アミノ、カルボキシ、ホルミル、ホスファート、アジド、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C3−C6カルボシクリル、M3−M6ヘテロシクリル、、−Ls−O−Rs、−Ls−S−Rs、−Ls−C(O)Rs、−Ls−OC(O)Rs、−Ls−C(O)ORs、−Ls−N(RsRs’)、−Ls−C(=NRs)Rs’、−Ls−S(O)Rs、−Ls−SO2Rs、−Ls−C(O)N(RsRs’)、−Ls−N(Rs)C(O)Rs’−、−Ls−C(=NRs)N(Rs’Rs’’)、−Ls−N(Rs’)C(=NRs)Rs’’、−Ls−N(Rs)C(O)N(Rs’Rs’’)、−Ls−N(Rs)SO2Rs’、−Ls−SO2N(RsRs’)、−Ls−N(Rs)SO2N(Rs’Rs’’)、−LE−Q−LE’−(C3−C18カルボキシル)及び−LE−Q−LE’−(M3−M18ヘテロシクリル)からなる群から、出現ごとに、各々独立に選択され;
Xは、結合、−Ls−O−、−Ls−S−、−Ls−C(O)−、−Ls−N(Rs)−、−Ls−N(Rs)C(O)−、−Ls−C(O)N(Rs)−、−Ls−N(Rs)C(O)O−、−Ls−OC(O)N(Rs)−、−Ls−N(Rs)C(O)N(Rs’)−、−Ls−C(=NRs)N(Rs’)−、−Ls−N(Rs’)C(=NRs)−、−Ls−S(O)−、−Ls−SO2−、−Ls−C(O)O−及び−Ls−OC(O)−からなる群から選択され;
R22は、C4−C11カルボシクリル又はM4−M11ヘテロシクリルであり、及び1つ又はそれ以上のR26で場合によって置換されており、R26は、ハロゲン、オキソ、チオキソ、ヒドロキシ、メルカプト、ニトロ、シアノ、アミノ、カルボキシ、ホルミル、ホスファート、アジド、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、−Ls−O−Rs、−Ls−S−Rs、−Ls−C(O)Rs、−Ls−OC(O)Rs、−Ls−C(O)ORs、−Ls−N(RsRs’)、−Ls−C(=NRs)Rs’、−Ls−S(O)Rs、−Ls−SO2Rs、−Ls−C(O)N(RsRs’)、−Ls−N(Rs)C(O)Rs’−、−Ls−C(=NRs)N(Rs’Rs’’)、−Ls−N(Rs’)C(=NRs)Rs’’、−Ls−N=C(NRsRs’)(NRsRs’)、−Ls−N(Rs)C(O)N(Rs’Rs’’)、−Ls−N(Rs)SO2Rs’、−Ls−SO2N(RsRs’)、−Ls−N(Rs)SO2N(Rs’Rs’’)、−LE−Q−LE’−(C3−C18カルボシクリル)及び−LE−Q−LE’−(M3−M18ヘテロシクリル)からなる群から、出現ごとに、独立に選択され;又はR22は、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル若しくはC2−C6アルキニルであり、並びに1つ若しくはそれ以上のR26で場合によって置換されており;又はR22は水素であり;
Yは、結合、−Ls−O−、−Ls−C(O)−、−Ls−S(O)2−、−Ls−S(O)−、−Ls−OS(O)2−、−Ls−OS(O)−、−Ls−C(O)O−、−Ls−OC(O)−、−Ls−OC(O)O−、−Ls−C(O)N(R15)−、−Ls−N(R15)C(O)−、−Ls−C(O)N(R15)O−、−Ls−N(R15)C(O)O−、−Ls−C(O)N(R15)N(R15’)−、−Ls−S−、−Ls−C(S)−、−Ls−C(S)O−、−Ls−OC(S)−、−Ls−N(R15)−、−Ls−C(S)N(R15)−、−Ls−N(R15)C(S)−、−Ls−N(R15)S(O)−、−Ls−N(R15)S(O)2−、−Ls−S(O)2N(R15)−、−Ls−S(O)N(R15)−、−Ls−C(S)N(R15)O−及び−Ls−C(S)N(R15)N(R15’)−からなる群から選択され、R15及びR15’は、出現ごとに、水素、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル及びC2−C6アルキニルからなる群から各々独立に選択され;
R50は、−L1−A1−であり、A1は、C4−C11カルボシクリル、M4−M11ヘテロシクリル、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル及びC2−C6アルキニルからなる群から選択され、並びにL1は、結合、C1−C6アルキレン、C2−C6アルケニレン及びC2−C6アルキニレンからなる群から選択され、A1は、1つ又はそれ以上のR30で場合によって置換されており、並びにR30は、ハロゲン、オキソ、チオキソ、ヒドロキシ、メルカプト、ニトロ、シアノ、アミノ、カルボキシ、ホルミル、ホスファート、アジド、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、−Ls−O−Rs、−Ls−S−Rs、−Ls−C(O)Rs、−Ls−OC(O)Rs、−Ls−C(O)ORs、−Ls−N(RsRs’)、−Ls−C(=NRs)Rs’、−Ls−S(O)Rs、−Ls−SO2Rs、−Ls−C(O)N(RsRs’)、−Ls−N(Rs)C(O)Rs’−、−Ls−C(=NRs)N(Rs’Rs’’)、−Ls−N(Rs’)C(=NRs)Rs’’、−Ls−N(Rs)C(O)N(Rs’Rs’’)、−Ls−N(Rs)SO2Rs’、−Ls−SO2N(RsRs’)、−Ls−N(Rs)SO2N(Rs’Rs’’)、−LE−Q−LE’−(C3−C18カルボシクリル)及び−LE−Q−LE’−(M3−M18ヘテロシクリル)からなる群から、出現ごとに、独立に選択され、並びにL1は、1つ又はそれ以上のR38で場合によって置換されており、並びにR38は、ハロゲン、オキソ、チオキソ、ヒドロキシ、メルカプト、ニトロ、シアノ、アミノ、カルボキシ、ホルミル、ホスファート、アジド、C1−C6アルコキシ、C1−C6チオアルコキシ、C1−C6アルキルカルボニル、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルカルボニルオキシ、C1−C6アルキルアミノ、C1−C6アルコキシカルボニルアミノ、−Ls−O−Rs、−Ls−S−Rs、−Ls−C(O)Rs、−Ls−OC(O)Rs、−Ls−C(O)ORs、−Ls−N(RsRs’)、−Ls−C(=NRs)Rs’、−Ls−S(O)Rs、−Ls−SO2Rs、−Ls−C(O)N(RsRs’)、−Ls−N(Rs)C(O)Rs’−、−Ls−C(=NRs)N(Rs’Rs’’)、−Ls−N(Rs’)C(=NRs)Rs’’、−Ls−N(Rs)C(O)N(Rs’Rs’’)、−Ls−N(Rs)SO2Rs’、−Ls−SO2N(RsRs’)、−Ls−N(Rs)SO2N(Rs’Rs’’)、カルボシクリル、ヘテロシクリル、カルボシクリルC1−C6アルキル、ヘテロシクリルC1−C6アルキル、−LE−Q−LE’−(C3−C18カルボシクリル)及び−LE−Q−LE’−(M3−M18ヘテロシクリル)からなる群から、出現ごとに、独立に選択され;
Lsは、結合、C1−C6アルキレン、C2−C6アルケニレン及びC2−C6アルキニレンからなる群から、出現ごとに、独立に選択され;
Rs、Rs’、Rs’’は、出現ごとに、水素、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C1−C6チオアルコキシ、C1−C6アルコキシC1−C6アルキル、C1−C6アルコキシC1−C6アルコキシC1−C6アルキル、C1−C6チオアルコキシC1−C6アルキル、C1−C6アルキルカルボニル、C1−C6アルキルカルボニルC1−C6アルキル、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルコキシカルボニルC1−C6アルキル、C1−C6アルキルカルボニルオキシ、C1−C6アルキルカルボニルオキシC1−C6アルキル、C1−C6アルキルアミノ、C1−C6アルキルアミノC1−C6アルキル、C1−C6アルコキシカルボニルアミノ及びC1−C6アルコキシカルボニルアミノC1−C6アルキルからなる群から各々独立に選択され;
LE及びLE’は、結合、C1−C6アルキレン、C2−C6アルケニレン及びC2−C6アルキニレンからなる群から、出現ごとに、各々独立に選択され;
Qは、出現ごとに、結合、C1−C6アルキレン、C2−C6アルケニレン、C2−C6アルキニレン、−S−、−O−、−C(O)−、−N(Rs)−、−N(Rs)C(O)−、−C(O)N(Rs)−、−N(Rs)C(O)O−、−OC(O)N(Rs)−、−N(Rs)C(O)N(Rs’)−、−C(=NRs)N(Rs’)−、−N(Rs’)C(=NRs)−、−S(O)、−SO2−、−O−SO2−、−SO2−O−、−O−S(O)−、−S(O)−O−、−C(O)O−及び−OC(O)−からなる群から独立に選択され;
R10、R15、R15’、R18、R26、R30、R33、R38、R41及びR41’は、出現ごとに、ハロゲン、オキソ、チオキソ、ヒドロキシ、メルカプト、ニトロ、シアノ、アミノ、カルボキシ、ホルミル、ホスファート及びアジドからなる群から選択される少なくとも1つの置換基で、各々独立に、場合によって置換されており;並びに −LE−Q−LE’−(C3−C18カルボシクリル)及び−LE−Q−LE’−(M3−M18ヘテロシクリル)中の各C3−C18カルボシクリル及びM3−M18ヘテロシクリル部分は、出現ごとに、ハロゲン、オキソ、チオキソ、ヒドロキシ、メルカプト、ニトロ、シアノ、アミノ、カルボキシ、ホルミル、ホスファート、アジド、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C1−C6チオアルコキシ、C1−C6アルコキシC1−C6アルキル、C1−C6チオアルコキシC1−C6アルキル、C1−C6アルキルカルボニル、C1−C6アルキルカルボニルC1−C6アルキル、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルコキシカルボニルC1−C6アルキル、C1−C6アルキルカルボニルオキシ、C1−C6アルキルカルボニルオキシC1−C6アルキル、C1−C6アルキルアミノ、C1−C6アルキルアミノC1−C6アルキル、C1−C6アルコキシカルボニルアミノ及びC1−C6アルコキシカルボニルアミノC1−C6アルキルからなる群から選択される少なくとも1つの置換基で、独立に、場合によって置換されている、
請求項1に記載の化合物、互変異性体又は塩。
【請求項3】
Yが、−Ls−O−、−Ls−S−又は−Ls−N(R15)−であり;及び
A1が、C4−C11カルボシクリル又はM4−M11ヘテロシクリルであり、及び1つ又はそれ以上のR30で場合によって置換されている、
請求項1から2の一項に記載の化合物、互変異性体又は塩。
【請求項4】
A及びBが、C3−C6カルボシクリル又はM5−M6ヘテロシクリルから各々独立に選択され、及び1つ又はそれ以上のR18で、各々独立に、場合によって置換されている、
請求項1から3の一項に記載の化合物、互変異性体又は塩。
【請求項5】
W1及びW2がNであり、並びにZが−NR41−である、
請求項1から4の一項に記載の化合物、互変異性体又は塩。
【請求項6】
Xが−O−又は−S−であり、及びR22がC5−C6カルボシクリル若しくはM5−M6ヘテロシクリルであり、及び1つ又はそれ以上のR26で場合によって置換されている、請求項1から5の一項に記載の化合物、互変異性体又は塩。
【請求項7】
部分
【化2】
が、
【化3】
(Qは、N又はC(R33)であり、並びにR10、R17、R33及びR35は、水素、ハロゲン、オキソ、チオキソ、ヒドロキシ、メルカプト、ニトロ、シアノ、アミノ、カルボキシ、ホルミル、ホスファート、アジド、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C3−C6カルボシクリル、M3−M6ヘテロシクリル、−Ls−O−Rs、−Ls−S−Rs、−Ls−C(O)Rs、−Ls−OC(O)Rs、−Ls−C(O)ORs、−Ls−N(RsRs’)、−Ls−C(=NRs)Rs’、−Ls−S(O)Rs、−Ls−SO2Rs、−Ls−C(O)N(RsRs’)、−Ls−N(Rs)C(O)Rs’−、−Ls−C(=NRs)N(Rs’Rs’’)、−Ls−N(Rs’)C(=NRs)Rs’’、−Ls−N(Rs)C(O)N(Rs’Rs’’)、−Ls−N(Rs)SO2Rs’、−Ls−SO2N(RsRs’)、−Ls−N(Rs)SO2N(Rs’Rs’’)、−LE−Q−LE’−(C3−C18カルボキシル)及び−LE−Q−LE’−(M3−M18ヘテロシクリル)からなる群から、出現ごとに、各々独立に選択される。)
からなる群から選択される、請求項1から6の一項に記載の化合物、互変異性体又は塩。
【請求項8】
R22が、
【化4】
であり、
及び1つ又はそれ以上のR26で場合によって置換されており、並びにR48が、ヒドロキシ、アミノ、C1−C6アルキルアミノ、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルコキシカルボニルアミノ又はC1−C6アルキルカルボニルオキシである、
請求項1から7の一項に記載の化合物、互変異性体又は塩。
【請求項9】
式IIを有する化合物、該化合物の互変異性体又は前記化合物若しくは互変異性体の医薬として許容される塩。
【化5】
(式中、
R6は、水素及びシアノからなる群から選択され;
R8は、水素及びアリールアルキルからなる群から選択され;
R25は、水素及びアルキルからなる群から選択され;
R37は、水素、アルキル、ヒドロキシアルキル及びシクロアルキルからなる群から選択され;
R42は、アリールスルファニル、ヘテロアリールスルファニル及びアリールオキシからなる群から選択され;R42は、R46から独立に選択される1つ又はそれ以上の置換基で場合によって置換されており;
R46は、水素、ヒドロキシ、アミノ、ハロゲン、ジアルキルアミノ及びアルコキシカルボニルアミノからなる群から選択される1つ又はそれ以上の置換基であり;
R70は、アリール及びヘテロシクロからなる群から選択され;R70は、R75で場合によって置換されており;
R75は、水素、ハロゲン、アルコキシ、シアノ、アルキル、ハロアルキル及びアリールからなる群から独立に選択される1つ又はそれ以上の置換基である。)
【請求項10】
式IIIを有する化合物、該化合物の互変異性体又は前記化合物若しくは互変異性体の医薬として許容される塩。
【化6】
(R80は、水素、アルキルカルボニル及びハロアリールからなる群から選択される。)
【請求項11】
式IVを有する化合物、該化合物の互変異性体又は前記化合物若しくは互変異性体の医薬として許容される塩。
【化7】
(Qは、N及びCHからなる群から選択され;
R1は、アルキルスルファニル、シアノアルキルスルファニル及びアルキルからなる群から選択され;
R19は、アルキル及びハロアリールアルコキシからなる群から選択され;
R56は、水素、ヒドロキシ、アルキル及びアルキルカルボニルアミノからなる群から独立に選択される。)
【請求項12】
式Vを有する化合物、該化合物の互変異性体又は前記化合物若しくは互変異性体の医薬として許容される塩。
【化8】
(R5は、水素及びアルキルスルファニルからなる群から選択され;
R29は、アルキル、アリールアルコキシ、ハロゲン及びハロアリールアルコキシからなる群から選択され;
R47は、アルキル、ハロアルキル、アルキルスルファニル、アリールアルキルスルファニル及びヘテロシクロからなる群から選択され;
R64は、水素、アルコキシ及びアルキルからなる群から選択され;
R66は、水素、ヒドロキシ、アリールオキシ、アリールスルホニルオキシ、アルキルカルボニルアミノアリールスルホニルオキシ、ハロアリールスルホニルオキシ、シアノ、アリールアルコキシ、アルキルカルボニルアミノ、ハロゲン及びアルキルからなる群から選択され;
R81は、水素、アルコキシ及びカルボニルからなる群から選択される。)
【請求項13】
式VIを有する化合物、該化合物の互変異性体又は前記化合物若しくは互変異性体の医薬として許容される塩。
【化9】
(式中、
R73は、アルキルであり;
R76は、ヒドロキシ、アルキルアミノカルボニル及びアルキルカルボニルアミノからなる群から選択される。)
【請求項14】
式VIIを有する化合物、該化合物の互変異性体又は前記化合物若しくは互変異性体の医薬として許容される塩。
【化10】
(式中、
Aは、O及びSからなる群から選択され;
R21は、水素及びヒドロキシからなる群から選択され;
又は、R21は、R39と一緒に、O、N及びSからなる群から選択される少なくとも2つのヘテロ原子を含有する5員から12員の複素環を形成し;該複素環は、アリール若しくはハロゲンで場合によって置換されており;又は
R39は、水素、アルキル、アリールアルケニル、ジアルキルアミノ、ヘテロアリール、ハロヘテロアリール、ハロアリールアミノスルホニル、アリールスルホニルオキシ、アルキルカルボニルオキシ、シクロアルキルアミノカルボニル、アリールアルコキシカルボニルアミノ、ハロヘテロアリール、アルコキシカルボニル及びNH−R99からなる群から選択され;
R99は、水素、アリールアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、ヘテロアリール、ハロアリールアルキルアミノ、アリールアルキルアミノ及びアルキルヘテロアリールからなる群から選択され;
R67は、水素、アルキル、シクロアルキル及びアルキルシクロアルキルからなる群から選択され;
R96は、水素、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシ、アリールスルホニルオキシ、アルキルカルボニルアミノ、アルコキシ、ハロゲン、アルコキシカルボニルオキシ、ハロアルコキシカルボニルアミノ及びアリールアルコキシからなる群から選択される。)
【請求項15】
式VIIIを有する化合物、該化合物の互変異性体又は前記化合物若しくは互変異性体の医薬として許容される塩。
【化11】
(式中
R23は、水素、アルコキシアリール、アルコキシアリールスルファニル、ヒドロキシアリールスルファニル、ハロアリールアルコキシ、シアノアリールアルコキシ及びアリールアルコキシからなる群から選択され;
R31は、水素及びハロゲンからなる群から選択され;
R49は、水素、アリールアルコキシ、ハロアリールカルボニルアミノ、アルコキシアリールカルボニルアミノ、アリールアルケニル、アリールアルキル、ハロゲン、シアノ、ハロアリールオキシアルキル、アルキル、アルコキシアリールスルファニル、ハロヘテロアリール及びアルコキシカルボニルからなる群から選択され;
R52は、水素、ハロゲン、アルキル、ヒドロキシアリールオキシ、アリールオキシ、ヒドロキシアルキルアリールオキシ、アルコキシアリールアルキル、アルコキシアリールオキシ、アルキルアリールアルコキシアリールアミノ、アリールアルキル、ヘテロアリール及びアミノアリールオキシからなる群から選択され;
R77は、水素、アルキル及びシクロアルキルからなる群から選択される。)
【請求項16】
請求項1から15の何れか一項に記載の化合物、互変異性体又は塩を含む医薬組成物。
【請求項17】
HCVウイルス複製を阻害する方法であり、請求項1から15の一項に記載の化合物、互変異性体又は塩の有効量とHCVウイルスを接触させ、これにより、前記ウイルスの複製を阻害することを含む、前記方法。
【請求項18】
HCV感染を治療する方法であり、請求項1から15の一項に記載の化合物、互変異性体又は塩の有効量をHCV患者に投与し、これにより、前記患者の血液又は肝臓中のHCVウイルスレベルを低下させることを含む、前記方法。
【請求項19】
HCV感染の治療用又はHIV複製の阻害用医薬の製造のための、請求項1から15の一項に記載の化合物、互変異性体又は塩の使用。
【請求項20】
スキーム1から8の1つに記載されている工程を含む、請求項1から15の一項に記載の化合物を作製する方法。
【公表番号】特表2009−521460(P2009−521460A)
【公表日】平成21年6月4日(2009.6.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−547521(P2008−547521)
【出願日】平成18年12月20日(2006.12.20)
【国際出願番号】PCT/US2006/048685
【国際公開番号】WO2007/081517
【国際公開日】平成19年7月19日(2007.7.19)
【出願人】(391008788)アボット・ラボラトリーズ (650)
【氏名又は名称原語表記】ABBOTT LABORATORIES
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年6月4日(2009.6.4)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年12月20日(2006.12.20)
【国際出願番号】PCT/US2006/048685
【国際公開番号】WO2007/081517
【国際公開日】平成19年7月19日(2007.7.19)
【出願人】(391008788)アボット・ラボラトリーズ (650)
【氏名又は名称原語表記】ABBOTT LABORATORIES
【Fターム(参考)】
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