説明

携帯情報端末装置、及び文字情報の表示方法

【課題】表示装置に表示した原文について、他人に覗き見されても解読不能に表示する手段を備えた携帯情報端末装置を提供する。
【解決手段】表示装置に表示された原文に係る文字情報をシャッフルして、シャッフルした文字情報を記憶装置のシャッフル記憶領域に記憶するシャッフル手段と、このシャッフル手段を起動させるためのシャッフル起動情報を入力するシャッフル起動入力手段と、 このシャッフル起動情報により起動されたシャッフル手段がシャッフルした文字情報を、表示装置に表示された原文に換えて表示する手段を備えている。そして、携帯情報端末装置の入力手段から予め登録されたパスワード情報が入力されると、原文記憶領域に記憶した原文からなる文字情報を、表示装置に表示されているシャッフルした文字情報に換えて表示する処理を行なうようにしている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話機などの携帯情報端末装置、及びこの携帯情報端末装置への文字情報の表示方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から広く実用化されている携帯電話機は、文字や画像を表示するための表示装置、各種の文字を入力するためのテンキー、各種の機能を実行するための押しボタンスイッチ(機能スイッチ)や多機能スイッチ、スピーカ、マイク、アンテナ、及び撮像装置(カメラ機能)等の入力手段や出力手段を備えている。さらに、これら入力手段から各種の情報を入力する処理と、出力手段に情報を出力する処理を行なうための制御手段を備えている。この制御手段は、各種のIC回路等から構成される制御回路と、携帯電話機としての機能と上記入力手段と出力手段の動作を制御するための各種のプログラムから構成されている。
【0003】
上記した構成を備えている携帯電話機の利用者(以下、ユーザという)は、例えば、携帯電話機が備えている電子メールの機能を使用して他の携帯電話機等に電子メールを送信することができる。このとき、利用者がテンキーを操作して入力した文字(メール文章)は携帯電話機の表示装置に表示されるので、他人に覗き見られる可能性があった。この表示装置に表示された文字等の情報を他人に覗き見られることを防止する技術として、下記の特許文献1に記載の発明が提案されている。
【0004】
特許文献1には、入力手段から入力した文字が表示画面に表示される文字情報について、他人に覗き見られることを防止する手段を備えた携帯電話機が提案されている。特許文献1に記載の発明は、入力した文字を記憶する第1のフレームメモリと、この入力された文字を漢字変換する変換手段で変換される前の状態である変換前文字の色に関連しない色からなる変換前文字マスク、および変換手段で変換された後の状態である変換後文字の色に関連する色からなる変換後文字マスクを記憶する第2のフレームメモリを備えている。そして、入力された文字を表示する入力文字表示手段は、表示領域のうち変換前文字が表示される領域には変換前文字マスクを合成し、変換後文字が表示される領域には変換後文字マスクを合成する合成手段を備えることにより、変換後文字は解読不可能にすることが開示されている。
【0005】
さらに、特許文献1には、利用者のマスク合成の切り替え操作に基づいてマスク合成のオン/オフ状態を記録し、このオン/オフ状態により入力された文字に対して、上記した変換前文字マスク又は変換後文字マスクを合成することが記載されている。
【0006】
また、下記特許文献2には、携帯情報機器に記憶した大量のデジタル画像を、利用者の直感的な操作で閲覧するための画像表示方法が提案されている。この特許文献2に記載の発明は、ユーザの物理的な動作を感知するセンサ部と、画像を記憶する画像蓄積部と、この画像蓄積部の画像を読み出し、センサ部で感知した動作に応じて読み出した画像に対して処理を施した画像を表示する画像生成部を備えていることが記載されている。さらに、特許文献2には、センサ部はユーザの叩く動作を感知し、例えば、上下左右方向に叩かれた場合には、画像を上下左右いずれかあるいは混ざった方向にスライドさせて表示する等、ユーザの叩く動作の感知に基づいて画像を表示する方法を切り替えることが記載されている。
【0007】
【特許文献1】特開2006−352358号公報
【特許文献2】特開2006−91294号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記特許文献1に記載の発明は、入力された文字に対してマスク処理を施して表示画面に解読不能に表示する方法であるが、この解読不能に表示した文字を復元して表示する手段は、利用者のマスク合成の切り替え操作によると記載されているが、その具体的な切り替え操作手段は開示されていない。また、入力された文章のうち、漢字変換の処理が実行された文字情報についてのみに、その文章の文字の配列を変えることなく変換後の文章の全体について文字マスクを合成することにより解読不能にする処理を行なっている。従って、例えば、入力された文字の配列を変えること、例えば、文字の配列を文字単位でバラバラにする処理を行なうことにより解読不能にするような技術思想は開示されていない。
【0009】
上記特許文献2に記載の発明は、ユーザの物理的な動作をセンサ部で感知し、この感知信号に応じて、画像蓄積部に記憶しているデジタル画像に処理を施した画像を表示するようにした技術である。従って、表示する文字情報に対してソフト手段による処理を施して、他人に覗き見されることを防止するための技術ではない。
【0010】
そこで、本発明の第1の目的は、表示装置に原文からなる文字情報を表示しているときに、シャッフル起動入力手段からシャッフル起動情報が入力されると、表示装置に表示されたこの原文からなる文字情報について、例えば、その配列を無作為にバラバラに配列したシャッフルした文字情報を原文に換えて表示することにより、他人に覗き見されても解読できない手段を備えた携帯情報端末装置を提供することにある。
【0011】
本発明の第2の目的は、表示装置に表示されたシャッフルした文字情報について、再度、シャッフル起動情報が入力されると、原文からなる文字情報を再度シャッフルして表示装置に表示する手段を備えた携帯情報端末装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は、制御手段と、入力手段と、記憶装置と、表示装置を備えた携帯情報端末装置であって、
前記制御手段は、
前記記憶装置の原文記憶領域には前記入力手段により入力された原文に係る文字情報が記憶されており、前記原文に係る文字情報をシャッフルした文字情報を前記記憶装置のシャッフル記憶領域に記憶するシャッフル手段と、
前記シャッフル手段を起動させるシャッフル起動手段の入力があったときに、前記表示装置に表示されている前記原文に係る文字情報に換えて、前記シャッフル手段がシャッフルした前記文字情報を表示するシャッフル文字情報表示手段と、
前記入力手段により入力されたパスワード情報が前記記憶装置に予め記憶されているパスワード情報と一致しているかを判定し、一致している場合に、前記表示装置に表示されている前記シャッフルした文字情報に換えて前記原文記憶領域に記憶した前記原文からなる文字情報を表示する原文復元表示手段と、
を備えていることを特徴としている。
【0013】
さらに、本発明の携帯情報端末装置において、前記制御手段は、前記シャッフルした文字情報を前記表示装置に表示しているときに、前記シャッフル起動入力手段からの前記シャッフル起動情報の入力に基づいて、
前記原文記憶領域に記憶した前記原文からなる文字情報をシャッフルする第2のシャッフル手段と、
前記第2のシャッフル手段がシャッフルした文字情報を、前記表示装置に表示されている前記シャッフルした文字情報に換えて表示する第2のシャッフル文字情報表示手段と、
を備えていることを特徴としている。
【0014】
さらに、本発明の携帯情報端末装置において、前記制御手段は、
前記原文からなる文字情報をシャッフルするための複数種のシャッフル手段と、
ユーザに前記複数種のシャッフル手段のいずれか一つを選択させて、前記選択された前記シャッフル手段に係る情報を取得するシャッフルモード選択手段と、を備え、
前記制御手段は、前記取得した前記シャッフル手段を実行させることを特徴としている。
【0015】
さらに、本発明の携帯情報端末装置において、前記制御手段は、
前記シャッフル起動入力手段から入力された前記シャッフル起動情報の特性に応じて、前記複数種のシャッフル手段のいずれか一つを選択する手段を備えていることを特徴としている。
【0016】
さらに、本発明の携帯情報端末装置において、前記シャッフル手段は、原文記憶領域に記憶された前記原文に係る文字情報について、その原文の文字情報の配列を文字単位で無作為に変換する手段を備えていることを特徴としている。
【0017】
さらに、本発明の携帯情報端末装置において、前記シャッフル手段は、原文記憶領域に記憶された前記原文に係る文字情報について、その原文の文字情報を文字単位で、数字又は英字に無作為に変換する手段を備えていることを特徴としている。
【0018】
さらに、本発明の携帯情報端末装置において、前記シャッフル手段は、原文記憶領域に記憶された前記原文に係る文字情報を、予め前記記憶装置に登録した定型文に係る文字情報に置換する定型文シャッフル手段を備えていることを特徴としている。
【0019】
また、本発明は、制御手段と、入力手段と、記憶装置と、表示装置を備えた携帯情報端末装置において前記表示装置に文字情報を表示する方法であって、
前記制御手段は、
前記記憶装置の原文記憶領域に記憶された文字情報であって、前記入力手段により入力された原文に係る文字情報を、シャッフルした文字情報を前記記憶装置のシャッフル記憶領域に記憶するシャッフル処理ステップと、
前記シャッフル処理ステップを起動させるシャッフル起動手段からのシャッフル起動情報の入力があったときに、前記表示装置に表示されている前記原文に係る文字情報に換えて、前記シャッフル処理手段がシャッフルした前記文字情報を表示するシャッフル文字情報表示ステップと、
前記入力手段により入力されたパスワード情報が前記記憶装置に予め記憶されているパスワード情報と一致しているかを判定し、一致している場合に、前記表示装置に表示されている前記シャッフルした文字情報に換えて前記原文記憶領域に記憶した前記原文からなる文字情報を表示する原文復元表示ステップと、 を備えていることを特徴としている。
【0020】
さらに、本発明の文字情報の表示方法は、前記表示装置に前記シャッフルした文字情報が表示されているときに、前記シャッフル起動情報の入力に基づいて、
前記原文記憶領域に記憶した前記原文からなる文字情報をシャッフルする第2のシャッフル処理ステップと、
前記第2のシャッフル処理ステップがシャッフルした前記文字情報を、前記表示装置に表示されている前記シャッフルした文字情報に換えて表示する第2のシャッフル文字情報表示ステップと、を備えていることを特徴としている。
【0021】
なお、上記した「シャッフル」とは、原文の文字情報を構成する文字の配列を文字単位にバラバラにして配列し直す処理を行なうこと、同じく文字の配列を構成する個々の文字を他の文字に置換する処理を行なうこと、文字情報の全体を予め登録された定型文に置換する処理を行なうこと、文字情報を構成する文字の配列をバラバラにする処理を行なうとともに他の文字を任意に付加する処理を行なう等を意味し、これらシャッフルした文字情報を他人が覗き見しても、元の原文を解読不能な文字情報に変換する処理を行なうことを示す。
【0022】
また、上記した原文とは、入力手段から入力された文字情報、他人から受信した電子メールの文章、等の記憶装置に記憶されて表示装置に表示される文字情報を示す。なお、原文及びシャッフルした文字情報は、ひらがな、カタカナ、数字、英字、特殊記号、等の携帯電話機等の携帯情報端末の入力手段から入力可能な文字から構成される。
【発明の効果】
【0023】
本発明は、携帯情報端末装置の表示装置に表示されるとともに記憶装置の原文記憶領域に記憶している原文からなる文字情報をその文字単位に、その配列を無作為に変換、あるいは他の文字に変換した文字から構成される文字情報等に変換(シャッフル)する処理を行なう複数種のシャッフル手段と、このシャッフルした文字情報を、表示装置に表示されている原文からなる文字情報、あるいはシャッフルされた文字情報に換えて表示する原文復元表示手段を備えている。これにより、本発明の携帯情報端末装置のユーザは、ゲーム感覚をもって携帯情報端末装置を「振る」等の操作を行なうことにより、表示装置に表示される原文からなる文字情報を、他人に覗き見されることを容易に防ぐことができる。さらに、携帯情報端末装置を「振る」等の操作を行なって、ゲーム感覚でシャッフルされた文字情報の表示を見て楽しむことができる携帯電話機等の携帯情報端末装置を提供することが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。なお、本発明を実施することができる携帯情報端末装置は、携帯電話機の他に、PDA(Personal Digital Assistant)装置、あるいは携帯型のゲーム装置にも適用することができる。以下の実施形態の説明においては、本発明を携帯電話機に適用した場合を例にして説明する。
【0025】
図1は、本発明を実施するための携帯情報端末装置の一例となる携帯電話機について、その概略の構成を示す平面図、図2は図1に示す携帯電話機が備えている制御手段の構成を説明するための図である。
【0026】
図1に示す携帯電話機1は、従来から広く実用化されている携帯電話機であって、その筐体の前面部には、ユーザの押圧操作により発生した接点信号を携帯電話機1の制御手段に入力するための各種のボタンスイッチが設置されている。これらのボタンスイッチは、文字情報を入力するためのテンキー2a、電源をON/OFFするための電源ボタン2b、メニューボタン2c、通話を行なうための通話ボタン2d、携帯電話機1が備えている撮像手段となるカメラ機能を作動させるためのカメラボタン2e、等の各種の機能ボタンから構成される。また、筐体前面部の上方部には、液晶パネルから構成される表示装置3が配置されている。さらに、筐体前面部の下方部には音声を集音するためのマイク4、表示装置3の上方部にはスピーカ5が配置されている。さらに、筐体の上方側面部にはアンテナ6が設置されている。
【0027】
[ハードウエアの構成]
図2は、携帯電話機1の筐体内部に配設されている制御(回路)基板が備えている制御手段Sについて、そのハードウエアとソフトウエア(プログラム)の構成例を示す制御ブロック図を示している。
【0028】
図2に示すように、制御手段Sが備えているハードウエアは、CPU10、ROM11、RAM12、フラッシュメモリ13、通信処理部14、接点信号処理部15、音声コーデック16、画像処理部17、センサ信号処理部18、表示制御部19、バス信号線20、3次元加速度センサ21等から構成される。
【0029】
CPU10は、ROM11に記憶されている各種のプログラムの作動を制御するための中央演算装置である。なお、ROM11には、図2においてPに示すような各種のプログラムとデータテーブルが記憶されている。記憶装置となるRAM12は、各種のプログラムが演算処理において使用するワークエリアとして使用されるとともに、各種のデータを記憶するための記憶領域として使用される。
【0030】
通信処理部14は、CPU10の制御に基づいて無線通信の処理を行なうためのIC回路等から構成されたI/F(インターフェース)である。接点信号処理部15は、テンキー2a、各種の機能ボタン2b、2c、・・・からの接点信号を、制御手段Sに取り込む処理を行なうためのIC回路等から構成されたI/Fである。
【0031】
音声コーデック16は、マイク4で集音した音声信号を制御手段Sに取り込む処理と、CPU10の制御に基づいて音声信号をスピーカ5に出力する処理を行なうためのIC回路等から構成されたI/Fである。画像処理部17は、携帯電話機1が備えているカメラ22で撮像したデジタル画像(静止画像又は動画像)のデータを、制御手段Sに取り込む処理を行なうためのIC回路等から構成されたI/Fである。
【0032】
センサ信号処理部18は、携帯電話機1が備えている3次元加速度センサ21が検出したシャッフル起動情報となる検出信号を、制御手段Sに取り込む処理を行なうためのIC回路等から構成されたI/Fである。3次元加速度センサ21は、携帯電話機1の内部に配設されている制御基板に取り付けられている。なお、この3次元加速度センサ21は、制御基板の基板面に対して予め設定したX軸、Y軸、これらX軸とY軸から構成される平面(基板面)に垂直なZ軸方向の加速度の成分を検出するセンサであって、例えば、従来から使用されている圧電式の3次元加速度センサを使用することができる。なお、3次元加速度センサ21は、ユーザがこの携帯電話機1を手に持って任意の方向に動かす動作、あるいは振る動作を行なったときに、その動かす動作の速さ(激しさ)に応じた検出信号をセンサ信号処理部(I/F回路)18に出力し、センサ信号処理部18で処理された検出信号の値が制御手段Sに出力される。
【0033】
表示制御部19は、CPU10の制御に基づいて表示装置3に文字や画像を表示する処理を行なうためのIC回路等から構成されたI/Fである。
【0034】
上記したアンテナ6、テンキー2a、機能スイッチ2b、・・・、マイク4、3次元加速度センサ21、カメラ22と、これらの部材や入力装置から入力された信号(情報)を処理する各I/F回路は、本発明において入力手段を構成する。
【0035】
[プログラムの構成]
続いて、本発明が備えている各機能を実施するために制御手段Sが備えているプログラムについて説明する。これらのプログラムは、図2においてPとして示している各プログラムから構成されている。
【0036】
制御手段Sが備えているプログラムは、図2に示しているように、OS(Operating System)P1、メイン制御プログラムP2、・・・、等から構成される。
【0037】
制御手段Sが備えているOS(P1)は、携帯電話機1の稼働を制御するための基本ソフトウエアである。メイン制御プログラムP2は、本発明が備えている各種の機能の実行を統括して制御するためのプログラムであって、メイン制御プログラムP2の制御に基づいて図2に示す各プログラムP2〜P14の実行が制御される。例えば、メイン制御プログラムP2は、ユーザが携帯電話機1のテンキー2a、あるいは機能ボタン2c、2d、2e等を押圧する操作に伴って入力される接点信号、あるいは携帯電話機1を動かす動作を行なったときの3次元加速度センサ21から入力される検出信号、等の入力信号を解析して、この入力信号に対応したプログラムを実行させるように制御する。
【0038】
通信処理プログラムP3は、携帯電話機1がアンテナ6を介して地上基地局との無線通信の処理を行なうためのプログラムである。ブラウザP4は、インターネット上の各種のWebサイトをアクセスしてそのWebページを表示装置3に表示する処理を制御するプログラムである。電子メールプログラムP5は、インターネットを介して電子メールの送受信の処理を行なうためのプログラムである。
【0039】
また、文字入力処理プログラムP6は、ユーザがテンキー2aや機能スイッチを操作して入力した文字を、記憶装置となるRAM12に予め設定された原文記憶領域にこの入力された文字に対応する文字コードを記憶する処理を行なうプログラムである。また、他の端末装置から受信した原文から構成された電子メールの文章を表示装置3に表示するときも、このメール文章は原文記憶領域に記憶される。
【0040】
表示制御プログラムP7は、文字入力処理プログラムP6等がRAM12の原文記憶領域等に記憶した文字、あるいは、電子メールにより送信されたメール文章に係る文字情報、あるいはフラッシュメモリ13に記憶されている画像データを表示装置3に表示する処理を行なうためのプログラムであって、サブプログラムとして画像等の表示の制御を行なう画像・動画情報表示プログラムP7aと、文字情報の表示の制御を行なう文字情報表示プログラムP7bを備えている。
【0041】
モード選択プログラムP8は、本発明の特徴となるシャッフル手段の実行について、予め設定されたシャッフル手段の実行に係るモードをユーザに選択させて、その選択情報を取得する処理を行なうためのプログラムである。モード選択プログラムP8の処理内容については後述する。
【0042】
シャッフル起動情報解析プログラムP9は、シャッフル手段を実行させるための情報(起動情報)が入力手段から入力されたときに、この起動情報がシャッフル手段を実行させるために適切な情報であるか否かを判定する処理を行なうためのプログラムである。なお、本実施形態の説明においてこの起動情報は、3次元加速度センサ21から入力された検出信号として説明する。
【0043】
なお、シャッフル起動情報解析プログラムP9は、3次元加速度センサ21から検出信号が入力されると、この検出信号が入力されてから所定の経過時間の間に入力された検出信号について、例えば、X軸、Y軸、Z軸方向の検出信号のいずれかの最大値が、予め設定した閾値を超えているか否かを判定する。そして、メイン制御プログラムP2は、この検出信号がこの閾値を超えていると判定できると、シャッフル手段を実行するためのシャッフル起動情報が入力されたと判定して、選択されたシャッフル手段を実行させる制御を行なう。一方、検出情報が閾値を超えていないと判定された場合には、シャッフル手段を実行しないように制御する。
【0044】
シャッフル実行プログラムP10は、モード選択プログラムP8により取得したモードに対応するシャッフル手段を実行させる処理を行なうプログラムである。本発明においては、予め複数種のシャッフル手段を備えている。そして、これらのシャッフル手段を実行するためのプログラムとして、図2に示すように、無作為シャッフル処理プログラムP10a、数字シャッフル処理プログラムP10b、英字シャッフル処理プログラムP10c、定型文シャッフル処理プログラムP10d、文字コードずらし処理プログラムP10e、等の複数種のプログラムを備えている。なお、これらシャッフル手段が実行して得られたシャッフルした文字情報(シャッフル文字情報)は、RAM12に設定したシャッフル記憶領域に記憶されるとともに、文字情報表示プログラムP7aにより表示装置3に表示される。これにより、表示装置3に表示されていた元の文字情報は表示画面上から消去されて、このシャッフル文字情報が表示されることになる。
ここで、RAM12の原文記憶領域に記憶された原文と、シャッフル記憶領域に記憶されたシャッフル文字情報は、メイン制御プログラムP2によって対応付けされてRAM12内に記憶される。なお、シャッフルが行われた文章をユーザがメール送受信履歴などから確認する際、表示制御プログラムP7は、優先的にシャッフル文字情報を画面表示する。そして、後述するパスワードが照合されると、文字情報表示プログラムP7bは、対応付けされた原文を画面表示する。
【0045】
パスワード登録・照合プログラムP11は、図示していないがパスワード登録プログラムとパスワード照合プログラムを備えている。
パスワード登録プログラムは、表示装置3に表示されたシャッフル文字情報に換えて、RAM12の原文記憶領域に記憶しておいた原文の文字情報を表示する処理を実行するためのパスワードを、ユーザの携帯電話機1の操作に基づいて、RAM12に設定したパスワード登録領域に予め記憶する処理を行なうプログラムである。
【0046】
パスワード照合プログラムは、ユーザが入力手段を操作してパスワード情報を入力したときに、この入力したパスワード情報がパスワード登録プログラムにより予め登録したパスワードと一致するか否かを判定(照合)する処理を行なうためのプログラムである。
【0047】
カメラ制御プログラムP12は、ユーザがカメラ21により撮像した画像(静止画像又は動画象)データを、RAM12又はフラッシュメモリ13にファイル名を付与して記憶する処理を行なうためのプログラムである。
【0048】
音声処理プログラムP13は、マイク4から入力された音声信号をRAM12又はフラッシュメモリ13にデジタル音声信号として記憶する処理を行なうためのプログラムと、他の携帯電話機から受信した音声信号、あるいはRAM12又はフラッシュメモリ13に記憶されている音声信号をスピーカ5から出力する処理を行なうためのプログラムである。なお、ユーザが他の携帯電話機と通話中においては、マイク4から入力された音声信号は通信処理プログラムP3の制御により、通信処理部14を介してアンテナ6から無線で地上基地局に送信される。
【0049】
ダウンロード処理プログラムP14は、ユーザの携帯電話機1の機能スイッチ等の操作に基づいてブラウザP4がアクセスしたWebサイトから、携帯電話機用のアプリケーションプログラムや音楽を含む各種のコンテンツに関する情報を携帯電話機1にダウンロードする処理を実行するためのプログラムである。なお、携帯電話機1にダウンロードしたアプリケーションプログラムやコンテンツは、RAM12又はフラッシュメモリ13に記憶される。
図示していないが、上記したプログラムの他に、乱数発生手段となる乱数を発生させるための乱数発生プログラム、等を備えている。また、ROM11には、シャッフル手段設定テーブル等のデータテーブルが記憶されている。
【0050】
なお、上記した各プログラムP1〜P14は、ROM11に予め記憶させている例について説明したが、上記したダウンロード処理プログラムP14を利用して、Webサイトから本発明の機能を実行するための上記した各プログラムの全て、又は一部を携帯電話機1のRAM12又はフラッシュメモリにダウンロードする手段を採用することもできる。
【0051】
[文字情報をシャッフルする手順]
続いて、文字情報をシャッフル手段によりシャッフルする手順について説明する。以下の説明においては、ユーザが携帯電話機1を操作してメールプログラムP5を作動させて、電子メールで送信する文章となる文字情報をテンキー2aや漢字変換を行なう機能スイッチ等を操作して入力する場合を例にして説明する。
【0052】
図3は、文字情報をシャッフルする手順についてその第1の実施形態(「お好みモード」)の処理の流れを示すフローチャートである。なお、図3には、ユーザが携帯電話機1を操作してメール用プログラムP5を立ち上げる手順は、周知の手順であるので記載していない。以下、図3に示すステップ順に処理の流れを説明する。
【0053】
(ステップS1)
ユーザが携帯電話機1のメニューボタン2cを押圧することにより表示装置3に表示されたメニュー画面から「メール作成」のメニューを指定すると、例えば、メイン制御プログラムP2はモード選択プログラムP8を作動させる。これにより、モード選択プログラムP8は、表示装置3に図6に示す「シャッフルモードの選択(1)」の画面g1を表示する処理を行なう。この画面g1は、ユーザが電子メールで送信するための文章を作成するために入力して表示装置3に表示された原文の文章に対して、シャッフルを行なうか否かを選択させ、この選択した情報を取得するための画面である。なお、シャッフルを行うか否かを、予め設定しておいても良い。
【0054】
ユーザがシャッフルモードの選択(1)画面g1から「1.シャッフルを行なう」を選択すると、メイン制御プログラムP2は、例えば図7に示す「シャッフルモードの選択(2)」画面g2を表示装置3に表示する処理を行なう。ユーザは、この画面g2から「A:お好みモード」に表示されているシャッフル手段のメニュー、図示した例では、「1.ランダム」、「2.数字」、「3.英字」、「4.定型文」、「5.文字ずらし」のうちの好みのメニューを選択するか、あるいは「B:おまかせモード」を選択する操作を行なう。
メイン制御プログラムP2は、画面g2からいずれかのモードを選択すると、その選択されたシャッフル手段を実行するためのモードに関する情報を、例えば、選択されたシャッフル手段に対応する識別情報を取得してRAM12に記憶する処理を行なう。なお、図6及び図7に示す画面によって、ユーザからシャッフルモードに関する情報を取得する手段は、シャッフルモード選択手段となる。
【0055】
(ステップS2)
画面g2から、ユーザが選択したモードを判定する処理を行なう。この判定の結果、「A:お好みモード」が選択された場合には次のステップS3に進み、「B:おまかせモード」が選択された場合には図14に示すステップS53に進んで、「B:おまかせモード」に対する制御を実行する。
【0056】
(ステップS3)
以下の処理は、「お好みモード」に対する処理になる。ユーザは、電子メールプログラムP5の制御に基づいて、入力手段を操作して電子メールで送信するメール文章を作成する操作を行なう。ユーザが入力した文字情報は、文字入力処理プログラムP6の制御によりRAM12の原文記憶領域に記憶される。また、原文記憶領域に記憶した原文に係る文字情報(原文の文章)は、文字情報表示プログラムP7bにより、表示装置3に表示される。これにより、ユーザは自分が入力した文章を入力しながら確認することができる。なお、このステップS3においては、表示装置3には原文に係る文字情報が表示されているので、メイン制御プログラムP2は、RAM12に設定した表示フラグに原文が表示されていることを記憶する情報、例えば「1」を記憶する処理を行なう。
【0057】
(ステップS4)
メイン制御プログラムP2は、3次元加速度センサ21から検出信号(シャッフル起動情報)が入力された否かを判定する。この判定処理は、例えば、ユーザが電子メールの文章を作成するために、1字(1文字)を入力するごとに行なうようにする。あるいは、ステップS4の処理は、3次元加速度センサ21からの検出信号の入力を割込み信号として処理し、この割込み信号が入力されると以降のステップS5〜ステップS10の処理を実行する手段を採用してもよい。
【0058】
(ステップS5)
3次元加速度センサ21から検出信号が入力されたので、シャッフル起動情報解析プログラムP9により、所定の時間にわたって、例えば、0.5秒の間、10msec(ミリ秒)間隔で3次元加速度センサ21からの検出信号に係る値を取り込んでRAM12に記憶する処理を行なう。
【0059】
(ステップS6)
ステップS5の処理で3次元加速度センサ21から取り込んでRAM12に記憶した検出信号に係る値について、解析処理を行なう。この解析処理は3次元加速度センサ21から入力した検出信号が、シャッフル手段を作動させるためのシャッフル起動情報として採用できるか否かを判定するステップS7を実行するための前処理になる。すなわち、ユーザが携帯電話機1を手に持って「振る」あるいは「動かす」動作を行なった動作のレベルを解析するための処理になる。
【0060】
この解析処理は、例えば、次の方法を採用することができる。すなわち、上記したように、例えば、0.5秒の間に10msec間隔で3次元加速度センサ21から入力したX軸、Y軸、Z軸方向の加速度の検出信号(検出値)についてその最大値を求める。あるいは、これら加速度を積分するプログラムで速度を求め、この速度の最大値を求める処理を行なう。
【0061】
(ステップ7)
ステップS6の処理で求めた検出信号の最大値、又は速度の最大値が予め設定した閾値を超えているか否かを判定する。このステップS7の判定処理は、3次元加速度センサ21から取り込んだ検出信号に係る値が、シャッフル起動情報として採用できるか否かの判定、すなわち、ユーザが表示装置3に表示されているメール文章をシャッフルするために、携帯電話機1を任意の方向に動かす動作を行なったか否かを判定する処理を行なう。
この判定の結果、シャッフル起動情報として採用できると判定された場合には次のステップS8に進む。一方、シャッフル起動情報として採用できないと判定された場合にはステップS3の処理に戻る処理を行なう。
【0062】
(ステップS8)
メイン制御プログラムP2は、シャッフル実行プログラムP10を作動させて、ステップS1の処理でユーザから取得したシャッフル手段を実行させる処理を行なう。このシャッフル手段の実行は、現時点において表示装置3に表示されている文字情報に対応する原文の文字情報を記憶する原文記憶領域を求め、この原文記憶領域に記憶されている原文の文字情報をシャッフルする処理を行なう。
【0063】
(ステップS9)
上記ステップS8の処理で実行して得たシャッフルした文字情報を、原文の文字情報と対応付けてRAM12に設定したシャッフル記憶領域に記憶する処理を行なう。
【0064】
(ステップS10)
ステップS9の処理でシャッフル記憶領域に記憶したシャッフルした文字情報を、文字情報表示プログラムP7bが備えているシャッフル文字情報表示プログラムにより表示装置3に表示されている原文からなるメール文章に換えて表示する処理を行なう。
このステップS10の処理により、表示装置3には、ユーザがこれまでに作成した電子メールの原文に換えてシャッフル文字情報が表示されるので、他人が表示装置3を覗き見しても、表示されているシャッフル文字情報を解読することが不可能になる。なお、ステップS10を実行すると、表示装置3にはシャッフルした文字情報が表示されるので、前記したRAM12に設定している表示フラグに、例えば「2」を記憶する処理を行なう。
【0065】
[シャッフル手段の実行例]
続いて、シャッフル手段が実行するシャッフル処理を行なう手順について、その処理例を説明する。
本発明において、シャッフル手段は、前記したように予め複数種のシャッフル手段を備えている。これら複数種のシャッフル手段は、無作為シャッフル処理プログラムP10aにより実行される無作為シャッフル手段、数字シャッフル処理プログラムP10bにより実行される数字シャッフル手段、英字シャッフル処理プログラムP10cにより実行される英字シャッフル手段、定型文シャッフル処理プログラムP10dにより実行される定型文シャッフル手段、文字コードずらし処理プログラムP10eにより実行される文字コードずらしシャッフル手段、等を備えている。
【0066】
図8に示す「午後5時に東京駅南口でお待ちしています。」は、ユーザが入力手段を操作して作成中の電子メールの原文について表示装置3に表示した例を示している。なお、この表示装置3に表示されている文字情報は、RAM12の原文記憶領域に記憶されている。また、図9は、図8に示す「午後5時に東京駅南口でお待ちしています。」を無作為シャッフル処理プログラムP10aによりシャッフル処理を施して得たシャッフルした文字情報を表示装置3に表示した例を示している。無作為シャッフル処理プログラムP10aは、原文記憶領域に記憶されている原文に関する文字情報について、その文字の配列の並びを1文字ずつ、無作為にバラバラにして配列し直す処理を行なうプログラムである。以下、この無作為シャッフル処理プログラムP10aが文字情報をシャッフルする処理手順を、図10に示すステップ順に説明する。
【0067】
(ステップS31)(ステップS32)
まず、RAM12の原文記憶領域に記憶されている原文からなる文字情報を、RAM12に設定した退避領域に記憶する処理を行なう(ステップS31)。続いて、退避領域に記憶した原文からなる文字情報について、その文字数(M)をカウントする処理を行なう(ステップS32)。
【0068】
(ステップS33)
続いて、整数「1」〜「M」までの数値のうちの一つの整数値(m)を、乱数発生手段を利用して無作為に抽出する処理を行なう。
【0069】
(ステップS34)
続いて、RAM12の退避領域に記憶した原文の先頭文字からこの抽出した整数(m)に相当する順番の文字を抽出してRAM12に記憶する。そして、この抽出した文字は原文の文字列から削除するとともに、退避領域に記憶した原文をその先頭の記憶領域(先頭番地)に詰める処理を行なう。
【0070】
(ステップS35)
続いて、ステップS34の処理で抽出した文字を、RAM12に設定したシャッフル記憶領域の先頭領域に記憶する。
【0071】
(ステップS36)(ステップS37)
ステップS32の処理で求めた文字数のカウント値(M)を「1」減算する処理を行なう(ステップS36)。続いて、ステップS36の処理で求めたカウント値(M)の値が「1」を超えているか否かを判定する(ステップS37)。この判定の結果、「1」を超えている場合にはステップS33に戻り、「1」と判定されると次のステップS38に進む。そして、ステップS33〜S37の処理を繰り返すごとに、退避領域に記憶した原文の残り文字から1文字ずつが無作為に抽出され、この抽出された文字はシャッフル記憶領域の先頭領域から順番に記憶する処理を行なう。
【0072】
(ステップS38)
退避領域に残った原文の最後の残り1文字を、シャッフル記憶領域の記憶された文字列の最後端の記憶領域に記憶する処理を行なう。これにより、シャッフル記憶領域には退避領域、すなわち、原文記憶領域に記憶されている原文からなる文字情報の配列を無作為に変換した文字列に係る情報を記憶することができる。
【0073】
図9は、上記したステップS31〜S38の処理、すなわち、無作為シャッフル処理プログラムP10aにより図8に示す原文からなる文字情報をシャッフル処理した結果を、シャッフル文字情報表示プログラムにより表示装置3に表示した例を示している。表示装置3に図9に示すシャッフルした文字情報の表示を覗き見した他人は、直ちにその原文を解読することは不可能になる。
【0074】
なお、前記したように、3次元加速度センサ21からの検出信号の入力を割込み信号として処理すると、次の処理を行なうことができる。
すなわち、上記した図9に示すようなシャッフルした文字情報が表示装置3に表示されているときに、ユーザが携帯電話機1を「振る」動作を行なうと、ステップS5〜S10の処理が実行されるので、再度シャッフル手段を実行させることが可能になる。このように再度シャッフル手段を実行させる手段は、第2のシャッフル手段となる。
【0075】
この第2のシャッフル手段を実行すると、表示装置3には新たにシャッフルした文字情報が、これまで表示されていたシャッフルした文字情報に換えて表示されることになる。この第2のシャッフル手段を実行して表示装置3に新たにシャッフルした文字情報を表示する処理は、第2のシャッフル文字情報表示手段となる。第2のシャッフル文字情報表示手段が2度目にシャッフルして得た文字情報は、図9に示す例とは異なったシャッフル文字情報が表示される確率が高くなる。さらに、メイン制御プログラムP2は、ユーザが携帯電話機1を「振る」動作を行なうごとに、すなわち、多数回にわたってシャッフル手段を実行させて原文からなる文字情報をシャッフルし、シャッフルして得た新たなシャッフル文字情報を表示装置3に表示させる制御を行なうことが可能になる。
【0076】
[メールの送信]
ユーザが電子メールで送信する文章を作成して電子メールを送信するときには、携帯電話機1に配置されているメール送信用の機能スイッチを押圧する操作を行なう。これにより、電子メール送信プログラムP5の送信処理プログラムが作動して、図4のステップS11に示すように、現時点で表示装置3に表示されている文章の文字情報に対応して、RAM12の原文記憶領域又はシャッフル記憶領域に記憶されている文字情報を送信する処理を行なう。これにより、例えば、図8に示す原文からなる電子メールの文章、あるいは図9に示すシャッフル手段によりシャッフルした文字情報をメール送信先の端末装置に送信することが可能になる。この電子メールの送信処理を行なうためには、前記した表示フラグの記憶内容を判定する処理を行なうことにより可能になる。なお、メール受信側の携帯電話機等の携帯情報端末装置も、図2に示す各プログラムを搭載しておくようにすることが望ましい。
【0077】
メール受信側の端末装置がシャッフルした文字情報からなる電子メールを受信すると、受信側のユーザは、受信した電子メールの内容を解読することが不可能になる。従って、本発明においては、シャッフルした文字情報からなる電子メールを送信した場合には、電子メールプログラムP5は、RAM12の原文記憶領域に記憶されている原文からなる文字情報も相手側の端末装置に送信する処理を行なうようにするとよい。そして、シャッフルした文字情報からなる電子メールを受信した受信側の端末装置のユーザは、後述するパスワード情報を入力して、受信した原文からなる文字情報を表示装置に表示する操作を行なうようにする。
【0078】
[パスワードの登録]
本発明において、図9に示すように、携帯電話機1の表示装置3にシャッフルした文字情報が表示された後に、ユーザが引き続いてメール文章を作成するとき、あるいは、表示装置3に表示されたシャッフルした文字情報を原文からなる文字情報に直した状態で電子メールを送信する場合には、ユーザは表示装置3に表示されているシャッフルした文字情報に換えて、原文からなる文字情報を表示するための操作を行なう必要がある。そして、ユーザのこの操作に伴って、メイン制御プログラムP2は、表示装置3に表示されているシャッフルした文字情報に換えて、原文からなる文字情報を表示する処理(復元表示処理)を実行する必要がある。
【0079】
この復元表示処理の実行は、携帯電話機1の所有者であるユーザの操作に基づいて実行できるようにした方が好ましい。従って、本発明においては、パスワード登録・照合プログラムP11により、復元表示処理を実行するためのパスワードを携帯電話機1のRAM12に設定したパスワード登録領域に、予め登録(記憶)しておく手段を採用している。
【0080】
このパスワードの登録は、例えば、本発明の機能を実行させるために必要な初期設定を行なうためメニュー画面(図示せず)を表示装置3に表示し、ユーザはこのメニュー画面からパスワード登録を指定すると、パスワード登録・照合プログラムP11のパスワード登録プログラムが作動して、パスワードが登録できるようにする。また、ユーザによるパスワード登録の操作は、例えば、テンキー2aや機能スイッチを操作して文字情報からなるパスワードを入力してRAM12に登録する操作を行なうようにする。
【0081】
[復元表示処理]
続いて、表示装置3に表示されているシャッフルした文字情報に換えて原文からなる文字情報を表示する復元表示処理を実行する手順について説明する。復元表示処理は、表示装置3にシャッフルした文字情報が表示されているときに、ユーザが予め設定された特定の機能スイッチを押圧すると、メイン制御プログラムP2はパスワード照合プログラムを作動させる。すると、パスワード照合プログラムは表示装置3に、ユーザに対してパスワードに関する情報(パスワード情報)の入力を促すための画面を表示する処理を行なう。この画面に基づいて、ユーザはテンキー2a等を操作して、予め登録したパスワード情報、例えば、文字情報からなるパスワードを入力する操作を行なう。
【0082】
図5は、ユーザがパスワードを入力した後に、パスワード照合プログラムが実行する処理手順の内容を示している。以下、パスワード照合プログラムの処理手順の内容を説明すると次のようになる。
【0083】
(ステップS21)
ユーザはテンキー2a等を操作して入力したパスワード情報を取得する処理を行なって、取得したパスワード情報をRAM12に記憶する。
【0084】
(ステップS22)
ステップS21の処理でRAM12に記憶したパスワード情報が、予めRAM12のパスワード登録領域に記憶されているパスワードと一致しているか否かを判定する。この判定の結果、一致した場合には次のステップS23に進み、不一致の場合にはこの復元表示処理を終了させる。
【0085】
(ステップS23)
メイン制御プログラムP2は原文復元表示プログラムを作動させて、表示装置3に表示(図9参照)されているシャッフルした文字情報に換えて、文字情報表示プログラムP7bは、PRAM12の原文記憶領域に対応付けされて記憶している原文からなる文字情報を表示装置3に表示(図8参照)する処理を行なう。これにより、表示装置には電子メールで送信する原文の文章が表示されることになる。
【0086】
[他のシャッフル手段]
続いて、他のシャッフル手段について説明する。図11は、図8に示す原文の電子メールの文章である「午後5時に東京駅南口でお待ちしています。」を数字シャッフル手段となる数字シャッフル処理プログラムP10bによりシャッフルした結果を表示装置3に表示した例を示す。この英字シャッフル手段は、原文からなる文字列についてその1文字ずつを、「0」〜「9」の10文字からなる数字の1文字に無作為に置換(変換)する処理を行なう手段である。なお、無作為に数字「0」〜「9」の10個の文字から1文字の数字を抽出する処理は、乱数発生手段を利用して行なう。
【0087】
図12は、同じく図8に示す原文を、英字シャッフル手段となる英字シャッフル処理プログラムP10cによりシャッフルした結果を表示装置3に表示した例を示す。この英字シャッフル手段は、原文からなる文字列についてその1文字ずつを、無作為に「A」〜「Z」の26文字からなるアルファベットの1文字に無作為に置換する処理を行なう手段である。このアルファベットの1文字を無作為に抽出する処理は、乱数発生手段を利用して行なう。
【0088】
図13は、同じく図8に示す原文の全体を、定型文シャッフル手段となる定型文シャッフル処理プログラムP10dにより「お疲れ様です。業務連絡です。」という定型文に変換した例を示す。この定型文は、日常において一般的によく使用されている短い文章(慣用的な文章)を採用するようにするとよい。また、この定型文は、予めROM11に一つ又は複数種の定型文を記憶しておく。そして、複数種の定型文をROM11に登録した場合には、定型文シャッフル処理プログラムP10dは、乱数発生手段によりいずれか一つの定型文を選択する処理を行なうようにする。
【0089】
文字コードずらし処理プログラムP10eにより実行される文字コードずらしシャッフル手段は、例えば、図8に示す原文に対応して原文記憶領域に記憶されている原文の各文字情報の配列、すなわち、文字コードからなる配列について、この文字コードに所定の値を加算、あるいは減算して求めた文字コードに対応する文字に変換する処理を行なう方法である。この「所定の値」としては、例えば、当日の日付を採用する。
【0090】
続いて、図7に示すモード選択の「シャッフルモードの選択(2)」画面g2において、ユーザが「B:おまかせモード」を選択したときに、メイン制御プログラムP2が実行する処理手順について説明する。この「おまかせモード」は、3次元加速度センサから入力される検出信号をシャッフル起動情報解析プログラムP9が解析処理した結果のレベル(特性)、例えば、移動速度等のレベルに応じて、予め設定されている複数種のシャッフル手段からその一つを選択する処理を行なう。そして、この選択されたシャッフル手段に基づいて、RAM12の原文記憶領域に記憶されている原文に係る文字情報をシャッフルすることに特徴がある。
【0091】
図14は、メイン制御プログラムP2が「おまかせモード」の制御を実行するときの処理手順の一例を示している。図14に示すステップS53〜ステップS60までの処理手順が、図3に示す前記したステップS3〜ステップS10までの処理手順と相違する箇所はステップS57Aにある。以下に、「おまかせモード」の特徴であるステップS57Aの処理の内容について説明する。
【0092】
なお、「おまかせモード」を実行するためには、予め、シャッフル手段設定テーブルを作成し、このテーブルをROM11に記憶させておく。このシャッフル手段設定テーブルは、シャッフル起動情報解析プログラムP9が解析処理する検出値について、その検出値の範囲、例えば、上記した移動速度(特性値)の最低値〜最大値に関する特性値の範囲を、予め複数種のシャッフル手段の数に応じてレベル分けしておく。そして、この複数のレベルごとに、複数種のシャッフル手段の一つ(シャッフル手段に設定した識別情報)を割付(設定)したデータテーブルである。
【0093】
(ステップS57A)
シャッフル起動情報解析プログラムP9が3次元加速センサ21から入力して解析処理して得た特性値、例えば、上記した移動速度の値について、シャッフル手段設定テーブルを参照してこの移動速度の値に対応するシャッフル手段の識別情報を求める処理を行なう。これにより、シャッフル処理を行なうシャッフル手段に関する情報を得ることができるので、メイン制御プログラムP2は図14に示すステップS58からステップS60の処理を実行して、原文記憶領域に記憶している原文の文字情報をシャッフルして、表示装置3に表示されている文字情報に換えて、このシャッフルした文字情報を表示する処理を行なう。
【0094】
ユーザが上記した「おまかせモード」を選択すると、ユーザによる携帯電話機1を「振る」あるいは「動かす」等の動作の速さ又は激しさに対応させて、予め設定している複数種のシャッフル手段の一つをプログラム処理により自動選択してこの選択されたシャッフル手段を実行させることができる。これにより、ユーザはゲーム感覚で携帯電話機1を「振る」等の動作を行なって、表示装置に表示されている原文をシャッフルすること、及び表示装置3に表示されているシャッフルした文字情報に換えて、新たにシャッフルした文字情報を再表示することが可能になるので、ユーザは携帯電話機1を「振る」等の動作を繰り返して行なうことにより、シャッフルする操作を楽しむことも可能になる。
【0095】
上記した本発明の実施形態の説明において、シャッフル起動情報を入力するシャッフル起動入力手段は、3次元加速度センサ21から入力される加速度の検出情報について説明したが、次の手段(1)、(2)、(3)等を採用することもできる。
【0096】
(1)マイク4をシャッフル起動入力手段とする。そして、例えば、マイクから入力された音声信号の強弱のレベルをシャッフル起動情報とする。そして、シャッフル起動情報解析プログラムP9は、この音声信号の強弱のレベルに解析してシャッフル起動情報として有効であるか否かを判定する処理を行なうようにする。
【0097】
(2)カメラ22をシャッフル起動入力手段とし、例えば、カメラ22で所定時間撮像した動画像に関する情報をシャッフル起動情報とする。そして、シャッフル起動情報解析プログラムP9は、この動画像の情報を解析して、例えば、動画像に障害物が移動(例えば、手を振る等の映像)する情報が画像解析プログラムにより検出されると、シャッフル起動情報として有効であると判定する処理を行なう。
【0098】
(3)図1に示す携帯電話機(携帯情報端末)1に配設されている特定の機能スイッチをシャッフル起動入力手段として設定する。例えば、ユーザが特定の2種の機能スイッチを所定の順序で押圧することにより発生する接点信号をシャッフル起動情報とする。
【0099】
また、表示装置3に表示されているシャッフルした文字情報に換えて原文を表示するためのパスワードについては、上記した入力手段から入力した文字情報の他に、次の手段を(1)、(2)を採用することができる。
【0100】
(1)予め、マイクから入力された音声信号、例えば、ユーザが発声した合言葉に係る音声信号をパスワード登録プログラムによりRAM12に登録しておく。そして、パスワード照合プログラムは、ユーザがマイクから入力された音声信号のパターンが予め登録された音声信号のパターンに一致あるいは近似していると判定できると、パスワード照合プログラムは予め登録されパスワードとなる音声信号と一致したと判定する。
【0101】
(2)予め設定した複数種の画像に関する情報をRAM12又はフラッシュメモリ13に登録しておく。そして、パスワード登録プログラムにより、これら複数種の画像から一つをパスワードとしてユーザに選択させる処理を行なって、選択された画像に関する情報を登録されたパスワードとしてRAM12に登録する。
【0102】
そして、ユーザが予め設定されたパスワード照合プログラムを起動させるための機能スイッチを押圧すると、パスワード照合プログラムは、表示装置3に予め登録された複数種の画像を表示する。そして、表示された複数種の画像の中から、ユーザにパスワードとして登録した画像を、携帯電話機1の多機能スイッチを操作させて指定させる処理を行なう。この操作によりパスワードとして登録された画像が指定されると、パスワード照合プログラムは予め登録されパスワードとなる画像と一致したと判定する。
【0103】
上記したシャッフル起動入力手段、あるいは音声信号、あるいは画像情報からパスワードを採用すると、ユーザは本発明の携帯情報端末装置をゲーム装置として楽しむことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0104】
【図1】本発明を実施することができる携帯情報端末装置について、その一例となる携帯電話機の構成を説明するための平面図である。
【図2】本発明を実施するために図1に示す携帯電話機が備えている制御手段について、そのハードウエアとソフトウエアの構成例を説明するための図である。
【図3】図2に示す制御手段がシャッフル手段を実行する手順について、その処理手順の流れを説明するためのフローチャートである。
【図4】図1に示す携帯電話機が電子メールを送信するときの処理手順の流れを説明するためのフローチャートである。
【図5】図1に示す携帯電話機の表示装置にシャッフルした文字情報が表示されているときに、このシャッフルした文字情報に換えて原文からなる文字情報を表示するときの制御の流れを説明するためのフローチャートである。
【図6】シャッフルモードをユーザに選択させるために携帯情報端末装置に表示した画面例を説明するための図である。
【図7】同じく、シャッフルモードをユーザに選択させるために携帯情報端末装置に表示した他の画面例を説明するための図である。
【図8】本発明においてシャッフル手段が実行される前に、携帯情報端末装置に表示されている原文からなる文字情報の一例を示す図である。
【図9】図8に示す原文からなる文字情報について、他のシャッフル手段を実行して得たシャッフルした文字情報を表示した例を示す図である。
【図10】シャッフル手段を構成する無作為シャッフル手段について、そのシャッフル処理する手順についてその処理の流れを説明するためのフローチャートである。
【図11】図8に示す原文からなる文字情報について、他のシャッフル手段を実行して得たシャッフルした文字情報を表示した例を示す図である。
【図12】図8に示す原文からなる文字情報について、他のシャッフル手段を実行して得たシャッフルした文字情報を表示した例を示す図である。
【図13】図8に示す原文からなる文字情報について、他のシャッフル手段を実行して得たシャッフルした文字情報を表示した例を示す図である。
【図14】図3に示すフローチャートについて、「おまかせモード」の制御の流れを説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0105】
1 :携帯情報端末装置(携帯電話機)
2a、2b、2c、2d、2e、・・・:テンキー、機能スイッチ
4 :マイク
5 :スピーカ
10:CPU
11:ROM
12:RAM
21:3次元加速度センサ
22:カメラ
P2:メイン制御プログラム
P5:電子メールプログラム
P6:文字入力処理プログラム
P7:表示制御プログラム
P9:シャッフル起動情報解析プログラム
P10:シャッフル実行プログラム
P10a:無作為シャッフル処理プログラム
P10b:数字シャッフル処理プログラム
P10c:英字シャッフル処理プログラム
P10d:定型文シャッフル処理プログラム
P10e:文字コードずらし処理プログラム
S :制御手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御手段と、入力手段と、記憶装置と、表示装置を備えた携帯情報端末装置であって、
前記制御手段は、
前記記憶装置の原文記憶領域には前記入力手段により入力された原文に係る文字情報が記憶されており、前記原文に係る文字情報をシャッフルした文字情報を前記記憶装置のシャッフル記憶領域に記憶するシャッフル手段と、
前記シャッフル手段を起動させるシャッフル起動手段の入力があったときに、前記表示装置に表示されている前記原文に係る文字情報に換えて、前記シャッフル手段がシャッフルした前記文字情報を表示するシャッフル文字情報表示手段と、
前記入力手段により入力されたパスワード情報が前記記憶装置に予め記憶されているパスワード情報と一致しているかを判定し、一致している場合に、前記表示装置に表示されている前記シャッフルした文字情報に換えて前記原文記憶領域に記憶した前記原文からなる文字情報を表示する原文復元表示手段と、
を備えていることを特徴とする携帯情報端末装置。
【請求項2】
前記制御手段は、前記シャッフルした文字情報を前記表示装置に表示しているときに、前記シャッフル起動入力手段からの前記シャッフル起動情報の入力に基づいて、
前記原文記憶領域に記憶した前記原文からなる文字情報をシャッフルする第2のシャッフル手段と、
前記第2のシャッフル手段がシャッフルした文字情報を、前記表示装置に表示されている前記シャッフルした文字情報に換えて表示する第2のシャッフル文字情報表示手段と、
を備えていることを特徴とする請求項1に記載の携帯情報端末装置。
【請求項3】
前記制御手段は、
前記原文からなる文字情報をシャッフルするための複数種のシャッフル手段と、
ユーザに前記複数種のシャッフル手段のいずれか一つを選択させて、前記選択された前記シャッフル手段に係る情報を取得するシャッフルモード選択手段と、を備え、
前記取得した前記シャッフル手段を実行させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の携帯情報端末装置。
【請求項4】
前記制御手段は、
前記シャッフル起動入力手段から入力された前記シャッフル起動情報の特性に応じて、前記複数種のシャッフル手段のいずれか一つを選択する手段を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の携帯情報端末装置。
【請求項5】
前記シャッフル手段は、原文記憶領域に記憶された前記原文に係る文字情報について、その原文の文字情報の配列を文字単位で無作為に変換する手段を備えていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の携帯情報端末装置。
【請求項6】
前記シャッフル手段は、原文記憶領域に記憶された前記原文に係る文字情報について、その原文の文字情報を文字単位で、数字又は英字に無作為に変換する手段を備えていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の携帯情報端末装置。
【請求項7】
前記シャッフル手段は、原文記憶領域に記憶された前記原文に係る文字情報を、予め前記記憶装置に登録した定型文に係る文字情報に置換する定型文シャッフル手段を備えていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の携帯情報端末装置。
【請求項8】
制御手段と、入力手段と、記憶装置と、表示装置を備えた携帯情報端末装置において前記表示装置に文字情報を表示する方法であって、
前記記憶装置の原文記憶領域に記憶された文字情報であって、前記入力手段により入力された原文に係る文字情報を、シャッフルした文字情報を前記記憶装置のシャッフル記憶領域に記憶するシャッフル処理ステップと、
前記シャッフル処理ステップを起動させるシャッフル起動手段からのシャッフル起動情報の入力があったときに、前記表示装置に表示されている前記原文に係る文字情報に換えて、前記シャッフル処理手段がシャッフルした前記文字情報を表示するシャッフル文字情報表示ステップと、
前記入力手段により入力されたパスワード情報が前記記憶装置に予め記憶されているパスワード情報と一致しているかを判定し、一致している場合に、前記表示装置に表示されている前記シャッフルした文字情報に換えて前記原文記憶領域に記憶した前記原文からなる文字情報を表示する原文復元表示ステップと、
を備えていることを特徴とする文字情報の表示方法。
【請求項9】
前記表示装置に前記シャッフルした文字情報が表示されているときに、前記シャッフル起動情報の入力に基づいて、
前記原文記憶領域に記憶した前記原文からなる文字情報をシャッフルする第2のシャッフル処理ステップと、
前記第2のシャッフル処理ステップがシャッフルした前記文字情報を、前記表示装置に表示されている前記シャッフルした文字情報に換えて表示する第2のシャッフル文字情報表示ステップと、
を備えていることを特徴とする請求項8に記載の文字情報の表示方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2009−245049(P2009−245049A)
【公開日】平成21年10月22日(2009.10.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−89262(P2008−89262)
【出願日】平成20年3月31日(2008.3.31)
【出願人】(000132471)株式会社セガ (811)
【Fターム(参考)】