説明

携帯用通信端末

【課題】 簡単な構成で会場等での個人情報や自己のアピール情報等の情報交換を効率良く行うことができるばかりか、受け取った各種情報がメモリに格納されることで各種情報の整理も容易に行うことができるようにする。
【解決手段】 制御部17により表示部10cにモバイルメニューが表示され、キー操作部10dのキー操作に応じてそのモバイルメニューに表示される所定の項目の選択が受け付けられ、選択された項目が各種情報の送信である場合、登録データ管理部14により赤外線送信部12から送信すべき各種情報がメモリ15から読み出され、選択された項目が各種情報の受信である場合、登録データ管理部14により赤外線受信部13によって受信した各種情報がメモリ15に格納されるようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、たとえば個人情報や自己のアピール情報等の情報交換が可能な携帯用通信端末に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、会場等での個人情報や自己のアピール情報の交換は、名刺やプリントした用紙を交換することで行われている。この場合、大勢の人との交換があるとき、名刺が不足したり、名刺だけの交換では伝えたいアピール内容や顔を思い出してもらえないことがもある。また、プリントした用紙が不足してしまうことや、取得年月日や取得会場等が不明で思い出せないことがある。
【0003】
このように、名刺が不足したり、プリントした用紙が不足してしまうと、その場で自分の名前やアピール情報が相手に記憶してもらえなかったり、名刺の情報だけでは効果的な情報を上手く活用してもらえなかったりすることがある。
【0004】
しかも、名刺やプリントした用紙での交換では、相手の個人情報やアピール情報を自分のパソコン等に保管する際、名刺やプリントした用紙の内容を確認しながら入力する必要があり、時間や手間が掛かるので情報整理が困難である。この場合、個人情報や自己のアピール情報を記録したカード型ミニCDによって交換することも可能であるが、カード型ミニCDへの情報記録が煩雑となるばかりか、費用がかかり、しかも持ち運びの際に嵩張る等の問題がある。
【0005】
ちなみに、ユーザ間での情報交換を行うようにしたものとして、特許文献1では、ユーザ端末装置と、ネットワークアクセス装置と、認証装置と、予め登録されたユーザの個人情報及びユーザ自身が定義したユーザ個人情報の取り扱い方法に関するポリシー情報を管理するユーザデータベース装置と、ユーザ端末装置にメッセージを配信するメッセージ提供装置とを有し、メッセージ提供装置は、認証装置によりネットワークの使用可と認証されたユーザの個人情報及びポリシー情報をユーザデータベース装置より検索し、ユーザの個人情報のマッチングを行い、個人情報の少なくとも一部が一致する各ユーザに、ポリシー情報に従って加工した個人情報を通信相手先のユーザに配信するようにしたメッセージ交換システムを提案している。
【特許文献1】特開2004−282158号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところが、特許文献1によるメッセージ交換システムでは、個人情報をネットワークを介して配信することで、受け取った情報の整理が容易に行えるが、メッセージ提供装置により、認証装置によってネットワークの使用可と認証されたユーザの個人情報及びポリシー情報をユーザデータベース装置より検索し、ユーザの個人情報のマッチングを行い、個人情報の少なくとも一部が一致する各ユーザに、ポリシー情報に従って加工した個人情報を通信相手先のユーザに配信するようにした構成であるため、システムが大がかりとなってしまうばかりか、会場等での個人情報や自己のアピール情報等の情報交換を行うことが困難である。
【0007】
解決しようとする問題点は、個人情報をネットワークを介して配信することで、受け取った情報の整理が容易に行えるが、システムが大がかりになってしまうばかりか、会場等での個人情報や自己のアピール情報等の情報交換を行うことが困難となるという点である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の携帯用通信端末は、少なくとも情報の送受信が可能な携帯用通信端末であって、アンテナを介して通話やメールの送受信を行う無線通信部と、文字入力や選択操作を行う複数のキーを有するキー操作部と、前記キー操作部のキー操作に応じて、各種情報を赤外線によって送信する赤外線送信部と、赤外線によって送信された前記各種情報を受信する赤外線受信部と、前記各種情報及び制御に関わるプログラムを格納するメモリと、前記各種情報を表示する表示部と、前記キー操作部によるキー操作に応じて前記赤外線送信部から送信すべき前記各種情報を前記メモリから読み出すとともに、前記赤外線受信部によって受信した前記各種情報を前記メモリに格納する登録データ管理部と、前記制御に関わるプログラムに基づき、前記表示部にモバイルメニューを表示させ、前記キー操作部のキー操作に応じてそのモバイルメニューに表示される所定の項目の選択を受け付け、選択された項目に対応する操作を実行する制御部とを備えることを特徴とする。
また、前記登録データ管理部は、前記キー操作部のキー操作に応じて入力された文字と、前記赤外線受信部によって受信した各種情報と、前記無線通信部を介して受信したメール又は音声と、カメラによって撮像された画像とを前記メモリに格納し、さらに前記キー操作部のキー操作に応じて、前記赤外線送信部から送信すべき各種情報の全て又は一部を前記メモリから読み出すようにすることができる。
また、外部情報入力装置との間で、情報のやり取りを行うインタフェースを有し、前記登録データ管理部は、前記インタフェースを介して前記外部情報入力装置より取り込んだ前記各種情報と追加編集による少なくとも年月日、場所、イベント名を示す付加情報とを前記メモリに格納し、前記インタフェースを介して前記外部情報入力装置へ送出すべき前記各種情報を前記メモリから読み出すようにすることができる。
本発明のセキュリティシステムは、アンテナを介して通話やメールの送受信を行う無線通信部と、文字入力や選択操作を行う複数のキーを有するキー操作部と、前記キー操作部のキー操作に応じて、各種情報を赤外線によって送信する赤外線送信部と、赤外線によって送信された前記各種情報を受信する赤外線受信部と、前記各種情報、制御に関わるプログラム及び本人情報を格納するメモリと、前記各種情報を表示する表示部と、前記キー操作部によるキー操作に応じて前記赤外線送信部から送信すべき前記各種情報を前記メモリから読み出すとともに、前記赤外線受信部によって受信した前記各種情報を前記メモリに格納する登録データ管理部と、前記制御に関わるプログラムに基づき、前記表示部にモバイルメニューを表示させ、前記キー操作部のキー操作に応じてそのモバイルメニューに表示される所定の項目の選択を受け付け、選択された項目に対応する操作を実行する制御部とを有する携帯用通信端末と、建物の出入り口近傍に設置された赤外線受信器と、プリンタ付きモニタと、前記赤外線受信器及び前記プリンタ付きモニタに接続されるとともに、前記出入り口のドアの開錠に関わるセキュリティ管理を行うセキュリティ管理端末とを備え、前記セキュリティ管理端末は、訪問者によって前記携帯用通信端末の前記赤外線送信部から前記赤外線受信器に向けて前記メモリに格納されている前記本人情報が送信されると、前記本人情報から予約済みかどうかを判断し、予約済みである場合、前記ドアを開錠し、前記プリンタ付きモニタから前記訪問者の本人情報と訪問先情報とをプリントした用紙を排出し、予約済みでないと判断した場合、前記プリンタ付きモニタの表示部に受信した本人情報と訪問先案内とを表示し、訪問先からの訪問許可が出た場合は前記ドアの開錠と前記プリントした用紙の排出とを行い、訪問許可が出ない場合、前記プリンタ付きモニタの表示部にお断りの連絡を表示することを特徴とする。
本発明のセキュリティシステムは、アンテナを介して通話やメールの送受信を行う無線通信部と、文字入力や選択操作を行う複数のキーを有するキー操作部と、前記キー操作部のキー操作に応じて、各種情報を赤外線によって送信する赤外線送信部と、赤外線によって送信された前記各種情報を受信する赤外線受信部と、前記各種情報、制御に関わるプログラム及び本人情報を格納するメモリと、前記各種情報を表示する表示部と、前記キー操作部によるキー操作に応じて前記赤外線送信部から送信すべき前記各種情報を前記メモリから読み出すとともに、前記赤外線受信部によって受信した前記各種情報を前記メモリに格納する登録データ管理部と、前記制御に関わるプログラムに基づき、前記表示部にモバイルメニューを表示させ、前記キー操作部のキー操作に応じてそのモバイルメニューに表示される所定の項目の選択を受け付け、選択された項目に対応する操作を実行する制御部とを有する携帯用通信端末と、前記携帯用通信端末の前記赤外線送信部から送信される前記本人情報を受信する受信器と、受信した本人情報の認証を行う認証機能部とが搭載されている外部情報入力装置とを備え、前記外部情報入力装置は、電源が立ち上げられると、最初に赤外線受信待ちのソフトが立ち上がり、赤外線受信待ち状態でロックされ、前記携帯用通信端末の前記赤外線送信部から前記メモリに格納されている前記本人情報が送信されると、前記認証機能部により前記本人情報の認証が行われ、前記本人情報が一致した場合は前記ロックが解除されることを特徴とする。
本発明の携帯用通信端末における情報交換方法は、少なくとも情報の送受信が可能な携帯用通信端末における情報交換方法であって、キー操作に応じて、メモリに格納されている各種情報を赤外線により送信する工程と、赤外線によって送信された前記各種情報を受信する工程と、前記キー操作に応じて前記赤外線により送信すべき前記各種情報を前記メモリから読み出すとともに、前記赤外線によって受信した前記各種情報を前記メモリに格納する工程と、制御に関わるプログラムに基づき、モバイルメニューを表示させ、前記キー操作に応じてそのモバイルメニューに表示される所定の項目の選択を受け付け、選択された項目に対応する操作を実行する工程とを有することを特徴とする。
また、前記キー操作に応じて入力された文字と、前記赤外線によって受信した各種情報と、通話機能やメール機能により受信したメール又は音声と、カメラによって撮像された画像とを前記メモリに格納し、さらに前記キー操作に応じて、送信すべき前記各種情報の全て又は一部を前記メモリから読み出す工程を有するようにすることができる。
また、インタフェースを介して外部情報入力装置より取り込んだ前記各種情報と追加編集による少なくとも年月日、場所、イベント名を示す付加情報とを前記メモリに格納し、前記インタフェースを介して前記外部情報入力装置へ送出すべき前記各種情報を前記メモリから読み出す工程を有するようにすることができる。
本発明のセキュリティ方法は、訪問者による携帯用通信端末のキー操作に応じて、メモリに格納されている本人情報を赤外線により送信する工程と、前記本人情報から予約済みかどうかを判断する工程と、予約済みであると判断した場合、ドアを開錠し、プリンタ付きモニタから前記訪問者の本人情報と訪問先情報とをプリントした用紙を排出させる工程と、予約済みでないと判断した場合、前記プリンタ付きモニタの表示部に受信した本人情報と訪問先案内とを表示させ、訪問先からの訪問許可が出た場合は前記ドアの開錠と前記プリントした用紙の排出とを行い、訪問許可が出ない場合、前記プリンタ付きモニタの表示部にお断りの連絡を表示する工程とを有することを特徴とする。
本発明のセキュリティ方法は、携帯用通信端末のキー操作に応じて、メモリに格納されている本人情報を赤外線により送信する工程と、前記赤外線により送信される前記本人情報を受信する工程と、受信した本人情報の認証を行う工程と、電源が立ち上げられると、最初に赤外線受信待ちのソフトを立ち上げ、赤外線受信待ち状態でロックし、前記本人情報の認証により、前記本人情報が一致した場合は前記ロックを解除する工程とを有することを特徴とする。
本発明の携帯用通信端末では、制御部により表示部にモバイルメニューが表示され、キー操作部のキー操作に応じてそのモバイルメニューに表示される所定の項目の選択が受け付けられ、選択された項目が各種情報の送信である場合、登録データ管理部により赤外線送信部から送信すべき各種情報がメモリから読み出され、選択された項目が各種情報の受信である場合、登録データ管理部により赤外線受信部によって受信した各種情報がメモリに格納される。
【発明の効果】
【0009】
本発明の携帯用通信端末によれば、制御部により表示部にモバイルメニューが表示され、キー操作部のキー操作に応じてそのモバイルメニューに表示される所定の項目の選択が受け付けられ、選択された項目が各種情報の送信である場合、登録データ管理部により赤外線送信部から送信すべき各種情報がメモリから読み出され、選択された項目が各種情報の受信である場合、登録データ管理部により赤外線受信部によって受信した各種情報がメモリに格納されるようにしたので、簡単な構成で会場等での個人情報や自己のアピール情報等の情報交換をデジタル情報で行うことができるばかりか、受け取った各種情報がメモリに格納されることで各種情報の整理も容易に行うことができる。また、交換した情報がデジタル情報であるため、個人情報や自己のアピール情報等の変更が生じた場合、すぐに変更を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本実施形態での携帯用通信端末では、制御部により表示部にモバイルメニューが表示され、キー操作部のキー操作に応じてそのモバイルメニューに表示される所定の項目の選択が受け付けられ、選択された項目が各種情報の送信である場合、登録データ管理部によりメモリから読み出された各種情報が赤外線送信部から送信し、選択された項目が各種情報の受信である場合、登録データ管理部により赤外線受信部によって受信した各種情報がメモリに格納されるようにし、簡単な構成で会場等での個人情報や自己のアピール情報等の情報交換を行うことができるようにするとともに、受け取った各種情報と同時に必要であれば少なくとも年月日、場所、イベント名等の付加情報の追加編集を受け付けてメモリに格納することで各種情報の整理も容易に行えるようにした。
【0011】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の携帯用通信端末の実施形態1を示す図、図2は、図1の携帯用通信端末の内部構成を示す図、図3及び図4は、図1の携帯用通信端末における情報交換方法を説明するためのフローチャートである。
【0012】
図1に示すように、携帯用通信端末としての携帯電話10A〜10Dは、通常の通話機能やメール機能等を有するとともに、赤外線通信により情報の交換を行う機能等を有している。携帯用通信端末としては、携帯電話10A〜10Dに限らず、情報の送受信が可能なPDA、ノートパソコン等であってもよい。
【0013】
携帯電話10A〜10Dの電話本体10には、アンテナ10a、スピーカ10b、表示部10c、キー操作部10d、マイク10eが設けられている。
【0014】
アンテナ10aは、図示しない基地局との間で、信号のやり取りを行う。スピーカ10bは、音声を出力する。表示部10cは、文字、画像等の各種情報を表示する。キー操作部10dは、数字キー、文字キー、各種機能キー等の複数のキーを有している。マイク10eは、音声を取り込む。
【0015】
電話本体10内部には、図2に示すように、無線通信部11、赤外線送信部12、赤外線受信部13、登録データ管理部14、メモリ15、インタフェース(I/F)16、制御部17が設けられている。
【0016】
無線通信部11は、アンテナ10aを介して通話やメールの送受信等を行う。赤外線送信部12は、キー操作部10dのキー操作に応じて、各種情報を赤外線によって送信する。各種情報としては、個人情報、自己のアピール情報、画像情報リンク先アドレス、音声情報リンク先アドレス、地図情報リンク先アドレス等である。赤外線受信部13は、赤外線によって送信された上述の各種情報を受信する。
【0017】
登録データ管理部14は、キー操作部10dのキー操作に応じて入力された文字をメモリ15に格納したり、無線通信部11を介して受信したメール又は音声をメモリ15に格納したりする。また、登録データ管理部14は、図示しないカメラによって撮像された画像をメモリ15に格納したりする。また、登録データ管理部14は、キー操作部10dのキー操作に応じて、赤外線送信部12から送信すべき各種情報をメモリ15から読み出したり、赤外線受信部13によって受信した各種情報をメモリ15に格納したりする。
【0018】
また、登録データ管理部14は、インタフェース(I/F)16を介してパソコン等の外部情報入力装置より取り込んだ各種情報をメモリ15に格納したり、インタフェース(I/F)16を介してパソコン等の外部情報入力装置へ送出すべき各種情報をメモリ15から読み出したりする。なお、各種情報の送信や受信に関わる操作にあっては、表示部10cにモバイルメニューが表示され、そのモバイルメニューに表示される所定の項目を選択することで、実行されるようになっている。また、各種情報の送信や受信に関わる操作にあっては、キー操作部10dのそれぞれのキーに各種情報の送信や受信に関わる機能を割り当てるようにしてもよい。
【0019】
メモリ15には、個人情報、自己のアピール情報、画像情報、音声情報等の各種情報や制御部17による制御に関わるプログラム等が格納されている。インタフェース(I/F)16は、パソコン等の外部情報入力装置によって作成した上述の各種情報を取り込んだり、その外部情報入力装置へメモリ15内に格納されている上述した各種を送出したりする。
【0020】
制御部17は、メモリ15に格納されている制御に関わるプログラムに基づいて、各部の動作を制御する。また、制御部17は、各種情報の送信や受信に関わる操作が行われるとき、表示部10cにモバイルメニューを表示させ、そのモバイルメニューに表示される所定の項目の選択を受け付けて、選択された項目に対応する操作を実行するようになっている。また、制御部17は、キー操作部10dのそれぞれのキーに各種情報の送信や受信に関わる機能が割り当てられているとき、それぞれのキーに対応する操作を実行するようになっている。
【0021】
ここで、モバイルメニューの項目としては、たとえばパソコン等からの情報をダウンロードする際に選択するダウンロード、アピール情報等を作成する際に選択する作成、情報を送信する際に選択する送信、情報を受信する際に選択する受信、受信した情報に付加情報を追加するかどうかの選択を行う付加情報追加、付加情報の追加編集を行う際に選択する追加編集、付加情報の作成を行う際に選択する付加情報作成、取り込んだ情報を編集する際に選択する編集、格納されている情報を閲覧する際に選択する情報閲覧等とすることができる。
【0022】
次に、情報交換方法について説明する。なお、以下においては、携帯電話10A〜10Dの機能がほぼ同じであるため、説明の便宜上、携帯電話10Aから携帯電話10B〜10Dのいずれかに情報が送信されるものとして説明するものとする。
【0023】
まず、情報の作成と送信とを行う場合について説明すると、情報の作成を行う場合、パソコン又は携帯電話10Aで行うことができるが、図3に示すように、たとえばパソコンによって情報を作成する場合(ステップS1)、そのパソコンによってたとえば自己のアピール情報を作成する(ステップS2)。
【0024】
次いで、アピール情報の作成が完了した後、インタフェース(I/F)16を介し、パソコンと携帯電話10Aと接続されている状態において、携帯電話10Aの表示部10cにモバイルメニューを表示させ、その中のダウンロードを選択することで、パソコンで作成した自己のアピール情報をダウンロードしメモリ15に格納することができる(ステップS3,S4)。
【0025】
これに対し、携帯電話10Aによって上記同様に、アピール情報を作成する場合、その表示部10cに表示されるモバイルメニューから作成を選択することで(ステップS5)、アピール情報を作成することができる(ステップS6)。そして、作成したアピール情報はメモリ15に格納される(ステップS4)。
【0026】
次いで、作成したアピール情報を携帯電話10B〜10Dのいずれかの携帯電話に送信する場合、携帯電話10Aの表示部10cに表示されるモバイルメニューから送信を選択する(ステップS7)。
【0027】
ここで、送信を選択すると、表示部10cに、メモリ15に格納されている全ての情報を送信するか、又は一部の情報を送信するかの選択項目が表示され、全ての情報を送信するを選択すると(ステップS8)、全ての情報がいずれかの携帯電話10B〜10Dに送信される(ステップS9,S11)。これに対し、一部の情報を送信するを選択すると、所定の情報のみがいずれかの携帯電話10B〜10Dに送信される(ステップS10,S11)。ここで、情報の送信は、上述した赤外線送信部12によって行われる。
【0028】
次に、携帯電話10Aからの情報を、携帯電話10B〜10Dのいずれかが受信する場合について説明する。まず、図4に示すように、いずれかの携帯電話10B〜10Dの表示部10cに上述したモバイルメニューを表示させ、その中から受信を選択すると、上述した赤外線送信部12によって送信される情報が赤外線受信部13によって受信される(ステップS1,S2)。
【0029】
ここで、受信した情報に付加情報を追加するかどうかの選択は、携帯電話10B〜10Dのいずれかで付加情報作成時に付加情報の付加をコントロールとして選択しておく。いずれかの携帯電話10B〜10Dの受信時に付加情報の付加のコントロールが選択されているとき(ステップS3)、受信した情報に付加情報を追加編集することができ(ステップS4)、追加編集された情報がメモリ15に格納される(ステップS5)。これに対し、付加情報の追加が必要なければ、追加編集されない情報がメモリ15に格納される(ステップS5)。
【0030】
ここで、付加情報の追加編集を行う場合、いずれかの携帯電話10B〜10Dの表示部10cに表示されるモバイルメニューから付加情報の作成を選択することで、たとえばイベント、年月日、会場等を付加情報として作成することができる。このように、付加情報を追加又は編集することで、受け取った情報の管理がし易くなる。
【0031】
なお、受信した情報については、携帯電話10Aを含め、いずれかの携帯電話10B〜10Dのメモリ15又はいずれかの携帯電話10A〜10Dに接続されるパソコンに格納することができるが、メモリ15又はパソコンに格納した情報の編集は次のようにして行うことが可能である。
【0032】
まず、たとえばパソコンに格納されているたとえばアピール情報を編集するとき、必要なアピール情報をパソコンから抽出し、その抽出したアピール情報をいずれかの携帯電話10A〜10Dに取り込むようにする。次いで、取り込んだアピール情報に対してコメントを付加したい場合は、いずれかの携帯電話10A〜10Dの表示部10cに表示されるモバイルメニューから編集を選択し、任意のコメントを入力すると、取り込んだアピール情報に任意のコメントが付加されてメモリ15に格納される。ここで、任意のコメントとしては、任意の内容に加え、アポイント情報や印象等を含むことができる。
【0033】
また、メモリ15に格納された情報は、いずれかの携帯電話10A〜10Dの表示部10cに表示されるモバイルメニューから情報閲覧を選択するか、又は検索したい相手の名前(たとえばカタカナ1文字等)を入力することで、閲覧することが可能となる。
【0034】
また、メモリ15に格納された情報を呼び出し、その呼び出した情報に含まれる電話番号を用いて、相手に電話したり、メールを送信したりすることも可能である。また、相手から受け取ったたとえば相手の静止画及び動画画像や地図情報のリンク先アドレスから情報を関連付けて取得し、いずれかの携帯電話10A〜10Dの表示部10cに表示することも可能である。
【0035】
このように、実施形態1では、制御部17により表示部10cにモバイルメニューが表示され、キー操作部10dのキー操作に応じてそのモバイルメニューに表示される所定の項目の選択が受け付けられ、選択された項目が各種情報の送信である場合、登録データ管理部14により赤外線送信部12から送信すべき各種情報がメモリ15から読み出され、選択された項目が各種情報の受信である場合、登録データ管理部14により赤外線受信部13によって受信した各種情報がメモリ15に格納されるようにしたので、簡単な構成で会場等での個人情報や自己のアピール情報等の情報交換を効率良く行うことができるばかりか、受け取った各種情報がメモリに格納されることで各種情報の整理も容易に行うことができる。
(実施形態2)
図5は、図1の携帯用通信端末を利用した場合の実施形態2に係るセキュリティシステムの概要を説明するための図であり、図6は、図5のセキュリティシステムにおけるセキュリティ方法を示すフローチャートである。
【0036】
実施形態2では、上述した携帯電話10A〜10Dのいずれかのメモリ15に格納されている個人情報を本人情報として用い、たとえば企業やマンション等の建物での入室の際のセキュリティ管理に利用した場合のセキュリティシステムを示している。なお、以下においては、携帯電話10Aを代表させて説明するものとする。
【0037】
すなわち、セキュリティシステムは、たとえば図5に示すように、携帯電話10Aと、企業やマンション等の建物の出入り口近傍に設置された赤外線受信器20及びプリンタ付きモニタ21と、これら赤外線受信器20及びプリンタ付きモニタ21に接続され、入室の際のセキュリティ管理を行う図示しないセキュリティ管理端末とを備えている。プリンタ付きモニタ21としては、少なくとも表示部22と印字された用紙が出力されるプリント出力口23とが設けられていればよい。
【0038】
このような構成では、訪問者が上述した携帯電話10Aの赤外線送信部12から、図6に示すように、赤外線受信器20に向けて本人情報を送信する(ステップS1)。受け取った本人情報は、たとえば受け付け等に設置されるとともに、赤外線受信器20及びプリンタ付きモニタ21に接続される図示しない端末によって予約済みかどうかがセキュリティ管理端末により判断され(ステップS2)、予約済みと判断された場合、セキュリティ管理端末により、受付窓口や訪問先等に設置されている端末に社内ラン等によってメールが配信される(ステップS3)。
【0039】
また、予約済みと判断された場合、セキュリティ管理端末により、ドアが開錠されるとともに、プリンタ付きモニタ21のプリント出力口23から訪問者の本人情報と訪問先情報とがプリントされた用紙が排出される(ステップS4,S5)。そして、訪問者がその用紙を訪問先に提出することで、訪問者の確認が行われる(ステップS6)。
【0040】
一方、セキュリティ管理端末により、予約済みでないと判断された場合、プリンタ付きモニタ21の表示部22に受信した本人情報と訪問先案内が表示される(ステップS7)。ここで、訪問者が訪問先を入力すると(ステップS8)、セキュリティ管理端末により、受付窓口や訪問先等へに設置されている端末に社内ラン等によってメールが配信される(ステップS9)。
【0041】
そして、訪問許可が出た場合は(ステップS10)、セキュリティ管理端末により、ドアが開錠されるとともに、プリンタ付きモニタ21のプリント出力口23から訪問者の本人情報と訪問先情報とがプリントされた用紙が排出される(ステップS4,S5)。これに対し、セキュリティ管理端末により、訪問許可が出ない場合、プリンタ付きモニタ21の表示部22にお断りの連絡が表示される(ステップS11)。
【0042】
このように、実施形態2では、訪問者によって携帯電話10Aの赤外線送信部12から赤外線受信器20に向けてメモリ15に格納されている本人情報が送信されると、セキュリティ管理端末により本人情報から予約済みかどうかを判断し、予約済みである場合、ドアを開錠し、プリンタ付きモニタ21のプリント出力口23から訪問者の本人情報と訪問先情報とをプリントした用紙を排出し、予約済みでないと判断した場合、プリンタ付きモニタ21の表示部22に受信した本人情報と訪問先案内とを表示し、訪問先からの訪問許可が出た場合はドアの開錠とプリントした用紙の排出とを行い、訪問許可が出ない場合、プリンタ付きモニタ21の表示部22にお断りの連絡を表示するようにしたので、たとえば企業やマンション等の建物での入室の際のセキュリティ管理を高めることができる。
【0043】
また、訪問者からの本人情報に基づいてプリントされた用紙がプリンタ付きモニタ21のプリント出力口23から排出されるため、訪問者がその用紙を受付に手渡すことで、受付で記入が必要である場合、その記入を省くことができる。
【0044】
また、訪問先が不在である場合は、その用紙に伝言を記述して受付に手渡すことで、訪問先に伝言を確実に伝えることが可能となり、訪問効果を上げることもできる。
【0045】
(実施形態3)
図7は、図1の携帯用通信端末を利用した場合の実施形態3を説明するためのフローチャートである。
【0046】
実施形態3では、上述した携帯電話10A〜10Dにおけるメモリ15に格納されている個人情報を本人情報として用いることで、たとえばパソコンの情報の漏洩防止に利用することができる場合を示している。
【0047】
すなわち、セキュリティシステムは、上述したいずれかの携帯電話10A〜10Dと、図示しないパソコン等の外部情報入力装置とを備えている。パソコンには、いずれかの携帯電話10A〜10Dの赤外線送信部12から送信される本人情報を受信する図示しない受信器と、受信した本人情報の認証を行う図示しない認証機能部とが搭載されているものとする。
【0048】
そして、たとえば図7に示すように、パソコンの電源を立ち上げると、最初に赤外線受信待ちのソフトが立ち上がる(ステップS1,S2)。ここで、パソコンは、赤外線受信待ち状態でロックされ(ステップS3)、いずれかの携帯電話10A〜10Dから本人情報が送信されると(ステップS4)、本人情報の認証が行われる(ステップS5)。
【0049】
そして、本人情報が一致した場合はパソコンの使用が許可されるが(ステップS6)、本人情報が一致しなかった場合は、(ステップS3)での赤外線受信待ち状態でロックされ続ける。
【0050】
なお、パソコンの使用が許可された後、パソコンから離れる場合は、ログアウトすることで、たとえば(ステップS3)での赤外線受信待ち状態でロックされ続ける動作に移行させることができる。
【0051】
このように、実施形態3では、パソコン等の外部情報入力装置に、たとえば携帯電話10Aの赤外線送信部12から送信される本人情報を受信する受信器と、受信した本人情報の認証を行う認証機能部とを搭載し、電源が立ち上げられると、最初に赤外線受信待ちのソフトが立ち上がり、赤外線受信待ち状態でロックされ、携帯電話10Aの赤外線送信部12からメモリ15に格納されている本人情報が送信され、認証機能部により本人情報の認証が行われ、本人情報が一致した場合はロックが解除されるようにしたので、たとえば携帯電話10Aからの本人情報から本人であるかどうかの認証を確実に行うことができることから、たとえばパソコンの情報の漏洩防止に極めて有効となる。
【0052】
すなわち、従来のIDとパスワードによる本人確認では、IDとパスワードとが盗まれてしまうと他人が本人になりすますことで、本人確認が困難となる場合があるが、たとえば携帯電話10Aのメモリ15に格納されている本人情報を用いるようにすると、その本人情報の盗難が困難となり、結果的に、本人確認が確実に行われることになる。
【0053】
また、このような本人確認の方式は、パソコン等の外部情報入力装置に、たとえば携帯電話10Aの赤外線送信部12から送信される本人情報を受信する受信器と、受信した本人情報の認証を行える認証機能とが搭載されていればよいため、指紋認証のように、指紋認証を行う機器を外付けする場合等に比べ、低コストでの利用が可能となる。
【産業上の利用可能性】
【0054】
家電製品等の遠隔操作を個人情報を用いて行うようなシステムにも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】本発明の携帯用通信端末の一実施形態を示す図である。
【図2】図1の携帯用通信端末の内部構成を示す図である。
【図3】図1の携帯用通信端末における情報交換方法を説明するためのフローチャートである。
【図4】図1の携帯用通信端末における情報交換方法を説明するためのフローチャートである。
【図5】図1の携帯用通信端末を利用した場合の実施形態2に係るセキュリティシステムの概要を説明するための図である。
【図6】図5のセキュリティシステムにおけるセキュリティ方法を示すフローチャートである。
【図7】図1の携帯用通信端末を利用した場合の実施形態3を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0056】
10 電話本体
10A〜10D 携帯電話
10a アンテナ
10b スピーカ
10c 表示部
10d キー操作部
10e マイク
11 無線通信部
12 赤外線送信部
13 赤外線受信部
14 登録データ管理部
15 メモリ
16 インタフェース(I/F)
17 制御部
20 赤外線受信器
21 プリンタ付きモニタ
22 表示部
23 プリント出力口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも情報の送受信が可能な携帯用通信端末であって、
アンテナを介して通話やメールの送受信を行う無線通信部と、
文字入力や選択操作を行う複数のキーを有するキー操作部と、
前記キー操作部のキー操作に応じて、各種情報を赤外線によって送信する赤外線送信部と、
赤外線によって送信された前記各種情報を受信する赤外線受信部と、
前記各種情報及び制御に関わるプログラムを格納するメモリと、
前記各種情報を表示する表示部と、
前記キー操作部によるキー操作に応じて前記赤外線送信部から送信すべき前記各種情報を前記メモリから読み出すとともに、前記赤外線受信部によって受信した前記各種情報を前記メモリに格納する登録データ管理部と、
前記制御に関わるプログラムに基づき、前記表示部にモバイルメニューを表示させ、前記キー操作部のキー操作に応じてそのモバイルメニューに表示される所定の項目の選択を受け付け、選択された項目に対応する操作を実行する制御部とを備える
ことを特徴とする携帯用通信端末。
【請求項2】
前記登録データ管理部は、前記キー操作部のキー操作に応じて入力された文字と、前記赤外線受信部によって受信した各種情報と、前記無線通信部を介して受信したメール又は音声と、カメラによって撮像された画像とを前記メモリに格納し、さらに前記キー操作部のキー操作に応じて、前記赤外線送信部から送信すべき各種情報の全て又は一部を前記メモリから読み出すことを特徴とする請求項1に記載の携帯用通信端末。
【請求項3】
外部情報入力装置との間で、情報のやり取りを行うインタフェースを有し、
前記登録データ管理部は、前記インタフェースを介して前記外部情報入力装置より取り込んだ前記各種情報と追加編集による少なくとも年月日、場所、イベント名を示す付加情報とを前記メモリに格納し、前記インタフェースを介して前記外部情報入力装置へ送出すべき前記各種情報を前記メモリから読み出すことを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯用通信端末。
【請求項4】
アンテナを介して通話やメールの送受信を行う無線通信部と、文字入力や選択操作を行う複数のキーを有するキー操作部と、前記キー操作部のキー操作に応じて、各種情報を赤外線によって送信する赤外線送信部と、赤外線によって送信された前記各種情報を受信する赤外線受信部と、前記各種情報、制御に関わるプログラム及び本人情報を格納するメモリと、前記各種情報を表示する表示部と、前記キー操作部によるキー操作に応じて前記赤外線送信部から送信すべき前記各種情報を前記メモリから読み出すとともに、前記赤外線受信部によって受信した前記各種情報を前記メモリに格納する登録データ管理部と、前記制御に関わるプログラムに基づき、前記表示部にモバイルメニューを表示させ、前記キー操作部のキー操作に応じてそのモバイルメニューに表示される所定の項目の選択を受け付け、選択された項目に対応する操作を実行する制御部とを有する携帯用通信端末と、
建物の出入り口近傍に設置された赤外線受信器と、
プリンタ付きモニタと、
前記赤外線受信器及び前記プリンタ付きモニタに接続されるとともに、前記出入り口のドアの開錠に関わるセキュリティ管理を行うセキュリティ管理端末とを備え、
前記セキュリティ管理端末は、訪問者によって前記携帯用通信端末の前記赤外線送信部から前記赤外線受信器に向けて前記メモリに格納されている前記本人情報が送信されると、前記本人情報から予約済みかどうかを判断し、予約済みである場合、前記ドアを開錠し、前記プリンタ付きモニタから前記訪問者の本人情報と訪問先情報とをプリントした用紙を排出し、予約済みでないと判断した場合、前記プリンタ付きモニタの表示部に受信した本人情報と訪問先案内とを表示し、訪問先からの訪問許可が出た場合は前記ドアの開錠と前記プリントした用紙の排出とを行い、訪問許可が出ない場合、前記プリンタ付きモニタの表示部にお断りの連絡を表示する
ことを特徴とするセキュリティシステム。
【請求項5】
アンテナを介して通話やメールの送受信を行う無線通信部と、文字入力や選択操作を行う複数のキーを有するキー操作部と、前記キー操作部のキー操作に応じて、各種情報を赤外線によって送信する赤外線送信部と、赤外線によって送信された前記各種情報を受信する赤外線受信部と、前記各種情報、制御に関わるプログラム及び本人情報を格納するメモリと、前記各種情報を表示する表示部と、前記キー操作部によるキー操作に応じて前記赤外線送信部から送信すべき前記各種情報を前記メモリから読み出すとともに、前記赤外線受信部によって受信した前記各種情報を前記メモリに格納する登録データ管理部と、前記制御に関わるプログラムに基づき、前記表示部にモバイルメニューを表示させ、前記キー操作部のキー操作に応じてそのモバイルメニューに表示される所定の項目の選択を受け付け、選択された項目に対応する操作を実行する制御部とを有する携帯用通信端末と、
前記携帯用通信端末の前記赤外線送信部から送信される前記本人情報を受信する受信器と、受信した本人情報の認証を行う認証機能部とが搭載されている外部情報入力装置とを備え、
前記外部情報入力装置は、電源が立ち上げられると、最初に赤外線受信待ちのソフトが立ち上がり、赤外線受信待ち状態でロックされ、前記携帯用通信端末の前記赤外線送信部から前記メモリに格納されている前記本人情報が送信されると、前記認証機能部により前記本人情報の認証が行われ、前記本人情報が一致した場合は前記ロックが解除される
ことを特徴とするセキュリティシステム。
【請求項6】
少なくとも情報の送受信が可能な携帯用通信端末における情報交換方法であって、
キー操作に応じて、メモリに格納されている各種情報を赤外線により送信する工程と、
赤外線によって送信された前記各種情報を受信する工程と、
前記キー操作に応じて前記赤外線により送信すべき前記各種情報を前記メモリから読み出すとともに、前記赤外線によって受信した前記各種情報を前記メモリに格納する工程と、
制御に関わるプログラムに基づき、モバイルメニューを表示させ、前記キー操作に応じてそのモバイルメニューに表示される所定の項目の選択を受け付け、選択された項目に対応する操作を実行する工程とを有する
ことを特徴とする携帯用通信端末における情報交換方法。
【請求項7】
前記キー操作に応じて入力された文字と、前記赤外線によって受信した各種情報と、通話機能やメール機能により受信したメール又は音声と、カメラによって撮像された画像とを前記メモリに格納し、さらに前記キー操作に応じて、送信すべき前記各種情報の全て又は一部を前記メモリから読み出す工程を有することを特徴とする請求項6に記載の携帯用通信端末における情報交換方法。
【請求項8】
インタフェースを介して外部情報入力装置より取り込んだ前記各種情報と追加編集による少なくとも年月日、場所、イベント名を示す付加情報とを前記メモリに格納し、前記インタフェースを介して前記外部情報入力装置へ送出すべき前記各種情報を前記メモリから読み出す工程を有することを特徴とする請求項6又は7に記載の携帯用通信端末における情報交換方法。
【請求項9】
訪問者による携帯用通信端末のキー操作に応じて、メモリに格納されている本人情報を赤外線により送信する工程と、
前記本人情報から予約済みかどうかを判断する工程と、
予約済みであると判断した場合、ドアを開錠し、プリンタ付きモニタから前記訪問者の本人情報と訪問先情報とをプリントした用紙を排出させる工程と、
予約済みでないと判断した場合、前記プリンタ付きモニタの表示部に受信した本人情報と訪問先案内とを表示させ、訪問先からの訪問許可が出た場合は前記ドアの開錠と前記プリントした用紙の排出とを行い、訪問許可が出ない場合、前記プリンタ付きモニタの表示部にお断りの連絡を表示する工程とを有する
ことを特徴とするセキュリティ方法。
【請求項10】
携帯用通信端末のキー操作に応じて、メモリに格納されている本人情報を赤外線により送信する工程と、
前記赤外線により送信される前記本人情報を受信する工程と、
受信した本人情報の認証を行う工程と、
電源が立ち上げられると、最初に赤外線受信待ちのソフトを立ち上げ、赤外線受信待ち状態でロックし、前記本人情報の認証により、前記本人情報が一致した場合は前記ロックを解除する工程とを有する
ことを特徴とするセキュリティ方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2006−140672(P2006−140672A)
【公開日】平成18年6月1日(2006.6.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−327368(P2004−327368)
【出願日】平成16年11月11日(2004.11.11)
【出願人】(504417582)
【Fターム(参考)】