説明

携帯電話機と非接触リーダ装置との間の無線周波数電波通信ローカルインタフェース

【課題】携帯電話機などの移動体通信機器(1)の内部の電池などによる電波擾乱を避けるインターフェースを得る。
【解決手段】ワイヤレス電気通信ネットワークに接続された移動体通信機器(1)の中に組込まれた非接触ICカード(11)と、移動体通信機器(1)の近くに位置する非接触ICカード(11)と無線周波数電波により通信するための非接触ICカードリーダ装置(24)との間の通信インタフェース(12、15;14、15)において、一方では移動体通信機器(1)に組込まれた非接触ICカード(11)上に配置された第一のアンテナ(12;14)そして他方では移動体通信機器(1)と一体化されかつ非接触ICカード(12;14)がワイヤレス電気通信ネットワークを利用することなく非接触ICカードリーダ装置(24)と無線周波数電波によって直接通信できるようにするような形で第一のアンテナ(12;14)に対して電磁誘導結合により結合された第二のアンテナ(15)を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、移動体通信機器内に組込まれた非接触ICカードと、移動体通信機器の近くに位置づけされ前記非接触ICカードと無線周波数電波により通信するための外部のリーダ装置との間の通信インタフェースに関するものである。本発明は、同様に、以下で記載されているとおりの通信インタフェースが備わった移動体通信機器にも関するものである。
【0002】
本発明は特に、移動体通信機器が携帯電話機によって構成されている典型的なケースに適用され、本発明は、一例としてこの枠内でさらに詳述されるが、だからといってこの例が限定的な意味を有するわけではない。本発明は、実際、PDA(英語で「Personal Digital Assistant(携帯情報端末)」)といったICカードを備えたその他の通信用携帯物などにも適用される可能性がある。
【背景技術】
【0003】
携帯電話機というものは、近年、世界規模で大きな成功をおさめており、かくして、何十億の人々が、自分の携帯電話機をつねにたずさえている。このような情況下で、携帯電話機は、GSMネットワークまたは同等のネットワークによる携帯電話機アプリケーション以外のアプリケーションを機能させることができると考えられるハードウェアおよびソフトウェアのプラットフォームの体裁をとることが増々多くなってきている。かくして、携帯電話通信事業者は、すでに、電話機通信アプリケーションとは無関係のありとあらゆる補足的アプリケーションを提案しているのであり、それは、例えばゲーム、デジタルカメラ、MP3型ファイルリーダおよびその他の娯楽アプリケーションといったようなものである。
【0004】
今日利用されているこれらの補足的アプリケーションの一部、すなわち、手帳管理またはデジタルカメラといったようなものは、それらアプリケーションのデータを記憶するため、SIMタイプのICカードのメモリまたは専用のその他のタイプのICカード内に設置されたメモリを利用しており、このことが、ICカードのメモリ容量を時として数百メガオクテット以上といったように増大させることとなる要因にもなっているのである。
【0005】
しかしながら、携帯電話機内に収容された現在のアプリケーションにおいては、SIMカードはSIMカード上に設置された電気接点を用いて携帯電話機と対話し、それから、携帯電話機は、携帯電話機上に配置されたアンテナを用いて、セルラー電話ネットワーク、特にGSM規格、によって対話し、これにより、SIMカードが携帯電話通信セルラーネットワークを介して遠距離通信できるようにしている。
【0006】
携帯電話機が電話通信アプリケーションの枠を超えたアプリケーションのプラットフォームとして一般化されていることを考慮すると、場合によって携帯電話機のICカード内にロードされる非電話通信アプリケーションが携帯電話機またはより一般的には移動体通信機器の近くに位置づけされた非接触リーダ装置と無線周波数電波により局所的に通信できるように、新たなニーズが生まれた。実際、SIM型ICカード内または、限定的な意味なく「SDカード」、「ミニSDカード」、「マルチメディアカード」などの携帯電話機内に挿入される異なるフォーマットのICカード内に収容されたアプリケーションの一部が、携帯電話機あるいは移動体通信機器の環境中に設置された非接触カードリーダ装置との直接的な無線周波数電波通信を活用できると思われる。非接触ICカードによる支払いアプリケーションまたは所持人のIDとしてこれらの非接触ICカードが利用される身体的なアクセス監視アプリケーションは、唯一の非接触ICカードが備わった携帯電話機または移動体通信機器により提供されるアプリケーションの幅を一層豊かにできると思われるアプリケーションの例である。
【0007】
ICカードが同じく非接触で機能するカードリーダ装置と非接触結合によって対話する必要があるという点において近接アプリケーションであるこれらの新しい非接触アプリケーションでは、携帯電話機または移動体通信機器の外部のICカードリーダ装置と非接触ICカードとの間に、セルラー電話ネットワークを経由することなく、特に無線周波数電波タイプの直接的な通信を確立することが必要である。
【0008】
ところが、従来技術による携帯電話機においては、SIMカードタイプのICカードは一般に、携帯電話機の電気接点がSIMカードの対応する電気接点と接触するような形で、電気接点の備わった収納部の中に挿入される。したがって、従来技術によるSIMカードも携帯電話機も、携帯電話機の外部に位置づけされたカードリーダ装置との非接触通信手段を備えておらず、そのため携帯電話機の近くに位置づけられた非接触リーダ装置と、電話通信アプリケーション以外のアプリケーションとの非接触通信は不可能となっている。それは、携帯電話機が、かなり高密度な装置であることからなおさらであるのであり、この携帯電話機の中に設置された無線周波数電波通信用の構成要素と携帯電話機の近くに位置づけられた無線周波数電波通信リーダ装置との間の無線周波数電波タイプの直接的な通信の障害物となるディスプレイやキーボードなどのさまざまな電子回路ならびにリチウム製であることが多いバッテリが備わっているからである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
したがって、本発明の目的は、これらの欠点を治癒させて、携帯電話機といったような移動体通信機器の中に挿入された非接触機能式ICカードと携帯電話機の外部に位置づけされた非接触ICカードリーダ装置との間に直接的な通信を確立できるようにする無線周波数電波インタフェース装置を提案するのであり、これにより携帯電話機の構成要素の数々によりもたらされる電磁波の擾乱にも関わらず、目的の通信を確立できるようにするのである。
【0010】
本発明のもう一つの目的は、SIMカードと携帯電話機内に収容された携帯電話通信アプリケーションとは独立して、一つの非接触ICカード内に収容されたアプリケーションとの間での非接触通信を可能にする非接触通信インタフェースを提供することにある。
【0011】
本発明のもう一つの目的は、特に単純で低コストの非接触通信インタフェース装置を提案することにあるのであり、これにより数多くの携帯電話機に適合できるようにすることを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
このため、本発明の目的は、ワイヤレス電気通信ネットワークに接続された移動体通信機器の中に組込まれた非接触ICカードと、移動体通信機器の近くに位置づけされ前記非接触ICカードと無線周波数電波により通信するための非接触ICカードリーダ装置との間の通信インタフェースにおいて、一方では移動体通信機器に組込まれた非接触ICカード上に配置された第一のアンテナそして他方では移動体通信機器と一体化されかつ前記非接触ICカードがワイヤレス電気通信ネットワークを利用することなく非接触ICカードのリーダ装置と無線周波数電波によって直接通信できるようにするような形で前記第一のアンテナに対して電磁誘導結合により結合された第二のアンテナを含むことを特徴とする通信インタフェースにある。
【0013】
この通信インタフェースにより、移動体通信機器の非接触ICカード内で実行される特に支払いまたはアクセス監視というアプリケーションは、相互インダクタンスにより第二のアンテナの信号によって強化された非接触ICカードのアンテナの信号の到達距離内に位置づけされた外部の非接触ICカードリーダ装置と直接通信することができる。ここで、この直接的な通信が、移動体通信機器と電気通信ネットワークとの間の電話通信とは独立して行なわれるという点に留意されたい。
【0014】
本発明の一つの有利な実施形態においては、非接触ICカードは、一方では、移動体通信機器内に設置された対応する電気接点に接続された電気接点を有し、かつ他方では、それ自体GSM規格またはその等価物と適合する携帯電話機により構成されている移動体通信機器と一体化された前記第二のアンテナと電磁誘導結合により通信できるアンテナを有する、ダブル通信インタフェース付きSIMカードである。
【0015】
一つの有利な実施形態においては、第二のアンテナは、非接触ICカードの小さいアンテナと、信号の到達距離を増大させるため好ましくはより大きなサイズのものであり得る第二のアンテナとの間でより優れた電磁誘導結合を得る目的で、SIMカード上に設置された第一のアンテナに対面するような形で携帯電話機の本体上に配置されている。
【0016】
本発明は同様に、上述のとおりの通信インタフェースを備えた携帯電話機をその目的とし、さらにより一般的には移動体通信機器または装置をもその目的とする。
【0017】
移動体通信機器の一つの有利な実施形態においては、移動体通信機器にはさらに、第二の非接触ICカードを導き入れるためのスロットとレセプタクルが含まれ、前記第二の非接触ICカードは第二のアンテナの電磁波の電界の中に配置され、第二のアンテナを介して非接触リーダ装置との通信が関与するアプリケーションプログラムを受理し実行することができる。この実施形態においては、補足的非接触アプリケーションが第二の非接触ICカード上に収容され、これらのアプリケーションはさらに、この第二の非接触ICカードひいてはユーザが利用できるアプリケーションプログラムを交換することで取替え可能であることから、SIMカードがアンテナを有することが絶対不可欠であるわけではない。したがって、携帯式通信機器は、一方では移動体通信機器内に設置された対応する電気接点に接続された電気接点を有するともに他方では移動体通信機器と一体化された前記第二のアンテナと電磁誘導結合により通信できるアンテナを有する、ダブル通信インタフェースをもつICカードを収容するように構成されることもある。
【0018】
一例としては、アプリケーションプログラムは、一つのサービスまたは提供業務の非接触支払いプログラムであり、かくして移動体通信機器は、SIMカードおよび移動体電気通信ネットワークを利用する携帯電話通信のトランザクションと同様に、第二の非接触ICカードおよび外部のICカードリーダ装置を利用する支払いトランザクションも実施することができるようになっている。
【0019】
本発明の単純化されたもう一つの実施形態においては、携帯式通信機器は、SIMカードを有せず携帯電話通信の機能をも有しておらず、単に、ダブル通信インタフェース、すなわち、非接触ICカードのメモリ内にユーザが自らのデータを記憶することができるように移動通信機器の内部電子部品に接続された接触式のインタフェースおよび外部の近接リーダ装置とデータを交換できるようにする非接触インタフェースをもつICカードのみを有するのである。
【0020】
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面の詳細な説明を読むことで明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明に係る通信インタフェースおよび移動体通信機器の第一の実施形態を平面図で示す。
【図2】本発明に係る通信インタフェースおよび移動体通信機器の第二の実施形態を示す。
【図3】本発明の第三の実施形態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0022】
図1を参照する。この図では、例えばGSM規格またはその同等の規格に適合する携帯電話機の形をした移動体通信機器1を概略的に表わした。移動体通信機器1である携帯電話機には、標準的にディスプレイとキーボード(図示せず)を担持する本体2、従来技術において公知のさまざまな電子回路、ならびにこれら電子回路などのアセンブリに給電を行なうためのバッテリ9が具備されている。移動体通信機器1は、また、SIMカードタイプのICカード11をも担持しており、これは、アンテナ13を用いてアクセス可能である、利用される移動体電気通信ネットワークに対し通信機器のユーザを識別するのに役立つのである。
【0023】
従来技術においては、このような移動体通信機器はアンテナ13を介して一つまたは複数のワイヤレス電気通信ネットワークとしか通信することができず、移動体通信機器の近くに位置づけされかつ移動体通信機器1内またはSIMカード11内にロードされた対応するアプリケーションソフトウェアと(例えばワイヤレス支払いアプリケーションといったような)ワイヤレスローカルトランザクションを行なうためのアプリケーションソフトウェアを含む非接触ICカードリーダ装置24との間で、その他のタイプのワイヤレストランザクションを行なうことはできないのが現状である。
【0024】
外部のICカードリーダ装置24とのワイヤレス電話通信タイプの通信を確立する必要なくこのようなワイヤレスローカルトランザクションを実行できるようにするため、本発明は、移動体通信機器内に設置された非接触ICカード11と外部の非接触ICカードリーダ装置24との間で直接無線周波数電波による通信を確立できるようにするもう一つの無線周波数電波通信インタフェースを移動体通信機器1に具備することを想定している。この要領で、自らの無線周波数電波通信インタフェースを備えた移動体通信機器と、移動体通信機器の移動体通信インタフェースと非接触でかつ好ましくは無線周波数電波を用いて通信することのできる一つまたは複数の外部の非接触ICカードリーダ装置24との間で、非電話通信トランザクションを実施することができる。
【0025】
実際上は、移動体通信機器1の適切なメモリ内に必要なアプリケーションプログラム例えば支払いまたはアクセス監視のソフトウェアをロードすることを条件として、移動体通信機器内にロードされた携帯電話通信プログラムとの関係において全く独立した形で、移動体通信機器と外部の非接触端末24との間で支払いトランザクションまたはアクセス監視トランザクションを実行することが可能になる。こうして同様に、携帯電話通信および支払いといったような複数の独立したアプリケーションが、携帯電話通信事業者および(選択されたアプリケーションにおいては)決済事業者が対話する必要なく、移動体通信機器の内部に共存することができるようになる。
【0026】
当然のことながら、所望の通信到達距離を得るためのアンテナ12、15のそれぞれの寸法決定、また、移動体通信機器のその他の構成要素による電磁干渉を最小限におさえるためのアンテナの幾何形状についても同様に、当業者の理解の及ぶものである。
【0027】
図2を参照する。この図には、従来どおりSIMカード11を担持する携帯電話機の形で移動体通信機器1が表わされている。SIMカード11は、ダブル通信インタフェースタイプのものでアンテナ12を有していてもよいし、そうでなければ電気接点のみによる通信タイプのものであってもよい。SIMカード11が接触式のタイプである場合、本発明は、第二の非接触ICカード10が無線周波数電波ローカルリンクを通して外部の非接触端末24のソフトウェアと対話するための特に支払いタイプのアプリケーションソフトウェアを担持するかぎりにおいて、SIMカード、SDカード、MMCカードフォーマットまたはその他の適切なあらゆるフォーマットで、もう一つの非接触ICカード10を移動体通信機器に具備することを想定している。このために、第二の非接触ICカード10はアンテナ14を担持し、このアンテナに向かう電磁波の電束が電子素子(バッテリ9)によって妨げられることのないような形で移動体通信機器1の中に設置される。好ましくは、移動体通信機器1は、より大きなサイズのもう一つのアンテナ15を含むのがよく、このアンテナ15により、小さなアンテナ14が包含する電磁束を、電磁誘導結合により増大させることが確保される。
【0028】
図3に表わされているもう一つの実施形態においては、本発明は、特に「PDA」(Personal Digital Assistant)の形をした移動体通信機器1がSIMカードひいては電話通信アプリケーションを含まず、単に、外部の端末24との無線周波数電波通信を行なうような形でアンテナ14を備えた非接触ICカード10を含んでいるにすぎないということを想定している。ここでもまた、アンテナが備わった非接触ICカード10の位置およびサイズに応じて、アンテナ14により伝送される信号を増大させるためにより大きなサイズのもう一つのアンテナ15を具備することが必要または有利であると判明する可能性がある。
【0029】
記載したとおりの本発明は、意図された目的を達成し、携帯電話通信事業者により管理される携帯電話通信タイプの通信機能と、例えば銀行業務機関または支払い用機関といったその他の事業者と近接作動用の端末とで実施されるその他の非接触トランザクションとを、特に、ある種の実施形態において兼備させることができるのである。
【符号の説明】
【0030】
1 移動体通信機器
2 本体
9 バッテリ
10、11 非接触ICカード
12 第一のアンテナ
13 アンテナ
14 第一のアンテナ
15 第二のアンテナ
24 ICカードリーダ装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤレス電気通信ネットワークに接続された移動体通信機器(1)の中に組込まれた非接触ICカード(11)と、移動体通信機器(1)の近くに位置づけされ前記非接触ICカード(11)と無線周波数電波により通信するための非接触ICカードリーダ装置(24)との間の通信インタフェース(12、15;14、15)において、一方では移動体通信機器(1)中に組込まれた非接触ICカード(11)上に配置された第一のアンテナ(12;14)そして他方では移動体通信機器(1)と一体化されかつ前記非接触ICカード(12;14)がワイヤレス電気通信ネットワークを利用することなく非接触ICカードリーダ装置(24)と無線周波数電波によって直接通信できるように前記第一のアンテナ(12;14)に対して電磁誘導結合により結合された第二のアンテナ(15)を含むことを特徴とする、通信インタフェース。
【請求項2】
前記非接触ICカード(11)が、一方では、移動体通信機器(1)内に設置された対応する電気接点に接続された電気接点を有し、かつ他方では移動体通信機器と一体化された前記第二のアンテナ(15)と電磁誘導結合により通信できるアンテナ(12)を有する、ダブル通信インタフェース付きSIMカードであることを特徴とする、請求項1に記載の通信インタフェース(12;15)。
【請求項3】
前記移動体通信機器(1)が、GSM規格または同等の規格に適合する携帯電話機であることを特徴とする、請求項2に記載の通信インタフェース(12、15)。
【請求項4】
前記第二のアンテナ(15)が、前記SIMカード(11)上に設置された第一のアンテナ(12)に対面するような形で携帯電話機(1)の本体上に配置されていることを特徴とする、請求項3に記載の通信インタフェース(12、15)。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか一つに記載の通信インタフェース(12、15;14、15)を含むことを特徴とする、携帯式通信機器(1)。
【請求項6】
第二の非接触ICカード(10)を有し、該第二の非接触ICカード(10)を導き入れるためのスロットとレセプタクルをさらに含み、前記第二の非接触ICカードが前記第二のアンテナ(15)の電磁波の電界の中に配置され、該第二のアンテナ(15)を介して非接触リーダ装置(24)との通信が関与するアプリケーションプログラムを受理し実行することができることを特徴とする、請求項5に記載の携帯式通信機器(1)。
【請求項7】
前記アプリケーションプログラムが、一つのサービスまたは一つの提供業務の支払いプログラムであり、かくして通信機器がSIMカード(11)および移動体電気通信ネットワークを利用して携帯電話通信のトランザクションを実施できると同時に、前記第二の非接触ICカード(10)および外部のICカードリーダ装置(24)を利用して支払いトランザクションを実施することができるようになっていることを特徴とする、請求項6に記載の携帯式通信機器(1)。
【請求項8】
一方では移動体通信機器内に設置されている対応する電気接点に接続された電気接点を有し、他方では移動体通信機器(1)と一体化された前記第二のアンテナ(15)と電磁誘導結合により通信できるアンテナ(14)を有するダブル通信インタフェースをもつ非接触ICカードICカード(10)を収容するように構成されていることを特徴とする、移動体通信機器(1)。
【請求項9】
前記ダブル通信インタフェースをもつICカード(10)が、自らのアプリケーションに関するデータを記憶するべくユーザがアクセスできる大容量記憶装置を含むことを特徴とする、請求項8に記載の移動体通信機器(1)。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2010−514307(P2010−514307A)
【公表日】平成22年4月30日(2010.4.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−542137(P2009−542137)
【出願日】平成19年12月20日(2007.12.20)
【国際出願番号】PCT/FR2007/002129
【国際公開番号】WO2008/096059
【国際公開日】平成20年8月14日(2008.8.14)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.GSM
【出願人】(509174565)
【氏名又は名称原語表記】SMART PACKAGING SOLUTIONS (SPS)
【出願人】(310000794)
【Fターム(参考)】