説明

携帯電話機及びそれを含む表面状態評価システム

【課題】被写体の表面の拡大画像を得るに際し、ピントの合った安定した画像を簡単な構成によって得ること。
【解決手段】この携帯電話機1は、マクロ撮影用のマクロレンズ5、及びマクロレンズ5によって結像された被写体の表面を撮像するCMOS素子15を内蔵する携帯電話機であって、マクロレンズ5の光軸に沿って貫通孔9を有するように、マクロレンズ5及びCMOS素子15を収容する筐体2に着脱可能に取り付けられた遮光性の位置決めリング8と、貫通孔9を通して被写体の表面に照明光を照射するLED7とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、被写体の表面を撮像してその画像データを処理する携帯電話機、及びそれを含む表面状態評価システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、このような分野の技術として、下記特許文献1に記載された接写用ルーペがある。この公報に記載された接写用ルーペは、デジタルカメラに取り付けられるものであり、内蔵する接写レンズの光軸が被写体表面及びカメラ表面と垂直になるように構成され、接写レンズの位置を微調整するための機構を有する。このような接写用ルーペを利用することでデジタルカメラにおいて拡大写真画像を撮像する。
【特許文献1】特開2004−286776号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上述したようにカメラに外付けでレンズを固定する方式においては、カメラの形状の違いにより安定した被写体の拡大画像を得ることが困難な傾向にある。特に、被写体の表面の拡大画像をマクロ撮影によって撮像する場合には被写界深度が狭いため、拡大画像においてピントのずれが生じやすい。一方で、撮像素子内蔵型の携帯電話機のようにレンズ自体が筐体に内蔵された装置においても、撮像光学系におけるレンズの位置は安定化されるが、レンズと被写体表面との位置関係が不安定であるため、被写体との距離によってはピントの合った拡大画像を得ることが難しくなる。
【0004】
そこで、本発明は、被写体の表面の拡大画像を得るに際し、ピントの合った安定した画像を簡単な構成によって得るようにした携帯電話機、及びそれを含む表面状態評価システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明の携帯電話機は、被写体の表面を結像するマクロ撮影用の撮影レンズ、及び撮影レンズによって結像された被写体の表面を撮像する撮像素子を内蔵する携帯電話機であって、撮像レンズの光軸に沿って貫通孔を有するように、撮影レンズ及び撮像素子を収容する筐体に着脱可能に取り付けられた遮光性のリング状部材と、貫通孔を通して被写体の表面に照明光を照射する照明部とを備えることを特徴とする。
【0006】
このような携帯電話機においては、筐体に装着されたリング状部材の先端を、被写体の表面に当接させることによって、撮影時に撮影レンズと被写体表面との距離が安定化されると同時に、周囲の明るさに関係なく被写体に対する照明条件を一致させることができる。その結果、撮像素子によって撮像されて得られる拡大画像においてピントのずれが効果的に防止されるとともに、複数の被写体を対象にして安定した画像を取得することができる。
【0007】
リング状部材の貫通孔の内面には反射材を有することが好ましい。このような反射材を備えれば、照明部から照射された照明光が効率よく被写体表面に入射するので、輝度の高い被写体表面の画像を得ることができる。
【0008】
また、リング状部材の先端部に設けられ、撮影時に被写体の表面に当接する一対の電極と、一対の電極に接続され、一対の電極に当接する被写体の表面の抵抗値を測定する抵抗測定部と、抵抗測定部によって測定された抵抗値に基づいて、被写体の表面の水分量を判定して判定結果を出力する共に、撮像素子によって生成された画像データの処理結果を出力するデータ処理部とを更に備えることも好ましい。この場合、被写体の表面の撮影時に被写体の表面の抵抗値を測定し、その抵抗値に基づいて表面の水分量を判定して出力するので、皮膚等の被写体表面の水分量を併せて判断することができる。
【0009】
或いは、本発明の表面状態評価システムは、上述した携帯電話機と、抵抗値及び判定結果の少なくとも何れか一方を、携帯電話機から通信ネットワークを介して受信して蓄積するデータベースサーバとを備える。このような表面状態評価システムによれば、携帯電話機によって測定された被写体表面の抵抗値又は判定結果をデータベースに蓄積して効率的に参照させることができる。
【0010】
また、本発明の表面状態評価システムは、上述した携帯電話機と、撮像素子によって生成された画像データの処理結果を、携帯電話機から通信ネットワークを介して受信して蓄積するデータベースサーバとを備える。このような表面状態評価システムによれば、携帯電話機によって撮像された被写体表面の拡大画像の処理結果をデータベースに蓄積して効率的に参照させることができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明の携帯電話機及び表面状態評価システムによれば、被写体の表面の拡大画像を得るに際し、ピントの合った安定した画像を簡単な構成によって得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、図面を参照しつつ本発明に係る携帯電話機及び表面状態評価システムの好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
【0013】
本実施形態の携帯電話機は、皮膚等の被写体の表面を、マクロレンズを用いたマクロ撮影によって撮像する装置であり、例えば、化粧品販売時や、美容サービス提供時等における観察装置として使用される。図1及び図2に示すように、携帯電話機1は、移動体通信ネットワークを介して特定の通信先と音声通信及びデータ通信が可能な通信端末であり、樹脂製の筐体2の正面には、テンキー、電源スイッチ等からなる入力キー3A、マクロ撮影の開始を制御するための撮影開始キー3B及びディスプレイ4が配置されている。携帯電話機1のユーザは、このような入力キー3A及び撮影開始キー3Bを用いて通信及び撮影の制御を行い、ディスプレイ4にはその制御結果が表示される。
【0014】
携帯電話機1の筐体2の正面の上端部には、マクロレンズ(撮影レンズ)5が埋め込まれている。マクロレンズ5は、皮膚等の被写体表面をマクロ撮影によって撮像するために、筐体2に内蔵される撮像素子に向けてその被写体表面を拡大して結像する光学素子である。このマクロレンズ5には、筐体2の側面から突出する切替レバー6が取り付けられており、この切替レバー6が側面に沿った方向にスライドされることにより、マクロレンズ5の撮影モードが通常撮影モードからマクロ撮影モードに切り替えられる(詳細は、後述する。)。
【0015】
また、筐体2の正面におけるマクロレンズ5の周りには、マクロレンズ5を中心にして環状に合計8個のLED(照明部)7が埋め込まれている。このLED7は、観察対象物である被写体の表面に照明光を照射する発光素子であり、マクロレンズ5の周りに環状に配置されることで、被写体の表面における均一な照明を実現する。さらに、筐体2には、マクロレンズ5及びLED7を取り囲むように、遮光性を有する黒色もしくは黒色塗装の樹脂材料で、例えばポリカーボネート、ポリアセタール、ABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)樹脂等によって形成された位置決めリング(リング状部材)8が着脱可能に取り付けられている。この位置決めリング8は、図3に示すように、貫通孔9を有する円筒形状をなしている。筐体2の正面には、LED7及びマクロレンズ5の位置を含む領域に、貫通孔9とぼぼ同一の径を有する円形の突起10が形成されており、位置決めリング8は、この突起10の外縁に嵌め込まれることにより、マクロレンズ5の光軸L1が貫通孔9の中心軸線に一致した状態で筐体2に固定される。
【0016】
このような位置決めリング8の貫通孔9の内面には、ほぼ全面に反射材11が布設されている。このような反射材11としては、鏡面反射を生じさせるアルミニウムやステンレス等の金属材料を含む塗料、アルミ蒸着、又はポリエチレン若しくはポリエチレンテレフタレートのシート材にアルミ蒸着をしたものが用いられる。位置決めリング8が反射材11を有することで、それぞれのLED7から貫通孔9を通して被写体に向けて照射された照明光L2が、所定の照射角度をもって広がった場合でも、反射材11の表面で反射されて効率よく被写体の表面Aに入射される(図2)。
【0017】
また、位置決めリング8の被写体側の先端部には、貫通孔9の中心軸線に垂直な方向に沿った平坦面を有する2つの微小電極12a,12bが、貫通孔9の中心軸線を挟んで互いに離間して取り付けられている(図1〜図3)。一方、位置決めリング8の筐体2側の先端部には、それぞれ、微小電極12a,12bとリード線13a,13bを介して電気的に接続された接続端子14a,14bが、互いに絶縁されて取り付けられている(図3)。位置決めリング8が筐体内に嵌め込まれると、微小電極12a,12bは、それぞれ、リード線13a,13b及び接続端子14a,14bを介して筐体2内の内部回路に接続可能にされる。
【0018】
上述した構成の位置決めリング8は、被写体を撮影する際には、筐体2に装着された状態でその先端部が被写体の表面Aに押し当てられる(図2)。そうすると、位置決めリング8の先端に設けられた微小電極12a,12bが、被写体の表面Aに当接する。
【0019】
次に、図4を参照して、筐体2に収容されたマクロレンズ5を含む携帯電話機1の撮像系の構成について説明すると、マクロレンズ5は、互いの光軸が軸L1上で一致するように配置された2つのレンズ5a,5bを含んで構成されている。撮影時には、レンズ5bの前方において、位置決めリング8の先端に当接した状態で、被写体の表面Aが光軸L1に対して垂直になるように配置されることになる。また、レンズ5aの後方には、撮影開始キー3B(図1参照)の押下に応じてレンズ5a,5bによって結像された被写体表面Aの像を撮像するCMOS素子(撮像素子)15が設けられている。ここで、レンズ5aの主点からCMOS素子15の撮像面までの距離は固定化され、レンズ5aの主点から表面Aまでの距離は、位置決めリング8の機能によりほぼ一定距離に安定化されている。その一方で、レンズ5bは、切替レバー6(図1参照)をスライドさせることにより、図示しないばね機構により光軸L1に沿って移動可能にされている。切替レバー6が通常撮影モードの位置にあるときは、レンズ5bが光軸L1に沿って内側に最大限に移動される結果、遠方の被写体にピントが合うような通常の撮影倍率に設定される。これに対して、切替レバー6がマクロ撮影モードの位置にあるときは、レンズ5bが光軸L1に沿って外側に最大限に移動される結果、位置決めリング8の先端に位置する被写体表面Aにピントが合うようなマクロ撮影倍率に設定される。
【0020】
次に、図5を参照して、携帯電話機1の機能構成、及び携帯電話機1を含む表面状態評価システム50のシステム構成について説明する。
【0021】
携帯電話機1は、微小電極12a,12bと電気的に接続された抵抗測定回路(抵抗測定部)16と、撮影開始キー3Bの押下に応じてCMOS素子15及び抵抗測定回路16から出力されたデータを処理するデータ処理部17と、データ処理部17によって処理されたデータを移動体通信ネットワークN1を介して外部に送信するデータ通信部18とを備えている。
【0022】
抵抗測定回路16は、微小電極12a,12b間に印加する電圧を供給すると共に、微小電極12a,12bに接する被写体表面を介して微小電極12a,12b間に流れる電流をモニタすることによって、微小電極12a,12b間の被写体の表面Aの抵抗値を測定し、データ処理部17に出力する。
【0023】
データ処理部17は、筐体2の内部のCPU及びメモリ(図示せず)上において所定のプログラムをダウンロードすることによって動作し、CMOS素子15によって生成された被写体の表面Aの画像データに基づいて、所定の画像処理を実行する。所定の画像処理とは、例えば、画像データの画素から黒色(B)の輝度の高い画像を抽出して、毛髪等の画素データを除去したり、除去された画像データの画素に含まれるRGBの各色毎の輝度情報を統計処理することによって、被写体の表面Aの色合い情報を算出したりすることが挙げられる。また、画像データをパターンマッチングすることによってシミ、ホクロ等の有無を判定してもよい。
【0024】
また、データ処理部17は、抵抗測定回路16から出力された被写体の表面Aの抵抗値と所定の閾値とを比較することによって、被写体の表面Aの水分量を判定し、判定結果データを生成する。例えば、データ処理部17は、被写体の表面Aの抵抗値Rが閾値Rthより小さい場合は、水分量が多いと判定し、判定結果データ“水分量:多”を生成し、被写体Aの抵抗値Rが閾値Rthより大きい場合は、水分量が少ないと判定し、判定結果データ“水分量:少”を生成する。閾値Rthの値としては、例えば、数MΩオーダの値が設定される。ここでは、閾値Rthを複数設定することにより、被写体の表面Aの水分量を複数段階で判定してもよい。データ処理部17は、上記のようにして生成した画像処理結果データ及び判定結果データをデータ通信部18に出力するとともに、それらのデータを棒グラフ等の出力データに変換してディスプレイ4に表示させる。
【0025】
データ通信部18は、データ処理部17から出力された画像処理結果データ及び判定結果データを、予めIPアドレス、ポート番号等の通信先が設定されたデータベースサーバ30に送信する。
【0026】
表面状態評価システム50は、上述した携帯電話機1とデータベースサーバ30とを含むクライアント−サーバ型システムであり、データベースサーバ30は、移動体通信ネットワークN1に接続されたコンピュータシステムであり、データ受信部31、アクセス制御部32、評価データ格納部33とを有している。
【0027】
データ受信部31は、携帯電話機1から画像処理結果データ及び判定結果データを受信し、その画像処理結果データ及び判定結果データを、携帯電話機1のID等のユーザを特定する情報に関連付けて評価データ格納部33に格納する。例えば、評価データ格納部33には、“<ユーザID>0000XX;<水分量>少;<色合い情報>白レベル3”等の画像処理結果データ及び判定結果データを含むデータレコードが格納される。アクセス制御部32は、携帯電話機1を含む複数の通信端末から移動体通信ネットワークN1を介して送信された閲覧要求に応じて、評価データ格納部33に格納されたデータを検索して、その結果抽出されたデータを要求元の通信端末に返信する。この閲覧要求には、“<ユーザID>”等の検索対象を特定する情報が含まれる。
【0028】
以上説明した携帯電話機1によれば、筐体2に装着された位置決めリング8の先端を、被写体の表面Aに当接させることによって、撮影時にマクロレンズ5と被写体表面Aとの距離が安定化されると同時に、周囲の明るさに関係なく被写体に対する照明条件を一致させることができる。特に、位置決めリング8の内面に反射材11を備えることで、LED7から照射された照明光が効率よく被写体表面に入射すると共に、被写体の照明範囲が拡げられるので、輝度の高い画像データが得られる。その結果、マクロレンズの微調整機構等の複雑な機構が無くてもCMOS素子15によって撮像されて得られる拡大画像においてピントのずれが効果的に防止されるとともに、複数の被写体を対象にして安定した画像データを取得されて、複数の被写体の画像データ間の相対的な評価が容易になる。
【0029】
また、位置決めリング8の先端部に設けられた微小電極12a,12b間に当接する被写体の表面Aの抵抗値を測定して、その抵抗値に基づいて、被写体の表面Aの水分量を判定して出力することで、皮膚等の被写体表面の水分量を併せて判断することができる。
【0030】
また、表面状態評価システム50によれば、携帯電話機1によって測定された被写体表面の判定結果、及び被写体表面の拡大画像の画像処理結果をデータベースに蓄積して参照させることで、被写体の表面状態の評価に関する情報を効率的に利用させることができる。
【0031】
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではない。例えば、携帯電話機1のデータ通信部18は、抵抗測定回路16によって測定された抵抗値Rをデータベースサーバ30に送信して、データベースサーバ30が被写体表面の水分量を判定してもよいし、CMOS素子15が生成した画像データを圧縮画像データとしてデータベースサーバ30に送信して、データベースサーバ30がその画像データを対象にした画像処理を実行してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の好適な一実施形態に係る携帯電話機の正面図である。
【図2】図1の携帯電話機の側面図である。
【図3】図1の携帯電話機の位置決めリングの装着前の状態を示す縦断面図である。
【図4】図1の携帯電話機の撮像系の位置関係を概略的に示す図である。
【図5】図1の携帯電話機及び表面状態評価システムの機能構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0033】
1…携帯電話機、2…筐体、5…マクロレンズ(撮影レンズ)、7…LED(照明部)、8…位置決めリング(リング状部材)、9…貫通孔、11…反射材、12a,12b…微小電極、15…CMOS素子(撮像素子)、16…抵抗測定回路(抵抗測定部)、17…データ処理部、30…データベースサーバ、50…表面状態評価システム、A…被写体表面、N1…移動体通信ネットワーク。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被写体の表面を結像するマクロ撮影用の撮影レンズ、及び前記撮影レンズによって結像された前記被写体の表面を撮像する撮像素子を内蔵する携帯電話機であって、
前記撮像レンズの光軸に沿って貫通孔を有するように、前記撮影レンズ及び前記撮像素子を収容する筐体に着脱可能に取り付けられた遮光性のリング状部材と、
前記貫通孔を通して前記被写体の表面に照明光を照射する照明部と、
を備えることを特徴とする携帯電話機。
【請求項2】
前記リング状部材の前記貫通孔の内面には反射材を有する、
ことを特徴とする請求項1記載の携帯電話機。
【請求項3】
前記リング状部材の先端部に設けられ、撮影時に前記被写体の表面に当接する一対の電極と、
前記一対の電極に接続され、前記一対の電極に当接する前記被写体の表面の抵抗値を測定する抵抗測定部と、
前記抵抗測定部によって測定された抵抗値に基づいて、前記被写体の表面の水分量を判定して判定結果を出力する共に、前記撮像素子によって生成された画像データの処理結果を出力するデータ処理部と、
を更に備えることを特徴とする請求項1又は2記載の携帯電話機。
【請求項4】
請求項3記載の携帯電話機と、
前記抵抗値及び前記判定結果の少なくとも何れか一方を、前記携帯電話機から通信ネットワークを介して受信して蓄積するデータベースサーバと、
を備えることを特徴とする表面状態評価システム。
【請求項5】
請求項1〜3のいずれか一項に記載の携帯電話機と、
前記撮像素子によって生成された画像データの処理結果を、前記携帯電話機から通信ネットワークを介して受信して蓄積するデータベースサーバと、
を備えることを特徴とする表面状態評価システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−129446(P2008−129446A)
【公開日】平成20年6月5日(2008.6.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−316023(P2006−316023)
【出願日】平成18年11月22日(2006.11.22)
【出願人】(000001225)日本電産コパル株式会社 (755)
【Fターム(参考)】