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改善された取扱性を有する洗浄物品
説明

改善された取扱性を有する洗浄物品

本発明は、複数個の基材層を含有する使い捨て物品を対象とする。この物品は、パッドサイズの物品、グリップサイズの物品、シートサイズの物品、及び組み合わせから成る群から選択される。これらの物品は、基材層に結合した洗浄組成物を有する。この物品は、有効な洗浄の効果を、皮膚及び毛髪に、使いやすく、安価で、衛生的な方式で提供する。本発明の物品はまた優れた厚さを有する。更に、この物品は、可撓性であると同時に増加した剛性を有する。剛性及び厚さの増加は、使用中に破砕したり又はしわくちゃになったりしない物品を提供する。本発明の物品はまた、治療的又は審美的効果を、別個の効果提供製品を必要とせずに提供することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、皮膚、毛髪、その他の角質表面を洗浄するため、食器及び洗浄が必要なその他の硬質表面を洗浄するために有用な使い捨ての発泡性洗浄物品に関する。本発明のこれらの物品はほぼ平面的であり、好ましくは、改善された取扱性を結果としてもたらす物品のサイズに左右される規定範囲内の剛性及び厚さの値を有する。これらの物品は、複数個の基材層、及び層に結合した、界面活性剤を含む洗浄組成物を含む。
【背景技術】
【0002】
パーソナルケア製品、特に洗浄製品は、従来は、固形石鹸、クリーム、液状石鹸、ローション、及びゲルなどの多様な形態で市販されてきた。典型的には、これらの洗浄製品は、消費者に受け入れられるために多くの基準を満たそうと試みてきた。これらの基準には、洗浄の有効性、肌触り、皮膚、毛髪、及び眼の粘膜に対する低刺激性、並びに発泡体積が挙げられる。理想的なパーソナル洗浄剤は、皮膚又は毛髪を穏やかに洗浄し、刺激をほとんど又は全く生じるべきでなく、頻繁に使用される場合、皮膚又は毛髪に多量に蓄積せず又はこれらを過度に乾燥させるべきでない。
【0003】
平面的洗浄物品が、物品のサイズに左右された特定範囲内の剛性及び厚さを有することは望ましい。手持ち式物品は3つのカテゴリーに分類されている。第1は、手のひらの中に適合するパッドのサイズを有する物品である。棒状石鹸及びやすり掛け用ブロックのようなこのカテゴリーの物品は、座屈することなしに押されるほど十分に硬くなければならないが(即ち、横向きの圧縮ベクトル)、それでもなお下にある平面の輪郭に従うほど十分に弾性でなければならない。第2は、例えば米国特許第6,428,799号、米国特許第6,217,889号、及び米国特許第6,267,975号に開示される多くの既存のボディーシートのようなグリップサイズの物品であり、側面を握り及び引っ張る(即ち、横向きの張力ベクトル)ことにより使用される。このカテゴリーの物品は、使用中に平らなままであるように十分な剛性を有しなければならない。第3は、既存の洗い布及びペーパータオルのようなシートサイズの物品である。このカテゴリーの物品は、それらが使用中に手の握る部分(即ち、指)の間で絡み合うように十分に低い剛性を有する必要がある。
【0004】
先行技術の発泡性洗浄物品に関しては、それらが身体又はその他の表面を、座屈すること、引き込むこと、しわくちゃになること、若しくは丸めることなしに十分に洗浄するためには硬さが不十分である、又はそれらが非常に硬く、皮膚若しくは洗浄される表面の輪郭に従わない、それらがそれらの形状を保持しない、またそのため洗浄時に有効でないという点で問題が存在する。硬すぎる幾つかの物品は、皮膚に対してチクチクする又は損傷を与えるとして知覚される可能性があり、これらの過度に硬い物品は、物品を通して泡を噴出するために連続的に圧縮−復元するサイクルの能力が、それらの剛性によって減少するためによく泡立たない。これらの物品は、ユーザーにとって最適濃度で洗浄及び剥脱することができない。
【0005】
パーソナルケア物品である洗浄物品がチクチクしないことが更に望ましい。熱可塑性材料を含む物品で硬いものは、使用中に特に端、突出部、及び結合点のところがチクチクする感触を有する可能性がある。例えば、僅か0.25mm(0.010インチ)の厚さの高密度ポリエチレン(HDPE)シートは、前記シートを含有する物品を皮膚に対して擦る場合に、端のところがチクチクして感じられる。
【0006】
使い捨て製品から洗浄の効果を送達することはまた極めて望ましい。使い捨て製品は、扱いにくい瓶、棒状物、広口瓶、チューブ、並びに洗浄製品や治療的又は審美的効果を提供できる他の製品を包含する他の形態の小物入れを持ち運ぶ又は貯蔵する必要性を排除するために、それらは便利である。使い捨て製品はまた、多数回の再使用が意図されるスポンジ、洗い布、又はその他の洗浄用具の使用に対して、より衛生的な代替物であるが、こうした用具は、細菌の成長、不快な臭い、及び繰り返される使用に関連したその他の望ましくない特徴を発現し得るためである。
【0007】
したがって、改善された取扱性を有する様々なサイズの物品への要求が存在する。これらの物品は、使い捨てであり、様々な質感、増加した厚さ及び剛性を有する非研磨性基材を有する物品に結合した洗浄組成物を必要とする。これらの特性は泡立ちを高め、このため今度は洗浄及び剥脱を増加させ、物品内に含有される場合がある治療的又は審美的有益剤の送達及び付着を最適化する。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、約55cm2〜約135cm2のパッドサイズの物品である本発明の物品は、0.2〜約55g/cm/cmの幅方向(CD)の剛性、約1.0〜約55g/cm/cmの流れ方向(MD)の剛性、及び約2.5〜約31mmの低圧厚さを有することを発見した。サイズが136〜230cm2のグリップサイズの物品は、0.3〜約30g/cm/cmの幅方向(CD)の剛性、約1.6〜約50g/cm/cmの流れ方向(MD)の剛性、及び約1.1〜約30mmの低圧厚さを有する。サイズが231〜500cm2のシートサイズの物品は、0.15〜約10g/cm/cmの幅方向(CD)の剛性、約0.18〜約30g/cm/cmの流れ方向(MD)の剛性、及び約0.40〜約10mmの低圧厚さを有する。驚くべきことに、この物品は、有効な洗浄の効果を皮膚及び毛髪に、使いやすく、安価で、衛生的な方式で提供する改善された取扱性を有し、その一方でその柔軟性及び可撓性を同時に保持する。剛性及び厚さの増加は、使用中に破砕したり又はしわくちゃになったりしない物品を提供する。物品は、皮膚又は洗浄される表面に対して非研磨性であるか又は損傷を与えない。本発明の洗浄物品は、複数個の基材層を含み、基材層に結合した洗浄組成物を有する。本発明の物品はまた、別個の効果提供製品を必要とせずに、治療的又は審美的効果を提供することができる。
【0009】
本発明の好ましい実施形態では、物品はパーソナルケアの適用に好適であり、皮膚、毛髪、及び洗浄が必要な同様な角質表面を洗浄するために有用である。消費者はこの物品を水で濡らし、それで洗浄される区域を擦ることによりこの物品を使用する。
【0010】
本発明の物品の好ましい実施形態は、パーソナルケアの適用についてであるが、それはまた他の産業において有用である場合があり、それには家庭用品のケア、食器のケア、自動車のケア、海上輸送手段のケア、及び動物のケア;洗浄及び/又は有益剤、例えばワックス、コンディショナー、UV保護剤など の適用を必要とするいずれかの表面又は区域のニーズが挙げられる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本明細書で使用する時、「物品に結合した組成物」又は「基材層(類)に結合した組成物」とは、物品を形成する前に個々の繊維に又はその中に適用された、物品の中に浸透された、物品の暴露された表面上に、その中に、又は近くにコーティングされた組成物を意味する。これは、発泡体層のための押出成形機の中に組成物を設置することを包含できる。
【0012】
用語「使い捨て」とは、本明細書において、限定した回数の使用事象後、好ましくは5回未満、より好ましくは約3回未満、更により好ましくは約1回の完全な使用事象後に処分又は廃棄される物品を意味するという一般的な意味で使用される。
【0013】
本明細書で使用する時、「流体」とは、それら自体の重量により流れ、それら自体の形状を有するのではなく容器の形状に一致するような粘度を有する有機並びに無機化合物及び混合物を意味する。大部分の流体は、前記物品の使用に適切な温度及び剪断速度において、一般に入手可能なレオメーター及び粘度計により測定した時、約1000Pa・s(1,000,000cP)の粘度を有し、特に本発明のために有用な流体は、約100Pa・s(100,000cP)未満の粘度を有し、本発明のためにより有用な流体は、約10Pa・s(10,000cP)未満の粘度を有する。本発明に使用するための、又は本発明と共に使用するための一般的な流体には、水、一価及び多価アルコール(グリセリン、プロピレングリコール、エタノール、イソプロパノールなど)、炭化水素油、例えば鉱油、炭化水素の直鎖及び分枝鎖エステル、シリコーン流体が挙げられ、それらの中に又はそれらに加えて溶解又は分散したその他の構成成分を含有することができる。
【0014】
「発泡性界面活性剤」とは、流体と組み合わされ及び機械的に撹拌された時にフォーム又は泡を発生する界面活性剤を意味する。
【0015】
本明細書で使用する時、用語「水により活性化される」とは、本発明の物品の幾つかが、流体で濡らした時に使用される形態で消費者に提示されることを意味する。物品を流体と接触させるか又は物品を流体と共に製造し、次いで擦るなどの機械的力を物品に更に受けさせることにより、これらの物品は泡を生成するか又は「活性化される」ことが見出された。
【0016】
本明細書で使用する時、用語「実質的に乾燥した」とは、使用前に、物品が流体を実質的に含まず、触ると一般に乾燥した感触であることを意味する。本明細書で使用する時、「実質的に乾燥した」とは、本発明の物品が、約0.95g未満、好ましくは約0.75g未満、更により好ましくは約0.5g未満、更により好ましくは約0.25g未満、更になおより好ましくは約0.15g未満、最も好ましくは約0.1g未満の保湿(Moisture Retention)を示すことを意味する。保湿(Moisture Retention)の決定については後述する。したがって、本発明の「実質的に乾燥した」物品は、一般に約20重量%未満の流体、好ましくは4重量%〜約20重量%の流体、より好ましくは約4重量%〜約16重量%の流体を含む。
【0017】
本明細書で使用する時、用語「湿った」とは、使用前に物品に触ると相対的に乾燥した感触であり得るが、なお高い流体含有量を含有することを意味する。したがって、本発明の「湿った」物品は、一般に約20重量%〜約40重量%の流体を含む。
【0018】
用語「濡れた」とは、使用前に物品に触ると濡れた感触であり得、高い流体含有量を含有することを意味する。「濡れた」物品中の液体の重量百分率は、組成物の全重量に基づく。重量は、全組成物の重量として表される。したがって、本発明の「濡れた」物品は、一般に約40重量%を超える流体、好ましくは40重量%〜約95重量%の流体、より好ましくは約50重量%〜約80重量%の流体を含む。
【0019】
本明細書で使用する百分率及び割合はすべて全組成物の重量によるものであり、指示がない限り、測定はすべて25℃で行われる。
【0020】
(基材層の剛性)
好ましい基材の材料は、十分に剛性であり好ましい厚さを有するものであり、両方の特性は、物品の改善された取扱性に寄与する。
【0021】
使用中に物品が座屈する、又は丸くなる、即ち曲がることなく、使用中に物品を表面全体にわたって動かせることは望ましい。物品が平らなままである及び曲げに抵抗する能力は、3点曲げ(Three Point Bending)として既知である技術試験(例えば、ASTM標準D790−99、「非強化及び強化プラスチック及び電気絶縁材料の曲げ特性(Flexural Properties of Unreinforced and Reinforced Plastics and Electrical Insulating Materials)」に記載されるように)によって測定できる。その他の不織布試験、例えばハンドロメーター試験(Handle-O-Meter Test)(トウィング−アルバート・インスツルメント・カンパニー(Thwing-Albert Instrument Company)、ペンシルベニア州フィラデルフィア)は、3点曲げモードで測定される時の曲げに対する抵抗の基本原理に基づいている。ハンドロメーター試験(Handle-O-Meter Test)の代わりに3点曲げ(Three Point Bending)を測定の利点は、3点曲げはあらゆるウェブの方向において測定することができ、流れ方向の特性を幅方向とは別個に決定できることである。これらの2つの方向における特性は、機械製物品について多くの場合異なり、物品の使用中の変動を結果としてもたらすが、これはもっと単純な測定では明らかにできない。材料の3点曲げは、材料の応力−ひずみ特性に関するデータを生み出す。異なる長さ、厚さ、及び幅の材料を試験することが一般的であるため、比較のため共通単位にデータを換算するために方程式を使用する。3点曲げについては、方程式1を使用することができ、発泡体、発泡体複合物、発泡体を含む層、又は物品であり得る材料の長方形ストリップについては、方程式2と組み合わせることができる。
【0022】
【数1】

方程式1から、式(F/((b)(v))は曲げに抵抗するその能力に関係するため不織布物品の剛性の重要な構成要素であり、(F/((b)(v))は、3点曲げ試験から、試験される試料の幅で割った3点曲げの傾きとして直接得られることがわかる。この傾きが特定範囲内である時には、洗浄物品は使い心地のよさに関して硬くなりすぎずに、使用中に曲げに抵抗して物品を取り扱いやすくすることを、発明者らは見出した。更に、方程式3(再配置された)として以下に表される方程式1と方程式2との組み合わせから、物品の厚さ(h)もまたその剛性又は(F/((b)(v))の不可欠の構成要素であり、表現された剛性は、厚さの3乗の関数として増減することがわかる。
【0023】
【数2】

【0024】
(3点曲げ剛性法(Three Point Bending Rigidity Method))
3点曲げ剛性を、テキスチャー・アナライザーのモデルTA−xt2i(テキスチャー・テクノロジーズ(Texture Technologies)、米国ニューヨーク州スカーズデール)上で、5kgのロードセル、3点曲げ図形、及び約7.6cm(3.0インチ)及び14cm(5.5インチ)の幅と長さを有する試料(ウェブ材料又は物品)を用いて試験する。最初に、試験のために、それぞれ直径(外径)2.67cm(1.05インチ)を有する2つの平行な梁から成る下部試料台を構築する。内径1.9cm(3/4インチ)を有するスケジュール40パイプは、広く入手可能であり、使いやすく、下部試料台を組み立てるために好適である場合がある。下部試料台は、最も狭いところで4.69cm(1.85インチ)の大きさの梁間の隔たり(即ち、中心から中心までの距離が7.36cm(2.90インチ))を有して平行な位置に固定されるように作成される。梁の長さは、梁を所定の位置に固定するために使用されるいずれの支持構造体も持たない基材と共に試料(ウェブ又は物品)が梁の上で釣り合いを保ち、梁により完全に支持されるように十分長い。25.4cm(10インチ)の長さは梁に有効である。下部試料台を、測定中に下部試料台の平行な梁の間の空間に上部の梁が突き抜けられるように十分高い位置において、テキスチャー・アナライザーの基部の所定位置に設定する。
【0025】
上部試料台が作成されるが、これは測定部分及び二分された部分を有するT字形の上部梁を含む。T字形の上部梁の測定部分は、3点曲げの文献に従来記載されているように中央の梁であり、二分された部分はT字形の上部梁をテキスチャー・アナライザーTA−xt2iに固着するために使用される。上部梁は、3.31cm(1.305インチ)の大きさの外径、及び梁の中央の測定部分を測定して7.87cm(3.10インチ)の長さを有する。上部試料台は、テキスチャー・アナライザーTA−xt2iの上部可動アームに、上部梁の測定部分(即ち、3点曲げ図形の中央の梁)が、下部試料台の2本の平行な梁に平行になり、これらのすべてが水平になるような位置に固着される。試料台は、上部梁がテキスチャー・アナライザーTA−xt2iによって下げられる時に上部梁が垂直に(下方に)進み、その結果測定部分が、下部試料台の平行な梁の間の中ほどの下部試料台の平面を横切り、上部梁の進行する動きが、下部試料台の平行な梁によって形成される平面に垂直な方向であるような位置に固定される。上部梁が開始位置に設定されるが、これは上部梁の最も低い部分が、下部試料台上の平行な梁の最も高い部分の3.18cm(1.25インチ)上にある高さである。機器を適切に較正し、下方への毎秒10mmの上部梁の速度(即ち、テキスチャー・アナライザーTA−xt2i上部アーム速度)で測定を開始し、圧縮中の力を測定する。機器は60mmの距離を進み、力及び変位のデータ(最小で毎秒100点)を収集し、開始位置に戻るようにプログラムされている。
【0026】
ウェブ及び物品を、以下において両方を意味するために交互に使用し、ストリップはいずれかであり得る。3点曲げ剛性を、発泡性界面活性剤組成物が実質的に除去されたウェブ及び物品について測定する。物品を平らに保ちながら、物品に水を勢いよく掛けて化学構成成分を除去する。次に物品を平らに置き、水分含有量が曲げ弾性率の測定の妨げとなること(例えば下部梁上に摩擦抵抗を生じることにより、又は過剰な重量を有することにより)がなくなるまで、セルロースのペーパータオル上で拭き取って乾燥させる。一般に、物品を基材の重量の100重量%未満の水分含有量で測定するべきである。好ましくは、物品を約25%未満の水分含有量まで空気乾燥させるべきである。化学構成成分が曲げ弾性率に実質的に寄与していない場合には、物品は化学物質の除去なしに、それらが実質的に乾燥している場合にはそのままで、又はそれらが乾燥していない場合には拭き取り乾燥されてから測定され得る。第1の試料が、ウェブ又は物品を、幅7.6cm(3インチ)及び長さ13.9cm(5.5インチ)の大きさで流れ方向に長い寸法(13.9cm(5.5インチ))を有するストリップに切断することにより作成され;第2の試料は、ウェブ又は物品を幅方向に長い寸法(13.9cm(5.5インチ))を有するストリップに切断することにより作成される。物品を薄い層に裂いて作成する場合には、物品又はストリップの末端部を、一体性を保持するためにテープで止める。物品が幅7.6cm(3インチ)未満である場合には、それらを切断せず、そのままで実行する。物品が端の付近(5mm以内)で封止されている場合には、少なくとも幾つかのストリップの切断は、物品の封止された端部分を包含するべきである。物品の流れ方向及び幅方向が何らかの理由ではっきりと規定されない場合には、最大の剛性の方向が流れ方向として選択され、幅方向は流れ方向に対して直交するとして選択される。物品のサイズにより、いずれかの方向について7.6cm(3インチ)の幅が達成できない場合には、ストリップは7.6cm(3インチ)より狭い幅に切断されて測定が行われ、測定された幅が、後にデータを幅により正規化するために使用される。物品が、7.6cm(3.0インチ)〜13.9cm(5.5インチ)の長さ又は幅を有する場合には、長い寸法が少なくとも7.6cm(3インチ)であるように物品を切断できる限り、より短く切断され、記載されたような試料台と共に使用される。物品が7.6cm(3インチ)未満の長い寸法にのみ切断できる場合には、代替的下部試料台が作成されるが、これは剛性で、それを通過する長い5.08cm(2インチ)幅のスロットを有する平らな表面であり、スロットの長い側が上部梁と平行になりその結果3点曲げ図形が、5.08cm(2インチ)の小ささの長寸法を有する物品のために達成されるような位置にそれを設定することによって下部試料台として使用される。代替的試料台を用いて測定されたこれらの短い物品について、以下に記載されるようにして得られる傾きは、剛性を得るために係数0.328を乗じられ、前記係数は一貫した長さにそれらを正規化し、5.08cm(2インチ)の試料台長と7.4cm(2.9インチ)の試料台長の比の3乗に等しい。物品が独特の形状(例えば、楕円形、球体、叉骨)を有し、幅が7.6cm(3インチ)より小さい場合には、それらはストリップを切断せずに、代替的下部試料台を使用して測定することができ、応力が最大である中央を横切る幅が試料の幅として、以下に記載されるようにcmで使用される。例えばセルロース系スポンジ又はセルロース若しくはレーヨン含有不織布における水素結合によって起こるように、乾燥された時に物品が硬くなる場合には、物品は、乾燥基材の約25重量%の水を含有する僅かに湿った状態で実行されるべきであり、この状態は、使用サイクルの終わりにおける物品特性を表している。例えば本明細書に開示される発泡性ピロー物品のように、物品が、使用サイクル中に実質的に増加する剛性を有する場合には、長さ及び幅を測定し及び結果として得られるデータをそれに従って正規化する代わりに、物品はそれらの使用中の最大剛性の時点で、例えばそれらが濡れている時にストリップに切断せずに測定される。
【0027】
流れ方向(MD)の剛性を測定する。第1のストリップを下部試料台の梁を横切って平らに設置するが、長い寸法は下部梁間の隙間を横断し、ストリップを作成中に曲げないように注意し、ストリップの長軸は下部梁の軸に直交し、上部梁の直下の位置の梁上の中央に位置付ける。上部梁は10mm/秒の速度で下方に進み、最初に接触し、次いでストリップを曲げ、力−変位の情報を収集する。結果は、力(F、y軸、gによる)及び変位(v、X軸、cmによる)としてプロットされる。変位は、上部梁の下方への動きと共に増加し及び正数であるようにその絶対値としてプロットされる。剛性を、結果のグラフから決定する。結果は、Fがゼロに等しい(接触前)第1の部分;物品上の予備的力の合計により(例えば、圧縮及び曲げ)Fが0より大きく、及び非直線的に増加する(即ち、グラフ上で上方に曲線を描く)第2の部分;主な力の構成成分が物品を曲げるために必要な力である第3の部分を有する。第3の部分の結果を剛性を評価するために使用する。結果の少なくとも第4の部分が見られることが多く、そこでは力が横ばいになり始め、横ばいになって平らなままである場合、又は横ばいになって、横の梁と中央の梁との間の厚い試料の圧縮のために増加する場合があるが、これらの結果を使用しない。曲線を描く第2の部分の終了後及び結果の第4部分の開始前に、結果の第3部分内で結果の直線部分を選択し、グラフの傾きを回帰によって決定するが、これはF/vであり、及びg/cmで表される。選択された結果の直線部分は、結果がノイズ又は波のある結果によって過度に影響されないように十分広く、通常は約0.2〜0.6cmの幅であり、そのため結果はその傾向を代表するものである。直線部分が明瞭でない場合は、領域は、傾きの回帰のための範囲として、測定について得られる最高の力の6分の1〜2分の1のデータ範囲を選ぶことにより選択される。結果として得られた傾きを、g/cm/cmによる流れ方向の剛性を得るために、cmによる試料の幅(通常は7.62cm)によって割り、これは幅により剛性を正規化する。代表的な平均を得るために十分な数の試料を測定し、それぞれの次の測定については、上方に向く試料の側を交代させる。長い寸法を幅方向に有する第2のストリップを測定し、幅方向(CD)の剛性を得るために同様の方式で結果を評価する。
【0028】
(基材層)
本発明の物品は、複数個の基材層を含む。本明細書で使用する時、用語「層」とは、先行ウェブ(prior web)として存在してもよい非水溶性ドメインを意味し、前記物品の構造の一体性、例えば剛性、強度、強靭性、厚さ、かさばりなどへの主要な貢献をする物品の構造上の構成要素である。層は、複合物により形成されるような不連続のドメインを包含することができ、その層は先行ウェブ(prior web)として存在している必要もなく、又は層であるために連続的なX−Yの配向を有する必要もない。本明細書で使用する時、用語「複数の」とは、本発明に記載されるような物品が、層(が先行ウェブ(prior web)又はウェブとして存在したか)にかかわりなく少なくとも2つの基材層を含むことを意味し、これは個々に形成され、次いで複合物のように組み合わされるか又はコフォームされる。用語「積層体」とは、物品とは別に存在する少なくとも1つの層が、熱(超音波を包含する)及び接着剤結合積層化方法を包含する積層化方法により組み合わされて物品を形成することを意味する。用語「複合物」とは、少なくとも1つの層が、物品とは別のはっきりと識別できる層として存在せず、前記層が、加工工程の間に2以上の構成成分又は組成物を混合して均質でない混合物を形成することを伴って、形成されることを意味する。好ましくは、基材は柔軟であるが、それでいて使用される時には消費者の皮膚を活性化し、ピローのような嵩高さを示す。各層は、内面及び外面の両方を有する。いずれの場合も、層の内面は、本発明の物品の内側又は最も内側の部分に面するものであり、一方層の外面は、物品の外側又は最も外側の部分に面するものである。本明細書で使用する時、用語「基材」とは、複数個の層を含む物品を意味し、各層は、不織布、織布、発泡体、フィルム、成形フィルム、スクリム、及びこれらの組み合わせから成る群から選択される。
【0029】
理論によって制限されることなく、基材は洗浄を高める。基材は、各側において同じ又は異なる質感を有することができる。基材は、効率的な発泡及び剥脱用具として機能してもよい。皮膚又は毛髪と物理的に接触することによって、基材は、汚れ、メークアップ、死んだ皮膚、及び他の残骸の洗浄及び除去に著しく役立つ。好ましいパーソナルケアの実施形態では、しかしながら基材は皮膚に対して非研磨性又は磨耗防止性である。
【0030】
本発明のこれらの物品はほぼ平面的であり、好ましくは物品のサイズによって、規定範囲内の剛性及び厚さの値を有する。パッド物品は、サイズが約55cm2〜約135cm2となる。パッドサイズの物品は、本明細書に記載される3点曲げ剛性法(Three Point Bending Rigidity Method)によって測定した時に、0.2g/cm/cm〜約55g/cm/cm、好ましくは0.4g/cm/cm〜約20g/cm/cm、より好ましくは約0.5g/cm/cm〜約11g/cm/cm、更により好ましくは約0.5g/cm/cm〜約8g/cm/cm、なお更により好ましくは約0.5g/cm/cm〜約5g/cm/cmの幅方向(CD)の剛性を有する。パッドサイズの物品は、本明細書に記載される3点曲げ剛性法(Three Point Bending Rigidity Method)によって測定した時に、約1.0g/cm/cm〜約55g/cm/cm、好ましくは約1g/cm/cm〜約20g/cm/cm、より好ましくは約1g/cm/cm〜11g/cm/cm、更により好ましくは約1.6g/cm/cm〜約8g/cm/cm、なお更により好ましくは約1.8g/cm/cm〜約6g/cm/cmの流れ方向(MD)の剛性を有する。パッドサイズの物品は、約2.5mm〜約31mm、好ましくは2mm〜約25mm、より好ましくは約2mm〜約10mm、更により好ましくは約2mm〜約15mm、なおより好ましくは約1.8mm〜約12、なお更により好ましくは約1.8mm〜約9mmの低圧厚さを有する。
【0031】
サイズが136〜約230cm2であるグリップサイズの物品は、本明細書に記載される3点曲げ剛性法(Three Point Bending Rigidity Method)によって測定した時に、0.3g/cm/cm〜約30g/cm/cm、好ましくは0.4g/cm/cm〜約20g/cm/cm、より好ましくは約0.5g/cm/cm〜約15g/cm/cm、更により好ましくは約0.5g/cm/cm〜約10g/cm/cmの幅方向(CD)の剛性を有する。グリップサイズの物品は、本明細書に記載される3点曲げ剛性法(Three Point Bending Rigidity Method)によって測定した時に、約1.6g/cm/cm〜約50g/cm/cm、好ましくは約1.7g/cm/cm〜約30g/cm/cm、より好ましくは約1.8g/cm/cm〜約25g/cm/cm、更により好ましくは約1.5g/cm/cm〜約20g/cm/cmの流れ方向(MD)の剛性を有する。グリップサイズの物品は、約1.1mm〜約30mm、好ましくは1.2mm〜約27mm、より好ましくは約1.3mm〜約25mm、更により好ましくは約1.5mm〜約20mmの低圧厚さを有する。
【0032】
サイズが231〜約500cm2であるシートサイズの物品は、本明細書に記載される3点曲げ剛性法(Three Point Bending Rigidity Method)によって測定した時に、0.15g/cm/cm〜約10g/cm/cm、好ましくは0.16g/cm/cm〜約8g/cm/cm、より好ましくは約0.17g/cm/cm〜約5g/cm/cm、更により好ましくは約0.2g/cm/cm〜約4g/cm/cm、なお更により好ましくは約0.25g/cm/cm〜約4g/cm/cmの幅方向(CD)の剛性を有する。シートサイズの物品は、本明細書に記載される3点曲げ剛性法(Three Point Bending Rigidity Method)によって測定した時に、約0.18g/cm/cm〜約30g/cm/cm、好ましくは約0.2g/cm/cm〜約20g/cm/cm、より好ましくは約0.25g/cm/cm〜約10g/cm/cm、更により好ましくは約0.3g/cm/cm〜約8g/cm/cm、なお更により好ましくは約0.4g/cm/cm〜約6g/cm/cmの流れ方向(MD)の剛性を有する。シートサイズの物品は、約0.40mm〜約10mm、好ましくは0.6mm〜約5mm、より好ましくは約0.75mm〜約4mm、更により好ましくは約0.8mm〜約3mm、なお更により好ましくは約0.9〜約2mmの低圧厚さを有する。
【0033】
基材層は、多様な天然及び合成の両方の繊維又は材料を含んでもよい。本明細書で用いられる「天然」とは、材料が植物、動物、昆虫、又は植物、動物、及び昆虫の副産物に由来することを意味する。従来の基礎出発物質は通常、いずれかの一般の合成又は天然の織物長の繊維、又はこれらの組み合わせを含む繊維ウェブである。
【0034】
本発明に有用な天然材料の非限定例には、シルク繊維、ケラチン繊維、及びセルロース繊維が挙げられるが、これらに限定されない。ケラチン繊維の非限定例には、羊毛繊維、ラクダの毛の繊維などから成る群から選択されるものが挙げられる。セルロース繊維の非限定例には、木材パルプ繊維、綿繊維、大麻繊維、黄麻繊維、亜麻繊維、及びこれらの組み合わせから成る群から選択されるものが挙げられる。本発明においては、セルロース繊維材料が好ましい。
【0035】
本発明で有用な合成材料の非限定例には、アセテート繊維、アクリル繊維、セルロースエステル繊維、モダクリル繊維、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、ポリオレフィン繊維、ポリビニルアルコール繊維、レーヨン繊維、成形フィルム、フィルム、発泡体、押出発泡体、ピロー、発泡性ピロー、及びこれらの組み合わせから成る群から選択されるものが挙げられる。好適な合成材料の例には、アクリラン、クレスラン及びアクリロニトリル系繊維、オーロンなどのアクリル;セルロースアセテート、アーネル及びアシーレ(acele)などのセルロースエステル繊維;ナイロン(例えば、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン610など)などのポリアミド;フォルトレール、コデル、及びポリエチレンテレフタレート繊維、ポリブチレンテレフタレート繊維、ダクロンなどのポリエステル;ポリプロピレン、ポリエチレンなどのポリオレフィン;ポリビニルアセテート繊維;ポリウレタン発泡体及びこれらの組み合わせが挙げられる。これら及び他の好適な繊維、並びにそれらから作成される不織布については、リーデル(Riedel)、「不織布結合方法及び材料(Nonwoven Bonding Methods and Materials)」、不織布の世界(Nonwoven World)(1987年);アメリカ百科事典(The Encyclopedia Americana)、第11巻147〜153頁、及び第26巻566〜581頁(1984年);米国特許第4,891,227号(ターマン(Thaman)ら、1990年1月2日発行);及び米国特許第4,891,228号に概ね記載されている。本明細書で使用する時、「不織布」とは、布地に織り上げられるのではなく、シート、マット、又はパッド層に形成される繊維を層が含むことを意味する。繊維は、ランダムである(即ち、ランダムに配置される)こともできるし、又はカーディングされる(即ち、主に一方向に向くように梳かれる)こともできる。本発明で有用な合成材料製の不織布基材は、多種多様な市販品から入手することができる。
【0036】
基材層のより好ましい合成繊維は、ポリエチレンテレフタレートホモポリマーを含む頑丈な短繊維ポリエステル繊維である。好適な合成材料は、頑丈な単一構成成分及び多構成成分合成繊維、即ち繊維を構築する1を超える種類の材料を包含してもよい。合成繊維は、二構成成分又は二重構成成分繊維を含んでもよい。こうした二構成成分繊維は、コア及びシース構成又はサイド−バイ−サイド構成を有していてもよい。いずれの場合も、基材層は、上記で掲載した材料を含む繊維の組み合わせ、又は繊維自体が上記で掲載した材料の組み合わせを含む繊維のいずれかを含んでもよい。
【0037】
コア−シース繊維については、好ましくはコアは、シース材料より少なくとも約10°C高いTg又は融点を有するポリエステル、ポリオレフィン、及びこれらの組み合わせから成る群から選択される材料を含む。逆に、二構成成分繊維のシースは、コア材料より少なくとも約10℃低いTg又は融点を有するポリオレフィン、及びコア材料より少なくとも約10℃低いTg又は融点を有するポリエステル、及びこれらの組み合わせから成る群から選択される材料を好ましくは含む。
【0038】
サイド−バイ−サイド構成又はコア−シース構成のいずれの場合においても、基材層の繊維、特に二構成成分型繊維は、らせん又は渦巻き形体を示してもよい。
【0039】
研磨性基材層のための好ましい合成材料は、ナイロン繊維を含んでもよい。より好ましい合成材料はスクリム層に形成されるナイロン繊維を含み、このスクリム層はスクリム層に結合する追加のナイロン繊維を有し、その結果この追加の繊維はスクリム層上に弧を形成する。
【0040】
本発明に有用な天然材料の不織布は、多種多様な市販の供給源から入手してもよい。本明細書で有用な好適な市販の紙層の非限定例には、ジェイムズ・リバー(James River)(ウィスコンシン州グリーンベイ)から入手可能な約71gsy(約59gsm)の坪量(base weight)を有するエンボス加工された、乾式形成のセルロース系層のエアテックス(Airtex)(登録商標)、及びウォーキソフトU.S.A.(Walkisoft U.S.A.)(ノースカロライナ州マウントホリー)から入手可能な約75gsy(約63gsm)の坪量(base weight)を有するエンボス加工された、乾式形成のセルロース系のウォーキソフト(Walkisoft)(登録商標)が挙げられる。
【0041】
追加の好適な不織布材料には、米国特許第4,447,294号(オズボーン(Osborn)、1984年5月8日発行);米国特許第4,603,176号(ブジョルクイスト(Bjorkquist)、1986年7月29日発行);米国特許第4,981,557号(ブジョルクイスト(Bjorkquist)、1991年1月1日発行);米国特許第号5,085,736号(ブジョルクイスト(Bjorkquist)、1992年2月4日発行);米国特許第5,138,002号(ブジョルクイスト(Bjorkquist)、1992年8月8日発行);米国特許第5,262,007号(ファン(Phan)ら、1993年11月16日発行);米国特許第5,264,082号(ファン(Phan)ら、1993年11月23日発行);米国特許第4,637,859号(トロカン(Trokhan)、1987年1月20日発行);米国特許第4,529,480号(トロカン(Trokhan)、1985年7月16日発行);米国特許第4,687,153号(マックネイル(McNeil)、1987年8月18日発行);米国特許第5,223,096号(ファン(Phan)ら、1993年6月29日発行)、及び米国特許第5,679,222号(ラッシュ(Rasch)ら、1997年10月21日発行)に開示されるものが挙げられるが、これらに限定されない。
【0042】
追加の好適な材料には、成形フィルム及び複合材料、即ち、成形フィルムを含有する多プライ材料が挙げられるが、これらに限定されない。好ましくは、こうした成形フィルムは、皮膚に対して柔軟な傾向があるプラスチックを含む。好適な柔軟なプラスチック成形フィルムには、低密度ポリエチレン(LDPE)のようなポリオレフィンが挙げられるが、これに限定されない。本発明の好ましい実施形態では、発泡性洗浄物品は発泡体層を含む。特定の発泡体材料は、溶融し再固化することにより、隣接する不織布間の結合点における結合に作用できるそれらの能力によって多層物品において有益であることを、発明者らは見出した。更に、発泡体層は、不織布層間の結合に作用しない多層においても有益であり得る。この実施形態では、発泡体層は結合していない。
【0043】
発泡体層は、発泡体層が部分的に若しくは完全に別の層を突き抜ける、又は別の層が部分的に若しくは完全に発泡体を突き抜け、その結果発泡体が本明細書に記載される他の基材層の中に若しくは周囲に見出される複合物の形態であることができる。発泡体層又は他の基材層のいずれも、発泡体を含む複合物中の先行層として存在している必要がない。発泡体層を含む複合物の非限定例には、異質の又は均質の(発泡体及びウェブの両方が同じポリマーから構築される場合)転移領域が発泡体と第2のウェブとの間に存在するように押出成形機の出口で溶融若しくは半溶融シートである、発泡体層前駆体層に接合した第2の不織布ウェブ又は成形フィルム;及び接着剤接合方法によるか又は異質の若しくは均質の複合物若しくは複合物領域が層の間に形成されるように、発泡体ウェブ若しくは繊維のいずれかが溶融若しくは半溶融状態である時に発泡体ウェブに加えられたカーディング、スパンボンド、又はメルトブローン繊維の層が挙げられる。その他の層には、メルトブローン、スパンボンド、水流絡合(hydroentagled)、乾式形成の多構成成分及び多構成要素繊維及び/又は繊維ウェブを包含する天然及び合成繊維並びに天然及び合成繊維のブレンドを含む繊維性不織布、1つが他方の中にある共押出層又はドメインを包含するその他の発泡体、開口(aperatures)又は開口部及びスクリムを有する、並びに/又は米国特許出願10/737,640(2003年12月16日出願)に記載されるような選択的機械的変形のような他のウェブと共加工された成形フィルムを包含するフィルムが挙げられる。複合物が形成される時、発泡体層はそれ自体の発泡体ドメインを複合体内に保持することができる。
【0044】
発泡体層は、明確な坪量を有する。発泡体が、別個の層として存在する又は存在した時、発泡体の坪量は、先在する発泡体層の坪量と同じである。発泡体が、他の化学的又は非化学的構成成分と組み合わされる時、発泡体を引き伸ばす他の構成成分の能力の結果として、発泡体は、より低い坪量を有することができる。別個の層としての発泡体の坪量は、約1gsm〜約250gsm、好ましくは約3gsm〜約200gsm、より好ましくは約5gsm〜約150gsm、更により好ましくは約7.5gsm〜約100gsm、なお更により好ましくは約10gsm〜約80gsmである。発泡体がその他の化学的及び非化学的構成成分を含む時には、発泡体の坪量は、約0.5gsm〜約250gsm、好ましくは約3gsm〜約200gsm、より好ましくは約5gsm〜約150gsm、更により好ましくは約7.5gsm〜約100gsm、なお更により好ましくは約10gsm〜約80gsmである。
【0045】
発泡体層は、優れた厚さ、剛性、及び柔軟性を本発明の物品に提供する。厚さ及び剛性の増加は、発泡を高め、これは次には洗浄及び剥脱を増加させる。更に、発泡体層は、物品が使用中に破砕したり又はしわくちゃになったりするのを防ぐが、なお柔軟な可撓性の物品を提供する。
【0046】
発泡体層が複合物である時、発泡体層の特性は、発泡体層を、付着した層から物理的に分離することにより決定できるが、発泡体層と付着した層との間の転移、複合領域は包含されることも若しくは包含されないことも可能であり;又は発泡体複合物は、第2層若しくは材料を包含する発泡体層であることもできるが、複合物の特性は、発泡体層の特性である。好ましくは本発明の発泡体層は浸透性である。押出発泡体層にスリットを付ける若しくは穿孔することにより、発泡体層が独立気泡発泡体である場合には、これを達成でき、又は発泡体層が連続気泡発泡体である場合には浸透性を増加させることができる。好ましくは、発泡体層は、浸透性である独立気泡発泡体である。
【0047】
発泡体層は2つの表面、上面及び下面を有する。発泡体層の表面は、上面及び下面において同じ又は異なる質感を有することができる。異なる質感の非限定例には、発泡体層の1つの表面又は両表面上の突出、突起、発泡体表面の部分的加熱区域であって、小塊、節、瘤、隆起部、クレープ加工構造を形成するための区域を挙げることができる。発泡体の区域が溶融される時、溶融されていない発泡体の区域又はドメインの密度が、発泡体ドメインとして定義される。
【0048】
熱可塑性材料を使用する時、熱可塑性材料の密度は、減少した密度を有する発泡体としてシートを作成することにより減少され、これはチクチクした感じを減少させる。本明細書に記載される物品に使用するための発泡体は、改善された取扱性と、皮膚に対して減少したチクチクする感触又は非研磨性の感触との両方に寄与する好ましい密度の範囲を有することを、発明者らは見出した。皮膚を洗浄及び/又はコンディショニングするために有用な本発明の物品は、好ましくは非研磨性である。本明細書で使用する時、「非研磨性」とは、以下に記載されるざらつき値法(Abrasiveness Value Methodology)により定義される時、約15を超える、好ましくは約30を超える、より好ましくは約50を超える、更により好ましくは約70を超える、最も好ましくは約80を超えるざらつき値を有することを意味する。本発明の押出発泡体層は、以下に記載される計算された密度法(Calculated Density Method)又は浸漬密度法(Immersion Density Method)で定義される時、0.0001g/cm3〜約0.25g/cm3、好ましくは少なくとも0.0001g/cm3〜約0.2g/cm3、より好ましくは約0.0001g/cm3〜約0.15g/cm3、更により好ましくは約0.0001g/cm3〜約0.1g/cm3、なおより好ましくは約0.005g/cm3〜約.075g/cm3、更になおより好ましくは約0.01g/cm3〜約0.032g/cm3、なお更になおより好ましくは.0001g/cm3の密度を有する。
【0049】
押出発泡体層は、噴出剤を使用して作成され得る。噴出剤は、発泡ポリスチレン及びポリプロピレンを包含するポリオレフィンの製造のために周知であり広く使用されている種類のものであってもよい。有機噴出剤の非限定例には、これらに限定されないが、アゾジカルボナミド、ジアゾアミノベンゼン、アゾ−ビス−イソブチロニトリル、及びこれらの類縁体が挙げられ、並びに化学的噴出剤は、例えば炭酸アンモニウム、重炭酸ナトリウムなどが挙げられる。物理的噴出剤、例えば窒素、二酸化炭素、及びその他の不活性気体、及び成形過程中に液体から気体への相変化を経験する剤、例えばクロロフルオロカルボン(CFC)、HCFC、低沸点アルコール、ケトン及び炭化水素もまたこれらの使用について既知であり、並びにまた本発明の実施に有用であることが見出される場合がある。噴出剤は、その分解温度を低下させるために、更に1以上の添加物を含んでもよい。
【0050】
本発明の発泡体層は、連続気泡、独立気泡、二重気泡(double cell)、網状発泡体、充填発泡体(loaded foams)、多層発泡体、及びこれらの組み合わせの形態である。好ましくは、発泡体層は独立気泡発泡体である。更に、発泡体層は、ロープ格子、シートとして、又はストランド中に押出され得る。
【0051】
本発明に有用な発泡体材料の非限定例には、ポリエチレン発泡体、ポリプロピレン発泡体、ビニル発泡体、アクリル発泡体、ポリエーテル発泡体、ポリエステル発泡体、ポリウレタン発泡体、混和性と不混和性のポリマー及びコポリマーとのブレンドを含む発泡体、シリコーンスポンジ発泡体、ネオプレン発泡体、ゴム発泡体、ポリオレフィン発泡体、及びこれらの混合物が挙げられるがこれらに限定されない。好ましくは、発泡体材料は、高密度ポリエチレン(HDPE)及び高密度ポリプロピレン(PP)である。
【0052】
本発明において、抗縮小剤、フォーム調整剤(foam regulators)、潤滑剤、着色剤、熱安定剤、酸化防止剤、結晶化核生成剤、無機増量剤、及びゴムのような様々な種類の添加物を発泡体層の中に必要に応じて混合することができる。
【0053】
不織布を製造する方法は、当該技術分野において周知である。一般に、これらの不織布は、乾式形成、湿式形成、メルトブローン、コフォーム、スパンボンド、又はカーディング方法により製造することができ、これらの方法においては、初めに繊維又は長繊維を長いストランドから所望の長さに切断し、水流又は気流に通した後、繊維の入った空気又は水をスクリーンに通してスクリーン上に付着させる。得られる層は、その製造方法又は組成に関わらず、個々の繊維を一緒に固着させて自己維持型のウェブを形成する数種類の結合操作のうち少なくとも1つの操作を受ける。本発明では、不織布層は、メルトブローン、スパンボンド、空気絡合、水流絡合、熱接着、米国特許出願10/737,640(2003年12月16日出願)に記載されるような選択的機械的変形、及びこれらの方法の組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない多様な方法によって作成することができる。
【0054】
(洗浄組成物)
本発明は、物品に結合した洗浄組成物を有する物品を含む。物品は好ましくは、実質的に乾燥しているが、それらは実質的に乾いている、湿っている、又は濡れていてもよい。好ましくは、これらの物品は主として、皮膚、毛髪、又は皮膚、毛髪、及び指と足の指の爪を包含するその他の及び類似のケラチン含有表面の洗浄及び/又は処置のために、個人により使用されるパーソナルケア組成物を有するパーソナルケア物品である。洗浄組成物の界面活性剤は、発泡性又は非発泡性界面活性剤であってもよい。好ましくは、本発明の物品は、本発明の物品に結合した1以上の発泡性界面活性剤を含む。したがって、発泡性又は非発泡性界面活性剤は物品と結合することができる。一般に、これは物品の使用前の時点で行われ、即ち界面活性剤は物品と、物品を使用のため最終的に濡らす前に組み合わされる。
【0055】
本発明の実施形態では、洗浄物品は個人によって食器洗浄のために使用され得る。食器洗浄に使用される硬質表面用組成物は、好ましく界面活性剤をは含み、好ましくは洗浄ペーストを含む。本明細書において「ペースト」とは、材料が固体状態であり、好ましくは25℃で約50〜約160Paの所与の応力を受けた時に、その形状が連続的に変化しないか又は曲がらないことを意味する。
【0056】
この出願との関連において、発泡性界面活性剤とは、流体と組み合わされて機械的に撹拌された時、それが結合されている物品に泡を形成させるのに十分なフォーム又は泡を発生させる界面活性剤を意味する。好ましくは、これらの発泡性界面活性剤、及び/又は他の界面活性剤とのそれらの組み合わせは低刺激性であるべきであり、これはこれらの界面活性剤が十分な洗浄又は洗剤の効果を提供するが、皮膚又は毛髪を過度に乾燥させないことを意味する。
【0057】
本明細書で記載される洗浄組成物のために多種多様な発泡性界面活性剤が有用であり、これには、陰イオン性発泡性界面活性剤、非イオン性発泡性界面活性剤、両性発泡性界面活性剤、及びこれらの混合物から成る群から選択されるものが挙げられる。本発明の組成物に有用な発泡性界面活性剤の非限定例は、米国特許第6,280,757号(マクエイティ(McAtee)ら、2001年8月28日発行)に開示されている。一般に、これらの発泡性界面活性剤は、存在するコンディショニング剤、例えば、かなり水溶性の高い、通常はHLB値が10を超えるいずれのコンディショニング剤の付着も、さほど強くは妨げない。また、陽イオン性界面活性剤も、必要な発泡性界面活性剤の全体的な発泡特性に悪影響を与えないのであれば、任意構成成分として使用することができる。
【0058】
1)発泡性パーソナルケア組成物
本発明の発泡性パーソナルケア組成物は、以下に記載する安定発泡体積試験(Steady Lather Volume Test)に従って、少なくとも約1500mLの安定瞬間発泡体積(Steady Flash Lather Volume)を、物品に結合した組成物が発生できるように、十分な量の1以上の発泡性界面活性剤を含む。物品に結合した発泡性パーソナルケア組成物は、約2200mL〜約8000mLの安定全発泡体積(Steady Total Lather Volume)、好ましくは少なくとも約2500mLの安定全発泡体積、より好ましくは少なくとも約3000mLの安定全発泡体積、更により好ましくは少なくとも約4000mLの安定全発泡体積、なおより好ましくは少なくとも約5000mLの安定全発泡体積、なお更により好ましくは少なくとも約5500mLの安定全発泡体積を発生する。
【0059】
一般に、パーソナルケア組成物は、基材の約1600重量%以下の発泡性界面活性剤を含み、好ましくは基材の約1000重量%以下、より好ましくは約800重量%以下、なおより好ましくは約600重量%以下の発泡性界面活性剤を含む。一般に、洗浄組成物は、好ましくは基材の少なくとも15重量%の発泡性界面活性剤を含み、好ましくは基材の少なくとも25重量%、より好ましくは少なくとも50重量%、なおより好ましくは少なくとも60重量%の発泡性界面活性剤を含む。物品は、一物品当たり約1.1〜約10gの界面活性剤、好ましくは一物品当たり約1.25g〜約8gの発泡性界面活性剤、より好ましくは一物品当たり約1.3g〜約6gの発泡性界面活性剤を含む。
【0060】
上記のパーソナルケア組成物のための好適な界面活性剤には、次の界面活性剤が挙げられる。
【0061】
(陰イオン性発泡性界面活性剤)
本発明の組成物に有用な陰イオン性発泡性界面活性剤の非限定例は、マカッチャン(McCutcheon)の「洗剤及び乳化剤(Detergents and Emulsifiers)」、北アメリカ版(1986年)、アルレッド・パブリッシング・コーポレーション(allured Publishing Corporation)出版;マカッチャンの「機能材料(Functional Materials)」、北アメリカ版(1992年);及び米国特許第3,929,678号(ラフリン(Laughlin)ら、1975年12月30日発行)に開示されている。
【0062】
本明細書では、多様な陰イオン性発泡性界面活性剤が有用である。陰イオン性発泡性界面活性剤の非限定例には、サルコシネート、サルフェート、イセチオネート、タウレート、ホスフェート、ラクチレート、グルタメート、及びこれらの混合物から成る群から選択されるものが挙げられる。イセチオネートの中では、アルコイルイセチオネートが好ましく、サルフェートの中では、アルキルサルフェート及びアルキルエーテルサルフェートが好ましい。
【0063】
本明細書で有用なその他の陰イオン性物質に挙げられるのは、脂肪酸の石鹸(即ち、アルカリ金属塩、例えば、ナトリウム塩又はカリウム塩)であり、典型的には約8〜約24個の炭素原子、好ましくは約10〜約20個の炭素原子を有する脂肪酸から得られる。石鹸を製造する際に使用されるこれらの脂肪酸は、例えば、植物由来又は動物由来のグリセリド(例えば、パーム油、ココナッツ油、大豆油、ヒマシ油、タロー、ラードなど)のような天然源から得ることができる。脂肪酸はまた、合成的に調製することもできる。石鹸及びそれらの調製については、米国特許第4,557,853号に詳細に記載されている。
【0064】
その他の陰イオン性物質には、モノアルキルホスフェート、ジアルキルホスフェート、及びトリアルキルホスフェートのような、ホスフェートが挙げられる。本明細書で有用な好ましい陰イオン性発泡性界面活性剤の非限定例には、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウレス硫酸アンモニウム、ラウレス硫酸ナトリウム、トリデセス硫酸ナトリウム、セチル硫酸アンモニウム、セチル硫酸ナトリウム、ココイルイセチオン酸アンモニウム、ラウロイルイセチオン酸ナトリウム、ラウロイル乳酸ナトリウム、ラウロイル乳酸トリエタノールアミン(triethanolamine lauroyl lactylate)、カプロイル乳酸ナトリウム、ラウロイルサルコシン酸ナトリウム、ミリストイルサルコシン酸ナトリウム、ココイルサルコシン酸ナトリウム、ラウロイルメチルタウリン酸ナトリウム、ココイルメチルタウリン酸ナトリウム、ラウロイルグルタミン酸ナトリウム、ミリストイルグルタミン酸ナトリウム、及びココイルグルタミン酸ナトリウム、並びにこれらの混合物から成る群から選択されるものが挙げられる。
【0065】
本明細書に使用するために特に好ましいのは、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウレス硫酸アンモニウム、ラウロイルサルコシン酸ナトリウム、ココイルサルコシン酸ナトリウム、ミリストイルサルコシン酸ナトリウム、ラウロイル乳酸ナトリウム、及びラウロイル乳酸トリエタノールアミン(triethanolamine lauroyl lactylate)である。
【0066】
(非イオン性発泡性界面活性剤)
本発明の組成物に使用するための非イオン性発泡性界面活性剤の非限定例は、マカッチャン(McCutcheon)の「洗剤及び乳化剤(Detergents and Emulsifiers)」、北アメリカ版(1986年)、アルレッド・パブリッシング・コーポレーション(allured Publishing Corporation)出版;及びマカッチャンの「機能材料(Functional Materials)」、北アメリカ版(1992年)に開示されている。
【0067】
本明細書で有用な非イオン性発泡性界面活性剤には、アルキルグルコシド、アルキルポリグルコシド、ポリヒドロキシ脂肪酸アミド、アルコキシル化脂肪酸エステル、発泡性スクロースエステル、アミンオキシド、及びこれらの混合物から成る群から選択されるものが挙げられる。
【0068】
本明細書に使用するための好ましい非イオン性界面活性剤の非限定例は、C8〜C14グルコースアミド、C8〜C14アルキルポリグルコシド、スクロースココエート、スクロースラウレート、ラウラミンオキシド、ココアミンオキシド、及びこれらの混合物から成る群から選択されるものである。
【0069】
(両性発泡性界面活性剤)
本明細書で使用する時、用語「両性発泡性界面活性剤」とは、両性界面活性剤のサブセットとして当該技術分野の配合者に周知である双極性界面活性剤を包含することも意味する。
【0070】
本発明の組成物では、多種多様な両性発泡性界面活性剤を使用することができる。特に有用であるのは、脂肪族二級及び三級アミンの誘導体として広く記述されているものであり、好ましくは窒素が陽イオン状態であり、脂肪族ラジカルが直鎖又は分枝鎖であることができ、ラジカルの1つがイオン性の水溶性基、例えば、カルボキシ、スルホネート、サルフェート、ホスフェート、又はホスホネートを含有するものである。
【0071】
本発明の組成物に有用な両性界面活性剤の非限定例は、マカッチャン(McCutcheon)の「洗剤及び乳化剤(Detergents and Emulsifiers)」、北アメリカ版(1986年)、アルレッド・パブリッシング・コーポレーション(allured Publishing Corporation)出版;及びマカッチャンの「機能材料(Functional Materials)」、北アメリカ版(1992年)に開示されている。
【0072】
双極性界面活性剤の非限定例は、ベタイン、スルタイン、ヒドロキシスルタイン、アルキルイミノアセテート、イミノジアルカノエート、アミノアルカノエート、及びこれらの混合物から成る群から選択されるものである。
【0073】
本明細書に使用するための好ましい発泡性界面活性剤は、次の通りであり、陰イオン性発泡性界面活性剤は、ラウロイルサルコシン酸アンモニウム、トリデセス硫酸ナトリウム、ラウロイルサルコシン酸ナトリウム、ラウレス硫酸アンモニウム、ラウレス硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ココイルイセチオン酸アンモニウム、ココイルイセチオン酸ナトリウム、ラウロイルイセチオン酸ナトリウム、セチル硫酸ナトリウム、ラウロイル乳酸ナトリウム、ラウロイル乳酸トリエタノールアミン(triethanolamine lauroyl lactylate)、及びこれらの混合物から成る群から選択され;非イオン性発泡性界面活性剤は、ラウラミンオキシド、ココアミンオキシド、デシルポリグルコース、ラウリルポリグルコース、スクロースココエート、C12〜14グルコサミド(glucosamides)、スクロースラウレート、及びこれらの混合物から成る群から選択され;両性発泡性界面活性剤は、ラウロアンホ二酢酸二ナトリウム、ラウロアンホ酢酸ナトリウム、セチルジメチルベタイン、ココアミドプロピルベタイン、ココアミドプロピルヒドロキシスルタイン、及びこれらの混合物から成る群から選択される。
【0074】
2)非発泡性パーソナルケア組成物
本発明の非発泡性パーソナルケア組成物は、以下に記載する安定発泡体積試験(Steady Lather Volume Test)に従って、多くとも700mLの安定瞬間発泡体積(Steady Flash Lather Volume)を、物品に結合した組成物が発生できるように、十分な量の1以上の非発泡性界面活性剤を含むことができる。好ましくは、非発泡性パーソナルケア組成物は、400ml未満の安定瞬間発泡体積(Steady Flash Lather Volume)、更により好ましくは300ml未満の安定瞬間発泡体積、なお更により好ましくは250ml未満の安定瞬間発泡体積を発生させる。
【0075】
一般に、非発泡性パーソナルケア組成物は、好ましくは基材の約1600重量%以下の非発泡性界面活性剤を含み、好ましくは基材の約1000重量%以下、より好ましくは約800重量%以下、なおより好ましくは約600重量%以下の非発泡性界面活性剤を含む。一般に、非発泡性洗浄組成物は、好ましくは基材の少なくとも15重量%の非発泡性界面活性剤を含み、好ましくは基材の少なくとも25重量%、より好ましくは少なくとも50重量%、なおより好ましくは少なくとも60重量%の非発泡性界面活性剤を含む。
【0076】
非発泡性物品を、泡が望ましくなく及び皮膚上に置かれる剥脱、拭取り布(例えば、ウェットタオル、リフレッシュ用拭取り用品)のために使用する。これらの非限定例は、皮膚拭取り用組成物及びリフレッシュ用組成物である。
【0077】
これらの非発泡性界面活性剤の非限定例は、ポリエチレングリコール20ソルビタンモノラウレート(ポリソルベート20)、ポリエチレングリコール5大豆ステロール、ステアレス−20、セテアレス−20、PPG−2メチルグルコースエーテルジステアレート、セテス−10、ポリソルベート80、リン酸セチル、セチルリン酸カリウム、セチルリン酸ジエタノールアミン、ポリソルベート60、グリセリルステアレート、PEG−100ステアレート、ポリオキシエチレン20ソルビタントリオレエート(ポリソルベート85)、ソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレン4ラウリルエーテルステアリン酸ナトリウム、ポリグリセリル−4イソステアレート、ヘキシルラウレート、PPG−2メチルグルコースエーテルジステアレート、セテス−10、セチルリン酸ジエタノールアミン、グリセリルステアレート、PEG−100ステアレート、及びこれらの混合物である。
【0078】
(任意成分)
本発明の発泡性パーソナルケア組成物及び非発泡性パーソナル組成物は、1以上の追加のスキンケア構成成分を含有してもよい。組成物がヒトのケラチン組織に接触される好ましい実施形態では、追加構成成分はケラチン組織への適用に好適であるべきであり、即ち、組成物中に組み込まれた時に、それらは、正しい医学的判断の範囲内で、過度の毒性、不適合性、不安定性、アレルギー反応などを示すことなく、ヒトのケラチン組織に接触して使用するために好適である。
「CTFA化粧品原料便覧(CTFA Cosmetic Ingredient Handbook)」、第2版(1992年)には、パーソナルケアに関連する業界で一般的に使用される多種多様な非限定的な化粧品及び医薬品の成分が記載されており、それらは本発明の組成物への使用に好適である。
【0079】
しかしながら、本発明のいずれの実施形態においても、本明細書で有用な追加構成成分は、それらが提供する効果又は想定されるそれらの作用様式によって分類することができる。しかしながら、本明細書で有用な追加構成成分が、場合によっては、1を超える効果を提供し得る、又は1を超える作用様式を介して機能し得ることを理解すべきである。したがって、本明細書の分類は便宜上実施されたものであって、活性物質を、列挙した特定の用途又は用途類に制限しようとするものではない。
【0080】
(有益剤)
本発明の物品は、物品を使用する間に、皮膚、毛髪及び類似のケラチン含有表面に治療的効果及び/又は美容的効果を提供するために有用な有益剤を含むことが可能である。有益剤は、ケラチン含有組織への適用のために好適であり、即ちそれらは、正しい医学的判断の範囲内で、過度の毒性、不適応性、不安定性、アレルギー反応などを示すことなく、ヒトのケラチン含有組織と接触して使用するために好適である。
有益剤は、基材の約1600重量%以下の有益剤、好ましくは基材の約1000重量%以下、より好ましくは約800重量%以下、最も好ましくは約600重量%以下の有益剤を含むことができる。有益剤は、基材の少なくとも0.05重量%の有益剤、好ましくは基材の少なくとも15重量%、より好ましくは少なくとも15重量%、最も好ましくは約60重量%以下の有益剤を含むことができる。
本発明に有用な有益剤は、本明細書に記載される組成物を含むことができる。本明細書で有用な任意構成成分は、それらの治療的効果若しくは審美的効果、又はその想定される作用様式によって分類することができる。しかしながら、本明細書で有用な任意構成成分が、場合によっては、1を超える治療的効果若しくは審美的効果を提供し得る、又は1を超える作用様式を介して機能し得ることを理解すべきである。したがって、本明細書の分類は、便宜上実施されたものであって、構成成分を列挙した特定の用途又は用途類に制限しようとするものではない。また、使用可能の場合、構成成分の製薬上許容できる塩が、本明細書において有用である。
【0081】
本発明の物品は、任意に1以上のこうした任意成分を含有してもよい。これらの成分の部類の例としては、酵素;研磨剤;皮膚剥脱剤;吸収剤;芳香剤、顔料、着色剤/着色料、精油、皮膚感覚剤、収斂剤などの審美的構成成分(例えば、丁子油、メントール、カンファー、ユーカリ油、オイゲノール、メンチルラクテート、ウィッチヘーゼル留出物);抗ニキビ剤(例えば、レゾルシノール、イオウ、サリチル酸、エリスロマイシン、亜鉛など);固化防止剤;消泡剤;追加的抗菌剤(例えば、ヨードプロピルブチルカーバメート);酸化防止剤;結合剤;生物学的添加物;緩衝剤;充填剤;キレート化剤;化学的添加物;着色料;化粧用収斂剤;化粧用殺生物剤;変性剤;薬用収斂剤;外用鎮痛剤;被膜形成剤又は材料、例えば、組成物の被膜形成特性及び実質性を援助するポリマー(例えば、エイコセン及びビニルピロリドンのコポリマー);保湿剤;乳白剤;pH調整剤;噴射剤;還元剤;金属イオン封鎖剤;皮膚漂白剤(又は美白剤)(例えば、ヒドロキノン、コウジ酸、アスコルビン酸、マグネシウムアスコルビルホスフェート、アスコルビルグルコサミン);スキンコンディショニング剤(その他の及び閉塞剤を包含する保湿剤);皮膚鎮静剤及び/又は回復剤(例えば、パンテノール及び誘導体(例えば、エチルパンテノール)、アロエ・ベラ、パントテン酸及びその誘導体、アラントイン、ビサボロール、及びグリチルリチン酸二カリウム);皮膚のしわの防止剤、遅延剤、阻止剤、及び/又は回復剤を包含する皮膚処置剤(例えば、乳酸及びグリコール酸などのα−ヒドロキシ酸、及びサリチル酸などのβ−ヒドロキシ酸);増粘剤;ヒドロコロイド;特定のゼオライト、及びビタミン及びそれらの誘導体(例えば、トコフェロール、トコフェロールアセテート、β−カロチン、レチノイン酸、レチノール、レチノイド、レチニルパルミテート、ナイアシン、ニコチン酸アミドなど)が挙げられる。本発明の物品は、当該技術分野において既知のようなキャリア構成成分を包含してもよい。このようなキャリアは、皮膚又は毛髪に適用するのに好適な1以上の適合する液体又は固体の増量希釈剤又はビヒクルを包含することができる。
【0082】
本発明の物品は、任意に1以上のこうした任意構成成分を含有してもよい。好ましい物品は、ビタミン化合物、コンディショニング剤、皮膚処置剤、抗ニキビ活性物質、抗しわ活性物質、抗皮膚萎縮活性物質、抗炎症活性物質、局所麻酔剤、人工日焼け活性物質及び日焼け促進剤、抗微生物活性物質、抗カビ活性物質、日焼け止め活性物質、酸化防止剤、皮膚剥脱剤、及びこれらの組み合わせから成る群から選択される治療的有益剤を含む、安全且つ有効な量の治療的有益構成成分を任意に含有する。本明細書で用いる時、「安全且つ有効な量」とは、明白な効果又は利益を有意に引き起こすために十分ではあるが、重篤な副作用(例えば、過度の毒性又はアレルギー反応)を避けるために十分に少ない、即ち、正しい医学的判断の範囲内で危険率に対して妥当な効果を提供する、化合物又は構成成分の量を意味する。
【0083】
(コンディショニング剤)
本発明の物品は、皮膚、毛髪、及びケラチン含有組織を有する身体の他の部分にコンディショニングの効果を提供するために有用なコンディショニング剤を含むことができる。コンディショニング剤は、基材の約1600重量%以下のコンディショニング剤、好ましくは基材の約1000重量%以下、より好ましくは約800重量%以下、最も好ましくは約600重量%以下のコンディショニング剤を含むことができる。コンディショニング剤は、基材の少なくとも0.05重量%のコンディショニング剤、好ましくは基材の少なくとも15重量%、より好ましくは少なくとも15重量%、最も好ましくは約60重量%以下のコンディショニング剤を含むことができる。
本発明に有用なコンディショニング剤は、水溶性コンディショニング剤;油溶性コンディショニング剤;コンディショニングエマルション;又はこれら3つのいずれかの組み合わせ若しくは順列を含むことができる。 油溶性コンディショニング剤は、この油溶性コンディショニング剤の加重算術平均溶解度パラメータが10.5以下になるような、1以上の油溶性コンディショニング剤から選択される。
【0084】
溶解度パラメータは、当該技術分野の配合化学者には周知であり、配合過程において物質の適合性及び溶解度を決定する指針として日常的に使用されている。「製品、包装、浸透、及び保存における溶解性効果、(Solubility Effects in Product,Package,Penetration and Preservation)」、化粧品及びトイレタリー(Cosmetics and Toiletries)103巻、47〜69頁(1988年10月)を参照のこと。
【0085】
有用なコンディショニング剤の非限定例には、ワセリン、脂肪酸、脂肪酸のエステル、脂肪族アルコール、エトキシル化アルコール、ポリオールポリエステル、グリセリン、グリセリンモノエステル、グリセリンポリエステル、表皮及び皮脂の炭化水素、ラノリン、直鎖及び分枝鎖炭化水素、シリコーンオイル、シリコーンゴム、植物油、植物油付加体、水素添加植物油、非イオン性ポリマー、天然ワックス、合成ワックス、ポリオレフィン系グリコール、ポリオレフィン系モノエステル、ポリオレフィン系ポリエステル、コレステロール、コレステロールエステル、トリグリセリド、及びこれらの混合物から成る群から選択されるものが挙げられる。
【0086】
より詳細には、コンディショニング剤は、パラフィン、鉱油、ワセリン、ステアリルアルコール、セチルアルコール、セテアリルアルコール、ベヘニルアルコール、スクロースのC10〜C30ポリエステル、ステアリン酸、パルミチン酸、ベヘン酸、オレイン酸、リノール酸、ミリスチン酸、ラウリン酸、リシノール酸、ステアレス−1〜100、セテアレス1〜100、コレステロール、コレステロールエステル、グリセリルトリベヘネート、グリセリルジパルミテート、グリセリルモノステアレート、トリヒドロキシステアリン、オゾケライトワックス、ホホバワックス、ラノリンワックス、エチレングリコールジステアレート、キャンデリラ蝋、カルナバ蝋、蜜蝋、及びシリコーンワックスから成る群から選択されてもよい。
【0087】
鉱油は、液状ワセリンとしても知られ、石油から得られる液状炭化水素の混合物である。メルク・インデックス(The Merck Index)、第10版、エントリー7048、1033頁(1983年)、及び国際化粧品成分事典(International Cosmetic Ingredient Dictionary)、第5版、第1巻、415〜417頁(1993年)を参照のこと。
【0088】
ワセリンは、石油ゼリーとしても既知であり、非直鎖の固体炭化水素及び高沸点液体炭化水素を含むコロイド系である。メルク・インデックス(The Merck Index)、第10版、エントリー7047、1033頁(1983年);シンドラー(Schindler)、薬品化粧品業界(Drug.Cosmet.Ind.)、89、36〜37、76、78〜80、82(1961年);及び国際化粧品成分事典(International Cosmetic Ingredient Dictionary)、第5版、第1巻、537頁(1993年)を参照のこと。
【0089】
不揮発性シリコーン、例えばポリジアルキルシロキサン、ポリジアリールシロキサン、及びポリアルカリールシロキサンはまた有用なスキンコンディショニング剤である。これらのシリコーンは、米国特許第5,069,897号(オール(Orr)、1991年12月3日発行)に開示されている。
【0090】
本発明で好ましく使用されるコンディショニング剤はまた、物品を使用する間に、皮膚、毛髪及び類似のケラチン含有表面にコンディショニングの効果を提供するために有用なコンディショニングエマルションを含んでもよい。本明細書で使用する時、用語「コンディショニングエマルション」とは、油溶性剤を含む外相により包まれる水溶性コンディショニング剤を含む内相の組み合わせを意味することができるか、又は本明細書で使用する時、用語「コンディショニングエマルション」とは、水溶性剤を含む外相により包まれる油溶性剤を含む内相の組み合わせを意味することができるかのいずれかである。好ましい実施形態では、コンディショニングエマルションは、更に乳化剤を含む。コンディショニングエマルションは、前記非水溶性繊維性不織布ウェブの約15重量%〜約1600重量%、好ましくは約25重量%〜約1000重量%、より好ましくは約50重量%〜約800重量%、最も好ましくは約60重量%〜約600重量%含まれる。好ましい実施形態では、コンディショニングエマルションは、(i)上記の水溶性コンディショニング剤を含む内相、及び(ii)油溶性コンディショニング剤の項で以上に記載した又は以下の「脂質硬度値を増加させるために使用される材料(Materials Used to Increase Lipid Hardness Value)」の項で記載される油溶性剤を含む外相を含む。更なる実施形態では、コンディショニングエマルションは、前記内相及び外相を有するエマルションを形成することができる乳化剤を更に含む。本発明では内相及び外相を有するエマルションを形成することができる乳化剤が好ましいが、スキンケア配合の技術分野では、乳化剤なしで水溶性コンディショニング剤を油溶性剤によって包むことができることが認識されている。水溶性コンディショニング剤が油溶性剤で包まれており、それによって洗浄過程中にすすぎ落とされないように保護されているのであれば、その組成物は、本発明の範囲内にある。
【0091】
(陽イオン性ポリマー)
本発明はまた、有機陽イオン沈着ポリマーを含んでもよい。陽イオン沈着ポリマーの濃度は、好ましくは洗浄相組成物の約0.025重量%〜約3重量%、より好ましくは約0.05重量%〜約2重量%、更により好ましくは約0.1重量%〜約1重量%の範囲である。
【0092】
本発明に使用するために好適な陽イオン沈着ポリマーは、四級アンモニウムのような陽イオン性の窒素含有部分、又は陽イオン性のプロトン化アミノ部分を含有する。陽イオン性プロトン化アミンは、パーソナル洗浄組成物の特定の種類及び選択されたpHに応じて、第一級アミン、第二級アミン、又は第三級アミン(好ましくは第二級又は第三級)であることができる。陽イオン性沈着ポリマーの平均分子量は、約5,000〜約10,000,000、好ましくは少なくとも約100,000、より好ましくは少なくとも約200,000であるが、好ましくは約2,000,000以下、より好ましくは、約1,500,000以下である。ポリマーはまた、陽イオン電荷密度がパーソナル洗浄組成物の意図された使用のpHにおいて約0.2meq/g〜約5meq/gの範囲、好ましくは少なくとも約0.4meq/g、より好ましくは少なくとも約0.6meq/gであり、このpHは一般にpH約4〜pH約9、好ましくはpH約5〜pH約8の範囲となる。
【0093】
パーソナルケア組成物に使用するための陽イオン沈着ポリマーの非限定例には、陽イオン性セルロース誘導体のような多糖類ポリマーが挙げられる。好ましい陽イオン性セルロースポリマーはトリメチルアンモニウム置換エポキシドと反応したヒドロキシエチルセルロースの塩であり、業界(CTFA)ではポリクオタニウム(Polyquaternium)10と呼ばれ、これはアマコール社(Amerchol Corp.)(米国ニュージャージー州エディソン(Edison))より、ポリマーのポリマー(Polymer)KG、JR及びLRシリーズとして入手可能であり、最も好ましいものはKG30Mである。
他の好適な陽イオン沈着ポリマーとしては、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリドのような陽イオン性グアーガム誘導体が挙げられ、その具体例としては、ローディア社(Rhodia Inc.)より市販されているジャガー(Jaguar)シリーズ(好ましくはジャガーC−17)、及びアクアロン(Aqualon)より市販されているN−ハンス(N-Hance)ポリマーシリーズが挙げられる。
その他の好適な陽イオン沈着ポリマーには、合成陽イオン性ポリマーが挙げられる。本明細書の洗浄組成物に使用するために好適な陽イオン性ポリマーは、約4meq/g〜約7meq/g、好ましくは約4meq/g〜約6meq/g、より好ましくは約4.2meq/g〜約5.5meq/gの陽イオン電荷密度を有する水溶性又は分散性の非架橋の陽イオン性ポリマーである。選択されたポリマーはまた、約1,000〜約1,000,000、好ましくは約10,000〜約500,000、より好ましくは約75,000〜約250,000の平均分子量を有する必要がある。
【0094】
パーソナルケア組成物中の陽イオン性ポリマーの濃度は、組成物の約0.025重量%〜約5重量%、好ましくは約0.1重量%〜約3重量%、より好ましくは約0.2重量%〜約1重量%の範囲である。
【0095】
洗浄組成物中に使用するための市販の合成陽イオン性ポリマーの非限定例は、ローディア(米国ニュージャージー州クランベリー)から商標名ポリケア(POLYCARE)133として入手可能なポリメタクリルアミドプロピルトリモニウムクロリド(polymethyacrylamidopropyl trimonium chloride)である。
【0096】
(陽イオン性界面活性剤)
陽イオン性界面活性剤は、典型的には非発泡性界面活性剤として分類されるが、それらが物品の所望の効果に悪影響を及ぼさない限り、本発明の物品に使用してもよい。
本明細書で有用な陽イオン性界面活性剤の非限定例は、マカッチャン(McCutcheon)の「洗剤及び乳化剤(Detergents and Emulsifiers)」、北アメリカ版(1986年)、アルレッド・パブリッシング・コーポレーション(allured Publishing Corporation)出版;及びマカッチャンの「機能材料(Functional Materials)」、北アメリカ版(1992年)に開示されており;その両方が参考として本明細書にその全体を組み込まれる。
本明細書で有用な陽イオン性界面活性剤の非限定例には、次の式を有するもののような陽イオン性アルキルアンモニウム塩が挙げられる:
1234+-
式中、R1は、約12〜約18個の炭素原子を有するアルキル基、又は約12〜約18個の炭素原子を有する芳香族基、アリール基又はアルカリール基から選択され;R2、R3、及びR4は、水素、約1〜約18個の炭素原子を有するアルキル基、又は約12〜約18個の炭素原子を有する芳香族基、アリール基又はアルカリール基から独立して選択され;Xは、クロリド、ブロミド、イオダイド、アセテート、ホスフェート、ニトレート、サルフェート、メチルサルフェート、エチルサルフェート、トシラート、ラクテート、シトレート、グリコレート、及びこれらの混合物から選択される陰イオンである。更に、アルキル基はまた、エーテル結合、又はヒドロキシ若しくはアミノ基置換基を含有することができる(例えば、アルキル基はポリエチレングリコール及びポリプロピレングリコール部分を含有することができる)。
より好ましくは、R1は、約12〜約18個の炭素原子を有するアルキル基であり;R2は、水素、又は約1〜約18個の炭素原子を有するアルキル基から選択され;R3及びR4は、水素、又は約1〜約3個の炭素原子を有するアルキル基から独立して選択され;Xは前の段落に記載した通りである。
最も好ましくは、R1は、約12〜約18個の炭素原子を有するアルキル基であり;R2、R3、及びR4は、水素又は約1〜約3個の炭素原子を有するアルキル基から選択され;Xは前に記載した通りである。
【0097】
あるいは、その他の有用な陽イオン性界面活性剤としてはアミノ−アミドが挙げられ、上記構造において、R1は代替的にR5CO−(CH2n−であり、式中、R5は約12〜約22個の炭素原子を有するアルキル基であり、nは約2〜約6、より好ましくは約2〜約4、最も好ましくは約2〜約3の整数である。これらの陽イオン性乳化剤の非限定例には、ステアルアミドプロピルPG−ジモニウムクロリドホスフェート、ステアルアミドプロピルエチルジモニウムエトサルフェート、ステアルアミドプロピルジメチル(ミリスチルアセテート)アンモニウムクロリド、ステアルアミドプロピルジメチルセテアリルアンモニウムトシラート、ステアルアミドプロピルジメチルアンモニウムクロリド、ステアルアミドプロピルジメチルアンモニウムラクテート、及びこれらの混合物が挙げられる。
【0098】
四級アンモニウム塩の陽イオン性界面活性剤の非限定例には、セチルアンモニウムクロリド、セチルアンモニウムブロミド、ラウリルアンモニウムクロリド、ラウリルアンモニウムブロミド、ステアリルアンモニウムクロリド、ステアリルアンモニウムブロミド、セチルジメチルアンモニウムクロリド、セチルジメチルアンモニウムブロミド、ラウリルジメチルアンモニウムクロリド、ラウリルジメチルアンモニウムブロミド、ステアリルジメチルアンモニウムクロリド、ステアリルジメチルアンモニウムブロミド、セチルトリメチルアンモニウムクロリド、セチルトリメチルアンモニウムブロミド、ラウリルトリメチルアンモニウムクロリド、ラウリルトリメチルアンモニウムブロミド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロリド、ステアリルトリメチルアンモニウムブロミド、ラウリルジメチルアンモニウムクロリド、ステアリルジメチルセチルジタロージメチルアンモニウムクロリド、ジセチルアンモニウムクロリド、ジセチルアンモニウムブロミド、ジラウリルアンモニウムクロリド、ジラウリルアンモニウムブロミド、ジステアリルアンモニウムクロリド、ジステアリルアンモニウムブロミド、ジセチルメチルアンモニウムクロリド、ジセチルメチルアンモニウムブロミド、ジラウリルメチルアンモニウムクロリド、ジラウリルメチルアンモニウムブロミド、ジステアリルメチルアンモニウムクロリド、ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド、ジステアリルメチルアンモニウムブロミド、及びこれらの混合物から成る群から選択されるものが挙げられる。追加の四級アンモニウム塩には、C12〜C22のアルキル炭素鎖がタロー脂肪酸又はココナッツ脂肪酸に由来するものが挙げられる。用語「タロー」とは、一般にC16〜C18の範囲のアルキル鎖の混合物を有する、タロー脂肪酸(通常は水素添加タロー脂肪酸)に由来するアルキル基のことをいう。用語「ココナッツ」とは、一般にC12〜C14の範囲のアルキル鎖の混合物を有する、ココナッツ脂肪酸に由来するアルキル基のことをいう。これらのタロー及びココナッツ原料に由来する四級アンモニウム塩の例としては、ジタロージメチルアンモニウムクロリド、ジタロージメチルアンモニウムメチルサルフェート、ジ(水素添加タロー)ジメチルアンモニウムクロリド、ジ(水素添加タロー)ジメチルアンモニウムアセテート、ジタロージプロピルアンモニウムホスフェート、ジタロージメチルアンモニウムニトレート、ジ(ココナッツアルキル)ジメチルアンモニウムクロリド、ジ(ココナッツアルキル)ジメチルアンモニウムブロミド、タローアンモニウムクロリド、ココナッツアンモニウムクロリド、ステアルアミドプロピルPG−ジモニウムクロリドホスフェート、ステアルアミドプロピルエチルジモニウムエトサルフェート、ステアルアミドプロピルジメチル(ミリスチルアセテート)アンモニウムクロリド、ステアルアミドプロピルジメチルセテアリルアンモニウムトシラート、ステアルアミドプロピルジメチルアンモニウムクロリド、ステアルアミドプロピルジメチルアンモニウムラクテート、及びこれらの混合物が挙げられる。
【0099】
本明細書で有用な好ましい陽イオン性界面活性剤は、ジラウリルジメチルアンモニウムクロリド、ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド、ジミリスチルジメチルアンモニウムクロリド、ジパルミチルジメチルアンモニウムクロリド、ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド、及びこれらの混合物から成る群から選択されるものが挙げられる。
【0100】
3.硬質表面用組成物
本発明の物品は、基材の重量に基づいて約1600重量%以下の洗浄ペーストを含むことができ、好ましくは基材の重量に基づいて約1000重量%以下、より好ましくは約800重量%以下、なおより好ましくは約600重量%以下の洗浄ペーストを含むことができる。一般に、硬質表面用組成物は、基材の重量に基づいて、好ましくは少なくとも15重量%、好ましくは少なくとも25重量%、より好ましくは少なくとも50重量%、なおより好ましくは少なくとも60重量%の洗浄ペーストを含む。本発明の物品は好ましくは、少なくとも約4.5グラムの前記洗浄ペーストを含む。
【0101】
洗浄ペーストは、好ましくは界面活性剤又はそれらの混合物を含む。好ましくは、前記界面活性剤は、陰イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、双極性界面活性剤、及びこれらの混合物から成る群から選択される。
【0102】
本明細書の組成物に使用するために好適な陰イオン性界面活性剤には、食器洗浄に使用するために好適ないずれかの既知の陰イオン性界面活性剤が挙げられる。より好ましくは、前記陰イオン性界面活性剤には、水溶性塩又は酸性のサルフェート(sulphatse)、スルホネート、又はカルボキシレートが挙げられる。より好ましくは、前記陰イオン性界面活性剤は、式ROSO3Mを有し、式中、Rは、好ましくはC6〜C20の直鎖又は分枝鎖ヒドロカルビルであり、好ましくはC10〜C20のアルキル構成成分を有するアルキル又はヒドロキシアルキルであり、より好ましくはC10〜C14のアルキル又はヒドロキシアルキルであり、Mは、水素又は陽イオン、例えばアルカリ金属陽イオン又はアンモニウム若しくは置換アンモニウムであるが、好ましくはナトリウムである。
【0103】
両性界面活性剤は、好ましい追加的な界面活性剤である。本発明で有用な両性界面活性剤は、約10〜約18個の炭素原子の1つのアルキル部分、並びに約1〜約3個の炭素原子を含有するアルキル基及びヒドロキシアルキル基から成る群から選択される約2つの部分を含有するアミンオキシド界面活性剤から好ましくは選択される。好ましいアミンオキシドには、C10〜C18のアルキルジメチルアミンオキシド及びC8〜C12のアルコキシエチルジヒドロキシエチルアミンオキシドが挙げられる。
【0104】
好適な非イオン性洗剤界面活性剤は、米国特許第3,929,678号(ラフリン(Laughlin)ら、1975年12月30日発行)の13欄14行〜16欄6行に概ね開示されており、参考として本明細書に組み込まれる。前記非イオン性物質には、脂肪族アルコールと約1〜約25モルのエチレンオキシドとの縮合生成物が挙げられる。脂肪族アルコールのアルキル鎖は、直鎖又は分枝鎖、一級又は二級のいずれかであることができ、一般に約8〜約22個の炭素原子を含有する。特に好ましいのは、約10〜約20個の炭素原子を含有するアルキル基を有するアルコールと、アルコール1モル当たり約2〜約18モルのエチレンオキシドとの縮合生成物である。別の好ましい非イオン性界面活性剤には、次の式を有するアルキルポリグリコシドが挙げられる。
【0105】
2O(Cn2nO)t(グリコシル)x
式中、R2はアルキル、アルキルフェニル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルキルフェニル、及びこれらの混合物から成る群から選択され、アルキル基は約10〜約18個、好ましくは約12〜約14個の炭素原子を含有し;nは約2又は約3、好ましくは約2であり;tは0〜約10、好ましくは0であり;xは約1.3〜約10、好ましくは約1.3〜約3、最も好ましくは約1.3〜約2.7である。グリコシルは、好ましくはグルコースから誘導される。これらの化合物を調製するには、初めにアルコール又はアルキルポリエトキシアルコールを形成し、次いでグルコース又はグルコース源と反応させて、グルコシドを形成する(1位で結合)。次に、追加のグリコシル単位を、それらの1位と先行のグリコシル単位の2、3、4及び/又は6位、好ましくは主に2位との間で、結合させることができる。
【0106】
(任意成分)
本発明の硬質表面用組成物は、1以上の追加のスキンケア構成成分を含んでもよい。組成物がヒトのケラチン組織に接触される好ましい実施形態では、追加構成成分はケラチン組織への適用に好適であるべきであり、即ち、組成物中に組み込まれた時に、それらは、正しい医学的判断の範囲内で、過度の毒性、不適合性、不安定性、アレルギー反応などを示すことなく、ヒトのケラチン組織に接触して使用するために好適である。
【0107】
「CTFA化粧品原料便覧(CTFA Cosmetic Ingredient Handbook)」、第2版(1992年)には、パーソナルケアに関連する業界で一般的に使用される多種多様な非限定的な化粧品及び医薬品の成分が記載されており、それらは本発明の組成物への使用に好適である。
【0108】
しかしながら、本発明のいずれの実施形態においても、本明細書で有用な追加構成成分は、それらが提供する効果又は想定されるそれらの作用様式によって分類することができる。しかしながら、本明細書で有用な追加構成成分が、場合によっては、1を超える効果を提供し得る、又は1を超える作用様式を介して機能し得ることを理解すべきである。したがって、本明細書の分類は便宜上実施されたものであって、活性物質を、列挙した特定の用途又は用途類に制限しようとするものではない。
【0109】
(漂白剤)
本発明の組成物の別の任意成分は、漂白剤である。洗剤の使用のために既知のいずれの漂白剤も、必要に応じて使用されてもよい。好ましい漂白剤には、ペルオキシカルボン酸漂白剤又はそれらの親水性の前駆体が挙げられる。好ましくは、ペルノナン酸(pernonanoic acid)、n−ノナノイル−6−アミノペルカプロン酸(n-nonanoyl-6-aminopercaproic acid)、ジペルオキシドデカン二酸、及びフタルイミドペルオキシヘキサン酸(PAP)である。他の好ましい芳香族漂白剤は、置換過安息香酸(例えば、メタ−クロロペルオキシ安息香酸、モノペルオキシフタル酸マグネシウム)である。漂白剤系はまた、漂白剤の作用を高めるために必要に応じて漂白活性化剤又は触媒のようなその他の構成成分を含んでもよい。
その他の有用な漂白剤には、疎水性の漂白剤化合物が挙げられる。例としては、ジアシルペルオキシド(例えば、過酸化ベンゾイル)、ジアルキルペルオキシド(例えば、ジ−t−ブチルペルオキシド)、及びペルオキシエステル(例えば、t−ブチルペルオキシアセテート)である。
基材に適用された組成物中の漂白剤の全体量は、組成物の1〜30重量%、好ましくは3〜20重量%の範囲であることができる。
【0110】
(水移動剤)
組成物はまた、構造剤として作用する水移動剤を含んでもよい。好適な水移動剤は、組成物から遊離水、特に界面活性剤及び/又は漂白剤に結合した遊離水を吸収することができる粒子状物質である。本発明者らは、このような水移動剤又は構造剤の存在は、組成物から水性洗浄環境への界面活性剤及び漂白剤の放出が制御されるという更なる効果を有することを見出した。
水移動剤は、界面活性剤から水を抜き取ることができる。「界面活性剤から水を抜き取ることができる」とは、水と水移動剤との間に、水と界面活性剤との間に存在するよりも大きな親和力が存在することを意味する。
水移動剤は、無機酸化物及び塩、特に水和可能な酸化物及び塩、特にケイ素、アルミニウム、亜鉛、ホウ素、リン、アルカリ土類金属、及びアルカリ金属の酸化物及び塩、並びにこれらの混合物からなる群から選択される。例としては、ケイ酸塩、ケイ酸及びシリカ、クエン酸、クエン酸塩、トリポリリン酸ナトリウム及びトリポリリン酸カリウム、硫酸ナトリウム及び硫酸カリウム、硫酸マグネシウム及び硫酸カルシウムが挙げられる。好ましくは、水移動剤は、シリカ、マグネシウムの塩、及びこれらの混合物から成る群から選択される。
より好ましくは、水移動剤は、シリカ、好ましくは、非晶性燻蒸シリカである。疎水性シリカは、必要な親水性を有していないため水移動剤として作用しない。
好ましくは、水移動剤は、(DIN66131に記載され、JACS、第60巻、1938、309頁(ブルナウアー(Brunauer)、エメット(Emmet)及びテラー(Teller)による)に元々記載されるように)BETによって測定される5〜800m2/gの表面積を有する。より好ましくは、水移動剤は、100〜400m2/gの表面積を有する。
【0111】
シリカは、0.05〜1μm、好ましくは0.2〜0.3μmの平均粒子サイズを有することができる。存在する場合、基材に適用された組成物は、2.5〜15%、より好ましくは5〜10%、なおより好ましくは約6%の水移動剤を含む。
【0112】
(試験方法)
(安定発泡体積試験(Steady Lather Volume Test))
本発明の物品は、以下に記載されるように安定発泡特性を提供をする。発泡性洗浄物品は高い全安定発泡体積(Total Steady Lather Volumes)を有するが、一方非発泡性物品は低い安定瞬間発泡体積(Steady Flash Lather Volumes)を有する。パーソナルケア物品は、洗浄又は非洗浄であり得、以下に記載されるように異なる発泡特性を有して発泡性又は非発泡性であり得る。安定発泡体積試験は、新たな水の供給の存在下で入浴又はシャワー中に自然に存在するような状態での物品の発泡特性の測定値を提供する。
【0113】
本明細書に記載される発泡特性は、安定瞬間発泡体積と安定全発泡体積との組み合わせであり、これらの両方を次の安定発泡体積試験に従って決定する。10mlの増分で印を付け、底部の内側から1,000mlの印での高さが36.8cm(14.5インチ)である、1,000mlメスシリンダーの8個を選択する(例えば、パイレックス2982番)。100gの蒸留水(+/−0.3g、23℃)を、各メスシリンダーに加える。最初のシリンダー(シリンダー1)から最後のシリンダー(シリンダー8)まで順番に番号を付けられたシリンダーを回転装置内にクランプ固定するが、これにより、直立するシリンダーに関して地面に平行な軸内のメスシリンダーの中心を横断する回転軸に関してシリンダーをクランプ固定する。ストップコックを、シリンダー2からシリンダー8までに付ける。
【0114】
物品を、最長寸法において4つの等しい幅のストリップに折り畳むことにより作成する。物品のサイズのために折り畳み及びメスシリンダーへの挿入が可能でない場合には、以下に記載されるように、物品を挿入できるストリップに切断するが、この手順の間に流出する場合があるいずれかの内容物を確保し、第1のメスシリンダー中に別個に加える。これらのストリップを積み重ね、1つの端で、単純な大型クリップで止めるが、メスシリンダーの首の内部に適合するように十分狭いようなクリップを選択する。細い釣り糸のような細いポリマーの糸をクリップに結び、その結果糸を上方に保持した時、ストリップはクリップ及び糸から垂直に垂れ下がる。ストリップを最初のメスシリンダー(シリンダー1)の中に挿入し、その結果、それらはメスシリンダーの内側に垂直に垂れ下がるが、ストリップの積み重ねの上部末端部はシリンダー1の側面上の1000mlの印に対して水平に垂れ下がる。
【0115】
ストップコックを次にシリンダー1のネックの中に挿入し、物品のストリップをメスシリンダーに対して固定する。必要であれば、ストップコックを挿入する前に、出っ張った糸はシリンダー1の外側にテープで止めることができる。また、漏れを防ぐために、テフロン(Teflon)(登録商標)のテープを使用して耐水性の封止を達成することができる。シリンダーを発泡体の気泡から構成される泡を発生させるために、回転装置により、88秒間に50回転の一定速度で50回転、自動的に回転させ、垂直位置で停止させて最初の回転シーケンスを完了する。
【0116】
これによって発生した泡の排出のための30秒を見込んでタイマーを設定する。こうした30秒の排出の後に、シリンダー1の発泡と指定される、第1の発泡体積を、底部からの泡の高さをmlで記録することにより、四捨五入して10mlの印の単位で測定する(前記高さは、上部に泡が浮いている底部に排出された水を包含する)。泡の上面が平らでない場合は、第1メスシリンダーの断面の半分ほどに及ぶのが見られる最も低い高さが、シリンダー1の発泡(ml)になる。泡が粗すぎて、単一又はほんの僅かな気泡(foam cells)しかシリンダー断面全体に広がらない場合、直径を満たすのに少なくとも5個の気泡(foam cells)が必要になる高さが、同様に底部からのmlによってシリンダー1の発泡になる。直径が2.54cm(1インチ)より大きい気泡(Foam cells)は、泡の上面でそれらが発生する時、泡ではなく中身のない空気として指定される。メスシリンダーの上部に集まるがメスシリンダーの底部まで移動しない泡はまた、それ自体連続的な層である上部の泡の測定に組み込まれるが、これは定規を使用して層の厚さを測定しそれを体積のmLに換算し、そこに集まったフォームのmLを底部から測定された泡のmLに加えることによる。泡の著しい量(例えば約60ml以上の体積)がメスシリンダーの側面上にかかり、全発泡の測定が不正確な又は困難な場合には、上部及び側面上の泡は体積の測定前に他の泡と接触するように、ロッドに取り付けられた半円形の可撓性のすき、例えばスポンジから切り取られ、再度半分に切断され、長いネジ付きのロッドに固定された5.08cm(2インチ)直径のプラグを用いて、メスシリンダーの底部分に追いやられる(30秒の排出期間中)。可能な最大発泡体積は1,000mlである(全フォームの高さがメスシリンダー上の1,000mlの印を越える場合でも)可能な最小発泡体積は100mlである(フォームがない場合でも、メスシリンダー中の水の高さが泡の最上部として指定され、シリンダー1の発泡として測定される)。
【0117】
シリンダー1の発泡を記録した後、糸を保持し、ストップコックを除去し、物品を第1のメスシリンダーから除去し、コックを再度閉める。物品を糸のみによって保持しながら、ストリップを積み重ねられた吸収性のペーパータオルに数秒間軽く接触させ水滴をストリップの底部から除去する。次に、前に記載したのと同じ方式で、物品のストリップを第2のメスシリンダーの内側に固定し、これを前に記載したようにシリンダー2として番号を付けており、そのストップコックを付け、第2の回転シーケンスを完了して、発泡体積を、第1メスシリンダーについて記載されたのと同じ方式で第2シリンダー中で測定し、及びシリンダー2の発泡として記録する。このシーケンスが合計8回続き、各メスシリンダー中の発泡体積を、そのシリンダー中の発泡体積として記録する。即ち、シリンダー1、シリンダー2、シリンダー3、シリンダー4、シリンダー5、シリンダー6、シリンダー7、シリンダー8の発泡体積が、それぞれシリンダー1の発泡、シリンダー2の発泡、シリンダー3の発泡、シリンダー4の発泡、シリンダー5の発泡、シリンダー6の発泡、シリンダー7の発泡、シリンダー8の発泡として指定される。安定瞬間発泡体積は、シリンダー1の発泡とシリンダー2の発泡を加えることにより得られる。安定全発泡体積は、すべての8つのメスシリンダー中に得られた発泡を共に加えることにより得られる。
【0118】
(浸漬密度法(Immersion Density Method))
本明細書に記載される物品に使用するための基材の材料は、改善された取扱性及び減少した皮膚に対してチクチクする感触の両方に寄与する好ましい密度範囲を有する。発泡体、特に独立気泡発泡体を含む本発明の物品又は層の密度は、浸漬密度法(Immersion Density Method)を用いて決定することができる。
【0119】
実質的に閉塞構造を有する発泡体ウェブ、例えば多くの発泡体の密度を、既知の密度の流体中の浮力により測定するが、この閉塞構造を測定中にウェブ発泡体の内部構造から除外する。浸漬流体として、1.00g/cm3の密度を有する水が使用される。
【0120】
約500mlの水を清潔な壁のビーカー、例えばガラス製の800mlのビーカー内に設置し、1日間放置して(覆われて)脱気する。水を含有するビーカーを、化学天秤上に設置し、天秤をゼロに合わせる。高さ調節アームを有するスタンドを天秤の近くに、可動アームをビーカーの上ではあるがビーカーに接触しない水平な位置にして設置する。硬い浸漬ワイヤ、例えば1mm直径の金属ワイヤを、水平アームに垂直な位置で固定する。ウェブのセグメントが切断されるが、これはビーカーの壁に接触せずにビーカーの内側に適合するために十分小さいが、しかし正確な結果を提供するためには十分大きい、即ち面積が約51.6cm2(8平方インチ)のセグメントである。化学天秤を使用して、その重量、W1を決定する。
【0121】
切断されたウェブセグメントを、浸漬ワイヤ下部上に、セグメントの中央でウェブの一部を貫通することにより固定し、次にスタンドの高さ調節アームを下方に動かすことにより、ウェブをゆっくりとビーカーの水中に、空泡を取り込まずにまたビーカーの縁又は底に接触せずに浸漬する。ウェブセグメントを完全に浸漬させたら、ビーカーにも接触せずまた水の上面にも接触せずに完全に浸漬されたウェブセグメントに関して、すべてのものが同じ状態を保つように、高さ調節アームをクランプ固定する。天秤の重量の読みを記録するが、これはウェブセグメントの浮力、W2である。天秤の読みが安定しない場合には、再浸漬又はビーカーの側面を軽くたたくことにより除去される一時的な表面の泡により不安定が生じているのではない限り、浸漬後5秒の重量を浮力として記録する。
【0122】
ワイヤの体積の影響を、天秤上に浸漬流体を含有するビーカーを置いて天秤を別個にゼロに合わせ、ワイヤを基材の浮力測定中と同じ深さまで浸漬し、ワイヤをスタンドにクランプ固定し、ワイヤからの浮力を天秤上の重量、W3として読み取ることにより測定する。W3は、W2に比べて小さいはずである。
【0123】
浸漬密度を方程式4に従って計算する:
方程式4 浸漬密度=[W1/(W23)]xρf
この場合、ρfは1.00グラム毎立方センチメートルに等しい。ウェブの幾つかのセグメントを、信頼できる平均結果が得られるまで測定する。複合材料については、発泡体構成成分の密度は、複合物の部分を除去し、それを測定することにより測定することができる。また、発泡体を包含する複合物の個々の構成成分の密度を、複合物の密度を本明細書に記載される浸漬方法によって測定し、樹脂、繊維、又は複合物の目的の物の既知の又は測定された坪量及び密度を用いることにより、重量及び体積の寄与を、個々の構成成分に割り当てることにより代数的に決定してもよい。
【0124】
(計算された密度、低圧厚さ及び坪量法(Calculated Density,Low Pressure Thickness and Basis Weight Methods))
ウェブ、物品、複合物、ドメイン、基材又は物品であり得る目的物の厚さは、ミツトヨ・コーポレーション(Mitutoyo Corporation)のデジタルディスクスタンド・マイクロメーター・モデル番号IDS−1012E(Digital Disk Stand Micrometer Model Number IDS-1012E)又は同様なもの(ミツトヨ・コーポレーション(Mitutoyo Corporation)、60504米国イリノイ州オーロラのコーポレイト通り(Corporate Blvd)965)を用いて得られる。マイクロメーターは、約32gの重さの2.54cm(1インチ)の圧盤を有し、これは約6.32g/cm2(40.7グラム毎平方インチ(gsi))の印加圧力での低圧厚さを測定する。まず第一に圧盤を基部に設置し、デジタル計を電子的にゼロに合わせる。圧盤を上げて目的物の切片を圧盤の下の基部上に設置し、基材に接触させるように圧盤を注意深く下げて圧盤を放し、mmによる低圧厚さをデジタルの読み出しで測定することにより、低圧厚さを測定する。平らでない硬い基材の場合を除き、目的物が圧盤のすべての端で十分に広がり、厚さが、可能性のある最も低い表面圧力で確実に測定されるようにするべきである。完全に平らでない硬い目的物については、目的物の平らな部分に衝突する圧盤の一部分だけを使用して、目的物の平らな端を測定できる。あるいは、目的物の平らな部分を切断し、圧盤の下に挿入してそれらの厚さを測定することができる。
【0125】
目的物(物品、層、複合物、ウェブ)の既知の区域を秤量し、その重量を面積で割ることにより、坪量をgsm(g/m2)で測定する。
【0126】
計算された密度を、方程式5から決定し、グラム毎立方センチメートル(g/cm3)の単位で表す。
【0127】
方程式5 計算された密度=坪量/(低圧厚さ×1,000) (gsmによる坪量;mmによる低圧厚さ)
発泡体が別のウェブ又はウェブ類又はウェブ様の要素(例えば、繊維)を含む複合物であり、ウェブ又はウェブ類が先行ウェブ(prior web)又は坪量を有するウェブとして存在した場合、発泡体層の坪量は、複合物の坪量(gsm)から他のウェブ又はウェブ類の先行する坪量の合計を引いたものである。
【0128】
発泡体が、他の化学的又は非化学的構成成分を混和性若しくは不混和性混合物又は発泡体とのブレンドの中に含み、ウェブ又は物品の面積1平方メートル当りの乾燥した(蒸発した)固体のグラムとして表される他の構成成分の量が既知であるか又は決定できる時、発泡体の坪量は、全(乾燥した、蒸発した)坪量から同じ単位(gsm)で表される他の構成成分の重量を引いたものである。
【0129】
(圧縮厚さ法(Compressed Thickness Method))
基材、層、複合物、フィルム、不織布、又は物品の圧縮された厚さを、キャディ・マイクロメーター(Cady Micrometer)(ダイアル型)モデルM(EJキャディ社(EJ Cady & Co)、米国イリノイ州ホイーリング)を使用して測定するが、このキャディ・マイクロメーターは15.8mm(5/8インチ)直径の接触面積に関して48〜62kPa(7〜9psi)の圧力を用いて厚さをミル(25.4μm(1/1000インチ))により測定し、このミルによる結果に25.4mm/1000ミルを乗じることにより結果をmmに換算する。厚さを、代表的な平均を得るために物品の複数の区域で測定する。上部ピストンを、物品を破砕しないように目標の上にゆっくりと下げて、数秒静止した後の平衡厚さを測定する。各測定について、厚さを2.54mm(1/10ミル)単位で測定し、ダイアル目盛り上の位置に従って少数第1位を見積もる。
【0130】
(ざらつき値法(Abrasiveness Value Methodology))
ざらつき値は、本発明の物品の押出発泡体層の「非研磨」特性を示唆する。本発明の押出発泡体層は、皮膚を剥脱するが皮膚に対してざらざらした感触ではない。そのため、ざらつき値の決定は、押出発泡体層を試験表面に沿って機械的装置を用いて擦り、次いで別の分析技術を用いて、結果として得られた試験表面上に生成された擦り傷を調べることを伴う。
【0131】
次の装置がこの方法のために必要である。
【0132】
1.マーティンデール歯ブラシ磨耗及び摩滅試験機(Martindale Toothbrush Wear and Abrasion Tester):モデル103、連続番号103−1386/2上向き。ジェイムズH.ヒール社(James H.Heal and Co.Ltd.)製マーティンデール(Martindale)07−01−88。繊維材料試験及び品質管理装置。基部面積:43×44mm。1kgおもり。
【0133】
2.保護されたポリスチレンストリップ11×8cm。白色の高衝撃ポリスチレン、例えばEMAモデル供給品SS−20201L上の透明な汎用ポリスチレン層。
【0134】
3.試験される基材。
【0135】
4.光沢計、例えばシーン・トリ−マクログロス(SheenTri-Microgloss)20−60−85
プラスチック保護コーティングを引っ掻かれる側面から除去し、エタノールですすぐことにより(ティッシュを使用しない)、引っ掻くためのポリスチレンストリップを作成する。ストリップを非磨耗表面上に設置し、ストリップを空気中で乾かす。次に、ポリスチレンストリップをマーティンデール(Martindale)磨耗試験機の基部に端に沿ってテープで取り付ける。研磨装置の経路の下の中央に、ストリップの長さを移動方向に向けてストリップを配置する。6.3cm×6.3cm(2.5インチ×2.5インチ)の基材試料を切り取る。基材試料をマーティンデール(Martindale)磨耗試験機の研磨台に、基材の流れ方向を運行方向に合わせて両面テープを用いて取り付ける。供給されたネジにより、研磨台組立部を機器の中に固定する。研磨台組立部の最上部に1kgのおもりを入れ、研磨台が一方向(前方及び後方)にのみ動くことを確実にする。マーティンデール(Martindale)磨耗試験機全体を安全スクリーンで覆う。機械を1分間50サイクルで実行するように設定し稼動させる。(周波数=0.833Hz) 機械が停止したら、台組立部を取り外し、ポリスチレンストリップを機械の基部から取り上げる。使用された基材を示すようにポリスチレンにラベルを付け、プラスチックの袋の中に保存する。
【0136】
次に、ストリップを分析する。ストリップを、黒い工作用紙の背景の上に設置し、再現可能な平均を得るために、同じ基材の少なくとも5つの試料を分析する。光沢計を、直角に(光線が引っ掻き傷に対して直角であるように)及びポリスチレンストリップの引っ掻かれた側面上の中央に設置する。20°の角度を選択し、試料を測定してざらつき値を生成する。ざらつき値が減少すると、基材の傷付きやすさ又は研磨特性が増加する。
【0137】
(摩擦係数法(Friction Coefficient Method))
好ましくは、本発明の物品は、それらの使用中に皮膚又は洗浄されるその他の表面上をそれらが容易に動くことができる摩擦係数を有する。より好ましくは、物品は2つの側で十分な量の異なる摩擦係数を有し、その結果物品は、皮膚又は洗浄されるその他の表面に対して低い摩擦の側を用いて使用され、皮膚上での動きやすさを高めながら、滑らずに上面を握る改善された能力を与えることができる。
【0138】
摩擦係数を、テキスチャー・アナライザーTA−xt2i(テキスチャー・テクノロジーズ(Texture Technologies)、米国ニューヨーク州スカーズデール)を用いて、5kgのロードセル、並びに下部層、摩擦スレッド、おもり、及び細い糸をクリップと共に含む測定装置を用いて測定する。摩擦スレッドは、滑車を通して接続される細い糸(例えば、4.5kg(10ポンド)の試験用ナイロン釣り糸)を用いてテキスチャー・アナライザー(Texture Analyzer)のグリップに接続され、その結果テキスチャー・アナライザーのヘッドが引っ張られた状態で上向きに動く時、スレッドは水平に引きずられる。滑車を横切る摩擦損失及び糸の曲がりによる摩擦損失は、最小であるべきである。
【0139】
シート形態のテフロン(Teflon)を、下部層として使用する。422g/m2(38g毎平方フット)の坪量を有する、接着剤層を包含する(しかし剥離紙の裏材を包含しない)滑らかな、接着剤に裏打ちされた薄くはいだテフロン(Teflon)(登録商標)シートを、平らなプラスチック表面に接着し、空泡が取り込まれないことを確実にするために巻く。下部層は、長さ約35cm(14インチ)の大きさであり、テフロン(Teflon)(登録商標)シートの流れ方向は、下部層の長い方向に一致し、これはまた物品を含む摩擦スレッドの移動方向でもある。下部層は、テキスチャー・アナライザーに沿って設置され、スレッドは、テキスチャー・アナライザーが引っ張られた状態で操作される時に、シートの長さに沿って引きずられることができる。スレッドが作成されるが、これは、約1900gsmの坪量、約3.56mmの低圧厚さ、約3.3mm(131.5ミル)のキャディ厚さ(55kPa(8psi))、及び約12.8g/cm/cmの3点曲げ剛性(傾き)を有する架橋されたシリコーン発泡体である。スレッドは、丸められた角を有する約88mmの辺の正方形であり、約34gの重さである。糸は滑車を通してつながれ、そのつながれた終端に取り付けられたクリップを、スレッド上にクリップ固定する。60mmの直径の設置面積を有する400gのおもりをスレッドの上に設置し、スレッドをテフロン(Teflon)シートがコーティングされた下部層上に据える。測定される摩擦係数の側面の物品を、スレッドと下部層との間に設置し、スレッドを覆う。物品がスレッドより小さく、スレッドが下部層上で引きずられないようにするために十分に厚くない場合には、スレッドをより小さく切断する。物品が測定中にスレッドに対して動かないように、物品を先端(移動方向に対して)においてスレッドにクリップ固定するが、好ましくは、測定される側が下部層に対するように所定位置に物品をクリップ固定する前に、スレッドの先端全体を物品で覆うことにより固定する。400gのおもりを、クリップを妨害せずに可能な限り先端近くの位置に、また測定中にテフロンをコーティングされた下部層に対してクリップを引きずらないような位置においてスレッド上に設置する。スレッドを、1.0cm/秒の速度で、スレッドが下部層の端に到達するまで引っ張ることにより、測定を開始する。力/距離のデータを、テキスチャー・アナライザーによって収集する。測定値が一定値に到達した時の平均の力のデータを、下部のテフロン(Teflon)コーティング層と接触する基材層のグラムによる摩擦力として記録する。摩擦が一定値に達しない場合には、3等分した測定期間の中央の区間にわたる平均の力が摩擦の値として解釈される。
【0140】
摩擦係数を、摩擦力(即ち、グラムにより記録された摩擦の値)と垂直力との比として従来の方式で計算する。垂直力は434グラムであり、物品の重さはそれが約15グラム未満である場合には無視される。
【0141】
次に物品をひっくり返し、スレッドに再度取り付けられ、テフロン(Teflon)下部層に対して物品の反対の側面に関する測定を繰り返す。テフロン(Teflon)下部層を、各測定の間に溶媒により洗浄し、乾燥させる。
【0142】
示されたように、乾燥した物品の摩擦係数を測定することに加えて、濡れた状態での摩擦係数を測定することができ、それは、物品を下部層の上に設置し、過剰の室温蒸留水を物品上に、物品が発泡を生じないように動かずに可能な限り多くの水を吸収するまで注ぎ、前のように摩擦係数を測定することにより測定できる。加えて、発泡が存在する状態での物品の摩擦を測定することができ、これは物品を濡らし、濡らされた物品をそれ自体に対して擦ることにより過剰の泡を生成し、物品表面上の過剰の泡と共に物品を測定装置上に設置し、スレッド及びおもりを前のように設置し、測定を前のように実行することにより測定できる。物品の両側の摩擦係数を、乾燥した、濡れた、及び発泡した状態で測定する。側面が同じである場合には、摩擦係数は2つの側面についての結果の平均である。代表平均を得るために、同じ物品の異なる試料について、十分な回数の繰返しを実行する。乾燥した、濡れた、及び発泡した状態での2つの側面の摩擦係数の差を、1つの側面から他方の摩擦係数の平均値を引き算し、結果の絶対値を取ることにより決定する。
【0143】
物品が、乾燥した又は濡れた状態で試験される時、好ましくは2つの側面の間の摩擦係数の差は少なくとも0.02単位、より好ましくは差は少なくとも0.03単位、更により好ましくは差は少なくとも0.04単位、最も好ましくは差は0.05単位又はそれ以上である。
物品が、発泡した状態で試験される時、好ましくは2つの側面の間の摩擦係数の差は少なくとも0.01単位、より好ましくは差は少なくとも0.02単位、更により好ましくは差は少なくとも0.03単位、最も好ましくは差は0.04単位又はそれ以上である。
【0144】
(保湿法(Moisture Retention Methodology))
上記のように、本発明の物品は「実質的に乾燥している」ことができる。保湿(Moisture Retention)は、ユーザーが本発明の物品に触れた際に知覚する乾燥した感触を示し、これは「濡れた」ワイプの感触と反対である。
【0145】
本発明の物品及びその他の使い捨て繊維性不織布ウェブ系製品の保湿を決定するために、次の装置及び材料が必要である。
【0146】
【表1】

【0147】
次に、2枚のペーパータオルを別々に計量し、各重量を記録する。1枚のペーパータオルを平らな面(例えば、実験室の作業台)上に置く。試料物品を、そのペーパータオルの上に置く。もう一枚のペーパータオルを試料物品の上に置く。次にレキサン(Lexan)、次いで2000グラムのおもり(類)を、挟み込まれた試料物品の上に置く。1分間待つ。1分後、おもり(類)とレキサン(Lexan)を取り除く。上部及び下部のペーパータオルを計量し、重量を記録する。
【0148】
上部及び下部の両方のペーパータオルについて、最終重量(1分後)から初めのペーパータオル重量を引くことによって、保湿値を算出する。上部及び下部のペーパータオルについて得られた重量差を足す。多数の物品について試験することを想定して、総重量差を平均して保湿値を得る。
【0149】
上記のように、本発明の物品は、使用前に、「実質的に乾燥している」、「湿っている」、又は「濡れている」可能性がる。物品に触ると乾燥した感触であり得るが、なお高い水分含有量を含有することができる。保湿は、ユーザーが本発明の物品に触れた際に知覚する乾燥した感触を示し、これは「濡れた」物品の感触と反対である。したがって、触ると乾燥した感触である本発明の物品は、それらが含有する水の量と相対的に無関係に乾燥した感触を有することができる。乾燥した感触を有する本発明の物品は、約0.95g未満、好ましくは約0.75g未満、更により好ましくは約0.5g未満、更により好ましくは約0.25g未満、更になおより好ましくは約0.15g未満、最も好ましくは約0.1g未満の保湿を示す。
【0150】
上記のように、本発明の物品は、使用前に「濡れて」いてもよい。物品に触ると濡れた感触であり得、高い水分含有量を含有することができる。「濡れた」物品中の液体の重量百分率は、ウェブの乾燥重量に基づく。重量は、全組成物の重量として表される。したがって、本発明の「濡れた」物品は、一般に約40重量%を超える水、好ましくは40重量%〜約95重量%の水、より好ましくは約50重量%〜約80重量%の水を含む。
【0151】
(皮膚又は毛髪を洗浄する方法)
本発明はまた、本発明のパーソナル洗浄物品で皮膚又は毛髪を洗浄する方法に関する。これらの方法は、押出発泡体層、発泡性界面活性剤、及び任意にコンディショニング構成成分を有する基材を含む、実質的に乾燥した使い捨て可能なパーソナル洗浄物品を水で濡らす工程、並びに皮膚又は毛髪をこうして濡らされた物品と接触させる工程を含む。更なる実施形態では、本発明はまた、皮膚又は毛髪に様々な有益剤を送達するためにも有用である。
【0152】
本発明の物品は、好ましくは実質的に乾燥しており、使用前に水で濡らされることを意図されている。本物品を、水に浸すことによって、又は水流下に置くことによって濡らす。本物品を皮膚又は毛髪と接触させる前又は接触させている間に、物品を機械的に撹拌し、及び/又は変形させることによって、物品から泡を発生させる。得られた泡は、皮膚又は毛髪の洗浄及びコンディショニングに有用である。洗浄過程及びその後の水によるすすぎの間に、コンディショニング剤及び有益剤を皮膚又は毛髪に付着する。基材を皮膚又は毛髪と物理的に接触させることによって、コンディショニング剤及び活性成分の付着が向上する。
【0153】
理論に制限されるものではないが、基材は、泡の発生、並びにコンディショニング剤及びいずれかのその他の有益剤の付着に著しく寄与すると考えられている。この発泡性及び付着の向上は、基材の表面作用の結果であると考えられている。結果として、より低刺激性の、著しく少量の界面活性剤を使用してもよい。必要な界面活性剤の量の減少は、界面活性剤による皮膚又は毛髪の乾燥効果の減少に関連すると考えられている。
【0154】
基材はまた、洗浄性も向上させる。押出発泡体層の存在は、物品の剛性及び厚さを増加させることができる。更に、基材は、各側に異なる質感、例えば、粗い側と滑らかな側とを有することができる。押出発泡体と基材の各側への異なる質感の添加を足すことは、効率的な発泡及び剥脱用具として機能する。発泡体はまた、物品が使用中に破砕する及びしわくちゃになるのを防ぐのにも役立つ。皮膚又は毛髪と物理的に接触することによって、押出発泡体と基材を足したものは、汚れ、メークアップ、死んだ皮膚、及び他の残骸の洗浄及び除去に著しく役立つ。
【実施例】
【0155】
次の実施例は、本発明の範囲内にある実施形態を更に説明し及び実証する。これらの実施例は、単に説明の目的で与えられるにすぎず、本発明の精神及び範囲から逸脱することなくそれらの多くの変形形態が可能であるため、本発明を制限するものと解釈すべきではない。指示がない限り、例示されるすべての量は、全洗浄、処置組成物の重量による濃度である。
【0156】
(実施例1)
24g/L(1.5ポンド毎立方フット(pcf))の公称密度を有する、3.175mm(1/8インチ)の公称厚さの平らな発泡体シートウェブである、独立気泡押出ポリエチレン発泡体を作成でき、低密度ポリエチレン(LDPE)樹脂を炭化水素噴出剤と共に押出すことにより作成する。発泡体ウェブは、列を成す流れ方向のスリットであり、このスリットは、列内のスリットの間隔0.64cm(1/4インチ)及びスリットの列の間隔0.32cm(1/8インチ)を有する1.9cm(3/4インチ)長さのスリットである。交互の列のスリットは、スリットの長さの1/2による流れ方向のオフセットであり、その結果スリットを有するウェブが幅方向に分かれる時、このウェブは格子型に開く。発泡体は、米国オレゴン州ポートランドのケヴロン社(Kevron LLC)より供給される。ウェブは、3.08mmの低圧厚さ、及び105gsmの坪量を有する。計算された密度は、0.034g/cm3であり、浸漬密度は、0.0356g/cm3である。ウェブは、流れ方向に11.6g/cm2の剛性、及び幅方向に0.20g/cm2の剛性を有する。高密度ポリエチレン樹脂(HDPE)は、LDPEと混合することができるか、又は剛性を増加させるために全体的に置き換えることができる。
【0157】
(実施例2)
24g/L(1.5pcf)の公称密度を有する、0.16cm(1/16インチ)の公称厚さの平らな発泡体シートウェブである、独立気泡押出ポリエチレン発泡体を作成でき、低密度ポリエチレン(LDPE)樹脂を炭化水素噴出剤と共に押出すことにより作成する。発泡体ウェブは、列を成す流れ方向のスリットであり、このスリットは、列内のスリットの間隔0.64cm(1/4インチ)及びスリットの列の間隔0.32cm(1/8インチ)を有する1.9cm(3/4インチ)長さのスリットである。交互の列のスリットは、スリットの長さの1/2による流れ方向のオフセットであり、その結果スリットを有するウェブが幅方向に分かれる時、このウェブは格子型に開く。発泡体は、ケヴロン社(Kevron LLC)より供給される。ウェブは、1.98mmの低圧厚さ、及び56gsmの坪量を有する。計算された密度は、0.028g/cm3であり、浸漬密度は、0.0346g/cm3である。ウェブは、流れ方向に2.1g/cm2の剛性、及び幅方向に0.05g/cm2の剛性を有する。
【0158】
(実施例3)
9.6g/L(0.6pcf)の公称密度の発泡体である、独立気泡押出ポリプロピレン発泡体を作成できる。発泡体は、約12mmの周期性を有する流れ方向に伸びる波紋を有するシートである。発泡体は、米国イリノイ州レークフォレストのパクティヴ社(Pactiv Corp)より商標名マイクロフォーム(Microfoam)(登録商標)MF045として供給される。発泡体は、0.66mmの低圧厚さ、0.55mmのキャディ厚さ(Cady Thickness)、12gsmの坪量、0.018g/cm3の計算された密度、0.014g/cm3の浸漬密度、0.28g/cm2の流れ方向の剛性、及び0.06g/cm2の幅方向の剛性、発泡体の数ロットについて流れ方向の気泡サイズ0.79mm〜0.93mm、及び発泡体の数ロットについて幅方向の気泡サイズ0.56mm〜0.65mmを有する。
【0159】
(実施例4)
押出ポリエチレン発泡体である、独立気泡押出発泡体を作成できる。発泡体は、内側及び外側のロープの一続きを有する二重の同心の円筒として押出されるロープの格子であり、各ロープは約4mm直径で、円筒軸から約20°離れて押出され、ロープの内側と外側の輪の間のロープの角度約40°を定義する。ロープを、加工中に溶融状態の間にすべての接触点で付着し、溶接する。円筒を、平らなウェブを作成するために流れ方向において薄切りにする。坪量を、平らなウェブの横の寸法を圧縮することなく測定し、それは約114gsmである。格子発泡体ウェブは、6.35mmの低圧厚さ、2.26mmのキャディ厚さ(Cady Thickness)、0.018g/cm3の浸漬密度、5.50g/cm2の流れ方向の剛性、及び0.20g/cm2の幅方向の剛性を有する。
【0160】
(実施例5)
カーディング繊維の乾式形成ブレンド(50%PET、50%PE/PPコア−シース二構成成分)である、65gsmの坪量及び約2.7mmの低圧厚さを有する詰め物層が、ベルギーのリベルテックスNV(Libeltex NV)から得られる。詰め物層は、約0.41g/cm/cmの流れ方向の剛性、及び約0.08g/cm/cmの幅方向の剛性を有する。
【0161】
(実施例6)
ウェブの約10重量%の接着剤により結合された6デニールポリエステル繊維の乾式形成、カーディングウエブである詰め物層が得られる。詰め物層は、約60gsmの坪量、2.8mmの低圧厚さ、約0.12g/cm2の流れ方向の剛性、及び約0.037g/cm/cmの幅方向の剛性を有する。ウェブは、米国オハイオ州シンシナティのスターンズ社(Stearns,Inc.)により製造される。
【0162】
(実施例7)
スパンボンド/スパンレース方法により作成され、坪量50gsmを有し、米国ノースカロライナ州グリーンズボロのアヴゴール不織布(Avgol Nonwovens)により製造される100%ポリプロピレン繊維である、繊維性不織布ウェブが得られる。
【0163】
(実施例8)
米国ノースカロライナ州シンプソンビル(Simpsonville)のBBA不織布(BBA Nonwovens)により製造される、坪量46gsmを有するコア−シース二構成成分繊維(PE/PP)スパンボンドウェブである不織布ウェブが得られる。
【0164】
発泡性界面活性剤組成物を調製することができ、次の実施例で使用できる。界面活性剤組成物を次の成分を用いて調製できる。成分を、陽イオン性ポリマーをグリコール及び界面活性剤と共に加熱下で塊にならないように連続的に撹拌しながら混合することにより調製する。発泡しないようにする。冷却中に香料を加える。約60℃以上に加熱することにより発泡性界面活性剤組成物は溶融し、冷却により硬い固体に固化する。この実施例及びこの後の実施例において加えられた百分率は、成分についてのものであり、それが含有する場合がある水を包含する。
【0165】
【表2】

【0166】
(実施例9)
シャワー中に身体を洗浄するための発泡性シートサイズ物品が作成できる。物品は、実施例6のウェブである第1の層と、第2の、実施例3の発泡体ウェブの中間層と、実施例8のウェブの第3の層とを共に封止することにより作成される。5gの界面活性剤組成物を加熱し、第1及び第2の層の間に5本のストライプで物品に加える。物品は、直径約6mmの大きさであり、20mmの間隔をあけて列を成す、円形のドットの型を用いて、流れ方向であるストライプの方向に封止される。ドットは、列内の中央から中央へ約20mmの間隔をあける。物品の面積は、270cm2の大きさである。次の特性は、界面活性剤を物品から勢いよく洗い流し、界面活性剤組成物が存在しない場合の物品の特性を測定することにより測定される。物品を曲げない位置に保持しながら、界面活性剤が本質的になくなるまで、物品に温水を勢いよく掛けて流す。次に物品をセルロースタオルで軽く押して余分な水を除去し、60℃の温度で約1時間乾かす。
【0167】
【表3】

【0168】
(実施例10)
シャワー中に身体を洗浄するための発泡性グリップサイズ物品が作成できる。物品は、実施例5のウェブである第1の層と、第2の、実施例4の発泡体ウェブの中間層と、実施例8のウェブの第3の層とを共に封止することにより作成できる。発泡体格子ウェブを、応力をかけていないその元の横の寸法の約2倍まで、封止前に引き伸ばす。5gの界面活性剤組成物を加熱し、第1及び第2の層の間に5本のストライプで物品に加える。物品は、直径約6mmの大きさであり、20mmの間隔をあけて列を成す、円形のドットの型を用いて、流れ方向であるストライプの方向に封止される。ドットは、列内の中央から中央へ約20mmの間隔をあける。物品の面積は、150cm2の大きさである。次の特性は、界面活性剤を物品から勢いよく洗い流し、界面活性剤組成物が存在しない場合の物品の特性を測定することにより測定される。物品を曲げない位置に保持しながら、界面活性剤が本質的になくなるまで、物品に温水を勢いよく掛けて流す。次に物品をセルロースタオルで軽く押して余分な水を除去し、60℃の温度で約1時間乾かす。
【0169】
【表4】

【0170】
(実施例11)
シャワー中に身体を洗浄するための発泡性パッドサイズ物品が作成できる。物品は、実施例7のウェブである第1の層と、第2の、実施例1の発泡体ウェブの中間層と、実施例5のウェブの第3の層とを共に封止することにより作成できる。5gの界面活性剤組成物を加熱し、第1及び第2の層の間に5本のストライプで物品に加える。物品は、約8mm長さ×2mm幅の大きさであり、長寸法が流れ方向に平行であり、16mm間隔をあけて列を成す、S字形のドットの型を用いて、流れ方向であるストライプの方向に封止される。ドットは、列内の中央から中央へ16mmの間隔をあける。封止は超音波シーラーによってもたらされる。物品は11.6cm×9.2cmの大きさである。次の特性を測定する。物品は、界面活性剤組成物の存在がある場合、及び界面活性剤組成物の存在がない場合について測定される。後者については、物品を曲げない位置に保持しながら、界面活性剤が本質的になくなるまで、物品に温水を勢いよく掛けて流す。次に物品をセルロースタオルで軽く押して余分な水を除去し、55〜60℃の温度で約1時間乾かす。
【0171】
【表5】

【0172】
(実施例12)
シャワー中に身体を洗浄するための発泡性パッドサイズ物品が作成できる。物品は、実施例7のウェブである第1の層と、第2の、実施例2の発泡体ウェブの中間層と、実施例5のウェブの第3の層とを共に封止することにより作成できる。5gの界面活性剤組成物を加熱し、第1及び第2の層の間に5本のストライプで物品に加える。物品は、約8mm長さ×2mm幅の大きさであり、長寸法が流れ方向に平行であり、16mm間隔をあけて列を成す、S字形のドットの型を用いて、流れ方向であるストライプの方向に封止される。ドットは、列内の中央から中央へ16mmの間隔をあける。封止は超音波シーラーによってもたらされる。物品は11.6cm×9.2cmの大きさである。次の特性を測定する。物品は、界面活性剤組成物の存在がある場合、及び界面活性剤組成物の存在がない場合について測定される。後者については、物品を曲げない位置に保持しながら、界面活性剤が本質的になくなるまで、物品に温水を勢いよく掛けて流す。次に物品をセルロースタオルで軽く押して余分な水を除去し、55〜60℃の温度で約1時間乾かす。
【0173】
【表6】

【0174】
(実施例13)
シャワー中に身体を洗浄するための発泡性洗浄ピローグリップサイズ物品が作成できる。物品は、第1の層としてスオミネン(Suominen)により製造された65gsmの水流絡合70/30のレーヨン/バイコ(bico)ウェブ;トレデガー社(Tredegar,Inc)(米国インディアナ州テレホート)により製造された100メッシュワイヤースクリーン上に形成された約150ミクロンの大きさの開口を有するミクロ孔成形フィルム;第2の層と同じである第3の層、及び実施例6の詰め物である第4の層を共に封止することにより作成できる。クエン酸(2.1g)及び重炭酸ナトリウム(2.8g)を共に混合し、封止前に第2層と第3層との間に封止する。ウェブは、4mmの幅の封止を達成する電気インパルスシーラーにより周囲を封止される。ウェブの小部分を封止の外側に残して端がチクチクしないようにする。物品は、19mm離れて(列から列まで)列を成し及び列内では30mm離れ、美しさを加えるためにドットがマイクロドットの考案された模様を有する点接着により中央を封止される。発泡性界面活性剤組成物を、封止前に内部の詰め物に加える。物品を、使用前に24時間、49℃(120°F)で乾燥させる。物品を乾燥状態で測定し、次いで界面活性剤の大部分を水により約10秒間勢いよく洗い流し、物品を軽く拭いて滴ることがある水を除去し、3点曲げ及び低圧厚さを濡れた物品上で測定する。濡れている場合に物品はピローの様であり(pillow)、測定中は嵩高さを維持する。物品は、長さ13.4cm×幅11.6cmの大きさである。
【0175】
【表7】

【0176】
(実施例14)
発泡性シートサイズ物品を、食器を洗浄するために作成する。実施例9の物品を、界面活性剤組成物中にレモンの芳香剤を使用して作成する。
【0177】
「発明を実施するための最良の形態」において引用したすべての文書は、関連する部分において、参考として本明細書に組み込まれるが、いかなる文書の引用も、本発明に関する先行技術であることの容認と考えられるべきではない。
【0178】
本発明の特定の実施形態を例示し記載したが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、他の様々な変更及び修正を実施できることが、当業者には明白であろう。したがって、本発明の範囲内にあるそのようなすべての変更及び修正を、添付の特許請求の範囲で扱うものとする。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
使い捨ての発泡性洗浄物品であって、前記物品が、
複数個の基材層及び、
洗浄組成物を含み、
前記物品が、パッドサイズの物品、グリップサイズの物品、シートサイズの物品、及びこれらの組み合わせから成る群から選択され、
前記パッドサイズの物品が、55cm2〜135cm2の面積、0.2〜55g/cm/cmの幅方向(CD)の剛性、1.0〜55g/cm/cmの流れ方向(MD)の剛性、及び2.5〜31mmの低圧厚さを有し、
前記グリップサイズの物品が、136cm2〜230cm2の面積、0.3〜30g/cm/cmの幅方向(CD)の剛性、1.6〜50g/cm/cmの流れ方向(MD)の剛性、及び1.1〜30mmの低圧厚さを有し;
前記シートサイズの物品が、231cm2〜500cm2の面積、0.15〜10g/cm/cmの幅方向(CD)の剛性、0.18〜30g/cm/cmの流れ方向(MD)の剛性、及び0.40〜10mmの低圧厚さを有する、使い捨ての発泡性洗浄物品。
【請求項2】
少なくとも1つの層が、不織布、織布、及びこれらの組み合わせから成る群から選択される、請求項1に記載の物品
【請求項3】
少なくとも1つの層が、成形フィルム、詰め物、押出発泡体、及びこれらの組み合わせから成る群から選択される、請求項2に記載の物品。
【請求項4】
前記押出発泡体が、0.0001g/cm3〜0.25g/cm3の密度を有し、好ましくは前記押出発泡体が、ポリエチレン発泡体、ポリプロピレン発泡体、ビニル発泡体、アクリル発泡体、ポリエーテル発泡体、ポリエステル発泡体、ポリウレタン発泡体、混和性及び不混和性のポリマー並びにコポリマーのブレンド、シリコーンスポンジ発泡体、ネオプレン発泡体、ゴム発泡体、ポリオレフィン発泡体、並びにこれらの混合物から成る群から選択され、より好ましくは前記押出発泡体が、連続気泡、独立気泡、二重気泡、網状発泡体、充填発泡体、多層発泡体、及びこれらの組み合わせから成る群から選択される、請求項3に記載の物品。
【請求項5】
前記基材層が非水溶性である、請求項1に記載の物品。
【請求項6】
発泡性パーソナルケア組成物、非発泡性パーソナルケア組成物、硬質表面用組成物、及びこれらの混合物から成る群から選択される、前記物品に結合した洗浄組成物を更に含む、請求項1に記載の物品。
【請求項7】
前記発泡性パーソナルケア組成物が、2200mL〜8000mLの安定全発泡体積(を発生させ、好ましくは前記発泡性パーソナルケア組成物が少なくとも1500mLの安定瞬間発泡体積を発生させる、請求項6に記載の物品。
【請求項8】
前記発泡性パーソナルケア組成物が、前記基材の0.05重量%〜1600重量%を構成し、前記発泡性パーソナルケア組成物が、サルコシネート、サルフェート、スルホネート、イセチオネート、ホスフェート、タウレート、ラクチレート、グルタメート、石鹸、及びこれらの混合物から成る群から選択される陰イオン性界面活性剤;アミンオキシド、アルキルグルコシド、アルキルポリグルコシド、ポリヒドロキシ脂肪酸アミド、アルコキシル化脂肪酸エステル、スクロースエステル、及びこれらの混合物から成る群から選択される非イオン性界面活性剤;ベタイン、スルタイン、ヒドロキシスルタイン、アルキルイミノアセテート、イミノジアルカノエート、アミノアルカノエート、及びこれらの混合物から成る群から選択される両性界面活性剤;ポリエチレングリコール20ソルビタンモノラウレート、ポリエチレングリコール5大豆ステロール、ステアレス−20、セテアレス−20、PPG−2メチルグルコースエーテルジステアレート、セテス−10、ポリソルベート80、リン酸セチル、セチルリン酸カリウム、セチルリン酸ジエタノールアミン、ポリソルベート60、グリセリルステアレート、PEG−100ステアレート、ポリオキシエチレン20ソルビタントリオレエート、ソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレン4ラウリルエーテルステアリン酸ナトリウム、ポリグリセリル−4イソステアレート、ヘキシルラウレート、PPG−2メチルグルコースエーテルジステアレート、セテス−10、セチルリン酸ジエタノールアミン、グリセリルステアレート、PEG−100ステアレート、並びにこれらの混合物から成る群から選択される、請求項6に記載の物品。
【請求項9】
前記基材の0.05重量%〜1600重量%の有益剤を更に含み、好ましくは前記有益剤が、ビタミン、ゼオライト、ペプチド、日焼け止め活性物質、テルペンアルコール、剥脱活性物質、抗ニキビ活性物質、抗しわ活性物質、抗皮膚萎縮活性物質、酸化防止剤、フラボノイド、抗炎症剤、抗セルライト剤、局所麻酔剤、日焼け活性物質、キレート化剤、美白剤、抗菌活性物質、抗カビ活性物質、皮膚鎮静活性物質、皮膚回復活性物質、皮膚保湿活性物質、美容活性物質、及びこれらの混合物から成る群から選択される、請求項1に記載の物品。
【請求項10】
ワセリン、脂肪酸、脂肪酸のエステル、脂肪族アルコール、エトキシル化アルコール、ポリオールポリエステル、グリセリン、グリセリンモノエステル、グリセリンポリエステル、表皮及び皮脂の炭化水素、ラノリン、直鎖及び分枝鎖炭化水素、シリコーンオイル、シリコーンゴム、植物油、植物油付加体、水素添加植物油、非イオン性ポリマー、天然ワックス、合成ワックス、ポリオレフィン系グリコール、ポリオレフィン系モノエステル、ポリオレフィン系ポリエステル、コレステロール、コレステロールエステル、及びこれらの混合物から成る群から選択されるコンディショニング剤を更に含み、好ましくは前記コンディショニング剤が前記基材の0.05重量%〜1600重量%含まれる、請求項1に記載の物品。
【請求項11】
使い捨ての発泡性洗浄物品で皮膚又は毛髪を洗浄する方法であって、
(A)(i)複数個の基材層と、
(ii)洗浄組成物と
を含む使い捨ての発泡性洗浄物品を水で濡らす工程と、
(B)前記皮膚又は毛髪を前記濡らされた物品と接触させる工程とを含み、
前記物品が、皮膚又は毛髪のためのコンディショニング剤を更に含み、
前記物品が、皮膚又は毛髪のための有益剤を更に含む方法。


【公表番号】特表2007−510006(P2007−510006A)
【公表日】平成19年4月19日(2007.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−533814(P2006−533814)
【出願日】平成16年6月14日(2004.6.14)
【国際出願番号】PCT/US2004/019955
【国際公開番号】WO2004/112734
【国際公開日】平成16年12月29日(2004.12.29)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.パイレックス
【出願人】(590005058)ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー (2,280)
【Fターム(参考)】