説明

核内受容体結合剤

本発明は、新規種類の選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM)に関する。本SERM化合物は、癌、例えば前立腺癌および乳癌、骨粗しょう症、ホルモン関連疾患のぼせまたは血管運動症状、神経障害、心血管疾患ならびに肥満の予防および治療をはじめとする様々な疾患および状態の予防および/または治療に関する用途に利用することができる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iの構造、
【化79】

(式中、
Xは、CO、CS、(CH、分岐アルキル、ハロアルキル側鎖を有する分岐アルキル、ハロアルキル、C(O)(CH、SOまたはSOであり;
、RおよびRは、独立して、水素、ハロゲン、アルデヒド、COOH、CHNOH、CH=CHCOH、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシル、アルコキシ、シアノ、ニトロ、CF、NH、NHR、NHCOR、N(R)、スルホンアミド、SOR、アルキル、アリール、保護ヒドロキシル、OCHCHNR、Z−Alk−Q、Z−Alk−NR、Z−Alk−複素環もしくはOCHCH−複素環(前記複素環は、3〜7員置換もしくは非置換複素環、場合によっては芳香族である)であり、または
、RもしくはRは、そのR基が付いているベンゼン環と一緒に、構造A、
【化80】

によって表される縮合環構造を構成し、この場合、
およびRは、独立して、R、RまたはRであり;
Rは、アルキル、水素、ハロアルキル、ジハロアルキル、トリハロアルキル、CHF、CHF、CF、CFCF、アリール、フェニル、ハロゲン、アルケニル、CN、NO、またはOHであり;
およびRは、独立して、水素、フェニル、1〜6個の炭素原子のアルキル基、3〜7員シクロアルキル、3〜7員ヘテロシクロアルキル、または3〜7員ヘテロアリール基であり;
Zは、O、NH、CH、または
【化81】

であり;
Qは、SOH、COH、COR、NO、テトラゾール、SONH、またはSONHRであり;
j、k、lは、独立して、1〜5であり;
qは、1〜5であり;
Alkは、1〜7個の炭素の直鎖状アルキル、1〜7個の炭素の分岐アルキル、または3〜8個の炭素の環状アルキルであり;ならびに
Xが、(CH、COまたはC(O)(CHであり、およびRが、OCHCHNR、またはkが1であるときOCHCH−複素環である場合には、RまたはRは、水素、低級アルキル(1〜4個の炭素)、低級アルコキシ(1〜4個の炭素)、ハロゲン、ニトロおよびアミノでなく;
Xが、(CH、COまたはC(O)(CHであり、およびRが、OCHCHNR、またはlが1であるときOCHCH−複素環である場合には、RまたはRは、水素、低級アルキル(1〜4個の炭素)、低級アルコキシ(1〜4個の炭素)、ハロゲン、ニトロおよびアミノでない)
によって表される、核内受容体結合剤またはそのプロドラッグ、類似体、異性体、代謝産物、誘導体、医薬的に許容される塩、医薬品、多形体、結晶、不純物、N−オキシド、エステル、水和物もしくはこれらの任意の組み合わせ。
【請求項2】
前記3〜7員置換もしくは非置換複素環、場合によっては芳香族、が、式Bの構造、
【化82】

(式中、
Yは、CH、CH、結合、O、S、NH、NまたはNRであり;
Rは、アルキル、水素、ハロアルキル、ジハロアルキル、トリハロアルキル、CHF、CHF、CF、CFCF、アリール、フェニル、ハロゲン、アルケニル、CN、NO、またはOHであり;
Bがアリールである場合には、zは1であり;Bがシクロアルキルである場合、zは2であり;
mは、0〜4であり;
nは、0〜4であり;
この場合、mとnは同時にゼロにはなりえない)
によって表される、請求項1に記載の核内受容体結合剤(NRBA)。
【請求項3】
式Bが、置換または非置換ピペリジン、ピロリジン、モルホリンまたはピペラジンである、請求項2に記載の核内受容体結合剤(NRBA)。
【請求項4】
前記医薬的に許容される塩が、HCl塩である、請求項1に記載の核内受容体結合剤(NRBA)。
【請求項5】
式Iの構造、
【化83】

(式中、
Xは、CS、分岐アルキル、ハロアルキル側鎖を有する分岐アルキル、ハロアルキル、SOまたはSOであり;
、RおよびRは、独立して、水素、ハロゲン、アルデヒド、COOH、CHNOH、CH=CHCOH、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシル、アルコキシ、シアノ、ニトロ、CF、NH、NHR、NHCOR、N(R)、スルホンアミド、SOR、アルキル、アリール、保護ヒドロキシル、OCHCHNR、Z(CHQ、Z−Alk−NR、Z−Alk−複素環もしくはOCHCH−複素環(前記複素環は、3〜7員置換もしくは非置換複素環、場合によっては芳香族である)であり;または
、RもしくはRは、そのR基が付いているベンゼン環と一緒に、構造A、
【化84】

によって表される縮合環構造を構成し、この場合、
およびRは、独立して、R、RまたはRであり;
Rは、アルキル、水素、ハロアルキル、ジハロアルキル、トリハロアルキル、CHF、CHF、CF、CFCF、アリール、フェニル、ハロゲン、アルケニル、CN、NO、またはOHであり;
およびRは、独立して、水素、フェニル、1〜6個の炭素原子のアルキル基、3〜7員シクロアルキル、3〜7員ヘテロシクロアルキル、または3〜7員ヘテロアリール基であり;
Zは、O、NH、CH、または
【化85】

であり;
Qは、SOH、COH、COR、NO、テトラゾール、SONH、またはSONHRであり;
j、k、lは、独立して、1〜5であり;
qは、1〜5であり;
Alkは、1〜7個の炭素の直鎖状アルキル、1〜7個の炭素の分岐アルキル、または3〜8個の炭素の環状アルキルである)
によって表される、請求項1に記載の核内受容体結合剤(NRBA)またはそのプロドラッグ、類似体、異性体、代謝産物、誘導体、医薬的に許容される塩、医薬品、多形体、結晶、不純物、N−オキシド、エステル、水和物もしくはこれらの任意の組み合わせ。
【請求項6】
前記3〜7員置換もしくは非置換複素環、場合によっては芳香族、が、式Bの構造、
【化86】

(式中、
Yは、CH、CH、結合、O、S、NH、NまたはNRであり;
Rは、アルキル、水素、ハロアルキル、ジハロアルキル、トリハロアルキル、CHF、CHF、CF、CFCF、アリール、フェニル、ハロゲン、アルケニル、CN、NO、またはOHであり;
Bがアリールである場合には、zは1であり;Bがシクロアルキルである場合、zは2であり;
mは、0〜4であり;
nは、0〜4であり;
この場合、mとnは同時にゼロにはなりえない)
によって表される、請求項5に記載の核内受容体結合剤(NRBA)。
【請求項7】
式Bが、置換または非置換ピペリジン、ピロリジン、モルホリンまたはピペラジンである、請求項5に記載の核内受容体結合剤(NRBA)。
【請求項8】
前記医薬的に許容される塩が、HCl塩である、請求項5に記載の核内受容体結合剤(NRBA)。
【請求項9】
式IIの構造、
【化87】

(式中、
Xは、CO、CS、(CH、分岐アルキル、ハロアルキル側鎖を有する分岐アルキル、ハロアルキル、C(O)(CH、SOまたはSOであり;
、RおよびRは、独立して、水素、アルデヒド、COOH、CHNOH、CH=CHCOH、ヒドロキシアルキル、ハロゲン、ヒドロキシル、アルコキシ、シアノ、ニトロ、CF、NH、NHR、NHCOR、N(R)、スルホンアミド、SOR、アルキル、アリール、保護ヒドロキシル、OCHCHNR、Z−Alk−Q、Z−Alk−NR、Z−Alk−複素環もしくはOCHCH−複素環(前記複素環は、3〜7員置換もしくは非置換複素環、場合によっては芳香族である)であり、または
、RもしくはRは、そのR基が付いているベンゼン環と一緒に、構造A、
【化88】

によって表される縮合環構造を構成し、この場合、
およびRは、独立して、R、RまたはRであり;
Rは、アルキル、水素、ハロアルキル、ジハロアルキル、トリハロアルキル、CHF、CHF、CF、CFCF、アリール、フェニル、ハロゲン、アルケニル、CN、NO、またはOHであり;
およびRは、独立して、水素、フェニル、1〜6個の炭素原子のアルキル基、3〜7員シクロアルキル、3〜7員ヘテロシクロアルキル、または3〜7員ヘテロアリール基であり;
Zは、O、NH、CH、または
【化89】

であり;
Qは、SOH、COH、COR、NO、テトラゾール、SONH、またはSONHRであり;
qは、1〜5であり;
Alkは、1〜7個の炭素の直鎖状アルキル、1〜7個の炭素の分岐アルキル、または3〜8個の炭素の環状アルキルであり;ならびに
Xが、(CH、COまたはC(O)(CHであり、およびRが、OCHCHNR、またはOCHCH−複素環である場合には、RまたはRは、水素、低級アルキル(1〜4個の炭素)、低級アルコキシ(1〜4個の炭素)、ハロゲン、ニトロおよびアミノでなく;
Xが、(CH、COまたはC(O)(CHであり、およびRが、OCHCHNR、またはOCHCH−複素環である場合には、RまたはRは、水素、低級アルキル(1〜4個の炭素)、低級アルコキシ(1〜4個の炭素)、ハロゲン、ニトロおよびアミノでない)
によって表される、請求項1に記載の核内受容体結合剤(NRBA)化合物またはそのプロドラッグ、類似体、異性体、代謝産物、誘導体、医薬的に許容される塩、医薬品、多形体、結晶、不純物、N−オキシド、エステル、水和物もしくはこれらの任意の組み合わせ。
【請求項10】
前記3〜7員置換もしくは非置換複素環、場合によっては芳香族、が、式Bの構造、
【化90】

(式中、
Yは、CH、CH、結合、O、S、NH、NまたはNRであり;
Rは、アルキル、水素、ハロアルキル、ジハロアルキル、トリハロアルキル、CHF、CHF、CF、CFCF、アリール、フェニル、ハロゲン、アルケニル、CN、NO、またはOHであり;
Bがアリールである場合には、zは1であり;Bがシクロアルキルである場合、zは2であり;
mは、0〜4であり;
nは、0〜4であり;
この場合、mとnは同時にゼロにはなりえない)
によって表される、請求項8に記載の核内受容体結合剤(NRBA)化合物。
【請求項11】
式Bが、置換または非置換ピペリジン、ピロリジン、モルホリンまたはピペラジンである、請求項10に記載の核内受容体結合剤(NRBA)。
【請求項12】
前記医薬的に許容される塩が、HCl塩である、請求項9に記載の核内受容体結合剤(NRBA)。
【請求項13】
式IIの構造、
【化91】

(式中、
Xは、CS、分岐アルキル、ハロアルキル側鎖を有する分岐アルキル、ハロアルキル、SOまたはSOであり;
、RおよびRは、独立して、水素、アルデヒド、COOH、CHNOH、CH=CHCOH、ヒドロキシアルキル、ハロゲン、ヒドロキシル、アルコキシ、シアノ、ニトロ、CF、NH、NHR、NHCOR、N(R)、スルホンアミド、SOR、アルキル、アリール、保護ヒドロキシル、OCHCHNR、Z−Alk−Q、Z−Alk−NR、Z−Alk−複素環もしくはOCHCH−複素環(前記複素環は、3〜7員置換もしくは非置換複素環、場合によっては芳香族である)であり;または
、RもしくはRは、そのR基が付いているベンゼン環と一緒に、構造A、
【化92】

によって表される縮合環構造を構成し、この場合、
およびRは、独立して、R、RまたはRであり;
Rは、アルキル、水素、ハロアルキル、ジハロアルキル、トリハロアルキル、CHF、CHF、CF、CFCF、アリール、フェニル、ハロゲン、アルケニル、CN、NO、またはOHであり;
およびRは、独立して、水素、フェニル、1〜6個の炭素原子のアルキル基、3〜7員シクロアルキル、3〜7員ヘテロシクロアルキル、または3〜7員ヘテロアリール基であり;
Zは、O、NH、CH、または
【化93】

であり;
Qは、SOH、COH、COR、NO、テトラゾール、SONH、またはSONHRであり;
Alkは、1〜7個の炭素の直鎖状アルキル、1〜7個の炭素の分岐アルキル、または3〜8個の炭素の環状アルキルである)
によって表される、請求項1に記載の核内受容体結合剤(NRBA)またはそのプロドラッグ、類似体、異性体、代謝産物、誘導体、医薬的に許容される塩、医薬品、多形体、結晶、不純物、N−オキシド、エステル、水和物もしくはこれらの任意の組み合わせ。
【請求項14】
前記3〜7員置換もしくは非置換複素環、場合によっては芳香族、が、式Bの構造、
【化94】

(式中、
Yは、CH、CH、結合、O、S、NH、NまたはNRであり;
Rは、アルキル、水素、CN、NO、ハロアルキル、ジハロアルキル、トリハロアルキル、CHF、CHF、CF、CFCF、アリール、フェニル、ハロゲン、アルケニルまたはOHであり;
Bがアリールである場合には、zは1であり;Bがシクロアルキルである場合、zは2であり;
mは、0〜4であり;
nは、0〜4であり;
この場合、mとnは同時にゼロにはなりえない)
によって表される、請求項13に記載の核内受容体結合剤(NRBA)。
【請求項15】
式Bが、置換または非置換ピペリジン、ピロリジン、モルホリンまたはピペラジンである、請求項14に記載の核内受容体結合剤(NRBA)。
【請求項16】
前記医薬的に許容される塩が、HCl塩である、請求項13に記載の核内受容体結合剤(NRBA)。
【請求項17】
式VIIの構造、
【化95】

(式中、
Xは、CS、(CH、分岐アルキル、ハロアルキル側鎖を有する分岐アルキル、ハロアルキル、C(O)(CH、SOまたはSOであり;または
Xは、COであり、およびOHは、メタまたはオルトである)
によって表される、請求項1に記載の核内受容体結合剤(NRBA)またはそのプロドラッグ、類似体、異性体、代謝産物、誘導体、医薬的に許容される塩、医薬品、多形体、結晶、不純物、N−オキシド、エステル、水和物もしくはこれらの任意の組み合わせ。
【請求項18】
式VIIIの構造、
【化96】

(式中、
Xは、CO、CS、(CH、分岐アルキル、ハロアルキル側鎖を有する分岐アルキル、ハロアルキル、C(O)(CH、SOまたはSOであり;および
Xが、COである場合、ヒドロキシルは、パラ位にはない)
によって表される、請求項1に記載の選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM)化合物またはそのプロドラッグ、類似体、異性体、代謝産物、誘導体、医薬的に許容される塩、医薬品、多形体、結晶、不純物、N−オキシド、エステル、水和物もしくはこれらの任意の組み合わせ。
【請求項19】
式IXの構造、
【化97】

(式中、
Xは、CO、CS、(CH、分岐アルキル、ハロアルキル側鎖を有する分岐アルキル、ハロアルキル、C(O)(CH、SOまたはSOであり;
およびRは、独立して、水素、フェニル、1〜6個の炭素原子のアルキル基、3〜7員シクロアルキル、3〜7員ヘテロシクロアルキル、または3〜7員ヘテロアリール基であり;またはRおよびRは、窒素原子と一緒に、3〜7複素環、場合によっては芳香族、を形成し、これは式Bの構造、
【化98】

によって表され、
この式中、Yは、CH、CH、結合、O、S、NH、NまたはNRであり;
Bがアリールである場合には、zは1であり;Bがシクロアルキルである場合、zは2であり;
mは、0〜4であり;
nは、0〜4であり;
この場合、mとnは同時にゼロにはなりえず;
qは、1〜5であり;
pは、1〜4であり;
Rは、アルキル、水素、ハロアルキル、ジハロアルキル、トリハロアルキル、CHF、CHF、CF、CFCF、アリール、フェニル、ハロゲン、アルケニル、CN、NO、またはOHである)
によって表される、請求項1に記載の核内受容体結合化合物またはそのプロドラッグ、類似体、異性体、代謝産物、誘導体、医薬的に許容される塩、医薬品、多形体、結晶、不純物、N−オキシド、エステル、水和物もしくはこれらの任意の組み合わせ。
【請求項20】
式Bが、ピペリジン、ピロリジン、モルホリンまたはピペラジンである、請求項19に記載の核内受容体結合剤(NRBA)。
【請求項21】
前記医薬的に許容される塩が、HCl塩である、請求項19に記載の核内受容体結合剤(NRBA)。
【請求項22】
前記化合物が、選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM)である、請求項1に記載の核内受容体結合剤(NRBA)。
【請求項23】
前記化合物が、
4−メトキシ−N,N−ビス−(4−メトキシフェニル)−ベンズアミド(2a);
3−メトキシ−N,N−ビス−(4−メトキシフェニル)−ベンズアミド(2b);
4−メトキシ−N−(4−メトキシフェニル)−N−(3−メトキシフェニル)−ベンズアミド(2c);
N,N−ビス−(4−メトキシフェニル)−ベンズアミド(2d);
4−メトキシ−N,N−ジフェニル−ベンズアミド(2e);
3−メトキシ−N,N−ジフェニル−ベンズアミド(2f);
N,N−ジフェニル−ベンズアミド(2g);
N−(4−メトキシフェニル)−N−フェニル−ベンズアミド(2h);
N−(3−メトキシフェニル)−N−フェニル−ベンズアミド(2i);
4−メトキシ−N−(4−メトキシフェニル)−N−フェニル−ベンズアミド(2j);
4−メトキシ−N−(3−メトキシフェニル)−N−フェニル−ベンズアミド(2k);
N,N−ビス(4−メトキシフェニル)−4−フルオロベンズアミド(2l);
4−メトキシ−N,N−ジフェニル−スルホンアミド(2m);
4−メトキシ−N−(4−メトキシフェニル)−N−(4−フルオロフェニル)−ベンズアミド(2n);
4−メトキシ−N−(4−メトキシフェニル)−N−(1−ナフチル)−ベンズアミド(2o);
N−(4−メトキシフェニル)−N−(4−ベンジルオキシフェニル)−1−ナフチルアミド(2p);
4−クロロ−N−(4−メトキシフェニル)−N−(4−ベンジルオキシフェニル)−ベンズアミド(2q);
4−シアノ−N−(4−メトキシフェニル)−N−(4−ベンジルオキシフェニル)−ベンズアミド(2r);
N−(4−メトキシフェニル)−N−(4−ベンジルオキシフェニル)−2−ナフチルアミド(2s);
4−(ベンジルオキシ)−N−[4−(ベンジルオキシ)フェニル]−N−(4−メトキシフェニル)ベンズアミド(2t);
N−[4−(ベンジルオキシ)フェニル]−4−メトキシ−N−(4−メトキシフェニル)ベンズアミド(2u);
N−[4−(ベンジルオキシ)フェニル]−N−ビフェニル−4−イル−4−メトキシベンズアミド(2v);
4−シアノ−N−(4−メトキシフェニル)−N−フェニルベンズアミド(2w);
3−メトキシ−N−(4−メトキシフェニル)−N−フェニルベンズアミド(2x);
4−シアノ−N−(3−メトキシフェニル)−N−フェニルベンズアミド(2y);
4−シアノ−N,N−ジフェニルベンズアミド(2z);
N,N−ビス(4−メトキシフェニル)−ベンズアミド(2d);
N,N−ジフェニル−ベンズアミド(2g);
N−(4−メトキシフェニル)−N−フェニル−ベンズアミド(2h);
N−(3−メトキシフェニル)−N−フェニル−ベンズアミド(2i);
4−メトキシ−N−(4−メトキシフェニル)−N−フェニル−ベンズアミド(2j);
4−メトキシ−N−(3−メトキシフェニル)−N−フェニル−ベンズアミド(2k);
4−シアノ−N−(4−メトキシフェニル)−N−フェニルベンズアミド(2w);
4−シアノ−N−(3−メトキシフェニル)−N−フェニルベンズアミド(2y);
4−シアノ−N,N−ジフェニルベンズアミド(2z);
4−ヒドロキシ−N,N−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−ベンズアミド(3a);
3−ヒドロキシ−N−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−ベンズアミド(3b);
4−ヒドロキシ−N−(4−ヒドロキシフェニル)−N−(3−ヒドロキシフェニル)−ベンズアミド(3c);
N,N−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−ベンズアミド(3d);
4−ヒドロキシ−N,N−ジフェニル−ベンズアミド(3e);
3−ヒドロキシ−N,N−ジフェニル−ベンズアミド(3f);
N−(4−ヒドロキシフェニル)−N−フェニル−ベンズアミド(3g);
N−(3−ヒドロキシフェニル)−N−フェニル−ベンズアミド(3h);
4−ヒドロキシ−N−(4−ヒドロキシフェニル)−N−フェニル−ベンズアミド(3i);
4−ヒドロキシ−N−(3−ヒドロキシフェニル)−N−フェニル−ベンズアミド(3j);
N,N−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−フルオロベンズアミド(3k);
4−ヒドロキシ−N,N−ジフェニル−フェニル−スルホンアミド(3l);
4−ヒドロキシ−N−(4−ヒドロキシフェニル)−N−(フルオロフェニル)−ベンズアミド(3m);
N,N−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−ナフチルアミド(3n);
4−ヒドロキシ−N−(1−ナフチル)−N−(4−ヒドロキシフェニル)−ベンズアミド(3o);
4−シアノ−N,N−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ベンズアミド(3p);
3−シアノ−N,N−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ベンズアミド(3q);
N,N−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−2−ナフチルアミド(3r);
4−シアノ−N−[4−(2−ピペリジン−1−イルエトキシ)−フェニル]−N−(4−ヒドロキシフェニル)−ベンズアミド(3s);
3−クロロ−N−[4−(2−ピペリジン−1−イルエトキシ)−フェニル]−N−(4−ヒドロキシフェニル)−ベンズアミド(3t);
N−ビフェニル−4−イル−N−(4−ヒドロキシフェニル)−4−メトキシベンズアミド(3u);
N−ビフェニル−4−イル−4−ヒドロキシ−N−(4−ヒドロキシフェニル)−ベンズアミド(3v);
4−ヒドロキシ−N−(4−ヒドロキシフェニル)−N−[4−(2−ピペリジン−1−イルエトキシ)フェニル]−ベンズアミド(3w);
3−ヒドロキシ−N−(4−ヒドロキシフェニル)−N−フェニル−ベンズアミド(3x);
N−ビフェニル−4−イル−4−ヒドロキシ−N−[4−(2−ピペリジン−1−イルエトキシ)フェニル]−ベンズアミド(3y);
N−(4−ヒドロキシフェニル)−N−[4−(2−ピペリジン−1−イルエトキシ)−フェニル]−ベンズアミド(4a);
塩酸N,N−ジフェニル−[3−(2−ピペリジニルエトキシ)]−ベンズアミド(4c);
塩酸N−(4−ヒドロキシフェニル)−N−フェニル−[4−(2−ピペリジン−1−イルエトキシ)]−ベンズアミド(4e);
塩酸N,N−ジフェニル−ビス[4−(2−ピペリジシ−1−イルエトキシ)−フェニル]−スルホンアミド(4f);
N−(4−フルオロフェニル)−N−[4−ヒドロキシフェニル]−[4−(2−ピペリジン−1−イルエトキシ)]−ベンズアミド(4g);
塩酸N−(4−ヒドロキシフェニル)−N−[4−(2−ピペリジン−1−イルエトキシ)−フェニル]−4−フルオロ−ベンズアミド(4h);
3−(2−ピペリジン−1−イルエトキシ)−N,N−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ベンズアミド(4i);
4−シアノ−N−[4−(2−ピペリジン−1−イルエトキシ)−フェニル]−N−(4−メトキシフェニル)−ベンズアミド(4j);
4−クロロ−N−[4−(2−ピペリジン−1−イルエトキシ)−フェニル]−N−(4−メトキシフェニル)−ベンズアミド(4k);
4−シアノ−N−[4−(2−ピペリジン−1−イルエトキシ)−フェニル]−N−(4−ヒドロキシフェニル)−ベンズアミド(4l);
N−ビフェニル−4−イル−N−(4−ヒドロキシフェニル)−4−(2−ピペリジン−1−イルエトキシ)−ベンズアミド(4o);
N−(4−ヒドロキシフェニル)−N−フェニル−3−(2−ピペリジン−1−イルエトキシ)−ベンズアミド(4q);
二塩酸N−(4−フルオロフェニル)−N−[4−(2−ピペリジン−1−イルエトキシ)−フェニル]−[4−(2−ピペリジン−1−イルエトキシ)]−ベンズアミド(4r);
二塩酸N,N−ビス[4−(2−ピペリジン−1−イルエトキシ)−フェニル]−4−フルオロ−ベンズアミド(4s);
二塩酸N,N−ビス[4−(2−ピペリジン−1−イルエトキシ)−フェニル]−ベンズアミド(4t);
二塩酸N−[4−(2−ピペリジン−1−イルエトキシ)−フェニル]−N−フェニル−[4−(2−ピペリジン−1−イルエトキシ)]−ベンズアミド(4u);
4−クロロ−N−[4−ヒドロキシフェニル]−N−(4−メトキシフェニル)−ベンズアミド(5a);
4−シアノ−N−[4−ヒドロキシフェニル]−N−(4−メトキシフェニル)−ベンズアミド(5b);
3−クロロ−N−[4−ヒドロキシフェニル]−N−(4−メトキシフェニル)−ベンズアミド(5c);
4−ヒドロキシ−N−(4−ヒドロキシフェニル)−N−(4−メトキシフェニル)−ベンズアミド(5d);
N−(4−ヒドロキシフェニル)−4−メトキシ−N−(4−メトキシフェニル)−ベンズアミド(5e);
4−シアノ−N−(4−ヒドロキシフェニル)−N−フェニルベンズアミド(10a);
N−(ビフェニル−4−イル)−4−シアノ−N−(4−メトキシフェニル)−ベンズアミド(10b);
N,N−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ビフェニル−4−カルボキサミド(10c);
N,N−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,4−ジメチルベンズアミド(10d);
N−(ビフェニル−4−イル)−4−シアノ−N−(4−ヒドロキシフェニル)−ベンズアミド(10e);
N,N−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−プロピルベンズアミド(10l);
3,4−ジヒドロキシ−N,N−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ベンズアミド(10m);
N−(4−ヒドロキシフェニル)−N−(4−(2−(ピペリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−4−プロピルベンズアミド(10o);
N−(4−ヒドロキシフェニル)−2,3−ジメチル−N−(4−(2−(ピペリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−ベンズアミド(10p);
N,N−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−2,4−ジメチルベンズアミド(10q);
N,N−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,5−ジメチルベンズアミド(10r);
N,N−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−メチルベンズアミド(10s);
4,4’−(2,3−ジメチルベンジルアザンジイル)ジフェノール(10t);
4−ホルミル−N,N−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ベンズアミド(10u);
N−シクロへキシル−4−ヒドロキシ−N−(4−ヒドロキシフェニル)ベンズアミド(10w);
4−((4−フルオロフェニル)(4−ヒドロキシベンジル)アミノ)フェノール(10x);
N−(4−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)フェニル)−N−(4−ヒドロキシフェニル)ベンズアミド(10y);
3−シアノ−N−(4−ヒドロキシフェニル)−N−(4−(2−(ピペリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)ベンズアミド(10z);
N−(4−ヒドロキシフェニル)−N−(4−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)ベンズアミド(11a);
N,N−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ベンズアミド(11b);
N−(4−ヒドロキシフェニル)−N−(4−(2−(ピペリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−4−(トリフルオロメチル)ベンズアミド(11c);
N,N−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−ニトロベンズアミド(11d);
3−フルオロ−N,N−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ベンズアミド(11e);
N−(4−ヒドロキシフェニル)−N−(4−(2−(ピペリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−1−ナフタミド(11f);
3−フルオロ−N−(4−ヒドロキシフェニル)−N−(4−(2−(ピペリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)ベンズアミド(11g);
N−(4−ヒドロキシフェニル)−4−ニトロ−N−(4−(2−(ピペリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)ベンズアミド(11h);
N,N−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−メトキシ−1−ナフタミド(11i);
N−(4−ヒドロキシフェニル)−N−(4−(2−(ピペリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−2−ナフタミド(11j);
2−ヒドロキシ−N,N,2−トリス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンアミド(11k);
4−((ヒドロキシイミノ)メチル)−N,N−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ベンズアミド(11l);
N−(4−ヒドロキシフェニル)−2,4−ジメチル−N−(4−(2−(ピペリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)ベンズアミド(11m);
N−(4−ヒドロキシフェニル)−3,5−ジメチル−N−(4−(2−(ピペリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)ベンズアミド(11n);
4−((2,3−ジメチルベンジル)(4−(2−(ピペリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)アミノ)フェノール(11o);
N,N−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−ペンチルベンズアミド(11p);
N−(4−ヒドロキシフェニル)−4−ペンチル−N−(4−(2−(ピペリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)ベンズアミド(11q);
4−t−ブチル−N,N−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ベンズアミド(11r);
4−t−ブチル−N−(4−ヒドロキシフェニル)−N−(4−(2−(ピペリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)ベンズアミド(11s);
3−{4−[ビス(4−ヒドロキシ−フェニル)−カルバモイル]−フェニル}−アクリル酸(11t);
3−{4−[ビス(4−ヒドロキシ−フェニル)−カルバモイル]−フェニル}−プロピオン酸(11u);
N,N−ビス−(4−ヒドロキシ−フェニル)−4−(3−ヒドロキシ−プロピル)−ベンズアミド(11v);
N−(4−ヒドロキシフェニル)−4−(3−ヒドロキシプロピル)−N−(4−メトキシフェニル)−ベンズアミド(11w);
N−(4−ヒドロキシフェニル)−4−メチル−N−(4−(2−(ピペリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)ベンズアミド(11z);またはこれらの任意の組み合わせである、請求項1に記載の核内受容体結合剤(NRBA)。
【請求項24】
前記化合物が、選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM)である、請求項23に記載の核内受容体結合剤(NRBA)。
【請求項25】
エストロゲン受容体をSERMと接触させる段階を含む、請求項1に記載の核内受容体結合剤(NRBA)をエストロゲン受容体またはエストロゲン関連受容体に結合させる方法。
【請求項26】
請求項1に記載の核内受容体結合剤(NRBA)および適する担体または希釈剤を含む組成物。
【請求項27】
請求項1に記載の核内受容体結合剤(NRBA)を含む組成物を被験者に投与することを含む、被験者の骨粗しょう症を治療する、予防するまたは骨粗しょう症の重症度を低下させる方法。
【請求項28】
前記NRBA化合物が、ER−αリガンドである、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
請求項1に記載の核内受容体結合剤(NRBA)を含む組成物を被験者に投与することを含む、被験者の心血管疾患を治療する、予防する、または該疾患によって死亡する危険を減少させる方法。
【請求項30】
前記核内受容体結合剤(NRBA)が、ER−βリガンドである、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
請求項1に記載の核内受容体結合剤(NRBA)を含む医薬組成物を被験者に投与することを含む、被験者の脂質プロフィールを改善する方法。
【請求項32】
請求項1に記載の核内受容体結合剤(NRBA)を含む医薬組成物を、これを必要とする前立腺癌を患う男性被験者に投与することを含む、前立腺癌を患う男性のアンドロゲン枯渇誘発骨粗しょう症、骨折および/または骨塩量密度(BMD)減少の発生率を低下させる、該骨粗しょう症、骨折および/または骨塩量密度(BMD)減少を抑止する、抑制するまたは治療する方法。
【請求項33】
前記核内受容体結合剤(NRBA)が、ER−αリガンドである、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
請求項1に記載の核内受容体結合剤(NRBA)を含む医薬組成物を女性閉経期被験者に投与することを含む、女性被験者の閉経に関連した症状および/または臨床的併発症を改善する方法。
【請求項35】
前記核内受容体結合剤(NRBA)が、ER−αリガンドである、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
請求項1に記載の核内受容体結合剤(NRBA)を含む医薬組成物を被験者に投与することを含む、被験者のアルツハイマー病を治療する、予防する、またはアルツハイマー病の重症度を低下させる方法。
【請求項37】
前記核内受容体結合剤(NRBA)が、ER−αまたはER−βリガンドである、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
請求項1に記載の核内受容体結合剤(NRBA)を含む医薬組成物を被験者に投与することを含む、前立腺癌を患う男性被験者ののぼせ、女性化乳房、および/もしくは脱毛症を治療する、予防する、抑制する、抑止する、またはのぼせ、女性化乳房、および/もしくは脱毛症の発生率を低下させる方法。
【請求項39】
前記核内受容体結合剤(NRBA)化合物が、ER−αまたはER−βリガンドである、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
請求項1に記載の核内受容体結合剤(NRBA)化合物を含む医薬組成物を被験者に投与することを含む、被験者の前立腺癌を治療する、抑制する、抑止する、または前立腺癌の発現リスクを低下させる方法。
【請求項41】
前記核内受容体結合剤(NRBA)化合物が、ER−αリガンドまたはER−βリガンドである、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
請求項1に記載の核内受容体結合剤(NRBA)を含む医薬組成物を被験者に投与することを含む、被験者の前立腺癌病変の前癌性前駆状態を治療する、抑制する、抑止する、または該前駆状態の量を減少させる方法。
【請求項43】
前記核内受容体結合剤(NRBA)化合物が、ER−αリガンドまたはER−βリガンドである、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
前記前立腺癌の前癌性前駆状態が、前立腺上皮内腫瘍(PIN)である、請求項42に記載の方法。
【請求項45】
請求項1に記載の核内受容体結合剤(NRBA)を含む医薬組成物を被験者に投与し、それによって、被験者の炎症を治療する、予防する、抑止するまたは炎症の発生率を低下させることを含む、被験者の炎症を治療する、予防する、抑止するまたは炎症の発生率を低下させる方法。
【請求項46】
前記核内受容体結合剤(NRBA)化合物が、ER−βリガンドである、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
請求項1に記載の核内受容体結合剤(NRBA)を含む医薬組成物を被験者に投与することを含む、被験者の乳癌を治療する、予防する、抑止する、または乳癌のリスクを低下させる方法。
【請求項48】
前記核内受容体結合剤(NRBA)化合物が、ER−αリガンドである、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
請求項1に記載の核内受容体結合剤(NRBA)化合物を含む医薬組成物を被験者に投与することを含む、被験者の子宮内膜癌を治療する、予防する、抑止する、または子宮内膜癌のリスクを低下させる方法。
【請求項50】
前記核内受容体結合剤(NRBA)化合物が、ER−αリガンドである、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
請求項1に記載の核内受容体結合剤(NRBA)を含む医薬組成物を被験者に投与することを含む、被験者の膀胱癌を治療する、予防する、抑止する、または膀胱癌のリスクを低下させる方法。
【請求項52】
請求項1に記載の核内受容体結合剤(NRBA)を含む医薬組成物を被験者に投与することを含む、被験者の大腸癌を治療する、予防する、抑止する、または大腸癌のリスクを低下させる方法。
【請求項53】
前記核内受容体結合剤(NRBA)が、ER−βリガンドである、請求項52に記載の方法。
【請求項54】
請求項1に記載の核内受容体結合剤(NRBA)を含む医薬組成物を被験者に投与することを含む、被験者の白血病を治療する、予防する、抑止する、または白血病のリスクを低下させる方法。
【請求項55】
前記核内受容体結合剤(NRBA)化合物が、ER−βリガンドである、請求項54に記載の方法。
【請求項56】
式IIIの構造、
【化99】

(式中、
Aは、
【化100】

から選択される環であり;
Bは、
【化101】

から選択される環であり;
Cは、
【化102】

から選択される環であり;
Xは、CO、CS、(CH、分岐アルキル、ハロアルキル側鎖を有する分岐アルキル、ハロアルキル、C(O)(CH、SOまたはSOであり;
およびWは、独立して、水素、ハロゲン、アルデヒド、COOH、CHNOH、CH=CHCOH、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシル、アルコキシ、シアノ、ニトロ、CF、NH、NHR、NHCOR、N(R)、スルホンアミド、SOR、アルキル、アリール、保護ヒドロキシル、OCHCHNR、Z−Alk−Q、Z−Alk−NR、Z−Alk−複素環またはOCHCH−複素環(前記複素環は、3〜7員置換または非置換複素環、場合によっては芳香族である)であり;
Rは、アルキル、水素、ハロアルキル、ジハロアルキル、トリハロアルキル、CHF、CHF、CF、CFCF、アリール、フェニル、ハロゲン、アルケニル、CN、NO、またはOHであり;
およびRは、独立して、水素、フェニル、1〜6個の炭素原子のアルキル基、3〜7員シクロアルキル、3〜7員ヘテロシクロアルキル、または3〜7員ヘテロアリール基であり;
Zは、O、NH、CH、または
【化103】

であり;
Qは、SOH、COH、COR、NO、テトラゾール、SONH、またはSONHRであり;
nは、0〜5であり;
qは、1〜5であり;
Alkは、1〜7個の炭素の直鎖状アルキル、1〜7個の炭素の分岐アルキル、または3〜8個の炭素の環状アルキルであり;および
A、BおよびCは、同時にベンゼン環にはなりえず;ならびに
Xが、(CH、COまたはC(O)(CHであり、Aが、ピリジル環であり、BおよびCが、フェニル環であり、ならびにCが、OCHCHNR、またはOCHCH−複素環で置換されている場合には、AまたはBは、水素、低級アルキル(1〜4個の炭素)、低級アルコキシ(1〜4個の炭素)、ハロゲン、ニトロおよびアミノで置換されておらず;
Xが、(CH、COまたはC(O)(CHであり、Aが、ピリジル環であり、BおよびCが、フェニル環であり、ならびにBが、OCHCHNR、またはOCHCH−複素環で置換されている場合には、AまたはCは、水素、低級アルキル(1〜4個の炭素)、低級アルコキシ(1〜4個の炭素)、ハロゲン、ニトロおよびアミノで置換されていない)
によって表される、核内受容体結合剤(NRBA)またはそのプロドラッグ、類似体、異性体、代謝産物、誘導体、医薬的に許容される塩、医薬品、多形体、結晶、不純物、N−オキシド、エステル、水和物もしくはこれらの任意の組み合わせ。
【請求項57】
前記3〜7員置換もしくは非置換複素環、場合によっては芳香族、が、式Bの構造、
【化104】

(式中、
Yは、CH、CH、結合、O、S、NH、NまたはNRであり;
Rは、アルキル、水素、ハロアルキル、ジハロアルキル、トリハロアルキル、CHF、CHF、CF、CFCF、アリール、フェニル、ハロゲン、アルケニル、CN、NO、またはOHであり;
Bがアリールである場合には、zは1であり;Bがシクロアルキルである場合、zは2であり;
mは、0〜4であり;
nは、0〜4であり;
この場合、mとnは同時にゼロにはなりえない)
によって表される、請求項56に記載の核内受容体結合剤(NRBA)。
【請求項58】
式Bが、置換または非置換ピペリジン、ピロリジン、モルホリンまたはピペラジンである、請求項57に記載の核内受容体結合剤(NRBA)。
【請求項59】
前記医薬的に許容される塩が、HCl塩である、請求項56に記載の核内受容体結合剤(NRBA)。
【請求項60】
前記化合物が、選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM)である、請求項56に記載の核内受容体結合剤(NRBA)。
【請求項61】
前記化合物が、
シクロヘキサン−カルボン酸ビス(4−ヒドロキシフェニル)−アミド(8b);
N,N−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−イソニコチン−アミド(11aa);
N−(4−ヒドロキシフェニル)−N−(4−(2−(ピペリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−イソニコチンアミド(11ab);または
これらの任意の組み合わせ
である、請求項56に記載の核内受容体結合剤(NRBA)。
【請求項62】
前記化合物が、選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM)である、請求項61に記載の核内受容体結合剤(NRBA)。
【請求項63】
エストロゲン受容体を前記SERMと接触させる段階を含む、請求項56に記載の核内受容体結合剤(NRBA)をエストロゲン受容体またはエストロゲン関連受容体に結合させる方法。
【請求項64】
請求項63に記載の核内受容体結合剤(NRBA)および適する担体または希釈剤を含む組成物。
【請求項65】
請求項56に記載の核内受容体結合剤(NRBA)を含む組成物を被験者に投与することを含む、被験者の骨粗しょう症を治療する、予防するまたは骨粗しょう症の重症度を低下させる方法。
【請求項66】
前記NRBA化合物が、ER−αリガンドである、請求項65に記載の方法。
【請求項67】
請求項56に記載の核内受容体結合剤(NRBA)化合物を含む組成物を被験者に投与することを含む、被験者の心血管疾患を治療する、予防する、または該疾患によって死亡する危険を減少させる方法。
【請求項68】
前記核内受容体結合剤(NRBA)が、ER−βリガンドである、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
請求項56に記載の核内受容体結合剤(NRBA)を含む医薬組成物を被験者に投与することを含む、被験者の脂質プロフィールを改善する方法。
【請求項70】
請求項56に記載の核内受容体結合剤(NRBA)を含む医薬組成物を、これを必要とする前立腺癌を患う男性被験者に投与することを含む、前立腺癌を患う男性のアンドロゲン枯渇誘発骨粗しょう症、骨折および/または骨塩密度(BMD)減少の発生率を低下させる、該骨粗しょう症、骨折および/または骨塩密度(BMD)減少を抑止する、抑制するまたは治療する方法。
【請求項71】
前記核内受容体結合剤(NRBA)が、ER−αリガンドである、請求項70に記載の方法。
【請求項72】
請求項56に記載の核内受容体結合剤(NRBA)を含む医薬組成物を女性閉経期被験者に投与することを含む、女性被験者の閉経に関連した症状および/または臨床的併発症を改善する方法。
【請求項73】
前記核内受容体結合剤(NRBA)が、ER−αリガンドである、請求項72に記載の方法。
【請求項74】
請求項56に記載の核内受容体結合剤(NRBA)を含む医薬組成物を被験者に投与することを含む、被験者のアルツハイマー病を治療する、予防する、またはアルツハイマー病の重症度を低下させる方法。
【請求項75】
前記核内受容体結合剤(NRBA)が、ER−αまたはER−βリガンドである、請求項74に記載の方法。
【請求項76】
請求項56に記載の核内受容体結合剤(NRBA)を含む医薬組成物を被験者に投与することを含む、前立腺癌を患う男性被験者ののぼせ、女性化乳房、および/もしくは脱毛症を治療する、予防する、抑制する、抑止する、またはのぼせ、女性化乳房、および/もしくは脱毛症の発生率を低下させる方法。
【請求項77】
前記核内受容体結合剤(NRBA)化合物が、ER−αまたはER−βリガンドである、請求項76に記載の方法。
【請求項78】
請求項56に記載の核内受容体結合剤(NRBA)化合物を含む医薬組成物を被験者に投与することを含む、被験者の前立腺癌を治療する、抑制する、抑止する、または前立腺癌の発現リスクを低下させる方法。
【請求項79】
前記核内受容体結合剤(NRBA)化合物が、ER−αリガンドまたはER−βリガンドである、請求項78に記載の方法。
【請求項80】
請求項56に記載の核内受容体結合剤(NRBA)を含む医薬組成物を被験者に投与することを含む、被験者の前立腺癌病変の前癌性前駆状態を治療する、抑制する、抑止する、または該前駆状態の量を減少させる方法。
【請求項81】
前記核内受容体結合剤(NRBA)化合物が、ER−αリガンドまたはER−βリガンドである、請求項80に記載の方法。
【請求項82】
前記前立腺癌の前癌性前駆状態が、前立腺上皮内腫瘍(PIN)である、請求項80に記載の方法。
【請求項83】
請求項56に記載の核内受容体結合剤(NRBA)を含む医薬組成物を被験者に投与し、それによって、被験者の炎症を治療する、予防する、抑止するまたは炎症の発生率を低下させることを含む、被験者の炎症を治療する、予防する、抑止するまたは炎症の発生率を低下させる方法。
【請求項84】
前記核内受容体結合剤(NRBA)化合物が、ER−βリガンドである、請求項83に記載の方法。
【請求項85】
請求項56に記載の核内受容体結合剤(NRBA)を含む医薬組成物を被験者に投与することを含む、被験者の乳癌を治療する、予防する、抑止する、または乳癌のリスクを低下させる方法。
【請求項86】
前記核内受容体結合剤(NRBA)化合物が、ER−αリガンドである、請求項85に記載の方法。
【請求項87】
請求項56に記載の核内受容体結合剤(NRBA)化合物を含む医薬組成物を被験者に投与することを含む、被験者の子宮内膜癌を治療する、予防する、抑止する、または子宮内膜癌のリスクを低下させる方法。
【請求項88】
前記核内受容体結合剤(NRBA)化合物が、ER−αリガンドである、請求項87に記載の方法。
【請求項89】
請求項56に記載の核内受容体結合剤(NRBA)を含む医薬組成物を被験者に投与することを含む、被験者の膀胱癌を治療する、予防する、抑止する、または膀胱癌のリスクを低下させる方法。
【請求項90】
請求項56に記載の核内受容体結合剤(NRBA)を含む医薬組成物を被験者に投与することを含む、被験者の大腸癌を治療する、予防する、抑止する、または大腸癌のリスクを低下させる方法。
【請求項91】
前記核内受容体結合剤(NRBA)化合物が、ER−βリガンドである、請求項90に記載の方法。
【請求項92】
請求項56に記載の核内受容体結合剤(NRBA)化合物を含む医薬組成物を被験者に投与することを含む、被験者の白血病を治療する、予防する、抑止する、または白血病のリスクを低下させる方法。
【請求項93】
前記核内受容体結合剤(NRBA)が、ER−βリガンドである、請求項92に記載の方法。
【請求項94】
式IVの構造、
【化105】

(式中、
Xは、CO、CS、(CH、分岐アルキル、ハロアルキル側鎖を有する分岐アルキル、ハロアルキル、C(O)(CH、SOまたはSOであり;
、RおよびRは、独立して、水素、ハロゲン、アルデヒド、COOH、CHNOH、CH=CHCOH、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシル、アルコキシ、シアノ、ニトロ、CF、NH、NHR、NHCOR、N(R)、スルホンアミド、SOR、アルキル、アリール、保護ヒドロキシル、OCHCHNR、Z−Alk−Q、Z−Alk−NR、Z−Alk−複素環もしくはOCHCH−複素環(前記複素環は、3〜7員置換もしくは非置換複素環、場合によっては芳香族である)であり、または
、RおよびRは、そのR基が付いているベンゼン環と一緒に、構造A、
【化106】

によって表される縮合環構造を構成し、この場合、
およびRは、独立して、R、RまたはRであり;
Rは、アルキル、水素、ハロアルキル、ジハロアルキル、トリハロアルキル、CHF、CHF、CF、CFCF、アリール、フェニル、ハロゲン、アルケニル、CN、NO、またはOHであり;
およびRは、独立して、水素、フェニル、1〜6個の炭素原子のアルキル基、3〜7員シクロアルキル、3〜7員ヘテロシクロアルキル、または3〜7員ヘテロアリール基であり;
Zは、O、NH、CH、または
【化107】

であり;
Qは、SOH、COH、COR、NO、テトラゾール、SONH、またはSONHRであり;
j、k、lは、独立して、1〜5であり;
qは、1〜5であり;
Alkは、1〜7個の炭素の直鎖状アルキル、1〜7個の炭素の分岐アルキル、または3〜8個の炭素の環状アルキルである)
によって表される、核内受容体結合剤(NRBA)またはそのプロドラッグ、類似体、異性体、代謝産物、誘導体、医薬的に許容される塩、医薬品、多形体、結晶、不純物、N−オキシド、エステル、水和物もしくはこれらの任意の組み合わせ。
【請求項95】
前記3〜7員置換もしくは非置換複素環、場合によっては芳香族、が、式Bの構造、
【化108】

(式中、
Yは、CH、CH、結合、O、S、NH、NまたはNRであり;
Rは、アルキル、水素、ハロアルキル、ジハロアルキル、トリハロアルキル、CHF、CHF、CF、CFCF、アリール、フェニル、ハロゲン、アルケニル、CN、NO、またはOHであり;
Bがアリールである場合には、zは1であり;Bがシクロアルキルである場合、zは2であり;
mは、0〜4であり;
nは、0〜4であり;
この場合、mとnは同時にゼロにはなりえない)
によって表される、請求項94に記載の核内受容体結合剤(NRBA)。
【請求項96】
式Bが、置換または非置換ピペリジン、ピロリジン、モルホリンまたはピペラジンである、請求項95に記載の核内受容体結合剤(NRBA)。
【請求項97】
前記医薬的に許容される塩が、HCl塩である、請求項94に記載の核内受容体結合剤(NRBA)。
【請求項98】
式Vの構造、
【化109】

(式中、
Xは、CO、CS、(CH、分岐アルキル、ハロアルキル側鎖を有する分岐アルキル、ハロアルキル、C(O)(CH、SOまたはSOであり;
、RおよびRは、独立して、水素、ハロゲン、アルデヒド、COOH、CHNOH、CH=CHCOH、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシル、アルコキシ、シアノ、ニトロ、CF、NH、NHR、NHCOR、N(R)、スルホンアミド、SOR、アルキル、アリール、保護ヒドロキシル基、OCHCHNR、Z−Alk−Q、Z−Alk−NR、Z−Alk−複素環もしくはOCHCH−複素環(前記複素環は、3〜7員置換もしくは非置換複素環、場合によっては芳香族である)であり、または
、RおよびRは、そのR基が付いているベンゼン環と一緒に、構造A、
【化110】

によって表される縮合環構造を構成し、この場合、
およびRは、独立して、R、RまたはRであり;
Rは、アルキル、水素、ハロアルキル、ジハロアルキル、トリハロアルキル、CHF、CHF、CF、CFCF、アリール、フェニル、ハロゲン、CN、NO、アルケニル、またはOHであり;
およびRは、独立して、水素、フェニル、1〜6個の炭素原子のアルキル基、3〜7員シクロアルキル、3〜7員ヘテロシクロアルキル、または3〜7員ヘテロアリール基であり;
Zは、O、NH、CH、または
【化111】

であり;
Qは、SOH、COH、COR、NO、テトラゾール、SONH、またはSONHRであり;
qは、1〜5であり;
Alkは、1〜7個の炭素の直鎖状アルキル、1〜7個の炭素の分岐アルキル、または3〜8個の炭素の環状アルキルである)
によって表される、請求項94に記載の核内受容体結合剤(NRBA)またはそのプロドラッグ、類似体、異性体、代謝産物、誘導体、医薬的に許容される塩、医薬品、多形体、結晶、不純物、N−オキシド、エステル、水和物もしくはこれらの任意の組み合わせ。
【請求項99】
前記3〜7員置換もしくは非置換複素環、場合によっては芳香族、が、式Bの構造、
【化112】

(式中、
Yは、CH、CH、結合、O、S、NH、NまたはNRであり;
Rは、アルキル、水素、ハロアルキル、ジハロアルキル、トリハロアルキル、CHF、CHF、CF、CFCF、アリール、フェニル、ハロゲン、アルケニル、CN、NO、またはOHであり;
Bがアリールである場合には、zは1であり;Bがシクロアルキルである場合、zは2であり;
mは、0〜4であり;
nは、0〜4であり;
この場合、mとnは同時にゼロにはなりえない)
によって表される、請求項98に記載の核内受容体結合剤(NRBA)。
【請求項100】
式Bが、置換または非置換ピペリジン、ピロリジン、モルホリンまたはピペラジンである、請求項99に記載の核内受容体結合剤(NRBA)。
【請求項101】
前記医薬的に許容される塩が、HCl塩である、請求項98に記載の核内受容体結合剤(NRBA)。
【請求項102】
前記化合物が、
5−[4−メトキシ−フェニル]−5H−フェナントリジン−6−オン(7a);
5−[4−ヒドロキシ−フェニル]−5H−フェナントリジン−6−オン(7b);
5−[4−(2−ピペリジン−1−イルエトキシ)−フェニル]−5H−フェナントリジン−6−オン(7c);または
これらの任意の組み合わせ
である、請求項94に記載の核内受容体結合剤(NRBA)。
【請求項103】
前記化合物が、選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM)である、請求項102に記載の核内受容体結合剤(NRBA)化合物。
【請求項104】
エストロゲン受容体を前記SERMと接触させる段階を含む、請求項94に記載の核内受容体結合剤(NRBA)化合物をエストロゲン受容体またはエストロゲン関連受容体に結合させる方法。
【請求項105】
請求項94に記載の核内受容体結合剤(NRBA)化合物および適する担体または希釈剤を含む組成物。
【請求項106】
請求項94に記載の核内受容体結合剤(NRBA)化合物を含む組成物を被験者に投与することを含む、被験者の骨粗しょう症を治療する、予防するまたは骨粗しょう症の重症度を低下させる方法。
【請求項107】
前記NRBAが、ER−αリガンドである、請求項106に記載の方法。
【請求項108】
請求項94に記載の核内受容体結合剤(NRBA)を含む組成物を被験者に投与することを含む、被験者の心血管疾患を治療する、予防する、または該疾患によって死亡する危険を減少させる方法。
【請求項109】
前記核内受容体結合剤(NRBA)が、ER−βリガンドである、請求項108に記載の方法。
【請求項110】
請求項94に記載の核内受容体結合剤(NRBA)化合物を含む医薬組成物を被験者に投与することを含む、被験者の脂質プロフィールを改善する方法。
【請求項111】
請求項94に記載の核内受容体結合剤(NRBA)化合物を含む医薬組成物を、これを必要とする前立腺癌を患う男性被験者に投与することを含む、前立腺癌を患う男性のアンドロゲン枯渇誘発骨粗しょう症、骨折および/もしく骨密度(BMD)減少の発生率を低下させる、該粗しょう症、骨折および/もしく骨密度(BMD)減少を抑止する、抑制するまたは治療する方法。
【請求項112】
前記核内受容体結合剤(NRBA)化合物が、ER−αリガンドである、請求項111に記載の方法。
【請求項113】
請求項94に記載の核内受容体結合剤(NRBA)を含む医薬組成物を女性閉経期被験者に投与することを含む、女性被験者の閉経に関連した症状および/または臨床的併発症を改善する方法。
【請求項114】
前記核内受容体結合剤(NRBA)が、ER−αリガンドである、請求項113に記載の方法。
【請求項115】
請求項94に記載の核内受容体結合剤(NRBA)化合物を含む医薬組成物を被験者に投与することを含む、被験者のアルツハイマー病を治療する、予防する、またはアルツハイマー病の重症度を低下させる方法。
【請求項116】
前記核内受容体結合剤(NRBA)化合物が、ER−αまたはER−βリガンドである、請求項115に記載の方法。
【請求項117】
請求項94に記載の核内受容体結合剤(NRBA)化合物を含む医薬組成物を被験者に投与することを含む、前立腺癌を患う男性被験者ののぼせ、女性化乳房、および/もしくは脱毛症を治療する、予防する、抑制する、抑止する、またはのぼせ、女性化乳房、および/もしくは脱毛症の発生率を低下させる方法。
【請求項118】
前記核内受容体結合剤(NRBA)が、ER−αまたはER−βリガンドである、請求項117に記載の方法。
【請求項119】
請求項94に記載の核内受容体結合剤(NRBA)化合物を含む医薬組成物を被験者に投与することを含む、被験者の前立腺癌を治療する、抑制する、抑止する、または前立腺癌の発現リスクを低下させる方法。
【請求項120】
前記核内受容体結合剤(NRBA)が、ER−αリガンドまたはER−βリガンドである、請求項119に記載の方法。
【請求項121】
請求項94に記載の核内受容体結合剤(NRBA)を含む医薬組成物を被験者に投与することを含む、被験者の前立腺癌病変の前癌性前駆状態を治療する、抑制する、抑止する、または該前駆状態の量を減少させる方法。
【請求項122】
前記核内受容体結合剤(NRBA)が、ER−αリガンドまたはER−βリガンドである、請求項121に記載の方法。
【請求項123】
前記前立腺癌の前癌性前駆状態が、前立腺上皮内腫瘍(PIN)である、請求項121に記載の方法。
【請求項124】
請求項94に記載の核内受容体結合剤(NRBA)を含む医薬組成物を被験者に投与し、それによって、被験者の炎症を治療する、予防する、抑止するまたは炎症の発生率を低下させることを含む、被験者の炎症を治療する、予防する、抑止するまたはその発生率を低下させる方法。
【請求項125】
前記核内受容体結合剤(NRBA)が、ER−βリガンドである、請求項124に記載の方法。
【請求項126】
請求項94に記載の核内受容体結合剤(NRBA)化合物を含む医薬組成物を被験者に投与することを含む、被験者の乳癌を治療する、予防する、抑止する、または乳癌のリスクを低下させる方法。
【請求項127】
前記核内受容体結合剤(NRBA)が、ER−αリガンドである、請求項126に記載の方法。
【請求項128】
請求項94に記載の核内受容体結合剤(NRBA)を含む医薬組成物を被験者に投与することを含む、被験者の子宮内膜癌を治療する、予防する、抑止する、または子宮内膜癌のリスクを低下させる方法。
【請求項129】
前記核内受容体結合剤(NRBA)が、ER−αリガンドである、請求項128に記載の方法。
【請求項130】
請求項94に記載の核内受容体結合剤(NRBA)を含む医薬組成物を被験者に投与することを含む、被験者の膀胱癌を治療する、予防する、抑止する、または膀胱癌のリスクを低下させる方法。
【請求項131】
請求項94に記載の核内受容体結合剤(NRBA)化合物を含む医薬組成物を被験者に投与することを含む、被験者の大腸癌を治療する、予防する、抑止する、または大腸癌のリスクを低下させる方法。
【請求項132】
前記核内受容体結合剤(NRBA)が、ER−βリガンドである、請求項131に記載の方法。
【請求項133】
請求項94に記載の核内受容体結合剤(NRBA)を含む医薬組成物を被験者に投与することを含む、被験者の白血病を治療する、予防する、抑止する、または白血病のリスクを低下させる方法。
【請求項134】
前記核内受容体結合剤(NRBA)化合物が、ER−βリガンドである、請求項133に記載の方法。
【請求項135】
式Xの構造、
【化113】

(式中、
Xは、CO、CS、(CH、分岐アルキル、ハロアルキル側鎖を有する分岐アルキル、ハロアルキル、C(O)(CH、SOまたはSOであり;
、R、R、R、R、R10、R11、R12およびR13は、独立して、水素、ハロゲン、アルデヒド、COOH、CHNOH、CH=CHCOH、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシル、アルコキシ、シアノ、ニトロ、CF、NH、NHR、NHCOR、N(R)、スルホンアミド、SOR、アルキル、アリール、保護ヒドロキシル、OCHCHNR、Z−Alk−Q、Z−Alk−NR、Z−Alk−複素環もしくはOCHCH−複素環(前記複素環は、3〜7員置換もしくは非置換複素環、場合によっては芳香族である)であり、または
、RもしくはRは、そのR基が付いているベンゼン環と一緒に、構造A、
【化114】

によって表される縮合環構造を構成し、この場合、
およびRは、独立して、R、RまたはRであり;
Rは、アルキル、水素、ハロアルキル、ジハロアルキル、トリハロアルキル、CHF、CHF、CF、CFCF、アリール、フェニル、ハロゲン、CN、NO、アルケニルまたはOHであり;
およびRは、独立して、水素、フェニル、1〜6個の炭素原子のアルキル基、3〜7員シクロアルキル、3〜7員ヘテロシクロアルキル、または3〜7員ヘテロアリール基であり、またはRおよびRは、窒素原子と一緒に、3〜7複素環、場合によっては芳香族、を形成し、これは式Bの構造、
【化115】

によって表され、
この式中、Yは、CH、CH、結合、O、S、NH、NまたはNRであり;
Bがアリールである場合には、zは1であり;Bがシクロアルキルである場合、zは2であり;
mは、0〜4であり;
nは、0〜4であり;
この場合、mとnは同時にゼロにはなりえず;
qは、1〜5であり;
pは、1〜4であり;
Rは、アルキル、水素、ハロアルキル、ジハロアルキル、トリハロアルキル、CHF、CHF、CF、CFCF、アリール、フェニル、ハロゲン、アルケニル、CN、NO、またはOHであり;
Zは、O、NH、CH、または
【化116】

であり;
Qは、SOH、COH、COR、NO、テトラゾール、SONH、またはSONHRであり;
j、k、lは、独立して、1〜3であり;
qは、1〜5であり;
Alkは、1〜7個の炭素の直鎖状アルキル、1〜7個の炭素の分岐アルキル、または3〜8個の炭素の環状アルキルであり;ならびに
Xが、(CH、COまたはC(O)(CHであり、ならびにRが、OCHCHNR、またはkが1であるときOCHCH−複素環であり、ならびにRおよびR12が、水素、低級アルキル(1〜4個の炭素)、低級アルコキシ(1〜4個の炭素)、ハロゲン、ニトロまたはアミノである場合には、
またはRは、水素、低級アルキル(1〜4個の炭素)、低級アルコキシ(1〜4個の炭素)、ハロゲン、ニトロおよびアミノでなく;
Xが、(CH、COまたはC(O)(CHであり、ならびにRが、OCHCHNR、またはlが1であるときOCHCH−複素環であり、ならびにR10およびR13が、水素、低級アルキル(1〜4個の炭素)、低級アルコキシ(1〜4個の炭素)、ハロゲン、ニトロまたはアミノである場合には、
またはRは、水素、低級アルキル(1〜4個の炭素)、低級アルコキシ(1〜4個の炭素)、ハロゲン、ニトロおよびアミノでない)
によって表される、核内受容体結合剤(NRBA)またはそのプロドラッグ、類似体、異性体、代謝産物、誘導体、医薬的に許容される塩、医薬品、多形体、結晶、不純物、N−オキシド、エステル、水和物もしくはこれらの任意の組み合わせ。
【請求項136】
式Bが、ピペリジン、ピロリジン、モルホリンまたはピペラジンである、請求項135に記載の核内受容体結合剤(NRBA)化合物。
【請求項137】
前記医薬的に許容される塩が、HCl塩である、請求項135に記載の核内受容体結合剤(NRBA)。
【請求項138】
式VIの構造、
【化117】

(式中、
Xは、CO、CS、(CH、分岐アルキル、ハロアルキル側鎖を有する分岐アルキル、ハロアルキル、C(O)(CH、SOまたはSOであり;
、R、R、R、RおよびR10は、独立して、水素、ハロゲン、アルデヒド、COOH、CHNOH、CH=CHCOH、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシル、アルコキシ、シアノ、ニトロ、CF、NH、NHR、NHCOR、N(R)、スルホンアミド、SOR、アルキル、アリール、保護ヒドロキシル、OCHCHNR、Z−Alk−Q、Z−Alk−NR、Z−Alk−複素環もしくはOCHCH−複素環(前記複素環は、3〜7員置換もしくは非置換複素環、場合によっては芳香族である)であり、または
、RもしくはRは、そのR基が付いているベンゼン環と一緒に、構造A、
【化118】

によって表される縮合環構造を構成し、この場合、
およびRは、独立して、R、RまたはRであり;
Rは、アルキル、水素、ハロアルキル、ジハロアルキル、トリハロアルキル、CHF、CHF、CF、CFCF、アリール、フェニル、ハロゲン、CN、NO、アルケニルまたはOHであり;
およびRは、独立して、水素、フェニル、1〜6個の炭素原子のアルキル基、3〜7員シクロアルキル、3〜7員ヘテロシクロアルキル、または3〜7員ヘテロアリール基であり;
Zは、O、NH、CH、または
【化119】

であり;
Qは、SOH、COH、COR、NO、テトラゾール、SONH、またはSONHRであり;
j、k、lは、独立して、1〜4であり;
qは、1〜5であり;
Alkは、1〜7個の炭素の直鎖状アルキル、1〜7個の炭素の分岐アルキル、または3〜8個の炭素の環状アルキルであり;ならびに
Xが、(CH、COまたはC(O)(CHであり、ならびにRが、OCHCHNR、またはkが1であるときOCHCH複素環であり、ならびにRが、水素、低級アルキル(1〜4個の炭素)、低級アルコキシ(1〜4個の炭素)、ハロゲン、ニトロまたはアミノである場合には、
またはRは、水素、低級アルキル(1〜4個の炭素)、低級アルコキシ(1〜4個の炭素)、ハロゲン、ニトロおよびアミノでなく;
Xが、(CH、COまたはC(O)(CHであり、ならびにRが、OCHCHNR、またはlが1であるときOCHCH−複素環であり、ならびにR10が、水素、低級アルキル(1〜4個の炭素)、低級アルコキシ(1〜4個の炭素)、ハロゲン、ニトロまたはアミノである場合には、
またはRは、水素、低級アルキル(1〜4個の炭素)、低級アルコキシ(1〜4個の炭素)、ハロゲン、ニトロおよびアミノでない)
によって表される、請求項135に記載の核内受容体結合剤(NRBA)またはそのプロドラッグ、類似体、異性体、代謝産物、誘導体、医薬的に許容される塩、医薬品、多形体、結晶、不純物、N−オキシド、エステル、水和物もしくはこれらの任意の組み合わせ。
【請求項139】
前記3〜7員置換もしくは非置換複素環、場合によっては芳香族、が、式Bの構造、
【化120】

(式中、
Yは、CH、CH、結合、O、S、NH、NまたはNRであり;
Rは、アルキル、水素、ハロアルキル、ジハロアルキル、トリハロアルキル、CHF、CHF、CF、CFCF、アリール、フェニル、ハロゲン、CN、NO、アルケニルまたはOHであり;
Bがアリールである場合には、zは1であり;Bがシクロアルキルである場合、zは2であり;
mは、0〜4であり;
nは、0〜4であり;
この場合、mとnは同時にゼロにはなりえない)
によって表される、請求項138に記載の核内受容体結合剤(NRBA)化合物。
【請求項140】
式Bが、置換または非置換ピペリジン、ピロリジン、モルホリンまたはピペラジンである、請求項139に記載の核内受容体結合剤(NRBA)。
【請求項141】
前記医薬的に許容される塩が、HCl塩である、請求項135に記載の核内受容体結合剤(NRBA)。
【請求項142】
前記化合物が、
3−フルオロ−4−ヒドロキシ−N−(4−ヒドロキシフェニル)−N−フェニルベンズアミド(10f);
4−フルオロ−3−ヒドロキシ−N,N−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ベンズアミド(10g);
4−ヒドロキシ−N,N−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,5−ジメチルベンズアミド(10i);
N,N−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−2,3−ジメチルベンズアミド(10j);
3−フルオロ−4−ヒドロキシ−N,N−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ベンズアミド(10k);
4−ヒドロキシ−N,N−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3−メチルベンズアミド(10n);
4−フルオロ−N,N−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−2−(トリフルオロメチル)−ベンズアミド(11x);
3−フルオロ−N−(4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシ−N−(4−ヒドロキシフェニル)ベンズアミド(11y);または
これらの任意の組み合わせ
である、請求項135に記載の核内受容体結合剤(NRBA)化合物。
【請求項143】
選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM)である、請求項142に記載の化合物。
【請求項144】
エストロゲン受容体をSERMと接触させる段階を含む、請求項135に記載の核内受容体結合剤(NRBA)をエストロゲン受容体またはエストロゲン関連受容体に結合させる方法。
【請求項145】
請求項135に記載の核内受容体結合剤(NRBA)化合物および適する担体または希釈剤を含む組成物。
【請求項146】
請求項135に記載の核内受容体結合剤(NRBA)を含む組成物を被験者に投与することを含む、被験者の骨粗しょう症を治療する、予防するまたは骨粗しょう症の重症度を低下させる方法。
【請求項147】
前記NRBA化合物が、ER−αリガンドである、請求項146に記載の方法。
【請求項148】
請求項135に記載の核内受容体結合剤(NRBA)を含む組成物を被験者に投与することを含む、被験者の心血管疾患を治療する、予防する、または該疾患によって死亡する危険を減少させる方法。
【請求項149】
前記核内受容体結合剤(NRBA)が、ER−βリガンドである、請求項148に記載の方法。
【請求項150】
請求項135に記載の核内受容体結合剤(NRBA)を含む医薬組成物を被験者に投与することを含む、被験者の脂質プロフィールを改善する方法。
【請求項151】
請求項135に記載の核内受容体結合剤(NRBA)を含む医薬組成物を、これを必要とする前立腺癌を患う男性被験者に投与することを含む、前立腺癌を患う男性のアンドロゲン枯渇誘発骨粗しょう症、骨折および/もしくは骨塩量密度(BMD)減少の発生率を低下させる、該骨粗しょう症、骨折および/もしくは骨塩量密度(BMD)減少を抑止する、抑制するまたは治療する方法。
【請求項152】
前記核内受容体結合剤(NRBA)化合物が、ER−αリガンドである、請求項151に記載の方法。
【請求項153】
請求項135に記載の核内受容体結合剤(NRBA)を含む医薬組成物を女性閉経期被験者に投与することを含む、女性被験者の閉経に関連した症状および/または臨床的併発症を改善する方法。
【請求項154】
前記核内受容体結合剤(NRBA)化合物が、ER−αリガンドである、請求項153に記載の方法。
【請求項155】
請求項135に記載の核内受容体結合剤(NRBA)を含む医薬組成物を被験者に投与することを含む、被験者のアルツハイマー病を治療する、予防する、またはアルツハイマー病の重症度を低下させる方法。
【請求項156】
前記核内受容体結合剤(NRBA)化合物が、ER−αまたはER−βリガンドである、請求項155に記載の方法。
【請求項157】
請求項135に記載の核内受容体結合剤(NRBA)を含む医薬組成物を被験者に投与することを含む、前立腺癌を患う男性被験者ののぼせ、女性化乳房、および/もしくは脱毛症を治療する、予防する、抑制する、抑止する、またはのぼせ、女性化乳房、および/もしくは脱毛症の発生率を低下させる方法。
【請求項158】
前記核内受容体結合剤(NRBA)化合物が、ER−αまたはER−βリガンドである、請求項157に記載の方法。
【請求項159】
請求項135に記載の核内受容体結合剤(NRBA)を含む医薬組成物を被験者に投与することを含む、被験者の前立腺癌を治療する、抑制する、抑止する、または前立腺癌の発現リスクを低下させる方法。
【請求項160】
前記核内受容体結合剤(NRBA)化合物が、ER−αリガンドまたはER−βリガンドである、請求項159に記載の方法。
【請求項161】
請求項135に記載の核内受容体結合剤(NRBA)化合物を含む医薬組成物を被験者に投与することを含む、被験者の前立腺癌病変の前癌性前駆状態を治療する、抑制する、抑止する、または該前駆状態の量を減少させる方法。
【請求項162】
前記核内受容体結合剤(NRBA)化合物が、ER−αリガンドまたはER−βリガンドである、請求項161に記載の方法。
【請求項163】
前記前立腺癌の前癌性前駆状態が、前立腺上皮内腫瘍(PIN)である、請求項161に記載の方法。
【請求項164】
請求項135に記載の核内受容体結合剤(NRBA)を含む医薬組成物を被験者に投与し、それによって、被験者の炎症を治療する、予防する、抑止するまたは炎症の発生率を低下させることを含む、被験者の炎症を治療する、予防する、抑止するまたは炎症の発生率を低下させる方法。
【請求項165】
前記核内受容体結合剤(NRBA)化合物が、ER−βリガンドである、請求項164に記載の方法。
【請求項166】
請求項135に記載の核内受容体結合剤(NRBA)を含む医薬組成物を被験者に投与することを含む、被験者の乳癌を治療する、予防する、抑止する、または乳癌のリスクを低下させる方法。
【請求項167】
前記核内受容体結合剤(NRBA)化合物が、ER−αリガンドである、請求項166に記載の方法。
【請求項168】
請求項135に記載の核内受容体結合剤(NRBA)を含む医薬組成物を被験者に投与することを含む、被験者の子宮内膜癌を治療する、予防する、抑止する、または子宮内膜癌のリスクを低下させる方法。
【請求項169】
前記核内受容体結合剤(NRBA)化合物が、ER−αリガンドである、請求項168に記載の方法。
【請求項170】
請求項135に記載の核内受容体結合剤(NRBA)化合物を含む医薬組成物を被験者に投与することを含む、被験者の膀胱癌を治療する、予防する、抑止する、または膀胱癌のリスクを低下させる方法。
【請求項171】
請求項135に記載の核内受容体結合剤(NRBA)を含む医薬組成物を被験者に投与することを含む、被験者の大腸癌を治療する、予防する、抑止する、または大腸癌のリスクを低下させる方法。
【請求項172】
前記核内受容体結合剤(NRBA)化合物が、ER−βリガンドである、請求項171に記載の方法。
【請求項173】
請求項135に記載の核内受容体結合剤(NRBA)を含む医薬組成物を被験者に投与することを含む、被験者の白血病を治療する、予防する、抑止する、または白血病のリスクを低下させる方法。
【請求項174】
前記核内受容体結合剤(NRBA)が、ER−βリガンドである、請求項173に記載の方法。
【請求項175】
核内受容体結合剤(NRBA)またはその医薬的に許容される塩、水和物、N−オキシドもしくはこれらの組み合わせを含む組成物を被験者に投与することを含む、アンドロゲン枯渇療法(ADT)を受けた前立腺癌を患う男性被験者の循環脂質レベルを低下させる方法。
【請求項176】
低下する前記脂質レベルが、トリグリセリド、低密度リポタンパク質(LDL)コレステロール、またはこれらの組み合わせを含む、請求項175に記載の方法。
【請求項177】
前記被験者の高密度リポタンパク質(HDL)コレステロールの循環レベルを上昇させることを含む、請求項175に記載の方法。
【請求項178】
前記被験者の全循環コレステロールレベルの高密度リポタンパク質(HDL)レベルに対する比率を低下させることをさらに含む、請求項175に記載の方法。
【請求項179】
前記被験者が、アテローム性動脈硬化症およびその関連疾患、早期老化、アルツハイマー病、脳卒中、中毒性肝炎、ウイルス性肝炎、末梢血管不全、腎臓疾患、高血糖、またはこれらの任意の組み合わせにさらに罹患している、請求項175に記載の方法。
【請求項180】
核内受容体結合剤(NRBA)またはその医薬的に許容される塩、水和物、N−オキシドもしくはこれらの組み合わせを含む組成物を被験者に投与することを含む、アンドロゲン枯渇療法(ADT)を受けた前立腺癌を患う被験者のアテローム性動脈硬化症ならびに心血管障害、脳血管障害、末梢血管障害および腸血管障害をはじめとするアテローム性動脈硬化症関連疾患を治療する方法。
【請求項181】
核内受容体結合剤(NRBA)またはその医薬的に許容される塩、水和物、N−オキシドもしくはこれらの組み合わせを含む組成物を被験者に投与することを含む、アンドロゲン枯渇療法(ADT)を受けた前立腺癌を患う被験者の組織の虚血を治療する方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5−1】
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【図5−2】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公表番号】特表2010−524939(P2010−524939A)
【公表日】平成22年7月22日(2010.7.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−504079(P2010−504079)
【出願日】平成20年4月16日(2008.4.16)
【国際出願番号】PCT/US2008/004908
【国際公開番号】WO2008/130571
【国際公開日】平成20年10月30日(2008.10.30)
【出願人】(504206621)ジーティーエックス・インコーポレイテッド (20)
【Fターム(参考)】