説明

欠陥画像を検査システムからデータベースに自動的に送信するシステム及び方法

欠陥の画像を検査システムからデータベースに自動的に送信するシステム及び方法が開示される。その方法は、検査システムにロードされたリソグラフィコンポーネント上の欠陥を特定し、特定された欠陥の画像を捕捉する。オペレータは、特定された欠陥用の欠陥コードの選択を促され、捕捉された画像は、オペレータの欠陥コードの選択に応じて自動的にデータベースに送信される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フォトリソグラフィに関し、特に、欠陥画像(defect image)を検査システムからデータベースに送信するシステム及び方法に関する。
(関連出願)
【0002】
本出願は、ロイエリックスタベリーによって2002年11月21日に出願された出願番号60/428,110、発明の名称「フォトマスク上の欠陥画像を検査システムからデータベースに自動的に送信する方法」の米国仮出願の利益を主張する。
【背景技術】
【0003】
半導体部品製造業者がより小型の部品を生産し続けるとともに、それらの部品の組み立てにおいて用いられるフォトマスクに対する要求は厳しくなってきている。レチクルまたはマスクとして知られているフォトマスクは、典型的には基板上に形成された不透過性または半透過性の層を備える基板を有する。その不透過性または半透過性の層は、リソグラフィシステムにおいて、半導体ウエハー上に投影される回路イメージを示すパターンを有する。半導体部品のフィーチャーサイズが小さくなるとともに、フォトマスク上の対応する回路イメージもまたより小さくそしてより複雑化する。その結果、マスクの質は強固で信頼性のある半導体製造プロセスにおいて最も重要な要素となった。
【0004】
フォトマスク製造プロセスにおいて、フォトマスクは一般に欠陥が存在しないかを判断するために検査システムに置かれる。欠陥がフォトマスク上に見つかると、その欠陥は企業または製造施設の別の人がアクセスし得るように集中データベース中にカタログ化される。欠陥画像を捕捉し、それを集中データベースに置くには、多大なオペレータタイムを要する。オペレータは、手動でその画像を捕捉し、ファイルに一意の名を付けることによってその画像を検査システム上にセーブしなければならない。オペレータは、品質検査の間に特定された欠陥毎に、その捕捉ステップとセーブステップとを繰り返す。そして、オペレータは、そのフォトマスクを検査システムから外して、捕捉された画像情報をデータベースに送信するために分離コンピュータに向かう。コンピュータにおいては、そのオペレータは手動でそのフォトマスクの識別情報を入力し、特定された欠陥毎の一意のファイル名を思い出す必要がある。
【0005】
上述したような従来のプロセスでは、オペレータはそのステップの全てを行う必要がある。新たな欠陥が捕捉される毎に、オペレータはその画像を捕捉し、セーブし、変換し、送信するために3分から5分を要する。この検査プロセスは時間と金を消費し、フォトマスク製造施設の生産性を低下させる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の教えるところによると、検査システムからデータベースへ欠陥画像を送信する際の欠点や問題点が大きく減少し、または解消される。ある実施例においては、欠陥画像を検査システムからデータベースへ送信する方法は、捕捉された欠陥画像と関連する描写情報との自動送信を開始するために欠陥コードを選択する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一つの実施例によれば、欠陥画像を検査システムからデータベースへ送信する方法は、検査システム中にロードされたリソグラフィコンポーネント上の欠陥を特定し、特定された欠陥の画像を捕捉する。検査システムのオペレータは、特定された欠陥用の欠陥コードを選択するよう促され、そして、捕捉された画像は、オペレータによる欠陥コードの選択に応じて自動的に送信される。
【0008】
本発明の別の実施例によれば、欠陥画像を検査システムからデータベースへ送信する方法は、フォトマスクを検査システム中にロードし、そのフォトマスクに関する描写情報を抽出する。そのフォトマスク上の欠陥が特定され、特定された欠陥の画像が表示装置から捕捉される。その描写情報は、捕捉された画像と関連付けられ、検査システムのオペレータはその特定された欠陥用の欠陥コードの選択を促される。その方法は、オペレータの欠陥コードの選択に応じて自動的にその捕捉された画像と描写情報をデータベースに送信することによって継続する。
【0009】
本発明のさらなる実施例によれば、欠陥画像を検査システムからデータベースへ送信するシステムは、コンピュータ読み取り可能なメモリに接続されたプロセッサを備える。処理指示はそのコンピュータ読み取り可能なメモリ中に符号化されている。その指示はそのプロセッサによって実行され、検査システム中にロードされたリソグラフィコンポーネント上の欠陥が特定され、その特定された欠陥の画像が捕捉される。その指示は、オペレータにその特定された欠陥用の欠陥コードの選択を促し、オペレータの欠陥コードの選択に応じて自動的にその捕捉された画像をデータベースに送信する。
【0010】
本発明のある実施例の重要な技術的利点は、検査システムからフォトマスクに関する情報を自動的に抽出する捕捉モジュールである。検査プロセスの間、そのフォトマスクは検査システム中にロードされ、そのフォトマスクに関する描写情報がメモリ内にセーブされる。欠陥が特定されると、その捕捉モジュールは、メモリからそれぞれのフォトマスクの描写情報を収集し、その描写情報を捕捉された欠陥画像と関連付ける。描写情報の自動抽出は、欠陥画像に関する情報を収集する時間を減らし、また、オペレータの潜在的なエラーを減らす。
【0011】
本発明のある実施例の別の重要な技術的利点は、オペレータが欠陥コードと特定された欠陥とを関連付けることを可能とする捕捉モジュールである。捕捉された画像がデータベースに送信される前に、捕捉モジュールは検査システムのオペレータにその特定された欠陥用の欠陥コードの選択を促す。その捕捉モジュールは、自動的にその欠陥コードをフォトマスクの描写情報と関連付け、その描写情報、欠陥コード、そして捕捉された画像とをデータベースに送信する。その欠陥コードはその画像をデータベースに送信する前にその特定された欠陥をカタログ化する技術を提供する。
【0012】
これら技術的利点の全て、いつくかは、本発明の様々な実施例において存在する。別の技術的利点は下記の図、記述そしてクレームから当業者にとってすぐに明らかになるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
同様の参照番号が同様のそして対応するパーツを示す図1から図4を参照することによって、本実施例とその利点がよく理解される。
【0014】
図1は、自動的に欠陥画像が検査システムからデータベースに送信されることによって検査されるフォトマスクアセンブリ10の断面図を示す。フォトマスクアセンブリ10は、薄膜アセンブリ14に結合したフォトマスク12を備える。基板16とパターン層18は協働してフォトマスク12の一部を形成している。フォトマスク12は、マスクまたはレチクルとして表現され、様々なサイズと形を有し、丸、長方形、または正方形を含むが、それらに限定されない。フォトマスク12は、1回限りの原板、5インチのレチクル、6インチのレチクル、9インチのレチクルまたは半導体ウエハー上に回路パターンの画像を投影するのに用いられる他の任意の適合するサイズのレチクルを含み、また、それらに限定されない任意のフォトマスクタイプである。フォトマスク12は、さらに、バイナリマスク、位相シフトマスク(PSM)、光学的近接効果補正マスク(OPC)またはリソグラフィシステムにおいて用いるのに適した他の任意のタイプのマスクである。
【0015】
フォトマスク12は、基板16上に形成され、リソグラフィシステムにおける電磁エネルギーにさらされると半導体ウエハー(図示せず)の表面上にパターンを作成するパターン層18を有する。基板16は水晶、人工水晶、融合シリカ、フッ化マグネシウム(MgF)、フッ化カルシウム(CaF)のような透明な素材、または約10ナノメートル(nm)と450ナノメートル(nm)の間の波長の入射光の少なくとも75%を透過するのに適した他の任意の素材である。別の実施例においては、サブトレート16は、シリコンのような反射素材または約10nmと450nmの間の波長の入射光の約50%より多くを反射するのに適した他の任意の素材である。
【0016】
パターン層18は、クロム、窒化クロム、金属酸化カーボニトライド(M−O―C−N)のような金属素材であり、その金属は、クロム、コバルト、鉄、亜鉛、モリブデン、ニオブ、タンタル、チタン、タングステン、アルミニウム、マグネシウム、シリコン、そして、紫外線(UV)のレンジ、深紫外線(DUV)のレンジ、真空紫外線(VUV)のレンジそして/または超紫外線のレンジ(EUV)の波長を持った電磁エネルギーを吸収するのに適した他の任意の素材から選択される。別の実施例では、パターン層18は、UV、DUV、VUV、そして/またはEUVレンジにおいて約1%から30%の透過率を有するケイ化モリブデン(MoSi)のような半透明素材である。
【0017】
フレーム20と薄膜フィルム22は、薄膜アセンブリ14を形成する。フレーム20は、ステンレススチール、プラスチック、そしてリソグラフィシステムにおける電磁エネルギーにさらされたときに減成または脱ガスしない他の適合素材によって形成され得るが、典型的には陽極酸化処理されたアルミニウムによって形成される。薄膜フィルム22は、イー・アイ・デュポン・デ・ヌムール・アンド・カンパニー製のTEFLON(登録商標)AFまたは旭硝子製のCYTOP(登録商標)のようなニトロセルロース、セルロースアセテート、アモルファスフルオロポリマーといった素材によって形成される薄膜フィルムまたはUV、DUV、EUV、そして/またはVUVのレンジの波長を実質的に透過するのに適した他のフィルムである。薄膜フィルム22は、スピンキャスティングのような従来技術によって提供される。
【0018】
薄膜フィルム22は、フォトマスク12を、汚染物質をフォトマスク12から決められた距離だけ離しておくことによって、ほこり分子のような汚染物質から保護する。これは、リソグラフィシステムにおいて特に重要である。リソグラフィプロセスの間、フォトマスクアセンブリ10は、リソグラフィシステム内のエネルギー源によって生成された電磁エネルギーにさらされている。その電磁エネルギーは、マーキュリーアークランプのIラインとGラインの間の波長のような様々な波長の光またはDUV、VUVまたはEUV光を含む。薄膜フィルム22は、その電磁エネルギーの多くのパーセンテージが透過するように設計される。薄膜フィルム22上に集められた汚染物質は、処理されているウエハーの表面で分散され、そのため、ウエハー上の感光イメージについては薄膜フィルム22に関する欠陥がなくなる。薄膜フィルム22とフォトマスク12は、あらゆるタイプの電磁エネルギーとともに用いられ、それらは、この出願において記述されるような波長に限定されない。
【0019】
フォトマスク12は、標準的なリソグラフィプロセスを用いて、フォトマスクブランクから形成される。リソグラフィプロセスにおいては、パターン層18用のデータを含むマスクパターンファイルがマスクレイアウトファイルから生成される。マスクレイアウトファイルは、集積回路用のトランジスタと電気回路を表すポリゴンを含む。マスクレイアウトファイル中のポリゴンは、さらに、半導体ウエハー上に組み立てられた時の集積回路の様々な層を表す。例えば、トランジスタは融解層とポリシリコン層によって半導体ウエハー上に形成される。マスクレイアウトファイルは、融解層上に描かれた1または複数のポリゴンとポリシリコン層上に描かれた1または複数のポリゴンを含む。各層に対するポリゴンは、集積回路の1つの層を示すマスクパターンファイルに変換される。各マスクパターンファイルは、特定の層用のフォトマスクを生成するのに用いられる。
【0020】
望ましいパターンは、レーザの、電磁ビームの、またはX線のリソグラフィシステムを用いて、フォトマスクブランクのレジスト層に投影される。1つの実施例においては、レーザリソグラフィシステムは、約364ナノメートル(nm)の波長を持つ光を照射するアルゴンイオンレーザを用いる。別の実施例においては、レーザリソグラフィシステムは、約150nmから約300nmの波長の光を放射するレーザを用いる。フォトマスク12は、パターンを作るためにレジスト層の感光領域を現像し、レジストによって覆われていないパターン層18の部分をエッチングし、未現像のレジストを取り除いて基板16上にパターン層18を生成することによって組み立てられる。
【0021】
フォトマスクは、リソグラフィシステムにおける重要なコンポーネントである。なぜなら、それは、集積回路(IC)のような複雑なジオメトリーをウエハー上に描くテンプレートとして役立つからである。フォトマスク12が顧客に対して提供される前に、検査システムはフォトマスク12上の任意の欠陥を特定するのに用いられる。フォトマスク12が検査システムにロードされると、フォトマスク12から情報が抽出され、フォトマスク12の描写情報として検査システム上のメモリ内に蓄積される。検査システムによって欠陥が特定されると、オペレータは特定された欠陥の画像を捕捉し、企業または製造施設の他の人が見れるように集中データベース中に蓄積するかを決定する。一つの実施例においては、集中データベースは、予め収集された欠陥画像と、対応する特定のフォトマスクに関する描写情報を有する。
【0022】
オペレータがその画像をデータベースに送信することを選択すると、検査システムはその欠陥の画像を捕捉し、フォトマスク12に関する描写情報を含むファイルを生成する。検査システムは、次に、オペレータに特定された欠陥用の欠陥コードを選択するよう促す。オペレータは、適当なコードを選択し、検査システムはその欠陥コードを捕捉された画像及びフォトマスク描写情報と関連付ける。次に、検査システムは、捕捉された画像と、関連付けられた描写ファイルとを集中データベースに対して送信する。捕捉及び送信プロセスは、検査システムのオペレータが、検査システムによって画像が捕捉された後に、その特定された欠陥用の欠陥コードを選択するだけにするために、十分に自動化されている。一旦その画像と、関連付けられた描写情報とがデータベース中に蓄積されると、そのデータベースにアクセスする他のオペレータ、技術者、エンジニアは、蓄積された画像と、関連付けられた描写情報とを見る。
【0023】
図2は、30において示され、欠陥の画像を検査システムからデータベースに送信するための通信システムのブロック図を示す。示された実施例においては、システム30は、ネットワーク38に接続された、検査システム32、コンピュータシステム34、データプレップステーション35そしてデータベース36を備える。一例においては、検査システム32はフォトマスク上の欠陥を特定する。コンピュータシステム34は、特定された欠陥の画像を捕捉し、検査システム32におけるオペレータに、特定された欠陥用の欠陥コードの選択を促す。一旦欠陥コードが選択されると、検査システム32、コンピュータシステム34そして/またはデータプレップステーション35は、その欠陥コードをフォトマスクの描写情報と関連付け、コンピュータシステム34そして/またはデータプレップステーション35は、その描写情報と捕捉された画像とをネットワーク38を介してデータベース36に送信する。全体のプロセスは完全に自動化され、従って、欠陥画像を捕捉しデータベース36中に蓄積するのに要する時間が減少する。
【0024】
特定の通信ネットワークが図1中に示されているが、「ネットワーク」という語は、総じて、電話通信信号、データそして/またはメッセージを送信し得る任意のネットワークとして定義される。ネットワーク38は、パケット、セルまたは他の情報の部分(一般的にパケットと言われる)を送信し、配信するのに役立つ通信装置の適合する集合と配置を示している。例えば、ネットワーク38は、公衆交換電話ネットワーク(PSTN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、広域ネットワーク(WAN)、インターネットのようなグローバルコンピュータネットワーク、または無線そして/または有線の通信を提供するのに適した他の任意の通信装置に関する1つのコンポーネントまたはコンポーネントの集合である。
【0025】
検査システム32は、バイナリマスク、PSMsそしてOPCマスクを含みそれに限定されない様々なタイプのフォトマスク上の、そして、シリコンウエハーそしてガリウム砒化物ウエハーを含みそれに限定されない様々なタイプの半導体ウエハー上における欠陥を検知する。一例においては、検査システム32は、KLA―Tencorにより製造され販売されたSTARlight(商標)検査システムである。データプレップステーション35は、顧客から受信したマスクレイアウトファイルをフォトマスクの組み立てに用いるマスクパターンファイルに変換するのに使用される任意のシステムである。さらに、マスクパターンファイルは、検査システム32によって用いられて、マスクパターンファイル中の特徴とフォトマスク12のパターン層18において形成された特徴とを比較することによって、フォトマスク12といったリソグラフィコンポーネントに欠陥が存在するかが判断される。データプレップステーション35はネットワーク38と通信するように示されているが、データプレップステーション35はまた検査システム32と直接接続されてもよい。
【0026】
コンピュータシステム34は、プロセッサ40、メモリ42そして表示装置44を備える。プロセッサ40はマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)またはメモリ42内に蓄積された処理指示を実行するために構成された他の任意のデジタルまたはアナログの回路構成である。メモリ42はランダムアクセスメモリ(RAM)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EEPROM)、PCMCIAカード、フラッシュメモリ、または揮発性の、またはコンピュータシステム34の電源が消された後もデータを保持する不揮発性のメモリの適合する選択そして/または配列である。ディスプレイ装置44は、液体水晶装置、カソードレイチューブ、またはユーザに認識され得るグラフィカル画像と英数字の文字を生成するのに適した他の表示装置である。コンピュータシステム34がネットワーク38を通じて検査システム32と通信するように示されているが、コンピュータシステム34は、また、検査システム32と統合し、または直接接続されるようにしてもよい。
【0027】
運用においては、処理指示はメモリ42内に蓄積される。プロセッサ40はメモリ42にアクセスし、その処理指示を検索し、その処理指示中に含まれる様々な機能を実行する。一例においては、その処理指示は、捕捉モジュールとサブミットモジュールを備える。捕捉モジュールは、検査システム32からリソグラフィコンポーネント(例えば、フォトマスクまたは半導体ウエハー)上の欠陥の画像を検索する。捕捉モジュールは、最初に、その画像を検査システム32そして/またはコンピュータシステム34内のメモリ42に蓄積する。一例においては、その画像は検査システム32そして/または表示装置34上に表示される。別の例においては、その画像は、メモリ42にアクセスすることによってデータプレップステーション35上に表示される。捕捉モジュールは、また、検査システム32からリソグラフィコンポーネントの描写情報を検索する。一例においては、その画像描写情報は、リソグラフィコンポーネントが検査システム32にロードされた時に検査システム32そして/またはコンピュータシステム34にロードされる。別の例においては、その画像描写情報は、また、検査プロセスの間、または検査プロセスの終わりに、データプレップステーション35内にロードされる。
【0028】
一旦捕捉モジュールが検査システム32からその画像とその画像描写情報とを検索すると、捕捉モジュールは、検査システム32そして/またはデータプレップステーション35におけるオペレータに、特定された欠陥用の欠陥コードの選択を促す。一例においては、オペレータは、検査プロセスの間、検査システム32に置かれる。この例においては、リソグラフィコンポーネントは、検査プロセスの間検査システム32にロードされる。別の例においては、オペレータは検査プロセスの完了後、データプレップステーション35に置かれる。この例においては、オペレータはリソグラフィコンポーネントが検査システム32から外された後に、リソグラフィコンポーネントに関する特定された欠陥に欠陥コードを割り当てる。
【0029】
一例においては、オペレータに対して表示されるプロンプトは、検査システム32上、表示装置44上、そしてデータプレップステーション35上に表示されるグラフィカルユーザインタフェース(GUI)である。一旦オペレータが欠陥コードを選択すると、サブミットモジュールはその選択された欠陥コードを画像描写情報と関連付け、その画像と描写情報とをデータベース36に対して送信する。別の例においては、画像描写情報と、関連する画像は、処理のため、また、データベース36におけるカタログ化そして検分のために画像データベースサーバ(図示せず)に送信される。データベース36は画像データベースサーバと統合してもよく、ネットワーク38を介して画像データベースサーバと結合してもよく、または画像データベースサーバと直接接続してもよい。一旦その画像及び描写ファイルがデータベース36において受信されると、そのファイルが処理され、その画像ファイルと画像描写ファイルから取得された注釈データがデータベース中に投入される。送信が成功した後、捕捉された画像および描写ファイルは、検査システム32そして/またはコンピュータシステム34から外される。
【0030】
一例においては、ログファイルが、サブミットモジュールが捕捉された画像をデータベース36に送信しようとした各時間の記録を持っている。送信が成功しなかった場合、ログファイルは、捕捉された画像と、関連する描写ファイルがデータベース36に送信されなかったことを示す。予め決められた時間間隔において、サブミットモジュールはログファイルにアクセスして、送信待ちのファイルがないかを判断する。一例においては、その予め決められた時間間隔は、約5分または約20分の間である。ログファイルが少なくとも一つの送信が中断されたというメッセージを含む場合は、サブミットモジュールは、その画像を送信しようと試み、一旦捕捉された画像及び描写ファイルの送信が成功したら、送信が成功した旨のメッセージをログファイルに設定する。一例においては、送信が成功したことを示す、ログファイル中のメッセージは、ログファイルのサイズが減少するように取り除かれる。
【0031】
一例においては、欠陥の画像を検査システムからデータベースに送信する処理指示は、コンピュータ使用可能なメディア中に符号化される。そのようなコンピュータ使用可能なメディアは、フロッピーディスク、ハードディスク、CD−ROM、DVD、リードオンリーメモリ、ランダムアクセスメモリのようなストレージメディアや、ワイヤー、光ファイバ、マイクロ波、無線波、そして他の電磁的または光キャリアを含み、それらに限定されない。
【0032】
図3は、検査システム32、表示装置44そして/またはデータプレップステーション35上に表示される、特定された欠陥に関する欠陥コードの選択用のユーザインタフェースを示す。示される例においては、ディフェクトインタフェース50は、フォトマスク12のようなリソグラフィコンポーネント上に発見された欠陥用の様々な欠陥コードを示すボタン52を備える。欠陥コードは英数字の文字の任意の組み合わせ、任意のグラフィカルシンボル、または一つの欠陥のタイプを示す他の任意の適合するコードである。例示する検査システムにおいては、コード1Aは絶縁素材(例えば、クロムまたはケイ化モリブデン)を示し、コード4Dはオペレータによって特定された誤った欠陥を示す。他の欠陥は、基板16そして/またはパターン層18上の汚染物質、悪い手入れによってゆがめられたフィーチャージオメトリ、フィーチャーエッジ上の失われた素材(例えば、クロムまたはケイ化モリブデン)、パターン層18におけるピンホール、パターン層におけるコーナー欠損と失われたフィーチャー、そして基板16上のスクラッチ、穴、バブルであるが、それらに限定されない。別の例においては、16未満または16以上の欠陥タイプが検査システム32によって特定される。
【0033】
ディフェクトインタフェース50は、検査システム32によって特定され得る欠陥タイプの番号を示す、適当な数のボタン52を備える。オペレータは、マウスを用いてクリックまたはダブルクリックして、ボタン50の一つを選択するか、他の適当な方法を用いて、特定された欠陥用の適当な欠陥コードを選択する。別の実施例においては、欠陥コードは手動でキーボード入力され、プルダウンメニューから選択され、または他の適合する技術を用いて選択される。
【0034】
図4は、欠陥の画像を検査システムからデータベースに送信する方法のフローチャートを示す。一般に、検査システムはフォトマスクや半導体ウエハーといったリソグラフィコンポーネント上の欠陥を特定する。検査システムにおけるオペレータは、捕捉およびサブミットプロセスを開始して、その欠陥の画像を捕捉する。捕捉モジュールはその画像を検査システム上にセーブし、検査されるリソグラフィコンポーネントの描写情報を含む描写ファイルを生成する。そして、捕捉モジュールは、オペレータに、特定された欠陥用の欠陥コードの入力を促す。一旦欠陥コードが選択されると、サブミットモジュールがその欠陥コードと画像描写ファイルとを関連付け、捕捉された画像と、関連づけられた描写ファイルとをデータベースに対して送信する。捕捉された画像と描写ファイルは、次に、ネットワークにアクセスした任意のシステムを通じてアクセスされるように、データベース中に蓄積される。
【0035】
ステップ60において、フォトマスク12のようなリソグラフィコンポーネントは、基板16とパターン層18の欠陥を検知するために検査システム32に置かれる。一例においては、フォトマスク12に関連する描写情報が抽出され、画像描写ファイル内に置かれる。描写情報は、ジョブ番号、層名、顧客名、デバイス名、オペレータID、ツール名、日付、時間およびサイト名を含むが、これらに限定されない。ジョブ番号は、例えば、フォトマスク12上で実行される検査プロセスを示す英数字の文字を含む、一意の識別子である。層名は、フォトマスク12が半導体ウエハー上に描画するために用いられるマイクロエレクトロニクデバイスの層(例えば融解層、ポリシリコン層、金属層)を示す。顧客名は、フォトマスクの製造を注文した特定の顧客を示す。デバイス名は、その顧客の製造プロセスにおけるフォトマスクの用途を示す、特定の顧客によって提供される一意の識別子である。オペレータIDは、検査システムを使用しているオペレータのイニシャルまたはそれぞれのオペレータを一意に示す、他の任意の適合するタイプの識別子である。ツール名は、検査システムのタイプそして/またはそのシステムに対する製造モデル名を示す英数字の文字である。サイト名は、製造ロケーションの一意の識別子である。
【0036】
ステップ62において、検査システム32は、欠陥を見つけるためにフォトマスク12をスキャンする。検査システム32がなんら欠陥を検知しない場合は、フォトマスク12は顧客に提供され、ステップ64において、半導体製造プロセスにおいて用いられる。欠陥が特定されると、ステップ66において、その欠陥の画像が検査システム32、表示装置44そして/またはデータプレップステーション35上に表示される。ステップ68において、オペレータは、捕捉モジュールを呼び出すことによって、画像をセーブし、その画像をデータベース36に送信することを選択する。一例においては、オペレータは、アイコンまたは検査システム32またはコンピュータシステム34上の他のグラフィカル表示をクリックする。他の例においては、オペレータは、手動でキーボード上でコマンドを入力するか、プルダウンメニューから処理を選択する。その画像は、そのオペレータが画像をセーブし、フォトマスク12上の別の欠陥を検知しようとするか、検査システム32システム32からフォトマスク12を外すまで、検査システム32、表示装置44そして/またはデータプレップステーション35に表示される。
【0037】
オペレータがその画像を送信することを選択する場合、ステップ70において、捕捉モジュールは、その画像表示を画像ファイルにセーブし、フォトマスクが検査システム32にロードされた時に提供される描写情報を抽出し、その描写情報を画像描写ファイルにセーブする。一例においては、その描写ファイルは、ASCIIテキストファイルであり、各フィールド(例えば、ジョブ番号、層名など)はコンマによって分けられる。ステップ72において、捕捉モジュールは、オペレータに、検査システム32、表示装置44そして/またはデータプレップステーション35上にグラフィカルユーザインタフェース(GUI)を表示することによって、欠陥コードの選択を促す。一例においては、そのGUIは、特定の欠陥タイプ用の異なる欠陥コードを示すボタンを備える。ステップ74において、オペレータは、特定された欠陥に関連する欠陥コード用のボタンをクリック、ダブルクリック、または選択することによって、欠陥コードを選択する。
【0038】
一旦そのオペレータが適当な欠陥コードを選択すると、ステップ76において、サブミットモジュールは、その画像ファイルと画像描写ファイルとをデータベース36に送信しようと試みる。欠陥コードの選択の後、オペレータは、フォトマスク12上の別の欠陥を見つけようとし、または、フォトマスク12を検査システム32から外す。ファイルの送信が成功すると、ステップ78において、データベース36は、捕捉された画像と、関連付けられた描写ファイルとを適当なデータベースロケーションに蓄積する。一例においては、オペレータは、さらに、画像ファイルと、関連する描写ファイルとを特定の製造施設に位置するデータベース上にセーブする選択を行う。その情報がデータベース36に蓄積されると、オペレータは、その送信が成功したことを通知される。欠陥画像とその関連情報は、ネットワーク38に接続する任意のシステムによってアクセスされる。そして、ステップ80において、サブミットモジュールは、画像と、関連する描写情報のデータベース36への蓄積が成功した旨のメッセージでログファイルを更新する。一例においては、サブミットモジュールは、また、蓄積された画像ファイルと画像描写ファイルを、検査システム32そして/またはコンピュータシステム34から取り除く。
【0039】
例えば、検査システム32そして/またはコンピュータシステム34が電力を失ったり、ネットワーク38の故障などによって、その送信が成功しなかった場合は、ステップ82において、サブミットモジュールは、その送信の試みが成功しなかった旨のメッセージでログファイルを更新する。一例においては、サブミットモジュールは、また、ログファイルのサイズを監視し、そのログファイルのサイズを減少させるために、送信が成功した旨の任意のメッセージを取り除く。ステップ84において、サブミットモジュールは、カウンタを起動する。そのカウンタは、ログファイル中のデータのデータベース36への送信を試みてからの時間を示す。一例においては、そのカウンタは、約5分から約20分の継続時間を有する。ステップ84において、サブミットモジュールは、カウンタが満了したかを判断するために、カウンタを監視する。そのカウンタが満了した場合、サブミットモジュールは、ログファイル中のメッセージを用いて、画像ファイルと画像描写ファイルとを捜し出し、ステップ78において、そのファイルをデータベース36に送信する。サブミットモジュールは、そのファイルのデータベース36中への蓄積が成功している間、その画像ファイルと、関連する描写ファイルとを送信し続ける。
【0040】
本発明を特定の好適な実施例に関して記述したが、様々な変形、改変が当業者に示され、本発明は、添付されたクレームの範囲内において、そのような変形や改変を包含することが意図される。
同様の参照番号が同様の特徴を示す添付図面に関する下記の説明を参照することによって、本実施例とその利点はより完全に理解される。
【0041】
同様の参照番号が同様の特徴を示す添付図面に関する下記の説明を参照することによって、本実施例とその利点はより完全に理解される。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の教えるところによって検査されるフォトマスクの断面図である。
【図2】本発明の教えるところによって欠陥画像を検査システムからデータベースへ送信するコンピュータシステムのブロック図を示す。
【図3】本発明の教えるところによって欠陥コードを選択するための検査システムのユーザインタフェースの一例を示す。
【図4】本発明の教えるところによってフォトマスク上の欠陥の画像を検査システムからデータベースに送信する方法のフローチャートを示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
欠陥画像を検査システムからデータベースに送信する方法であって、
検査システムにロードされたリソグラフィコンポーネント上の欠陥を特定し、
特定された欠陥の画像を捕捉し、
オペレータに特定された欠陥用の欠陥コードの選択を促し、
捕捉された画像をオペレータの欠陥コードの選択に応じて自動的にデータベースに送信する
ことを特徴とする欠陥画像送信方法。
【請求項2】
請求項1に記載の欠陥画像送信方法において、さらに、
リソグラフィコンポーネントに関する描写情報を抽出する
ことを特徴とする欠陥画像送信方法。
【請求項3】
請求項2に記載の欠陥画像送信方法において、さらに、
描写情報を捕捉された画像と関連付け、
描写情報と捕捉された画像とをデータベースに対して自動的に送信する
ことを特徴とする欠陥画像送信方法。
【請求項4】
請求項2に記載の欠陥画像送信方法において、さらに、
描写情報は、1または複数の顧客名、ジョブ番号、層名、デバイス名、サイト名、ツールシリアル番号、オペレータ識別子、欠陥コードから構成される
ことを特徴とする欠陥画像送信方法。
【請求項5】
請求項1に記載の欠陥画像送信方法において、さらに、
捕捉された画像がデータベース中に蓄積された場合にオペレータに通知する
ことを特徴とする欠陥画像送信方法。
【請求項6】
請求項1に記載の欠陥画像送信方法において、さらに、
捕捉された画像に関連するログファイルを生成し、
捕捉された画像の検査システムからデータベースへの送信が試みられたことを示すメッセージをログファイル中に記述する
ことを特徴とする欠陥画像送信方法。
【請求項7】
請求項6に記載の欠陥画像送信方法において、さらに、
そのメッセージは、捕捉された画像がデータベース中に蓄積された場合に、送信が成功したことを示す
ことを特徴とする欠陥画像送信方法。
【請求項8】
請求項6に記載の欠陥画像送信方法において、さらに、
そのメッセージは、送信中にエラーが発生した場合に、送信が不成功であることを示す
ことを特徴とする欠陥画像送信方法。
【請求項9】
請求項1に記載の欠陥画像送信方法において、
リソグラフィコンポーネントは、フォトマスクから構成される
ことを特徴とする欠陥画像送信方法。
【請求項10】
請求項1に記載の欠陥画像送信方法において、
リソグラフィコンポーネントは、ウエハーから構成される
ことを特徴とする欠陥画像送信方法。
【請求項11】
請求項1に記載の欠陥画像送信方法において、さらに、
欠陥コードは、1または複数の英数字の文字を含む
ことを特徴とする欠陥画像送信方法。
【請求項12】
欠陥画像を検査システムからデータベースに送信する方法であって、
フォトマスクを検査システムにロードし、
そのフォトマスクに関する描写情報を抽出し、
フォトマスク上の欠陥を特定し、
特定された欠陥の画像を表示装置から捕捉し、
描写情報を捕捉された画像と関連付け、
検査システムのオペレータに、特定された欠陥用の欠陥コードの選択を促し、
捕捉された画像と描写情報とをオペレータの欠陥コードの選択に応じて自動的にデータベースに送信する
ことを特徴とする欠陥画像送信方法。
【請求項13】
請求項12に記載の欠陥画像送信方法において、
描写情報は、1または複数の顧客名、ジョブ番号、層名、デバイス名、サイト名、ツールシリアル番号、オペレータ識別子、欠陥コードから構成される
ことを特徴とする欠陥画像送信方法。
【請求項14】
請求項12に記載の欠陥画像送信方法において、さらに、
捕捉された画像に関連するログファイルを生成し、
捕捉された画像がデータベース中に蓄積されたことを示すメッセージをログファイル中に記述する
ことを特徴とする欠陥画像送信方法。
【請求項15】
請求項12に記載の欠陥画像送信方法において、さらに、
捕捉された画像に関連するログファイルを生成し、
送信中にエラーが発生したことを示すメッセージをログファイル中に記述し、
捕捉された画像と描写情報がデータベース中に蓄積されるまで、エラーの検知に応じて、捕捉された画像と描写情報とを検査システムに付随するメモリ内に蓄積する
ことを特徴とする欠陥画像送信方法。
【請求項16】
欠陥画像を検査システムからデータベースに送信するコンピュータシステムであって、
プロセッシングリソースと、
コンピュータ読み取り可能なメモリと、
そのコンピュータ読み取り可能なメモリ内に符号化された処理指示を備え、
その処理指示は、プロセッシングリソースによって実行される時に、
検査システムにロードされたリソグラフィコンポーネント上の欠陥を特定し、
特定された欠陥の画像を捕捉し、
オペレータに、特定された欠陥用の欠陥コードの選択を促し、
捕捉された画像をオペレータの欠陥コードの選択に応じて自動的にデータベースに送信する
というオペレーションを実行し得る
ことを特徴とする欠陥画像送信システム。
【請求項17】
請求項16に記載のシステムにおいて、さらに、
フォトマスクに関する描写情報を抽出することを含む指示を実行し得る処理指示を備える
ことを特徴とする欠陥画像送信システム。
【請求項18】
請求項17に記載のシステムにおいて、さらに、
描写情報を捕捉された画像に関連付け、
描写情報と捕捉された画像とをデータベースに自動的に送信する
ことを含む指示を実行し得る処理指示を備える
ことを特徴とする欠陥画像送信システム。
【請求項19】
請求項16に記載のシステムにおいて、さらに、
オペレータに、捕捉された画像がデータベース中に蓄積されたことを通知する
ことを含む指示を実行し得る処理指示を備える
ことを特徴とする欠陥画像送信システム。
【請求項20】
請求項16に記載のシステムにおいて、さらに、
捕捉された画像に関連するログファイルを生成し、
捕捉された画像がデータベース中に蓄積されたことを示すメッセージをログファイル中に記述することを含む指示を実行し得る処理指示を備える
ことを特徴とする欠陥画像送信システム。
【請求項21】
請求項16に記載のシステムにおいて、さらに、
捕捉された画像に関連するログファイルを生成し、
送信中にエラーが発生したことを示すメッセージをログファイル中に記述し、
捕捉された画像と描写情報がデータベース中に蓄積されるまで、エラーの検知に応じて、捕捉された画像と描写情報とを検査システムに付随するメモリ内に蓄積する
ことを含む指示を実行し得る処理指示を備える
ことを特徴とする欠陥画像送信システム。
【請求項22】
欠陥画像を検査システムからデータベースに送信するソフトウェアであって、
そのソフトウェアは、コンピュータ読み取り可能な媒体内で具体化され、実行された時に、
検査システムにロードされたリソグラフィコンポーネント上の欠陥を特定し、
特定された欠陥の画像を捕捉し、
オペレータに特定された欠陥用の欠陥コードの選択を促し、
捕捉された画像をオペレータの欠陥コードの選択に応じて自動的にデータベースに送信する
ことを特徴とする欠陥画像送信ソフトウェア。
【請求項23】
請求項22に記載のソフトウェアにおいて、さらに、
フォトマスクに関する描写情報を抽出し得る
ことを特徴とする欠陥画像送信ソフトウェア。
【請求項24】
請求項23に記載のソフトウェアにおいて、
描写情報を捕捉された画像と関連付け、
描写情報と捕捉された画像とをデータベース中に自動的に蓄積し得る
ことを特徴とする欠陥画像送信ソフトウェア。
【請求項25】
請求項22に記載のソフトウェアにおいて、
捕捉された画像がデータベース中に蓄積されたことをオペレータに通知し得る
ことを特徴とする欠陥画像送信ソフトウェア。
【請求項26】
請求項22に記載のソフトウェアにおいて、
捕捉された画像に関連するログファイルを生成し、
捕捉された画像がデータベースに蓄積されたことを示すメッセージをログファイル中に記述し得る
ことを特徴とする欠陥画像送信ソフトウェア。
【請求項27】
請求項22に記載のソフトウェアにおいて、
捕捉された画像に関連するログファイルを生成し、
送信中にエラーが発生したことを示すメッセージをログファイル中に記述し、
捕捉された画像と描写情報がデータベース中に蓄積されるまで、エラーの検知に応じて、捕捉された画像と描写情報とを検査システムに付随するメモリ内に蓄積し得る
ことを特徴とする欠陥画像送信ソフトウェア。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2006−507539(P2006−507539A)
【公表日】平成18年3月2日(2006.3.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−555653(P2004−555653)
【出願日】平成15年11月20日(2003.11.20)
【国際出願番号】PCT/US2003/037496
【国際公開番号】WO2004/049213
【国際公開日】平成16年6月10日(2004.6.10)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
フロッピー
【出願人】(504214350)トッパン、フォウタマスクス、インク (16)
【Fターム(参考)】